JP2822687B2 - 掘削工法 - Google Patents
掘削工法Info
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Description
を掘削し、その結果形成された孔の周囲を孔壁崩壊防止
用のパイプで補強してなる掘削工法において、工程が簡
略で、かつ経済性の高い掘削工法に関する。
来より例えば以下のようなものが知られている。その工
程を、図12および図13とともに説明する。
プ等を刃体とするアースオーガーで、19はケーシング
チューブである。アースオーガー16はケーシングチュ
ーブ19内を摺動可能に挿通しており、掘削は、アース
オーガー16を図中矢印P方向に押圧し、アースオーガ
ー16のヘッド17を地盤11上に圧接させつつ、アー
スオーガー16を図中Q方向に回転させて行われる。一
方、ケーシングチューブ19は、アースオーガー16に
より形成された掘削孔12孔壁に沿って上下動され、前
記孔壁に残った土砂を削り落としながら掘削孔12内に
挿入される。また、掘削により生じた土砂は、オーガー
スクリュー18により上方に排出される。
了時の状況を示すものである。アースオーガー16とケ
ーシングチューブ19とを掘削孔12から引き上げた
後、掘削孔12内に、掘削孔12の外壁をなすパイプ7
が挿入されている。ここで、掘削孔12の内径は、パイ
プ7の挿入が可能となるよう、パイプ7の外径に対し十
分大きくなければならない。
来の掘削工法においてはケーシングチューブ19とパイ
プ7を併用しなければならなかった。また、掘削孔12
の内径をパイプ7の外径に対し十分大きくするため、過
剰な掘削を行わなければならないという問題があった。
更に、隙間が大きいため、掘削孔12内におけるパイプ
7の安定性を高める目的で、必要に応じ、パイプ7挿入
後、掘削孔12とパイプとの隙間にコンクリート等を充
填する等の作業を行うことがあった。そして、これらは
いずれも、作業性を低下させるのみならず、資材の節約
という点からも問題となっていた。更に、上記従来の方
法においては、地盤11を直接安定化させる手段をもた
ないため、軟弱な地盤11に対しては、掘削孔12の作
成が困難であるという問題があった。
い掘削を行い、掘削により形成された掘削孔の周囲を孔
壁崩壊防止用のパイプで補強してなる掘削工法におい
て、
ビットが装着された、前記パイプ内に挿通可能な掘削工
具を用意するとともに、前記パイプの一部に、前記パイ
プの壁面を貫通する流路を有するストレーナーを形成
し、
せ、かつ拡径させた状態で掘削を行うとともに前記パイ
プを地中に挿入し、掘削終了後、前記ビットを縮径して
前記掘削工具のみを前記掘削孔より引き上げ、更に、前
記掘削孔内に充填剤を圧入し、前記流路から前記掘削孔
周辺の地盤中に前記充填剤を浸出させてなる掘削工法で
ある。
孔の内径が前記掘削孔に挿入されたパイプの外径以上
で、かつ前記内径と、前記外径との差が極めて小さいの
で、掘削の際前記掘削孔に挿入されたパイプを直接前記
掘削孔の外壁として使用することができる。そのため、
掘削の工程が簡略化される他、掘削に要する資材が節約
される。
作用により、前記パイプ周囲の地盤を強固なものとする
ことができる。従って、いかなる地盤に対しても、常に
安定した掘削孔の作成が可能である。
て、更に詳しく説明する。
図3に示す。この掘削工具は、圧縮空気を駆動源とする
ハンマ(図示せず)の衝撃力およびハンマシリンダ1の
回転力を受けるデバイス2の底面に、当該デバイス2の
中心に対して点対称に2個の軸穴2A,2Bを形成し、
各々の軸穴2A,2Bに、ビット軸3A,3Bを軸回り
に回転自在にかつ抜け止めして嵌入し、各々のビット軸
3A,3Bの先端部に、デバイス2の径とほぼ同径の略
半円形状をなし、かつ先端面に多数のチップ4が植設さ
れたビット5A,5Bを互いの直状端面6A,6Bを対
向した状態で設け、ビット軸3A,3Bの位置を、デバ
イス2が所定の方向に回転した際に、ビット5A,5B
の各々一方の端部が共にデバイス2の外周面より所定の
掘削量だけ突出し、かつその際に両ビットの直状端面6
A,6Bが互いに当接するようデバイス2の中心から偏
心させてなるものである。
のパイプ7内に摺動可能に挿通され、また、パイプ7の
一部には、必要に応じ、パイプ7の壁面を貫通する流路
8Aを有するストレーナー8が設けられている。このス
トレーナー8は、パイプ7壁面から掘削孔12周辺の地
盤11への液体の浸出を可能とするためのもので、流路
8Aの形状は、掘削を行う地盤11の地質等に合わせて
任意に設定可能である。
示す。図4はパイプ7の軸線方向に沿ってスリット状の
長穴を設けた例、また、図5は丸穴を設けた例である。
更に、パイプ7先端部内周には、デバイス2の外周面に
形成された拡径部9に係合する縮径管10が、溶接等の
方法で一体に固着されている。
ける掘削工法について説明する。
ものである。この場合 ビット5A,5Bをパイプ7先
端から突出させ、デバイス2をハンマシリンダ1により
所定方向(図3中矢印X)に回転させると、ビット5
A,5Bが、図2に示すような状態から掘削抵抗により
ビット軸3A,3Bを軸として自転し、その結果、図3
に示すように、ビット5A、5Bの直状端面6A,6B
の一端部がデバイス2の外周面より所定量だけ突出する
とともに、直状端面6A,6Bの一部が互いに当接し、
ビット5A,5Bの自転が停止する。この状態でビット
5A,5Bにデバイス2の回転力およびハンマの衝撃力
を与えると、ビット5A,5Bが上下動し、チップ4に
よる地盤11の局部的な圧潰と剪断破壊が起こり、掘削
が行われる。
10との接触により、ハンマの衝撃力が掘削と同時にパ
イプ7に伝達され、その衝撃力とパイプ7の自重によ
り、パイプ7先端が地盤11に食い込む。ここで、縮径
管10が拡径部9の下方に位置するため、前記衝撃力は
パイプ7を地盤11中に押し込む方向にのみ伝わり、そ
の結果、掘削孔12孔壁より浸出する水等による前記孔
壁の崩壊が有効に防止される。
シリンダ1内をハンマピストン(図示せず)が落下する
際に吐き出される圧縮空気が、デバイス2の底面に設け
た空気孔13A,13Bから吹き出されることにより当
該掘削工具先端から離間され、その後、デバイス2に設
けた排出溝14を経由してパイプ7内に移り、そこから
更に上方に排出される。
を示すものである。この場合、ハンマシリンダ1を前記
所定方向とは逆方向に回転させ、ビット5A、5Bを図
2の位置へと戻すことにより、掘削工具がパイプ7内を
摺動可能となるので、ハンマシリンダ1を上方に引け
ば、図8に示すように、前記掘削工具のみを掘削孔12
から上方に引き出すことができる。その結果、掘削孔1
2内には、図9に示すようにパイプ7と縮径管10のみ
が残留する。
盤11に向け水ガラスやベントナイトのような充填剤2
0を圧入し、充填剤20を、図10に示すように掘削孔
12周辺の地盤11へと浸出、拡散させることにより、
その部分の地盤11を強固なものとするとともに、パイ
プ7と地盤11とを一体化することができる。一方、ビ
ット5A,5Bの拡径時の外径とパイプ7の外径がほぼ
同径とされているので、掘削により形成された掘削孔1
2の内径と、掘削孔12に挿入されたパイプ7の外径と
の間の隙間αは極めて小さく、そのため、掘削孔12内
におけるパイプ7の安定性は非常に高く、パイプ7を掘
削孔12の外壁として直接使用することができる。従っ
て、流路8Aからの充填剤20の浸出による地盤11の
強化と相まって、軟弱な地盤11に対しても常に安定し
た掘削孔12の作成が可能である。
強部材を挿入し、更にコンクリートを充填すれば、流路
8Aから地盤11中に浸出したコンクリートと掘削孔1
2内のコンクリートとが流路8Aを介してともに凝固す
るので、非常に安定した基礎杭が得られる。
個以上の複数個としてもよく、また、図11に示すよう
に、必要に応じ、ハンマシリンダ1先端に、上記例のよ
うな拡径自在なビット5A,5Bの代わりに、ダウンザ
ホールビット15を始めとする従来形の掘削工具を取り
付け、穿孔を行うこともできる。
掘削により形成された掘削孔の内径が前記掘削孔に挿入
されたパイプの外径以上で、かつ前記内径と、前記外径
との差が極めて小さいので、前記パイプを直接掘削孔の
外壁として使用することができた。そのため、掘削の工
程が簡略化された他、掘削に要する資材が節約された。
更に、ストレーナーに設けられた流路から地盤中に浸出
した充填剤の作用により、前記パイプ周囲の地盤を強固
なものとすることができた。その結果、いかなる地盤に
対しても、常に安定した掘削孔の作成が可能となった。
断面図である。
ける、ビットを縮径した状態を示す平面図である。
ける、ビットを拡径した状態を示す平面図である。
る。
る。
を示す側断面図である。
況を示す側断面図である。
げ作業の状況を示す側断面図である。
状況を示す側断面図である。
の状況を示す側断面図である。
況を示す側断面図である。
示す側断面図である。
を示す側断面図である。
間の隙間
Claims (2)
- 【請求項1】 掘削工具を用い掘削を行い、掘削により
形成された掘削孔の周囲を孔壁崩壊防止用のパイプで補
強してなる掘削工法において、先端に前記パイプの外径以上に拡径可能なビットが装着
された、前記パイプ内に挿通可能な掘削工具を用意する
とともに、前記パイプの一部に、前記パイプの壁面を貫
通する流路を有するストレーナーを形成し、 前記ビットを前記パイプ先端から突出させ、かつ拡径さ
せた状態で掘削を行うとともに前記パイプを地中に挿入
し、掘削終了後、前記ビットを縮径して前記掘削工具の
みを前記掘削孔より引き上げ、更に、前記掘削孔内に充
填剤を圧入し、前記流路から地盤中に前記充填剤を浸出
させたことを特徴とする掘削工法。 - 【請求項2】 前記充填剤の圧入後、前記掘削孔内にコ
ンクリートを充填したことを特徴とする、請求項1記載
の掘削工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9169491A JP2822687B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 掘削工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9169491A JP2822687B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 掘削工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04302693A JPH04302693A (ja) | 1992-10-26 |
JP2822687B2 true JP2822687B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=14033624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9169491A Expired - Lifetime JP2822687B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 掘削工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2822687B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04306393A (ja) * | 1991-04-02 | 1992-10-29 | Tokyo Ookura Sangyo Kk | 地盤削孔工法 |
KR100395839B1 (ko) * | 2000-09-06 | 2003-08-27 | 홍지기술산업주식회사 | 전석층 및 암반층용 강관 널말뚝 및 그의 시공방법 |
KR20030083436A (ko) * | 2002-04-23 | 2003-10-30 | 일향토건주식회사 | 주열식 지하암반연속 벽면처리공법 |
JP4501407B2 (ja) * | 2002-11-20 | 2010-07-14 | 三菱マテリアル株式会社 | 掘削工具 |
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-
1991
- 1991-03-29 JP JP9169491A patent/JP2822687B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH04302693A (ja) | 1992-10-26 |
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