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JPH089667Y2 - 携帯時計 - Google Patents

携帯時計

Info

Publication number
JPH089667Y2
JPH089667Y2 JP1988168726U JP16872688U JPH089667Y2 JP H089667 Y2 JPH089667 Y2 JP H089667Y2 JP 1988168726 U JP1988168726 U JP 1988168726U JP 16872688 U JP16872688 U JP 16872688U JP H089667 Y2 JPH089667 Y2 JP H089667Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting ring
movement
watch case
fitting
watch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988168726U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0289390U (ja
Inventor
拓哉 源通
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP1988168726U priority Critical patent/JPH089667Y2/ja
Publication of JPH0289390U publication Critical patent/JPH0289390U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH089667Y2 publication Critical patent/JPH089667Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、腕時計、懐中時計、ペンダント時計等のよ
うに身体や着衣に取付けて使用する携帯時計に関し、更
に詳しくは、携帯時計におけるムーブメントの時計ケー
スへの固定構造に関する。
(従来の技術) 従来、腕時計で代表される上記携帯時計に於いては、
第4図に示す如く、ムーブメントaは、時計ケースb内
に段加工された収容部b1に直接嵌合組み込まれ、その後
ガラス蓋c或いは裏蓋によって封止される組立構造が採
用されていた。この収容部b1の段加工精度はムーブメン
トaを完全にフィッテイングさせることを必須とする
為、高精度、具体的には±0.03mm程度を必要とし、これ
が上記腕時計等のコストを高くする要因となっていた。
近時、携帯時計素材の多様化(例えば、カラー化等)に
伴い、また美麗な色彩を持ち且つ時計ケース表面の傷付
をなくしたいと云う要望から、超硬合金やセラミックス
等の難研削材料によって時計ケースbを製作することも
多くなった。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記難研削材料製時計ケースaの製作に当
たっては、嵌合されるムーブメントbの形状・大きさに
合わせて1個1個プレス加工され、その後嵌合面を上記
加工精度になるよう研削仕上する工程がとられるが、こ
れが従来にも増してコストの高騰を来す原因となり、し
かもムーブメントaには時計機能以外の各種機能(例え
ば、計算機能、カレンダー機能等)も付加されかつ形状
が多種多様になり、益々加工の難しさが顕著となってき
た。その為、嵌合組立構造の抜本的改善が強く望まれる
ようになった。
(考案の目的) 本考案は、上記実状に鑑みなされたもので、時計ケー
スとムーブメントとの嵌合手段を改善し、上記加工コス
トの低減化を図って多様なニーズに応えんとするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の携帯時計は、時
計ケース内周面にティッティングリングを介してムーブ
メントを嵌装した携帯時計であって、上記時計ケースを
セラミックスで形成し、その内周面に段部を備えると共
に、該段部に厚み方向の凹部又は凸部を備え、上記フィ
ッティングリングに一体的に形成した凸部又は凹部を上
記段部の凹部又は凸部に係合させて固定したことを特徴
とし、この係合によりムーブメントの位置決め精度を向
上させると共に、研磨面積を減じて加工時間の短縮を図
ることができるようにしている。
フィッティングリングは、ABS樹脂等の樹脂、或いは
軟質金属等の加工のし易い材料より成り、その外径を一
定とすると共にその環内形状は多様なムーブメントの外
径に符号するよう各種形状に加工されたものが準備され
る。また、時計ケースのムーブメント収容部は、フィッ
ティングリングを装着し得る一定形状に加工される。
(作用) 上記のように構成された携帯時計は、先ず時計ケース
内にフィッティッグリングを装着し、次いでムーブメン
トをフィッティングリングの環内に嵌合させることによ
って組立られる。この場合、機能毎に異なるムーブメン
トの寸法差を加工のしやすいフィッティングリングとの
嵌合によって吸収し、共通化された一定の外径のムーブ
メント・フィッティングリング組立体を構成し、加工の
しにくい時計ケースを寸法差の異なるムーブメント毎に
加工する必要を無くし、集約化によって大幅に時計ケー
スの生産性を向上させることができ、部品数の増加によ
るコスト圧迫があっても全体の生産性の向上によってそ
のコスト増を吸収して、製造コストの低減を図ることが
でき製品の品質の安定を図ることができるようにしてい
る。
時計ケースとフィッティングリングとが当接する段部
に凹部とこれに係合する凸部とを形成したので、両者の
一体化がより確実になされ、ムーブメントの位置決め精
度が向上し、また研磨加工する面積を減じることができ
更に製造コストの低減化を図ることができる。
(実施例) 本考案の一実施例を図面を参照して説明する。第1図
及び第2図において、携帯時計の代表的な腕時計1のう
ち、メインテナンスフリー型(各部品を嵌め込んだ後は
その取外しが出来ない)のものについて説明する。この
腕時計1は、ガラスの蓋5と、自動巻きの振子や指針、
文字盤も備えたムーブメント4と、ABS樹脂等の射出成
型或いは軟質金属等の成型によって作られたフィッティ
ングリング3と、硬度が高く着色も可能なセラミック製
の上端開放有底の時計ケース2とから構成されている。
ムーブメント4は、下方に突出部を有した逆凸部の横
断面を有しており、フィッティングリング3の上面段部
3aに同心的に設置固定される。
フィッティングリング3は、下面3bに周方向90°ピッ
チで4個の凸部、即ち係合突起3cを突設具備しており、
又時計ケース2に対する厚さ方向及び径方向の基準面を
なす下面3b及び外周面3dが精密に仕上げられている。
時計ケース2は、セラミックスからプレス成型法で成
型されており、フィッティングリング3を受止する内周
面2a及び段部2bをフィッティングリング3に対する径方
向及び厚さ方向の基準面をなすように表面粗さ4S程度の
精度に研磨加工されている。段部2bにはフィッティング
リング3に対する周方向の位置安定性を確保するために
前記係合突起3cに対応した凹部、即ち係合窪み2cが周方
向90°ピッチで4個形成されている。
上記構成の腕時計1は、第1図に示す如く、時計ケー
ス2内にフィッティングリング3をその係合突起3c…が
係合窪み2c…に合致するよう嵌め込み、更にムーブメン
ト4をフィッティングリング3の環内に嵌合した後、ガ
ラス蓋5を時計ケース2の開口部に接着固定することに
よって第2図のように組立られる。従って、フィッティ
ングリング3の上面段部3aを各種ムーブメント4の外形
に見合った形状に加工し、またその外周3dを一定形状と
すれば、時計ケース2自体は一定形状のものを量産する
ことが出来、しかもフィッティングリング3は加工がし
易い為、多様なムーブメント4に適合して形状加工して
もそのコストが大幅に高騰することがない。この場合、
必要によっては、時計ケース2とフィッティングリング
3、フィッティングリング3とムーブメント4との各嵌
合部分に接着剤を介して相互固定することも除外するも
のではない。
次に上記係合部2c、3cの各種態様について説明する。
第3図(A)は、時計ケース2の係合部2cが突起で形成
され、フィッティングリング3の係合部3cが窪みで形成
された例を示す。第3図(B)は、係合突起2c及び係合
窪み3cがテーパー状に形成されて嵌め易いようにした例
を示す。更に、第3図(C)は、時計ケース2及びフィ
ッティングリング3の係合部2c、3cの双方を窪みで形成
し、両係合窪み2c、3cに共軛的なピン6で嵌合連結した
例を示す。これら係合態様はいずれも望ましく採用され
るものであり、製造コストや製造条件等を勘案して適宜
採択されるものである。
尚、上記実施例では、メンテナンスフリー型の腕時計
について述べたが、所謂底開き型の腕時計、その他の携
帯時計にも適用可能であることは云うまでもない。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載されるような効果を奏する。
即ち、本考案の携帯時計によれば、機能毎に異なるム
ーブメントの寸法差を加工のしやすいフィッティングリ
ングとの嵌合によって吸収し、共通化された一定の外径
のムーブメント・フィッティングリング組立体を得て、
加工のしにくい時計ケースを寸法差の異なるムーブメン
ト毎に加工する必要を無くし、集約化を可能とし、大幅
に時計ケースの生産性を向上させ、携帯時計の製造のコ
ストを低減化させることができると共に、品質の安定を
図ることが可能となる。
又、時計ケースとフィッティングリングとが当接する
段部に凹部とこれに係合する凸部とを形成したので、時
計ケースとフィッティングリングとの位置決めが簡易且
つ確実になされ、また実質的な研磨加工面積を減じるこ
とができ、加工時間を短縮して製造コストの一層の低減
を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の携帯時計の分解斜視図、第
2図は同携帯時計の組立状態の縦断面図、第3図
(A),(B),(C)は時計ケースとフィッティング
リングとの係合部の変形例を示す第2図III-III線対応
断面説明図、第4図は従来の携帯時計の縦断面図であ
る。 (符号の説明) 1……携帯時計、2……時計ケース、3……フィッティ
ングリング、2c,3c……係合部、4……ムーブメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】時計ケース内周面にフィッティングリング
    を介してムーブメントを嵌装して成る携帯時計におい
    て、 上記時計ケースをセラミックスで形成し、その内周面に
    段部を備えると共に、該段部に厚み方向の凹部又は凸部
    を備え、上記フィッティングリングに一体的に形成した
    凸部又は凹部を上記段部の凹部又は凸部に係合させて固
    定したことを特徴とする携帯時計。
JP1988168726U 1988-12-27 1988-12-27 携帯時計 Expired - Lifetime JPH089667Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988168726U JPH089667Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 携帯時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988168726U JPH089667Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 携帯時計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0289390U JPH0289390U (ja) 1990-07-16
JPH089667Y2 true JPH089667Y2 (ja) 1996-03-21

Family

ID=31458157

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JP1988168726U Expired - Lifetime JPH089667Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 携帯時計

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4631639B2 (ja) * 2005-09-27 2011-02-16 カシオ計算機株式会社 時計装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6041882U (ja) * 1983-08-29 1985-03-25 セイコーエプソン株式会社 携帯用時計貴金属ケ−スの中枠固定構造
JP2585256B2 (ja) * 1987-04-10 1997-02-26 シチズン時計株式会社 指針表示式時計

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