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JP5720450B2 - 圧力センサおよび圧力センサの取り付け構造 - Google Patents

圧力センサおよび圧力センサの取り付け構造 Download PDF

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Description

本発明は、ハウジングとコネクタケースとを一体に組み付け、ハウジングとコネクタケースとの間に構成される内部空間に圧力検出素子を収容してなる圧力センサおよび圧力センサの取り付け構造に関するものである。
従来より、ハウジングとコネクタケースとが一体に組み付けられ、ハウジングとコネクタケースとの間に構成される内部空間に圧力検出素子が備えられた圧力センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、コネクタケースは、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の樹脂で構成されて円柱状とされており、中心軸に沿って樹脂を貫通するピン状のターミナルが備えられている。そして、一端部側に開口部が形成されており、当該開口部内にターミナルの一端部が露出している。また、ハウジングには、収容凹部が備えられている。そして、コネクタケースのうち開口部が形成される一端部と反対側の他端部がハウジングの収容凹部に挿入され、収容凹部の開口端がコネクタケースにかしめられることでハウジングとコネクタケースとが一体化されている。
また、コネクタケースとハウジングとの間にて内部空間が構成されており、この内部空間に圧力検出素子が備えられている。そして、内部空間内において、圧力検出素子とターミナルとが電気的に接続されている。このような圧力センサは、かしめ部が外部環境に曝されることになるため、かしめ部から水等の異物が内部空間に浸入することを防止するためにかしめ部に防水剤等のシール材が配置されている。
上記圧力センサは、コネクタケースが外部コネクタに取り付けられ使用される。具体的には、外部コネクタは、コネクタケースのうち開口部が形成されている一端部が差し込まれる外部コネクタハウジングと、ターミナルと電気的に接続されるコネクタ端子とを備えている。そして、圧力センサは、コネクタケースのうち開口部が形成されている一端部が外部コネクタハウジングに差し込まれ、ターミナルとコネクタ端子とが電気的に接続されることによって外部との電気的な接続が図れるようになっている。また、外部コネクタには、シール材が配置されており、コネクタケースが差し込まれると当該シール材によって外部コネクタとコネクタケースとの間の隙間が密封されるようになっている。すなわち、コネクタケースの開口部内に水等の異物が浸入しないようになっている。
特開平11−23400号公報
上記圧力センサでは、かしめ部、つまり、ハウジングとコネクタケースとの境界に防水剤等のシール材を配置して内部空間に水等の異物が浸入しないようにしているが、この防水材を配置するためには塗布工程と乾燥工程の2工程が必要になるため、ハウジングとコネクタケースとの組付工程が長くなり、コストの増加を招くという問題がある。さらに、シール材は劣化する可能性があるため、長期的に信頼性が低下するという問題がある。
また、ハウジングとコネクタケースとの境界から水等の異物が浸入することを抑制する圧力センサとして次の構造のものがある。すなわち、この圧力センサは、コネクタケースが円柱状の樹脂部と、樹脂部のうちハウジング側の他端部側の外周面(側面)を囲むと共に他端部の一面から突出する筒状の金属部とを備えて構成されている。そして、金属部における樹脂部から突出している部分がハウジングに溶接されることにより、コネクタケースとハウジングとが一体に組みつけられている。これによれば、コネクタケースがハウジングに溶接接合されているため、コネクタケースとハウジングとの間から水等の異物が浸入することを抑制することができる。
しかしながら、この圧力センサでは、コネクタケースのうち樹脂部と金属部との界面が外部環境に曝されることになり、この界面から内部空間に水等の異物が浸入してしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、内部空間に水等の異物が浸入することを抑制することができ、組付工程を簡略化することができると共に信頼性を向上させることができる圧力センサおよび圧力センサの取り付け構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、測定媒体が導入される圧力導入孔(12a)が所定方向に延設され、当該圧力導入孔(12a)の一端部側に圧力によって変形可能なダイヤフラム(13)を備えたハウジング(10)と、ダイヤフラム(13)のうち圧力導入孔(12a)側と反対側に備えられ、ダイヤフラム(13)の変形に応じた電気的信号を出力する圧力検出素子(40)と、圧力検出素子(40)と電気的に接続されるターミナル(22)を備えた筒状部材であって、一端部側が開口部(24)とされてターミナル(22)の一端部を開口部(24)内に露出させると共に他端部側がハウジング(10)と接合されてハウジング(10)との間に圧力検出素子(40)を収容する密封された内部空間(30)を構成するコネクタケース(20)と、を有する圧力センサにおいて、以下の点を特徴としている。
すなわち、コネクタケース(20)は、樹脂部(21)と、樹脂部(21)の外周面を覆う金属部(23)とを有して構成され、樹脂部(21)と金属部(23)との界面が開口部(24)内に位置していると共に内部空間(30)内に位置していることを特徴としている。
このような圧力センサでは、樹脂部(21)と金属部(23)との界面は開口部(24)に位置しており、外部コネクタ(50)に取り付けられた際に当該開口部(24)が密封される。このため、樹脂部(21)と金属部(23)との界面に防水剤等のシール材を配置する必要がなく、ハウジング(10)とコネクタケース(20)との組付工程を簡略化することができ、コストが増加することを抑制することができる。また、シール材を配置しないため、長期的な信頼性を向上させることができる。なお、内部空間(30)は密封されており、内部空間(30)内に位置する金属部(23)と樹脂部(21)との界面にシール材を配置する必要もない。
また、樹脂部(21)は外周面が金属部(23)で覆われるため、外部環境に曝されることがない。このため、樹脂部(21)として、耐環境性の低いポリブチレンテレフタレート(PBT)等の材料を用いることができ、ポリフェニレンサルファイド(PPS)を用いる場合と比較してコストの低下を図ることができる。
さらに、コネクタケース(20)は、樹脂部(21)と当該樹脂部(21)の外周面を覆う金属部(23)とを有して構成されているため、コネクタケース(20)を樹脂部(21)のみで構成した場合と比較して、共振点を高くすることができ、耐振動性を向上させることができる。
また、金属部(23)は電磁シールドとしての機能も有する。このため、樹脂部(21)の外周面を金属部(23)で覆うことにより、ターミナル(22)がアンテナとして機能してしまうことを抑制することができ、検出結果に外部ノイズが含まれることを抑制することができる。
例えば、請求項2に記載の発明のように、ハウジング(10)を金属材料で構成し、コネクタケース(20)の金属部(23)とハウジング(10)とを溶接接合することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、ターミナル(22)と圧力検出素子(40)とをフレキシブルプリント基板(42)を介して電気的に接続することができる。
さらに、請求項4に記載の発明のように、樹脂部(21)をポリブチレンテレフタレートを用いて構成することができる。
そして、請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の圧力センサを外部コネクタ(50)に取り付ける取り付け構造であって、外部コネクタ(50)は、コネクタケース(20)が差し込まれる筒状の外部コネクタハウジング(52)と、外部コネクタハウジング(52)内に配置されるコネクタ端子(51)およびシール材(53)とを有し、コネクタケース(20)が外部コネクタハウジング(52)に差し込まれることにより、ターミナル(22)とコネクタ端子(51)とが電気的に接続されると共にシール材(53)によってコネクタケース(20)の内周壁面と外部コネクタハウジング(52)との間の隙間が封止されて開口部(24)が密封されることを特徴としている。
この場合、請求項6に記載の発明のように、樹脂部(21)と金属部(23)との界面が密封された開口部(24)内に位置するようにすることが好ましい。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における圧力センサの断面構成を示す図である。 図1に示す圧力センサの外部コネクタへの取り付け構造を示す概略断面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態における圧力センサの断面構成を示す図である。なお、本実施形態における圧力センサは、例えば、コモンレールの燃料パイプ内の圧力検出に用いられると好適である。
図1に示されるように、圧力センサは、ハウジング10とコネクタケース20とが接合され、ハウジング10とコネクタケース20との間に構成される内部空間30に圧力検出素子40が収容されて構成されている。
ハウジング10は、中心部に貫通孔11aが形成されてリング状とされた金属製のベース部11と、円柱部材であって一端部側が貫通孔11aに差し込まれる金属製のパイプ部12とを備えている。そして、ベース部11とパイプ部12とは、パイプ部12の一端部側が貫通孔11aに差し込まれた状態でパイプ部12がベース部11の下面側に溶接されて接合されている。すなわち、ハウジング10は、ベース部11の下面中心部から下方に延びるパイプ部12を一体的に有している。このようなハウジング10は、ハウジング10全体を一体物として製造する場合と比較して、製造工程を簡単にすることができ、さらに、ベース部11およびパイプ部12の材質を互いに異ならせることもできるため、適用性を向上させることができる。
パイプ部12は、他端部側からパイプ部12の中心軸に沿って測定媒体を導入する圧力導入孔12aが形成されている。そして、圧力導入孔12aの一端部側(先端位置)において、パイプ部12が薄肉化されており、この薄肉化された部分によって圧力により変形可能なダイヤフラム13が構成されている。すなわち、パイプ部12は、一端部を閉塞するダイヤフラム13が一体的に設けられ、他端部が開口しているものである。
また、パイプ部12の他端部側の外周面には、ねじ部14が形成されている。そして、圧力センサは、特に図示しないが、コモンレール部分に設けられた雌ねじ部を有する取り付け孔に対し、パイプ部12のねじ部14がねじ込まれることにより取り付けられる。これにより、パイプ部12の圧力導入孔12aにコモンレール圧(燃料圧)が導入され、ダイヤフラム13がその圧力を受けて変形する。
ハウジング10の上面中央部、つまりダイヤフラム13のうち圧力導入孔12a側と反対側には、半導体チップで構成される圧力検出素子40が接着用ガラス41を介して接着されており、圧力検出素子40にはダイヤフラム13の圧力(変形)が伝達されるようになっている。これにより、圧力検出素子40から圧力に応じた電気的信号が出力される。
圧力検出素子40は、シリコン基板に4個の歪みゲージがブリッジ回路を構成するように形成されていると共に増幅回路等が形成された一般的なものが用いられる。本実施形態では、圧力検出素子40は、図1中紙面左側の部分に、電源用、グランド用、信号出力用の3個の図示しない電極パッドを備えている。
コネクタケース20は、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の成型品で構成される樹脂部21と、3本のターミナル22(図1中では、一本のみ図示)と、樹脂部21の外周面に配置される金属部23とをインサート成形により一体的に備えて構成された円柱状とされており、一端部(図1中上端部)に開口部24が形成されている。
樹脂部21は、円柱ブロック状のボディ部21aと、そのボディ部21aから上方(ハウジング10と反対側)に延びると共にボディ部21aよりも径が小さくされた円柱状のコネクタハウジング21bとを備えて構成されている。
ボディ部21aは、コネクタハウジング21b側と反対側の一面(以下では、単に下面という)のうち図1中の左側部分が凹まされて収容部21cが形成されている。この収容部21cは断面形状が矩形状とされており、後述するフレキシブルプリント基板(以下では、単にFPCという)42の中間部(たるみ部分)が収容される大きさとされている。コネクタハウジング21bは、ボディ部21aと共に一体成型されており、ボディ部21a側と反対側の端部に開口部24を構成する凹部21dが形成されている。
各ターミナル22は、それぞれ上下方向に延びるピン状とされており、樹脂部21を貫通している。具体的には、一端部が凹部21d内に突出していると共に他端部がボディ部21aの下面から下方にわずかに突出している。
金属部23は、筒状とされており、ハウジング10(ベース部11)の外径寸法よりもやや径が小さく構成され、中心軸に沿った長さ(図1中紙面上下方向の長さ)が樹脂部21よりも長くされている。そして、金属部23は、ボディ部21aおよびコネクタハウジング21bの外周面に密着しており、一端部(図1中上端部)が樹脂部21から上方に延びていると共に他端部(図1中下端部)が樹脂部21から下方に延びている。なお、金属部23の一端部は、コネクタハウジング21bに形成された凹部21dと共に開口部24を構成している。すなわち、コネクタケース20のうちハウジング10側と反対側に位置する金属部23と樹脂部21との界面は、開口部24内に位置している。
また、金属部23の他端部は、中心軸に向かう方向と反対方向、つまり外側に折り曲げられてフランジ部23aとされている。そして、このフランジ部23aの全周がハウジング10のベース部11の上面に、溶接接合されることにより、ハウジング10とコネクタケース20とが接合されている。これにより、ハウジング10とコネクタケース20との間に、ボディ部21aの下面、ハウジング10の上面、金属部23で封止された内部空間30が構成される。そして、この内部空間30内に上記圧力検出素子40や、FPC42等の部品が収容されている。また、コネクタケース20のうちハウジング10側の金属部23と樹脂部21との界面は、内部空間30内に位置している。
FPC42は、例えば、ポリイミドフィルムの表面に銅箔等の配線パターン42aが形成されて構成されている。本実施例では、FPC42は、全体として細長い帯状に形成され、ターミナル22の本数に対応する3本(図1中では、1本のみ図示)の配線パターン42aが長手方向に並行して延びて設けられている。
そして、このFPC42の表面のうち一端部側には、特に図示しないが、圧力検出素子40との接続用の3個の電極が各配線パターン42aにそれぞれ連続して設けられている。また、FPC42の他端部には、各ターミナル22との接続用の3個のスルーホール42bが各配線パターン42aにそれぞれ接続されて設けられている。また、このFPC42の途中部(スルーホール42bに近い部分)には、ノイズ除去用の(ノイズフィルタを構成する)チップコンデンサ43が実装されている。
このようなFPC42は、一端部側の裏面がハウジング10の上面の圧力検出素子40の左側部分に接着され、各配線パターン42aの端部の電極が圧力検出素子40の各電極とボンディングワイヤ44を介して電気的に接続されている。一方、FPC42の他端部側は、図1に示されるように、一端部側の接着部分から上方右側に折り返された状態で、その裏面側がボディ部21aの下面に接着される。また、各ターミナル22の他端部がFPC42に形成された各スルーホール42bに通され、はんだ45を介して各配線パターン42aに接続される。すなわち、各ターミナル22と圧力検出素子40とは、FPC42およびボンディングワイヤ44を介して電気的に接続されている。また、FPC42は長尺であるため、内部空間30内に配置された際にFPC42の中間部にたるみ部分が生ずるが、その中間部(たるみ部分)が、収容部21c内に収容されている。
以上が本実施形態における圧力センサの構成である。次に、このような圧力センサを車両に搭載される電子制御装置(ECU)等の外部コネクタに取り付けた取り付け構造について説明する。図2は、本実施形態における圧力センサの外部コネクタへの取り付け構造を示す概略断面図である。
外部コネクタ50は、ターミナル22と電気的に接続されるコネクタ端子51と、コネクタ端子51を備えたポリブチレンテレフタレート(PBT)等の樹脂で構成される外部コネクタハウジング52と、シール材53とを備えている。
外部コネクタハウジング52は、円柱状とされており、コネクタケース20と組み付けられる一端部にコネクタケース20の外形よりもわずかに大きくされた開口部54を有している。言い換えると、ハウジング10は、一端部側が筒状とされている。
また、外部コネクタハウジング52は、開口部54の底面にコネクタケース20側に突出し、コネクタ端子51を備える接続部55を備えている。コネクタ端子51は、先端面が接続部55から露出しており、先端部にターミナル22の外形よりもわずかに大きくされた開口部56を有している。つまり、コネクタ端子51は、先端部が筒状とされている。そして、開口部56の側面に金属で構成される板バネ57を備えている。また、接続部55の周囲には、リング状のシール材53が配置されている。
このような構造の外部コネクタ50へ圧力センサが取り付けられる。具体的には、ターミナル22がコネクタ端子51に差し込まれるように、コネクタケース20が外部コネクタハウジング52に差し込まれて取り付けられている。このとき、開口部56には板バネ57が配置されているため、板バネ57を介してターミナル22とコネクタ端子51とが電気的に接続される。また、コネクタケース20が外部コネクタハウジング52に差し込まれた際、シール材53がコネクタケース20の内周壁面と接続部55の外周壁面との間で押し潰されるため、開口部24が密封される。なお、金属部23と樹脂部21との界面が密封された開口部24内に位置するように、ターミナル22の長さや接続部55の長さ等が適宜調整されている。
以上説明したように、上記圧力センサでは、樹脂部21と金属部23との界面は、内部空間30に位置していると共に開口部24に位置している。そして、外部コネクタ50に取り付けられた際、開口部24が密封され、樹脂部21と金属部23との界面は、密封された開口部24内に位置している。このため、樹脂部21と金属部23との界面に防水剤等のシール材を配置する必要がなく、ハウジング10とコネクタケース20との組付工程を簡略化することができ、コストが増加することを抑制することができる。また、シール材を配置しないため、長期的な信頼性を向上させることもできる。
また、樹脂部21は外周面が金属部23で覆われるため、外部環境に曝されることがなく、耐環境性の低いポリブチレンテレフタレート(PBT)等の材料を用いることができ、ポリフェニレンサルファイド(PPS)を用いる場合と比較してコストの低下を図ることができる。
さらに、コネクタケース20は、樹脂部21と当該樹脂部21の外周面を覆う金属部23とを有して構成されているため、コネクタケース20を樹脂部21のみで構成した場合と比較して、共振点を高くすることができ、耐振動性を向上させることができる。
また、金属部23は電磁シールドとして機能も有する。このため、ターミナル22がアンテナとして機能してしまうことを抑制することができ、検出結果に外部ノイズが含まれることを抑制することができる。
(他の実施形態)
上記第1実施形態では、ハウジング10は、ベース部11とパイプ部12との2部材を備えて構成されるものについて説明したが、ハウジング10は1部材で構成されていてもよい。
また、上記第1実施形態では、樹脂部21、ターミナル22、金属部23をインサート成形によって一体的に構成する例について説明したが、次のようにすることもできる。例えば、樹脂部21およびターミナル22を一体成型すると共に、上記構造の金属部23を用意する。その後、金属部23の他端部から樹脂部21およびターミナル22を一体成型したものを圧入することによってコネクタケース20を形成するようにしてもよい。
そして、上記第1実施形態では、金属部23とハウジング10とを溶接接合する例について説明したが、次のようにすることのもできる。すなわち、金属部23とハウジング10とを接着剤によって接合することもできる。また、金属部23にねじ部を形成すると共にハウジング10に金属部23のねじ部に対応する雌ねじ部を備えた取り付け孔を形成し、コネクタケース20とハウジング10とをねじ結合するようにしてもよい。
10 ハウジング
11 ベース部
12 パイプ部
13 ダイヤフラム
20 コネクタケース
21 樹脂部
22 ターミナル
23 金属部
24 開口部
30 内部空間
40 圧力検出素子
50 外部コネクタ

Claims (6)

  1. 測定媒体が導入される圧力導入孔(12a)が所定方向に延設され、当該圧力導入孔(12a)の一端部側に圧力によって変形可能なダイヤフラム(13)を備えたハウジング(10)と、
    前記ダイヤフラム(13)のうち前記圧力導入孔(12a)側と反対側に備えられ、前記ダイヤフラム(13)の変形に応じた電気的信号を出力する圧力検出素子(40)と、
    前記圧力検出素子(40)と電気的に接続されるターミナル(22)を備えた筒状部材であって、一端部側が開口部(24)とされて前記ターミナル(22)の一端部を前記開口部(24)内に露出させると共に他端部側が前記ハウジング(10)と接合されて前記ハウジング(10)との間に前記圧力検出素子(40)を収容する密封された内部空間(30)を構成するコネクタケース(20)と、を有する圧力センサにおいて、
    前記コネクタケース(20)は、樹脂部(21)と、前記樹脂部(21)の外周面を覆う金属部(23)とを有して構成され、前記樹脂部(21)と前記金属部(23)との界面が前記開口部(24)内に位置していると共に前記内部空間(30)内に位置していることを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記ハウジング(10)は、金属材料で構成され、
    前記コネクタケース(20)は、前記金属部(23)が前記ハウジング(10)に溶接接合されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記ターミナル(22)と前記圧力検出素子(40)とは、フレキシブルプリント基板(42)を介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力センサ。
  4. 前記樹脂部(21)は、ポリブチレンテレフタレートを用いて構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つに記載の圧力センサを外部コネクタ(50)に取り付ける圧力センサの取り付け構造であって、
    前記外部コネクタ(50)は、前記コネクタケース(20)が差し込まれる筒状の外部コネクタハウジング(52)と、前記外部コネクタハウジング(52)内に配置されるコネクタ端子(51)およびシール材(53)とを有し、
    前記コネクタケース(20)が前記外部コネクタハウジング(52)に差し込まれることにより、前記ターミナル(22)と前記コネクタ端子(51)とが電気的に接続されると共に前記シール材(53)によって前記コネクタケース(20)の内周壁面と前記外部コネクタハウジング(52)との間の隙間が封止されて前記開口部(24)が密封されることを特徴とする圧力センサの取り付け構造。
  6. 前記樹脂部(21)と前記金属部(23)との界面が密封された前記開口部(24)内に位置していることを特徴とする請求項5に記載の圧力センサの取り付け構造。
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