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JPH08503237A - アスファルトアミン官能化ポリマー組成物 - Google Patents

アスファルトアミン官能化ポリマー組成物

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Publication number
JPH08503237A
JPH08503237A JP6511689A JP51168994A JPH08503237A JP H08503237 A JPH08503237 A JP H08503237A JP 6511689 A JP6511689 A JP 6511689A JP 51168994 A JP51168994 A JP 51168994A JP H08503237 A JPH08503237 A JP H08503237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
bitumen
polymer
parts
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6511689A
Other languages
English (en)
Inventor
クラツツ,ロバート・クイリン
Original Assignee
シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー filed Critical シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー
Publication of JPH08503237A publication Critical patent/JPH08503237A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L95/00Compositions of bituminous materials, e.g. asphalt, tar, pitch
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24355Continuous and nonuniform or irregular surface on layer or component [e.g., roofing, etc.]
    • Y10T428/24372Particulate matter
    • Y10T428/24405Polymer or resin [e.g., natural or synthetic rubber, etc.]

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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 ビチューメン成分と、1個以上の共役ジオレフィンブロック及び1個以上のアルキルメタクリレートのようなアクリルモノマーブロックを含むポリマーと、0.001重量部〜1重量部のアミノ基数2個以上の多官能価アミンとからなるビチューメン組成物。アクリルモノマーポリマーに代えて、酸又は無水物官能化共役ジエンブロックコポリマーを使用してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 アスファルトアミン官能化ポリマー組成物 アスファルトは舗装材及び屋根材の製造に使用され、パイプのコーティング及 びタンクのライナーのようなコーティングにも使用される一般的な材料である。 この材料は多くの点で適当なものであるが、生来幾つかの物理的性質に欠け、そ の点の改善が大いに望まれている。そのため、ある種の共役ジエンゴム、EVA 及びポリエチレンのようなエチレン含有プラスチック、ネオプレン、樹脂、充填 剤及び他の物質を加えることによって、アスファルトの物理的性質の一つ以上を 改良する努力がなされてきた。これらの添加物はいずれもアスファルトを何らか の点で改質するが、提案された改質剤のいずれにも不十分な点が見られる。例え ば、これらの改質剤の一部は、優れた耐候性、封止性及び接合特性を有するが、 温暖時粘着性(warm tack)、弾性率、硬度及び他の物理的性質に関し ては不完全なことが多い。また、前記改質剤のうちのあるものはアスファルトの 高温性能のみを改善し、あるものはアスファルトの低温性能のみを改善し、ある ものは熱安定性又はアスファルトに対する混合安定性を欠く。 1960年代後半から、アスファルトの熱特性及び機械的特性を大幅に改善す るために、スチレン−ブタジエンゴムのようなジエンポリマーゴム、並びにスチ レン−ブタジエン−スチレン及びスチレン−イソプレン−スチレンブロックコポ リマーのようなスチレン−ゴムブロックコポリマーが使用されてきた。ゴム添加 法を実際に適用した場合には、ブレンドした生成物が、改善された特性と均質性 とを、輸送中、貯蔵中及び処理中に保持しなければならない。エラストマー改質 アスファルトの長期の性能も、ブレンドが熱安定性及び化学的安定性を維持する 能力に依存する。 舗装材に使用するためのアスファルトポリマー混合物は、下記の要件を満たさ なければならない: (a)ポリマーはアスファルト中に混合でき且つ後続の処理中に混合状態を維持 しなければならない − 相容性。改質アスファルト組成物では相容性が重要で ある。アスファルトの極性アスファルテン留分は通常、ポリマーに対して不相容 であり、時間がたつと相分離を起こす。この相分離は物理的性質を著しく劣化さ せる。 (b)前記混合物は、反復的交通負荷によって生じる道路の永久歪である轍形成 を防止する適正な流動学的性質を有 していなければならない。粘度は重要であるが、最も重要なのは弾性である。な ぜなら、該材料は単に耐変形性を有するだけでなく、回復能力を有していなけれ ばならないからである。この特性は、温暖気候帯では最も重要である。 (c)前記混合物は良好な低温特性、即ち耐亀裂性を有していなければならない 。道路が冷えると、道路は均一には収縮できないため応力が発生し、その結果場 合によっては亀裂が生じる。交通による応力もこれに加担する。ポリマーは、亀 裂が生じる温度を低下させる。この特性は、寒冷気候帯ではより重要である。 (d)ポリマー改質アスファルトの温度感受性は重要な問題である。理想的には 、高温で「硬質」且つ弾性である結合剤(アスファルト及びポリマー)が永久歪 に対して耐性を示すことが望まれる。 合成屋根材に使用するためのアスファルトポリマー混合物は、下記の要件を満 たさなければならない: (a)高温で十分な流れ抵抗、 (b)低温で十分な可撓性、 (c)屋根ふきで使用される一般的な方法を用いた場合の作業性、 (d)適当な高温貯蔵安定性、 (e)屋根の上を歩行した時の変形を防止するための適当な硬度、 (f)接着剤として使用する場合には、十分な接着力。 英国特許第1,584,504号は、ポリアミンの水溶液を用いて形成したビ チューメンエマルジョンを開示している。このエマルジョンは任意に官能化(f unctionalized)ポリマーを含むが、ビチューメンは無水カルボン 酸基で官能化することにより改質された。アスファルトの官能化は困難で非実用 的なステップであり、商業的には使用されない。 現時点では、非官能化ポリマーが舗装及び屋根材に使用されている。非官能化 ポリマーは、このような用途で使用した時に問題を生起し得る特定の欠点を有す る。例えば、ある種のアスファルト、充填剤、骨材、支持体、増強マット等のよ うな極性材料に対する接着力が望ましくないほど低いといったような欠点である 。 本発明は、改質剤を含まない(neat)アスファルトと比べて改善された特 性を有するビチューメン組成物に関する。本発明は、先行技術のポリマー改質ビ チューメン組 成物より優れた相容性を示すポリマー改質ビチューメン組成物である。本発明の ビチューメン組成物は、ビチューメン成分と、1個以上の共役ジオレフィンブロ ックを含み、任意にビニル芳香族炭化水素ブロックも含む官能化ポリマーと、2 個以上のアミノ基を有する多官能価アミンとからなる。該組成物の特定用途とし ては、屋根材、コーティング、ホットメルトアスファルトコンクリート及びシー ラント組成物が挙げられる。 ポリマーは、1個以上のアクリルモノマーブロックを導入することによって官 能化し得る。あるいは、ポリマーは、ポリマー主鎖に酸基又は無水物基をグラフ トさせることによって官能化し得る。このようにポリマー主鎖にグラフトさせる ための好ましい酸基又は無水物基は、カルボン酸由来の基である。より好ましく は、ジカルボン酸又はその無水物を使用する。 ブロックポリマーに使用する好ましいアクリルモノマーは、アルキルメタクリ レート及びアルキルアクリレートである。好ましいのは、ビチューメン組成物1 00部当たり1〜45重量部の官能化ブロックポリマーを含む組成物である。こ れに、ビチューメン組成物の0.001〜1重量 部の多官能価アミンを加える。 本発明の好ましい実施態様の一つでは、ビチューメン組成物は、一つ以上の共 役ジエンと、下記の構造: [式中、R1は水素、フェニル、又は炭素原子数1〜10の線状もしくは分枝状 アルキル基であり、R2は1〜14個の炭素原子を有し、第三アミンもしくはエ ーテル結合を含み得、且つ環状炭化水素であり得る環状もしくは非環状アルキル 基である] を有する一つ以上のアクリルモノマーとのブロックコポリマーを含む。 これらのポリマーは、ポリマー主鎖にアクリル官能基、特にメタクリレート又 はアクリレート官能基を含むという点で官能化されている。これはポリマーに、 反応性及び相互作用性が大きい化学基を与える。下記の構造 を有するt−ブチルはその一例である。 本発明のビチューメン−ポリマー組成物中のビチューメン成分は、天然のビチ ューメンであるか、又は鉱油から誘導したものであってよい。また、分解プロセ スによって得られる石油誘導体、ピッチ及びコールタール、並びに種々のビチュ ーメン材料のブレンドも、ビチューメン成分として使用し得る。どのようなアス ファルトを使用してもよいが、本発明は通常、アスファルテン含量が高い、即ち 該含量が12%以上のアスファルトの場合により有用である。なぜなら、このよ うなアスファルトは通常ポリマー成分に対して不相容だからである。アスファル テンは当業者には公知である。アスファルテンは、このような用途のために、ア スファルトのn−ヘプタン不溶性留分を形成する。 適当な成分の具体例としては、蒸留もしくは「直留ビチューメン」、沈降ビチ ューメン、例えばプロパンビチューメン、ブローンビチューメン及びこれらの混 合物が挙げられる。別の適当なビチューメン成分としては、前記ビチューメンの うちの一つ以上と、エキステンダー、例えば芳香族抽出物のような石油抽出物、 蒸留物もしくは残渣との混合物、又は油との混合物が挙げられる。 本発明で使用し得る酸官能化ブロックコポリマーは、種々の酸官能基含有分子 と反応させた後述のような水素化及び非水素化ブロックコポリマーである。本発 明で有用な官能化ブロックコポリマーを製造するために前述のようなブロックコ ポリマーと反応させ得る酸官能基含有分子としては、酸又はその無水物もしくは 誘導体が挙げられる。米国特許第4,868,245号には、ビニル芳香族炭化 水素ブロックに対して反応したカルボキシル基を含む官能化ポリマーが記述され ている。本発明のポリマーを官能化するための好ましい酸モノマーは、遊離基開 始反応(free radical intiated reaction)で ポリマーのジエンブロックにグラフトさせることができるモノマーである。この ような好ましいモノマーとしては、酸又はその無水物もしくは誘導体、例えばカ ルボン酸基及びその塩、無水物、エステル、イミド基、酸塩化物等が挙げられる 。この種のモノマー及びこれらのモノマーを含む官能化ポリマーは、米国特許第 4,578,429号に記述されている。好ましい改質用モノマーは、不飽和モ ノカルボキシル及びポリカルボキシル含有酸並びにその無水物及び誘導体である 。この種のモノマーの具体例としては、 マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸及び前出の特許明細書に記載されている 他の物質が挙げられる。米国特許第4,086,171号に記載のスルホン酸官 能化ポリマーも使用し得る。 使用する酸官能化ブロックコポリマーは、0.2%以上の官能基を含んでいな ければならない。なぜなら、それによって所望の改善が確実に達成されるからで ある。好ましくは、0.5%〜3%の酸官能基をポリマー中に含ませる。 本発明で使用し得る主鎖官能基含有ポリマーは、共役ジエンと前出の化学式で 示されるアクリルモノマー、例えばアルキルメタクリレート、又は加水分解した アルキルメタクリレートもしくはその無水物誘導体のようなアルキルメタクリレ ート誘導体とのポリマーである。別の適当なアクリルモノマーとしては、t−ブ チルアクリレートのようなアクリレート;2,6−ジメチルシクロ−ヘキシルメ タクリレートのような環状アルキルメタクリレート;及びアルキル基がエーテル 結合を含むアクリレート、例えばテトラヒドロフランアクリレートが挙げられる 。本発明では、2個以上の共役ジエンを含むコポリマーが有用である。共役ジエ ン及びアクリルモノマーとビニル芳香族モノマーとの コポリマーが好ましく、本発明ではそのランダムコポリマー及びブロックコポリ マーの両方が有用である。以下の説明は共役ジエンとアルキルメタクリレートと ビニル芳香族炭化水素とのブロックコポリマーに関するものであるが、ここに記 載の他のポリマーにも当てはめることができる。これは、本発明が、ブロックコ ポリマーではないが後述のような官能基を含む官能化ポリマーを包含することを 意味する。 本発明は、高分子量、低分子量及び中間の分子量のポリマーを包含する。高分 子量ポリマーには、主要種のゲル透過クロマトグラフィー(GPC)ピーク分子 量で決定して分子量数百万までのものが含まれる。低分子量ポリマーには、分子 量が僅か1000以下のものが含まれる。いずれの場合も、これらのポリマーは 共役ジエン及びアクリルモノマー(アルキルメタクリレート)の両方を含む。こ れらのポリマーは、ビニル芳香族炭化水素ブロック、即ちポリスチレンブロック を二つ以上含み得る。これらのポリマーのビニル芳香族炭化水素含量は、アスフ ァルトに対する相容性が増加するように60%以下でなければならず、妥当な分 子量で流れ抵抗が得られるように10%以上でなけれ ばならない。これらのポリマーの分子量は、低い使用量で流れ抵抗が増加するよ うに30,000以上でなければならず、アスファルトに対して相容性であり且 つ容易に混合できるように1,000,000以下でなければならない。1,0 00,000という分子量限界値は、線状構造に関するものである。3〜50個 のアームをもつラジアル又は星形ポリマーも考えられる。これらのポリマーのカ ップリングされていない前駆体は分子量が500,000以下でなければならな い。カップリング後は、50〜500,000倍、即ち25,000,000の 分子量を有し得る。 本発明の好ましい基本ポリマー類の一つは、共役ジエンと、アルキルメタクリ レートもしくはその誘導体のようなアクリルモノマーと、ビニル芳香族炭化水素 とのブロックコポリマーである。この種のブロックコポリマーは、種々の割合の モノマーを含む種々の構造のマルチブロックコポリマー、例えば60重量%以下 のビニル芳香族炭化水素を含むコポリマーであり得る。ビニル芳香族炭化水素の 含量がそれより高いと、ポリマーはビチューメンに対してあまり相容性を示さな い。従って、線状又はラジアルで対称又は非対称であり、式ABAC、ABC、 BC、BAC、C ABAC、CBC、(CB)nX、(BC)nX、(CB)nXAm、(BC) nXAm、(CB)nXBm、(BC)nXBm等で示される構造を有するマル チブロックコポリマーを使用し得る。前記式中、Aはビニル芳香族炭化水素、B はジエン、Cはアクリルモノマー、Xはカップリング剤、n及びmは1〜50の 整数である。これらは可能な構造の一部にすぎない。これらの構造の有限数は本 発明の範囲を限定するものではない。必要ではないが、Bは水素化された共役ジ エンのポリマーブロックであり得る。実施例で明らかにされるように、ジエンの 水素化が好ましい場合もある。 メタクリレートとゴムとからなるコポリマーは酸で官能化するのが望ましいこ ともある。しかしながら、酸官能化を達成する方法は、ポリマーを、(1)イソ ブチレンを除去してメタクリル酸を生成する加熱にかけるか、又は(2)酸もし くは酸触媒の存在下でポリマー溶液を加熱する(70〜90℃)ことによりエス テル基を加水分解する操作を含む。どちらの方法も不飽和ゴムを劣化させ及び/ 又は架橋させ得る。この問題を回避するためには、ゴムブロックを水素化し得る 。ポリメタクリレートのセグメントをスチ レン−ゴムの一端に逐次重合させて「ABC」型ポリマーを形成することにより スチレン−ゴムコポリマーの酸官能化を達成する別の方法も可能である。酸官能 基は、触媒を除去するための酸洗浄段階でその場で形成され得る。 本発明で使用するための好ましいポリマーは、共役ジエンブロックとアルキル メタクリレートブロックとを含むブロックコポリマーである。なぜなら、この種 のポリマーはアスファルト中での相容性がより大きく、アスファルトの低温特性 を改善すると共に、接着力、反応性、架橋性等を増加させるからである。 ブロックコポリマーは、よく知られた逐次的モノマー添加法、増分的モノマー 添加法又はカップリング法を含む任意の公知のブロック重合又は共重合方法によ って製造し得る。ブロックコポリマー分野でよく知られているように、マルチブ ロックコポリマーには、共役ジエン及びビニル芳香族炭化水素モノマーの共重合 反応速度の差を利用して、これらの物質の混合物を共重合させることによりテー パーコポリマーブロックを導入し得る。アルキルメタクリレートを含むこの種の コポリマーの製造は、米国特許第5,002,676号及び欧州特許出願第04 58.379号に 記述されている。 ポリマー及びコポリマーの製造に使用し得る共役ジエンとしては、炭素原子数 4〜8のもの、並びに1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン( イソプレン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン 、1,3−ヘキサジエン等が挙げられる。これらの共役ジエンの混合物を使用し てもよい。好ましい共役ジエンは1,3−ブタジエン及びイソプレンである。 コポリマーの製造に使用し得るビニル芳香族炭化水素としては、スチレン、o −メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、2, 4−ジメチルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアント ラセン等が挙げられる。好ましいビニル芳香族炭化水素はスチレンである。 本発明ではアルキルメタクリレートを使用するのが好ましく、例えばアルキル 基が14個以下の炭素原子を有するメタクリレートを使用する。これらのポリマ ーの誘導体、例えば部分的もしくは全面的に酸性化したメタクリレート基を有す るポリマー、これらポリマーの無水物、これらのアイオノマー、これらポリマー とアルコールとの反応生成 物等も本発明の範囲内に包含される。アルキルメタクリレートの誘導体としては 、メタクリル酸、メタクリル酸塩(例えば亜鉛、ナトリウム及び第四アンモニウ ム塩)、及び加熱により隣接酸単位との間で生成した無水物が挙げられる。ここ で留意すべきこととして、メタクリレート基の誘導体化は、ポリマーをビチュー メンに添加する前に、又はポリマーをビチューメンに添加した後その場で実施し 得る。アスファルト中でのその場での変換を補助するために、酸及び塩基のよう な触媒を添加してもよい。このようなメタクリレートエステルの非限定的具体例 としては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、sec−ブチルメタ クリレート、t−ブチルメタクリレート、i−アミルメタクリレート、ヘキシル メタクリレート、デシルメタクリレート及びドデシルメタクリレートが挙げられ る。主に重合が容易であるという理由で好ましいアルキルメタクリレートは、分 枝状ブチルメタクリレート、即ちイソ−ブチルメタクリレート及びt−ブチルメ タクリレートである。所望のポリ(アルキルメタクリレート)ブロックは、対応 するアルキルメタクリレートモノマーを直接重合することによって製造する。あ るいは、所望のブロックは、より容 易に重合し得るメタクリレートを重合し、次いで生成物をエステル交換して所望 のアルキル基を導入することにより製造する。また、アクリルモノマーブロック 内で2個以上の異なるアクリルモノマーを、ランダムに、又は逐次添加して共重 合することも可能である。好ましいのは第三ブチルメタクリレート(TBMA) である。なぜなら、精製及び重合が容易であり、且つ180℃の低温で熱分解す るからである。 本発明では、アクリルモノマー含量の高いポリマー及び高分子量アクリルモノ マーブロックも考えられる。80%又は99%にも達するアクリルモノマー含量 、及び300,000に及ぶアクリルモノマーブロック分子量が可能である。し かしながら、ある種のアクリルモノマー、例えばTBMAは、商業用に広く使用 されているモノマーと比べて現時点では値段が高い。現時点では、少なくともコ ストの観点からは、より低いアクリルモノマー含量、例えば1〜30%、好まし くは1〜10%、及びより低いブロック分子量の方が有利である。0.1%程度 のアクリルモノマーでも本発明の利点は得られるが、アクリルモノマーの使用量 を増加した方が良い結果が得られる。 ビチューメンの流れ抵抗を大幅に改善することがないアクリルモノマー含有ポ リマーは、界面特性を与える上で効果があれば、又は架橋もしくは反応するもの であれば、ビチューメンと組合わせた時、又はビチューメン及び他のポリマー( 流れ抵抗を与えるもの、例えば2個以上のスチレンブロックを含む共役ジエンと スチレンとのブロックコポリマー)と組合わせた時に利益をもたらす。アスファ ルト中で容易に架橋するポリマーは、ポリマーの体積又は重量当たりの架橋がよ り少なくてすむように、通常は高分子量を有する。また、アスファルト中で容易 に架橋し且つアクリルモノマー(又は誘導体)ブロックを含むポリマーには、ポ リマーの体積又は重量当たりの架橋がより少なくてすむように多くのアームを有 するものがある。架橋は、硫黄もしくは遊離基のような一般的な手段によって、 又はメタクリレートもしくはメタクリレート誘導体基を介して反応させることに より実施し得る。 低分子量(分子量30,000以下)アクリルモノマー含有ポリマーは、界面 で活性を示す場合、又は硬化もしくは反応してより大きい分子量のポリマーを形 成する場合には、アスファルトとブレンドすると有利である。低分子量 アクリルモノマー含有ポリマーはアスファルト中に容易に混合し得る。 本発明は、非水素化ポリマー及び水素化ポリマーの両方を使用し得る。水素化 ポリマーは特定の環境で有用である。非水素化ジエンポリマーは多くの優れた技 術的利点を有するが、主な限界の一つとして酸化し易いという欠点を有する。こ れは、特にジエンブロックにおいて、コポリマーを水素化することにより最小に し得る。これらのポリマー及びコポリマーの水素化は、十分に確立された種々の 方法、例えばラネーニッケルのような触媒、プラチナ、パラジウム等のような貴 金属、及び可溶性遷移金属触媒の存在下での水素化によって実施し得る。チタン ビスシクロペンタジエニル触媒を使用してもよい。使用し得る適当な水素化方法 は、ジエン含有ポリマー又はコポリマーをシクロヘキサンのような不活性炭化水 素希釈剤に溶解し、可溶性水素化触媒の存在下で水素と反応させるものである。 この種の方法は、米国特許第3,113,986号、第4,226,952号及 び再発行特許27,145号に開示されている。ポリマーは、ポリジエンブロッ クの残留不飽和率が水素化前の元の不飽和率の約20%以下であって、好ましく はで きるだけゼロに近いような水素化ポリマーが生成されるように実施する。 最も有用な架橋を得るために、ポリマー中の官能基は局在しているのが好まし い。局在官能基を有するポリマーの具体例の一つは、ビニル芳香族炭化水素/ジ エン/ビニル芳香族炭化水素/アクリルモノマーブロックコポリマーであり、総 ての官能基がポリマーの一端に存在している(特定具体例は後述の実施例2で使 用するポリマーである)。官能基が局在していると、架橋によって、まだ熱可塑 性であり加工が可能である十分に規定された星形構造が形成される。後述の実施 例1のポリマーの場合のようにランダムに分散されている官能基は、同一レベル で架橋した時に、熱硬化性樹脂である完全に架橋した系を生成させる。 本発明で使用するための極めて好ましいポリマーは、ビニル芳香族炭化水素/ ジエン/アクリルモノマー三ブロックコポリマーである。このポリマーを多官能 価アミンで架橋すると、著しく改善された特性を有する、即ちより高い軟化点、 より小さい針入度、及びより大きい耐疲労性を有するラジアル構造が得られる。 本発明の組成物は通常、100重量部のビチューメン成 分と、組成物100部当たり1〜45重量部の前記ポリマーとを含む。本発明の ポリマーを1部未満で使用すると、組成物は改善された特性(軟化点の上昇、針 入度の低下及び耐疲労性の増加)を示さない。45部を超える量で使用すると、 特定ポリマー構造に依存して、組成物の粘度が過剰に高くなり得る。25部以上 で使用すると、組成物の値段が過度に高くなり得る。しかしながら、25〜40 部の範囲のポリマー含量は有利である。なぜなら、多くの場合はマスターバッチ を製造場所で製造し、その後現場で補足的ビチューメンにより含量を低下させる からである。 本発明のビチューメン組成物は、2個以上のアミノ基を有する多官能価アミン を組成物の約0.001〜約1重量部含まなければならない。0.001部未満 で使用すると相容性の改善について効果が得られず、1重量部を超えると組成物 が粘稠になって処理が難しくなる。理論的には、アミンはポリマー上の官能基及 びアスファルテン上のカルボキシル基の両方と反応し、それによって二つの相を 互いに結合し、混合物をより安定にすると考えられる。このようにしてビチュー メンとポリマーは、アミンが存在していない場合に通常見られる相容性より大き い相容性を示すよ うになる。本発明で使用し得るアミン化合物の非限定的具体例としては、芳香族 アミン、例えばp−フェニレンジアミン、2,4−ジアミノトルエン、ベンジジ ン、ジアミノナフタレン、2,7−ジアミノフルオレン、メチレンジアニリン、 アミノフェニルスルホン及びジアニリンエーテル;脂肪族アミン、例えばエチレ ンジアミン、1,2−ジアミノプロパン、1,3−ジアミノプロパン、1,4− ジアミノブタン、1,5−ジアミノペンタン、ヘキサンジアミン、1,7−ジア ミノヘプタン、1,8−ジアミノオクタン、1,9−ジアミノノナン、1,10 −ジアミノデカン、1,12−ジアミノドデカン、1,2−ジアミノシクロヘキ サン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,8−ジアミノ−p−メタン、イソ ホロンジアミン、1,3−シクロヘキサンビス−(メチルアミン)、m−キシレ ンジアミン、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン、3,3−イミノビス プロピルアミン、3,3−ジアミノ−N−メチルジプロピルアミン、ジエチレン トリアミン、トリエチレンテトラアミン、テトラエチレンペンタミン、N,N− ビス(2−アミノエチル)−1,3−プロパンジアミン、N,N−ビス(3−ア ミノプロピル)−エチレンジアミン及び 1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジン;並びにトリス(2−アミノエ チル)アミンのようなポリアミンが挙げられる。第二アミンは許容し得るが、好 ましいのは第一アミンである。なぜなら、反応性がより大きく、極めて安定なイ ミドを形成するからである。芳香族アミンも許容し得るが、脂肪族アミンの方が 反応性が大きいためより好ましい。非障害(unhindered)アミンは好 ましいものであり、CH2NH2は最も好ましい。なぜなら反応性がより大きいか らである。グラフト反応を妨害しない限り、別の官能基も存在させ得る。許容し 得る基はアミン、アミド、エステル、ヒドロキシル、ハロゲン、エーテル、スル ホン、芳香族環、オレフィン、アセチレン、スルフィドである。これらは非限定 的な具体例である。高沸点(BP>160℃)アミンは、添加及び混合が容易で あるため好ましいものである。該アミンは室温で液体又は固体であり得る。 本発明の組成物は任意に別の成分、例えば粉砕タイヤのような充填剤、又はタ ルク、炭酸カルシウム及びカーボンブラックのような無機充填剤を含み得る。本 発明の組成物は、樹脂及び油、並びに安定剤のような他の成分も含み得 る。該組成物は別のポリマー、例えば共役ジオレフィンの別のポリマーも含み得 る。 本発明のホットメルトアスファルトコンクリート組成物は特に有利なものであ る。本発明のホットメルトアスファルトコンクリート組成物は通常、80重量部 〜99重量部の骨材と、1重量部〜20重量部のビチューメン組成物とを含み、 該ビチューメン組成物は通常、ビチューメン組成物100部当たり85〜99重 量部のビチューメン成分と、ビチューメン組成物100部当たり1重量部〜15 重量部の前述のいずれか1種類のポリマーとからなる。前述の利点を得るために 同量のアミンを使用する。1部以下のポリマーを使用すると、ビチューメンと骨 材との間の接着が改善されず、15部以上のポリマーを使用すると、組成物の値 段が高くなりすぎると共に粘度が大きくなる。極めて低いポリマー濃度では、ポ リマー添加の前に良好な流れ抵抗を示すアスファルトが好ましい。なぜなら、極 めて低いポリマー濃度では、ポリマーが耐変形性、即ち耐轍性のような別の特性 に余り寄与しないからである。換言すれば、ポリマー濃度が低い時は、それ自体 が良好な耐轍性を有するアスファルトが好ましい。ビチューメン組成物は任意に 別 の成分、例えば粉砕タイヤのような充填剤又は無機充填剤を含み得る。該組成物 は樹脂、油及び安定剤も含み得る。また、別のポリマー、例えば共役ジオレフィ ンの非官能化ポリマーも含み得る。 骨材は基本的に石及び砂である。骨材は、ホットミックスアスファルトコンク リートを形成するためにビチューメン組成物と混合する。ビチューメン組成物は 骨材をまとめておくための結合剤である。 本発明のビチューメン組成物をホットメルトアスファルトコンクリートで使用 する時は、前記ポリマーがビチューメン組成物100重量部当たり1〜8重量部 を占めるのが好ましい。しかしながら、最大のコスト効率で最大の剥離防止(a nti−stripping)効果を得たければ、ポリマーがビチューメン組成 物100重量部当たり1〜4重量部を占めるのが最も好ましい。 本発明の屋根材組成物も極めて有利なものである。ロールルーフィングメンブ ラン(roll roofing membrane)用に設計された屋根材組 成物では、85〜92部のアスファルトと8〜15部のポリマーとを含む組成物 が好ましい。最も好ましいのは、87〜90部の アスファルトと10〜13部のポリマーとからなる組成物である。HMAC組成 物の場合と同様に、無機充填剤、樹脂、油及び安定剤のような別の添加剤も加え 得る。 貼合せ用接着剤及びタブ接着剤にも類似の組成物を使用し得る。貼合せ用又は タブ接着剤の場合は、90〜96部のアスファルトと4〜10部のポリマーとを 含む組成物が好ましい。実施例1 無水物改質ポリマー 四つのビチューメン/ポリマーブレンドを調製した。これらのブレンドは88 %のアスファルトと、10%の非官能化非水素化ポリマー(市販の非水素化線状 スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマーであるKRATON.D1 101ゴム)と、2%のKRATON.G1901Xゴム(約1.8重量%のグ ラフトした無水マレイン酸を含む市販の選択的に水素化したスチレン−ブタジエ ン−スチレンブロックコポリマー)とを含んでいた。前記ブレンドのうちの二つ は、Shell Oil CompanyによりDeer Park、Texa s Refineryで製造されたアスファルトであるWR AC20を用 いて調製し、残りの二つは、Diamond Shamrock製アスファルト であるDS AC20を用いて調製した。いずれのアスファルトでも、二つのブ レンドのうち一方だけに0.07部のm−キシレンジアミンを加えた。 次いで、分離率を調べることによりブレンドの相容性を比較した。この操作は 、試料を窒素雰囲気下160℃で5日間エージングすることにより実施した。冷 却後は通常、透明相が、ポリマー含量の高い軟質ゴム状相と硬質ガラス状アスフ ァルテン相とに分離した。 アミンを含まないWRC AC20を検査した時はアスファルテン相が全体の 約45%を占めていたが、アミンを加えた時はアスファルテン相が全体の1〜2 %しか占めていなかった。DS AC20アスファルトの場合も、アミンを加え ないとアスファルテン相が約45%を占め、アミンを加えるとアスファルテン相 は15%にすぎなかった。従って、アミンがビチューメン/ポリマーブレンドの 相容性に実質的な影響を及ぼすのは確実であると結論できるる実施例2 第三ブチルメタクリレートポリマー この実験で使用したアスファルトはWRC AC20で ある。ここで使用した第三ブチルメタクリレート(TBMA)ポリマーは線状ス チレン(分子量15,000)−ブタジエン(分子量70,000)−スチレン (分子量7500)−TBMA(分子量5,000)ブロックコポリマーである 。 それぞれ12重量部のポリマーを含む四つのブレンドを調製した。第一のブレ ンドは前述のKRATON.D1101ゴムを含んでいた。第二のブレンドは前 述のTBMAブロックコポリマーを含んでいた。第三のブレンドは、前記TBM Aポリマーに0.08重量部のm−キシレンジアミンを加えたものを含んでいた 。第四のブレンドでは、TBMAポリマーを加える前にアミンをアスファルトに 加えた。 これら四つのブレンドの物理的性質を調べ、下記の表で比較した。相容性は前 述のように調べた。針入度はASTM D−5で測定し、ブレンドの硬度の尺度 とした。160℃粘度をブルックフィールド粘度計で測定した(ASTM D− 4402)。この粘度は重要である。なぜなら、前記温度は典型的な処理温度で あり、適当な粘度が必要とされるからである。R & Bは環球軟化点である( AS TM D−36)。 tBMAポリマー WR AC20中12%で検査したポリマー この表から明らかなように、TBMAブレンドはいずれも相容性が非水素化非 官能化ポリマーより遥かに優れている。また、針入度及び160℃粘度は類似し ているが、アミンを含む二つのTBMA試料の方がアミンを含まないTBMA試 料より大きいR & Bを有している。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年10月7日 【補正内容】 請求の範囲 1. ビチューメン成分と、1個以上の共役ジオレフィンブロックを含み、任意 にビニル芳香族炭化水素ブロックも含み、且つポリマー主鎖にグラフトした1個 以上のアクリルモノマーブロック、酸もしくは無水物基又はその誘導体のいずれ かを含む官能化ブロックポリマーと、組成物の0.001重量部〜1重量部のア ミン基数2個以上の多官能価アミンとからなるビチューメン組成物。 2. ポリマーが1個以上のビニル芳香族炭化水素ブロックも含む請求項1に記 載の組成物。 3. ポリマーが、一つ以上の共役ジオレフィンブロックと、下記の構造: [式中、R1は水素、フェニル及び炭素原子数1〜10の線状もしくは分枝状ア ルキル基の中から選択され、R2は 1〜14個の炭素原子を有し、第三アミン又はエーテル結合を含み得る環状又は 非環状アルキル基である] を有する一つ以上のアクリルモノマーブロックとを含む請求項1に記載のビチュ ーメン組成物。 4. アクリルモノマーが第三ブチルメタクリレートである請求項1から3のい ずれか一項に記載の組成物。 5. ポリマーがビチューメン組成物の1重量部〜45重量部を占める請求項1 に記載の組成物。 6. ポリマーが選択的に水素化されている請求項1に記載の組成物。 7. ポリマーがアクリルモノマーを1%〜10%含む請求項1から6のいずれ か一項に記載の組成物。 8. (a)80重量部〜99重量部の骨材と、(b)1重量部〜20重量部の 請求項1から7のいずれか一項に記載のビチューメン組成物とを含むホットメル トアスファルトコンクリート組成物。 9. ビチューメン組成物が、(a)ビチューメン組成物100部当たり85重 量部〜99重量部のビチューメン成分と、(b)ビチューメン組成物100部当 たり1重量部〜15重量部のポリマーとからなる請求項8に記載のホッ トメルトアスファルトコンクリート組成物。 10. ポリマーがビチューメン組成物100重量部当たり1重量部〜4重量部 を占める請求項8又は9に記載のホットメルトアスファルトコンクリート組成物 。 11. メンブランと請求項1に記載のビチューメン組成物とを含むロールルー フィングメンブラン。 12. ポリマーがビチューメン組成物100重量部当たり10〜13重量部を 占める請求項11に記載のロールルーフィングメンブラン。 13. 請求項1から7のいずれか一項に記載のビチューメン組成物を含むビチ ューメン接着剤組成物。 14. ポリマーがビチューメン組成物100部当たり4〜10部を占める請求 項13に記載のビチューメン組成物。 15. ビチューメン成分と、1個以上の共役ジオレフィンブロックを含み酸又 はその無水物もしくは誘導体で官能化されているブロックポリマーと、組成物の 0.001重量部〜1重量部のアミノ基数2個以上の多官能価アミンとからなる ビチューメン組成物。 16. ポリマーに、カルボン酸基及びその塩、無水物、エステル、イミド基、 酸塩化物並びにスルホン酸基の中か ら選択した1個以上のモノマーがグラフトされている請求項15に記載の組成物 。 17. ポリマーが酸又は無水物官能基を0.5%〜3%含む請求項16に記載 の組成物。 18. メンブランと請求項15に記載のビチューメン組成物とを含むロールル ーフィングメンブラン。 19. 請求項15に記載のビチューメン組成物を含むビチューメン接着剤組成 物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ビチューメン成分と、1個以上の共役ジオレフィンブロックを含み、任意 にビニル芳香族炭化水素ブロックも含み、且つポリマー主鎖にグラフトした1個 以上のアクリルモノマーブロック、酸もしくは無水物基のいずれかを含む官能化 ブロックポリマーと、組成物の0.001重量部〜1重量部のアミン基数2個以 上の多官能価アミンとからなるビチューメン組成物。 2. ポリマーが1個以上のビニル芳香族炭化水素ブロックも含む請求項1に記 載の組成物。 3. ポリマーが、一つ以上の共役ジオレフィンブロックと、下記の構造: [式中、R1は水素、フェニル及び炭素原子数1〜10の線状もしくは分枝状ア ルキル基の中から選択され、R2は1〜14個の炭素原子を有し、第三アミン又 はエーテル結合を含み得る環状又は非環状アルキル基である] を有する一つ以上のアクリルモノマーブロックとを含む請求項1に記載のビチュ ーメン組成物。 4. アクリルモノマーが第三ブチルメタクリレートである請求項1から3のい ずれか一項に記載の組成物。 5. ポリマーがビチューメン組成物の1重量部〜45重量部を占める請求項1 に記載の組成物。 6. ポリマーが選択的に水素化されている請求項1に記載の組成物。 7. ポリマーがアクリルモノマーを1%〜10%含む請求項1から6のいずれ か一項に記載の組成物。 8. (a)80重量部〜99重量部の骨材と、(b)1重量部〜20重量部の 請求項1から7のいずれか一項に記載のビチューメン組成物とを含むホットメル トアスファルトコンクリート組成物。 9. ビチューメン組成物が、(a)ビチューメン組成物100部当たり85重 量部〜99重量部のビチューメン成分と、(b)ビチューメン組成物100部当 たり1重量部〜15重量部のポリマーとからなる請求項10に記載のホットメル トアスファルトコンクリート組成物。 10. ポリマーがビチューメン組成物100重量部当た り1重量部〜4重量部を占める請求項8又は9に記載のホットメルトアスファル トコンクリート組成物。 11. メンブランと請求項1に記載のビチューメン組成物とを含むロールルー フィングメンブラン。 12. ポリマーがビチューメン組成物100重量部当たり10〜13重量部を 占める請求項11に記載のロールルーフィングメンブラン。 13. 請求項1から7のいずれか一項に記載のビチューメン組成物を含むビチ ューメン接着剤組成物。 14. ポリマーがビチューメン組成物100部当たり4〜10部を占める請求 項13に記載のビチューメン組成物。 15. ビチューメン成分と、1個以上の共役ジオレフィンブロックを含む酸又 は無水物官能化ブロックポリマーと、組成物の0.001重量部〜1重量部のア ミノ基数2個以上の多官能価アミンとからなるビチューメン組成物。 16. ポリマーに、カルボン酸基及びその塩、無水物、エステル、イミド基、 酸塩化物並びにスルホン酸基の中から選択した1個以上のモノマーがグラフトさ れている請求項15に記載の組成物。 17. ポリマーが酸又は無水物官能基を0.5%〜3% 含む請求項16に記載の組成物。 18. ポリマーがビチューメン組成物100重量部当たり1重量部〜4重量部 を占める請求項8から10のいずれか一項に記載のホットメルトアスファルトコ ンクリート組成物。 19. メンブランと請求項15に記載のビチューメン組成物とを含むロールル ーフィングメンブラン。 20. 請求項15に記載のビチューメン組成物を含むビチューメン接着剤組成 物。
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