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JPH09173783A - 板ガラスと樹脂板とその製造方法と汚染物質の除去方法 - Google Patents

板ガラスと樹脂板とその製造方法と汚染物質の除去方法

Info

Publication number
JPH09173783A
JPH09173783A JP8013658A JP1365896A JPH09173783A JP H09173783 A JPH09173783 A JP H09173783A JP 8013658 A JP8013658 A JP 8013658A JP 1365896 A JP1365896 A JP 1365896A JP H09173783 A JPH09173783 A JP H09173783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photocatalyst
resin
glass
main surface
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8013658A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Shimizu
薫 志水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8013658A priority Critical patent/JPH09173783A/ja
Publication of JPH09173783A publication Critical patent/JPH09173783A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大気中の汚染物質とガラス窓等の表面の汚れ
を除去する。 【解決手段】 二酸化チタンまたは二酸化チタンと活性
炭との混合物等からなる光触媒を接着剤に含ませ、窓ま
たは戸または移動体を構成する板ガラスの主面に塗布し
た構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光触媒の利用方法に
関し、詳しくは、環境大気中の低濃度の汚染物質(窒素
酸化物)などを除去する方法(国際特許分類B01D5
3/36)と、光触媒を主面に備えた板ガラスと樹脂板
とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大気中の窒素酸化物等を除去する手段と
しては、光触媒を表面に配設したシート状またはパネル
状部材を道路の防音壁として配置する構成が特開平6−
315614号公報で提案されている。
【0003】同様に、薄板からなる羽根状の反応板に光
触媒を担持させ、この反応板を空気通路にブラインド形
式に配列する有毒ガス除去装置が特開平6−10813
8号公報で提案されている。
【0004】ところで、板ガラス例えば木造家屋や高層
ビルディングまたは自動車や車両等を構成するガラス窓
やガラス戸などか汚れた場合、水と洗剤を用いてマニュ
アルまたは自動で洗浄している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平6−3
15614号公報に提案される場合においては、道路の
両側に配置される防音壁は限られた範囲(領域)のみに
設置されるものであり、作用面積が限定される。また防
音壁は固定され機動性が無い。従って、作用地域も限定
される。特開平6−108138号公報も同様の課題を
有している。
【0006】なお、家屋や高層ビルディングまたは移動
体(たとえば自動車)等のガラス窓等の主面に付着した
有機物等の汚れは洗浄により除去され、光触媒により自
動的に分解、除去されるものでなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明における環境大気中の低濃度の汚染物質(窒
素酸化物など)の除去方法と板ガラスおよび樹脂板は、
建物や移動体等を構成するガラス窓またはガラス戸等の
主平面(表面)に、光触媒の粉末粒子を備えた構成とし
ている。
【0008】光触媒を板ガラスまたは樹脂板等の主平面
に備える具体的構成手段としては、 (1)光触媒を含ませた接着部材を板ガラスまたは樹脂
板を構成するシート基材の主平面に塗布(例えばスクリ
ーン印刷、ロール印刷、スプレー塗布等)することを特
徴とする製造方法。 (2)押し出し機よりシート状基材を押し出したのち接
着剤を塗布ローラにより印刷し、その後、光触媒の粉末
粒子を散布することにより主平面に光触媒を配設するこ
とを特徴とする製造方法。 (3)押し出し機よりシート状基材を押し出したのち光
触媒の粉末粒子を散布することにより主平面に光触媒を
配設することを特徴とする製造方法。 (4)押し出し機よりシート状基材を押し出したのち光
触媒の粉末粒子を散布し、その後さらにローラで押圧す
ることにより前記シート基材の主平面に光触媒を埋設し
てなることを特徴とする製造方法。 (5)押し出し機よりシート基材を押し出したのち、主
平面に光触媒と液状成分(例えば有機系接着材)との混
合物を塗布ローラにより印刷することを特徴とする製造
方法。を用いている。
【0009】上記構成手段の内、(1),(2),
(5)を実施する場合の接着部材としては、熱硬化性の
アクリル系樹脂部材(例えばアクリルメラミン樹脂)や
アルキッドメラミン樹脂部材、または酢酸ビニール系、
またはフッ素樹脂系、またはシリコン樹脂系、またはエ
ポキシ樹脂系またはUV樹脂(紫外線硬化樹脂)等の有
機バインダの内いずれか一つとしている。
【0010】勿論、糊材として多用される下記部材とし
てもよい。例えば、米,コーンスターチ,コンニャク等
のでんぷん,ゼラチン,寒天,天然ゴム等の天然部材か
らなるものと、ポリビニールアルコール(PVA/ポバ
ール)等の水溶性樹脂部材,ゴム部材(例えばブチルゴ
ム),塩化ビニール,フェノール樹脂等任意の部材を使
用してよい。
【0011】前記ポバールは酢酸ビニル樹脂をアルカリ
と反応して作る白色の粉末で水溶性である。他の水溶性
プラスチック糊としては、ポリアクリル酸ソーダ、CM
C(カボキシメチルセルロース)、メチルセルロース、
ポリビニルピロリドン(水溶性)など任意に用いてよ
い。
【0012】言うまでもないが、水溶性接着材に光触媒
を含ませて板ガラスまたは樹脂板に配設した場合は、必
要に応じ光触媒の除去が可能である。
【0013】接着部材に含ませる光触媒としては例えば
二酸化チタン、または二酸化チタンと活性炭との混合物
等任意の光触媒を用いてよい。
【0014】板ガラスまたは樹脂板の主平面(表面)
に,接着部材に含ませて固定した光触媒の表面は、当
初、前記有機バインダ(アクリル系樹脂接着部材等)に
より被覆されている。
【0015】しかし、光触媒は300nm〜400nm
の近紫外線を受けることにより、近紫外線を受けた側
(大気と接する表面側)の有機バインダは分解除去され
光触媒が露出する。そして光触媒として機能する。
【0016】二酸化チタン、または二酸化チタンと活性
炭との混合物等からなる光触媒の薄膜を板ガラスまたは
樹脂板の表面に、塗布、印刷、散布、埋設などの方法に
より配設することにより、板ガラスまたは樹脂板の表面
の汚れを防いだり表面の菌を殺したりしみついたにおい
を取る。また、環境大気中の低濃度の汚染物質(窒素酸
化物など)を除去する。
【0017】即ち、太陽や蛍光灯など300nm〜40
0nmの近紫外線を受けた光触媒は活性化して有機物
(アセトアルデヒドやアンモニア等)、窒素酸化物、塩
素化合物等を酸化し分解する。
【0018】光触媒を含んだ接着部材の塗布厚さは最小
0.1ミクロンメートル〜数100ミクロンメートル程
度としている。
【0019】接着部材に配合する光触媒の配合比は0.
5W%〜50W%とし、光触媒の重量平均粒径を0.0
1ミクロンメートル〜100ミクロンメートルの範囲と
している。
【0020】光触媒の構成としては例えば特開平4−4
5853号公報などに提案されている。ここでは、還元
性の触媒活性成分を担持した触媒と、酸化性の触媒活性
成分を担持した光触媒とを互いに接触させ、しかも撥水
性物質をいずれかに接触させることにより、高活性な光
触媒を構成している。
【0021】具体例としては、銅,水銀等の炭酸ガスの
還元反応に対して触媒活性を持つ成分を、カーボンブラ
ック等の導電性担体に担持させる。また、銀、白金等の
水の酸化反応に対して触媒活性を持つ成分を、二酸化チ
タン等の半導体に担持させる。そして両者を互いに接触
させるが、活性点が離れているので、電荷の再結合を妨
げる。また、撥水性物質をいずれかに接触させるので、
触媒は浮上して水溶液表面層に存在し高活性な光触媒を
得る。
【0022】また、チタンのアルコキシド化合物を等モ
ルのエタノール等に溶解させ、塩酸等を加えて加水分解
する。得られたチタン酸化物は粘結剤なしで任意の形状
に形成できる。
【0023】なお、二酸化チタンはアナターゼ型のもの
が好ましいが、銅、銀、白金、その他の金属でメタライ
ズされたルチル型二酸化チタンとしてもよい。
【0024】また、W0↓2,CdS,SrTiO↓
2,MoS↓2のような半導体で光触媒を形成するよう
にしてもよい。さらに、透明導電粉末粒子Ti0↓2と
してもよい。
【0025】板ガラス部材としてはソーダガラスまたは
けい酸ソーダまたは焼き入れ処理ガラス等任意部材とし
てよい。樹脂板についても透明なアクリル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、塩化ビニール樹脂など任意の樹脂部材
としてよい。
【0026】本発明は上記した構成によって、大気中の
汚染物質や,建物や移動体(例えば自動車)等を構成す
る板ガラスまたは樹脂板の主面に付着した有機物等を特
別の装置や人手を用いることなく除去することが可能と
なる。
【0027】詳しくは、屋外や屋内において光触媒に太
陽光等の近紫外線が当たることにより、大気中の低濃度
窒素酸化物などを硝酸などに酸化して光触媒上に捕捉す
ることができる。その結果、健康で快適な生活を可能に
する。また、環境良化を図れる。光触媒は時間の経過と
ともに、主として表面の活性部分が硝酸などの生成物に
より覆われ、汚染物質除去能力が除々に低下するが、降
水や洗浄により生成物が洗い流されることで活性が回復
する。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の汚染物
質の除去方法は、建物または移動体の内いずれか一方の
窓または戸を構成する板ガラスの主面に光触媒を備え、
近紫外線を受けることにより大気中の汚染物質を除去す
ることを特徴とするものであり、大気中の汚染物質また
は板ガラスの主面に付着した有機物(アセトアルデヒド
やアンモニア等)、窒素酸化物、塩素化合物等を酸化し
分解するという作用を有する。
【0029】つぎに、請求項2に記載の汚染物質の除去
方法は、請求項1に記載の汚染物質の除去方法おいて、
光触媒を二酸化チタンまたは二酸化チタンと活性炭との
混合物の内いずれか一方を主成分としたことを特徴とす
るもので、大気中の汚染物質および窓ガラスの主面に付
着した有機物、窒素酸化物、塩素化合物等を酸化し分解
するという作用を有する。
【0030】つぎに、請求項3に記載の建材用板ガラス
は、光触媒を主面に備えたことを特徴とするもので、近
紫外線を受けることにより大気中の汚染物質と表面につ
いた汚れとを除去する作用を有する。
【0031】つぎに請求項4に記載の板ガラスは、光触
媒の粉末粒子を主面に埋設したことを特徴とするもの
で、近紫外線を受けることにより大気中の汚染物質と表
面についた汚れとを除去する作用を有する。
【0032】つぎに請求項5に記載の板ガラスは、光触
媒を含んだ接着部材を主面に備え、近紫外線を受けるこ
とにより大気中の汚染物質と表面についた汚れとを除去
することを特徴とするもので、近紫外線を受けることに
より大気中の汚染物質と表面についた汚れとを除去する
作用を有する。
【0033】つぎに、請求項6に記載の板ガラスは、請
求項5に記載の接着部材をアクリル系または酢酸ビニー
ル系またはフッ素樹脂系またはシリコン樹脂系またはエ
ポキシ樹脂系またはウレタン樹脂系またはポリエステル
樹脂系またはフェノール樹脂系またはポリ塩化ビニル系
またはポリビニールアルコール、またはでんぷん、また
はアクリルエマルジョンと水の混合物、またはゴム、ま
たは塩化ビニールの内いずれか一つとしたことを特徴と
するもので、近紫外線を受けることにより大気中の汚染
物質と表面についた汚れとを除去する作用を有する。
【0034】つぎに、請求項7に記載の板ガラスの製造
方法は、光触媒を含んだ接着部材を空気圧または気化ガ
スにより噴霧するスプレー塗装により光触媒を配設する
ことを特徴とするもので、能率よく安価にガラス窓また
はガラス戸を量産できるという作用を有する。
【0035】つぎに、請求項8に記載の板ガラスの製造
方法は、押し出し機よりシート基材を押し出したのち光
触媒の粉末粒子を散布することにより主面に光触媒を配
設することを特徴とするもので、接着部材を含まずに能
率よく安価に光触媒を備えたガラス窓またはガラス戸を
量産できるという作用を有する。
【0036】つぎに請求項9に記載の板ガラスの製造方
法は、押し出し機よりシート基材を押し出したのち光触
媒の粉末粒子を散布し、その後さらにローラで押圧する
ことにより前記シート基材の主面に光触媒を埋設してな
ることを特徴とするもので、接着部材を含まずに能率よ
く安価に、かつ光触媒と平滑面を有するガラス窓または
ガラス戸を量産できるという作用を有する。
【0037】つぎに、請求項10に記載の板ガラスの製
造方法は、押し出し機よりシート基材を押し出したの
ち、光触媒と液状成分との混合物を塗布ローラにより印
刷することを特徴とするもので、能率よく安価に光触媒
を備えたガラス窓またはガラス戸を量産できるという作
用を有する。
【0038】つぎに、請求項11に記載の板ガラスの製
造方法は、押し出し機よりシート基材を押し出したのち
接着剤を塗布ローラにより印刷し、その後、光触媒の粉
末粒子を散布することにより前記シート基材の主面に光
触媒を配設することを特徴とするもので、能率よく安価
に光触媒を備えたガラス窓またはガラス戸を量産できる
という作用を有する。
【0039】つぎに請求項12に記載の樹脂板は、光触
媒の粉末粒子を主面に埋設したことを特徴とするもの
で、近紫外線を受けることにより大気中の汚染物質と表
面についた汚れとを除去するという作用を有する。
【0040】つぎに請求項13に記載の樹脂板の製造方
法は、光触媒を含んだ接着部材を空気圧または気化ガス
により噴霧するスプレー塗装により光触媒を配設するこ
とを特徴とするもので、能率よく安価に光触媒を備えた
樹脂板を量産できるという作用を有する。
【0041】つぎに請求項14に記載の樹脂板の製造方
法は、押し出し機よりシート基材を押し出したのち光触
媒の粉末粒子を散布することにより主面に光触媒を配設
することを特徴とするもので、接着部材を用いる事なく
能率よく安価に光触媒を備えた樹脂板を量産できるとい
う作用を有する。
【0042】つぎに請求項15に記載の樹脂板の製造方
法は、押し出し機よりシート基材を押し出したのち光触
媒の粉末粒子を散布し、その後さらにローラで押圧する
ことにより前記シート基材の主面に光触媒を埋設してな
ることを特徴とするもので、接着部材を用いる事なく能
率よく安価に、かつ平滑面と光触媒を備えた樹脂板を量
産できるという作用を有する。
【0043】つぎに請求項16に記載の樹脂板の製造方
法は、押し出し機よりシート基材を押し出したのち、光
触媒と液状成分との混合物を塗布ローラにより印刷する
ことを特徴とするもので、能率よく安価に光触媒を備え
た樹脂板を量産できるという作用を有する。
【0044】つぎに請求項17に記載の樹脂板の製造方
法は、押し出し機よりシート基材を押し出したのち接着
剤を塗布ローラにより印刷し、その後光触媒の粉末粒子
を散布することにより主面に光触媒を配設することを特
徴とするもので、能率よく安価に光触媒を備えた樹脂板
を量産できるという作用を有する。
【0045】つぎに請求項18に記載の移動体用板ガラ
スは、光触媒を主面に備え、近紫外線を受けることによ
り大気中の汚染物質と表面についた汚れとを除去するこ
とを特徴とするもので、能率よく安価に光触媒を備えた
自動車等の板ガラスを量産できるという作用を有する。
【0046】以下、本発明の実施の形態について図1〜
図4を用いて説明する。 (実施の形態1)図4は本発明の一実施の形態における
木造家屋100の外観斜視図を示す。70はガラス窓、
71はガラス戸を示している。ガラス窓70またはガラ
ス戸71を構成するシート状基材は板ガラスまたは樹脂
板からなる。
【0047】上記ガラス窓70またはガラス戸71を構
成する板ガラスの主平面(室内に面した内面側と、外気
と接する外面側の両面)は、透明または所定の色調の接
着部材に含ませた光触媒が所定の膜厚寸法たとえば50
ミクロンメートルに配設されている。
【0048】接着部材としては前述のごとく、熱硬化性
のアクリル系樹脂部材(例えばアクリルメラミン樹脂)
やアルキッドメラミン樹脂部材、または酢酸ビニール
系、またはフッ素樹脂系、またはシリコン樹脂系、また
はエポキシ樹脂系、またはウレタン樹脂系またはポリエ
ステル樹脂系、またはフェノール樹脂系、またはポリ塩
化ビニル系等の合成樹脂部材(または有機バインダ)の
内いずれか一つとしている。
【0049】接着部材に含ませる光触媒としては例えば
二酸化チタン、または二酸化チタンと活性炭との混合物
等任意の光触媒を用いてよい。
【0050】光触媒層の塗布厚さは最小0.3ミクロン
メートル〜50ミクロンメートル程度としている。
【0051】接着部材に配合する光触媒の配合比は0.
5W%〜50W%とし、光触媒の重量平均粒径を0.0
1ミクロンメートル〜30ミクロンメートルの範囲とし
ている。
【0052】なお、上記接着部材の他に、二酸化チタン
粒子の担持方法としてエポキシ接着部材を用いる方法を
用いてもよい。この場合は、二酸化チタン粒子に水を含
浸し、エポキシ樹脂を含んだ接着部材に分散後、ガラス
窓またはガラス戸を構成するシート状基材の主平面に塗
布する。そして、摂氏30度〜50度で一次乾燥し、シ
ンナーを蒸発させた後、摂氏80度〜200度で二次乾
燥し、光触媒層を形成するものである。
【0053】また、塗装方法としては、印刷または浸漬
塗装または吹き付け塗装または静電塗装または粉体塗装
など任意の手段を用いてよいことは言うまでもない。
【0054】また、UV樹脂に光触媒の粉末粒子を含ま
せ板ガラスの主平面に塗布するようにしてもよい。
【0055】さらに、二酸化チタン粒子を顔料の分散媒
に相当する部分、つまり透明接着部材にあたる部分(ビ
ヒクル)に分散させて塗布してよいことも同様である。
【0056】さらに、接着部材を用いず、光触媒の粉末
粒子を直接、板ガラスまたは樹脂部材の表面に埋設する
ようにしてもよい。
【0057】さらに、シート状基材としては、透明また
は着色したガラス基材、または模様を施した不透明ガラ
ス基材、または透明または着色した樹脂基板など任意の
部材を用いてよい。透明なケイ酸ガラスは太陽光の紫
外、可視光域を吸収せず板ガラスの裏面より光触媒を活
性化させる。
【0058】ガラス部材または透明樹脂部材からなる
窓,戸(またはドア)を設置する対象物についても任意
で、木造家屋、高層ビルディング、移動体(例えば自動
車(単車、三輪車、四輪車、バス等)、鉄道用車両、航
空機等の飛行物体、船舶)、ショーウインドー、陳列ケ
ース(例えば、実開昭62−198472号公報等)、
自動販売機の商品展示部を包囲する透視窓(例えば、特
開平1−306988号公報における第6図、第7図の
透視窓部5a等)など任意であってよい。
【0059】前記四輪自動車の場合、ガラス窓としては
フロントガラス、リアガラス、ドアまたはボディに取り
付き上下動するウインドーガラス等任意に光触媒を配設
すればよい。
【0060】(実施の形態2)図1は本発明の実施の形
態2における窓、戸などを構成するシート状基材(板ガ
ラスまたは樹脂板)の製造装置の要部側面図である。な
お、シート状基材としてはアクリル樹脂部材の例により
説明する。
【0061】シート状基材の製造装置の構成は、連続し
たシート状基材を押出成形する押出成形手段と、塗布ロ
ーラにより接着剤層を印刷する接着剤塗布手段と、振動
または揺動手段を備えた振い、もしくはカスケード形電
磁振動機を用いた光触媒粒子供給手段と、少なくとも一
方の主平面に模様を施し不透明にする一対の加熱成形ロ
ール手段とを具備している。
【0062】図1の装置を用いシート状基材を製造する
方法について説明する。まず、エクストルーダ40とT
ダイ(図示せず)を使用する押出成形手段により連続的
にシート状基材1を1mm〜10mm程度の厚さ寸法に
押出成形する。
【0063】次に、連続成形されるシート状基材1の一
方の主平面(図1の実施例では上面側)に塗布ローラ4
4により接着剤層19を厚さ寸法2〜20μm程度の薄
膜状に塗布ローラー44を用いて印刷塗布する。接着剤
はたとえば紫外線硬化樹脂やアクリル樹脂などの透明液
状部材を用いている。
【0064】塗布ローラ44への接着剤41供給はホッ
パー42により行われ、塗布ローラ44への塗布膜厚は
ホッパー側壁に配設したドクターブレード43の開閉に
より規制する構成としている。塗布ローラ44は表面層
にシリコンやフッ素などのゴムライニング45を所定に
施している。ゴムライニング45は必要に応じて実施す
ればよく、凸版印刷やグラビヤ印刷の様に塗布ローラ4
4表面を所定に加工しても一向に差し支えない。その
後、シート状基材1の上方に位置する振い6を、振い6
に連繋する電磁振動機7などの手段で微振動させると共
に左右に揺動して粉末粒子状の光触媒4をシート状基材
1の主平面に散布する。光触媒4を搭載したシート状基
材1は、一対の加熱成形ロール8,9(それぞれ摂氏9
0度に加熱)によりシート状基材1の両面をそれぞれ所
定形状に成形されると共に、進行方向を逆転してエクス
トルーダ40の方向に向かって進む。
【0065】当然のことながら、シート状基材1は冷却
後、窓または戸に対応した寸法に切断される(図示せ
ず)。
【0066】また、振い6を用いてシート状基材1上に
供給される光触媒4は必ずしも粒子一層分だけ供給され
るのでなく、多層状に供給される。しかし、一対の加熱
成形ロール8,9によりシート状基材1が方向転換する
際、接着剤41の粘着力によって接着された光触媒以外
は自然落下して除去される。勿論、必要に応じ加熱成形
ロール8近くにエヤー吹き付けノズルや掻き取りブレー
ドを設け、強制的に排除してもよい。
【0067】なお、光触媒の散布手段として、振い6と
電磁振動機7を用いた例を述べたが、これに代え、カス
ケード型電磁振動機(例えば、神鋼電機株式会社製品)
の樋先端から直接散布するようにしてもよい。
【0068】なお、ガラス部材からなるシート状基材の
主平面に光触媒を配設する場合は、一対の加熱成形ロー
ル手段の配置を変更することにより同様に実施できる。
即ち加熱成形ロール9を加熱成形ロール8の上部に配置
し、シート状基材を直線状に搬送処理する構成とすれば
よい。
【0069】また、上記実施例ではシート状基材の一方
の主平面に光触媒を配設する例を述べたが、別段、シー
ト状基材の両方の主平面に光触媒を配設するようにして
よいことは言うまでもない。
【0070】(実施の形態3)図2は本発明の実施の形
態3におけるシート状基材製造装置の要部側面図であ
る。この場合も樹脂部材からなるシート状基材の例によ
り説明する。
【0071】装置の構成は、連続したシート状基材を押
出成形する押出成形手段と、真空吸引ドラムにより光触
媒を供給する手段と、少なくとも一方の主平面に縞状ま
たは網目状など任意模様の外光散乱層を押圧成形する一
対の加熱成形ロール手段とを具備してなる。
【0072】図2の装置を用いシート状基材の製造方法
について説明する。まず、エクストルーダ50とTダイ
(図示せず。)を使用する押出成形手段により連続的に
シート状基材1を1mm〜10mm程度の厚さ寸法に押
出成形する。
【0073】次に、連続成形されるシート状基材1の一
方の主平面(図2の実施例では上面側)に真空吸引ドラ
ム53表面に吸着した光触媒4を供給する。
【0074】真空吸引ドラム53は多孔質部材たとえば
セラミックスや焼結金属からなり、真空吸引穴54より
排気されている。真空吸引ドラム53への光触媒4供給
はホッパー51により行われ、供給量の規制はホッパー
側壁に配設したドクターブレード52の開閉により行う
構成としている。光触媒4を搭載したシート状基材1
は、一対の加熱成形ロール8,9により第一の実施例の
装置構成と同様、シート状基材1の両面をそれぞれ所定
形状に成形すると共に、進行方向を逆転してエクストル
ーダ40の方向に向かって進む。シート状基材1上に供
給した光触媒4をシート状基材1の表面に搭載状態で配
設するか表面層に埋設するかは、加熱成形ロール8,9
の中心間距離により設定可能で、目的とするシート状基
材に対応して任意に選択、実施すればよい。
【0075】(実施の形態4)図3は本発明の実施の形
態4におけるシート状基材製造装置の要部側面図であ
る。
【0076】この場合も樹脂部材からなるシート状基材
の例により説明する。装置の構成は、連続したシート状
基材を押出成形する押出成形手段と、光触媒と液体成分
との混合物を塗布ローラにより印刷する塗布手段と、少
なくとも一方の主平面に縞状または網目状など任意模様
の外光散乱層を押圧成形する一対の加熱成形ロール手段
とを具備してなる。
【0077】図3の装置を用いたシート状基材の製造方
法について説明する。まず、エクストルーダ60とTダ
イ(図示せず。)を使用する押出成形手段により連続的
にシート状基材1を1mm〜10mm程度の厚さ寸法に
押出成形する。
【0078】次に、連続成形されるシート状基材1の一
方の主平面(図3の実施例では上面側)に塗布ローラ6
3により、光触媒と水または接着性液状部材たとえば紫
外線硬化樹脂やアクリル樹脂などと混合した混液光触媒
66を薄膜状に印刷塗布し、遠赤外線ヒーター65など
で所定に乾燥させる。塗布ローラ64への混液光触媒6
6供給はホッパー61により行われ、塗布膜厚はホッパ
ー側壁に配設したドクターブレード62の開閉により規
制する構成としている。塗布ローラ63は表面層にシリ
コンやフッ素などのゴムライニング64を所定に施して
いる。ゴムライニング64は必要に応じて実施すればよ
く、凸版印刷やグラビヤ印刷の様に塗布ローラ63表面
を所定に加工しても一向に差し支えない。この後、シー
ト状基材1は、一対の加熱成形ロール8,9により第一
の実施例の装置構成と同様、シート状基材1の両面をそ
れぞれ所定形状に成形すると共に、進行方向を逆転して
エクストルーダ40の方向に向かって進む。
【0079】なお、上記実施の形態において、シート状
基材の主平面に光散乱用の模様を形成する例を述べた
か、別段、光散乱用の模様を配設しなくてもよく、両面
がフラットな透光シート(透明な板ガラスまたは樹脂
板)としてよいことは言うまでもない。
【0080】また、光触媒を板ガラスまたは樹脂板の両
面に配設してよいことも同様である。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明における汚染物質の
除去方法と板ガラスおよび樹脂板は大気中の汚染物質た
とえば低濃度窒素酸化物などを硝酸などに酸化して光触
媒上に捕捉することができる。また、ガラス窓またはガ
ラス戸の主平面に付着した有機物等を特別の装置や人手
を用いることなく除去することが可能となる。
【0082】また、光触媒を備えたシートやパネルやブ
ラインド型有毒ガス除去装置等を別途製作、設置する必
要が無い。勿論、シートやパネルやブラインド型有毒ガ
ス除去装置等の設置スペースも不要となる。さらに、シ
ート状基材を安価に量産可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態2によるシート状基材製造
装置の側面図
【図2】本発明の実施の形態3によるシート状基材製造
装置の側面図
【図3】本発明の実施の形態4によるシート状基材製造
装置の側面図
【図4】本発明の実施の形態1の説明に用いる木造家屋
の斜視図
【符号の説明】
1 シート状基材 4 光触媒 6 振い 7 振動機 8,9 加熱成形ロール 40,50,60 エクストルーダ 41 接着材 42,51,61 ホッパー 43,52,62 ブレード 44,63 塗布ローラ 45,64 ゴムライニング 53 ドラム 54 真空吸引穴 65 ヒータ 66 混液光触媒 70 ガラス窓 71 ガラス戸 100 木造家屋
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C03C 17/23 C03C 17/32 C 17/32 B01D 53/36 101Z

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物または移動体の内いずれか一方の窓
    または戸を構成するガラスの主面に光触媒を備え、近紫
    外線を受けることにより大気中の汚染物質を除去するこ
    とを特徴とする汚染物質の除去方法。
  2. 【請求項2】 光触媒を二酸化チタンまたは二酸化チタ
    ンと活性炭との混合物の内いずれか一方を主成分とした
    ことを特徴とする請求項1に記載の汚染物質の除去方
    法。
  3. 【請求項3】 光触媒を主面に備え、近紫外線を受ける
    ことにより大気中の汚染物質と表面についた汚れとを除
    去することを特徴とする建材用板ガラス。
  4. 【請求項4】 光触媒の粉末粒子を主面に埋設し、近紫
    外線を受けることにより大気中の汚染物質と表面につい
    た汚れとを除去することを特徴とする板ガラス。
  5. 【請求項5】 光触媒を含んだ接着部材を主面に備え、
    近紫外線を受けることにより大気中の汚染物質と表面に
    ついた汚れとを除去することを特徴とする板ガラス。
  6. 【請求項6】 接着部材をアクリル系または酢酸ビニー
    ル系またはフッ素樹脂系またはシリコン樹脂系またはエ
    ポキシ樹脂系またはウレタン樹脂系またはポリエステル
    樹脂系またはフェノール樹脂系またはポリ塩化ビニル系
    またはポリビニールアルコール、またはでんぷん、また
    はアクリルエマルジョンと水の混合物、またはゴム、ま
    たは塩化ビニールの内いずれか一つとしたことを特徴と
    する請求項5に記載の板ガラス。
  7. 【請求項7】 光触媒を含んだ接着部材を空気圧または
    気化ガスにより噴霧するスプレー塗装により光触媒を配
    設することを特徴とする板ガラスの製造方法。
  8. 【請求項8】 押し出し機よりシート基材を押し出した
    のち光触媒の粉末粒子を散布することにより主面に光触
    媒を配設することを特徴とする板ガラスの製造方法。
  9. 【請求項9】 押し出し機よりシート基材を押し出した
    のち光触媒の粉末粒子を散布し、その後さらにローラで
    押圧することにより前記シート基材の主面に光触媒を埋
    設してなることを特徴とする板ガラスの製造方法。
  10. 【請求項10】 押し出し機よりシート基材を押し出し
    たのち、光触媒と液状成分との混合物を塗布ローラによ
    り印刷することを特徴とする板ガラスの製造方法。
  11. 【請求項11】 押し出し機よりシート基材を押し出し
    たのち接着剤を塗布ローラにより印刷し、その後、光触
    媒の粉末粒子を散布することにより主面に光触媒を配設
    することを特徴とする板ガラスの製造方法。
  12. 【請求項12】 光触媒の粉末粒子を主面に埋設し、近
    紫外線を受けることにより大気中の汚染物質と表面につ
    いた汚れとを除去することを特徴とする樹脂板。
  13. 【請求項13】 光触媒を含んだ接着部材を空気圧また
    は気化ガスにより噴霧するスプレー塗装により光触媒を
    配設することを特徴とする樹脂板の製造方法。
  14. 【請求項14】 押し出し機よりシート基材を押し出し
    たのち光触媒の粉末粒子を散布することにより主面に光
    触媒を配設することを特徴とする樹脂板の製造方法。
  15. 【請求項15】 押し出し機よりシート基材を押し出し
    たのち光触媒の粉末粒子を散布し、その後さらにローラ
    で押圧することにより前記シート基材の主面に光触媒を
    埋設してなることを特徴とする樹脂板の製造方法。
  16. 【請求項16】 押し出し機よりシート基材を押し出し
    たのち、光触媒と液状成分との混合物を塗布ローラによ
    り印刷することを特徴とする樹脂板の製造方法。
  17. 【請求項17】 押し出し機よりシート基材を押し出し
    たのち接着剤を塗布ローラにより印刷し、その後光触媒
    の粉末粒子を散布することにより主面に光触媒を配設す
    ることを特徴とする樹脂板の製造方法。
  18. 【請求項18】 光触媒を主面に備え、近紫外線を受け
    ることにより大気中の汚染物質と表面についた汚れとを
    除去することを特徴とする移動体用板ガラス。
  19. 【請求項19】 透視窓の主面に光触媒を備え、近紫外
    線を受けることにより大気中の汚染物質を除去すること
    を特徴とする自動販売機。
  20. 【請求項20】 透視ドアまたは透視戸の内いずれか一
    方の主面に光触媒を備え、近紫外線を受けることにより
    大気中の汚染物質を除去することを特徴とする陳列ケー
    ス。
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