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JPH083929A - 橋梁における床版と橋桁のシール材 - Google Patents

橋梁における床版と橋桁のシール材

Info

Publication number
JPH083929A
JPH083929A JP13612094A JP13612094A JPH083929A JP H083929 A JPH083929 A JP H083929A JP 13612094 A JP13612094 A JP 13612094A JP 13612094 A JP13612094 A JP 13612094A JP H083929 A JPH083929 A JP H083929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bridge
sealing material
floor slab
bridge girder
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13612094A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Takahashi
高橋  健
Takashi Arai
孝 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd, Ishikawajima Construction Materials Co Ltd filed Critical Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Priority to JP13612094A priority Critical patent/JPH083929A/ja
Publication of JPH083929A publication Critical patent/JPH083929A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 橋梁を構成する床版と橋桁との間に形成され
る隙間に、容易かつ的確にシール材を配することがで
き、その施工精度の向上とコスト低減を図る。 【構成】 シール材10を、弾性を有する拡径可能なゴ
ム等でできたチューブ11の内部に充填材としてモルタ
ル12を封入した構成とする。カーブやスロープ等の傾
斜のため床版3と橋桁2との間の間隔が一定ではなく変
化する場合であっても、モルタル12の充填量を調整し
てチューブ11の外径を調整すれば、的確なサイズのシ
ール材として機能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば道路橋等の橋
梁における床版と橋桁のシール材に関する。
【0002】
【従来の技術】橋梁は、立設された複数の橋脚間に、幅
員方向に間隔をおいて配されて橋軸方向に延びる複数の
橋桁が架け渡され、これら橋桁の上に路盤が形成された
構造が一般的である。近年の道路橋の路盤は、床版と称
されるプレキャストコンクリート版を多数並べ、その上
にアスファルト等の舗装材を敷いた構造が一般化してい
る。床版は、橋桁の上に設置されて橋桁に結合される。
結合にあたっては、橋桁にスタッドボルト等のジベルを
多数植立し、床版に開けた孔または床版間の隙間にジベ
ルを通してその孔または隙間にコンクリートを打設して
いる。所要の結合力を得るために、橋桁と床版との間に
ある程度の間隔が確保され、そこに相応のコンクリート
量が打設されることが必要である。そのために、橋桁と
床版との間に、互いに離間し、かつ橋桁の長さ方向に延
びる一対のシール材を挟み、これらシール材でコンクリ
ートの流出を防止している。このシール材としては、帯
状の鋼板やゴムシート等が主に用いられている。
【0003】ところで、たとえばカーブする部分では床
版を内側に傾斜させるので外側に向かってその間隔が広
がるといったように、床版と橋桁との間隔は常に一定で
あるとは限らない。したがってこのような間隔の変化に
追随させるためには、シール材の厚さを変えたり、ある
いはシール材を複数重ねるなどして対処していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、シール
材の厚さを変えるには、厚さの異なるシール材を複数用
意することになるので手間とコストがかかり、またシー
ル材を複数重ねる作業も煩雑である。また、いずれの場
合も床版と橋桁との間に生じる間隔に的確に合うようシ
ール材を挟むことは困難で、施工精度の低下を招いてい
た。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、床版と橋桁との間に容易かつ的確にシール材を
配することができ、施工精度の向上とコスト低減も図れ
る橋梁における床版と橋桁のシール材を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためのものであり、請求項1では、床版を、橋桁の
上に、該橋桁の長さ方向に延びかつ互いに離間するシー
ル材を挟んで配し、これらシール材と橋桁と床版との間
に形成される空間にコンクリート等のグラウト材を充填
して橋梁の路盤を形成するにあたり、シール材を、弾性
を有する拡径可能なチューブの内部に充填材を封入して
なる構成としたことを特徴としている。
【0007】また、前記充填材として、モルタル、樹脂
等の自硬化性材料あるいは空気、水等の流体を用いるこ
とを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明のシール材によれば、チューブの内部
に、チューブの上端面が床版の下面に圧接する程度まで
充填材を充填することにより床版と橋桁との間を埋める
シール材として配される。カーブやスロープ等の傾斜の
ため床版と橋桁との間の間隔が一定ではなく変化する場
合であっても、充填材の充填量を適宜に調整してチュー
ブの外径を調整すれば、その間隔に応じた的確なサイズ
のシール材として機能する。
【0009】シール材を構成するチューブ内の充填材と
して空気、水等の流体を用いれば、グラウト材が硬化し
た後はシール材は必要ないのでチューブ内から空気ある
いは水を抜き、チューブを再利用できる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は橋梁1を橋軸方向から見た一部正面断面
図である。この橋梁1は道路橋で、図示せぬ複数の橋脚
間に、幅員方向に間隔を置いて配されて橋軸方向に延び
る複数の橋桁2が架け渡され、これら橋桁2間に床版3
が渡され、床版3の上にアスファルト等の舗装材4が敷
設されて路盤5が形成されている。橋桁2はI型鋼状の
架構材であり、上側の水平なフェースプレート2aの上
に左右の床版3の目地隙間6が配され、これら床版3が
フェースプレート2aに結合され、かつ床版3どうしが
結合されている。
【0011】床版3は、底面の矩形状の鋼板製スキンプ
レート3aの上にコンクリート3bが打設され、コンク
リート3bの内部には補強鉄筋(図示略)が埋設されて
なるもので、予め工場で製造されたいわゆるプレキャス
トコンクリート版である。
【0012】図2に示すように、橋桁2のフェースプレ
ート2aには、スタッドボルトからなるジベル7が橋桁
2の長さ方向に沿って多数(図2では1つしか見えない
が)植立され、これらジベル7を左右から挟むようにし
て各床版3が配されている。つまり各床版3間の目地隙
間6にジベル7が通されている。床版3は橋桁2のフェ
ースプレート2aの上に置かれているが、床版3とフェ
ースプレート2aとの間には所定の間隔Lが形成され、
この間隔Lを埋めるシール材10が左右に配されてい
る。
【0013】この一対のシール材10は、弾性を有する
たとえばゴム等でできた拡径可能な断面円形のチューブ
11の内部に、充填材12が封入されて構成されてい
る。充填材12はこの場合自硬化性材料であるモルタル
が用いられている。そして、各床版3と橋桁2とシール
材11とによって形成される空間にグラウト材としてコ
ンクリート13が打設されている。これにより各床版3
は橋桁2に結合され、かつ互いの結合もなされている。
【0014】次に、上記構造を得るまでの施工手順を説
明する。まず、橋桁2のフェースプレート2aの上に、
シール材10を構成する一対のチューブ11を配する。
チューブ11は橋桁2の幅方向両端に、橋桁2の長さ方
向に沿って置き、必要に応じてフェースプレート2aに
接する部分を接着する。次いで、床版3を図示せぬ仮受
け桁で支持して床版3とフェースプレート2aとの間に
所定の間隔Lをあける。次にチューブ11の内部に充填
材12を充填し、その上端周面が床版3の下面に圧接す
る程度までに充填量が達したら充填材12の漏れがない
よう封入する。このように充填材12を封入するには、
チューブ11の一端を閉塞し、充填後、他端を封止す
る。この後、床版3と橋桁2とシール材10とによって
形成される空間にコンクリート13を打設する。コンク
リート13が硬化した後は、床版3はコンクリート13
に支持されて橋桁2上に設置された状態になり、この
後、前記仮受け桁を除去する。
【0015】上記シール材10によれば、チューブ11
内への充填材12の充填量によりチューブ11の外径を
変化させてシール材10の高さを可変とすることができ
るので、カーブやスロープ等の傾斜のため床版3と橋桁
2との間の間隔が一定ではなく変化する場合であって
も、充填材12の充填量を適宜に調整することによりそ
の間隔に応じた的確なサイズ(高さ)のシール材10と
して機能する。したがって施工精度の向上が図られる。
【0016】図3はその一例であり、この場合カーブの
部分で床版3がカーブの内側に傾斜し、床版3と橋桁2
との間の間隔が外側に向かって広がっているが、外側の
チューブ11への充填材12の充填量を内側より多くし
てシール材10としている。また、充填材12の充填量
の調整は数値的なものを管理するのでなく、上述のよう
にチューブ11の上端周面が床版3の下面に圧接する程
度までを目視により判断すればよいので、きわめて簡単
である。また、複数のシール材を用意したり厚さの異な
るシール材を用意したりといったことを必要としないの
で、コスト低減にもつながる。
【0017】なお、シール材10を構成するチューブ1
1内の充填材としては、実施例のモルタルの他に、樹脂
等の自硬化性材料、あるいは空気、水等の流体を用いて
もよい。特に空気、水等を用いれば、コンクリート13
が硬化した後はシール材は必要ないのでチューブ11内
から空気あるいは水を抜き、チューブ11を再利用でき
る。したがって充填材としてのみならず再利用できると
いった付加価値も含めて大幅なコスト低減を図ることが
できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の橋梁にお
ける床版と橋桁のシール材によれば、弾性を有する拡径
可能なチューブの内部に充填材を封入してなる構成とし
たことを特徴とするもので、カーブやスロープ等の傾斜
のため床版と橋桁との間の間隔が一定ではなく変化する
場合であっても、床版と橋桁との間に容易かつ的確にシ
ール材として配することができ、施工精度の向上とコス
ト低減が図れるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用された橋梁の一部正面
断面図である。
【図2】図1のII部拡大図である。
【図3】一実施例の変形例を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 橋梁 2 橋桁 3 床版 6 目地隙間 10 シール材 11 チューブ 12 充填材 13 コンクリート(グラウト材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床版を、橋桁の上に、該橋桁の長さ方向
    に延びかつ互いに離間するシール材を挟んで配し、これ
    らシール材と橋桁と床版との間に形成される空間にコン
    クリート等のグラウト材を充填して橋梁の路盤を形成す
    るにあたり、前記シール材を、弾性を有する拡径可能な
    チューブの内部に充填材を封入してなる構成としたこと
    を特徴とする橋梁における床版と橋桁のシール材。
  2. 【請求項2】 前記充填材は、モルタル、樹脂等の自硬
    化性材料であることを特徴とする請求項1記載の橋梁に
    おける床版と橋桁のシール材。
  3. 【請求項3】 前記充填材は、空気、水等の流体である
    ことを特徴とする請求項1記載の橋梁における床版と橋
    桁のシール材。
JP13612094A 1994-06-17 1994-06-17 橋梁における床版と橋桁のシール材 Pending JPH083929A (ja)

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JPH083929A true JPH083929A (ja) 1996-01-09

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008240347A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Ihi Corp プレキャスト版の架設工法
JP2009079445A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Ihi Corp 止水材の後入れ施工方法及び装置
CN110629656A (zh) * 2019-10-15 2019-12-31 中铁第四勘察设计院集团有限公司 带组合梁结构的桥梁及其施工方法
KR20220163688A (ko) * 2021-06-03 2022-12-12 (주)한맥기술 외부로 돌출된 봉강을 포함하는 프리캐스트 반단면데크를 이용한 교량 시공 방법

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030527