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JPH0831582A - バックライト装置及び該バックライト装置を備えた照明手段 - Google Patents

バックライト装置及び該バックライト装置を備えた照明手段

Info

Publication number
JPH0831582A
JPH0831582A JP6182853A JP18285394A JPH0831582A JP H0831582 A JPH0831582 A JP H0831582A JP 6182853 A JP6182853 A JP 6182853A JP 18285394 A JP18285394 A JP 18285394A JP H0831582 A JPH0831582 A JP H0831582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
preheating
lighting
current
transformer
backlight device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6182853A
Other languages
English (en)
Inventor
Satohiko Kitahara
聡彦 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6182853A priority Critical patent/JPH0831582A/ja
Publication of JPH0831582A publication Critical patent/JPH0831582A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】1つの予熱手段と1つの点灯手段によって複数
の蛍光灯を駆動することにより、駆動回路の簡素化を図
り、コストの低減を図る。 【構成】予熱手段2を駆動すると、2次側巻き線21b
を介して各左側フィラメント5L,…には予熱電流が流
れ、他の2次側巻き線21c,…を介して各右側フィラ
メント5R,…には予熱電流が流れてこれらのフィラメ
ントは予熱される。次に、点灯手段3を駆動すると、2
次側端子31b1 ,31b2 を介して各蛍光灯FL1,
…には電圧が印加され、各蛍光灯FL1,…は点灯され
る。これらの蛍光灯FL1,…は1つの予熱手段2と1
つの点灯手段3によって駆動されるため、駆動回路は簡
素化され、また、バックライト装置1のコスト低減が図
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、液晶パネ
ル等の情報表示手段を照射するバックライト装置及び該
バックライト装置を備えた照明手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶パネルに光を照射して、
該液晶パネルに表示された情報に認識を容易にするバッ
クライト装置及び該バックライト装置を備えた照明手段
は種々提案されている。
【0003】かかるバックライト装置は、光源としての
蛍光灯(熱陰極管)を備えており、該蛍光灯のフィラメ
ントを予熱するための予熱手段や、該蛍光灯を点灯させ
るための点灯手段などを備えている。
【0004】ところで、大画面の液晶パネルにおいては
表示部の明るさを均一にする必要があり、蛍光灯を複数
本備えたバックライト装置が使用されていた。そして、
このように複数本の蛍光灯を備えたバックライト装置に
あっては、上記予熱手段や点灯手段も蛍光灯の数だけ具
備されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように予熱手段や点灯手段を蛍光灯の本数だけ備えた場
合には、その分駆動回路や周辺回路が複雑となり、コス
トの上昇や、大型化を招くという問題があった。また、
このように点灯手段等を熱陰極管毎に設けたのでは、い
ずれかが異常となった場合には、熱陰極管の輝度が等し
くなくなってしまい、表示品質が低下するという問題が
あった。
【0006】一方、従来においては、熱陰極管や周辺の
駆動回路は常に駆動されていたが、そのために熱陰極管
の寿命が低下したり、エネルギが無駄になるという問題
があった。
【0007】そこで、本発明は、複数の熱陰極管を1つ
の点灯手段等によって駆動することにより、装置の簡素
化等を図るバックライト装置及び該バックライト装置を
備えた照明手段を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、熱陰極管と、該熱陰極管を予
熱する予熱手段と、前記熱陰極管に電圧を印加して該熱
陰極管を点灯する点灯手段と、を備えたバックライト装
置に関し、特に、前記熱陰極管を複数備え、該複数の熱
陰極管の予熱を1つの予熱手段により行い、かつ、該複
数の熱陰極管の点灯を1つの点灯手段により行う、こと
を特徴とする。この場合、前記熱陰極管が、相対向する
ように配置された第1の電極と第2の電極とを有し、前
記予熱手段が、予熱用電源と予熱用トランスとからな
り、前記第1の電極及び前記第2の電極に電流を流して
これらの電極の予熱を行い、前記点灯手段が、点灯用電
源と点灯用トランスとからなり、前記第1の電極と前記
第2の電極との間に電圧を印加して前記熱陰極管を点灯
する、ようにすると好ましい。また、前記予熱用トラン
スが、前記第2の電極よりも1つ多い2次側巻き線を有
し、前記複数の熱陰極管における複数の第1の電極が直
列に接続されて1つの2次側巻き線と共に閉回路を形成
し、かつ、前記複数の熱陰極管における複数の第2の電
極が、それぞれ独立に前記予熱用トランスの2次側巻き
線と共に閉回路を形成する、ようにすると好ましい。さ
らに、前記予熱用トランスが、2つの2次側巻き線を有
し、前記複数の熱陰極管における複数の第1の電極が直
列に接続されて1つの2次側巻き線と共に閉回路を形成
し、前記複数の熱陰極管における複数の第2の電極が、
他の2次側巻き線に対して並列に接続されて、該2次側
巻き線と共に閉回路を形成し、かつ、各第2の電極に整
流手段を設けて、前記予熱用トランスから前記各第2の
電極への電流の流れを許容すると共に前記点灯用トラン
スから前記予熱用トランスへの電流の流れを許容しな
い、ようにすると好ましい。またさらに、前記点灯用ト
ランスと前記複数の第2の電極との間にそれぞれチョー
クコイルを介装してなる、ようにすると好ましい。ま
た、前記第1の電極に流れる電流を検知する第1の電流
検知手段と、前記第2の電極に流れる電流を検知する第
2の電流検知手段と、これら第1及び第2の電流検知手
段からの信号に基づき異常判別を行う異常判別手段と、
を備えてなるようにすると好ましい。さらに、前記第1
の電流検知手段が、前記点灯用トランス及び前記予熱用
トランスと前記第1の電極との間に流れる電流を検知
し、かつ、前記第2の電流検知手段が、前記点灯用トラ
ンス及び前記予熱用トランスと前記第2の電極との間に
流れる電流を検知する、ようにしてもよい。また、前記
第1の電流検知手段が、1つの第1コイルと該コイルに
接続された第1の検知装置とからなり、前記第2の電流
検知手段が、前記第2の電極と同数の第2コイルとこれ
らのコイルに接続された第2の検知装置とからなり、前
記第1コイルを前記点灯用トランス及び前記予熱用トラ
ンスと前記第1の電極との間に介装し、前記複数の第2
コイルを前記点灯用トランス及び前記予熱用トランスと
前記第2の電極との間にそれぞれ介装し、各第2コイル
を、直列に、かつコイルの極性を順次逆にして接続し、
これら第2コイルと前記第2の検知装置と共に閉回路を
形成してなる、ようにすると好ましい。さらに、前記異
常判別手段からの信号に基づき異常表示を行う異常表示
手段を備えてなる、ようにしてもよい。また、前記予熱
用電源及び点灯用電源が自励発振により電流の制御を行
う、ようにしてもよい。さらに、前記予熱用電源及び点
灯用電源がパルス幅制御により電流の制御を行う、よう
にしてもよい。
【0009】一方、本発明に係る照明手段は、複数の前
記バックライト装置と、これら複数のバックライト装置
の各予熱手段及び点灯手段を駆動する制御手段と、を備
え、かつ、前記制御手段が、各バックライト装置のそれ
ぞれの異常判別手段からの信号を受けて、異常が発生し
たバックライト装置の駆動を止めると共に該異常が発生
したバックライト装置以外のバックライト装置における
熱陰極管の輝度を高めて光量の低下を補完する、ことを
特徴とする。この場合、前記制御手段によって駆動され
て異常表示を行う異常表示手段を備えてなる、ようにし
てもよい。また、本発明に係る照明手段は、前記バック
ライト装置と、該バックライト装置によって照射されて
情報の表示を行う情報表示手段と、該情報表示手段の駆
動信号の変化を検知する表示信号検知手段と、前記バッ
クライト装置の点灯手段を駆動する制御手段と、を備
え、かつ、前記表示信号検知手段が前記情報表示手段の
駆動信号の変化を所定時間検知しない場合には、前記制
御手段が前記点灯手段の駆動を停止する、ことを特徴と
する。この場合、前記予熱用電源及び点灯用電源が自励
発振により電流の制御を行う、ようにしてもよい。ま
た、前記予熱用電源及び点灯用電源がパルス幅制御によ
り電流の制御を行う、ようにしてもよい。
【0010】
【作用】以上構成に基づき予熱手段を起動すると、該手
段によって熱陰極管が予熱され、該熱陰極管の電極から
の熱電子放出が容易な状態になる。この状態で前記点灯
手段を駆動すると、前記熱陰極管に電圧が印加されて該
熱陰極管が点灯される。この場合、熱陰極管が複数ある
にもかかわらず、該複数の熱陰極管の予熱を1つの予熱
手段により行うと共にそれらの点灯を1つの点灯手段に
より行うようにしたため、その分装置が簡素化される。
【0011】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
【0012】まず、本発明の第1実施例について、図1
に沿って説明する。
【0013】本実施例に係るバックライト装置1は、4
本の蛍光灯(熱陰極管)FL1,FL2,FL3,FL
4と、これらの蛍光灯FL1,…を予熱する1つの予熱
手段2と、これらの蛍光灯FL1,…に電圧を印加して
該蛍光灯を点灯する1つの点灯手段3と、を備えてい
る。
【0014】上述した予熱手段2は、予熱用電源として
のランプ予熱電圧発生手段20を備えており、該発生手
段はパルス幅制御(PWM制御)によって所定の電圧を
発生するように構成されている。また、ランプ予熱電圧
発生手段20には予熱用トランス21が接続されてお
り、該トランス21は、1つの1次側巻き線21aと、
5つの2次側巻き線21b,21c,21d,21e,
21fとを有している。つまり、本実施例の予熱用トラ
ンス21は、蛍光灯FL1,…の数(後述する左側フィ
ラメントの数であり、4つ)よりも1つ多い、5つの2
次側巻き線を有している。
【0015】また、点灯手段3も同様に、点灯用電源と
してのランプ点灯電圧発生手段30を備えており、該発
生手段はパルス幅制御(PWM制御)によって所定の電
圧を発生するように構成されている。また、ランプ点灯
電圧発生手段30には点灯用トランス31が接続されて
おり、該トランス31は、1次側巻き線31aと2次側
巻き線31bとを有している。
【0016】一方、各蛍光灯FL1,…は、周知のよう
に、その両端部に第1の電極5L及び第2の電極5Rが
相対向するように配置されて構成されており(以下、説
明の便宜のため“右側フィラメント5R”とし、“左側
フィラメント5L”とする)、各左側フィラメント(第
1の電極)5Lは、直列に接続されると共に、予熱用ト
ランス21の2次側巻き線21bと共に閉回路を構成し
ている。したがって、上記ランプ予熱電圧発生手段20
を駆動すると、1次側巻き線21aと2次側巻き線21
bとの巻き数比に応じた電流(以下、“予熱電流”とす
る)が各左側フィラメント5L,…に流れ、これらの左
側フィラメント5L,…が予熱されることとなる。
【0017】また、他方の右側フィラメント(第2の電
極)5R,…は、左側フィラメント5L,…のように直
列には接続されておらず、予熱用トランス21の2次側
巻き線21c,21d,21e,21fと共にそれぞれ
独立に別々の閉回路を構成している。したがって、上記
ランプ予熱電圧発生手段20を駆動すると、各右側フィ
ラメント5R,…には別々の予熱電流が流れ、これらの
フィラメント5R,…が予熱されることとなる。
【0018】また、上述した点灯用トランス31の2次
側端子31b1 は、蛍光灯FL1の左側フィラメント5
Lに接続されており、点灯電流が2次側端子31b1
ら各左側フィラメント5L,…に供給されるように構成
されている。一方、蛍光灯FL1,…の各右側フィラメ
ント5R,…には、チョークコイルL1,L2,L3,
L4を介して点灯用トランス31の2次側端子31b2
が接続されており、4本の蛍光灯FL1,…は、2次側
巻き線31bに対して並列に接続されるように構成され
ている。なお、本実施例においては、上述したチョーク
コイルL1,…によって点灯時の電流の安定化が図られ
ている。
【0019】ついで、本実施例の作用について説明す
る。
【0020】いま、ランプ予熱電圧発生手段20を起動
すると、該手段はパルス幅制御(PWM制御)によって
所定の電圧を所定時間だけ発生する。すると、トランス
21の2次側巻き線21bには予熱電流が発生し、該予
熱電流は、直列に接続された左側フィラメント5L,…
を流れてこれらを予熱する。また、他の2次側巻き線2
1c,21d,21e,21fにもそれぞれ予熱電流が
誘起され、各予熱電流は右側フィラメント5R,…を流
れて各フィラメントを予熱する。これにより、全てのフ
ィラメント5L,…,5R,…が熱電子放出の可能な状
態になる。
【0021】該予熱が終了すると、点灯電圧発生手段3
0が起動される。そして、該起動によって各蛍光灯FL
1,…の右側フィラメント5Rと左側フィラメント5L
との間には所定の電圧が印加されて、各蛍光灯FL1,
…が点灯される。
【0022】次に、本実施例の効果について説明する。
【0023】本実施例によれば、複数の蛍光灯FL1,
…を1つの予熱手段2及び1つの点灯手段3によって駆
動するように構成したため、駆動回路や周辺回路が複雑
とならず、その分コストの低減が図れ、装置も簡単なも
のとなる。したがって、回路の信頼性が向上し、装置の
メンテナンス性も向上される。
【0024】また、本実施例においては、左側フィラメ
ント5L,…を直列に接続しており、1つの2次側巻き
線21bのみによってこれら全ての左側フィラメント5
L,…を予熱するように構成されている。したがって、
その分予熱用トランス21の2次側巻き線を少なくで
き、装置の軽量化が図れる。
【0025】ところで、仮に、予熱用トランスの2次側
巻き線の数を2つのみとし、左右両側のフィラメント5
L,…,5R,…を共に、上述左側フィラメント5L,
…のように直列に接続し、さらに、左側のフィラメント
5L,…と1つの巻き線とによって、及び右側のフィラ
メント5R,…と他の1つの巻き線とによってそれぞれ
閉回路を形成したとすると、点灯手段3を駆動しても電
圧降下等の原因により1つの蛍光灯FL1のみが点灯
し、他の蛍光灯FL2,FL3,FL4は点灯しないこ
ととなる。しかし、本実施例によれば、直列に接続する
フィラメントは左側のもののみであり、右側のフィラメ
ントは図示のように接続されるため、上述のような問題
を回避して、確実な点灯を確保できる。
【0026】また、通常、1つの点灯手段で複数の蛍光
灯を点灯させようとした場合には、点灯開始電圧がばら
ついて、1つの蛍光灯が点灯してしまうと残りの蛍光灯
は点灯しない状況が発生するが、本実施例によれば、蛍
光灯FL1,…毎にチョークコイルL1,…が配置され
ているため、全ての蛍光灯FL1,…に適正な電圧が印
加される。したがって、これらの蛍光灯FL1,…が同
時にかつ安定して点灯される。
【0027】なお、上述実施例においては左側フィラメ
ント5L,…を直列に接続すると共に右側フィラメント
5R,…を独立にするものとしたが、もちろんこれに限
る必要はなく、右側フィラメント5R,…を直列に接続
すると共に左側フィラメント5L,…を独立にするよう
にしてもよい。
【0028】次に、図2に沿って、本発明の第2実施例
について説明する。なお、図1に示すものと同一部分は
同一符号を付して説明を省略する。
【0029】本実施例に係るバックライト装置10にお
いては、予熱用トランス121は2つの2次側巻き線1
21b,121cを有している。そして、一方の2次側
巻き線121cには各右側フィラメント5R,…が並列
に接続されており、他方の2次側巻き線121bは、上
述第1実施例と同様に、直列に接続された左側フィラメ
ント5L,…と共に閉回路を構成している。また、各右
側フィラメント5R,…と2次側巻き線121cとの間
には、整流手段としてのコモンモードチョークLa1,
La2,La3,La4がそれぞれ介装されており、予
熱用トランス12から各右側フィラメント5R,…への
予熱電流の流れは阻害せず、点灯電圧発生手段30を起
動した場合には、点灯用トランス31から予熱用トラン
ス121を介して左側フィラメント5L,…へ電流が流
れるのを防止し、安定した動作を可能としている。
【0030】ついで、本実施例の効果について説明す
る。
【0031】本実施例によれば、予熱用トランス121
の巻き線が上述実施例よりもさらに少なくなるため、バ
ックライト装置の軽量化を図ることが可能となる。ま
た、本実施例のように2次側巻き線121cに対して各
右側フィラメント5R,…を並列に接続した場合には、
右側フィラメント5R,…から左側フィラメント5L,
…へ電流が予熱用トランス121を介して流れてしま
い、蛍光灯FL1,…の動作が不安定となるが、本実施
例においては上述のようにコモンモードチョークLa
1,…が介装されているため、安定した駆動が確保され
る。
【0032】次に、図3に沿って、本発明の第3実施例
について説明する。なお、図1に示すものと同一部分は
同一符号を付して説明を省略する。
【0033】本実施例に係るバックライト装置50は、
電流検知手段51,52、異常判別手段53、及び表示
手段54を備えている点で、上述第1実施例のものと異
なる。
【0034】ここで、電流検知手段(第1の電流検知手
段)51は、1つのコイル(第1コイル)51aを有し
ており、該コイルは点灯用トランス31の2次側端子3
1b1 と左側フィラメント5Lとの間(点灯用トランス
31と左側フィラメント5Lとの間で、かつ予熱用トラ
ンス21と左側フィラメント5Lとの間)の回路に介装
されている。また、このコイル51aは電流検知装置
(第1の検知装置)51bに接続されており、CT(カ
レントトランス)を構成して、左側フィラメント5Lに
流れる電流(すなわち、予熱電流又は点灯電流)を検知
するように構成されている。
【0035】また、他方の電流検知手段(第2の電流検
知手段)52は、4つのコイル(第2コイル)52a,
52b,52c,52dを有している。そして、これら
のコイル52a,…は、点灯用トランス31の2次側端
子31b2 と各右側フィラメント5R,…との間(点灯
用トランス31と右側フィラメント5Rとの間で、かつ
予熱用トランス21と右側フィラメント5Rとの間)の
回路に介装されており、これらのコイル52a,…は直
列に接続されて電流検知装置(第2の検知装置)52e
に接続されて、同様にCTを構成している。なお、各コ
イル52a,…は、右側フィラメント5Rの数と同数で
あり、直列に接続されている。また、各コイル52a,
…は、コイルの極性(コイルを巻く方向)を順次逆にし
て接続されて、各コイル52a,…に誘起される誘導電
流の方向が互いに逆になるように構成されている。した
がって、各右側フィラメント5R,…に流れる電流(予
熱電流又は点灯電流)が等しい場合には、各コイル52
a,…に誘起される誘導電流が相殺し合って電流検知装
置52eには電流が流れず、等しくない場合には、その
差分だけの電流が流れるようになっている。
【0036】また、上述した電流検知装置51b,52
eには異常判別手段53が接続されており、該手段53
は、電流検知装置51b,52eからの電流信号を電圧
信号に変換すると共に該電圧信号を基準電圧と比較し
て、予熱電流或は点灯電流が異常か否かを判別するよう
に構成されている。さらに、この異常判別手段53には
異常表示手段54が接続されており、異常判別手段53
からの信号に基づいて所定の表示(予熱電流の高低等)
を表示するように構成されている。なお、本実施例でい
う表示手段54には、液晶パネルやLED等の視覚によ
って異常を認識し得るものや、ブザー等のように音によ
って異常を認識し得るものが含まれる。
【0037】ついで、本実施例の作用について説明す
る。
【0038】予熱時において各左側フィラメント5L,
…に予熱電流が流れると、該電流によってコイル51a
には誘導電流が流れ、該誘導電流は電流検知手段51に
よって電圧に変換される。そして、この電圧は異常判別
手段53によって基準電圧と比較され、該基準電圧より
も低い場合には表示手段54を駆動して、異常である旨
の表示を行う。また、点灯時においても、コイル51a
が配置された部分(2次側端子31b1 と左側フィラメ
ント5Lとの間)には点灯のための電流(放電電流)が
流れるため、上述と同様にコイル51aには誘導電流が
流れ、電流検知手段51及び異常判別手段53によって
異常判別が行われる。
【0039】一方、予熱時において各右側フィラメント
5R,…に予熱電流が流れると、該電流によって各コイ
ル52a,…には互いに逆方向の誘導電流が誘起され
る。そして、各予熱電流が等しく、相互間にバラツキが
無い場合には誘導電流が相殺し合い、電流検知手段52
には電流が流れない。かかる場合には、電流検知手段5
2の出力する電圧値はゼロとなり、表示手段54は異常
のない旨の表示を行う。また、予熱電流相互にバラツキ
がある場合には、電流検知手段52に若干の電流が流
れ、該電流は電圧に変換されて異常判別手段53に入力
される。そして、該判別手段53は表示手段54を駆動
して異常がある旨の表示を行わせる。なお、点灯時にお
いても上述と同様の方法で異常検知が行われる。
【0040】ついで、本実施例の効果について説明す
る。
【0041】本実施例によれば、上述第1実施例と同様
の効果が得られる他、予熱時及び点灯時における異常検
知が可能となり、異常の場合には装置の駆動を止める等
の適切な処置を取ることができ、装置の破損等を未然に
防止できる。
【0042】また、左側フィラメント5L,…が直列に
接続されていることから、各フィラメント5L,…には
同じ電流が流れる。したがって、1つの電流検知手段
(第1の電流検知手段)51によって各フィラメント5
L,…に流れる電流が検知でき、電流検知手段をフィラ
メントの数だけ設けなくともよく、その分装置が簡素化
される。また、右側フィラメント5R,…に流れる電流
を検知する各コイル52a,…は上述のように配置され
ていることから、1つの電流検知手段(第2の電流検知
手段)52によって各フィラメント5R,…に流れる電
流が検知でき、電流検知手段をフィラメントの数だけ設
けなくともよく、その分装置が簡素化される。そして、
このような装置の簡素化に伴い、装置の軽量化が図れ、
メンテナンスの容易化及び低コスト化が図れる。
【0043】さらに、各コイル52a,…は、点灯用ト
ランス31の2次側端子31b2 と各右側フィラメント
5R,…との間に配置されており、またコイル51a
は、点灯用トランス31の2次側端子31b1 と左側フ
ィラメント5Lとの間に配置されている。したがって、
電流検知手段51,52によって予熱時の予熱電流と点
灯時の点灯電流との両方を検知でき、予熱電流を検知す
るための専用の検知手段と点灯電流を検知するための専
用の検知手段とを別々に設ける必要がない。したがっ
て、その点からも装置が簡素化されると共にコストも低
減される。
【0044】次に、図4に沿って、本発明の第4実施例
について説明する。なお、図3に示すものと同一部分は
同一符号を付して説明を省略する。
【0045】本実施例に係る照明装置(照明手段)10
0は、上述第3実施例に係るバックライト装置50を3
つ備えており(各バックライト装置を、符号“50
A”、“50B”及び“50C”にて示す)、各バック
ライト装置50A,50B,50Cは、それぞれ予熱手
段2、点灯手段3、電流検知手段(第1の電流検知手
段)51、電流検知手段(第2の電流検知手段)52、
異常判別手段53及び2本の蛍光灯(熱陰極管)FL
1,FL2をそれぞれ有している。そして、各予熱手段
2,…、及び点灯手段3,…はランプ制御手段(制御手
段)101に接続されており、ランプ制御手段101
は、各予熱手段2,…、及び点灯手段3,…を駆動して
適宜蛍光灯FL1,FL2を点灯するように構成されて
いる。また、各異常判別手段53,…も、この制御手段
101に接続されており、該制御手段101には異常表
示手段54が接続されている。そして、異常が発生した
場合には制御手段101が表示手段54を駆動して、
「異常が発生した旨」と「異常が発生したバックライト
装置」とを表示するように構成されている。
【0046】ついで、本実施例の作用について説明す
る。
【0047】いま、ランプ制御手段101を起動する
と、該制御手段は各予熱手段2,…に信号を送ってそれ
らを駆動し、6本の蛍光灯FL1,…の予熱を行う。そ
して、所定時間が経過した後、ランプ制御手段101は
各予熱手段2,…の駆動を止めると共に点灯手段3,…
を駆動し、蛍光灯FL1,…を点灯させる。
【0048】そして、例えば、バックライト装置50A
にて断線等の異常が発生した場合には、該装置50Aの
電流検知手段51,52や異常判別手段53がその異常
を検知し、異常判別手段53はランプ制御手段101に
対して異常信号を出力する。すると、ランプ制御手段1
01は、表示手段54を駆動して「装置50Aに異常が
発生した旨」を表示させると共に、その装置のみの駆動
を停止し、その装置の2本の蛍光灯FL1,FL2を消
灯する。なお、これらの蛍光灯FL1,FL2の消灯に
よりディスプレイの明るさが不均一になるが、ランプ制
御手段101は、他の装置50B,50Cにおける蛍光
灯FL1,…の輝度を増加させ、消灯された装置50A
の2本の蛍光灯FL1,FL2を補完する。
【0049】ついで、本実施例の効果について説明す
る。
【0050】本実施例によれば、上述第3実施例とほぼ
同様の効果が得られる。すなわち、異常の場合には早期
に適切な処置を取ることができ、装置の破損等を未然に
防止できる。また、蛍光灯の数よりも少ない電流検知装
置で全ての蛍光灯に流れる予熱電流及び点灯電流の検知
が可能となり、装置の軽量化等を図ることができる。
【0051】一方、本実施例によれば、異常が発生した
箇所(バックライト装置50A,…)を知ることができ
るためその分修理が容易になる。また、異常が発生した
場合、正常な蛍光灯FL1,…の輝度を増加させるよう
に構成されているため、異常の発生した蛍光灯FL1,
…の駆動を止めるにもかかわらず、照明装置100自体
の駆動を止める必要はなく、その使用を継続できる。
【0052】なお、上述実施例においては蛍光灯の数を
6本としたが、もちろんこれに限る必要はなく、それ以
上の数であってもよい。また、本実施例においてはバッ
クライト装置の数を3つとしたが、もちろんこれに限る
必要はなく、それ以上の数であってもよい。
【0053】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。なお、図1乃至図4に示すものと同一部分は同一符
号を付して説明を省略する。
【0054】本実施例に係る照明装置(照明手段)15
0は、上述第1実施例に係るバックライト装置1を備え
ており、該装置には、予熱手段2や点灯手段3を駆動す
るランプ制御手段101が接続されている。一方、バッ
クライト装置1の近傍には液晶パネル(情報表示手段)
Pが配置されており、この液晶パネルPは、駆動信号が
入力されて情報の表示を行うと共に、バックライト装置
1に照射されて情報認識が容易になるように構成されて
いる。また、照明装置150は表示信号検知手段151
を備えており、該手段が、液晶パネルPの駆動信号の変
化を検知するように構成されている。そして、表示信号
検知手段151は、液晶パネルPの駆動信号の変化を一
定時間検知しない場合にはランプ制御手段101に対し
て所定の信号を出力し、ランプ制御手段101は該信号
に基づいて点灯手段3の駆動を停止するように構成され
ている。
【0055】ついで、本実施例の作用について説明す
る。
【0056】いま、本実施例に係る装置を駆動すると、
ランプ制御手段101は予熱手段2を駆動して蛍光灯F
L1,…の予熱を行う。そして、所定時間経過すると、
該制御手段は点灯手段3を駆動して蛍光灯FL1,…を
点灯させる。この状態で液晶パネルPに駆動信号が送ら
れると、該パネルは様々な情報を表示するが、該情報は
蛍光灯FL1,…によって照射されて、その認識が容易
となる。
【0057】ところで、オペレータが席を立つなどして
パネルPへの駆動信号が変化せず、パネルPが所定時間
同じ情報を表示し続けている場合には、表示信号検知手
段151から制御手段101へ信号が送られ、該制御手
段は点灯手段3をOFFにする。そして、パネルPへの
駆動信号が変化した場合には制御手段は予熱手段2を再
駆動するが、短時間の予熱に止め、直に点灯手段3を駆
動する。
【0058】ついで、本実施例の効果について説明す
る。
【0059】本実施例によれば、液晶パネルPの表示状
態が一定時間変化しない場合には蛍光灯FL1,…等の
駆動を停止するため、蛍光灯FL1,…の寿命が低下し
たり、エネルギが無駄になるという問題もない。また、
バックライト装置1を再始動する場合の予熱時間を最小
限とすることにより、再駆動までに時間の短縮化を図る
ことができ、オペレータの使い勝手が向上される。
【0060】なお、上述各実施例においては、電圧発生
手段20,30がパルス幅制御を行うものとしたが、も
ちろんこれに限る必要はなく、自励発振にて発振回路の
入力を所定の値に制御するようにしても良い。また、上
述各実施例においては、点灯用トランス31,131と
右側フィラメント5L,…との間にチョークコイルL
1,…を介装したが、もちろんこれに限る必要はなく、
コンデンサを介装してもよい。さらに、上述第5実施例
においては第1実施例に係るバックライト装置1を使用
したが、もちろんこれに限る必要はなく、第2実施例に
係るバックライト装置10やその他のバックライト装置
を使用するようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
複数の熱陰極管を1つの予熱手段及び1つの点灯手段に
よって駆動するように構成したため、駆動回路や周辺回
路が複雑とならず、その分コストの低減が図れ、装置も
簡単なものとなる。したがって、回路の信頼性が向上
し、装置のメンテナンス性も向上される。
【0062】また、前記複数の熱陰極管における複数の
第1の電極を直列に接続し、予熱用トランスの2次側巻
き線と共に閉回路を形成した場合には、該1つの2次側
巻き線によって全ての第1の電極の予熱を行うことがで
きる。したがって、予熱用トランスの2次側巻き線をそ
の分だけ少なくでき、装置の軽量化が図れる。
【0063】ところで、仮に、前記複数の熱陰極管にお
ける複数の第1の電極及び第2の電極の両方を上述した
第1の電極と同様に配線した場合には(すなわち、複数
の第2の電極を直列に接続すると共に1つの2次側巻き
線によって閉回路を形成した場合には)、前記点灯手段
を駆動しても1つの熱陰極管のみが点灯されるだけで他
の熱陰極管は点灯しないことがある。しかし、本発明に
おいては、それら複数の第2の電極を同数の2次側巻き
線に接続してそれぞれ独立に閉回路を形成させているた
め、上述のような問題もなく、全ての熱陰極管を確実に
点灯させることができる。
【0064】また、上述のように第1の電極を直列に接
続して1つの2次側巻き線によって閉回路を形成すると
共に、他方の第2の電極は、2次側巻き線に対して並列
に接続して該巻き線によって閉回路を形成するようにし
た場合には、これら第1の電極及び第2の電極を予熱す
るための2次側巻き線の数が2つだけで済む。したがっ
て、かかる場合には上述よりもさらに2次側巻き線の数
を低減でき、装置の軽量化を図ることができる。また、
この場合には、各第2の電極に整流手段を設けて、前記
予熱用トランスから前記各第2の電極への電流の流れを
許容すると共に前記点灯用トランスから前記予熱用トラ
ンスへの電流の流れを許容しないようにすることによ
り、全ての熱陰極管を確実に点灯させることができる。
【0065】さらに、点灯用トランスと複数の第2の電
極との間にそれぞれチョークコイルを介装した場合に
は、全ての熱陰極管を同時にかつ安定して点灯させるこ
とが可能となる。
【0066】また一方、前記第1及び第2の電極に流れ
る電流を検知する第1及び第2の電流検知手段と、これ
らの電流検知手段からの信号に基づき異常判別を行う異
常判別手段と、を備えた場合には、異常時には熱陰極管
の予熱や点灯を止める等の処置を取ることができ、装置
の破損等を未然に防止できる。この場合、複数の第1電
極は直列に接続されて等しい電流が流れるため、第1の
電流検知手段(第1コイル)は1つあれば良く、装置が
簡素化されると共にコストも低減される。また、前記複
数の第2の電極に介装された複数の第2コイルを、直列
に、かつコイルの極性を順次逆にして接続した場合に
は、1つの第2の検知装置によって全ての第2の電極を
モニターできる。したがって、第2の検知装置が1つで
あれば良い分だけ装置が簡素化されると共にコストも低
減される。さらに、電流検知手段に異常判別手段を設け
て異常判別を行えば、該手段からの信号を利用してバッ
クライト装置の駆動を止める等の適切な処置を取ること
が可能となる。また、異常表示手段を設けて、異常判別
手段からの信号によって異常表示を行わせることによ
り、オペレータが早期に適切な処置を取ることができ、
装置の破損等を防止できる。
【0067】また、バックライト装置を複数備え、いず
れかのバックライト装置に異常が発生した場合には、該
異常が発生したバックライト装置の駆動を止めると共に
該装置以外のバックライト装置における熱陰極管の輝度
を高めて光量の低下を補完することにより、照明手段の
使用を継続できる。さらに、前記制御手段によって異常
表示手段を駆動して、異常の発生したバックライト装置
を具体的に特定することにより、オペレータは異常の箇
所を簡単に知ることができ、その分修理が容易になる。
【0068】一方、情報表示手段の駆動信号の変化を検
知する表示信号検知手段を備え、前記表示信号検知手段
が前記情報表示手段の駆動信号の変化を所定時間検知し
ないときに、前記制御手段が前記点灯手段の駆動を停止
するようにした場合には、熱陰極管の寿命が低下した
り、エネルギが無駄になるという問題もない。また、バ
ックライト装置を再始動する場合の予熱時間を最小限と
することにより、再駆動までに時間の短縮化を図ること
ができ、オペレータの使い勝手が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るバックライト装置の構造を説
明するためのブロック図。
【図2】第2実施例に係るバックライト装置の構造を説
明するためのブロック図。
【図3】第3実施例に係るバックライト装置の構造を説
明するためのブロック図。
【図4】第4実施例に係る照明装置の構造を説明するた
めのブロック図。
【図5】第5実施例に係る照明装置の構造を説明するた
めのブロック図。
【符号の説明】
1 バックライト装置 2 予熱手段 3 点灯手段 5L,… 左側フィラメント(第1の電極) 5R,… 右側フィラメント(第2の電極) 10 バックライト装置 12 予熱手段 20 ランプ予熱電圧発生手段(予熱用電源) 21 予熱用トランス 21b,21c,21d,21e,21f 2次側巻
き線 30 ランプ点灯電圧発生手段(点灯用電源) 31 点灯用トランス 50 バックライト装置 51 電流検知手段(第1の電流検知手段) 51a コイル(第1コイル) 51b 電流検知装置(第1の検知装置) 52 電流検知手段(第2の電流検知手段) 52a,52b,52c,52d コイル(第2コイ
ル) 52e 電流検知装置(第2の検知装置) 53 異常判別手段 54 異常表示手段 100 照明装置(照明手段) 101 ランプ制御手段(制御手段) 121 予熱用トランス 121b,121c 2次側巻き線 150 照明装置(照明手段) 151 表示信号検知手段 FL1,… 蛍光灯(熱陰極管) La1,La2,La3,La4 コモンモードチ
ョーク(整流手段) L1,L2,L3,L4 チョークコイル P 液晶パネル(情報表示手段)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱陰極管と、該熱陰極管を予熱する予熱
    手段と、前記熱陰極管に電圧を印加して該熱陰極管を点
    灯する点灯手段と、を備えたバックライト装置におい
    て、 前記熱陰極管を複数備え、 該複数の熱陰極管の予熱を1つの予熱手段により行い、
    かつ、 該複数の熱陰極管の点灯を1つの点灯手段により行う、 ことを特徴とするバックライト装置。
  2. 【請求項2】 前記熱陰極管が、相対向するように配置
    された第1の電極と第2の電極とを有し、 前記予熱手段が、予熱用電源と予熱用トランスとからな
    り、前記第1の電極及び前記第2の電極に電流を流して
    これらの電極の予熱を行い、 前記点灯手段が、点灯用電源と点灯用トランスとからな
    り、前記第1の電極と前記第2の電極との間に電圧を印
    加して前記熱陰極管を点灯する、 ことを特徴とする請求項1記載のバックライト装置。
  3. 【請求項3】 前記予熱用トランスが、前記第2の電極
    よりも1つ多い2次側巻き線を有し、 前記複数の熱陰極管における複数の第1の電極が直列に
    接続されて1つの2次側巻き線と共に閉回路を形成し、
    かつ、 前記複数の熱陰極管における複数の第2の電極が、それ
    ぞれ独立に前記予熱用トランスの2次側巻き線と共に閉
    回路を形成する、 ことを特徴とする請求項2記載のバックライト装置。
  4. 【請求項4】 前記予熱用トランスが、2つの2次側巻
    き線を有し、 前記複数の熱陰極管における複数の第1の電極が直列に
    接続されて1つの2次側巻き線と共に閉回路を形成し、 前記複数の熱陰極管における複数の第2の電極が、他の
    2次側巻き線に対して並列に接続されて、該2次側巻き
    線と共に閉回路を形成し、かつ、 各第2の電極に整流手段を設けて、前記予熱用トランス
    から前記各第2の電極への電流の流れを許容すると共に
    前記点灯用トランスから前記予熱用トランスへの電流の
    流れを許容しない、 ことを特徴とする請求項2記載のバックライト装置。
  5. 【請求項5】 前記点灯用トランスと前記複数の第2の
    電極との間にそれぞれチョークコイルを介装してなる、 請求項2乃至4のいずれか1項記載のバックライト装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1の電極に流れる電流を検知する
    第1の電流検知手段と、 前記第2の電極に流れる電流を検知する第2の電流検知
    手段と、 これら第1及び第2の電流検知手段からの信号に基づき
    異常判別を行う異常判別手段と、 を備えてなる請求項2乃至5のいずれか1項記載のバッ
    クライト装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の電流検知手段が、前記点灯用
    トランス及び前記予熱用トランスと前記第1の電極との
    間に流れる電流を検知し、かつ、 前記第2の電流検知手段が、前記点灯用トランス及び前
    記予熱用トランスと前記第2の電極との間に流れる電流
    を検知する、 ことを特徴とする請求項6記載のバックライト装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の電流検知手段が、1つの第1
    コイルと該コイルに接続された第1の検知装置とからな
    り、 前記第2の電流検知手段が、前記第2の電極と同数の第
    2コイルとこれらのコイルに接続された第2の検知装置
    とからなり、 前記第1コイルを前記点灯用トランス及び前記予熱用ト
    ランスと前記第1の電極との間に介装し、 前記複数の第2コイルを前記点灯用トランス及び前記予
    熱用トランスと前記第2の電極との間にそれぞれ介装
    し、 各第2コイルを、直列に、かつコイルの極性を順次逆に
    して接続し、 これら第2コイルと前記第2の検知装置と共に閉回路を
    形成してなる、 ことを特徴とする請求項7記載のバックライト装置。
  9. 【請求項9】 前記異常判別手段からの信号に基づき異
    常表示を行う異常表示手段を備えてなる、 請求項6乃至8のいずれか1項記載のバックライト装
    置。
  10. 【請求項10】 前記予熱用電源及び点灯用電源が自励
    発振により電流の制御を行う、 ことを特徴とする請求項2乃至9のいずれか1項記載の
    バックライト装置。
  11. 【請求項11】 前記予熱用電源及び点灯用電源がパル
    ス幅制御により電流の制御を行う、 ことを特徴とする請求項2乃至9のいずれか1項記載の
    バックライト装置。
  12. 【請求項12】 複数の請求項6乃至9のいずれか1項
    記載のバックライト装置と、 これら複数のバックライト装置の各予熱手段及び点灯手
    段を駆動する制御手段と、を備え、かつ、 前記制御手段が、各バックライト装置のそれぞれの異常
    判別手段からの信号を受けて、異常が発生したバックラ
    イト装置の駆動を止めると共に該異常が発生したバック
    ライト装置以外のバックライト装置における熱陰極管の
    輝度を高めて光量の低下を補完する、 ことを特徴とする照明手段。
  13. 【請求項13】 前記制御手段によって駆動されて異常
    表示を行う異常表示手段を備えてなる、 請求項12に記載の照明手段。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至5のいずれか1項記載の
    バックライト装置と、 該バックライト装置によって照射されて情報の表示を行
    う情報表示手段と、 該情報表示手段の駆動信号の変化を検知する表示信号検
    知手段と、 前記バックライト装置の点灯手段を駆動する制御手段
    と、を備え、かつ、 前記表示信号検知手段が前記情報表示手段の駆動信号の
    変化を所定時間検知しない場合には、前記制御手段が前
    記点灯手段の駆動を停止する、 ことを特徴とする照明手段。
  15. 【請求項15】 前記予熱用電源及び点灯用電源が自励
    発振により電流の制御を行う、 ことを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項記
    載の照明手段。
  16. 【請求項16】 前記予熱用電源及び点灯用電源がパル
    ス幅制御により電流の制御を行う、 ことを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項記
    載の照明手段。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100883416B1 (ko) * 2007-08-30 2009-02-13 황인휘 형광램프용 안정기

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