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JPH09138670A - 液晶表示装置の駆動回路 - Google Patents

液晶表示装置の駆動回路

Info

Publication number
JPH09138670A
JPH09138670A JP29546895A JP29546895A JPH09138670A JP H09138670 A JPH09138670 A JP H09138670A JP 29546895 A JP29546895 A JP 29546895A JP 29546895 A JP29546895 A JP 29546895A JP H09138670 A JPH09138670 A JP H09138670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
liquid crystal
staircase
crystal display
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP29546895A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Enomoto
弘美 榎本
Hiroyuki Isogai
博之 磯貝
Yuichi Miwa
裕一 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP29546895A priority Critical patent/JPH09138670A/ja
Publication of JPH09138670A publication Critical patent/JPH09138670A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データドライバ部の各出力での階調電圧選択
用のアナログスイッチ等の数を大幅に減らしてチップ面
積を節減し、チップ内を走る基準電源の配線数を従来よ
りも少なくする液晶表示装置等の駆動回路を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 液晶表示パネル9内の画素を順次走査す
る第1のバスラインと、第1のバスライン上の選択画素
へ画像データを表示するための階段電圧を重畳した階調
電圧を供給する第2のバスラインとを配置し、複数の基
準電源から階段電圧を生成する階段電圧発生部2が、各
基準電源間を複数の分割抵抗により分圧する抵抗分圧手
段20と、各分割抵抗の両端に設けられ、階段電圧のレ
ベルを切り替える一対のスイッチ素子の集合からなる階
段電圧レベル切替手段22とを含み、第1の期間では各
分割抵抗の両端の一対のスイッチ素子の一方を導通状態
にし、第2の期間では同スイッチ素子の両方を導通状態
にするように制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、任意の表示装置の
表示パネル、例えば、液晶表示装置〔通常、LCD(Li
quid Crystal Display Device )と略記される〕の液晶
表示パネルを構成する複数の画素中の選択された画素に
対し、目的とする画像データを表示するためのアナログ
の駆動電圧を供給するための液晶表示装置等の駆動回路
に関する。
【0002】特に、本発明は、上記画素を順次走査する
ための互いに平行な複数本の第1のバスライン(一般
に、スキャンバスラインとよばれる)と、これらの第1
のバスラインと直交し、表示すべき階調に応じた画像デ
ータの駆動電圧(階調電圧)を供給するための第2のバ
スライン(一般に、データバスラインとよばれる)との
各交点に配置された液晶セルの画素に接続されるTFT
(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)等のスイ
ッチング素子のオン・オフ動作を利用し、選択すべき画
素に画像データを書き込んで階調表示を行うためのアク
ティブマトリクス形の液晶表示装置に関する。
【0003】上記のようなスイッチング素子を各画素に
設けたアクティブマトリクス形の液晶表示装置は、CR
T(Cathode-Ray Tube:陰極線管)に劣らない表示品質
を有し、薄型・軽量のフラットパネルディスプレイを容
易に実現することができるので、一般家庭用TVやOA
機器の表示装置としての普及が期待されている。すなわ
ち、情報手段の多様化やマルチメディア産業の発展に伴
い、豊かな表現力と携帯性を兼ね備えたアクティブマト
リクス形の液晶表示装置が要求されている。
【0004】換言すれば、アクティブマトリクス形の液
晶表示装置においては、上記の薄型・軽量という特徴を
生かし、ノート型パーソナルコンピュータのような携帯
型情報機器だけではなく、マルチメディア情報機器への
対応も求められており、その一つとして例えば64階調
以上の多階調表示能力が要求される。それゆえに、上記
タイプの液晶表示装置では、できる限り多くの階調電圧
を発生させることが可能な多階調表示に適した駆動回路
が必要となる。
【0005】このような駆動回路への要求に応じるため
に、アクティブマトリクス形の液晶表示装置を駆動する
駆動回路の集積回路(ドライバIC)の多階調化が求め
られているが、一般に、ドライバICの多階調化はチッ
プ面積の増大を招くため、価格上昇にもつながってい
る。
【0006】
【従来の技術】ここでは、まず、図22を参照しなが
ら、フラットパネルディスプレイの中でも表示品質の高
いアクティブマトリクス形の液晶表示装置の液晶表示パ
ネルの構成を述べる。図22は、一般の液晶表示装置の
パネル構成を簡略化して示す平面図である。ただし、図
22においては、多階調表示かつカラー表示を行った場
合の液晶表示パネル9の構成を例示することとする。
【0007】図22に示す液晶表示パネルにおいては、
第1の方向(例えば、Y方向または行方向)、および、
この第1の方向と直交する第2の方向(例えば、X方向
または列方向)に対しマトリクス状にカラー表示用の電
極E11〜Enm(n、mは任意の整数、ここでは、E
36まで表示)を有する画素が配置される。これらのカ
ラー表示用の電極E11〜Enmを有する画素は、R
(Red :赤色)、G(Green :緑色)およびB(Blue:
青色)毎にカラーフィルタを用いた3種類の画素により
構成される。これらの各々は、TFT等のスイッチング
素子T11〜T36が接続された基板と、共通の電極が
一様にはりめぐらされている基板との間に液晶が封入さ
れた構造になっている。ここでは、前者の基板をTFT
基板、後者の基板を共通基板とよぶこととする。図22
に示すように、TFT基板には、第1のバスラインとし
てのスキャンバスライン(走査バスラインともよばれ
る)Y1〜Yn、および、第2のバスラインとしてのデ
ータバスライン(信号バスラインともよばれる)X1〜
Xmがマトリクス状に交差しており、これらの2種のバ
スラインの交点の各位置に、スイッチング素子T11〜
T36としての複数個のTFTが接続されている。
【0008】さらに、図22においては、スキャンバス
ラインで選択された行のTFTを導通状態(オン状態)
にすることにより、データバスラインに印加された映像
信号電圧が各画素の電極に書き込まれる。その後、デー
タバスラインの分布容量を利用して電荷を保持すること
により、次にその行が選択されるまで書き込まれた情報
が保持される。このようにして保持された情報に対応し
て画素内の液晶の分子の傾きが決まるので、この傾きの
度合いに応じて光の透過量を制御することができ、階調
表示が可能となる。さらに、カラー表示を行う際には、
R、GおよびBの3種類のカラーフィルタを用いること
で光の混合を行うようにしている。
【0009】液晶表示装置を駆動するための周辺回路、
すなわち、駆動回路は、データバスライン側に接続され
たデータドライバ部(ただ単に、データドライバとよぶ
こともある)と、スキャンバスライン側に接続されたス
キャンドライバ部(ただ単に、スキャンドライバとよぶ
こともある)から構成されている。上記TFTをオン状
態にするためのオン電圧がスキャンドライバ部から出力
されたときに、映像信号に対応した電圧がデータドライ
バを通して選択画素に印加される。各選択画素の電極に
書き込まれた情報は、前述したように、次にその行が選
択されるまで保持される。この保持された情報に対応し
て液晶の傾きが決まるので、光の透過量を制御すること
ができ、階調表示が可能となる。
【0010】一般の液晶表示装置では、液晶自身の劣化
を防ぐために、交流駆動が必要であり、一定周期毎に共
通の電極の電位を基準として、正負の電圧を印加するこ
とになる。また、TFTの周辺部の浮遊容量の影響によ
る画素電位の変動がもたらす液晶表示パネルの画面のち
らつき(フリッカ)を抑えるために、データバスライン
方向またはスキャンバスライン方向のライン反転駆動を
行っている。さらに、データドライバ部からTFT基板
に供給されるデータ電圧の振幅範囲を例えば5V以内に
抑えるために、データドライバ部の電源を単一の5V電
源にした構成のコモン反転駆動を行っている。このコモ
ン反転駆動では、極性反転周期に合わせて、共通の電極
に印加すべきコモン電圧を変化させている。
【0011】ついで、図23〜図26を参照しながら、
TFT等のスイッチング素子を用いたアクティブ・マト
リクス形の液晶表示装置の駆動回路の従来例を説明す
る。図23は、従来の液晶表示装置の駆動回路の構成を
示す回路ブロック図、図24は、図23の動作を説明す
るためのタイミングチャート、図25は、従来の階調電
圧発生部の構成例を示す回路図、および、図26は、従
来の階調電圧発生部とアナログスイッチ部との関係を示
す回路図である。
【0012】ただし、図23においては、液晶表示装置
の駆動回路のうち、本発明に関係するデータドライバ部
の概略的な構成を示すこととする。図23に示す従来の
データドライバ部の動作は、画像データと同期して与え
られるタイミング信号であるシフトクロックCLKD、
カラー表示用の画像データを表すディジタルの表示デー
タ信号(映像信号ともよばれる)RDATA(赤色)、
GDATA(緑色)およびBDATA(青色)、これら
の表示データ信号の取り込みの開始を決定するスタート
パルスSPD、ならびに、表示データ信号出力の切替タ
イミングを決定するラッチパルスLP等により制御され
る。上記の各種の信号は、制御回路部(ここでは図示し
ていない)等により生成される。この制御回路部では、
画像データをデータバスラインの方向に走査して表示す
る際の水平走査の周期を示す水平同期信号HSYNCも
生成される。図23の回路ブロック図と併せて図24の
タイミングチャートを参照しながら、従来のデータドラ
イバ部の構成およびその動作を説明する。
【0013】図23における600はシフトレジスタを
含むシフトレジスタ回路部を表している。このシフトレ
ジスタ回路部600では、1ライン(1行)毎の表示デ
ータ信号の取り込みの開始を示すスタートパルスSP
D、および、レジスタ歩進用のクロックCLKDが、1
ライン毎に制御回路等から送出されたときに、第1のデ
ィジタルメモリ610内に表示データ信号を順次書き込
むためのデータ取り込み信号S1〜S64が生成され
る。すなわち、1水平走査期間に1つのパルスからなる
スタートパルスSPDにより、シフトレジスタ回路部6
00内のシフトレジスタの動作が開始する。当該データ
ドライバ部のシフトレジスタ内部で生成されるデータ取
り込み信号S1〜S64により、表示データ信号RDA
TA、GDATAおよびBDATAが、第1のディジタ
ルメモリ610に順次取り込まれる。ここでは、図24
に示すように、表示データ信号RDATA、GDATA
およびBDATAは、それぞれ、1ライン分の映像デー
タ(例えば、640個の映像データ)RE1〜RE64
0(後述の抵抗R1等と区別するために、赤色の映像デ
ータをRE1〜RE640と表すこととする)、G1〜
G640、およびB1〜B640を含む。
【0014】シフトレジスタ回路部600は、当該デー
タドライバ部自身のデータ取り込みを終了すると、次段
のデータドライバ用のデータ取り込み信号SOUT(S
64)を出力し、カスケード動作を行う。さらに、1ラ
イン分の映像データの取り込みが終了すると、ラッチパ
ルスLPにより第1のディジタルメモリ610の情報が
第2のディジタルメモリ620に転送される。第2のデ
ィジタルメモリ620に転送された映像データは、デコ
ーダ630において画素単位にデコードされる。なお、
このデコーダ630は、第2のディジタルメモリ620
に内蔵することも可能である。
【0015】さらに、デコーダ630によりデコードさ
れた結果に応じて、次段のアナログスイッチの集合から
なるアナログスイッチ部800は、複数の電圧V0〜V
63(例えば、64階調の場合)の1つを選択する。こ
れらの電圧V0〜V63は、外部から入力される複数種
(たとえば、9種類)の基準電源Vr0〜Vr8を、複
数の分割抵抗を含む階調電圧発生部200により分圧す
ることによって作成される。この階調電圧発生部200
は、複数の分割抵抗から構成される抵抗アレイ型のアナ
ログ/ディジタル(D/A)コンバータとしての機能を
有している。そして、最終的に、データドライバのチャ
ネル分〔例えば、192チャネル(ch)〕の階調デー
タに対応した階調電圧が、アナログスイッチ部800か
ら出力される。
【0016】上記階調電圧発生部200の一構成例を図
25に示す。階調電圧発生部200内に設けられた複数
の抵抗R1〜R64から構成される抵抗アレイにより、
外部から入力される9種類の基準電源Vr0〜Vr8か
ら、64本の電圧レベルに対応する電圧V0〜V63が
生成される。この場合、前述の第2のディジタルメモリ
620で保持されているデータに対応した1本を選択す
るために、データドライバ部の各出力に1チャネル毎に
64個のアナログスイッチが設けられており、192チ
ャネル(ch)の場合は、64×192=12288個
のアナログスイッチを必要とする。
【0017】図26に、従来の階調電圧発生部200と
アナログスイッチ部800との関係を示す。図26は6
4階調表示を実現するための従来例であり、入力される
基準電源は、前述の図25と同様にVr0〜Vr8の9
種類である。ここでは、64個の抵抗を用いてVr0〜
Vr1間、Vr1〜Vr2間、Vr2〜Vr3間、…V
r7〜Vr8間をそれぞれ8等分する。ここで、例えば
電圧V0〜V63の階調電圧が生成され、デコーダやア
ナログスイッチ部により選択された電圧レベルが出力さ
れる。したがって、図26の階調電圧発生部200とア
ナログスイッチ部800を使用することにより、8×8
=64階調表示が可能になる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり、従来の
液晶表示装置の駆動回路においては、多階調表示用の出
力に対応したデータドライバ部は、階調電圧を選択する
ためのアナログスイッチを必要とする。このため、表示
すべき階調数が増加するに伴い、データドライバ部を含
む駆動回路をドライバICにより形成する場合のドライ
バICのチップ面積が大きくなってしまうという問題が
生じてくる。
【0019】換言すれば、従来の抵抗アレイ形のD/A
コンバータを用いた多階調表示の方式では、少ない基準
電源数で階調を増やすことができる反面、階調電圧を選
択するためのアナログスイッチ等のスイッチ数が階調分
必要になり、ドライバICのチップ面積が増大したり、
また、チップ内部を走る基準電源数が多くなるにつれ
て、チップ面積の増大を招くといった問題が発生する。
【0020】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、データドライバ部の各出力に必要な階調電圧選
択用のアナログスイッチ等の数を大幅に減らしてチップ
面積を小さくすると共に、チップ内部を走る基準電源の
配線数を従来よりも少なくしてチップ面積の節減を図る
ことが可能な液晶表示装置等の駆動回路を提供すること
を目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の第1の
原理構成を示すブロック図である。なお、これ以降、前
述した構成要素と同様のものについては、同一の参照番
号を付して表すこととする。図1の第1の原理図に示す
ように、本発明では、液晶表示パネル9を構成する複数
の画素に対し、これらの画素を走査するための複数本の
第1のバスライン(例えば、スキャンバスラインY1〜
Yn)と、これらの第1のバスライン上の選択された画
素へ所定の画像データを表示するための階段電圧を重畳
した階調電圧(例えば、電圧V0、…Vw、…Vz)を
供給する互いに平行な複数本の第2のバスライン(例え
ば、データバスラインX1〜Xm)とを配置してなる液
晶表示装置1の駆動回路を対象にしている。
【0022】上記問題点を解決するために、本発明の第
1の原理による駆動回路は、任意の基準電源部7から出
力される複数の基準電源Vr0〜Vrkに基づき上記階
段電圧を生成する階段電圧発生部2を備えている。この
階段電圧発生部2は、複数の基準電源Vr0〜Vrkの
各基準電源間を複数の分割抵抗により分圧する抵抗分圧
手段20と、これらの複数の分割抵抗の各々の両端に設
けられ、上記階段電圧のレベルを切り替える一対のスイ
ッチ素子の集合からなる階段電圧レベル切替手段22と
を含む。さらに、上記一対のスイッチ素子の動作を制御
する制御信号により、第1の期間では、上記複数の分割
抵抗の各々の両端に設けられた一対のスイッチ素子の一
方を導通状態にし、第2の期間では、上記一対のスイッ
チ素子の両方を導通状態にすることによって、上記階段
電圧が発生するようにしている。
【0023】好ましくは、本発明の第1の原理による駆
動回路は、複数の画素の走査のタイミング、および、上
記の選択された画素への画像データ表示のタイミングを
制御する制御回路部5と、階段電圧発生部2により生成
される階段電圧を重畳することによって、上記画像デー
タに対応する階調電圧を選択して第2のバスラインに供
給する階調電圧選択部8とを備えている。
【0024】上記制御回路部5により生成される制御信
号Scsにより、階段電圧レベル切替手段22内のスイ
ッチ素子を導通状態または非導通状態にして上記階段電
圧の切替えを行うタイミング、および、上記階段電圧の
出力をイネーブルにするか否かが決定される。さらに、
図1においては、画像データをデコードして第2のバス
ライン毎の画像データ信号St1〜Stmを生成し、制
御回路部5からの制御信号Sctに基づき画像データ信
号の表示のタイミングを最終的に設定する表示データ信
号タイミング設定部6が設けられている。
【0025】さらに、図1においては、第1のバスライ
ンの1ライン毎に画素を走査するための電圧を供給する
スキャンドライバ部10が設けられている。このスキャ
ンドライバ部10による1ライン毎の走査のタイミング
は、制御回路部5からの制御信号Scyによって決定さ
れる。さらに好ましくは、本発明の第1の原理による駆
動回路は、上記の制御回路部5および階調電圧選択部8
に加えて、階段電圧レベル切替手段22内のスイッチ素
子を導通状態または非導通状態にして上記階段電圧の切
替えを行うタイミングを制御するタイミング制御部とを
備えている。このタイミング制御部は、上記階段電圧の
出力をイネーブルにするか否かを決定するための制御回
路部5からの制御信号に基づき、上記階段電圧の切替え
を行うタイミングを制御する信号を生成する機能を有す
る。
【0026】さらに好ましくは、本発明の第1の原理に
よる駆動回路では、階段電圧発生部2と階調電圧選択部
8との間に、複数のバッファアンプから構成される出力
バッファ部を設けている。さらに好ましくは、本発明の
第1の原理による駆動回路では、階調電圧選択部8の出
力側の最終段に、複数のバッファアンプから構成される
最終段バッファ部を設けている。
【0027】図2は、本発明の第2の原理構成を示すブ
ロック図である。図2の駆動回路における制御回路部
5、表示データ信号タイミング設定部6、基準電圧選択
制御手段7、階調電圧選択部8、およびスキャンドライ
バ部10の構成は、前述の図1の構成と同じなので、こ
こでは、その説明を省略することとする。図2に示すよ
うに、本発明の第2の原理による駆動回路は、任意の基
準電源部7から出力される複数の基準電源Vr0〜Vr
kに基づき、上記階調電圧の種類に応じた複数の基準電
圧を生成する基準電圧発生部3を備えている。この基準
電圧発生部3は、複数の基準電源Vr0〜Vrkの各々
を分圧して複数の基準電圧を取り出すための複数の分割
抵抗から構成される分割抵抗手段30と、これらの複数
の分割抵抗にそれぞれ接続され、これらの複数の分割抵
抗からそれぞれ取り出される基準電圧のレベルを変化さ
せる複数のスイッチ素子からなる基準電圧レベル変化手
段33とを含む。さらに、上記複数のスイッチ素子の動
作を制御する制御信号Scpにより、上記の複数の分割
抵抗と複数のスイッチ素子とを組み合わせることによっ
て、上記階段電圧が発生するようにしている。
【0028】好ましくは、本発明の第2の原理による駆
動回路は、上記基準電圧レベル変化手段33からの複数
のディジタルの出力電圧を分圧して上記階調電圧を生成
するための抵抗アレイを含むD/Aコンバータ部38を
備えている。さらに、基準電圧レベル変化手段33とD
/Aコンバータ部38との間には、基準電圧レベル変化
手段33内の複数のスイッチ素子のオン・オフ動作によ
り電圧V0〜Vzの電圧レベルが変動するのを防止する
ために、入力バッファ部35が設けることも可能であ
る。
【0029】さらに、好ましくは、本発明の第2の原理
による駆動回路では、上記基準電圧発生部3を集積回路
の内部に形成するようにしている。
【0030】
【発明の実施の形態】図3および図4は、本発明の第1
の原理を説明するための簡略化した階段電圧発生回路を
示す回路図(その1およびその2)である。図3に示す
階段電圧発生部においては、説明を簡単にするために、
基準電源部7の2つの基準電源(第1の基準電源Vr0
および第2の基準電源Vr1)から、16本の電圧レベ
ル(電圧V0〜V15)を生成する場合を例示する。第
1の基準電源Vr0と第2の基準電源Vr1との間は、
抵抗分圧手段20を構成する8つの分割抵抗、すなわ
ち、分圧用の抵抗R1〜R8により分圧されている。さ
らに、各抵抗の両端には、同程度のオン状態の抵抗値
(以後、オン抵抗値と略記する)を有するスイッチ素子
(下段のスイッチ素子2d−1〜2d−8、および、上
段のスイッチ素子2u−1〜2u−8)が、2つずつ対
をなして接続されており、これらの一対のスイッチ素子
の集合により、階段電圧レベル切替手段22が形成され
る。上記一対のスイッチ素子の一方の端子は互いに結線
され、ショート状態になっている。
【0031】図4の簡略化した等価回路に示すように、
上記一対のスイッチ素子の動作は2つの期間(フェー
ズ)からなっており、第1のフェーズでは、各抵抗の両
端に設けられたスイッチ素子中の下段のスイッチ素子の
みがオン状態になり(上段のスイッチ素子はオフ状
態)、各抵抗により分圧された電圧V0、V2、V4、
V6、V8、V10、V12、およびV14が出力され
る。また一方で、第2のフェーズでは、各抵抗の両端に
設けられたスイッチ素子中の上段のスイッチ素子および
下段スイッチ素子の両方がオン状態になり、各抵抗によ
り分圧された電圧を、スイッチ素子のオン抵抗値により
さらに分圧した状態の電圧V1、V3、V5、V7、V
9、V11、V13、およびV15が出力される。ここ
で、任意の抵抗の下段部から出力される出力電圧の電圧
レベルをVN (単独出力)、同じ抵抗の上段部から出力
される出力電圧の電圧レベルをVN+2 とした場合、第1
のフェーズでの出力電圧の電圧レベルはVN で表され、
第2のフェーズでの出力電圧の電圧レベルは(VN +V
N+2 )/2(分圧出力)で表される(ここで、Nは任意
の整数)。
【0032】本発明の第1の原理による駆動回路では、
上記の2つのフェーズを1水平期間内で切り替えること
により、階段電圧を発生させることが容易に可能とな
る。この階段電圧を重畳した階調電圧と、データバスラ
インの分布容量を利用することにより、複数のアナログ
スイッチ等からなる階調電圧選択部8に供給される階調
電圧の種類は、従来に比べ半分に節減される。
【0033】換言すれば、本発明の第1の原理による駆
動回路によれば、抵抗による分圧とスイッチ素子による
分圧の2つのフェーズを切り替えることで階段電圧を発
生させることができるような階段電圧発生部をデータド
ライバ部内に設けるようにしている。したがって、デー
タドライバ部の各出力あたりの階調電圧選択用アナログ
スイッチの数が従来に比べ約半分になるので、ドライバ
ICのチップ面積を節減することが可能となる。
【0034】図5〜図7は、本発明の第2の原理を説明
するための基準電圧発生部3の構成および動作を示す図
である。さらに詳しくいえば、図5は、本発明の第2の
原理による発明の実施の一形態を示す回路図、図6は、
本発明の第2の原理による発明の実施の他の形態を示す
回路図、および、図7は、図5の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【0035】本発明の第2の原理による駆動回路では、
階調電圧発生部(例えば、図23参照)の入力部におい
て、複数の異なる抵抗とスイッチとを組み合わせること
で、基準電圧のレベルを変化させるようにしている。そ
して、基準電圧のレベルを変化させる場合には、データ
バスラインの分布容量を電圧保持手段とすることが必要
となる。すなわち、ここでは、データドライバ部に入力
する基準電源の電圧レベルを、複数の異なる抵抗と複数
のスイッチ素子の組み合せにより変化させることで、異
なる電圧値を作成するといった構成になっている。さら
に、本発明の第2の原理による駆動回路では、複数の異
なる抵抗とスイッチとの組み合わせ、および、データバ
スラインの分布容量に基づいて作成された基準電圧を抵
抗アレイ形のD/Aコンバータと組み合わせることによ
り、多階調表示を実現することができる。
【0036】図5に示す基準電圧作成部3の例において
は、入力される基準電源Vr0、Vr1、Vr2および
Vr3の各々の電位間を、それぞれ異なる抵抗値r、1
5rを有する2個の抵抗(抵抗R1−1およびR1−
2、R2−1およびR2−2、ならびに、R3−1およ
びR3−2)と2個のスイッチ素子(スイッチ素子31
−1および31−2、32−1および32−2、ならび
に、33−1および33−2)とで分圧することによ
り、基準電源の各電位間から2種の電圧レベルを作成す
る。上記の抵抗R1−1〜R3−2は、分割抵抗手段3
0を構成し、スイッチ素子31−1〜33−2は、基準
電圧レベル切替手段33を構成する。さらに、スイッチ
素子31−1〜33−2のオン・オフ動作が、階調電圧
のレベル変動に影響を与えないようにするために、上記
スイッチ素子31−1〜33−2の一方の端子は、2個
のスイッチ素子の単位でバッファアンプ35−1〜35
−3に接続されている。これらのバッファアンプ35−
1〜35−3は、入力バッファ部35を構成する。
【0037】前述の図5の基準電圧作成部では、各基準
電源間の2個の分割抵抗の抵抗値の比を1:15に設定
しているが、この基準電圧作成部は、後述の図21の実
施例に用いた場合の構成例を示すものである。これに対
し、図6に示す基準電圧作成部3の例においては、入力
される基準電源の各々の電位間を、抵抗値r、r、rお
よび29rを有する4個の抵抗(抵抗R1−1〜R1−
4、およびR2−1〜R2−4)と4対のスイッチ素子
(スイッチ素子31−1〜31−4、および32−1〜
32−4)とで分圧する。このような構成にすれば、基
準電源の各電位間から4種の電圧レベルを作成すること
ができる。さらに、階調数や、入力される基準電源の数
に応じて抵抗の比を変えることにより、少ない数の基準
電源を用いて多くの種類の電圧レベルを作成することが
できる。
【0038】さらに、図7のタイミングチャートに示す
ように、制御信号TP(図2の制御信号Scpに対応す
る)により図5のスイッチ素子31−1〜33−1、お
よび31−2〜33−2が一斉にオン、オフ動作を行
う。スイッチ素子31−1〜33−1がオン(スイッチ
素子31−2〜33−2はオフ)している期間は電圧V
r0、Vr1、およびVr2の電圧レベルはVR0、V
R1、およびVR2となり、スイッチ素子31−2〜3
3−2がオン(スイッチ素子31−1〜33−1はオ
フ)している期間は、抵抗の比の分だけの電圧レベル
(ΔVR)が持ち上がり、それぞれの電圧レベルにΔV
Rがプラスされた電圧レベル、VR0+ΔVR、VR1
+ΔVR、VR2+ΔVRとなる。抵抗の比により、電
圧のレベルを変えることも容易に可能となる。
【0039】かくして、本発明の液晶表示装置等の駆動
回路においては、少ない基準電源を用いて基準電圧のレ
ベルを変化させることによりデータドライバ部の入力部
で階調電圧を作成することができるので、データドライ
バ部の各出力に必要な階調電圧選択用のアナログスイッ
チ等の数を大幅に減らしてチップ面積を小さくすると共
に、チップ内部を走る基準電源の配線数を従来よりも少
なくしてチップ面積の節減を図ることが可能になる。
【0040】
【実施例】以下、図8〜図21を参照しながら、本発明
の好適な実施例の構成および動作を説明する。図8は本
発明の第1実施例の構成を示す回路ブロック図である。
ただし、ここでは、液晶表示装置の駆動回路のうち、本
発明に関係するデータドライバ部の概略的な構成を示す
こととする。さらに、図8においては、64階調のデー
タドライバ部が例示されている。
【0041】図8に示すデータドライバ部の動作は、画
像データと同期して与えられるタイミング信号であるシ
フトクロックCLKD、カラー表示用の画像データを表
すディジタルの表示データ信号(映像信号ともよばれ
る)RDATA(赤色)、GDATA(緑色)およびB
DATA(青色)、これらの表示データ信号の取り込み
の開始を決定するスタートパルスSPD、表示データ信
号出力の切替タイミングを決定するラッチパルスLP、
階段電圧の出力のイネーブルを制御する出力イネーブル
制御信号AP、ならびに、階段電圧の切替えのタイミン
グを制御する階段電圧切替信号BP等により制御され
る。上記の各種の信号は、制御回路部5(図1)により
生成される。この制御回路部5では、画像データをデー
タバスラインの方向に走査して表示する際の水平走査の
周期を示す水平同期信号HSYNCも生成される。
【0042】図8におけるシフトレジスタ回路部60、
第1のディジタルメモリ61、第2のディジタルメモリ
62、およびアナログスイッチ部80の構成は、それぞ
れ、図23に示したシフトレジスタ回路部600、第1
のディジタルメモリ610、第2のディジタルメモリ6
20、およびアナログスイッチ部800の構成と概ね同
じである。さらに詳しく説明すると、図8のシフトレジ
スタ回路部60では、1ライン毎の表示データ信号の取
り込みの開始を示すスタートパルスSPD、および、レ
ジスタ歩進用のクロックCLKDが、1ライン毎に制御
回路等から送出されたときに、第1のディジタルメモリ
61内に表示データ信号を順次書き込むためのデータ取
り込み信号S1〜S64が生成される。すなわち、1水
平走査期間に1つのパルスからなるスタートパルスSP
Dにより、シフトレジスタ回路部60内のシフトレジス
タの動作が開始する。当該データドライバ部のシフトレ
ジスタ内部で生成されるデータ取り込み信号S1〜S6
4により、表示データ信号RDATA、GDATAおよ
びBDATAが、第1のディジタルメモリ61に順次取
り込まれる。
【0043】シフトレジスタ回路部60は、当該データ
ドライバ部自身のデータ取り込みを終了すると、次段の
データドライバ用のデータ取り込み信号SOUT(S6
4)を出力し、カスケード動作を行う。さらに、1ライ
ン分の映像データの取り込みが終了すると、ラッチパル
スLPにより第1のディジタルメモリ61の情報が第2
のディジタルメモリ62に転送される。第2のディジタ
ルメモリ62に転送された映像データは、デコーダおよ
び階段電圧制御部63において画素単位にデコードされ
る。このデコーダおよび階段電圧制御部63は、階段電
圧の出力を制御する機能も有している。
【0044】さらに、デコーダおよび階段電圧制御部6
3によりデコードされた結果に応じて、次段のアナログ
スイッチの集合からなるアナログスイッチ部80は、複
数の電圧V0〜V63(例えば、64階調の場合)の1
つを選択する。これらの電圧V0〜V63は、外部から
入力される4種類の基準電源Vr0〜Vr4を、階段電
圧発生部2(図1)の機能を有する時分割抵抗分圧部2
3により分圧することによって作成される。この場合、
アナログスイッチ部80に必要なアナログスイッチの数
は、32×192=6144個であり、従来(図23参
照)の半分に節減される。
【0045】図9は、基準電源入力部に設けられた時分
割抵抗分圧部の一構成例を示す回路図である。外部基準
電源Vr0〜Vr4の入力端子の各々の間は、8個の抵
抗アレイ(抵抗R1〜R8、およびR9〜R32)から
構成され、各抵抗の両端には2つの(一対の)スイッチ
素子(スイッチ素子2d−1〜2d−32、および2u
−1〜2u−32)が設けられている。これらの一対の
スイッチ素子は同程度のオン抵抗を有し、上記一対のス
イッチ素子の一方の端子は、互いにショートされてい
る。これらのスイッチ素子から取り出される出力電圧
は、階調電圧としてアナログスイッチ部80に供給され
る。外部から入力される階段電圧切替信号BPは、各抵
抗の上段に接続されるスイッチ素子2u−1〜2u−3
2を制御する。各抵抗の下段に接続されるスイッチ素子
2d−1〜2d−32は常時オン状態になっている。
【0046】図10および図11は、図8の動作を説明
するためのタイミングチャート(その1およびその2)
である。1水平期間に1パルスからなるSPDによりデ
ータドライバ部内のシフトレジスタの動作が開始する。
シフトレジスタ内部で発生するデータ取り込み信号S1
〜S64により、カラー表示用の映像データを含む表示
データ信号RDATA、GDATAおよびBDATAを
第1のディジタルメモリ61に取り込む。当該データド
ライバ部自身のデータ取り込みを終了すると、次段ドラ
イバ用のSOUTを出力し、カスケード動作を行う。1
ライン分のデータ取り込みが終了すると、ラッチパルス
LPにより、第1のディジタルメモリ61の情報が、第
2のディジタルメモリ62に一度に転送される。
【0047】1水平期間は2つのフェーズに分けられ、
第1のフェーズと第2のフェーズの切替えは階段電圧切
替信号BPによって行われる。第2のフェーズでは、基
準電圧入力部の上段スイッチ素子と下段スイッチ素子の
両方がオン状態になり、スイッチ素子のオン抵抗により
分圧された電圧がデータドライバ部から出力される。前
述の第2のディジタルメモリ62に保持された映像デー
タの下位1ビットの値に応じて、2つのフェーズの内の
どちらかを使用するかが決まり、第1のフェーズを選択
した場合(下位1ビットの値が“0”または“L”)に
は出力イネーブル制御信号APにより、1段目の階段電
圧が出力されている状態で階段電圧の出力がオープンに
される。第2のフェーズを選択した場合(下位1ビット
の値が“1”または“H”)には出力イネーブル制御信
号APが無効になり、1段目の階段電圧が出力された
後、2段目の階段電圧が出力される。上記のような階段
電圧制御手順により、先に説明したデータバスラインの
分布容量を利用した方式を用いることができるため、6
4階調出力が可能となる。
【0048】図12は本発明の第2実施例の構成を示す
回路ブロック図である。図12のデータドライバ部の構
成は、前記第1実施例(図8)の構成と概ね同じである
が、階段電圧切替信号BPを内部で作成している点が前
記第1実施例と異なる。図12においては、出力イネー
ブル制御信号APの立ち下がりを利用することにより、
外部からの入力信号として供給される階段電圧切替信号
BPを必要とせずに2つのフェーズ切替えのタイミング
を設定することが可能となる構成が示されている。この
第2実施例の構成では、図8の第1実施例において、デ
ータドライバ部の内部のラッチパルスLPと出力イネー
ブル制御信号APの各信号から、内部のタイミング制御
部64にて階段電圧切替信号BPを作成するようにして
いる。
【0049】図13および図14は、図12の動作を説
明するためのタイミングチャート(その1およびその
2)である。図13および図14に示す第2実施例の基
本動作は、図8に示した第1実施例とほぼ同じである
が、2つのフェーズを切り替えるタイミングを出力イネ
ーブル制御信号APの立ち下がりで制御する点が異なっ
ている。
【0050】図15は、図12のタイミング制御部の一
構成例を示す回路図であり、図16は、図15の動作を
説明するためのタイミングチャートである。図15にお
いては、階段電圧切替信号BPを作成するタイミング制
御部64の具体的な回路構成例が図示されている。ここ
では、ラッチパルスLPと出力イネーブル制御信号AP
を入力としたSRラッチ回路部65の出力をD−フリッ
プフロップ67のD入力(D)としている。さらに、N
OR回路素子66により、ラッチパルスLPと出力イネ
ーブル制御信号APの否定論理和(NOR)を取った結
果として得られる出力をD−フリップフロップ67のク
ロック入力(CK)としている。さらに、上記のD−フ
リップフロップ67では、SRラッチ回路部65の出力
をクロック入力でラッチした出力を階段電圧切替信号B
Pとして、時分割抵抗分圧部23へ供給する。
【0051】図16のタイミングチャートの構成から明
らかなように、図15のタイミング制御部64により、
2つのフェーズを切り替える階段電圧切替信号BPが容
易に作成される。上記のような方法で階段電圧切替信号
BPを作成することにより、従来と同様の信号数でもっ
て本発明の駆動回路を実現することができる。図17
は、本発明の第3実施例の構成を示す回路ブロック図で
ある。ここでは、前述の図8の第1実施例において、基
準電源入力部に設けられた時分割抵抗分圧部23からア
ナログスイッチ部80に接続される間に、複数のオペア
ンプからなる出力バッファ部40を設けている。この出
力バッファ部40は、32本の出力電圧の各々に接続さ
れているため、抵抗やスイッチ素子等による分圧時の出
力抵抗が、データドライバ部の出力側から見えなくなる
ため、上記の第3実施例の駆動回路は、比較的容量の大
きい液晶表示パネルを駆動する際に有利である。
【0052】図18は、本発明の第4実施例の構成を示
す回路ブロック図である。図18の第4実施例は、上記
の図17の第3実施例の出力バッファ部40を含む構成
を、図12の第2実施例に適用した例を示すものであ
る。図19は、本発明の第5実施例の構成を示す回路ブ
ロック図である。図19の第5実施例では、前述の図8
の第1実施例において、複数のアナログスイッチを介し
たデータドライバ部の最終段の出力側に、複数のオペア
ンプからなる最終段バッファ部41を設けている。この
最終段バッファ部41内のオペアンプは、データドライ
バ部の最終段の各出力側に設けられているため、前述の
図17の第3実施例や図18の第4実施例よりもデータ
ドライバ部の駆動能力を高くすることができ、さらに容
量の大きい液晶表示パネルを駆動することが可能とな
る。
【0053】図20は、本発明の第6実施例の構成を示
す回路ブロック図である。図20の第6実施例は、上記
の図19の第5実施例の最終段バッファ部41を含む構
成を図12の第2実施例に適用した例を示すものであ
る。図21は、本発明の第7実施例の構成を示す回路ブ
ロック図である。ここでは、本発明の第2の原理に基づ
く実施例が図示されている。図21における駆動回路
は、本発明の第2の原理による構成回路を組み込んだ6
4階調のデータドライバ部の構成例であり、本発明の第
2の原理に基づく基準電圧発生部3と、入力バッファ部
35と、抵抗アレイ形のD/Aコンバータ部38とを組
み合わせた実施例を示すものである。
【0054】図21において、入力される基準電源Vr
0〜Vr4の電圧レベルは、それぞれ、基準電圧作成部
2の複数の抵抗R1−1〜R5−2およびスイッチ素子
31−1〜35−2により変化させられる。図21の第
7実施例では、1つの基準電源から2つの基準電圧(2
つの電圧レベル)を得る場合が例示されている。さら
に、これらの基準電圧は、複数の抵抗38−0〜38−
31からなる抵抗アレイ形のD/Aコンバータ38にて
抵抗分割されるので、電圧V0〜V31も同様に2つの
電圧レベルとなる。すなわち、ここでは、32×2=6
4の電圧レベルが作成され、デコーダおよび階段電圧制
御部63の制御により、階調電圧が選択されて出力され
る。この場合、基準電圧発生部3に用いる抵抗の抵抗値
としては、基準電圧V0、V1…V31の各々の中間を
とるような抵抗値r、つまり、基準電源Vr0〜Vr5
の間を16等分するような抵抗値に設定すればよい。
【0055】これまでは、本発明の駆動回路を液晶表示
装置に適用した実施例を参照しながら、本発明の具体的
な構成を説明してきた。しかしながら、本発明の駆動回
路は、必ずしも液晶表示装置に限定されるものではな
く、階調電圧により階調表示を行うような他の任意の表
示装置、例えば、プラズマ表示装置(PDP)にも適用
され得ることはいうまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶表示
装置の駆動回路によれば、第1に、分割抵抗の両端に設
けられた一対のスイッチ素子のオン・オフ動作により基
準電圧のレベルを変化させることができるので、少ない
基準電源を用いて階調電圧を作成することが可能にな
る。この結果、データドライバ部の各出力に必要な階調
電圧選択用のアナログスイッチ等の数を大幅に減らして
チップ面積の節減が図れるので、液晶表示装置の低価格
化に寄与するところが大きい。
【0057】さらに、本発明の液晶表示装置の駆動回路
によれば、第2に、上記一対のスイッチ素子のオン・オ
フ動作は、既存の制御回路部からの制御信号により容易
に制御することができるので、余計な回路を付加したり
データドライバ部の回路構成を複雑にしたりすることな
く本発明の駆動回路を実現することが可能になる。さら
に、本発明の液晶表示装置の駆動回路によれば、第3
に、一対のスイッチ素子のオン・オフ動作の切替えのタ
イミングを内部の制御信号から作成することができるの
で、外部から取り入れる制御信号の配線を減らすことが
可能になる。この結果、ドライバICのチップ面積をよ
り小さくすることができるようになる。
【0058】さらに、本発明の液晶表示装置の駆動回路
によれば、第4に、基準電圧の出力側の各々に複数のオ
ペアンプからなる出力バッファ部を接続しているため、
分割抵抗やスイッチ素子等による出力抵抗が、データド
ライバ部の出力側から見えなくなるため、比較的容量の
大きい液晶表示パネルを駆動する際に有利となる。さら
に、本発明の液晶表示装置の駆動回路によれば、第5
に、データドライバ部の最終段の各出力側に、複数のオ
ペアンプからなる最終段バッファ部を設けているので、
データドライバ部の駆動能力を顕著に高くすることがで
き、比較的容量の大きい液晶表示パネルを駆動すること
が可能となる。
【0059】さらに、本発明の液晶表示装置の駆動回路
によれば、第6に、基準電源の入力部において、複数の
異なる抵抗とスイッチとを組み合わせることで、基準電
圧のレベルを変化させるようにしているので、少ない基
準電源を用いて階調電圧を作成することが可能になる。
この結果、データドライバ部の各出力に必要な階調電圧
選択用のアナログスイッチ等の数を大幅に減らしてチッ
プ面積の節減が図れるので、液晶表示装置の低価格化に
寄与するところが大きい。
【0060】さらに、本発明の液晶表示装置の駆動回路
によれば、第7に、複数の異なる抵抗とスイッチとの組
み合わせ、および、データバスラインの分布容量に基づ
いて作成された基準電圧を抵抗アレイ形のD/Aコンバ
ータと組み合わせることにより、回路構成を複雑にする
ことなく多階調表示を実現することができる。さらに、
本発明の液晶表示装置の駆動回路によれば、第8に、上
記の複数の異なる抵抗とスイッチ素子からなる基準電圧
発生部をドライバICの内部に形成しているので、外部
で作成したときに考えられる信号の伝搬遅延等が回避さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の原理構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第1の原理を説明するための簡略化し
た階段電圧発生部を示す回路図(その1)である。
【図4】本発明の第1の原理を説明するための簡略化し
た階段電圧発生部を示す回路図(その2)である。
【図5】本発明の第2の原理による発明の実施の一形態
を示す回路図である。
【図6】本発明の第2の原理による発明の実施の他の形
態を示す回路図である。
【図7】図5の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図8】本発明の第1実施例の構成を示す回路ブロック
図である。
【図9】図8の時分割抵抗分圧部の一構成例を示す回路
図である。
【図10】図8の動作を説明するためのタイミングチャ
ート(その1)である。
【図11】図8の動作を説明するためのタイミングチャ
ート(その2)である。
【図12】本発明の第2実施例の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図13】図12の動作を説明するためのタイミングチ
ャート(その1)である。
【図14】図12の動作を説明するためのタイミングチ
ャート(その2)である。
【図15】図12のタイミング制御部の一構成例を示す
回路図である。
【図16】図15の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図17】本発明の第3実施例の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図18】本発明の第4実施例の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図19】本発明の第5実施例の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図20】本発明の第6実施例の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図21】本発明の第7実施例の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図22】一般の液晶表示装置のパネル構成を簡略化し
て示す平面図である。
【図23】従来の液晶表示装置の駆動回路の構成を示す
回路ブロック図である。
【図24】図23の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図25】従来の階調電圧発生部の構成例を示す回路図
である。
【図26】従来の階調電圧発生部とアナログスイッチ部
との関係を示す回路図である。
【符号の説明】
1…液晶表示装置 2…階段電圧発生部 3…基準電圧発生部 5…制御回路部 6…表示データ信号タイミング設定部 7…基準電源部 8…階調電圧選択部 9…液晶表示パネル 10…スキャンドライバ部 20…抵抗分圧手段 22…階段電圧レベル切替手段 23…時分割抵抗分圧部 30…分割抵抗手段 33…基準電圧レベル切替手段 35…入力バッファ部 38…D/Aコンバータ部 40…出力バッファ部 41…最終段バッファ部 60…シフトレジスタ回路部 61…第1のディジタルメモリ 62…第2のディジタルメモリ 63…デコーダおよび階段電圧制御部 64…タイミング制御部 80…アナログスイッチ部 T11〜Tnm…スイッチング素子 X1〜Xm…データバスライン Y1〜Yn…スキャンバスライン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示装置の液晶表示パネル(9)を
    構成する複数の画素に対し、該画素を走査するための複
    数本の第1のバスラインと、該第1のバスライン上の選
    択された画素へ所定の画像データを表示するための階段
    電圧を重畳した階調電圧を供給する複数本の第2のバス
    ラインとを配置してなる液晶表示装置の駆動回路におい
    て、 任意の基準電源部(7)から出力される複数の基準電源
    (Vr0〜Vrk)に基づき前記階段電圧を生成する階
    段電圧発生部(2)を備えており、該階段電圧発生部
    (2)は、 前記複数の基準電源(Vr0〜Vrk)の各基準電源間
    を複数の分割抵抗により分圧する抵抗分圧手段(20)
    と、 該複数の分割抵抗の各々の両端に設けられ、該階段電圧
    のレベルを切り替える一対のスイッチ素子の集合からな
    る階段電圧レベル切替手段(22)とを含み、 該一対のスイッチ素子の動作を制御する制御信号によ
    り、第1の期間では、前記複数の分割抵抗の各々の両端
    に設けられた一対のスイッチ素子の一方を導通状態に
    し、第2の期間では、該一対のスイッチ素子の両方を導
    通状態にすることによって、前記階段電圧が発生するこ
    とを特徴とする液晶表示装置の駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記駆動回路が、さらに、 前記画素の走査のタイミング、および、前記の選択され
    た画素への画像データ表示のタイミングを制御する制御
    回路部(5)と、 前記階段電圧発生部(2)により生成される階段電圧を
    重畳することによって、前記画像データに対応する階調
    電圧を選択して前記第2のバスラインに供給する階調電
    圧選択部(8)とを備えており、 該制御回路部(5)により生成される制御信号により、
    前記階段電圧レベル切替手段(22)内の前記スイッチ
    素子を導通状態または非導通状態にして前記階段電圧の
    切替えを行うタイミング、および、前記階段電圧の出力
    をイネーブルにするか否かが決定される請求項1記載の
    駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記駆動回路が、さらに、前記画素の走
    査のタイミング、および、前記の選択された画素への画
    像データ表示のタイミングを制御する制御回路部(5)
    と、 前記階段電圧発生部(2)により生成される階段電圧を
    重畳することによって、前記画像データに対応する階調
    電圧を選択して前記第2のバスラインに供給する階調電
    圧選択部(8)と、 前記階段電圧レベル切替手段(1)内の前記スイッチ素
    子を導通状態または非導通状態にして前記階段電圧の切
    替えを行うタイミングを制御するタイミング制御部(6
    4)とを備えており、 該タイミング制御部(64)は、前記階段電圧の出力を
    イネーブルにするか否かを決定するための前記制御回路
    部(5)からの制御信号に基づき、前記階段電圧の切替
    えを行うタイミングを制御する信号を生成する請求項1
    記載の駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記階段電圧発生部(2)と前記階調電
    圧選択部(8)との間に、複数のバッファアンプから構
    成される出力バッファ部(40)を設ける請求項2また
    は3記載の駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記階調電圧選択部(8)の出力側の最
    終段に、複数のバッファアンプから構成される最終段バ
    ッファ部(41)を設ける請求項2または3記載の駆動
    回路。
  6. 【請求項6】 液晶表示装置の液晶表示パネル(9)を
    構成する複数の画素に対し、該画素を走査するための複
    数本の第1のバスラインと、該第1のバスライン上の選
    択された画素へ所定の画像データを表示するための階段
    電圧を重畳した階調電圧を供給する複数本の第2のバス
    ラインとを配置してなる液晶表示装置の駆動回路におい
    て、 任意の基準電源部(7)から出力される複数の基準電源
    (Vr0〜Vrk)に基づき、前記階調電圧の種類に応
    じた複数の基準電圧を生成する基準電圧発生部(3)を
    備えており、該基準電圧発生部(3)は、 前記複数の基準電源(Vr0〜Vrk)の各々を分圧し
    て前記複数の基準電圧を取り出すための複数の分割抵抗
    から構成される分割抵抗手段(30)と、 該複数の分割抵抗にそれぞれ接続され、該複数の分割抵
    抗からそれぞれ取り出される基準電圧のレベルを変化さ
    せる複数のスイッチ素子からなる基準電圧レベル変化手
    段(33)とを含み、 該複数のスイッチ素子の動作を制御する制御信号によ
    り、前記複数の分割抵抗と前記複数のスイッチ素子とを
    組み合わせることによって、前記階段電圧が発生するこ
    とを特徴とする液晶表示装置の駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記駆動回路が、さらに、 前記基準電圧レベル変化手段(33)からの複数のディ
    ジタルの出力電圧を分圧して前記階調電圧を生成するた
    めの抵抗アレイを含むディジタル/アナログコンバータ
    部(38)を備える請求項6記載の駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記基準電圧発生部(3)を集積回路の
    内部に形成する請求項6記載の駆動回路。
JP29546895A 1995-11-14 1995-11-14 液晶表示装置の駆動回路 Withdrawn JPH09138670A (ja)

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