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JPH09198298A - メモリ制御装置 - Google Patents

メモリ制御装置

Info

Publication number
JPH09198298A
JPH09198298A JP8006751A JP675196A JPH09198298A JP H09198298 A JPH09198298 A JP H09198298A JP 8006751 A JP8006751 A JP 8006751A JP 675196 A JP675196 A JP 675196A JP H09198298 A JPH09198298 A JP H09198298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control device
signal
access
memory
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8006751A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyuki Tamaya
光之 玉谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP8006751A priority Critical patent/JPH09198298A/ja
Publication of JPH09198298A publication Critical patent/JPH09198298A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的小規模のラッチ容量で、メモリアクセ
ス競合時でもメモリの読み出し、書き込みともに迅速な
メモリアクセスが可能なメモリ制御装置を提供する。 【解決手段】 第1の制御装置1がメモリ装置10をア
クセス中に第2の制御装置2がアクセスするとき、アク
セス検知回路3を通じて、ウエイト発生回路4から第2
の制御装置2に対してウエイトを発生する。同時に第2
の制御装置2のRASアドレスをラッチ制御回路5の指
示に従い、ラッチ回路8がラッチする。また、第2の制
御装置2のRAS2信号とCAS2信号をRAS,CA
S検知装置6が検知して、メモリ装置10のリフレッシ
ュかリードもしくはライトかを判断する。第1の制御装
置1のメモリアクセス終了後、セレクタ9を切り換え、
RAS,CAS切換調整回路7にて、第2の制御装置2
のアクセスの種別に応じて各制御信号のタイミングを調
整してメモリ装置10に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUと周辺装置
とが共通のメモリをアクセスする際に発生するメモリア
クセスの競合を制御するメモリ制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、共通のメモリを2つの制御装置が
アクセスするときのメモリアクセスの競合を制御する方
式として、例えば、特開平1−248261号公報に記
載されているように、ある制御装置がメモリアクセス中
に他方の制御装置がアクセスしてきた場合、アクセス情
報をFIFOに入れ、調停回路がアクセス権を獲得後、
FIFOからのデータを書き込むようにしたものがあ
る。
【0003】図4は、従来のメモリ制御装置の一例を示
すブロック図である。図中、1は第1の制御装置、2は
第2の制御装置、9はセレクタ、10はメモリ装置、1
1は調停回路、12,13はFIFO装置である。第1
の制御装置1および第2の制御装置2は、ともにメモリ
装置10をアクセスする。第1の制御装置1では、アド
レスバス、データバスがセレクタ9に、また、メモリ制
御信号が調停回路11に接続されている。また、第2の
制御装置2では、アドレスバスはFIFO装置12を介
して、またデータバスはFIFO装置13を介してセレ
クタ9に接続され、メモリ制御信号は調停回路11に接
続されている。調停回路11から出力されるメモリ制御
信号がセレクタ9を介してメモリ装置10に供給され
る。セレクタ9は、第1の制御装置1のアドレスバスお
よびデータバスと、第2の制御装置2のアドレスバスお
よびデータバスを選択的に切り換え、メモリ装置10に
供給している。
【0004】このようなメモリ制御装置において、第1
の制御装置1がメモリ装置10にアクセスを行なってい
る間に、第2の制御装置2がメモリ装置10にアクセス
しようとした場合、調停回路11がこれを検出して第2
の制御装置2のアドレスバス上のアドレスをFIFO装
置12に、また書き込みの場合にはデータバス上のデー
タをFIFO装置13にそれぞれ格納する。そして、第
1の制御装置1によるアクセス終了後、FIFO装置1
2,13に格納されていたアドレスおよびデータをメモ
リ装置10に送出してメモリアクセスを行なう。
【0005】このように、FIFO装置12,13を用
いることによって、第1の制御装置1と第2の制御装置
2の競合を制御することができる。しかしながら、この
構成では、データとアドレスをFIFOに格納するた
め、大規模な容量のFIFOが必要であるという欠点が
あった。
【0006】また、RASアドレスとCASアドレスに
よってメモリをアクセスするメモリ制御装置において、
競合時にはRASアドレス出力後にウエイトをかけるも
のがある。このようなメモリ制御装置においては、ウエ
イトによって出力済みのRASアドレスが失われるた
め、ウエイトのかかったアクセスサイクルを終了後、再
度同じアクセスサイクルを繰り返す必要があった。その
ため、複雑な制御が必要となり、また時間的なロスも大
きいという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、比較的小規模のラッチ容量
で、メモリアクセス競合時でもメモリの読み出し、書き
込みともに迅速なメモリアクセスを行なうことのできる
メモリ制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1の制御装置と、第2の制御装置と、前記第1の
制御装置と前記第2の制御装置により共有される共有メ
モリ装置と、前記第1および第2の制御装置からの前記
共有メモリ装置へのアクセス信号に応じて前記共有メモ
リ装置のアクセス使用権を制御する調停手段を備えたメ
モリ制御装置において、前記調停手段は、前記第1の制
御装置が前記共有メモリ装置をアクセス中に前記第2の
制御装置からメモリアクセス信号が入力されると前記第
2の制御装置から送られるアドレスをラッチするラッチ
手段と、前記第1の制御装置が前記共有メモリ装置をア
クセス中に前記第2の制御装置からアクセス信号が入力
されると前記第1の制御装置がアクセス中は前記第2の
制御装置に対してウエイトをかけるとともに前記第1の
制御装置のアクセス終了後に前記ラッチ手段から前記共
有メモリ装置にアドレスを出力し前記第2の制御装置の
ウエイトを解除する制御手段を有することを特徴とする
ものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のメモリ制御装置において、前記共有メモリ装置はDR
AMで構成されており、前記第2の制御装置は、前記第
1の制御装置に対して優先度の高い前記共有メモリ装置
のアクセス使用権を有し、前記調停装置は、前記第2の
制御装置が前記共有メモリ装置をアクセスしていないと
きに前記第1の制御装置のアクセス使用を許可するとと
もに、前記第1の制御装置が前記共有メモリ装置をアク
セスしているときに前記第2の制御装置がアクセスする
と前記第1の制御装置のアクセスを終了させるととも
に、前記第2の制御装置による前記共有メモリ装置のリ
ードもしくはライトまたはリフレッシュを行なうことを
特徴とするものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のメモリ制御装置において、前記共有メモリ装
置は、アドレスとしてRASアドレスおよびCASアド
レスを用いてアクセスされるものであり、前記ラッチ手
段は前記RASアドレスをラッチすることを特徴とする
ものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のメモリ制御装置において、前記調停装置は、前記第1
の制御装置が前記共有メモリ装置をアクセス中に前記第
2の制御装置からメモリアクセス信号が入力すると前記
第2の制御装置から送られるRAS信号およびCAS信
号の状態を検知する検知手段と、前記第1の制御装置の
アクセス終了後にリフレッシュ時またはリードもしくは
ライト時に適応したRAS信号およびCAS信号の切り
換えを調整する信号切り換え調整手段を有することを特
徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のメモリ制御装置
の実施の一形態を示すブロック図である。図中、1は第
1の制御装置、2は第2の制御装置、3はアクセス検知
回路、4はウエイト発生回路、5はラッチ制御回路、6
はRAS,CAS検知回路、7はRAS,CAS切換調
整回路、8はラッチ回路、9はセレクタ、10はメモリ
装置である。この例では、第1の制御装置1と第2の制
御装置2とがメモリ装置10にアクセスするものとし、
第1の制御装置1よりも第2の制御装置2の方が、メモ
リ装置10に対するアクセスの優先順位が高いとする。
【0013】メモリ装置10は、例えばDRAM等によ
って構成されており、RASアドレスおよびCASアド
レスを用いてアクセスが行なわれる。メモリ装置10に
は、メモリアドレス信号とともに、RASアドレスおよ
びCASアドレスをラッチするために用いられるRAS
信号およびCAS信号、書き込みを指示するWE信号
(ライトイネーブル信号)、読み出しを指示するOE信
号(アウトプットイネーブル信号)が入力される。書き
込み時には、WE信号とともに入力されるRASアドレ
ス、CASアドレスに従って、データバス上のデータを
書き込む。また、読み出し時には、OE信号とともに入
力されるRASアドレス、CASアドレスに従って、デ
ータバス上にデータを送出する。なお、メモリのアクセ
ス時には、ここではRASアドレスに続けてCASアド
レスを与えるものとし、RAS信号をイネーブルにした
後にCAS信号をイネーブルにする(RASビフォアC
AS)。逆にCAS信号をイネーブルにした後にRAS
信号をイネーブルにする(CASビフォアRAS)の場
合には、DRAMのリフレッシュを行なうものとする。
【0014】第1の制御装置1は、メモリアドレス1信
号、RAS1信号、CAS1信号、WE1信号、OE1
信号を出力し、メモリ装置10へのアクセスを行なう。
これらの信号はセレクタ9に入力される。データの書き
込み時には、データバス上にデータを送出し、読み出し
時にはデータバス上のデータを取り込む。第1の制御装
置1は、アクセス検知回路3からのアクセス許可信号を
受け取り、アクセスが許可されている場合にメモリ装置
10へのアクセスを行なう。メモリ装置10へアクセス
を行なう際には、チップセレクト信号であるCS1信号
をアクセス検知回路3およびウエイト発生回路4へ出力
して、メモリ装置10へのアクセスを宣言する。
【0015】第2の制御装置2は、メモリアドレス2信
号、RAS2信号、CAS2信号、WE2信号、OE2
信号を出力し、メモリ装置10へのアクセスを行なう。
メモリアドレス2信号はラッチ回路8とアクセス検知回
路3に、RAS2信号、CAS2信号、WE2信号、O
E2信号はRAS,CAS検知回路6に入力される。デ
ータの書き込み時には、データバス上にデータを送出
し、読み出し時にはデータバス上のデータを取り込む。
第2の制御装置2は、ウエイト発生回路からのウエイト
信号を受け取る。第2の制御装置2は任意のタイミング
においてメモリ装置10をアクセスするが、このウエイ
ト信号が入力されると、メモリ装置10へのアクセスを
待つ。
【0016】アクセス検知回路3は、第2の制御装置2
のメモリアドレス2信号を監視し、第2の制御装置2が
メモリ装置10をアクセスするのを検知する。第2の制
御装置2がメモリ装置10をアクセスしていないとき、
第1の制御装置1に対してアクセス許可信号を送出す
る。また、第1の制御装置1からのCS1信号を受け取
って、第1の制御装置1がメモリ装置10をアクセスし
ていることを検知する。第1の制御装置1がCS1信号
を送出してメモリ装置10をアクセスしている間に、第
2の制御装置2がメモリ装置10をアクセスしようとし
てメモリアドレス2信号を送出すると、アクセス検知回
路3はこれを検知し、ウエイト発生回路4に対してその
旨を通知する。
【0017】ウエイト発生回路4は、第1の制御装置1
からのCS1信号を受け取って、第1の制御装置1にお
けるメモリ装置10のアクセスの状態を把握するととも
に、アクセス検知回路3で第1の制御装置1のメモリ装
置10へのアクセス中に第2の制御装置2がメモリ装置
10へアクセスしたとき、第2の制御装置2へウエイト
信号を送出するとともに、ラッチ制御回路5に対して、
メモリアドレス2信号のラッチを指示する。さらに、ウ
エイト発生回路4は、第2の制御装置2をウエイトさせ
た後、そのウエイトを解除するタイミングを制御する。
【0018】ラッチ制御回路5は、ウエイト発生回路4
からの指示に従い、ラッチ回路8に対してラッチ信号を
送出する。ラッチ回路8は、ラッチ制御回路5の指示に
従い、メモリアドレス2信号をラッチする。
【0019】RAS,CAS検知回路6は、第2の制御
装置2が上述のRASビフォアCASか、CASビフォ
アRASのどちらの制御を行なったかを検知する。そし
て、検知した結果を切換信号として、RAS2信号、C
AS2信号、WE2信号、OE2信号等とともにRA
S,CAS切換調整回路7に送出する。
【0020】RAS,CAS切換調整回路7は、主にウ
エイト後のRAS2信号、CAS2信号のタイミングを
調整する。調整後のRAS2信号、CAS2信号、WE
2信号、OE2信号を、RAS2a信号、CAS2a信
号、WE2a信号、OE2a信号としてセレクタ9に送
出する。
【0021】セレクタ9は、第1の制御装置1から出力
されるメモリアドレス1信号、RAS1信号、CAS1
信号、WE1信号、OE1信号と、ラッチ回路から出力
されるメモリアドレス2信号およびRAS,CAS切換
調整回路7から出力されるRAS2a信号、CAS2a
信号、WE2a信号、OE2a信号のどちらかを選択的
に切り換え、メモリアドレス信号、RAS信号、CAS
信号、WE信号、OE信号としてメモリ装置10に送出
する。
【0022】次に、本発明のメモリ制御装置の実施の一
形態における動作の一例について説明する。まず、第2
の制御装置2がメモリ装置10をアクセスしていないと
きには、アクセス検知回路3は第1の制御装置1にアク
セス許可信号を発信する。その許可信号を受けて、第1
の制御装置1はCS1信号をアクセス検知回路3および
ウエイト発生回路4に送出するとともに、メモリ装置1
0をアクセスする。
【0023】また、第2の制御装置2は、メモリ装置1
0へのアクセスが必要になった時点でメモリ装置10の
アクセスを行なう。第1の制御装置1がメモリ装置10
にアクセスしていなければ、そのまま第2の制御装置2
がメモリ装置10をアクセスする。
【0024】第2のメモリ装置2がメモリ装置10にア
クセスしている間は、アクセス検知回路3がこれを検知
し、第1の制御装置1にアクセス許可信号を送出しな
い。そのため、第2のメモリ装置2がメモリ装置10を
アクセスしている間に第1の制御装置1がメモリ装置1
0をアクセスすることはない。
【0025】次に、第1の制御装置1がメモリ装置10
をアクセス中に、第2の制御装置2がメモリ装置10を
アクセスしてきたときについて説明する。図2は、本発
明のメモリ制御装置の実施の一形態において第1の制御
装置のアクセス中に第2の制御装置がアクセスしたとき
の動作の一例を示すタイミングチャートである。ここで
は、第1の制御装置1と第2の制御装置2とが、図2
(A)に示す同じクロックを用いて動作しているものと
する。また、図2に示した例では、メモリ装置10のア
クセスは3クロックを要し、1クロック目でRASアド
レスを、2クロック目でCASアドレスを3クロック目
でデータの書き込みまたは読み出しを行なうものとす
る。なお、各制御信号は、Lレベルでアクティブである
ものとする。
【0026】第1の制御装置1は、アクセス検知回路3
からのアクセス許可信号によりメモリ装置10をアクセ
ス可能であることをチェックし、図2(B)に示すCS
1信号をアクティブにして、アクセス検知回路3および
ウエイト発生回路4にメモリ装置10の使用を知らせ
る。その後、図2(E)に示すようにRAS1アドレス
をメモリアドレス1信号として送出して図2(C)に示
すRAS1信号をアクティブにし、その後、CAS1ア
ドレスをメモリアドレス1信号として送出して図2
(D)に示すCAS1信号をアクティブにする。これに
よりRASアドレスとCASアドレスが確定し、読み出
しの場合には図2(F)に示すようにデータ1がメモリ
装置10から出力される。書き込みの場合には、図2
(F)に示すようにデータ1をメモリ装置10へ送る。
読み出し、書き込みの切換は、WE1信号、OE1信号
によって行なわれるが、図2では省略している。
【0027】この第1の制御装置1によるメモリ装置1
0のアクセスの期間中は、第1の制御装置1からの信号
をセレクタ9が選択するように、図2(M)に示すよう
にアクセス切り換え信号がセレクタ9に入力される。こ
れにより、図2(S),(T),(U)に示すように、
RAS1信号、CAS1信号、メモリアドレス1信号が
選択されて、メモリ装置10に供給される。例えば、ア
クセスが読み出しの場合、図2(V)に示すように、メ
モリ装置10からデータ1が出力される。
【0028】第1の制御装置1がメモリアクセス中に、
第2の制御装置2がメモリ装置10をアクセスする。こ
こでは第1の制御装置1のアクセスの2クロック目で第
2の制御装置2がアクセスを開始する。第2の制御装置
2は、図2(I)に示すようにメモリアドレス2信号と
してRAS2アドレスを送出するとともに、図2(G)
に示すようにRAS2信号をアクティブにする。アクセ
ス検知回路3では、RASアドレスの送出を検知して、
第2の制御装置2がメモリ装置10のアクセスを開始し
たことを知る。この場合、第1の制御装置1からCS1
信号が送出されているので、第1の制御装置1のアクセ
ス中に第2の制御装置2のアクセスが行なわれたことが
わかる。するとアクセス検知回路3は、ウエイト発生回
路4およびRAS,CAS検知回路6にアクセスが競合
した旨を通知する。ウエイト発生回路4は、第2の制御
装置2に対して図2(K)に示すウエイト信号を発生す
るとともに、ラッチ制御回路5に対してラッチを指示す
る。ラッチ制御回路5は、ラッチ回路8に対してラッチ
信号を送出し、メモリアドレス2信号として出力されて
いるRAS2信号をラッチ回路8でラッチする。これに
より、図2(L)に示すように、RAS2アドレスがラ
ッチ回路8にラッチされる。
【0029】第2の制御装置2は、ウエイト発生回路4
からウエイト信号を受けると、CAS2アドレスをメモ
リアドレス2信号として出力し、CAS2信号をアクテ
ィブにした後に、この状態で停止する。そのため、RA
S2信号、CAS2信号は、図2(G),(H)に示す
ようにアクティブの状態で保持され、また、メモリアド
レス2信号は図2(J)に示すようにCAS2アドレス
のまま保持される。このとき、先に出力されたRAS1
アドレスは、ラッチ回路8に保持されている。
【0030】また、第1の制御装置1のアクセス中に第
2の制御装置2がアクセスしたことは、RAS,CAS
検知回路6にも伝えられており、RAS,CAS検知回
路6はこれをRAS,CAS切換調整回路7に送るとと
もに、RAS2信号の後にCAS2信号がアクティブに
なったことを検知してこれもRAS,CAS切換調整回
路7に送る。RAS,CAS切換調整回路7は、RAS
2a信号、CAS2a信号を図2(N),(O)に示す
信号でインアクティブに保持する。この図2(N),
(O)に示すRAS2切換信号、CAS2切換信号は、
Lレベルの期間ではRAS2信号およびCAS2信号は
インアクティブにマスクされる。この切換信号がHレベ
ルの期間は、第2の制御装置2が発信しているRAS2
信号およびCAS2信号をスルーにする。これによって
発生した信号がRAS2a信号およびCAS2a信号で
ある。
【0031】第1の制御装置1によるメモリ装置10の
アクセスが終了後、セレクタ9は図2(M)に示すよう
にメモリアクセス権を第1の制御装置1から第2の制御
装置2に切り換える。第2の制御装置2によってメモリ
装置10をアクセスするためには、RAS2信号、CA
S1信号などを、所定のタイミングで制御する必要があ
るが、第2の制御装置2では既にRAS2信号、CAS
2信号はアクティブになっている。そのため、RAS,
CAS切換調整回路7がこれらの制御信号を調整してメ
モリ装置10に送出する。すなわち、図2(N)に示す
ように、RAS2切換信号を、RAS2信号をアクティ
ブにするタイミングでマスクを解除してスルーに切り換
える。これにより、図2(Q)に示すRAS2a信号が
生成され、図2(S)に示すようにメモリ装置10にR
AS2信号が供給される。また、図2(O)に示すよう
に、CAS2切換信号を、CAS2信号をアクティブに
するタイミングでマスクを解除してスルーに切り換え
る。これにより、図2(R)に示すCAS2a信号が生
成され、図2(T)に示すようにメモリ装置10にCA
S2信号が供給される。
【0032】さらに、メモリアドレス信号としてはセレ
クタ9が第2の制御装置2側に切り替わった時点で、図
2(L)に示すようにラッチ回路8にラッチされている
RAS2アドレスが送出されている。ラッチ制御回路4
は、図2(P)に示すように、ラッチ回路8に対してC
AS2アドレスが送出されるタイミングでラッチ出力か
らスルーへと切り換える。この図2(P)に示すラッチ
アドレス切換信号は、Lレベルでメモリアドレス2信号
をラッチ回路8にラッチさせてラッチしたデータを出力
させ、Hレベルでメモリアドレス2信号をスルーにす
る。これによって、図2(U)に示すように、第2の制
御装置2から出力されているCAS2アドレスがメモリ
アドレス信号としてメモリ装置10に送出される。これ
により、例えば読み出しであれば図2(V)に示すよう
に、データ2が読み出される。
【0033】第2の制御装置2は、ウエイト発生回路4
からのウエイト信号によって、第2の制御装置2がアク
セスを開始してから第1の制御装置1のアクセスが終了
するまでの時間だけ、停止している。そのため、ウエイ
ト解除後は、第1の制御装置1によるアクセスが終了し
た後にアクセスを開始した場合と同様のタイミングで動
作を再開し、メモリ装置10のアクセスを終了する。
【0034】このようにして、第1の制御装置1がメモ
リ装置10にアクセス中に第2の制御装置2がアクセス
しようとした場合、RAS2アドレスをラッチ回路8で
ラッチしておき、RAS2信号、CAS2信号、メモリ
アドレス2信号のタイミングを調整するだけで、競合し
たアクセスを順に行なうことができる。このとき、メモ
リ装置10の側からみると第1の制御装置1のアクセス
が終了後、すぐに第2の制御装置2がアクセスする状態
になる。そのため、システム動作上、ほとんどリアルタ
イムに第2の制御装置のアクセスが可能である。このよ
うに第2の制御装置2を停止させる時間は最小限に抑え
られ、高速なアクセスを実現することができる。また、
第2の制御装置2は、単にウエイトするだけであって、
RAS2アドレスの送出からやり直す必要はないので、
このような競合時の制御を第2の制御装置2で行なう必
要はない。
【0035】図2では、第2の制御装置2がメモリ装置
10に対して書き込みあるいは読み出しを行なう場合に
ついて説明した。今度は、第2の制御装置2がメモリ装
置10のリフレッシュを行なう場合について説明する。
この場合のメモリ装置10はDRAMである。リフレッ
シュを行なうには、上述のように、CAS信号をアクテ
ィブにした後、RAS信号をアクティブにすればよい
(CASビフォアRAS)。リフレッシュにおいては、
メモリアドレス信号は必要ない。
【0036】第1の制御装置1、第2の制御装置2が単
独でメモリ装置10をアクセスする場合には、何も支障
なくアクセスを行なうことができる。また、第2の制御
装置2によるリフレッシュ中に第1の制御装置1でアク
セス要求が発生しても、アクセス許可信号が送出されて
いないのでアクセスは開始せずに待たされる。第1の制
御装置1においてメモリ装置10をアクセスしている間
に、第2の制御装置2がリフレッシュ動作を開始した場
合、第2の制御装置2をウエイトさせるとともに、第1
の制御装置1のアクセス終了後のRAS信号、CAS信
号の調整が必要となる。
【0037】図3は、本発明のメモリ制御装置の実施の
一形態において第1の制御装置のアクセス中に第2の制
御装置がリフレッシュを行なうときの動作の一例を示す
タイミングチャートである。第1の制御装置1のタイミ
ングについては、図2に示した例と同じである。2クロ
ック目において、第2の制御装置2がリフレッシュを開
始したものとする。
【0038】第2の制御装置2は、リフレッシュを行な
うべく、図3(H)に示すようにCAS2信号をアクテ
ィブにし、続いて図3(G)に示すようにRAS2信号
をアクティブにする。RAS,CAS検知回路6では、
CAS2信号の後にRAS2信号がアクティブになった
ことを検知し、RAS,CAS切換調整回路7に伝え
る。また、RAS,CAS検知回路6はアクセス検知回
路3から第1の制御装置1がメモリ装置10をアクセス
中であることを知り、これもRAS,CAS切換調整回
路7に伝える。
【0039】RAS,CAS切換調整回路7は、RA
S,CAS検知回路6から第2の制御装置2によるアク
セスがリフレッシュであることを認識し、第1の制御装
置1によるアクセス終了後のRAS2信号およびCAS
2信号のタイミング調整を行なう。まず第1の制御装置
1のアクセス中は、図3(K),(L)に示すRAS2
切換信号、CAS2切換信号によって、アクティブにな
っているRAS2信号、CAS2信号はマスクされ、R
AS2a信号、CAS2a信号はインアクティブの状態
に保持される。
【0040】図3(L)に示すCAS2切換信号によっ
て、第1の制御装置1のアクセス終了後CAS2信号を
送出するまでの間、CAS2信号はさらにマスクされ、
CAS2信号の送出のタイミングでスルーに切り換え
る。これにより、図3(N)に示すようにCAS2a信
号が出力され、図3(P)に示すようにCAS信号がメ
モリ装置10に与えられる。また、RAS2信号は図3
(K)に示すRAS2切換信号によって所定のタイミン
グまでマスクされ、CAS2信号送出後、スルーに切り
換えられる。これにより、図3(M)に示すようにRA
S2a信号が出力され、図3(O)に示すようにRAS
信号がメモリ装置10に与えられる。このようにして、
メモリ装置10はCAS信号の後にRAS信号を受け取
り、リフレッシュの動作を行なう。
【0041】この場合にも、上述の例と同様に、第1の
制御装置1のアクセスが終了後、すぐに第2の制御装置
2によるアクセスを行なうことができ、高速な動作が可
能である。さらに、第2の制御装置2がメモリ装置10
に対して書き込みあるいは読み出しと、リフレッシュの
動作制御を行なう場合であっても、適切なタイミング制
御を行なうので、何等支障なくメモリ装置10に対する
アクセスを行なうことができる。
【0042】なお、上述の例ではメモリ装置10がDR
AMの場合を示したが、本発明はこれに限らず、種々の
記憶装置において適用することができる。例えば、メモ
リ装置10としてSRAMを用いた場合には、上述のデ
ータの書き込みおよび読み出しについて、本発明を適用
することができる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、比較的小規模の容量のラッチのみで、メモリ
アクセス競合時でもメモリのリード、ライトおよびリフ
レッシュともに、迅速なメモリアクセスを行なうことが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のメモリ制御装置の実施の一形態を示
すブロック図である。
【図2】 本発明のメモリ制御装置の実施の一形態にお
いて第1の制御装置のアクセス中に第2の制御装置がア
クセスしたときの動作の一例を示すタイミングチャート
である。
【図3】 本発明のメモリ制御装置の実施の一形態にお
いて第1の制御装置のアクセス中に第2の制御装置がリ
フレッシュを行なうときの動作の一例を示すタイミング
チャートである。
【図4】 従来のメモリ制御装置の一例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1…第1の制御装置、2…第2の制御装置、3…アクセ
ス検知回路、4…ウエイト発生回路、5…ラッチ制御回
路、6…RAS,CAS検知回路、7…RAS,CAS
切換調整回路、8…ラッチ回路、9…セレクタ、10…
メモリ装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の制御装置と、第2の制御装置と、
    前記第1の制御装置と前記第2の制御装置により共有さ
    れる共有メモリ装置と、前記第1および第2の制御装置
    からの前記共有メモリ装置へのアクセス信号に応じて前
    記共有メモリ装置のアクセス使用権を制御する調停手段
    を備えたメモリ制御装置において、前記調停手段は、前
    記第1の制御装置が前記共有メモリ装置をアクセス中に
    前記第2の制御装置からメモリアクセス信号が入力され
    ると前記第2の制御装置から送られるアドレスをラッチ
    するラッチ手段と、前記第1の制御装置が前記共有メモ
    リ装置をアクセス中に前記第2の制御装置からアクセス
    信号が入力されると前記第1の制御装置がアクセス中は
    前記第2の制御装置に対してウエイトをかけるとともに
    前記第1の制御装置のアクセス終了後に前記ラッチ手段
    から前記共有メモリ装置にアドレスを出力し前記第2の
    制御装置のウエイトを解除する制御手段を有することを
    特徴とするメモリ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記共有メモリ装置はDRAMで構成さ
    れており、前記第2の制御装置は、前記第1の制御装置
    に対して優先度の高い前記共有メモリ装置のアクセス使
    用権を有し、前記調停装置は、前記第2の制御装置が前
    記共有メモリ装置をアクセスしていないときに前記第1
    の制御装置のアクセス使用を許可するとともに、前記第
    1の制御装置が前記共有メモリ装置をアクセスしている
    ときに前記第2の制御装置がアクセスすると前記第1の
    制御装置のアクセスを終了させるとともに、前記第2の
    制御装置による前記共有メモリ装置のリードもしくはラ
    イトまたはリフレッシュを行なうことを特徴とする請求
    項1に記載のメモリ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記共有メモリ装置は、アドレスとして
    RASアドレスおよびCASアドレスを用いてアクセス
    されるものであり、前記ラッチ手段は前記RASアドレ
    スをラッチすることを特徴とする請求項1または2に記
    載のメモリ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記調停装置は、前記第1の制御装置が
    前記共有メモリ装置をアクセス中に前記第2の制御装置
    からメモリアクセス信号が入力すると前記第2の制御装
    置から送られるRAS信号およびCAS信号の状態を検
    知する検知手段と、前記第1の制御装置のアクセス終了
    後にリフレッシュ時またはリードもしくはライト時に適
    応したRAS信号およびCAS信号の切り換えを調整す
    る信号切り換え調整手段を有することを特徴とする請求
    項3に記載のメモリ制御装置。
JP8006751A 1996-01-18 1996-01-18 メモリ制御装置 Pending JPH09198298A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7552301B2 (en) 2003-01-27 2009-06-23 Panasonic Corporation Information processing apparatus and memory access arranging method
JP2017011713A (ja) * 2007-09-07 2017-01-12 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 限られたdvb受信機メモリを用いて複数の同時ストリームバーストを受信するための方法及び装置
JP2018010338A (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 セイコーエプソン株式会社 回路装置及び電子機器

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