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JP2933561B2 - 動画符号変換装置 - Google Patents

動画符号変換装置

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JP2933561B2
JP2933561B2 JP7337597A JP7337597A JP2933561B2 JP 2933561 B2 JP2933561 B2 JP 2933561B2 JP 7337597 A JP7337597 A JP 7337597A JP 7337597 A JP7337597 A JP 7337597A JP 2933561 B2 JP2933561 B2 JP 2933561B2
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JP7337597A
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孝志 加納
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NIPPON DENKI TSUSHIN SHISUTEMU KK
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NIPPON DENKI TSUSHIN SHISUTEMU KK
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は動画符号変換装置に
関し、特に動画符号をテレビ電話用符号に変換する動画
符号変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、動画像に対しこれを符号化したデ
ィジタル信号のビットレートを変換するトランスコーデ
ィング技術が重要になりつつある。このようなオーディ
オ・ビジュアル通信システムに使用される映像符号化標
準がビットレートの区分に対して規格化されている。ト
ランスコーディング技術は、所定のビットレートを有す
るデータストリームを異なるビットレートを有する他の
ビットストリームに変換処理する技術であるが、問題は
一つの信号形態が他の信号形態にインタフェースする場
合に生じる。
【0003】このようなトランスコーディング技術を使
用した画像伝送の一例として、特開平8−51631号
公報記載の「トランスコーディング方法及び装置」が知
られている。
【0004】この公報では、可変長復号化チャンネル部
の後段に可変長符号化チャンネル部を備え、これら2つ
のチャンネル間に画像メモリおよび動きベクトル補償回
路を有する予測機能部を接続したトランスコーディング
技術が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の動画符
号変換装置は、ビットストリームの変換の際に画像メモ
リにデータを書き込んだ後、同一の画像メモリからデー
タを読み出し、これをそのままトランスコーディングを
行なうエンコーダに入力しているため、空間解像度の異
なる画像のビットストリーム、例えばMPEG2ビット
ストリーム(輝度720×576画素)からH.263
ビットストリーム(輝度360×288画素)への変換
はできないという欠点を有している。
【0006】本発明の目的は、空間解像度の異なる動画
像のビットストリーム変換を行なう動画符号変換装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の動画符号変換装
置は、画像圧縮した動画像データを復号し、この復号画
像がフレーム内符号化画像(Iピクチュア)、フレーム
間順方向予測符号化画像(Pピクチュア)、双方向予測
符号化画像(Bピクチュア)のいずれのピクチュアタイ
プかを示す画像識別データおよび動きベクトルデータと
圧縮画素データとを出力し、この圧縮画素データから再
生した画像データを出力する画像復号手段と;前記画像
データの間引き処理を行なった補正画像データを出力
し、前記画像識別データによりどのピクチュアタイプの
画像であるかを判定し、この判定結果により前記動きベ
クトルデータに対して間引き処理および動きベクトル補
正式により計算した補正ベクトルデータを出力する画像
変換手段と;前記補正画像データを画像圧縮し、この圧
縮した画像を前記補正ベクトルデータとともに解像度の
異なる画像に符号化する画像符号化手段と;を備えたこ
とを特徴としている。
【0008】前記画像復号手段が、前記動画像データを
復号し、この復号画像がIピクチュア、Pピクチュア、
Bピクチュアのいずれのピクチュアタイプかを示す前記
画像識別データおよび前記動きベクトルデータと前記圧
縮画素データとを出力する可変長復号化部と;前記圧縮
画素データの逆量子化画素を出力する逆量子化部と;前
記逆量子化画素から圧縮を解除し、前記再生した画像デ
ータを出力する逆直交変換部と;を有したことを特徴と
している。
【0009】前記画像変換手段が、前記再生した画像デ
ータを蓄積する画像メモリ部と;この画像メモリ部から
読み出した画像データの間引き処理を第1の制御信号の
起動により行ない、前記補正画像データを出力する画素
サンプリング部と;前記画像識別データによりどのピク
チュアタイプの画像であるかを判定し、この判定結果に
より特定の種別の画像であれば処理を行なわず、他の種
別の画像であれば前記第1の制御信号および第2の制御
信号を出力する画像判定部と;前記第2の制御信号によ
り、前記動きベクトルデータに対して間引き処理および
動きベクトル補正式により計算した前記補正ベクトルデ
ータを出力するベクトル補正部と;を有したことを特徴
としている。
【0010】前記画像符号化手段が、前記補正画像デー
タの画像圧縮処理を行ない圧縮画素データを出力する直
交変換部と;前記圧縮画素データを量子化し、量子化画
素データを出力する量子化部と;前記量子化画素データ
を前記補正ベクトルデータとともに解像度の異なる画像
に符号化する可変長符号化部と;を有したことを特徴と
している。
【0011】前記逆直交変換部が、逆デイスクリートコ
サイン変換であることを特徴としている。
【0012】前記直交変換部が、デイスクリートコサイ
ン変換であることを特徴としている。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明の動画符号変換装置の一つの
実施の形態を示すブロック図である。
【0016】図1に示す本実施の形態は、圧縮した動画
像データであるMPEG2ビットストリーム21を復号
するデコーダ1と、復号した画素データ23のデータレ
ートを変換するトランスコーダ2と、変換された補正画
像データ29を符号化しテレビ電話符号であるH.26
3ビットストリーム30を出力するエンコーダ3とから
構成されている。
【0017】デコーダ1は、入力されたMPEG2ビッ
トストリーム21のデータの復号を行ない、周波数領域
の画素データ14、動きベクトルデータ22、ピクチュ
アタイプデータ24のデータを分離する可変長復号化部
4と、画素データ14を逆量子化する逆量子化部5と、
逆量子化された周波数領域の画素データ15を空間領域
の画素データ23に変換する逆DCT部6とを有する。
【0018】ここで、MPEGとはMoving Pi
cture Experts Groupの略称で、動
画の伝送、蓄積に関する標準をこの委員会が採用したも
のである。MPEGにより符号化された画像データは、
その機能によりMPEG2ビットストリームとMPEG
1ビットストリームに分類される。また、トランスコー
ダとは所定のビットレートを有するデータ(ここではM
PEG2ビットストリーム)を異なるビットレートを有
するデータ(ここではH.263ビットストリーム)に
変換処理する機能を示す。また、DCTとはDiscr
ete Cosine Transformation
の略で直交変換による画像圧縮方式の一つの方法を示
す。このDCT処理を行なう前の画像データを周波数領
域のデータと称し、DCT処理後の画像データを空間領
域のデータと称している。一般にDCT等の直交変換を
行なうと、変換後の画像データは画像のレベル変動が少
ない低周波領域に変換係数が偏り、画像の濃淡が変化す
るエッジのような高周波領域の変換係数は無視できるレ
ベルとなる。変換係数が画面領域に特定の分布を有し、
これを空間領域のデータと呼んでいる。従って、画像デ
ータはゼロでない変換係数のみを伝送するので、画像圧
縮が可能となる。逆DCTの処理によりこれら変換係数
からほぼ変換前の原画が再生される。
【0019】トランスコーダ2は、変換した画素データ
23を蓄積する画像メモリ部7と、この画像メモリから
読み出した画素データ25の間引き処理を行ない補正画
像データ29を出力する画素サブサンプリング器10
と、ピクチュアタイプデータ24を判定しBピクチュア
以外のピクチュアタイプデータであれば、起動指示信号
27および28を出力するピクチュア判定器9と、起動
指示信号27により動きベクトルデータ22の補正を行
ない補正ベクトルデータ26を出力するベクトル補正器
8とを有する。エンコーダ3は、補正画像データ29を
画像圧縮するDCT部13と、画像圧縮した圧縮画素デ
ータ16を量子化する量子化部12と、量子化された量
子化画素データ17を補正ベクトルデータ26とともに
可変長符号化したH.263ビットストリーム30を出
力する可変長符号化部11とを有する。
【0020】図2はMPEG2画像圧縮データを説明す
る図である。
【0021】図2を参照すると、MPEG2によって符
号化された画像圧縮データは、シーケンス層、GOP
(Group Of Picture)層、ピクチュア
層、スライス層、マクロブロック層、ブロック層の6階
層の構成をとる。ピクチュア層はNTSC用では704
×480画素の画面を対象としている。ただし、PAL
方式では720×576画素の画面を対象とする。スラ
イス層は、任意の数のマクロブロック(MB)から構成
される。ここでは1マクロブロックは16×16画素で
構成されている。従って、704×480画素の画面は
44×30個のマクロブロックで構成される。また、マ
クロブロック層は4個のブロックから構成され、1ブロ
ックは8×8画素で構成されている。上述のように、1
画面をスライスに分割し、さらに1スライスはマクロブ
ロック層、ブロック層とに細分化されている。また、各
々の画面(ピクチュア)には、I,P,Bのピクチュア
タイプが存在し、これら複数のピクチュアによりGOP
層が構成されている。
【0022】ここで、IピクチュアとはIntra符号
化画像(フレーム内符号化画像)の略で、画像1フレー
ム分全てのデータをフレーム間予測処理を行なわないで
生成したピクチュアであり、PピクチュアはPredi
ctive符号化画像(フレーム間順方向予測符号化画
像)の略で、Iピクチュアまたは前のPピクチュアから
フレーム間予測処理を行なって生成したピクチュアであ
り、BピクチュアはBidilectionally
Predictive符号化画像(双方向予測符号化画
像)の略で、過去のピクチュアおよび将来のピクチュア
からフレーム間予測処理を行なって生成したピクチュア
を示す。
【0023】なお、MPEG1ビットストリームはMP
EG2ビットストリームと同様の6階層の構成をとって
おり、階層構造に差異はない。ただ、MPEG2ビット
ストリームはMPEG1ビットストリームに較べて、各
種の画像フォーマットへの対応、エラー耐性の強化、プ
ロファイルとレベルによる機能分け等の機能が追加され
ている。
【0024】図3はH.263画像データを説明する図
である。
【0025】H.261がISDNによるテレビ会議・
テレビ電話を主たる用途として開発された映像符号化標
準であるのに対して、H.263はGSTNテレビ電話
システムのためにH.261を改良した符号化方式であ
る。H.261に対して、半画素精度の動き補償の導
入、可変長符号化の改善、ヘッダ等オーバヘッド情報削
減、動きベクトル情報の予測効率の改善が行なわれてい
るが、画像データの階層構成は同じである。
【0026】図3を参照すると、1画面の画像情報を圧
縮するために、画面をピクチュア層のように12分割
し、さらにGOB層、マクロブロック層、ブロック層の
ように細分化する。1画面(ピクチュア)は、CIF
(Common Intermediate Form
at)の映像フォーマット(352×288画素)の場
合12個のGOBに分割される。1GOBは33個のマ
クロブロックで構成され、さらに1マクロブロックは任
意の数のブロックから構成されている。H.263の画
面は360×288画素が標準であるが、水平方向8画
素をスタッフィング(“0”データを挿入し、黒画面に
する)して352×288画素としている。
【0027】次に図1、図2および図3を参照して動作
を詳細に説明する。
【0028】ピクチュア判定器9はピクチュアタイプデ
ータ24によりピクチュアタイプを判定する。Bピクチ
ュアタイプであれば処理は行なわず、Iピクチュアタイ
プまたはPピクチュアタイプであればベクトル補正器8
に起動指示信号27を、画素サブサンプリング器10に
起動指示信号28を出力する。
【0029】ベクトル補正器8は起動指示信号27を受
けると、画像メモリ部7に蓄積されている1画面分の動
きベクトルの補正を行なう。動きベクトルの補正式を
(1)式に示す。
【0030】 水平方向:補正後水平方向ベクトル=(H.263水平方向画素数/MPEG 2水平方向画素数)×(補正前水平方向ベクトル) 垂直方向:補正後垂直方向ベクトル=(H.263垂直方向画素数/MPEG 2垂直方向画素数)×(補正前垂直方向ベクトル) −−−(1) (1)式により各マクロブロック毎に動きベクトルを計
算し補正を行なう。ここで、マクロブロックとは上述の
通り、NTSC用の704画素×480画素の一画面の
画像データは、16画素×16画素を1ブロックとする
と、44ブロック×30ブロックのブロック数に分割さ
れるが、ディスクリートコサイン変換(DCT)の圧縮
処理をこのブロック単位で行なうので、このブロック1
単位のことを示す。
【0031】空間解像度変換が伴う場合、画素サブサン
プリング器10のように、各マクロブロックの動きベク
トルのサンプリングが必要となる。この動きベクトルの
サンプリング方法は、画素サブサンプリングと同様であ
る。すなわち、画素サブサンプリング器10は下記に示
す方法で画素のサンプリングを行なっている。
【0032】 水平方向:水平方向間引き間隔=MPEG2水平方向画素数/H.263水平 方向画素数 −−−(2) 垂直方向:垂直方向間引き間隔=MPEG2垂直方向画素数/H.263水平 方向画素数 −−−(3) 垂直方向間引き間隔=(MPEG2垂直方向画素数/2)/H.2 63水平方向画素数 −−−(4) MPEG2の走査方法がプログレッシブであれば
(2),(3)式により、水平、垂直方向の間引き間隔
を決定する。MPEG2の走査方法がインタレースであ
れば、トップフィールドまたはボトムフィールドいずれ
か一方のデータを無視することにより垂直方向を1/2
に間引く。その後、(2),(4)式により、水平、垂
直方向の間引き間隔を決定する。各々の式から求めた値
は小数点以下の丸めを行ない整数とする。
【0033】ここで、順次走査方式(ノンインタレー
ス)をプログレッシブと称し、飛び越し走査方式をイン
タレースと称している。インタレース走査方式では、走
査線の奇数ラインを走査したフィールドと偶数ラインを
走査したフィールドの2つのフィールドが存在する。奇
数ラインのフィールドをトップフィールドと称し、偶数
ラインのフィールドをボトムフィールドと称している。
【0034】間引き間隔の値により水平、垂直方向の画
素のサンプリングを行なう。ベクトル補正器8で補正さ
れた補正ベクトルデータ26が、エンコーダ3内の可変
長符号化部11に出力される。画素サブサンプリング器
10でサンプリングされた補正画像データ29はエンコ
ーダ3のDCT部13へ出力される。DCT部13は入
力した補正画像データ29をディスクリートコサイン変
換による圧縮処理を行ない、圧縮画素データ16を出力
する。量子化部12は圧縮画素データ16の量子化を行
ない、量子化画素データ17を出力する。可変長符号化
部11は、量子化画素データ17を補正ベクトルデータ
26と合わせて変換ビットストリーム30を出力する。
【0035】ベクトル補正器8では、(1)式の(H.
263水平方向画素数/MPEG2水平方向画素数)の
係数値と(H.263垂直方向画素数/MPEG2垂直
方向画素数)の係数値とを予め求めておき、動きベクト
ルデータ22が入力されると、即座に補正ベクトルデー
タ26が算出される。
【0036】次にMPEG2ビットストリーム21から
H.263ビットストリーム30への変換を行なう場合
の変換動作について説明する。この変換動作は大きく分
けて、画素サイズの変換処理と、動きベクトルの変換処
理の2つの処理に大別される。
【0037】図4は画素サイズの変換を説明する図であ
る。図4(a)はピクチュアタイプによる間引きを説明
する図であり、図4(b)は垂直方向、水平方向の間引
きを説明する図である。
【0038】MPEG2の画素サイズがPAL方式で7
20×576画素、H.263の画素サイズが8画素の
スタッフィングを行なった240×352画素であるた
め、画素数が適合するためにはMPEG2の画素の間引
きを行なう必要がある。
【0039】図4(a)に示すように、H.263では
Bピクチュアがないため削除し、削除したフレームは駒
落としフレームとする。また図4(b)に示すように、
垂直方向の間引きに関しては、720×576画素をト
ップフィールド720×288画素とボトムフィールド
720×288画素に分割し、このうちボトムフィール
ド720×288画素を削除する。さらにトップフィー
ルドの下の48画素を間引くことにより720×240
画素とする。また水平方向の間引きとして、720×2
40画素のマクロブロック(MB)を一つおきに間引く
ことにより、360×240画素の画面が得られ、36
0画素から8画素のスタッフィングを行ない、352×
240画素のH.263の画素サイズに変換される。
【0040】次に、動きベクトルの変換処理について説
明する。
【0041】図5は動きベクトル補正を説明する図であ
る。図5(a)はMPEG2のベクトル補正を、図5
(b)はH.263のベクトル補正を示す。
【0042】図5(a)で、MPEG2の前画像の任意
の画素(図中の△印)を水平方向にH画素移動し、垂直
方向にV画素移動させる。この場合、これら水平方向ベ
クトルおよび垂直方向ベクトルの変換は、図5(b)の
H.263の画像では、補正後の水平ベクトルH’およ
び補正後の垂直ベクトルV’は、 各々H’=H/2,
V’=V/2として変換される。
【0043】上述の通りMPEG2からH.263への
変換を行なう場合、輝度信号は(1)式により係数値を
求めると次のようになる。
【0044】 H.263水平方向画素数/MPEG2水平方向画素数=352/720 =0.49 . H.263垂直方向画素数/MPEG2垂直方向画素数=288/576 =0.5 . 同様に、画素サブサンプリング器10に対して、間引き
間隔を求める。MPEG2の走査方法がインタレースと
すると、(2),(4)式より以下の値が得られる。
【0045】 水平方向間引き間隔=MPEG2水平方向画素数/H.263水平方向画素数 =720/352=2.05 . 垂直方向間引き間隔=(MPEG2垂直方向画素数/2)/H.263垂直方 向画素数=(576/2)/288=1 . 小数点以下を丸めて、水平方向間引き間隔=2、垂直方
向間引き間隔=1 が得られる。
【0046】インタレースの場合、垂直方向はトップフ
ィールドまたはボトムフィールドを無視することによ
り、垂直方向の間引きは完了したことになる。ベクトル
補正器8は補正後の補正ベクトルデータ26を可変長符
号化部11に出力する。
【0047】画素サブサンプリング器10により、補正
画像データ29はDCT部13へ出力され、量子化部1
2、可変長符号化部11を経て、H.263ビットスト
リーム30として出力される。
【0048】次に、走査方法がインタレースのビットス
トリームの場合、可変長復号化部4に1フレーム分のデ
ータが入力されると、可変長復号化部4はMPEG2ビ
ットストリーム21の復号を行ない、周波数領域の画素
データ14、動きベクトルデータ22、ピクチュアタイ
プデータ24に分離する。動きベクトルデータ22はベ
クトル補正器8に出力される。動きベクトルデータ22
は1画素の水平方向、垂直方向がそれぞれ16ビットデ
ータで表示される。ピクチュアタイプデータ24はピク
チュア判定器9に出力される。ピクチュアタイプデータ
24は、8ビットのデータがヘキサデシマル(16進表
示)で“01H(00000001)”であれば、Iピ
クチュア、“02H(00000010)”であれば、
Pピクチュア、“03H(00000011)”であれ
ばBピクチュアであると予め設定されている。
【0049】逆DCT部6が出力する空間領域の画素デ
ータ23は32ビットデータで、輝度レベルが−255
から+255の範囲のレベルを有する。この画素データ
23は画像メモリ7に1フレーム分蓄積される。ピクチ
ュア判定器9はピクチュアタイプデータ24がBピクチ
ュアの“03H”以外であれば、ベクトル補正器8およ
び画素サブサンプリング器10に起動指示信号27,2
8を出力する。これら起動指示信号27,28は任意の
幅のパルス信号を用いる。
【0050】ベクトル補正器8は動きベクトルデータ2
2の補正を行なう。水平方向動きベクトルの画素数が
6、垂直方向動きベクトルの画素数が5であれば、
(1)式より、補正後水平ベクトルは3、補正後垂直ベ
クトルは2.5となる。この補正後垂直ベクトルは小数
点以下を丸めて3とする。
【0051】すなわち、(1)式から 水平方向: (360/720)×06=3(補正後水
平方向ベクトル) 垂直方向: (240/576)×05=2.1 丸め
て2(補正後垂直方向ベクトル) 画素サブサンプリング器10は、垂直方向のサブサンプ
リングに対しボトムフィールドのデータを無視すること
で、サンプリングを行なう。水平方向のサンプリングは
(1)式で計算したように、1画素おきに画素データサ
ンプリングを行なう。動きベクトルも同様に1マクロブ
ロックごとにサンプリングする。
【0052】補正された動きベクトルの補正ベクトルデ
ータ26は可変長符号化部11に出力される。また、サ
ブサンプル後の補正画像データ29はDCT部13に出
力される。補正画像データ29はDCT部13による画
像圧縮後、量子化部12、可変長符号化部11により、
H.263ビットストリーム30として出力される。
【0053】なお、MPEGビットストリーム21はM
PEG2ビットストリームの代わりにMPEG1ビット
ストリームでも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の動画符号
変換装置は、トランスコーダ内部で画素のサンプリング
とベクトル補正を行なうことができるので、空間解像度
の異なる動画像を変換するという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動画符号変換装置の一つの実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】MPEG2画像圧縮データを説明する図であ
る。
【図3】H.263画像データを説明する図である。
【図4】画素サイズの変換を説明する図である。
【図5】動きベクトル補正を説明する図である。
【符号の説明】
1 デコーダ 2 トランスコーダ 3 エンコーダ 4 可変長復号化部 5 逆量子化部 6 逆DCT部 7 画像メモリ部 8 ベクトル補正器 9 ピクチュア判定器 10 画素サブサンプリング器 11 可変長符号化部 12 量子化部 13 DCT部 14 画素データ 15 画素データ 16 圧縮画素データ 17 量子化画素データ 21 MPEG2ビットストリーム 22 動きベクトルデータ 23 画素データ 24 ピクチュアタイプデータ 25 画素データ 26 補正ベクトルデータ 27,28 起動指示信号 29 補正画像データ 30 H.263ビットストリーム

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像圧縮した動画像データを復号し、
    の復号画像がフレーム内符号化画像(Iピクチュア)、
    フレーム間順方向予測符号化画像(Pピクチュア)、双
    方向予測符号化画像(Bピクチュア)のいずれのピクチ
    ュアタイプかを示す画像識別データおよび動きベクトル
    データと圧縮画素データとを出力し、この圧縮画素デー
    タから再生した画像データを出力する画像復号手段と;
    前記画像データの間引き処理を行なった補正画像データ
    を出力し、前記画像識別データによりどのピクチュアタ
    イプの画像であるかを判定し、この判定結果により前記
    動きベクトルデータに対して間引き処理および動きベク
    トル補正式により計算した補正ベクトルデータを出力す
    画像変換手段と;前記補正画像データを画像圧縮し、
    この圧縮した画像を前記補正ベクトルデータとともに解
    像度の異なる画像に符号化する画像符号化手段と;を備
    えたことを特徴とする動画符号変換装置。
  2. 【請求項2】 前記画像復号手段が、 前記動画像データを復号し、この復号画像がIピクチュ
    ア、Pピクチュア、Bピクチュアのいずれのピクチュア
    タイプかを示す前記画像識別データおよび前記動きベク
    トルデータと前記圧縮画素データとを出力する可変長復
    号化部と;前記圧縮画素データの逆量子化画素を出力す
    る逆量子化部と;前記逆量子化画素から圧縮を解除し、
    前記再生した画像データを出力する逆直交変換部と;を
    有したことを特徴とする請求項1記載の動画符号変換装
    置。
  3. 【請求項3】 前記画像変換手段が、 前記再生した画像データを蓄積する画像メモリ部と;こ
    の画像メモリ部から読み出した画像データの間引き処理
    を第1の制御信号の起動により行ない、前記補正画像デ
    ータを出力する画素サンプリング部と;前記画像識別デ
    ータによりどのピクチュアタイプの画像であるかを判定
    し、この判定結果により特定の種別の画像であれば処理
    を行なわず、他の種別の画像であれば前記第1の制御信
    号および第2の制御信号を出力する画像判定部と;前記
    第2の制御信号により、前記動きベクトルデータに対し
    て間引き処理および動きベクトル補正式により計算した
    前記補正ベクトルデータを出力するベクトル補正部と;
    を有したことを特徴とする 求項1又は請求項2記載
    動画符号変換装置。
  4. 【請求項4】 前記画像符号化手段が、 前記補正画像データの画像圧縮処理を行ない圧縮画素デ
    ータを出力する直交変換部と;前記圧縮画素データを量
    子化し、量子化画素データを出力する量子化部と;前記
    量子化画素データを前記補正ベクトルデータとともに解
    像度の異なる画像に符号化する可変長符号化部と;を有
    したことを特徴とする請求項1,2,又は3記載の動画
    符号変換装置。
  5. 【請求項5】 前記逆直交変換部が、逆デイスクリート
    コサイン変換であることを特徴とした請求項2記載の動
    画符号変換装置。
  6. 【請求項6】 前記直交変換部が、デイスクリートコサ
    イン変換であることを特徴とした請求項4記載の動画符
    号変換装置。
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