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JPH08253219A - ラベルプリンタ - Google Patents

ラベルプリンタ

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Publication number
JPH08253219A
JPH08253219A JP5908895A JP5908895A JPH08253219A JP H08253219 A JPH08253219 A JP H08253219A JP 5908895 A JP5908895 A JP 5908895A JP 5908895 A JP5908895 A JP 5908895A JP H08253219 A JPH08253219 A JP H08253219A
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JP
Japan
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label
peeling
mount
paper
peeled
Prior art date
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Application number
JP5908895A
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Kazuhisa Furuya
一寿 古屋
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP05908895A priority Critical patent/JP3342596B2/ja
Publication of JPH08253219A publication Critical patent/JPH08253219A/ja
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Publication of JP3342596B2 publication Critical patent/JP3342596B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速印字発行においてもラベルを確実に剥離し
て発行し、印字済みラベルが台紙と共に巻き取られると
いう不具合を防止する。 【構成】剥離センサ23による前発行ラベルの検出から
非検出への変化のタイミングで、すなわち、1枚前に発
行したラベルが取除かれたタイミングで、次に印字する
先頭ラベルを先端部分を、剥離センサ23によりラベル
が検出されるまで剥離する搬送を低速で行うもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数枚のラベルを所
定間隔をおいて台紙に貼着したラベル用紙に印字を行
い、印字したラベルを台紙から剥がし取って発行するラ
ベルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来のラベルプリンタは、図8
に示すように、複数枚のラベル1-1,1-2,…,1-nを
所定間隔をおいて台紙2に貼着したラベル用紙3に印字
を行うサーマルヘッド4と、このサーマルヘッド4に対
向して配置されラベル用紙3を搬送するプラテン5と、
ラベル用紙3のラベルの先端を検出する紙送りセンサ6
と、ラベル用紙3を鋭角に曲折させる剥離板7と、ラベ
ル用紙3の台紙2を巻取る巻取ローラ( 図示せず )と、
剥離板7により剥離されたラベル1を検出する透過形の
光学式センサからなる剥離センサ8とを設けている。
【0003】図8( a )は、1枚前に印字発行されたラ
ベルが剥がされているときの状態を示す図である。この
時、ラベル用紙は1枚前のラベルを剥離させた状態で搬
送が停止したままなので、その最初のラベル1-1は、印
字のホームポジションに位置していない。
【0004】そこで、紙送りセンサ6によるラベル1-1
の先端の検出に基いて、ラベル1-1のホームポジション
への位置決めのためバックフィードが行われる。図8(
b )は、このバックフィードが終了したときのラベル1
-1がホームポジションに位置決め完了した状態を示す図
である。
【0005】次に、ラベル1-1に対する印字が行われ
る。この印字中の搬送又は印字が終了した後に行う剥離
のための搬送により、ラベル用紙3は剥離板7の鋭角形
状部分により巻取ローラの方向に鋭角に曲折される。こ
の時、ラベル1-1がその先端方向から剥離され、ラベル
1-1の一部( 例えば後端から2〜3mm部分 )を残して
剥離されてその搬送が停止される。図8( c )は、その
ラベル1-1の剥離が終了した搬送停止時の状態を示す図
である。
【0006】また、印字中及び印字終了後、台紙2から
剥離されたラベル1-1は剥離センサ8により検出される
ようになり、この剥離センサ8が紙有りとして検出して
いる状態のときには次のラベル発行が禁止される。ここ
でラベル1-1が取除かれれば、剥離センサ8は未検出状
態となり紙無しと判断して、再び前述した図8( a )に
示す状態に戻り、次のラベル発行が可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のラベルプ
リンタにおいては、高速印字発行のときには図8( d )
に示すように、ラベル1の先端が台紙2から剥離する前
に、その先端部分が台紙2から剥離せずに剥離板7の鋭
角部分を通過して、台紙2と共に巻取ローラへの搬送路
に搬送されるという問題があった。
【0008】そこでこの発明は、高速印字発行において
もラベルを確実に剥離して発行することができ、印字済
みラベルが台紙と共に巻き取られるという不具合を防止
することができるラベルプリンタを提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
複数枚のラベルを所定間隔をおいて台紙に貼着したラベ
ル用紙に印字を行い、印字したラベルを台紙から剥がし
取って発行するラベルプリンタにおいて、ラベルの先端
を印字前に台紙から予め所定長さ剥離しておく剥離準備
手段を設けたものである。
【0010】請求項2対応の発明は、複数枚のラベルを
所定間隔をおいて台紙に貼着したラベル用紙に印字を行
い、印字したラベルを台紙から剥がし取って発行するラ
ベルプリンタにおいて、ラベルの台紙から剥離された部
分を検出するラベル検出手段と、このラベル検出手段に
よる検出に基いて印字発行する次のラベルの先端を台紙
から予め所定長さ剥離しておく剥離準備手段とを設けた
ものである。
【0011】請求項3対応の発明は、請求項1又は請求
項2対応の発明において、剥離準備手段は、ラベルの先
端を台紙から所定長さ剥離するときのラベル用紙の搬送
速度をラベルの先端が台紙から剥がれる速度に変更する
ものである。
【0012】請求項4対応の発明は、請求項1又は請求
項2対応の発明において、剥離準備手段は、電源投入後
に先頭のラベルの先端を台紙から予め所定長さ剥離して
おくものである。
【0013】請求項5対応の発明は、請求項1又は請求
項2対応の発明において、剥離準備手段は、ラベルへの
発行終了後そのラベルが取除かれると、次に印字するラ
ベルの先端を台紙から予め所定長さ剥離しておくもので
ある。
【0014】
【作用】請求項1対応の発明においては、剥離準備手段
によりラベルの先端が印字前に台紙から予め所定長剥離
しておくので、そのラベルの先端部分の台紙との接着力
が低下しているので、その先端部分の台紙からの剥離が
容易となる。
【0015】例えば剥離板によるラベルの先端部分の剥
離に要する時間が大幅に短縮される。従って、高速印字
においてもラベルの先端部分が剥離板の鋭角部分を通過
する前に台紙から剥離している可能性が大きくなる。
【0016】請求項2対応の発明においては、ラベル検
出手段によりラベルの台紙から剥離された部分が検出さ
れるので、1枚前に発行されたラベルの状態に応じて又
はラベルの先端の所定長の剥離状態に応じて、剥離準備
手段はラベルの先端を台紙から予め所定長さ剥離してお
く。
【0017】請求項3対応の発明においては、剥離準備
手段は、ラベル用紙の搬送速度をラベルの先端が剥がれ
る速度に変更して、ラベルの先端を台紙から予め所定長
さ剥離する。従って、ラベルの台紙からの剥離に要する
時間が長くても、剥離手段のラベル用紙の搬送速度の変
更を最適に設定すれば、確実にラベルの先端部分は台紙
から剥離される。
【0018】請求項4対応の発明においては、電源投入
時に剥離準備手段によりラベルの先端が台紙から予め所
定長さ剥離されているので、電源投入後最初のラベル発
行では直ぐに印字発行を行うことができる。
【0019】請求項5対応の発明においては、剥離準備
手段により、ラベルへの発行終了後そのラベルが取除か
れると、次に印字するラベルの先端を台紙から予め所定
長さ剥離しておく。従って、次に印字するラベルの発行
が指示されたときに、すでにラベルの先端部分が台紙か
ら剥離されているので、直ぐにラベル発行を開始するこ
とができる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の第1実施例を図1乃至図5
を参照して説明する。図1は、この発明を適用したラベ
ルプリンタ10の要部構成を示す図である。11は、ラ
ベルへ印字を行う複数の発熱抵抗体がライン状に形成さ
れたサーマルラインヘッドである。このサーマルライン
ヘッド11に対向してプラテン12が配置されている。
なお、前記プラテン12は、この図1では図示しない
が、後述するフィードモータにより回転駆動されるよう
になっている。
【0021】このサーマルラインヘッド11とプラテン
12との間には、給紙ローラ13にロール状に巻回され
てセットされたラベル用紙14から供給されるラベル用
紙が、互いに対向して配置された第1の補助ローラ15
及び第2の補助ローラ16の間を介して供給される。前
記2個の補助ローラ15,16と前記サーマルラインヘ
ッド11及び前記プラテン12との間の搬送路には、光
学式透過形センサ及び光学式反射形センサからなる紙送
りセンサ17が配置されている。
【0022】前記プラテン12からラベル発行口18側
の近傍には剥離板19が配置され、ラベル用紙は、前記
剥離板19の鋭角部分により鋭角に曲折されて、その台
紙が前記プラテン12の下部を通り、第3の補助ローラ
20を介して巻取ローラ21により巻き取られる。この
巻取ローラ21は、複数のギアを介して台紙巻取モータ
22により回転駆動される。
【0023】前記剥離板19によりラベル用紙から剥離
されたラベルは、前記ラベル発行口18から突出され
る。このラベル発行口18には、その剥離され突出され
たラベルを検出するための光学式透過形センサからなる
ラベル検出手段としての剥離センサ23が配置されてい
る。
【0024】図2は、前記ラベルプリンタ10の要部回
路構成を示すブロック図である。31は、制御部本体を
構成するCPU(central processing unit )である。こ
のCPU31が行う処理のプログラムデータが記憶され
たROM(read onlymemory)32、前記CPU31が処
理を行う時に使用する各種メモリのエリアが形成された
RAM(random access memory)33、前記剥離センサ2
3及び前記紙送りセンサ17からの検出信号を入力する
と共に他の図示しない各種信号を入出力するI/O(inp
ut/output)ポート部34、各種コマンド及び印字データ
等を送信するホストコンピュータ35と回線を介してデ
ータの伝送制御を行う通信インターフェイス36はそれ
ぞれ、システムバス37を介して前記CPU31と接続
されている。
【0025】また、前記CPU31は前記システムバス
37を介して、紙送り( フィード )の指令等を入力する
ためのキーボード38を制御するキーボードコントロー
ラ39、エラー等を表示する表示器40を制御する表示
コントローラ41、前記サーマルラインヘッド11を駆
動制御するヘッドドライバ42、前記プラテン12及び
他の回転駆動する補助ローラ等を回転駆動源としてのフ
ィードモータ43及び前記台紙巻取モータ22をそれぞ
れ駆動制御するモータドライバ44と接続されている。
【0026】図3は、前記CPU31が行う印字処理の
流れを示す図である。まず、ステップ1( ST1 )の処
理として、ホストコンピュータ35から送信され通信イ
ンターフェイス36により受信されたコマンドが有る状
態になるまでの待機状態となり、コマンドが有る状態と
なると、このコマンドを解析して、このコマンドが剥離
発行コマンドか否かを判断する。
【0027】ここで、そのコマンドが剥離発行コマンド
でないと判断すれば、そのコマンドに応じた他のコマン
ド処理を行い、このコマンド処理を終了すると、再び前
述したステップ1の処理に戻る。
【0028】また、そのコマンドが剥離発行コマンドと
判断すれば、剥離センサ23からの検出信号に基いて、
ラベルが検出されている( 紙有 )か否かを判断する。こ
こで、ラベルが検出されていると判断すれば、ラベルが
検出されていないと判断するまでの、すなわちラベルが
取除かれるまでの待機状態となる。
【0029】また、ラベルが検出されていないと判断す
れば、ステップ2( ST2 )の処理として、RAM33
に形成されたラベル剥しフラグがセットされているか否
かを確認する。
【0030】ここで、ラベル剥しフラグがセットされて
いる場合には、ラベル剥しフラグのセットを解除し、ま
た、ラベル剥しフラグがセットされていない場合には、
後述するラベル剥し準備処理( 剥離準備手段 )を行うよ
うになっている。
【0031】ラベル剥しフラグのセットを解除すると、
又はラベル剥し準備処理を終了すると、紙送りセンサ1
7からの検出信号に基いて、ラベル用紙をホームポジシ
ョンまでバックフィードする。すなわち、印字するラベ
ルの印字開始位置をサーマルラインヘッド11の印字位
置に位置決めする。
【0032】次に、1枚のラベルへの印字を開始し、剥
離フィードを行う。この剥離フィードは、剥離センサ2
3からの検出信号を監視しながら、剥離板19によりラ
ベルの後端側の2〜3mmを残して剥離するラベル用紙
の搬送を行う。この1枚のラベルへの印字及び剥離フィ
ードにより1枚のラベル発行が行われる。
【0033】この1枚のラベル発行を終了すると、剥離
センサからの検出信号に基いて、ラベルが検出されてい
るか否かを判断する。ここで、ラベルが検出されている
と判断すれば、ラベルが検出されていないと判断するま
での、すなわちラベルが取除かれるまでの待機状態とな
る。
【0034】また、ラベルが検出されていないと判断す
れば、すなわち、ラベルが取除かれたということである
から、後述するラベル剥し準備処理を行い、このラベル
剥し準備処理を終了すると、RAM33に形成されたラ
ベル剥しフラグをセットして、剥離発行コマンドで設定
された設定枚数分の発行が終了したか否かを判断する。
【0035】ここで、設定枚数分の発行が終了していな
いと判断すれば、再び前述したステップ2の処理に戻る
ようになっており、また、設定枚数分の発行が終了した
と判断すれば、再び前述したステップ1の処理に戻るよ
うになっている。
【0036】図4は、CPU31が行うラベル剥し処理
の流れを示す図である。まず、RAM33に形成された
カウンタn,mに0を設定し、ステップ3( ST3 )の
処理として、フィードモータ43の回転駆動によりプラ
テン12等を回転駆動させて1ステップ分ラベル用紙を
搬送させる。
【0037】次に、カウンタmのカウント値mに対して
+1の加算処理を行い、剥離センサ23からの検出信号
に基いて、ラベルが検出されている( 紙有 )か否かを判
断する。
【0038】ここで、ラベルが検出されていないと判断
すれば、カウントnに0を設定してから、カウンタmの
カウント値mが予め設定された上限値M以上か否かを判
断し、カウント値mが上限値M未満と判断すれば、再び
前述したステップ3の処理に戻り、またカウント値mが
巻込みエラー判定のための上限値M以上と判断すれば、
エラー処理を行うようになっている。
【0039】また、ラベルが検出されていると判断すれ
ば、カウンタnのカウント値nに対して+1の加算処理
を行い、カウンタnのカウント値nが剥離判定のための
下限値N以上か否かを判断する。
【0040】ここで、そのカウント値nが下限値N未満
と判断すれば、再び前述したステップ3の処理に戻るよ
うになっている。また、カウント値Nが下限値N以上と
判断すれば、フィードモータ43の回転駆動によりプラ
テン12等を回転駆動させて、カウンタmによりカウン
トされたmステップ数分だけラベル用紙をバックフィー
ドさせる。このバックフィード処理を終了するとこのラ
ベル剥し処理を終了するようになっている。
【0041】このような構成の第1実施例においては、
1枚前に発行されたラベルが取除かれると、図5( a )
に示すような状態となり、次に印字される先頭のラベル
51-1に対してそのラベル51-1の先端部分を剥してお
くラベル剥し準備処理が行われる。
【0042】ラベル用紙53の1ステップ搬送を、剥離
センサ23によりラベル51-1が連続してN回以上検出
するまで繰り返して行う。このときmカウンタにより、
図5( a )に示す状態からのステップ数がカウントさ
れ、nカウンタにより、剥離センサ23によりラベルが
連続して検出されたステップ数がカウントされる。
【0043】図5( a )に示す状態からMステップ数以
上ステップ搬送しても、剥離センサ23によりラベル5
1-1が連続してN回以上検出されなければ、ラベル51
-1が剥離せずに台紙52と共に巻取ローラ21の方向に
巻き取られたと判断してエラー処理を行う。
【0044】剥離センサ23によりラベル51-1が連続
してN回以上検出されたときには、図5( b )に示すよ
うな状態となる。ここで、mカウンタでカウントしたm
ステップ数だけバックフィードする。すると、ラベル5
1-1は図5( a )に示す位置に戻り、さらに、ホームポ
ジションへのバックフィードが行われて、図5( b )に
示すような状態となる。
【0045】ラベル51-1がホームポジションへ位置決
めされると印字が開始される。このとき印字に伴って行
われるラベル用紙の搬送により、ラベル用紙が剥離板1
9の鋭角部分を通過するときに、ラベルはその先端から
順次台紙から剥離される。印字が終了するとラベル51
-1の後端から2〜3mm部分を残して剥離する残りの剥
離搬送が行われて、図5( d )に示すような状態とな
る。ここでは、ラベル51-1が取除かれるまでの待機状
態になっている。
【0046】また連続発行時には、その最終ラベルが取
除かれると、次のラベルの先端を剥す処理が行われてか
ら、コマンド待ち状態となる。
【0047】このように第1実施例によれば、次に発行
するラベル51-1の先端部分を印字前に予め剥離してお
くことにより、ラベル51-1の先端部分と台紙との接着
力が低下又は剥離したままとなっているので、印字又は
剥離における高速搬送においてもラベル51-1の先端部
分は即座に剥離され、ラベル51-1は確実に2〜3mm
を残して剥離し、ラベル発行口18から突出して発行さ
れる。従って、印字済みのラベル51-1が剥離せずに台
紙52と共に巻取ローラ21へ巻き取られるという不具
合を防止することができる。
【0048】なお、この第1実施例では、ラベル検出手
段としての剥離センサ23による前発行ラベルの検出か
ら非検出への変化のタイミングで、すなわち、1枚前に
発行したラベルが取除かれたタイミングで、次に印字す
る先頭ラベルを先端部分を、剥離センサ23によりラベ
ルが検出されるまで剥離する搬送を行うことにより、次
の剥離発行コマンドを実行した時に、すでにその先頭ラ
ベルの先端部分が剥離されているので、即座に印字発行
を行うことができる。しかも、剥離センサ23によるラ
ベルの検出に基いて剥離搬送が行われているので、確実
にその先頭ラベルの先端部分が所定長さ分剥離されたこ
とを確認することができる。
【0049】この発明の第2実施例を図6を参照して説
明する。なお、この第2実施例と前述した第1実施例と
の異なる点はラベル剥し準備処理の内容である。従っ
て、構成についてはほとんど同一構成となっており、同
一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
【0050】図6は、前記CPU31が印字処理( 図3
参照 )の中でサブルーチンとして行うラベル剥し準備処
理の流れを示す図である。まず、RAM33に形成され
たカウンタn,mに0を設定し、フィードモータ43に
よるラベル用紙の搬送速度のモードを高速モードから低
速モードに切換える。なお、高速モードのときのラベル
用紙の搬送速度は、10inch/sであり、低速モードの
ときのラベル用紙の搬送速度は、3inch/sである。
【0051】次に、ステップ4( ST4 )の処理とし
て、フィードモータ43の回転駆動によりプラテン12
等を回転駆動させて1ステップ分ラベル用紙を搬送させ
る。次に、カウンタmのカウント値mに対して+1の加
算処理を行い、剥離センサ23からの検出信号に基い
て、ラベルが検出されている( 紙有 )か否かを判断す
る。
【0052】ここで、ラベルが検出されていないと判断
すれば、カウントnに0を設定してから、カウンタmの
カウント値mが予め設定された上限値M以上か否かを判
断し、カウント値mが上限値M未満と判断すれば、再び
前述したステップ3の処理に戻り、またカウント値mが
巻込みエラー判定のための上限値M以上と判断すれば、
エラー処理を行うようになっている。
【0053】また、ラベルが検出されていると判断すれ
ば、カウンタnのカウント値nに対して+1の加算処理
を行い、カウンタnのカウント値nが剥離判定のための
下限値N以上か否かを判断する。
【0054】ここで、そのカウント値nが下限値N未満
と判断すれば、再び前述したステップ3の処理に戻るよ
うになっている。また、カウント値Nが下限値N以上と
判断すれば、フィードモータ43によるラベル用紙の搬
送速度のモードを低速モードから高速モードに切換え
る。
【0055】そこで、フィードモータ43の回転駆動に
よりプラテン12等を回転駆動させて、カウンタmによ
りカウントされたmステップ数分だけラベル用紙をバッ
クフィードさせる。このバックフィード処理を終了する
とこのラベル剥し処理を終了するようになっている。
【0056】このような構成の第2実施例においては、
ラベルの先端部分を剥す処理を行う時には、ラベル用紙
の搬送速度のモードを低速モードが切換えられ、フィー
ドモータ43によるラベル用紙の1ステップ搬送が低速
となる。
【0057】このように第2実施例によれば、前述した
第1実施例と同様な効果を得ることができると共に、ラ
ベルの先端部分を剥離するときに、ラベル用紙の搬送速
度を低速にすることにより、ラベルと台紙との接着力に
応じてラベル用紙の搬送速度を低速にすれば、より確実
にラベルの先端部分を剥離することができる。従って、
より確実にラベルを剥離して発行することができ、印字
済みラベルが台紙と共に巻き取られるという不具合を防
止することができる。
【0058】この発明の第3実施例を図7を参照して説
明する。なお、この第3実施例は、上述した第1実施例
及び第2実施例と異なる点は、電源投入時にラベル剥し
準備処理を行う機能を付加した点にある。従って、構成
についてはほとんど同一構成となっており、同一部材に
は同一符号を付してその説明は省略する。
【0059】図7は、電源が投入されたときに、前記C
PU31が行う電源投入時の処理の流れを示す図であ
る。まず、各種メモリの初期化や初期設定を行うイニシ
ャライズを行い、このイニシャライズが終了すると、剥
離センサ23からの検出信号に基いて、ラベルが検出さ
れている( 紙有 )か否かを判断する。ここで、ラベルが
検出されていると判断すれば、ラベルが検出されていな
いと判断するまでの待機状態となる。
【0060】また、ラベルが検出されていないと判断す
れば、RAM33に形成されたラベル剥しフラグがセッ
トされているか否かを判断し、ラベル剥しフラグがセッ
トされていると判断されれば、このままこの電源投入時
処理を終了するようになっている。
【0061】また、ラベル剥しフラグがセットされてい
ないと判断されれば、上述した第1実施例又は第2実施
例で説明したラベル剥し準備処理を行う。このラベル剥
し準備処理を終了すると、この電源投入時処理を終了す
るようになっている。なお、前記CPU31は、この電
源投入時処理を終了すると、上述した第1実施例で説明
した印字処理等へ移行するようになっている。
【0062】このような構成の第3実施例においては、
電源投入時にラベル剥し処理を行うので、電源投入後の
ホストコンピュータ35からの最初のコマンドを受信し
た時には、すでに先頭ラベルの先端部分が台紙から剥離
されているので、その最初のコマンドによるラベルの印
字発行が直ぐに行われる。
【0063】なお、前述の最後の発行が剥離発行で、発
行終了後の先頭ラベルの先端部分が剥離されている場合
には、ラベル剥しフラグがセットされているので、この
電源投入時処理のラベル剥し準備処理は行われない。
【0064】このように第3実施例によれば、上述した
第1実施例及び第2実施例と同様な効果を得ることがで
きると共に、電源投入時にはラベル剥し準備処理を行う
ので、電源投入後の最初のコマンドによるラベル印字発
行を直ぐに行うことができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
高速印字発行においてもラベルを確実に剥離して発行す
ることができ、印字済みラベルが台紙と共に巻き取られ
るという不具合を防止することができるラベルプリンタ
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例のラベルプリンタの要部
構成を示す図。
【図2】同実施例のラベルプリンタの要部回路構成を示
すブロック図。
【図3】同実施例のラベルプリンタで行われる印字処理
の流れを示す図。
【図4】同実施例のラベルプリンタで行われる印字処理
のサブルーチンとしてのラベル剥し処理の流れを示す
図。
【図5】同実施例のラベルプリンタの印字処理における
ラベル用紙搬送の状態を説明するための図。
【図6】第2実施例のラベルプリンタで行われる印字処
理のサブルーチンとしてのラベル剥し処理の流れを示す
図。
【図7】第3実施例のラベルプリンタで行われる電源投
入時処理の流れを示す図。
【図8】従来例のラベルプリンタの印字処理におけるラ
ベル用紙搬送の状態を説明するための図。
【符号の説明】
11…サーマルラインヘッド、 12…プラテン、 17…紙送りセンサ、 19…剥離板、 21…巻取ローラ、 23…剥離センサ、 31…CPU、 33…RAM、 43…フィードモータ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のラベルを所定間隔をおいて台紙
    に貼着したラベル用紙に印字を行い、印字したラベルを
    前記台紙から剥がし取って発行するラベルプリンタにお
    いて、ラベルの先端を印字前に前記台紙から予め所定長
    さ剥離しておく剥離準備手段を設けたことを特徴とする
    ラベルプリンタ。
  2. 【請求項2】 複数枚のラベルを所定間隔をおいて台紙
    に貼着したラベル用紙に印字を行い、印字したラベルを
    前記台紙から剥がし取って発行するラベルプリンタにお
    いて、ラベルの前記台紙から剥離された部分を検出する
    ラベル検出手段と、このラベル検出手段による検出に基
    いて印字発行する次のラベルの先端を前記台紙から予め
    所定長さ剥離しておく剥離準備手段とを設けたことを特
    徴とするラベルプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のラベルプリ
    ンタにおいて、前記剥離準備手段は、ラベルの先端を台
    紙から所定長さ剥離するときのラベル用紙の搬送速度を
    前記ラベルの先端が台紙から剥がれる速度に変更するこ
    とを特徴とするラベルプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載のラベルプリ
    ンタにおいて、前記剥離準備手段は、電源投入後に先頭
    のラベルの先端を前記台紙から予め所定長さ剥離してお
    くことを特徴とするラベルプリンタ。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2記載のラベルプリ
    ンタにおいて、前記剥離準備手段は、ラベルへの発行終
    了後そのラベルが取除かれると、次に印字するラベルの
    先端を前記台紙から予め所定長さ剥離しておくことを特
    徴とするラベルプリンタ。
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