JPH09173463A - スタイレット装置 - Google Patents
スタイレット装置Info
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- JPH09173463A JPH09173463A JP8324313A JP32431396A JPH09173463A JP H09173463 A JPH09173463 A JP H09173463A JP 8324313 A JP8324313 A JP 8324313A JP 32431396 A JP32431396 A JP 32431396A JP H09173463 A JPH09173463 A JP H09173463A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61N—ELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
- A61N1/00—Electrotherapy; Circuits therefor
- A61N1/02—Details
- A61N1/04—Electrodes
- A61N1/05—Electrodes for implantation or insertion into the body, e.g. heart electrode
- A61N1/056—Transvascular endocardial electrode systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/01—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
- A61M25/09—Guide wires
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/01—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
- A61M25/09—Guide wires
- A61M2025/09175—Guide wires having specific characteristics at the distal tip
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- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
- Electrotherapy Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダブルスタイレット複合体として構成された
スタイレット装置において、可動の内部スタイレットワ
イヤの予め曲げられた遠位端区分全体をシェルの通路の
内部へ後退させて、スタイレットシェルの遠位端区分で
取り囲んだ時に、スタイレットシェルの遠位端区分を真
直ぐにする、すなわち横方向の曲がりを少なくし、きれ
いな形状にする。 【解決手段】 内部スタイレット44の予め曲げられた
遠位端区分46が少なくとも部分的に形状記憶合金から
成っており、曲率半径ρ(l)が長手方向lに変化する
スタイレット区分を備えている。
スタイレット装置において、可動の内部スタイレットワ
イヤの予め曲げられた遠位端区分全体をシェルの通路の
内部へ後退させて、スタイレットシェルの遠位端区分で
取り囲んだ時に、スタイレットシェルの遠位端区分を真
直ぐにする、すなわち横方向の曲がりを少なくし、きれ
いな形状にする。 【解決手段】 内部スタイレット44の予め曲げられた
遠位端区分46が少なくとも部分的に形状記憶合金から
成っており、曲率半径ρ(l)が長手方向lに変化する
スタイレット区分を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空電極ケーブ
ル、カテーテルまたは他の管状器具のような、長手方向
に延びる狭い内部通路を備えた可撓性部材内に挿入し
て、該可撓性部材を剛性化して該可撓性部材遠位端区分
を曲げるようになっているスタイレット装置であって、
該スタイレット装置が、可撓性の管状のスタイレットシ
ェルと、該スタイレットシェルの通路内部に変位可能に
配置された内部スタイレットとから成るダブルスタイレ
ット複合体として形成されており、内部スタイレット
が、予め曲げられた遠位端区分を備えており、該遠位端
区分が、スタイレットシェルの内部の後退内部位置また
はスタイレットシェルの外部の露出外部位置にセットさ
れるようになっている形式のものに関する。
ル、カテーテルまたは他の管状器具のような、長手方向
に延びる狭い内部通路を備えた可撓性部材内に挿入し
て、該可撓性部材を剛性化して該可撓性部材遠位端区分
を曲げるようになっているスタイレット装置であって、
該スタイレット装置が、可撓性の管状のスタイレットシ
ェルと、該スタイレットシェルの通路内部に変位可能に
配置された内部スタイレットとから成るダブルスタイレ
ット複合体として形成されており、内部スタイレット
が、予め曲げられた遠位端区分を備えており、該遠位端
区分が、スタイレットシェルの内部の後退内部位置また
はスタイレットシェルの外部の露出外部位置にセットさ
れるようになっている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような通路を備えた部材は、例え
ば人体の刺激作用に使用される管状コンダクタ等であ
る。このような通路を備えた部材は、インプラントとし
て役立つか、または、医学的治療が行われた後に人体か
ら除去するように構成することができる。
ば人体の刺激作用に使用される管状コンダクタ等であ
る。このような通路を備えた部材は、インプラントとし
て役立つか、または、医学的治療が行われた後に人体か
ら除去するように構成することができる。
【0003】この種類のスタイレット装置は、特に心臓
刺激機器用の中空電極ケーブルを人間の心臓へ進入させ
る時にこの電極ケーブルを剛性化して案内し、またケー
ブルの遠位端部の接点電極(電極ヘッド)を心臓の空洞
部に固定するのに適している。このような電極ケーブル
の心臓への導入は一般的に適当な静脈を通して行われ、
接点電極は、右心室または心房内に固定することができ
る。中空電極ケーブル内に一時的に導入されたスタイレ
ット装置は、ケーブルの近位端部(後で心臓刺激機器に
接続される)からケーブルの中央通路を通って、接触電
極が設けられた遠位端部に延びている。
刺激機器用の中空電極ケーブルを人間の心臓へ進入させ
る時にこの電極ケーブルを剛性化して案内し、またケー
ブルの遠位端部の接点電極(電極ヘッド)を心臓の空洞
部に固定するのに適している。このような電極ケーブル
の心臓への導入は一般的に適当な静脈を通して行われ、
接点電極は、右心室または心房内に固定することができ
る。中空電極ケーブル内に一時的に導入されたスタイレ
ット装置は、ケーブルの近位端部(後で心臓刺激機器に
接続される)からケーブルの中央通路を通って、接触電
極が設けられた遠位端部に延びている。
【0004】スタイレット装置は特に、心臓の心房内に
接点電極を固定するのに適しているので、電極ケーブル
の遠位端区分を適当なJ字形にして、この遠位端区分を
心房の心耳に導入しやすくし、また心房の心耳の心柱内
に接点電極を固定できるようにすることができる。接点
電極を心臓内の所望位置に固定した後、スタイレット装
置は電極ケーブルから完全に取り除かれ、電極ケーブル
は、人体に左胸筋の下側等で外科的に皮下埋設された心
臓刺激機器(例えばペースメーカ)に接続される。
接点電極を固定するのに適しているので、電極ケーブル
の遠位端区分を適当なJ字形にして、この遠位端区分を
心房の心耳に導入しやすくし、また心房の心耳の心柱内
に接点電極を固定できるようにすることができる。接点
電極を心臓内の所望位置に固定した後、スタイレット装
置は電極ケーブルから完全に取り除かれ、電極ケーブル
は、人体に左胸筋の下側等で外科的に皮下埋設された心
臓刺激機器(例えばペースメーカ)に接続される。
【0005】米国特許第5170787号明細書は、ダ
ブルスタイレット装置(「ダブルスタイレットワイヤ」
と呼ばれている)、すなわち可撓性の管状のスタイレッ
トシェルの中央通路内に可動の内部スタイレットワイヤ
が挿入されたスタイレット複合体を記載して示している
(上記明細書の第2図を参照)。この公知のスタイレッ
ト装置の近位端部には、シェルおよび内部スタイレット
を相対移動させる操作ハンドルが設けられており、これ
によりスタイレットワイヤの予め曲げられた遠位端区分
を周囲のシェルの遠位端区分内へ後退させるか、また
は、スタイレットの予め曲げられた遠位端区分をシェル
の端区分の開口から進出させて周囲の電極ケーブルの遠
位端区分の中央通路内に延びるようにし、遠位端区分に
所望の湾曲形状を与えることができるようにしている。
ブルスタイレット装置(「ダブルスタイレットワイヤ」
と呼ばれている)、すなわち可撓性の管状のスタイレッ
トシェルの中央通路内に可動の内部スタイレットワイヤ
が挿入されたスタイレット複合体を記載して示している
(上記明細書の第2図を参照)。この公知のスタイレッ
ト装置の近位端部には、シェルおよび内部スタイレット
を相対移動させる操作ハンドルが設けられており、これ
によりスタイレットワイヤの予め曲げられた遠位端区分
を周囲のシェルの遠位端区分内へ後退させるか、また
は、スタイレットの予め曲げられた遠位端区分をシェル
の端区分の開口から進出させて周囲の電極ケーブルの遠
位端区分の中央通路内に延びるようにし、遠位端区分に
所望の湾曲形状を与えることができるようにしている。
【0006】米国特許第4136703号明細書は、電
極ケーブル用のダブルスタイレット複合体として構成さ
れたスタイレット装置の別の例を示している。この公知
のスタイレット装置は、遠位端区分に予め曲げられた内
部スタイレットワイヤを有している。このスタイレット
装置は、中空の比較的「柔軟な(limp)」電極ケーブルに
挿入されて、ケーブルを人体に導入する間にケーブルに
必要な剛性を与え、この導入の終了時に接点電極を備え
たケーブルの遠位端区分を曲げることができる。このケ
ーブルの曲げは、スタイレット装置の内部スタイレット
の予め曲げられた遠位端区分をシェルの内部の不作動後
退位置からシェルの開口の外部の露出作動位置へ切り換
えた時に実行される。包囲しているケーブル内のスタイ
レットの予め曲げられた遠位端部が露出した時、電極ケ
ーブルが曲がる、すなわち湾曲して所望のJ字形を取
る。
極ケーブル用のダブルスタイレット複合体として構成さ
れたスタイレット装置の別の例を示している。この公知
のスタイレット装置は、遠位端区分に予め曲げられた内
部スタイレットワイヤを有している。このスタイレット
装置は、中空の比較的「柔軟な(limp)」電極ケーブルに
挿入されて、ケーブルを人体に導入する間にケーブルに
必要な剛性を与え、この導入の終了時に接点電極を備え
たケーブルの遠位端区分を曲げることができる。このケ
ーブルの曲げは、スタイレット装置の内部スタイレット
の予め曲げられた遠位端区分をシェルの内部の不作動後
退位置からシェルの開口の外部の露出作動位置へ切り換
えた時に実行される。包囲しているケーブル内のスタイ
レットの予め曲げられた遠位端部が露出した時、電極ケ
ーブルが曲がる、すなわち湾曲して所望のJ字形を取
る。
【0007】しかし、上記両米国特許明細書に記載され
ている形式の従来のスタイレット装置は、内部スタイレ
ットの予め曲げられた遠位端区分がシェルの対応遠位端
区分の内部の不作動「待機」位置へ後退した時に、スタ
イレット装置が、ひいてはその周囲の電極ケーブルも、
所望のほぼ真直ぐな形状を確実に取るようにすることが
できない。
ている形式の従来のスタイレット装置は、内部スタイレ
ットの予め曲げられた遠位端区分がシェルの対応遠位端
区分の内部の不作動「待機」位置へ後退した時に、スタ
イレット装置が、ひいてはその周囲の電極ケーブルも、
所望のほぼ真直ぐな形状を確実に取るようにすることが
できない。
【0008】米国特許第5190546号明細書はさら
に、形状記憶合金または記憶金属から成る構成手段の使
用を含む医療適用例(方法および装置)を記載してい
る。電圧誘導型マルテンサイト合金から成る手段を使用
すれば、前記装置の熱感度を低下させ、それによって人
間またはほ乳類の身体に対する導入または取り出しが容
易になる。このような手段はこれらの適用例では新しく
独特である。
に、形状記憶合金または記憶金属から成る構成手段の使
用を含む医療適用例(方法および装置)を記載してい
る。電圧誘導型マルテンサイト合金から成る手段を使用
すれば、前記装置の熱感度を低下させ、それによって人
間またはほ乳類の身体に対する導入または取り出しが容
易になる。このような手段はこれらの適用例では新しく
独特である。
【0009】最後に挙げた明細書の特許請求の範囲に記
載されている方法および装置は一貫して、身体の骨への
取り付けまたは骨内への固定に関連している。選択技法
は、記憶金属の限界温度が生体内の骨/骨組織とほぼ同
じ温度範囲にあるために記憶金属が不要なマルテンサイ
ト変態を行うのを防止することをめざしている。
載されている方法および装置は一貫して、身体の骨への
取り付けまたは骨内への固定に関連している。選択技法
は、記憶金属の限界温度が生体内の骨/骨組織とほぼ同
じ温度範囲にあるために記憶金属が不要なマルテンサイ
ト変態を行うのを防止することをめざしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基本的な課題
は、ダブルスタイレット複合体として構成されたスタイ
レット装置において、可動の内部スタイレットワイヤの
予め曲げられた遠位端区分全体をシェルの通路の内部へ
後退させて、スタイレットシェルの遠位端区分で取り囲
んだ時に、スタイレットシェルの遠位端区分が真直ぐに
なる、すなわち横方向の曲がりが少なく、きれいな形状
になるようなスタイレット装置を達成することである。
は、ダブルスタイレット複合体として構成されたスタイ
レット装置において、可動の内部スタイレットワイヤの
予め曲げられた遠位端区分全体をシェルの通路の内部へ
後退させて、スタイレットシェルの遠位端区分で取り囲
んだ時に、スタイレットシェルの遠位端区分が真直ぐに
なる、すなわち横方向の曲がりが少なく、きれいな形状
になるようなスタイレット装置を達成することである。
【0011】スタイレットワイヤの予め曲げられた遠位
端区分がスタイレットシェルの開口の外部へ露出して延
びる時、通路を備えてスタイレット装置を保持して包囲
する細い可撓性部材の対応部分の所望の曲がりを生ぜし
める。この可撓性部材は、例えば(上記のように)中空
ケーブル、カテーテルまたは他の種類の、剛性が比較的
低い中空の細長い器具にすることができる。
端区分がスタイレットシェルの開口の外部へ露出して延
びる時、通路を備えてスタイレット装置を保持して包囲
する細い可撓性部材の対応部分の所望の曲がりを生ぜし
める。この可撓性部材は、例えば(上記のように)中空
ケーブル、カテーテルまたは他の種類の、剛性が比較的
低い中空の細長い器具にすることができる。
【0012】本発明によるスタイレット装置は、(スタ
イレット装置が内部に挿入される)細い可撓性部材を剛
性化し、この可撓性部材の遠位端区分を曲げるように構
成されているので、本発明の目的は、内部通路を備えた
細い可撓性部材の遠位端区分を操作するスタイレット装
置を提供することであると言うこともできる。この可撓
性部材が心臓刺激装置すなわちペースメーカ用の中空電
極ケーブルである場合、本発明の目的はまた、埋め込み
中に電極ケーブルの遠位端区分を所望通りに、すなわち
実質的に真直ぐな形状から湾曲形状になるように操作し
て、この遠位端区分がJ字形になるようにすることがで
きるスタイレット装置を提供することである。
イレット装置が内部に挿入される)細い可撓性部材を剛
性化し、この可撓性部材の遠位端区分を曲げるように構
成されているので、本発明の目的は、内部通路を備えた
細い可撓性部材の遠位端区分を操作するスタイレット装
置を提供することであると言うこともできる。この可撓
性部材が心臓刺激装置すなわちペースメーカ用の中空電
極ケーブルである場合、本発明の目的はまた、埋め込み
中に電極ケーブルの遠位端区分を所望通りに、すなわち
実質的に真直ぐな形状から湾曲形状になるように操作し
て、この遠位端区分がJ字形になるようにすることがで
きるスタイレット装置を提供することである。
【0013】スタイレット装置に関する従来技術を明ら
かにしている上記明細書が示しているように、一般的な
スタイレット装置は、薄壁の管と、管内部を移動する予
成形されたスタイレットワイヤとによって構成されてい
る。スタイレットワイヤが(何らかの制御機構で)管に
対して相対移動した時、管の端部から外部へ露出した予
め曲げられた遠位端区分を利用して、周囲の電極ケーブ
ルに様々な形状を与えることができる。この公知の一般
的なスタイレットにおける内部スタイレットは、一般的
に例えば3%の最大伸び率までは伸び率と張力との間に
線形関係があるようなステンレス鋼から成っている。内
部スタイレットの予め曲げられた遠位端区分が管状のス
タイレットシェル内へ後退する時、管状のスタイレット
シェル内への後退中にスタイレットワイヤが強制的に真
直ぐにさせられながら、連続的に後退する予め曲げられ
た遠位端区分がシェルに加える曲げモーメントにより、
シェルの遠位端区分が横方向に湾曲する。
かにしている上記明細書が示しているように、一般的な
スタイレット装置は、薄壁の管と、管内部を移動する予
成形されたスタイレットワイヤとによって構成されてい
る。スタイレットワイヤが(何らかの制御機構で)管に
対して相対移動した時、管の端部から外部へ露出した予
め曲げられた遠位端区分を利用して、周囲の電極ケーブ
ルに様々な形状を与えることができる。この公知の一般
的なスタイレットにおける内部スタイレットは、一般的
に例えば3%の最大伸び率までは伸び率と張力との間に
線形関係があるようなステンレス鋼から成っている。内
部スタイレットの予め曲げられた遠位端区分が管状のス
タイレットシェル内へ後退する時、管状のスタイレット
シェル内への後退中にスタイレットワイヤが強制的に真
直ぐにさせられながら、連続的に後退する予め曲げられ
た遠位端区分がシェルに加える曲げモーメントにより、
シェルの遠位端区分が横方向に湾曲する。
【0014】しかし、前述したように、内部スタイレッ
トの予め曲げられた遠位端区分がスタイレットシェル内
へ完全に後退した時でも、スタイレット装置を適度な真
直ぐの状態に維持することが非常に望ましい。しかし実
際には、通常はステンレス鋼から成る内部スタイレット
を用いた場合、内部スタイレットの予め曲げられた遠位
端区分を真直ぐにすることは、内部スタイレットの予め
曲げられた遠位端区分を制限的に真直ぐにする時でも達
してしまうような、わずかに2〜3%の大きさの延伸で
あっても、内部スタイレット内には大きなたわみ応力が
発生するため、この望ましい結果を実現することができ
ない。強制的に真直ぐにされようとしたときに内部スタ
イレット内に発生するたわみ応力が、内部スタイレット
によって生ぜしめられた内部たわみ応力を周囲の管状の
スタイレットシェルに加える。
トの予め曲げられた遠位端区分がスタイレットシェル内
へ完全に後退した時でも、スタイレット装置を適度な真
直ぐの状態に維持することが非常に望ましい。しかし実
際には、通常はステンレス鋼から成る内部スタイレット
を用いた場合、内部スタイレットの予め曲げられた遠位
端区分を真直ぐにすることは、内部スタイレットの予め
曲げられた遠位端区分を制限的に真直ぐにする時でも達
してしまうような、わずかに2〜3%の大きさの延伸で
あっても、内部スタイレット内には大きなたわみ応力が
発生するため、この望ましい結果を実現することができ
ない。強制的に真直ぐにされようとしたときに内部スタ
イレット内に発生するたわみ応力が、内部スタイレット
によって生ぜしめられた内部たわみ応力を周囲の管状の
スタイレットシェルに加える。
【0015】従って、ステンレス鋼から成る内部スタイ
レットは、控え目の程度に真直ぐにする場合でも、周囲
の管状のスタイレットシェルの端区分の湾曲を避けるこ
とができないほどの大きさの曲げモーメントをスタイレ
ットシェルに加えるため、この点では好適とは云えな
い。
レットは、控え目の程度に真直ぐにする場合でも、周囲
の管状のスタイレットシェルの端区分の湾曲を避けるこ
とができないほどの大きさの曲げモーメントをスタイレ
ットシェルに加えるため、この点では好適とは云えな
い。
【0016】従って、本発明の1つの重要な課題は、内
部スタイレットワイヤがステンレス鋼について上記引用
された3%を超える最大延伸を受けた場合でも、内部ス
タイレットワイヤに不当に大きいたわみ応力を生ぜしめ
ることのないような、ステンレス鋼以外の材料を選択す
ることである。
部スタイレットワイヤがステンレス鋼について上記引用
された3%を超える最大延伸を受けた場合でも、内部ス
タイレットワイヤに不当に大きいたわみ応力を生ぜしめ
ることのないような、ステンレス鋼以外の材料を選択す
ることである。
【0017】本発明の更なる目的は、(前述したよう
に)スタイレット装置の内部スタイレットワイヤの予め
曲げられた遠位端区分全体がスタイレットシェルの開口
の外部に延びた時に、周囲の中空電極ケーブルの遠位端
部が明らかなJ字形すなわち釣り針形になるまで十分に
内部スタイレットがケーブルを曲げることができるよう
なスタイレット装置を実現することである。本発明によ
るスタイレット装置が挿入されているようなこのような
中空の電極ケーブルの端区分をこのように明らかなJ字
形にするためには、内部スタイレットワイヤが可能な限
り最大限の曲げモーメントを周囲のスタイレットシェル
に、ひいては周囲の電極ケーブルにも、それもスタイレ
ットシェルおよび電極ケーブルのJ字形の曲がりが開始
される領域においても加えることができるように構成さ
れたスタイレット装置が必要である。
に)スタイレット装置の内部スタイレットワイヤの予め
曲げられた遠位端区分全体がスタイレットシェルの開口
の外部に延びた時に、周囲の中空電極ケーブルの遠位端
部が明らかなJ字形すなわち釣り針形になるまで十分に
内部スタイレットがケーブルを曲げることができるよう
なスタイレット装置を実現することである。本発明によ
るスタイレット装置が挿入されているようなこのような
中空の電極ケーブルの端区分をこのように明らかなJ字
形にするためには、内部スタイレットワイヤが可能な限
り最大限の曲げモーメントを周囲のスタイレットシェル
に、ひいては周囲の電極ケーブルにも、それもスタイレ
ットシェルおよび電極ケーブルのJ字形の曲がりが開始
される領域においても加えることができるように構成さ
れたスタイレット装置が必要である。
【0018】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、内部スタイレットの予め曲げられ
た遠位端区分が少なくとも部分的に形状記憶合金から成
っており、曲率半径が長手方向に変化するスタイレット
区分を備えているようにした。
に本発明の構成では、内部スタイレットの予め曲げられ
た遠位端区分が少なくとも部分的に形状記憶合金から成
っており、曲率半径が長手方向に変化するスタイレット
区分を備えているようにした。
【0019】本発明によるスタイレット装置の好適な構
成は、請求項2以下に記載されている。
成は、請求項2以下に記載されている。
【0020】
【発明の効果】内部スタイレットの予め曲げられた遠位
端区分全体を適当に形状記憶合金から形成することがで
きる。製造の点から見ると、予め曲げられた遠位端区分
だけでなく、内部スタイレット全体を形状記憶合金から
形成することが望ましい。
端区分全体を適当に形状記憶合金から形成することがで
きる。製造の点から見ると、予め曲げられた遠位端区分
だけでなく、内部スタイレット全体を形状記憶合金から
形成することが望ましい。
【0021】予め曲げられた遠位端区分を備えた内部ス
タイレットが、周囲の管状のスタイレットシェルに曲率
半径の開始点からすぐに最大曲げモーメントを加えるこ
とができるようにするため、内部スタイレットの予め曲
げられた遠位端区分を、この遠位端区分において外側へ
その自由端部に向かって長手方向に大きくなるような曲
率半径で予め曲げることが好ましい。すなわち、内部ス
タイレットの予め曲げられた遠位端区分は、予め曲げら
れた遠位端区分の開始点で最大曲率(すなわち最小の曲
率半径)を有しており、この遠位端区分において外側へ
自由端部に向かって曲率が減小(すなわち曲率半径が増
大)することを意味している。
タイレットが、周囲の管状のスタイレットシェルに曲率
半径の開始点からすぐに最大曲げモーメントを加えるこ
とができるようにするため、内部スタイレットの予め曲
げられた遠位端区分を、この遠位端区分において外側へ
その自由端部に向かって長手方向に大きくなるような曲
率半径で予め曲げることが好ましい。すなわち、内部ス
タイレットの予め曲げられた遠位端区分は、予め曲げら
れた遠位端区分の開始点で最大曲率(すなわち最小の曲
率半径)を有しており、この遠位端区分において外側へ
自由端部に向かって曲率が減小(すなわち曲率半径が増
大)することを意味している。
【0022】内部スタイレットの予め曲げられた遠位端
区分の一部または全体を形状記憶合金または記憶金属か
ら形成した場合、形状記憶合金(記憶金属)はスタイレ
ットの予め曲げられた遠位端区分が例えば8%までの最
大延伸に耐えることができるようにするので、従来のス
テンレス鋼の場合よりも材料の効率的使用をさらに高め
ることができ、この遠位端区分がスタイレットシェル内
へ後退した時、内部スタイレットを真直ぐにすることに
よって生じるたわみ応力は、内部スタイレットの予め曲
げられた遠位端区分がスタイレットシェル内へ完全に後
退し、ひいては完全に真直ぐにされた時に周囲のシェル
を横方向に湾曲させるほど高い値には達しない。
区分の一部または全体を形状記憶合金または記憶金属か
ら形成した場合、形状記憶合金(記憶金属)はスタイレ
ットの予め曲げられた遠位端区分が例えば8%までの最
大延伸に耐えることができるようにするので、従来のス
テンレス鋼の場合よりも材料の効率的使用をさらに高め
ることができ、この遠位端区分がスタイレットシェル内
へ後退した時、内部スタイレットを真直ぐにすることに
よって生じるたわみ応力は、内部スタイレットの予め曲
げられた遠位端区分がスタイレットシェル内へ完全に後
退し、ひいては完全に真直ぐにされた時に周囲のシェル
を横方向に湾曲させるほど高い値には達しない。
【0023】従って、内部スタイレットの予め曲げられ
た遠位端区分に形状記憶合金を使用することによって、
従来のステンレス鋼を用いた場合よりも内部スタイレッ
ト材料を一層効率的に使用することができるようにな
る。その時、スタイレット装置に対して予想される温度
範囲内で擬弾性を示す記憶金属(形状記憶合金)が選択
される。記憶金属が擬弾性を示すということは、金属が
負荷軽減後に残留変形を伴わないで非常大きく変形でき
ることを意味している。
た遠位端区分に形状記憶合金を使用することによって、
従来のステンレス鋼を用いた場合よりも内部スタイレッ
ト材料を一層効率的に使用することができるようにな
る。その時、スタイレット装置に対して予想される温度
範囲内で擬弾性を示す記憶金属(形状記憶合金)が選択
される。記憶金属が擬弾性を示すということは、金属が
負荷軽減後に残留変形を伴わないで非常大きく変形でき
ることを意味している。
【0024】従って、記憶金属から成る、ワイヤとして
形成された内部スタイレットは、これがスタイレットシ
ェル内へ完全に後退した時に、予め曲げられた遠位端区
分を備えた内部スタイレットが周囲のスタイレットシェ
ルに加える曲げモーメントが、ステンレス鋼から成る内
部スタイレットを用いた場合よりも相当に低くなるとい
う望ましい結果を達成する。
形成された内部スタイレットは、これがスタイレットシ
ェル内へ完全に後退した時に、予め曲げられた遠位端区
分を備えた内部スタイレットが周囲のスタイレットシェ
ルに加える曲げモーメントが、ステンレス鋼から成る内
部スタイレットを用いた場合よりも相当に低くなるとい
う望ましい結果を達成する。
【0025】しかし、内部スタイレットの予め曲げられ
た遠位端区分に記憶金属または形状記憶合金を使用する
時、この種類の材料はステンレス鋼よりもエネルギ蓄積
能力が相当に低いことを覚えておかなければならない。
しかしこの欠点は、本発明によれば、内部スタイレット
の予め曲げられた遠位端区分が、十分に真直ぐにされる
時に内部スタイレットの曲率半径の適当な関数である曲
げモーメントをスタイレットシェルに加えるように構成
されていると克服することができる。これは、内部スタ
イレットの予め曲げられた遠位端区分の形状記憶合金か
ら成る部分の曲率半径をスタイレット内で長手方向に変
化させることによって達成される。このことは、内部ス
タイレットの記憶金属から成る区分を、その遠位端区分
において外側へその自由端部に向かって長手方向に大き
くなる曲率半径で予め曲げることによって達成されるよ
うにすることが好ましい。1つのそのような曲率半径
は、例えばスタイレットの予め曲げられた遠位端区分を
渦巻き線形、例えば双曲線または対数渦巻き線形にした
時に達成される。
た遠位端区分に記憶金属または形状記憶合金を使用する
時、この種類の材料はステンレス鋼よりもエネルギ蓄積
能力が相当に低いことを覚えておかなければならない。
しかしこの欠点は、本発明によれば、内部スタイレット
の予め曲げられた遠位端区分が、十分に真直ぐにされる
時に内部スタイレットの曲率半径の適当な関数である曲
げモーメントをスタイレットシェルに加えるように構成
されていると克服することができる。これは、内部スタ
イレットの予め曲げられた遠位端区分の形状記憶合金か
ら成る部分の曲率半径をスタイレット内で長手方向に変
化させることによって達成される。このことは、内部ス
タイレットの記憶金属から成る区分を、その遠位端区分
において外側へその自由端部に向かって長手方向に大き
くなる曲率半径で予め曲げることによって達成されるよ
うにすることが好ましい。1つのそのような曲率半径
は、例えばスタイレットの予め曲げられた遠位端区分を
渦巻き線形、例えば双曲線または対数渦巻き線形にした
時に達成される。
【0026】ここで使用される記憶金属または形状記憶
合金は、少なくとも15゜C〜45゜Cの温度範囲内で
擬弾性を示す「ニチノル」(Nitinol)等のニッ
ケル−チタン合金であることが適切である。
合金は、少なくとも15゜C〜45゜Cの温度範囲内で
擬弾性を示す「ニチノル」(Nitinol)等のニッ
ケル−チタン合金であることが適切である。
【0027】電極ケーブル用のスタイレット装置におい
て、内部スタイレットワイヤおよび付随したスタイレッ
トシェルの寸法例として、シェルの直径が0.30〜
0.45mmである時、スタイレットワイヤの直径は約
0.20〜0.25mmが適当であると言える。
て、内部スタイレットワイヤおよび付随したスタイレッ
トシェルの寸法例として、シェルの直径が0.30〜
0.45mmである時、スタイレットワイヤの直径は約
0.20〜0.25mmが適当であると言える。
【0028】内部スタイレットワイヤと周囲のシェルと
の間の相対移動を適当な摩擦抵抗を伴って問題なく実施
できるようにするため、これらの相互作用部材間のギャ
ップすなわちトレランスを少なくとも0.02mm程度
にすることが望ましい。
の間の相対移動を適当な摩擦抵抗を伴って問題なく実施
できるようにするため、これらの相互作用部材間のギャ
ップすなわちトレランスを少なくとも0.02mm程度
にすることが望ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、従来型スタイレット装置の
例に加えて、本発明によるスタイレット装置の様々な態
様および材料の選択を示す添付図面を参照して、本発明
をさらに詳細に説明する。
例に加えて、本発明によるスタイレット装置の様々な態
様および材料の選択を示す添付図面を参照して、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0030】図1および図2は、可撓性の管状のスタイ
レットシェル4と、スタイレットシェル4の通路内部を
移動可能な内部スタイレット6とを備えたダブルスタイ
レット構造から成る従来型のスタイレット装置2の遠位
端部を概略的に示している。スタイレットシェル4の遠
位端部を符号8で、スタイレットシェルの近位端部を符
号10で、内部スタイレットの近位端部を符号12で示
している。図1に示されているように、内部スタイレッ
ト6は、予め曲げられた遠位端区分14を有している。
この遠位端区分は図示の例では、主に曲率半径ρlを備
えた半円形部分と短い真直ぐなスタイレット端部16と
から成っている。このスタイレット端部は、遠位端区分
14が誤ってスタイレットシェル4内へ後退しすぎない
ようにするため、またスタイレット端部16が周囲の電
極(図示せず)の壁を貫通する危険性を最小限に抑える
ためにストップボール18を有している。
レットシェル4と、スタイレットシェル4の通路内部を
移動可能な内部スタイレット6とを備えたダブルスタイ
レット構造から成る従来型のスタイレット装置2の遠位
端部を概略的に示している。スタイレットシェル4の遠
位端部を符号8で、スタイレットシェルの近位端部を符
号10で、内部スタイレットの近位端部を符号12で示
している。図1に示されているように、内部スタイレッ
ト6は、予め曲げられた遠位端区分14を有している。
この遠位端区分は図示の例では、主に曲率半径ρlを備
えた半円形部分と短い真直ぐなスタイレット端部16と
から成っている。このスタイレット端部は、遠位端区分
14が誤ってスタイレットシェル4内へ後退しすぎない
ようにするため、またスタイレット端部16が周囲の電
極(図示せず)の壁を貫通する危険性を最小限に抑える
ためにストップボール18を有している。
【0031】スタイレット装置2がこのような長手方向
に中空の電極ケーブル(図示せず)内へ完全に導入され
た時、図4に示されているように、露出位置にある予め
曲げられた遠位端区分14は電極ケーブルの遠位端区分
をJ字形にする。
に中空の電極ケーブル(図示せず)内へ完全に導入され
た時、図4に示されているように、露出位置にある予め
曲げられた遠位端区分14は電極ケーブルの遠位端区分
をJ字形にする。
【0032】図2は、内部スタイレット6の予め曲げら
れた遠位端区分14がスタイレットシェル4の端区分へ
完全に後退させられて、ストップボール18が管状のス
タイレットシェルの遠位端部8の開口に押し当てられて
いるところを示している。図1に示されているスタイレ
ットの遠位端区分14が半円形であるため、スタイレッ
トの遠位端区分の全長がスタイレットシェル内へ後退し
てその内部に包囲された後、スタイレットシェル4の端
区分がそれに伴って横方向に湾曲する、すなわち曲がる
ため、スタイレットシェルの遠位端部8は、図1および
図2の右側に示されたスタイレット装置2の真直ぐな管
状のスタイレットシェル4の長手方向軸線Aからの横方
向の変位距離Lに相当する横方向突出位置を取る。
れた遠位端区分14がスタイレットシェル4の端区分へ
完全に後退させられて、ストップボール18が管状のス
タイレットシェルの遠位端部8の開口に押し当てられて
いるところを示している。図1に示されているスタイレ
ットの遠位端区分14が半円形であるため、スタイレッ
トの遠位端区分の全長がスタイレットシェル内へ後退し
てその内部に包囲された後、スタイレットシェル4の端
区分がそれに伴って横方向に湾曲する、すなわち曲がる
ため、スタイレットシェルの遠位端部8は、図1および
図2の右側に示されたスタイレット装置2の真直ぐな管
状のスタイレットシェル4の長手方向軸線Aからの横方
向の変位距離Lに相当する横方向突出位置を取る。
【0033】図1および図2に示されている従来のスタ
イレット装置は、金属、すなわちステンレス鋼から成っ
ており、その応力−ひずみ曲線が図3に符号20で示さ
れている。図3に示した線図において、水平軸εは、目
下の材料の伸び率を百分率で表しているのに対して、垂
直軸σは、材料応力を例えばMpaで表している。
イレット装置は、金属、すなわちステンレス鋼から成っ
ており、その応力−ひずみ曲線が図3に符号20で示さ
れている。図3に示した線図において、水平軸εは、目
下の材料の伸び率を百分率で表しているのに対して、垂
直軸σは、材料応力を例えばMpaで表している。
【0034】内部スタイレット6の予め曲げられた遠位
端区分14がスタイレットシェル4内へ後退した時、ス
タイレットシェル4の方が内部スタイレットの遠位端区
分14よりも曲げ抵抗が強いため、スタイレットシェル
はこの遠位端区分14を部分的に真直ぐにする。しか
し、スタイレットシェルは、図1に示されているような
完全に真直ぐな形状を保持しながら内部スタイレットの
遠位端区分14を完全に真直ぐにするということはでき
ず、スタイレットシェル4自体が図2に示されているよ
うに湾曲する。この湾曲は、部分的に真直ぐにされた内
部スタイレットの遠位端区分14がスタイレットシェル
4の周囲部分に加える曲げモーメントによって発生す
る。図2に示されているようなスタイレットシェル4の
端区分の横方向の湾曲は、管状のスタイレットシェルの
材料にたわみ応力を発生させる。図3の曲線20は、図
1および図2に示された種類の従来のスタイレット装置
の内部スタイレットおよび周囲のスタイレットシェルの
両方に使用される種類のステンレス鋼の応力とひずみ相
互の関係を示している。図2に従ったたわみ負荷は、伸
び率がわずかに約3%である時でも、スタイレットシェ
ル4内に相当大きいたわみ応力を発生させる。
端区分14がスタイレットシェル4内へ後退した時、ス
タイレットシェル4の方が内部スタイレットの遠位端区
分14よりも曲げ抵抗が強いため、スタイレットシェル
はこの遠位端区分14を部分的に真直ぐにする。しか
し、スタイレットシェルは、図1に示されているような
完全に真直ぐな形状を保持しながら内部スタイレットの
遠位端区分14を完全に真直ぐにするということはでき
ず、スタイレットシェル4自体が図2に示されているよ
うに湾曲する。この湾曲は、部分的に真直ぐにされた内
部スタイレットの遠位端区分14がスタイレットシェル
4の周囲部分に加える曲げモーメントによって発生す
る。図2に示されているようなスタイレットシェル4の
端区分の横方向の湾曲は、管状のスタイレットシェルの
材料にたわみ応力を発生させる。図3の曲線20は、図
1および図2に示された種類の従来のスタイレット装置
の内部スタイレットおよび周囲のスタイレットシェルの
両方に使用される種類のステンレス鋼の応力とひずみ相
互の関係を示している。図2に従ったたわみ負荷は、伸
び率がわずかに約3%である時でも、スタイレットシェ
ル4内に相当大きいたわみ応力を発生させる。
【0035】スタイレット装置2を図4に概略的に示さ
れた種類の中空の電極ケーブル22に挿入し、スタイレ
ットシェル4および内部スタイレット6を図1に示され
ている位置にセットした時、中空の電極ケーブル22
は、ほぼ図4に示されているような形状を有する湾曲し
た遠位端区分24を有することになる。図4では、ケー
ブル22の自由端部の電極接点ヘッドを符号26で、4
つの隣接フィンを符号28で示している。
れた種類の中空の電極ケーブル22に挿入し、スタイレ
ットシェル4および内部スタイレット6を図1に示され
ている位置にセットした時、中空の電極ケーブル22
は、ほぼ図4に示されているような形状を有する湾曲し
た遠位端区分24を有することになる。図4では、ケー
ブル22の自由端部の電極接点ヘッドを符号26で、4
つの隣接フィンを符号28で示している。
【0036】基本ビーム曲げ理論を考えた時、電極ケー
ブル22の端区分が図4に示された湾曲形状を取るため
に、ケーブルは図4の一点鎖線X−X付近で最大曲げモ
ーメントを受けることは容易に理解できる。すなわち、
ケーブルに挿入されたスタイレット装置の露出した予め
曲げられた遠位端区分14は、その最大曲げモーメント
を周囲の電極ケーブルに対して、その予め曲げられた遠
位端区分の始端部で図1の一点鎖線X−X付近で加えな
ければならない。
ブル22の端区分が図4に示された湾曲形状を取るため
に、ケーブルは図4の一点鎖線X−X付近で最大曲げモ
ーメントを受けることは容易に理解できる。すなわち、
ケーブルに挿入されたスタイレット装置の露出した予め
曲げられた遠位端区分14は、その最大曲げモーメント
を周囲の電極ケーブルに対して、その予め曲げられた遠
位端区分の始端部で図1の一点鎖線X−X付近で加えな
ければならない。
【0037】ここでの問題は、内部スタイレットに関す
るもので、その予め曲げられた遠位区分14(図1に示
されている位置にある時)は、電極ケーブル22が一点
鎖線X−Xの位置において最大曲げモーメントを得られ
るようにするが、しかしこの場合(図2に示されている
位置において)周囲のスタイレットシェルには図2に示
されたような形状にシェルを湾曲させるほど大きい曲げ
モーメントを加えないようにすることである。その代わ
り、図2に示されている位置にある時の内部スタイレッ
ト6は、内部スタイレット6が完全に後退した時でもほ
ぼ真直ぐな形状のままであるべき周囲のスタイレットシ
ェルの遠位端区分14をあまり曲げないようにすること
が望ましい。しかし、内部スタイレットに望まれるこれ
らの2つの特性は矛盾するもので、ステンレス鋼から成
るスタイレットを使用した従来のスタイレット装置では
うまく実現できない。
るもので、その予め曲げられた遠位区分14(図1に示
されている位置にある時)は、電極ケーブル22が一点
鎖線X−Xの位置において最大曲げモーメントを得られ
るようにするが、しかしこの場合(図2に示されている
位置において)周囲のスタイレットシェルには図2に示
されたような形状にシェルを湾曲させるほど大きい曲げ
モーメントを加えないようにすることである。その代わ
り、図2に示されている位置にある時の内部スタイレッ
ト6は、内部スタイレット6が完全に後退した時でもほ
ぼ真直ぐな形状のままであるべき周囲のスタイレットシ
ェルの遠位端区分14をあまり曲げないようにすること
が望ましい。しかし、内部スタイレットに望まれるこれ
らの2つの特性は矛盾するもので、ステンレス鋼から成
るスタイレットを使用した従来のスタイレット装置では
うまく実現できない。
【0038】内部スタイレットに望まれるこれらの特性
を実現するために、鋼に代えて、はるかに大きいたわみ
応力、ひいては伸び率に耐えることができる(プラスチ
ックではない)材料を用いなければならない。同時にこ
のような材料は、伸び率が大きくなるにつれて、一層低
いたわみ応力を発生させなければならない。
を実現するために、鋼に代えて、はるかに大きいたわみ
応力、ひいては伸び率に耐えることができる(プラスチ
ックではない)材料を用いなければならない。同時にこ
のような材料は、伸び率が大きくなるにつれて、一層低
いたわみ応力を発生させなければならない。
【0039】上記説明からわかるように、このような問
題は、内部スタイレットの予め曲げられた遠位端区分が
全体的または部分的に形状記憶合金または記憶金属から
形成されると共に、遠位端区分が可変の曲率半径を有す
るようなスタイレット装置によって、効果的に解決する
ことができる。
題は、内部スタイレットの予め曲げられた遠位端区分が
全体的または部分的に形状記憶合金または記憶金属から
形成されると共に、遠位端区分が可変の曲率半径を有す
るようなスタイレット装置によって、効果的に解決する
ことができる。
【0040】図3は、これに関して適当な形状記憶合金
の応力−ひずみ曲線を太線で示している。曲線30は、
負荷が漸増する時のε−σ関係を示しているのに対し
て、曲線32は、負荷が漸減する時の対応する関係を示
している。図3から明らかなように、内部スタイレット
を適当な形状記憶合金または記憶金属から製造すること
によって、伸び率がわずかに3%の時に鋼によって達成
されたたわみ度には達しないようなたわみ度で伸び率を
はるかに大きくする(例えば8%)ことができるので、
鋼を使用した時よりもスタイレット材料を有効に使用す
ることができる。従って、形状記憶合金または記憶金属
から成る内部スタイレットの大きな利点は、図2に示さ
れている状態と同じように内部スタイレットがシェル内
へ後退した時に、内部スタイレットが周囲のスタイレッ
トシェルに加える曲げモーメントが(内部スタイレット
をステンレス鋼から成っている場合よりも)大幅に小さ
くなることである。同時に、図4および図5に示された
曲げモーメントを周囲の電極ケーブルに加えることがで
きる内部スタイレットワイヤを達成するため、内部スタ
イレットの予め曲げられた遠位端区分は同時に、電極ケ
ーブルの所望の曲率を生ぜしめるために必要なエネルギ
を蓄積できるように構成されなければならない。本発明
によれば、このことは、内部スタイレットの予め曲げら
れた遠位端区分が、その長手方向に曲率半径が変化する
ような少なくとも1つのスタイレット区分を有している
ことによって達成される。
の応力−ひずみ曲線を太線で示している。曲線30は、
負荷が漸増する時のε−σ関係を示しているのに対し
て、曲線32は、負荷が漸減する時の対応する関係を示
している。図3から明らかなように、内部スタイレット
を適当な形状記憶合金または記憶金属から製造すること
によって、伸び率がわずかに3%の時に鋼によって達成
されたたわみ度には達しないようなたわみ度で伸び率を
はるかに大きくする(例えば8%)ことができるので、
鋼を使用した時よりもスタイレット材料を有効に使用す
ることができる。従って、形状記憶合金または記憶金属
から成る内部スタイレットの大きな利点は、図2に示さ
れている状態と同じように内部スタイレットがシェル内
へ後退した時に、内部スタイレットが周囲のスタイレッ
トシェルに加える曲げモーメントが(内部スタイレット
をステンレス鋼から成っている場合よりも)大幅に小さ
くなることである。同時に、図4および図5に示された
曲げモーメントを周囲の電極ケーブルに加えることがで
きる内部スタイレットワイヤを達成するため、内部スタ
イレットの予め曲げられた遠位端区分は同時に、電極ケ
ーブルの所望の曲率を生ぜしめるために必要なエネルギ
を蓄積できるように構成されなければならない。本発明
によれば、このことは、内部スタイレットの予め曲げら
れた遠位端区分が、その長手方向に曲率半径が変化する
ような少なくとも1つのスタイレット区分を有している
ことによって達成される。
【0041】図6は、本発明によるスタイレット装置4
0の一例を示している。このスタイレット装置40は、
可撓性の管状のスタイレットシェル42と、シェルの通
路内部の変位可能な内部スタイレット44とを有してい
る。この内部スタイレット44は、予め曲げられた遠位
端区分46を有している。この遠位端区分46は形状記
憶金属または形状記憶合金から成っており、その曲率半
径ρ(l)はこの遠位端区分の長手方向区分lにおいて
外向きにスタイレット区分の自由端部48に向かって大
きくなる。
0の一例を示している。このスタイレット装置40は、
可撓性の管状のスタイレットシェル42と、シェルの通
路内部の変位可能な内部スタイレット44とを有してい
る。この内部スタイレット44は、予め曲げられた遠位
端区分46を有している。この遠位端区分46は形状記
憶金属または形状記憶合金から成っており、その曲率半
径ρ(l)はこの遠位端区分の長手方向区分lにおいて
外向きにスタイレット区分の自由端部48に向かって大
きくなる。
【0042】スタイレットワイヤの予め曲げられた遠位
端区分46は、図6では渦巻き状の予め曲げられた遠位
端区分の形で示されている。
端区分46は、図6では渦巻き状の予め曲げられた遠位
端区分の形で示されている。
【0043】このように、本発明によるスタイレット装
置40によって、内部スタイレット44の予め曲げられ
た遠位端区分46によってスタイレットシェル42に、
ひいては周囲の電極ケーブル22の遠位端区分24に加
えられる曲げモーメントMは、スタイレットの曲率半径
ρ(l)の関数すなわちM=f[ρ(l)]になる。こ
のように、内部スタイレット44は、ステンレス鋼から
成る内部スタイレットを使用した従来のスタイレット装
置の場合ほど大きく(図2に示された状態と同様の後退
位置にある)スタイレットシェルに作用することなく、
その露出した予め曲げられた遠位端区分46を使用し
て、周囲の電極ケーブル22をJ字形に曲げることがで
きる。
置40によって、内部スタイレット44の予め曲げられ
た遠位端区分46によってスタイレットシェル42に、
ひいては周囲の電極ケーブル22の遠位端区分24に加
えられる曲げモーメントMは、スタイレットの曲率半径
ρ(l)の関数すなわちM=f[ρ(l)]になる。こ
のように、内部スタイレット44は、ステンレス鋼から
成る内部スタイレットを使用した従来のスタイレット装
置の場合ほど大きく(図2に示された状態と同様の後退
位置にある)スタイレットシェルに作用することなく、
その露出した予め曲げられた遠位端区分46を使用し
て、周囲の電極ケーブル22をJ字形に曲げることがで
きる。
【0044】さらに、予め曲げられた遠位端区分46の
スタイレットシェル42からの進出およびそれへの後退
は、実際にはスタイレットシェル42の近位端部10に
配置された操作部および保持装置(図示せず)によって
作動される。実際には、スタイレットシェル42が内部
スタイレット44に対してスタイレットの遠位端区分4
6の自由端部48に向かって相対移動されると、内部ス
タイレット44の予め曲げられた遠位端区分46のスタ
イレットシェル42内への後退が適切に行われる。
スタイレットシェル42からの進出およびそれへの後退
は、実際にはスタイレットシェル42の近位端部10に
配置された操作部および保持装置(図示せず)によって
作動される。実際には、スタイレットシェル42が内部
スタイレット44に対してスタイレットの遠位端区分4
6の自由端部48に向かって相対移動されると、内部ス
タイレット44の予め曲げられた遠位端区分46のスタ
イレットシェル42内への後退が適切に行われる。
【図1】内部スタイレットの予め曲げられた遠位端区分
がスタイレットシェルの外部に位置している時の従来の
スタイレット装置の部分を概略的に示す図である。
がスタイレットシェルの外部に位置している時の従来の
スタイレット装置の部分を概略的に示す図である。
【図2】内部スタイレットの予め曲げられた遠位端区分
がスタイレットシェルの遠位端区分内へ完全に後退して
このスタイレットシェルの遠位端区分によって包囲され
ている時の図1のスタイレット装置を示す図である。
がスタイレットシェルの遠位端区分内へ完全に後退して
このスタイレットシェルの遠位端区分によって包囲され
ている時の図1のスタイレット装置を示す図である。
【図3】ステンレス鋼および記憶金属のそれぞれの応力
−ひずみ曲線を示す図である。
−ひずみ曲線を示す図である。
【図4】スタイレット装置によって曲げられた電極ケー
ブルの曲がった遠位端区分を示す図である。
ブルの曲がった遠位端区分を示す図である。
【図5】図4の曲げられた電極ケーブル区分の曲げモー
メントの分布を示す図である。
メントの分布を示す図である。
【図6】内部スタイレットの予め曲げられた遠位端区分
がスタイレットシェルの開口の外へ完全に出ている時の
本発明によるスタイレット装置を概略的に示す図であ
る。
がスタイレットシェルの開口の外へ完全に出ている時の
本発明によるスタイレット装置を概略的に示す図であ
る。
2 スタイレット装置、 4 スタイレットシェル、
6 内部スタイレット、 8 遠位端部、 10,12
近位端部、 14 遠位端区分、 16 スタイレッ
ト端部、 18 ストップボール、 20 応力−ひず
み曲線、 22電極ケーブル、 24 遠位端区分、
26 電極接点ヘッド、 28 隣接フィン、 30,
32 曲線、 40 スタイレット装置、 42 スタ
イレットシェル、 44 内部スタイレット、 46
遠位端区分、 48 自由端部
6 内部スタイレット、 8 遠位端部、 10,12
近位端部、 14 遠位端区分、 16 スタイレッ
ト端部、 18 ストップボール、 20 応力−ひず
み曲線、 22電極ケーブル、 24 遠位端区分、
26 電極接点ヘッド、 28 隣接フィン、 30,
32 曲線、 40 スタイレット装置、 42 スタ
イレットシェル、 44 内部スタイレット、 46
遠位端区分、 48 自由端部
Claims (5)
- 【請求項1】 中空電極ケーブル、カテーテルまたは他
の管状器具のような、長手方向に延びる狭い内部通路を
備えた可撓性部材内に挿入されて、該可撓性部材を剛性
化して該可撓性部材の遠位端区分を曲げるようになって
いるスタイレット装置であって、該スタイレット装置
が、可撓性の管状のスタイレットシェル(42)と、該
スタイレットシェルの通路内部に変位可能に配置された
内部スタイレット(44)とから成るダブルスタイレッ
ト複合体として形成されており、内部スタイレットが、
予め曲げられた遠位端区分(46)を備えており、該遠
位端区分が、スタイレットシェルの内部の後退内部位置
またはスタイレットシェルの外部の露出外部位置にセッ
トされるようになっている形式のものにおいて、 内部スタイレット(44)の予め曲げられた遠位端区分
(46)が少なくとも部分的に形状記憶合金から成って
おり、曲率半径(ρ(l))が長手方向(l)に変化す
るスタイレット区分を備えていることを特徴とする、ス
タイレット装置。 - 【請求項2】 内部スタイレット(44)の予め曲げら
れた遠位端区分(46)が、全体的に形状記憶合金から
成っており、この遠位端区分において外側へ該遠位端区
分の自由端部(48)に向かって長手方向(l)に大き
くなる曲率半径(ρ(l))で予め曲げられている、請
求項1記載のスタイレット装置。 - 【請求項3】 内部スタイレット(44)全体が形状記
憶合金から成っている、請求項1または2記載のスタイ
レット装置。 - 【請求項4】 内部スタイレット(44)の予め曲げら
れた遠位端区分(46)が、双曲線または対数渦巻き線
に似たような渦巻きの形状を有している、請求項2また
は3記載のスタイレット装置。 - 【請求項5】 形状記憶合金がニッケル・チタン合金で
あり、少なくとも15゜C〜45゜Cの温度範囲内で擬
弾性を示すようになっている、請求項1から4までのい
ずれか1項記載のスタイレット装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
SE9504333-7 | 1995-12-04 | ||
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