JPH09152180A - 空気調和機の空気調和方法 - Google Patents
空気調和機の空気調和方法Info
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- JPH09152180A JPH09152180A JP7311409A JP31140995A JPH09152180A JP H09152180 A JPH09152180 A JP H09152180A JP 7311409 A JP7311409 A JP 7311409A JP 31140995 A JP31140995 A JP 31140995A JP H09152180 A JPH09152180 A JP H09152180A
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- air
- temperature
- air volume
- room
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/70—Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 室内の温度が設定温度付近に到達した場合で
も熱交換された空気が床面近傍まで届くようにする。 【構成】 室温Ti が設定温度Tm を含む所定範囲内で
ある場合(102,104;Y)、風向を最も下向にし
(108)、設定された風量が弱風モード以下である場
合には、風量モードに切り換える(110;Y,11
2)。室内熱交換機内のコイルのコイル温度Tc が所定
温度T40を含む所定範囲内になるようにインバータ回路
のスイッチング周波数を制御する(116〜122)。
も熱交換された空気が床面近傍まで届くようにする。 【構成】 室温Ti が設定温度Tm を含む所定範囲内で
ある場合(102,104;Y)、風向を最も下向にし
(108)、設定された風量が弱風モード以下である場
合には、風量モードに切り換える(110;Y,11
2)。室内熱交換機内のコイルのコイル温度Tc が所定
温度T40を含む所定範囲内になるようにインバータ回路
のスイッチング周波数を制御する(116〜122)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の空気
調和方法に係り、より詳しくは、第1の風量モード及び
第1の風量モードより単位時間当たりの風量が多い第2
の風量モードを含む複数の風量モードのいずれか設定さ
れた風量モードでかつ真下を含む複数の風向のいずれか
設定された風向に熱交換された調和空気を室内に送風し
て室内の温度を設定された温度に制御する空気調和機の
空気調和方法に関する。
調和方法に係り、より詳しくは、第1の風量モード及び
第1の風量モードより単位時間当たりの風量が多い第2
の風量モードを含む複数の風量モードのいずれか設定さ
れた風量モードでかつ真下を含む複数の風向のいずれか
設定された風向に熱交換された調和空気を室内に送風し
て室内の温度を設定された温度に制御する空気調和機の
空気調和方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和機の空気調和方法
は、熱交換された室内の空気を、単位時間当たりの風量
が順に少ない強風モード、中風モード、弱風モード、微
風モードのいずれか設定された風量モードで室内に送風
すると共に、室内の温度が設定温度付近に到達した場
合、風量モードを弱風モードから微風モードへ変更し
て、室内の温度を設定された温度となるように制御して
いる。
は、熱交換された室内の空気を、単位時間当たりの風量
が順に少ない強風モード、中風モード、弱風モード、微
風モードのいずれか設定された風量モードで室内に送風
すると共に、室内の温度が設定温度付近に到達した場
合、風量モードを弱風モードから微風モードへ変更し
て、室内の温度を設定された温度となるように制御して
いる。
【0003】ところで、空気調和機の空気調和方法に
は、特に暖房モードで空気調和機を運転する場合に、室
内の温度が設定温度付近に到達するまで設定された風量
モードにかかわらず中風モード乃至強風モードでかつ風
向を最も下向にして熱交換された空気を室内に送風す
る、所謂足元暖房制御なるものがある。
は、特に暖房モードで空気調和機を運転する場合に、室
内の温度が設定温度付近に到達するまで設定された風量
モードにかかわらず中風モード乃至強風モードでかつ風
向を最も下向にして熱交換された空気を室内に送風す
る、所謂足元暖房制御なるものがある。
【0004】このように、足元暖房制御は、中風モード
乃至強風モードでかつ風向を最も下向にして熱交換され
た空気を室内に送風することから、温かい空気が床面近
傍まで届き、利用者の足下まで温かい空気が届くことに
なり、快適感が向上する。
乃至強風モードでかつ風向を最も下向にして熱交換され
た空気を室内に送風することから、温かい空気が床面近
傍まで届き、利用者の足下まで温かい空気が届くことに
なり、快適感が向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、足元暖
房制御では、室温と設定温度との差が大きい場合には通
常強風モード、中風モードで熱交換された空気を室内に
送風し、室内の温度が設定温度付近に到達した場合、風
量モードが弱風モードから微風モードへ変更される。よ
って、室内の温度が設定温度付近に到達した場合、温か
い空気が床面近傍まで届かなくなり、快適感が減少す
る。
房制御では、室温と設定温度との差が大きい場合には通
常強風モード、中風モードで熱交換された空気を室内に
送風し、室内の温度が設定温度付近に到達した場合、風
量モードが弱風モードから微風モードへ変更される。よ
って、室内の温度が設定温度付近に到達した場合、温か
い空気が床面近傍まで届かなくなり、快適感が減少す
る。
【0006】本発明は、上記事実に鑑み成されたもの
で、室内の温度が設定温度付近に到達した場合でも熱交
換された空気が床面近傍まで届くことが可能な空気調和
機の空気調和方法を提供することを目的とする。
で、室内の温度が設定温度付近に到達した場合でも熱交
換された空気が床面近傍まで届くことが可能な空気調和
機の空気調和方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、第1の風量モード及び該第1の風量
モードより単位時間当たりの風量が多い第2の風量モー
ドを含む複数の風量モードのいずれか設定された風量モ
ードの風量で室内の空気を熱交換器に供給し、この熱交
換器で熱交換された調和空気を室内に送風して室内の温
度を設定された温度に制御する空気調和機の空気調和方
法において、所定条件を満たした場合、前記設定された
風量モードにかかわらず第2の風量モードで前記調和空
気を室内に送風すると共に、前記室内の空気と熱交換す
る熱交換器の温度を検出し、前記検出された温度を所定
範囲内に制御することを特徴とする。
項1記載の発明は、第1の風量モード及び該第1の風量
モードより単位時間当たりの風量が多い第2の風量モー
ドを含む複数の風量モードのいずれか設定された風量モ
ードの風量で室内の空気を熱交換器に供給し、この熱交
換器で熱交換された調和空気を室内に送風して室内の温
度を設定された温度に制御する空気調和機の空気調和方
法において、所定条件を満たした場合、前記設定された
風量モードにかかわらず第2の風量モードで前記調和空
気を室内に送風すると共に、前記室内の空気と熱交換す
る熱交換器の温度を検出し、前記検出された温度を所定
範囲内に制御することを特徴とする。
【0008】すなわち、本発明にかかる空気調和機の空
気調和方法は、第1の風量モード及び該第1の風量モー
ドより単位時間当たりの風量が多い第2の風量モードを
含む複数の風量モードのいずれか設定された風量モード
の風量で室内の空気を熱交換器に供給し、この熱交換器
で熱交換された調和空気を室内に送風して室内の温度を
設定された温度に制御する。なお、この制御を室内温調
制御という。
気調和方法は、第1の風量モード及び該第1の風量モー
ドより単位時間当たりの風量が多い第2の風量モードを
含む複数の風量モードのいずれか設定された風量モード
の風量で室内の空気を熱交換器に供給し、この熱交換器
で熱交換された調和空気を室内に送風して室内の温度を
設定された温度に制御する。なお、この制御を室内温調
制御という。
【0009】ここで、複数の風量モードには、例えば、
単位時間当たりの風量が順に多い、微風モード、弱風モ
ード、中風モード、強風モードがある。そして、第1の
風量モードには、微風モード、弱風モードが該当し、第
2の風量モードには、例えば、中風モード、強風モード
が該当する。
単位時間当たりの風量が順に多い、微風モード、弱風モ
ード、中風モード、強風モードがある。そして、第1の
風量モードには、微風モード、弱風モードが該当し、第
2の風量モードには、例えば、中風モード、強風モード
が該当する。
【0010】また、上記室内温調制御で運転するモード
は暖房運転である。なお、風量モード及び室内の温度の
設定温度は、例えば、リモコンにより指示信号が送信さ
れ、これを受信した場合に設定するようにしてもよく、
当該空気調和機に接続する操作パネル等から所定のボタ
ンが押された場合に設定するようにしてもよい。
は暖房運転である。なお、風量モード及び室内の温度の
設定温度は、例えば、リモコンにより指示信号が送信さ
れ、これを受信した場合に設定するようにしてもよく、
当該空気調和機に接続する操作パネル等から所定のボタ
ンが押された場合に設定するようにしてもよい。
【0011】そして、本発明は、所定条件を満たした場
合、前記設定された風量モードにかかわらず第2の風量
モードで前記調和空気を室内に送風すると共に検出され
た室内の空気と熱交換する熱交換器の温度を所定範囲内
にする。なお、この制御を足下制御という。
合、前記設定された風量モードにかかわらず第2の風量
モードで前記調和空気を室内に送風すると共に検出され
た室内の空気と熱交換する熱交換器の温度を所定範囲内
にする。なお、この制御を足下制御という。
【0012】このように、室内温調制御から足下制御に
切り換え、室内の温度が設定温度近傍に到達しても、設
定された風量モードにかかわらず第2の風量モードで熱
交換された空気を室内に送風することから、熱交換され
て温まった空気が床面近傍まで届きやすくなり、これに
より利用者の足下まで温かい空気が届いて快適感が向上
する。
切り換え、室内の温度が設定温度近傍に到達しても、設
定された風量モードにかかわらず第2の風量モードで熱
交換された空気を室内に送風することから、熱交換され
て温まった空気が床面近傍まで届きやすくなり、これに
より利用者の足下まで温かい空気が届いて快適感が向上
する。
【0013】ここで、所定の条件を満たした場合には、
例えば、上記リモコンから所定の信号が送信され、これ
を受信した第1の態様、上記操作パネル等から所定のボ
タンがオンされた第2の態様、及び対1の態様又は第2
の態様に加えて、室内の温度を取り込み、取り込んだ室
内の温度が設定された室内の温度の設定温度より所定温
度、例えば、4[℃]以下である第3の態様がある。
例えば、上記リモコンから所定の信号が送信され、これ
を受信した第1の態様、上記操作パネル等から所定のボ
タンがオンされた第2の態様、及び対1の態様又は第2
の態様に加えて、室内の温度を取り込み、取り込んだ室
内の温度が設定された室内の温度の設定温度より所定温
度、例えば、4[℃]以下である第3の態様がある。
【0014】請求項2記載の発明は、第1の風量モード
及び該第1の風量モードより単位時間当たりの風量が多
い第2の風量モードを含む複数の風量モードのいずれか
設定された風量モードの風量で室内の空気を熱交換器に
供給し、この熱交換器で熱交換された調和空気を最も下
向を含む複数の風向のいずれか設定された風向で室内に
送風して室内の温度を設定された温度に制御する空気調
和機の空気調和方法において、所定の条件を満たした場
合、前記設定された風量モードにかかわらず第2の風量
モードでかつ前記設定された風向にかかわらず最も下向
に前記調和空気を室内に送風すると共に前記室内の空気
と熱交換する熱交換器の温度を検出し、前記検出された
温度を所定範囲内に制御することを特徴とする。
及び該第1の風量モードより単位時間当たりの風量が多
い第2の風量モードを含む複数の風量モードのいずれか
設定された風量モードの風量で室内の空気を熱交換器に
供給し、この熱交換器で熱交換された調和空気を最も下
向を含む複数の風向のいずれか設定された風向で室内に
送風して室内の温度を設定された温度に制御する空気調
和機の空気調和方法において、所定の条件を満たした場
合、前記設定された風量モードにかかわらず第2の風量
モードでかつ前記設定された風向にかかわらず最も下向
に前記調和空気を室内に送風すると共に前記室内の空気
と熱交換する熱交換器の温度を検出し、前記検出された
温度を所定範囲内に制御することを特徴とする。
【0015】ここで、請求項1記載の発明と請求項2記
載の発明とを比較すると、請求項2記載の発明は、最も
下向を含む複数の風向のいずれか設定された風向に熱交
換された空気を室内に送風することが可能であり、前記
所定の条件を満たした場合、設定された風向にかかわら
ず最も下向に熱交換された空気を室内に送風するように
している点が加わっている点で相違する。
載の発明とを比較すると、請求項2記載の発明は、最も
下向を含む複数の風向のいずれか設定された風向に熱交
換された空気を室内に送風することが可能であり、前記
所定の条件を満たした場合、設定された風向にかかわら
ず最も下向に熱交換された空気を室内に送風するように
している点が加わっている点で相違する。
【0016】このように、所定の条件を満たした場合、
設定された風向にかかわらず最も下向に熱交換された空
気を室内に送風するようにしているので、熱交換されて
温まった空気が届いて快適感が向上する。
設定された風向にかかわらず最も下向に熱交換された空
気を室内に送風するようにしているので、熱交換されて
温まった空気が届いて快適感が向上する。
【0017】請求項3記載の発明は、第1の風量モード
及び該第1の風量モードより単位時間当たりの風量が多
い第2の風量モードを含む複数の風量モードのいずれか
設定された風量モードの風量で室内の空気を熱交換器に
供給し、この熱交換器で熱交換された調和空気を最も下
向を含む複数の風向のいずれか設定された風向で室内に
送風して室内の温度を設定された温度に制御する空気調
和機の空気調和方法において、所定の条件を満たした場
合、前記設定された風量モードにかかわらず第2の風量
モードでかつ前記設定された風向にかかわらず最も下向
に前記調和空気を室内に送風すると共に前記室内の空気
と熱交換する熱交換器の温度を検出し、前記検出された
温度を所定範囲内に制御し、かつ、前記最も下向の風向
を下向以外の他の風向に変更する変更指示信号を取り込
んだ場合、室内の前記他の風向に前記熱交換された空気
を室内に送風するようにしている。
及び該第1の風量モードより単位時間当たりの風量が多
い第2の風量モードを含む複数の風量モードのいずれか
設定された風量モードの風量で室内の空気を熱交換器に
供給し、この熱交換器で熱交換された調和空気を最も下
向を含む複数の風向のいずれか設定された風向で室内に
送風して室内の温度を設定された温度に制御する空気調
和機の空気調和方法において、所定の条件を満たした場
合、前記設定された風量モードにかかわらず第2の風量
モードでかつ前記設定された風向にかかわらず最も下向
に前記調和空気を室内に送風すると共に前記室内の空気
と熱交換する熱交換器の温度を検出し、前記検出された
温度を所定範囲内に制御し、かつ、前記最も下向の風向
を下向以外の他の風向に変更する変更指示信号を取り込
んだ場合、室内の前記他の風向に前記熱交換された空気
を室内に送風するようにしている。
【0018】ここで、請求項2記載の発明と請求項3記
載の発明とを比較すると、請求項3記載の発明は、最も
下向の風向を下向以外の他の風向に変更する変更指示信
号を取り込んだ場合、即ち、当該変更指示信号を入力又
は受信した場合、室内の他の風向に熱交換された空気を
送風するようにしている点で相違する。
載の発明とを比較すると、請求項3記載の発明は、最も
下向の風向を下向以外の他の風向に変更する変更指示信
号を取り込んだ場合、即ち、当該変更指示信号を入力又
は受信した場合、室内の他の風向に熱交換された空気を
送風するようにしている点で相違する。
【0019】ところで、足下制御を継続すると、室内の
温度が設定温度より上昇し過ぎて、利用者の快適感を損
ねる場合がある。そこで、室内の温度を検出し、検出し
た室内の温度が設定温度より所定温度、例えば、3
[℃]上昇した場合、室内温調制御に切り換えるように
したり、所定条件を満たした時から所定時間、例えば、
1時間や2時間等経過した時、室内温調制御に切り換え
るようにしてもよい。これにより、快適感を損ねること
を小さくすることができる。
温度が設定温度より上昇し過ぎて、利用者の快適感を損
ねる場合がある。そこで、室内の温度を検出し、検出し
た室内の温度が設定温度より所定温度、例えば、3
[℃]上昇した場合、室内温調制御に切り換えるように
したり、所定条件を満たした時から所定時間、例えば、
1時間や2時間等経過した時、室内温調制御に切り換え
るようにしてもよい。これにより、快適感を損ねること
を小さくすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
を参照しながら詳細に説明する。
【0021】図1に示すように、本形態に係る空気調和
機(以下「エアコン10」という)は、室内ユニット1
2と室外ユニット14によって構成されており、室内ユ
ニット12と室外ユニット14との間には、冷媒を循環
させる太管(直径9.52[mm])の冷媒配管15A
と細管(直径6.35[mm])の冷媒配管15Bが設
けられており、それぞれの一端が室内ユニット12内の
熱交換器16に接続さている。
機(以下「エアコン10」という)は、室内ユニット1
2と室外ユニット14によって構成されており、室内ユ
ニット12と室外ユニット14との間には、冷媒を循環
させる太管(直径9.52[mm])の冷媒配管15A
と細管(直径6.35[mm])の冷媒配管15Bが設
けられており、それぞれの一端が室内ユニット12内の
熱交換器16に接続さている。
【0022】一方、室外ユニット14には、一方の冷媒
配管15Aの他端がバルブ18に接続されている。この
バルブ18は、マフラー20Aを介して四方弁22に接
続されている。また、四方弁22には、アキュムレータ
24、コンプレッサ26及びマフラ20Bが連結された
管路の両側が接続され、さらに、熱交換器28の一方に
接続されている。また、熱交換器28の他方には、冷・
暖房用のキャピラリチューブ30、ストレーナ32、バ
ルブ34を介して冷媒配管15Bの他端が接続されてい
る。
配管15Aの他端がバルブ18に接続されている。この
バルブ18は、マフラー20Aを介して四方弁22に接
続されている。また、四方弁22には、アキュムレータ
24、コンプレッサ26及びマフラ20Bが連結された
管路の両側が接続され、さらに、熱交換器28の一方に
接続されている。また、熱交換器28の他方には、冷・
暖房用のキャピラリチューブ30、ストレーナ32、バ
ルブ34を介して冷媒配管15Bの他端が接続されてい
る。
【0023】これによって、室内ユニット12と室外ユ
ニット14との間に密閉された冷媒循環路、即ち冷凍サ
イクルが形成されており、四方弁22の切り換えによっ
て、運転モードが冷房モード(除霜(ドライ)モード)
又は暖房モードに切り換えられる。なお、図1には、そ
れぞれの運転モードでの冷媒の流れを示している。
ニット14との間に密閉された冷媒循環路、即ち冷凍サ
イクルが形成されており、四方弁22の切り換えによっ
て、運転モードが冷房モード(除霜(ドライ)モード)
又は暖房モードに切り換えられる。なお、図1には、そ
れぞれの運転モードでの冷媒の流れを示している。
【0024】図2には、室内ユニット12内の電気回路
の概略構成を示し、図3には、室外ユニット14内の電
気回路の概略構成を示している。
の概略構成を示し、図3には、室外ユニット14内の電
気回路の概略構成を示している。
【0025】図2に示されるように、室内ユニット12
には、電源基板38、コントロール基板40、及びパワ
ーリレー基板60Aが設けられている。電源基板38に
は、エアコン10の作動用の交流電力が供給されるよう
になっており、室内ユニット12内の各種モータを駆動
する電力を出力するモータ電源46、制御回路用の電力
を出力する制御回路電源48、シリアル回路用の電力を
出力するシリアル回路電源50、及び室内へ向けて調温
された風を吹き出すクロスフローファンを駆動するファ
ンモータ42(DCブラシレスモータ、図1も参照)を
駆動する駆動回路44が設けられている。パワーリレー
基板60Aには、室外ユニット14への電源回路の接点
58を開閉するパワーリレー60及び温度ヒューズが設
けられている。
には、電源基板38、コントロール基板40、及びパワ
ーリレー基板60Aが設けられている。電源基板38に
は、エアコン10の作動用の交流電力が供給されるよう
になっており、室内ユニット12内の各種モータを駆動
する電力を出力するモータ電源46、制御回路用の電力
を出力する制御回路電源48、シリアル回路用の電力を
出力するシリアル回路電源50、及び室内へ向けて調温
された風を吹き出すクロスフローファンを駆動するファ
ンモータ42(DCブラシレスモータ、図1も参照)を
駆動する駆動回路44が設けられている。パワーリレー
基板60Aには、室外ユニット14への電源回路の接点
58を開閉するパワーリレー60及び温度ヒューズが設
けられている。
【0026】コントロール基板40は、シリアル回路5
2、風向を調節する上下フラップモータ62を駆動する
駆動回路54、及びシリアル回路52、駆動回路44、
54が接続されエアコン10の作動を制御するマイコン
(マイクロコンピュータ)56を備えており、駆動回路
54には、温度ヒューズを介してパワーリレー60が接
続されている。
2、風向を調節する上下フラップモータ62を駆動する
駆動回路54、及びシリアル回路52、駆動回路44、
54が接続されエアコン10の作動を制御するマイコン
(マイクロコンピュータ)56を備えており、駆動回路
54には、温度ヒューズを介してパワーリレー60が接
続されている。
【0027】駆動回路44は、モータ電源から供給され
る直流電圧をマイコン56からの信号に応じて変え、フ
ァンモータ42の回転数、即ち、クロスフローファンに
よって室内ユニット12から吹き出す送風量を調節して
いる。例えば、ファンモータ42への供給電圧を12V
〜36Vの範囲で256ステップで変化させることによ
り、送風量をきめ細かに調節することができるようにな
っている。このとき、マイコン56は、上下フラップモ
ータ62を必要に応じて制御して、室内ユニット12か
らの風量と共に風向も制御している。
る直流電圧をマイコン56からの信号に応じて変え、フ
ァンモータ42の回転数、即ち、クロスフローファンに
よって室内ユニット12から吹き出す送風量を調節して
いる。例えば、ファンモータ42への供給電圧を12V
〜36Vの範囲で256ステップで変化させることによ
り、送風量をきめ細かに調節することができるようにな
っている。このとき、マイコン56は、上下フラップモ
ータ62を必要に応じて制御して、室内ユニット12か
らの風量と共に風向も制御している。
【0028】また、マイコン56には、LED等によっ
てエアコン10の作動状態、運転モードを表示すると共
にリモコンの受信回路が設けられた表示基板68、サー
ビスマンに自己診断結果を点灯、点滅させて表示するた
めの複数のサービスLED118、運転切換スイッチ1
22、室温を検出する室温センサー74及び熱交換器1
6内の冷媒コイルの温度を検出する熱交換器温度センサ
ー76が接続されている。
てエアコン10の作動状態、運転モードを表示すると共
にリモコンの受信回路が設けられた表示基板68、サー
ビスマンに自己診断結果を点灯、点滅させて表示するた
めの複数のサービスLED118、運転切換スイッチ1
22、室温を検出する室温センサー74及び熱交換器1
6内の冷媒コイルの温度を検出する熱交換器温度センサ
ー76が接続されている。
【0029】図3に示されるように、室外ユニット14
には、整流回路78とコントロール基板80が設けられ
ており、3P端子板14Aに設けられたターミナル82
A〜82Cがそれぞれ室内ユニット12の3P端子板1
2Aに設けられたターミナル84A〜84C(図2参
照)に図示しない配線によって接続され、電力の供給を
受けると共に、室内ユニット12との間でマイコン56
からの制御信号に応じたシリアル信号の送受信が行わ
れ、コンプレッサ26へ供給する交流電力の周波数(例
えば18Hz〜150Hzの間)の制御、各機器の動作
制御を行うようになっている。
には、整流回路78とコントロール基板80が設けられ
ており、3P端子板14Aに設けられたターミナル82
A〜82Cがそれぞれ室内ユニット12の3P端子板1
2Aに設けられたターミナル84A〜84C(図2参
照)に図示しない配線によって接続され、電力の供給を
受けると共に、室内ユニット12との間でマイコン56
からの制御信号に応じたシリアル信号の送受信が行わ
れ、コンプレッサ26へ供給する交流電力の周波数(例
えば18Hz〜150Hzの間)の制御、各機器の動作
制御を行うようになっている。
【0030】このコントロール基板80には、シリアル
回路86が設けられており、室内ユニット12のシリア
ル回路52との間でシリアル信号の送受を行うようにな
っている。また、コントロール基板80には、ノイズを
除去する複数のノイズフィルタ88A、88B、88
C、コンプレッサ26を駆動するインバータ回路90へ
電力を供給するスイッチング電源92及びマイコン94
が設けられている。
回路86が設けられており、室内ユニット12のシリア
ル回路52との間でシリアル信号の送受を行うようにな
っている。また、コントロール基板80には、ノイズを
除去する複数のノイズフィルタ88A、88B、88
C、コンプレッサ26を駆動するインバータ回路90へ
電力を供給するスイッチング電源92及びマイコン94
が設けられている。
【0031】エアコン10では、室温と設定温度とから
ファジー演算を行い、インバータ回路90から出力する
コンプレッサ26を駆動する周波数を可変することによ
り、コンプレッサ26の回転数を変化させて、冷暖房能
力を調節するようになっている。すなわち、現在の室温
と予め設定された設定温度との差を演算すると共に、当
該差の単位時間あたりの変化量を演算する。そして、当
該差と当該差の単位時間あたりの変化量とに応じて予め
ファジイ推論則により定められたコンプレッサの周波数
をマップから取り込み、この周波数でインバータ回路9
0を制御する。
ファジー演算を行い、インバータ回路90から出力する
コンプレッサ26を駆動する周波数を可変することによ
り、コンプレッサ26の回転数を変化させて、冷暖房能
力を調節するようになっている。すなわち、現在の室温
と予め設定された設定温度との差を演算すると共に、当
該差の単位時間あたりの変化量を演算する。そして、当
該差と当該差の単位時間あたりの変化量とに応じて予め
ファジイ推論則により定められたコンプレッサの周波数
をマップから取り込み、この周波数でインバータ回路9
0を制御する。
【0032】なお、ファジー制御する場合に限定され
ず、PID制御等のフィードバック制御に基づいて運転
するようにしてもよい。
ず、PID制御等のフィードバック制御に基づいて運転
するようにしてもよい。
【0033】また、コントロール基板80には、室外ユ
ニット14内の四方弁22が接続されており、四方弁2
2の切り換えをして運転モードの切り換えを行うように
なっている。また、コントロール基板80には、熱交換
器28のファンモータ96(図1も参照)及びファンモ
ータコンデンサ96Aが接続されており、コントロール
基板80のマイコン94には、外気温度を検出する外気
温度センサー98A、熱交換器28内の冷媒コイルの温
度を検出するコイル温度センサー98B、コンプレッサ
26の温度を検出するコンプレッサ温度センサー98C
が接続されており、ファンモータ96の作動、コンプレ
ッサ26の運転状態及び外気温度の検出を行いながら、
コンプレッサ26を駆動するようになっている。
ニット14内の四方弁22が接続されており、四方弁2
2の切り換えをして運転モードの切り換えを行うように
なっている。また、コントロール基板80には、熱交換
器28のファンモータ96(図1も参照)及びファンモ
ータコンデンサ96Aが接続されており、コントロール
基板80のマイコン94には、外気温度を検出する外気
温度センサー98A、熱交換器28内の冷媒コイルの温
度を検出するコイル温度センサー98B、コンプレッサ
26の温度を検出するコンプレッサ温度センサー98C
が接続されており、ファンモータ96の作動、コンプレ
ッサ26の運転状態及び外気温度の検出を行いながら、
コンプレッサ26を駆動するようになっている。
【0034】次に、本形態の作用を、制御ルーチンを示
したフローチャート(図4参照)に沿って説明する。
したフローチャート(図4参照)に沿って説明する。
【0035】本ルーチンは、設定温度Tm (例えば、2
8[℃])の設定及び設定温度Tmとなるように暖房運
転する暖房モードで運転を開始する指示がリモコンから
送信された後、又は、これらの設定温度Tm の設定及び
暖房モードで運転を開始する指示と共に、足元暖房制御
を行う指示がリモコン等から送信され、これを受信した
ときスタートする。なお、本ルーチンは所定時間毎に繰
り返し実行される。
8[℃])の設定及び設定温度Tmとなるように暖房運
転する暖房モードで運転を開始する指示がリモコンから
送信された後、又は、これらの設定温度Tm の設定及び
暖房モードで運転を開始する指示と共に、足元暖房制御
を行う指示がリモコン等から送信され、これを受信した
ときスタートする。なお、本ルーチンは所定時間毎に繰
り返し実行される。
【0036】本ルーチンがスタートすると、ステップ1
02で、室温センサー74から室温Ti を取り込み、取
り込んだ室温Ti が、設定温度Tm に所定温度t1 (例
えば、3[℃])加算された値以下であるか否かを判断
する。
02で、室温センサー74から室温Ti を取り込み、取
り込んだ室温Ti が、設定温度Tm に所定温度t1 (例
えば、3[℃])加算された値以下であるか否かを判断
する。
【0037】ここで、本ルーチンがスタートした時刻S
0 からの経過時間と室温Ti との関係を示した線図(図
5参照)に示すように、暖房モードでの運転を開始した
際は通常、室温Ti は設定温度Tm より低い。よって、
ステップ102は肯定判定され、この場合には、ステッ
プ104で、室温Ti が設定温度Tm から所定温度t2
(例えば、4[℃])減算された値より大きいか否かを
判断する。
0 からの経過時間と室温Ti との関係を示した線図(図
5参照)に示すように、暖房モードでの運転を開始した
際は通常、室温Ti は設定温度Tm より低い。よって、
ステップ102は肯定判定され、この場合には、ステッ
プ104で、室温Ti が設定温度Tm から所定温度t2
(例えば、4[℃])減算された値より大きいか否かを
判断する。
【0038】室温Ti が設定温度Tm から所定温度t2
減算された値以下の場合(時刻S0〜時刻S1 )には、
ステップ128で、通常の温度制御、すなわち、室温T
i が設定温度Tm となるように、熱交換された空気を設
定された風量モードでかつ設定された風向に送風して、
本ルーチンを終了する。
減算された値以下の場合(時刻S0〜時刻S1 )には、
ステップ128で、通常の温度制御、すなわち、室温T
i が設定温度Tm となるように、熱交換された空気を設
定された風量モードでかつ設定された風向に送風して、
本ルーチンを終了する。
【0039】本ルーチンが終了し、所定時間経過した場
合、再度、本ルーチンが実行され、以上説明した処理
(ステップ102、104、128)が実行される。こ
れにより、図6に示すように、室温Ti が設定温度Tm
に近づくように上昇する。
合、再度、本ルーチンが実行され、以上説明した処理
(ステップ102、104、128)が実行される。こ
れにより、図6に示すように、室温Ti が設定温度Tm
に近づくように上昇する。
【0040】このように室温Ti が上昇し、室温Ti が
設定温度Tm から所定温度t2 減算された値に到達した
場合(時刻S1 )には、ステップ104の判断が肯定さ
れ、ステップ106で、既に本ルーチンのステップ10
8〜ステップ114が少なくとも1回実行されたか否か
を識別するフラグFに、未だ1回も上記ステップ(10
8〜114)が実行されていないことを示す0が代入さ
れているか否かを判断する。フラグFに0が代入されて
いる場合には、未だ1回も上記ステップ(108〜11
4)が実行されていないので、ステップ108で、風向
が下向になるように上下フラップモータ62を駆動させ
て、ステップ110で、風量モードが弱風モード以下
(弱風モード、微風モード)にセットされているか否か
を判断する。弱風モード以下にセットされている場合に
は、ステップ112で、中風モードにセットして、ステ
ップ114に進み、弱風モードより単位時間当たりの風
量が大きい中風モード、強風モードにセットされている
場合には、ステップ114に進む。ステップ114で
は、フラグFに上記ステップ(108〜114)が少な
くとも1回実行されたことを示す1を代入して、ステッ
プ116に進む。なお、ステップ106が肯定判定の場
合にもステップ116に進む。
設定温度Tm から所定温度t2 減算された値に到達した
場合(時刻S1 )には、ステップ104の判断が肯定さ
れ、ステップ106で、既に本ルーチンのステップ10
8〜ステップ114が少なくとも1回実行されたか否か
を識別するフラグFに、未だ1回も上記ステップ(10
8〜114)が実行されていないことを示す0が代入さ
れているか否かを判断する。フラグFに0が代入されて
いる場合には、未だ1回も上記ステップ(108〜11
4)が実行されていないので、ステップ108で、風向
が下向になるように上下フラップモータ62を駆動させ
て、ステップ110で、風量モードが弱風モード以下
(弱風モード、微風モード)にセットされているか否か
を判断する。弱風モード以下にセットされている場合に
は、ステップ112で、中風モードにセットして、ステ
ップ114に進み、弱風モードより単位時間当たりの風
量が大きい中風モード、強風モードにセットされている
場合には、ステップ114に進む。ステップ114で
は、フラグFに上記ステップ(108〜114)が少な
くとも1回実行されたことを示す1を代入して、ステッ
プ116に進む。なお、ステップ106が肯定判定の場
合にもステップ116に進む。
【0041】ステップ116では、熱交換温度センサー
76から熱交換器16内の冷媒コイルのコイル温度Tc
が所定温度T40(例えば、40[℃])に所定温度t3
(例えば、1.5[℃])加算された値より大きいか否
かを判断し、コイル温度Tcが所定温度T40I所定温度
t3 加算された値より大きい場合には、ステップ118
で、コンプレッサ26の回転速度を下げるためインバー
タ回路90のスイッチング周波数を下げて、本ルーチン
を終了する。一方、コイル温度Tc が所定温度T40に所
定温度t3 加算された値以下の場合には、ステップ12
0で、コイル温度Tc が所定温度T40から所定温度t4
(例えば、1.5[℃])減算された値より小さいか否
かを判断する。コイル温度Tc が所定温度T40から所定
温度t4減算された値より小さい場合には、ステップ1
22で、コンプレッサ26の回転速度を上げるためイン
バータ回路90のスイッチング周波数を上げて、本ルー
チンを終了する。
76から熱交換器16内の冷媒コイルのコイル温度Tc
が所定温度T40(例えば、40[℃])に所定温度t3
(例えば、1.5[℃])加算された値より大きいか否
かを判断し、コイル温度Tcが所定温度T40I所定温度
t3 加算された値より大きい場合には、ステップ118
で、コンプレッサ26の回転速度を下げるためインバー
タ回路90のスイッチング周波数を下げて、本ルーチン
を終了する。一方、コイル温度Tc が所定温度T40に所
定温度t3 加算された値以下の場合には、ステップ12
0で、コイル温度Tc が所定温度T40から所定温度t4
(例えば、1.5[℃])減算された値より小さいか否
かを判断する。コイル温度Tc が所定温度T40から所定
温度t4減算された値より小さい場合には、ステップ1
22で、コンプレッサ26の回転速度を上げるためイン
バータ回路90のスイッチング周波数を上げて、本ルー
チンを終了する。
【0042】ここで、熱交換器16内の冷媒コイルのコ
イル温度Tc が所定温度T40を含む所定範囲内になるよ
うにインバータ回路を制御すると、図6に示すように、
室温Ti が上昇し、ついに、室温Ti が設定温度Tm に
所定温度t1 が加算された値を越える場合(S2 )があ
る。この場合には、ステップ102が否定判定され、ス
テップ124で、風向を初期に設定された風向に切り換
え、ステップ126で、風量モードを初期に設定された
風量モードにセットして、ステップ128に進む。
イル温度Tc が所定温度T40を含む所定範囲内になるよ
うにインバータ回路を制御すると、図6に示すように、
室温Ti が上昇し、ついに、室温Ti が設定温度Tm に
所定温度t1 が加算された値を越える場合(S2 )があ
る。この場合には、ステップ102が否定判定され、ス
テップ124で、風向を初期に設定された風向に切り換
え、ステップ126で、風量モードを初期に設定された
風量モードにセットして、ステップ128に進む。
【0043】なお、周波数の増減は室温の制御と同様に
ファジイー制御を用いてもよい。即ち、室温をコイル温
度Tc に、設定温度を設定温度T40に置き換えれば、室
温制御のアルゴリズムをそのまま用いることができる。
ファジイー制御を用いてもよい。即ち、室温をコイル温
度Tc に、設定温度を設定温度T40に置き換えれば、室
温制御のアルゴリズムをそのまま用いることができる。
【0044】以上説明した本形態によれば、室温が、設
定温度に所定温度加算された値以下でかつ設定温度から
所定温度減算された値より大きい場合には、通常の温調
制御を行わず、熱交換器内の冷媒コイルのコイル温度が
所定温度を含む所定範囲内になるようにインバータ回路
の周波数を制御し、設定された風量モードに関わらず中
風モードでかつ下向に熱交換された空気を室内に送風す
ることから、室温が設定温度付近に到達しても風量モー
ドが中風モードで維持するため、温まった空気が足元ま
で到達し、快適感が向上する。
定温度に所定温度加算された値以下でかつ設定温度から
所定温度減算された値より大きい場合には、通常の温調
制御を行わず、熱交換器内の冷媒コイルのコイル温度が
所定温度を含む所定範囲内になるようにインバータ回路
の周波数を制御し、設定された風量モードに関わらず中
風モードでかつ下向に熱交換された空気を室内に送風す
ることから、室温が設定温度付近に到達しても風量モー
ドが中風モードで維持するため、温まった空気が足元ま
で到達し、快適感が向上する。
【0045】以上説明した本形態の作用に加えて、リモ
コン等から送信された足元暖房制御を行う指示を受信し
たときにタイマーをスタートし、足元暖房制御を行う指
示を受信したときから所定時間(例えば、1時間、2時
間等)経過したときに、通常の温度制御を行うようにし
てもよい。
コン等から送信された足元暖房制御を行う指示を受信し
たときにタイマーをスタートし、足元暖房制御を行う指
示を受信したときから所定時間(例えば、1時間、2時
間等)経過したときに、通常の温度制御を行うようにし
てもよい。
【0046】また、以上説明した本形態の作用に加え
て、上記ステップ108で切り換えられた風向を、リモ
コン等からの指示により指示された風向に変更するよう
にしてもよい。
て、上記ステップ108で切り換えられた風向を、リモ
コン等からの指示により指示された風向に変更するよう
にしてもよい。
【0047】さらに、以上説明した本形態の作用に加え
て、足下暖房制御を解除する指示をリモコン等から受信
した場合に温調制御を行うようにしてもよい。
て、足下暖房制御を解除する指示をリモコン等から受信
した場合に温調制御を行うようにしてもよい。
【0048】また、以上説明した形態では、冷媒を循環
する経路を代えて、暖房モード、冷房モード(ドライモ
ード)を切り換えるエアコンを例にとり説明したが、本
発明はこれに限定されるものでなく、暖房モード時には
ガスバーナ等により温水を温めて、温められた温水を用
いて熱交換するエアコンにも適用することができる。こ
の場合には、温水を用いて熱交換する部位の温度が上記
所定範となるようにガスバーナ等を制御するようにす
る。
する経路を代えて、暖房モード、冷房モード(ドライモ
ード)を切り換えるエアコンを例にとり説明したが、本
発明はこれに限定されるものでなく、暖房モード時には
ガスバーナ等により温水を温めて、温められた温水を用
いて熱交換するエアコンにも適用することができる。こ
の場合には、温水を用いて熱交換する部位の温度が上記
所定範となるようにガスバーナ等を制御するようにす
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、室内温調
制御から足下制御に切り換え、室内の温度が設定温度近
傍に到達しても、設定された風量モードにかかわらず第
2の風量モードで熱交換された空気を室内に送風するこ
とから、熱交換されて温まった空気が床面近傍まで届き
やすくなり、これにより利用者の足下まで温かい空気が
届いて快適感が向上する、という効果を有する。
制御から足下制御に切り換え、室内の温度が設定温度近
傍に到達しても、設定された風量モードにかかわらず第
2の風量モードで熱交換された空気を室内に送風するこ
とから、熱交換されて温まった空気が床面近傍まで届き
やすくなり、これにより利用者の足下まで温かい空気が
届いて快適感が向上する、という効果を有する。
【0050】
【図1】本実施の形態に係るエアコンの冷媒管路の概略
図である。
図である。
【図2】室内ユニットの電気回路の概略構成図である。
【図3】室外ユニットの電気回路の概略構成図である。
【図4】本実施の形態の制御ルーチンを示したフローチ
ャートである。
ャートである。
【図5】本実施の形態の制御ルーチンがスタートした時
刻からの経過時間と室温との関係を示した線図である。
刻からの経過時間と室温との関係を示した線図である。
10 エアコン 12 室内ユニット 14 室外ユニット 16、28 熱交換器 26 コンプレッサ 74 室温センサ 76 熱交換温度センサ 56、94 マイコン 90 インバータ回路
フロントページの続き (72)発明者 不動 孝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松本 健助 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の風量モード及び該第1の風量モー
ドより単位時間当たりの風量が多い第2の風量モードを
含む複数の風量モードのいずれか設定された風量モード
の風量で室内の空気を熱交換器に供給し、この熱交換器
で熱交換された調和空気を室内に送風して室内の温度を
設定された温度に制御する空気調和機の空気調和方法に
おいて、 所定条件を満たした場合、前記設定された風量モードに
かかわらず第2の風量モードで前記調和空気を室内に送
風すると共に、前記室内の空気と熱交換する熱交換器の
温度を検出し、前記検出された温度を所定範囲内に制御
する、 ことを特徴とする空気調和機の空気調和方法。 - 【請求項2】 第1の風量モード及び該第1の風量モー
ドより単位時間当たりの風量が多い第2の風量モードを
含む複数の風量モードのいずれか設定された風量モード
の風量で室内の空気を熱交換器に供給し、この熱交換器
で熱交換された調和空気を最も下向を含む複数の風向の
いずれか設定された風向で室内に送風して室内の温度を
設定された温度に制御する空気調和機の空気調和方法に
おいて、 所定の条件を満たした場合、前記設定された風量モード
にかかわらず第2の風量モードでかつ前記設定された風
向にかかわらず最も下向に前記調和空気を室内に送風す
ると共に前記室内の空気と熱交換する熱交換器の温度を
検出し、前記検出された温度を所定範囲内に制御する、 ことを特徴とする空気調和機の空気調和方法。 - 【請求項3】 第1の風量モード及び該第1の風量モー
ドより単位時間当たりの風量が多い第2の風量モードを
含む複数の風量モードのいずれか設定された風量モード
の風量で室内の空気を熱交換器に供給し、この熱交換器
で熱交換された調和空気を最も下向を含む複数の風向の
いずれか設定された風向で室内に送風して室内の温度を
設定された温度に制御する空気調和機の空気調和方法に
おいて、 所定の条件を満たした場合、前記設定された風量モード
にかかわらず第2の風量モードでかつ前記設定された風
向にかかわらず最も下向に前記調和空気を室内に送風す
ると共に前記室内の空気と熱交換する熱交換器の温度を
検出し、前記検出された温度を所定範囲内に制御し、か
つ、前記最も下向の風向を下向以外の他の風向に変更す
る変更指示信号を取り込んだ場合、室内の前記他の風向
に前記熱交換された空気を室内に送風する、 ことを特徴とする空気調和機の空気調和方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7311409A JPH09152180A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 空気調和機の空気調和方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7311409A JPH09152180A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 空気調和機の空気調和方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09152180A true JPH09152180A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18016861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7311409A Pending JPH09152180A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 空気調和機の空気調和方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09152180A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007218564A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 空気調和機の気流制御方法および空気調和機 |
JP2011149615A (ja) * | 2010-01-21 | 2011-08-04 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和システム |
JP2014031985A (ja) * | 2012-08-06 | 2014-02-20 | Panasonic Corp | 空気調和機 |
KR20150125343A (ko) * | 2014-04-30 | 2015-11-09 | 삼성전자주식회사 | 공기조화기 및 그 제어방법 |
JP2019173997A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP7311409A patent/JPH09152180A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007218564A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 空気調和機の気流制御方法および空気調和機 |
JP2011149615A (ja) * | 2010-01-21 | 2011-08-04 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和システム |
JP2014031985A (ja) * | 2012-08-06 | 2014-02-20 | Panasonic Corp | 空気調和機 |
KR20150125343A (ko) * | 2014-04-30 | 2015-11-09 | 삼성전자주식회사 | 공기조화기 및 그 제어방법 |
JP2019173997A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
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