JPH09111620A - 編地デザインシステムにおける編目画像の表示方法 - Google Patents
編地デザインシステムにおける編目画像の表示方法Info
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- JPH09111620A JPH09111620A JP7263869A JP26386995A JPH09111620A JP H09111620 A JPH09111620 A JP H09111620A JP 7263869 A JP7263869 A JP 7263869A JP 26386995 A JP26386995 A JP 26386995A JP H09111620 A JPH09111620 A JP H09111620A
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- Japan
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- area
- yarn
- stitch
- knitted fabric
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04B—KNITTING
- D04B37/00—Auxiliary apparatus or devices for use with knitting machines
- D04B37/02—Auxiliary apparatus or devices for use with knitting machines with weft knitting machines
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04B—KNITTING
- D04B15/00—Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
- D04B15/66—Devices for determining or controlling patterns ; Programme-control arrangements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Knitting Machines (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 編地に添糸編が含まれていても、編目画像K
を理解し易く表現する。 【解決手段】 添糸編の編目に対応する表示エリアKij
(i=1、2…m、j=1、2…n)は、表糸エリア、
裏糸エリアに区分する。編目が前ベッドの針によって編
成されるとき、表糸を表糸エリアに対応させ、裏糸を裏
糸エリアに対応させる一方、後ベッドの針によって編成
されるとき、逆に対応させることにより、編目画像K
は、編地の配色デザインを適確に表現することができ
る。
を理解し易く表現する。 【解決手段】 添糸編の編目に対応する表示エリアKij
(i=1、2…m、j=1、2…n)は、表糸エリア、
裏糸エリアに区分する。編目が前ベッドの針によって編
成されるとき、表糸を表糸エリアに対応させ、裏糸を裏
糸エリアに対応させる一方、後ベッドの針によって編成
されるとき、逆に対応させることにより、編目画像K
は、編地の配色デザインを適確に表現することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、編地をデザイン
し、そのデザインに基づく編機の編成工程を自動設計す
る場合、編地に添糸編が含まれていても、編地デザイン
を表示装置の画面上に理解し易く表示することができる
編地デザインシステムにおける編目画像の表示方法に関
する。
し、そのデザインに基づく編機の編成工程を自動設計す
る場合、編地に添糸編が含まれていても、編地デザイン
を表示装置の画面上に理解し易く表示することができる
編地デザインシステムにおける編目画像の表示方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】編地を表示装置の画面上にカラー表示さ
せることにより、編地のデザイン工程を省力化し、さら
に、デザインされた編地を編機によって編成するときに
必要なすべての編成制御情報を自動作成することができ
るシステムは、いわゆる編地デザインシステムとして、
急速に普及している所である(たとえば、特公平3−2
1661号公報、特開平5−78960号公報)。
せることにより、編地のデザイン工程を省力化し、さら
に、デザインされた編地を編機によって編成するときに
必要なすべての編成制御情報を自動作成することができ
るシステムは、いわゆる編地デザインシステムとして、
急速に普及している所である(たとえば、特公平3−2
1661号公報、特開平5−78960号公報)。
【0003】かかるシステムにおいては、編地を構成す
る編目を単位として、各編目を形成する糸種(糸の色を
含む糸の種別をいう、以下同じ)を色別して表示装置の
画面上に表示する他、各編目の編成方法に基づく編目の
種類を色別して画面上に表示することにより、編地の仕
上りデザインを直観的に見易くし、理解し易くすること
ができる。たとえば、各編目を形成する糸種を編目ごと
に色別して表示すれば、編地の配色デザインを一見して
理解させることができ、編目の種類を編目ごとに色別し
て表示すれば、編地内におけるなわ編み、よせ編み等の
特殊編みの配置形態を直観的に理解することができる。
る編目を単位として、各編目を形成する糸種(糸の色を
含む糸の種別をいう、以下同じ)を色別して表示装置の
画面上に表示する他、各編目の編成方法に基づく編目の
種類を色別して画面上に表示することにより、編地の仕
上りデザインを直観的に見易くし、理解し易くすること
ができる。たとえば、各編目を形成する糸種を編目ごと
に色別して表示すれば、編地の配色デザインを一見して
理解させることができ、編目の種類を編目ごとに色別し
て表示すれば、編地内におけるなわ編み、よせ編み等の
特殊編みの配置形態を直観的に理解することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、糸種の表示は、編目ごとの全表示エリアが糸種
に対応する一色に表示されていたから、編地内に添糸編
(plating stitch)が含まれる場合に
は、編地の配色デザインが正しく理解されず、誤解を与
え易いという問題が避けられなかった。添糸編は、2種
類の糸を使用して単一の編目を形成するが、編目の種類
により、いずれの糸が編地の表面側に位置するかによっ
て編地の配色デザインが一変してしまうにも拘らず、か
かる配色デザインの相違を全く表現することができなか
ったからである。
ときは、糸種の表示は、編目ごとの全表示エリアが糸種
に対応する一色に表示されていたから、編地内に添糸編
(plating stitch)が含まれる場合に
は、編地の配色デザインが正しく理解されず、誤解を与
え易いという問題が避けられなかった。添糸編は、2種
類の糸を使用して単一の編目を形成するが、編目の種類
により、いずれの糸が編地の表面側に位置するかによっ
て編地の配色デザインが一変してしまうにも拘らず、か
かる配色デザインの相違を全く表現することができなか
ったからである。
【0005】そこで、この出願の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、各編目の表示エリアを表糸エリアと裏
糸エリアとに区分することによって、添糸編が含まれる
編地においても、編地デザインを理解し易く表現するこ
とができる編地デザインシステムにおける編目画像の表
示方法を提供することにある。
術の問題に鑑み、各編目の表示エリアを表糸エリアと裏
糸エリアとに区分することによって、添糸編が含まれる
編地においても、編地デザインを理解し易く表現するこ
とができる編地デザインシステムにおける編目画像の表
示方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、編地の編目ごとの糸種を表示装
置の画面上に編目画像として色別して表示するに際し、
編目が添糸編であるとき、各編目の表示エリアを表糸エ
リアと裏糸エリアとに区分し、表糸を表糸エリア、裏糸
エリアの一方に対応させ、裏糸を他方に対応させること
をその要旨とする。
めのこの発明の構成は、編地の編目ごとの糸種を表示装
置の画面上に編目画像として色別して表示するに際し、
編目が添糸編であるとき、各編目の表示エリアを表糸エ
リアと裏糸エリアとに区分し、表糸を表糸エリア、裏糸
エリアの一方に対応させ、裏糸を他方に対応させること
をその要旨とする。
【0007】なお、表糸エリアは、表示エリアの下部に
配置し、裏糸エリアは、表示エリアの上部に配置するこ
とができる。
配置し、裏糸エリアは、表示エリアの上部に配置するこ
とができる。
【0008】また、表糸エリア、裏糸エリアは、表糸、
裏糸の糸種によって面積比を可変設定することができ
る。
裏糸の糸種によって面積比を可変設定することができ
る。
【0009】
【作用】かかる発明の構成によるときは、各編目の表示
エリアが表糸エリアと裏糸エリアとに区分され、表糸が
一方に対応し、裏糸が他方に対応して表示されるから、
添糸編に対し、裏糸の色を考慮した編地の現実の配色デ
ザインを理解し易く表現することができる。なお、ここ
でいう表糸とは、単一の編目を形成する2種類の糸のう
ち、先行する給糸口を介して供給する側の糸をいい、裏
糸とは、表糸を供給する給糸口に追従する給糸口を介し
て供給する側の糸をいう。また、表糸、裏糸と表糸エリ
ア、裏糸エリアとの対応関係は、編目が前ベッドの針に
よって編成されるとき、表糸を表糸エリアに対応させ、
裏糸を裏糸エリアに対応させるものとし、編目が後ベッ
ドの針によって形成されるとき、逆に対応させるものと
する。ただし、このときの編機は、独立に駆動可能な複
数の給糸口を有し、前後に針ベッドを有するVベッド形
式の横編機を想定している。
エリアが表糸エリアと裏糸エリアとに区分され、表糸が
一方に対応し、裏糸が他方に対応して表示されるから、
添糸編に対し、裏糸の色を考慮した編地の現実の配色デ
ザインを理解し易く表現することができる。なお、ここ
でいう表糸とは、単一の編目を形成する2種類の糸のう
ち、先行する給糸口を介して供給する側の糸をいい、裏
糸とは、表糸を供給する給糸口に追従する給糸口を介し
て供給する側の糸をいう。また、表糸、裏糸と表糸エリ
ア、裏糸エリアとの対応関係は、編目が前ベッドの針に
よって編成されるとき、表糸を表糸エリアに対応させ、
裏糸を裏糸エリアに対応させるものとし、編目が後ベッ
ドの針によって形成されるとき、逆に対応させるものと
する。ただし、このときの編機は、独立に駆動可能な複
数の給糸口を有し、前後に針ベッドを有するVベッド形
式の横編機を想定している。
【0010】なお、各編目の表示エリアは、一般に、コ
ース方向に長辺をとり、ウェール方向に短辺をとる長方
形に表示するのがよく、裏糸エリアは、表示エリアの一
部を直線または曲線によって区切り、残りを表糸エリア
に割り当てるのがよい。また、このときの表糸エリア、
裏糸エリアは、表糸、裏糸の糸種によって色を別にする
のみならず、表糸エリア、裏糸エリアに単独に表示し、
または、表糸エリア、裏糸エリア内に分散して表示する
図形を変えることによって区別してもよい。すなわち、
この発明にいう色別とは、同形の相違による表示の区別
を含むものとする。
ース方向に長辺をとり、ウェール方向に短辺をとる長方
形に表示するのがよく、裏糸エリアは、表示エリアの一
部を直線または曲線によって区切り、残りを表糸エリア
に割り当てるのがよい。また、このときの表糸エリア、
裏糸エリアは、表糸、裏糸の糸種によって色を別にする
のみならず、表糸エリア、裏糸エリアに単独に表示し、
または、表糸エリア、裏糸エリア内に分散して表示する
図形を変えることによって区別してもよい。すなわち、
この発明にいう色別とは、同形の相違による表示の区別
を含むものとする。
【0011】さらに、裏糸エリアは、表示エリアの内部
に表示する1本または2本以上の水平線または斜線表示
であってもよく、表示エリアの全体または一部に分散す
る多数の点による網掛け表示であってもよい。ただし、
このとき、裏糸エリア以外のすべての表示エリアは、表
糸エリアに対応させるものとする。
に表示する1本または2本以上の水平線または斜線表示
であってもよく、表示エリアの全体または一部に分散す
る多数の点による網掛け表示であってもよい。ただし、
このとき、裏糸エリア以外のすべての表示エリアは、表
糸エリアに対応させるものとする。
【0012】表糸エリアを表示エリアの下部に配置し、
裏糸エリアを表示エリアの上部に配置すれば、編目ごと
の各表示エリアは、表糸エリアの上部に裏糸エリアが表
示され、表糸エリアが配色の基礎となる事実を適確に表
現することができる。ただし、ここでいう上部、下部と
は、各表示エリアを水平に上下に区分するのみならず、
表糸エリアの重心位置が裏糸エリアの重心位置の下部に
あり、後者が前者の上部にあるように、任意の形態に区
分してよいものとする。
裏糸エリアを表示エリアの上部に配置すれば、編目ごと
の各表示エリアは、表糸エリアの上部に裏糸エリアが表
示され、表糸エリアが配色の基礎となる事実を適確に表
現することができる。ただし、ここでいう上部、下部と
は、各表示エリアを水平に上下に区分するのみならず、
表糸エリアの重心位置が裏糸エリアの重心位置の下部に
あり、後者が前者の上部にあるように、任意の形態に区
分してよいものとする。
【0013】また、表糸エリア、裏糸エリアの面積比
は、あらかじめ適当に定めておいてもよいが、表糸、裏
糸の糸種によって、自動または手動によって任意に可変
設定し得るようにしてもよい。
は、あらかじめ適当に定めておいてもよいが、表糸、裏
糸の糸種によって、自動または手動によって任意に可変
設定し得るようにしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
形態を説明する。
【0015】編地デザインシステム10は、データ入力
装置11付きの演算処理装置12に対し、表示装置13
を付設してなる(図1)。
装置11付きの演算処理装置12に対し、表示装置13
を付設してなる(図1)。
【0016】データ入力装置11は、たとえば、キーボ
ード、マウス、ジョイスティック、スキャナ、ディジタ
イザ等の装置の1または2以上の組合せからなり、編地
のデザインに関する任意の情報を演算処理装置12に入
力させることができる。演算処理装置12は、周知のコ
ンピュータシステムまたはワークステーションシステム
であって、デザイン中の編地を構成する編目を単位とし
て、各編目を形成する糸種の他、各編目における編目の
種類をそれぞれ色別して表示装置13の画面上に表示す
ることができる。
ード、マウス、ジョイスティック、スキャナ、ディジタ
イザ等の装置の1または2以上の組合せからなり、編地
のデザインに関する任意の情報を演算処理装置12に入
力させることができる。演算処理装置12は、周知のコ
ンピュータシステムまたはワークステーションシステム
であって、デザイン中の編地を構成する編目を単位とし
て、各編目を形成する糸種の他、各編目における編目の
種類をそれぞれ色別して表示装置13の画面上に表示す
ることができる。
【0017】なお、演算処理装置12は、これらの編目
画像によって特定される編地を編成するために必要な一
連の編成制御情報Dを自動的に生成し、一括して外部の
編機Mに出力することができる。ただし、編成制御情報
Dは、演算処理装置12と編機Mの制御装置Ma との間
に設置するデータバスラインMb を介し、適当な電気信
号データとしてオンライン伝送してもよく、また、演算
処理装置12においてフロッピディスク等の記憶媒体に
一旦記録させ、記録された記憶媒体を編機Mの制御装置
Ma に装填することにより、制御装置Ma によって読み
取るようにしてもよい。
画像によって特定される編地を編成するために必要な一
連の編成制御情報Dを自動的に生成し、一括して外部の
編機Mに出力することができる。ただし、編成制御情報
Dは、演算処理装置12と編機Mの制御装置Ma との間
に設置するデータバスラインMb を介し、適当な電気信
号データとしてオンライン伝送してもよく、また、演算
処理装置12においてフロッピディスク等の記憶媒体に
一旦記録させ、記録された記憶媒体を編機Mの制御装置
Ma に装填することにより、制御装置Ma によって読み
取るようにしてもよい。
【0018】いま、演算処理装置12により、表示装置
13の画面上に、編地の編目を単位として各編目を形成
する糸種を編目画像Kとして表示するときを考える(図
2)。すなわち、図2において、編目画像Kは、縦方向
に編地のmコース分を表示し、横方向に編地のnウェー
ル分を表示しており、mn個の表示エリアKij(i=
1、2…m、j=1、2…n)を有する。そこで、編目
画像Kは、各表示エリアKijを編地の各編目に対応させ
ることにより、各編目を形成する糸種を色別して表示す
ることができる。なお、演算処理装置12は、編地の任
意の部分を指定して、編目画像Kを表示装置13の画面
上に任意の倍率によって拡大縮小表示し得るものとす
る。
13の画面上に、編地の編目を単位として各編目を形成
する糸種を編目画像Kとして表示するときを考える(図
2)。すなわち、図2において、編目画像Kは、縦方向
に編地のmコース分を表示し、横方向に編地のnウェー
ル分を表示しており、mn個の表示エリアKij(i=
1、2…m、j=1、2…n)を有する。そこで、編目
画像Kは、各表示エリアKijを編地の各編目に対応させ
ることにより、各編目を形成する糸種を色別して表示す
ることができる。なお、演算処理装置12は、編地の任
意の部分を指定して、編目画像Kを表示装置13の画面
上に任意の倍率によって拡大縮小表示し得るものとす
る。
【0019】演算処理装置12は、編目画像Kを表示す
るに際し、図3のプログラムを実行する。ただし、図3
のプログラムを実行するに先き立ち、演算処理装置12
には、編地を構成する編目ごとに、各編目の編成方法に
基づく編目の種類と、各編目を形成する糸種とに関する
情報が入力され、記憶されているものとする。
るに際し、図3のプログラムを実行する。ただし、図3
のプログラムを実行するに先き立ち、演算処理装置12
には、編地を構成する編目ごとに、各編目の編成方法に
基づく編目の種類と、各編目を形成する糸種とに関する
情報が入力され、記憶されているものとする。
【0020】プログラムは、まず、特定の編目につい
て、その編目を形成する糸種に関する情報を取得する
(図3のプログラムステップ(1)、以下、単に(1)
のように記す)。次いで、プログラムは、糸種が2種類
指定されているか否か、すなわち、その編目が添糸編で
あるか否かを判別し(2)、添糸編でないときは、編目
画像K内の当該編目に対応する表示エリアKijの全体に
対して、指定の糸種に対応する色を表示し(3)、全編
目について糸種の表示が完了しない限り、同様の手順を
続行する((3)、(10)、(1)…(3))。
て、その編目を形成する糸種に関する情報を取得する
(図3のプログラムステップ(1)、以下、単に(1)
のように記す)。次いで、プログラムは、糸種が2種類
指定されているか否か、すなわち、その編目が添糸編で
あるか否かを判別し(2)、添糸編でないときは、編目
画像K内の当該編目に対応する表示エリアKijの全体に
対して、指定の糸種に対応する色を表示し(3)、全編
目について糸種の表示が完了しない限り、同様の手順を
続行する((3)、(10)、(1)…(3))。
【0021】一方、糸種が2種類指定されており、その
編目が添糸編であるとき(2)、プログラムは、対応す
る表示エリアKijを表糸エリアKa 、裏糸エリアKb に
区分する((4)、図4)。ただし、このときの表示エ
リアKijの区分の態様は、表糸エアKa の重心位置が表
示エリアKijの下部にあり、裏糸エリアKb の重心位置
が表示エリアKijの上部にあるように、任意の形態に区
分してよいものとする(図4(A)ないし(C))。
編目が添糸編であるとき(2)、プログラムは、対応す
る表示エリアKijを表糸エリアKa 、裏糸エリアKb に
区分する((4)、図4)。ただし、このときの表示エ
リアKijの区分の態様は、表糸エアKa の重心位置が表
示エリアKijの下部にあり、裏糸エリアKb の重心位置
が表示エリアKijの上部にあるように、任意の形態に区
分してよいものとする(図4(A)ないし(C))。
【0022】つづいて、プログラムは、その編目が前ベ
ッドの針によって編成するか否かを判断する(5)。な
お、このときの判断は、各編目の編成方法に基づく編目
の種類に関する情報に基づいて実行すればよい。
ッドの針によって編成するか否かを判断する(5)。な
お、このときの判断は、各編目の編成方法に基づく編目
の種類に関する情報に基づいて実行すればよい。
【0023】プログラムは、その編目が前ベッドの針に
よって編成されるときは(5)、表糸エリアKa に表糸
aを対応させて表示し(6)、裏糸エリアKb に裏糸b
を対応させて表示する一方(7)、後ベッドの針によっ
て編目が編成されるときは(5)、表糸エリアKa に裏
糸bを対応させ(8)、裏糸エリアKb に表糸aを対応
させる(9)。すなわち、前者の場合には、表示エリア
Kijの下部の表糸エリアKa が表糸aに対応する色に表
示され、上部の裏糸エリアKb が裏糸bに対応する色に
表示される一方(図4)、後者の場合には、逆に表示さ
れることになる(図5)。以後、プログラムは、すべて
の編目について、糸種の表示が完了したか否かをチェッ
クし(10)、完了まで同様の手順を続行すればよい
((10)、(1)、(2)、(4)ないし(1
0))。
よって編成されるときは(5)、表糸エリアKa に表糸
aを対応させて表示し(6)、裏糸エリアKb に裏糸b
を対応させて表示する一方(7)、後ベッドの針によっ
て編目が編成されるときは(5)、表糸エリアKa に裏
糸bを対応させ(8)、裏糸エリアKb に表糸aを対応
させる(9)。すなわち、前者の場合には、表示エリア
Kijの下部の表糸エリアKa が表糸aに対応する色に表
示され、上部の裏糸エリアKb が裏糸bに対応する色に
表示される一方(図4)、後者の場合には、逆に表示さ
れることになる(図5)。以後、プログラムは、すべて
の編目について、糸種の表示が完了したか否かをチェッ
クし(10)、完了まで同様の手順を続行すればよい
((10)、(1)、(2)、(4)ないし(1
0))。
【0024】たとえば、いま、表糸a、裏糸bを前ベッ
ドの針によって添糸編する編目を符号Aによって表わ
し、表糸a、裏糸bを後ベッドの針によって添糸編する
編目を符号Bによって表わし、表糸b、裏糸dを後ベッ
ドの針によって添糸編する編目を符号Cによって表わせ
ば、図2の符号A、B、Cの各表示エリアKijは、それ
ぞれ図4、図5、図6に図示する表示エリアKijによっ
て表現することができる。すなわち、このときの編目画
像Kは、添糸編の存在による編地の配色デザインを適確
に表現することが可能である。
ドの針によって添糸編する編目を符号Aによって表わ
し、表糸a、裏糸bを後ベッドの針によって添糸編する
編目を符号Bによって表わし、表糸b、裏糸dを後ベッ
ドの針によって添糸編する編目を符号Cによって表わせ
ば、図2の符号A、B、Cの各表示エリアKijは、それ
ぞれ図4、図5、図6に図示する表示エリアKijによっ
て表現することができる。すなわち、このときの編目画
像Kは、添糸編の存在による編地の配色デザインを適確
に表現することが可能である。
【0025】
【他の実施の形態】図4ないし図6において、表示エリ
アKijを区分する表糸エリアKa 、裏糸エリアKb の面
積比は、1:1ないし10:1程度の範囲内に定めるの
がよい。殊に、表示エリアKijを水平に区分するときは
(各図(A))、両者の面積比を2:1に区分すること
により、視覚的に良好な認識性を得ることができる。
アKijを区分する表糸エリアKa 、裏糸エリアKb の面
積比は、1:1ないし10:1程度の範囲内に定めるの
がよい。殊に、表示エリアKijを水平に区分するときは
(各図(A))、両者の面積比を2:1に区分すること
により、視覚的に良好な認識性を得ることができる。
【0026】また、裏糸エリアKb は、1本または2本
以上の単純な水平線または斜線に表示してもよく、表示
エリアKij内に分散させる多数の点による網掛け表示に
してもよい。さらに、3本以上の給糸口を使用すること
により、1本の表糸aと、2本以上の裏糸b1 、b2 …
とによる添糸編を行なうときは、裏糸エリアKb を2以
上の裏糸エリアKb1、Kb2…に色別して表示することが
できる。
以上の単純な水平線または斜線に表示してもよく、表示
エリアKij内に分散させる多数の点による網掛け表示に
してもよい。さらに、3本以上の給糸口を使用すること
により、1本の表糸aと、2本以上の裏糸b1 、b2 …
とによる添糸編を行なうときは、裏糸エリアKb を2以
上の裏糸エリアKb1、Kb2…に色別して表示することが
できる。
【0027】なお、編地上における表糸a、裏糸bの見
え方は、各編目の種類の他、使用する表糸a、裏糸bの
太さ、かさ高性等によっても大きく変化する可能性があ
る。そこで、プログラムは、表糸a、裏糸bの糸種によ
り、各表示エリアKijにおける表糸エリアKa 、裏糸エ
リアKb の面積比を可変設定するようにしてもよい(図
7)。ただし、同図は、図3のプログラムステップ(1
0)に前置してプログラムステップ(11)を挿入して
おり、プログラムステップ(11)は、表糸a、裏糸b
の糸種により、表糸エリアKa 、裏糸エリアKb に対
し、あらかじめ設定する面積比を自動設定することを示
している。なお、各表示エリアKijにおける表糸エリア
Ka 、裏糸エリアKb の面積比は、図3または図7の一
連の処理を完了した後、表糸a、裏糸bの糸種により、
適当な面積比に手動設定し得るようにしてもよい。
え方は、各編目の種類の他、使用する表糸a、裏糸bの
太さ、かさ高性等によっても大きく変化する可能性があ
る。そこで、プログラムは、表糸a、裏糸bの糸種によ
り、各表示エリアKijにおける表糸エリアKa 、裏糸エ
リアKb の面積比を可変設定するようにしてもよい(図
7)。ただし、同図は、図3のプログラムステップ(1
0)に前置してプログラムステップ(11)を挿入して
おり、プログラムステップ(11)は、表糸a、裏糸b
の糸種により、表糸エリアKa 、裏糸エリアKb に対
し、あらかじめ設定する面積比を自動設定することを示
している。なお、各表示エリアKijにおける表糸エリア
Ka 、裏糸エリアKb の面積比は、図3または図7の一
連の処理を完了した後、表糸a、裏糸bの糸種により、
適当な面積比に手動設定し得るようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、編目画像の編目に対応する表示エリアを表糸エリア
と裏糸エリアとに区分することによって、添糸編が含ま
れる編地の場合であっても、裏糸の糸種を考慮した編地
の配色デザインを適確に表示することができるから、編
地デザインの検討がし易く、編地デザインを直観的に理
解し易く表現することができるという優れた効果があ
る。
ば、編目画像の編目に対応する表示エリアを表糸エリア
と裏糸エリアとに区分することによって、添糸編が含ま
れる編地の場合であっても、裏糸の糸種を考慮した編地
の配色デザインを適確に表示することができるから、編
地デザインの検討がし易く、編地デザインを直観的に理
解し易く表現することができるという優れた効果があ
る。
【図1】 全体構成ブロック系統図
【図2】 編目画像の説明図
【図3】 プログラムフローチャート
【図4】 表示エリアの区分説明図(1)
【図5】 表示エリアの区分説明図(2)
【図6】 表示エリアの区分説明図(3)
【図7】 他の実施の形態を示す要部プログラムフロー
チャート
チャート
K…編目画像 Kij(i=1、2…m、j=1、2…n)…表示エリア Ka …表糸エリア Kb …裏糸エリア a…表糸 b…裏糸 13…表示装置
Claims (3)
- 【請求項1】 編地の編目ごとの糸種を表示装置の画面
上に編目画像として色別して表示するに際し、編目が添
糸編であるとき、各編目の表示エリアを表糸エリアと裏
糸エリアとに区分し、表糸を表糸エリア、裏糸エリアの
一方に対応させ、裏糸を他方に対応させることを特徴と
する編地デザインシステムにおける編目画像の表示方
法。 - 【請求項2】 前記表糸エリアは、前記表示エリアの下
部に配置し、前記裏糸エリアは、前記表示エリアの上部
に配置することを特徴とする請求項1記載の編地デザイ
ンシステムにおける編目画像の表示方法。 - 【請求項3】 前記表糸エリア、裏糸エリアは、表糸、
裏糸の糸種によって面積比を可変設定することを特徴と
する請求項1または請求項2記載の編地デザインシステ
ムにおける編目画像の表示方法。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
JP7263869A JPH09111620A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 編地デザインシステムにおける編目画像の表示方法 |
US08/729,526 US5812110A (en) | 1995-10-12 | 1996-10-11 | Method of displaying knit fabric and stitched structure |
EP96116443A EP0768415A1 (en) | 1995-10-12 | 1996-10-14 | Method of displaying knit fabric and stitched structure |
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JP7263869A JPH09111620A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 編地デザインシステムにおける編目画像の表示方法 |
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JPH09111620A true JPH09111620A (ja) | 1997-04-28 |
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JP7263869A Pending JPH09111620A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 編地デザインシステムにおける編目画像の表示方法 |
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EP (1) | EP0768415A1 (ja) |
JP (1) | JPH09111620A (ja) |
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- 1996-10-14 EP EP96116443A patent/EP0768415A1/en not_active Withdrawn
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EP0768415A1 (en) | 1997-04-16 |
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