JPH08268346A - 自動車の車体構造 - Google Patents
自動車の車体構造Info
- Publication number
- JPH08268346A JPH08268346A JP7071063A JP7106395A JPH08268346A JP H08268346 A JPH08268346 A JP H08268346A JP 7071063 A JP7071063 A JP 7071063A JP 7106395 A JP7106395 A JP 7106395A JP H08268346 A JPH08268346 A JP H08268346A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- partition wall
- partition
- luggage compartment
- body structure
- vehicle body
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 必要に応じて乗員室と荷室を仕切る隔壁を開
放して後方視界の拡大を図るとともに荷室スペースを拡
大して長尺物を積載することができる自動車の車体構造
である。 【構成】 乗員室1と荷室3との間に隔壁5を設けた自
動車の車体構造において、上記隔壁5の少なくとも下部
側7を荷室3側に向けて開放可能に構成したことにあ
る。
放して後方視界の拡大を図るとともに荷室スペースを拡
大して長尺物を積載することができる自動車の車体構造
である。 【構成】 乗員室1と荷室3との間に隔壁5を設けた自
動車の車体構造において、上記隔壁5の少なくとも下部
側7を荷室3側に向けて開放可能に構成したことにあ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラック等の乗員室と
荷室とを区画した自動車に関し、乗員室と荷室との間に
設けられた隔壁を開放可能に構成した自動車の車体構造
に関する。
荷室とを区画した自動車に関し、乗員室と荷室との間に
設けられた隔壁を開放可能に構成した自動車の車体構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トラック等の貨物自動車では、
運転手等が乗る乗員室の後部側に荷物を載せる荷室が設
けられている。荷室は、上方空間を外部に開放したもの
がいわゆる荷台として各種の貨物の搭載に利用され、上
方空間を外部と仕切ったものが冷凍車等の貨物室として
用いられている。図15は上方空間を外部に開放した荷
室、いわゆる荷台を備えた貨物自動車を示したもので、
この貨物自動車では、運転手等が乗る乗員室100と荷
物等を載せる荷台101との間は、乗員室100の後部
壁面、いわゆるキャビンバックパネルを構成する隔壁1
02によって乗員室100と荷台101とが分離されて
いる。この隔壁102は、乗員室の一部を構成するもの
で、通常、乗員室100と一体的に形成されている。こ
のような荷台101を備えた貨物自動車では、乗員室1
00からの後方視界を確保するため、隔壁102の上部
側には、通常、ガラス製のバックウインド103が設け
られている。
運転手等が乗る乗員室の後部側に荷物を載せる荷室が設
けられている。荷室は、上方空間を外部に開放したもの
がいわゆる荷台として各種の貨物の搭載に利用され、上
方空間を外部と仕切ったものが冷凍車等の貨物室として
用いられている。図15は上方空間を外部に開放した荷
室、いわゆる荷台を備えた貨物自動車を示したもので、
この貨物自動車では、運転手等が乗る乗員室100と荷
物等を載せる荷台101との間は、乗員室100の後部
壁面、いわゆるキャビンバックパネルを構成する隔壁1
02によって乗員室100と荷台101とが分離されて
いる。この隔壁102は、乗員室の一部を構成するもの
で、通常、乗員室100と一体的に形成されている。こ
のような荷台101を備えた貨物自動車では、乗員室1
00からの後方視界を確保するため、隔壁102の上部
側には、通常、ガラス製のバックウインド103が設け
られている。
【0003】ところで、荷台101を備えた貨物自動車
の中の一部の車種では、乗員室100の換気性能の向上
のため、隔壁102に設けられたバックウインド103
を開放可能にしたものがある。図16に示した貨物自動
車は、バックウインド103を下部側にスライド可能に
構成したもので、バックウインド103を隔壁102の
下部側内に収納して、上部の開口部分104を開放する
ようにしたものである。
の中の一部の車種では、乗員室100の換気性能の向上
のため、隔壁102に設けられたバックウインド103
を開放可能にしたものがある。図16に示した貨物自動
車は、バックウインド103を下部側にスライド可能に
構成したもので、バックウインド103を隔壁102の
下部側内に収納して、上部の開口部分104を開放する
ようにしたものである。
【0004】一方、図17に示したものは、バックウイ
ンドを横方向に4分割とし、両側に固定式のウインド1
05,105を配置し、中央部のウインド106,10
6を引き戸式にして左右に開閉可能に構成したものであ
る。
ンドを横方向に4分割とし、両側に固定式のウインド1
05,105を配置し、中央部のウインド106,10
6を引き戸式にして左右に開閉可能に構成したものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
貨物自動車等は、車のサイズと排気量の制約の中で、乗
員室100と荷台101のスペースが固定されているた
め、座席数、あるいは荷室スペースを変更することがで
きなかった。
貨物自動車等は、車のサイズと排気量の制約の中で、乗
員室100と荷台101のスペースが固定されているた
め、座席数、あるいは荷室スペースを変更することがで
きなかった。
【0006】本発明は上記課題を解決し、必要に応じて
乗員室と荷室を仕切る隔壁を開放して後方視界の拡大を
図るとともに荷室スペースを拡大して長尺物を積載する
ことができる自動車の車体構造を提供することを目的と
する。
乗員室と荷室を仕切る隔壁を開放して後方視界の拡大を
図るとともに荷室スペースを拡大して長尺物を積載する
ことができる自動車の車体構造を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、乗員室と荷室との間に隔壁を設けた自動車の
車体構造において、上記隔壁の少なくとも下部側を荷室
側に向けて開放可能に構成したことにある。本発明は、
乗員室と荷室との間に隔壁を設けた自動車の車体構造に
おいて、上記隔壁を上下に分割し、かつ上部側隔壁を上
端部を中心に荷室側に向けて開放可能に構成するととも
に、下部側隔壁を下端部を中心に荷室側に向けて開放可
能に構成したことにある。本発明は、乗員室と荷室との
間に隔壁を設けた自動車の車体構造において、上記隔壁
を上下に分割し、かつ上部側隔壁を上端部を中心に荷室
側に向けて開放可能に構成するとともに下部側隔壁を左
右に分割し、これら左右に分割した下部側隔壁を荷室側
に向けて観音開きに開放可能に構成したことにある。ま
た、上記の発明において、上部側隔壁を開放位置で固定
可能に構成したことにある。さらに、上記の発明におい
て、上部側隔壁を乗員室のルーフ内に収納可能に構成し
たことにある。またさらに、本発明は、乗員室と荷室と
の間に隔壁を設けた自動車の車体構造において、上記隔
壁を左右に分割し、これら左右の隔壁を荷室側に向けて
観音開きに開放可能に構成したことにある。また本発明
は、乗員室と荷室との間に隔壁を設けた自動車の車体構
造において、上記隔壁を上下に分割し、かつ上部側隔壁
を左右に分割するとともに、これら左右の上部側隔壁を
荷室側に向けて観音開きに開放可能に構成し、下部側隔
壁を下端部を中心に荷室側に向けて開放可能に構成した
ことにある。
するため、乗員室と荷室との間に隔壁を設けた自動車の
車体構造において、上記隔壁の少なくとも下部側を荷室
側に向けて開放可能に構成したことにある。本発明は、
乗員室と荷室との間に隔壁を設けた自動車の車体構造に
おいて、上記隔壁を上下に分割し、かつ上部側隔壁を上
端部を中心に荷室側に向けて開放可能に構成するととも
に、下部側隔壁を下端部を中心に荷室側に向けて開放可
能に構成したことにある。本発明は、乗員室と荷室との
間に隔壁を設けた自動車の車体構造において、上記隔壁
を上下に分割し、かつ上部側隔壁を上端部を中心に荷室
側に向けて開放可能に構成するとともに下部側隔壁を左
右に分割し、これら左右に分割した下部側隔壁を荷室側
に向けて観音開きに開放可能に構成したことにある。ま
た、上記の発明において、上部側隔壁を開放位置で固定
可能に構成したことにある。さらに、上記の発明におい
て、上部側隔壁を乗員室のルーフ内に収納可能に構成し
たことにある。またさらに、本発明は、乗員室と荷室と
の間に隔壁を設けた自動車の車体構造において、上記隔
壁を左右に分割し、これら左右の隔壁を荷室側に向けて
観音開きに開放可能に構成したことにある。また本発明
は、乗員室と荷室との間に隔壁を設けた自動車の車体構
造において、上記隔壁を上下に分割し、かつ上部側隔壁
を左右に分割するとともに、これら左右の上部側隔壁を
荷室側に向けて観音開きに開放可能に構成し、下部側隔
壁を下端部を中心に荷室側に向けて開放可能に構成した
ことにある。
【0008】
【作用】荷室を拡大する場合は、乗員室と荷室との間に
設けられた隔壁を開放する。隔壁の開放の方法として
は、隔壁の少なくとも下部側のみを開放するか、隔壁を
上部側と下部側に分割してそれぞれ開放するか、あるい
は隔壁を左右に分割して開放する方法がある。隔壁を上
部側と下部側に分割して開放する場合、上部側隔壁は上
端を中心に回動するか、左右に分割して観音開きに開放
する方法がある。同様に下部側隔壁は下端を中心に回動
するか、左右に分割して観音開きに開放する方法があ
る。そして、上端を中心に回動した上部側隔壁はそのま
ま固定して屋根代わりに利用するか、乗員室のルーフ内
に収納する方法がある。一方、荷室を後部席として利用
する場合は、乗員室の座席の後部側と隔壁との間に格納
されていた折り畳み式シートを隔壁とともに荷室側に展
開する。隔壁が上下に分割されている形式では、下部側
隔壁を荷室側に倒すことにより、折り畳み式シートを引
き出す。この場合、下部側隔壁が左右の観音開きの形式
では、下部側隔壁を左右に開くことにより、折り畳み式
シートを引き出す。また、隔壁が左右に分割されている
形式では、隔壁を左右に開くことにより、折り畳み式シ
ートを引き出す。これにより、荷室側を後部座席として
利用することができる。荷室をそのまま荷室として、利
用する場合には、乗員室の後部側に折り畳み式シートを
格納して、隔壁を閉じ、後部側を荷室として利用する。
設けられた隔壁を開放する。隔壁の開放の方法として
は、隔壁の少なくとも下部側のみを開放するか、隔壁を
上部側と下部側に分割してそれぞれ開放するか、あるい
は隔壁を左右に分割して開放する方法がある。隔壁を上
部側と下部側に分割して開放する場合、上部側隔壁は上
端を中心に回動するか、左右に分割して観音開きに開放
する方法がある。同様に下部側隔壁は下端を中心に回動
するか、左右に分割して観音開きに開放する方法があ
る。そして、上端を中心に回動した上部側隔壁はそのま
ま固定して屋根代わりに利用するか、乗員室のルーフ内
に収納する方法がある。一方、荷室を後部席として利用
する場合は、乗員室の座席の後部側と隔壁との間に格納
されていた折り畳み式シートを隔壁とともに荷室側に展
開する。隔壁が上下に分割されている形式では、下部側
隔壁を荷室側に倒すことにより、折り畳み式シートを引
き出す。この場合、下部側隔壁が左右の観音開きの形式
では、下部側隔壁を左右に開くことにより、折り畳み式
シートを引き出す。また、隔壁が左右に分割されている
形式では、隔壁を左右に開くことにより、折り畳み式シ
ートを引き出す。これにより、荷室側を後部座席として
利用することができる。荷室をそのまま荷室として、利
用する場合には、乗員室の後部側に折り畳み式シートを
格納して、隔壁を閉じ、後部側を荷室として利用する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1は上方空間を外部に開放した荷
室、いわゆる荷台を備えた貨物自動車に適用した実施例
を示したもので、隔壁を上下に分割して、これら上部側
隔壁および下部側隔壁を荷室側に開放できるようにした
形式の自動車の車体構造を示す側面図である。図2は隔
壁を閉じた状態の貨物自動車を示す斜視図、図3は隔壁
を開放した状態の貨物自動車を示す斜視図である。
ら詳細に説明する。図1は上方空間を外部に開放した荷
室、いわゆる荷台を備えた貨物自動車に適用した実施例
を示したもので、隔壁を上下に分割して、これら上部側
隔壁および下部側隔壁を荷室側に開放できるようにした
形式の自動車の車体構造を示す側面図である。図2は隔
壁を閉じた状態の貨物自動車を示す斜視図、図3は隔壁
を開放した状態の貨物自動車を示す斜視図である。
【0010】図1ないし図3において、1はトラック等
の貨物自動車で、この貨物自動車1は、乗員室2の後部
側に荷室としての荷台3が設けられている。乗員室2の
後部壁面を構成するキャビンバックパネル4には、開放
可能な隔壁5が設けられており、この隔壁5を必要に応
じて開放することにより、乗員室2または荷台3の拡大
を図れるようにしている。
の貨物自動車で、この貨物自動車1は、乗員室2の後部
側に荷室としての荷台3が設けられている。乗員室2の
後部壁面を構成するキャビンバックパネル4には、開放
可能な隔壁5が設けられており、この隔壁5を必要に応
じて開放することにより、乗員室2または荷台3の拡大
を図れるようにしている。
【0011】上記隔壁5は荷台3側に向けて開放可能な
上部側隔壁6と下部側隔壁7で構成されており、上部側
隔壁6としてはガラス製のバックウインド8を採用した
ものである。このバックウインド8は上端部をキャビン
バックパネル4に形成された開口部9の上端部に一対の
ヒンジ10を介して回動可能に支持されている。このヒ
ンジ10は、図4ないし図6に示すように、ルーフ11
内に車体の前後方向に沿って摺動可能に設けられたヒン
ジ部材10aと、バックウインド8の上端部にネジ12
によって固定されたヒンジ部材10bと、ヒンジ部材1
0a,10b相互間を回動可能に連結したヒンジ軸10
cとで構成されている。上記ヒンジ部材10aはルーフ
11を構成するルーフアウタパネル13とルーフインナ
パネル14との間に摺動可能に配置されており、ルーフ
ガイドレール15に沿ってヒンジ部材10bをルーフ1
1内に案内するものである。
上部側隔壁6と下部側隔壁7で構成されており、上部側
隔壁6としてはガラス製のバックウインド8を採用した
ものである。このバックウインド8は上端部をキャビン
バックパネル4に形成された開口部9の上端部に一対の
ヒンジ10を介して回動可能に支持されている。このヒ
ンジ10は、図4ないし図6に示すように、ルーフ11
内に車体の前後方向に沿って摺動可能に設けられたヒン
ジ部材10aと、バックウインド8の上端部にネジ12
によって固定されたヒンジ部材10bと、ヒンジ部材1
0a,10b相互間を回動可能に連結したヒンジ軸10
cとで構成されている。上記ヒンジ部材10aはルーフ
11を構成するルーフアウタパネル13とルーフインナ
パネル14との間に摺動可能に配置されており、ルーフ
ガイドレール15に沿ってヒンジ部材10bをルーフ1
1内に案内するものである。
【0012】ルーフインナパネル14の下面にはバック
ウインド8を開放位置で略水平状態にロックできるよう
にロック装置16が設けられている。このロック装置1
6は、ルーフインナパネル14に固定された固定部17
と、固定部17に対して回動可能に支持されるとともに
図示しないバネによって弾性的にルーフインナパネル1
4側に附勢された可動部18とで構成されており、可動
部18に設けられたピン部19をルーフインナパネル1
4に形成された孔20を通してルーフ11内に出没させ
るようにしている。このピン部19は上記ヒンジ部材1
0aに設けられた凹部21に係合してヒンジ部材10a
をその位置でロックするようにしたものである(図5参
照)。ヒンジ部材10aがロックされた位置では上記バ
ックウインド8は先端がルーフガイドレール15に係合
されて開放位置で保持されるようにしている。ロック装
置16によって開放位置で固定されたバックウインド8
は可動部18を回動させてピン部19を凹部21から解
除した状態で、バックウインド8をルーフ11内に押し
込むことによって、ルーフ11内に格納される(図6参
照)。このとき、ヒンジ部材10bにネジ12によって
留められた係合部材23がルーフガイドレール15に沿
って摺動し、バックウインド8をルーフ11内に案内す
るものである。ルーフ11内に収納されたバックウイン
ド8は、ロック装置16と同様な構造のロック装置1
6′によってその位置を保持されるものである。
ウインド8を開放位置で略水平状態にロックできるよう
にロック装置16が設けられている。このロック装置1
6は、ルーフインナパネル14に固定された固定部17
と、固定部17に対して回動可能に支持されるとともに
図示しないバネによって弾性的にルーフインナパネル1
4側に附勢された可動部18とで構成されており、可動
部18に設けられたピン部19をルーフインナパネル1
4に形成された孔20を通してルーフ11内に出没させ
るようにしている。このピン部19は上記ヒンジ部材1
0aに設けられた凹部21に係合してヒンジ部材10a
をその位置でロックするようにしたものである(図5参
照)。ヒンジ部材10aがロックされた位置では上記バ
ックウインド8は先端がルーフガイドレール15に係合
されて開放位置で保持されるようにしている。ロック装
置16によって開放位置で固定されたバックウインド8
は可動部18を回動させてピン部19を凹部21から解
除した状態で、バックウインド8をルーフ11内に押し
込むことによって、ルーフ11内に格納される(図6参
照)。このとき、ヒンジ部材10bにネジ12によって
留められた係合部材23がルーフガイドレール15に沿
って摺動し、バックウインド8をルーフ11内に案内す
るものである。ルーフ11内に収納されたバックウイン
ド8は、ロック装置16と同様な構造のロック装置1
6′によってその位置を保持されるものである。
【0013】一方、下部側隔壁7は、シートクッション
パネルを兼ねるもので、図7に示すように、アウタパネ
ル24とインナパネル25で構成されている。この下部
側隔壁7は、キャビンバックパネル4に形成された開口
部9の両側部下端部に設けられた回転軸26を介して回
動可能に軸支されている。この下部側隔壁7は、インナ
パネル25の上端に設けられたストライカ27を上部側
隔壁6の下部側に設けられたロック装置28に係止され
て固定されるものである。
パネルを兼ねるもので、図7に示すように、アウタパネ
ル24とインナパネル25で構成されている。この下部
側隔壁7は、キャビンバックパネル4に形成された開口
部9の両側部下端部に設けられた回転軸26を介して回
動可能に軸支されている。この下部側隔壁7は、インナ
パネル25の上端に設けられたストライカ27を上部側
隔壁6の下部側に設けられたロック装置28に係止され
て固定されるものである。
【0014】下部側隔壁7のインナパネル25には、シ
ートクッション29およびシートバック30からなる折
り畳み式シート31のシートクッション29の裏面が固
定されており、シートバック30を折り畳んだ状態で、
乗員室2のフロントシート32の後部側に収納されてい
る。
ートクッション29およびシートバック30からなる折
り畳み式シート31のシートクッション29の裏面が固
定されており、シートバック30を折り畳んだ状態で、
乗員室2のフロントシート32の後部側に収納されてい
る。
【0015】この折り畳み式シート31は、図8に示す
ように、下部側隔壁7を荷台3側に倒すことで、荷台3
上にリヤシートがセットされるものである。このとき、
インナパネル25に設けられたストライカ27を荷台3
上の荷室フロア33に設けられたロック装置34によっ
てロックして折り畳み式シート31を固定する。
ように、下部側隔壁7を荷台3側に倒すことで、荷台3
上にリヤシートがセットされるものである。このとき、
インナパネル25に設けられたストライカ27を荷台3
上の荷室フロア33に設けられたロック装置34によっ
てロックして折り畳み式シート31を固定する。
【0016】上記回転軸26の位置は荷室フロア33面
よりも所定高さH高く設定されており、シートクッショ
ン29を前上がりに構成している。35はアウタパネル
24とインナパネル25のフランジ部に装着されたウェ
ザーストリップである。
よりも所定高さH高く設定されており、シートクッショ
ン29を前上がりに構成している。35はアウタパネル
24とインナパネル25のフランジ部に装着されたウェ
ザーストリップである。
【0017】上記構成による自動車の車体構造による
と、荷台3を広く使う場合には、図7に示すように、上
部側隔壁6(バックウインド8)と下部側隔壁7を閉じ
て荷台3をそのまま使用する。このとき、荷台3よりも
長い長尺のもの、例えば鋼材等を乗せるときには、下部
側隔壁7を後方に倒して乗員室2の内部と荷台3とが連
続するようにして使用する。これによって、荷台3の長
さ方向の寸法Lを拡大することができるので、長尺物の
積載が可能になる。
と、荷台3を広く使う場合には、図7に示すように、上
部側隔壁6(バックウインド8)と下部側隔壁7を閉じ
て荷台3をそのまま使用する。このとき、荷台3よりも
長い長尺のもの、例えば鋼材等を乗せるときには、下部
側隔壁7を後方に倒して乗員室2の内部と荷台3とが連
続するようにして使用する。これによって、荷台3の長
さ方向の寸法Lを拡大することができるので、長尺物の
積載が可能になる。
【0018】次に、荷台3を乗員室として使用したいと
きには、図8に示すように、上部側隔壁6(バックウイ
ンド8)を荷台3側に回動して後部を開放し、下部側隔
壁7を後方に倒す。上部側隔壁6(バックウインド8)
は開放位置でロックして屋根の一部として使用しても良
く、ルーフ11内に収納して上部を開放しても良い。一
方、下部側隔壁7とともに荷台3上に倒された折り畳み
式シート31はストライカ27をロック装置34によっ
て固定し、シートバック30を起こしてリヤシートを構
成する。これによって、フロントシート32の後部側に
リヤシートを設けることができる。この場合、リヤシー
トの後方が荷台スペースMとなる。
きには、図8に示すように、上部側隔壁6(バックウイ
ンド8)を荷台3側に回動して後部を開放し、下部側隔
壁7を後方に倒す。上部側隔壁6(バックウインド8)
は開放位置でロックして屋根の一部として使用しても良
く、ルーフ11内に収納して上部を開放しても良い。一
方、下部側隔壁7とともに荷台3上に倒された折り畳み
式シート31はストライカ27をロック装置34によっ
て固定し、シートバック30を起こしてリヤシートを構
成する。これによって、フロントシート32の後部側に
リヤシートを設けることができる。この場合、リヤシー
トの後方が荷台スペースMとなる。
【0019】図9ないし図11は、上部側隔壁6として
用いられるバックウインド8を収納する場合の変形例
で、図2および図3、図7および図8と同一部分は同符
号を付して示してある。この場合、図9および図10に
示すように、バックウインド8を下部側隔壁7内に設け
られた昇降装置22によって昇降可能にしたものであ
る。これによって、下部側隔壁7を構成するアウタパネ
ル24とインナパネル25内にバックウインド8を収納
するようにしたものである。したがって、バックウイン
ド8をルーフ11内に格納する必要がないので、ルーフ
11構造が簡単となる。そして、バックウインド8を下
部側隔壁7内に収納した状態で、図11に示すように、
荷台3側に倒すことで、フロントシート32の後方にリ
ヤシートを確保することができる。
用いられるバックウインド8を収納する場合の変形例
で、図2および図3、図7および図8と同一部分は同符
号を付して示してある。この場合、図9および図10に
示すように、バックウインド8を下部側隔壁7内に設け
られた昇降装置22によって昇降可能にしたものであ
る。これによって、下部側隔壁7を構成するアウタパネ
ル24とインナパネル25内にバックウインド8を収納
するようにしたものである。したがって、バックウイン
ド8をルーフ11内に格納する必要がないので、ルーフ
11構造が簡単となる。そして、バックウインド8を下
部側隔壁7内に収納した状態で、図11に示すように、
荷台3側に倒すことで、フロントシート32の後方にリ
ヤシートを確保することができる。
【0020】図12ないし図14は本発明の他の実施例
であり、図1ないし図3と同一部分は同符号を付してそ
の説明を省略して示す。図12に示された実施例の場
合、乗員室2の後部壁面を構成するキャビンバックパネ
ル4に設けられた開放可能な隔壁36は、左右に分割さ
れており、左右の隔壁36a,36bはヒンジ37を介
して観音開きに、荷台3側に向けて開放可能に構成され
ている。左右の隔壁36a,36bには上部側にそれぞ
れバックウインド38a,38bが設けられている。
であり、図1ないし図3と同一部分は同符号を付してそ
の説明を省略して示す。図12に示された実施例の場
合、乗員室2の後部壁面を構成するキャビンバックパネ
ル4に設けられた開放可能な隔壁36は、左右に分割さ
れており、左右の隔壁36a,36bはヒンジ37を介
して観音開きに、荷台3側に向けて開放可能に構成され
ている。左右の隔壁36a,36bには上部側にそれぞ
れバックウインド38a,38bが設けられている。
【0021】左右の隔壁36a,36bの下部側には、
それぞれ乗員室2側に折り畳み式シート39,39が装
着されており、左右の隔壁36a,36bを開放したと
きにはリヤシートととして使用できるように構成されて
いる。折り畳み式シート39,39はシートクッション
40に取り付けられたヒンジ(図示せず)を介して隔壁
36a,36bに取付けられており、このヒンジを中心
にシートクッション40とシートバック41を横に倒し
てからシートバック41を後方に起こすことで組み立て
られる。折り畳み式シート39,39の固定は左右の隔
壁36a,36bを荷台3上に設けられたロック装置
(図示せず)に固定することで固定される。
それぞれ乗員室2側に折り畳み式シート39,39が装
着されており、左右の隔壁36a,36bを開放したと
きにはリヤシートととして使用できるように構成されて
いる。折り畳み式シート39,39はシートクッション
40に取り付けられたヒンジ(図示せず)を介して隔壁
36a,36bに取付けられており、このヒンジを中心
にシートクッション40とシートバック41を横に倒し
てからシートバック41を後方に起こすことで組み立て
られる。折り畳み式シート39,39の固定は左右の隔
壁36a,36bを荷台3上に設けられたロック装置
(図示せず)に固定することで固定される。
【0022】図13に示された実施例の場合、乗員室2
の後部壁面を構成するキャビンバックパネル4に設けら
れた開放可能な隔壁42は上部側隔壁43と下部側隔壁
44に上下に分割されており、上部側隔壁43は図1な
いし図4に示された実施例と同様に上端部に設けられた
ヒンジ45を中心に荷室側すなわち荷台3側に向けて開
放可能に構成されている。一方、下部側隔壁44は左右
の隔壁44a,44bに分割されており、両端に設けら
れたヒンジ46を介して観音開きに荷室側に向けて開放
可能に構成されている。これら、左右の隔壁44a,4
4bには前記図12に示した実施例同様の折り畳み式シ
ート39,39を用いることができる。
の後部壁面を構成するキャビンバックパネル4に設けら
れた開放可能な隔壁42は上部側隔壁43と下部側隔壁
44に上下に分割されており、上部側隔壁43は図1な
いし図4に示された実施例と同様に上端部に設けられた
ヒンジ45を中心に荷室側すなわち荷台3側に向けて開
放可能に構成されている。一方、下部側隔壁44は左右
の隔壁44a,44bに分割されており、両端に設けら
れたヒンジ46を介して観音開きに荷室側に向けて開放
可能に構成されている。これら、左右の隔壁44a,4
4bには前記図12に示した実施例同様の折り畳み式シ
ート39,39を用いることができる。
【0023】図14に示された実施例の場合、乗員室2
の後部壁面を構成するキャビンバックパネル4に設けら
れた開放可能な隔壁は、上部側隔壁47と下部側隔壁4
8に上下に分割されており、下部側隔壁48は図1ない
し図3に示された実施例と同様に両側下端部に設けられ
たヒンジ49を中心に荷室側に向けて開放可能に構成さ
れている。下部側隔壁48には乗員室側に図示しない折
り畳み式シート31が収納されている。一方、上部側隔
壁47は左右の隔壁47a,47bに分割されており、
両端に設けられたヒンジ50を介して観音開きに荷室側
に向けて開放可能に構成されている。51は下部側隔壁
48を閉じた際に、下部側隔壁48の左右両側を固定す
るロック装置で、キャビンバックパネル4の両側に設け
られている。このロック装置51は、図1ないし図3の
実施例および図10の実施例にも適用することができ
る。
の後部壁面を構成するキャビンバックパネル4に設けら
れた開放可能な隔壁は、上部側隔壁47と下部側隔壁4
8に上下に分割されており、下部側隔壁48は図1ない
し図3に示された実施例と同様に両側下端部に設けられ
たヒンジ49を中心に荷室側に向けて開放可能に構成さ
れている。下部側隔壁48には乗員室側に図示しない折
り畳み式シート31が収納されている。一方、上部側隔
壁47は左右の隔壁47a,47bに分割されており、
両端に設けられたヒンジ50を介して観音開きに荷室側
に向けて開放可能に構成されている。51は下部側隔壁
48を閉じた際に、下部側隔壁48の左右両側を固定す
るロック装置で、キャビンバックパネル4の両側に設け
られている。このロック装置51は、図1ないし図3の
実施例および図10の実施例にも適用することができ
る。
【0024】上記図12ないし図14に示された実施例
の場合も、フロントシート32の後部側に、それぞれリ
ヤシートを設けることができる。そして、リヤシートの
後方が荷台スペースとなる。
の場合も、フロントシート32の後部側に、それぞれリ
ヤシートを設けることができる。そして、リヤシートの
後方が荷台スペースとなる。
【0025】なお、本発明は、上記各実施例に限定され
ず、たとえば、冷凍車のように荷室が周囲から密閉され
た構造の自動車にも適用することができる。この場合、
荷室に冷凍物を積載していないときには、上記実施例で
説明したように、隔壁を開放して下部側の隔壁に設けら
れた折り畳み式のシートを荷室側に展開して乗員室とし
て使用することができる。また、隔壁には、バックウイ
ンドが設けられている場合のみならず、バックウインド
が設けられていない場合にも適用することができる。
ず、たとえば、冷凍車のように荷室が周囲から密閉され
た構造の自動車にも適用することができる。この場合、
荷室に冷凍物を積載していないときには、上記実施例で
説明したように、隔壁を開放して下部側の隔壁に設けら
れた折り畳み式のシートを荷室側に展開して乗員室とし
て使用することができる。また、隔壁には、バックウイ
ンドが設けられている場合のみならず、バックウインド
が設けられていない場合にも適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による自動車
の車体構造によれば、以下のような効果を奏する。
の車体構造によれば、以下のような効果を奏する。
【0027】請求項1において、乗員室と荷室との間に
隔壁を設けた自動車の車体構造において、上記隔壁の少
なくとも下部側を荷室側に向けて開放可能に構成したの
で、鋼材等の長尺物の積載時に荷室スペースを拡大して
積載することができる。請求項2において、乗員室と荷
室との間に隔壁を設けた自動車の車体構造において、上
記隔壁を上下に分割し、かつ上部側隔壁を上端部を中心
に荷室側に向けて開放可能に構成するとともに、下部側
隔壁を下端部を中心に荷室側に向けて開放可能に構成し
たので、上部側隔壁が荷室の屋根代わりとして利用でき
るとともに鋼材等の長尺物の積載時に荷室スペースを拡
大して積載することができる。請求項3において、乗員
室と荷室との間に隔壁を設けた自動車の車体構造におい
て、上記隔壁を上下に分割し、かつ上部側隔壁を上端部
を中心に荷室側に向けて開放可能に構成するとともに下
部側隔壁を左右に分割し、これら左右に分割した下部側
隔壁を荷室側に向けて観音開きに開放可能に構成したの
で、上部側隔壁が荷室の屋根代わりとして利用できると
ともに鋼材等の長尺物の積載時に荷室スペースを拡大し
て積載することができる。また、左右の下部側隔壁を片
側だけ開放することもできるので、荷室の片側だけ荷室
スペースを拡大することができる。請求項4において、
上記上部側隔壁を開放位置で固定可能に構成したので、
上部側隔壁を荷室の屋根代わりとして利用することがで
きる。請求項5において、上記上部側隔壁を乗員室のル
ーフ内に収納可能に構成したので、後方視界の拡大およ
び後部上方視界の拡大を図ることができる。請求項6に
おいて、乗員室と荷室との間に隔壁を設けた自動車の車
体構造において、上記隔壁を左右に分割し、これら左右
の隔壁を荷室側に向けて観音開きに開放可能に構成した
ので、鋼材等の長尺物の積載時に荷室スペースを拡大し
て積載することができる。また、左右の隔壁を片側だけ
開放することもできるので、荷室の片側だけ荷室スペー
スを拡大することができる。請求項7において、乗員室
と荷室との間に隔壁を設けた自動車の車体構造におい
て、上記隔壁を上下に分割し、かつ上部側隔壁を左右に
分割するとともに、これら左右の上部側隔壁を荷室側に
向けて観音開きに開放可能に構成し、下部側隔壁を下端
部を中心に荷室側に向けて開放可能に構成したので、鋼
材等の長尺物の積載時に荷室スペースを拡大して積載す
ることができる。また、左右の上部側隔壁を片側だけ開
放することもできるので、上部側隔壁を片側だけ開放し
て開放感を得ることもできる。
隔壁を設けた自動車の車体構造において、上記隔壁の少
なくとも下部側を荷室側に向けて開放可能に構成したの
で、鋼材等の長尺物の積載時に荷室スペースを拡大して
積載することができる。請求項2において、乗員室と荷
室との間に隔壁を設けた自動車の車体構造において、上
記隔壁を上下に分割し、かつ上部側隔壁を上端部を中心
に荷室側に向けて開放可能に構成するとともに、下部側
隔壁を下端部を中心に荷室側に向けて開放可能に構成し
たので、上部側隔壁が荷室の屋根代わりとして利用でき
るとともに鋼材等の長尺物の積載時に荷室スペースを拡
大して積載することができる。請求項3において、乗員
室と荷室との間に隔壁を設けた自動車の車体構造におい
て、上記隔壁を上下に分割し、かつ上部側隔壁を上端部
を中心に荷室側に向けて開放可能に構成するとともに下
部側隔壁を左右に分割し、これら左右に分割した下部側
隔壁を荷室側に向けて観音開きに開放可能に構成したの
で、上部側隔壁が荷室の屋根代わりとして利用できると
ともに鋼材等の長尺物の積載時に荷室スペースを拡大し
て積載することができる。また、左右の下部側隔壁を片
側だけ開放することもできるので、荷室の片側だけ荷室
スペースを拡大することができる。請求項4において、
上記上部側隔壁を開放位置で固定可能に構成したので、
上部側隔壁を荷室の屋根代わりとして利用することがで
きる。請求項5において、上記上部側隔壁を乗員室のル
ーフ内に収納可能に構成したので、後方視界の拡大およ
び後部上方視界の拡大を図ることができる。請求項6に
おいて、乗員室と荷室との間に隔壁を設けた自動車の車
体構造において、上記隔壁を左右に分割し、これら左右
の隔壁を荷室側に向けて観音開きに開放可能に構成した
ので、鋼材等の長尺物の積載時に荷室スペースを拡大し
て積載することができる。また、左右の隔壁を片側だけ
開放することもできるので、荷室の片側だけ荷室スペー
スを拡大することができる。請求項7において、乗員室
と荷室との間に隔壁を設けた自動車の車体構造におい
て、上記隔壁を上下に分割し、かつ上部側隔壁を左右に
分割するとともに、これら左右の上部側隔壁を荷室側に
向けて観音開きに開放可能に構成し、下部側隔壁を下端
部を中心に荷室側に向けて開放可能に構成したので、鋼
材等の長尺物の積載時に荷室スペースを拡大して積載す
ることができる。また、左右の上部側隔壁を片側だけ開
放することもできるので、上部側隔壁を片側だけ開放し
て開放感を得ることもできる。
【図1】本発明に係る自動車の車体構造の一実施例を一
部を切り欠いて示す概念図である。
部を切り欠いて示す概念図である。
【図2】図1の自動車を後方から見た斜視図である。
【図3】図2の自動車の上部側隔壁および下部側隔壁を
開放した状態の車体構造を示す斜視図である。
開放した状態の車体構造を示す斜視図である。
【図4】バックウインドを開放する場合の動作を示す図
2のA−A線断面図である。
2のA−A線断面図である。
【図5】バックウインドを開放位置で屋根代わりに使用
する状態を示す断面図である。
する状態を示す断面図である。
【図6】バックウインドをルーフに収納した状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図7】折り畳み式シートの格納状態を示す図2のB−
B線断面図である。
B線断面図である。
【図8】折り畳み式シートの展開状態を示す断面図であ
る。
る。
【図9】バックウインドの格納構造を示す斜視図であ
る。
る。
【図10】図9のA−A線断面図である。
【図11】図10の折り畳み式シートの展開状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図12】本発明に係る自動車の車体構造の他の実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図13】本発明に係る自動車の車体構造の他の実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図14】本発明に係る自動車の車体構造の他の実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図15】従来のトラック等の貨物自動車を示す斜視図
である。
である。
【図16】従来のトラック等の後部隔壁を示す斜視図で
ある。
ある。
【図17】従来のトラック等の後部隔壁を示す斜視図で
ある。
ある。
1 貨物自動車 2 乗員室 3 荷台(荷室) 4 キャビンバックパネル 5 隔壁 6,43,47 上部側隔壁 7,44,48 下部側隔壁 8 バックウインド 9 開口部 10,49,50 ヒンジ 11 ルーフ 13 ルーフアウタパネル 14 ルーフインナパネル 15 ルーフガイドレール 16 ロック装置 19 ピン部 24 アウタパネル 25 インナパネル 26 回転軸 27 ストライカ 28 ロック装置 29,40 シートクッション 30,41 シートバック 31,39 折り畳み式シート 32 フロントシート 33 荷室フロア 34 ロック装置 36 隔壁 36a,36b 左右の隔壁 37 ヒンジ 38a,38b バックウインド 39 折り畳み式シート 44a,44b 左右の隔壁 47a,47b 左右の隔壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守屋 昭宏 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 (72)発明者 畔柳 清光 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 (72)発明者 中川 一郎 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 乗員室と荷室との間に隔壁を設けた自動
車の車体構造において、上記隔壁の少なくとも下部側を
荷室側に向けて開放可能に構成したことを特徴とする自
動車の車体構造。 - 【請求項2】 乗員室と荷室との間に隔壁を設けた自動
車の車体構造において、上記隔壁を上下に分割し、かつ
上部側隔壁を上端部を中心に荷室側に向けて開放可能に
構成するとともに、下部側隔壁を下端部を中心に荷室側
に向けて開放可能に構成したことを特徴とする自動車の
車体構造。 - 【請求項3】 乗員室と荷室との間に隔壁を設けた自動
車の車体構造において、上記隔壁を上下に分割し、かつ
上部側隔壁を上端部を中心に荷室側に向けて開放可能に
構成するとともに下部側隔壁を左右に分割し、これら左
右に分割した下部側隔壁を荷室側に向けて観音開きに開
放可能に構成したことを特徴とする自動車の車体構造。 - 【請求項4】 上記上部側隔壁を開放位置で固定可能に
構成したことを特徴とする請求項2または3に記載の自
動車の車体構造。 - 【請求項5】 上記上部側隔壁を乗員室のルーフ内に収
納可能に構成したことを特徴とする請求項2または3に
記載の自動車の車体構造。 - 【請求項6】 乗員室と荷室との間に隔壁を設けた自動
車の車体構造において、上記隔壁を左右に分割し、これ
ら左右の隔壁を荷室側に向けて観音開きに開放可能に構
成したことを特徴とする自動車の車体構造。 - 【請求項7】 乗員室と荷室との間に隔壁を設けた自動
車の車体構造において、上記隔壁を上下に分割し、かつ
上部側隔壁を左右に分割するとともに、これら左右の上
部側隔壁を荷室側に向けて観音開きに開放可能に構成
し、下部側隔壁を下端部を中心に荷室側に向けて開放可
能に構成したことを特徴とする自動車の車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7071063A JPH08268346A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 自動車の車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7071063A JPH08268346A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 自動車の車体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08268346A true JPH08268346A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13449702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7071063A Pending JPH08268346A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 自動車の車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08268346A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015066992A (ja) * | 2013-09-26 | 2015-04-13 | 株式会社クボタ | 作業車 |
CN114987621A (zh) * | 2022-06-01 | 2022-09-02 | 上海汽车集团股份有限公司 | 一种车用隔板以及商用车辆 |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP7071063A patent/JPH08268346A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015066992A (ja) * | 2013-09-26 | 2015-04-13 | 株式会社クボタ | 作業車 |
CN114987621A (zh) * | 2022-06-01 | 2022-09-02 | 上海汽车集团股份有限公司 | 一种车用隔板以及商用车辆 |
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