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JPH08256341A - 画像信号符号化方法、画像信号符号化装置、画像信号記録媒体、及び画像信号復号化装置 - Google Patents

画像信号符号化方法、画像信号符号化装置、画像信号記録媒体、及び画像信号復号化装置

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Publication number
JPH08256341A
JPH08256341A JP5894495A JP5894495A JPH08256341A JP H08256341 A JPH08256341 A JP H08256341A JP 5894495 A JP5894495 A JP 5894495A JP 5894495 A JP5894495 A JP 5894495A JP H08256341 A JPH08256341 A JP H08256341A
Authority
JP
Japan
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data
image data
block
quantization width
quantization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5894495A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiko Suzuki
輝彦 鈴木
Yoichi Yagasaki
陽一 矢ヶ崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP5894495A priority Critical patent/JPH08256341A/ja
Priority to US08/615,422 priority patent/US5751359A/en
Publication of JPH08256341A publication Critical patent/JPH08256341A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/40Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using video transcoding, i.e. partial or full decoding of a coded input stream followed by re-encoding of the decoded output stream
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/124Quantisation
    • H04N19/126Details of normalisation or weighting functions, e.g. normalisation matrices or variable uniform quantisers
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 10ビットの入力画像データを、動き補償回
路14において8ビットで動き補償を行い、動き補償さ
れた画像データに基づいて、ブロック内代表値計算回路
5により代表値データを、ブロック量子化幅計算回路6
により量子化幅をそれぞれ求め、演算器4で画像データ
と代表値データとの差分を算出する。この差分をブロッ
ク量子化器7に送り、量子化幅に基づいて、量子化幅の
中央に代表値がくるように8ビットの第1の量子化デー
タを生成し、差分信号符号化器8のDCT(離散コサイ
ン変換)回路111で変換処理し、量子化器112で第
2の量子化データを生成する。VLC(可変長符号化)
回路15では、代表値データ、量子化幅、及び第2の量
子化データを符号化する。 【効果】 10ビット精度の画像を、8ビット精度の回
路や素子を用いて、その画質をほとんど劣化させること
なく符号化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号符号化方法、
画像信号符号化装置、画像信号記録媒体、及び画像信号
復号化装置に関し、特に、画像信号を、例えば光磁気デ
ィスクや磁気テープなどの記録媒体に記録し、これを再
生する場合などに用いて好適な画像信号符号化方法、画
像信号符号化装置、画像信号記録媒体、及び画像信号復
号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、テレビ会議システム、テレビ電
話システムなどのように、動画像信号を遠隔地に伝送す
るシステムにおいては、伝送路を効率良く利用するた
め、画像信号のライン相関やフレーム(またはフィール
ド)間相関を利用して、画像信号を圧縮符号化するよう
になされている。
【0003】ライン相関(2次元相関性)を利用する
と、画像信号を、例えばDCT(離散コサイン変換)処
理するなどして、特定の周波数成分に信号電力を集中さ
せることができ、これにより圧縮することができる。
【0004】また、フレーム(またはフィールド)間相
関を利用すると、画像信号をさらに圧縮して符号化する
ことが可能となる。即ち、通常、時間的に隣接するフレ
ームの画像は、それ程大きな変化を有していないため、
両者の差を演算すると、その差分信号は小さな値のもの
となる。そこで、この差分信号を符号化すれば、符号量
を圧縮することができる。
【0005】しかしながら、差分信号のみを伝送したの
では、元の画像を復元することができない。そこで、各
フレームの画像を、Iピクチャ、PピクチャまたはBピ
クチャの3種類のピクチャのいずれかのピクチャとし、
画像信号を圧縮符号化するようにしている。
【0006】即ち、例えばフレームF1乃至F17まで
の17フレームの画像信号をグループオブピクチャ(Gr
oup Of Picture、以下GOPと記載する)とし、処理の
1単位とする。そして、その先頭のフレームF1の画像
信号はIピクチャとして符号化し、第2番目のフレーム
F2はBピクチャとして、また第3番目のフレームF3
はPピクチャとして、それぞれ処理する。以下、第4番
目以降のフレームF4乃至F17は、Bピクチャまたは
Pピクチャとして交互に処理する。
【0007】Iピクチャの画像信号としては、その1フ
レーム(またはフィールド)分の画像信号をそのまま伝
送する。これに対して、Pピクチャの画像信号として
は、基本的には、それより時間的に先行するIピクチャ
またはPピクチャの画像信号からの差分を伝送する。さ
らにBピクチャの画像信号としては、基本的には、時間
的に先行するフレームまたは後行するフレームの両方の
平均値からの差分を求め、その差分を符号化する。
【0008】以上のようにして、動画像信号を符号化す
る場合、最初のフレームF1はIピクチャとして処理さ
れるため、そのまま伝送データとして伝送路に伝送され
る(画像内符号化)。これに対して、第2のフレームF
2は、Bピクチャとして処理されるため、時間的に先行
するフレームF1と、時間的に後行するフレームF3の
平均値との差分が演算され、その差分が伝送データとし
て伝送される。
【0009】但し、このBピクチャとしての処理は、さ
らに細かく説明すると、4種類存在する。その第1の処
理は、元のフレームF2のデータをそのまま伝送データ
として伝送するものであり(イントラ符号化)(画像内
予測符号化)、Iピクチャにおける場合と同様の処理と
なる。第2の処理は、時間的に後のフレームF3からの
差分を演算し、その差分を伝送するものである(後方予
測符号化)。第3の処理は、時間的に先行するフレーム
F1との差分を伝送するものである(前方予測符号
化)。さらに第4の処理は、時間的に先行するフレーム
F1と後行するフレームF3の平均値との差分を生成
し、これを伝送データとして伝送するものである(両方
向予測符号化)。
【0010】この4つの方法のうち、伝送データが最も
少なくなる方法が採用される。
【0011】なお、差分データを伝送するとき、差分を
演算する対象となるフレームの画像(予測画像)との間
の動きベクトルx1(フレームF1とF2の間の動きベ
クトル)(前方予測の場合)、もしくはx2(フレーム
F3とF2の間の動きベクトル)(後方予測の場合)、
またはx1とx2の両方(両方向予測の場合)が、差分
データとともに伝送される。
【0012】また、PピクチャのフレームF3は、時間
的に先行するフレームF1を予測画像として、このフレ
ームとの差分信号と、動きベクトルx3が演算され、こ
れが伝送データとして伝送される(前方予測符号化)。
あるいはまた、元のフレームF3のデータがそのまま伝
送データとして伝送される(イントラ符号化)(画像内
予測符号化)。いずれの方法により伝送されるかは、B
ピクチャにおける場合と同様に、伝送データがより少な
くなる方が選択される。
【0013】図21は、上述した原理に基づいて、動画
像信号を符号化する従来の画像信号符号化装置の一例の
構成を示すブロック図である。まず、例えば8×8画素
や16×16画素などのブロックに分割された、8ビッ
ト精度の画像データが、ブロック単位でフィールドメモ
リ群115に入力されて記憶される。
【0014】すると、動き予測回路2は、予め設定され
ている所定のシーケンスに従って、フィールドメモリ群
115に記憶された各フレーム(またはフィールド)の
画像データを、Iピクチャ、Pピクチャ、またはBピク
チャとして処理する。シーケンシャルに入力される各フ
レームの画像を、I,P,Bのいずれのピクチャとして
処理するかは、予め定められている(例えば、上述した
ように、フレームF1乃至F17により構成されるGO
Pが、I,B,P,B,P,・・・B,Pとして処理さ
れる)。
【0015】フィールドメモリ群115に記憶された各
ピクチャの信号は、そこから読み出され、演算器3にお
いて、画像内予測、前方予測、後方予測、または両方向
予測の演算が行なわれる。これらの処理のうち、いずれ
の処理を行なうかは、予測誤差信号(処理の対象とされ
ている参照画像と、これに対する予測画像との差分)に
対応して決定される。このため、動き予測回路2は、こ
の判定に用いられる予測誤差信号の絶対値和(自乗和で
もよい)を、次のようにして生成する。
【0016】即ち、画像内予測の予測誤差の絶対値和と
して、参照画像のブロックの信号Aijの和ΣAijの絶対
値|ΣAij|と、ブロックの信号Aijの絶対値|Aij|の和
Σ|Aij|の差を求める。また、前方予測の予測誤差の絶
対値和として、参照画像のブロックの信号Aijと、予測
画像のブロックの信号Bijの差Aij−Bijの絶対値|Ai
j−Bij|の和Σ|Aij−Bij|を求める。また、後方予測
と両方向予測の予測誤差の絶対値和も、前方予測におけ
る場合と同様に(その予測画像を前方予測における場合
と異なる予測画像に変更して)求める。
【0017】そして、動き予測回路2は、前方予測、後
方予測および両方向予測の予測誤差の絶対値和のうち、
最も小さいものを、画像間予測の予測誤差の絶対値和と
して選択する。さらに、この画像間予測の予測誤差の絶
対値和と、画像内予測の予測誤差の絶対値和とを比較
し、その小さい方を選択し、この選択した絶対値和に対
応するモードを動き補償モードとして選択する。即ち、
画像内予測の予測誤差の絶対値和の方が小さければ、画
像内予測モードが設定される。画像間予測の予測誤差の
絶対値和の方が小さければ、前方予測、後方予測または
両方向予測モードのうち、対応する絶対値和が最も小さ
かった動き補償モードが設定される。
【0018】さらに、動き予測回路2は、設定した動き
補償モードに対応する予測画像と参照画像の間の動きベ
クトルを検出し、可変長符号化(VLC)回路117と
動き補償回路14に出力する。上述したように、この動
きベクトルとしては、対応する予測誤差の絶対値和が最
小となるものが選択される。
【0019】フィールドメモリ群115よりIピクチャ
の画像データが読み出された場合、動き予測回路2は、
動き補償モードとして、画像内予測モード(動き補償を
行わないモード)を設定する。これにより、Iピクチャ
の画像データが、演算器3をスルーして(演算器3にお
いて演算処理が行われずに)、差分信号符号化器8に入
力される。
【0020】差分信号符号化器8は、DCT回路111
および量子化器112より構成されている。DCT回路
111は、演算器3をスルーしてフィールドメモリ群1
15より供給されたIピクチャの画像データを、DCT
(離散コサイン変換)処理し、DCT係数に変換する。
このDCT係数は、量子化器112に入力され、VLC
回路117の後段に設けられた送信バッファ(図示せ
ず)のデータ蓄積量(バッファ蓄積量)に対応した量子
化幅Sで量子化された後、VLC回路117に入力され
る。
【0021】VLC回路117は、量子化器112より
供給される画像データ(いまの場合、Iピクチャのデー
タ)を、例えばハフマン符号などの可変長符号に変換
し、その後段に設けられた送信バッファに出力する。
【0022】ここで、VLC回路117の後段に設けら
れた送信バッファは、そのデータ残量が許容上限値まで
増量すると、量子化制御信号によって量子化器112の
量子化幅Sを大きくすることにより、量子化データのデ
ータ量を低下させる。また、これとは逆に、データ残量
が許容下限値まで減少すると、送信バッファは、量子化
制御信号によって量子化器112の量子化幅Sを小さく
することにより、量子化データのデータ量を増大させ
る。このようにして、送信バッファのオーバフローまた
はアンダフローが防止される。
【0023】VLC回路117にはまた、量子化器11
2より量子化幅S、動き予測回路2より動き補償モード
(画像内予測、前方予測、後方予測、または両方向予測
のいずれが設定されたかを示すモード)、および動きベ
クトルが入力されており、これらも可変長符号化され
る。
【0024】そして、VLC回路117より出力された
データは、その後段の送信バッファに一時蓄積され、所
定のタイミングで読み出されて、伝送路に出力され、例
えば記録媒体などに記録される。
【0025】一方、量子化器112より出力されたIピ
クチャのデータは、差分信号復号化器9にも入力され
る。差分信号復号化器9は、逆量子化器113および逆
DCT回路114より構成され、逆量子化器113は、
量子化器112における量子化幅Sと同一の量子化幅
で、量子化器112より出力されたIピクチャのデータ
を逆量子化する。逆量子化器113の出力は、逆DCT
回路114に入力され、逆DCT処理された後、演算器
12を介してフィールドメモリ群116に供給され、記
憶される。
【0026】動き予測回路2は、シーケンシャルに入力
される各フレームの画像データを、たとえば、I,B,
P,B,P,B・・・のピクチャとしてそれぞれ処理す
る場合、最初に入力されたフレームの画像データをIピ
クチャとして処理した後、次に入力されたフレームの画
像をBピクチャとして処理する前に、さらにその次に入
力されたフレームの画像データをPピクチャとして処理
する。Bピクチャは、後方予測を伴うため、後方予測画
像としてのPピクチャが先に用意されていないと、復号
することができないからである。
【0027】そこで動き予測回路2は、Iピクチャの処
理の次に、フィールドメモリ群115に記憶されている
Pピクチャの画像データの処理を開始する。そして、上
述した場合と同様に、ブロック単位でのフレーム間差分
(予測誤差)の絶対値和に対応して、画像内予測、もし
くは前方予測の動き補償モードが設定される。
【0028】画像内予測モードが設定された場合、演算
器3は、上述したようにフィールドメモリ群115から
のデータに演算処理を施さずに出力する。従って、この
データは、Iピクチャのデータと同様に、差分信号符号
化器8、VLC回路117、送信バッファを介して伝送
路に伝送される。また、このデータは、差分信号復号化
器9、演算器12を介してフィールドメモリ群116に
供給され、記憶される。
【0029】前方予測モードの時、フィールドメモリ群
116に記憶されている画像(いまの場合Iピクチャの
画像)データが読み出され、動き補償回路14により、
動き予測回路2が出力する動きベクトルに対応して動き
補償される。即ち、動き補償回路14は、動き予測回路
2より前方予測モードの設定が指令されたとき、フィー
ルドメモリ群116の読み出しアドレスを、動き予測回
路2がいま出力しているブロックの位置に対応する位置
から動きベクトルに対応する分だけずらしてデータを読
み出し、予測画像データを生成する。
【0030】動き補償回路14により生成された予測画
像データは、フィールドメモリ群116を介して演算器
3に供給される。この場合、演算器3は、フィールドメ
モリ群115より供給された参照画像のブロックのデー
タから、動き補償回路14より供給された、このブロッ
クに対応する予測画像データを減算し、その差分(予測
誤差)を出力する。この差分データは、差分信号符号化
器8、VLC回路117、送信バッファを介して伝送路
に伝送される。また、この差分データは、差分信号復号
化器9により局所的に復号され、演算器12に入力され
る。
【0031】この演算器12にはまた、演算器3に供給
されている予測画像データと同一のデータが供給されて
いる。演算器12は、差分信号復号化器9が出力する差
分データに、動き補償回路14が出力する予測画像デー
タを加算する。これにより、元の(復号した)Pピクチ
ャの画像データが得られる。このPピクチャの画像デー
タは、フィールドメモリ群116に供給され、記憶され
る。
【0032】動き予測回路2は、このように、Iピクチ
ャとPピクチャのデータがフィールドメモリ群116に
それぞれ記憶された後、次にBピクチャの処理を実行す
る。即ち、ブロック単位でのフレーム間差分の絶対値和
の大きさに対応して、動き補償モードが画像内予測モー
ド、前方予測モード、後方予測モード、または両方向予
測モードのいずれかに設定される。
【0033】画像内予測モードまたは前方予測モードの
時、上述したような、Pピクチャにおける場合と同様の
処理が行われ、データが伝送される。
【0034】これに対して、後方予測モードの時、フィ
ールドメモリ群116に記憶されている画像(いまの場
合、Pピクチャの画像)データが読み出され、動き補償
回路14により、動き予測回路2が出力する動きベクト
ルに対応して動き補償される。即ち、動き補償回路14
は、動き予測回路2より後方予測モードの設定が指令さ
れたとき、フィールドメモリ群116の読み出しアドレ
スを、動き予測回路2がいま出力しているブロックの位
置に対応する位置から動きベクトルに対応する分だけず
らしてデータを読み出し、予測画像データを生成する。
【0035】動き補償回路14により生成された予測画
像データは、フィールドメモリ群116を介して演算器
3に供給される。演算器3は、フィールドメモリ群11
5より供給された参照画像のブロックのデータから、動
き補償回路14より供給された予測画像データを減算
し、その差分を出力する。この差分データは、差分信号
符号化器8、VLC回路117、送信バッファを介して
伝送路に伝送される。
【0036】また、両方向予測モードの時、フィールド
メモリ群116に記憶されている画像(いまの場合、I
ピクチャの画像)データ、および画像(いまの場合、P
ピクチャの画像)データが読み出され、動き補償回路1
4により、動き予測回路2が出力する動きベクトルに対
応して動き補償される。即ち、動き補償回路14は、動
き予測回路2より両方向予測モードの設定が指令された
とき、フィールドメモリ群116の読み出しアドレス
を、動き予測回路2がいま出力しているブロックの位置
に対応する位置から動きベクトル(この場合の動きベク
トルは、前方予測画像用と後方予測画像用の2つとな
る)に対応する分だけずらしてデータを読み出し、予測
画像データを生成する。
【0037】動き補償回路14により生成された予測画
像データは、フィールドメモリ群116を介して演算器
3に供給される。演算器3は、動き予測回路2より供給
された参照画像のブロックのデータから、動き補償回路
14より供給された予測画像データの平均値を減算し、
その差分を出力する。この差分データは、差分信号符号
化器8、VLC回路117、送信バッファを介して伝送
路に伝送される。
【0038】なお、Bピクチャの画像は、他の画像の予
測画像とされることがないため、フィールドメモリ群1
16には記憶されない。
【0039】また、以上の処理において、フィールドメ
モリ群115および116からの画像データの読み出し
のタイミングは、メモリコントローラ16において入力
画像の同期信号に対応して生成されるタイミング制御信
号に基づいて制御される。
【0040】次に、図22は、図21に示す画像信号符
号化装置で符号化された画像を復号する画像信号復号化
装置の一例の構成を示すブロック図である。符号化され
た画像データは、伝送路を介して図示せぬ受信回路で受
信されたり、再生装置で記録媒体より再生され、可変長
復号化(逆VLC)回路124に供給される。逆VLC
回路124は、符号化された画像データを可変長復号化
し、動きベクトル、動き補償モードを動き補償回路27
に、また、量子化幅S、復号された(可変長復号され
た)画像データを差分信号復号化器22に、それぞれ出
力する。
【0041】差分信号復号化器22は、図21の差分信
号復号化器9と同様に、逆量子化器121および逆DC
T回路122より構成されており、逆量子化器121
は、逆VLC回路124より供給された画像データを、
同じく逆VLC回路124より供給された量子化幅Sに
従って逆量子化し、逆DCT回路122に出力する。逆
量子化器121より出力されたデータ(DCT係数)
は、逆DCT回路122で、逆DCT処理され、演算器
25に供給される。
【0042】逆DCT回路122より供給された画像デ
ータが、Iピクチャのデータである場合、そのデータは
演算器25よりそのまま出力され、演算器25に後に入
力される画像データ(PまたはBピクチャのデータ)の
予測画像データ生成のために、フィールドメモリ群12
3に供給されて記憶される。さらに、このデータは、復
号された画像データとしてフィールドメモリ群123を
介して出力される。
【0043】逆DCT回路122より供給された画像デ
ータが、その1フレーム前の画像データを予測画像デー
タとするPピクチャのデータであって、前方予測モード
のデータである場合、フィールドメモリ群123に記憶
されている、1フレーム前の画像データ(Iピクチャの
データ)が読み出され、動き補償回路27で逆VLC回
路124より出力された動きベクトルに対応する動き補
償が施される。そして、演算器25において、逆DCT
回路122より供給された画像データ(差分のデータ)
と加算され、出力される。この加算されたデータ、即
ち、復号されたPピクチャのデータは、演算器25に後
に入力される画像データ(BピクチャまたはPピクチャ
のデータ)の予測画像データ生成のために、フィールド
メモリ群123に供給されて記憶される。
【0044】Pピクチャのデータであっても、画像内予
測モードのデータは、Iピクチャのデータと同様に、演
算器25で特に処理は行わず、そのままフィールドメモ
リ群123に記憶される。
【0045】このPピクチャは、次のBピクチャの次に
表示されるべき画像であるため、この時点では、まだフ
ィールドメモリ群123より出力されない(上述したよ
うに、Bピクチャの後に入力されたPピクチャが、Bピ
クチャより先に処理され、伝送されている)。
【0046】逆DCT回路122より供給された画像デ
ータが、Bピクチャのデータである場合、逆VLC回路
124より供給された動き補償モードに対応して、フィ
ールドメモリ群123に記憶されているIピクチャの画
像データ(前方予測モードの場合)、Pピクチャの画像
データ(後方予測モードの場合)、または、その両方の
画像データ(両方向予測モードの場合)が読み出され、
動き補償回路27において、逆VLC回路124より出
力された動きベクトルに対応する動き補償が施されて、
予測画像が生成される。但し、動き補償を必要としない
場合(画像内予測モードの場合)、予測画像は生成され
ない。
【0047】このようにして、動き補償回路27で動き
補償が施されたデータは、演算器25において、逆DC
T回路122の出力と加算される。この加算出力は、フ
ィールドメモリ群123を介してそのまま出力される。
【0048】この加算出力はBピクチャのデータであ
り、他の画像の予測画像生成のために利用されることが
ないため、フィールドメモリ群123には記憶されな
い。
【0049】Bピクチャの画像が出力された後、フィー
ルドメモリ群123に記憶されているPピクチャの画像
データが読み出されて出力される。
【0050】フィールドメモリ群123より出力された
データは、ブロックフォーマットからフレームフォーマ
ットに変換される。そして、D/A変換回路などでD/
A変換された後、例えばCRTなどのディスプレイ(い
ずれも図示せず)に出力され、表示される。
【0051】なお、以上の処理は、画像がカラー画像で
あれば、画像の輝度信号と色信号(例えば、色差信号)
の両方に対して施される。但し、この場合、動きベクト
ルは、輝度信号用のものを、垂直方向および水平方向に
1/2にしたものが用いられるときがある。
【0052】また、以上の処理においては、逆VLC回
路124が、1枚(1画面)の画像を可変長復号化する
タイミングでタイミングパルスをメモリコントローラ2
8に出力するようになされており、メモリコントローラ
28においては、このタイミングパルスに対応してタイ
ミング制御信号がフィールドメモリ群123に供給され
るようになされている。これにより、フィールドメモリ
群123からの画像データの読み出しのタイミングが制
御されるようになされている。
【0053】以上のようなDCT処理と動き補償を組み
合わせたハイブリッド方式の画像の符号化方式は、テレ
ビ電話に用いられる動画像の符号化規格であるCCIT
T(国際電信電話諮問委員会)のH.261や、蓄積メ
ディア用の動画像の符号化規格であるISO−IEC/
JTC1/SC29/WG11(いわゆるMPEG)な
どにおいて採用されている。
【0054】また、画像信号をディジタル信号として
(ディジタル信号に変換して)処理する場合のフォーマ
ットとして、例えば、CCIR(国際無線通信諮問委員
会)のRecommendation 601(以下、Rec.601と記載す
る)などが知られている。
【0055】このRec.601においては、ディジタル信号
としての画像信号が、8ビット精度の4:2:2コンポ
ーネント信号(色差信号を、各ラインから1つおきに間
引き、各ラインにおいて、2つの輝度信号に対して1つ
の色差信号を対応させたディジタル画像信号)フォーマ
ットで取り扱われている。
【0056】例えばMPEGなどでは、このRec.601フ
ォーマットが入出力画像信号フォーマットとして採用さ
れており、このため上述した画像信号符号化装置や画像
信号復号化装置における、例えば動き予測回路2や、差
分信号符号化器8(DCT回路111、量子化器11
2)、差分信号復号化器9(逆量子化回路121、逆D
CT回路122)、22(逆量子化回路121、逆DC
T回路122)などの装置の中枢となるブロックを構成
するハードウェア(ICやLSI)などは、装置に8ビ
ット精度のディジタル画像信号が入力または出力される
ことを前提として設計、製作され、市販されている。
【0057】即ち、例えば差分信号符号化器8の量子化
器112などは、動き補償モードが画像内予測モードの
場合、0乃至255の8ビットで表すことのできる画像
データを、動き補償モードが画像間予測モード(前方予
測、後方予測もしくは両方向予測モードのいずれか)の
場合、8ビットに符号ビットを加えた−255乃至25
5の9ビットで表すことのできる画像データを量子化す
ることができるように設計、製作され、市販されてい
る。
【0058】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディジタル
信号処理技術の進歩とともに、8ビット精度の画像信号
より高精度な画像信号が要求されるようになってきてい
る。即ち、例えば映画フィルムをHDTV(High Defin
ition TV)の信号にテレシネする場合や、医療分野など
で用いられるCTなどにおいては、8ビット精度より高
精度な、例えば10ビット精度などの画像信号が要求さ
れている。
【0059】しかしながら、上述したように、いま現在
ある画像信号符号化装置や画像信号復号化装置の中枢と
なるブロックを構成するハードウェアが、8ビット精度
の画像信号が装置に入出力されることを前提として設計
されているため、従来からある装置によって、精度が8
ビットを越える画像信号を符号化や復号化することは困
難であった。
【0060】また、8ビットを越える語長の画像信号は
高画質であることが要求される。
【0061】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、従来からあるハードウェアを利用して高
精度の画像信号を符号化および復号化することができる
ようにするものである。
【0062】また、一般にmビット精度、例えば10ビ
ット精度の画像信号を、量子化誤差を減少させながらn
ビット、例えば8ビット処理を行わせることができるよ
うな画像信号符号化方法、画像信号符号化装置、画像信
号記録媒体、及び画像信号復号化装置の提供を目的とす
る。
【0063】
【課題を解決するための手段】本発明は、mビット(例
えば10ビット)の入力画像データの所定のブロックご
とに、画像データの代表値データおよび量子化幅を決定
し、前記画像データと前記代表値データの差分を算出
し、前記差分を前記量子化幅に基づいてnビット(例え
ば8ビット)に量子化し、第1の量子化データを生成
し、前記第1の量子化データに所定の変換処理を施し、
変換係数を生成し、前記変換係数を量子化し、第2の量
子化データを生成し、前記代表値データ、量子化幅、お
よび第2の量子化データを符号化することを基本として
おり、前記第1の量子化の際、単純な切捨てではなく、
量子化誤差が少なくなるように、例えば量子化幅の中央
に代表値がくるようにして量子化を行なうことにより、
上述した課題を解決する。
【0064】また、前記代表値データや量子化幅の決定
の際などに、mビット、例えば10ビット画像の動き補
償をnビット、例えば8ビットで行なうことにより、上
述した課題を解決する。
【0065】また、mビット、例えば10ビット画像の
符号化の際に、可逆圧縮および非可逆圧縮符号化を適応
的に切替えられるようにすることにより、上述した課題
を解決する。
【0066】さらに、前記第1の量子化の量子化幅に応
じて前記第2の量子化の量子化幅を決定し量子化を行な
うことにより、上述した課題を解決する。
【0067】
【作用】mビット、例えば10ビットの入力画像データ
の所定のブロックごとに、画像データの代表値データお
よび量子化幅を決定し、画像データと代表値データの差
分を算出して、差分を量子化幅に基づいて量子化し、第
1の量子化データを生成する。そして、第1の量子化デ
ータに所定の変換処理を施し、その変換係数を量子化し
て、第2の量子化データを生成し、代表値データ、量子
化幅、および第2の量子化データを符号化する。第1の
量子化の際には、量子化誤差が少なくなるように、例え
ば量子化幅の中央に代表値がくるように、量子化を行
う。また、mビット、例えば10ビット画像の動き補償
をnビット、例えば8ビットで行う。また、nビット画
像データの可逆符号化も行えるようにし、符号化の際
に、可逆圧縮符号化と、不可逆圧縮符号化とを適応的に
切り替える。また、第1の量子化の量子化幅に応じて第
2の量子化の量子化幅を決定する。従って、画像を、そ
のビット精度を変換して符号化することができる。
【0068】
【実施例】本発明に係る画像信号符号化方法の実施例に
おいては、所定のブロック毎に、mビット、例えば10
ビットの画像データの代表値データおよび量子化幅を決
定し、前記画像データと前記代表値データの差分を算出
し、前記差分を前記量子化幅に基づいて量子化し、第1
の量子化データを生成し、前記第1の量子化データに所
定の変換処理を施し、変換係数を生成し、前記変換係数
を量子化し、第2の量子化データを生成し、前記代表値
データ、量子化幅、および第2の量子化データを符号化
するものであって、第1の量子化の際に量子化幅の中央
に代表値がくるようにして量子化誤差を減少させてい
る。また、mビット、例えば10ビット画像の動き補償
をnビット、例えば8ビットで行なうことによりメモリ
を減少させることができる。これは、動き予測のあたら
ない下位ビットはイントラで送ることに相当する。ま
た、mビット、例えば10ビット画像の符号化の際に、
可逆圧縮符号化と非可逆圧縮符号化とを適応的に切り換
えることにより、高精細な画像を可逆圧縮することを可
能にする。さらに、第1の量子化における量子化幅に基
づいて第2の量子化を行ない、均一な画質の画像を得る
ことを可能にする。
【0069】以下、本発明に係る画像信号符号化装置及
び画像信号復号化装置のいくつかの好ましい実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0070】図1は、本発明に係る画像信号符号化装置
の第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【0071】この第1の実施例においては、ビット精度
が8ビット精度より高精度な、例えば10ビット精度の
画像データが装置に入力されるものとして説明をする。
一般的に、通常のnビットの精度より高精度のmビット
精度の画像データが入力される場合に本発明を適用でき
ることは勿論である。
【0072】フィールドメモリ群1は、10ビット精度
の画像データを記憶することができるようになされてお
り、例えば16×16画素などのブロックに分割された
ディジタル画像データ(画像の画素データ)を一時記憶
し、フィールドメモリコントローラ16により入力画像
の同期信号に対応して生成されたタイミング制御信号に
基づいて、演算器3に10ビット精度の画像データのブ
ロックを出力する。
【0073】動き予測回路2は、前記図21の説明にお
いて述べたようにして、フィールドメモリ群1に記憶さ
れた参照画像としての画像データのブロックに対する動
き補償モード(画像内予測モード、または前方予測、後
方予測もしくは両方向予測モードのいずれか)を設定
し、設定した動き補償モードに対応する予測画像と参照
画像の間の動きベクトルを検出して、動き補償回路14
とVLC回路15に出力する。さらに、動き予測回路2
は、動き補償モードを動き補償回路14およびVLC回
路15の他、動き補償回路14を介してブロック内代表
値計算回路5およびブロック量子化の量子化幅計算回路
6に供給する。
【0074】ここで、図1における動き予測回路2は、
8ビット精度の画像データを入力することができるよう
に構成されているので、フィールドメモリ群1からの接
続線をすべて接続することができない。
【0075】そこで、動き予測回路2には、フィールド
メモリ群1からの10ビット精度の画像データに対応す
る接続線のうち、下位2ビットの接続線を除く接続線が
接続されている。
【0076】即ち、動き予測回路2には、10ビット精
度の画像データの、下位2ビットを切り捨てた8ビット
精度の画像データが入力されるようになされている。
【0077】フィールドメモリ群1に記憶された参照画
像としての10ビット精度の画像データのブロックが、
そこから読み出され、演算器3に供給されると、さらに
演算器3に、動き予測回路2で設定された動き補償モー
ドに対応する予測画像が、フィールドメモリ群13を介
して動き補償回路14より供給される。
【0078】演算器3において、前述したようにして、
動き補償モードに対応する演算処理が行われ(動き補償
モードが画像内予測モードである場合には、フィールド
メモリ群1からの10ビット精度の画像データのブロッ
クがそのまま出力され、動き補償モードが画像間予測モ
ード(前方予測、後方予測もしくは両方向予測モードの
いずれか)である場合には、フィールドメモリ群1から
の10ビット精度の画像データのブロックと、動き補償
回路14からの予測画像との差分(予測誤差)が算出さ
れ)、10ビット精度の演算出力が演算器4、ブロック
内代表値計算回路5、およびブロック量子化幅計算回路
6に供給される。
【0079】ブロック内代表値計算回路(以下、代表値
計算回路と記載する)5は、動き補償回路4を介して動
き予測回路2より供給された動き補償モードに対応し
て、演算器3の演算出力の代表値データを、後述するよ
うにして算出して出力する。ブロック量子化幅計算回路
(以下、量子化幅計算回路と記載する)6は、動き補償
回路4を介して動き予測回路2より供給された動き補償
モードに対応して、演算器3の演算出力を、ブロック量
子化器7で量子化する量子化幅Qを、後述するようにし
て算出し、ブロック量子化器7およびブロック逆量子化
器10に出力する。
【0080】ここで、本明細書中においては、量子化幅
計算回路6により決定される量子化幅と、差分信号符号
化器8、差分信号復号化器9、および22(図4)にお
ける量子化幅をそれぞれを量子化幅Q,Sと記載して区
別する。
【0081】演算器3の演算出力は、演算器4において
代表値計算回路5より出力された代表値データとの差分
がとられ、ブロック量子化器7に出力される。ブロック
量子化器7において、演算器4の演算出力が量子化幅Q
で量子化され、即ち量子化幅Qで除算され、差分信号符
号化器8に出力される。
【0082】差分信号符号化器8は、DCT回路111
および量子化器112より構成されている。DCT回路
111は、ブロック量子化器7からの量子化データを、
DCT(離散コサイン変換)処理し、DCT係数に変換
する。このDCT係数は、量子化器112に入力され、
VLC回路15の後段に設けられた送信バッファ(図示
せず)のデータ蓄積量(バッファ蓄積量)に対応した量
子化幅Sで量子化された後、VLC回路15に入力され
る。
【0083】ここで、前述したように、差分信号符号化
器8のDCT回路111には、8ビット精度の画像デー
タ、即ち動き補償モードが画像内予測モードの場合、0
乃至255の8ビットで表すことのできる画像データ
を、動き補償モードが画像間予測モード(前方予測、後
方予測もしくは両方向予測モードのいずれか)の場合、
8ビットに符号ビットを加えた−255乃至255の9
ビットで表すことのできる画像データを入力する必要が
ある。
【0084】つまり、装置に入力された画像データのブ
ロックのビット精度を10ビット精度から8ビット精度
に変換して、差分信号符号化器8に入力する必要があ
る。
【0085】そこで、動き補償モードが画像内予測モー
ドである場合、代表値計算回路5においては、演算器3
の演算出力(この場合、フィールドメモリ群1からの1
0ビット精度の画像データのブロック)の最大値および
最小値が検出され、そのうちの、例えば最小値が、演算
器3から出力された10ビット精度の画像データのブロ
ックの代表値データとされて演算器4および11に出力
される。
【0086】なお、この場合、ブロックの代表値データ
は、ブロックの最小値でなくとも良い。但し、動き補償
モードが画像内予測モードである場合においては、画像
データを0乃至255の8ビットで表す必要があるの
で、ブロックの代表値データを、ブロックの最小値とし
たときが、後述するブロックのダイナミックレンジを最
も大きくとれるようになる。
【0087】そして、演算器4において、演算器3から
出力された10ビット精度の画像データのブロック(ブ
ロックにおける画素データそれぞれ)と、代表値計算回
路5から出力されたブロックの代表値データ、即ちブロ
ックの最小値との差分がとられ、ブロック量子化器7に
出力される。
【0088】従って、この場合、ブロック量子化器7に
は、0を最小値とする画像データのブロックがブロック
量子化器7に出力されることになる。
【0089】即ち、動き補償モードが画像内予測モード
である場合、例えば図2(a)に示すように、演算器3
から出力された10ビット精度の画像データのブロック
の最大値または最小値が、それぞれ500または300
であれば、その画像データのブロックから代表値データ
としての最小値300を減算した0(=300−30
0)乃至200(=500−300)の範囲の値を有す
る画像データのブロックが演算器4からブロック量子化
器7に出力され、また例えば図3(a)に示すように、
演算器3から出力された10ビット精度の画像データの
ブロックの最大値または最小値が、それぞれ1000ま
たは300であれば、その画像データのブロックから代
表値データとしての最小値300減算した0(=300
−300)乃至700(=1000−300)の範囲の
値を有する画像データのブロックが演算器4からブロッ
ク量子化器7に出力されることになる。
【0090】同時に、この場合、量子化幅計算回路6に
おいて、演算器3の演算出力(この場合、フィールドメ
モリ群1からの10ビット精度の画像データのブロッ
ク)の最大値および最小値が検出され、その差としての
ダイナミックレンジが算出される。
【0091】ここで、本明細書中においては、信号のダ
イナミックレンジとは、その信号の最大値と最小値の差
を意味するものとする。
【0092】そして、量子化幅計算回路6において、フ
ィールドメモリ群1からの10ビット精度の画像データ
のブロックのダイナミックレンジが、0乃至255の範
囲で表すことのできる8ビット以内であるか否かが判定
され、そのダイナミックレンジが8ビット以内であると
判定された場合、量子化幅Qが1に決定され、ブロック
量子化器7に出力される。
【0093】従って、動き補償モードが画像内予測モー
ドである場合、演算器3から出力された10ビット精度
の画像データのブロックのダイナミックレンジが8ビッ
ト以内であれば(例えば、図2(a))、ブロック量子
化器7からは、演算器4からの画像データがそのまま差
分信号符号化器8に出力されることになる。
【0094】つまり、動き補償モードが画像内予測モー
ドである場合、演算器3から出力された10ビット精度
の画像データのブロックのダイナミックレンジが8ビッ
ト以内であるとき、演算器3から出力された画像データ
のブロックのビット精度は実質的に8ビットであり、こ
の8ビット精度の画像データのブロックが差分信号符号
化器8に出力されることになる。
【0095】さらに、動き補償モードが画像内予測モー
ドである場合、量子化幅計算回路6において、フィール
ドメモリ群1からの10ビット精度の画像データのブロ
ックのダイナミックレンジが、8ビットを越える(25
6以上である)と判定されたとき、ブロック量子化器7
の量子化出力のダイナミックレンジが8ビット(25
5)以内になるように量子化幅Qが決定され、ブロック
量子化器7に出力される。
【0096】即ち、フィールドメモリ群1からの10ビ
ット精度の画像データのブロックのダイナミックレンジ
が、例えば256以上512未満である場合、量子化幅
Qは2に決定される。さらに、そのダイナミックレンジ
が、例えば512以上768未満である場合、量子化幅
Qは3に決定され、またダイナミックレンジが、例えば
768以上1024未満である場合、量子化幅Qは4に
決定される。
【0097】次にブロック量子化器7における量子化方
法について説明する。量子化幅Qが1の場合、ブロック
量子化器7は何も処理を行なわず、演算器4からの画像
データがそのまま差分信号符号化器8に出力される。
【0098】量子化幅Qが2であるとき、演算器4から
の画像データは量子化幅2で除算される。ただし、この
とき少数点以下は切り捨てられる。このときの信号レベ
ルの変化を図5に示す。
【0099】量子化幅Qが3であるとき、演算器4から
の画像データxは量子化幅3で以下の式にしたがい量子
化される。ここで量子化出力をXとしている。ただし、
このとき少数点以下は切り捨てられる。このときの信号
レベルの変化を図6に示す。
【0100】(x≧0 のとき)X=(x+1)/3 (x<0 のとき)X=(x−1)/3 量子化幅Qが4であるとき、演算器4からの画像データ
xは量子化幅4で以下の式にしたがい量子化出力Xに量
子化される。ただし、このとき少数点以下は切り捨てら
れる。このときの信号レベルの変化を図7に示す。
【0101】(x≧0 のとき)X=(x+1)/4 (x<0 のとき)X=(x−1)/4 また量子化幅Qが4の時、この変形として、以下のよう
に量子化することもできる。これを図8に示す。
【0102】(x≧0 のとき)X=(x+2)/4 (x<0 のとき)X=(x−2)/4 ただし、これらを混在させて使用することは出来ない。
【0103】以上のようにして、動き補償モードが画像
内予測モードである場合、演算器4からの10ビット精
度の画像データのブロックのダイナミックレンジが、8
ビットを越える(256以上である)とき、ブロック量
子化器7において、演算器4からの10ビット精度の画
像データのブロックが、8ビット精度の画像データのブ
ロックに変換され、差分信号符号化器8に出力される
【0104】一方、動き補償モードが画像間予測モード
(前方予測、後方予測もしくは両方向予測モードのいず
れか)である場合、代表値計算回路5においては、演算
器3の演算出力(この場合、フィールドメモリ群1から
の10ビット精度の画像データのブロックと予測画像と
の差分データ)の最大値および最小値が検出され、そ
の、例えば平均値(=(最大値+最小値)/2、但し小
数点以下切り捨て)が、演算器3から出力された10ビ
ット精度の画像データのブロックの代表値データとされ
て演算器4および11に出力される。
【0105】なお、この場合、ブロックの代表値データ
は、ブロック(ブロック内の画素)の最大値と最小値の
平均値(以下、ブロックの平均値と記載する)ではな
く、例えばブロックの最小値や0にすることができる。
但し、動き補償モードが画像間予測モードである場合に
おいては、画像データを上述したように−255乃至2
55の範囲の9ビットで表す必要があるので、ブロック
の代表値データを、ブロックの平均値としたときが、ブ
ロックのダイナミックレンジを最も大きくとれるように
なる。
【0106】そして、演算器4において、演算器3から
出力された10ビット精度の画像データのブロック(ブ
ロックにおける画素データそれぞれ)と、代表値計算回
路5から出力されたブロックの代表値データ、即ちブロ
ックの平均値との差分がとられ、ブロック量子化器7に
出力される。
【0107】従って、この場合、ブロック量子化器7に
は、最大値と最小値の絶対値が等しい画像データのブロ
ックがブロック量子化器7に出力されることになる。
【0108】即ち、動き補償モードが画像間予測モード
である場合、例えば図2(b)に示すように、演算器3
から出力された10ビット精度の画像データのブロック
の最大値または最小値が、それぞれ−155または35
5であれば、その画像データブロックから、代表値デー
タとしての平均値100(=(−155+355)/
2)を減算した−255(=−155−100)乃至2
55(=355−100)の範囲の値を有する画像デー
タのブロックが演算器4からブロック量子化器7に出力
され、また例えば図3(b)に示すように、演算器3か
ら出力された10ビット精度の画像データのブロックの
最大値または最小値が、それぞれ1000または−10
00であれば、平均値0(=(−1000+1000)
/2)、−1000(=−1000−0)乃至1000
(=1000−0)の範囲の値を有する画像データのブ
ロックがブロック量子化器7に出力されることになる。
【0109】同時に、この場合、量子化幅計算回路6に
おいて、演算器3の演算出力(この場合、フィールドメ
モリ群1からの10ビット精度の画像データのブロック
と、予測画像との差分データ)の最大値および最小値が
検出され、その差としてのダイナミックレンジが算出さ
れる。
【0110】そして、量子化幅計算回路6において、フ
ィールドメモリ群1からの10ビット精度の画像データ
のブロックのダイナミックレンジが、−255乃至25
5の範囲で表すことのできる符号ビット1ビットを含む
9ビット以内であるか否かが判定され、そのダイナミッ
クレンジが9ビット以内であると判定された場合、量子
化幅Qが1に決定され、ブロック量子化器7に出力され
る。
【0111】従って、動き補償モードが画像間予測モー
ドである場合、演算器3から出力された10ビット精度
の画像データ(差分データ)のブロックのダイナミック
レンジが9ビット以内であれば(例えば、図2
(a))、ブロック量子化器7からは、演算器4からの
画像データがそのまま差分信号符号化器8に出力される
ことになる。
【0112】つまり、動き補償モードが画像間予測モー
ドである場合、演算器3から出力された10ビット精度
の画像データのブロックのダイナミックレンジが9ビッ
ト以内であるとき、演算器3から出力された画像データ
のブロックのビット精度は実質的に8ビットであり、こ
の8ビット精度の画像データのブロックが差分信号符号
化器8に出力されることになる。
【0113】さらに、動き補償モードが画像間予測モー
ドである場合、量子化幅計算回路6において、フィール
ドメモリ群1からの10ビット精度の画像データのブロ
ックのダイナミックレンジが、9ビットを越える(−2
55乃至255の範囲外である)と判定されたとき、ブ
ロック量子化器7の量子化出力のダイナミックレンジが
9ビット以下(511未満)(−255乃至255の範
囲内)になるように量子化幅Qが決定され、ブロック量
子化器7に出力される。
【0114】即ち、フィールドメモリ群1からの10ビ
ット精度の画像データのブロックのダイナミックレンジ
が、例えば512以上1024未満である場合、量子化
幅Qは2に決定される。さらに、そのダイナミックレン
ジが、例えば1024以上1536未満である場合、量
子化幅Qは3に決定され、またダイナミックレンジが、
例えば1536以上2048未満である場合、量子化幅
Qは4に決定される。
【0115】動き補償モードが画像間予測モードの場合
においても、ブロック量子化器7は同一の動作をする。
量子化方法は同一である。
【0116】以上のようにして、動き補償モードが画像
間予測モードである場合、演算器4からの10ビット精
度の画像データのブロックのダイナミックレンジが、9
ビットを越える(512以上である)とき、ブロック量
子化器7において、演算器4からの10ビット精度の画
像データのブロックが、8ビット精度の画像データのブ
ロックに変換され、差分信号符号化器8に出力される。
【0117】以上のように、装置に10ビット精度の画
像データのブロックが入力された場合には、差分信号符
号化器8に、8ビット精度の画像データのブロックが入
力されるように、演算器4およびブロック量子化器8に
おいて、10ビット精度の画像データのブロック、8ビ
ート精度の画像データのブロックに変換される。
【0118】ところで、ビット精度が8ビット精度より
高精度な、例えば10ビット精度の画像を、例えば8×
8画素や16×16画素などの小ブロックに分割した場
合、各ブロックにおけるダイナミックレンジは、一般的
に大きくないこと(動き補償モードが画像内予測モード
の場合、ブロックのダイナミックレンジが8ビット以内
になり、動き補償モードが画像間予測モードの場合、ブ
ロックのダイナミックレンジが9ビット以内になるこ
と)が多い。さらに、動き補償モードが画像間予測モー
ドの場合、画像データのブロックは、演算器3で予測画
像との差分がとられるので、その差分のブロックのダイ
ナミックレンジが9ビットを越えることはほとんどな
い。
【0119】従って、演算器4での画像データのブロッ
クからの代表値データの減算処理により、ほとんどの場
合、情報を損なうことなく、10ビット精度の画像デー
タを8ビット精度の画像データに変換することができ
る。
【0120】つまり、量子化幅計算回路6およびブロッ
ク量子化器7を設けずに装置を構成するようにしても、
画像を損なうことなく、10ビット精度の画像データを
8ビット精度の画像データに変換することができる。
【0121】さらに、この場合、例えば差分信号符号化
器8での量子化幅Sを小さくする(細かくする)ように
し、画質の劣化を抑制した画像の符号化が可能となる。
【0122】また、画像データのブロックのダイナミッ
クレンジが大きいとき(動き補償モードが画像内予測モ
ードの場合、ブロックのダイナミックレンジが8ビット
を越え、動き補償モードが画像間予測モードの場合、ブ
ロックのダイナミックレンジが9ビットを越えると
き)、上述したように、ブロック量子化器7で画像デー
タが量子化され、それが復号されたときの解像度が、多
少劣化することになる。
【0123】しかしながら、例えば画像の輪郭部分など
のダイナミックレンジが大きい部分では、人間の目の輝
度弁別度が低いので、上述の量子化によるレベル方向の
解像度の低下(劣化)が、視聴者に与える影響はほとん
どないと考えられる。
【0124】10ビット精度から8ビット精度に変換さ
れた画像データは、差分信号符号化器8に供給される。
そして、差分信号符号化器8において、量子化され、D
CT処理されて可変長符号化(VLC)回路15に供給
される。
【0125】VLC回路15には、差分信号符号化器8
で量子化され、DCT処理された画像データのブロック
の他、そのブロックの代表値データまたは量子化幅Qが
代表値計算回路5または量子化幅計算回路6よりそれぞ
れ供給されるとともに、動きベクトルおよび動き補償モ
ードが動き予測における回路により供給される。さら
に、VLC回路15には、差分信号符号化器8での量子
化幅Sが供給される。そして、VLC回路15は、ビッ
ト精度が10ビット精度から8ビット精度に変換された
画像データのブロック、そのブロックの代表値データ、
量子化幅Q,S、動きベクトル、および動き補償モード
を可変長符号化し、図示せぬ送信バッファを介して出力
する。
【0126】ここで、この場合、VLC回路15では、
符号化された画像データのブロックごとのヘッダに、そ
のブロックの代表値データおよび量子化幅Qが付加され
るようになされている。
【0127】なお、ブロックの代表値データおよび量子
化幅Qを、上述したようにそのブロックのヘッダに付加
するのではなく、ブロックより上位のレイヤとしての、
例えばマクロブロックレイヤやピクチャレイヤのヘッダ
に、そのマクロブロックやピクチャレイヤに属する他の
ブロックの代表値データおよび量子化幅Qとともに付加
するようにすることができる。
【0128】VLC回路15よりビットストリームが出
力される。
【0129】また、差分信号符号化器8で量子化され、
DCT処理された画像データは、それがIまたはPピク
チャのデータである場合、差分信号復号化器10に供給
される。
【0130】差分信号復号化器9は、図21における場
合と同様に逆量子化器113および逆DCT回路114
より構成され、そこでは、差分信号符号化器8からのデ
ータ(量子化されたDCTデータ)が、差分信号符号化
器8における量子化幅Sと同一の量子化幅で逆量子化さ
れ、さらに逆DCT処理される。
【0131】差分信号復号化器9より出力された画像デ
ータは、ブロック逆量子化器10に入力され、そこで、
量子化幅計算回路6より出力された、ブロック量子化器
7における量子化幅Qと同一の量子化幅で逆量子化され
る。即ち、ブロック逆量子化器10において、差分信号
復号化器9より出力された画像データに、ブロック量子
化器7における量子化幅Qと同一の量子化幅が乗算さ
れ、演算器11に出力される。
【0132】演算器11においては、ブロック逆量子化
器10より出力された画像データに、代表値計算回路5
より出力された、演算器4において演算器3の演算出力
から減算された代表値データと同一の代表値データが加
算され、演算器12に出力される。
【0133】これにより、演算器12には、演算器4お
よびブロック量子化器7によって8ビット精度の画像デ
ータのブロックに変換される前の10ビット精度の画像
データのブロックと同一(正確には、量子化誤差が含ま
れるので、ほぼ同一)の画像データのブロックが供給さ
れることになる。
【0134】演算器12には、また、既に復号され、動
き補償回路14で動き補償された予測画像が供給され、
そこでは、この予測画像と演算器11からの画像データ
が加算され、元の10ビット精度の画像データ(符号化
される前の10ビット精度の画像データ)に復号され
る。この復号された10ビット精度の画像データは、フ
ィールドメモリ群13に供給されて記憶される。
【0135】フィールドメモリ群13は、10ビット精
度の画像データを記憶することができるようになされて
いる。フィールドメモリ群13に記憶された、既に復号
された10ビットの画像データは、フィールドメモリコ
ントローラ16により入力画像の同期信号に対応して生
成されたタイミング制御信号に基づいて読み出され、動
き補償回路14において、動き予測回路2からの動きベ
クトルに対応して動き補償され、演算器3および12に
供給される。
【0136】即ち、予測画像が演算器3および12に供
給される。
【0137】以上のように、10ビット精度の画像デー
タを8ビット精度の画像データに変換するようにしたの
で、8ビット精度の画像データ用の動き予測回路2、差
分信号符号化器8、および9などを使用した画像信号符
号化装置によって、10ビット精度の画像を、その画質
をほとんど劣化させることなく符号化することができ
る。
【0138】以上説明した実施例の画像信号符号化方法
あるいは装置により符号化された画像データは、光ディ
スク、磁気ディスク等のディスク状記録媒体や、テープ
状記録媒体などの各種記録媒体に記録される。光ディス
クなどについては、いわゆるカッティングにより原盤を
作成し、スタンパなどを用いた複製作業により大量の媒
体を生産して市販することもできる。
【0139】次に、図4は、本発明の第2の実施例とな
る画像信号復号化装置の構成を示すブロック図である。
【0140】図中、図22における場合と対応する部分
については、同一の符号を付してある。この画像信号復
号化装置は、図1に示す画像信号符号化装置で符号化さ
れた画像を復号することができるようになされている。
【0141】この画像信号復号化装置においては、再生
ビットストリームが逆VLC回路21に供給され、逆V
LC回路21は、ビットストリームを可変長復号化し、
画像データの、例えばブロックごとのヘッダに付加され
たブロックの代表値データまたは量子化幅Qを演算器2
4またはブロック逆量子化器23に供給するとともに、
動きベクトルおよび動き補償モードを動き補償回路27
に供給する。
【0142】さらに、逆VLC回路21は、1枚(1画
面)の画像に対応するデータの可変長復号化を終了する
たびにタイミングパルスをメモリコントローラ28に出
力する。メモリコントローラ28においては、このタイ
ミングパルスに対応してタイミング制御信号がフィール
ドメモリ群26に供給されるようになされており、これ
により、フィールドメモリ群26からの画像データの読
み出しのタイミングが制御されるようになされている。
【0143】また、逆VLC回路21は、可変長復号化
した画像データのブロックおよび量子化幅Sを差分信号
復号化器22に順次供給する。
【0144】差分信号復号化器22は、図22における
場合と同様に逆量子化器121および逆DCT回路12
2より構成され、そこでは、逆VLC回路21より出力
された、ビット精度が10ビット精度から8ビット精度
に変換された画像データ(量子化されたDCTデータ)
のブロックが、同じく逆VLC回路21より出力された
量子化幅Sで逆量子化され、さらに逆DCT処理され
る。
【0145】ここで、差分信号復号化器22に入出力す
る画像データは、ビット精度が8ビット精度に変換され
たものであるので、差分信号復号化器22では、図22
における場合と同様にして、8ビット精度の画像データ
を逆量子化し、さらに逆DCT処理することができる。
【0146】差分信号復号化器22より出力された画像
データのブロックは、ブロック逆量子化器23に入力さ
れ、そこで、逆VLC回路21より出力された、ブロッ
ク量子化器7(図1)で量子化されたときの量子化幅Q
と同一の量子化幅で逆量子化される。即ち、ブロック逆
量子化器23において、差分信号復号化器22より出力
された画像データに、ブロック量子化器7で量子化され
たときの量子化幅Qと同一の量子化幅が乗算される。
【0147】これにより、画像データのブロックのダイ
ナミックレンジが、図1の画像信号符号化装置で符号化
される前と同一(ほぼ同一)の値に変換される。
【0148】ブロック逆量子化器23で逆量子化された
画像データのブロックは、演算器24に供給される。演
算器24では、逆VLC回路21からの代表値データ
と、ブロック逆量子化器23からの画像データのブロッ
ク(ブロックにおける画素データそれぞれ)とが加算さ
れ、演算器25に出力される。
【0149】これにより、演算器25には、図1の画像
信号符号化装置の演算器12における場合と同様に、演
算器4およびブロック量子化器7によって8ビット精度
の画像データのブロックに変換される前の10ビット精
度の画像データのブロックと同一(ほぼ同一)の画像デ
ータのブロックが供給されることになる。
【0150】即ち、ブロック逆量子化器23および演算
器24において、図1の画像信号符号化装置でビット精
度が10ビット精度から8ビット精度に変換された画像
データのビット精度が、10ビット精度に変換され、演
算器25に供給される。
【0151】演算器25には、また、既に復号されたI
またはPピクチャの画像データが動き補償回路27で動
き補償された予測画像が供給され、そこでは、この予測
画像と演算器24からの画像データが加算され、元の1
0ビット精度の画像データ(符号化される前の10ビッ
ト精度の画像データ)に復号される。この復号された1
0ビット精度の画像データは、フィールドメモリ群26
に供給されて記憶される。
【0152】フィールドメモリ群26は、10ビット精
度の画像データを記憶することができるようになされて
おり、演算器25からの復号された10ビット精度の画
像データを記憶する。フィールドメモリ群26に記憶さ
れた、既に復号された10ビットの画像データのうちI
またはPピクチャの画像データは、フィールドメモリコ
ントローラ28により入力画像の同期信号に対応して生
成されたタイミング制御信号に基づいて読み出され、動
き補償回路14において、動き予測回路2からの動きベ
クトルに対応して動き補償され、演算器25に供給され
る。
【0153】即ち、予測画像が演算器25に供給され
る。
【0154】また、フィールドメモリ群26に記憶され
た画像データは、フィールドメモリコントローラ28か
らのタイミング制御信号に基づいて出力端子に出力され
る。そして、出力端子に出力された画像データは、例え
ばD/A変換処理などの所定の処理が施され、図示せぬ
ディスプレイなどに供給されて表示される。
【0155】以上のようにして、8ビット精度の画像デ
ータ用の差分信号復号化器22などを使用した画像信号
復号化装置により、図1の画像信号符号化装置で符号化
された、8ビット精度より高精度な10ビット精度の画
像を復号することができる。
【0156】なお、図1に示す画像信号符号化装置(図
4に示す画像信号復号化装置)においては、ビット精度
が10ビット精度の画像だけでなく、例えば9ビット精
度や11ビット精度などの画像を符号化(復号化)する
ようにすることができる。
【0157】次に、本実施例の画像信号符号化装置より
出力されるビットストリーム(符号化データの伝送順
序)のフォーマットについて、図9乃至図12を参照し
て説明する。
【0158】図9乃至図12は、標準フォーマット、例
えばCCITT SGXV Working Party XV/1 Experts group on
ATM Video Coding, INTERNATIONAL ORGANISATION FOR
STANDARDISATION ISO-IEC/JTC1/SC29/WG11 CODED REPRE
SENTATION OF PICTURE AND AUDIO IN FORMATION, ISO-I
EC/JTC1/SC29/WG11N0328, 25-Nov-92 Test Model 3,Dra
ft Revision 1に記載されているビットストリームのフ
ォーマットに、下線で示す部分をそれぞれ追加したフォ
ーマットを示している。
【0159】まず、図9に示すフォーマットは、シーケ
ンスヘッダを示す。これに図10で示すような拡張デー
タ(extension_data)が加えられる。また、シーケンス
拡張部(sequence_extension)を図11に示す。これ
は、符号化された画像が、通常の8ビット精度の画像で
あるか否かを示すためのフォーマットで、標準フォーマ
ットのシーケンスヘッダに、フラグextension_bit_inpu
t(図中L1で示す部分)が追加されている。
【0160】このフラグextension_bit_inputには、符
号化された画像が、通常の8ビット精度の画像である場
合、0および1のうちの、例えば0がセットされ、符号
化された画像が、通常の8ビット精度の画像でない場
合、0および1のうちの、例えば1がセットされる。
【0161】次に、図12に示すフォーマットは、マク
ロブロックヘッダを示し、マクロブロック(16×16
画素のブロック)ごとに、そのマクロブロックを構成す
るブロックの代表値データおよび量子化幅Qを伝送する
場合のフォーマットで、標準フォーマットのマクロブロ
ックレイヤのヘッダに、図中L2で示す部分が追加され
ている。
【0162】この場合、マクロブロックを構成するブロ
ックの数をmとすると、コードblock_baseには、Aビッ
トの代表値データが、m個セットされることになるの
で、マクロブロックレイヤのヘッダにおいて、コードbl
ock_baseは、A×mビットのコードとして定義されてい
る。
【0163】また、この場合、コードblock_q_scaleに
は、3ビットの量子化幅が、m個セットされることにな
るので、マクロブロックレイヤのヘッダにおいて、コー
ドblock_q_scaleは、3×mビットのコードとして定義
されている。
【0164】次に本発明に係る第3、第4の実施例につ
いて説明する。
【0165】図13は、本発明の第3の実施例となる画
像信号符号化装置の構成を示すブロック図である。
【0166】図中、前記図21における場合と対応する
部分については、同一の符号を付している。ここでは、
ビット精度が8ビット精度より高精度な、例えば10ビ
ット精度の画像データが装置に入力されるものとして、
その説明をする。
【0167】フィールドメモリ群1は、10ビット精度
の画像データを記憶することができるようになされてお
り、例えば16×16画素などのブロックに分割された
ディジタル画像データ(画像の画素データ)を一時記憶
し、フィールドメモリコントローラ16により入力画像
の同期信号に対応して生成されたタイミング制御信号に
基づいて、演算器3に10ビット精度の画像データのブ
ロックを出力する。
【0168】動き予測回路2は、前述したようにして、
フィールドメモリ群1に記憶された参照画像としての画
像データのブロックに対する動き補償モード(画像内予
測モード、または前方予測、後方予測もしくは両方向予
測モードのいずれか)を設定し、設定した動き補償モー
ドに対応する予測画像と参照画像の間の動きベクトルを
検出して、動き補償回路14とVLC回路15に出力す
る。さらに、動き予測回路2は、動き補償モードを動き
補償回路14およびVLC回路15の他、動き補償回路
14を介してブロック内代表値計算回路5およびブロッ
ク量子化幅計算回路6に供給する。
【0169】なお、図1における動き予測回路2は、図
21における場合と同様に構成されているものであり、
従って、動き予測回路2には8ビット精度の画像データ
を入力することができるように構成されているので、フ
ィールドメモリ群1からの接続線をすべて接続すること
ができない。
【0170】そこで、動き予測回路2には、フィールド
メモリ群1からの10ビット精度の画像データに対応す
る接続線のうち、下位2ビットの接続線を除く接続線が
接続されている。
【0171】即ち、動き予測回路2には、10ビット精
度の画像データの、下位2ビットを切り捨てた8ビット
精度の画像データが入力されるようになされている。
【0172】フィールドメモリ群1に記憶された参照画
像としての10ビット精度の画像データのブロックが、
そこから読み出され、演算器3に供給されると、さらに
演算器3に、動き予測回路2で設定された動き補償モー
ドに対応する予測画像が、フィールドメモリ群13を介
して動き補償回路14より供給される。
【0173】演算器3において、前述したようにして、
動き補償モードに対応する演算処理が行われ(動き補償
モードが画像内予測モードである場合には、フィールド
メモリ群1からの10ビット精度の画像データのブロッ
クがそのまま出力され、動き補償モードが画像間予測モ
ード(前方予測、後方予測もしくは両方向予測モードの
いずれか)である場合には、フィールドメモリ群1から
の10ビット精度の画像データのブロックと、動き補償
回路14からの予測画像との差分(予測誤差)が算出さ
れ)、10ビット精度の演算出力が演算器4、ブロック
内代表値計算回路5、およびブロック量子化幅計算回路
5に供給される。
【0174】ブロック内代表値計算回路(以下、代表値
計算回路と記載する)5は、動き補償回路4を介して動
き予測回路2より供給された動き補償モードに対応し
て、演算器3の演算出力の代表値データを、後述するよ
うにして算出して出力する。ブロック量子化幅計算回路
(以下、量子化幅計算回路と記載する)6は、動き補償
回路4を介して動き予測回路2より供給された動き補償
モードに対応して、演算器3の演算出力を、ブロック量
子化器7で量子化する量子化幅Qを、後述するようにし
て算出し、ブロック量子化器7およびブロック逆量子化
器10に出力する。
【0175】ここで、本明細書中においては、量子化幅
計算回路6により決定される量子化幅と、差分信号符号
化器8、差分信号復号化器9、および22(図4)にお
ける量子化幅をそれぞれを量子化幅Q,Sと記載して区
別する。
【0176】演算器3の演算出力は、演算器4において
代表値計算回路5より出力された代表値データとの差分
がとられ、ブロック量子化器7に出力される。ブロック
量子化器7において、演算器4の演算出力が量子化幅Q
で量子化され、即ち量子化幅Qで除算され、差分信号符
号化器8に出力される。
【0177】差分信号符号化器8は、図21における場
合と同様にDCT回路111および量子化器112より
構成され、そこでは、ブロック量子化器7からの量子化
データが、DCT処理され、VLC回路15の後段に設
けられた図示せぬ送信バッファの蓄積量に対応する量子
化幅Sで量子化される。
【0178】ここで、前述したように、差分信号符号化
器8のDCT回路111には、8ビット精度の画像デー
タ、即ち動き補償モードが画像内予測モードの場合、0
乃至255の8ビットで表すことのできる画像データ
を、動き補償モードが画像間予測モード(前方予測、後
方予測もしくは両方向予測モードのいずれか)の場合、
8ビットに符号ビットを加えた−255乃至255の9
ビットで表すことのできる画像データを入力する必要が
ある。
【0179】つまり、装置に入力された画像データのブ
ロックのビット精度を10ビット精度から8ビット精度
に変換して、差分信号符号化器8に入力する必要があ
る。
【0180】そこで、動き補償モードが画像内予測モー
ドである場合、代表値計算回路5においては、演算器3
の演算出力(この場合、フィールドメモリ群1からの1
0ビット精度の画像データのブロック)の最大値および
最小値が検出され、そのうちの、例えば最小値が、演算
器3から出力された10ビット精度の画像データのブロ
ックの代表値データとされて演算器4および11に出力
される。
【0181】なお、この場合、ブロックの代表値データ
は、ブロックの最小値でなくとも良い。但し、動き補償
モードが画像内予測モードである場合においては、画像
データを0乃至255の8ビットで表す必要があるの
で、ブロックの代表値データを、ブロックの最小値とし
たときが、後述するブロックのダイナミックレンジを最
も大きくとれるようになる。
【0182】そして、演算器4において、演算器3から
出力された10ビット精度の画像データのブロック(ブ
ロックにおける画素データそれぞれ)と、代表値計算回
路5から出力されたブロックの代表値データ、即ちブロ
ックの最小値との差分がとられ、ブロック量子化器7に
出力される。
【0183】従って、この場合、ブロック量子化器7に
は、0を最小値とする画像データのブロックがブロック
量子化器7に出力されることになる。
【0184】即ち、動き補償モードが画像内予測モード
である場合、例えば図2(a)に示すように、演算器3
から出力された10ビット精度の画像データのブロック
の最大値または最小値が、それぞれ500または300
であれば、その画像データのブロックから代表値データ
としての最小値300を減算した0(=300−30
0)乃至200(=500−300)の範囲の値を有す
る画像データのブロックが演算器4からブロック量子化
器7に出力され、また例えば図3(a)に示すように、
演算器3から出力された10ビット精度の画像データの
ブロックの最大値または最小値が、それぞれ1000ま
たは300であれば、その画像データのブロックから代
表値データとしての最小値300減算した0(=300
−300)乃至700(=1000−300)の範囲の
値を有する画像データのブロックが演算器4からブロッ
ク量子化器7に出力されることになる。
【0185】同時に、この場合、量子化幅計算回路6に
おいて、演算器3の演算出力(この場合、フィールドメ
モリ群1からの10ビット精度の画像データのブロッ
ク)の最大値および最小値が検出され、その差としての
ダイナミックレンジが算出される。
【0186】ここで、本明細書中においては、信号のダ
イナミックレンジとは、その信号の最大値と最小値の差
を意味するものとする。
【0187】そして、量子化幅計算回路6において、フ
ィールドメモリ群1からの10ビット精度の画像データ
のブロックのダイナミックレンジが、0乃至255の範
囲で表すことのできる8ビット以内であるか否かが判定
され、そのダイナミックレンジが8ビット以内であると
判定された場合、量子化幅Qが1に決定され、ブロック
量子化器7に出力される。
【0188】従って、動き補償モードが画像内予測モー
ドである場合、演算器3から出力された10ビット精度
の画像データのブロックのダイナミックレンジが8ビッ
ト以内であれば(例えば、図2(a))、ブロック量子
化器7からは、演算器4からの画像データがそのまま差
分信号符号化器8に出力されることになる。
【0189】つまり、動き補償モードが画像内予測モー
ドである場合、演算器3から出力された10ビット精度
の画像データのブロックのダイナミックレンジが8ビッ
ト以内であるとき、演算器3から出力された画像データ
のブロックのビット精度は実質的に8ビットであり、こ
の8ビット精度の画像データのブロックが差分信号符号
化器8に出力されることになる。
【0190】さらに、動き補償モードが画像内予測モー
ドである場合、量子化幅計算回路6において、フィール
ドメモリ群1からの10ビット精度の画像データのブロ
ックのダイナミックレンジが、8ビットを越える(25
6以上である)と判定されたとき、ブロック量子化器7
の量子化出力のダイナミックレンジが8ビット(25
5)以内になるように量子化幅Qが決定され、ブロック
量子化器7に出力される。
【0191】即ち、フィールドメモリ群1からの10ビ
ット精度の画像データのブロックのダイナミックレンジ
が、例えば256以上512未満である場合、量子化幅
Qは2に決定される。さらに、そのダイナミックレンジ
が、例えば512以上768未満である場合、量子化幅
Qは3に決定され、またダイナミックレンジが、例えば
768以上1024未満である場合、量子化幅Qは4に
決定される。
【0192】次にブロック量子化器7における量子化方
法について説明する。量子化幅Qが1の場合、ブロック
量子化器7は何も処理を行なわず、演算器4からの画像
データがそのまま差分信号符号化器8に出力される。
【0193】量子化幅Qが2であるとき、演算器4から
の画像データは量子化幅4で除算される。ただし、この
とき少数点以下は切り捨てられる。このときの信号レベ
ルの変化を図5に示す。
【0194】量子化幅Qが3であるとき、演算器4から
の画像データxは量子化幅3で以下の式にしたがい量子
化される(X)。ただし、このとき少数点以下は切り捨
てられる。このときの信号レベルの変化を図6に示す。
【0195】(x≧0 のとき)X=(x+1)/3 (x<0 のとき)X=(x−1)/3 量子化幅Qが4であるとき、演算器4からの画像データ
xは量子化幅4で以下の式にしたがい量子化される
(X)。ただし、このとき少数点以下は切り捨てられ
る。このときの信号レベルの変化を図7に示す。
【0196】(x≧0 のとき)X=(x+1)/4 (x<0 のとき)X=(x−1)/4 また量子化幅Qが4の時、この変形として、以下のよう
に量子化することもできる。これを図8に示す。
【0197】(x≧0 のとき)X=(x+2)/4 (x<0 のとき)X=(x−2)/4 ただし、これらを混在させて使用することは出来ない。
【0198】以上のようにして、動き補償モードが画像
内予測モードである場合、演算器4からの10ビット精
度の画像データのブロックのダイナミックレンジが、8
ビットを越える(256以上である)とき、ブロック量
子化器7において、演算器4からの10ビット精度の画
像データのブロックが、8ビット精度の画像データのブ
ロックに変換され、差分信号符号化器8に出力される
【0199】一方、動き補償モードが画像間予測モード
(前方予測、後方予測もしくは両方向予測モードのいず
れか)である場合、代表値計算回路5においては、演算
器3の演算出力(この場合、フィールドメモリ群1から
の10ビット精度の画像データのブロックと予測画像と
の差分データ)の最大値および最小値が検出され、そ
の、例えば平均値(=(最大値+最小値)/2、但し小
数点以下切り捨て)が、演算器3から出力された10ビ
ット精度の画像データのブロックの代表値データとされ
て演算器4および11に出力される。
【0200】なお、この場合、ブロックの代表値データ
は、ブロック(ブロック内の画素)の最大値と最小値の
平均値(以下、ブロックの平均値と記載する)ではな
く、例えばブロックの最小値や0にすることができる。
但し、動き補償モードが画像間予測モードである場合に
おいては、画像データを上述したように−255乃至2
55の範囲の9ビットで表す必要があるので、ブロック
の代表値データを、ブロックの平均値としたときが、ブ
ロックのダイナミックレンジを最も大きくとれるように
なる。
【0201】そして、演算器4において、演算器3から
出力された10ビット精度の画像データのブロック(ブ
ロックにおける画素データそれぞれ)と、代表値計算回
路5から出力されたブロックの代表値データ、即ちブロ
ックの平均値との差分がとられ、ブロック量子化器7に
出力される。
【0202】従って、この場合、ブロック量子化器7に
は、最大値と最小値の絶対値が等しい画像データのブロ
ックがブロック量子化器7に出力されることになる。
【0203】即ち、動き補償モードが画像間予測モード
である場合、例えば図2(b)に示すように、演算器3
から出力された10ビット精度の画像データのブロック
の最大値または最小値が、それぞれ−155または35
5であれば、その画像データブロックから、代表値デー
タとしての平均値100(=(−155+355)/
2)を減算した−255(=−155−100)乃至2
55(=355−100)の範囲の値を有する画像デー
タのブロックが演算器4からブロック量子化器7に出力
され、また例えば図3(b)に示すように、演算器3か
ら出力された10ビット精度の画像データのブロックの
最大値または最小値が、それぞれ1000または−10
00であれば、平均値0(=(−1000+1000)
/2)−1000(=−1000−0)乃至1000
(=1000−0)の範囲の値を有する画像データのブ
ロックがブロック量子化器7に出力されることになる。
【0204】同時に、この場合、量子化幅計算回路6に
おいて、演算器3の演算出力(この場合、フィールドメ
モリ群1からの10ビット精度の画像データのブロック
と、予測画像との差分データ)の最大値および最小値が
検出され、その差としてのダイナミックレンジが算出さ
れる。
【0205】そして、量子化幅計算回路6において、フ
ィールドメモリ群1からの10ビット精度の画像データ
のブロックのダイナミックレンジが、−255乃至25
5の範囲で表すことのできる符号ビット1ビットを含む
9ビット以内であるか否かが判定され、そのダイナミッ
クレンジが9ビット以内であると判定された場合、量子
化幅Qが1に決定され、ブロック量子化器7に出力され
る。
【0206】従って、動き補償モードが画像間予測モー
ドである場合、演算器3から出力された10ビット精度
の画像データ(差分データ)のブロックのダイナミック
レンジが9ビット以内であれば(例えば、図2
(a))、ブロック量子化器7からは、演算器4からの
画像データがそのまま差分信号符号化器8に出力される
ことになる。
【0207】つまり、動き補償モードが画像間予測モー
ドである場合、演算器3から出力された10ビット精度
の画像データのブロックのダイナミックレンジが9ビッ
ト以内であるとき、演算器3から出力された画像データ
のブロックのビット精度は実質的に8ビットであり、こ
の8ビット精度の画像データのブロックが差分信号符号
化器8に出力されることになる。
【0208】さらに、動き補償モードが画像間予測モー
ドである場合、量子化幅計算回路6において、フィール
ドメモリ群1からの10ビット精度の画像データのブロ
ックのダイナミックレンジが、9ビットを越える(−2
55乃至255の範囲外である)と判定されたとき、ブ
ロック量子化器7の量子化出力のダイナミックレンジが
9ビット以下(511未満)(−255乃至255の範
囲内)になるように量子化幅Qが決定され、ブロック量
子化器7に出力される。
【0209】即ち、フィールドメモリ群1からの10ビ
ット精度の画像データのブロックのダイナミックレンジ
が、例えば512以上1024未満である場合、量子化
幅Qは2に決定される。さらに、そのダイナミックレン
ジが、例えば1024以上1536未満である場合、量
子化幅Qは3に決定され、またダイナミックレンジが、
例えば1536以上2048未満である場合、量子化幅
Qは4に決定される。
【0210】動き補償モードが画像間予測モードの場合
においても、ブロック量子化器7は同一の動作をする。
量子化方法は同一である。
【0211】以上のようにして、動き補償モードが画像
間予測モードである場合、演算器4からの10ビット精
度の画像データのブロックのダイナミックレンジが、9
ビットを越える(512以上である)とき、ブロック量
子化器7において、演算器4からの10ビット精度の画
像データのブロックが、8ビット精度の画像データのブ
ロックに変換され、差分信号符号化器8に出力される。
【0212】以上のように、装置に10ビット精度の画
像データのブロックが入力された場合には、差分信号符
号化器8に、8ビット精度の画像データのブロックが入
力されるように、演算器4およびブロック量子化器8に
おいて、10ビット精度の画像データのブロック、8ビ
ート精度の画像データのブロックに変換される。
【0213】ところで、ビット精度が8ビット精度より
高精度な、例えば10ビット精度の画像を、例えば8×
8画素や16×16画素などの小ブロックに分割した場
合、各ブロックにおけるダイナミックレンジは、一般的
に大きくないこと(動き補償モードが画像内予測モード
の場合、ブロックのダイナミックレンジが8ビット以内
になり、動き補償モードが画像間予測モードの場合、ブ
ロックのダイナミックレンジが9ビット以内になるこ
と)が多い。さらに、動き補償モードが画像間予測モー
ドの場合、画像データのブロックは、演算器3で予測画
像との差分がとられるので、その差分のブロックのダイ
ナミックレンジが9ビットを越えることはほとんどな
い。
【0214】従って、演算器4での画像データのブロッ
クからの代表値データの減算処理により、ほとんどの場
合、情報を損なうことなく、10ビット精度の画像デー
タを8ビット精度の画像データに変換することができ
る。
【0215】つまり、量子化幅計算回路6およびブロッ
ク量子化器7を設けずに装置を構成するようにしても、
画像を損なうことなく、10ビット精度の画像データを
8ビット精度の画像データに変換することができる。
【0216】さらに、この場合、例えば差分信号符号化
器8での量子化幅Sを小さくする(細かくする)ように
し、画質の劣化を抑制した画像の符号化が可能となる。
【0217】また、画像データのブロックのダイナミッ
クレンジが大きいとき(動き補償モードが画像内予測モ
ードの場合、ブロックのダイナミックレンジが8ビット
を越え、動き補償モードが画像間予測モードの場合、ブ
ロックのダイナミックレンジが9ビットを越えると
き)、上述したように、ブロック量子化器7で画像デー
タが量子化され、それが復号されたときの解像度が、多
少劣化することになる。
【0218】しかしながら、例えば画像の輪郭部分など
のダイナミックレンジが大きい部分では、人間の目の輝
度弁別度が低いので、上述の量子化によるレベル方向の
解像度の低下(劣化)が、視聴者に与える影響はほとん
どないと考えられる。
【0219】10ビット精度から8ビット精度に変換さ
れた画像データは、差分信号符号化器8に供給される。
そして、差分信号符号化器8において、量子化され、D
CT処理されてVLC回路15に供給される。
【0220】VLC回路15には、差分信号符号化器8
で量子化され、DCT処理された画像データのブロック
の他、そのブロックの代表値データまたは量子化幅Qが
代表値計算回路5または量子化幅計算回路6よりそれぞ
れ供給されるとともに、動きベクトルおよび動き補償モ
ードが動き予測における回路により供給される。さら
に、VLC回路15には、差分信号符号化器8での量子
化幅Sが供給される。そして、VLC回路15は、ビッ
ト精度が10ビット精度から8ビット精度に変換された
画像データのブロック、そのブロックの代表値データ、
量子化幅Q,S、動きベクトル、および動き補償モード
を可変長符号化し、図示せぬ送信バッファを介して出力
する。
【0221】ここで、この場合、VLC回路15では、
符号化された画像データのブロックごとのヘッダに、そ
のブロックの代表値データおよび量子化幅Qが付加され
るようになされている。
【0222】なお、ブロックの代表値データおよび量子
化幅Qを、上述したようにそのブロックのヘッダに付加
するのではなく、ブロックより上位のレイヤとしての、
例えばマクロブロックレイヤやピクチャレイヤのヘッダ
に、そのマクロブロックやピクチャレイヤに属する他の
ブロックの代表値データおよび量子化幅Qとともに付加
するようにすることができる。
【0223】VLC回路15からはビットストリームが
出力される。
【0224】また、差分信号符号化器8で量子化され、
DCT処理された画像データは、それがIまたはPピク
チャのデータである場合、差分信号復号化器10に供給
される。
【0225】差分信号復号化器9は、図21における場
合と同様に逆量子化器113および逆DCT回路114
より構成され、そこでは、差分信号符号化器8からのデ
ータ(量子化されたDCTデータ)が、差分信号符号化
器8における量子化幅Sと同一の量子化幅で逆量子化さ
れ、さらに逆DCT処理される。
【0226】差分信号復号化器9より出力された画像デ
ータは、ブロック逆量子化器10に入力され、そこで、
量子化幅計算回路6より出力された、ブロック量子化器
7における量子化幅Qと同一の量子化幅で逆量子化され
る。即ち、ブロック逆量子化器10において、差分信号
復号化器9より出力された画像データに、ブロック量子
化器7における量子化幅Qと同一の量子化幅が乗算さ
れ、演算器11に出力される。
【0227】演算器11においては、ブロック逆量子化
器10より出力された画像データに、代表値計算回路5
より出力された、演算器4において演算器3の演算出力
から減算された代表値データと同一の代表値データが加
算され、演算器12に出力される。
【0228】これにより、演算器12には、演算器4お
よびブロック量子化器7によって8ビット精度の画像デ
ータのブロックに変換される前の10ビット精度の画像
データのブロックと同一(正確には、量子化誤差が含ま
れるので、ほぼ同一)の画像データのブロックが供給さ
れることになる。
【0229】演算器12には、また、既に復号され、動
き補償回路14で動き補償された予測画像が供給され、
そこでは、この予測画像と演算器11からの画像データ
が加算され、元の10ビット精度の画像データ(符号化
される前の10ビット精度の画像データ)に復号され
る。この復号された10ビット精度の画像データは、8
ビット化回路50に入力される。
【0230】8ビット化回路50では、10ビット精度
の画像信号を8ビット精度の画像信号に変換する。本実
施例では8ビット化回路は例えば、シフタで構成され
る。10ビット画像信号xのLSB2ビットがビットシ
フトにより除去されMSB8ビットが8ビット精度の画
像信号Xとして出力される。これは、C言語の書式を用
いると以下の式で表せる。
【0231】X=(x>>2) 8ビット化回路50によって8ビット精度にされた画像
信号はフィールドメモリ群13に供給されて記憶され
る。
【0232】フィールドメモリ群13は、8ビット精度
の画像データを記憶することができるようになされてい
る。
【0233】フィールドメモリ群13に記憶された、既
に復号された8ビットの画像データは、フィールドメモ
リコントローラ16により入力画像の同期信号に対応し
て生成されたタイミング制御信号に基づいて読み出さ
れ、動き補償回路14において、動き予測回路2からの
動きベクトルに対応して動き補償され、10ビット化回
路51に入力される。
【0234】10ビット化回路51では、8ビット精度
の画像信号を10ビット精度の画像信号に変換する。本
実施例では10ビット化回路は例えばシフタによって構
成される。8ビット信号のLSB側に2ビット0が付加
される。これはC言語の書式を用いれば以下の式で表せ
る。
【0235】X=(x<<2) 10ビット化回路51によって10ビット精度にされた
画像信号は、演算器3および12に供給される。
【0236】即ち、予測画像が演算器3および12に供
給される。
【0237】以上のように、10ビット精度の画像デー
タを8ビット精度の画像データに変換するようにしたの
で、8ビット精度の画像データ用の動き予測回路2、差
分信号符号化器8、および9などを使用した画像信号符
号化装置によって、10ビット精度の画像を、その画質
をほとんど劣化させることなく符号化することができ
る。
【0238】次に、図14は、本発明の第4の実施例と
なる画像信号復号化装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0239】図中、図22における場合と対応する部分
については、同一の符号を付してある。この画像信号復
号化装置は、図1に示す画像信号符号化装置で符号化さ
れた画像を復号することができるようになされている。
【0240】即ち、この画像信号復号化装置において
は、再生ビットストリームが逆VLC回路21に供給さ
れ、逆VLC回路21は、ビットストリームを可変長復
号化し、画像データの、例えばブロックごとのヘッダに
付加されたブロックの代表値データまたは量子化幅Qを
演算器24またはブロック逆量子化器23に供給すると
ともに、動きベクトルおよび動き補償モードを動き補償
回路27に供給する。
【0241】さらに、逆VLC回路21は、1枚(1画
面)の画像に対応するデータの可変長復号化を終了する
たびにタイミングパルスをメモリコントローラ28に出
力する。メモリコントローラ28においては、このタイ
ミングパルスに対応してタイミング制御信号がフィール
ドメモリ群26に供給されるようになされており、これ
により、フィールドメモリ群26からの画像データの読
み出しのタイミングが制御されるようになされている。
【0242】また、逆VLC回路21は、可変長復号化
した画像データのブロックおよび量子化幅Sを差分信号
復号化器22に順次供給する。
【0243】差分信号復号化器22は、図示していない
が、図22における場合と同様に逆量子化器121およ
び逆DCT回路122より構成され、そこでは、逆VL
C回路21より出力された、ビット精度が10ビット精
度から8ビット精度に変換された画像データ(量子化さ
れたDCTデータ)のブロックが、同じく逆VLC回路
21より出力された量子化幅Sで逆量子化され、さらに
逆DCT処理される。
【0244】ここで、差分信号復号化器22に入出力す
る画像データは、ビット精度が8ビット精度に変換され
たものであるので、差分信号復号化器22では、図22
における場合と同様にして、8ビット精度の画像データ
を逆量子化し、さらに逆DCT処理することができる。
【0245】差分信号復号化器22より出力された画像
データのブロックは、ブロック逆量子化器23に入力さ
れ、そこで、逆VLC回路21より出力された、ブロッ
ク量子化器7(図1)で量子化されたときの量子化幅Q
と同一の量子化幅で逆量子化される。即ち、ブロック逆
量子化器23において、差分信号復号化器22より出力
された画像データに、ブロック量子化器7で量子化され
たときの量子化幅Qと同一の量子化幅が乗算される。
【0246】これにより、画像データのブロックのダイ
ナミックレンジが、図1の画像信号符号化装置で符号化
される前と同一(ほぼ同一)の値に変換される。
【0247】ブロック逆量子化器23で逆量子化された
画像データのブロックは、演算器24に供給される。演
算器24では、逆VLC回路21からの代表値データ
と、ブロック逆量子化器23からの画像データのブロッ
ク(ブロックにおける画素データそれぞれ)とが加算さ
れ、演算器25に出力される。
【0248】これにより、演算器25には、図1の画像
信号符号化装置の演算器12における場合と同様に、演
算器4およびブロック量子化器7によって8ビット精度
の画像データのブロックに変換される前の10ビット精
度の画像データのブロックと同一(ほぼ同一)の画像デ
ータのブロックが供給されることになる。
【0249】即ち、ブロック逆量子化器23および演算
器24において、図1の画像信号符号化装置でビット精
度が10ビット精度から8ビット精度に変換された画像
データのビット精度が、10ビット精度に変換され、演
算器25に供給される。
【0250】演算器25には、また、既に復号されたI
またはPピクチャの画像データが動き補償回路27で動
き補償された予測画像が供給され、そこでは、この予測
画像と演算器24からの画像データが加算され、元の1
0ビット精度の画像データ(符号化される前の10ビッ
ト精度の画像データ)に復号される。この復号された1
0ビット精度の画像データは、フィールドメモリ群26
に供給されて記憶される。
【0251】フィールドメモリ群26は、10ビット精
度の画像データを記憶することができるようになされて
おり、演算器25からの復号された10ビット精度の画
像データを記憶する。フィールドメモリ群26に記憶さ
れた、既に復号された10ビットの画像データのうちI
またはPピクチャの画像データは、フィールドメモリコ
ントローラ28により入力画像の同期信号に対応して生
成されたタイミング制御信号に基づいて読み出され、動
き補償回路14において、動き予測回路2からの動きベ
クトルに対応して動き補償され、最下位側0化(LSB
0化)回路60を経て、演算器25に供給される。
【0252】最下位側0化回路60では10ビット信号
のうち、MSB(最上位ビット)側の8ビットを保存
し、LSB(最下位ビット)側2ビットを0にする。C
言語の書式に従えば、以下の式で表せる。
【0253】X=((x>>2)<<2) 最下位側0化回路60の出力は演算器25に入力され
る。
【0254】即ち、予測画像が演算器25に供給され
る。
【0255】また、フィールドメモリ群26に記憶され
た画像データは、フィールドメモリコントローラ28か
らのタイミング制御信号に基づいて出力端子に出力され
る。そして、出力端子に出力された画像データは、例え
ばD/A変換処理などの所定の処理が施され、図示せぬ
ディスプレイなどに供給されて表示される。
【0256】以上のようにして、8ビット精度の画像デ
ータ用の差分信号復号化器22などを使用した画像信号
復号化装置により、図1の画像信号符号化装置で符号化
された、8ビット精度より高精度な10ビット精度の画
像を復号することができる。
【0257】なお、図1に示す画像信号符号化装置(図
4に示す画像信号復号化装置)においては、ビット精度
が10ビット精度の画像だけでなく、例えば9ビット精
度や11ビット精度などの画像を符号化(復号化)する
ようにすることができる。
【0258】この第3、第4の実施例におけるビットス
トリームのシンタクスは、前述した第1の実施例と同様
である。
【0259】次に、本発明に係る第5の実施例について
説明する。
【0260】図15に第5の実施例となる画像信号符号
化装置を示す。第5の実施例は第1の実施例の変形であ
る。
【0261】この第5の実施例では、DCT変換を用い
る符号化方法と、DCT変換を用いない符号化方法を適
応的に切替えることを可能とする。
【0262】DCT変換を用いる場合、DCT変換の演
算精度がDCT変換装置によって異なるため、また実数
演算の結果を整数に丸めるため、可逆符号化を実現でき
ないと言う問題がある。10ビット画像信号のように高
精度な画像に対して本実施例は、可逆符号化を可能とす
る。また不可逆符号化においても劣化が少なくなり、画
質が向上する。
【0263】第5の実施例は切替スイッチ55、56お
よび非変換符号化回路57および非変換復号回路58を
備えるほかは第1の実施例と同様である。
【0264】切替スイッチ55は演算器3の出力を端子
aまたは端子bに切替え出力する。端子aに出力した場
合、演算器3の出力は演算器4およびブロック内代表値
計算回路5およびブロック量子化幅計算回路6に入力さ
れる。この場合、第5の実施例は第1の実施例と同一の
動作を行なう。
【0265】切替スイッチ55が端子bに接続される場
合、演算器3の出力は非変換符号化回路57に出力され
る。
【0266】切替スイッチ55がどちらに切替えられた
か示すスイッチフラグSW_FLGを可変長符号化器1
5および切替スイッチ56に出力する。
【0267】次に非変換符号化回路57について説明す
る。演算器3の出力は符号も含め、9ビットである。こ
れに対してDCTの出力は12ビットであるから、可変
長符号化器15は12ビットの可変長符号が用意されて
いる。したがって、演算器3の出力をそのまま可変長符
号化器に入力しても可変長符号化器15において可変長
符号を行なうことが可能である。
【0268】非変換符号化回路57は演算器3の出力を
そのまま可変長符号化器15および切替スイッチ56に
出力する。この場合、DCT変換を用いないため可逆符
号化を行なうことができる。非変換符号化回路57の変
形として予測符号化を行なっても良い。この場合、隣接
する画素の差分が非変換符号化回路57から出力され
る。
【0269】切替スイッチ56は切替スイッチ55と連
動して動作する。即ち、切替スイッチ55が端子aに接
続される場合、切替スイッチ56は端子aに接続され
る。また同様に切替スイッチ55が端子bに接続される
場合、切替スイッチ56は端子bに接続される。これは
切替スイッチ55から送られてくる、フラグSW_FL
Gにしたがって行なわれる。
【0270】切替スイッチ56が端子aに接続される場
合、第5の実施例は第1の実施例と同一の動作をする。
【0271】切替スイッチ56が端子bに接続される場
合、非変換復号回路58に出力される。非変換復号回路
58では切替スイッチ56からの信号をそのまま演算器
12に出力する。また非変換復号回路の変形として、非
変換符号化回路で予測符号化を行なった場合、その復号
を行なう。すなわち、すでに復号された隣接画素に差分
値を加算していく。その出力は同様に演算器12に出力
される。
【0272】その他の動作は第1の実施例と同様である
ため、説明を省略する。
【0273】次に、本発明の第6の実施例となる画像信
号復号化装置を図16に示す。
【0274】この第6の実施例は切替スイッチ62およ
び非変換復号回路63を備える他は第2の実施例の画像
信号復号化装置と同様である。
【0275】図16において、可変長復号器21は可変
長符号を復号する際に、切替スイッチ62の状態を示す
フラグSW_FLGを復号し、切替スイッチ62に出力
する。
【0276】切替スイッチ62について説明する。切替
スイッチ62はSW_FLGによって切替えられる。す
なわち、エンコーダーにおける切替スイッチ62とデコ
ーダにおける切替スイッチ62が同一の状態になるよう
にする。切替スイッチ62が端子aに接続される場合、
第6の実施例における復号化装置は第2の実施例と同様
の動作をする。
【0277】切替スイッチ62が端子bに接続される
と、可変長復号された信号は非変換復号回路63に出力
される。非変換復号回路63は図15における非変換復
号回路58と同様である。
【0278】切替スイッチ62が常に端子bに接続され
る場合、可逆符号化が実現できる。
【0279】次に第5、第6の実施例におけるビットス
トリームのシンタクスについて説明する。
【0280】すなわち、本発明の画像信号符号化装置よ
り出力されるビットストリームのフォーマットについ
て、図9乃至図11および図17を参照して説明する。
図9乃至図11および図17は、CCITT SG X
V Working Party XV/1 Expe
rts group onATM Video Cod
ing, INTERNATIONAL ORGANI
SATION FOR STA NDARDISATI
ON ISO−IEC/JTC1/SC29/WG11
CODED REPRESENTATION OF
PICTURE AND AUDIO IN FORM
ATION,ISO−IEC/JTC1/SC29/W
G11 N0328, 25−Nov−92 Test
Model 3, Draft Revision
1に記載されているビットストリー ムのフォーマット
(以下、標準フォーマットと記載する)に、下線で示す
部分をそれぞれ追加したフォーマットを示している。
【0281】図17のマクロブロックヘッダが第1の実
施例と異なる。図17にマクロブロックヘッダを示す。
【0282】次に、図17に示すフォーマットは、マク
ロブロック(16×16画素のブロック)ごとに、その
マクロブロックを構成するブロックの代表値データおよ
び量子化幅Qを伝送する場合のフォーマットで、標準フ
ォーマットのマクロブロックレイヤのヘッダに、L2で
示す部分が追加されている。
【0283】ntc_identifierは1ビットのフラグで、非
変換符号化を行なうかどうかを示すフラグである。これ
が0のときはDCT変換が行なわれ、1の場合はDCT
変換を行なわない。
【0284】この場合、マクロブロックを構成するブロ
ックの数をmとすると、コードblock_baseには、Aビッ
トの代表値データが、m個セットされることになるの
で、マクロブロックレイヤのヘッダにおいて、コードbl
ock_baseは、A×mビットのコードとして定義されてい
る。
【0285】また、この場合、コードblock_q_scaleに
は、3ビットの量子化幅が、m個セットされることにな
るので、マクロブロックレイヤのヘッダにおいて、コー
ドblock_q_scaleは、3×mビットのコードとして定義
されている。
【0286】次に、本発明に係る第7、第8の実施例に
ついて説明する。
【0287】ここで、本発明の第7の実施例となる画像
信号符号化装置は、図13に示す第3の実施例と同様で
あり、第8の実施例となる画像信号復号化装置のみを図
18に示す。
【0288】図18は、本発明の画像信号復号化装置の
第8の実施例の構成を示すブロック図である。
【0289】図中、図22における場合と対応する部分
については、同一の符号を付している。この画像信号復
号化装置は、図13に示す画像信号符号化装置で符号化
された画像を復号することができるようになされてい
る。
【0290】即ち、この画像信号復号化装置において
は、再生ビットストリームが逆VLC回路21に供給さ
れ、逆VLC回路21は、ビットストリームを可変長復
号化し、画像データの、例えばブロックごとのヘッダに
付加されたブロックの代表値データまたは量子化幅Qを
演算器24またはブロック逆量子化器23に供給すると
ともに、動きベクトルおよび動き補償モードを動き補償
回路27に供給する。
【0291】さらに、逆VLC回路21は、1枚(1画
面)の画像に対応するデータの可変長復号化を終了する
たびにタイミングパルスをメモリコントローラ28に出
力する。メモリコントローラ28においては、このタイ
ミングパルスに対応してタイミング制御信号がフィール
ドメモリ群26に供給されるようになされており、これ
により、フィールドメモリ群26からの画像データの読
み出しのタイミングが制御されるようになされている。
【0292】また、逆VLC回路21は、可変長復号化
した画像データのブロックおよび量子化幅Sを差分信号
復号化器22に順次供給する。
【0293】差分信号復号化器22は、図22における
場合と同様に逆量子化器121および逆DCT回路12
2より構成され、そこでは、逆VLC回路21より出力
された、ビット精度が10ビット精度から8ビット精度
に変換された画像データ(量子化されたDCTデータ)
のブロックが、同じく逆VLC回路21より出力された
量子化幅Sで逆量子化され、さらに逆DCT処理され
る。
【0294】ここで、差分信号復号化器22に入出力す
る画像データは、ビット精度が8ビット精度に変換され
たものであるので、差分信号復号化器22では、図22
における場合と同様にして、8ビット精度の画像データ
を逆量子化し、さらに逆DCT処理することができる。
【0295】差分信号復号化器22より出力された画像
データのブロックは、ブロック逆量子化器23に入力さ
れ、そこで、逆VLC回路21より出力された、ブロッ
ク量子化器7(図1)で量子化されたときの量子化幅Q
と同一の量子化幅で逆量子化される。即ち、ブロック逆
量子化器23において、差分信号復号化器22より出力
された画像データに、ブロック量子化器7で量子化され
たときの量子化幅Qと同一の量子化幅が乗算される。
【0296】これにより、画像データのブロックのダイ
ナミックレンジが、図1の画像信号符号化装置で符号化
される前と同一(ほぼ同一)の値に変換される。
【0297】ブロック逆量子化器23で逆量子化された
画像データのブロックは、演算器24に供給される。演
算器24では、逆VLC回路21からの代表値データ
と、ブロック逆量子化器23からの画像データのブロッ
ク(ブロックにおける画素データそれぞれ)とが加算さ
れ、演算器25に出力される。
【0298】これにより、演算器25には、図1の画像
信号符号化装置の演算器12における場合と同様に、演
算器4およびブロック量子化器7によって8ビット精度
の画像データのブロックに変換される前の10ビット精
度の画像データのブロックと同一(ほぼ同一)の画像デ
ータのブロックが供給されることになる。
【0299】即ち、ブロック逆量子化器23および演算
器24において、図1の画像信号符号化装置でビット精
度が10ビット精度から8ビット精度に変換された画像
データのビット精度が、10ビット精度に変換され、演
算器25に供給される。
【0300】演算器25には、また、既に復号されたI
またはPピクチャの画像データが動き補償回路27で動
き補償された予測画像が供給され、そこでは、この予測
画像と演算器24からの画像データが加算され、元の1
0ビット精度の画像データ(符号化される前の10ビッ
ト精度の画像データ)に復号される。この復号された1
0ビット精度の画像データは、出力バッファ52および
8ビット化回路50に供給される。
【0301】8ビット化回路50では、10ビット精度
の画像信号を8ビット精度の画像信号に変換する。本実
施例では8ビット化回路は例えば、シフタで構成され
る。10ビット画像信号xのLSB2ビットがビットシ
フトにより除去されMSB8ビットが8ビット精度の画
像信号Xとして出力される。これは、C言語の書式を用
いると以下の式で表せる。
【0302】X=(x>>2) 8ビット化回路50によって8ビット精度にされた画像
信号はフィールドメモリ群26に供給されて記憶され
る。
【0303】フィールドメモリ群26は、8ビット精度
の画像データを記憶することができるようになされてい
る。フィールドメモリ群26に記憶された、既に復号さ
れた8ビットの画像データは、フィールドメモリコント
ローラ28により入力画像の同期信号に対応して生成さ
れたタイミング制御信号に基づいて読み出され、動き補
償回路27において、動きベクトルに対応して動き補償
され、10ビット化回路51に入力される。
【0304】10ビット化回路51では、8ビット精度
の画像信号を10ビット精度の画像信号に変換する。本
実施例では10ビット化回路は例えばシフタによって構
成される。8ビット信号のLSB側に2ビット0が付加
される。これはC言語の書式を用いれば以下の式で表せ
る。
【0305】X=(x<<2) 10ビット化回路51によって10ビット精度にされた
画像信号は、演算器25に供給される。
【0306】即ち、予測画像が演算器25に供給され
る。
【0307】出力バッファ52に入力された画像データ
はディスプレイなどに出力するためのフォーマットに変
換して出力端子に出力する。例えばインタレース画像の
場合、フィールド単位のデータに変換され出力される。
またプログレッシブ画像の場合にはフレーム単位の画像
として出力される。
【0308】そして、出力端子に出力された画像データ
は、例えばD/A変換処理などの所定の処理が施され、
図示せぬディスプレイなどに供給されて表示される。
【0309】以上のようにして、8ビット精度の画像デ
ータ用の差分信号復号化器22などを使用した画像信号
復号化装置により、図1の画像信号符号化装置で符号化
された、8ビット精度より高精度な10ビット精度の画
像を復号することができる。
【0310】なお、図1に示す画像信号符号化装置(図
4に示す画像信号復号化装置)においては、ビット精度
が10ビット精度の画像だけでなく、例えば9ビット精
度や11ビット精度などの画像を符号化(復号化)する
ようにすることができる。
【0311】この実施例におけるビットストリームのシ
ンタクスは第1の実施例と同様である。
【0312】また本実施例ではフレーム順の並び換えが
ない場合、即ちBピクチャがない場合、にデコーダのメ
モリを節約することが出来る。
【0313】またフィールドストラクチャまたはプログ
レッシブ画像の場合にデコーダのメモリを節約すること
が出来る。フレームストラクチャの場合、出力バッファ
52がフィールドストラクチャに比べると多くなるが、
デコーダのメモリを節約することが可能となる。
【0314】次に、本発明に係る第9、第10の実施例
について説明する。
【0315】本発明の第9の実施例となる画像信号符号
化装置の一例を図19に示す。
【0316】この第9の実施例における符号化装置は差
分信号符号化器108、差分信号復号器109およびブ
ロック量子化幅計算回路106を除いて、前記図1の第
1の実施例と同様である。
【0317】ブロック量子化幅計算回路106は、第1
の実施例と同様にブロック量子化器7で量子化する量子
化幅Qを決定し、これをブロック量子化器7および差分
信号符号化器108、差分信号復号器109およびブロ
ック逆量子化器10に出力する。
【0318】ブロック量子化器7およびブロック逆量子
化器10は第1の実施例と同様の動作をする。
【0319】差分信号符号化器108について説明す
る。差分信号符号化器8は図21における場合と同様に
DCT回路111および量子化器112より構成され、
そこでは、ブロック量子化器7からの量子化データがD
CT変換され、VLC回路15の後段に設けられた図示
せぬ送信バッファの蓄積量に対応する量子化幅Sで量子
化される。Sの決定方法は第1の実施例と同様である。
Sが決定された後の量子化方法が第1の実施例と異な
る。
【0320】ブロック量子化器7において量子化する際
に量子化幅Qが1以外の場合、すでに量子化誤差が発生
している。その程度はQに比例する。ここで、マクロブ
ロック中の各ブロックに対して一様に量子化幅Sで量子
化すると、各ブロックで量子化誤差の程度が異なってし
まう。また、ブロック量子化器7で生じた量子化誤差に
さらに差分信号符号化器108での量子化による量子化
誤差が加わることになる。
【0321】そこで差分信号符号化器108での量子化
は S/Q を量子化幅として量子化する。なお、Qはブ
ロック単位で設定される。これにより、マクロブロック
中の各ブロックの劣化度合が一様になり、またブロック
量子化器7で劣化が生じたブロックに対して差分信号符
号化器108でさらに劣化が加わることを防ぐ。
【0322】差分信号復号器109では同様に、量子化
幅S/Qで逆量子化を行なう。
【0323】次に、本発明の第10の実施例となる画像
信号復号化装置を図20に示す。
【0324】この第10の実施例における画像信号復号
化装置は、差分信号復号器222を除いて前記図4に示
す第2の実施例の画像信号復号化装置と同様である。
【0325】差分信号復号器222について説明する。
差分信号復号器222には逆VLC回路21によって取
り出された量子化幅Qが逆VLC回路から入力される。
【0326】差分信号復号器222は図示していない
が、図22における場合と同様に逆量子化回路121お
よび逆DCT回路122から構成され、そこでは逆VL
C回路21より出力された、ビット精度が10ビット精
度から8ビット精度に変換された画像データ(量子化さ
れたDCTデータ)のブロックが逆量子化され、逆DC
T処理される。
【0327】この第10の実施例では、逆量子化方法が
第2の実施例とは異なる。第10の実施例における逆量
子化は上記符号化装置と同様に、量子化幅S/Qで逆量
子化される。
【0328】これにより、マクロブロック中の各ブロッ
クの劣化度合が一様になり、またブロック量子化器7で
劣化が生じたブロックに対して差分信号符号化器8でさ
らに劣化が加わることを防ぐ。
【0329】この第9、第10の実施例におけるビット
ストリームのシンタクスは第1の実施例におけるビット
ストリームのシンタクスと同様である。
【0330】なお、本発明は、上述した実施例のみに限
定されるものではなく、例えば、上記実施例において
は、従来より広く供給されている8ビット画像データ用
の符号化、復号化回路や素子などを用いて10ビット画
像データを取り扱えるようにした例を示しているが、一
般にnビットの画像データ処理用回路や素子などを用い
てmビット(m、nは整数、m>n)の画像データを取
り扱えるようにする場合にも容易に本発明を適用できる
ことは勿論である。また、各実施例で得られた符号化画
像データを光ディスクなどの画像信号記録媒体に記録し
て市場に供給することも容易に実現できる。さらに、第
1、第2の量子化などの各信号処理は、上記実施例のみ
に限定されず、各種の符号化技術や量子化技術を用いる
ことができることは勿論である。
【0331】
【発明の効果】本発明によれば、所定のブロックごと
に、画像データの代表値データおよび量子化幅を決定
し、画像データと代表値データの差分を算出して、差分
を量子化幅に基づいて量子化し、第1の量子化データを
生成する。そして、第1の量子化データに所定の変換処
理を施し、その変換係数を量子化して、第2の量子化デ
ータを生成し、代表値データ、量子化幅、および第2の
量子化データを符号化する。従って、画像を、そのビッ
ト精度を変換して符号化し、また復号化することができ
る。
【0332】また、第1の量子化の際に、量子化幅の中
央に代表値がくるようにして、量子化誤差を減少させる
ことができる。
【0333】また、mビット、例えば10ビットの画像
の動き補償をnビット、例えば8ビットで行うことによ
り、エンコーダのメモリを減少させることができる。
【0334】また、可逆圧縮符号化と不可逆圧縮符号化
とを適応的に切り替えることにより、mビット、例えば
10ビットの高精細な画像を可逆圧縮符号化することが
可能となる。
【0335】さらに、第1の量子化における量子化幅に
基づいて第2の量子化を行うことにより、均一な画質の
画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例となる画像信号符号化装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】画像データのブロックのダイナミックレンジの
一例を示す図である。
【図3】画像データのブロックのダイナミックレンジの
他の例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例となる画像信号復号化装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図5】量子化幅が2のときのブロック量子化器での量
子化による信号レベルの変化を説明するための図であ
る。
【図6】量子化幅が3のときのブロック量子化器での量
子化による信号レベルの変化を説明するための図であ
る。
【図7】量子化幅が4のときのブロック量子化器での量
子化による信号レベルの変化を説明するための図であ
る。
【図8】量子化幅が4のときのブロック量子化器での量
子化の変形例による信号レベルの変化を説明するための
図である。
【図9】本発明の実施例となる画像信号符号化装置から
出力されるビットストリームにおけるシーケンスヘッダ
のフォーマットの一例を示す図である。
【図10】ビットストリームのシーケンスヘッダに加え
られる拡張データ(extention_data)のフォーマットの
一例を示す図である。
【図11】ビットストリームのシーケンス拡張部(sequ
ence_extention)のフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図12】本発明の実施例となる画像信号符号化装置か
ら出力されるビットストリームにおけるマクロブロック
ヘッダのフォーマットの一例を示す図である。
【図13】本発明の第3の実施例となる画像信号符号化
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の第4の実施例となる画像信号復号化
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第5の実施例となる画像信号符号化
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の第6の実施例となる画像信号復号化
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の第5、第6の実施例で用いられるビ
ットストリームにおけるマクロブロックヘッダのフォー
マットの一例を示す図である。
【図18】本発明の第8の実施例となる画像信号復号化
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図19】本発明の第9の実施例となる画像信号符号化
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図20】本発明の第10の実施例となる画像信号復号
化装置の概略構成を示すブロック図である。
【図21】画像信号符号化装置の一例の概略構成を示す
ブロック図である。
【図22】画像信号復号化装置の一例の概略構成を示す
ブロック図である。 1、13 フィールドメモリ群 2 動き予測回路 5 ブロック内代表値計算回路 6 ブロック量子化幅計算回路 7 ブロック量子化器 8 差分信号符号化器 9 差分信号復号化器 10 ブロック逆量子化器 14 動き補償回路 15 VLC(可変長符号化)回路 16 フィールドメモリコントローラ 21 逆VLC(可変長符号化)回路 22 差分信号復号化器 23 ブロック逆量子化器 26 フィールドメモリ群 27 動き補償回路 28 フィールドメモリコントローラ 50 8ビット化回路 51 10ビット化回路 60 最下位側0化回路 55、56、62 切替スイッチ 57 非変換符号化回路 58、63 非変換復号回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 mビットの入力画像データの所定のブロ
    ックごとに、画像データの代表値データおよび量子化幅
    を決定する工程と、 前記画像データと前記代表値データの差分を算出する工
    程と、 前記差分を前記量子化幅に基づいて量子化誤差が少なく
    なるようにnビット(m、nは整数、m>n)に量子化
    し、第1の量子化データを生成する工程と、 前記第1の量子化データに所定の変換処理を施し、変換
    係数を生成する工程と、 前記変換係数を量子化し、第2の量子化データを生成す
    る工程と、 前記代表値データ、量子化幅、および第2の量子化デー
    タを符号化する工程とを有することを特徴とする画像信
    号符号化方法。
  2. 【請求項2】 上記第1の量子化の際に、量子化幅の中
    央に代表値がくるようにして量子化を行うことを特徴と
    する請求項1記載の画像信号符号化方法。
  3. 【請求項3】 mビットの入力画像データの所定のブロ
    ックごとに、画像データの代表値データおよび量子化幅
    を決定する手段と、 前記画像データと前記代表値データの差分を算出する手
    段と、 前記差分を前記量子化幅に基づいて、量子化幅の中央に
    代表値がくるようにnビット(m、nは整数、m>n)
    に量子化し、第1の量子化データを生成する手段と、 前記第1の量子化データに所定の変換処理を施し、変換
    係数を生成する手段と、 前記変換係数を量子化し、第2の量子化データを生成す
    る手段と、 前記代表値データ、量子化幅、および第2の量子化デー
    タを符号化する手段とを有することを特徴とする画像信
    号符号化装置。
  4. 【請求項4】 mビットの入力画像データの所定のブロ
    ックごとに画像データの代表値データおよび量子化幅が
    決定され、前記画像データと前記代表値データの差分が
    算出され、前記差分が前記量子化幅に基づいて量子化幅
    の中央に代表値がくるようにnビット(m、nは整数、
    m>n)に量子化されて第1の量子化データが生成さ
    れ、前記第1の量子化データに所定の変換処理が施され
    て変換係数が生成され、前記変換係数が量子化されて第
    2の量子化データが生成され、前記代表値データ、量子
    化幅、および第2の量子化データが符号化された信号が
    記録されて成ることを特徴とする画像信号記録媒体。
  5. 【請求項5】 mビットの入力画像データの所定のブロ
    ックごとにnビット(m、nは整数、m>n)の動き補
    償を行う工程と、 動き補償された画像データに基づいて代表値データおよ
    び量子化幅を決定する工程と、 前記画像データと前記代表値データの差分を算出する工
    程と、 前記差分を前記量子化幅に基づいてnビットに量子化
    し、第1の量子化データを生成する工程と、 前記第1の量子化データに所定の変換処理を施し、変換
    係数を生成する工程と、 前記変換係数を量子化し、第2の量子化データを生成す
    る工程と、 前記代表値データ、量子化幅、および第2の量子化デー
    タを符号化する工程とを有することを特徴とする画像信
    号符号化方法。
  6. 【請求項6】 mビットの入力画像データの所定のブロ
    ックごとにnビット(m、nは整数、m>n)の動き補
    償がされて得られた画像データに基づいて代表値データ
    および量子化幅が決定され、前記画像データと前記代表
    値データの差分が算出され、前記差分が前記量子化幅に
    基づいてnビット(m、nは整数、m>n)に量子化さ
    れて第1の量子化データが生成され、前記第1の量子化
    データに所定の変換処理が施されて変換係数が生成さ
    れ、前記変換係数が量子化されて第2の量子化データが
    生成され、前記代表値データ、量子化幅、および第2の
    量子化データが符号化された信号が供給され、復号化処
    理を行なう画像信号復号化装置であって、 復号化の際のmビット画像の動き補償をnビットで行な
    うことを特徴とする画像信号復号化装置。
  7. 【請求項7】 mビットの入力画像データの所定のブロ
    ックごとに、画像データの代表値データおよび量子化幅
    を決定する工程と、 前記画像データと前記代表値データの差分を算出する工
    程と、 前記差分を前記量子化幅に基づいてnビット(m、nは
    整数、m>n)に量子化し、第1の量子化データを生成
    する工程と、 前記第1の量子化データに所定の変換処理を施し、変換
    係数を生成する工程と、 前記変換係数を量子化し、第2の量子化データを生成す
    る工程と、 前記代表値データ、量子化幅、および第2の量子化デー
    タを符号化する工程と、 これらの工程による不可逆圧縮符号化と前記入力画像デ
    ータの可逆圧縮符号化とを適応的に切り替える工程とを
    有することを特徴とする画像信号符号化方法。
  8. 【請求項8】 mビットの入力画像データの所定のブロ
    ックごとに画像データの代表値データおよび量子化幅が
    決定され、前記画像データと前記代表値データの差分が
    算出され、前記差分が前記量子化幅に基づいてnビット
    (m、nは整数、m>n)に量子化されて第1の量子化
    データが生成され、前記第1の量子化データに所定の変
    換処理が施されて変換係数が生成され、前記変換係数が
    量子化されて第2の量子化データが生成され、前記代表
    値データ、量子化幅、および第2の量子化データが符号
    化された不可逆圧縮符号化信号と、前記入力画像データ
    が可逆圧縮符号化された信号とが適応的に切り替えられ
    た信号が供給され、復号化処理を行なう画像信号復号化
    装置であって、符号化時の不可逆圧縮符号化、可逆圧縮
    符号化にそれぞれ対応した復号化処理を行なうことを特
    徴とする画像信号復号化装置。
  9. 【請求項9】 mビットの入力画像データの所定のブロ
    ックごとに、画像データの代表値データおよび量子化幅
    を決定する工程と、 前記画像データと前記代表値データの差分を算出する工
    程と、 前記差分を前記量子化幅に基づいてnビット(m、nは
    整数、m>n)に量子化し、第1の量子化データを生成
    する工程と、 前記第1の量子化データに所定の変換処理を施し、変換
    係数を生成する工程と、 前記変換係数を、前記第1の量子化の量子化幅に応じて
    決定された第2の量子化幅に基づいて量子化し、第2の
    量子化データを生成する工程と、 前記代表値データ、量子化幅、および第2の量子化デー
    タを符号化する工程とを有することを特徴とする画像信
    号符号化方法。
  10. 【請求項10】 mビットの入力画像データの所定のブ
    ロックごとに、画像データの代表値データおよび量子化
    幅を決定する手段と、 前記画像データと前記代表値データの差分を算出する手
    段と、 前記差分を前記量子化幅に基づいてnビット(m、nは
    整数、m>n)に量子化し、第1の量子化データを生成
    する手段と、 前記第1の量子化データに所定の変換処理を施し、変換
    係数を生成する手段と、 前記変換係数を、前記第1の量子化の量子化幅に応じて
    決定された第2の量子化幅に基づいて量子化し、第2の
    量子化データを生成する手段と、 前記代表値データ、量子化幅、および第2の量子化デー
    タを符号化する手段とを有することを特徴とする画像信
    号符号化装置。
  11. 【請求項11】 mビットの入力画像データの所定のブ
    ロックごとに画像データの代表値データおよび量子化幅
    が決定され、前記画像データと前記代表値データの差分
    が算出され、前記差分が前記量子化幅に基づいてnビッ
    ト(m、nは整数、m>n)に量子化されて第1の量子
    化データが生成され、前記第1の量子化データに所定の
    変換処理が施されて変換係数が生成され、前記変換係数
    が前記第1の量子化の量子化幅に応じて決定された第2
    の量子化幅に基づいて量子化されて第2の量子化データ
    が生成され、前記代表値データ、量子化幅、および第2
    の量子化データが符号化された信号が記録されて成るこ
    とを特徴とする画像信号記録媒体。
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