JPH0881325A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH0881325A JPH0881325A JP6242180A JP24218094A JPH0881325A JP H0881325 A JPH0881325 A JP H0881325A JP 6242180 A JP6242180 A JP 6242180A JP 24218094 A JP24218094 A JP 24218094A JP H0881325 A JPH0881325 A JP H0881325A
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- cosmetic
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 (A)高度不飽和脂肪酸含有脂質0.000
1〜30重量%、(B)茶抽出物0.0001〜3重量
%、(C)エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、アス
コルビン酸及び/又はその誘導体、亜硫酸水素ナトリウ
ムから選ばれる一種又は二種以上を0.0001〜3重
量%を含有することを特徴とする化粧料。 【効果】 本発明品の化粧料は、高度不飽和脂肪酸含有
脂質の変質を防ぐことができ、変色・変臭のない経時安
定性に優れたものである。
1〜30重量%、(B)茶抽出物0.0001〜3重量
%、(C)エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、アス
コルビン酸及び/又はその誘導体、亜硫酸水素ナトリウ
ムから選ばれる一種又は二種以上を0.0001〜3重
量%を含有することを特徴とする化粧料。 【効果】 本発明品の化粧料は、高度不飽和脂肪酸含有
脂質の変質を防ぐことができ、変色・変臭のない経時安
定性に優れたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧料に関し、更に詳細
には、高度不飽和脂肪酸含有脂質と特定成分を配合した
経時安定性の優れた化粧料に関するものである。
には、高度不飽和脂肪酸含有脂質と特定成分を配合した
経時安定性の優れた化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、エイコサペンタエン酸やドコサヘ
キサエン酸等の高度不飽和脂肪酸について、アレルギー
反応抑制効果や血栓性疾患の予防、発ガン抑制などの薬
理効果が見いだされ注目を集めている。化粧品分野にお
いても、保湿性向上やアレルギーの低減等肌を健やかに
保つ効果が期待され、化粧料への配合が試みられてい
た。
キサエン酸等の高度不飽和脂肪酸について、アレルギー
反応抑制効果や血栓性疾患の予防、発ガン抑制などの薬
理効果が見いだされ注目を集めている。化粧品分野にお
いても、保湿性向上やアレルギーの低減等肌を健やかに
保つ効果が期待され、化粧料への配合が試みられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の脂肪酸含有脂質を化粧料に配合した場合、上述の効果
は期待できるものの、反面、不飽和度が高いために酸化
の影響を受け易く、変臭・変色等を生じるといった問題
があった。そこで、安定性を向上させるためにトコフェ
ロール等の抗酸化剤の配合が試みられていたが、その効
果は充分ではなく、高度不飽和脂肪酸を安定に配合した
化粧料の開発が望まれていた。
の脂肪酸含有脂質を化粧料に配合した場合、上述の効果
は期待できるものの、反面、不飽和度が高いために酸化
の影響を受け易く、変臭・変色等を生じるといった問題
があった。そこで、安定性を向上させるためにトコフェ
ロール等の抗酸化剤の配合が試みられていたが、その効
果は充分ではなく、高度不飽和脂肪酸を安定に配合した
化粧料の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実状において、本
発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究の結果、高度
不飽和脂肪酸含有脂質を配合した化粧料に、茶抽出物
と、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、アスコルビ
ン酸及び/又はその誘導体、亜硫酸水素ナトリウムから
選ばれる一種または二種以上の薬剤とを特定量組み合わ
せて配合することにより、変臭や変色を生じない経時安
定性に優れた当該化粧料が得られることを見いだし、本
発明を完成するに至った。
発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究の結果、高度
不飽和脂肪酸含有脂質を配合した化粧料に、茶抽出物
と、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、アスコルビ
ン酸及び/又はその誘導体、亜硫酸水素ナトリウムから
選ばれる一種または二種以上の薬剤とを特定量組み合わ
せて配合することにより、変臭や変色を生じない経時安
定性に優れた当該化粧料が得られることを見いだし、本
発明を完成するに至った。
【0005】即ち、本発明は、(A)高度不飽和脂肪酸
含有脂質と、(B)茶抽出物と、(C)エチレンジアミ
ン四酢酸二ナトリウム、アスコルビン酸及び/又はその
誘導体、亜硫酸水素ナトリウムから選ばれる一種または
二種以上を含むことを特徴とする化粧料である。以下、
詳細に説明する。
含有脂質と、(B)茶抽出物と、(C)エチレンジアミ
ン四酢酸二ナトリウム、アスコルビン酸及び/又はその
誘導体、亜硫酸水素ナトリウムから選ばれる一種または
二種以上を含むことを特徴とする化粧料である。以下、
詳細に説明する。
【0006】本発明に用いられる(A)成分中の高度不
飽和脂肪酸含有脂質とは、炭素数が18〜22で、か
つ、不飽和結合数が2以上の遊離脂肪酸及び/又はそれ
らの誘導体である。これらの遊離脂肪酸としては、例え
ば、リノール酸、α−リノレン酸、γ−リノレン酸、ア
ラキドン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン
酸等が挙げられる。また、それらの誘導体としては塩や
エステル等であり、塩としては、例えば、ナトリウム、
カリウムなどの金属塩、トリエタノールアミン、モノエ
タノールアミン等のアミン塩などが挙げられる。さら
に、それらのエステルとしては、例えば、グリセリンと
のモノ、ジ及びトリグリセライド等が挙げられる。これ
らは単離して単独で使用することも、また、混合物とし
て使用することもでき、更にこれらを多く含有する油
脂、例えば、魚油、エゴマ油などをそのまま使用するこ
ともできる。
飽和脂肪酸含有脂質とは、炭素数が18〜22で、か
つ、不飽和結合数が2以上の遊離脂肪酸及び/又はそれ
らの誘導体である。これらの遊離脂肪酸としては、例え
ば、リノール酸、α−リノレン酸、γ−リノレン酸、ア
ラキドン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン
酸等が挙げられる。また、それらの誘導体としては塩や
エステル等であり、塩としては、例えば、ナトリウム、
カリウムなどの金属塩、トリエタノールアミン、モノエ
タノールアミン等のアミン塩などが挙げられる。さら
に、それらのエステルとしては、例えば、グリセリンと
のモノ、ジ及びトリグリセライド等が挙げられる。これ
らは単離して単独で使用することも、また、混合物とし
て使用することもでき、更にこれらを多く含有する油
脂、例えば、魚油、エゴマ油などをそのまま使用するこ
ともできる。
【0007】これらの高度不飽和脂肪酸含有脂質は、そ
のまま配合しても、または更に水蒸気蒸留、活性炭処
理、酸性白土処理等によって精製したものを配合しても
よい。高度不飽和脂肪酸の種類は特に限定されないが、
化粧料としての使用を考慮した場合、α−リノレン酸、
γ−リノレン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサ
エン酸及び/又はそれらの誘導体から選ばれる一種また
は二種以上が好ましく、また、高度不飽和脂肪酸含有脂
質中の高度不飽和脂肪酸含量が5重量%(以下、単に
「%」と示す)以上であると本発明の効果がより発現す
るので好ましい。
のまま配合しても、または更に水蒸気蒸留、活性炭処
理、酸性白土処理等によって精製したものを配合しても
よい。高度不飽和脂肪酸の種類は特に限定されないが、
化粧料としての使用を考慮した場合、α−リノレン酸、
γ−リノレン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサ
エン酸及び/又はそれらの誘導体から選ばれる一種また
は二種以上が好ましく、また、高度不飽和脂肪酸含有脂
質中の高度不飽和脂肪酸含量が5重量%(以下、単に
「%」と示す)以上であると本発明の効果がより発現す
るので好ましい。
【0008】本発明の化粧料における高度不飽和脂肪酸
含有脂質の配合量は0.0001〜30%が好ましい。
0.0001%より少ないと高度不飽和脂肪酸含有脂質
を配合した効果が発現し難く、また、30%を越えて配
合してもそれ以上の効果は得られ難い。
含有脂質の配合量は0.0001〜30%が好ましい。
0.0001%より少ないと高度不飽和脂肪酸含有脂質
を配合した効果が発現し難く、また、30%を越えて配
合してもそれ以上の効果は得られ難い。
【0009】(B)成分の茶抽出物としては、カテキ
ン、エピカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカ
テキン、エピガロカテギンガレートの一種または二種以
上を含む抽出物またはこれらを含む茶の粗抽出物を使用
することができる。
ン、エピカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカ
テキン、エピガロカテギンガレートの一種または二種以
上を含む抽出物またはこれらを含む茶の粗抽出物を使用
することができる。
【0010】本発明における茶抽出物は、化粧料中の配
合量が0.0001〜3%が好ましく、さらに好ましく
は、(A)成分の高度不飽和脂肪酸含有脂質1に対して
0.001〜1の重量比で配合することによって、より
顕著な安定化効果を得ることができる。
合量が0.0001〜3%が好ましく、さらに好ましく
は、(A)成分の高度不飽和脂肪酸含有脂質1に対して
0.001〜1の重量比で配合することによって、より
顕著な安定化効果を得ることができる。
【0011】(C)成分としては、エチレンジアミン四
酢酸二ナトリウム、アスコルビン酸及び/又はその誘導
体、亜硫酸水素ナトリウムの一種又は二種以上が選ばれ
る。アスコルビン酸及び/又はその誘導体としては、L
−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸硫酸エステル二
ナトリウム、リン酸−L−アスコルビルマグネシウム、
ジパルミチン酸アスコルビル等が挙げられる。
酢酸二ナトリウム、アスコルビン酸及び/又はその誘導
体、亜硫酸水素ナトリウムの一種又は二種以上が選ばれ
る。アスコルビン酸及び/又はその誘導体としては、L
−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸硫酸エステル二
ナトリウム、リン酸−L−アスコルビルマグネシウム、
ジパルミチン酸アスコルビル等が挙げられる。
【0012】本発明における(C)成分は、化粧料中の
配合量が0.0001〜3%が好ましく、さらに好まし
くは、(A)成分の高度不飽和脂肪酸含有脂質1に対し
て0.001〜1の重量比で配合することによって、よ
り顕著な安定化効果を発現することができる。
配合量が0.0001〜3%が好ましく、さらに好まし
くは、(A)成分の高度不飽和脂肪酸含有脂質1に対し
て0.001〜1の重量比で配合することによって、よ
り顕著な安定化効果を発現することができる。
【0013】更に、本発明の化粧料には、通常の化粧料
に用いられる油性基剤、粉体、界面活性剤、保湿剤、紫
外線吸収剤、香料、防腐剤、着色剤、抗酸化剤、美容成
分等を本発明の効果を損なわない範囲で使用することが
できる。また、化粧料の剤型としては、化粧水、乳液
状、クリーム状、油性ゲル状等いずれであっても構わな
い。
に用いられる油性基剤、粉体、界面活性剤、保湿剤、紫
外線吸収剤、香料、防腐剤、着色剤、抗酸化剤、美容成
分等を本発明の効果を損なわない範囲で使用することが
できる。また、化粧料の剤型としては、化粧水、乳液
状、クリーム状、油性ゲル状等いずれであっても構わな
い。
【0014】かくして得られた本発明の化粧料は、皮膚
化粧料、メイクアップ化粧料、毛髪用化粧料、洗浄料、
外用剤等として使用することができる。
化粧料、メイクアップ化粧料、毛髪用化粧料、洗浄料、
外用剤等として使用することができる。
【0015】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらによって何ら限定されるもので
はない。
するが、本発明はこれらによって何ら限定されるもので
はない。
【0016】実施例1〜12及び比較例1〜10 表1及び2に示す組成の化粧料を調製し、これらについ
て経時安定性を評価した。
て経時安定性を評価した。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】(調製方法) (A):成分1〜8を70℃にて加熱溶解する。 (B):成分9〜17を70℃にて加熱溶解する。 (C):AにBを添加して乳化混合した後、冷却する。
【0020】上記のように得られた化粧料を40℃の恒
温槽に2週間放置した後、過酸化脂質濃度の測定及び変
臭・変色評価を行った。
温槽に2週間放置した後、過酸化脂質濃度の測定及び変
臭・変色評価を行った。
【0021】1.過酸化脂質濃度の測定 (試薬の調製)トリクロロ酢酸15g、チオバルビツー
ル酸0.375g、1N塩酸25ml及びブチルヒドロ
キシアニソールを2%含有するエタノール溶液3ml
に、精製水を加えて100mlとしたもの(以下、TB
A試薬という)を用いた。
ル酸0.375g、1N塩酸25ml及びブチルヒドロ
キシアニソールを2%含有するエタノール溶液3ml
に、精製水を加えて100mlとしたもの(以下、TB
A試薬という)を用いた。
【0022】(測定方法)試料1gを精製水で希釈して
10mlとし、そのうち1mlを試料溶液として試験管
に取り、これに上述のTBA試薬2mlを加えて混合
し、試験管を密閉して95℃にて15分間加熱後、速や
かに室温まで冷却した。そして、2500rpmにて1
0分間遠心分離した後、上澄み液を取り、535nmの
吸光度を測定した。標準溶液として、1,1,3,3−
テトラエトキシプロパン溶液を用いて同様の操作を行い
検量線を作成し、この検量線より試料中の過酸化脂質濃
度を求めた。
10mlとし、そのうち1mlを試料溶液として試験管
に取り、これに上述のTBA試薬2mlを加えて混合
し、試験管を密閉して95℃にて15分間加熱後、速や
かに室温まで冷却した。そして、2500rpmにて1
0分間遠心分離した後、上澄み液を取り、535nmの
吸光度を測定した。標準溶液として、1,1,3,3−
テトラエトキシプロパン溶液を用いて同様の操作を行い
検量線を作成し、この検量線より試料中の過酸化脂質濃
度を求めた。
【0023】2.変色・変臭評価 40℃恒温槽に2週間放置したものと、同一組成で5℃
恒温槽に2週間放置したものを各々比較して評価した。
専門評価パネル10名により、変色については外観評価
にて、また、変臭については各サンプルを開封して評価
した。判定基準は以下に示す。 3点:変化なし 2点:やや変化した。 1点:明らかに変化した。 さらに、平均点が2.5点以上を○、1.5点以上2.
5点未満を△、1.5点未満を×として表した。
恒温槽に2週間放置したものを各々比較して評価した。
専門評価パネル10名により、変色については外観評価
にて、また、変臭については各サンプルを開封して評価
した。判定基準は以下に示す。 3点:変化なし 2点:やや変化した。 1点:明らかに変化した。 さらに、平均点が2.5点以上を○、1.5点以上2.
5点未満を△、1.5点未満を×として表した。
【0024】上記の評価方法によって得られた結果を表
1及び2に示す。これらの結果からも明らかなように、
本発明品は過酸化脂質濃度が低く、且つ、変色・変臭も
みられず経時安定性に優れたものであった。一方、本発
明の組み合わせを用いなかったもの並びに従来の抗酸化
剤を添加しただけのものでは、全ての項目を満足すべき
良好な安定性は得られなかった。
1及び2に示す。これらの結果からも明らかなように、
本発明品は過酸化脂質濃度が低く、且つ、変色・変臭も
みられず経時安定性に優れたものであった。一方、本発
明の組み合わせを用いなかったもの並びに従来の抗酸化
剤を添加しただけのものでは、全ての項目を満足すべき
良好な安定性は得られなかった。
【0025】 実施例13 洗浄料 (成分) (%) 1.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 35.0 2.ラウリン酸カリウム 5.0 3.1,3−ブチレングリコール 10.0 4.ポリエチレングリコール400 10.0 5.ドコサヘキサエン酸含有脂質 5.0 (ドコサヘキサエン酸30%含有) 6.茶抽出物 0.1 7.エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.1 8.防腐剤 適量 9.香料 適量 10.精製水 残量
【0026】(製造方法) A:成分1〜4及び10を加熱し、均一に溶解する。 B:Aを冷却し、成分5〜9を添加し、均一に攪拌して
洗浄料を得る。 以上の如くして得られた洗浄料は、変色・変臭がなく、
経時安定性に優れたものであった。
洗浄料を得る。 以上の如くして得られた洗浄料は、変色・変臭がなく、
経時安定性に優れたものであった。
【0027】 実施例14 クリーム (成分) (%) 1.テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット 2.0 (60E.O.) 2.モノステアリン酸グリセリン 1.0 3.セタノール 1.0 4.流動パラフィン 5.0 5.エゴマ油(α−リノレン酸60%含有) 5.0 6.1,3−ブチレングリコール 10.0 7.グリセリン 10.0 8.キサンタンガム 0.1 9.茶抽出物 0.2 10.L−アスコルビン酸 0.2 11.防腐剤 適量 12.香料 適量 13.精製水 残量
【0028】(製造方法) A:成分1〜5を70℃にて均一に加熱溶解する。 B:成分6〜10及び13を70℃にて均一に加熱溶解
する。 C:AにBを添加して混合後冷却し、成分11〜12を
添加混合してクリームを得る。 上記の如くして得られたクリームは、経時安定性が良好
であった。
する。 C:AにBを添加して混合後冷却し、成分11〜12を
添加混合してクリームを得る。 上記の如くして得られたクリームは、経時安定性が良好
であった。
【0029】 実施例15 化粧水 (成分) (%) 1.モノイソステアリン酸ポリオキシエチレン 0.15 硬化ヒマシ油(50E.O.) 2.ビタミンE 0.01 3.魚油(ドコサヘキサエン酸35%含有) 0.05 4.香料 適量 5.1,3−ブチレングリコール 17.0 6.茶抽出物 0.01 7.亜硫酸水素ナトリウム 0.01 8.クエン酸 0.02 9.クエン酸ナトリウム 0.1 10.防腐剤 適量 11.精製水 残量
【0030】(製造方法) A:成分1〜5を均一に溶解する。 B:成分6〜11を均一に溶解する。 C:BにCを添加して混合し、化粧水を得る。 上記の如くして得られた化粧水は、経時安定性に優れる
ものであった。
ものであった。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明品の化粧料
は、茶抽出物と、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウ
ム、アスコルビン酸及び/又はその誘導体、亜硫酸水素
ナトリウムから選ばれる一種または二種以上とを組み合
わせて配合することにより、高度不飽和脂肪酸含有脂質
の変質を防ぐことができ、変色・変臭等のない経時安定
性に優れたものである。
は、茶抽出物と、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウ
ム、アスコルビン酸及び/又はその誘導体、亜硫酸水素
ナトリウムから選ばれる一種または二種以上とを組み合
わせて配合することにより、高度不飽和脂肪酸含有脂質
の変質を防ぐことができ、変色・変臭等のない経時安定
性に優れたものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/50
Claims (3)
- 【請求項1】 次の成分(A)、(B)及び(C): (A)高度不飽和脂肪酸含有脂質 0.0001〜30
重量%、(B)茶抽出物 0.0001〜3重量%、
(C)エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、アスコル
ビン酸及び/又はその誘導体、亜硫酸水素ナトリウムか
ら選ばれる一種または二種以上 0.0001〜3重量
%を含有することを特徴とする化粧料。 - 【請求項2】 上記三成分の重量比が(A):(B):
(C)=1:0.001〜1:0.001〜1であるこ
とを特徴とする請求項1記載の化粧料。 - 【請求項3】 (A)成分中に、α−リノレン酸、γ−
リノレン酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン
酸及び/又はこれらの塩、及び/又はこれらのエステル
から選ばれる一種または二種以上を含有することを特徴
とする請求項1または2のいずれかに記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6242180A JPH0881325A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6242180A JPH0881325A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0881325A true JPH0881325A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=17085505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6242180A Pending JPH0881325A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0881325A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09235219A (ja) * | 1996-02-29 | 1997-09-09 | Shiseido Co Ltd | 乳化化粧料 |
JPH11130656A (ja) * | 1997-10-24 | 1999-05-18 | Kose Corp | 脂肪蓄積抑制剤及びそれを含有する皮膚外用剤 |
EP0995427A3 (de) * | 1998-09-07 | 2000-05-03 | Dragoco Gerberding & Co Aktiengesellschaft | Grüntee-Extrakt enthantende O/W-Emulsionen |
KR20010002411A (ko) * | 1999-06-15 | 2001-01-15 | 유상옥 | 안정화된 비타민 c 함유 화장료 조성물 |
JP2001172124A (ja) * | 1999-12-16 | 2001-06-26 | Kao Corp | エアゾール化粧料 |
US7122212B2 (en) | 2000-06-14 | 2006-10-17 | Pure Green Co., Ltd. | Process for producing oily cosmetics |
JP2007031420A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Anagen Therapeutics Inc | カテキン又はその派生物の安定した製薬及び化粧品構成 |
JP2008174512A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Kracie Seiyaku Kk | 起床時疲労感改善用組成物 |
JP2011057578A (ja) * | 2009-09-08 | 2011-03-24 | Noevir Co Ltd | 過酸化脂質抑制剤及び皮膚外用剤 |
WO2011065799A3 (ko) * | 2009-11-30 | 2011-11-03 | (주)아모레퍼시픽 | 차수 제조 방법 및 그에 의해 수득된 차수 |
JP2015527389A (ja) * | 2012-09-06 | 2015-09-17 | ディグニティ サイエンシス リミテッド | Epa及びglaを含む化粧品組成物、並びにその製造方法及び使用方法 |
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-
1994
- 1994-09-09 JP JP6242180A patent/JPH0881325A/ja active Pending
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