JPH086077B2 - カーペットバッキング剤 - Google Patents
カーペットバッキング剤Info
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- JPH086077B2 JPH086077B2 JP1258575A JP25857589A JPH086077B2 JP H086077 B2 JPH086077 B2 JP H086077B2 JP 1258575 A JP1258575 A JP 1258575A JP 25857589 A JP25857589 A JP 25857589A JP H086077 B2 JPH086077 B2 JP H086077B2
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- JP
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- weight
- parts
- polymerization
- chain transfer
- alkyl
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カーペットバッキング剤に関し、詳しく
は、風合に優れ、かつカーペットにおける剥離強度、抜
糸強度等の強度特性が一段と優れたカーペットバッキン
グ剤に関する。
は、風合に優れ、かつカーペットにおける剥離強度、抜
糸強度等の強度特性が一段と優れたカーペットバッキン
グ剤に関する。
(従来の技術) カーペットバッキング剤に使用される共重合体ラテッ
クスは、バッキング剤の機械的、化学的安定性および顔
料分散安定性を与え、バッキングされた加工物に対して
は剥離強度,適度の風合,寸法安定性等を与える。
クスは、バッキング剤の機械的、化学的安定性および顔
料分散安定性を与え、バッキングされた加工物に対して
は剥離強度,適度の風合,寸法安定性等を与える。
近年のカーペット用バッキング剤は、コストダウンの
ために、無機充填剤の割合が増えつつある。そのため、
バッキング剤の剥離強度、抜糸強度等の強度特性は低下
し、硬い風合のものとなる。これらバッキング剤に使用
されている従来の共重合体ラテックスには、ブタジエン
/スチレン/エチレン系不飽和カルボン酸共重合体など
がある。これらのラテックスを使用したバッキング剤
は、無機充填剤の多い配合においては、カーペットとし
て望まれる軟風合で高強度という両性質を満足させるこ
とができない。
ために、無機充填剤の割合が増えつつある。そのため、
バッキング剤の剥離強度、抜糸強度等の強度特性は低下
し、硬い風合のものとなる。これらバッキング剤に使用
されている従来の共重合体ラテックスには、ブタジエン
/スチレン/エチレン系不飽和カルボン酸共重合体など
がある。これらのラテックスを使用したバッキング剤
は、無機充填剤の多い配合においては、カーペットとし
て望まれる軟風合で高強度という両性質を満足させるこ
とができない。
そして、この問題を解決するためには、共重合ラテッ
クスの粒子径を小さくしたり、共重合体におけるエチレ
ン系不飽和カルボン酸の割合を大きくさせたりする方法
がある。さらに、連鎖移動剤としてt−ドデシルメルカ
プタン等を一括あるいは分割して添加し、共重合体のゲ
ル含量を低くする方法がある。
クスの粒子径を小さくしたり、共重合体におけるエチレ
ン系不飽和カルボン酸の割合を大きくさせたりする方法
がある。さらに、連鎖移動剤としてt−ドデシルメルカ
プタン等を一括あるいは分割して添加し、共重合体のゲ
ル含量を低くする方法がある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、これら従来のカーペットバッキング剤
は、軟風合で高強度という両性質を満足させる要求に十
分応えるには至っていない。
は、軟風合で高強度という両性質を満足させる要求に十
分応えるには至っていない。
本発明は、従来のカーペットバッキング剤の問題点を
解決し、軟風合で剥離強度,抜糸強度等の強度特性が一
段と改良されたカーペットバッキング剤を提供すること
を目的とする。
解決し、軟風合で剥離強度,抜糸強度等の強度特性が一
段と改良されたカーペットバッキング剤を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) この課題を解決するために、カーペットバッキング剤
配合用の共重合体ラテックスの製造方法について種々研
究した結果、乳化重合する際に特定の重合連鎖移動剤を
特定の比率で用いることにより、得られた共重合ラテッ
クスを使用したカーペットバッキング剤は、軟風合で高
強度というバランスがとれた優れた特性を有することを
見出した。
配合用の共重合体ラテックスの製造方法について種々研
究した結果、乳化重合する際に特定の重合連鎖移動剤を
特定の比率で用いることにより、得られた共重合ラテッ
クスを使用したカーペットバッキング剤は、軟風合で高
強度というバランスがとれた優れた特性を有することを
見出した。
すなわち、本発明は、第1の発明として、 (a)脂肪族共役ジエン、炭素数が2〜10のアルキル基
を有するアクリル酸アルキルエステルおよび炭素数が6
〜14のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステ
ルから選ばれる少なくとも1種の単量体2〜70重量%、 (b)エチレン系不飽和カルボン酸0〜8重量%、およ
び (c)上記(a)および(b)と共重合可能な他の単量
体22〜98重量% からなる単量体混合物(合計100重量部)を、該混合物1
00重量部当り、α−メチルスチレンダイマー5〜100重
量%と他の重合連鎖移動剤95〜0重量%とからなる重合
連鎖移動剤0.05〜20重量部の存在下において、水性媒体
中で乳化重合して得られる共重合体ラテックスと、無機
充填剤とを主成分とするカーペットバッキング剤を提供
するものである。
を有するアクリル酸アルキルエステルおよび炭素数が6
〜14のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステ
ルから選ばれる少なくとも1種の単量体2〜70重量%、 (b)エチレン系不飽和カルボン酸0〜8重量%、およ
び (c)上記(a)および(b)と共重合可能な他の単量
体22〜98重量% からなる単量体混合物(合計100重量部)を、該混合物1
00重量部当り、α−メチルスチレンダイマー5〜100重
量%と他の重合連鎖移動剤95〜0重量%とからなる重合
連鎖移動剤0.05〜20重量部の存在下において、水性媒体
中で乳化重合して得られる共重合体ラテックスと、無機
充填剤とを主成分とするカーペットバッキング剤を提供
するものである。
さらに、本発明は、第2の発明として、 (a)脂肪族共役ジエン、炭素数が2〜10のアルキル基
を有するアクリル酸アルキルエステルおよび炭素数が6
〜14のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステ
ルから選ばれる少なくとも1種の単量体2〜70重量%、 (b)エチレン系不飽和カルボン酸0〜8重量%、およ
び (c)上記(a)および(b)と共重合可能な他の単量
体22〜98重量% からなる単量体混合物(合計100重量部)を、該混合物1
00重量部当り、(イ)ターピノーレン、α−テルピネ
ン、γ−テルピネンおよびジペンテンから選ばれる少な
くとも1種の化合物5〜95重量%と、(ロ)アルキルメ
ルカプタン類、四塩化炭素、キサントゲンジスルフィド
類およびチウラムジスルフィド類から選ばれる少なくと
も1種の化合物95〜5重量%とからなる重量連鎖移動剤
0.05〜20重量部の存在下において、水性媒体中で乳化重
合して得られる共重合体ラテックスと、無機充填剤とを
主成分とするカーペットバッキング剤を提供するもので
ある。
を有するアクリル酸アルキルエステルおよび炭素数が6
〜14のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステ
ルから選ばれる少なくとも1種の単量体2〜70重量%、 (b)エチレン系不飽和カルボン酸0〜8重量%、およ
び (c)上記(a)および(b)と共重合可能な他の単量
体22〜98重量% からなる単量体混合物(合計100重量部)を、該混合物1
00重量部当り、(イ)ターピノーレン、α−テルピネ
ン、γ−テルピネンおよびジペンテンから選ばれる少な
くとも1種の化合物5〜95重量%と、(ロ)アルキルメ
ルカプタン類、四塩化炭素、キサントゲンジスルフィド
類およびチウラムジスルフィド類から選ばれる少なくと
も1種の化合物95〜5重量%とからなる重量連鎖移動剤
0.05〜20重量部の存在下において、水性媒体中で乳化重
合して得られる共重合体ラテックスと、無機充填剤とを
主成分とするカーペットバッキング剤を提供するもので
ある。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の共重合体ラテックスの製造に使用される
(a)成分としての脂肪族共役ジエン系単量体として
は、例えば1,3−ブタジエン、イソプレン、2−クロル
−1,3−ブタジエンなどが挙げられるが、これらのうち
1,3−ブタジエンが好ましい。
(a)成分としての脂肪族共役ジエン系単量体として
は、例えば1,3−ブタジエン、イソプレン、2−クロル
−1,3−ブタジエンなどが挙げられるが、これらのうち
1,3−ブタジエンが好ましい。
(a)成分としての炭素数が2〜10のアルキル基を有
するアクリル酸アルキルエステルとしては、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シルなどが挙げられ、また炭素数が6〜14のアルキル基
を有するメタクリル酸アルキルエステルとしては、メタ
クリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリルな
どが挙げられる。
するアクリル酸アルキルエステルとしては、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シルなどが挙げられ、また炭素数が6〜14のアルキル基
を有するメタクリル酸アルキルエステルとしては、メタ
クリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリルな
どが挙げられる。
これらの脂肪族共役ジエン系単量体は、アクリル酸ア
ルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル単量体
は、1種単独で、または2種以上を併用することができ
る。
ルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル単量体
は、1種単独で、または2種以上を併用することができ
る。
これらの単量体(a)は、得られる共重合体に適度な
柔軟性と接着強度とを与えるために必須の成分であり、
その割合は共重合体ラテックスのポリマー構成成分中2
〜70重量%である。車用カーペットの如く、特定の立体
形状を保持する必要がある場合には、単量体(a)成分
は好ましくは2〜10重量%であるが、通常の床用カーペ
ットの場合には、単量体(a)成分は好ましくは20〜65
重量%である。その割合が2重量%未満では共重合体の
柔軟性ならびに接着強度に劣り、一方割合が70重量%を
越えると、得られるカーペットが柔軟すぎ、また剥離強
度、抜糸強度も低く、さらに耐ブリスター性も悪くな
る。
柔軟性と接着強度とを与えるために必須の成分であり、
その割合は共重合体ラテックスのポリマー構成成分中2
〜70重量%である。車用カーペットの如く、特定の立体
形状を保持する必要がある場合には、単量体(a)成分
は好ましくは2〜10重量%であるが、通常の床用カーペ
ットの場合には、単量体(a)成分は好ましくは20〜65
重量%である。その割合が2重量%未満では共重合体の
柔軟性ならびに接着強度に劣り、一方割合が70重量%を
越えると、得られるカーペットが柔軟すぎ、また剥離強
度、抜糸強度も低く、さらに耐ブリスター性も悪くな
る。
また、本発明に用いる(b)エチレン系不飽和カルボ
ン酸単量体としては、例えばイタコン酸、アクリル酸、
メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸などが挙げられ
る。これらのエチレン系不飽和カルボン酸単量体は、1
種単独で、または2種以上を併用することもできるが、
アクリル酸とメタクリル酸の適当量の組合わせが好まし
い。エチレン系不飽和カルボン酸単量体(b)の使用割
合は、ポリマー構成成分中0〜8重量%、好ましくは0.
5〜4.5重量%である。この使用割合が8重量%を越える
と、得られるラテックスの粘度が高くなり、実用性に欠
けるものとなる。
ン酸単量体としては、例えばイタコン酸、アクリル酸、
メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸などが挙げられ
る。これらのエチレン系不飽和カルボン酸単量体は、1
種単独で、または2種以上を併用することもできるが、
アクリル酸とメタクリル酸の適当量の組合わせが好まし
い。エチレン系不飽和カルボン酸単量体(b)の使用割
合は、ポリマー構成成分中0〜8重量%、好ましくは0.
5〜4.5重量%である。この使用割合が8重量%を越える
と、得られるラテックスの粘度が高くなり、実用性に欠
けるものとなる。
さらに、(c)上記各単量体と共重合可能な他の単量
体としては、芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化合
物、酢酸ビニル、アクリルアミド、炭素数1〜5のメタ
クリル酸アルキルエステル、好ましくはメタクリル酸メ
チルなどが挙げられる。
体としては、芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化合
物、酢酸ビニル、アクリルアミド、炭素数1〜5のメタ
クリル酸アルキルエステル、好ましくはメタクリル酸メ
チルなどが挙げられる。
これらのうち芳香族ビニル化合物としては、例えばス
チレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ビ
ニルトルエン、クロルスチレンなどが挙げられ、特にス
チレンが好ましい。さらに、シアン化ビニル化合物とし
ては、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどが挙
げられ、これらのうちアクリロニトリルが好ましい。こ
れら他の単量体(c)は、1種単独でも、または2種以
上を併用することもできる。特に、他の単量体として、
メタクリル酸メチルを使用して共重合させる場合には、
重合安定性を著しく向上させることができるので好適で
ある。
チレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ビ
ニルトルエン、クロルスチレンなどが挙げられ、特にス
チレンが好ましい。さらに、シアン化ビニル化合物とし
ては、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどが挙
げられ、これらのうちアクリロニトリルが好ましい。こ
れら他の単量体(c)は、1種単独でも、または2種以
上を併用することもできる。特に、他の単量体として、
メタクリル酸メチルを使用して共重合させる場合には、
重合安定性を著しく向上させることができるので好適で
ある。
これら他の単量体(c)の使用割合は、ポリマー構成
成分中22〜98重量%、好ましくは25〜80重量%である。
この使用割合が22重量%未満のラテックスを使用したカ
ーペットバッキング用組成物では、得られるカーペット
の風合が柔らかくなりすぎる。一方、使用割合が98重量
%を越えると、逆に硬くなりすぎ、取扱い施工上に支障
があり、またカーペットの主要物性である抜糸強度、二
次基布との剥離強度が劣り、さらに耐ブリスター性も悪
くなる。
成分中22〜98重量%、好ましくは25〜80重量%である。
この使用割合が22重量%未満のラテックスを使用したカ
ーペットバッキング用組成物では、得られるカーペット
の風合が柔らかくなりすぎる。一方、使用割合が98重量
%を越えると、逆に硬くなりすぎ、取扱い施工上に支障
があり、またカーペットの主要物性である抜糸強度、二
次基布との剥離強度が劣り、さらに耐ブリスター性も悪
くなる。
本発明における共重合体ラテックスは、上記単量体混
合物を水性媒体中で乳化重合することによって得られる
が、本発明の特徴は、この乳化重合を特定の連鎖移動剤
の存在下に行うことにある。
合物を水性媒体中で乳化重合することによって得られる
が、本発明の特徴は、この乳化重合を特定の連鎖移動剤
の存在下に行うことにある。
すなわち、本発明の第1の発明においては、α−メチ
ルスチレンダイマー5〜100重量%と他の重合連鎖移動
剤0〜95重量%とからなる重合連鎖移動剤の存在下に、
また本発明の第2の発明においては、(イ)ターピノー
レン、α−テルピネン、γ−テルピネンおよびジペンテ
ンから選ばれる少なくとも1種の化合物5〜95重量%
と、(ロ)アルキルメルカプタン類、四塩化炭素、キサ
ントゲンジスルフィド類およびチウラムジスルフィド類
から選ばれる少なくとも1種の化合物95〜5重量%とか
らなる重合連鎖移動剤の存在下において乳化重合を行
う。
ルスチレンダイマー5〜100重量%と他の重合連鎖移動
剤0〜95重量%とからなる重合連鎖移動剤の存在下に、
また本発明の第2の発明においては、(イ)ターピノー
レン、α−テルピネン、γ−テルピネンおよびジペンテ
ンから選ばれる少なくとも1種の化合物5〜95重量%
と、(ロ)アルキルメルカプタン類、四塩化炭素、キサ
ントゲンジスルフィド類およびチウラムジスルフィド類
から選ばれる少なくとも1種の化合物95〜5重量%とか
らなる重合連鎖移動剤の存在下において乳化重合を行
う。
これら第1発明および第2発明について、以下に詳し
く説明する。
く説明する。
第1発明において使用する重合連鎖移動剤(以下、重
合連鎖移動剤(I)という)は、α−メチルスチレンダ
イマー5〜100重量%と他の重合連鎖移動剤0〜95重量
%とからなる。
合連鎖移動剤(I)という)は、α−メチルスチレンダ
イマー5〜100重量%と他の重合連鎖移動剤0〜95重量
%とからなる。
α−メチルスチレンダイマーとしては、異性体とし
て、 (イ)2−4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテ
ン、 (ロ)2−4−ジフェニル−4−メチル−2−ペンテ
ン、および (ハ)1−1−3−トリメチル−3−フェニルインダン がある。α−メチルスチレンダイマーとして、好ましい
組成は、(イ)成分が40重量%以上、 (ロ)成分および/または(ハ)成分が60重量%以下、
さらに好ましくは、(イ)成分が50重量%以上、(ロ)
成分および/または(ハ)成分が50重量%以下、特に好
ましくは、(イ)成分が70重量%以上、(ロ)成分およ
び/または(ハ)成分が30重量%以下である。(イ)成
分の組成比率が高くなるに従って、連鎖移動効果に優れ
る。
て、 (イ)2−4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテ
ン、 (ロ)2−4−ジフェニル−4−メチル−2−ペンテ
ン、および (ハ)1−1−3−トリメチル−3−フェニルインダン がある。α−メチルスチレンダイマーとして、好ましい
組成は、(イ)成分が40重量%以上、 (ロ)成分および/または(ハ)成分が60重量%以下、
さらに好ましくは、(イ)成分が50重量%以上、(ロ)
成分および/または(ハ)成分が50重量%以下、特に好
ましくは、(イ)成分が70重量%以上、(ロ)成分およ
び/または(ハ)成分が30重量%以下である。(イ)成
分の組成比率が高くなるに従って、連鎖移動効果に優れ
る。
α−メチルスチレンダイマーは、通常、α−メチルス
チレンを2量化して合成される。2量化には種々の方法
が知られているが(特開昭54−48742号公報,特開昭49
−126656号公報参照)、これ以外の方法で合成されたも
のであってもよい。
チレンを2量化して合成される。2量化には種々の方法
が知られているが(特開昭54−48742号公報,特開昭49
−126656号公報参照)、これ以外の方法で合成されたも
のであってもよい。
α−メチルスチレンダイマーは、本発明の目的を損な
わない範囲で、不純物、例えば、未反応のα−メチルス
チレン、前記(イ),(ロ),(ハ)成分以外のα−メ
チルスチレンオリゴマー、α−メチルスチレンポリマー
を含むものであってもよい。
わない範囲で、不純物、例えば、未反応のα−メチルス
チレン、前記(イ),(ロ),(ハ)成分以外のα−メ
チルスチレンオリゴマー、α−メチルスチレンポリマー
を含むものであってもよい。
また、α−メチルスチレンダイマーは、本発明の目的
を損なわないものであれば、α−メチルスチレンダイマ
ーの合成後、これを未精製の状態で使用することもでき
る。
を損なわないものであれば、α−メチルスチレンダイマ
ーの合成後、これを未精製の状態で使用することもでき
る。
α−メチルスチレンダイマーと併用する他の重合連鎖
移動剤としては、一般の乳化重合に使用されている公知
の重合連鎖移動剤を使用することができる。具体的に
は、例えば、オクチルメルカプタン、n−ドデシルメル
カプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ヘキサデシ
ルメルカプタン、n−テトラデシルメルカプタン、t−
テトラデシルメルカプタンなどのメルカプタン類;ジメ
チルキサントゲンジスルフィド、ジエチルキサントゲン
ジスルフィド、ジイソプロピルキサントゲンジスルフィ
ドなどのキサントゲンジスルフィド類;テトラメチルチ
ウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィ
ド、テトラブチルチウラムジスルフィドなどのチウラム
ジスルフィド類;四塩化炭素、臭化エチレンなどのハロ
ゲン化炭化水素類;ペンタフェニルエタンなどの炭化水
素類;およびアクロレイン、メタクロレイン、アリルア
ルコール、2−エチルヘキシルチオグリコレート、ター
ピノーレン、α−テルピネン、γ−テルピネン、ジペン
テンなどを挙げることができる。これらは単独でも、あ
るいは2種以上組合わせて使用することもできる。これ
らのうち、メルカプタン類、キサントゲンジスルフィド
類、チウラムジスルフィド類、四塩化炭素などが好適に
使用される。
移動剤としては、一般の乳化重合に使用されている公知
の重合連鎖移動剤を使用することができる。具体的に
は、例えば、オクチルメルカプタン、n−ドデシルメル
カプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ヘキサデシ
ルメルカプタン、n−テトラデシルメルカプタン、t−
テトラデシルメルカプタンなどのメルカプタン類;ジメ
チルキサントゲンジスルフィド、ジエチルキサントゲン
ジスルフィド、ジイソプロピルキサントゲンジスルフィ
ドなどのキサントゲンジスルフィド類;テトラメチルチ
ウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィ
ド、テトラブチルチウラムジスルフィドなどのチウラム
ジスルフィド類;四塩化炭素、臭化エチレンなどのハロ
ゲン化炭化水素類;ペンタフェニルエタンなどの炭化水
素類;およびアクロレイン、メタクロレイン、アリルア
ルコール、2−エチルヘキシルチオグリコレート、ター
ピノーレン、α−テルピネン、γ−テルピネン、ジペン
テンなどを挙げることができる。これらは単独でも、あ
るいは2種以上組合わせて使用することもできる。これ
らのうち、メルカプタン類、キサントゲンジスルフィド
類、チウラムジスルフィド類、四塩化炭素などが好適に
使用される。
これらの他の連鎖移動剤を併用すると重合時における
反応性を高めることが可能となり、好ましい。
反応性を高めることが可能となり、好ましい。
重合連鎖移動剤(I)中のα−メチルスチレンダイマ
ーの割合は5〜100重量%、好ましくは10〜100重量%、
さらに好ましくは10〜95重量%である。このα−メチル
スチレンダイマーの割合が5重量%未満では、剥離強度
と抜糸強度に優れた共重合体ラテックスを得ることがで
きない。
ーの割合は5〜100重量%、好ましくは10〜100重量%、
さらに好ましくは10〜95重量%である。このα−メチル
スチレンダイマーの割合が5重量%未満では、剥離強度
と抜糸強度に優れた共重合体ラテックスを得ることがで
きない。
重合連鎖移動剤(I)の使用量は、単量体混合物100
重量部当り、0.05〜20重量部、好ましくは0.07〜7重量
部である。この重合連鎖移動剤(I)の使用量が0.05重
量部未満では、剥離強度、抜糸強度が劣る。一方、この
使用量が20重量部を越えると、耐ブリスター性が低下
し、また剥離強度、抜糸強度も劣り好ましくなく、さら
に重合時の安定性が悪くなる。
重量部当り、0.05〜20重量部、好ましくは0.07〜7重量
部である。この重合連鎖移動剤(I)の使用量が0.05重
量部未満では、剥離強度、抜糸強度が劣る。一方、この
使用量が20重量部を越えると、耐ブリスター性が低下
し、また剥離強度、抜糸強度も劣り好ましくなく、さら
に重合時の安定性が悪くなる。
なお、α−メチルスチレンダイマーの使用量について
は、単量体混合物100重量部当り0.05〜10重量部の範囲
で使用するのが好ましい。
は、単量体混合物100重量部当り0.05〜10重量部の範囲
で使用するのが好ましい。
次に、第2発明において使用する重合連鎖移動剤(以
下、重合連鎖移動剤(II)という)は、(イ)ターピノ
ーレン、α−テルピネン、γ−テルピネンおよびジペン
テンから選ばれる少なくとも1種の化合物(以下、「成
分(イ)」という)と、(ロ)アルキルメルカプタン
類、四塩化炭素、キサントゲンジスルフィド類およびチ
ウラムジスルフィド類から選ばれる少なくとも1種の化
合物(以下、「成分(ロ)」という)とからなる。
下、重合連鎖移動剤(II)という)は、(イ)ターピノ
ーレン、α−テルピネン、γ−テルピネンおよびジペン
テンから選ばれる少なくとも1種の化合物(以下、「成
分(イ)」という)と、(ロ)アルキルメルカプタン
類、四塩化炭素、キサントゲンジスルフィド類およびチ
ウラムジスルフィド類から選ばれる少なくとも1種の化
合物(以下、「成分(ロ)」という)とからなる。
成分(ロ)のアルキルメルカプタン類の具体例として
は、オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタ
ン、t−ドデシルメルカプタン、n−テトラデシルメル
カプタン、t−テトラデシルメルカプタン、n−ヘキサ
デシルメルカプタンなどを挙げることができる。これら
のうち、t−ドデシルメルカプタンが好ましく使用され
る。
は、オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタ
ン、t−ドデシルメルカプタン、n−テトラデシルメル
カプタン、t−テトラデシルメルカプタン、n−ヘキサ
デシルメルカプタンなどを挙げることができる。これら
のうち、t−ドデシルメルカプタンが好ましく使用され
る。
キサントゲンジスルフィド類の具体例としては、ジエ
チルキサントゲンジスルフィド、ジメチルキサントゲン
ジスルフィド、ジイソプロピルキサントゲンジスルフィ
ドなどを挙げることができる。
チルキサントゲンジスルフィド、ジメチルキサントゲン
ジスルフィド、ジイソプロピルキサントゲンジスルフィ
ドなどを挙げることができる。
チウラムジスルフィド類の具体例としては、テトラメ
チルチウラムモノスルフィド、テトラエチルチウラムジ
スルフィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、ジペ
ンタメチレンチウラムジスルフィドなどを挙げることが
できる。
チルチウラムモノスルフィド、テトラエチルチウラムジ
スルフィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、ジペ
ンタメチレンチウラムジスルフィドなどを挙げることが
できる。
重合連鎖移動剤(II)中の成分(イ)の割合は5〜95
重量%、好ましくは10〜90重量%である。この重合連鎖
移動剤中(II)の成分(イ)の割合が5重量%未満ある
いは95重量%を越えると、成分(イ),(ロ)の併用効
果が得られず、本発明の目的とする剥離強度、抜糸強度
および耐ブリスター性がともに優れたカーペットバッキ
ング剤を得ることができない。
重量%、好ましくは10〜90重量%である。この重合連鎖
移動剤中(II)の成分(イ)の割合が5重量%未満ある
いは95重量%を越えると、成分(イ),(ロ)の併用効
果が得られず、本発明の目的とする剥離強度、抜糸強度
および耐ブリスター性がともに優れたカーペットバッキ
ング剤を得ることができない。
重合連鎖移動剤(II)の使用量は、単量体混合物100
重量部当り、0.05〜20重量部、好ましくは0.07〜7重量
部である。重合連鎖移動剤(II)の使用量が0.05重量部
未満では剥離強度、抜糸強度が劣り、また20重量部を越
えると耐ブリスター性が低下しさらに剥離強度,抜糸強
度も劣り好ましくない。
重量部当り、0.05〜20重量部、好ましくは0.07〜7重量
部である。重合連鎖移動剤(II)の使用量が0.05重量部
未満では剥離強度、抜糸強度が劣り、また20重量部を越
えると耐ブリスター性が低下しさらに剥離強度,抜糸強
度も劣り好ましくない。
なお、成分(イ)の使用量については、単量体混合物
100重量部当り0.05〜10重量部の範囲で使用するのが好
ましい。
100重量部当り0.05〜10重量部の範囲で使用するのが好
ましい。
本発明における共重合体ラテックスは、上記の単量体
混合物および重合連鎖移動剤を使用する点を除けば、従
来公知の乳化重合方法によって製造することができる。
すなわち、水性媒体(通常、水)に単量体混合物ならび
に重合開始剤、乳化剤、重合連鎖移動剤などを加えて乳
化重合を行うことによって得られる。
混合物および重合連鎖移動剤を使用する点を除けば、従
来公知の乳化重合方法によって製造することができる。
すなわち、水性媒体(通常、水)に単量体混合物ならび
に重合開始剤、乳化剤、重合連鎖移動剤などを加えて乳
化重合を行うことによって得られる。
本発明における乳化重合に使用する重合乳化剤として
は、特に制限はなく、例えばドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ジフェニルエ
ーテルジスルホン酸ナトリウム、コハク酸ジアルキルエ
ステルスルホン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム、ア
ルキルナフタレンスルホン酸ホリマリン縮合物のナトリ
ウム塩などのアニオン系乳化剤、あるいはポリオキシエ
チレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキル
アリルエーテルなどのノニオン系乳化剤の1種または2
種以上を用いることができる。本発明の効果を著しく発
揮できる乳化剤は、アニオン系乳化剤であり、特にジフ
ェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムとアルキルナフ
タレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩との
併用が好適である。
は、特に制限はなく、例えばドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ジフェニルエ
ーテルジスルホン酸ナトリウム、コハク酸ジアルキルエ
ステルスルホン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム、ア
ルキルナフタレンスルホン酸ホリマリン縮合物のナトリ
ウム塩などのアニオン系乳化剤、あるいはポリオキシエ
チレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキル
アリルエーテルなどのノニオン系乳化剤の1種または2
種以上を用いることができる。本発明の効果を著しく発
揮できる乳化剤は、アニオン系乳化剤であり、特にジフ
ェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムとアルキルナフ
タレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩との
併用が好適である。
乳化剤の使用量は、通常、単量体の総重量に対して0.
2〜0.4重量%、好ましくは0.5〜3.0重量%である。乳化
剤の使用量が少なすぎると凝固物を発生するなど、重合
安定性が悪くなり、一方、使用量が多すぎると共重合体
ラテックスの平均粒子径が小さくなり、カーペットバッ
キング用組成物の製造に際して後記する充填剤の分散性
が悪くなり、配合後に粘度の経時変化を生じる。
2〜0.4重量%、好ましくは0.5〜3.0重量%である。乳化
剤の使用量が少なすぎると凝固物を発生するなど、重合
安定性が悪くなり、一方、使用量が多すぎると共重合体
ラテックスの平均粒子径が小さくなり、カーペットバッ
キング用組成物の製造に際して後記する充填剤の分散性
が悪くなり、配合後に粘度の経時変化を生じる。
次に、本発明における乳化重合に使用する重合開始剤
としては、特に制限はなく、例えば過硫酸カリウム、過
硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩系
開始剤、クメンハイドロパーオキサイド、イソブロピル
ベンゼンハイドロパーオキサイド、パラメンタンハイド
ロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイドなどの有
機酸化物、過酸化水素等が挙げられる。重合開始剤の使
用量は、単量体の総重量に対して好ましくは0.03〜2.5
重量%、特に好ましくは0.05〜2.0重量%である。
としては、特に制限はなく、例えば過硫酸カリウム、過
硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩系
開始剤、クメンハイドロパーオキサイド、イソブロピル
ベンゼンハイドロパーオキサイド、パラメンタンハイド
ロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイドなどの有
機酸化物、過酸化水素等が挙げられる。重合開始剤の使
用量は、単量体の総重量に対して好ましくは0.03〜2.5
重量%、特に好ましくは0.05〜2.0重量%である。
なお、乳化重合を促進させるために、例えばピロ重亜
硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリ
ウム、硫酸第一鉄、グルコース、ホルムアルデヒド、ナ
トリウムスルホキシレート、L−アスコルビン酸、亜硫
酸水素ナトリウムなどの還元剤、グリシン、アラニン、
エチレンジアミン四酢酸ナトリウムなどのキレート剤を
併用することもできる。
硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリ
ウム、硫酸第一鉄、グルコース、ホルムアルデヒド、ナ
トリウムスルホキシレート、L−アスコルビン酸、亜硫
酸水素ナトリウムなどの還元剤、グリシン、アラニン、
エチレンジアミン四酢酸ナトリウムなどのキレート剤を
併用することもできる。
さらに、共重合体ラテックスの好ましいガラス転移温
度(Tg)としては、+30℃〜−50℃である。Tgが+30℃
より高くなると、カーペットの軟風合が得られない。ま
た、Tgが−50℃より低くなると、カーペットの剥離強
度、抜糸強度が劣り、良好なカーペットが得られない。
なお、本発明におけるガラス転移温度(Tg)は下記式に
より計算された値である。
度(Tg)としては、+30℃〜−50℃である。Tgが+30℃
より高くなると、カーペットの軟風合が得られない。ま
た、Tgが−50℃より低くなると、カーペットの剥離強
度、抜糸強度が劣り、良好なカーペットが得られない。
なお、本発明におけるガラス転移温度(Tg)は下記式に
より計算された値である。
W(i);共重合体の単量体(i)の重量分率 Tg(i);単量体(i)の単独重合体のTgを絶対値で表
した値 そして、代表的な単独重合体のガラス転移温度は次の
通りで、ポリ(1,3−ブタジエン)=183゜K、ポリスチ
レン=373゜K、ポリメタクリル酸メチル=378゜K、ポ
リメタクリル酸=501゜K、ポリイタコン酸=553゜K、
ポリアクリル酸=379゜K、ポリアクリロニトリル=376
゜K、ポリアクリル酸2−エチルヘキシル=203゜Kで
ある。
した値 そして、代表的な単独重合体のガラス転移温度は次の
通りで、ポリ(1,3−ブタジエン)=183゜K、ポリスチ
レン=373゜K、ポリメタクリル酸メチル=378゜K、ポ
リメタクリル酸=501゜K、ポリイタコン酸=553゜K、
ポリアクリル酸=379゜K、ポリアクリロニトリル=376
゜K、ポリアクリル酸2−エチルヘキシル=203゜Kで
ある。
そして、乳化重合は、前記乳化剤、連鎖移動剤、重合
開始剤などのほかに、必要に応じて各種電解質、pH調整
剤などを併用することができる。
開始剤などのほかに、必要に応じて各種電解質、pH調整
剤などを併用することができる。
本発明における乳化重合方法およびその条件について
は、特にその制限はなく、従来の公知の方法および条件
下において実施することができる。
は、特にその制限はなく、従来の公知の方法および条件
下において実施することができる。
例えば、重合連鎖移動剤の添加方法については、一括
添加方式、分割添加方式、連続添加方式あるいはこれら
の組合せのいずれでもよい。
添加方式、分割添加方式、連続添加方式あるいはこれら
の組合せのいずれでもよい。
また、単量体混合物の添加方法については、一括添加
方式、分割添加方式、連続添加方式あるいはこれらの組
合せのいずれでもよい。
方式、分割添加方式、連続添加方式あるいはこれらの組
合せのいずれでもよい。
そして、例えば、前記単量体(a)〜(c)100重量
部に対して、水80〜300重量部と前記乳化剤、連鎖移動
剤、重合開始剤などとを前記範囲内の量で使用し、重合
温度5〜80℃、好ましくは30〜50℃、重合時間15〜30時
間の重合条件下で、重合安定性が良好な共重合体ラテッ
クスを得ることができる。
部に対して、水80〜300重量部と前記乳化剤、連鎖移動
剤、重合開始剤などとを前記範囲内の量で使用し、重合
温度5〜80℃、好ましくは30〜50℃、重合時間15〜30時
間の重合条件下で、重合安定性が良好な共重合体ラテッ
クスを得ることができる。
次に、本発明に使用される無機充填剤としては、炭酸
カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、クレイ、硫酸バリウム、ケイ酸、ケイ酸塩、酸化チ
タン、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウムなどを挙げる
ことができるが、これらに限定されるものではない。
カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、クレイ、硫酸バリウム、ケイ酸、ケイ酸塩、酸化チ
タン、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウムなどを挙げる
ことができるが、これらに限定されるものではない。
これらの無機充填剤は、1種単独でも、また2種以上
を併用することもできる。
を併用することもできる。
なお、前記共重合体ラテックスと無機充填剤との使用
割合は、通常、共重合体ラテックス100重量部(固形
分)に対して無機充填剤が30〜800重量部、好ましくは1
00〜700重量部である。
割合は、通常、共重合体ラテックス100重量部(固形
分)に対して無機充填剤が30〜800重量部、好ましくは1
00〜700重量部である。
以上のように、本発明のカーペットバッキング剤は、
共重合体ラテックスと無機充填剤とを主成分とするが、
必要に応じてさらに分散剤、消泡剤、架橋剤、発泡剤、
着色剤、難燃剤、防腐剤、老化防止剤、安定剤、加硫促
進剤、帯電防止剤、pH調整剤などを加えることができ
る。
共重合体ラテックスと無機充填剤とを主成分とするが、
必要に応じてさらに分散剤、消泡剤、架橋剤、発泡剤、
着色剤、難燃剤、防腐剤、老化防止剤、安定剤、加硫促
進剤、帯電防止剤、pH調整剤などを加えることができ
る。
(実施例) 以下、実施例を挙げて、本発明をさらに具体的に説明
する。なお、実施例中の「%」および「部」は重量基準
である。
する。なお、実施例中の「%」および「部」は重量基準
である。
(1)共重合体ラテックスの製造 第1表及び第2表に示す種々の仕込み組成の単量体10
0部、乳化剤、連鎖移動剤および重合開始剤の他にエチ
レンジアミン四酢酸ナトリウム0.01部、および水150部
を内容積100のステンレス製反応器に仕込み、重合温
度40〜60℃で20時間攪拌して重合を行い、共重合体ラテ
ックスA〜H(実施例)および共重合体ラテックスa〜
n(比較例)を得た。重合は一括仕込みで行ったが、得
られたラテックスの重合転化率は、いずれも99.0%以上
で重合安定性は良好であり、凝固物はほとんどなかっ
た。得られた各共重合体ラテックスを水酸化ナトリウム
を用いてpH8.0に調整した後、加熱減圧蒸溜によって固
形分濃度を50%とした。
0部、乳化剤、連鎖移動剤および重合開始剤の他にエチ
レンジアミン四酢酸ナトリウム0.01部、および水150部
を内容積100のステンレス製反応器に仕込み、重合温
度40〜60℃で20時間攪拌して重合を行い、共重合体ラテ
ックスA〜H(実施例)および共重合体ラテックスa〜
n(比較例)を得た。重合は一括仕込みで行ったが、得
られたラテックスの重合転化率は、いずれも99.0%以上
で重合安定性は良好であり、凝固物はほとんどなかっ
た。得られた各共重合体ラテックスを水酸化ナトリウム
を用いてpH8.0に調整した後、加熱減圧蒸溜によって固
形分濃度を50%とした。
なお、ここで使用したα−メチルスチレンダイマー、
および以下の実施例ならびに比較例で用いるα−メチル
スチレンダイマーは下記のものである。
および以下の実施例ならびに比較例で用いるα−メチル
スチレンダイマーは下記のものである。
商品名:ノフマーMSD(日本油脂株式会社製)組 成 共重合体ラテックスA〜H,a〜nのゲル含量は、下記
の方法で得られる。
の方法で得られる。
ゲル含量は、共重合体ラテックスのトルエン不溶部分
の割合であり、具体的にはラテックスをpH8に調整し、
ラテックス中の共重合体をイソプロパノールで凝固した
後、洗浄、乾燥して得られた固形分0.3gをトルエン100m
lに室温で20時間浸漬し、その後120メッシュの金網で濾
過して得られる残存固形分の全固形分に対する重量割合
である。
の割合であり、具体的にはラテックスをpH8に調整し、
ラテックス中の共重合体をイソプロパノールで凝固した
後、洗浄、乾燥して得られた固形分0.3gをトルエン100m
lに室温で20時間浸漬し、その後120メッシュの金網で濾
過して得られる残存固形分の全固形分に対する重量割合
である。
(2)カーペットバッキング剤の調整 共重合体ラテックスA〜H,a〜nを用い、下記の処方
によりカーペットバッキング剤を調整した。カーペットバッキング剤配合 共重合体ラテックス 100 部 トリポリリン酸ナトリウム 1.0部 ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル 0.5部 スチレン化フェノール 1.0部 重質炭酸カルシウム(最後に添加) 350 部 これらの配合物を十分に分散した後、粘度が25000〜3
0000cps(ブルックフィールド粘度計、BM型No.4−6rpm
の条件で測定)、固定分が73%となるように、増粘剤と
水で調整し、下記各種試験に用い評価した。結果は第3
表および第4表に示す。
によりカーペットバッキング剤を調整した。カーペットバッキング剤配合 共重合体ラテックス 100 部 トリポリリン酸ナトリウム 1.0部 ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル 0.5部 スチレン化フェノール 1.0部 重質炭酸カルシウム(最後に添加) 350 部 これらの配合物を十分に分散した後、粘度が25000〜3
0000cps(ブルックフィールド粘度計、BM型No.4−6rpm
の条件で測定)、固定分が73%となるように、増粘剤と
水で調整し、下記各種試験に用い評価した。結果は第3
表および第4表に示す。
剥離強度 JIS L−1021の敷物試験方法により測定した。すな
わち、ポリプロピレン製の一次基布にナイロン捲縮糸を
タフトしてなる生機に、固形分濃度73%のバッキン用組
成物を1Kg(Wet)/m2で塗布し、次いで二次基布として
7オンスジュートを圧着して貼り合わせ、120℃で20分
間乾燥後、二次基布と生機の剥離強度を測定した。
わち、ポリプロピレン製の一次基布にナイロン捲縮糸を
タフトしてなる生機に、固形分濃度73%のバッキン用組
成物を1Kg(Wet)/m2で塗布し、次いで二次基布として
7オンスジュートを圧着して貼り合わせ、120℃で20分
間乾燥後、二次基布と生機の剥離強度を測定した。
抜糸強度 JIS L−1021に準じて上記と同条件によりパイル
1本の引き抜き強度を測定した。
1本の引き抜き強度を測定した。
風合 JIS L−1201に準じて上記と同条件によって作成
したカーペットを、オルゼン式剛軟度試験機を用いて測
定した。数値の小さい方が、カーペットの風合が柔らか
いことを示す。
したカーペットを、オルゼン式剛軟度試験機を用いて測
定した。数値の小さい方が、カーペットの風合が柔らか
いことを示す。
以上の結果をまとめると、次のようである。
実施例1〜8は、いずれも本発明の範囲内であり、軟
風合で剥離強度、抜糸強度に優れたカーペットバッキン
グ剤が得られている。なお、実施例1〜4は第1の発
明、実施例5〜8は第2の発明に関するものである。
風合で剥離強度、抜糸強度に優れたカーペットバッキン
グ剤が得られている。なお、実施例1〜4は第1の発
明、実施例5〜8は第2の発明に関するものである。
比較例1は、第1の発明における重合連鎖移動剤2種
の使用比率が、該発明の範囲外にある例であり、剥離強
度、抜糸強度が共に小さい。
の使用比率が、該発明の範囲外にある例であり、剥離強
度、抜糸強度が共に小さい。
比較例2〜4は、第1の発明における重合連鎖移動剤
の量が該発明の範囲外にある例であり、剥離強度、抜糸
強度が共に小さい。
の量が該発明の範囲外にある例であり、剥離強度、抜糸
強度が共に小さい。
比較例5,6は、第1の発明における単量体組成のうち
ブタジエンが該発明の範囲外にある例であり、軟風合性
と剥離強度、抜糸強度のバランスが悪い。
ブタジエンが該発明の範囲外にある例であり、軟風合性
と剥離強度、抜糸強度のバランスが悪い。
比較例7は、第1の発明における単量体組成のうちエ
チレン系不飽和カルボン酸単量体が該発明の範囲外にあ
る例であり、軟風合性と剥離強度、抜糸強度のバランス
が悪い。
チレン系不飽和カルボン酸単量体が該発明の範囲外にあ
る例であり、軟風合性と剥離強度、抜糸強度のバランス
が悪い。
比較例8は、第2の発明における重合連鎖移動剤2種
の使用比率が該発明の範囲外にある例であり、剥離強
度、抜糸強度が小さい。
の使用比率が該発明の範囲外にある例であり、剥離強
度、抜糸強度が小さい。
比較例9〜11は、第2の発明における連鎖移動剤の量
が該発明の範囲外にある例であり、剥離強度、抜糸強度
が共に小さい。
が該発明の範囲外にある例であり、剥離強度、抜糸強度
が共に小さい。
比較例12,13は、第2の発明における単量体組成のう
ちブタジエンが該発明の範囲外にある例であり、軟風合
性と剥離強度、抜糸強度のバランスが悪い。
ちブタジエンが該発明の範囲外にある例であり、軟風合
性と剥離強度、抜糸強度のバランスが悪い。
比較例14は、第2の発明における単量体組成のうちエ
チレン系不飽和カルボン酸単量体が該発明の範囲外にあ
る例であり、軟風合性と剥離強度、抜糸強度のバランス
が悪い。
チレン系不飽和カルボン酸単量体が該発明の範囲外にあ
る例であり、軟風合性と剥離強度、抜糸強度のバランス
が悪い。
[発明の効果] 本発明のカーペットバッキング剤は、得られるカーペ
ットの軟風合性が優れ、かつその剥離強度,抜糸強度に
も優れ、両者のバランスが極めてよい。従って、本発明
のカーペットバッキング剤は、コントラクト用から家庭
用の簡易敷物まで、幅広く好適に使用することができ
る。
ットの軟風合性が優れ、かつその剥離強度,抜糸強度に
も優れ、両者のバランスが極めてよい。従って、本発明
のカーペットバッキング剤は、コントラクト用から家庭
用の簡易敷物まで、幅広く好適に使用することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平春 晃男 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−77682(JP,A) 特開 昭63−249782(JP,A) 特開 昭52−103588(JP,A) 特開 昭63−154712(JP,A) 特開 昭61−155413(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】(a)脂肪族共役ジエン、炭素数が2〜10
のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステルおよ
び炭素数が6〜14のアルキル基を有するメタクリル酸ア
ルキルエステルから選ばれる少なくとも1種の単量体2
〜70重量%、 (b)エチレン系不飽和カルボン酸0〜8重量%、 および (c)上記(a)および(b)と共重合可能な他の単量
体22〜98重量% からなる単量体混合物(合計100重量部)を、該混合物1
00重量部当り、重量連鎖移動剤としてα−メチルスチレ
ンダイマー0.05〜10重量部の存在下において、水性媒体
中で乳化重合して得られる共重合体ラテックスと、無機
充填剤とを主成分とするカーペットバッキング剤。 - 【請求項2】(a)脂肪族共役ジエン、炭素数が2〜10
のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステルおよ
び炭素数が6〜14のアルキル基を有するメタクリル酸ア
ルキルエステルから選ばれる少なくとも1種の単量体2
〜70重量%、 (b)エチレン系不飽和カルボン酸0〜8重量%、およ
び (c)上記(a)および(b)と共重合可能な他の単量
体22〜98重量% からなる単量体混合物(合計100重量部)を、該混合物1
00重量部当り、(イ)ターピノーレン、α−テルピネ
ン、γ−テルピネンおよびジペンテンから選ばれる少な
くとも1種の化合物5〜95重量%と、(ロ)アルキルメ
ルカプタン類、四塩化炭素、キサントゲンジスルフィド
類およびチウラムジスルフィド類から選ばれる少なくと
も1種の化合物95〜5重量%とからなる重合連鎖移動剤
0.05〜20重量部の存在下において、水性媒体中で乳化重
合して得られる共重合体ラテックスと、無機充填剤とを
主成分とするカーペットバッキング剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1258575A JPH086077B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | カーペットバッキング剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1258575A JPH086077B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | カーペットバッキング剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03121179A JPH03121179A (ja) | 1991-05-23 |
JPH086077B2 true JPH086077B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=17322156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1258575A Expired - Lifetime JPH086077B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | カーペットバッキング剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086077B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4404411A1 (de) * | 1994-02-11 | 1995-08-17 | Basf Ag | Dispersionsfußbodenkleber |
JP4763916B2 (ja) * | 2001-05-28 | 2011-08-31 | 三菱レイヨン株式会社 | メタクリル系樹脂組成物およびメタクリル系樹脂成形品の製造方法 |
JP5671188B1 (ja) * | 2013-03-19 | 2015-02-18 | 日本エイアンドエル株式会社 | 接着剤用共重合体ラテックスおよび接着剤組成物 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52103588A (en) * | 1976-02-23 | 1977-08-30 | Asahi Dow Ltd | Composition for carpet backing |
JPS61155413A (ja) * | 1984-12-27 | 1986-07-15 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | 改質オレフイン重合体の製造法 |
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-
1989
- 1989-10-03 JP JP1258575A patent/JPH086077B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH03121179A (ja) | 1991-05-23 |
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