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JPS59131664A - 被覆用組成物 - Google Patents

被覆用組成物

Info

Publication number
JPS59131664A
JPS59131664A JP523283A JP523283A JPS59131664A JP S59131664 A JPS59131664 A JP S59131664A JP 523283 A JP523283 A JP 523283A JP 523283 A JP523283 A JP 523283A JP S59131664 A JPS59131664 A JP S59131664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer latex
asphalt
latex
weight
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP523283A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Kasai
澄 笠井
Eijiro Tagami
英二郎 田上
Osamu Makawa
真川 修
Shinji Asaeda
朝枝 真二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON RATETSUKUSU KAKO KK
JSR Corp
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
NIPPON RATETSUKUSU KAKO KK
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON RATETSUKUSU KAKO KK, Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd, Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical NIPPON RATETSUKUSU KAKO KK
Priority to JP523283A priority Critical patent/JPS59131664A/ja
Publication of JPS59131664A publication Critical patent/JPS59131664A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は被覆用組成物に関し、将に各種構造体の表面を
保護するために使用される被覆材として好適な被覆用組
成物に、ぬするものである。
従来、コンクリート構築物、タンク、自動車などの輸送
車輛の機械部品、構造部品等の各種構造体の表面が、機
械的衝撃、腐食、湿気、熱、屋外暴露等によって劣化す
るのを防止するために、これらの構造体表面に保護被膜
を形成することが行われている。
このような保護被膜を形成するための被覆材としては、
熱、空気中の酸素による酸化、屋外暴露等による劣化が
小さく、シかも安価であるという利点を有することから
、アスファルトが広く用いられている。しかしながら、
アスファルトのみからなる被覆材によって形成られた保
護被膜は、温度の変化に対する特性の変化が大きく、・
待に低(縄においては脆性が大きくなるため亀裂を生じ
易く、強度が不十分となり、一方高温においては流動性
が大きくなるため変形を生じ易いという欠点を有してい
る。
これらの欠点を改良した被覆材として、アスファルトに
元項材を混入したものが知られている。
この被覆材は、1□r fMに〉ける流動性が小さいた
めに変形しに(い保護被膜を形成することができる点で
は憂れているが、低温における脆性の改良が不十分であ
って十分な強度を有する渫護披igを形成することがで
きないものであった。
一方、低温における脆性を改良した被覆材としては、ア
スファルトにゴムを混入したものが知られているが、こ
の被覆材は粘度が大きいものとなるために、保護被膜を
形成するだめの塗布作業等を円滑に行うことができず、
作業性の低いものであった。
そこで、さらにこれらの被覆材の有する欠点を改良した
ものとして、被覆材を構成する組成物を工、)、ジョン
化した低粘度の被覆相が知られtおり、例えば、乳化剤
によって分散させたアスファルトとゴムラテックスとの
エマルジョンより成る被覆材、あるいは加熱溶融したア
スファルトとゴムラテックスとのエマルジョンより成る
被覆材がある。
しかしながら、従来のエマルジョン状被覆材は、これに
よって形成される保1.免被膜の耐水性が一般に小さい
という欠点を有する。また、アスファルトを主成分とす
る被覆材による保護被膜の形成は、一般に被覆材を構造
体表面に塗布した後焼付乾燥を行うことによりなされる
が、従来のエマルジョン状被覆材は焼付乾燥工程におけ
る焼付性が劣り、例えば「フクレ」といわれる保護被膜
の局部的な被被覆体表面からの浮き上がり、あるいは「
ワレ」といわれる亀裂などの障害を発生し易い問題があ
った。
本発明は以上のような事情に基づいてなされたものであ
り、その目的とするところは、温度変化に対する特性変
化が小さくて広い温度範囲において安定した強度を有I
7、かつ変形を生じにくく、しかも高い耐水性を有する
保護被膜を形成することができ、づらに保儒被膜の形成
工程においてフクレ、ワレ等の障害が箔生ずることのな
い扱覆用組成物を提供することにある。
本発明の特徴とするところは、100重着部のアスファ
ルトと、10〜100重喰部の固形分を有するポリマー
ラテックスとを含有して成り、前l己ポリマーラテック
スは、ポリマー(固形分)に対して0.1〜3重−#係
の乳化剤を含むものであり、かつラテックス粒子の平均
粒径が1000〜2500大であると共に固形分におけ
る対トルエン不溶)昨部分の割合が40重量%以上のも
のである点にある。
以下、本発明を更に具体的に述べる。
本発明においては、100重量部のアスファルトと、1
0〜100重量部の固形分を有するポリマーラテックス
とを含有せしめて被覆用組成物とする。
ここに前記ポリマーラテックスは次の特徴を有するもの
である。
(1)ポリマーラテックスは乳化剤を用いた乳化重合に
よって合成され、このポリマーラテックスはポリマー(
固形分)に対し0.1〜3重量係の乳化剤を含有する。
(2)ポリマーラテックスのラテックス粒子の平均粒径
はJす00−2500^である。
(3)ポリマーラテックスの固形分のトルエンに対する
不溶解部分、すなわち対トルエン不溶解部分の割合は4
0重量%以上、好ましくは50〜95重量%である。
本発明被覆用組成物を構成するアスファルトとしては、
ストレートアスファルト、ブロンアスファルト等を好適
なものとして挙げることができる。
またこれらのアスファルトは、温度20Cにおける針入
度が10〜120の範囲のものであることが好ましい。
アスファルトの針入度が10よりも小さいと、アスファ
ルトを加熱してもその粘度が十分に低下しないため、ポ
リマーラテックスと混合してエマルジョンを形成するこ
とが困難となる。一方、アスファルトの針入度が120
よりも太きいと、得られる保護被膜が軟化して好捷しく
ない。
本発明被検用組成物を構成するためのポリマーラテック
スの具体例としては、スチレン−ブタジェン共重合体ラ
テックス、カルボキシル変性スチレン−ブタジェン共重
合体ラテックス、アミド変性スチレン−ブタジェン共重
合体ラテックス、アクリロニトリル変性スチレン−ブタ
ジェン共重合体ラテックス、アクリル系重合体ラテック
ス等を挙げることができるが、これらのうちスチレン−
ブタジェン共重合体ラテックス、カルボキシル変性スチ
レン−ブタジェン共重合体ラテックス、アミド変性スチ
レン−ブタジェン共重合体ラテックス、アクリル系重合
体ラテックスが特に好ましい。
すなわち、ポリマーラテックスとしてカルボキシルi 
(Iスチレン−ブタジェン共重合体ラテックスを用いた
場合には、ポリマーラテックスの分散安定性が旨<、ま
た、ポリマーラテックスに対するアスファルトの分散性
が良好であって、アスファルトの分散に要する乳化剤の
量を減少せしめることができる0乳化剤は後述するよう
に、保護被膜の耐水性に大きな影響を与えるものであり
、乳化剤の添加喰を減少させることにより保護被膜の耐
水性を向上させることができる。この点からも上記カル
ボキシル変性スチレン−ブタジェン共重合体ラテックス
は好適である。
また、ポリマーラテックスとしてアミド変1生スチレン
ーブタジェン共重合体ラテックスを用いた場合には、保
護被膜と被被覆面との接着力が大きく、その結果保護被
膜は高い防錆性を有するものとなる。
ポリマーラテックスとしてアクリル系重合体ラテックス
を用いた場合には、被覆用組成物の膜形成能が高く、そ
の結果保護被膜は高い防水性を有するものとなる。
なお、カルボキシル変性スチレン−ブタジェン共重合体
とは、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイ
ン酸、フマル酸等のエチレン性不飽和カルボン酸を単量
体成分として添加してスチレン、ブタジェンと共重合さ
せたものである0アミド変性スチレン−ブタジェン共重
合体とは、アクリルアミド、メタクリルアミドをat体
1Jk分として添加してスチレン、ブタジェンと共重合
させたものである。
アクリル変性スチレン−ブタジェン共重合体とは、アク
リル俊ニスデル、メタクリル酸エステルを単量体成分と
して添加してスチレン、ブタジェンと共重合させたもの
である1、 アクリロニトリル変性ヌチンンーブタジエン共重合体と
は、アクリロニトリルを単量体成分として添加してスチ
レン、ブタジェンと共重合させたものである。
才だアクリル系重合体ラテックスとは、アクリル酸エス
テル、メタクリル酸エステル等の不飽和カルボン酸エス
テル系モノマーの重合体、あるいはこれらのモノマーと
スチレン等のビニル系単量体との共重合体のラテックス
でおる。不飽和カルボン酸エステル系モノマーの具体例
としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリ
ル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル
その他を挙げることができる。
前記ポリマーラテックスの合成において使用される乳化
剤は、保護被膜の耐水性に大きな影響を与えるものであ
り、その使用量は生成するポリマー100重量部に対し
0.1〜3重量部、好ましくは0.5〜2重量部である
。乳化剤の使用量が3重量部を越えると、ポリマーラテ
ックスの合成が容易となると共にポリマーラテックスに
おけるアスファルトの分散が容易となることから一層均
質なエマルジョン状被覆用組成物を得ることができる点
では好ましいが、保護被膜の耐水性が低下して実用に供
し得ない。また乳化剤の使用量が0.1重量部未満であ
ると、モノマーの乳化が不十分となって重合反応が円滑
に進行しないばかりか、ポリマーラテックスに対するア
スファルトの分散が十分に行われず均質なエマルジョン
を得ることができず、実用上支障を来す。
ポリマーラテックスの合成において使用される乳化剤は
特に制限されるものではないが、通常用いられる陰イオ
ン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤を用いることが
でき、またこれらを併用することもできる。
前記ポリマーラテックスを構成するラテックス粒子の平
均粒径は、保護被膜の耐水性および被覆用組成物の焼付
性、即ち被覆用組成物の焼付乾燥工程におけるフクレ、
ワレの発生に大きな影響を与えるものであり、その範囲
は1000〜250OA、奸才しくは1200〜200
OAである。ラテックス粒子の平均粒径が太きいと、被
覆用組成−の焼付性は高いが保護被膜の耐水性が低く、
平均粒径が2500′Aを越えると耐水性の点で実用上
支障を来たす。一方ラテックス粒子の平均粒径が小さい
と保護被膜の耐水性は高いが被覆用組成物の焼付性が低
くな9、平均粒径が1000λ未満であると破援用組成
物の焼付性の点で実用上支障を来たす。
なお、ラテックス粒子の粒径は分布をなすものであり、
本発明におけるラテックス粒子の平均粒径とは、オスミ
ウム酸で処理したポリマーラテックスを電子顕微鏡で観
察した結果求められる粒径の平均値をいう。ただし、ア
クリル系重合体ラテックスのようにオスミウム酸処理を
適用することができないものにおいては、ラテックス粒
子の平均粒径とは動的光散乱法、例えはコールタ−社製
ナノサイザーによって求められる粒径の平均値をいうも
のとする。
前記ポリマーラテックスを構成するポリマーの固形分に
おける対トルエン不浴#部分の割合は4・0重量%以上
であり、特に50〜95重量饅であることが好ましい。
対トルエン不溶解す分の割合か40重量%未満であると
、被覆用組成物の焼付性が低下し、特にフクレの発生が
増大する。一方、対トルエン不溶解部分の割合y:>i
 95 M量チを越えると耐水性が劣ることがある。
また前記ポリマーラテックスの合成においては、通常重
合開始剤、重合開始助剤、キレート剤、粒径調整剤、安
定化剤等の各種無機成解質が用いられるが、これらの無
機電解質の使用量が増大すると保護被膜の耐水性が低下
する傾向にあり、無機電解質の使用量はできるだけ低減
することが好ましい。無機′電解質の使用量がポリマー
ラテックスの0.3重量係以上になると、保睡被膜の浸
水試験において保護被膜の白化、ふやけあるいは破波覆
体との密着不良等の障害が発生することがある。
なお、前記無機眠騨質はpH調整に用いられるアルカリ
、乳化剤として用Aられる有機物を含まない。
ポリマーラテックスの合成は、モノマーを通常60重徒
チ以上、好1し、くは95重量%以上、さらに好ましく
は97重t%以上の重合転化率で重合して行う。
本発明組成物におけるアスファルトとポリマーラテック
スとの組成比は、アスファルト100重量部に対しポリ
マーラテックス10〜100重量部、好ましくは20〜
80重量部である。ただしポリマーラテックスの組成比
はその固形分の重量を対象にした値である。ポリマーラ
テックスの組成比が10M量部未満であると、安定した
エマルジョンを得ることが困難となると共に、この被覆
用組成物を金属用被覆材として用いると、低温における
保護被膜の強度が不十分となってワレを発生し易くなる
。また、ポリマーラテックスの組成比が100重量部を
越えると、被覆用組成物の焼付性が低下してフクレの発
生が頻発するようになり実用上支障を来す。なお、アス
ファル)100重量部に対し、ポリマーラテックス中の
乳化剤が0.1〜2重量部となるようにポリマーラテッ
クス中の乳化剤量およびポリマーラテックス曖を調節し
ておくのが、アスファルト−ポリマーラテックスエマル
ジョンの安定性を保つために好ましい0 次に本発明組成物の製造方法について述べる。
本発明被覆用組成物は、温度6o〜18ocに加熱した
アスファルトと、温度15〜90Cのポリマーラテック
スとを急激に接触させると同時に急速な攪拌を行って、
アスファルトをエマルジョン化スることによって得られ
る。なお、イむらhるアスファルトエマルジョンの温度
が100C以上となるも合には、水分の蒸成を防止する
ためにアスファルトとポリマーラテックスとの攪拌を加
圧容益内で行う必要がある。
また、アスファルトをポリマーラテックス中に分散させ
てエマルジョンを形成する工程にふ・いて、ポリマーラ
テックス中に若干の乳化剤あるいはラテックスに通常使
用される分散剤を添加することによりアスファルトの分
散を助成することも可能である。しかしながら、乳化剤
あるいは分散剤は保睡被戻の耐水性を低下させるもので
あり、その添加酸はアスファルト100重→葭邪に対し
1車@部以下とする必要がある。
本発明組成物は必要に応じて各種の充填材を含有し−C
゛もよい。充填材を含有することにより被覆用組成物の
焼付性が向上し、フクレ、ワレの発生を防止することが
できる。充填材のJ↑、汀1号はアスファルト100京
量部しこ対し8001肴部以下、好ましくは600重敏
部以下である。充填材の含有酸が800重量部を越える
と4&覆用組成物の一般的性能、特に強度、耐水性が低
下する。充填材としてはラテックスコンパウンドに通常
使用されるものであれば特に制限はないが、例えば炭酸
カルシウム、クレー、タルク、カオリン等の無機物を挙
げることができる。
また、本発明被覆用組成物は必要に応じてラテックスコ
ンパウンドに通常使用される添加剤、例えば安定剤、凍
結防止剤、防黴剤、感熱化剤、架橋剤、顔料等を含有す
るものであってもよい。
さらに、本発明被覆用組成物は必要に応じて繊維状物質
、例えば石綿、パルプロック、コツトンリンター、ガラ
ス繊維、ポリプロピレン繊維等を含有するものであって
もよい。これらの繊維状物質を含有することによυ、被
覆用組成物を垂直あるいは傾斜した被被覆面に塗布する
場合に生ずる塗布液の流下を防止することができる。
本発明被覆用組成物は、後述する実施例によっても明ら
かなように、温度変化に対する特性変化が小さくて広い
温度範囲において安定した強度を有し、かつ変形を生じ
にクク、シかも高い耐水性を有する保護被膜を形成する
ことができると共に、保護被膜の形成工程においてもフ
クレ、ワレ等の障害が発生することのない優れたもので
ある。
そして、本発明被覆用組成物は金属、保障塗料、防振塗
料、防音塗料等として用いるのに好適なものである。
なお、本発明被覆用組成物は焼付乾燥によって保護被膜
を形成するタイプの被覆材として特に優れたものである
が、これを常温乾燥によって保護被膜を形成する場合に
も用いることができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1〜7および比較例1〜6 (1)ポリマーラテックスの製造 第1表に示す組成比を有する各反応系分散液を温度60
Cで乳化重合させ、実施例について7種、比較例につい
て6種の計13種のポリマーラテックスを得た。なお、
重合転化率はいずれも99%以上であった。
これらの谷ポリマーラテ?クスにおけるラテン(17) クス粒子の平均粒径およびポリマーラテックスの固形分
における対トルエン非溶解部分の割合全第1表に示す。
なお、これらの値は次の方法により得られたものである
ラテックス粒子の粒径:オスミウム酸処理後のラテック
スを電子顕微鏡で観察して得られ九粒径の平均値。ただ
し実施例6のポリマーラテックスについてはナノサイザ
ー(コールタ−社製)による測定の結果得られた粒径の
平均値。
ポリマーラテックスの固形分における対トルエン非溶解
部分の割合−ポリマーラテックスをメタノールで凝固し
た後乾燥して得られた固形分1.OIをトルエン100
rnl!に溶解し、1日経過後に120メツシユの金網
でろ過した後に得られる残存固形分の重量割合。
(2)被覆用組成物の製造 前述の方法で得られた各ポリマ−ラテックス3001固
形分重量)を温度50Cに加熱すると共にストレートア
スファルト(20Cにおける針入度80〜100)1に
#を温度120Cに加熱した後両者を急激に接触させ、
さらに急速な攪拌を行りてエマルジョンを得た。次にこ
のエマルジョンにタルク2 kgを混合し、実施例につ
いて7種、比較例について5種の計12種の被覆用組成
物を得た。なお、比較例1のラテックスを使用した場合
には、アスファルトヲエマルジョン化することができな
かった。
比較例1はポリマーラテックスを得るだめの1合反応に
用いる乳化剤の過少な例、比較例2はbIJ記乳化剤が
過多な例、比較例3はポリマーラテックスのラテックス
粒子の平均粒径が過小な例、比較例4は前記ラテックス
粒子の平均粒径が過大な例、比較例5はポリマーラテッ
クスにおける固形分の対トルエン非溶解部分の割合が過
小な例、比較例6はポリマーラテックスを得るための重
合反応に用いる無a電解質が過剰の例である。
(3)被覆用組成物の特性に関する実験前述の方法で得
られた各被覆用組成物を、電層塗装処理を行った鉄板製
基板に1〜2イ罵の厚さで塗布した後温度150Cで2
0分間焼付乾燥を行い、焼付性を調べた。さらにこの焼
付乾燥後の保護被膜を形成した板を水中に3日間浸漬し
た後為保護被膜の状態を観察することによシ保護被膜の
浸水性および浸水による保護被膜の基板に対する密着性
の変化を調べ、耐水性を検討した。実験の結果を第1表
に示す。なお、各特性の実験結果の標価は次のように表
わす。
(イ)焼付性 異常のないもの           Qワレまたはフ
クレを発生したもの   ×(ロ)浸水性 非浸水部との差が外観上ないもの   ○外観上白化、
ふやけを生じたもの   ×外観上白化、ふやけを若干
生じたもの △(ハ)浸水における密着性 針の頭でこすって容易に剥離しないもの○針の頭でこす
って容易に剥離したもの ×以上の実験結果より実施例
1〜7における本発明組成物を用いた場合には焼付性、
耐水性いずれも良好な保護被膜を得ることができたが、
比較例2〜6における比較用組成物を用いた場合には焼
付性あるいは耐水性が不十分な保護被膜となって実用に
供し得ないものであった。
実施例8〜15および比較例7〜10 (1)被覆用組成物の製造 実施例1で使用したポリマーラテックスと、各種アスフ
ァルトと、その他の添加剤とを第2表に示す組成および
条件下で、実施例1〜7および比較例1〜6で述べたと
同様な方法を用いてエマルジョンとした後、このエマル
ジョンに第2表に示す組成の各種充填材をそれぞれ混合
し、実施例について8種、比較例について3種、計11
種の被覆用組成物を得た。なお、比較例8のラテックス
を使用した場合には、アスファルトをエマルジョン化す
ることができなかった。
比較例7は充填材が過剰な例、比較例8はポリマーラテ
ックスが過少の例、比較例9はポリマーラテックスが過
少でありかつ無機電解質が過剰の例、比較例10はポリ
マーラテックス−が過剰な例である。
(2)被覆用組成物の特性に関する実験上述のようにし
て得られた各被覆用組成物の特性を、実施例1〜7およ
び比較例1〜6において述べたと同様な方法を用いて調
べた。実験結果を第2表に示す。
この実験結果より実施例8〜15における本発明組成物
を用いた場合には、焼付性、耐水性いずれも良好な保護
被膜を得ることができたが、比較例7.9.10におけ
る比較用組成物を用いた場合にはいずれも焼料性あるい
は耐水性が不十分な保護被膜となって実用に供し得ない
ものであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)100重量部のアスファルトと、10〜100重量
    部の固形分を有するポリマーラテックスとを含有して成
    り、前記ポリマーラテックスは、ポリマー(固形分)に
    対して0.1〜3重量%の乳化剤を含むものであり、か
    つラテックス粒子の平均粒径が1000〜2500λで
    あると共に固形分における対トルエン不溶解部分の割合
    が40重量%以上のものであることを特徴とする被覆用
    組成物。
JP523283A 1983-01-18 1983-01-18 被覆用組成物 Pending JPS59131664A (ja)

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JP (1) JPS59131664A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60152570A (ja) * 1983-12-16 1985-08-10 デブリン・ペイント・カンパニー 可とう性、耐水性塗料の製造方法
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