JP3039471B2 - ストレッチフィルム包装機 - Google Patents
ストレッチフィルム包装機Info
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Description
引き出したフィルムを所定の大きさに切断して包装部に
搬送すると共に張架し、その張架したフィルムに対して
下側からエレベータ機構によって被包装物を突き上げて
被包装物の上面をフィルムで覆い、フィルムの端部を被
包装物の底面に折り込むストレッチフィルム包装機に関
し、詳しくはフィルムロールから引き出したフィルム先
端を搬送手段に受け渡す機構の改良に関する。
等をストレッチフィルムで包装するストレッチフィルム
包装機としては、フィルムロールから引き出したフィル
ムを所定の大きさに切断して包装部に搬送すると共に張
架し、その張架したフィルムに対して下側からエレベー
タ機構によって被包装物を突き上げて被包装物の上面を
フィルムで覆い、フィルムの端部を被包装物の底面に折
り込むものが知られている。そして、上記したストレッ
チフィルム包装機において、フィルムロールから引き出
されたフィルムの先端を搬送手段に渡す機構として、フ
ィルムロールの幅に応じた間隔をおいて配置した左右の
搬送ベルトに対応する位置を切り欠いた保持板でフィル
ムの先端の表裏面を覆い、上側の搬送ベルトの受け部を
持ち上げた状態の所に前記切り欠きが位置するように保
持板を移動し、上側の搬送ベルトを閉じることでフィル
ム保持部に保持したフィルム先端を搬送ベルトに渡すよ
うにした機構が特開平9−95316号として提案され
ている。そして、上記ストレッチフィルム包装機に装備
された搬送ベルトは、フィルムの幅方向に移動可能に構
成され、フィルムを横幅をプリストレッチして1種類の
フィルムロールで大きさの異なる数種類の被包装物を包
装することが出来るように構成されている。
おいてフィルムロールから引き出したフィルム先端を受
け取る場合は、プリストレッチの為にフィルム幅より幅
広方向に移動した搬送ベルトを保持板の切り欠き部と合
致する位置(初期位置)に戻してから該保持板の移動を
開始しないと、保持板を移動させた時該保持板が搬送ベ
ルトに当たり、フィルムの先端を搬送ベルトに渡せない
という問題が生じる。又、保持板の位置を、搬送ベルト
を構成する下側のベルト表面より高い位置にすると、保
持板から搬送ベルトへの受け渡しに段差が生じ、フィル
ムに不要なストレスを与えるという不具合を有する。
るために搬送ベルトをプリストレッチした位置から保持
板の切り欠き部と合致する位置(初期位置)に戻してか
ら保持板の移動を開始することになり、その結果、処理
速度が遅く、単位時間当たりの包装個数を増大できない
といった問題を有する。
点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、
搬送手段のプリストレッチ位置から初期位置への戻りを
待つことなくフィルム保持部の移動を開始することがで
きるストレッチフィルム包装機を提供することにある。
に本発明が講じた技術的手段は、フィルムロールから引
き出されたフィルム先端を保持するフィルム保持部と、
そのフィルムの幅方向両側縁部を上下の搬送ベルトで挟
んで包装部へ搬送すると共に張架し、且つフィルムの幅
方向をプリストレッチする搬送手段と、その搬送手段に
前記フィルム保持部で保持されたフィルム先端を受け取
る受け部が設けられ、搬送手段で包装部に張架したフィ
ルムの下側からエレベータ機構により被包装物を突き上
げて被包装物の上面をフィルムで覆い、フィルムの端部
を被包装物の底面に折り込むストレッチフィルム包装機
において、前記受け部は、フィルム幅に対応する間隔を
おいて左右に配置した上下の回転ベルトで構成すると共
に、該上下の回転ベルトは搬送手段側を支点として上下
方向に開閉自在とし、且つフィルム保持部からフィルム
を受け取る際は上下の回転ベルトが搬送手段によるフィ
ルムの搬送面と略同じ面で受け取るように構成する。
は、搬送手段を構成する上下の搬送ベルトを延長して該
搬送ベルトと一体に構成しても、或いは搬送手段とは別
途独立して構成してもよい。又、上記のフィルム保持部
は、前記受け部を構成する左右に配置した回転ベルトと
対応する位置に前縁から所定深さの切り欠きを設け、上
下方向に若干の間隙を設けて水平に配置した2枚の保持
板と、その上下何れかの保持板に支持されフィルム引き
出し方向にのみ回転可能で且つフィルムとの密着性が高
いフィルム保持ローラとで構成されている。上下2枚の
保持板に形成する切り欠きは包装機にセットするフィル
ムロールの種類に対応できるように数種類形成するが、
その場合、側端基準で一方端は共用し、他方端のみフィ
ルム幅に応じた位置に切り欠きを形成する。更に、前記
した搬送手段がフィルムの幅方向に移動してプリストレ
ッチする形態は、左右の搬送ベルトが夫々幅方向に移動
する形態でも、或いは左右の搬送ベルトの片方のみが移
動する形態の何れでもよい。
物を包装するために搬送手段がフィルムの横幅をプリス
トレッチする為に幅方向に移動し、包装がほぼ終了する
と該搬送手段は初期位置に戻り始めるが、それとほぼ同
時にフィルム保持部の移動が開始され、前記搬送手段が
初期位置に達する前にフィルム保持部は移動を完了して
フィルムを受け渡しできる位置に待機する。従って、プ
リストレッチの位置から初期位置へ戻る時搬送手段に設
けられた受け部を上下開いて戻せば、戻り時に搬送手段
がフィルム保持部に当たることもなく、しかも、初期位
置に達した時に該受け部を閉じればフィルム保持部に保
持されたフィルムの先端を即受け取って搬送手段に引き
込むことができる。そして、フィルム保持部から搬送手
段の受け部がフィルムを受け取る位置は搬送手段のフィ
ルム搬送面の線上であるため、前記受け部が閉じてフィ
ルムの先端を挟んだ場合でもフィルムにストレスがかか
ることはない。
に基づいて説明する。図1及び図2はストレッチフィル
ム包装機の全体図を示し、機枠Aの側方に被包装物aを
機枠A内部に設けたエレベータ2まで搬送する搬送コン
ベア1が設けられ、エレベータ2の上方には包装部bが
設けられ、更に、その包装部bの側方にフィルムロール
配置部3と、その配置部3にセットされたフィルムロー
ル4から繰り出されるフィルム4’の先端を保持するフ
ィルム保持部5と、そのフィルム保持部5で保持された
フィルムの先端を挟んで所定長さ引き出すと共に、包装
部bに張架し、且つ奥行寸法の小さいものから大きいも
のまでの被包装物を幅狭い一つのフィルムロールで包装
できるようプリストレッチする搬送手段Bが配置されて
おり、その搬送手段Bの上方には被包装物aの上面を覆
うフィルム4’の端部を商品の底面側に折り込む左右折
込み板6,6’と後折込み板7及び後折込み板の上方に
位置して包装済みの被包装物を排出する排出プッシャー
10が配置されている。
所定間隔をおいて平行に並べた第1コンベア 101と第2
コンベア 102を、一部をオーバーラップさせて構成さ
れ、被包装物aが供給載置される第1コンベア 101の搬
送速度は第2コンベアの搬送速度より速くし、且つエレ
ベータ2上へ被包装物aを搬送する第2コンベア 102の
ベルト面上には前記第1コンベア 101で搬入される被包
装物aの前端部を受け止めるストッパー 103が固着され
ている。これにより、被包装物aの搬送はストッパー 1
03に被包装物aの前端部が突き当てられた前端基準で行
われる。そして、被包装物aをエレベータ2上へ搬送す
る第2コンベア 102の搬送方向終端側は該エレベータ2
を構成する複数本のエレベータヘッド 201間に挿入配置
すると共に、第2コンベア 102の搬送面はエレベータヘ
ッド 201表面より上方に位置させてある。
ベータヘッド 201は、少なくとも左右折込み板6,6’
及び後折込み板7の何れかの折込み板が当接した場合に
倒れる(傾く)ように構成されている。
張架するフィルム4’をフィルムロール配置部3にセッ
トしたフィルムロール4から引き出し、そのフィルム先
端を保持するフィルム保持部5は、フィルムの下側に位
置してフィルムロール配置部3にセットされるフィルム
ロール4の最大幅以上の間隔をおいて平行に配置した無
端ベルト 501に係着部 502を介して係着した下保持板 5
03と、その下保持板 503の表面に支持されるフィルム
4’を前記下保持板 503とによって若干の隙間をあけて
保持する上保持板 504と、前記した下保持板 503に取り
付けた保持ローラ505及び該フィルム保持部5をフィル
ムの搬送手段Bに向けて移動させる移動手段8とで構成
されており、フィルムロール配置部3にセットされるフ
ィルムロール4のフィルム先端は該フィルムロール配置
部3の上方に配置した繰り出しローラ9を介してフィル
ム保持部5に供給される。そして、このフィルム保持部
5は後述する搬送手段Bにおけるフィルム4’の搬送面
線上(動線)で繰り出しローラと搬送手段Bとの間を水
平移動するように設置されている。
は、平面形状が矩形状の平板で、繰り出しローラ9寄り
の幅方向両側に係着部 502を有し、その係着部 502より
搬送手段B寄りで裏側には、両端部に設けた軸受 506に
よって保持ローラ 505が回転自在に支持されている。
又、下保持板 503における搬送手段B寄りの先端部に
は、フィルムロール配置部3にセットされるフィルムロ
ール4の基準側(図3の二点鎖線で示すフィルムロール
幅の下側)に対応する位置と、ロール幅の異なる数種類
(図面は3種類)のフィルムロール4の反対側に対応す
る位置にそれぞれ切り欠き 507と 507’が切欠形成さ
れ、保持されるフィルムの幅方向の両側部が露出するよ
うになっている。
は、前記した基準側の切り欠き 507と、反対側の切り欠
き 507’に対応する範囲の直径が太く、その他の部分の
直径が細くなった所謂段付きローラで、該ローラの内部
には一方向クラッチが内蔵されてフィルム引き出し方向
にのみ回転できるように構成され、且つ、直径の太い部
分の表面、即ちフィルムと接触する面は鏡面仕上げが施
されてフィルムとの密着性が高められている。又、直径
の太い部分に対応する下保持板 503には、該保持ローラ
505の大径部分の外周面を下保持板 503上方に貫通突出
させる為の通孔508が開設されている。尚、保持ローラ
505は一本物の段付きローラに限らず、フィルムロール
4の基準側と反対側に対応する部分が夫々独立したロー
ラであってもよく、また、切り欠き 507’に対応する長
いローラ部分はさらに分割してフィルム巻込みを防止す
るようにしてもよい。
て支持される上保持板 504は、前記した下保持板 503と
ほぼ同一形状の平板で、搬送手段Bと対向する先端側に
は前記した下保持板 503に形成した切り欠き 507と同一
線上に位置して切り欠き 507’が切欠形成され、更に下
保持板 503に支持されている保持ローラ 505の直径の太
い大径部分に対応する位置にはその外周面が嵌合露出す
る通孔 508’が開設されており、且つ上保持板 504には
前記した下保持板 503の係着部 502と係合する係着部 5
02’が形成されて下保持板 503と一緒に上保持板 504が
移動するように構成されている。又、上保持板 504はフ
ィルム保持部5の上方を覆う開閉可能な保護カバー 509
の内側に架設したガイド軸 510に取付片 511を介して一
体的に支持され、保護カバー 509を閉じた場合は下保持
板 503と上保持板 504とが一体となってガイド軸510に
沿って水平移動される。
及び保持ローラ 505で構成されたフィルム保持部5を、
繰り出しローラ9と搬送手段Bとの間で水平に移動させ
る移動手段8は、モータ 801の回転軸 801’に固着した
スプロケット 802と、繰り出しローラ9の軸9’に固着
したスプロケット 803と、搬送手段Bの上流側に配置し
たアイドルスプロケット 804及びテンションスプロケッ
ト 805とに亘って下保持板 503を連結した無端ベルト 5
01を巻回して構成され、モータ 801の駆動によりスプロ
ケット 803とスプロケット 804との間を水平往復移動さ
れる。
るフィルム4’を受け取り、所定長さ引き出して搬送張
架する搬送手段Bは、前記したフィルム保持部5の下保
持板503と上保持板 504に切欠形成したフィルム4’の
基準側に位置する切り欠き 507の線上に配置した搬送ベ
ルトB1 と、フィルム4’の幅方向の反対側に位置する
切り欠き 507’の線上に配置した搬送ベルトB2 の二組
で、包装部bを挟んで平行に配置されると共に、夫々フ
ィルムの幅方向に移動可能に支持されている。そして、
両搬送ベルトB1 ,B2 はフィルム4’の幅方向の側端
部を挟持する上下一対の無端状の弾性ベルト11,12と、
下側の弾性ベルト12の往路側を上側の弾性ベルト11の往
路側へ圧接するクランプ板13と、上側の弾性ベルト11の
往路側と復路側の間に挿入配置した受け板14とで構成さ
れ、これら構成部材はフィルムの幅方向に移動可能な取
り付け枠15,15’に支持されている。移動可能な取り付
け枠15,15’は、該取り付け枠15,15’の下側に直角に
交差して配置された2本の案内杆16,16’に連結部材1
7,17’を介して支持されており、移動手段によって平
行移動自在に構成され、被包装物aの大きさ(奥行寸
法)に応じてフィルム4’の横幅をプリストレッチし得
るようになっている。(図15参照) その移動手段は図1に示すように、案内杆16,16’に沿
って配置した2台の無端ベルト18,18’に前記連結部材
17,17’を連結固定し、無端ベルト18,18’が互いに逆
方向に回転することで搬送ベルトB1 と搬送ベルトB2
がそれぞれ幅方向外側に向けて移動し、フィルム4’の
横幅が拡張される。尚、搬送ベルトB1と搬送ベルトB2
の移動量は同じであってもよいが、図1に示すように
被包装物aの搬入側に位置する搬送ベルトB1 の移動量
(プリストレッチ量)、及び移動速度を搬出側に位置す
る搬送ベルトB2 のそれよりも大にしてもよい。
下一対の弾性ベルト11,12は、フィルム4’の幅方向の
側端部を挟持して搬送できるように駆動回転され、その
駆動方法は、図7に示すように下側の弾性ベルト12が巻
回される駆動ローラ19の軸に歯車20,21を固着し、その
一方の歯車21に上側の弾性ベルト11が巻回される駆動ロ
ーラ22の軸に固着した歯車23を噛合せ、更に前記歯車20
は、モータ24によって駆動回転される歯付ベルト25と噛
み合って回転される伝達軸26に固着した歯車27に噛合さ
れ、これにより上下一対の弾性ベルト11と弾性ベルト12
が駆動回転されるようになっている。又、フィルム4’
を上下の弾性ベルト11,12で挟持し搬送するために下側
の弾性ベルト12の往路側を上側の弾性ベルト11の往路側
に圧接するクランプ板13は図2に示すように5分割さ
れ、そしてそれらクランプ板13は搬送及び拡張が均等に
行われるように該ベルトの長さ方向中心に対して左右対
称となるように配置されている。勿論、該クランプ板13
の作用で上方に押し上げられる下側の弾性ベルト12によ
って上方に押し上げられる上側の弾性ベルト11を受け止
める受け板14はクランプ板13の全長に相当する長さに形
成されている。
B1 ,B2 の始端側には前記したフィルム保持部5で保
持されたフィルム4’の先端を、該フィルム保持部5の
移動によって受取り搬送手段B側に引き込む受け部Cが
連接形成されている。その受け部Cは、前記した搬送ベ
ルトB1 ,B2 を構成する上下一対の弾性ベルト11,12
が巻回された始端側のローラ22’,19’の軸心に開閉ロ
ーラ28を取り付けたを上側枠29と、開閉ローラ30を取り
付けた下側枠31を上下方向に起伏回動可能に取り付け、
その開閉ローラ28,30に亘って前記弾性ベルト11,12を
延長して巻回されている。
閉ローラ30を取り付けた下側枠31を上下方向に開閉する
開閉機構は、取り付け枠15,15’に取り付けられたロー
ラ22’,19’の軸心に夫々上側枠29と下側枠31を回動可
能に取り付け、更に取り付け枠15,15’には電磁ソレノ
イド32,32’をほぼ水平に取り付け、その電磁ソレノイ
ド32,32’のON/ OFFの切り換えに因って出没動する芯
杆の直線運動をリンク機構33によって上側枠29と下側枠
31に回転運動として伝達し、それにより上側枠29はロー
ラ22’の軸心を中心として、下側枠31はローラ19’の軸
心を中心としてそれぞれ上下方向に開閉するように構成
されている。尚、受け部Cを構成する上側枠29と下側枠
31には該上側枠29と下側枠31の回転中心付近に位置させ
て押えローラを取り付け、受け部Cが開いた時夫々のベ
ルトが弛むのを防止するようにしてある。そして、上記
受け部Cは上側枠29と下側枠31が閉じた場合、両者のベ
ルトで形成されるフィルムの搬送面は該受け部Cに連続
する搬送手段Bの搬送面(動線)とほぼ一直線となるよ
うに構成され、それによりフィルム保持部5より受け取
ったフィルムにストレスをかけずに搬送することができ
るようになっている。
た受け部Cと前記したフィルム保持部5との間には図2
に示すように搬送手段Bの駆動で引き出されたフィルム
4’を所定長さで切断するフィルム切断機構Dが配置さ
れている。そのフィルム切断機構Dは、フィルム保持部
5から受け部Cに渡されるフィルム4’を挟んで下側に
配置したカッター34と、フィルム4’の上側に配置した
カッター受け35とで構成され、カッター34とカッター受
け35はそれぞれ電磁ソレノイド36,37で上下作動するよ
うに構成されている。
ムの先端を搬送手段Bに受け渡す動作を図16のタイムチ
ャートに基づいて説明する。先ず、前回の被包装物を包
装するためにフィルムを挟持した搬送手段Bの搬送ベル
トB1 ,B2 がそれぞれプリストレッチのためにフィル
ムの幅方向外側に向けて拡開移動し、包装がほぼ終了し
て搬送ベルトB1 ,B2 が初期位置に戻る為に閉動を開
始する。その搬送ベルトB1 ,B2 の閉動開始とほぼ同
時にフィルム保持部5の移動を開始させる。尚、前記し
た搬送ベルトB1 ,B2 が閉動する時、該搬送ベルトB
1 ,B2 の始端側に連接形成した受け部Cは開いた状態
にある。そして、前記フィルム保持部5が移動してフィ
ルム4’を渡す位置に到達した後、初期位置へ向けて閉
動を行っていた搬送手段Bの搬送ベルトB1 ,B2 が初
期位置(受け渡し位置)に達すると、受け部Cが閉じて
フィルム4’の挟持搬送を開始する。そして、被包装物
aの大きさ(幅寸法)に合った長さのフィルムを引き出
したところで、フィルム切断機構のカッター34が電磁ソ
レノイド36のONで上昇されフィルム4’が切断される。
そして、フィルム切断後、所定時間経過すると受け部C
が開き、搬送手段Bの搬送ベルトB1 ,B2 は所定長さ
に切断されたフィルム4’を、そのフィルムの中央が包
装部bの中央と一致する位置まで搬送する(センタリン
グ)と搬送を停止し、今回の被包装物aのためにプリス
トレッチに移行する。尚、包装機における各部の制御は
エレベータ2を駆動するカム38の回転角度に基づいて行
われ、そのカム38が1回転すると包装の1サイクルが行
われる。このカムの回転角度の検出は、カム軸に取付け
られているロータリーエンコーダ39からの出力パルスを
カウントし、そのカウント値で検出される。
への移動開始は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、フィルムの搬送手段Bが初期位置(フィルムの
受け渡し位置)に戻る前まで、或いはその近傍の時点で
フィルム保持部5が受け渡し位置に到達できるタイミン
グであればよい。又、上記したフィルム保持部の移動
は、CPUによる制御、或いはロジック回路にてシーケ
ンス制御する等、どのような制御方式を用いてもよい。
更に、フィルムを渡す方式は、上述した実施の形態に限
らず特開平6−183417号公報のように、フィルム
把持機でフィルム先端の両側部を所定の把持力(上把持
板の自重により生じる)で把持して、フィルム供給部か
らフィルムフィーダにフィルムを渡す方式でもよい。し
かし、この方式では、フィルムフィーダでフィルムを繰
り出す際はフィルム把持機に所定の把持力が加わった状
態となっているのでフィルムに不要なストレスがかかる
欠点がある。
求項1記載の構成により、フィルム保持部の移動開始は
フィルム搬送手段のプリストレッチ位置から初期位置へ
の戻りを待つ必要がないために、先にフィルム保持部で
フィルム先端を受け渡し位置に位置させることができる
ので、処理速度を速くすることができる。又、フィルム
受け渡し位置はフィルム搬送手段の搬送面線上(動線)
の位置なので、受け部が閉じてフィルムの先端を挟持し
た場合でも、フィルムにストレスが掛かることがなく、
更に、受け部を構成する上下部材が開くので、フィルム
保持部の移動中に受け部の一方へのフィルムの擦れを防
止できる。
ム保持部は上下の保持板でフィルムを挟持しないので、
フィルムの搬送を確実に行うことができるが、受け部を
構成する上下部材が開閉するので、フィルム保持部の移
動中に受け部の一方にフィルムが接触してフィルム保持
部におけるフィルムの先端位置が後退し、フィルム受け
渡しが失敗するのを防止することができる。
を示す縦断側面図である。
ある。
との係合を示す係着部の拡大断面図である。
である。
す斜視図である。
開閉させる駆動機構を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
し位置に移動する状態を示す動作説明図である。
てフィルムを切断する状態を示す説明図である。
状態を示す平面図である。
ムチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 フィルムロールから引き出されたフィル
ム先端を保持するフィルム保持部と、そのフィルムの幅
方向両側縁部を上下の搬送ベルトで挟んで包装部へ搬送
すると共に張架し、且つフィルムの幅方向をプリストレ
ッチする搬送手段と、その搬送手段に前記フィルム保持
部で保持されたフィルム先端を受け取る受け部が設けら
れ、搬送手段で包装部に張架したフィルムの下側からエ
レベータ機構により被包装物を突き上げて被包装物の上
面をフィルムで覆い、フィルムの端部を被包装物の底面
に折り込むストレッチフィルム包装機において、 前記受け部は、フィルム幅に対応する間隔をおいて左右
に配置した上下の回転ベルトで構成すると共に、該上下
の回転ベルトは搬送手段側を支点として上下方向に開閉
自在とし、且つフィルム保持部からフィルムを受け取る
際は上下の回転ベルトが搬送手段によるフィルムの搬送
面と略同じ面で受け取ることを特徴とするストレッチフ
ィルム包装機。 - 【請求項2】 上記フィルム保持部が、前記受け部を構
成する左右に配置した回転ベルトと対応する位置に前縁
から所定深さの切り欠きを設け、上下方向に若干の間隙
を設けて水平に配置した2枚の保持板と、フィルム引き
出し方向にのみ回転可能で且つフィルムとの密着性が高
いフィルム保持ローラと、からなることを特徴とする請
求項1記載のストレッチフィルム包装機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9232917A JP3039471B2 (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | ストレッチフィルム包装機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9232917A JP3039471B2 (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | ストレッチフィルム包装機 |
Publications (2)
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JPH1170909A JPH1170909A (ja) | 1999-03-16 |
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ID=16946873
Family Applications (1)
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JP9232917A Expired - Lifetime JP3039471B2 (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | ストレッチフィルム包装機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110860428B (zh) * | 2019-12-23 | 2023-07-07 | 安徽思普特新型材料有限公司 | 一种线条覆网涂装一体化生产线及其生产方法 |
-
1997
- 1997-08-28 JP JP9232917A patent/JP3039471B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH1170909A (ja) | 1999-03-16 |
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