JPH08303290A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
内燃機関の排気浄化装置Info
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Abstract
供。 【構成】 排気を浄化する排気処理手段17と,排気温
度を推定する温度推定手段(ECU18)と,燃料噴射
時期及び噴射量を決定して燃料噴射手段を作動させる燃
料噴射制御手段(ECU18)とを有する。排気温度が
所定値以下のときに,機関出力発生のための主燃料噴射
の後に燃料を後噴射し,温度推定手段17の浄化率を高
くする適切な温度となるよう排気温度を制御する。
Description
の排気中に含まれるパティキュレート及びNOx等を浄
化する内燃機関の排気浄化装置に関するものである。
中には気体成分と固体成分とから成るパティキュレート
及び窒素酸化物(NOx)が含まれており,これらの有
害成分が環境上問題となっている。このうちパティキュ
レートについては,ディーゼルエンジンの排気通路中に
設けた酸化触媒にて気体成分のみを浄化するという方法
が実用化されている。しかし,この方法ではパティキュ
レートの固体成分の浄化が全くできず,また,排気温度
が触媒の活性温度以下の場合は気体成分についても浄化
ができないという問題がある。
では,触媒を担持したトラップフィルタにてパティキュ
レートを捕集し,所定量のパティキュレートを捕集した
後にエンジンの吸気通路に設けた吸気絞りを絞ることに
より排気温度を昇温し,パティキュレートを燃焼させて
トラップフィルタを再生する方法が提案されている。し
かしながら,この方法では吸気絞り手段,そのアクチュ
エータ及び制御装置などが新たに必要となるため構成が
複雑になってしまう。また,吸気絞りによる排気昇温量
は大きくないため,市街地走行などの排気温度が低い走
行状態ではフィルタを再生することができないという問
題がある。さらには,吸気を絞るとエンジンの燃焼状態
が悪化するため出力が低下し,またエミッションが悪化
するという問題もある。
分であるNOxが浄化できないため,NOxを浄化する
にはさらに別の浄化手段が必要となりコスト,体積が大
きくなるという問題がある。一方NOxについては,排
気管の途中に触媒を設け,その上流で軽油などの還元剤
を供給し,この還元剤と排気ガスとを混合させて,触媒
上でNOxを還元浄化するという方法が公知である。し
かし,この方法では,上記還元剤が高沸点の分子である
ため反応性が低く,NOxの還元浄化効率が低いという
問題がある。さらに,構成が複雑となるため装置が大型
化するという問題もある。
は,燃料をシリンダ室に噴射するフューエルインジェク
タの燃料噴射時期を,電磁弁を用いて制御しこれによっ
て浄化を促進する方法が提案されている。すなわち,機
関出力発生のための主燃料の噴射後に,主燃料噴射量の
0.3〜3%に相当する極微量の燃料を,膨張行程中の
温度が低下したシリンダ室内に後噴射し,これを燃焼さ
せることなく熱分解して反応性が高い炭化水素を生成さ
せる。そしてこの炭化水素を排気ガスにそれを混合し
て,排気ガスに含まれるNOxを触媒上で還元浄化する
という方法である。しかしながら,この方法では,排気
温度が触媒の活性化温度よりも低い場合にはNOxを浄
化ができないという問題がある。
に行程の一定時期に後噴射を行うため,燃料の分解度合
が一義的に決まってしまう。すなわち,排気温度が高い
ほど燃料の分解度合が大きく炭素数が小さい炭化水素が
供給されることとなる。しかしながら,詳細を後述する
図19に示すように,NOxを効率良く還元浄化するた
めには,排気温度が高いほど(図19のT2)炭素数が
大きな炭化水素(図19のB)を供給する必要がある。
そのため,この方法では,排気温度によって異なるNO
xの還元浄化効率を最高にするような還元剤(炭化水
素)を常に触媒に供給することができないという問題が
ある。
めに,極めて高応答性の電磁弁が必要となり,そのため
コストと体積の増大を招くという問題がある。また,こ
の方法ではもうひとつの有害成分であるパティキュレー
トが浄化できないため,パティキュレートを浄化するた
めには,更に別個に浄化装置が必要となりコストと体積
が一段と大きくなるという問題加わってくる。
な構成によって,パティキュレートとNOxの両方を含
む排気を効率よく浄化することの出来る内燃機関の排気
浄化装置を提供しようとするものである。
筒毎に設けられた燃料噴射手段と,排気通路中に介装さ
れた排気処理手段と,運転状態検出手段と,この運転状
態検出手段からの出力により排気温度を推定する排気温
度推定手段と,この排気温度推定手段の出力を所定値と
比較する温度比較手段と,この温度比較手段の出力に基
づいて上記燃料噴射手段における燃料噴射時期と燃料噴
射量とを決定し上記燃料噴射手段を作動させる燃料噴射
制御手段とを有する内燃機関の排気浄化装置において,
上記燃料噴射制御手段は,排気温度が上記所定値以下の
場合には,機関出力発生のための主燃料噴射後に燃料の
後噴射を指令し,これによって機関の排気温度を上記排
気処理手段の作動に適した温度範囲に制御する。
は,燃料噴射量及び燃料噴射時期を制御する燃料噴射制
御手段と温度推定手段及び温度比較手段とが設けられて
おり,上記燃料噴射制御手段は,排気温度が所定値以下
の場合に燃料の後噴射を指令し,排気処理手段が良好に
作動する温度となるように,燃料噴射手段の制御を行う
ことである。なお,上記後噴射は,膨張行程の前半のタ
イミングにおいて実施することが好ましい。膨張行程の
前半で後噴射を行えば,シリンダ室内の温度が高く,燃
料が効果的に燃焼し,効率よく排気温度を上昇させるこ
とが出来るからである。
燃料噴射手段と,排気通路中に介装されたパティキュレ
ート捕集手段と,パティキュレート捕集手段の入口側に
設けた圧力検出手段と,運転状態検出手段と,この運転
状態検出手段からの出力により排気温度を推定する排気
温度推定手段と,この排気温度推定手段の出力を所定値
と比較する温度比較手段と,上記運転状態検出手段と圧
力検出手段の出力に基づいてパティキュレート捕集手段
におけるパティキュレート堆積量を算出する堆積量演算
手段と,この堆積量演算手段の出力を所定値と比較する
堆積量比較手段と,上記温度比較手段と堆積量比較手段
の出力に基づいて上記燃料噴射手段における燃料噴射時
期と燃料噴射量とを決定し燃料噴射手段を作動させる燃
料噴射制御手段とを有する内燃機関の排気浄化装置にお
いて,上記燃料噴射制御手段は,パティキュレート捕集
手段におけるパティキュレート堆積量が所定値を越え,
かつ排気温度が所定値以下の場合には,機関出力発生の
ための主燃料噴射の後に,機関の膨張行程前半における
燃料の後噴射の実施を指令する。
排気処理手段としてのパティキュレート捕集手段と,排
気温度推定手段及び温度比較手段と,堆積量演算手段及
び堆積量比較手段と,燃料噴射制御手段とが設けられて
おり,燃料噴射制御手段は,パティキュレート堆積量が
所定値を越えかつ排気温度が所定値以下の場合に,膨張
行程の前半において後噴射が実施されるよう指令するこ
とである。
燃料噴射手段と,排気通路中に介装された窒素酸化物還
元手段と,運転状態検出手段と,この運転状態検出手段
からの出力により排気温度を推定する排気温度推定手段
と,この排気温度推定手段からの出力を所定値と比較す
る温度比較手段と,この温度比較手段の出力により上記
燃料噴射手段における燃料噴射時期と燃料噴射量とを決
定し燃料噴射手段を作動させる燃料噴射制御手段とを有
する内燃機関の排気浄化装置において,上記燃料噴射制
御手段は,排気温度が所定値以上の場合には,機関出力
発生のための主燃料噴射後に燃料の後噴射を膨張行程後
半で実施し,排気温度が所定値以下の場合には,それに
加えて後噴射を膨張行程前半でも実施するよう指令す
る。
排気処理手段としての窒素酸化物還元手段と,排気温度
推定手段及び温度比較手段と,燃料噴射制御手段とが設
けられており,燃料噴射制御手段は,排気温度が所定値
以上の場合には後噴射を膨張行程の後半で実施し,排気
温度が所定値以下の場合には,後噴射を更に膨張行程の
前半においても実施するよう指令することである。
燃料噴射手段と,排気通路中に介装されたパティキュレ
ート捕集手段と,排気通路中に介装された窒素酸化物還
元手段と,パティキュレート捕集手段の入口側に設けた
圧力検出手段と,運転状態検出手段と,この運転状態検
出手段からの出力により排気温度を推定する排気温度推
定手段と,この排気温度推定手段からの出力を所定値と
比較する温度比較手段と,前記運転状態検出手段と圧力
検出手段からの出力によりパティキュレート捕集手段に
おけるパティキュレート堆積量を算出する堆積量演算手
段と,この堆積量演算手段からの出力を所定値と比較す
る堆積量比較手段と,前記温度比較手段と堆積量比較手
段からの出力により前記燃料噴射手段における燃料噴射
時期と燃料噴射量とを決定し燃料噴射手段を作動させる
燃料噴射制御手段とを有する内燃機関の排気浄化装置に
おいて,上記燃料噴射制御手段は,パティキュレート捕
集手段におけるパティキュレート堆積量が所定値以下の
場合には,機関出力発生のための主燃料噴射後の後噴射
を膨張行程後半で実施し,パティキュレート捕集手段へ
のパティキュレート堆積量が所定値を越え,かつ排気温
度が所定値以下の場合にはそれに加えて,後噴射を膨張
行程前半でも実施するよう指令する。
排気処理手段としてのパティキュレート捕集手段及び窒
素酸化物還元手段と,排気温度推定手段及び温度比較手
段と,堆積量推定手段及び堆積量比較手段と,燃料噴射
制御手段とを有しており,パティキュレート堆積量が所
定値以下の場合には,後噴射を膨張行程の後半で実施
し,パティキュレート堆積量が所定値を越え且つ排気温
度が所定値以下の場合には,それに加えて膨張行程の前
半においても後噴射を実施することである。
料噴射手段と,排気通路中に介装されたパティキュレー
ト捕集手段と,排気通路中に介装された窒素酸化物還元
手段と,パティキュレート捕集手段の入口側に設けた圧
力検出手段と,運転状態検出手段と,この運転状態検出
手段の出力に基づいて排気温度を推定する排気温度推定
手段と,この排気温度推定手段の出力に基づいて燃料噴
射時期を補正変更する燃料噴射時期補正手段と,前記排
気温度推定手段の出力を所定値と比較する温度比較手段
と,上記運転状態検出手段と圧力検出手段の出力に基づ
いてパティキュレート捕集手段におけるパティキュレー
ト堆積量を算出する堆積量演算手段と,この堆積量演算
手段の出力を所定値と比較する堆積量比較手段と,上記
温度比較手段と堆積量比較手段の出力に基づいて上記燃
料噴射手段における燃料噴射時期と燃料噴射量とを決定
し燃料噴射手段を作動させる燃料噴射制御手段とを有す
る内燃機関の排気浄化装置において,上記燃料噴射制御
手段は,上記パティキュレート捕集手段におけるパティ
キュレート堆積量が所定値以下の場合には,機関出力発
生のための主燃料噴射後に,燃料の後噴射を機関の膨張
行程後半で実施するよう指令し,パティキュレート捕集
手段におけるパティキュレート堆積量が所定値を越え,
かつ排気温度が所定値以下の場合には,それに加えて燃
料の後噴射を膨張行程前半でも実施するよう指令し,か
つ,パティキュレート堆積量が所定値以下の場合におけ
る膨張行程後半での上記後噴射の噴射時期を排気温度検
出手段の出力に基づいて変更し,排気温度が高温になる
ほど後噴射時期を設定時期より遅らせるよう指令する。
第4発明の構成に加えて,燃料噴射時期を補正変更する
燃料噴射時期補正手段が設けられており,パティキュレ
ート堆積量が所定値以下の場合に膨張行程後半において
実施する後噴射のタイミングを,排気温度が高温になる
ほど遅らせるよう指令することである。
発明において,前記パティキュレート捕集手段における
パティキュレート堆積量が前記所定値を越え且つ排気温
度が前記所定値以下の場合に,膨張行程後半の後噴射を
実施せず,後噴射を膨張行程前半のみで行うようにす
る。
の気筒あるいは特定のサイクルで行うようにすることが
好ましい。詳細を後述するように,後噴射をまとめて実
施することにより後噴射の量を多くすれば,電磁弁など
のアクチュエータの構成を安価にし且つ制御を容易にす
ることが出来るからである。
程後半での後噴射を異なる気筒で行ったり,後噴射を実
施する気筒を順次切り換える等の方法により燃料噴射手
段の動作回数を均等化することが好ましい。燃料噴射手
段の動作が特定の気筒に集中しないようにし燃料噴射手
段の動作回数を均等化することにより,燃料噴射手段の
平均寿命を長くすることが出来るからである。また,排
気温度は,排気温度推定手段を用いないで排気温度検出
手段により直接検出することもできる。
のための主燃料の噴射後の膨張行程前半に少量(たとえ
ば主噴射量の5〜20%)の燃料を,温度が高いシリン
ダ室内に後噴射する。これによって,後噴射した燃料が
燃焼し排気温度を上昇させることができる。一方,詳細
を後述する図2に示すように後噴射する時期,あるいは
図3に示すように後噴射する燃料の量により排気温度が
変わるため,この時期と量を制御することで排気温度の
制御が可能となる。
行程の前半(ATDC90度以前)で行う(図2の後噴
射a)と,シリンダ室内の温度が十分高いところへ燃料
を噴射するため,後噴射した燃料が燃焼し,そのぶん排
気温度が上昇する。その際,シリンダ室内のガスは排気
弁が開くまでピストンの下降とともに膨張することで温
度が低下し,排気弁が開いた後にシリンダ室内から出て
いくため,遅い時期に後噴射したほうが膨張による温度
低下が小さくなり,排気温度が高くなる。また膨張行程
前半で後噴射を行う場合は,図3に示すように後噴射量
が多いほど排気温度が高くなる。
後)で後噴射を実施する場合には(図2の後噴射b),
シリンダ室内の温度が低いところへ燃料を噴射するため
に,後噴射した燃料は燃焼せず余り排気温度は上昇しな
い。したがって,膨張行程の前半(ATDC90度以
前)において,後噴射する時期と量を制御することで,
排気温度の制御が可能である。なお,この他に排気温度
を上昇させる方法として,主燃料噴射時期を遅角する方
法や後噴射量を固定して噴射時期のみを変更する方法な
どがあるが,いずれも上記の方法と比較して燃費の点か
ら好ましくはない。
度が排気処理手段の作動に適した温度となるようにする
ことにより,その浄化効率を大きく向上させることがで
きる。なお,排気処理手段としては,たとえばパティキ
ュレート中の気体成分浄化用の酸化触媒,パティキュレ
ート捕集浄化用の触媒付フィルタ,NOx浄化用の還元
触媒,あるいはその他の排気中の有害成分を浄化する装
置などがある。
レート捕集浄化用の触媒付フィルタにて排気中のパティ
キュレートを捕集する。そして,フィルタ上のパティキ
ュレートは,排気温度が高い運転状態において燃焼し,
フィルタが再生される。しかし,渋滞などで排気温度が
低い運転状態が長時間継続した場合はフィルタへのパテ
ィキュレート堆積量が所定値を越え,エンジン出力が低
下し燃費が悪化してしまう。
積量が所定値を越え,かつ排気温度が所定値以下でフィ
ルタの再生が期待できない場合は,少量(たとえば主噴
射量の5〜20%)の燃料を,機関出力発生のための主
燃料の噴射後に,膨張行程前半の温度が高いシリンダ室
内に後噴射し,排気温度を上昇させる。その際に,後噴
射する時期と量を制御することにより,排気温度を触媒
によるパティキュレート燃焼に適した温度(たとえば4
00℃以上)とすることが可能であり,これによってフ
ィルタ上のパティキュレートが燃焼し,フィルタが再生
される。
温度がNOx浄化用の還元触媒の活性温度である所定値
(たとえば250℃)より高い場合は,機関出力発生の
ための主燃料の噴射後に,極微量(たとえば主噴射量の
0.3〜5%)の燃料を,膨張行程後半の温度が低下し
たシリンダ室内に後噴射する。この場合,シリンダ室内
の温度が低いので後噴射分の燃料は燃焼することなく熱
分解して反応性が高い炭化水素が生成し,排気ガスにそ
の炭化水素を混合する。そして,この炭化水素の作用に
より,排気ガスに含まれるNOxを効果的に触媒上で還
元浄化することができる。
合は触媒による浄化が不可能であるため,さらに少量
(たとえば主噴射量の5〜20%)の燃料を,膨張行程
前半の温度が高いシリンダ室内に後噴射する。この場合
には,後噴射した燃料が燃焼し排気温度が上昇する。こ
の際に,後噴射する時期と量を制御して排気温度を触媒
によるNOx浄化に適した温度(たとえば250℃以
上)とすることにより,排気中のNOxを還元浄化する
ことができる。
物還元手段とを有する上記の本願の第4発明において
は,通常(フィルタへのパティキュレート堆積量が所定
値以下の場合)は機関出力発生のための主燃料の噴射後
に,極微量(たとえば主噴射量の0.3〜5%)の燃料
を,膨張行程後半の温度が低下したシリンダ室内に後噴
射する。この場合は,後噴射分の燃料は燃焼することな
く熱分解して反応性が高い炭化水素が生成し,排気ガス
にその炭化水素を混合することで,排気ガスに含まれる
NOxを触媒上で良好に還元浄化することができる。そ
れと同時に排気中のパティキュレートはフィルタにて捕
集される。そして,フィルタ上のパティキュレートは,
排気温度が高い運転状態になると燃焼し,フィルタが再
生される。
時間続いた場合はフィルタへのパティキュレート堆積量
が所定値を越えてしまい,エンジンの出力が低下し燃費
が悪化してしまう。そこで,本発明では,フィルタへの
パティキュレート堆積量が所定値を越え,かつ排気温度
が所定値以下でフィルタの再生が期待できない場合は,
少量(たとえば主噴射量の5〜20%)の燃料を,膨張
行程前半の温度が高いシリンダ室内に後噴射する。この
場合には,後噴射した燃料が燃焼し排気温度が大きく上
昇する。そして,後噴射する時期と量を制御することで
排気温度を触媒によるパティキュレート燃焼に適した温
度(たとえば400℃以上)として,フィルタ上のパテ
ィキュレートを燃焼させ,フィルタを再生することがで
きる。上記のように,第4発明によれば,格別に複雑な
部材を付加することなく簡素な構成でNOxとパティキ
ュレートの両方を効率よく浄化することができる。
還元剤を供給するために膨張行程後半で行う後噴射の時
期を排気温度に応じて変更することで,いかなる排気温
度においても,最適な分解度合(還元剤として用いる炭
化水素の炭素数)の燃料を触媒に供給することができ,
NOx還元浄化効率を大幅に向上することができる。す
なわち,詳細を後述する図19に示すように,還元剤と
して炭化水素を供給した場合,触媒によるNOx還元浄
化効率はある温度でピークとなり,そのピーク浄化率が
得られる温度は,還元剤(炭化水素)の炭素数により異
なる。そして,その温度は炭素数が大きいほど高くな
る。したがって,たとえば温度T1(低温)では炭素数
が小さい炭化水素Aを還元剤として用いるほうが,炭素
数が大きいBを用いるよりNOxの還元浄化効率は高い
が,温度T2(T1<T2なる高温)では逆に炭素数が
大きいBを用いたほうが効率が高くなる。
うに後噴射の時期を常に一定とすると,排気温度が高い
場合は,分解度合が大きく(炭素数が小さい)低温で高
いNOx浄化効率が得られる炭化水素のみが供給され,
排気温度が低い場合は,逆に(炭素数が大きい)高温で
高いNOx浄化効率が得られる炭化水素のみが供給され
る。したがって,それぞれの温度に適した分解度合の燃
料が供給できず,高いNOx還元浄化効率を得ることが
できない。
れる,熱分解した燃料(炭化水素)の炭素数は図20に
示すように後噴射時期により異なることが知られてい
る。すなわち,噴射時期が遅いほどシリンダ室内の温度
が下がってから後噴射するため,燃料の熱分解の度合が
小さくなり,得られる炭化水素の炭素数が大きくなる。
そこで,第5発明では,排気温度によって後噴射する噴
射時期を変更し,排気温度が高いほど後噴射時期を遅ら
せて炭素数が大きな還元剤を供給するようにする。これ
により,排気温度によらず,常にNOx還元効率が高い
状態で触媒を使用できる。したがって,簡素な構成でN
Oxとパティキュレートの両方を効率よく浄化すること
ができる。
て,パティキュレート堆積量が所定値を越え且つ排気温
度が所定値以下の場合における後噴射を膨張行程前半で
のみ実施する。その理由は以下のとうりである。運転条
件によっては,膨張行程前半での後噴射によって排気温
度が上昇した状態において,続いて膨張行程後半で後噴
射を実施すると,後噴射された燃料が燃焼してしまって
有効な還元剤である炭化水素が供給できなくなる。この
ような事態の回避を重視する場合には,本発明のように
膨張行程後半における燃料の後噴射を停止して膨張行程
前半の後噴射のみとすることが好ましい。
に,全体の気筒(N気筒)のうち特定の気筒だけがN気
筒分の後噴射量をまとめて噴射するようにすれば,その
後噴射量がN倍になり噴射量を極微量とする必要がなく
なる。この結果,電磁弁等のアクチュエータは極めて高
い応答性が必要なくなり,且つ制御も容易となり,従来
と比較してコスト低減及びアクチュエータの容積縮小が
可能となる。さらに,極微量の噴射において顕著となる
各気筒のノズル間の噴射量のばらつきが吸収できる。そ
のうえ,噴射ノズルの着座回数を減らすことができるた
め,ノズルシート部の耐久性を大幅に向上させることが
できる。
イクル(M≧2)に1回の割合で,Mサイクル分の後噴
射量をまとめて噴射し,さらに後噴射をする気筒を順次
変更することで,噴射量のばらつきを吸収し,かつノズ
ルシート部の耐久性を向上させるさらなる効果を得るこ
とができる。また,後述する実施例によって知られるよ
うに,本願の各発明は,複雑な部材を新たに追加するこ
となく簡素な構成によって実現が可能である。
素な構成で,パティキュレート又は窒素酸化物を効率よ
く浄化することが可能なディーゼルエンジン等の内燃機
関の排気浄化装置を提供することができる。
施例を図1を用いて説明する。本例は,図1に示すよう
に,気筒毎に設けられた燃料噴射手段としてのフューエ
ルインジェクタ13および電磁弁14と,排気通路16
中に介装された排気処理装置17と,回転センサ30,
負荷センサ31及び圧力センサ32を用いて運転状態を
検出する運転状態検出手段としてのECU18と,運転
状態検出手段の情報に基づいて排気温度を推定する排気
温度推定手段としてのECU18と,推定した排気温度
を所定値と比較する温度比較手段としてのECU18
と,温度比較手段の結果に基づいて燃料噴射時期及び燃
料噴射量を決定し上記燃料噴射手段を作動させる燃料噴
射制御手段としてのECU18を有する内燃機関(ディ
ーゼルエンジン)10の排気浄化装置1である。燃料噴
射制御手段は,排気温度が所定値以下の場合には,機関
出力発生のための主燃料噴射後に燃料の後噴射を指令
し,これによって排気温度を排気処理手段17の作動に
適した温度範囲に制御する。
ディーゼルエンジン10と排気浄化装置1は,図1に示
すように,4個のシリンダボアを設けそれぞれにピスト
ンを往復摺動可能にはめ込んで,それぞれの内部にシリ
ンダ室をなしたシリンダブロック11,シリンダブロッ
ク11上に組付けられてそのシリンダ室のそれぞれを閉
じたシリンダヘッド12,そのピストンをコネクティン
グロッドで連結したクランクシャフト,吸気弁および排
気弁を開閉させる動弁機構,シリンダ室に対応してシリ
ンダヘッド12に設置された燃料噴射手段としての4個
のフューエルインジェクタ13,このフューエルインジ
ェクタ13に組付けられた4個の電磁弁14,図示しな
い燃料タンクからフューエルインジェクタ13に燃料を
供給するフィードポンプ15,排気通路16中に設けら
れた排気処理装置17,電磁弁14を開閉させてフュー
エルインジェクタ13に主燃料噴射および後燃料噴射を
行わせる燃料噴射制御部等を有するECU(中央制御装
置)18とを有する。
出手段を構成する回転センサ30,負荷センサ31,お
よび圧力センサ32接続し,その出力回路に電磁弁14
を電気的に接続する。そして,上記センサ30〜32で
検出されたエンジン回転数,エンジン負荷,および燃料
噴射圧がメモリに予め入力された燃料噴射パターンと照
合され,その結果に基づいて電磁弁14を開閉制御す
る。また,ECU18は,回転センサ30及び負荷セン
サ31の出力信号に基づいて排気温度を算出し,この値
を所定値と比較する比較回路を有している。回転センサ
30はクランクシャフトに,負荷センサ31は図示しな
いアクセルペダルに,圧力センサ32はフューエルヘッ
ダ22に,それぞれ配置されている。
ヘッダ22を介してフューエルインジェクタ13に,燃
料配管21および23を経て接続されている。それ故,
配管21,23およびフューエルヘッダ22の内部はフ
ィードポンプ15の作動により常に高圧に保たれてい
る。そして,ECU18からの指令により,常時閉状態
にある電磁弁14が開いた場合のみ,フューエルインジ
ェクタ13よりシリンダ室内へ高圧燃料を噴射する。す
なわち,エンジン出力発生のための主噴射と浄化効率を
高めるための後噴射とは,共通の装置によって作動す
る。
ある。例えば,セラミック等の担体の表面にたとえばア
ルミナなどのウォッシュコート層を設けPtやPd,R
hなどの貴金属触媒を担持してパティキュレート中の気
体成分を浄化する酸化触媒がある。あるいは,セラミッ
ク等の多孔質部材からなるハニカム状格子により多数の
流路を形成し,その流路の入口と出口を封鎖材により交
互に閉塞し,その表面にたとえばアルミナなどのウォッ
シュコート層を設け,PtやPdなどの貴金属またはC
uなどの卑金属触媒を担持したパティキュレート捕集浄
化用の触媒付フィルタがある。あるいは,セラミック等
の担体に,たとえばCu−ゼオライトやPt−ゼオライ
トなど,還元剤の存在下でディーゼル排気中等の酸素過
剰雰囲気中でもNOxを還元浄化することの出来るもの
を担持したNOx触媒等がある。
上記ように構成される排気浄化装置1において,ECU
18は,回転センサ30,負荷センサ31で検出した運
転条件から求めた排気温度が,排気処理装置17におけ
る触媒の活性温度以下の場合は,機関出力発生のための
燃料主噴射の後に膨張行程前半(たとえばATDC40
〜90度)に少量(たとえば,主噴射量の5〜20%)
の燃料を後噴射するよう指令する。そして,後噴射した
燃料が燃焼し排気温度を上昇させることができる。
により,あるいは図3に示すように後噴射する量により
排気温度が変わるから,この時期と量を制御することに
よって排気温度の制御が可能である。すなわち,図2
(a)の符号aに示すように後噴射を膨張行程の前半
(ATDC90度以前)で行うと,シリンダ室内の温度
が十分高いところへ燃料を噴射するため,後噴射した燃
料が燃焼し,図2(b)に示すように排気温度が上昇す
る。その際,シリンダ室内のガスは排気弁が開くまでピ
ストンの下降とともに膨張して温度が低下し,排気弁が
開いた後にシリンダ室内から出ていくため,遅い時期に
後噴射したほうが膨張による温度低下が小さくなり,排
気温度が高くなる。
は,図3に示すように後噴射量が多いほど排気温度が高
くなる。ところが,図2(a)の符号bに示すように膨
張行程の後半(ATDC90度以後)で後噴射する場合
は,シリンダ室内の温度が低いところへ燃料を噴射する
ために,後噴射した燃料は燃焼せず,従って排気温度は
上昇しない。それ故,膨張行程の前半(ATDC90度
以前)において,後噴射する時期と量を制御することに
より,排気温度の制御が可能である。そして,排気温度
を排気処理手段の作動に適した温度にすることにより,
その浄化効率を大きく向上させることができる。
射時期と量の制御方法を図5に示すフローチャートを用
いて説明する。本例では,回転センサ30,負荷センサ
31の出力をもとに求めた排気温度tに基づき,後噴射
時期と量をコントロールする場合を示したが,実施例2
に示すように排気温度を直接検出してもよい。まず,S
(ステップ)101において,回転センサ30,負荷セ
ンサ31の出力をもとにECU18にて求めた排気温度
tを読み込む。排気温度tは,たとえば図4に示すよう
にエンジン回転数,エンジン負荷により決まるため,こ
れを予めECU18内に記憶させておくことで排気温度
を求めることができる。
の活性温度である設定値t1と比較する。排気温度tが
t1より大きい場合は,条件が満たされないのでS10
1へ戻る。一方,排気温度tが前記t1より小さい場合
は触媒による排気浄化が期待できないため,S103へ
進み,昇温のための後噴射時期と後噴射量を決定する。
この時期及び量は予めECU18内に記憶されており,
これに従って,各処理装置17の作動に適した排気温度
が得られるように燃料噴射時期と燃料噴射量が決定され
る。
示すように機関出力発生のための燃料主噴射の後の膨張
行程前半に少量の燃料を後噴射し,S101へ戻る。し
かしながら,必要以上に後噴射を行うと燃費が悪化する
ため,上記サイクルをたとえば1秒に1回実行し,S1
02において排気温度が設定値t1より大きくなった場
合はS105においてただちに後噴射を中止するように
する。上記のように,本例によれば,排気温度を調整
し,パティキュレート又は窒素酸化物等を効率よく浄化
することが出来るディーゼルエンジンの排気浄化装置を
提供することができる。
おいて,排気処理装置17よりも上流の排気管16内に
温度センサ33を設けたもう一つの実施例である。この
温度センサ33はECU18の入力回路に電気的に接続
される。すなわち,実施例1では回転センサ30,負荷
センサ31の出力をもとに排気温度tを求めたが,これ
に対し,本例では温度センサ33により直接排気温度を
検出する。これにより,エンジンの過渡状態などにおけ
る排気温度がより正確に把握できるため,さらに精度が
高い制御が可能となる。その他については実施例1と同
様である。
ける排気処理装置17として,触媒付フィルタ171を
用いた例である。更に,図1の構成に加えてECU18
の入力回路に圧力センサ35を電気的に接続する。さら
に,ECU18は,それらのセンサ30,31,35で
検出されたエンジン回転数,エンジン負荷,フィルタ上
流の圧力をもとに触媒付フィルタ171へのパティキュ
レート堆積量を計算して所定値と比較し,その結果と検
出又は推定した排気温度をもとに電磁弁14を開閉制御
する。圧力センサ35は触媒付フィルタ171よりも上
流の排気管16内に配置される。
孔質部材からなるハニカム状格子により,多数の流路を
形成したものであり,その流路の入口と出口が封鎖材に
より交互に閉塞されている。そして,その表面には,た
とえばアルミナのウォッシュコート層を設け,PtやP
dなどの貴金属あるいはCuなどの卑金属触媒を担持し
ている。これにより,フィルタ再生時におけるパティキ
ュレート燃焼温度を低下させることができる。
このように構成される排気浄化装置1において,触媒付
フィルタ171にパティキュレートが堆積すると流路に
目詰まりを起こすため,圧力センサ35にて検出される
圧力が大きくなる。この圧力センサ35の出力と回転セ
ンサ30,負荷センサ31の出力に基づき,上記ECU
18にて触媒付フィルタ171におけるパティキュレー
ト堆積量が計算される。
ティキュレートの燃焼除去が必要となる設定値(たとえ
ば10g)を越え,かつ回転センサ30,負荷センサ3
1で検出した運転条件からECU18にて求めた排気温
度が触媒によるパティキュレート燃焼温度(たとえば4
00℃)以下の場合は,触媒付フィルタ171を強制的
に再生するために,機関出力発生のための燃料主噴射の
後の膨張行程前半(たとえばATDC40〜90度)に
少量(例えば,主噴射量の5〜20%)の燃料を後噴射
する。この場合,後噴射した燃料がまだ温度が高いシリ
ンダ室内で燃焼し排気温度が大きく上昇するため,フィ
ルタ上のパティキュレートが燃焼し,触媒付フィルタ1
71が再生される。
いため,この膨張行程前半における後噴射なしでも触媒
付フィルタ171を再生することが出来る。次に,上記
排気浄化装置における,後噴射時期と量の制御方法を図
9に示すフローチャートを用いて説明する。本例では,
ECU18において計算した触媒付フィルタ171にお
けるパティキュレート堆積量m及び排気温度tに基づ
き,後噴射の時期と量をコントロールする例を示す。
CU18において計算した触媒付フィルタ171におけ
るパティキュレート堆積量mを読み込む。次に,S20
2において,このmをパティキュレートの除去が必要と
なる設定値m1(たとえば10g)と比較し,m1より
小さければ触媒付フィルタ171を再生する必要がない
ためS201へ戻る。一方,パティキュレート堆積量m
が前記m1より大きい場合は,S203へ進み,回転セ
ンサ30,負荷センサ31の出力をもとにECU18に
て求めた排気温度tを読み込む。
によるパティキュレート燃焼可能温度である設定値t2
(たとえば400℃)と比較する。排気温度tがt2よ
り大きい場合は,高温の排気により触媒付フィルタ17
1上のパティキュレートが燃焼するため,S201へ戻
る。一方,排気温度tが前記t2より小さい場合は,S
205へ進み,後噴射の時期と後噴射量を決定する。こ
の値は,予めECU18内に記憶されており,これに従
って,触媒によるパティキュレート燃焼温度(たとえば
400℃)が得られるような値に決定される。
ための燃料主噴射の後の膨張行程前半に,少量の燃料を
たとえば図6に示すように後噴射することにより排気温
度を昇温し,触媒付フィルタ171上のパティキュレー
トを燃焼させる。そして,S207において,フィルタ
上のパティキュレート堆積量mを再度読み込み,S20
8において,フィルタ再生完了の基準となるパティキュ
レート堆積量の設定値m2(たとえば0.5g)と比較
し,フィルタ再生が不充分である場合には,前記S20
6へ戻り,再生が終了した場合は,S209において後
噴射を中止してS201へ戻る。以上のサイクルをたと
えば1秒に1回実行する。なお,本例においても前記実
施例2と同様に,温度センサ33により排気温度を直接
検出して制御してもよい。この場合には,図10に示す
ように触媒付きフィルタ171の上流に温度センサ33
が配置される。
排気処理装置17としてNOx触媒172を用いたもう
一つの実施例である。NOx触媒172はセラミック等
の担体に,たとえばCu−ゼオライトやPt−ゼオライ
トなど,還元剤の存在下でディーゼル排気中等の酸素過
剰雰囲気中でもNOxを還元浄化可能な触媒を担持して
いる。そして還元剤を供給することによってNOxを浄
化することができる。
排気温度が触媒の活性温度である所定値(たとえば25
0℃)より高い場合は,機関出力発生のための主燃料の
噴射後に,極微量(たとえば主噴射量の0.3〜5%)
の燃料を,膨張行程後半(たとえばATDC90〜13
0度)の温度が低下したシリンダ室内に後噴射する。こ
の場合,後噴射分の燃料は,シリンダ室内の温度が低い
ため燃焼することなく熱分解して反応性が高い炭化水素
が生成し,排気ガスにその炭化水素が混合される。その
ため,排気ガスに含まれるNOxを触媒上で還元浄化す
ることができる。
合は触媒による浄化が不可能であるため,さらに少量
(たとえば主噴射量の5〜20%)の燃料を,膨張行程
前半(たとえばATDC40〜90度)の温度が高いシ
リンダ室内に後噴射する。この場合は,後噴射した燃料
が燃焼し排気温度が上昇する。そして,後噴射する時期
と量を制御することで排気温度を触媒によるNOx浄化
に適した温度(たとえば250℃以上)とすることが可
能となり,排気中のNOxを効率的に還元浄化すること
ができる。
時期の制御方法を図12に示すフローチャートを用いて
説明する。本例では,回転センサ30,負荷センサ31
の出力をもとに求めた排気温度tに基づき,後噴射時期
と量をコントロールする場合を示す。まず,S(ステッ
プ)301において,機関出力発生のための主燃料の噴
射後に,極微量の燃料を,たとえば図13に示すように
膨張行程後半で後噴射する(図13の後噴射c)。
負荷センサ31の出力をもとにECU18にて求めた排
気温度tを読み込む。そしてS303において,このt
を触媒の活性温度である設定値t3と比較する。排気温
度tがt3より大きい場合は,S302へ戻る。一方,
排気温度tが前記t3より小さい場合は触媒による排気
浄化が期待できないため,S304へ進み,後噴射時期
と量を決定する。この値は,予めECU18内に記憶さ
れており,これに従って,触媒の活性温度(たとえば2
50℃)が得られるように後噴射時期と量が決定され
る。
4に示すように,機関出力発生のための燃料主噴射後の
膨張行程前半にさらに少量の燃料を後噴射し(図14の
後噴射d),S302へ戻る。なお,必要以上に後噴射
を行うと燃費が悪化するため,S303において排気温
度が設定値t3より大きくなった場合はS306にて膨
張行程前半の後噴射を中止してS302へ戻るようにす
る。以上のサイクルをたとえば1秒に1回実行する。な
お,本例においても前記と同様に,温度センサ33によ
り排気温度を直接検出して制御してもよい。この場合の
構成を図15に示す。
から成り,図16に示すようにその制御アルゴリズムを
変更したもう一つの実施例である。また,触媒付フィル
タ171はセラミック等の多孔質部材からなるハニカム
状格子により,多数の流路が形成されたもので,その流
路の入口と出口が封鎖材により交互に閉塞されている。
そして,その表面には,たとえばアルミナやゼオライト
の層を設け,PtやPdなどの貴金属あるいはCuなど
の卑金属触媒を担持しており,これに炭化水素を還元剤
として供給することにより,酸素過剰雰囲気中でNOx
の還元浄化ができ,かつフィルタ再生時のパティキュレ
ートの燃焼温度を低下させることができる。
上記のように構成される排気浄化装置において,触媒付
フィルタ171へのパティキュレート堆積量が少なくフ
ィルタ再生の必要がない場合は,実施例4と同様に機関
出力発生のための主燃料の噴射後に,極微量(たとえば
主噴射量の0.3〜5%)の燃料を,膨張行程後半(た
とえばATDC90〜130度)で後噴射する。これに
よりNOxを触媒上で還元浄化することができる。
燃焼除去が必要となる設定値(たとえば10g)を越
え,かつ回転センサ30,負荷センサ31で検出した運
転条件からECU18にて求めた排気温度が触媒による
パティキュレート燃焼温度(たとえば400℃)以下の
場合は,触媒付フィルタ171を強制的に再生するため
実施例3と同様に,膨張行程前半(たとえばATDC4
0〜90度)に少量(例えば,主噴射量の5〜20%)
の燃料を後噴射する。これにより排気温度が上昇するた
め,フィルタ上のパティキュレートが燃焼し,触媒付フ
ィルタ171が再生される。
射時期と噴射量の制御方法を図16に示すフローチャー
トを用いて説明する。本例では,ECU18において計
算した触媒付フィルタ171におけるパティキュレート
堆積量m及び排気温度tに基づき,後噴射時期と量をコ
ントロールする場合を示す。まず,S(ステップ)40
1において,機関出力発生のための燃料主噴射の後の膨
張行程後半に極微量の燃料を後噴射する。
いて計算した触媒付フィルタ171におけるパティキュ
レート堆積量mを読み込む。次に,S403において,
このmをパティキュレートの燃焼除去が必要となる設定
値m1(たとえば10g)と比較し,m1より小さけれ
ば触媒付フィルタ171を再生する必要がないためS4
01へ戻る。一方,パティキュレート堆積量mが前記m
1より大きい場合はS404へ進み,回転センサ30,
負荷センサ31の出力をもとにECU18にて求めた排
気温度tを読み込む。
媒によるパティキュレート燃焼温度である設定値t1
(たとえば400℃)と比較する。排気温度tがt1よ
り大きい場合は,高温の排気により触媒付フィルタ17
1上のパティキュレートが燃焼するため,そのままS4
01へ戻る。一方,排気温度tが前記t1より小さい場
合は,S406において,機関出力発生のための燃料主
噴射の後の膨張行程前半に少量の燃料を後噴射する。そ
して,これによって排気温度を昇温し,触媒付フィルタ
171上のパティキュレートを燃焼させる。
ィキュレート堆積量mを再度読み込み,S408におい
て,フィルタの再生を終了するパティキュレート堆積量
の設定値m2(たとえば0.5g)と比較し,フィルタ
再生がまだ終了していなければ,S406へ戻り,再生
が終了した場合は,S409において膨張行程前半の後
噴射を中止してS401へ戻る。以上のサイクルをたと
えば1秒に1回実行する。なお,本例においても前記と
同様に,温度センサ33により排気温度を直接検出して
制御してもよい。この場合の構成は図10で示したのと
同様になる。
付きフィルタ174とNOx触媒173の二つの排気処
理手段を設けたもう一つの実施例である。すなわち,実
施例5では,NOxの還元浄化とパティキュレートの捕
集・焼却浄化の両方を触媒付フィルタ171において行
っていた。それに対し本例では,NOxの還元浄化はN
Ox触媒173で行い,パティキュレートの捕集・焼却
浄化はNOx触媒173の下流に設けた触媒付フィルタ
174で行う。
体に,たとえばCu−ゼオライトやPt−ゼオライトな
ど,還元剤の存在下でディーゼル排気中等の酸素過剰雰
囲気中でもNOxを還元浄化可能な触媒を担持したもの
である。一方,触媒付フィルタ174はセラミック等の
多孔質部材からなるハニカム状格子により,多数の流路
が形成されたもので,その流路の入口と出口が封鎖材に
より交互に閉塞されている。その表面には,たとえばア
ルミナのウォッシュコート層を設け,PtやPdなどの
貴金属あるいはCuなどの卑金属触媒を担持している。
ートの酸化というそれぞれの目的に,より適した触媒1
73,174を使用することができ,両成分の一段と効
率よい浄化が可能となる。なお,本例においても前記と
同様に,温度センサ33により排気温度を直接検出して
制御してもよい。この場合の構成は図18のようにな
る。その他は,実施例5と同様である。
0に示した実施例5,あるいは図17,図18に示した
実施例6と同様の構成において,触媒へNOx浄化用の
還元剤としての炭化水素(熱分解した燃料)を供給する
ための,膨張行程後半で実施する後噴射の時期を,温度
推定手段又は温度センサ33で検出した排気温度に応じ
て変更するようにしたもう一つの実施例である。図19
の破線又は実線の曲線に示すように,還元剤として炭化
水素を供給した場合,触媒によるNOx還元浄化効率は
ある温度でピークとなり,それより高温でも低温でも浄
化効率は低下してしまう。
元剤(炭化水素)の炭素数により異なり,炭素数が大き
いほど高くなる。したがって,温度T1(たとえば35
0℃)では炭素数が小さい炭化水素A(たとえば炭素数
5以下)を還元剤として用いるほうが,炭素数が大きい
B(たとえば炭素数10以上)を用いるよりNOxの還
元浄化効率は高いが,温度T2(たとえば400℃)で
は逆に炭素数が大きいBを用いたほうが効率が高くな
る。これに対し,従来装置のように後噴射時期を常に一
定とすると,排気温度が高い場合は分解度合が大きく
(炭素数が小さい)低温で高いNOx浄化効率が得られ
る炭化水素のみが供給され,排気温度が低い場合は逆に
(炭素数が大きい)高温で高いNOx浄化効率が得られ
る炭化水素のみが供給される。
度合の燃料が供給できず,高いNOx還元浄化効率を得
ることができない。一方,膨張行程後半での後噴射によ
り得られる,熱分解した燃料(炭化水素)の炭素数は図
20に示すように後噴射時期により異なる。すなわち,
噴射時期が遅いほどシリンダ室内の温度が下がってから
後噴射するため,燃料の熱分解の度合が小さくなり,得
られる炭化水素の炭素数が大きくなる。そこで,本例で
は,排気温度に応じてそれぞれ触媒のNOx還元浄化効
率を最大にする炭素数の炭化水素(熱分解した燃料)を
還元剤として供給するようにする。
炭素数が異なるため,排気温度に応じて後噴射する噴射
時期を変更し,排気温度が高いほど後噴射時期を遅らせ
て炭素数が大きな還元剤を供給するようにする。これに
より,排気温度が低い場合には,低温で触媒のNOx還
元浄化効率が高い,炭素数が小さい(たとえば5以下)
炭化水素を供給し,また,排気温度が高い場合には,高
温で触媒のNOx還元浄化効率が高い,炭素数が大きい
(たとえば10以上)炭化水素を供給する。
に対して多段階あるいは連続的に変更するようにする。
これにより,排気温度によらず,常にNOx還元効率が
高い状態で触媒を使用でき,触媒のNOx還元浄化効率
を大幅に向上できる。なお本例における,各排気温度に
対する最適な後噴射のパターンは,予めECU18内に
記憶されており,排気温度をもとにECU18内にて決
定される。その他は実施例4,実施例5,あるいは実施
例6と同様である。
期の制御方法を,図8に示した実施例5に適用した例
を,図21に示すフローチャートを用いて説明する。こ
のフローチャートにおいては,ECU18において計算
した触媒付フィルタ171におけるパティキュレート堆
積量m及び排気温度tに基づき,後噴射時期と量をコン
トロールする例を示した。
転センサ30,負荷センサ31の出力をもとにECU1
8にて求めた排気温度tを読み込み,たとえば図22に
示すように排気温度をもとにECU18において後噴射
時期を決定する。S502においてそれに基づき,機関
出力発生のための燃料主噴射の後の膨張行程後半に極微
量の燃料を後噴射する。そして,S503へ進み,EC
U18において計算した触媒付フィルタにおけるパティ
キュレート堆積量mを読み込む。
キュレートの燃焼除去が必要となる設定値m1(たとえ
ば10g)と比較し,m1より小さければ触媒付フィル
タを再生する必要がないためS501へ戻る。一方,パ
ティキュレート堆積量mが前記m1より大きい場合はS
505へ進み,S501において読み込んだ排気温度t
を触媒によるパティキュレート燃焼温度である設定値t
1(たとえば400℃)と比較する。排気温度tがt1
より大きい場合は,高温の排気により触媒付フィルタ上
のパティキュレートが燃焼するため,そのままS501
へ戻る。
合は,S506において,機関出力発生のための燃料主
噴射の後の膨張行程前半に少量(たとえば主噴射量の5
〜20%)の燃料を後噴射することにより排気温度を昇
温し,触媒付フィルタ171上のパティキュレートを燃
焼させる。そして,S507において,フィルタ上のパ
ティキュレート堆積量mを再度読み込み,S508にお
いて,フィルタ再生を終了するパティキュレート堆積量
の設定値m2(たとえば0.5g)と比較し,フィルタ
再生がまだ終了していなければ,S506へ戻り,再生
が終了した場合は,S509において膨張行程前半の後
噴射を中止してS501へ戻る。以上のサイクルをたと
えば1秒に1回実行する。
6に適用すれば,さらに効率よくNOxとパティキュレ
ートを浄化することが可能となる。なお,本例において
も同様に,温度センサ33(図10,図15,図18)
により排気温度を直接検出して制御してもよい。この場
合の効果は前記の通りである。
パティキュレート堆積量が所定値を越え且つ排気温度が
所定値以下の場合に,膨張行程後半における後噴射を停
止し,膨張行程前半においてのみ後噴射を実施するよう
にしたもう一つの実施例である。すなわち,実施例5,
実施例6,及び実施例7においては,パティキュレート
堆積量が設定値を越え,かつ排気温度が設定値以下の場
合は,膨張行程後半での極微量の後噴射に加え,膨張行
程前半に少量の燃料を後噴射する(図14参照)。それ
に対して,本例では,この場合は膨張行程後半での極微
量の後噴射を中止して,膨張行程前半でのみ少量の燃料
を後噴射するようにする(図6参照)。
気温度が上昇したシリンダ室内に,続けて膨張行程後半
での後噴射を行うと,運転条件によっては膨張行程後半
での後噴射分も排気温度上昇により燃焼して,NOx触
媒に対して有効な還元剤を供給できない場合があるため
である。したがって,このような機関運転を懸念する場
合には,燃費悪化抑制を優先して図6に示すように,膨
張行程前半での燃後噴射のみを行うようにする。
時期の制御方法を図23に示す。これは,実施例5,及
び実施例6における図16のフローチャートのS405
とS406の間にS601を追加したものである。な
お,本例を実施例7に適用する場合には,図21のS5
05とS5O6の間にS601を追加する。そして,S
601において膨張行程後半における後噴射を停止す
る。なお,本例においても前記と同様に,温度センサ3
3により排気温度を直接検出するようにしてもよい。
気筒においてのみ実施するようにしたもう一つの実施例
である。すなわち,実施例1〜実施例8においては,排
気温度制御あるいは触媒への還元剤供給のための後噴射
を全気筒で常時行うのに対し,本例ではこれを特定の気
筒のみで行うようにする。
の膨張行程後半における後噴射を例に説明すると,従来
装置は図29に示すように,主噴射終了後に,極微量の
燃料(たとえば主噴射量の0.3〜3%)を後噴射とし
て,全気筒において常時噴射していた。この後噴射は,
触媒へ還元剤としての炭化水素(熱分解した燃料)を供
給するためのものであるため,触媒において排気中のN
Oxを還元浄化するためには不可欠であるが,後噴射に
用いた燃料分は燃費が悪化してしまうため,その量を極
微量で精度良く制御することが非常に重要になる。
制御するために,極めて応答性が良い電磁弁が必要であ
った。そのため,電磁弁のコストおよび体積が増大して
いた。これに対し,本例では,後噴射をたとえば図24
に示すように,第1気筒のみで行うようにする。すなわ
ち,4気筒分の後噴射を第1気筒のみで行うことによ
り,後噴射量を従来の方法における第1気筒の後噴射量
の4倍とすることができる。したがって,従来と比較し
て,極微量の後噴射量を制御する必要がないため,電磁
弁14に対して,極めて速い応答性は要求されず,コス
トおよびサイズの大幅な低減が可能である。
となる各気筒のノズル間の噴射量のばらつきを吸収でき
るため安定した性能を得ることができる。また,後噴射
を行わない第2〜4気筒においては,噴射ノズルの着座
回数を従来と比較して低減できるため,ノズルシート部
の耐久性を大幅に向上させることができる。以上,第1
気筒のみで後噴射する場合を例に説明したが,これはそ
れ以外の1気筒あるいは複数の気筒で行ってもよい。
な還元剤を供給する場合の膨張行程後半における後噴射
を例に説明したが,これは,排気温度を上昇させて触媒
付フィルタ上のパティキュレートを燃焼させる場合など
の膨張行程前半の後噴射においても適用できることはい
うまでもない。
パティキュレート堆積量が設定値を越え,かつ排気温度
が設定値以下の場合には,膨張行程後半での極微量の後
噴射と膨張行程前半での少量の後噴射の両者を第1気筒
のみで図14に示すパターンで行う方法の他に,たとえ
ば膨張行程後半での極微量の後噴射は第1気筒で図13
に示すパターンで行い,膨張行程前半での少量の後噴射
は第2気筒で図6に示すパターンで行ってもよい。
数を低減できるため,ノズルシート部の耐久性を大幅に
向上させることができる。これは,他の実施例に適用す
る場合も同様である。上記は第1気筒あるいは第2気筒
のみで後噴射する場合を例に説明したが,それ以外の1
気筒あるいは複数の気筒で行ってもよい。
イクルで行った後噴射を,Mサイクル(M≧2,たとえ
ば4)毎に1回行うようにした例である。すなわち,第
1気筒において,Mサイクルに1回ずつまとめて従来の
M×4回分の後噴射を行う。これにより,実施例1で説
明した電磁弁14に対する応答性の要求をさらに低下さ
せることができる。以上,第1気筒のみで後噴射する場
合を例に説明したが,これはそれ以外の1気筒あるいは
複数の気筒で行ってもよい。また,実施例9と同様に,
膨張行程後半での後噴射と膨張行程前半での後噴射をそ
れぞれ異なる1気筒あるいは複数の気筒で行ってもよ
い。
例10において,第1気筒あるいは特定の気筒のみで行
った後噴射を,その他の気筒でも順次切り換えて実施す
るようにした例である。すなわち,たとえば第1〜4気
筒がそれぞれ4サイクルに1回ずつまとめて4気筒分の
後噴射を行い,この後噴射を行う気筒を,たとえば第
1,第2,第4,第3気筒というように1サイクル毎に
順次変更していくようにする。
果に加え,第1気筒の噴射ノズルシート部の耐久性を向
上させることができる。なお,後噴射する気筒を順次変
更する方法としては,図26に示す方法以外に,たとえ
ば4気筒エンジンであれば,図27,図28に示すよう
に,気筒によらず2回あるいは4回の主噴射だけの噴射
を行ったら,その次に噴射する気筒は主噴射と後噴射を
行うようにして後噴射する気筒を順次変更してもよい。
する場合を例に説明したが,後噴射は複数の気筒で行っ
てもよい。また,実施例9,実施例10と同様に,膨張
行程後半での後噴射と膨張行程前半での後噴射をそれぞ
れ異なる1気筒あるいは複数の気筒で行ってもよい。
噴射量(a)および排気温度(b)の関係を示す図。
示す図。
ルクに対する排気温度の関係を示す図。
ト。
関係を示す図。
ト。
図。
ト。
の関係を示す図(排気温度が所定値より高い場合)。
の関係を示す図(排気温度が所定値以下の場合)。
図。
ト。
図。
率の関係を示す図。
化水素の炭素数の関係を示す図。
ト。
関係を示す図。
ト。
イミングと噴射量の関係を示す図。
タイミングと噴射量の関係を示す図。
タイミングと噴射量の関係を示す図。
タイミングと噴射量の関係を示す他の図(その1)。
タイミングと噴射量の関係を示す他の図(その2)。
イミングと噴射量の関係を示す他の図。
Claims (12)
- 【請求項1】 気筒毎に設けられた燃料噴射手段と,排
気通路中に介装された排気処理手段と,運転状態検出手
段と,この運転状態検出手段からの出力により排気温度
を推定する排気温度推定手段と,この排気温度推定手段
の出力を所定値と比較する温度比較手段と,この温度比
較手段の出力に基づいて上記燃料噴射手段における燃料
噴射時期と燃料噴射量とを決定し上記燃料噴射手段を作
動させる燃料噴射制御手段とを有する内燃機関の排気浄
化装置において,上記燃料噴射制御手段は,排気温度が
上記所定値以下の場合には,機関出力発生のための主燃
料噴射後に燃料の後噴射を指令し,これによって機関の
排気温度を上記排気処理手段の作動に適した温度範囲に
制御することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項2】 請求項1において,前記後噴射を機関の
膨張行程前半で行うことを特徴とする内燃機関の排気浄
化装置。 - 【請求項3】 気筒毎に設けられた燃料噴射手段と,排
気通路中に介装されたパティキュレート捕集手段と,パ
ティキュレート捕集手段の入口側に設けた圧力検出手段
と,運転状態検出手段と,この運転状態検出手段からの
出力により排気温度を推定する排気温度推定手段と,こ
の排気温度推定手段の出力を所定値と比較する温度比較
手段と,上記運転状態検出手段と圧力検出手段の出力に
基づいてパティキュレート捕集手段におけるパティキュ
レート堆積量を算出する堆積量演算手段と,この堆積量
演算手段の出力を所定値と比較する堆積量比較手段と,
上記温度比較手段と堆積量比較手段の出力に基づいて上
記燃料噴射手段における燃料噴射時期と燃料噴射量とを
決定し燃料噴射手段を作動させる燃料噴射制御手段とを
有する内燃機関の排気浄化装置において,上記燃料噴射
制御手段は,パティキュレート捕集手段におけるパティ
キュレート堆積量が所定値を越え,かつ排気温度が所定
値以下の場合には,機関出力発生のための主燃料噴射の
後に,機関の膨張行程前半における燃料の後噴射の実施
を指令することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項4】 気筒毎に設けられた燃料噴射手段と,排
気通路中に介装された窒素酸化物還元手段と,運転状態
検出手段と,この運転状態検出手段からの出力により排
気温度を推定する排気温度推定手段と,この排気温度推
定手段からの出力を所定値と比較する温度比較手段と,
この温度比較手段の出力により上記燃料噴射手段におけ
る燃料噴射時期と燃料噴射量とを決定し燃料噴射手段を
作動させる燃料噴射制御手段とを有する内燃機関の排気
浄化装置において,上記燃料噴射制御手段は,排気温度
が所定値以上の場合には,機関出力発生のための主燃料
噴射後に燃料の後噴射を膨張行程後半で実施し,排気温
度が所定値以下の場合には,それに加えて後噴射を膨張
行程前半でも実施するよう指令することを特徴とする内
燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項5】 気筒毎に設けられた燃料噴射手段と,排
気通路中に介装されたパティキュレート捕集手段と,排
気通路中に介装された窒素酸化物還元手段と,パティキ
ュレート捕集手段の入口側に設けた圧力検出手段と,運
転状態検出手段と,この運転状態検出手段からの出力に
より排気温度を推定する排気温度推定手段と,この排気
温度推定手段からの出力を所定値と比較する温度比較手
段と,前記運転状態検出手段と圧力検出手段からの出力
によりパティキュレート捕集手段におけるパティキュレ
ート堆積量を算出する堆積量演算手段と,この堆積量演
算手段からの出力を所定値と比較する堆積量比較手段
と,前記温度比較手段と堆積量比較手段からの出力によ
り前記燃料噴射手段における燃料噴射時期と燃料噴射量
とを決定し燃料噴射手段を作動させる燃料噴射制御手段
とを有する内燃機関の排気浄化装置において,上記燃料
噴射制御手段は,パティキュレート捕集手段におけるパ
ティキュレート堆積量が所定値以下の場合には,機関出
力発生のための主燃料噴射後の後噴射を膨張行程後半で
実施し,パティキュレート捕集手段へのパティキュレー
ト堆積量が所定値を越え,かつ排気温度が所定値以下の
場合にはそれに加えて,後噴射を膨張行程前半でも実施
するよう指令することを特徴とする内燃機関の排気浄化
装置。 - 【請求項6】 気筒毎に設けられた燃料噴射手段と,排
気通路中に介装されたパティキュレート捕集手段と,排
気通路中に介装された窒素酸化物還元手段と,パティキ
ュレート捕集手段の入口側に設けた圧力検出手段と,運
転状態検出手段と,この運転状態検出手段の出力に基づ
いて排気温度を推定する排気温度推定手段と,この排気
温度推定手段の出力に基づいて燃料噴射時期を補正変更
する燃料噴射時期補正手段と,前記排気温度推定手段の
出力を所定値と比較する温度比較手段と,上記運転状態
検出手段と圧力検出手段の出力に基づいてパティキュレ
ート捕集手段におけるパティキュレート堆積量を算出す
る堆積量演算手段と,この堆積量演算手段の出力を所定
値と比較する堆積量比較手段と,上記温度比較手段と堆
積量比較手段の出力に基づいて上記燃料噴射手段におけ
る燃料噴射時期と燃料噴射量とを決定し燃料噴射手段を
作動させる燃料噴射制御手段とを有する内燃機関の排気
浄化装置において,上記燃料噴射制御手段は,上記パテ
ィキュレート捕集手段におけるパティキュレート堆積量
が所定値以下の場合には,機関出力発生のための主燃料
噴射後に,燃料の後噴射を機関の膨張行程後半で実施す
るよう指令し,パティキュレート捕集手段におけるパテ
ィキュレート堆積量が所定値を越え,かつ排気温度が所
定値以下の場合には,それに加えて燃料の後噴射を膨張
行程前半でも実施するよう指令し,かつ,パティキュレ
ート堆積量が所定値以下の場合における膨張行程後半で
の上記後噴射の噴射時期を排気温度推定手段の出力に基
づいて変更し,排気温度が高温になるほど後噴射時期を
設定時期より遅らせるよう指令することを特徴とする内
燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項7】 請求項5又は請求項6において,前記パ
ティキュレート捕集手段におけるパティキュレート堆積
量が前記所定値を越え,かつ排気温度が前記所定値以下
の場合には,膨張行程後半における後噴射を実施せず,
膨張行程前半における後噴射のみを実施することを特徴
とする内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項において,
前記燃料の後噴射は,特定の気筒対してのみ行わせるこ
とを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項9】 請求項1〜7のいずれか1項において,
後噴射を膨張行程前半において行なわせる気筒と,後噴
射を膨張行程後半で行なわせる気筒とが異なっているこ
とを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項10】 請求項8又は請求項9において,複数
サイクルに対する後噴射の噴射量をまとめて一度に実施
し,後噴射の回数を少なくしたことを特徴とする内燃機
関の排気浄化装置。 - 【請求項11】 請求項8〜10のいずれか1項におい
て,後噴射を行なわせる気筒を順次切り換えて変更する
ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項におい
て,前記排気温度推定手段に換えて,温度検出手段によ
って排気温度を直接検出するようにしたことを特徴とす
る内燃機関の排気浄化装置。
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