JPH08315901A - コントロールユニット - Google Patents
コントロールユニットInfo
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- JPH08315901A JPH08315901A JP13737195A JP13737195A JPH08315901A JP H08315901 A JPH08315901 A JP H08315901A JP 13737195 A JP13737195 A JP 13737195A JP 13737195 A JP13737195 A JP 13737195A JP H08315901 A JPH08315901 A JP H08315901A
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- Japan
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- case
- circuit board
- lead wire
- connector
- connection
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回路基板を小さくすることによってケースの
小型化を図り、ケースの小型化によりシール部位を少な
くして防水性を向上する。 【構成】 コネクタ部26をケース本体23と共に絶縁
樹脂材料で一体成形し、この成形時に各リード線28を
コネクタ部26からケース本体23の底部23Aに埋設
し、各リード線28の接続ピン28Bを底部23Aから
突出させると共に、回路基板29の各プリント配線3
1,32に各接続ピン28Bに対応する位置に接続端部
31A,32Aを設ける構成とした。従って、各接続端
部31A,32Aが基板30の全体に分散するように配
置されるから、従来技術でコネクタ近傍まで引出してい
た引出し配線部を廃止して基板30(回路基板29)を
小さくし、ケース22を小型化してパッキン27の長さ
を短くする。
小型化を図り、ケースの小型化によりシール部位を少な
くして防水性を向上する。 【構成】 コネクタ部26をケース本体23と共に絶縁
樹脂材料で一体成形し、この成形時に各リード線28を
コネクタ部26からケース本体23の底部23Aに埋設
し、各リード線28の接続ピン28Bを底部23Aから
突出させると共に、回路基板29の各プリント配線3
1,32に各接続ピン28Bに対応する位置に接続端部
31A,32Aを設ける構成とした。従って、各接続端
部31A,32Aが基板30の全体に分散するように配
置されるから、従来技術でコネクタ近傍まで引出してい
た引出し配線部を廃止して基板30(回路基板29)を
小さくし、ケース22を小型化してパッキン27の長さ
を短くする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエンジンの燃料
噴射制御や点火時期制御等に用いられるコントロールユ
ニットに関し、特にケース内に回路部品を実装した回路
基板を収容したコントロールユニットに関する。
噴射制御や点火時期制御等に用いられるコントロールユ
ニットに関し、特にケース内に回路部品を実装した回路
基板を収容したコントロールユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車エンジンの燃料噴射量制
御、点火時期制御、自動変速制御等を行うのにはコント
ロールユニットが用いられ、このコントロールユニット
としては、内部が基板収容空間となったケースと、該ケ
ースに設けられ、ハーネス等が接続されるコネクタと、
前記ケースの基板収容空間内に設けられ、電気回路を構
成する集積回路素子(IC)、トランジスタ、コンデン
サ、抵抗等の複数の回路部品を実装した回路基板と、該
回路基板と前記コネクタとを接続するリード線とからな
るものが広く知られている。
御、点火時期制御、自動変速制御等を行うのにはコント
ロールユニットが用いられ、このコントロールユニット
としては、内部が基板収容空間となったケースと、該ケ
ースに設けられ、ハーネス等が接続されるコネクタと、
前記ケースの基板収容空間内に設けられ、電気回路を構
成する集積回路素子(IC)、トランジスタ、コンデン
サ、抵抗等の複数の回路部品を実装した回路基板と、該
回路基板と前記コネクタとを接続するリード線とからな
るものが広く知られている。
【0003】そこで、この種の従来技術によるコントロ
ールユニットを図8を参照しつつ説明する。
ールユニットを図8を参照しつつ説明する。
【0004】図中、1は従来技術によるコントロールユ
ニットを示し、該コントロールユニット1は、後述する
ケース2、コネクタ7、回路基板9、リード線17等か
ら構成されている。
ニットを示し、該コントロールユニット1は、後述する
ケース2、コネクタ7、回路基板9、リード線17等か
ら構成されている。
【0005】2はコントロールユニット1の外殻をなす
ケースを示し、該ケース1は、底部3Aと該底部3Aの
周縁から延設された周壁部3Bとから有底の箱形状に形
成されたケース本体3と、該ケース本体3の開口側を閉
塞する蓋体4とから構成され、これにより、該ケース2
内は回路基板9を収容する基板収容空間5となってい
る。また、前記ケース本体3の周壁部3Bにはコネクタ
挿嵌穴3Cが形成され、該コネクタ挿嵌穴3Cにはコネ
クタ7が挿嵌されている。さらに、前記ケース本体3の
開口側には全周に亘ってパッキン6が装着され、該パッ
キン6はケース本体3と蓋体4との間からケース1内に
外部の雨水等が浸入するのを防止するものである。
ケースを示し、該ケース1は、底部3Aと該底部3Aの
周縁から延設された周壁部3Bとから有底の箱形状に形
成されたケース本体3と、該ケース本体3の開口側を閉
塞する蓋体4とから構成され、これにより、該ケース2
内は回路基板9を収容する基板収容空間5となってい
る。また、前記ケース本体3の周壁部3Bにはコネクタ
挿嵌穴3Cが形成され、該コネクタ挿嵌穴3Cにはコネ
クタ7が挿嵌されている。さらに、前記ケース本体3の
開口側には全周に亘ってパッキン6が装着され、該パッ
キン6はケース本体3と蓋体4との間からケース1内に
外部の雨水等が浸入するのを防止するものである。
【0006】7はケース本体3のコネクタ挿嵌穴3Cに
挿嵌されたコネクタで、該コネクタ7には複数本の接続
端子7A,7A,…が設けられている。また、コネクタ
7の外周側にはパッキン8が装着され、該パッキン8は
該コネクタ7とコネクタ挿嵌穴3Cとの間からの雨水等
の浸入を防止している。
挿嵌されたコネクタで、該コネクタ7には複数本の接続
端子7A,7A,…が設けられている。また、コネクタ
7の外周側にはパッキン8が装着され、該パッキン8は
該コネクタ7とコネクタ挿嵌穴3Cとの間からの雨水等
の浸入を防止している。
【0007】9はケース1内に設けられた回路基板を示
し、該回路基板9は、絶縁材料から平板状に形成された
基板10と、該基板10の上面側、下面側に銅箔等によ
り所定のパターン形状をもって形成されたプリント配線
11,11,…、12,12,…とからなり、該回路基
板9の上面側には、例えば表面実装用の集積回路素子
(IC)13,13、コンデンサ14,14、トランジ
スタ15、抵抗16等の複数の回路部品が実装されてい
る。
し、該回路基板9は、絶縁材料から平板状に形成された
基板10と、該基板10の上面側、下面側に銅箔等によ
り所定のパターン形状をもって形成されたプリント配線
11,11,…、12,12,…とからなり、該回路基
板9の上面側には、例えば表面実装用の集積回路素子
(IC)13,13、コンデンサ14,14、トランジ
スタ15、抵抗16等の複数の回路部品が実装されてい
る。
【0008】ここで、各プリント配線11,12は集積
回路素子13,13、コンデンサ14,14、トランジ
スタ15、抵抗16等の回路部品を電気的に接続してい
る。また、各プリント配線11,12の一部は、前記各
回路部品に電気信号を入出力するために該各回路部品か
らコネクタ7側に伸長する引出し配線部11A,11
A,…、12A,12A,…となり、該各引出し配線部
11A,12Aの接続端はコネクタ7に沿って配設され
ている。
回路素子13,13、コンデンサ14,14、トランジ
スタ15、抵抗16等の回路部品を電気的に接続してい
る。また、各プリント配線11,12の一部は、前記各
回路部品に電気信号を入出力するために該各回路部品か
らコネクタ7側に伸長する引出し配線部11A,11
A,…、12A,12A,…となり、該各引出し配線部
11A,12Aの接続端はコネクタ7に沿って配設され
ている。
【0009】17,17,…はコネクタ7と回路基板9
との間に設けられた複数本のリード線で、該各リード線
17は、コネクタ7の各接続端子7Aと各プリント配線
11,12の引出し配線部11A,12Aとを電気的に
接続している。
との間に設けられた複数本のリード線で、該各リード線
17は、コネクタ7の各接続端子7Aと各プリント配線
11,12の引出し配線部11A,12Aとを電気的に
接続している。
【0010】従来技術によるコントロールユニット1は
上述の如き構成を有するもので、コネクタ7の各接続端
子7Aから各リード線17を介して検出信号等が入力さ
れると、各回路部品により構成された電気回路内で検出
信号に基づいた信号処理等の電気的動作を行ない、処理
した信号をコネクタ7の各接続端子7Aから外部に出力
するようになっている。
上述の如き構成を有するもので、コネクタ7の各接続端
子7Aから各リード線17を介して検出信号等が入力さ
れると、各回路部品により構成された電気回路内で検出
信号に基づいた信号処理等の電気的動作を行ない、処理
した信号をコネクタ7の各接続端子7Aから外部に出力
するようになっている。
【0011】また、コントロールユニット1は、ケース
本体3と蓋体4との間をパッキン6で液密にシールし、
コネクタ7とコネクタ挿嵌穴3Cとの間をパッキン8で
液密にシールすることにより、当該コントロールユニッ
ト1をエンジンルーム等に取付けたときに、外部の雨水
等が基板収容空間5内に浸入するのを防止して各回路部
品等を保護している。
本体3と蓋体4との間をパッキン6で液密にシールし、
コネクタ7とコネクタ挿嵌穴3Cとの間をパッキン8で
液密にシールすることにより、当該コントロールユニッ
ト1をエンジンルーム等に取付けたときに、外部の雨水
等が基板収容空間5内に浸入するのを防止して各回路部
品等を保護している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるコントロールユニット1では、各プリント
配線11,12をコネクタ7に接続するため、該各プリ
ント配線11,12の一部を引出し配線部11A,12
Aとしてコネクタ7近傍まで引出すようにしているか
ら、基板10に、集積回路素子13,13、コンデンサ
14,14、トランジスタ15、抵抗16等の回路部品
を実装し、該各回路部品間を接続するプリント配線1
1,12を形成すると共に、該各プリント配線11,1
2の一部として各引出し配線部11A,12Aを形成し
なくてはならず、該基板10(回路基板9)が大型化し
てしまうという問題がある。
来技術によるコントロールユニット1では、各プリント
配線11,12をコネクタ7に接続するため、該各プリ
ント配線11,12の一部を引出し配線部11A,12
Aとしてコネクタ7近傍まで引出すようにしているか
ら、基板10に、集積回路素子13,13、コンデンサ
14,14、トランジスタ15、抵抗16等の回路部品
を実装し、該各回路部品間を接続するプリント配線1
1,12を形成すると共に、該各プリント配線11,1
2の一部として各引出し配線部11A,12Aを形成し
なくてはならず、該基板10(回路基板9)が大型化し
てしまうという問題がある。
【0013】しかも、基板10(回路基板9)が大きく
なると、ケース2全体が大型化するから、ケース本体3
の開口が大きくなり、該ケース本体3の開口側に装着さ
れるパッキン6の全長(シール長さ)が長くなってしま
う。この結果、パッキン6の全長に比例してシール不良
が発生する確立が高まるから、当該コントロールユニッ
ト1の防水性に対する信頼性が低下するという問題があ
る。
なると、ケース2全体が大型化するから、ケース本体3
の開口が大きくなり、該ケース本体3の開口側に装着さ
れるパッキン6の全長(シール長さ)が長くなってしま
う。この結果、パッキン6の全長に比例してシール不良
が発生する確立が高まるから、当該コントロールユニッ
ト1の防水性に対する信頼性が低下するという問題があ
る。
【0014】一方、従来技術によるものでは、各プリン
ト配線11,12の引出し配線部11A,12A端部を
コネクタ7近傍に集中して配設しているから、該各引出
し配線部11A,12A端部が接近し、各リード線17
を結線(はんだ付け)するときに作業がしにくくなって
しまい、生産性が低下するという問題がある。
ト配線11,12の引出し配線部11A,12A端部を
コネクタ7近傍に集中して配設しているから、該各引出
し配線部11A,12A端部が接近し、各リード線17
を結線(はんだ付け)するときに作業がしにくくなって
しまい、生産性が低下するという問題がある。
【0015】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、回路基板を小さくすることによってケー
スの小型化を図り、ケースの小型化によりシール部位を
少なくして防水性を向上できるようにしたコントロール
ユニットを提供することを目的としている。
されたもので、回路基板を小さくすることによってケー
スの小型化を図り、ケースの小型化によりシール部位を
少なくして防水性を向上できるようにしたコントロール
ユニットを提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用するコントロールユニッ
トは、コネクタ部が一体的に樹脂成形され、内部が基板
収容空間となったケースと、該ケースに沿って設けら
れ、一端側が前記コネクタ部に延在して端子となり、他
端側が基板収容空間内で接続端となったリード線と、回
路部品を実装した状態で前記ケースの基板収容空間内に
収容して設けられ、該リード線の接続端に対応する位置
に他方の接続端が設けられた回路基板とから構成してな
る。
ために、請求項1の発明が採用するコントロールユニッ
トは、コネクタ部が一体的に樹脂成形され、内部が基板
収容空間となったケースと、該ケースに沿って設けら
れ、一端側が前記コネクタ部に延在して端子となり、他
端側が基板収容空間内で接続端となったリード線と、回
路部品を実装した状態で前記ケースの基板収容空間内に
収容して設けられ、該リード線の接続端に対応する位置
に他方の接続端が設けられた回路基板とから構成してな
る。
【0017】また、請求項2の発明のように、前記リー
ド線の他端側にはケースから基板収容空間に向け突出し
た接続手段を設け、前記回路基板には該接続手段に対応
する位置に被接続手段を設けてもよい。
ド線の他端側にはケースから基板収容空間に向け突出し
た接続手段を設け、前記回路基板には該接続手段に対応
する位置に被接続手段を設けてもよい。
【0018】さらに、請求項3の発明によるコントロー
ルユニットは、コネクタ部が一体的に樹脂成形され、内
部が基板収容空間となった有底状または有蓋状のケース
と、該ケースを形成する底部または蓋部に沿って設けら
れた複数本のリード線と、外部配線と接続するように前
記コネクタ部に設けられ、該各リード線の一端側と電気
的にそれぞれ接続された複数本の端子と、前記ケースの
底部または蓋部から基板収容空間に突出するように設け
られ、前記リード線の他端側と電気的にそれぞれ接続さ
れた複数本の接続ピンと、回路部品を実装した状態で前
記ケースの基板収容空間内に収容して設けられた回路基
板と、前記各接続ピンと対応する位置において該回路基
板に穿設された複数個のスルーホールとから構成してな
る。
ルユニットは、コネクタ部が一体的に樹脂成形され、内
部が基板収容空間となった有底状または有蓋状のケース
と、該ケースを形成する底部または蓋部に沿って設けら
れた複数本のリード線と、外部配線と接続するように前
記コネクタ部に設けられ、該各リード線の一端側と電気
的にそれぞれ接続された複数本の端子と、前記ケースの
底部または蓋部から基板収容空間に突出するように設け
られ、前記リード線の他端側と電気的にそれぞれ接続さ
れた複数本の接続ピンと、回路部品を実装した状態で前
記ケースの基板収容空間内に収容して設けられた回路基
板と、前記各接続ピンと対応する位置において該回路基
板に穿設された複数個のスルーホールとから構成してな
る。
【0019】
【作用】請求項1の発明の構成によれば、ケースとコネ
クタ部を一体的に樹脂成形することにより、従来技術で
必要であったケースとコネクタ部との間のパッキンを廃
止できる。しかも、ケースの基板収容空間内に回路基板
を取付けることにより、ケースに設けられたリード線の
接続端と回路基板の接続端とを容易に接続できる上に、
回路基板の配線の引回しを最小限にできるから、回路基
板を小型化してケースに設けられるパッキンを短くでき
る。
クタ部を一体的に樹脂成形することにより、従来技術で
必要であったケースとコネクタ部との間のパッキンを廃
止できる。しかも、ケースの基板収容空間内に回路基板
を取付けることにより、ケースに設けられたリード線の
接続端と回路基板の接続端とを容易に接続できる上に、
回路基板の配線の引回しを最小限にできるから、回路基
板を小型化してケースに設けられるパッキンを短くでき
る。
【0020】また、請求項2の発明の構成によれば、ケ
ースの基板収容空間内に回路基板を取付けるだけで、該
回路基板の被接続手段にリード線の接続手段が接続され
るから、リード線と回路基板とを容易に接続できる。
ースの基板収容空間内に回路基板を取付けるだけで、該
回路基板の被接続手段にリード線の接続手段が接続され
るから、リード線と回路基板とを容易に接続できる。
【0021】さらに、請求項3の発明の構成によれば、
ケースとコネクタ部を一体的に樹脂成形することによ
り、従来技術で必要であったケースとコネクタ部との間
のパッキンを廃止できる。しかも、ケースの基板収容空
間内に回路基板を取付けることにより、ケースの底部ま
たは蓋部に設けられた各接続ピンを回路基板の各スルー
ホールに挿通させて接続でき、回路基板をコネクタ部に
設けられた各端子にリード線を介して容易に接続できる
上に、回路基板の配線の引回しを最小限にできるから、
回路基板を小型化してケースに設けられるパッキンを短
くできる。
ケースとコネクタ部を一体的に樹脂成形することによ
り、従来技術で必要であったケースとコネクタ部との間
のパッキンを廃止できる。しかも、ケースの基板収容空
間内に回路基板を取付けることにより、ケースの底部ま
たは蓋部に設けられた各接続ピンを回路基板の各スルー
ホールに挿通させて接続でき、回路基板をコネクタ部に
設けられた各端子にリード線を介して容易に接続できる
上に、回路基板の配線の引回しを最小限にできるから、
回路基板を小型化してケースに設けられるパッキンを短
くできる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例によるコントロールユ
ニットを図1ないし図7に基づいて説明する。なお、実
施例では上述した従来技術と同一の構成要素に同一の符
号を付し、その説明を省略するものとする。
ニットを図1ないし図7に基づいて説明する。なお、実
施例では上述した従来技術と同一の構成要素に同一の符
号を付し、その説明を省略するものとする。
【0023】図中、21は本実施例によるコントロール
ユニットを示し、該コントロールユニット21は、後述
するケース22、リード線28、回路基板29から大略
構成されている。
ユニットを示し、該コントロールユニット21は、後述
するケース22、リード線28、回路基板29から大略
構成されている。
【0024】22はコントロールユニット21の外殻を
なす本実施例によるケースを示し、該ケース22は絶縁
樹脂材料を成形して設けられ、従来技術で述べたケース
2とほぼ同様に、底部23Aと該底部23Aの周縁から
延設された周壁部23Bとから有底の箱形状に形成され
たケース本体23と、該ケース本体23の開口側を閉塞
する蓋体24とから構成され、該ケース22内は基板収
容空間25となっている。しかし、本実施例によるケー
ス22は、従来技術で述べたケース2に比較して大幅に
小型化されている点と、ケース本体23に後述するコネ
クタ部26が一体的に樹脂成形されている点で従来技術
と相違している。
なす本実施例によるケースを示し、該ケース22は絶縁
樹脂材料を成形して設けられ、従来技術で述べたケース
2とほぼ同様に、底部23Aと該底部23Aの周縁から
延設された周壁部23Bとから有底の箱形状に形成され
たケース本体23と、該ケース本体23の開口側を閉塞
する蓋体24とから構成され、該ケース22内は基板収
容空間25となっている。しかし、本実施例によるケー
ス22は、従来技術で述べたケース2に比較して大幅に
小型化されている点と、ケース本体23に後述するコネ
クタ部26が一体的に樹脂成形されている点で従来技術
と相違している。
【0025】26はケース本体23の周壁部23Bに設
けられたコネクタ部を示し、該コネクタ部26はケース
本体23と一体的に樹脂成形され、これにより、該コネ
クタ部26とケース本体23との間のパッキンが省略さ
れている。また、コネクタ部26には各リード線28の
接続端子28Aが延在している。
けられたコネクタ部を示し、該コネクタ部26はケース
本体23と一体的に樹脂成形され、これにより、該コネ
クタ部26とケース本体23との間のパッキンが省略さ
れている。また、コネクタ部26には各リード線28の
接続端子28Aが延在している。
【0026】27はケース本体23の開口側に全周に亘
って設けられた本実施例によるパッキンで、該パッキン
27は、従来技術によるパッキン6と同様にケース本体
23と蓋体24との間からケース22内に雨水等が浸入
するのを防止するようになっているが、本実施例のパッ
キン27は、ケース22が小型化されたことにより従来
技術によるパッキン6に比較して全長が大幅に短くなっ
ている。
って設けられた本実施例によるパッキンで、該パッキン
27は、従来技術によるパッキン6と同様にケース本体
23と蓋体24との間からケース22内に雨水等が浸入
するのを防止するようになっているが、本実施例のパッ
キン27は、ケース22が小型化されたことにより従来
技術によるパッキン6に比較して全長が大幅に短くなっ
ている。
【0027】28,28,…はケース本体23内に埋設
された複数本のリード線を示し、該各リード線28は、
図2に示すように、ケース本体23とコネクタ部26の
樹脂成形時に鋳ぐるまれることにより、ケース本体23
の底部23A、周壁部23Bに沿って伸長するように設
けられている。また、各リード線28の一端側はコネク
タ部26内に延在して外部のハーネス(図示せず)等と
接続される接続端子28Aとなり、他端側は底部23A
から基板収容空間25に向けて上方に突出する接続ピン
28Bとなっている。なお、各リード線28の接続ピン
28Bはケース本体23の底部23A全体に分散するよ
うに配置されている。
された複数本のリード線を示し、該各リード線28は、
図2に示すように、ケース本体23とコネクタ部26の
樹脂成形時に鋳ぐるまれることにより、ケース本体23
の底部23A、周壁部23Bに沿って伸長するように設
けられている。また、各リード線28の一端側はコネク
タ部26内に延在して外部のハーネス(図示せず)等と
接続される接続端子28Aとなり、他端側は底部23A
から基板収容空間25に向けて上方に突出する接続ピン
28Bとなっている。なお、各リード線28の接続ピン
28Bはケース本体23の底部23A全体に分散するよ
うに配置されている。
【0028】29はケース22の基板収容空間25内に
収容して設けられた本実施例による回路基板を示し、該
回路基板29は、後述する基板30、プリント配線3
1,31,…、32,32,…、スルーホール33等か
ら構成されている。
収容して設けられた本実施例による回路基板を示し、該
回路基板29は、後述する基板30、プリント配線3
1,31,…、32,32,…、スルーホール33等か
ら構成されている。
【0029】30は回路基板29のベースとなる基板
で、該基板30は、従来技術で述べた基板10とほぼ同
様に絶縁材料から平板状に形成されているものの、従来
技術の基板10に比較して小さくなっている。
で、該基板30は、従来技術で述べた基板10とほぼ同
様に絶縁材料から平板状に形成されているものの、従来
技術の基板10に比較して小さくなっている。
【0030】31,31,…および32,32,…は基
板30の上面側および下面側に銅箔等により所定のパタ
ーン形状をもって形成された本実施例によるプリント配
線を示し、該各プリント配線31,32は、回路基板2
9の上面側に実装された集積回路素子(IC)13,1
3、コンデンサ14,14、トランジスタ15、抵抗1
6等の複数の回路部品を電気的に接続している。
板30の上面側および下面側に銅箔等により所定のパタ
ーン形状をもって形成された本実施例によるプリント配
線を示し、該各プリント配線31,32は、回路基板2
9の上面側に実装された集積回路素子(IC)13,1
3、コンデンサ14,14、トランジスタ15、抵抗1
6等の複数の回路部品を電気的に接続している。
【0031】また、各プリント配線31,32には、各
リード線28の接続ピン28Bに対応する位置に入出力
端となる接続端部31A,31A,…、32A,32
A,…が設けられ、該各接続端部31A,32Aの中央
は、図3に示す如く、前記各接続ピン28Bが挿通され
るスルーホール33,33,…となっている。そして、
各プリント配線31,32は、各スルーホール33に各
リード線28の接続ピン28Bを挿通させ、該各接続ピ
ン28B先端を前記各接続端部31A,32Aにはんだ
付けすることによって各リード線28と電気的に接続さ
れている。
リード線28の接続ピン28Bに対応する位置に入出力
端となる接続端部31A,31A,…、32A,32
A,…が設けられ、該各接続端部31A,32Aの中央
は、図3に示す如く、前記各接続ピン28Bが挿通され
るスルーホール33,33,…となっている。そして、
各プリント配線31,32は、各スルーホール33に各
リード線28の接続ピン28Bを挿通させ、該各接続ピ
ン28B先端を前記各接続端部31A,32Aにはんだ
付けすることによって各リード線28と電気的に接続さ
れている。
【0032】ここで、本実施例による回路基板29で
は、各プリント配線31,32の接続端部31A,32
Aを各リード線28の接続ピン28Bに対応するように
基板30の全体に分散して配設することにより、従来技
術による各プリント配線11,12で設けていた引出し
配線部11A,12Aを省略し、基板30の小型化、即
ち回路基板29全体を小型化している。
は、各プリント配線31,32の接続端部31A,32
Aを各リード線28の接続ピン28Bに対応するように
基板30の全体に分散して配設することにより、従来技
術による各プリント配線11,12で設けていた引出し
配線部11A,12Aを省略し、基板30の小型化、即
ち回路基板29全体を小型化している。
【0033】本実施例によるコントロールユニット21
は、上述の如き構成を有するもので、その基本的作動に
ついては従来技術によるものと格別差異はない。
は、上述の如き構成を有するもので、その基本的作動に
ついては従来技術によるものと格別差異はない。
【0034】然るに、本実施例によれば、コネクタ部2
6をケース本体23と共に絶縁樹脂材料で一体成形し、
この成形時に各リード線28をコネクタ部26からケー
ス本体23の底部23Aに亘って埋設し、該各リード線
28の他端側を底部23Aから接続ピン28Bとして突
出させると共に、回路基板29の各プリント配線31,
32に該各接続ピン28Bに対応する位置に接続端部3
1A,32Aを設ける構成としている。従って、各プリ
ント配線31,32の接続端部31A,32Aが従来技
術のようにコネクタ部26近傍に集中することなく基板
30全体に分散されるように配置されるから、従来技術
による各プリント配線11,12で設けていた引出し配
線部11A,12Aを廃止することができ、該各引出し
配線部11A,12Aを廃止することで基板30(回路
基板29)を大幅に小型化することができる。
6をケース本体23と共に絶縁樹脂材料で一体成形し、
この成形時に各リード線28をコネクタ部26からケー
ス本体23の底部23Aに亘って埋設し、該各リード線
28の他端側を底部23Aから接続ピン28Bとして突
出させると共に、回路基板29の各プリント配線31,
32に該各接続ピン28Bに対応する位置に接続端部3
1A,32Aを設ける構成としている。従って、各プリ
ント配線31,32の接続端部31A,32Aが従来技
術のようにコネクタ部26近傍に集中することなく基板
30全体に分散されるように配置されるから、従来技術
による各プリント配線11,12で設けていた引出し配
線部11A,12Aを廃止することができ、該各引出し
配線部11A,12Aを廃止することで基板30(回路
基板29)を大幅に小型化することができる。
【0035】また、各プリント配線31,32の接続端
部31A,32Aに位置してスルーホール33を設けて
いるから、ケース本体23内に回路基板29を取付ける
ことにより、各リード線28の接続ピン28Bを該各ス
ルーホール33に挿通させ、この状態で該各接続ピン2
8Bと各接続端部31A,32Aをはんだ付けするだけ
で、各リード線28と各プリント配線31,32を容易
に接続することができる。
部31A,32Aに位置してスルーホール33を設けて
いるから、ケース本体23内に回路基板29を取付ける
ことにより、各リード線28の接続ピン28Bを該各ス
ルーホール33に挿通させ、この状態で該各接続ピン2
8Bと各接続端部31A,32Aをはんだ付けするだけ
で、各リード線28と各プリント配線31,32を容易
に接続することができる。
【0036】かくして、本実施例では、従来技術による
各プリント配線11,12で設けていた引出し配線部1
1A,12Aを廃止することで基板30(回路基板2
9)を大幅に小さくすることができるから、基板30の
小型化に対応してケース22全体を小型化することがで
き、当該コントロールユニット21を小型、軽量化して
取付け自由度を向上することができる。
各プリント配線11,12で設けていた引出し配線部1
1A,12Aを廃止することで基板30(回路基板2
9)を大幅に小さくすることができるから、基板30の
小型化に対応してケース22全体を小型化することがで
き、当該コントロールユニット21を小型、軽量化して
取付け自由度を向上することができる。
【0037】しかも、基板30を小型化することによ
り、ケース本体23の開口を小さくし、該ケース本体2
3の開口側に装着されるパッキン27の全長(シール長
さ)を短くすることができるから、パッキン27にシー
ル不良が発生する確立を低減することができ、コントロ
ールユニット21の防水性に対する信頼性を大幅に向上
することができる。
り、ケース本体23の開口を小さくし、該ケース本体2
3の開口側に装着されるパッキン27の全長(シール長
さ)を短くすることができるから、パッキン27にシー
ル不良が発生する確立を低減することができ、コントロ
ールユニット21の防水性に対する信頼性を大幅に向上
することができる。
【0038】また、ケース本体23内に回路基板29を
取付け、各リード線28の接続ピン28Bと各プリント
配線31,32の接続端部31A,32Aをはんだ付け
するだけで、各リード線28と各プリント配線31,3
2を容易に接続することができるから、結線作業(はん
だ付け作業)を容易にして生産性を向上することができ
る。
取付け、各リード線28の接続ピン28Bと各プリント
配線31,32の接続端部31A,32Aをはんだ付け
するだけで、各リード線28と各プリント配線31,3
2を容易に接続することができるから、結線作業(はん
だ付け作業)を容易にして生産性を向上することができ
る。
【0039】また、各プリント配線31,32の接続端
部31A,32Aを基板30全体に分散して配置してい
るから、該各接続端部31A,32Aとリード線28の
接続ピン28Bとの結線部位をある程度離間させること
ができ、はんだ付け等の結線作業を容易にして生産性を
向上することができる。
部31A,32Aを基板30全体に分散して配置してい
るから、該各接続端部31A,32Aとリード線28の
接続ピン28Bとの結線部位をある程度離間させること
ができ、はんだ付け等の結線作業を容易にして生産性を
向上することができる。
【0040】さらに、本実施例では、ケース本体23と
一体的にコネクタ部26を樹脂成形しているから、コネ
クタ部26の組付け作業を省略して組立作業性を向上す
ることができる上に、ケース本体23とコネクタ部26
との間からの雨水の浸入を完全に絶つことができ、コン
トロールユニット21の防水性を向上することができ
る。
一体的にコネクタ部26を樹脂成形しているから、コネ
クタ部26の組付け作業を省略して組立作業性を向上す
ることができる上に、ケース本体23とコネクタ部26
との間からの雨水の浸入を完全に絶つことができ、コン
トロールユニット21の防水性を向上することができ
る。
【0041】なお、前記実施例では、各リード線28の
他端側を接続ピン28Bとしてケース本体23の底部2
3Aから基板収容空間25内に突出させた場合を例示し
たが、例えば、図4に示す第1の変形例の如く、ケース
本体41の底部41Aに円柱突起42を一体的に設け、
該円柱突起42内をリード線28の接続ピン28Bが伸
長する構成としてもよく、この場合には、接続ピン28
Bの曲がり等による位置ずれを円柱突起42で防止で
き、該接続ピン28Bをスルーホール33に確実に挿入
させることができる。
他端側を接続ピン28Bとしてケース本体23の底部2
3Aから基板収容空間25内に突出させた場合を例示し
たが、例えば、図4に示す第1の変形例の如く、ケース
本体41の底部41Aに円柱突起42を一体的に設け、
該円柱突起42内をリード線28の接続ピン28Bが伸
長する構成としてもよく、この場合には、接続ピン28
Bの曲がり等による位置ずれを円柱突起42で防止で
き、該接続ピン28Bをスルーホール33に確実に挿入
させることができる。
【0042】また、図5に示す第2の変形例の如く、ケ
ース本体51の底部51Aに円柱突起52を一体的に設
け、該円柱突起52内でリード線53の接続ピン53A
を伸長させると共に突出端側を接点部53Bとし、絶縁
基板54に形成されたプリント配線55の接続端部55
Aを該絶縁基板54下面側に突出させて前記リード線5
3の接点部53Bと電気的に接続するようにしてもよ
く、この場合には、はんだ付け作業を省略して結線作業
を容易にできる。
ース本体51の底部51Aに円柱突起52を一体的に設
け、該円柱突起52内でリード線53の接続ピン53A
を伸長させると共に突出端側を接点部53Bとし、絶縁
基板54に形成されたプリント配線55の接続端部55
Aを該絶縁基板54下面側に突出させて前記リード線5
3の接点部53Bと電気的に接続するようにしてもよ
く、この場合には、はんだ付け作業を省略して結線作業
を容易にできる。
【0043】さらに、図6に示す第3の変形例の如く、
ケース本体61の底部61Aに凹部62を設け、該凹部
62内にリード線63の接点部63Aを突出させると共
に、絶縁基板64に形成されたプリント配線65の接続
端部65Aを該絶縁基板64下面側に突出させて前記リ
ード線63の接点部63Bと電気的に接続するようにし
てもよい。
ケース本体61の底部61Aに凹部62を設け、該凹部
62内にリード線63の接点部63Aを突出させると共
に、絶縁基板64に形成されたプリント配線65の接続
端部65Aを該絶縁基板64下面側に突出させて前記リ
ード線63の接点部63Bと電気的に接続するようにし
てもよい。
【0044】一方、前記実施例では、各リード線28
(53,63)の一端側を接続端子28Aとし、他端側
を接続ピン28B(53A)としたが、各リード線の一
端側に別体の接続端子を電気的に接続して設け、他端側
に別体の接続ピンを電気的に接続して設けるようにして
もよい。
(53,63)の一端側を接続端子28Aとし、他端側
を接続ピン28B(53A)としたが、各リード線の一
端側に別体の接続端子を電気的に接続して設け、他端側
に別体の接続ピンを電気的に接続して設けるようにして
もよい。
【0045】また、前記実施例では、ケース22を有底
箱形状のケース本体23等から構成し、該ケース本体2
3の底部23Aに各リード線28を埋設したが、これに
替えて、ケースを有蓋箱形状の蓋体等から構成し、該蓋
体の蓋部に各リード線を埋設してもよい。即ち、図7に
示す第4の変形例の如く、実施例と同様の構成要素には
ダッシュ(′)を付すものとするが、コネクタ部26′
を蓋体23′と一体成形すると共に、回路基板29′を
蓋体23′側に取付けるようにすればよい。
箱形状のケース本体23等から構成し、該ケース本体2
3の底部23Aに各リード線28を埋設したが、これに
替えて、ケースを有蓋箱形状の蓋体等から構成し、該蓋
体の蓋部に各リード線を埋設してもよい。即ち、図7に
示す第4の変形例の如く、実施例と同様の構成要素には
ダッシュ(′)を付すものとするが、コネクタ部26′
を蓋体23′と一体成形すると共に、回路基板29′を
蓋体23′側に取付けるようにすればよい。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、ケースとコネクタ部を一体的に樹脂成形すること
により、従来技術で必要であったケースとコネクタ部と
の間のパッキンを廃止できる上に、ケースとコネクタ部
との間からの雨水の浸入を完全に絶つことができ、コン
トロールユニットの防水性を向上できる。しかも、ケー
スの基板収容空間内に回路基板を取付けることにより、
ケースに設けられたリード線の接続端と回路基板の接続
端とを容易に接続でき、生産性を向上できる上に、回路
基板の配線の引回しを最小限にできるから、回路基板を
小型化してケースに設けられるパッキンの長さを短くで
き、シール不良が発生する確立を低減してコントロール
ユニットの防水性を向上することができる。さらに、リ
ード線の接続端をケースの基板収容空間に配設すること
で、リード線の接続端と回路基板の接続端との結線部位
を分散させて離間することができ、結線作業を容易かつ
確実なものにできる。
れば、ケースとコネクタ部を一体的に樹脂成形すること
により、従来技術で必要であったケースとコネクタ部と
の間のパッキンを廃止できる上に、ケースとコネクタ部
との間からの雨水の浸入を完全に絶つことができ、コン
トロールユニットの防水性を向上できる。しかも、ケー
スの基板収容空間内に回路基板を取付けることにより、
ケースに設けられたリード線の接続端と回路基板の接続
端とを容易に接続でき、生産性を向上できる上に、回路
基板の配線の引回しを最小限にできるから、回路基板を
小型化してケースに設けられるパッキンの長さを短くで
き、シール不良が発生する確立を低減してコントロール
ユニットの防水性を向上することができる。さらに、リ
ード線の接続端をケースの基板収容空間に配設すること
で、リード線の接続端と回路基板の接続端との結線部位
を分散させて離間することができ、結線作業を容易かつ
確実なものにできる。
【0047】また、請求項2の発明によれば、ケースの
基板収容空間内に回路基板を取付けるだけで、該回路基
板の被接続手段にリード線の接続手段を接続することが
できるから、リード線と回路基板とを容易に接続でき、
結線作業時の作業性を向上して生産性を向上することが
できる。
基板収容空間内に回路基板を取付けるだけで、該回路基
板の被接続手段にリード線の接続手段を接続することが
できるから、リード線と回路基板とを容易に接続でき、
結線作業時の作業性を向上して生産性を向上することが
できる。
【0048】さらに、請求項3の発明によれば、ケース
とコネクタ部を一体的に樹脂成形することにより、従来
技術で必要であったケースとコネクタ部との間のパッキ
ンを廃止できる上に、ケースとコネクタ部との間からの
雨水の浸入を完全に絶つことができ、コントロールユニ
ットの防水性を向上できる。しかも、ケースの基板収容
空間内に回路基板を取付けることにより、ケースの底部
または蓋部に設けられた各接続ピンを回路基板の各スル
ーホールに挿通させて接続できるから、回路基板をコネ
クタ部に設けられた各端子にリード線を介して容易に接
続でき、生産性を向上できる上に、回路基板の配線の引
回しを最小限にできるから、回路基板を小型化してケー
スに設けられるパッキンの長さを短くできる。さらに
は、各接続ピンをケースの底部または蓋部に配設するこ
とで、該各接続ピンを底部または蓋部に分散して配置
し、回路基板のスルーホールとの結線部位を離間させる
ことができるから、結線作業を容易かつ確実なものにし
て作業性を向上できる。
とコネクタ部を一体的に樹脂成形することにより、従来
技術で必要であったケースとコネクタ部との間のパッキ
ンを廃止できる上に、ケースとコネクタ部との間からの
雨水の浸入を完全に絶つことができ、コントロールユニ
ットの防水性を向上できる。しかも、ケースの基板収容
空間内に回路基板を取付けることにより、ケースの底部
または蓋部に設けられた各接続ピンを回路基板の各スル
ーホールに挿通させて接続できるから、回路基板をコネ
クタ部に設けられた各端子にリード線を介して容易に接
続でき、生産性を向上できる上に、回路基板の配線の引
回しを最小限にできるから、回路基板を小型化してケー
スに設けられるパッキンの長さを短くできる。さらに
は、各接続ピンをケースの底部または蓋部に配設するこ
とで、該各接続ピンを底部または蓋部に分散して配置
し、回路基板のスルーホールとの結線部位を離間させる
ことができるから、結線作業を容易かつ確実なものにし
て作業性を向上できる。
【図1】本発明の実施例によるコントロールユニットの
内部構造を示す一部破断の平面図である。
内部構造を示す一部破断の平面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向から見た断面図であ
る。
る。
【図3】図2中の要部を拡大して示す断面図である。
【図4】本発明の第1の変形例を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の変形例を示す断面図である。
【図6】本発明の第3の変形例を示す断面図である。
【図7】本発明の第4の変形例を示す断面図である。
【図8】従来技術によるコントロールユニットの内部構
造を示す一部破断の平面図である。
造を示す一部破断の平面図である。
21,21′ コントロールユニット 22,22′ ケース 23,41,51,61 ケース本体 23A,41A,51A,61A 底部 24,23′ 蓋体 26,26′ コネクタ部 28,28′,53,63 リード線 28A,28A′ 接続端子 28B,28B′,53A 接続ピン 29,29′ 回路基板 31,31′,32,32′,55,65 プリント配
線 31A,31A′,32A,32A′,55A,65A
接続端部 33,33′ スルーホール
線 31A,31A′,32A,32A′,55A,65A
接続端部 33,33′ スルーホール
Claims (3)
- 【請求項1】 コネクタ部が一体的に樹脂成形され、内
部が基板収容空間となったケースと、該ケースに沿って
設けられ、一端側が前記コネクタ部に延在して端子とな
り、他端側が基板収容空間内で接続端となったリード線
と、回路部品を実装した状態で前記ケースの基板収容空
間内に収容して設けられ、該リード線の接続端に対応す
る位置に他方の接続端が設けられた回路基板とから構成
してなるコントロールユニット。 - 【請求項2】 前記リード線の他端側にはケースから基
板収容空間に向け突出した接続手段を設け、前記回路基
板には該接続手段に対応する位置に被接続手段を設けて
なる請求項1に記載のコントロールユニット。 - 【請求項3】 コネクタ部が一体的に樹脂成形され、内
部が基板収容空間となった有底状または有蓋状のケース
と、該ケースを形成する底部または蓋部に沿って設けら
れた複数本のリード線と、外部配線と接続するように前
記コネクタ部に設けられ、該各リード線の一端側と電気
的にそれぞれ接続された複数本の端子と、前記ケースの
底部または蓋部から基板収容空間に突出するように設け
られ、前記リード線の他端側と電気的にそれぞれ接続さ
れた複数本の接続ピンと、回路部品を実装した状態で前
記ケースの基板収容空間内に収容して設けられた回路基
板と、前記各接続ピンと対応する位置において該回路基
板に穿設された複数個のスルーホールとから構成してな
るコントロールユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13737195A JPH08315901A (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | コントロールユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13737195A JPH08315901A (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | コントロールユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08315901A true JPH08315901A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=15197129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13737195A Pending JPH08315901A (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | コントロールユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08315901A (ja) |
-
1995
- 1995-05-11 JP JP13737195A patent/JPH08315901A/ja active Pending
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