JPH08271580A - ベアチップテスト方法 - Google Patents
ベアチップテスト方法Info
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- JPH08271580A JPH08271580A JP7074963A JP7496395A JPH08271580A JP H08271580 A JPH08271580 A JP H08271580A JP 7074963 A JP7074963 A JP 7074963A JP 7496395 A JP7496395 A JP 7496395A JP H08271580 A JPH08271580 A JP H08271580A
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Landscapes
- Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
- Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 洗浄工程の削減を可能にするとともに、バキ
ュームポンプを用いなくてもベアチップICの固定を可
能としたベアチップテスト方法を提供する。 【構成】 IC11のICパッド12の部分を除く表面
部11aに、樹脂などを塗布することによって保護層1
6を形成し、この保護層16が施されたIC11をテス
トボード14上に搭載しかつIC押え板17によって保
護層16を介して押圧しつつテストボード14に対して
IC押え板固定ねじ18によって圧着固定し、実動作ス
ピードレベルでスクリーニングテストを行うようにす
る。
ュームポンプを用いなくてもベアチップICの固定を可
能としたベアチップテスト方法を提供する。 【構成】 IC11のICパッド12の部分を除く表面
部11aに、樹脂などを塗布することによって保護層1
6を形成し、この保護層16が施されたIC11をテス
トボード14上に搭載しかつIC押え板17によって保
護層16を介して押圧しつつテストボード14に対して
IC押え板固定ねじ18によって圧着固定し、実動作ス
ピードレベルでスクリーニングテストを行うようにす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベアチップテスト方法
に関し、特に仮封止パッケージ(TemporaryPackaging)
の技術を用いてベアチップのスクリーニングテストを行
うテスト方法に関するものである。
に関し、特に仮封止パッケージ(TemporaryPackaging)
の技術を用いてベアチップのスクリーニングテストを行
うテスト方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベアチップのテスト方法としては、フラ
イングプローブによる方法が一般的に知られている。こ
のフライングプローブによるテスト方法は、プローブの
もつインダクタンスなどの影響から、ICの実動作スピ
ードレベルでのテストは不可能である。その解決策の一
つとして、仮封止パッケージの技術を用いたテスト方法
が、文献「Screening IC's on the Bare Chip Level:Te
mporary Packaging(IEEETRANSACTIONS ON COMPONENTS,H
YBRIDS,AND MANUFACTURING TECHNOLOGY.VOL.16,NO.4,JU
NE 1993) 」に開示されている。
イングプローブによる方法が一般的に知られている。こ
のフライングプローブによるテスト方法は、プローブの
もつインダクタンスなどの影響から、ICの実動作スピ
ードレベルでのテストは不可能である。その解決策の一
つとして、仮封止パッケージの技術を用いたテスト方法
が、文献「Screening IC's on the Bare Chip Level:Te
mporary Packaging(IEEETRANSACTIONS ON COMPONENTS,H
YBRIDS,AND MANUFACTURING TECHNOLOGY.VOL.16,NO.4,JU
NE 1993) 」に開示されている。
【0003】この仮封止パッケージの技術を用いたテス
ト方法を実現するには、図3にそのテスト装置の断面構
造を示すように、まず、テストボード36のIC搭載エ
リア36aに熱可塑性材料からなる接着剤35を塗布
し、そこにIC31を搭載して接着剤35にて仮固定す
る。その後、ICパッド32とテストボード36に設け
たW/B(ワイヤ・ボンディング)パッド34とをワイ
ヤ33にて接続する。その状態のまま、テストボード3
6のテストボード外部端子37をテスタ38のテスタパ
ッド39上に搭載する。そして、実動作スピードレベル
でのICテストを実行する。テスト終了後、ワイヤ33
を除去し、接着剤35にてダイボンドしたIC31を取
り外して仮固定状態を解除する。その後、IC31の裏
面に付着した接着剤35を除去すべく洗浄する。これら
の工程を経て、ベアチップIC単体を確保する。
ト方法を実現するには、図3にそのテスト装置の断面構
造を示すように、まず、テストボード36のIC搭載エ
リア36aに熱可塑性材料からなる接着剤35を塗布
し、そこにIC31を搭載して接着剤35にて仮固定す
る。その後、ICパッド32とテストボード36に設け
たW/B(ワイヤ・ボンディング)パッド34とをワイ
ヤ33にて接続する。その状態のまま、テストボード3
6のテストボード外部端子37をテスタ38のテスタパ
ッド39上に搭載する。そして、実動作スピードレベル
でのICテストを実行する。テスト終了後、ワイヤ33
を除去し、接着剤35にてダイボンドしたIC31を取
り外して仮固定状態を解除する。その後、IC31の裏
面に付着した接着剤35を除去すべく洗浄する。これら
の工程を経て、ベアチップIC単体を確保する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のテスト方法では、IC31のテストボード36
に対する固定が接着剤35によるダイボンドのため、I
C31をテストボード36から取り外した際に、IC3
1の裏面に付着した接着剤35を除去するための洗浄工
程が必要であるため工程数が増え、テスト工数が増大し
たり、洗浄により歩留りが低下したり、さらには洗浄だ
けでは接着剤35を完全に除去することは困難であるな
どの問題点があった。
た従来のテスト方法では、IC31のテストボード36
に対する固定が接着剤35によるダイボンドのため、I
C31をテストボード36から取り外した際に、IC3
1の裏面に付着した接着剤35を除去するための洗浄工
程が必要であるため工程数が増え、テスト工数が増大し
たり、洗浄により歩留りが低下したり、さらには洗浄だ
けでは接着剤35を完全に除去することは困難であるな
どの問題点があった。
【0005】また、他の従来例として、バキュームポン
プによる吸着固定を用いたテスト方法もある。すなわ
ち、図4にそのテスト装置の断面構造を示すように、I
C搭載エリア45aに開口する空気吸入貫通孔49を形
成したテストボード45を用意し、そのIC搭載エリア
45aにIC41を搭載した後、テストボード45の裏
面側からバキュームポンプ50にて吸引することによっ
てIC41をテストボード45に仮固定する。その後、
テストボード45に設けたW/Bパッド44とICパッ
ド22とをワイヤ43にて接続する。その状態のまま、
テストボード45のテストボード外部端子46をテスタ
47のテスタパッド48上に搭載する。そして、実動作
スピードレベルでのICテストを実行する。テスト終了
後、ワイヤ43を除去し、バキュームポンプ50による
吸引を停止してIC41の仮固定状態を解除する。これ
らの工程を経て、ベアチップIC単体を確保する。
プによる吸着固定を用いたテスト方法もある。すなわ
ち、図4にそのテスト装置の断面構造を示すように、I
C搭載エリア45aに開口する空気吸入貫通孔49を形
成したテストボード45を用意し、そのIC搭載エリア
45aにIC41を搭載した後、テストボード45の裏
面側からバキュームポンプ50にて吸引することによっ
てIC41をテストボード45に仮固定する。その後、
テストボード45に設けたW/Bパッド44とICパッ
ド22とをワイヤ43にて接続する。その状態のまま、
テストボード45のテストボード外部端子46をテスタ
47のテスタパッド48上に搭載する。そして、実動作
スピードレベルでのICテストを実行する。テスト終了
後、ワイヤ43を除去し、バキュームポンプ50による
吸引を停止してIC41の仮固定状態を解除する。これ
らの工程を経て、ベアチップIC単体を確保する。
【0006】しかしながら、後者のテスト方法では、バ
キュームポンプ50にて吸引してIC41をテストボー
ド45に固定するためには、テストボード45のIC接
続領域に空気吸入貫通孔49を設ける必要があるため、
テストボード45の配線領域が制限され、さらにはバキ
ュームポンプ50を配することによってテスタ47の搭
載条件が制約されるという問題点があった。
キュームポンプ50にて吸引してIC41をテストボー
ド45に固定するためには、テストボード45のIC接
続領域に空気吸入貫通孔49を設ける必要があるため、
テストボード45の配線領域が制限され、さらにはバキ
ュームポンプ50を配することによってテスタ47の搭
載条件が制約されるという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解消するた
めに、本発明によるベアチップテスト方法では、ベアチ
ップICのパッド部を除く表面に保護層を形成し、この
保護層が形成されたベアチップICをテストボード上に
搭載しかつ保護層を介して押圧しつつテストボードに対
して固定し、次いでベアチップICのパッド部をテスト
ボードに対して電気的に接続し、しかる後テストボード
の外部端子をテスタに対して電気的に接続してベアチッ
プICのテストを行うようにしている。
めに、本発明によるベアチップテスト方法では、ベアチ
ップICのパッド部を除く表面に保護層を形成し、この
保護層が形成されたベアチップICをテストボード上に
搭載しかつ保護層を介して押圧しつつテストボードに対
して固定し、次いでベアチップICのパッド部をテスト
ボードに対して電気的に接続し、しかる後テストボード
の外部端子をテスタに対して電気的に接続してベアチッ
プICのテストを行うようにしている。
【0008】
【作用】上記のベアチップテスト方法において、ベアチ
ップICのパッド部を除く表面に保護層を形成すること
で、パターン配線などが露出しているIC表面を保護で
き、しかもこの保護層を介して押圧することで、ベアチ
ップICをテストボード上に仮固定できる。また、ベア
チップICのパッド部は露出しているので、テストボー
ドとの電気的接続は可能である。この電気的接続を終え
たら、テストボードの外部端子をテスタに対して電気的
に接続することで、ベアチップICのテストが可能とな
る。
ップICのパッド部を除く表面に保護層を形成すること
で、パターン配線などが露出しているIC表面を保護で
き、しかもこの保護層を介して押圧することで、ベアチ
ップICをテストボード上に仮固定できる。また、ベア
チップICのパッド部は露出しているので、テストボー
ドとの電気的接続は可能である。この電気的接続を終え
たら、テストボードの外部端子をテスタに対して電気的
に接続することで、ベアチップICのテストが可能とな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ詳細に説明する。図1は、本発明によるベアチップ
テスト方法が適用されるテスト装置の一実施例を示す断
面図であり、図2にその要部の平面図を示す。これらの
図において、ベアチップIC(以下、単にICと称す
る)11は、その表面の周縁部にICパッド12が1辺
当り複数個配置されている。このIC11のスクリーニ
ングテストを行うに当たっては、IC11はテストボー
ド14の上面に形成されたIC搭載用キャビティ14a
内に搭載される。
つつ詳細に説明する。図1は、本発明によるベアチップ
テスト方法が適用されるテスト装置の一実施例を示す断
面図であり、図2にその要部の平面図を示す。これらの
図において、ベアチップIC(以下、単にICと称す
る)11は、その表面の周縁部にICパッド12が1辺
当り複数個配置されている。このIC11のスクリーニ
ングテストを行うに当たっては、IC11はテストボー
ド14の上面に形成されたIC搭載用キャビティ14a
内に搭載される。
【0010】このIC11のテストボード14への搭載
に際し、IC11のICパッド12の部分を除く表面部
11aには、樹脂などの緩衝性を持つ材料を塗布するこ
とによって保護層16が形成される。そして、この保護
層16が形成されたIC11を、特に図2から明らかな
ように、W/B実装エリア窓17aが形成されたIC押
え板17を用いてテストボード14に仮固定する。具体
的には、IC押え板17の中心部の領域にて保護層16
を介してIC11を押圧しつつ、IC押え板17の例え
ば4隅にてIC押え板固定ねじ18をテストボード14
に締め付けることにより、IC11をテストボード14
に対して圧着固定する。
に際し、IC11のICパッド12の部分を除く表面部
11aには、樹脂などの緩衝性を持つ材料を塗布するこ
とによって保護層16が形成される。そして、この保護
層16が形成されたIC11を、特に図2から明らかな
ように、W/B実装エリア窓17aが形成されたIC押
え板17を用いてテストボード14に仮固定する。具体
的には、IC押え板17の中心部の領域にて保護層16
を介してIC11を押圧しつつ、IC押え板17の例え
ば4隅にてIC押え板固定ねじ18をテストボード14
に締め付けることにより、IC11をテストボード14
に対して圧着固定する。
【0011】なお、IC11をテストボード14に対し
て圧着固定する手段として、本実施例では、W/B実装
エリア窓17aが形成されたIC押え板17とIC押え
板固定ねじ18とを用いたが、これに限定されるもので
はなく、要は、IC11をその表面にICパッド12の
部分を避けて形成された保護層16を介して押圧しつつ
テストボード14に圧着固定できる構成のものであれば
良い。
て圧着固定する手段として、本実施例では、W/B実装
エリア窓17aが形成されたIC押え板17とIC押え
板固定ねじ18とを用いたが、これに限定されるもので
はなく、要は、IC11をその表面にICパッド12の
部分を避けて形成された保護層16を介して押圧しつつ
テストボード14に圧着固定できる構成のものであれば
良い。
【0012】IC押え板17のW/B実装エリア窓17
aは、テストボード14上に圧着固定されたIC11の
ICパッド12の部分とテストボード14に設けられた
W/Bパッド15の部分とが露出し、かつIC押え板1
7の中心部の領域が残存するように形成される。したが
って、このW/B実装エリア窓17aを通してIC11
のICパッド12とテストボード14のW/Bパッド1
5とのワイヤ13による電気的接続が可能となる。この
電気的接続が終わると、テストボード14はその裏面に
設けられかつW/Bパッド15と電気的に接続されたテ
ストボード外部端子19が、テスタ20のテスタパッド
21上に電気的に接続された状態で搭載される。これに
より、IC11の実動作スピードレベルでのスクリーニ
ングテストが可能となる。
aは、テストボード14上に圧着固定されたIC11の
ICパッド12の部分とテストボード14に設けられた
W/Bパッド15の部分とが露出し、かつIC押え板1
7の中心部の領域が残存するように形成される。したが
って、このW/B実装エリア窓17aを通してIC11
のICパッド12とテストボード14のW/Bパッド1
5とのワイヤ13による電気的接続が可能となる。この
電気的接続が終わると、テストボード14はその裏面に
設けられかつW/Bパッド15と電気的に接続されたテ
ストボード外部端子19が、テスタ20のテスタパッド
21上に電気的に接続された状態で搭載される。これに
より、IC11の実動作スピードレベルでのスクリーニ
ングテストが可能となる。
【0013】次に、上記構成のテスト装置を用いての本
発明によるベアチップテスト方法の手順について説明す
る。まず、スクリーニングテストに先立って、IC11
のICパッド12の部分を除く表面部11aに、樹脂な
どを塗布することによって保護層16を形成する。そし
て、保護層16が施されたIC11を、テストボード1
4の上面に形成されたIC搭載用キャビティ14a内に
搭載し、W/B実装エリア窓17aが形成されたIC押
え板17を用いて、その中心部の領域にて保護層16を
介してIC11を押圧しつつIC押え板固定ねじ18に
よってIC11をテストボード14に対して圧着し、仮
固定する。
発明によるベアチップテスト方法の手順について説明す
る。まず、スクリーニングテストに先立って、IC11
のICパッド12の部分を除く表面部11aに、樹脂な
どを塗布することによって保護層16を形成する。そし
て、保護層16が施されたIC11を、テストボード1
4の上面に形成されたIC搭載用キャビティ14a内に
搭載し、W/B実装エリア窓17aが形成されたIC押
え板17を用いて、その中心部の領域にて保護層16を
介してIC11を押圧しつつIC押え板固定ねじ18に
よってIC11をテストボード14に対して圧着し、仮
固定する。
【0014】IC11のテストボード14への固定が終
了したら、IC押え板17のW/B実装エリア窓17a
を通してIC11のICパッド12とテストボード14
のW/Bパッド15とをワイヤ13にて電気的に接続す
る。その後、テスタ20上にテストボード14を搭載
し、その裏面に設けられたテストボード外部端子19と
テスタ20のテスタパッド21とを電気的に接続する。
そして、テスタ20にてIC11の実動作スピードレベ
ルでのスクリーニングテストを実行する。テストが終了
したら、IC押え板固定ねじ18を緩めてIC押え板1
7を取り外し、IC11の仮固定状態を解除する。これ
らの工程を経て、ベアチップIC単体を確保する。
了したら、IC押え板17のW/B実装エリア窓17a
を通してIC11のICパッド12とテストボード14
のW/Bパッド15とをワイヤ13にて電気的に接続す
る。その後、テスタ20上にテストボード14を搭載
し、その裏面に設けられたテストボード外部端子19と
テスタ20のテスタパッド21とを電気的に接続する。
そして、テスタ20にてIC11の実動作スピードレベ
ルでのスクリーニングテストを実行する。テストが終了
したら、IC押え板固定ねじ18を緩めてIC押え板1
7を取り外し、IC11の仮固定状態を解除する。これ
らの工程を経て、ベアチップIC単体を確保する。
【0015】上述したように、IC11のICパッド1
2の部分を除く表面部11aに保護層16を形成し、こ
の保護層16が施されたIC11をテストボード14上
に搭載しかつ保護層16を介して押圧しつつテストボー
ド14に対して圧着固定し、スクリーニングテストを行
うようにしたことにより、従来のように、IC11のダ
イボンドを行ったり、あるいはバキュームポンプを用い
なくてもスクリーニングテストの実施が可能となる。し
たがって、テスト終了後、IC11を洗浄する必要がな
いため、洗浄工程の削減によるテスト工数を削減できる
とともに、洗浄によって歩留りが低下するということも
ない。また、バキュームポンプが不要であるため、テス
トボード14の配線領域が制限されたり、テスタ20の
搭載条件が制約されたりすることもない。さらに、IC
11の表面に樹脂などの緩衝性をもつ材料によって保護
層16を施したことにより、IC11の表面を破損など
から保護できるため、IC11の取扱いが容易になると
いう利点もある。
2の部分を除く表面部11aに保護層16を形成し、こ
の保護層16が施されたIC11をテストボード14上
に搭載しかつ保護層16を介して押圧しつつテストボー
ド14に対して圧着固定し、スクリーニングテストを行
うようにしたことにより、従来のように、IC11のダ
イボンドを行ったり、あるいはバキュームポンプを用い
なくてもスクリーニングテストの実施が可能となる。し
たがって、テスト終了後、IC11を洗浄する必要がな
いため、洗浄工程の削減によるテスト工数を削減できる
とともに、洗浄によって歩留りが低下するということも
ない。また、バキュームポンプが不要であるため、テス
トボード14の配線領域が制限されたり、テスタ20の
搭載条件が制約されたりすることもない。さらに、IC
11の表面に樹脂などの緩衝性をもつ材料によって保護
層16を施したことにより、IC11の表面を破損など
から保護できるため、IC11の取扱いが容易になると
いう利点もある。
【0016】なお、上記実施例では、保護層16を単に
緩衝性をもつ樹脂などによって形成するとしたが、熱伝
導性樹脂などの熱伝導性をもつ材料を塗布することによ
って保護層16を形成する一方、IC押え板17を金属
性の部材によって形成し、この金属性のIC押え板17
によって熱伝導性の保護層16を介してIC11を押圧
しつつテストボード14に対して圧着固定することによ
り、IC11で発せられる熱が保護層16を介してIC
押え板17に伝導され、IC押え板17がヒートシンク
として作用するため、IC11の放熱性を向上できる。
その結果、大電力タイプのICのベアチップテストに
も、特に放熱対策を施さなくても適用できることにな
る。
緩衝性をもつ樹脂などによって形成するとしたが、熱伝
導性樹脂などの熱伝導性をもつ材料を塗布することによ
って保護層16を形成する一方、IC押え板17を金属
性の部材によって形成し、この金属性のIC押え板17
によって熱伝導性の保護層16を介してIC11を押圧
しつつテストボード14に対して圧着固定することによ
り、IC11で発せられる熱が保護層16を介してIC
押え板17に伝導され、IC押え板17がヒートシンク
として作用するため、IC11の放熱性を向上できる。
その結果、大電力タイプのICのベアチップテストに
も、特に放熱対策を施さなくても適用できることにな
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベアチップICのパッド部を除く表面に保護層を形成
し、この保護層が施されたベアチップICをテストボー
ド上に搭載しかつ保護層を介して押圧しつつテストボー
ドに対して固定し、ベアチップICのテストを行うよう
にしたことにより、従来のように、ベアチップICのダ
イボンドを行ったり、あるいはバキュームポンプを用い
なくてもテストが実施可能となるので、洗浄工程の削減
によるテスト工数を削減できるとともに、洗浄による歩
留りの低下という問題も解消でき、しかもバキュームポ
ンプが不要であるため、テストボードの配線領域が制限
されたり、テスタの搭載条件が制約されたりすることも
なくなる。
ベアチップICのパッド部を除く表面に保護層を形成
し、この保護層が施されたベアチップICをテストボー
ド上に搭載しかつ保護層を介して押圧しつつテストボー
ドに対して固定し、ベアチップICのテストを行うよう
にしたことにより、従来のように、ベアチップICのダ
イボンドを行ったり、あるいはバキュームポンプを用い
なくてもテストが実施可能となるので、洗浄工程の削減
によるテスト工数を削減できるとともに、洗浄による歩
留りの低下という問題も解消でき、しかもバキュームポ
ンプが不要であるため、テストボードの配線領域が制限
されたり、テスタの搭載条件が制約されたりすることも
なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるベアチップテスト方法が適用され
るテスト装置の一実施例を示す断面図である。
るテスト装置の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の要部の平面図である。
【図3】一従来例に係るテスト装置を示す断面図であ
る。
る。
【図4】他の従来例に係るテスト装置を示す断面図であ
る。
る。
11 ベアチップIC 13 ワイヤ 14 テストボード 16 保護層 17 IC押え板 18 IC押え板固定ねじ 20 テスタ
Claims (2)
- 【請求項1】 ベアチップICのパッド部を除く表面に
保護層を形成し、 前記保護層が形成されたベアチップICをテストボード
上に搭載しかつ前記保護層を介して押圧しつつ前記テス
トボードに対して固定し、 次いで前記ベアチップICのパッド部を前記テストボー
ドに対して電気的に接続し、 しかる後前記テストボードの外部端子をテスタに対して
電気的に接続して前記ベアチップICのテストを行うこ
とを特徴とするベアチップテスト方法。 - 【請求項2】 前記保護層は熱伝導性材料からなり、 前記保護層を金属性の部材を介して押圧することを特徴
とする請求項1記載のベアチップテスト方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7074963A JPH08271580A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | ベアチップテスト方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7074963A JPH08271580A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | ベアチップテスト方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08271580A true JPH08271580A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13562481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7074963A Pending JPH08271580A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | ベアチップテスト方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08271580A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005093442A1 (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-06 | Renesas Technology Corp. | 半導体集積回路装置の製造方法 |
CN113567713A (zh) * | 2021-07-22 | 2021-10-29 | 昆山沃得福自动化设备有限公司 | 芯片测试载座 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7074963A patent/JPH08271580A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005093442A1 (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-06 | Renesas Technology Corp. | 半導体集積回路装置の製造方法 |
CN113567713A (zh) * | 2021-07-22 | 2021-10-29 | 昆山沃得福自动化设备有限公司 | 芯片测试载座 |
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