[go: up one dir, main page]

JPH09129550A - 露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 - Google Patents

露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法

Info

Publication number
JPH09129550A
JPH09129550A JP8239842A JP23984296A JPH09129550A JP H09129550 A JPH09129550 A JP H09129550A JP 8239842 A JP8239842 A JP 8239842A JP 23984296 A JP23984296 A JP 23984296A JP H09129550 A JPH09129550 A JP H09129550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure
mask
scanning
exposure apparatus
slit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8239842A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kurosawa
博史 黒沢
Keiji Yoshimura
圭司 吉村
Takayasu Hasegawa
敬恭 長谷川
Kunitaka Ozawa
邦貴 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8239842A priority Critical patent/JPH09129550A/ja
Priority to US08/705,089 priority patent/US6204911B1/en
Publication of JPH09129550A publication Critical patent/JPH09129550A/ja
Priority to US09/794,340 priority patent/US6424405B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/7055Exposure light control in all parts of the microlithographic apparatus, e.g. pulse length control or light interruption
    • G03F7/70558Dose control, i.e. achievement of a desired dose
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルス光で照明したレチクル面上のパターン
をウエハ面上に走査しながら高精度に露光転写した露光
装置及びそれを用いたデバイスの製造方法を得ること。 【解決手段】 光源からのパルス光でマスク上のパター
ン領域のうち、それよりも狭い領域を照明するとともに
該マスクを走査するマスク走査手段と該ウエハを走査す
るウエハ走査手段とを用いて該マスクとウエハとを同期
して走査することにより該照明領域の一部を重ね合わせ
るように照明しながら該マスク上のパターンを該ウエハ
上に順次露光転写する露光装置において露光むらの許容
率に基づいて変えられる該マスクとウエハの走査速度を
決める走査速度決定手段を有していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は露光装置及びそれを
用いたデバイスの製造方法に関し、特にIC,LSI等
の半導体デバイス,液晶デバイス,CCD等の撮像デバ
イス,磁気ヘッド等のデバイスを製造する工程のうち、
リソグラフィー工程に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】ICパターンの微細化が要求される昨今
において、リソグラフィー工程における露光むらには厳
しい精度が要求される。例えば、256MBのダイナミ
ックRAMでは0.25μmの線幅加工精度が要求され
るが、この場合許容され得る露光光の照度むらは1%前
後と見積もられている。
【0003】又露光光の波長は解像度を上げる為に従来
まで使われていた水銀ランプが供給するi線よりも波長
の短い光を供給する光源が用いられるようになってき
た。エキシマレーザーはその代表的な一例である。しか
しエキシマレーザーは発光が非連続的であり、上限値で
約2.5msec の発光間隔に対して実際に発光している時間
は数十nsecというパルス的なものである。さらに各パル
ス発光毎の発光強度が外部から与える制御量に対してば
らつきが大きいという問題を持っている。
【0004】例えばエキシマレーザーを光源として用い
た走査型の露光装置の場合、1ショットの露光に必要な
パルス光の数は50パルス前後であるので、1パルス毎
の強度ばらつきにより発光強度が1パルス分ずれれば、
量子化誤差となって複数パルス光による積算露光量の確
定的な誤差になってしまう。
【0005】このように、エキシマレーザのような発光
毎に発光強度の変動を伴うパルス光源を光源として用い
る露光装置は従来の例えば水銀ランプを光源として用い
た露光装置にくらべて感光基板上における積算露光量を
均一化することが難しい。
【0006】ところで半導体デバイスの製造において
は、1枚の半導体基板(ウエハ)に対して10〜20回
の露光プロセスが繰り返して行われる。それぞれの露光
プロセスは、そのプロセスで焼き付けられるパターンの
線幅精度、位置合わせ精度が異なっている為、高精度が
要求されるクリティカルレイヤーと、クリティカルレイ
ヤーほど高精度が要求されないラフレイヤーとでは異な
る露光装置を用いる方法が考えられている。この際、ラ
フレイヤーの露光プロセスに用いられる露光装置は、精
度を要求されない代わりに高スループットを実現できる
露光装置を用いていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の露光装置では、
任意の単位走査露光領域における積算露光量は走査露光
の過程で最後に露光するパルス光の強度誤差が修正でき
ない値として残留して露光むらとなる。このとき1パル
スあたりの発光強度を下げ、その分、パルス光源の発光
周期を上げれば最後に露光するパルス光による誤差が積
算露光量に対して相対的に小さくなる為、露光むらは低
減される。
【0008】しかし、パルス光源の発光レートには上限
があり、現状では400Hz前後が上限である。そこ
で、従来のやり方で積算露光量を高精度で均一化するに
は、パルス光源の発光強度と走査速度を落として、単位
走査露光領域における平均受光パルス数を増やす対策を
取らざるを得なかった。これは必然的にスループットの
減少を招くものであった。
【0009】本発明は、露光むらの許容率に基づいて走
査露光に関するパラメータを変化させることにより、ス
ループット,露光精度等の露光装置に求められる性能を
パターンの微細度に応じて最適なものにすることのでき
る露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法を提供
することを目的とする。
【0010】この他本発明は、パルスレーザを光源とす
る走査型の露光装置の積算露光量むらの許容値を満足で
きる値に維持したまま、極めて高いスループットを実現
するパラメータで走査露光動作を行うことができる露光
装置及びそれを用いたデバイスの製造方法の提供を目的
とする。
【0011】
【課題を解決する為の手段】本発明の露光装置は、パル
ス光を供給する光源と、パターンが形成されたマスクを
走査するマスク走査手段と、パターンが投影されるウエ
ハを走査するウエハ走査手段とを有し、マスク及びウエ
ハを同期して走査することにより、パターンよりも狭い
パルス光によって形成される照明領域の一部を重ね合わ
せながらマスクを照明し、ウエハにパターンを露光転写
する露光装置であって、マスク及びウエハの走査速度を
決める走査速度決定手段,パルス光の発光周期を決める
発光周期決定手段,マスクを照明する範囲を決める照明
範囲制限手段,照明範囲制限手段の光軸方向の位置を決
める位置決定手段のうちの少なくとも1つを有し、走査
速度,発光周期,照明範囲,照明範囲制限手段の光軸方
向の位置といった走査露光に関するパラメータを、露光
むらの許容率に基づいて変えることを特徴としている。
【0012】露光むらの許容率は、マスクに形成された
パターンの最小線幅に基づいて決められることが好まし
く、パターンの最小線幅が広いほど許容率は大きくな
る。
【0013】露光むらの許容率に余裕のある場合、本発
明の露光装置は、露光むらを許容値近傍に維持しつつ、
光源の発光周期を長くすることによって光源の長寿命化
を図っている。
【0014】本発明の露光装置を用いて半導体デバイ
ス,液晶デバイス,撮像デバイス,磁気ヘッド等のデバ
イスを正確に製造している。
【0015】具体的な本発明の露光装置は、 (1-1) 光源からのパルス光でマスク上のパターン領域の
うち、それよりも狭い領域を照明するとともに該マスク
を走査するマスク走査手段と該ウエハを走査するウエハ
走査手段とを用いて該マスクとウエハとを同期して走査
することにより該照明領域の一部を重ね合わせるように
照明しながら該マスク上のパターンを該ウエハ上に順次
露光転写する露光装置において露光むらの許容率に基づ
いて変えられる該マスクとウエハの走査速度を決める走
査速度決定手段を有していることを特徴としている。
【0016】(1-2) 光源からのパルス光でマスク上のパ
ターン領域のうち、それよりも狭い領域を照明するとと
もに該マスクを走査するマスク走査手段と該ウエハを走
査するウエハ走査手段とを用いて該マスクとウエハとを
同期して走査することにより該照明領域の一部を重ね合
わせるように照明しながら該マスク上のパターンを該ウ
エハ上に順次露光転写する露光装置において露光むらの
許容率に基づいて変えられる該パルス光の発光周期を決
める発光周期決定手段を有していることを特徴としてい
る。
【0017】(1-3) 光源からのパルス光でマスク上の
パターン領域のうち、それよりも狭い領域を照明すると
ともに該マスクを走査するマスク走査手段と該ウエハを
走査するウエハ走査手段とを用いて該マスクとウエハと
を同期して走査することにより該照明領域の一部を重ね
合わせるように照明しながら該マスク上のパターンを該
ウエハ上に順次露光転写する露光装置において露光むら
の許容率に基づいて変えられる該パルス光による該マス
ク上のパターン領域を照明する照明範囲を決める照明範
囲決定手段を有していることを特徴としている。
【0018】(1-4) 光源からのパルス光でマスク上のパ
ターン領域のうち、それよりも狭い領域を照明するとと
もに該マスクを走査するマスク走査手段と該ウエハを走
査するウエハ走査手段とを用いて該マスクとウエハとを
同期して走査することにより該照明領域の一部を重ね合
わせるように照明しながら該マスク上のパターンを該ウ
エハ上に順次露光転写する露光装置において該パルス光
による該マスク上のパターン領域を照明する照明範囲を
制限する照明範囲制限手段、露光むらの許容率に基づい
て変えられる該照明範囲制限手段の光軸方向の位置を決
める位置決定手段、とを有していることを特徴としてい
る。
【0019】(1-5) パルスレーザをパルス発光させ、該
パルスレーザからの光束を照明光学系を介して該照明光
学系の光軸に対して垂直方向に移動する第1の物体に照
射し、該第1の物体からの光束を投影レンズを介して該
第1の物体と連動して移動する第2の物体上の感光面に
照射して露光することを複数回繰り返して該第1の物体
の像を該感光面上に形成する露光装置において、該露光
装置に入力する該感光面の受ける積算露光量むらの許容
率を用いて走査速度の決定手段により該第2の物体の移
動速度を決定することを特徴としている。
【0020】(1-6) パルスレーザをパルス発光させ、該
パルスレーザからの光束をスリット幅可変の露光スリッ
トを有する照明光学系を介して該照明光学系の光軸に対
して垂直方向に移動する第1の物体に該露光スリットの
像を形成して照射し、該第1の物体からの光束を投影レ
ンズを介して該第1の物体と連動して移動する第2の物
体上の感光面に照射して露光することを複数回繰り返し
て該第1の物体の像を該感光面上に形成する露光装置に
おいて、該露光装置に入力する該感光面の受ける積算露
光量むらの許容率を用いて露光スリットの決定手段によ
り該露光スリットの幅又は/及び該露光スリットの該照
明光学系の光軸上の位置を決定することを特徴としてい
る。
【0021】特に、 (1-6-1) 前記露光装置に、積算露光量むらの許容率△S
/S、前記露光スリットの前記第2の物体(基板)上へ
の投影倍率βS-W 、該露光スリットの長さh、レーザ
発光強度ばらつき率の最大値δm 、発光周期T、前記
投影レンズの前記感光面上の有効画面の直径Φ0 、該
第2の物体の移動速度v、を与えて、前記露光スリット
の決定手段が、該第2の物体上の該露光スリットの像の
半影領域の幅をr、該露光スリットの幅をwとする次
式:
【0022】
【数3】 の演算を行って該露光スリットの幅wを決定すること。
【0023】(1-6-2) 前記露光装置に、積算露光量むら
の許容率△S/S、前記露光スリットの前記第2の物体
上への投影倍率βS-W 、該露光スリットの長さh、レ
ーザ発光強度ばらつき率の最大値δm 、発光周期T、
前記投影レンズの前記感光面上の有効画面の直径Φ
0 、該第2の物体上の該露光スリットの像の半影領域
の幅をr、を与えて、前記露光スリットの決定手段が、
該第2の物体の移動速度をv、該露光スリットの幅をw
とする次式:
【0024】
【数4】 の演算を行って該第2の物体の移動速度v及び該露光ス
リットの幅wを決定すること等を特徴としている。
【0025】本発明のデバイスの製造方法は、(1-1)〜
(1-6)の何れか1項記載の露光装置を用いて得たウエハ
を現像処理工程を介するステップを利用していることを
特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の露光装置の実施形
態1の要部概略図である。本実施形態は光源から射出す
るパルス光を照明光学系を介してレチクル(第1物体)
に照射し、レチクル上に形成している回路パターンを投
影レンズによって感光体を塗布した基板(第2物体,ウ
エハ)上に縮小投影して焼き付ける露光装置を示してお
り、IC,LSI等の半導体デバイス,CCD等の撮像
デバイス,磁気ヘッド等のデバイスを製造する際に用い
ている。
【0027】図中、1は光源であり、エキシマレーザ等
のパルスレーザで構成しており、パルス光を放射する。
2はビーム整形光学系であり、光源1からの光束を所定
の形状に整形してオプティカルインテグレータ3の光入
射面へ入射させる。オプティカルインテグレータ3は複
数の微小なレンズより成る蠅の眼レンズ等で構成してお
り、その光射出面の近傍に複数の2次光源を形成する。
4はコンデンサーレンズであり、オプティカルインテグ
レータ3の光射出面近傍の2次光源からの光束で開口形
状が可変の可動スリット(照明範囲制限手段)6をケー
ラー照明している。
【0028】可動スリット6を照明した光束は結像レン
ズ7,ミラー8を介してレチクル9を照明する。可動ス
リット6は、レチクル9と光学的に共役な位置から若干
ずらした位置に光軸方向移動自在に置かれており、可動
スリット6の開口の形状によりレチクル9のパターンが
形成されている照明領域の形と寸法を制限している。1
8はボイスコイルモーター(位置変更手段)であり、可
動スリット6を光軸方向に移動制御する。又、12は露
光量検出器Aであり、ハーフミラー5によって分割され
たパルス状の照明光の一部の光量を検出し、露光量演算
器102へ信号を出力する。
【0029】尚、ビーム整形光学系2,オプティカルイ
ンテグレータ3,コンデンサーレンズ4,可動スリット
6,結像レンズ7,ミラー8等は照明光学系の一要素を
構成している。又、照明光学系の中には不図示の減光手
段があり、光源1からの光束の光量を多段階に調整でき
る構成となっている。
【0030】レチクル9はその上に回路パターンを有し
ていて、レチクルステージ(マスク走査手段)13に保
持されている。10は投影レンズであり、レチクル9の
回路パターンを半導体基板11上に縮小投影する。半導
体基板11は所謂ウエハであり、その表面には感光体で
あるレジストを塗布しており、3次元に変位するウエハ
ステージ(ウエハ走査手段)14に載置している。ここ
で、可動スリット6が形成する露光スリットと半導体基
板11上に形成される露光スリット6aの像の関係(倍
率)をβS-W とする。
【0031】ウエハステージ14上には露光量検出器B
15を設置しており、これにより投影レンズ10を介し
て露光光の露光量をモニターしている。
【0032】101はステージ駆動制御系であり、レチ
クルステージ13とウエハステージ14を投影レンズ1
0による投影倍率(本実施形態においては1/4倍)と
同じ比率の速度で正確に一定速度で互いに逆方向へ移動
(走査)させるように制御する。露光量演算器102は
露光量検出器A12や露光量検出器B15によって光電
変換された電気信号を論理値に変換して主制御系104
に出力する。尚、露光量検出器A12は露光中でも強度
計測ができるので、照射される露光光の積算値を見積も
る為に用いられる。露光量検出器B15は露光工程の最
初において投影レンズ10を透過して基板11を照射す
る光の強度を検出し、これと露光量検出器A12が検出
する光の強度の相関を求める。実際の露光に際しては、
露光量検出器A12が検出する値を求めた相関を利用し
て補正し、基板11上の露光量を求めている。従って、
露光量検出器B15は基板11への露光中には露光光強
度の測定は行わない。
【0033】103はレーザ制御系(発光周期決定手
段)であり、所望の露光量に応じてトリガー信号16、
充電電圧信号17を出力して光源1の出力エネルギー及
び発光間隔を制御している。尚、レーザ制御系103が
トリガー信号16、充電電圧信号17を生成する際には
露光量演算器102からの照度モニター信号108やス
テージ駆動制御系101からのステージの現在位置信号
107、主制御系104からの履歴情報等をパラメータ
として用いている。
【0034】又、所望の露光量及び露光量むらの許容値
はマンマシンインターフェース若しくはメディアインタ
ーフェースである入力装置105より主制御系104へ
入力する。又、露光量検出器A12、露光量検出器B1
5から得られた結果や積算露光量の見積り値等は表示部
106に表示している。
【0035】主制御系104は入力装置105から与え
られたデータと露光装置固有のパラメータ及び露光量検
出器A12,B15等の計測手段が計測したデータから
走査露光に必要なパラメータ群を算出しレーザ制御系1
03やステージ制御系101に伝達する。
【0036】本実施形態では以上のような構成要件によ
って露光むらの許容率(積算露光むらの許容値/積算露
光量の目標値)に基づいてレチクルとウエハ(基板)の
走査速度又はパルス発光の発光周期、又は走査方向の照
明幅又は露光スリットの光軸方向の位置のうち少なくと
も1つを変化させていることを特徴としている。
【0037】次に本実施形態の各要素の特徴について説
明する。
【0038】図2は可動スリット6を照明光学系の光軸
方向から見た要部概略図である。図中、701は2つの
可動アパーチャブレードであり、アパーチャ駆動装置7
02によってxS 方向(走査方向)に夫々逆方向に移動
され、それらの間に露光スリット6aを形成する。露光
スリット6aの寸法は2つの可動アパーチャブレード7
01間の幅wとxS 方向と垂直方向の長さh(固定)で
決定している。露光スリット6aの幅wを変えると、こ
のスリットを透過する露光光の基板11上の強度プロフ
ァイルは図3に示すように変化する。
【0039】図3は本実施形態の露光スリット6aの幅
wを変えたときの基板11上の強度プロファイルの変化
の説明図である。同図は2つのアパーチャブレード70
1の間の幅wをw1 からw2 に変えたときの基板11上
の強度プロファイルの変化を示している。図の横軸は基
板11上における基板11の走査方向であるxW 座標で
あり、縦軸は基板11上の露光光の強度である。幅wを
1 からw2 に変えたときは基板11上では台形の強度
プロファイルの半影部分である傾いた側辺の中点間の距
離d1 がd1 =w1 ・βS-W (profile 1) から距離d2
=w2 ・βS-W(profile 2) に変化する。つまり、台形
の上底、下底に相当する部分だけが伸縮し、半影部分で
ある傾いた側辺の傾きは変化しない。そこで、幅wを大
きくすれば1パルス光における露光面積が大きくなり、
高スループットに繋がるが、基板11上の露光スリット
の像の範囲(w・βS-W ×h・βS-W )の対角線長は基
板11上の投影レンズ10の有効画面の直径Φ0 をこえ
ることはできないので露光スリット6aの幅wには上限
max =dmax S-W が存在する。
【0040】図4は本実施形態の可動スリット6を光軸
方向に移動した場合の半影領域の幅の変化の説明図であ
る。同図は可動スリット6がボイスコイルモータ18に
より照明光学系の光軸に沿って移動したときの強度プロ
ファイルの変化を示している。露光スリット6aの幅w
をそのままで可動スリット6を移動すると、基板11上
での強度プロファイルはプロファイル1からプロファイ
ル3へと変化する。このときは台形の側辺の傾きが変化
し、投影面上での半影の幅rがr1 からr2 に変化す
る。従って半影部の幅rを変えたいときは可動スリット
6を移動させている。
【0041】図5は本実施形態のフローチャートであ
る。このフローチャートは与えられた環境変数からスリ
ットの幅w、可動スリット6の光軸方向の位置、ウエハ
ステージ14の走査速度vを決定して露光するまでをし
めしている。説明に先立って使用する記号を記してお
く。 βS-W :露光スリット6aの基板11上への投影倍率 w :露光スリット6aの幅(走査方向の幅) h :露光スリット6aの走査方向に対して垂直方向の
長さ d :基板11上における露光スリット6aの像の幅。
d=w・βS-W e :基板11上における露光スリット6aの像の走査
方向に対して垂直方向の長さ。e=h・βS-W v :ウエハステージ14の走査スピード δ :発光強度のばらつき率 δm :発光強度ばらつき率の最大値 r :基板11上の半影領域の幅 rc :強度補正点 ic :強度補正点rc における光強度 i0 :基板11上における光源1の基準発光強度 N :積算露光量の目標値を達成する為に必要な発光数 S :積算露光量の目標値 △S:積算露光量むらの許容値 △S/S:積算露光量むらの許容率 T :発光周期(発光間隔) Φ0 :投影レンズの有効画面の直径(ウエハ側) フローチャートについて説明する。
【0042】step801 :光源をパルス発光させた際の発
光強度のばらつき率δを測定する。その為に光源1を計
測発光させる。光源1に一定レベルの充電電圧信号、一
定間隔のトリガー信号を与えて、そのときの発光強度を
露光量検出器A12若しくは露光量検出器B15で計測
する。発光強度のばらつき率δは、このようにして得ら
れた計測値からの統計的な代表値、例えば2σを用い
る。
【0043】step802 :積算露光量S及び積算露光量む
らの許容率(△S/S)を入力装置105から入力す
る。尚、レチクル9上の回路パターンの線幅が微細にな
れば一般に積算露光量むらの許容率△S/Sは厳しくし
なければならない。そこでこの許容率△S/S値は回路
線幅を考慮して決定する。
【0044】step803 :主制御系104はこれらの値を
用いてウエハステージ14の走査スピードv、露光スリ
ット6aの幅w、可動スリット6の位置を決定する。そ
の方法については後述する。そしてスループットを予測
する。
【0045】step804 :得られた走査スピードv、露光
スリット6aの幅w、可動スリット6の位置や計算され
たスループットを表示装置106に表示し、オペレータ
ーはこの条件で焼き付け作業を実行するか否かを判断す
る。表示された条件で良ければstep806 に進み、表示条
件を変えたい場合にはstep805 へ進む。
【0046】step805 :積算露光量むらの許容率△S/
Sを再入力する。スループットについては積算露光量む
らの許容値△Sを重視し過ぎると、光源1の基準発光強
度i0 をフィルター等で光学的に落として発光数Nを増
やすことになり、スループットが悪くなる。そこで多少
露光むらが発生してもスループットを上げたい場合は積
算露光量むらの許容率△S/Sを大きくして入力装置1
05から再入力する。
【0047】step806 :可動スリット6を主制御系10
4内の位置決定手段で決定した計算位置に設定し、露光
スリット6aの幅を計算値wに設定する。即ち、主制御
系104は露光スリット6aを求められた寸法に設定
し、又、ボイスコイルモーター18を駆動して可動スリ
ット6を光軸上の所定の位置に設定する。
【0048】step807 :走査露光プロセスを開始する。
【0049】以上がフローチャートの説明である。
【0050】以上説明したのstepのうち、step803 の部
分について説明する。図6はウエハ11上の露光光の強
度プロファイルのモデル図である。横軸はウエハ上の走
査方向(xW 方向)の距離、縦軸は露光光の強度Iであ
る。原点は等脚台形の底辺のウエハ移動方向側の端であ
る。強度の最高値はi0 である。尚、この図の点線で示
した図形は次回発光の露光光のプロファイルである。
【0051】等脚台形の脚部である半影部分のスパンは
左右で等しく、その長さをrとする。台形の両脚の中点
を結んだxW 方向の距離dは露光スリット6aの幅wに
対応し、 d=w・βS-W (1) の関係となっている。原点から強度補正点rc までの距
離は次回の露光光が発光するまでの間にウエハ11が移
動する距離(rc =v・T)であり、実線で表されるプ
ロファイルの発光において最後に露光される露光領域の
最も未露光領域側の点である。この点における露光光の
強度をic とする。
【0052】各パルス発光における強度補正計算は強度
補正点rc において目的とする積算露光量の目標値Sを
達成できるような強度ic になるように設定される。こ
のモデルにおいて任意の座標における強度I(xW) は次式
で表現できる。
【0053】
【数5】 図7は図6に示す強度プロファイルを持つ露光光により
露光するウエハの積算露光量の見積り説明図である。図
はウエハステージ14を一定速度vで移動しながら、一
定の発光間隔Tで発光するパルス光で基板11を露光す
る場合を表している。
【0054】基板上11の走査方向であるxW 軸(xW
座標軸は基板に固定している)上の任意の位置における
積算露光量は図中の点線が横切る各台形の強度の総和と
見ることができる。H0,H1,H2,・・・,Hk は発光No. を示し
ている。この図を用いて指定された積算露光量むらの許
容率△S/Sから走査速度v、露光スリット6aの幅
w、可動スリット6の位置を求める方法を説明する。
【0055】光源1の基準発光強度i0 と積算露光量の
目標値Sから、任意の露光位置において目標値Sを達成
する為に必要な発光数Nが次式によって定まる。
【0056】 N=S/i0 (3) 次に基板11上における露光スリット6aの像の幅dと
走査速度vの間には次の関係がある。
【0057】 N・T=d/v (4) 本実施形態では対象とする露光位置における積算露光量
が目標値Sになるように最後に照射するパルスの発光強
度をコントロールする場合、最後の照射パルスの強度ば
らつき率δm が積算露光量むらΔSを発生させる。
【0058】次に積算露光量むらΔSが発生するメカニ
ズムについて図8を用いて説明する。図8の上側は、図
7と同様に縦軸に露光光の強度、横軸に基板走査方向で
あるxw 座標系をとった図である。ただし図8において
は、表記の都合上、上方に記された強度プロファイルほ
ど以前に発光したものとしている。図8の下側は、縦軸
に積算露光量、横軸にXw 座標系をとったものである。
即ち図8の下側は積算露光量分布を表していることにな
る。
【0059】さて、xj+1 で示した基板11上の点にお
いて、露光スリット6aが通り過ぎる際、当該箇所にお
ける最後の発光(Hj )の強度ばらつき率δm に起因し
て、図8に示すように積算露光量むらΔSが生ずる。積
算露光量むらΔSはHj の強度補正点xj+1 における強
度ic のばらつきに比例して発生し、ΔS=δm ・ic
で表せる。
【0060】従って積算露光量むらの許容率ΔS/Sは
以下の関係で表現できる。
【0061】
【数6】 c の値は台形プロファイルの傾きと1パルス光毎に基
板11上で露光スリット6aの像が移動している距離r
c =v・Tから次のように表現できる。
【0062】 ic =(i0 /r)・v・T (6) 又、図6に示すプロファイルを持つ露光光の照射範囲は
投影レンズ10の有効画面の直径Φ0 内でなければなら
ないので、dとrには次の制限関係がある。
【0063】 Φ0 2≧(d+r)2 +e2 (7) ただし、 e=h・βS-W (8) 本実施形態では投影レンズ10の有効画面直径いっぱい
に使用するので式(7)の両辺は等しく、hは固定なので d+r=W0 (9) とおけば、式(7) より W0 =(Φ0 2 −e21/2 (10) となり、W0 は定数となる。
【0064】そこで式(2) 〜(10)を総合すると積算露光
量むらの許容率△S/Sと各パラメータの関係は以下の
ようになる。
【0065】
【数7】 式(11)において、δm は計測によって求める発光強度ば
らつき率δの最大値であり、機器に固有の固定値であ
る。又、光源の発光間隔Tは変えられるが、ここではス
ループットを上げる為に最小値に設定する。したがって
積算露光量むらの許容率△S/Sを指定すると残ったパ
ラメータであるウエハの走査速度vと半影領域の幅rと
の関係が求められ、得られたrを用いて式(9) 、式(1)
より次式:
【0066】
【数8】 によって露光スリット6aの幅wが得られる。尚、半影
領域の幅rは可動スリット6(露光スリット6a)の位
置を主制御系104内の位置決定手段で決定し、位置決
定手段による位置情報に基づいてボイスコイルモーター
18によって可動スリット6を照明光学系の光軸に沿っ
て動かすことによってその値を実現している。
【0067】step803 ではこの式(11),(12) の関係を用
いて、 (1)半影領域の幅rを任意の値に固定して、露光スリ
ット6aの幅wと、入力された積算露光量むらの許容率
△S/Sより走査速度vを求める。
【0068】(2)走査速度vを任意の値に固定して、
入力された積算露光量むらの許容率△S/Sより半影領
域の幅rを求め、次いで露光スリット6aの幅wを求め
る。のいずれかの方法により走査速度v、露光スリット
6aの幅w、半影領域の幅rを決定している。
【0069】例えば走査速度決定手段は、前記露光むら
の許容率が大きいときほど走査速度を早めていること
や、前記露光むらの許容率を満たす範囲内で走査速度が
最も早くなるようにしている。
【0070】又照明範囲決定手段は、露光むらの許容率
が大きいほど走査方向の照明幅を狭くしている。
【0071】又、位置決定手段は、前記露光むらの許容
率が大きいほど前記照明範囲制限手段のマスクとの光学
的な共役位置からのずれ量が小さくなるようにしてい
る。
【0072】尚、この処理は主制御系104が行う。従
って主制御系104は走査速度決定手段の一要素を有し
ている。又、主制御系104、ボイスコイルモーター1
8等は露光スリットの照明範囲制限手段の一要素であ
る。
【0073】ところで、走査露光時におけるウエハステ
ージ14の現実的な走査速度は100mm/sec前後である
ことが発明者らの検討によって判明している。100mm
/secを上回る走査速度を実現しようとした場合、レチク
ルステージ13とウエハステージ14の同期追従偏差が
レチクル9と半導体基板11の所定のアライメント精度
を満たさなくなる為である。更に本実施形態の場合、縮
小倍率が1/4である為レチクルステージ13は、ウエ
ハステージ14に対して4倍の比率で高速走査する為、
レチクルステージ13の加減速時のレチクル9の変形、
レチクル9のレチクルステージ14への吸着維持等の克
服しなければならない技術的な課題が発生する。
【0074】一方、露光装置に用いられるKrFエキシ
マレーザのガス寿命は、現状において約1000万回〜
1500万回である。上述したような問題点の為走査速
度が上げられない場合、単位面積あたりの積算露光量を
目標値Sに維持する為には、ビーム整形光学系2の中に
実装されている不図示のNDフィルター等の減光手段や
充電電圧信号17の操作によって基準発光強度i0 を所
望の値にする方法と、光源の発光周波数(発光周期T)
の操作によって単位面積あたりの受光パルス数を所望の
回数にする方法が(3),(4)式によって導かれる以下の式
によって推測できる。
【0075】S=(i0 ・d)/(v・T) (13) つまり、エキシマレーザ等からなる光源1の寿命を延ば
す為に、光源1の発光周期Tを大きくすることによっ
て、1ショットの露光に要する光源1の発光数を節減す
る方法をとることもできる。このような方法を行使する
にあたり、式(11)における積算露光量むらの許容値を満
足していることは言うまでもない。
【0076】即ち、積算露光量むらが許容値ΔS内に十
分収まる場合、本発明の露光装置は、積算露光量むらの
値を許容値ΔS近傍にまで増大させて、光源1の発光周
波数を下げて1ショットあたりの発光数を減らし、光源
1のガス寿命を引き延ばすような構成にしてもよい。
【0077】式(11),(12)から分かるように、一般に積
算露光量許容率ΔS/Sが大きい場合は、走査速度vと
発光周期Tの積を大きく設定できる為、状況に応じて、
スループット重視、光源寿命重視、あるいはその両方を
並立させたパラメータ設定を適宜選択するような形態と
なる。特に、前述したように走査速度vに対して制限が
ある場合には、発光周期Tを積算露光量許容率ΔS/S
を満たす範囲で最大限大きくすることが好ましい。
【0078】逆に積算露光量許容率ΔS/Sが小さい場
合は、走査速度vと発光周期Tの積を小さく、あるいは
露光スリット6aの幅wと半影領域の幅rの積を大きく
設定した露光精度重視のパラメータ設定となる。
【0079】本実施形態ではこのときの発光周期を主制
御系104内の発光周期決定手段で決定している。
【0080】このように本実施形態の発光周期決定手段
は前記露光むらの許容率が大きいときほど発光周期を長
くしていることや、前記露光むらの許容率を満たす範囲
内で発光周期が最も長くなるようにしていること、そし
て前記マスクとウエハの走査速度のうち最も早い走査速
度に基づいて発光周期を決めている。
【0081】本実施形態で説明した走査型露光装置のよ
うに、感光基板上の露光ショットに要求される積算露光
量むらの許容率を与えて、走査速度決定手段及び照明範
囲(露光スリット)決定手段等により極めて高いスルー
プットを実現する為のウエハの走査速度v、露光スリッ
トの幅w、光源の発光周期T等を決定している。そして
決定された走査露光のパラメータを用いて露光すること
により、光源の性能を極めて効果的に行使した露光プロ
セスを達成している。
【0082】本発明の露光装置では、回路パターンの最
小線幅に応じて積算露光量むらの許容値△Sを設定して
露光パラメータを決定するので、レイヤーの状態に応じ
て露光精度重視、スループット重視等を露光条件を切り
替えることができる。尚、このとき露光むらの許容率は
レチクル上のパターンの最小線幅が広いほど、大きくな
るように決めている。
【0083】本実施形態では、パターン線幅に応じた積
算露光むらの許容率ΔS/Sを手動で入力したが、レチ
クル9にバーコード等で情報を記しておき、この情報を
読み取ることにより、自動的に露光パラメータを決定し
ても良い。
【0084】本発明のこの他の実施形態としては、前回
の発光強度In が指令目標値i0 からずれた分を次回の
発光強度指令値(充電電圧指令値)に上乗せして、積算
露光量むらの許容率△S/Sから走査速度v、半影領域
の幅rを求めるもの(実施形態2),又は、光源の発光
間隔Tを変化させて積算露光量をコントロールして積算
露光量むらの許容率△S/Sから走査速度v、半影領域
の幅rを求めるもの(実施形態3),等が考えられる。
【0085】実施形態2について説明する。図9は実施
形態2の制御概念図である。同図において例えば第2発
目のパルス発光H2に際しては、第1発目のパルス発光H
1 の強度I1 が目標とする発光強度i0 に満たなかった
場合、第2発目のパルス発光H2 にその分を上乗せした
強度指令値E2 を与えるのである(尚、発光強度指令値
Eはレーザ制御系103より充電電圧信号17として与
える)。
【0086】即ち、 En :n番目のパルス発光の発光強度指令値(充電電圧
指令値) In :n番目の発光強度のピーク値 とすると両者の間には次式の関係がある。
【0087】 In =A・En +bn (14) ここに、 A:比例定数 bn :n番目のパルス発光の発光強度指令値に対する発
光強度のばらつき である。
【0088】直前のパルス発光について計測した発光強
度In が目標強度i0 に満たない分を次回のパルス発光
の強度に上乗せする処理は、以下の式によって表現でき
る。
【0089】
【数9】 又、式(13)より In+1 =A・En+1 +bn+1 (16) であるので以下のような漸化式が得られる: In+1 =i0 +bn+1 +(i0 −In ) (17) そして初期値をI0 =i0 とすると、In の一般項は次
式になる:
【0090】
【数10】 そしてn番目のパルス発光までの積算露光量は次式で表
される:
【0091】
【数11】 このようにして求めたS(n・v・T )の2σ値を式(11)の
△Sに代入することで実施形態1と同様の処理ができ
る。
【0092】尚、上記の走査スピードv,発光周期T,
露光スリット6aの幅wを求めるにあたって、発光強度
のばらつきbn の値を予め知ることは出来ないので、そ
の代用として同じ条件下の以前の計測において得たデー
タ群を用るか、又はそれらと同等のばらつきを持った乱
数を用いる。
【0093】次に図1の露光装置を利用した半導体デバ
イスの製造方法の実施形態を説明する。
【0094】図10は半導体デバイス(ICやLSI 等の半
導体チップ、液晶パネルやCCD )の製造フローを示す。
ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計
を行う。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パ
ターンを形成したマスク(レチクル9)を製作する。
【0095】一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリ
コン等の材料を用いてウエハ(半導体基板11)を製造
する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ば
れ、上記用意したマスクとウエハとを用いて、リソグラ
フィー技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。
次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステッ
プ4によって作成されたウエハを用いてチップ化する工
程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディン
グ)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含
む。
【0096】ステップ6(検査)ではステップ5で作成
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが
完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0097】図11は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハ(半導体基
板11)の表面を酸化させる。ステップ12(CVD )で
はウエハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電
極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。
ステップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打
ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハにレ
ジスト(感材)を塗布する。
【0098】ステップ16(露光)では上記露光装置に
よってマスク(レチクル9)の回路パターンの像でウエ
ハを露光する。ステップ17(現像)では露光したウエ
ハを現像する。ステップ18(エッチング)では現像し
たレジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジ
スト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジス
トを取り除く。これらステップを繰り返し行うことによ
りウエハ上に回路パターンが形成される。
【0099】本実施形態の製造方法を用いれば、従来は
難しかった高集積度の半導体デバイスを製造することが
可能になる。
【0100】
【発明の効果】本発明によれば以上のように露光むらの
許容率に基づいて走査露光に関するパラメータを変化さ
せることにより、スループット,露光精度等の露光装置
に求められる性能をパターンの微細度に応じて最適なも
のにすることのできる露光装置及びそれを用いたデバイ
スの製造方法を達成することができる。
【0101】この他本発明によればパルスレーザを光源
とする走査型の露光装置の積算露光量むらの許容値を満
足できる値に維持したまま、極めて高いスループットを
実現するパラメータで走査露光動作を行うことができる
露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法を達成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の露光装置の実施形態1の構成概略図
【図2】実施形態1の可動スリット6を照明光学系の光
軸の方向から見た要部概略図
【図3】実施形態1の露光スリット6aの幅wを変えた
ときの強度プロファイルの変化の説明図
【図4】実施形態1の可動スリットを光軸方向に移動し
た場合の半影領域の幅の変化の説明図
【図5】実施形態1のフローチャート
【図6】ウエハ上の露光光の強度プロファイルのモデル
【図7】図6に示す強度プロファイルを持つ露光光によ
り露光するウエハの積算露光量の見積り説明図
【図8】積算露光量むらΔSが発生するメカニズムの説
明図
【図9】本発明の実施形態2の制御概念図
【図10】半導体デバイスの製造工程を示すフローチャ
ート
【図11】図9の工程中のウエハプロセスの詳細を示す
【符号の説明】
1 パルスレーザの光源 9 レチクル 10 投影レンズ 11 半導体基板 13 レチクルステージ 14 ウエハステージ 16 トリガー信号 17 充電電圧信号 101 ステ−ジ駆動制御系 102 露光量演算器 103 レーザ制御系 104 主制御系 107 ステージ位置 108 照度モニター信号 109 強度指令値 701 可動アパーチャブレード 702 アパーチャ駆動装置
フロントページの続き (72)発明者 小澤 邦貴 神奈川県川崎市中原区今井上町53番地 キ ヤノン株式会社小杉事業所内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からのパルス光でマスク上のパター
    ン領域のうち、それよりも狭い領域を照明するとともに
    該マスクを走査するマスク走査手段と該ウエハを走査す
    るウエハ走査手段とを用いて該マスクとウエハとを同期
    して走査することにより該照明領域の一部を重ね合わせ
    るように照明しながら該マスク上のパターンを該ウエハ
    上に順次露光転写する露光装置において露光むらの許容
    率に基づいて変えられる該マスクとウエハの走査速度を
    決める走査速度決定手段を有していることを特徴とする
    露光装置。
  2. 【請求項2】 前記走査速度決定手段は前記露光むらの
    許容率が大きいときほど走査速度を早めていることを特
    徴とする請求項1の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記走査速度決定手段は前記露光むらの
    許容率を満たす範囲内で走査速度が最も早くなるように
    していることを特徴とする請求項2の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記露光むらの許容率は前記マスク上の
    パターンの最小線幅に基づいて決められていることを特
    徴とする請求項1の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記露光むらの許容率は前記マスク上の
    パターンの最小線幅が広いほど大きくなるように決めら
    れていることを特徴とする請求項4の露光装置。
  6. 【請求項6】 光源からのパルス光でマスク上のパター
    ン領域のうち、それよりも狭い領域を照明するとともに
    該マスクを走査するマスク走査手段と該ウエハを走査す
    るウエハ走査手段とを用いて該マスクとウエハとを同期
    して走査することにより該照明領域の一部を重ね合わせ
    るように照明しながら該マスク上のパターンを該ウエハ
    上に順次露光転写する露光装置において露光むらの許容
    率に基づいて変えられる該パルス光の発光周期を決める
    発光周期決定手段を有していることを特徴とする露光装
    置。
  7. 【請求項7】 前記発光周期決定手段は前記露光むらの
    許容率が大きいときほど発光周期を長くしていることを
    特徴とする請求項6の露光装置。
  8. 【請求項8】 前記発光周期決定手段は前記露光むらの
    許容率を満たす範囲内で発光周期が最も長くなるように
    していることを特徴とする請求項7の露光装置。
  9. 【請求項9】 前記発光周期決定手段は前記マスクとウ
    エハの走査速度のうち最も早い走査速度に基づいて発光
    周期を決めていることを特徴とする請求項8の露光装
    置。
  10. 【請求項10】 前記走査速度は前記マスクとウエハと
    のアライメント精度により制限されていることを特徴と
    する請求項9の露光装置。
  11. 【請求項11】 前記露光むらの許容率は前記マスク上
    のパターンの最小線幅に基づいて決められていることを
    特徴とする請求項6の露光装置。
  12. 【請求項12】 前記露光むらの許容率は前記マスク上
    のパターンの最小線幅が広いほど大きくなるように決め
    られていることを特徴とする請求項11の露光装置。
  13. 【請求項13】 光源からのパルス光でマスク上のパタ
    ーン領域のうち、それよりも狭い領域を照明するととも
    に該マスクを走査するマスク走査手段と該ウエハを走査
    するウエハ走査手段とを用いて該マスクとウエハとを同
    期して走査することにより該照明領域の一部を重ね合わ
    せるように照明しながら該マスク上のパターンを該ウエ
    ハ上に順次露光転写する露光装置において露光むらの許
    容率に基づいて変えられる該パルス光による該マスク上
    のパターン領域を照明する照明範囲を決める照明範囲決
    定手段を有していることを特徴とする露光装置。
  14. 【請求項14】 前記照明範囲決定手段は露光むらの許
    容率が大きいほど走査方向の照明幅を狭くしていること
    を特徴とする請求項13の露光装置。
  15. 【請求項15】 前記露光むらの許容率は前記マスク上
    のパターンの最小線幅に基づいて決められていることを
    特徴とする請求項13の露光装置。
  16. 【請求項16】 前記露光むらの許容率は前記マスク上
    のパターンの最小線幅が広いほど大きくなるように決め
    られていることを特徴とする請求項15の露光装置。
  17. 【請求項17】 光源からのパルス光でマスク上のパタ
    ーン領域のうち、それよりも狭い領域を照明するととも
    に該マスクを走査するマスク走査手段と該ウエハを走査
    するウエハ走査手段とを用いて該マスクとウエハとを同
    期して走査することにより該照明領域の一部を重ね合わ
    せるように照明しながら該マスク上のパターンを該ウエ
    ハ上に順次露光転写する露光装置において該パルス光に
    よる該マスク上のパターン領域を照明する照明範囲を制
    限する照明範囲制限手段、露光むらの許容率に基づいて
    変えられる該照明範囲制限手段の光軸方向の位置を決め
    る位置決定手段、とを有していることを特徴とする露光
    装置。
  18. 【請求項18】 前記位置決定手段は前記露光むらの許
    容率が大きいほど前記照明範囲制限手段のマスクとの光
    学的な共役位置からのずれ量が小さくなるようにしてい
    ることを特徴とする請求項17の露光装置。
  19. 【請求項19】 前記露光むらの許容率は前記マスク上
    のパターンの最小線幅に基づいて決められていることを
    特徴とする請求項17の露光装置。
  20. 【請求項20】 前記露光むらの許容率は前記マスク上
    のパターンの最小線幅が広いほど大きくなるように決め
    られていることを特徴とする請求項19の露光装置。
  21. 【請求項21】 パルスレーザをパルス発光させ、該パ
    ルスレーザからの光束を照明光学系を介して該照明光学
    系の光軸に対して垂直方向に移動する第1の物体に照射
    し、該第1の物体からの光束を投影レンズを介して該第
    1の物体と連動して移動する第2の物体上の感光面に照
    射して露光することを複数回繰り返して該第1の物体の
    像を該感光面上に形成する露光装置において、 該露光装置に入力する該感光面の受ける積算露光量むら
    の許容率を用いて走査速度の決定手段により該第2の物
    体の移動速度を決定することを特徴とする露光装置。
  22. 【請求項22】 パルスレーザをパルス発光させ、該パ
    ルスレーザからの光束をスリット幅可変の露光スリット
    を有する照明光学系を介して該照明光学系の光軸に対し
    て垂直方向に移動する第1の物体に該露光スリットの像
    を形成して照射し、該第1の物体からの光束を投影レン
    ズを介して該第1の物体と連動して移動する第2の物体
    上の感光面に照射して露光することを複数回繰り返して
    該第1の物体の像を該感光面上に形成する露光装置にお
    いて、 該露光装置に入力する該感光面の受ける積算露光量むら
    の許容率を用いて露光スリットの決定手段により該露光
    スリットの幅又は/及び該露光スリットの該照明光学系
    の光軸上の位置を決定することを特徴とする露光装置。
  23. 【請求項23】 前記露光装置に、 積算露光量むらの許容率△S/S、 前記露光スリットの前記第2の物体(基板)上への投影
    倍率βS-W 、 該露光スリットの長さh、 レーザ発光強度ばらつき率の最大値δm 、 発光周期T、 前記投影レンズの前記感光面上の有効画面の直径Φ0 、 該第2の物体の移動速度v、を与えて、前記露光スリッ
    トの決定手段が、該第2の物体上の該露光スリットの像
    の半影領域の幅をr、該露光スリットの幅をwとする次
    式: 【数1】 の演算を行って該露光スリットの幅wを決定することを
    特徴とする請求項22の露光装置。
  24. 【請求項24】 前記半影領域の幅rを用いて前記露光
    スリットの決定手段により前記露光スリットの前記照明
    光学系の光軸上の位置を決定することを特徴とする請求
    項23の露光装置。
  25. 【請求項25】 前記露光装置に、 積算露光量むらの許容率△S/S、 前記露光スリットの前記第2の物体上への投影倍率β
    S-W 、 該露光スリットの長さh、 レーザ発光強度ばらつき率の最大値δm 、 発光周期T、 前記投影レンズの前記感光面上の有効画面の直径Φ0 、 該第2の物体上の該露光スリットの像の半影領域の幅を
    r、を与えて、前記露光スリットの決定手段が、該第2
    の物体の移動速度をv、該露光スリットの幅をwとする
    次式: 【数2】 の演算を行って該第2の物体の移動速度v及び該露光ス
    リットの幅wを決定することを特徴とする請求項22の
    露光装置。
  26. 【請求項26】 前記半影領域の幅rを用いて前記露光
    スリットの決定手段により前記露光スリットの前記照明
    光学系の光軸上の位置を決定することを特徴とする請求
    項25の露光装置。
  27. 【請求項27】 請求項1乃至26記載の露光装置を用
    いてデバイスを製造することを特徴とするデバイスの製
    造方法。
JP8239842A 1995-08-30 1996-08-22 露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 Pending JPH09129550A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8239842A JPH09129550A (ja) 1995-08-30 1996-08-22 露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
US08/705,089 US6204911B1 (en) 1995-08-30 1996-08-29 Exposure apparatus and device manufacturing method
US09/794,340 US6424405B2 (en) 1995-08-30 2001-02-28 Exposure apparatus and device manufacturing method

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24542795 1995-08-30
JP7-245427 1995-08-30
JP8239842A JPH09129550A (ja) 1995-08-30 1996-08-22 露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09129550A true JPH09129550A (ja) 1997-05-16

Family

ID=26534445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8239842A Pending JPH09129550A (ja) 1995-08-30 1996-08-22 露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US6204911B1 (ja)
JP (1) JPH09129550A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011029672A (ja) * 2003-05-22 2011-02-10 Canon Inc 露光方法、露光装置及びデバイス製造方法
JP2011514556A (ja) * 2008-02-26 2011-05-06 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 多光子露光システム

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09320932A (ja) * 1996-05-28 1997-12-12 Nikon Corp 露光量制御方法及び装置
US6268904B1 (en) * 1997-04-23 2001-07-31 Nikon Corporation Optical exposure apparatus and photo-cleaning method
WO1999028956A1 (fr) * 1997-11-28 1999-06-10 Nikon Corporation Procede de commande de rayonnement et dispositif de commande de rayonnement pour source de lumiere pulsee, utilise dans un aligneur
JP2001196293A (ja) * 2000-01-14 2001-07-19 Canon Inc 露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
KR20030097781A (ko) * 2000-09-19 2003-12-31 가부시키가이샤 니콘 노광장치, 노광방법, 및 디바이스 제조방법
JP2002184687A (ja) * 2000-10-02 2002-06-28 Canon Inc 露光装置
JP2002222760A (ja) 2001-01-29 2002-08-09 Canon Inc 露光方法及び露光装置並びにデバイスの製造方法
JP3559766B2 (ja) * 2001-02-21 2004-09-02 キヤノン株式会社 走査露光装置及び走査露光方法並びにデバイスの製造方法
US7095497B2 (en) * 2001-06-27 2006-08-22 Canon Kabushiki Kaisha Beam splitting apparatus, transmittance measurement apparatus, and exposure apparatus
JP2003115451A (ja) 2001-07-30 2003-04-18 Canon Inc 露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
JP4261810B2 (ja) * 2002-03-18 2009-04-30 キヤノン株式会社 露光装置、デバイス製造方法
JP4065518B2 (ja) * 2002-11-29 2008-03-26 キヤノン株式会社 露光装置
US20040174674A1 (en) * 2003-03-04 2004-09-09 Stewart Thomas E. Method for monitoring a computer system
US7423730B2 (en) * 2003-05-28 2008-09-09 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus
EP1500987A1 (en) * 2003-07-21 2005-01-26 ASML Netherlands B.V. Lithographic apparatus, device manufacturing method, and device manufactured thereby
JP4481109B2 (ja) * 2003-08-26 2010-06-16 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. リソグラフィック装置、デバイス製造方法及びコンピュータ・プログラム
KR101006435B1 (ko) * 2003-09-01 2011-01-06 삼성전자주식회사 노광 마스크, 이를 포함하는 노광 장치 및 이를 이용한표시 장치용 표시판의 제조 방법
WO2005040927A2 (en) * 2003-10-18 2005-05-06 Carl Zeiss Smt Ag Device and method for illumination dose adjustments in microlithography
KR100606932B1 (ko) * 2004-06-24 2006-08-01 동부일렉트로닉스 주식회사 반도체 제조용 노광 장치 및 방법
KR100712115B1 (ko) * 2004-09-21 2007-04-27 삼성에스디아이 주식회사 레이저 조사 장치 및 그를 이용한 유기 전계 발광 소자의제조 방법
US20060087634A1 (en) * 2004-10-25 2006-04-27 Brown Jay M Dynamic illumination uniformity and shape control for lithography
JP4708876B2 (ja) * 2005-06-21 2011-06-22 キヤノン株式会社 液浸露光装置
US9529275B2 (en) * 2007-02-21 2016-12-27 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Lithography scanner throughput
DE102011003066A1 (de) 2010-02-26 2011-09-01 Carl Zeiss Smt Gmbh Verfahren zum belastungsgerechten Betrieb einer Projektionsbelichtungsanlage sowie entsprechende Projektionsbelichtungsanlage
CN108121163B (zh) 2016-11-29 2019-10-25 上海微电子装备(集团)股份有限公司 一种光源曝光剂量控制系统及控制方法

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2210945C3 (de) 1972-03-07 1978-09-21 Gerhard 8200 Rosenheim Krause Belichtungsmefigerät
US4519692A (en) 1983-04-08 1985-05-28 Warner-Lambert Technologies, Inc. Exposure and camera control
US4822975A (en) 1984-01-30 1989-04-18 Canon Kabushiki Kaisha Method and apparatus for scanning exposure
US5171965A (en) 1984-02-01 1992-12-15 Canon Kabushiki Kaisha Exposure method and apparatus
JPS6197830A (ja) 1984-10-18 1986-05-16 Canon Inc 露光装置
JPH0614508B2 (ja) 1985-03-06 1994-02-23 キヤノン株式会社 ステップアンドリピート露光方法
US4676630A (en) 1985-04-25 1987-06-30 Canon Kabushiki Kaisha Exposure apparatus
JPH0622192B2 (ja) 1985-04-25 1994-03-23 キヤノン株式会社 表示パネル製造方法
US4749867A (en) 1985-04-30 1988-06-07 Canon Kabushiki Kaisha Exposure apparatus
US4748477A (en) 1985-04-30 1988-05-31 Canon Kabushiki Kaisha Exposure apparatus
DE3750174T2 (de) 1986-10-30 1994-11-17 Canon K.K., Tokio/Tokyo Belichtungseinrichtung.
US4884101A (en) 1987-02-03 1989-11-28 Nikon Corporation Apparatus capable of adjusting the light amount
JPS63193130A (ja) 1987-02-05 1988-08-10 Canon Inc 光量制御装置
US4804978A (en) 1988-02-19 1989-02-14 The Perkin-Elmer Corporation Exposure control system for full field photolithography using pulsed sources
JP2569711B2 (ja) 1988-04-07 1997-01-08 株式会社ニコン 露光制御装置及び該装置による露光方法
US5191374A (en) 1988-11-17 1993-03-02 Nikon Corporation Exposure control apparatus
JPH02177415A (ja) 1988-12-28 1990-07-10 Canon Inc 露光装置
JPH02177313A (ja) 1988-12-28 1990-07-10 Canon Inc 露光制御装置
US5475491A (en) 1989-02-10 1995-12-12 Canon Kabushiki Kaisha Exposure apparatus
DE69023186T2 (de) 1989-08-07 1996-03-28 Canon K.K., Tokio/Tokyo Belichtungsvorrichtung.
JP2731953B2 (ja) 1989-08-07 1998-03-25 キヤノン株式会社 エネルギー量制御装置
JP2777915B2 (ja) 1989-08-30 1998-07-23 キヤノン株式会社 位置合わせ機構
JP2849944B2 (ja) 1990-07-11 1999-01-27 キヤノン株式会社 露光装置及びエネルギー制御装置並びに半導体素子の製造方法
US5250797A (en) 1990-10-05 1993-10-05 Canon Kabushiki Kaisha Exposure method and apparatus for controlling light pulse emission using determined exposure quantities and control parameters
JP2902172B2 (ja) 1991-09-04 1999-06-07 キヤノン株式会社 露光装置
JP3391404B2 (ja) * 1991-12-18 2003-03-31 株式会社ニコン 投影露光方法及び回路素子製造方法
JPH06119971A (ja) 1992-10-02 1994-04-28 Seikosha Co Ltd El素子の製造方法
US6078381A (en) * 1993-02-01 2000-06-20 Nikon Corporation Exposure method and apparatus
JP3235078B2 (ja) * 1993-02-24 2001-12-04 株式会社ニコン 走査露光方法、露光制御装置、走査型露光装置、及びデバイス製造方法
JPH06260384A (ja) * 1993-03-08 1994-09-16 Nikon Corp 露光量制御方法
JP3316704B2 (ja) * 1993-06-10 2002-08-19 株式会社ニコン 投影露光装置、走査露光方法、及び素子製造方法
JP2862477B2 (ja) * 1993-06-29 1999-03-03 キヤノン株式会社 露光装置及び該露光装置を用いてデバイスを製造する方法
US5777724A (en) * 1994-08-24 1998-07-07 Suzuki; Kazuaki Exposure amount control device
US5617182A (en) * 1993-11-22 1997-04-01 Nikon Corporation Scanning exposure method
JPH07254559A (ja) * 1994-01-26 1995-10-03 Canon Inc 走査型露光装置及びそれを用いたデバイス製造方法
JPH08179514A (ja) * 1994-12-22 1996-07-12 Canon Inc 露光装置および露光方法
JP3630807B2 (ja) 1994-12-28 2005-03-23 キヤノン株式会社 走査露光装置及び当該走査露光装置を用いたデバイスの製造方法
JPH08250402A (ja) * 1995-03-15 1996-09-27 Nikon Corp 走査型露光方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011029672A (ja) * 2003-05-22 2011-02-10 Canon Inc 露光方法、露光装置及びデバイス製造方法
JP2011514556A (ja) * 2008-02-26 2011-05-06 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 多光子露光システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20010012100A1 (en) 2001-08-09
US6424405B2 (en) 2002-07-23
US6204911B1 (en) 2001-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09129550A (ja) 露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
US6721039B2 (en) Exposure method, exposure apparatus and device producing method
US5898477A (en) Exposure apparatus and method of manufacturing a device using the same
US6252650B1 (en) Exposure apparatus, output control method for energy source, laser device using the control method, and method of producing microdevice
US6268906B1 (en) Exposure apparatus and exposure method
JPH0774092A (ja) 露光装置及び該露光装置を用いてデバイスを製造する方法
JPH08179514A (ja) 露光装置および露光方法
JPH07135167A (ja) 走査型露光装置及び該走査型露光装置を用いるデバイス製造方法
JP3391940B2 (ja) 照明装置及び露光装置
JP3360760B2 (ja) 露光量むらの計測方法、並びに露光方法及び露光装置
JP2765422B2 (ja) 露光装置及びそれを用いた半導体素子の製造方法
JP5739837B2 (ja) 露光装置、露光方法及びデバイス製造方法
US6657725B1 (en) Scanning type projection exposure apparatus and device production method using the same
US9541845B2 (en) Exposure method, exposure apparatus, and method of manufacturing device
JP2006108474A (ja) 露光装置及びそれを用いたデバイス製造方法
US6744492B2 (en) Exposure apparatus
US6731377B2 (en) Laser output control method, laser apparatus and exposure apparatus
JPH09190966A (ja) 走査型露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
JPH097927A (ja) 照明装置及び露光装置
JPH09223662A (ja) 照明装置、走査型露光装置及びそれらを用いたデバイスの製造方法
JPH09205053A (ja) センサ制御装置及びそれを用いた走査型露光装置
JP3912816B2 (ja) 走査露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
JPH07283131A (ja) 照明装置、走査型露光装置及びそれらを用いたデバイス製造方法
JPH0969492A (ja) 照明方法及び露光方法及びそれを用いた露光装置
JPH08334904A (ja) 光量制御方法及び光量制御装置及びそれを用いた露光装置