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JPH0912004A - ストレッチフィルム包装機 - Google Patents

ストレッチフィルム包装機

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Publication number
JPH0912004A
JPH0912004A JP16221095A JP16221095A JPH0912004A JP H0912004 A JPH0912004 A JP H0912004A JP 16221095 A JP16221095 A JP 16221095A JP 16221095 A JP16221095 A JP 16221095A JP H0912004 A JPH0912004 A JP H0912004A
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JP
Japan
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film
clamp
stretch
packaged
stretch film
Prior art date
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JP16221095A
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English (en)
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Inventor
Hideaki Kondo
英明 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teraoka Seiko Co Ltd
Original Assignee
Teraoka Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Teraoka Seiko Co Ltd filed Critical Teraoka Seiko Co Ltd
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Publication of JPH0912004A publication Critical patent/JPH0912004A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムを幅方向にプリストレッチする量が
大きい場合でも、フィルムがフィルムクランプから外れ
る虞がなく確実に所定のプリストレッチを行うことがで
きるストレッチフィルム包装機を提供すること。 【構成】 フィルムロールから繰り出したストレッチフ
ィルムの幅方向両側縁部をフィルムクランプで挟持して
張架し、そのフィルムの下側からエレベータ機構により
被包装物を突き上げて該被包装物の上面をフィルムで覆
うと共に、被包装物を突き上げる前に被包装物の縦幅に
応じてフィルムを幅方向にプリストレッチすることで幅
狭の1種類のフィルムのみを使用して包装を行うストレ
ッチフィルム包装機において、前記フィルムクランプを
フィルムの長さ方向に沿って4個以上に分割した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はストレッチフィルム包装
機に関し、詳しくは被包装物を覆うストレッチフィルム
の幅方向端部をフィルムクランプで挟持すると共に、フ
ィルムを幅方向にプリストレッチして包装する包装機の
フィルムクランプ機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のストレッチフィルム包装機では、
被包装物の大きさ(寸法や形状)に関わりなく見栄え良
く包装するために、フィルムの幅方向端部を挟持して包
装位置に張架するフィルムクランプを、中央クランプと
その中央クランプを挟んで前後対称位置に配置される左
右クランプの3つに分割し、これらのクランプのフィル
ム挟持を解放するタイミングを被包装物の大きさに応じ
て変更調整するようにしたものが特開昭58−1254
12号公報、特公平4−71763号公報で提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近は被包
装物の縦幅(奥行き寸法)に応じてフィルムを幅方向に
大幅にプリストレッチすることで幅狭の1種類のフィル
ムのみを使用して包装を行う構成により、フィルムの切
り換え機構を不要なものとし、且つフィルムを効率良く
無駄なく使用するようにした包装機が開発されている
(特願平7−20328号)。この種の包装機において
は、例えば、ジャンボトレーのように縦幅(奥行き寸
法)が大きいものを包装する場合には、上記プリストレ
ッチの量を大きく(フィルム幅の50%以上)する必要
がある。しかしながら、プリストレッチの量を大きくし
た場合、上述した従来のフィルムクランプではフィルム
をプリストレッチする際、フィルムがクランプから外
れ、包装が出来ない場合があった。
【0004】本発明は上述したフィルムの幅方向をプリ
ストレッチして包装する包装機が有する問題点に鑑みて
成されたもので、その目的とするところは、フィルムを
幅方向にプリストレッチする量が大きい場合でも、フィ
ルムがフィルムクランプから外れる虞がなく確実に所定
のプリストレッチを行うことができるストレッチフィル
ム包装機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明が講じた技術的手段は、フィルムロールから
繰り出したストレッチフィルムの幅方向両側縁部をフィ
ルムクランプで挟持して張架し、そのフィルムの下側か
らエレベータ機構により被包装物を突き上げて該被包装
物の上面をフィルムで覆うと共に、被包装物を突き上げ
る前にフィルムを幅方向にプリストレッチするストレッ
チフィルム包装機において、前記フィルムクランプをフ
ィルムの長さ方向に沿って4個以上に分割したことを特
徴とする。尚、フィルムを幅方向にプリストレッチする
機構は、幅方向両側縁部を挟持するフィルムクランプの
両方がフィルムの幅方向外側に向けて拡開するもの、或
いは一方が固定で他方が拡開する機構のいずれでもよ
い。上記のストレッチフィルム包装機は、被包装物を突
き上げる前に被包装物の縦幅に応じて前記フィルムを幅
方向にプリストレッチすることで幅狭の1種類のフィル
ムのみを使用して包装を行う。
【0006】上記のフィルムクランプの分割は5個以上
で奇数個(5個,7個,9個…)に分割し、且つその内
の1つは略包装位置の中央(センタリング完了後のフィ
ルムのセンター)に配置し、他は前記中央のクランプに
対して左右対称位置に配置するのが効果的である。その
場合前記フィルムクランプは例えば、中央クランプA
と、該中央クランプAの左右に配置された第1の左右ク
ランプB,B’、及び該第1の左右クランプB,B’の
外側に配置された第2の左右クランプC,C’の5個に
分割する。又、4個以上に分割したフィルムクランプの
うち、フィルムの長さ方向に沿った前後端部に位置する
最外側のクランプの長さより内側に位置するクランプの
長さを短く形成する。
【0007】更に、フィルムクランプを中央クランプ
A、第1の左右クランプB,B’、及び第2の左右クラ
ンプC,C’の5個に分割した場合は、少なくとも中央
クランプA、第1の左右クランプB,B’、及び第2の
左右クランプC,C’がそれぞれ独立して駆動するよう
にし、それらのクランプがフィルムの挟持を解放するタ
イミングは被包装物に応じて決定する。尚、商品の搬入
位置が検出されるようにした場合は対をなす左右対称の
クランプをそれぞれ独立して駆動させることも可能であ
る。又、上述したフィルムクランプの構造は上下一対の
平ベルト、或いは従来例のような丸ベルトと上下一対の
うち一方のベルトを他方のベルトにクランプ板等を介し
て圧接してフィルムを挟持するタイプ、或いは開閉する
グリッパタイプ等の構造で良く、上下一対の平ベルト、
丸ベルトでフィルムを挟持したり、挟持を解放したりす
る駆動方法もソレノイドのONで解放させても、ソレノ
イドのOFFで解放するようにしてもよいものである。
【0008】
【作用】上記の手段によれば、フィルムクランプの分割
個数を従来の3個よりも多い4個以上としたので、クラ
ンプ部の全長が同じである場合、分割個数が多くなれば
分割される各クランプ1個当りの長さは短くなり、その
分割された各クランプを作動させる動力源(ソレノイ
ド)の能力が従来と同じであれば、単位面積当りのクラ
ンプ力が増大し、クランプ全体に生じる挟持力は向上す
る。また、各クランプ毎の挟持面積が小さいのでフィル
ムとクランプとの密着度が増大し、結果的にクランプ全
体の挟持力が向上する。因ってフィルムの幅方向のプリ
ストレッチ量が大きくてもフィルムはクランプから外れ
ることはない。そして、フィルムクランプの分割個数が
増えたことで、よりきめ細かな折り込み制御が可能とな
る。
【0009】又、請求項5の構成により、より微妙な調
整を必要とする被包装物が小さい場合について張り調整
がきめ細かくできることになる。更に、請求項6の構成
により、被包装物の形状に応じてよりきめ細かなフィル
ムの折り込み制御が可能となり、被包装物の形状にかか
わりなく包装仕上がりを綺麗にできる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、フィルムクランプ
を上下一対の弾性ベルトと一方の弾性ベルトを他方のベ
ルトへ圧接するクランプ板とで構成したものを図面に基
づき説明する。図1及び図2に示すストレッチフィルム
包装機は、機枠Aの前方に被包装物を載置する商品載置
部aを設け、該商品載置部aに載せた被包装物をコンベ
アBにより機枠A内部に設けたエレベータ1まで搬送す
る。上記エレベータ1の上方には包装部bが設けられ、
その包装部bの側方(上流側)にフィルムロール配置部
2とその配置部2にセットされたフィルムロール3から
繰り出されるフィルム3’の先端部を保持するフィルム
保持手段Cが設けられ、そのフィルム保持手段Cで保持
されているフィルムを挟持して引き出し、包装部bまで
搬送するフィルムフィード手段Dが前記フィルム保持手
段Cの先端に接近させて配置され、且つフィルム保持手
段Cとフィルムフィード手段Dとの間にはフィルムフィ
ード手段で挟持され引き出されたフィルムを所定長さに
切断するカッターEが配置されている。又、フィルムフ
ィード手段Dの上方には左右折り込み板16,16’と後折
り込み板17、及び後折り込み板17の上方に位置して排出
プッシャ18が配設されている。
【0011】因って、エレベータ1に載せられた被包装
物は、エレベータの上昇により上記包装部bに展張され
たフィルム3’に対して突き上げられ、引き伸ばされた
状態のフィルムの端部を、左右折り込み板16,16’と後
折り込み板17とにより被包装物の底面に折り込んだ後、
排出プッシャ18により被包装物を機枠A前側のヒートシ
ール部Fへ向けて水平に押動させながら、上記フィルム
3’の前側端部を折り込んでフィルムの折り込みを行
う。そして、ヒートシール部Fで被包装物の底面に折り
込まれたフィルムの端部をヒートシールして包装を完成
する。
【0012】フィルム保持手段Cは、フィルムロール配
置部2にセットされたフィルムロール3の両側部を挟持
して保持するもので、図2に示すようにフィルムの下側
に配置されるフィルム受け部材4とそのフィルム受け部
材4の表面に支持されたフィルム3’を前記フィルム受
け部材4側に押し付ける押圧部材5とで構成され、その
フィルム受け部材4と押圧部材5とからなる保持手段が
フィルム幅の間隔と対応する間隔をおいて左右に配置さ
れており、押圧部材5は一端が軸支されて開閉回動自在
に設けられている。又、前記したフィルム受け部材4は
モータによって駆動回転される無端ベルト4a に固定さ
れている。そして、無端ベルト4a の正回転(図2の矢
印方向の回転)によりフィルム受け部材4と押圧部材5
によって保持されているフィルム3’の先端部を後述す
るフィルムフィード手段Dの始端側端部へ移動させる。
尚、フィルム保持手段Cはフィルムロール配置部2にセ
ットするフィルムロールに対応できるようにフィルム幅
に応じて保持手段の一方又は両方を幅方向に移動できる
ように構成するも任意である。
【0013】フィルムフィード手段Dは、フィルムの幅
方向の側端部を挟持する上下一対の無端状の弾性ベルト
6,6’と下側の弾性ベルト6’を上側の弾性ベルト6
側へ圧接するクランプ板7と下側の弾性ベルト6’の始
端側の上面に重ね合わせて配置した押さえベルト11とで
構成され、それらが包装部bを挟んで前後に配置され、
その間隔は前記したフィルム保持手段Cを構成する前後
一対の保持手段と同じ間隔である。そして、その前後一
対の構成部材はそれぞれ取り付け枠8,8’に支持さ
れ、その取り付け枠8,8’は該取り付け枠8,8’の
下側に直角に交差して配置された2本の案内杆9,9’
に連結部材10,10’を介して支持されており、一方のフ
ィード手段D1 を取り付けた取り付け枠8’は固定さ
れ、他方のフィード手段D2 を取り付けた取り付け枠8
は案内杆9,9’に沿って移動自在に構成され、その可
動側のフィード手段D2 には間隔拡張手段(図示省略)
が連結されて固定側のフィード手段D1 との間隔を広狭
調節し得るように構成されている。
【0014】上記のフィード手段を構成する上下一対の
無端状の弾性ベルト6,6’はフィルムを挟持して搬送
し得るよう同方向に駆動回転され、その駆動方式は減速
機付モータ12で下側の弾性ベルト6’が巻回されている
駆動ローラ6a’を回転し、且つその駆動ローラ6a’
の軸に固着したチェーンスプロケット(図示せず)と上
側の弾性ベルト6が巻回されている駆動ローラ6a の軸
に固着したチェーンスプロケット(図示せず)とに亘っ
てチェーンを巻回して動力伝達が行われ上側の弾性ベル
ト6も回転するように構成されている。
【0015】又、上側の弾性ベルト6に対して下側の弾
性ベルト6’を圧接するクランプ板7は図3に示すよう
に5個に分割され、その5個のクランプ板は中央クラン
プ板7a 、中央クランプ板7a の左右に配置された第1
の左右クランプ板7b ,7b’、および前記第1の左右
クランプ板7b ,7b ’の外側に配置された第2の左右
クランプ板7c ,7c ’の如く中央クランプ板7a に対
して左右対称位置に配置されている。そして、上記5個
のクランプ板は外側に配置される第2の左右クランプ板
7c,7c ’の長さよりその内側に配置される第1の左
右クランプ板7b ,7b ’及び中央クランプ板7a の長
さが短く形成されている。
【0016】更に、5個に分割されたクランプ板7はそ
の中央クランプ板7a を略包装位置の中央(センタリン
グ完了後のフィルムの中心位置)に配置し、他は前記中
央のクランプ板7a に対し左右対称位置に配置されてい
る。又、上記5分割されたクランプ板7を下側の弾性ベ
ルト6’に押し付け、離反させる機構は、図4に示すよ
うに電磁ソレノイド13のプランジャ13’の先端を固定部
材(図示省略)に対し回動自在に軸支した揺動板14の一
方端に連結し、その揺動板14の他方端はクランプ板7の
長さ方向の略中央に連結すると共に、前記プランジャ1
3’にはスプリング15を張設して該プランジャを常時引
き出す方向に付勢している。それによって電磁ソレノイ
ド13がOFFの時はスプリング15の作用でクランプ板7
は下側の弾性ベルト6’を上側の弾性ベルト6側に押し
付け(図4の実線の状態)、電磁ソレノイド13に通電さ
れてONするとプランジャ13’は引き込まれ、それによ
り揺動板14が半時計回り方向に回動されてクランプ板7
は弾性ベルト6’より離反し(図4の仮想線の状態)、
フィルムの挟持が解放される。上記した5分割されたク
ランプ板7の解放のタイミングはフィルムの折り込みの
順番に従って解放し、一般的にはフィルムの幅方向前後
に配置された第2の左右クランプ板7c ,7c ’→前後
の第1の左右クランプ板7b ,7b ’→後側の中央クラ
ンプ板7a →前側の中央クランプ板7a の順に解放され
る。(図5参照)
【0017】次に包装に関する各部の動作を図6のタイ
ムチャートに基づいて説明する。包装機の各部の制御は
エレベータ1を駆動するカム19の回転角度に基づいて行
われ、そのカム19が1回転すると包装の1サイクルが行
われる。このカムの回転角度の検出は、カム軸に取り付
けられているロータリーエンコーダからの出力パルスを
カウントし、そのカウント値で検出される。このカムの
1回転によりエレベータは(1) のタイミングで上下す
る。即ち、1包装サイクルの後半でエレベータが上下
し、1包装サイクルの前半ではコンベアBによる被包装
物の搬入、フィルムフィード手段Dによるフィルムの引
き出し、センタリング、及びプリストレッチが行われ
る。
【0018】被包装物を搬入するコンベアBは(2) のタ
イミングでON/OFFされ、フィルムフィード手段D
は(3) のタイミングでON/OFFする。尚、フィルム
フィード手段Dのフィルム搬送中にカッタEを動作して
フィルムを切断しているが、このカッターEについては
省略してある。従って、フィルムフィード手段Dが「O
N」状態の間、フィルムの引き出し及び切断されたフィ
ルムのセンタリングを行っている。尚、フィルムの切断
長さによってフィルムフィード手段DがOFFされるタ
イミングは異なるが、図示した場合は切断長さが長い場
合で、切断長さが短い場合は図示したタイミング以前に
OFFされる。そして、上記したフィルムフィード手段
Dはその一方のフィード手段D2 を間隔を拡張する方向
に大幅に移動させることでフィルムを幅方向に大幅にプ
リストレッチしている。そのプリストレッチのタイミン
グは(4) に示されている(右上がりの線の時にプリスト
レッチしている)。尚、プリストレッチ量(フィード手
段D2 の移動量)は被包装物の奥行き寸法に応じて変わ
り、図示のものは最大寸法の場合を示している。本実施
例ではフィルムのプリストレッチはフィルムフィード手
段DがOFFした後行っており、プリストレッチは後折
り込みの途中で緩められている。(間隔を狭くする方向
へ移動させている)
【0019】(5) は左右折り込み板16,16’のタイミン
グ、(6) は後折り込み板17のタイミングを示し、実線は
標準トレイタイプ、点線は大型トレイタイプを現し、標
準の場合は大型の場合よりも後折り込み板の作動タイミ
ングを早めている。(7) は排出プッシャ18のタイミング
を示し、実線は標準トレイタイプ、点線は大型トレイタ
イプを現している。尚、(5) ,(6) ,(7) は夫々右上が
りの線の時に折り込み動作を行っている。
【0020】(8) 乃至(13)はフィルムフィード手段Dに
おける5分割されたクランプ板が下側の弾性ベルト6’
から離反してフィルム挟持を解放するタイミングを示
し、前後に配置された第2の左右クランプ板7c ,7c
’はそれぞれ(8) ,(9) で示すように同じタイミング
でON(ON時、挟持を解放)され、次に前記した第2
の左右クランプ板のONするタイミングよりも遅いか又
は少なくとも同時に、前後に配置された第1の左右クラ
ンプ板7b ,7b ’はそれぞれ(10),(11)で示すように
同じタイミングでON(ON時、挟持を解放)される。
そして、前記した前後の第2の左右クランプ板と第1の
左右クランプ板はともに被包装物に応じてONするタイ
ミングが9段階に変更される。また、前後の第2の左右
クランプ板と第1の左右クランプ板は前記した左右折り
込み板16,16’の動作中にONされ、第2の左右クラン
プ板7c ,7c ’と第1の左右クランプ板7b ,7b ’
がONするタイミングが遅いほど包装時のフィルムの張
りは強くなる。従って、被包装物の横幅が大きい場合ほ
ど前記のONするタイミングを早くする。(12)は前側の
中央クランプ板7a がONされるタイミングを示し、(1
3)は後側の中央クランプ板7a がONされるタイミング
を示し、後側の中央クランプ板7a は後折り込み板17の
動作中にONされると共に、ONするタイミングは被包
装物に応じて9段階に変更される。又、前側の中央クラ
ンプ板7a は排出プッシャ18の動作中にONされ、実線
は標準トレイタイプ、点線は大型トレイタイプを示す。
【0021】因って、フィルムの折り込みの順番として
は、左右→後→前の順番で行われ、前側の折り込みは被
包装物が排出プッシャ18で排出される時に前折り込み部
材で折り込まれる。尚、前の折り込みは左右、後の折り
込みが終了した後に行われるので、フィルムの張りへの
影響が少ないのでタイミングは標準と大型の2段階の変
更のみである。尚、前側に配置した第2の左右クランプ
板7c ,7c ’(図6の(8) )、第1の左右クランプ板
7b ,7b ’(図6の(10))、及び中央クランプ板7a
(図6の(12))のタイミングでそれぞれ35゜でOFF
にしているのは、前側の折り込み時にフィルムの解放を
確実に行うためである。即ち、前側の折り込み時、前側
に配置した第2の左右クランプ板7c ,7c ’、第1の
左右クランプ板7b ,7b ’、及び中央クランプ板7a
は解放している必要があるが、後側に配置した第2の左
右クランプ板7c ,7c ’、第1の左右クランプ板7b
,7b ’、及び中央クランプ板7a は解放している必
要がないので(9) ,(11),(13)のタイミングに示すよう
に315゜でOFFされている。早くOFFさせたほう
が消費電力が節約できる利点を有する。
【0022】上述した実施例はフィルムフィード手段D
におけるフィルムを挟持する箇所を5分割した例である
が、本発明は4分割以上であればよい。又、フィルム挟
持の解放は電磁ソレノイドがONして解放する構造を示
したが、電磁ソレノイドのOFFで解放するようにして
もよいこと言うまでもないことである。更に、上記実施
例はフィルムフィード手段Dに装備した5分割のクラン
プ板は左右対称位置のクランプ板が対となって同時に解
放するタイミングであったが、これは被包装物のセンタ
がほぼフィルムのセンタと一致するように搬入されるこ
とを前提としているためである。しかし、被包装物の搬
入位置を検出することにより、左右対称位置のクランプ
板を別々のタイミングで独立して駆動することも考えら
れる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るストレッチフィルム包装機
は請求項1,2に記載した構成により、従来の3分割に
比べてフィルムの挟持力が向上する。それにより、プリ
ストレッチの量を大きくしてもフィルムがフィルムを挟
持搬送する部材から外れることがなく、確実に所定のプ
リストレッチを行うことができる。又、従来より分割の
個数が増えたので、これらフィルムを挟持する部材の解
放タイミングを適宜調整することで、よりきめ細かな折
り込み制御が可能となり、包装の仕上がりを良くできる
と共に、包装可能な商品の範囲を拡大することができ
る。そして、分割個数を請求項3,4,6のようにした
場合は、フィルムの中心を挟持し、その中心を境として
左右対称位置を挟持できるため、フィルムのプリストレ
ッチ及び被包装物に対するフィルム端部の折り込みをバ
ランス良く行うことができる。更に、請求項5の構成に
より、微妙な調整を必要とする小さい被包装物について
もフィルムの張り調整をきめ細かくできるという効果が
得られる。また、請求項6の構成により、被包装物の形
状に応じてきめ細かなフィルムの折り込み制御が可能と
なり、被包装物の形状にかかわりなく包装仕上がりを綺
麗にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るストレッチフィルム包装機の概略
を示す縦断側面図である。
【図2】図1の縦断正面図である。
【図3】フィルムフィード手段と左右折り込み板及び後
折り込み板の配置関係を示す概略平面図である。
【図4】フィルムフィード手段におけるクランプ板の構
造を示す部分拡大断面図で ある。
【図5】フィルムフィード手段における5分割のクラン
プ板の解放順序を示す説明図である。
【図6】包装に関する各部の動作を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
1…エレベータ 3…フィルムロール 6,6’…上下の弾性ベルト 7…クランプ
板 7a …中央クランプ板 7b ,7b ’…第1の左右ク
ランプ板 7c ,7c ’…第2の左右クランプ板 D…フィルムクランプ(フィルムフィード手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムロールから繰り出したストレッ
    チフィルムの幅方向両側縁部をフィルムクランプで挟持
    して張架し、そのフィルムの下側からエレベータ機構に
    より被包装物を突き上げて該被包装物の上面をフィルム
    で覆うと共に、被包装物を突き上げる前にフィルムを幅
    方向にプリストレッチするストレッチフィルム包装機に
    おいて、前記フィルムクランプをフィルムの長さ方向に
    沿って4個以上に分割したことを特徴とするストレッチ
    フィルム包装機。
  2. 【請求項2】 前記ストレッチフィルム包装機が、被包
    装物を突き上げる前に被包装物の縦幅に応じて前記フィ
    ルムを幅方向にプリストレッチすることで幅狭の1種類
    のフィルムのみを使用して包装を行うことを特徴とする
    請求項1記載のストレッチフィルム包装機。
  3. 【請求項3】 前記フィルムフクランプが5分割以上で
    奇数個に分割され、且つその内の1つは略包装位置の中
    央に配置され、他は前記中央のクランプに対して左右対
    称位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は
    2記載のストレッチフィルム包装機。
  4. 【請求項4】 前記フィルムクランプが、中央クランプ
    Aと、該中央クランプAの左右に配置された第1の左右
    クランプB,B’、及び該第1の左右クランプB,B’
    の外側に配置された第2の左右クランプC,C’の5個
    に分割されていることを特徴とする請求項3記載のスト
    レッチフィルム包装機。
  5. 【請求項5】 前記5分割以上のフィルムクランプにお
    いて、フィルムの長さ方向に沿った前後端部に位置する
    クランプの長さよりその内側に配置されるクランプの長
    さを短くしたことを特徴とする請求項3又は4記載のス
    トレッチフィルム包装機。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記中央クランプA、第1の
    左右クランプB,B’、及び第2の左右クランプC,
    C’はそれぞれ独立して駆動されると共に、それらのク
    ランプがフィルムの挟持を解放するタイミングは被包装
    物に応じて決定されることを特徴とする請求項4記載の
    ストレッチフィルム包装機。
JP7162210A 1995-06-28 1995-06-28 ストレッチフィルム包装機 Expired - Lifetime JP2929972B2 (ja)

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JPH0912004A true JPH0912004A (ja) 1997-01-14
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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