JPH0851776A - 自励式フライバックコンバータ - Google Patents
自励式フライバックコンバータInfo
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Abstract
を示し、一次コイル2の電流をスイッチングするスイッ
チングトランジスタQ3の電流の最大値を、フォトカプ
ラ5の出力が導かれた制御トランジスタQ2に流れる電
流でもって制御することにより、出力電圧を安定化する
構成に適用している。そしてフォトカプラ5の出力が過
負荷による出力電圧の低下を示すときには、制御トラン
ジスタQ2に流れる電流を増加させることにより、スイ
ッチングトランジスタQ3のスイッチング電流を0の近
傍値とする保護回路6を備えている。
Description
出力電圧を帰還することにより、出力電圧の安定化を行
う自励式フライバックコンバータに係り、より詳細に
は、過負荷により出力電圧が低下したときにはスイッチ
ング動作を停止させる自励式フライバックコンバータに
関する。
直流を供給源として、安定化された直流電圧を得るスイ
ッチング・レギュレータには、PWM制御を行うことに
より出力電圧を安定化する他励式フォワードコンバータ
と、RCC方式スイッチング・レギュレータとも呼ばれ
る自励式フライバックコンバータとがある。そして過負
荷による破壊を防止するための保護回路は、各方式毎に
異なる従来技術が提案されている。以下に、保護回路の
従来技術を示す。
過負荷あるいは短絡等の異常によって出力電圧が低下し
た場合、誤差増幅器の出力電圧が変化する。このため誤
差増幅器の出力電圧が予め設定された範囲を越える場合
には、異常が生じていると判定している。そして異常が
生じていると判定したときには、一定の短い期間内にお
いて異常が継続するかどうかを判定している。すなわ
ち、ノイズ等の影響により発生する瞬間的なレベル変化
を、異常の発生と誤判定する動作を回避している。そし
て一定期間において異常が継続する場合には、過負荷あ
るいは短絡等の異常が生じているとして、スイッチング
素子をオフし、直流の供給を停止する構成としている
(従来技術1とする)。
は、スイッチングトランジスタがオフ状態にあるときベ
ースコイルに発生する負電圧と、スイッチングトランジ
スタのエミッタの電流値を示す正電圧とを加算した電圧
に基づき、スイッチングトランジスタに流れる電流の最
大値を制限する構成を用いている。すなわち、過負荷や
短絡等の異常が生じたときには、負電圧が減少するの
で、加算電圧は増加する。従って、この加算電圧を減少
させるため、スイッチングトランジスタのエミッタ電流
が減少する方向に制御され、出力電圧が低下する。その
結果、出力される電流値は、ある値に制限される。この
構成は、入力電圧が変化したときには、制限される電流
値が変化するという欠陥を有している。このため、スイ
ッチングトランジスタがオン状態にあるときベースコイ
ルに発生した正電圧と、スイッチングトランジスタがオ
フ状態にあるときベースコイルに発生する負電圧と、ス
イッチングトランジスタのエミッタの電流値を示す正電
圧との、3種の電圧を加算した電圧によってスイッチン
グトランジスタに流れる電流の最大値を制限する構成が
提案されている。そして、この構成の場合では、スイッ
チングトランジスタがオン状態にあるときベースコイル
に発生した正電圧の効果により、入力電圧が変化したと
きにも、異常時の出力電流は略一定の電流値に制限され
る。また、3種の電圧を加算する構成の場合では、加算
の割合の設定に従って、制限される出力電流をフォール
ドバック型とすることが可能である。そしてフォールド
バック型とした場合には、異常時における出力電流は、
少ない電流値に制限される(従来技術2とする)。
術2を用いた場合であっても、異常時には、フォールド
バック型として制限された電流により、短絡等を生じた
素子に異常発熱が発生する。このため自励式フライバッ
クコンバータを用いた装置が、例えば、テレビ等の民生
用の装置である場合、以下に示す問題が生じる。すなわ
ち、テレビに異常が生じたときにも、家人がテレビの前
に居ないということがあり、テレビは、異常状態のま
ま、長時間にわたって放置されるという事態が生じる。
このため素子の異常発熱が長時間続くこととなり、素子
破壊が正常な部品にまで及ぶという問題が生じる。
時には直ちにスイッチング動作が停止するので、素子破
壊の恐れは少ない。しかし他励式フォワードコンバータ
と自励式フライバックコンバータとを比較すると、保護
回路を除いたとしても、他励式フォワードコンバータは
自励式フライバックコンバータに比して極めて複雑な回
路構成となっている。このため他励式フォワードコンバ
ータを用いる場合では、複雑さに比例して装置の価格が
上昇するという問題を生じていた。
たものであって、請求項1記載の発明の目的は、フォト
カプラの出力が過負荷による出力電圧の低下を示すとき
には、スイッチングトランジスタのスイッチング電流を
0の近傍値とすることにより、過負荷にはスイッチング
動作を停止させることのできる自励式フライバックコン
バータを提供することにある。
時にはスイッチング動作を停止させる構成とした場合の
保護回路の構成を簡単化することのできる自励式フライ
バックコンバータを提供することにある。
請求項1記載の発明に係る自励式フライバックコンバー
タは、フォトカプラの出力でもって外部に出力する出力
電圧の誤差を示し、一次コイルの電流をスイッチングす
るスイッチングトランジスタのスイッチング電流の最大
値を、前記フォトカプラの出力が導かれた制御トランジ
スタに流れる電流でもって制御することにより、前記出
力電圧を安定化する自励式フライバックコンバータに適
用し、前記フォトカプラの出力が過負荷による前記出力
電圧の低下を示すときには、前記制御トランジスタに流
れる電流を増加させることにより、前記スイッチングト
ランジスタのスイッチング電流を0の近傍値とする保護
回路を備えた構成としている。
イバックコンバータは、前記保護回路に、前記フォトカ
プラの出力が入力端子に導かれた保護トランジスタと、
直流源と前記保護トランジスタの出力端子との間に接続
された負荷抵抗と、前記出力端子の電圧変化に遅延を与
える遅延コンデンサと、アノードには前記保護トランジ
スタの出力端子が接続され、カソードには前記制御トラ
ンジスタの入力端子が接続されたダイオードとを備えた
構成としている。
ッチングトランジスタが、例えばバイポーラ・トランジ
スタである場合、ベース抵抗を介してスイッチングトラ
ンジスタのベースに供給される電流は、その一部が制御
トランジスタに流れるように構成される。つまり制御ト
ランジスタに流れる電流が増加したときには、スイッチ
ングトランジスタのベース電流が減少する。またスイッ
チングトランジスタがFETである場合、制御トランジ
スタに流れる電流が増加したときには、スイッチングト
ランジスタのゲートに与えられる電圧が減少するように
構成される。そのため、スイッチングトランジスタが、
バイポーラ・トランジスタあるいはFETのどちらでも
って構成されている場合でも、制御トランジスタに流れ
る電流を増加させたときには、スイッチング電流の最大
値が減少する。このためフォトカプラの出力が過負荷に
よる出力電圧の低下を示すと、制御トランジスタに流れ
る電流が増加し、スイッチングトランジスタのスイッチ
ング電流は0近傍の値となる。この結果、スイッチング
トランジスタのスイッチング動作が停止し、出力電圧が
0Vとなる。そのためフォトカプラの出力は、負荷に流
れる電流が0となったときにも、出力電圧の低下を示し
続けることになるので、スイッチングトランジスタはス
イッチング動作を停止した状態に維持される。従って出
力電圧も0Vの状態に維持される。
トランジスタがバイポーラ・トランジスタである場合、
入力端子はベース、出力端子はコレクタとなる。またト
ランジスタがFETである場合、入力端子はゲート、出
力端子はドレインとなる。そして過負荷の発生がなく、
出力電圧が設定電圧である場合、保護トランジスタは、
フォトカプラの出力によってオン状態に設定されるの
で、出力端子は接地レベル近傍の電圧となる。このため
保護トランジスタの出力は、ダイオードによって、制御
トランジスタから切り離された状態にある。しかし過負
荷により出力電圧が低下したときには、フォトカプラの
出力は保護トランジスタをオン状態に設定しない。その
ため保護トランジスタはオフ状態となり、出力端子の電
圧は、遅延コンデンサによって遅延されつつ上昇する。
この結果、負荷抵抗とダイオードとを介して、制御トラ
ンジスタの入力端子には、制御トランジスタに流れる電
流を増加させる入力が与えられる。このためスイッチン
グトランジスタのスイッチング電流は0の近傍値とな
る。
照しつつ説明する。図1は、本発明に係る自励式フライ
バックコンバータの一実施例の電気的接続を示す回路図
である。
イッチングトランジスタのそれぞれには、バイポーラ・
トランジスタあるいはFETを用いることが可能である
が、本実施例では、保護トランジスタQ1、制御トラン
ジスタQ2、スイッチングトランジスタQ3の全てをバ
イポーラ・トランジスタとしている。従って、保護トラ
ンジスタQ1および制御トランジスタQ2の入力端子は
ベースを意味し、保護トランジスタQ1の出力端子はコ
レクタを意味することになる。そのため、以下の説明に
おいては、入力端子をベースと称し、出力端子をコレク
タと称することにする。
は、直流電源の入力端子であり、商用電源を整流し、平
滑することによって得られた直流電流が供給される。
ス1の一次コイル2に流れる電流をスイッチングするた
めの素子である。このため一次コイル2の一方の端子は
プラス端子IN+に接続され、他方の端子はスイッチン
グトランジスタQ3のコレクタに接続されている。また
スイッチングトランジスタQ3のエミッタは、エミッタ
電流を、電圧として検出するための抵抗R13を介し、
マイナス端子IN−に接続されている。また、一方の端
子がプラス端子IN+に接続された抵抗R9は、スイッ
チングトランジスタQ3に起動電流を供給する素子とな
っている。このため抵抗R9の他方の端子は、ベース電
流を制限する抵抗R10を介して、スイッチングトラン
ジスタQ3のベースに接続されている。なお、一次コイ
ル2に並列に接続されたブロック4は、スイッチングト
ランジスタQ3がターンオフするとき、一次コイル2に
発生するサージ電圧を吸収するサージ吸収回路であり、
詳細については後述する。
電流値として一次側に帰還するための素子であり、出力
電圧の誤差がプラス方向に増加したときには、出力電流
を増加させる。また制御トランジスタQ2は、スイッチ
ングトランジスタQ3のスイッチング電流の最大値を制
御することにより、出力電圧を安定化するための素子で
ある。このため制御トランジスタQ2のベースには、ダ
イオードD4と抵抗R12とを介し、トランジスタQ4
のエミッタが接続されている。また制御トランジスタQ
2のコレクタには、スイッチングトランジスタQ3のベ
ースが接続されている。また制御トランジスタQ2のベ
ースは、ノイズ吸収のためのコンデンサC4と、電荷放
電用の抵抗R11とを介して、マイナス端子IN−に接
続されている。また制御トランジスタQ2のエミッタは
マイナス端子IN−に接続されている。また制御トラン
ジスタQ2のベースには、電源投入時にスイッチングト
ランジスタQ3に流れるスイッチング電流を制限するた
め、抵抗R13により検出された電圧が、ダイオードD
3を介して与えられている。
れたベースコイル3は、スイッチングトランジスタQ3
を自励発振させるための補助コイルである。そのためベ
ースコイル3の他方の端子は、ダイオードD2と抵抗R
10とを介して、スイッチングトランジスタQ3のベー
スに接続されている。なお、ダイオードD2に並列に接
続されたコンデンサC3は、スイッチングトランジスタ
Q3をターンオフさせるときのスピードアップコンデン
サである。またベースコイル3の他方の端子は、抵抗R
8、抵抗R2、および抵抗R1からなる分圧回路を介し
て、プラス端子IN+に接続されている。また抵抗R8
と抵抗R2との接続点は、抵抗R7とコンデンサC5と
を介してマイナス端子IN−に接続されている。また抵
抗R8と抵抗R2との接続点は、トランジスタQ4のコ
レクタに接続されている。
検出回路の電気的接続を示している。なお、トランス1
には、複数の二次コイル6,・・・が巻回されている
が、図2においては、帰還の対象となる出力電圧を発生
する二次コイル6のみが示されている。
ドD5によって整流された後、コイルL1とコンデンサ
C6,C7からなるπ型平滑回路を介し、電圧が安定化
された直流電源として、外部に送出されている。またダ
イオードD5により整流された電圧は、抵抗R22,R
24からなる分圧回路によって分圧され、分圧された電
圧は、接地端子が接地されたシャント・レギュレータ7
の比較入力端子に与えられている。またダイオードD5
により整流された電圧は、抵抗R25を介して、シャン
ト・レギュレータ7の出力端子に与えられている。また
抵抗R25には、フォトカプラ5の一方の素子である発
光ダイオードD6と抵抗R21との直列回路が並列に接
続されている。なお、コンデンサC8と抵抗R23とか
らなる直列回路は、制御を安定させるための位相補償回
路となっている。
示す回路図であり、一方の端子41がプラス端子IN+
に接続されたコンデンサC9の他方の端子は、ダイオー
ドD7のカソードに接続されている。またダイオードD
7のアノード(42により示す)は、スイッチングトラ
ンジスタQ3のコレクタに接続されている。そしてコン
デンサC9には抵抗R26が並列に接続され、ダイオー
ドD7にはコンデンサC10が並列に接続されている。
図1〜図3により示す構成(保護回路6を除く構成)
は、詳細には、自励式フライバックコンバータの従来技
術として公知の回路である。
負荷による出力電圧の低下を示すときには、制御トラン
ジスタQ2に流れるコレクタ電流を増加させることによ
り、スイッチングトランジスタQ3のスイッチング電流
を0の近傍値とするブロックとなっている。
(フォトカプラ5の出力)が、抵抗R5を介して、ベー
スに導かれた保護トランジスタQ1を備えている。また
直流源となる分圧電圧を発生する抵抗R1,R2の接続
点と、保護トランジスタQ1のコレクタとの間には負荷
抵抗R3が接続されている。また保護トランジスタQ1
のコレクタとマイナス端子IN−との間には、保護トラ
ンジスタQ1のコレクタの電圧変化を遅延させる遅延コ
ンデンサC1が接続されている。またアノードが保護ト
ランジスタQ1のコレクタに接続され、カソードが制御
トランジスタQ2のベースに接続されたダイオードD1
が設けられている。
る直列回路は、電源投入時にのみ、保護トランジスタQ
1をオンとするための起動回路となっている。また抵抗
R6は、トランジスタQ4のコレクタ電圧が負電圧とな
ったとき、トランジスタQ4のエミッタが解放状態とな
ることを回避するための抵抗であり、ノイズの影響を低
減するための素子となっている。
明する。なお、説明を簡明なものとするため、抵抗R1
と抵抗R2との接続点の電圧は変化しないもの仮定す
る。保護トランジスタQ1がオン状態にあるため、保護
回路6が動作しないときには、本実施例は従来技術と同
様に動作する。すなわち、電源を投入したときには、コ
ンデンサC2と抵抗R4とを介して、保護トランジスタ
Q1にベース電流が供給され、保護トランジスタQ1は
オン状態となる。一方、スイッチングトランジスタQ3
には、抵抗R9,R10を介してベース電流が供給さ
れ、スイッチング電流が流れる。そしてスイッチング電
流が流れるとベースコイル3に電圧が発生し、ダイオー
ドD2を介してスイッチングトランジスタQ3のベース
電流を増加させる。
いないため、トランジスタQ4のエミッタ電流は0であ
る。このためベースコイル3に発生した電圧は、スイッ
チングトランジスタQ3のベース電流の大幅な増加を招
くのであるが、制御トランジスタQ2は、抵抗R13に
発生する電圧に従ってスイッチングトランジスタQ3の
ベース電流を抑制する。このためスイッチングトランジ
スタQ3のコレクタ電流(スイッチング電流)は、ある
制限された値に抑制される。
とき、ベースコイル3に発生する電圧の極性が反転し、
スイッチングトランジスタQ3はオフとなる。またスイ
ッチングトランジスタQ3がオフとなる期間において
は、トランス1に蓄積されたエネルギが二次コイル6に
電圧を発生させ、出力電圧を上昇させる。そしてトラン
ス1に蓄積されたエキネルが放出されつくしたときに
は、再びスイッチングトランジスタQ3がオンとなり、
トランス1のエネルギの蓄積が開始される。
って出力電圧が上昇する。そして出力電圧が上昇したと
きには、トランジスタQ4のエミッタから出力される電
流に従って、スイッチングトランジスタQ3に流れるス
イッチング電流の最大値が制限される。このため、抵抗
R22,R24によって分圧された電圧が、シャント・
レギュレータ7の内部比較電圧(例えば2.5V)に一
致するように出力電圧が制御され、安定状態となる。ま
た安定状態においては、保護トランジスタQ1のベース
には、トランジスタQ4からのエミッタ電流が供給さ
れ、保護トランジスタQ1はオン状態となる。このた
め、コンデンサC2と抵抗R4とからなる直列回路は、
トランジスタQ4からエミッタ電流が供給されない期間
(電源投入後の所定期間)において、保護トランジスタ
Q1をオン状態に維持することが可能な値に設定され
る。
の信号波形を示しており、波形51は、スイッチングト
ランジスタQ3のスイッチング電流の変化を示してい
る。また波形52は、トランジスタQ4のコレクタに与
えられる電圧変化を示している。
ランジスタQ3がオフしている期間では、制御トランジ
スタQ2に電流を流さない構成としている。このため制
御トランジスタQ2が消費する電力は低減されることに
なり、負荷の消費電力が微小であるときの変換効率の悪
化が防止されている。また波形53は、保護トランジス
タQ1のコレクタの電圧変化を示しており、スイッチン
グトランジスタQ3がオフとなる期間では、トランジス
タQ4のエミッタ電流が0である。このため保護トラン
ジスタQ1がオフとなり、保護トランジスタQ1のコレ
クタ電圧が上昇する。しかしスイッチングトランジスタ
Q3がオンとなったときには、保護トランジスタQ1が
オンとなるので、保護トランジスタQ1のコレクタ電圧
は低下することになる。このような変化を示すコレクタ
電圧の最大値は、スイッチングトランジスタQ3がオフ
となる期間と、負荷抵抗R3の値と、遅延コンデンサC
1の値とに基づいて決定され、電圧値が最大となったと
きにも、抵抗R3を介して制御トランジスタQ2にベー
ス電流が流れることのないように設定される。
じ、過負荷によって出力電圧が低下した場合、トランジ
スタQ4のエミッタ電流が0近傍の電流値となる。この
ため保護トランジスタQ1は、オン状態からオフ状態に
移行する。その結果、保護トランジスタQ1のコレクタ
電圧が、負荷抵抗R3の値と遅延コンデンサC1の値と
により決定される速度でもって上昇する。
昇したときには、制御トランジスタQ2のベース電流が
増加するので、制御トランジスタQ2のコレクタ電流が
増加する。このためスイッチングトランジスタQ3のベ
ース電流が0となり、スイッチングトランジスタQ3の
スイッチング電流は0となる。またスイッチングトラン
ジスタQ3が既にオフ状態であるときには、オフ状態が
維持される。すなわち、スイッチングトランジスタQ3
のスイッチング動作が停止する。
ング動作を停止したときには、出力電圧が低下し、負荷
に流れる電流が0となる。そして負荷に流れる電流が0
となったときにも、トランジスタQ4のエミッタ電流は
0に維持されることから、スイッチングトランジスタQ
3の動作の停止状態は維持される。この停止状態は、保
護トランジスタQ1がオフ状態にある限りは変化しな
い。このため、電源が切断された後、再度電源が投入さ
れるまでは、出力電圧が0Vの状態、すなわち出力電流
が0の状態に維持される。
トランジスタQ1がオフとなったときのコレクタ電圧の
上昇に対して、遅延コンデンサC1の値と負荷抵抗R3
の値とにより定まる期間の遅延を与えている。このた
め、制御トランジスタQ2の消費電力を低減するため、
スイッチングトランジスタQ3がオフであるとき、トラ
ンジスタQ4のエミッタ電流が0となるようにした場合
にも、制御トランジスタQ2の動作に影響を与えないよ
うにすることが可能となっている。またノイズ等の影響
によって保護トランジスタQ1が瞬間的にオンとなった
場合にも、保護トランジスタQ1のコレクタ電圧は上昇
しないため、ノイズによる誤動作が低減されるという効
果を有している。
保護トランジスタQ1、制御トランジスタQ2、スイッ
チングトランジスタQ3については、全てをバイポーラ
・トランジスタとした場合について説明したが、任意の
トランジスタQ1〜Q3にFETを用いた構成とするこ
とが可能である。
バックコンバータは、フォトカプラの出力でもって外部
に出力する出力電圧の誤差を示し、一次コイルの電流を
スイッチングするスイッチングトランジスタのスイッチ
ング電流の最大値を、フォトカプラの出力が導かれた制
御トランジスタに流れる電流でもって制御することによ
り、出力電圧を安定化する構成に適用している。そして
フォトカプラの出力が過負荷による出力電圧の低下を示
すときには、制御トランジスタに流れる電流を増加させ
ることにより、スイッチングトランジスタのスイッチン
グ電流を0の近傍値とする保護回路を備えている。この
ためフォトカプラの出力が、過負荷による出力電圧の低
下を示すときには、スイッチングトランジスタのスイッ
チング電流が0の近傍値となる。そして出力電圧が0V
となることと、スイッチング電流が0の近傍値となるこ
ととのループが形成されるので、過負荷時にはスイッチ
ング動作を停止させることが可能となっている。
イバックコンバータは、保護回路に、フォトカプラの出
力が入力端子に導かれた保護トランジスタと、直流源と
保護トランジスタの出力端子との間に接続された負荷抵
抗と、出力端子の電圧変化に遅延を与える遅延コンデン
サと、アノードには保護トランジスタの出力端子が接続
され、カソードには制御トランジスタの入力端子が接続
されたダイオードとを備えている。このため、過負荷の
検出を行う比較器等が不要となるので、過負荷時にはス
イッチング動作を停止させる構成とした場合にも、保護
回路の構成を簡単化することが可能となっている。
一実施例における一次側ブロックの電気的接続を示す回
路図である。
す回路図である。
示す回路図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 フォトカプラの出力でもって外部に出力
する出力電圧の誤差を示し、一次コイルの電流をスイッ
チングするスイッチングトランジスタのスイッチング電
流の最大値を、前記フォトカプラの出力が導かれた制御
トランジスタに流れる電流でもって制御することによ
り、前記出力電圧を安定化する自励式フライバックコン
バータにおいて、 前記フォトカプラの出力が過負荷による前記出力電圧の
低下を示すときには、前記制御トランジスタに流れる電
流を増加させることにより、前記スイッチングトランジ
スタのスイッチング電流を0の近傍値とする保護回路を
備えたことを特徴とする自励式フライバックコンバー
タ。 - 【請求項2】 前記保護回路は、 前記フォトカプラの出力が入力端子に導かれた保護トラ
ンジスタと、 直流源と前記保護トランジスタの出力端子との間に接続
された負荷抵抗と、 前記出力端子の電圧変化に遅延を与える遅延コンデンサ
と、 アノードには前記保護トランジスタの出力端子が接続さ
れ、カソードには前記制御トランジスタの入力端子が接
続されたダイオードとを備えたことを特徴とする請求項
1記載の自励式フライバックコンバータ。
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- 1995-08-09 US US08/512,922 patent/US5668704A/en not_active Expired - Lifetime
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US5668704A (en) | 1997-09-16 |
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