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JPH09195666A - トンネル掘削方法 - Google Patents

トンネル掘削方法

Info

Publication number
JPH09195666A
JPH09195666A JP629496A JP629496A JPH09195666A JP H09195666 A JPH09195666 A JP H09195666A JP 629496 A JP629496 A JP 629496A JP 629496 A JP629496 A JP 629496A JP H09195666 A JPH09195666 A JP H09195666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock bolt
pipe type
type lock
pipe
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP629496A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimitsu Takamichi
利光 高道
Masafumi Kaneko
政史 金子
Tsutomu Nishimura
勉 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sato Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sato Kogyo Co Ltd filed Critical Sato Kogyo Co Ltd
Priority to JP629496A priority Critical patent/JPH09195666A/ja
Publication of JPH09195666A publication Critical patent/JPH09195666A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】悪条件の地質であっても、パイプ式ロックボル
トを打ち込みにより打設できるようにすることにより、
鋼アーチ部材による支保を行うことなく、パイプ式ロッ
クボルトにより地山支保を形成しながら掘削を行う。 【解決手段】地質条件の悪い地盤を掘削対象として、鋼
製支保工による地山補強を行うことなく、パイプ式ロッ
クボルトにより地山支保を行いながらトンネル掘削を行
うこととする。パイプ式ロックボルト7の手元側端部と
打ち込み機側との接合部において、前記打ち込み機側か
らの推進力を伝達するための接触部位を実質的に前記パ
イプ式ロックボルト7の手元側端部の端面または端外縁
に限定するとともに、前記接合部を支点として前記パイ
プ式ロックボルト7を所定角度範囲内で揺動可能な状態
に保持しながら、前記打ち込み機よりパイプ式ロックボ
ルト7の挿入を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頁岩等のような亀
裂が多く孔荒れがひどい場合や孔壁が自立しないような
悪条件の地質であっても、鋼アーチ部材による支保を行
うことなく、パイプ式ロックボルトにより地山支保を形
成しながら掘削を行い得るようしたトンネル掘削方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】山岳等のトンネル工事では、鋼アーチ支
保と木矢板により地山を支保する在来工法に代えてNA
TM工法(New Austrian Tunnelling Method) が多く採
用されるようになってきた。このナトム工法は、地山を
掘削したあと急結性の吹付けコンクリートを壁面に吹付
け地山の崩落を防止した状態で、地山の補強として壁か
ら岩盤内部へ向けて放射方向に多数のロックボルトを打
ち込み、ボルト先端を地山に固定したり、セメント系或
いは樹脂等を注入したりして地盤に対し定着させるもの
である。
【0003】近年、ロックボルトも種々の改良が加えら
れ新形式のものが積極的に開発が行われている。それら
の中で注目されているものとして、地山挿入後に内部に
圧液を注入することにより膨張拡径させ、摩擦固定する
ことでトンネルの内壁近くの岩盤を強固にし地山の崩落
を防止するようにしたパイプ式ロックボルトがある。
【0004】前記パイプ式ロックボルト(以下、単にロ
ックボルトともいう。)は、図12に示されるように、
鋼管本体1を半径方向に押し潰し二重にするとともに、
両側を丸めて略二重管状のパイプ2とした後、図12
(4) 〜(5) に示されるように、手元側端部である左側端
部に補強用の円筒のスリーブ3を嵌め端面を溶接し、次
いでスリーブ3の側面所定箇所から中心方向へ向けてパ
イプ2の内部まで貫通する小孔を穿設し圧液(圧水等)
用注入孔4を形成するとともに、図13に示されるよう
に、パイプ2の先端部に対し補強用のスリーブ5を嵌め
先端にコーン6を溶接することにより製作される。図1
4にその横断面図を示す。なお、かかるパイプ式ロック
ボルトに関しては特公平2−520号に詳しく記載され
ている。
【0005】かかるパイプ式ロックボルト7の挿入設置
に当たっては、図16に示されるように、最初に削孔ロ
ッド40により地山にロックボルト挿入孔(ボアホー
ル)41を形成し、次いで、パイプ式ロックボルト7の
手元側端部(スリーブ部)に圧液注入用アダプタ42を
嵌めた状態で前記挿入孔41にパイプ式ロックボルト7
を挿入する。その後、前記圧液注入用アダプタ42に接
続されている高圧水ポンプ43より高圧水を注入して前
記パイプ式ロックボルト7の膨張拡径を行い地山に定着
させる。これらの作業は専ら前記圧液注入用アダプタ4
2に連結されたハンドアーム44を作業員が手に持って
手操作により行われている。
【0006】一方、前記パイプ式ロックボルト7の挿入
作業は、作業の効率化のために打ち込み機(ドリフタ)
などを用いて機械的に行う場合もある。この場合には、
図17に示されるように、ドリフタ50のシャンクロッ
ドの先端に打設用アダプタ51を取付け、この打設用ア
ダプタ51に形成されたロックボルト挿入孔51aに対
して、ロックボルト7のスリーブ5を嵌合させた状態で
挿入を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようにドリフタ等を用いて機械的に挿入することは過去
に行われていたとしても、かかる場合の挿入設置は、良
質の地山を対象として、予め先行して形成した孔荒れの
ないロックボルト挿入孔に対して静かに押し込むように
挿入するというものであり、孔壁が自立せず、孔荒れの
ひどい悪質地山を対象として、打撃等、相当程度の押圧
力を加えて強制的に挿入するようなことは後述するよう
な問題が発生するため従来は行われていなかった。
【0008】ロックボルト打設用アダプタ50の挿入孔
50aとスリーブ3の間には、挿入完了後に抜脱を容易
とするために、若干の隙間が設けられている。
【0009】そのため、ボアホールが曲がっていたり孔
崩れがあったりする場合には、パイプ式ロックボルト7
の先端が岩盤や崩れた石等に当たって横にずれるため、
手元側端部がロックボルト打設用アダプタ51の挿入孔
51aの中でぶれながら打撃されることになる。この場
合には、図19に示されるようにスリーブ3の側面や端
面に対し打設用アダプタ51の挿入孔51aの入口
1 、側面A3 、底面A2が局部的に当たりながら打撃
されるので、この部分に大きな局部応力が生じて、スリ
ーブ3の側面がいびつな形で凹凸に歪んでしまう。打設
後、ロックボルト打設用アダプタ51を外し、代わりに
圧液注入用アダプタを嵌める場合、スリーブ3の側面の
いびつな変形で圧液注入用アダプタ18が入らなかった
り、スリーブ3の外周面と挿入孔17の間の密閉性が弱
くなってしまい、圧液の注入時にトンネル内に漏れ出し
て作業環境が悪化したり、圧液の圧力損失によってパイ
プ式ロックボルト7の膨張が不十分となり、所期の定着
力を発揮できず支保工の信頼性が低下してしまうなどの
問題が生じる。
【0010】また、ドリフタによって打撃等を加えなが
ら強制的に挿入する場合には、図18に示されるよう
に、パイプ式ロックボルト7の軸心LR とシャンクロッ
ドの軸心LD とが一致していないと、前述の場合と同様
に打設用アダプタ51の挿入孔51aの入口、側面、底
面が局部的に当たりながら打撃されることになるため全
く同様の問題が発生する。この問題は、ドリフタ50と
パイプ式ロックボルト7との接合状態に起因して発生す
るものであるため、地山が良質であるか悪質であるかを
問うこと無く発生する。この問題に対処するためには、
両者の芯合わせをきっちりと行えばよいが、この作業は
予想以上に難しくドリフタ側の機械的操作が非常に煩雑
となるなど施工効率悪化の原因ともなる。
【0011】他方、周辺地山の地質条件が悪く、削孔後
に孔壁が自立しない場合や孔荒れがひどい場合、具体的
には岩級区分によるCIIやDの場合(道路公団による分
類)には、ロックボルト周囲の注入剤が硬化するまでの
間は支保機能が十分に期待できないため、その間の地山
変形や崩落を防止するために鋼アーチ部材による先受け
支保工を行うことを基本としている。すなわち、地質条
件が悪い場合には、前記鋼アーチによる先受け支保とロ
ックボルト支保の両方を必要としており、支保構築に多
大な時間と手間を必要とするなどの問題がある。
【0012】また、膨張性地盤などの地質が悪い場合
は、底盤部が盛り上がる所謂盤膨れが発生する可能性が
あるため、適時インバートコンクリートを打設しながら
トンネル掘削を行っている。そのため、打設したコンク
リートが硬化するまでの期間、通行車両や重機が一切通
れない状態となり、一時的に切羽の掘削を停止する期間
がサイクル的に存在し、ひいては施工効率低下の原因と
なっていた。もちろん、従来においても、底盤側にロッ
クボルトを打設するなどの方法を採用していたが、孔荒
れがある場合には挿入が困難であるとともに、孔荒れの
ため十分に硬化剤を充填できない場合があったり、地盤
そのものが悪いため地盤との定着が不十分で所期の補強
効果が望めないなど種々の問題があった。
【0013】そこで本発明の主たる課題は、頁岩等のよ
うな亀裂が多く孔荒れがひどい場合や孔壁が自立しない
ような悪条件の地質であっても、パイプ式ロックボルト
を打撃により打設できるようにすることにより、鋼アー
チ部材による支保を行うことなく、パイプ式ロックボル
トにより地山支保を形成しながら掘削を行い得るように
し、施工効率の向上を図ったトンネル掘削方法等を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、地質条件の悪い地盤を掘削対象として、鋼
製支保工による地山補強を行うことなく、トンネル内壁
面から地盤中に挿入設置した後に内部に圧液を供給して
膨張拡径させることにより地盤への定着を図るパイプ式
ロックボルトにより地山支保を行いながらトンネル掘削
を行うこととし、前記パイプ式ロックボルトは、穿孔機
により前記パイプ式ロックボルトの設置予定位置に向け
て削孔を行いパイプ式ロックボルトの挿入孔を形成した
後、前記パイプ式ロックボルトの手元側端部と打ち込み
機側との接合部において、前記打ち込み機側からの押込
力を伝達するための接触部位を実質的に前記パイプ式ロ
ックボルトの手元側端部の端面または端外縁に限定する
とともに、前記接合部を支点として前記パイプ式ロック
ボルトを所定角度範囲内で揺動可能な状態に保持しなが
ら、前記打ち込み機よりパイプ式ロックボルトの挿入を
行い、次いで、前記パイプ式ロックボルトの内部に圧液
を供給してパイプ式ロックボルトを膨張拡径させること
を特徴とするものである。
【0015】本発明では、パイプ式ロックボルトの挿入
設置に係り、パイプ式ロックボルトの手元側端部と打ち
込み機側との接合部状態に改良を加えることにより、た
とえ地質条件が悪い場合であってもパイプ式ロックボル
トの打設が可能となる。そして、前記パイプ式ロックボ
ルトは打設後の圧液注入により直ちに支保機能を発揮す
るため、鋼アーチ部材による先受け支保工が省略できる
ようになる。
【0016】すなわち、本発明の場合には、パイプ式ロ
ックボルトに打撃等を与えながら挿入孔に挿入する際、
ボアホールが曲がっていたり、孔崩れがあってパイプ式
ロックボルトの先端が横にずれた状態になって打撃され
たとしても、打ち込み機との接合部分においてパイプ式
ロックボルトが揺動可能であり、何ら外力的制約を受け
ることなく角折れするため、ロックボルトの手元側端面
の端以外の例えば手元側端部の側面に局部的な大きな応
力集中が生じることはない。また、前記パイプ式ロック
ボルトが予定挿入軸線からずれて傾斜姿勢となった場合
であっても、打ち込み機側からの打撃力は実質的に前記
パイプ式ロックボルトの手元側端部の端面または端外縁
から全周に亘り均一な押圧力として加わるため、手元側
のスリーブが屈曲するなどいびつに変形することがなく
なる。また、パイプ式ロックボルトとドリフタ側ロッド
との軸心にずれがあったとしても、前記機能により容易
にこれを吸収するため、ドリフタ側の姿勢調整も簡易的
で済むようになる。
【0017】このため、打設完了後に、ロックボルトの
手元側端部に次工程用の注入用アダプタを嵌める場合、
円滑に嵌め合わせすることができる。また、手元側端部
の外面に凹凸がないことからロックボルトと圧液注入用
アダプタとの間の密閉性が損なわれることもない。
【0018】具体的に打ち込み機側の接合部形状を例示
すると、第1に、打ち込み機側において、前記パイプ式
ロックボルト手元側端部を接続するための嵌合孔を底部
側に向かって窄まる錐状テーパー面とする態様を挙げる
ことができる。かかる場合には、ロックボルトの手元側
端部の周外縁の全周に亘って分散した応力が掛かるの
で、局部的に凹凸に変形することはなく、手元側端面の
端が全周に亘り窄まるようにしてほぼ均等に丸みが付け
られながら変形することになる。
【0019】また第2に、打ち込み機側において、前記
パイプ式ロックボルト手元側端部を接続するための嵌合
孔を、少なくとも前記パイプ式ロックボルト手元側端部
が接触する部位より奥側を底部側に向かって窄まる錐状
テーパー面とするとともに、この嵌合孔の周壁に対して
前記パイプ状ロックボルトの形状にほぼ整合する円柱孔
を残しながら可撓性材料を周設する態様を挙げることが
できる。この場合には、スリーブ3をいびつに変形させ
ることなくパイプ式ロックボルトの保持が確実に行える
ため、特に下向きにパイプ式ロックボルトを打設する際
の作業性が向上する。
【0020】また第3に、前記打ち込み機側の接続部構
造を、一部が開口する球状凹部を有する接続部本体と、
前記球状凹部に嵌合されるとともにパイプ状ロックボル
トの嵌合孔を有する球状嵌合体とから構成し、保持され
る前記パイプ式ロックボルトを揺動自在とする態様であ
ってもよい。この場合、パイプ式ロックボルトを挿入し
た後、打ち込み機側の抜脱を容易にするため、前記嵌合
孔の周壁を開口側に向けて漸次拡がるテーパー面とする
こともできる。
【0021】したがって、前記パイプ式ロックボルトの
設置方法の開発により、孔壁が自立しない地山や孔荒れ
がひどい地山であっても、打撃を加えながらパイプ式ロ
ックボルトを地山に挿入可能となる。したがって、挿入
設置後の圧液注入によってロックボルトが膨張し直ちに
支保機能を発揮するようになるため、鋼アーチ部材を併
用することなく、かかるパイプ式ロックボルトと吹付け
コンクリートにより十分な耐力を有する支保を構築する
ことができるようになる。
【0022】また、トンネル掘削に当り、現掘削空間の
底盤側に前記の方法によりパイプ式ロックボルトを挿入
設置して底盤補強を行うことにより、切羽施工をインバ
ート施工に優先させて施工することもできるようにな
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。
【0024】図1は本発明に係るパイプ式ロックボルト
の設置方法に使用するロックボルト用打設用アダプタ1
1A(以下、単に打設用アダプタという。)の縦断面図
である。この打設用アダプタ11Aは、内部の手元側約
半分にロープネジ部12が形成されており、打ち込み機
13に把持されたシャンクロッド14をロープネジ部1
2に着脱自在に結合できるようになっている。打設用ア
ダプタ11Aの先端側の約半分弱の内側に設けられた挿
入孔15Aはテーパ状に形成されており、孔径が挿入孔
15Aの入口30はパイプ式ロックボルト7の手元側端
部(スリーブ3の大部分)の外径よりも大きくされ、奥
はパイプ式ロックボルト7の手元側端部の外径よりも小
さくなっている。入口30には丸みが付けられている。
【0025】このように構成されたロックボルト打設用
アダプタ11Aを用いて、パイプ式ロックボルト7をボ
アホール(図9、図10の符号10参照)に打設すると
き、打ち込み機13に把持されたシャンクロッド14を
ロープネジ部12に結合し、パイプ式ロックボルト7の
手元側端部(スリーブ3の大部分)を挿入孔15Aの中
に挿入して打ち込み機13により打撃する。
【0026】挿入孔15Aが入口に近づくに従い広くな
り、奥に行くに従い狭くなるテーパー面形状に形成され
ていることから、パイプ式ロックボルト7と打設用アダ
プタ11Aの軸が直線的に一致している場合は勿論のこ
と、図2(1)に示す如く、2つの軸が多少斜めになっ
ても、打設時にパイプ式ロックボルト7の手元側端面
(スリーブ3の端面)の端だけが挿入孔15Aの孔壁に
当接し、他の部分、すなわち手元側端部の側面(スリー
ブ3の側面)や手元側端面には当接しない。
【0027】よって、ボアホールが曲がっていたり、孔
崩れがあってパイプ式ロックボルト7の先端が横にずれ
た状態になって打撃されることがあっても、パイプ式ロ
ックボルト7の手元側側面の端外縁以外の例えば手元側
端部の側面(スリーブ3の側面)に局部的な大きな応力
集中が生じることがない。
【0028】また、ロックボルト打設用アダプタ11A
に対しパイプ式ロックボルト7の軸が斜めになっている
状態で打撃されるとき、最初のごく短い時間の間は周端
の一部だけに挿入孔15Aが当接するので局部的な応力
が生じるが(図2(2)の×印参照)、当接箇所の角が
少し変形して丸みが出ればすぐにパイプ式ロックボルト
7の手元側端面の端の全周に亘って挿入孔15Aが当接
するようになり(図2(3)の×印参照)、全周に亘っ
て分散した応力が掛かるので、局部的に凹凸に変形する
ことはない。
【0029】ロックボルト打設用アダプタ11Aに対し
パイプ式ロックボルト7の軸が他の方向に斜めになった
としても、最初のごく短い時間の間は周縁の一部だけに
挿入孔15Aが当接するので局部的な応力が生じるが、
当接箇所の角が少し変形して丸みが出ればすぐにパイプ
式ロックボルト7の手元側端面の端の全周に亘って挿入
孔15Aが当接するようになり、全周に亘って分散した
応力が掛かるので、局部的に凹凸に変形することはな
い。
【0030】この結果、打設作業が進行するに従い、パ
イプ式ロックボルト7の手元側端面の端が全周に亘り窄
まるようにしてほぼ均等に丸みが付けられながら変形し
ていくことになる。
【0031】仮に、図4に示すように、パイプ式ロック
ボルト7とロックボルト打設用アダプタ11Aの軸が大
きく斜めにずれたとしても、挿入孔15Aの入口30に
丸みが付けられていることから、挿入孔15Aの入口3
0がパイプ式ロックボルト7の手元側端部にあるスリー
ブ3の側面に当たることはなく、スリーブ3の側面が局
部的にいびつに変形することはない。
【0032】打設が完了したとき、ロックボルト打設用
アダプタ11Aの挿入孔15Aが入口30にかけて孔径
が漸次大きくなっているので、スリーブ3の変形に拘わ
らずロックボルト打設用アダプタ11Aを手元方向に引
くだけで簡単にパイプ式ロックボルト7から外すことが
できる。
【0033】ロックボルト打設用アダプタ11Aに代え
て、図11に示されるように、パイプ式ロックボルト7
の手元側端部に次工程用の圧液注入用アダプタ18を挿
嵌する場合、パイプ式ロックボルト7の手元側端部(ス
リーブ3の大部分)に凹凸のいびつな変形がないことか
ら円滑に所定箇所への嵌め合わせ作業を行うことがで
き、また、圧液注入用アダプタ11Aに設けられたOリ
ング等のシール部材21が全周に亘りスリーブ3の外面
に密接するので、良好な密閉性を保つことができる。
【0034】よって、パイプ式ロックボルト7を膨張拡
径させるため、圧水等を注入したとき、液漏れが生じな
いので作業環境を良好に保つことができ、また圧液の圧
力損失がないのでパイプ式ロックボルト7を十分に膨張
拡径させて、所期の定着力を発揮させることができ、支
保工の信頼性が向上する。
【0035】なお、図5に示すように、ロックボルト打
設用アダプタ11Bの挿入孔15Bの内面にプラスチッ
ク樹脂性のインナー部材31を着脱自在に装着すれば、
パイプ式ロックボルト7の打撃時の衝撃で主にインナー
部材31が変形するようにでき、パイプ式ロックボルト
7の手元側端面(スリーブ3の端面)には押圧力が伝達
されるだけとできるため、パイプ式ロックボルト7の手
元側端面の周端の変形をより少なくすることができる。
インナー部材31は消耗度合いに応じて適時交換すれば
良い。
【0036】さらに、図6に示されるように、前記打設
用アダプタ11Aの接合部形状をテーパー形状とした上
で、少なくともこのテーパー嵌合孔15Aの周壁に対し
て前記パイプ状ロックボルト7の形状にほぼ整合する円
柱孔を残しながら可撓性材料31を周設することもでき
る。パイプ式ロックボルト7を揺動可能に支持する機能
を有しながら、パイプ式ロックボルト7を保持できるよ
うになり、以てパイプ式ロックボルト7が安定的に支持
されるようになるとともに、下向き施工も容易に行える
ようになる。
【0037】次いで、前記打設用アダプタの第2例を図
7に示す。図示の打設用アダプタ11Cは、一部が開口
する球状凹部16aを有する接続部本体16と、前記球
状凹部16aに嵌合されるとともにパイプ状ロックボル
ト7の嵌合孔17aを有する球状嵌合体17とから構成
することにより、パイプ式ロックボルト7を揺動可能に
支持することもできる。かかる構造であっても、ボアホ
ールが曲がっていたり、孔崩れがあってパイプ式ロック
ボルトが予定挿入軸線からずれて傾斜姿勢となった場合
であっても、打ち込み機13側からの打撃力は多少の偏
りはあるとしても前記パイプ式ロックボルトの手元側端
部の端面に対してほぼ均一な押圧力として伝達されるた
め、手元側のスリーブがいびつに変形することがなくな
る。
【0038】かかる構造において、打設後のパイプ式ロ
ックボルト7の抜脱を容易にするためには、図8に示さ
れる打設用アダプタ11Dのように、前記嵌合球状体1
7に形成されたパイプ式ロックボルト7の嵌合孔17a
の周壁を開口側に向けて漸次拡がるテーパー面とするこ
ともできる。
【0039】以上、前述した打設用アダプタ11を用い
たパイプ式ロックボルトの打設は以下の手順により行
う。図9(1)に示されるように、予め、トンネルの内
壁9から垂直に地山8の内部に向けてボアホール10を
穿孔しておく。一方、図10に示す如く打ち込み機(ド
リフタ)13に把持されたシャンクロッド14を打設用
アダプタ11のロープネジ部12に対して結合する。そ
の後、パイプ式ロックボルト7をコーン6の方からボア
ホール10の中に少し差し込んだのち、ロックボルト打
設用アダプタ11の先端側の約半分弱の内側に設けられ
た挿入孔15の中に、パイプ式ロックボルト7の手元側
端部(スリーブ3の大部分)を挿入して打ち込み機13
を稼働し、コーン6からボアホール10の中に打設する
(図9の(2)および図10参照)。
【0040】打設が終わったならば、ロックボルト打設
用アダプタ11を外し、スリーブ3に圧液注入用アダプ
タ18を所定箇所まで嵌める(図9の(3)参照)。
【0041】この圧液注入用アダプタ18は図11に示
すように、先端側の約半分弱の内側に挿入孔17が設け
られており、挿入孔17の入口を少し狭くなって、スリ
ーブ3の外径と同じ内径に形成されている。圧液注入用
アダプタ18の中心には、図11の右端から挿入孔17
の底壁の位置まで注入孔24が穿設されており、挿入孔
17の右端から内側壁にかけて注入孔24と注入孔4を
連通させるための溝19が一つ刻設されている。溝19
の先端部20は打設後のパイプ式ロックボルト7の手元
側端部に圧液注入用アダプタ18を所定箇所まで嵌め込
んだとき、スリーブ3の外周に位置する筒状のスペーサ
ー22に穿設された小孔を介して丁度、注入孔4と連通
する状態となる。なお、挿入孔17の内側壁には軸方向
に見てスペーサー22を挟む両側の位置にOリング等の
シール部材21が嵌着されており、該シール部材21
は、注入孔24を通して外部から圧液を注入したとき、
シリンダ23とスペーサー22によって、挿入孔17の
入り口方向に押し潰される形となってスリーブ3に密着
し、この結果、注入された圧液がスリーブ3と圧液注入
用アダプタ18の間から外部に漏れ出さないようにされ
ている。
【0042】パイプ式ロックボルト7の手元側端部に前
記圧液注入用アダプタ18を嵌め、溝19の先端部20
が注入孔4と連通する状態となったならば、注入孔24
の入口から圧水等の圧液を注入する。該圧液は注入孔2
4、溝19、注入孔4を通ってパイプ式ロックボルト7
の内部に入り、高圧によりパイプ式ロックボルト7の二
重管2を膨張拡径させる。この結果、パイプ式ロックボ
ルト7はボアホール10の周囲の地山と定着し、直ちに
トンネルの内壁近くの地盤を強固にするとともに岩盤内
部の地盤を支持することで内壁周辺の崩落を防ぐことが
できる。圧液の注入で定着し終わったならば、圧液注入
用アダプタ18を外し、パイプ式ロックボルト7の内部
に液を抜く。そして、必要であればパイプ式ロックボル
ト7の内部に適宜の注入材を注入したあと、図9(4)
に示すようにスリーブ3にベアリングプレート25を嵌
め、キャップ26を被せて注入材の漏れ、空気、水等の
入り込みによる劣化を防止する。
【0043】本発明によれば、前述のようにパイプ式ロ
ックボルト7を打ち込みにより打設することができるよ
うになるため、地質条件が悪く、孔壁が自立しないよう
な場合や孔崩れがひどいような場合であっても、鋼アー
チ部材による先受け支保を設けることなく、パイプ式ロ
ックボルトおよび好ましくは吹付けコンクリートとによ
る支保によりトンネル掘削を進めることができるように
なる。
【0044】通常、日本道路公団による示方書によれ
ば、岩質区分によるC2 、D級の場合には、吹付けコン
クリートとロックボルトの支保に加えて、鋼アーチ部材
による支保を行うことを基本としている。すなわち、従
来のロックボルト施工の場合には、ロックボルトを定着
させるモルタルや樹脂の硬化までの時間、支保機構が期
待できないとともに、孔崩れがある場合にはモルタル等
を十分に充填できない場合もあり、加えて湧水が多い場
合には注入したモルタルが流れてしまうことがあるな
ど、所望のロックボルトの信頼性が得られないため、鋼
アーチ部材による支保によって地山の崩落を防止するよ
うに指導している。
【0045】しかし、本発明によりパイプ式ロックボル
トの打ち込み施工ができるようになったため、鋼アーチ
部材等による先受け支保を省略して、吹付けコンクリー
トとパイプ式ロックボルト7の施工のみで十分に安全な
支保が行えるようになる。また、パイプ式ロックボルト
自体は従来のロックボルトに比べて高価であるけれど
も、鋼アーチ部材の建込みがなくなり、かつ定着用のモ
ルタル注入作業が無くなることにより、総工費の比較で
はパイプ式ロックボルトと吹付けコンクリートとによる
支保の方が安価となるなどの経済的利点も同時にもたら
される。
【0046】さらに、地山が悪く、所謂盤膨れが生じる
可能性がある場合などは、適時インバートコンクリート
を打設しながらトンネル掘削を行っているが、図15に
示されるように、現掘削空間の底盤側にパイプ式ロック
ボルト7、7…を挿入設置して底盤補強を行うことによ
り、インバートコンクリートの打設を行うことなく、切
羽施工をインバート施工に優先させて施工することも可
能となる。
【0047】
【発明の効果】以上詳説のとおり、本発明によれば、頁
岩等のような亀裂が多く孔荒れがひどい場合や孔壁が自
立しないような悪条件の地質であっても、スリーブ部分
をいびつな形に変形させないでパイプ式ロックボルトに
対して打撃を加えながら設置することができるようにな
るため、鋼アーチ部材による先受け支保を設けることな
く、パイプ式ロックボルトにより地山支保を形成しなが
ら掘削を進めることができるようになる。
【0048】また、所謂盤膨れが生じる可能性がある場
合は、現掘削空間の底盤側にパイプ式ロックボルトを挿
入設置して底盤補強を行うことにより、切羽施工をイン
バート施工に優先させて施工することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る打設用アダプタの縦断面図であ
る。
【図2】打設用アダプタの動作説明図である。
【図3】打設用アダプタの動作説明図である。
【図4】打設用アダプタの動作説明図である。
【図5】本発明に係る他の打設用アダプタの縦断面図で
ある。
【図6】本発明に係る他の打設用アダプタの縦断面図で
ある。
【図7】本発明に係る他の打設用アダプタの縦断面図で
ある。
【図8】本発明に係る他の打設用アダプタの縦断面図で
ある。
【図9】パイプ式ロックボルトの挿入設置手順図であ
る。
【図10】パイプ式ロックボルトの挿入状態斜視図であ
る。
【図11】圧液注入用アダプタ装着状態断面図である。
【図12】パイプ式ロックボルトの製作段階図である。
【図13】パイプ式ロックボルトの斜視図である。
【図14】図13のXIV-XIV 線矢視図である。
【図15】トンネル掘削における底盤補強状態図であ
る。
【図16】従来の手操作によりパイプ式ロックボルトの
設置手順図である。
【図17】従来のドリフタによる機械的挿入方法の概要
図である。
【図18】従来のドリフタによる機械的挿入方法の場合
の問題点説明図である。
【図19】従来のドリフタによる機械的挿入方法の場合
における接合部拡大図である。
【符号の説明】
1…鋼管本体、3…スリーブ、4…注入孔、7…パイプ
式ロックボルト、11A〜11C…打設用アダプタ、1
2…ロープネジ部、13…打ち込み機、14…シャンク
ロッド、15A…挿入孔、16…接続部本体、17…球
状嵌合体、18…圧液注入用アダプタ、31…可撓性材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地質条件の悪い地盤を掘削対象として、鋼
    製支保工による地山補強を行うことなく、トンネル内壁
    面から地盤中に挿入設置した後に内部に圧液を供給して
    膨張拡径させることにより地盤への定着を図るパイプ式
    ロックボルトにより地山支保を行いながらトンネル掘削
    を行うこととし、 前記パイプ式ロックボルトは、穿孔機により前記パイプ
    式ロックボルトの設置予定位置に向けて削孔を行いパイ
    プ式ロックボルトの挿入孔を形成した後、 前記パイプ式ロックボルトの手元側端部と打ち込み機側
    との接合部において、前記打ち込み機側からの押込力を
    伝達するための接触部位を実質的に前記パイプ式ロック
    ボルトの手元側端部の端面または端外縁に限定するとと
    もに、前記接合部を支点として前記パイプ式ロックボル
    トを所定角度範囲内で揺動可能な状態に保持しながら、
    前記打ち込み機よりパイプ式ロックボルトの挿入を行
    い、 次いで、前記パイプ式ロックボルトの内部に圧液を供給
    してパイプ式ロックボルトを膨張拡径させることを特徴
    とするトンネル掘削方法。
  2. 【請求項2】打ち込み機側において、前記パイプ式ロッ
    クボルト手元側端部を接続するための嵌合孔を底部側に
    向かって窄まる錐状テーパー面とした請求項1記載のト
    ンネル掘削方法。
  3. 【請求項3】打ち込み機側において、前記パイプ式ロッ
    クボルト手元側端部を接続するための嵌合孔を、少なく
    とも前記パイプ式ロックボルト手元側端部が接触する部
    位より奥側を底部側に向かって窄まる錐状テーパー面と
    するとともに、この嵌合孔の周壁に対して前記パイプ状
    ロックボルトの形状にほぼ整合する円柱孔を残しながら
    可撓性材料を周設した請求項1記載のトンネル掘削方
    法。
  4. 【請求項4】前記打ち込み機側の接続部構造を、一部が
    開口する球状凹部を有する接続部本体と、前記球状凹部
    に嵌合されるとともにパイプ状ロックボルトの嵌合孔を
    有する球状嵌合体とから構成し、保持される前記パイプ
    式ロックボルトを揺動自在とした請求項1記載のトンネ
    ル掘削方法。
  5. 【請求項5】前記嵌合孔の周壁を開口側に向けて漸次拡
    がるテーパー面とした請求項4記載のトンネル掘削方
    法。
  6. 【請求項6】前記パイプ式ロックボルトによる地山支保
    に加え、トンネル内壁面への吹付けコンクリートによる
    地山支保を行う請求項1〜5記載のトンネル掘削方法。
  7. 【請求項7】現掘削空間の底盤側において、前記パイプ
    式ロックボルトを挿入設置して底盤補強を行うことによ
    り、切羽施工をインバート施工に優先させて施工するこ
    とを特徴とする請求項1〜6記載のトンネル掘削方法。
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