JPH08270624A - クリップ - Google Patents
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- JPH08270624A JPH08270624A JP9626995A JP9626995A JPH08270624A JP H08270624 A JPH08270624 A JP H08270624A JP 9626995 A JP9626995 A JP 9626995A JP 9626995 A JP9626995 A JP 9626995A JP H08270624 A JPH08270624 A JP H08270624A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】外装部品の取付け、取外しが容易で、見栄えが
良く、再組付けの作業性が良好な、外装部品取付用のク
リップを提供する。 【構成】頭部フランジ2と、嵌挿部3と、弾性フランジ
4と、軸部5と、一対の弾性脚部6とを備え、嵌挿部3
は、取付部材に形成されている取付座に側面の開口から
スライドさせて嵌挿可能に設定されており、弾性フラン
ジ4から一体に前記軸部5が延設され、軸部5の先端に
は工具用溝8が形成されており、弾性脚部6の先端には
被取付部材の取付孔に嵌合係止しうる係止段部9が形成
されて自由端となっており、また、被取付部材の取付孔
との係合部分に沿って軸中心に対して点対称状に欠込み
部10が形成されており、頭部フランジ2及び嵌挿部3
を取付部材の取付座に嵌挿して、係合、固定するととも
に、被取付部材の取付孔に弾性脚部6を弾性変形させて
嵌合、係止して、取付部材と被取付部材を連結可能とし
た。
良く、再組付けの作業性が良好な、外装部品取付用のク
リップを提供する。 【構成】頭部フランジ2と、嵌挿部3と、弾性フランジ
4と、軸部5と、一対の弾性脚部6とを備え、嵌挿部3
は、取付部材に形成されている取付座に側面の開口から
スライドさせて嵌挿可能に設定されており、弾性フラン
ジ4から一体に前記軸部5が延設され、軸部5の先端に
は工具用溝8が形成されており、弾性脚部6の先端には
被取付部材の取付孔に嵌合係止しうる係止段部9が形成
されて自由端となっており、また、被取付部材の取付孔
との係合部分に沿って軸中心に対して点対称状に欠込み
部10が形成されており、頭部フランジ2及び嵌挿部3
を取付部材の取付座に嵌挿して、係合、固定するととも
に、被取付部材の取付孔に弾性脚部6を弾性変形させて
嵌合、係止して、取付部材と被取付部材を連結可能とし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、取付部材を被取付部材
に脱着可能に固定するための有用なクリップに関する。
に脱着可能に固定するための有用なクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のかかる締結具の例としては、特公
昭59−20043号において開示されたものがある。
本従来例は、図9に示すように、取付部材としてのラジ
エーターグリル50を被取付部材としてのラジエータコ
アサポート51に取付け固定する際に使用されるクリッ
プ52の例であるが、図10及び図11に示すように、
本従来例に係るクリップ52は、ラジエータグリル50
の貫通孔54に係止される係止部55と、連結部56
と、一対の弾性片57とからなる。
昭59−20043号において開示されたものがある。
本従来例は、図9に示すように、取付部材としてのラジ
エーターグリル50を被取付部材としてのラジエータコ
アサポート51に取付け固定する際に使用されるクリッ
プ52の例であるが、図10及び図11に示すように、
本従来例に係るクリップ52は、ラジエータグリル50
の貫通孔54に係止される係止部55と、連結部56
と、一対の弾性片57とからなる。
【0003】しかして、係止部55の側壁部は、連結部
56の横幅方向に対して45度傾斜した関係になってお
り、ラジエータグリル50の貫通孔54に係止する際に
は、連結部56を45度捩った状態で、係止部55を貫
通孔54に係合しうるようにしている。また、ラジエー
タグリル50を取り外すときには、係止部55を外部か
ら45度捩って、貫通孔54を通過しうる位置関係にし
て、ラジエータグリル50を引き抜くようになってい
る。
56の横幅方向に対して45度傾斜した関係になってお
り、ラジエータグリル50の貫通孔54に係止する際に
は、連結部56を45度捩った状態で、係止部55を貫
通孔54に係合しうるようにしている。また、ラジエー
タグリル50を取り外すときには、係止部55を外部か
ら45度捩って、貫通孔54を通過しうる位置関係にし
て、ラジエータグリル50を引き抜くようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例は車体の外側からクリップ52を取り外す構成とな
っているため、どうしてもクリップ52の一部が外部に
露出してしまい、見栄えが良好でないという欠点があっ
た。このため、上記従来例のクリップ52では、トラン
クリッドフィニッシャーのような見栄えを重視する外装
部品を取りつけることが不可能であった。
来例は車体の外側からクリップ52を取り外す構成とな
っているため、どうしてもクリップ52の一部が外部に
露出してしまい、見栄えが良好でないという欠点があっ
た。このため、上記従来例のクリップ52では、トラン
クリッドフィニッシャーのような見栄えを重視する外装
部品を取りつけることが不可能であった。
【0005】また、上記クリップ52の構成では、上記
の如くラジエータグリル50を取り外したら、クリップ
52が車体側のラジエータコアサポート51に残ってし
まうため、ラジエータグリル50の取り外し後に、さら
に車体側に残ったクリップ52を取り外し、また、再度
組み付ける際には、もう一度ラジエータグリル50とク
リップ52を組み付けてから、車体側に取付ける必要が
あり、組み付け作業性が悪いという問題を有していた。
の如くラジエータグリル50を取り外したら、クリップ
52が車体側のラジエータコアサポート51に残ってし
まうため、ラジエータグリル50の取り外し後に、さら
に車体側に残ったクリップ52を取り外し、また、再度
組み付ける際には、もう一度ラジエータグリル50とク
リップ52を組み付けてから、車体側に取付ける必要が
あり、組み付け作業性が悪いという問題を有していた。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点を
解決し、外装部品の取付け、取外しが容易で、見栄えが
良く、再組付けの作業性が良好な、外装部品取付用のク
リップを提供することを目的とするものである。
解決し、外装部品の取付け、取外しが容易で、見栄えが
良く、再組付けの作業性が良好な、外装部品取付用のク
リップを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、頭部フランジと、嵌挿部と、弾性
フランジと、軸部と、一対の弾性脚部とを備え、前記頭
部フランジと前記弾性フランジとは、前記嵌挿部を介し
て、所定間隔をおいて配設されており、前記嵌挿部は、
取付部材に形成されている取付座に側面の開口からスラ
イドさせて嵌挿可能な寸法に設定されており、前記弾性
フランジから一体に前記軸部が所定長さ延設され、該軸
部の先端にはドライバー等の治具を嵌着可能な工具用溝
が形成されており、前記軸部の先端部近傍から、該軸部
の軸中心に対して点対称状に一対の前記弾性脚部が突
出、延設され、該一対の弾性脚部の先端には、被取付部
材の取付孔に嵌合係止しうる係止段部が形成されて、自
由端となっており、かつ、該一対の弾性脚部には、前記
被取付部材の取付孔との係合部分に沿って、前記軸部の
軸中心に対して点対称状に欠込み部が形成されており、
前記頭部フランジ及び嵌挿部を前記取付部材の取付座に
嵌挿して、係合、固定するとともに、前記被取付部材の
取付孔に前記一対の弾性脚部を弾性変形させて嵌合、係
止して、取付部材と被取付部材を連結可能とし、かつ、
被取付部材の裏面側から前記工具用溝を利用して前記軸
部を所定方向に捩り回転させることにより、前記欠込み
部と前記被取付部材の取付孔周縁との係合を解除しうる
ようにしたクリップを特徴とするものである。
ために、本発明では、頭部フランジと、嵌挿部と、弾性
フランジと、軸部と、一対の弾性脚部とを備え、前記頭
部フランジと前記弾性フランジとは、前記嵌挿部を介し
て、所定間隔をおいて配設されており、前記嵌挿部は、
取付部材に形成されている取付座に側面の開口からスラ
イドさせて嵌挿可能な寸法に設定されており、前記弾性
フランジから一体に前記軸部が所定長さ延設され、該軸
部の先端にはドライバー等の治具を嵌着可能な工具用溝
が形成されており、前記軸部の先端部近傍から、該軸部
の軸中心に対して点対称状に一対の前記弾性脚部が突
出、延設され、該一対の弾性脚部の先端には、被取付部
材の取付孔に嵌合係止しうる係止段部が形成されて、自
由端となっており、かつ、該一対の弾性脚部には、前記
被取付部材の取付孔との係合部分に沿って、前記軸部の
軸中心に対して点対称状に欠込み部が形成されており、
前記頭部フランジ及び嵌挿部を前記取付部材の取付座に
嵌挿して、係合、固定するとともに、前記被取付部材の
取付孔に前記一対の弾性脚部を弾性変形させて嵌合、係
止して、取付部材と被取付部材を連結可能とし、かつ、
被取付部材の裏面側から前記工具用溝を利用して前記軸
部を所定方向に捩り回転させることにより、前記欠込み
部と前記被取付部材の取付孔周縁との係合を解除しうる
ようにしたクリップを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記構成からなる本発明によれば、取付け時に
は、クリップの頭部フランジ及び嵌挿部を取付部材の取
付座に嵌挿して、係合、固定した後に、被取付部材の取
付孔に一対の弾性脚部を弾性変形させて嵌合、係止する
だけでよく、取付け作業性が良好である。また、取外し
時には、被取付部材の裏面側から工具用溝にドライバー
等を嵌着し、軸部を所定方向に捩り回転させることによ
り、欠込み部が被取付部材の取付孔周縁との係合を解除
されて、クリップと一緒に取付部材を簡単に取り外すこ
とができる。
は、クリップの頭部フランジ及び嵌挿部を取付部材の取
付座に嵌挿して、係合、固定した後に、被取付部材の取
付孔に一対の弾性脚部を弾性変形させて嵌合、係止する
だけでよく、取付け作業性が良好である。また、取外し
時には、被取付部材の裏面側から工具用溝にドライバー
等を嵌着し、軸部を所定方向に捩り回転させることによ
り、欠込み部が被取付部材の取付孔周縁との係合を解除
されて、クリップと一緒に取付部材を簡単に取り外すこ
とができる。
【0009】また、取り外しは被取付部材の裏側からの
作業となるため、外装部品などの取付部材の外表面に取
付孔などを形成する必要がなく、外観を損なうことがな
い。さらに、取付部材にクリップが残ったまま取り外す
ことができるので、再度組付ける際の作業性が容易かつ
迅速となる。
作業となるため、外装部品などの取付部材の外表面に取
付孔などを形成する必要がなく、外観を損なうことがな
い。さらに、取付部材にクリップが残ったまま取り外す
ことができるので、再度組付ける際の作業性が容易かつ
迅速となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面により説
明する。図1乃至図7は本発明の一実施例を示すもので
あり、図中1は本実施例に係るクリップである。
明する。図1乃至図7は本発明の一実施例を示すもので
あり、図中1は本実施例に係るクリップである。
【0011】クリップ1は、図1に示すように概略的に
は、頭部フランジ2と、嵌挿部3と、弾性フランジ4
と、軸部5と、一対の弾性脚部6とから構成されてお
り、合成樹脂から成形されている。
は、頭部フランジ2と、嵌挿部3と、弾性フランジ4
と、軸部5と、一対の弾性脚部6とから構成されてお
り、合成樹脂から成形されている。
【0012】前記頭部フランジ2と前記弾性フランジ4
とは、前記嵌挿部3を介して、所定間隔をおいて配設さ
れている。即ち、前記嵌挿部3は、図4に示すように取
付部材としてのトランクリッドフィニッシャー11に形
成されている取付座12に側面の開口13からスライド
させて嵌挿可能な長さ寸法に設定されており、また、頭
部フランジ2は、この取付座12内に丁度嵌着しうる寸
法に設定されている。
とは、前記嵌挿部3を介して、所定間隔をおいて配設さ
れている。即ち、前記嵌挿部3は、図4に示すように取
付部材としてのトランクリッドフィニッシャー11に形
成されている取付座12に側面の開口13からスライド
させて嵌挿可能な長さ寸法に設定されており、また、頭
部フランジ2は、この取付座12内に丁度嵌着しうる寸
法に設定されている。
【0013】弾性フランジ4は、円形傘型に形成され、
後述するように、被取付部材を係止段部9との間で拘持
しうるように、外周先端部が弾性変形可能となってい
る。弾性フランジ4の底部中央から一体に前記軸部5が
所定長さ延設され、該軸部5の先端にはドライバー等の
治具を嵌着可能な工具用溝8が形成されている。また、
軸部5は、弾性フランジ4側の基端部から先端方向にか
けて先細り状に形成されており、後述する工具による回
転力にたいして、弾性的に捩じり変形可能となってい
る。
後述するように、被取付部材を係止段部9との間で拘持
しうるように、外周先端部が弾性変形可能となってい
る。弾性フランジ4の底部中央から一体に前記軸部5が
所定長さ延設され、該軸部5の先端にはドライバー等の
治具を嵌着可能な工具用溝8が形成されている。また、
軸部5は、弾性フランジ4側の基端部から先端方向にか
けて先細り状に形成されており、後述する工具による回
転力にたいして、弾性的に捩じり変形可能となってい
る。
【0014】軸部5の先端部近傍からは、図3に示すよ
うに該軸部5の軸中心Cに対して点対称状に,相互に位
置をずらせて一対の前記弾性脚部6,6が突出、延設さ
れている。この一対の弾性脚部6の先端には、後述する
被取付部材の取付孔に嵌合係止しうる係止段部9,9が
各々形成されて、自由端となっている。
うに該軸部5の軸中心Cに対して点対称状に,相互に位
置をずらせて一対の前記弾性脚部6,6が突出、延設さ
れている。この一対の弾性脚部6の先端には、後述する
被取付部材の取付孔に嵌合係止しうる係止段部9,9が
各々形成されて、自由端となっている。
【0015】また、図2及び図3に示すように、一対の
弾性脚部6には、被取付部材の取付孔との係合部分に沿
って、軸部6の前記軸中心Cに対して点対称状に欠込み
部10が沿設、形成されている。しかして、図6に示す
ように被取付部材20の取付孔21に一対の係止段部9
が係合して固定された状態から、図中反時計回り方向に
略45度だけ軸部5を捩じり変形させると、図7に示す
ように欠込み部10が取付孔21に対向する位置関係と
なるため、被取付部材20の取付孔周縁21との係合を
解除しうるようになっている。
弾性脚部6には、被取付部材の取付孔との係合部分に沿
って、軸部6の前記軸中心Cに対して点対称状に欠込み
部10が沿設、形成されている。しかして、図6に示す
ように被取付部材20の取付孔21に一対の係止段部9
が係合して固定された状態から、図中反時計回り方向に
略45度だけ軸部5を捩じり変形させると、図7に示す
ように欠込み部10が取付孔21に対向する位置関係と
なるため、被取付部材20の取付孔周縁21との係合を
解除しうるようになっている。
【0016】次に、上記構成のクリップ1の取付態様に
ついて説明する。取付けにあたっては、まず図4に示す
ように、トランクリッドフィニッシャー11に形成され
ている所定個数の取付座12に側面の開口13からスラ
イドさせて各クリップ1の頭部フランジ2及び嵌挿部3
を嵌挿、固定しておく。
ついて説明する。取付けにあたっては、まず図4に示す
ように、トランクリッドフィニッシャー11に形成され
ている所定個数の取付座12に側面の開口13からスラ
イドさせて各クリップ1の頭部フランジ2及び嵌挿部3
を嵌挿、固定しておく。
【0017】しかる後に、トランクリッドフィニッシャ
ー11に係合させた状態で、図5に示すように各クリッ
プ1の弾性脚部6を、被取付部材としての車体パネル2
0の取付孔21に該弾性脚部6を弾性変形させて嵌合
し、係止段部9が取付孔21周縁に係合するとともに、
弾性フランジ4が弾性変形して表側から取付孔21周縁
に弾接することにより、トランクリッドフィニッシャー
11が車体パネル20に取付固定される。
ー11に係合させた状態で、図5に示すように各クリッ
プ1の弾性脚部6を、被取付部材としての車体パネル2
0の取付孔21に該弾性脚部6を弾性変形させて嵌合
し、係止段部9が取付孔21周縁に係合するとともに、
弾性フランジ4が弾性変形して表側から取付孔21周縁
に弾接することにより、トランクリッドフィニッシャー
11が車体パネル20に取付固定される。
【0018】また、必要により、トランクリッドフィニ
ッシャー11を取り外す際には、車体パネル20の裏面
側から前記工具用溝8に例えばドライバー先端を嵌合
し、図6に示すように被取付部材20の取付孔21に一
対の係止段部9が係合して固定された状態から、軸部5
を図中反時計回り方向に略45度捩じり変形させると、
図7に示すように欠込み部10が取付孔21の周縁部か
ら外れるため、車体パネル20の取付孔周縁21との係
合を解除して、クリップ1と一緒にトランクリッドフィ
ニッシャー11を簡単に取り外すことができる。
ッシャー11を取り外す際には、車体パネル20の裏面
側から前記工具用溝8に例えばドライバー先端を嵌合
し、図6に示すように被取付部材20の取付孔21に一
対の係止段部9が係合して固定された状態から、軸部5
を図中反時計回り方向に略45度捩じり変形させると、
図7に示すように欠込み部10が取付孔21の周縁部か
ら外れるため、車体パネル20の取付孔周縁21との係
合を解除して、クリップ1と一緒にトランクリッドフィ
ニッシャー11を簡単に取り外すことができる。
【0019】上記構成からなる本実施例によれば、取付
け時には、クリップ1の頭部フランジ2及び嵌挿部3を
取付部材11の取付座12に嵌挿して、係合、固定した
後に、被取付部材20の取付孔21に一対の弾性脚部6
を弾性変形させて嵌合、係止するだけでよく、取付け作
業性が良好である。
け時には、クリップ1の頭部フランジ2及び嵌挿部3を
取付部材11の取付座12に嵌挿して、係合、固定した
後に、被取付部材20の取付孔21に一対の弾性脚部6
を弾性変形させて嵌合、係止するだけでよく、取付け作
業性が良好である。
【0020】また、取外し時には、被取付部材20の裏
面側から工具用溝8にドライバー等を嵌着し、軸部5を
所定方向に略45度捩り回転させることにより、欠込み
部10が被取付部材20の取付孔21周縁との係合を解
除されて、クリップ1と一緒に取付部材11を簡単に取
り外すことができる。よって、トランクリッドのように
アウターパネルとインナーパネルとの二重構造になって
いても、ドライバー等の工具で取り外し作業を容易に行
うことができる。
面側から工具用溝8にドライバー等を嵌着し、軸部5を
所定方向に略45度捩り回転させることにより、欠込み
部10が被取付部材20の取付孔21周縁との係合を解
除されて、クリップ1と一緒に取付部材11を簡単に取
り外すことができる。よって、トランクリッドのように
アウターパネルとインナーパネルとの二重構造になって
いても、ドライバー等の工具で取り外し作業を容易に行
うことができる。
【0021】また、取り外しは被取付部材20の裏側か
らの作業となるため、外装部品などの取付部材11の外
表面に取付孔などを形成する必要がなく、外観を損なう
ことがない。
らの作業となるため、外装部品などの取付部材11の外
表面に取付孔などを形成する必要がなく、外観を損なう
ことがない。
【0022】さらに、取付部材11にクリップを残した
まま取り外すことができるので、再度組付ける際の作業
性が容易かつ迅速となる。
まま取り外すことができるので、再度組付ける際の作業
性が容易かつ迅速となる。
【0023】なお、上記実施例は、本発明をトランクリ
ッドフィニッシャーと車体パネルとの取付に適用した場
合を例示したが、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、他の適宜外装部品の取付作業に適用しうるも
のである。
ッドフィニッシャーと車体パネルとの取付に適用した場
合を例示したが、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、他の適宜外装部品の取付作業に適用しうるも
のである。
【0023】また、上記実施例では、一対の弾性脚部6
の各々片側だけに欠込み部10を形成した例を示した
が、この他にも図8に示すように、一対の弾性脚部6の
各々先端両側に欠込み部10を形成してもよく、この場
合には、いずれの方向に軸部5を捩り回転しても取外し
が可能となる。また、上記実施例では、軸部5を所定方
向に略45度捩り回転させることにより、欠込み部10
と被取付部材20の取付孔21周縁との係合を解除させ
る例を示したが、取付孔21と弾性脚部6との大きさや
形状の相対関係で、回転角度は45度には限定されず、
設計条件に応じて適宜変更可能である。また、各構成部
分の形状や、形成寸法等も、必要に応じて適宜変更可能
である等、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変
形例が可能である。
の各々片側だけに欠込み部10を形成した例を示した
が、この他にも図8に示すように、一対の弾性脚部6の
各々先端両側に欠込み部10を形成してもよく、この場
合には、いずれの方向に軸部5を捩り回転しても取外し
が可能となる。また、上記実施例では、軸部5を所定方
向に略45度捩り回転させることにより、欠込み部10
と被取付部材20の取付孔21周縁との係合を解除させ
る例を示したが、取付孔21と弾性脚部6との大きさや
形状の相対関係で、回転角度は45度には限定されず、
設計条件に応じて適宜変更可能である。また、各構成部
分の形状や、形成寸法等も、必要に応じて適宜変更可能
である等、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変
形例が可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明は上記の如く構成されており、以
下の効果を奏し得る。 (1) 取付け時には、クリップの頭部フランジ及び嵌挿部
を取付部材の取付座に嵌挿、係合した後に、被取付部材
の取付孔に一対の弾性脚部を弾性変形させて嵌合、係止
するだけでよく、取付け作業性が良好である。 (2) 取外し時には、被取付部材の裏面側から工具用溝に
適宜工具を嵌着し、軸部を所定方向に捩り回転させるこ
とにより、欠込み部が被取付部材の取付孔周縁との係合
を解除されて、取付部材を簡単に取り外すことができ、
トランクリッドのようにアウターパネルとインナーパネ
ルとの二重構造になっていても、適用可能である。 (3) 取り外しは被取付部材の裏側からの作業となるた
め、外装部品などの取付部材の外表面に取付孔などを形
成する必要がなく、外観を損なうことがない。 (4) 取付部材にクリップを残したまま取り外すことがで
きるので、再度組付ける際の作業性が容易かつ迅速とな
る。
下の効果を奏し得る。 (1) 取付け時には、クリップの頭部フランジ及び嵌挿部
を取付部材の取付座に嵌挿、係合した後に、被取付部材
の取付孔に一対の弾性脚部を弾性変形させて嵌合、係止
するだけでよく、取付け作業性が良好である。 (2) 取外し時には、被取付部材の裏面側から工具用溝に
適宜工具を嵌着し、軸部を所定方向に捩り回転させるこ
とにより、欠込み部が被取付部材の取付孔周縁との係合
を解除されて、取付部材を簡単に取り外すことができ、
トランクリッドのようにアウターパネルとインナーパネ
ルとの二重構造になっていても、適用可能である。 (3) 取り外しは被取付部材の裏側からの作業となるた
め、外装部品などの取付部材の外表面に取付孔などを形
成する必要がなく、外観を損なうことがない。 (4) 取付部材にクリップを残したまま取り外すことがで
きるので、再度組付ける際の作業性が容易かつ迅速とな
る。
【図1】本発明に係るクリップの実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明に係るクリップの実施例を示す側面図で
ある。
ある。
【図3】本発明に係るクリップの実施例を示す底面図で
ある。
ある。
【図4】本発明に係るクリップの取付け手順を示す説明
図である。
図である。
【図5】本発明に係るクリップの取付態様を示す説明図
である。
である。
【図6】本発明に係るクリップの作用を示す説明図であ
る。
る。
【図7】本発明に係るクリップの作用を示す説明図であ
る。
る。
【図8】本発明に係る弾性脚部の他の実施例を示す説明
図である。
図である。
【図9】従来例のクリップの構成を示す説明図である。
【図10】従来例のクリップの構成を示す説明図であ
る。
る。
【図11】従来例のクリップの構成を示す説明図であ
る。
る。
1 クリップ 2 頭部フランジ 3 嵌挿部 4 弾性フランジ 5 軸部 6 弾性脚部 8 工具用溝 9 係止段部 10 欠込み部 11 取付部材(トランクリッドフィニッシャ
ー) 12 取付座 13 開口 20 被取付部材(車体パネル) 21 取付孔 C 軸部の軸中心
ー) 12 取付座 13 開口 20 被取付部材(車体パネル) 21 取付孔 C 軸部の軸中心
Claims (1)
- 【請求項1】頭部フランジと、嵌挿部と、弾性フランジ
と、軸部と、一対の弾性脚部とを備え、 前記頭部フランジと前記弾性フランジとは、前記嵌挿部
を介して、所定間隔をおいて配設されており、 前記嵌挿部は、取付部材に形成されている取付座に側面
の開口からスライドさせて嵌挿可能な寸法に設定されて
おり、 前記弾性フランジから一体に前記軸部が所定長さ延設さ
れ、 該軸部の先端にはドライバー等の治具を嵌着可能な工具
用溝が形成されており、 前記軸部の先端部近傍から、該軸部の軸中心に対して点
対称状に一対の前記弾性脚部が突出、延設され、 該一対の弾性脚部の先端には、被取付部材の取付孔に嵌
合係止しうる係止段部が形成されて、自由端となってお
り、 かつ、該一対の弾性脚部には、前記被取付部材の取付孔
との係合部分に沿って、前記軸部の軸中心に対して点対
称状に欠込み部が形成されており、 前記頭部フランジ及び嵌挿部を前記取付部材の取付座に
嵌挿して、係合、固定するとともに、 前記被取付部材の取付孔に前記一対の弾性脚部を弾性変
形させて嵌合、係止して、取付部材と被取付部材を連結
可能とし、 かつ、被取付部材の裏面側から前記工具用溝を利用して
前記軸部を所定方向に捩り回転させることにより、前記
欠込み部と、前記被取付部材の取付孔周縁との係合を解
除しうるようにしたことを特徴とするクリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9626995A JPH08270624A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9626995A JPH08270624A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | クリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08270624A true JPH08270624A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=14160440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9626995A Pending JPH08270624A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08270624A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004033504A1 (de) * | 2004-07-10 | 2006-02-16 | Adam Opel Ag | Klipsverbindung für Bauteile |
JP2008184056A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Toyoda Gosei Co Ltd | 頭部保護エアバッグ装置 |
CN103438060A (zh) * | 2013-09-05 | 2013-12-11 | 吴江市博众精工科技有限公司 | 一种卡扣机构 |
CN109642598A (zh) * | 2016-08-25 | 2019-04-16 | 埃普利克斯公司 | 紧固件 |
CN111795052A (zh) * | 2019-04-09 | 2020-10-20 | 伊利诺斯工具制品有限公司 | 紧固件 |
CN114364888A (zh) * | 2019-09-12 | 2022-04-15 | 株式会社利富高 | 卡扣以及卡扣安装构造 |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP9626995A patent/JPH08270624A/ja active Pending
Cited By (8)
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CN114364888A (zh) * | 2019-09-12 | 2022-04-15 | 株式会社利富高 | 卡扣以及卡扣安装构造 |
CN114364888B (zh) * | 2019-09-12 | 2024-02-02 | 株式会社利富高 | 卡扣以及卡扣安装构造 |
US11933337B2 (en) | 2019-09-12 | 2024-03-19 | Nifco Inc. | Clip and clip attaching structure |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040426 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040525 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040726 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050118 |