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JPH08309248A - 液体霧化装置 - Google Patents

液体霧化装置

Info

Publication number
JPH08309248A
JPH08309248A JP15376495A JP15376495A JPH08309248A JP H08309248 A JPH08309248 A JP H08309248A JP 15376495 A JP15376495 A JP 15376495A JP 15376495 A JP15376495 A JP 15376495A JP H08309248 A JPH08309248 A JP H08309248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
air
reflection plate
mist
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15376495A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Tano
護 田野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAWAA CORP KK
Original Assignee
SAWAA CORP KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SAWAA CORP KK filed Critical SAWAA CORP KK
Priority to JP15376495A priority Critical patent/JPH08309248A/ja
Publication of JPH08309248A publication Critical patent/JPH08309248A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B17/00Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups
    • B05B17/04Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods
    • B05B17/06Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations
    • B05B17/0607Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers
    • B05B17/0615Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers spray being produced at the free surface of the liquid or other fluent material in a container and subjected to the vibrations

Landscapes

  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 簡単な構造で荒い粒子の霧の排出を阻止し
て、重い粒子が近くに落ちて液体霧化装置の周辺が濡れ
ることが無く、細かい粒子を部屋全体にまんべんなく漂
うようになして効率的で且つ長時間効果を行き渡らせる
液体霧化装置を提供する。 【構成】 空気吸い込み口2及び霧排出口3を有する容
器1と、容器内に空気流を発生させる吸い込みファン4
と、空気流に渦流を発生させる空気反射板8と、霧化す
るための液体を収容する液槽5と、超音波振動により液
槽の液体に霧を伴う液柱を発生させる超音波振動素子7
とを備え、前記容器内において前記空気の渦流の遠心力
により、荒い液体の粒子を容器内壁及び空気反射板にに
付着させて細かい粒子の霧のみを霧排出口を排出するよ
うに構成された液体霧化装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は業務用、家庭用の加湿機
などの液体霧化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より液体霧化装置は工場や事務所あ
るいは家庭用として種々の装置に用いられており、例え
ば湿度調整のための加湿機や、香りを漂わせるための芳
香剤噴霧器、消臭器などがある。これらの霧化装置の液
体を霧化するための方式は大別して液体に圧力を加えて
ノズルより細かい液体の粒として噴霧するものと、液体
に超音波を加えてその振動により液体の細かい粒子を噴
出させて霧化させるものがある。本発明はこれらのう
ち、超音波を用いた液体の霧化装置に係るものである。
以下これらの従来より用いられている一般的な液体霧化
装置を図に従って説明する。図6は液体霧化装置の従来
例であり図6(a)は正面より見て断面図として表した
図であり、図6(b)はその側面よりの断面図である。
図6に示すように通常液体霧化装置は箱形の容器1の側
面に格子状の孔をもった空気吸い込み口2と天面にほぼ
同形状の霧排出口3が設けられ、空気吸い込み口2には
吸い込みファン4が取り付けられて多くの空気を容器1
内に取り込み、発生させた液体の粒子を出来るだけ結合
させずに排出させ、広範囲に拡散させる構造となってい
る。また容器1内には霧化するための水や香水などの液
体6を溜めておく液槽5が底面にあり、液槽5の底には
液体6を超音波で振動させて霧化するための超音波振動
素子7が設けられている。また液槽5の横には霧化して
消費された液体を補給するための大量の液体が入ったタ
ンク9が設けられている。タンク9は中の液体の吐出口
10が液槽5の液体6の水面に接する構成となって載り
液体6が消費されて液面が下がると吐出口10より空気
が入って、タンク内の液体が液槽5に入り、液面が上昇
して吐出口10より空気が入らなくなるまで、液体を液
槽5に供給する構造となっている。尚11はタンク9が
装置にセットされていない時に常時バネの力により吐出
口10を塞ぐためのピンであり、16はそのピンをタン
ク9をセットした時に押して吐出口10より液体が自由
に吐出できるようにするための押し棒である。
【0003】この様に構成された従来の霧化装置につい
てその動作を説明すると、まず電源を入れて吸い込みフ
ァンを働かせ、また超音波振動素子7を動作させると、
その振動により液体6が振動し図6(a)のように液柱
12と水滴13と液体の荒い粒子14と細かな粒子15
を発生させる。そして液柱12及び大きな水滴13は重
力に引かれて再び槽にもどる。しかしながら荒い粒子1
4及び細かな粒子15は吸い込みファン4の空気流によ
り霧排出口3より排出されて部屋の空間に散らばり湿度
変化させ、また芳香や消臭の作用を成すものであった。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながらこのよう
な従来型の問題点として吸い込みファン4の空気流によ
り少々荒い(直径数十μm)の液体の粒子14を直接霧
排出口3より排出するために、重い粒子が近くに落ちて
液体霧化装置の周辺が濡れるという問題や、細かい粒子
となって部屋全体に漂うようにならないため液体霧化装
置周辺のみに効果が現れて部屋の場所によりムラがでる
などの問題があった。特に芳香や消臭の場合はこの問題
はその装置の性能を左右するものであり、これら芳香や
消臭の場合はいかに細かな液体の粒子15(直径数μm
以下)を重力に打ち勝って長時間空中に漂わすかが重要
であった。したがってすぐに落ちてしまう荒い粒子の排
出を少なくして液体の消費量を少なくし、空中に長時間
漂える非常に細かい粒子を多く排出さることが効果的で
あるのだが従来のものはこの点で甚だ不十分であった。
さらに別な問題点として、超音波により空中に飛び出し
た液柱12や水滴13が再び液面に飛び込む際にポトポ
トと言う雨垂れ音が発生する問題があり静かな部屋での
使用に問題があった。本発明は、上記従来の問題点に鑑
み、簡単な構造で荒い液体の粒子の排出を阻止して、重
い粒子が近くに落ちて液体霧化装置の周辺が濡れること
をなくし、細かい粒子を部屋全体にまんべんなく漂うよ
うになして、効率的で且つ長時間効果を行き渡らせる今
までにない効果的な液体霧化装置を提供することを目的
としたものである。
【0005】
【課題を解決しようとする為の手段】上記課題を解決す
るために本発明は、空気吸い込み口及び霧排出口を有す
る容器と、前記空気吸い込み口に設けられ容器内に空気
流を発生させる吸い込みファンと、この吸い込みファン
の吸い込み方向後方に吸入した空気流に渦流を発生させ
るべく配置された空気反射板と、その空気反射板の下方
に配置された霧化するための液体を収容する液槽と、超
音波振動により前記液槽の液体に霧を伴う液柱を発生さ
せる超音波振動素子とを備え、前記空気反射板は吸い込
みファンより流入する空気流が下方向となると共に液柱
が斜め方向から当接するように傾斜してなり、前記容器
内において前記空気の渦流の遠心力により、荒い液体の
粒子を容器内壁及び空気反射板にに付着させて細かい粒
子の霧のみを霧排出口を排出すると共に、液柱の残液及
び反射板に付着した霧の粒子が当該反射板に沿って液槽
まで導かれるように構成したものである。
【0006】また本発明は空気反射板を、その下端が液
槽の液面まで至る構成としたものである。
【0007】さらにまた容器は、空気反射板で仕切られ
る2室を有して、両室間の霧の流通を行うべく空気反射
板の側方または当該反射板そのものに設けた連通部を備
え、第1室に空気吸い込み口と液槽が臨み、第2室に霧
排出口が臨む構成とし、前記連通部を通過して第1室か
ら第2室に流入する霧はその空気流にて浮遊可能な細か
い粒子の霧となっているようにしたものである。
【0008】また霧排出口に、排出ファンを設けたもの
である。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成により、簡単な構造で荒
いの液体の粒子の排出を阻止してこれらの重い粒子が近
くに落ちて液体霧化装置の周辺が濡れることをなくし、
細かい粒子を部屋全体に短時間にまんべんなく漂うよう
になし、効率的に加湿や芳香の効果を行き渡らせること
となる。また空気反射板を、その下端が液槽の液面まで
至る構成としているので液体による雨垂れ音の発生を防
止させることとなる。さらにまた容器は、空気反射板で
仕切られる2室とし、超音波素子のある第一室からの荒
い粒子の直接排出を防止し、両室間の仕切る空気反射板
の側方または当該反射板そのものに設けた連通部を通過
して第2室に流入する霧をその空気流にて浮遊可能な細
かい粒子の霧のみとし、効率的でより長時間効果的な霧
化を可能とさせることとなる。また霧排出口に、排出フ
ァンを設けたて空気流の流速を高め、霧同士の結合を防
ぎ、低騒音でより広範囲に霧化装置の効果を発揮させる
こととなる。
【0010】
【実施例】以下本発明の第一の実施例について、図1
(a),図1(b)を参照しながら詳細に説明する。図
1(a)は本発明の第一の実施例における正面からみた
断面図で、図1(b)は側面よりの断面図である。図に
示すように容器1の側面に格子状の孔をもった空気吸い
込み口2と天面にほぼ同形状の霧排出口3が設けられ、
空気吸い込み口2には吸い込みファン4が取り付けられ
て多くの空気を容器1内に取り込む構造となっている。
吸い込みファン4により吸い込まれた空気流が当接する
ように、ファン4の吸い込み方向後方には空気反射板8
が設けられている。またこの空気反射板の下方には霧化
するための液体6を溜めておく液槽5が底面にあり、液
槽5の底には液体6を超音波で振動させて霧化するため
の超音波振動素子7が設けられている。空気反射板8は
吸い込みファン4より吸入した空気流を下方に向けるよ
うにすると共に、超音波により発生した液柱12が斜め
に当接するように傾斜させて液槽5を構成する液槽天面
5aに保持されている。なお空気反射板の大きさは吸い
込みファンの空気流及び液柱12を受けとめる面積とし
ている。以上より吸い込みファン4により吸入された空
気はまず反射板8に当たり、下方向の流れになって液槽
5及び液槽天面5a、容器1の内壁等で形作られた台形
の中を渦巻き状(矢印V)の空気流となって回転するよ
うに構成してある。さらに空気反射板8はその表面に付
着した液体が水滴となって落ちずに液槽まで空気反射板
8を伝って行くように滑らかに且つ連続的に形成されて
いる。また液槽5の横には霧化して消費された液体を補
給するための大量の液体が入ったタンク9が設けられて
いる。タンク9はその吐出口10が液槽5の液体6の水
面に接する構成となっており液体6が消費されて液面が
下がると吐出口10より空気が入って、タンク内の液体
が液槽5に入り、液面が上昇して吐出口10より空気が
入らなくなるまで、液体を液槽5に供給する構造となっ
ている。尚11はタンク9を装置にセットしないときに
常時バネの力により吐出口を塞ぐためのピンであり、1
6はそのピンをタンク9をセットしたときに押して吐出
口10より液体が自由に吐出できるようにするための押
し棒である。また容器1内側天面には空気流を変えるた
めの偏向板19が設けてある。
【0011】以上のように構成された第一実施例の動作
を図1(a)および図1(b)を用いて説明すると、図
1(a)の吸い込みファン4より吸い込まれた空気流は
空気反射板8に当たって下方に流れ下方に設けた液槽天
面5aあるいは液面、また容器1の内壁に当たって渦流
となる。ここで超音波素子7により発生した荒い粒子1
4や細かな粒子15の霧を伴う液柱12は空気反射板8
に斜めに当接し空気反射板8を伝って従来例のごとく雨
垂れ音を出すことなく元の液槽に返る。荒い粒子14の
霧はその重力と吸い込みファン4により吸い込まれた空
気流が空気反射板8に当たることにより作られた下方向
の空気流によりまず落下する。さらに残った荒い粒子1
4の霧は前記したように空気反射板8や容器の内壁など
で空気の流れを変えられて渦流となり、その空気の渦流
の遠心力により空気反射板8や容器1の内壁に叩きつけ
られて少なくなる。さらにまた偏向板19などにより空
気の流れが変えられて荒い粒子14’をふるい落としが
再度行われて霧排出口3より細かな霧のみを伴う空気が
部屋の中に大量に排出される。また吸い込みファン4の
風量を調節することにより液柱12周辺の液体の粒子間
の密度を下げ、粒子同士の結合を阻止し、一定時間内に
多くの細かな粒子を大量に外部へ排出させて短時間に部
屋中に液体の霧の粒子を行き渡らせ、長時間細かな粒子
を空間に滞留させることができる。
【0012】以上のように本発明の第一の実施例によれ
ば、簡単な構造で荒いの液体の粒子の排出を阻止してこ
れらの重い粒子が近くに落ちて液体霧化装置の周辺が濡
れることをなくし、細かい粒子を部屋全体に短時間にま
んべんなく漂うようになし、効率的に加湿や芳香の効果
を行き渡らせることができる。また空気反射板8はその
表面に付着した液体が水滴となって落ちずに液槽まで空
気反射板8を伝って行くので雨垂れ音がなく静かな部屋
でも問題はない。
【0013】次に空気反射板8の改良例を示したものが
図2であり、空気反射板20が液槽5の側壁に固定さ
れ、あたかも液中より立った構成として、空気反射板8
の下端が直接液面につながるようになっている。従って
図2の矢印Qのごとく液柱12の残液及び付着した荒い
霧の水滴が空気反射板20を伝って流れ落ち、従来例の
ごとく超音波で発生した液柱が再び液面に戻るときに雨
垂れ音を発生するようなこともなく、静かな部屋に設置
しても問題とならない静粛な液体霧化装置を提供でき
る。
【0014】図3は本発明の第二の実施例であり第一の
実施例と同じく、図3(a)は本発明の第二の実施例に
おける正面からみた断面図で、図3(b)は側面よりの
断面図である。図に示すように容器1の側面に格子状の
孔をもった空気吸い込み口2と天面にほぼ同形状の霧排
出口3が設けられ、空気吸い込み口2には吸い込みファ
ン4が取り付けられて多くの空気を容器1内に取り込む
構造となっている。ファン4により吸い込まれた空気流
が当たるように、ファン4の吸い込み方向後方には空気
反射板21が設けられている。またこの空気反射板の下
方には霧化するための液体6を溜めておく液槽5が底面
にあり、液槽5の底には液体6を超音波で振動させて霧
化するための超音波振動素子7が設けられている。空気
反射板21はファン4より吸入した空気流を下方に向け
るようにすると共に、超音波により発生した液柱12が
斜めに当接するように傾斜させてその下端は液槽5を構
成する液槽天面5aに固定され、また上端は容器1の天
面に固定されている。従って容器1は空気反射板21で
2室に仕切られ、前記した吸い込みファン4、液槽5、
超音波素子7などが設置された第一室(図3の図中A)
と、空気排出口が設置されさらに荒い粒子の霧を空気流
により篩い落とすための第2室(図3の図中B)とを設
けてある。第1室と第2室は図4に示す詳細図の図
(a)のように空気反射板21の側方の隙間23あるい
は図4(b)に示す空気反射板21’そのものに設けた
孔23’などで形成した連通部でつながっている。また
短時間に効率的に霧化した霧を大量に排出し、部屋内の
霧の密度を濃くするために排出ファン22が排出口3に
設けてある。この排出ファンはさらに容器内の空気流の
流速を高め、前記渦流による遠心力の作用を強めて荒い
粒子の霧を空気反射板や内壁に付着させる役目をも果た
している。またさらには大量の空気量によって液柱12
周辺の霧発生部分の霧の粒子の密度を下げ、霧の粒子間
の結合を阻止して多くの細かな粒子の霧を発生させる効
果と、吸い込みファンと空気の吸入排出の役割を分担し
てゆっくりとした回転であっても所定の風量を稼いで装
置全体の騒音レベルを低くする効果も発揮している。
【0015】次に本発明のそれぞれの実施例の超音波式
の霧化装置の具体的な回路を示したものが図5であり、
簡単に説明すると、24はAC電源コードであり、整流
のためのダイオード25を介して次段の共振回路に電気
が供給される。次段の超音波素子29、コイル30,3
0’,30”、抵抗32,32’、コンデンサ31,3
1’、トランジスタ33で超音波素子29がもつ共振周
波数で振動する。ここでトランジスタ33は増幅用、ボ
リューム28はそのレベル調整用であり、スイッチ27
は液槽5の液面のフロートスイッチである。このフロー
トスイッチは液槽の液体が無くなった時超音波素子の破
損を保護するのためのものである。
【0016】以上のように構成された第2実施例の動作
を図3にもとずいて説明すると、図3(a)の吸い込み
ファン4より吸い込まれた空気流は空気反射板21に当
たって下方に流れ下方に設けた液槽天面5aあるいは液
面、また容器1の内壁に当たって渦流となる。また第一
の実施例と同様に超音波素子7により発生した荒い粒子
14や細かな粒子15の霧を伴う液柱12は空気反射板
8に斜めに当接し空気反射板8を伝って雨垂れ音を出す
ことなく元の液槽に返る。荒い粒子14の霧はその重力
と吸い込みファン4により吸い込まれた空気流が空気反
射板21に当たることにより作られた下方向の空気流に
よりまず落下する。残った荒い粒子14の霧は空気の渦
流の遠心力により容器1の内壁に叩きつけられて少なく
なる。さらにこの第二の実施例では空気反射板21で容
器1を第一室と第二室に分割し、空気流は空気反射板2
1の側方の連通部23あるいは空気反射板21’そのも
のに設けた孔23’の連通部を通って排出されていくの
で、荒い液体の粒子を含む空気流がこの連通部23,2
3’を通過する際に発生する渦流の遠心力により第2室
の側壁あるいは連通部周辺にその荒い粒子を付着させ、
より完全に細かな霧のみを排出可能とする。つまり第1
室と第2室を設けてその連通部を通して荒い粒子の霧を
含む空気を流すことにより、荒い粒子の霧を阻止するフ
イルターの役割を持たしている。
【0017】以上より本発明の第二の実施例によれば空
気反射板で仕切られる2室を有して、両室間の霧の流通
を行うべく空気反射板の側方または当該反射板そのもの
に設けた連通部を備え、第1室に空気吸い込み口と液槽
が臨み、第2室に霧排出口が臨むように構成したので、
第一の実施例よりもさらに効果的に細かな粒子の霧のみ
の排出ができるものである。特に第一室から第2室の連
通部を通って空気流が乱流となって進む際に、荒い粒子
の霧を充分に落としてより完全に霧排出口3からは細か
い粒子を伴う空気のみを排出可能としたものである。従
って本実施例によれば実際に霧排出口に手をかざした
時、従来例では手が濡れるが本発明では霧の粒子が本発
明では手が濡れるようなことがなく、部屋全体に効果が
行き渡るのも短時間である。つまり細かな霧を短時間に
多く排出していることがわかる。また排出ファンにより
効率的に霧化した霧を大量に排出し、部屋内の霧の密度
を濃くし、さらに容器内の空気流の流速を高め、空気の
渦流による遠心力の作用を強めて荒い粒子の霧を空気反
射板や内壁に付着させ、またさらには大量の空気量によ
って液柱12周辺の霧発生部分の霧の粒子の密度を下
げ、霧の粒子間の結合を阻止して多くの細かな粒子の霧
を発生できる効果的な霧化装置である。さらにゆっくり
とした回転で所定の風量の排出を可能とし、騒音レベル
の低い霧化装置となるものである。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡単な構
造で荒いの液体の粒子の排出を阻止してこれらの重い粒
子が近くに落ちて液体霧化装置の周辺が濡れることをな
くし、細かい霧の粒子を部屋全体に短時間に効果的にま
んべんなく漂うようになし、効率的に加湿や芳香の効果
を行き渡らせることができる。さらには雨垂れ音やモー
タ、ファンの騒音が小さい快適な液体霧化装置を提供す
ることができる。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第一実施例における液体霧化
装置の正面よりの断面図であり、(b)はその液体霧化
装置の側面よりの断面図である。
【図2】本発明の第一実施例における空気反射板の改艮
例を示した液体霧化装置の正面よりの断面図である。
【図3】(a)は本発明の第二実施例における液体霧化
装置の正面よりの断面図であり、(b)はその液体霧化
装置の側面よりの断面図である。
【図4】本発明の第二の実施例における空気反射板の連
通部の詳細図(a)および他の実施例の図(b)であ
る。
【図5】本発明の実施例における液体霧化装置の回路図
である。
【図6】(a)は従来の液体霧化装置の正面よりの断面
図であり(b)はその液体霧化装置の側面よりの断面図
である。
【符号の説明】
1・・・液体霧化装置の容器 2・・・空気吸い込み口 3・・・霧排出口 4・・・吸い込みファン 5・・・液槽 5a・・液槽天面 6・・・液体 7、29・・・超音波振動素子 8、20、21、21’・・・空気反射板 9・・・タンク 10・・・吐出口 11・・・ピン 12・・・液柱 13・・・水滴 14・・・荒い液体の粒子 15・・・細かい液体の粒子 16・・・押し棒 17、27・・・フロートスイッチ 18・・・ゴム足 19・・・整流板 22・・・排出ファン 23、23,・・・連通部 24・・・電源コード 25・・・ダイオード 26・・・電解コンデンサ 28・・・調整ボリューム 30、30’30”・・・コイル 31、31’31”・・・コンデンサ 32、32’・・・抵抗 33・・・トランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気吸い込み口及び霧排出口を有する容
    器と、前記空気吸い込み口に設けられ容器内に空気流を
    発生させる吸い込みファンと、この吸い込みファンの吸
    い込み方向後方に吸入した空気流に渦流を発生させるべ
    く配置された空気反射板と、その空気反射板の下方に配
    置された霧化するための液体を収容する液槽と、超音波
    振動により前記液槽の液体に霧を伴う液柱を発生させる
    超音波振動素子とを備え、前記空気反射板は吸い込みフ
    ァンより流入する空気流が下方向となると共に液柱が斜
    め方向から当接するように傾斜してなり、前記容器内に
    おいて前記空気の渦流の遠心力により、荒い液体の粒子
    を容器内壁及び空気反射板に付着させて細かい粒子の霧
    のみを霧排出口を排出すると共に、液柱の残液及び反射
    板に付着した霧の粒子が当該反射板に沿って液槽まで導
    かれるように構成したことを特徴とする液体霧化装置。
  2. 【請求項2】 空気反射板は、その下端が液槽の液面ま
    で至る構成としたことを特徴とする請求項1記載の液体
    霧化装置
  3. 【請求項3】 容器は、空気反射板で仕切られる2室を
    有して、両室間の霧の流通を行うべく空気反射板の側方
    または当該反射板そのものに設けた連通部を備え、第1
    室に空気吸い込み口と液槽が臨み、第2室に霧排出口が
    臨む構成とし、前記連通部を通過して第1室から第2室
    に流入する霧はその空気流にて浮遊可能な細かい粒子の
    霧となっていることを特徴とする請求項1または2記載
    の液体霧化装置。
  4. 【請求項4】 霧排出口に、排出ファンを設けたことを
    特徴とする請求項1〜3記載の液体霧化装置。
JP15376495A 1995-05-16 1995-05-16 液体霧化装置 Pending JPH08309248A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15376495A JPH08309248A (ja) 1995-05-16 1995-05-16 液体霧化装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15376495A JPH08309248A (ja) 1995-05-16 1995-05-16 液体霧化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08309248A true JPH08309248A (ja) 1996-11-26

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ID=15569627

Family Applications (1)

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