JPH08302387A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
- Publication number
- JPH08302387A JPH08302387A JP11083995A JP11083995A JPH08302387A JP H08302387 A JPH08302387 A JP H08302387A JP 11083995 A JP11083995 A JP 11083995A JP 11083995 A JP11083995 A JP 11083995A JP H08302387 A JPH08302387 A JP H08302387A
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- Japan
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- feeling
- fatty acid
- foam
- detergent composition
- foaming
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低刺激で、起泡力、泡質、泡切れに優れ、す
すぎ時及び洗浄後のさっぱり感が良好であるとともに、
特にすすぎ時のきしみの無さ、及び洗浄後のつっぱり感
の無さに優れた洗浄剤組成物を提供することを目的とす
る。 【構成】 (A)下記一般式(1)で示されるN−アル
キル又はアルケニルクエン酸アミド、及び(B)高級脂
肪酸を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。 【化1】 (但し、Rは炭素数10〜20の飽和又は不飽和炭化水
素基を示し、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土
類金属、アンモニウム、又はアルカノ−ルアミンを示
す。)
すぎ時及び洗浄後のさっぱり感が良好であるとともに、
特にすすぎ時のきしみの無さ、及び洗浄後のつっぱり感
の無さに優れた洗浄剤組成物を提供することを目的とす
る。 【構成】 (A)下記一般式(1)で示されるN−アル
キル又はアルケニルクエン酸アミド、及び(B)高級脂
肪酸を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。 【化1】 (但し、Rは炭素数10〜20の飽和又は不飽和炭化水
素基を示し、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土
類金属、アンモニウム、又はアルカノ−ルアミンを示
す。)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄剤組成物に係り、
特に、皮膚及び毛髪に対して低刺激であり、且つ洗浄時
の泡切れ、洗浄中及び洗浄後のさっぱり感、きしみの無
さ、つっぱり感の無さに優れた洗浄剤組成物に関する。
特に、皮膚及び毛髪に対して低刺激であり、且つ洗浄時
の泡切れ、洗浄中及び洗浄後のさっぱり感、きしみの無
さ、つっぱり感の無さに優れた洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄剤、特に身体用洗浄剤に用い
られる界面活性剤として、エ−テルカルボン酸系界面活
性剤、ポリオキシエチレンアルキルエ−テル硫酸酸や、
高級脂肪酸塩などが主に用いられている。これらの界面
活性剤は、良好な泡立ちと洗浄力を示すものの、エ−テ
ルカルボン酸系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキ
ルエ−テル硫酸酸は、すすぎ時に「ぬるつき」を残し、
高級脂肪酸塩は、すすぎ時にきしみやつっぱり感を与え
るなど、必ずしも満足すべき性能を示すものではなかっ
た。
られる界面活性剤として、エ−テルカルボン酸系界面活
性剤、ポリオキシエチレンアルキルエ−テル硫酸酸や、
高級脂肪酸塩などが主に用いられている。これらの界面
活性剤は、良好な泡立ちと洗浄力を示すものの、エ−テ
ルカルボン酸系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキ
ルエ−テル硫酸酸は、すすぎ時に「ぬるつき」を残し、
高級脂肪酸塩は、すすぎ時にきしみやつっぱり感を与え
るなど、必ずしも満足すべき性能を示すものではなかっ
た。
【0003】一方、起泡力及びすすぎ性に優れ、かつ低
刺激である界面活性剤として、N−アルキル又はアルケ
ニルクエン酸アミドが知られている(特開昭57−83
599号公報)。しかし、この界面活性剤は、単独で用
いる場合、泡質においては必ずしも満足し得るレベルに
はない。
刺激である界面活性剤として、N−アルキル又はアルケ
ニルクエン酸アミドが知られている(特開昭57−83
599号公報)。しかし、この界面活性剤は、単独で用
いる場合、泡質においては必ずしも満足し得るレベルに
はない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、低刺激で、起泡力に優れ、かつ洗浄中及び洗浄後の
さっぱり感、きしみの無さ、つっぱり感の無さに優れた
洗浄剤組成物を提供することにある。
は、低刺激で、起泡力に優れ、かつ洗浄中及び洗浄後の
さっぱり感、きしみの無さ、つっぱり感の無さに優れた
洗浄剤組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意研究を重ねた結果、所定のN−アル
キル又はアルケニルクエン酸アミドと、高級脂肪酸とを
併用することにより、起泡力が高く、皮膚や毛髪に対す
る刺激がなく、かつすすぎ時及び洗浄後のさっぱり感、
きしみの無さ、つっぱり感の無さに優れた洗浄剤組成物
を得ることが出来ることを見出だし、本発明を完成する
に至った。
を達成するため鋭意研究を重ねた結果、所定のN−アル
キル又はアルケニルクエン酸アミドと、高級脂肪酸とを
併用することにより、起泡力が高く、皮膚や毛髪に対す
る刺激がなく、かつすすぎ時及び洗浄後のさっぱり感、
きしみの無さ、つっぱり感の無さに優れた洗浄剤組成物
を得ることが出来ることを見出だし、本発明を完成する
に至った。
【0006】即ち、本発明は、(A)下記一般式(1)
で示されるN−アルキル又はアルケニルクエン酸アミ
ド、及び(B)高級脂肪酸を含有することを特徴とする
洗浄剤組成物を提供する。
で示されるN−アルキル又はアルケニルクエン酸アミ
ド、及び(B)高級脂肪酸を含有することを特徴とする
洗浄剤組成物を提供する。
【0007】
【化2】
【0008】(但し、Rは炭素数10〜20の飽和又は
不飽和炭化水素基を示し、Mは水素原子、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、アンモニウム、又はアルカノ−
ルアミンを示す。) 本発明の洗浄剤組成物に使用される(A)成分は、上記
一般式(1)に示すN−アルキル又はアルケニルクエン
酸アミドであり、一般式(1)においてRにより示され
る飽和又は不飽和炭化水素基の炭素数は10〜20であ
るが、好ましくは10〜14である。炭素数が10未満
では、泡立ち及び洗浄性が低下し、20を越える場合に
は、泡立ち及び水への溶解性が悪化してしまう。
不飽和炭化水素基を示し、Mは水素原子、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、アンモニウム、又はアルカノ−
ルアミンを示す。) 本発明の洗浄剤組成物に使用される(A)成分は、上記
一般式(1)に示すN−アルキル又はアルケニルクエン
酸アミドであり、一般式(1)においてRにより示され
る飽和又は不飽和炭化水素基の炭素数は10〜20であ
るが、好ましくは10〜14である。炭素数が10未満
では、泡立ち及び洗浄性が低下し、20を越える場合に
は、泡立ち及び水への溶解性が悪化してしまう。
【0009】対イオンであるアルカリ金属としてはナト
リウム、カリウムが、アルカリ土類金属としてはカルシ
ウムが、アルカノ−ルアミンとしてはエタノ−ルアミン
を挙げることが出来る。
リウム、カリウムが、アルカリ土類金属としてはカルシ
ウムが、アルカノ−ルアミンとしてはエタノ−ルアミン
を挙げることが出来る。
【0010】(A)成分は、公知の方法により合成する
ことが出来、具体的には、アミンとクエン酸との脱水反
応により合成することが出来る。なお、(A)成分は、
単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることが出来
る。
ことが出来、具体的には、アミンとクエン酸との脱水反
応により合成することが出来る。なお、(A)成分は、
単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることが出来
る。
【0011】(B)成分である高級脂肪酸塩としては、
例えば炭素数8〜22の飽和、又は不飽和脂肪酸の塩基
塩等が挙げられる。具体的には、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等
の単一脂肪酸の他、ヤシ脂肪酸、牛脂脂肪酸等の混合脂
肪酸の塩基塩を挙げることが出来る。塩の形としては、
ナトリウム、カリウム等の無機塩基性塩、アンモニウム
塩、アルカノ−ルアミン塩等が挙げられる。
例えば炭素数8〜22の飽和、又は不飽和脂肪酸の塩基
塩等が挙げられる。具体的には、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等
の単一脂肪酸の他、ヤシ脂肪酸、牛脂脂肪酸等の混合脂
肪酸の塩基塩を挙げることが出来る。塩の形としては、
ナトリウム、カリウム等の無機塩基性塩、アンモニウム
塩、アルカノ−ルアミン塩等が挙げられる。
【0012】かかる脂肪酸塩は、必ずしも最初から塩の
形のものを配合する必要はなく、脂肪酸と塩基を独立に
配合し、処方系の中で脂肪酸塩を形成せしめてもよい。
(B)成分は、単独で、又は2種以上を組み合わせて用
いることが出来る。(B)成分の配合量は、洗浄剤組成
物全量に対し、好ましくは0.5〜35重量%、より好
ましくは1〜30重量%である。0.5重量%未満で
は、泡質のレベルが充分でなく、一方、35重量%を越
えると、すすぎ時にきしみを生ずる傾向となる。
形のものを配合する必要はなく、脂肪酸と塩基を独立に
配合し、処方系の中で脂肪酸塩を形成せしめてもよい。
(B)成分は、単独で、又は2種以上を組み合わせて用
いることが出来る。(B)成分の配合量は、洗浄剤組成
物全量に対し、好ましくは0.5〜35重量%、より好
ましくは1〜30重量%である。0.5重量%未満で
は、泡質のレベルが充分でなく、一方、35重量%を越
えると、すすぎ時にきしみを生ずる傾向となる。
【0013】また、(A)成分と(B)成分の配合比
は、A/B=100/1〜1/50であるのが好まし
い。100/1よりも(A)成分の割合が多いと、泡
量、泡質向上効果が不十分となり、一方、1/50より
も(B)成分の割合が多いと、すすぎ時及び洗浄後にき
しみやつっぱり感を生ずる傾向となる。
は、A/B=100/1〜1/50であるのが好まし
い。100/1よりも(A)成分の割合が多いと、泡
量、泡質向上効果が不十分となり、一方、1/50より
も(B)成分の割合が多いと、すすぎ時及び洗浄後にき
しみやつっぱり感を生ずる傾向となる。
【0014】本発明の洗浄剤組成物に対しては、その性
能を阻害しない範囲で、必要に応じて他の配合剤、例え
ば保湿剤、粘度調整剤、パ−ル化剤、香料、色素、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤等を
配合することが出来る。
能を阻害しない範囲で、必要に応じて他の配合剤、例え
ば保湿剤、粘度調整剤、パ−ル化剤、香料、色素、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤等を
配合することが出来る。
【0015】以上説明した本発明の洗浄剤組成物は、常
法により製造することが可能であり、その剤型は、ペ−
スト状、ゲル状、液状、固形状等、任意に選択すること
が出来る。かかる本発明の洗浄剤組成物は、皮膚又は毛
髪等の身体用の洗浄剤として好適に使用可能であり、特
に皮膚洗浄用の洗浄剤として好ましい。
法により製造することが可能であり、その剤型は、ペ−
スト状、ゲル状、液状、固形状等、任意に選択すること
が出来る。かかる本発明の洗浄剤組成物は、皮膚又は毛
髪等の身体用の洗浄剤として好適に使用可能であり、特
に皮膚洗浄用の洗浄剤として好ましい。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例と比較例を示し、本発
明を更に詳細に説明する。但し、本発明は、以下の実施
例に何ら限定されるものではない。なお、各例の説明に
先立ち、各例で行なった特性の評価方法について説明す
る。
明を更に詳細に説明する。但し、本発明は、以下の実施
例に何ら限定されるものではない。なお、各例の説明に
先立ち、各例で行なった特性の評価方法について説明す
る。
【0017】(1)泡立ち 各洗浄剤組成物の5%水溶液20ml(25℃)を10
0mlのシリンダ−に採取し、10秒間に20回振盪
し、30秒後の泡容積(ml)を測定し、下記の基準で
評価した。
0mlのシリンダ−に採取し、10秒間に20回振盪
し、30秒後の泡容積(ml)を測定し、下記の基準で
評価した。
【0018】評価基準 A:泡立ち量80ml以上 B:泡立ち量65ml以上80ml未満 C:泡立ち量40ml以上65ml未満 D:泡立ち量40ml未満 (2)泡のクリ−ミィ性 各洗浄剤組成物を用いて、10名のパネラ−に手洗いを
させ、その際の泡のクリ−ミィ性について官能評価を行
なった。評価は次の基準による平均値を算出し、平均値
が4.5以上をA、3.5〜4.4をB、2.5〜3.
4をC、2.4以下をDとした。
させ、その際の泡のクリ−ミィ性について官能評価を行
なった。評価は次の基準による平均値を算出し、平均値
が4.5以上をA、3.5〜4.4をB、2.5〜3.
4をC、2.4以下をDとした。
【0019】評価基準 5:クリ−ミィである 4:ややクリ−ミィである 3:ふつう 2:ややクリ−ミィでない 1:クリ−ミィでない (3)使用感 各洗浄剤組成物を用いて、10名のパネラ−に身体の洗
浄をさせ、その際のすすぎ時及び洗浄後のさっぱり感、
すすぎ時の泡切れ、すすぎ時のきしみの無さ、洗浄後の
つっぱり感の無さについて官能評価を行なった。評価は
下記の基準による平均値を算出し、平均値が4.5以上
をA、3.5〜4.4をB、2.5〜3.4をC、2.
4以下をDとした。
浄をさせ、その際のすすぎ時及び洗浄後のさっぱり感、
すすぎ時の泡切れ、すすぎ時のきしみの無さ、洗浄後の
つっぱり感の無さについて官能評価を行なった。評価は
下記の基準による平均値を算出し、平均値が4.5以上
をA、3.5〜4.4をB、2.5〜3.4をC、2.
4以下をDとした。
【0020】a.さっぱり感 5:さっぱり感がある 4:さっぱり感がややある 3:ふつう 2:さっぱり感がややない 1:さっぱり感がない b.すすぎ時の泡切れ 5:泡切れが良い 4:泡切れがやや良い 3:ふつう 2:泡切れがやや悪い 1:泡切れが悪い c.すすぎ時のきしみの無さ 5:きしみが無い 4:きしみがほとんど無い 3:ふつう 2:きしみがややある 1:きしみがある d.つっぱり感の無さ 5:つっぱり感が無い 4:つっぱり感がほとんど無い 3:ふつう 2:つっぱり感がややある 1:つっぱり感がある (4)皮膚刺激性 各洗浄剤組成物について、男女各5名、合計10名のパ
ネラ−を用い、左右どちらか一方の前腕部を試料濃度1
重量%、40℃の水溶液に、他方の前腕部を同温度の水
に浸漬する操作を1日1回、2日間連続して行ない、左
右前腕部の肌荒れ状態の差を肉眼で判定した。この際の
評価基準を次の通りである。
ネラ−を用い、左右どちらか一方の前腕部を試料濃度1
重量%、40℃の水溶液に、他方の前腕部を同温度の水
に浸漬する操作を1日1回、2日間連続して行ない、左
右前腕部の肌荒れ状態の差を肉眼で判定した。この際の
評価基準を次の通りである。
【0021】A:肌荒れ性著しく弱い 10人中0〜1名の前腕部の試料を浸漬した側に肌荒れ
が認められた B:肌荒れ性やや弱い 10人中2〜4名の前腕部の試料を浸漬した側に肌荒れ
が認められた C:肌荒れ性やや強い 10人中5〜7名の前腕部の試料を浸漬した側に肌荒れ
が認められた D:肌荒れ性著しく強い 10人中8〜10名の前腕部の試料を浸漬した側に肌荒
れが認められた 実施例1 下記表1〜3に記載の配合組成からなる17種の洗浄剤
組成物を調製し、これらについて、各特性について上記
評価基準に従い評価した。その結果を同表に示す。な
お、No.13〜17の洗浄剤組成物は比較例である。
が認められた B:肌荒れ性やや弱い 10人中2〜4名の前腕部の試料を浸漬した側に肌荒れ
が認められた C:肌荒れ性やや強い 10人中5〜7名の前腕部の試料を浸漬した側に肌荒れ
が認められた D:肌荒れ性著しく強い 10人中8〜10名の前腕部の試料を浸漬した側に肌荒
れが認められた 実施例1 下記表1〜3に記載の配合組成からなる17種の洗浄剤
組成物を調製し、これらについて、各特性について上記
評価基準に従い評価した。その結果を同表に示す。な
お、No.13〜17の洗浄剤組成物は比較例である。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】上記表1〜3から以下のことが明らかであ
る。即ち、本発明の必須成分をすべて含有するNo.1
〜12の洗浄剤組成物は、いずれもすべての特性におい
て優れている。これに対し、N−アルキルクエン酸アミ
ドを含有しないNo.13,14の洗浄剤組成物は、泡
立ち及び泡のクリ−ミィ性は良好であるが、使用感及び
皮膚刺激性において劣っている。また、本発明の範囲外
のN−アルキルクエン酸アミドを含有するNo.15,
16の洗浄剤組成物は、使用感、皮膚刺激性は良好であ
るが、泡立ち及び泡のクリ−ミィ性において劣ってい
る。更に、本発明の範囲内のN−アルキルクエン酸アミ
ドを含有するが、第2の必須成分である高級脂肪酸塩を
含有しないNo.17の洗浄剤組成物は、泡立ち、使用
感及び皮膚刺激性は優れているが、泡のクリ−ミィ性に
おいて劣っている。
る。即ち、本発明の必須成分をすべて含有するNo.1
〜12の洗浄剤組成物は、いずれもすべての特性におい
て優れている。これに対し、N−アルキルクエン酸アミ
ドを含有しないNo.13,14の洗浄剤組成物は、泡
立ち及び泡のクリ−ミィ性は良好であるが、使用感及び
皮膚刺激性において劣っている。また、本発明の範囲外
のN−アルキルクエン酸アミドを含有するNo.15,
16の洗浄剤組成物は、使用感、皮膚刺激性は良好であ
るが、泡立ち及び泡のクリ−ミィ性において劣ってい
る。更に、本発明の範囲内のN−アルキルクエン酸アミ
ドを含有するが、第2の必須成分である高級脂肪酸塩を
含有しないNo.17の洗浄剤組成物は、泡立ち、使用
感及び皮膚刺激性は優れているが、泡のクリ−ミィ性に
おいて劣っている。
【0026】実施例2 (ボディシャンプ−) (重量%) (1)ラウリルクエン酸アミドジカリウム 8% (2)ミリスチルクエン酸アミドジカリウム 7% (3)ラウリル酸カリウム 5% (4)ソルビト−ル 8% (5)プロピレングリコ−ル 10% (6)ジステアリン酸エステル 1% (7)エチレンジアミンテトラアセテ−ト 0.4% (8)香料 0.4% (9)精製水 バランス 上記成分(1)〜(7)を加熱水に溶解し、冷却後に成
分(8)を添加し、ボディシャンプ−組成物を調製し
た。得られたボディシャンプ−組成物により身体を洗浄
したところ、泡立ち及び洗浄後の泡切れがよく、かつす
すぎ時から乾燥後までさっぱり感に優れ、使用感に優れ
ていた。
分(8)を添加し、ボディシャンプ−組成物を調製し
た。得られたボディシャンプ−組成物により身体を洗浄
したところ、泡立ち及び洗浄後の泡切れがよく、かつす
すぎ時から乾燥後までさっぱり感に優れ、使用感に優れ
ていた。
【0027】実施例3 (液体洗顔剤) (重量%) (1)ラウリルクエン酸アミドトリエタノ−ルアミン 10% (2)ミリスチルクエン酸アミドトリエタノ−ルアミン 5% (3)ラウリン酸トリエタノ−ルアミン 2% (4)イソステアリン酸トリエタノ−ルアミン 3% (5)ソルビト−ル 6% (6)プロピレンブリコ−ル 10% (7)ジステアリン酸エステル 1% (8)ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.15% (9)香料 0.4% (10)精製水 バランス 上記成分(1)〜(8)を加熱水に溶解し、冷却後に成
分(9)を添加し、液体洗顔剤組成物を調製した。得ら
れた洗顔剤組成物により顔を洗浄したところ、泡立ち及
び洗浄後の泡切れが良好であり、かつすすぎ時から乾燥
後までさっぱり感がよく、更に使用感に優れていた。
分(9)を添加し、液体洗顔剤組成物を調製した。得ら
れた洗顔剤組成物により顔を洗浄したところ、泡立ち及
び洗浄後の泡切れが良好であり、かつすすぎ時から乾燥
後までさっぱり感がよく、更に使用感に優れていた。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
所定のN−アルキル又はアルケニルクエン酸アミドと、
高級脂肪酸塩とを併用することにより、皮膚及び毛髪に
対して刺激性が低いだけでなく、泡立ち及び洗浄時の泡
切れが良好であり、洗浄中及び洗浄後の肌がさっぱりと
して、且つつっぱり感がなく、使用感が良好である洗浄
剤組成物が得られ、この洗浄剤組成物は、特に皮膚洗浄
用に好適である。
所定のN−アルキル又はアルケニルクエン酸アミドと、
高級脂肪酸塩とを併用することにより、皮膚及び毛髪に
対して刺激性が低いだけでなく、泡立ち及び洗浄時の泡
切れが良好であり、洗浄中及び洗浄後の肌がさっぱりと
して、且つつっぱり感がなく、使用感が良好である洗浄
剤組成物が得られ、この洗浄剤組成物は、特に皮膚洗浄
用に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安増 知子 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】(A)下記一般式(1)で示されるN−ア
ルキル又はアルケニルクエン酸アミド、及び(B)高級
脂肪酸塩を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。 【化1】 (但し、Rは炭素数10〜20の飽和又は不飽和炭化水
素基を示し、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土
類金属、アンモニウム、又はアルカノ−ルアミンを示
す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11083995A JPH08302387A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11083995A JPH08302387A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | 洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08302387A true JPH08302387A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14545980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11083995A Pending JPH08302387A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08302387A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6306463B1 (en) | 2000-07-20 | 2001-10-23 | Air Products And Chemicals, Inc. | Citric acid tri-alkylamide surfactants |
WO2010101477A1 (en) | 2009-03-06 | 2010-09-10 | M-I Swaco Norge As | Hydrate inhibitors |
-
1995
- 1995-05-09 JP JP11083995A patent/JPH08302387A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6306463B1 (en) | 2000-07-20 | 2001-10-23 | Air Products And Chemicals, Inc. | Citric acid tri-alkylamide surfactants |
US6399088B1 (en) | 2000-07-20 | 2002-06-04 | Air Products And Chemicals, Inc. | Citric acid tri-alkylamide surfactants |
WO2010101477A1 (en) | 2009-03-06 | 2010-09-10 | M-I Swaco Norge As | Hydrate inhibitors |
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