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JPH08303575A - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

Info

Publication number
JPH08303575A
JPH08303575A JP7112052A JP11205295A JPH08303575A JP H08303575 A JPH08303575 A JP H08303575A JP 7112052 A JP7112052 A JP 7112052A JP 11205295 A JP11205295 A JP 11205295A JP H08303575 A JPH08303575 A JP H08303575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
oil
clutch
shift
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7112052A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Shiaki
明 真 人 仕
Taku Futamura
村 卓 二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP7112052A priority Critical patent/JPH08303575A/ja
Priority to US08/644,572 priority patent/US5697860A/en
Publication of JPH08303575A publication Critical patent/JPH08303575A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/08Timing control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/14Inputs being a function of torque or torque demand
    • F16H59/24Inputs being a function of torque or torque demand dependent on the throttle opening
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/06Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure
    • F16H61/065Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using fluid control means
    • F16H61/067Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using fluid control means using an accumulator

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラッチが解放されている間の油圧室の油の
抜け具合によって生ずる変速ショックや不快感を抑え
る。 【構成】 2−3変速時にスタートする制御タイマーを
有し、変速開始から制御タイマー終了後にブレーキ(B
1)を完全に開放し、油圧室が空の状態から油が導入さ
れて初期圧に至るまでの時間を補正値とし、1速を経て
2−3変速するとき、および、2速に入ってから油圧室
内の油が無くなるまでに要する時間よりも、2速に入っ
てからの時間が長くなった後に2−3変速するとき、制
御タイマーに補正値を加えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、リングギア、該リングギアの
内側に設けられ前記リングギアと同一軸線上を回転する
サンギア、キャリア、該キャリアに回転可能に取りつけ
られ前記リングギアと前記サンギアの両者と噛み合うピ
ニオンを備える遊星歯車装置と、通常走行時に前記リン
グギアと一体回転する入力側軸と、通常走行時に前記キ
ャリアと一体回転する出力側軸と、前記入力側軸と前記
サンギアとの間を係合または開放するクラッチと、前記
サンギアとハウジングとの間を係合または開放するブレ
ーキと、前記クラッチおよび前記ブレーキを開放する第
1状態(1st)と、前記クラッチを開放し前記ブレー
キを係合させる第2状態(2nd)と、前記ブレーキを
開放し前記クラッチを係合させる第3状態(3rd)と
を切換えるとともに、前記第2状態から前記第3状態に
移行するときにスタートする制御タイマーを有し、変速
開始から制御タイマー終了後に前記ブレーキを完全に開
放する変速制御装置とを備える自動変速機がある。この
種の自動変速機は、例えば特開平3−117766号公
報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような自動変速機
において、クラッチをサンギアに設けられた油圧室の油
圧に応じて係合または開放するようにし、また、チェッ
クボールを油圧室に設けることがある。これは、クラッ
チが解放されており、かつサンギヤが回転したとき、遠
心油圧でピストンが動いてしまうことを防止するために
用いる。
【0004】ここで、変速においてクラッチが解放され
ると、油圧室の油が抜けて油圧はゼロになるが、油圧室
内に油は満たされている。サンギアが回転していないと
きには、この油はチェックボールを通して徐々に抜ける
ようになる。次にクラッチを係合するような変速がおき
ると、油圧室に油が供給される。しかし、この変速前に
油圧室に油が残っていたかいなかったかでクラッチが作
動しはじめる時間が変わってしまう。上記変速機におい
て2−3変速の場合、ブレーキを解放し、クラッチを係
合させることになるが、クラッチが作動しはじめる時間
が変わると、ブレーキが実際に解放されてから、クラッ
チが実際に係合するまでの間の間隔が変化する。この間
隔が長いと、ニュートラル状態が発生し、特に2−3変
速のように車両が加速中の場合には、一時的にエンジン
が吹きあがり、変速ショックがおこる可能性があり、ま
た、エンジン音も大きくなり不快感が増す恐れがある。
【0005】そこで、本発明においては、特に、クラッ
チが解放されている間の油圧室の油の抜け具合によって
生ずる変速ショックや不快感を抑えることを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明においては、リングギア、該リングギ
アの内側に設けられ前記リングギアと同一軸線上を回転
するサンギア、キャリア、該キャリアに回転可能に取り
つけられ前記リングギアと前記サンギアの両者と噛み合
うピニオンを備える遊星歯車装置と、通常走行時に前記
リングギアと一体回転する入力側軸(17,21)と、
通常走行時に前記キャリアと一体回転する出力側軸(2
3)と、前記サンギアに設けられた油圧室の油圧に応じ
て前記入力側軸と前記サンギアとの間を係合または開放
するクラッチ(C2)と、前記油圧室に設けられたチェ
ックボールと、前記サンギアとハウジングとの間を係合
または開放するブレーキ(B1)と、前記クラッチ(C
2)および前記ブレーキ(B1)を開放する第1状態
(1st)と、前記クラッチ(C2)を開放し前記ブレ
ーキ(B1)を係合させる第2状態(2nd)と、前記
ブレーキ(B1)を開放し前記クラッチ(C2)を係合
させる第3状態(3rd)とを切換えるとともに、前記
第2状態から前記第3状態に移行するときにスタートす
る制御タイマーを有し、変速開始から制御タイマー終了
後に前記ブレーキ(B1)を完全に開放する変速制御装
置と、を備える自動変速機において、前記変速制御装置
は、前記油圧室が空の状態から油が導入されて初期圧に
至るまでの時間を補正値とし、前記第1状態を経て前記
第2状態から前記第3状態に移行するとき、および、前
記第2状態に入ってから前記油圧室内の油が無くなるま
でに要する時間よりも、前記第2状態に入ってからの時
間が長くなった後に前記第2状態から前記第3状態に移
行するとき、前記制御タイマーに前記補正値を加えるよ
うにした。
【0007】上記課題を解決するために請求項2の発明
においては、前記制御タイマーまたは前記補正値はスロ
ットル開度に応じて定めた。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、クラッチとブレーキ
をそれぞれ解放または係合させることで遊星歯車装置の
ギア比が変更され、入力側軸と出力側軸との間で変速作
用が行われる。
【0009】ここで、クラッチ(C2)およびブレーキ
(B1)を開放する第1状態(1st)では、入力側軸
と前記サンギアとの間が開放され、サンギアとハウジン
グとの間が開放される。このときサンギアは入力軸の回
転に応じて回転する。クラッチ(C2)を開放しブレー
キ(B1)を係合させる第2状態(2nd)では、入力
側軸と前記サンギアとの間が開放され、サンギアとハウ
ジングとの間が係合される。このときサンギアの回転は
阻止される。ブレーキ(B1)を開放しクラッチ(C
2)を係合させる第3状態(3rd)では、サンギアと
ハウジングとの間が解放され、入力側軸と前記サンギア
との間が係合される。このときサンギアは入力軸の回転
に応じて回転する。
【0010】変速制御装置は、油圧室が空の状態から油
が導入されて初期圧に至るまでの時間を補正値とし、第
1状態を経て第2状態から第3状態に移行するとき、お
よび、第2状態に入ってから油圧室内の油が無くなるま
でに要する時間よりも、第2状態に入ってからの時間が
長くなった後に第2状態から第3状態に移行するとき、
制御タイマーに前記補正値を加える。第1状態を経ると
油圧室内の油が遠心力により急速に無くなる。また、第
2状態に入ってから油圧室内の油が無くなるまでに要す
る時間よりも、第2状態に入ってからの時間が長くなる
と、油圧室内の油が無くなる。このようなときには、油
圧室が空の状態から油が導入されて初期圧に至るまでの
時間が補正値として制御タイマーに加えられ、ブレーキ
(B1)を完全に開放するまでの時間が補正値分だけ長
くなる。このため、ブレーキ(B1)が実際に解放され
てからクラッチ(C2)が実際に係合されるまでの時間
がほぼ一定となり、変速ショックの発生が抑えられる。
【0011】請求項2の発明によれば、制御タイマーま
たは補正値はスロットル開度に応じて定める。よって、
スロットル開度が低くクラッチへ加えられるライン圧が
低い場合でも制御タイマーまたは補正値が補正され、ブ
レーキ(B1)が実際に解放されてからクラッチ(C
2)が実際に係合されるまでの時間がほぼ一定となり、
変速ショックの発生が抑えられる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を用いた一実施例を図面に基づ
いて説明する。本実施例においては、自動変速機本体は
従来使用されている4速(オーバードライブ付)のもの
を使用している。
【0013】第1図を参照して、この自動変速機の動作
を説明する。タービン軸13はトルクコンバータ12を
介して図示しないエンジンのエンジン出力軸10と結合
されている。トルクコンバータ12はこのトルクコンバ
ータ12の働きを阻止しエンジン出力軸10とタービン
軸13を直結させるためのロックアップクラッチ11を
備える。タービン軸13は遊星歯車装置のキャリア14
に連結されている。キャリア14により回転可能に支持
されたプラネタリピニオン15はリングギア16を介し
て中間軸17に連結されている。またプラネタリピニオ
ン15はサンギア18と噛み合っている。サンギア18
とキャリア14との間には1ウェイクラッチ19とOD
クラッチC0が設けられている。サンギア18とハウジ
ング20との間にはODブレーキB0が設けられてい
る。中間軸17と中間軸21の間にはフォワードクラッ
チC1が設けられている。また、中間軸17とサンギア
軸22の間にはダイレクトクラッチC2が設けられてい
る。サンギア軸22とハウジング20との間にはセカン
ドブレーキB1が設けられている。出力軸23に連結さ
れたキャリア24により回転可能に支持されたプラネタ
リピニオン4はリングギア5を介して中間軸21と連結
されている。またプラネタリピニオン4はサンギア軸2
2と噛み合っている。プラネタリピニオン6はキャリア
3と一体回転するリングギア2およびサンギア軸22と
噛み合っている。プラネタリピニオン6とハウジング2
0との間には1stアンドRevブレーキB2及び1ウ
ェイクラッチF1が設けられている。中間軸17、21
は、リングギア5、サンギア22、キャリア3、ピニオ
ン4からなる遊星歯車装置の入力側軸となる。また、出
力軸23は遊星歯車装置の出力側軸となる。
【0014】この自動変速機において、クラッチC0,
C1,C2およびブレーキB0,B1,B2と変速段と
の関係は下表のように設定してある。ここで、Rはリバ
ースレンジ、Pはパーキングレンジ、Nはニュートラル
レンジ、Dはドライブレンジ、2はセカンドレンジ、L
はローレンジ、O/D はオーバードライブ、3rdは3速、
2ndは2速、1stは1速をそれぞれ示す。
【0015】
【表1】
【0016】このクラッチC0,C1,C2およびブレ
ーキB0,B1,B2は、図4に示す電子制御回路30
のソレノイドバルブにより制御された油圧回路によって
制御される。電子制御回路30はシフトレバーの位置と
変速段に応じて変速可否を判断し、そのシフトの状況に
応じて表2に基づいてブレーキ・クラッチの係合・解放
を制御する。
【0017】
【表2】
【0018】逆シフト時には係合側と解放側のソレノイ
ドバルブが逆になる。
【0019】図2に油圧回路の一部を示す。
【0020】2ー3シフト用ソレノイドバルブSOL1
を導通すると2ー3シフトバルブ24に油圧が加わり2
ー3シフトバルブ24が切替わる。2ー3シフトアップ
時に2ー3シフトバルブ24が切替わると、図示しない
1ー2シフトバルブからポート24aに導入される油圧
が遮断され、代わってブレーキB1への油圧供給ポート
24bと2ー3シフトタイミングバルブ25への油圧出
力ポート24cとが導通される。これによって、ブレー
キB1とB1アキュームレータ27からの油圧(B1油
圧)は、2ー3シフトタイミングバルブ25のポート2
5bに導入される。このとき、2ー3シフトタイミング
バルブ25のスプール25Aは、リターンスプリング2
5B及び図示しないアキュームレータコントロールバル
ブからポート25cに導入されるアキュームレータ背圧
によって下方位置(図示左側)に位置されている。した
がって、ポート25bに導入されたB1油圧はオリフィ
ス25dを介して排出されるためにブレーキB1の油圧
は緩やかに降下する。
【0021】また、2ー3アップシフトにより2ー3シ
フトバルブ24が切替わることによって、ポート24d
とポート24eとが導通され、油路L14を介して導入
されたライン圧がクラッチC2に供給される。これと同
時にクラッチC2へのライン圧(C2油圧)は、油路L
16を介して2ー3シフトタイミングバルブ25のポー
ト25eに導入され、スプール25Aに対してリターン
スプリング25Bとポート25cからのアキュームレー
タ背圧PACC に対抗する方向に作用する。そして、クラ
ッチC2のピストンストロークが終了した後、2ー3シ
フトタイミングバルブ25に導入されるC2油圧が所定
値PA に達すると、スプール25Aがスプリング25B
及びアキュームレータ背圧PACC に抗して押し上げられ
る。これによって、ポート25bがドレーンポート25
fに導通され、B1油圧がドレーンポート25fからク
イック排出される。
【0022】このときの2ー3シフトタイミングバルブ
25における力の釣り合いは次式で表わされる。
【0023】
【数1】
【0024】油圧PC2が上記式を満足するとき2ー3シ
フトタイミングバルブ25が切換えられる。
【0025】また、タイミングソレノイドバルブSOL
2をオンにすると、2ー3シフトタイミングバルブ25
のポート25aには油路L11を介してライン圧がモジ
ュレートされたソレノイド油圧PSOL が導入され、スプ
ール25Aに対してリターンスプリング25B及びアキ
ュームレータ背圧PACC に対抗する方向に作用する。
【0026】このときの2ー3シフトタイミングバルブ
25における力の釣り合いは次式で表わされる。
【0027】
【数2】
【0028】ソレノイド油圧PSOL 及びその受圧面積S
2が十分大きい場合には、油圧PC2に関係なくスプール
25Aが押し上げられ、2ー3シフトタイミングバルブ
25が切換えられることになる。
【0029】したがって、2ー3シフト用ソレノイドバ
ルブSOL1を2ー3シフトの変速要求時に切り替え、
更に所定の時間後にタイミングソレノイドバルブSOL
2をオンとすることで、図6に示すような変速ができ
る。ここで、タイミングソレノイドバルブSOL2をオ
ンとするまでの時間は電子制御回路30内で定められる
制御タイマーにて定めている。
【0030】尚、図3に示すように、クラッチC2は油
圧室29への油圧の供給によりピストン28が作動し、
クラッチ板40を押すことで作動する。ここで油圧室2
9にはチェックボール39が備えられており、油圧室2
9の油はその油圧が低いときにはチェックボール39を
通して抜けるようになっている。また、この油圧室29
はサンギア軸22に設けられている。よって、油圧室2
9へ油圧が供給されていないときサンギア軸22が回転
すると、油圧室29の油はチェックボール39を通して
急速に抜けるようになる。
【0031】図4において、各ソレノイドバルブは中央
処理ユニットCPUにより駆動される。車両に搭載され
るバッテリ36の端子にはイグニッションスイッチ37
を介して定電圧電源38の入力端が接続されている。定
電圧電源38の出力端には中央処理ユニットCPUの電
源端子VCCおよびGNDが接続されている。定電圧電
源38はバッテリ36の出力電圧を中央処理ユニットC
PUが動作可能な電圧に変換するためのものである。
【0032】中央処理ユニットCPUの各入力端子に
は、出力軸回転センサ31,スロットルセンサ32,ニ
ュートラルスタートスイッチ33,アイドルスイッチ3
4およびブレーキスイッチ35が接続されている。図4
では簡略のために各センサおよびスイッチの入力インタ
ーフェースは省略している。
【0033】出力軸回転センサ31は、自動変速機の出
力軸の回転数を検出するセンサである。出力軸回転セン
サ31は自動変速機の出力軸の近傍に配設され、自動変
速機の出力軸の回転数に応じた周波数を有するパルス信
号を出力する。本実施例では、出力軸回転センサ31は
出力軸23に取りつけられたギアの歯に対向して設置さ
れた電磁ピックアップ式の回転センサであり、ギア1回
転に対し18パルスを出力する。この出力は中央処理ユ
ニットCPUに送信される。なお、出力軸回転センサ
は、自動変速機の出力軸と車輪の回転数の関係が明確に
分かっておれば、車両の速度を検出する他の種類の車速
センサで代用してもよい。
【0034】スロットルセンサ32は、エンジンのスロ
ットルバルブの開度を検出するセンサである。スロット
ルセンサには、スロットルバルブの回転角度をスイッチ
により検出しスロットルバルブの開度を分割するデジタ
ル式,機械式のスロットルセンサと、スロットルバルブ
の回転角度を電圧値に変換し,A/Dコンバータを使用
してスロットルバルブの開度を分割するアナログ式,電
気式のスロットルセンサがあるが、何れを使用してもか
まわない。スロットルセンサは、スロットルバルブの開
度を16分割した信号を4本の信号ラインから出力す
る。全閉状態をθ0 ,全開状態をθ15とする。θ0 とθ
15の間はθ1 〜θ14とする。
【0035】ニュートラルスタートスイッチ34はシフ
トレバーの位置を検出するものであり、D(ドライブ)
レンジスイッチ,L(ロー)レンジスイッチ,2(セカ
ンド)レンジスイッチ,N(ニュートラル)レンジスイ
ッチ,R(リバース)レンジスイッチおよびP(パーキ
ング)レンジスイッチを有し、D,L,2,N,R,P
の各レンジを検出する。
【0036】アイドルスイッチ34は、エンジンのアイ
ドル状態を検出するセンサであり、アイドル時(本実施
例ではスロットル開度1.5%以下)に接点がONにな
る。
【0037】ブレーキスイッチ35は、ブレーキのオン
・オフを検出する。
【0038】中央処理ユニットCPUの各出力端子に
は、2−3シフト用ソレノイドバルブSOL1,タイミ
ングソレノイドバルブSOL2が接続されている。第4
図では簡略のために各ソレノイドの出力インターフェー
スまたは駆動装置は省略している。
【0039】2ー3シフト用ソレノイドバルブSOL
1,タイミングソレノイドバルブSOL2はそれぞれ中
央処理ユニットCPUにより制御される。中央処理ユニ
ットCPUは、内部にRAM,ROM等のメモリー,タ
イマー,レジスタを有しており、イグニッションスイッ
チがオンとなり、中央処理ユニットCPUに電圧が供給
されはじめると図5のメインルーチンを実行し始める。
【0040】中央制御ユニットCPUがスタートする
と、まず各入出力ポートの入出力方向の設定,各メモリ
のイニシャライズ,割り込みの有無の設定等が行われる
(ステップ50)。そのあと、入出力読み込みルーチン
が実行され、入力に接続された各センサ,スイッチの状
態の読み込みやノイズ除去,そして各センサ,スイッチ
の状態に応じたデータの設定が行われる(ステップ5
1)。
【0041】次に、回転数演算処理ルーチンが実行さ
れ、車速の演算が行われる(ステップ52)。出力軸と
車軸のギア比および車輪の半径は予め求められるので、
この出力軸回転数N0 から車速を求めることができる。
【0042】上記の処理が終了すると、次に変速判断ル
ーチン(ステップ53)にて変速判断が行われる。ここ
では、シフトレバーの位置、車速、スロットル開度に応
じて現在の変速段とは異なる変速段に変速すべきか否か
が判断される。
【0043】次に、ステップ54、55において、変速
判断ルーチン(ステップ53)において変速可であると
判断され,かつ現在変速中でないときには変速処理ルー
チン(ステップ57)が実行され、変速処理が行われ
る。また、変速処理ルーチン(ステップ57)に続いて
2ー3変速処理ルーチンが実行される。変速処理ルーチ
ンでは変速制御に用いるタイマーの値を設定する。
【0044】次に、ロックアップ判断ルーチンが実行さ
れ、ロックアップの変更有りの場合にはロックアップ処
理ルーチンが実行され、ロックアップの処理が行われ
る。
【0045】次に、フェールセーフ制御が行われ、フェ
ールセーフ処理が行われる(ステップ64)。
【0046】最後に、出力制御ルーチンが実行され、出
力制御が行われる(ステップ65)。
【0047】出力制御ルーチンでは、変速許可フラグが
オン時に、Rレンジのときおよびアップシフト時かつパ
ワーオフ(θ<θ2 またはアイドルスイッチオン)時に
はパワーオフアップシフトフラグをセットし、変速許可
フラグをクリアし、変速中フラグをセットする。Rレン
ジ以外でアップシフト時かつパワーオン(θ≧θ2 )時
にはパワーオンアップシフトフラグをセットし、変速許
可フラグをクリアし、変速中フラグをセットする。Rレ
ンジ以外でダウンシフト時にはダウンシフトフラグをセ
ットし、変速許可フラグをクリアし、変速中フラグをセ
ットする。
【0048】変速許可フラグがオン時または変速中フラ
グがオンの時には、ダウンシフトフラグがオンであれば
ダウンシフトルーチンが実行され、パワーオフアップシ
フトフラグオンであればパワーオフアップシフトルーチ
ンが実行され、パワーオンアップシフトフラグオンであ
ればパワーオンアップシフトルーチンが実行される。
【0049】各シフトルーチン内では、変速処理ルーチ
ン(ステップ57)で求めたタイマー値を元にシフト用
ソレノイドバルブ,タイミングソレノイドバルブをオン
/オフする。例えば、2ー3シフト時には2ー3シフト
用ソレノイドバルブSOL1をオンし、制御タイマーを
走らせて制御タイマー終了時にタイミングソレノイドバ
ルブSOL2をオンとしている。これにより、図7に示
すような2ー3変速が行われる。
【0050】この後、他のソレノイドバルブ,例えばロ
ックアップ制御用ソレノイドバルブを変化させる必要が
あれば、そのソレノイドバルブを駆動するように出力を
出し、その後、メインルーチンに復帰する。
【0051】この出力制御ルーチンにおいて、クラッチ
やブレーキの切換えが行われる。図6は2ー3変速処理
ルーチンを示している。まず、ステップ70にてこの変
速が2ー3変速か否かを判断し、2ー3変速でなければ
このルーチンを終了する。ステップ70にて2ー3変速
と判断したときステップ71にて2ndに入る前に1s
tに入っていたか否かを判断する。また、ステップ72
にて2ー3変速と判断したときステップ71にて2nd
に入ってから10秒以上経過したか否かを判断する。2
ndに入る前に1stに入っていた場合、および、2n
dに入ってから10秒以上経過していた場合には、ステ
ップ74にてばらつき補正マップとスロットル開度θか
ら補正値を決定する。このばらつき補正マップを図9に
示す。一方、2ndに入る前に1stに入っておらず、
また、2ndに入ってから10秒未満の場合には、ステ
ップ75にて補正値を0とする。次に、ステップ76に
て図8に示すマップに基づいて2−3変速制御タイマー
のタイマー値を求め、2−3変速制御タイマーに補正値
を加えて、このルーチンを終了する。
【0052】この2ー3変速処理ルーチンでは、(1)
1−2変速に続いて2−3変速が起きた場合、および
(2)2−3変速が起きる前に10秒以上2速が継続し
た場合に2−3変速制御タイマーに補正値を加えてい
る。図10に示すように、3−2変速が起きたときクラ
ッチC2の油圧が抜かれる。しかし、実際にはクラッチ
C2の油圧室29には油が残っており、この油がチェッ
クボール39を通して徐々に抜けていく。ここで、図1
0に示すように3−2変速から次の2−3変速までの間
が短いと、2−3変速の際にクラッチC2に油を入れる
とき速やかに初期油量まで達することができる。このと
きには通常用いる2−3変速制御タイマーのタイマー値
Tを用いればよい。しかし、図11に示すように3−2
変速から次の2−3変速までの間が長いと、クラッチC
2の油圧室29の油が殆ど排出されてしまい、2−3変
速の際にクラッチC2に油を入れるとき初期油量まで達
するまでに時間がかかる。このときには通常用いる2−
3変速制御タイマーのタイマー値Tに補正値を加えて用
いている。よって、クラッチC2が実際に解放され、次
にブレーキB1が実際に係合されるまでのあいだの時間
が最適な状態に調整されるので、変速ショックを低減す
ることができる。
【0053】ここで、2−3変速の前に1速の状態を経
由している場合には、油圧室29が配置されているサン
ギア軸22が回転し、遠心力により油圧室29の油が急
速に抜けることになるので、3−2変速から次の2−3
変速までの間が長い場合と同様に2−3変速の際にクラ
ッチC2に油を入れるとき初期油量まで達するまでに時
間がかかる。そこで、この場合も通常用いる2−3変速
制御タイマーのタイマー値Tに補正値を加えて用いて、
変速ショックを低減させている。
【0054】また、クラッチC2へのライン圧(C2油
圧)は、図12に示すようにスロットル開度θが低いと
き減少する傾向にある。よって、2−3変速制御タイマ
ーのタイマー値Tおよび補正値を図8および図9に示す
ようにスロットル開度θに応じて調整している。これに
より、クラッチC2が実際に解放され、次にブレーキB
1が実際に係合されるまでのあいだの時間が最適な状態
に調整されるので、変速ショックを低減することができ
る。
【0055】尚、上記実施例では、2−3変速制御タイ
マーの補正の有無を前回の変速から10秒以上か否かで
切換えているが、この値は製品の性能に応じて定めると
よい。また、本実施例では前回の変速から10秒未満の
場合、補正値を0としているが、油の抜け具合に応じて
補正値を定めるようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ブレーキ(B
1)が実際に解放されてからクラッチ(C2)が実際に
係合されるまでの時間がほぼ一定となり、変速ショック
の発生が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動変速機の構成図
【図2】図1のクラッチおよびブレーキを制御する油圧
回路
【図3】本発明の実施例にて使用する自動変速機の断面
【図4】図2の油圧回路を制御するコンピュータのブロ
ック図
【図5】図4のコンピュータのメインルーチンのフロー
チャート
【図6】図5の2−3変速処理ルーチンのフローチャー
【図7】本実施例の動作を示すタイムチャート
【図8】本実施例の2−3変速制御タイマーのマップ
【図9】本実施例の補正タイマーのマップ
【図10】本実施例の動作を示すタイムチャート
【図11】本実施例の動作を示すタイムチャート
【図12】油圧とスロットル開度との関係を示すグラフ
【符号の説明】
3 キャリア 4 ピニオン 5 リングギア 17、21 中間軸(入力側軸) 22 サンギア 23 出力軸(出力側軸) 30 変速制御装置 39 チェックボール C2 クラッチ B1 ブレーキ θ スロットル開度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リングギア(5)、該リングギアの内側
    に設けられ前記リングギアと同一軸線上を回転するサン
    ギア(22)、キャリア(3)、該キャリアに回転可能
    に取りつけられ前記リングギアと前記サンギアの両者と
    噛み合うピニオン(4)を備える遊星歯車装置と、 通常走行時に前記リングギアと一体回転する入力側軸
    (17,21)と、 通常走行時に前記キャリアと一体回転する出力側軸(2
    3)と、 前記サンギアに設けられた油圧室の油圧に応じて前記入
    力側軸と前記サンギアとの間を係合または開放するクラ
    ッチ(C2)と、 前記油圧室に設けられたチェックボールと、 前記サンギアとハウジングとの間を係合または開放する
    ブレーキ(B1)と、 前記クラッチ(C2)および前記ブレーキ(B1)を開
    放する第1状態(1st)と、前記クラッチ(C2)を
    開放し前記ブレーキ(B1)を係合させる第2状態(2
    nd)と、前記ブレーキ(B1)を開放し前記クラッチ
    (C2)を係合させる第3状態(3rd)とを切換える
    とともに、前記第2状態から前記第3状態に移行すると
    きにスタートする制御タイマーを有し、変速開始から制
    御タイマー終了後に前記ブレーキ(B1)を完全に開放
    する変速制御装置と、を備える自動変速機において、 前記変速制御装置は、前記油圧室が空の状態から油が導
    入されて初期圧に至るまでの時間を補正値とし、前記第
    1状態を経て前記第2状態から前記第3状態に移行する
    とき、および、前記第2状態に入ってから前記油圧室内
    の油が無くなるまでに要する時間よりも、前記第2状態
    に入ってからの時間が長くなった後に前記第2状態から
    前記第3状態に移行するとき、前記制御タイマーに前記
    補正値を加えることを特徴とする自動変速機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記制御タイマーま
    たは前記補正値はスロットル開度に応じて定められるこ
    とを特徴とする自動変速機。
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