JPH08225428A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH08225428A JPH08225428A JP7035063A JP3506395A JPH08225428A JP H08225428 A JPH08225428 A JP H08225428A JP 7035063 A JP7035063 A JP 7035063A JP 3506395 A JP3506395 A JP 3506395A JP H08225428 A JPH08225428 A JP H08225428A
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Abstract
びセンキシから選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物
と、(B)次の一般式(1) 【化1】 (式中、R1 、R2 は炭化水素基等を示し、R3 、R4
は水素原子、リン酸塩残基等を示す)で表わされる擬セ
ラミド類を含有する化粧料。 【効果】 シワ形成抑制効果に優れる。
Description
れた化粧料に関する。
を問わず重大な関心事となっている。ところが、肌は加
齢、紫外線、温・湿度、疾病、ストレス、食習慣等によ
り影響を受け、老化、諸機能の低下、その他種々のトラ
ブルが発生する。
るシワは、加齢や太陽光線による皮膚の老化(光老化)
により発生する。老化のメカニズムは明らかではない
が、皮膚の場合、生体の最外層に位置して、生体防御の
最前線の役割を担っていることから、環境因子による障
害の蓄積が皮膚加齢現象に大きく作用していると考えら
れる。とりわけ紫外線は皮膚加齢、シワ形成に関与する
最大の環境因子と考えられる。すなわち、紫外線により
産生されるフリーラジカル(特に活性酸素)は日焼けな
どの急性炎症のみでなく、慢性的に繰り返されることに
より光老化を誘発することが知られている。詳細には、
紫外線により発生する各種フリーラジカルや活性酸素
(スーパーオキシド、ハイドロキシラジカル、一重項酸
素等)は真皮成分のDNA−蛋白クロスリンク(架橋結
合)、コラーゲンやエラスチンなどの蛋白クロスリンク
の障害、変性、SODなどの抗酸化酵素の不活化、細胞
成分の膜脂質過酸化とこれによる細胞機能の劣化などを
惹起し、その結果として老化、シワが形成されると考え
られている(フレグランス ジャーナル,11巻,49
−54,1992)。
加するに伴ない、このような肌の老化、特にシワ形成を
抑制する化粧料が望まれている。
は、レチン酸及びその誘導体(特開平6−24958号
公報等)、アスコルビン酸誘導体(特開昭61−305
10号公報、特開昭61−152613号公報等)、ビ
タミンE(特開昭62−19511号公報、特開昭62
−87506号公報等)、γ−アミノ酸誘導体(特開昭
62−255405号公報、特開平2−62810号公
報等)がすでに提案されている。
及び効果、特にシワ形成抑制効果において満足できるも
のではなかった。
は、シワ形成抑制効果に優れた化粧料を提供することに
ある。
者らは、種々の天然物及び化合物についてのシワ形成抑
制作用を検討した結果、特定の植物抽出物と擬セラミド
類を組合わせて用いれば、シワ形成抑制効果に優れた化
粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
(B): (A)ハマメリス、ボタン、ショウキョウ及びセンキシ
から選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物、(B)
次の一般式(1)
て、1又は2以上のヒドロキシル基で置換されていても
よい炭素数9〜39の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和
の炭化水素基を示し、R3 及びR4 は同一又は異なっ
て、水素原子、リン酸塩残基、硫酸塩残基又は糖残基を
示す)で表わされる擬セラミド類、を含有する化粧料を
提供するものである。
物は、ハマメリス、ボタン、ショウキョウ、センキシ、
ゲンチアナ、ハコベ草、キササゲ、パセリ、甘茶、甘
遂、連銭草、柿の葉、浮き草、延命草、タイム、カワラ
ヨモギ、イチョウ、オウバク、オウレン、キキョウ、キ
クカ、キョウニン、クマザサ、クチナシ、ドクダミ、シ
ラカバ、セイヨウノコギリソウ、センキュウ、クワ、チ
ンピ、トウキンセンカ、トウニン、ノバラ、ベニバナ、
セイヨウハッカ、マロニエ、ムクロジ、モモ葉、ヤグル
マギク、ユリ、ヨクイニン、レイシ及びレンギョウから
選ばれる植物から得られるものである。これらのうち、
特にハマメリス、ボタン、ショウキョウ、センキシが好
ましい。
皮、根、枝等の1又は2以上の箇所(以下「原体」と称
する)を乾燥し又は乾燥することなく粉砕した後、常温
又は加温下に、溶剤により抽出するか又はソックスレー
抽出器等の抽出器具を用いて抽出することにより得るこ
とができる。ここで、使用される溶剤は特に限定され
ず、例えば、水、メチルアルコール、エチルアルコール
等の1級アルコール、プロピレングリコール、1,3−
ブチレングリコール等の液状多価アルコール、酢酸エチ
ルエステル等の低級アルキルエステル、ベンゼン、ヘキ
サン等の炭化水素、エチルエーテル、アセトン等の公知
の溶媒が挙げられ、これら溶媒は、1種又は2種以上を
組合わせて使用することができる。原体からの好ましい
抽出方法の具体例としては、乾燥粉砕物100グラムに
50v/v%エタノール1000mlを加え、室温で時々
攪拌しながら3日間抽出を行う。得られた抽出液を濾過
し、濾液を5℃で3日間静置したのち再度濾過して、上
澄みを得る。以上のような条件で得られた植物抽出物
は、抽出された溶液のまま用いても良いが、更に必要に
より濃縮、濾過、乾燥等の処理をしたものを用いること
ができる。
上を組合わせて用いることができ、その配合量は特に制
限されないが、乾燥固形分に換算して、全組成中に0.
0001〜20重量%配合するのが好ましく、特に0.
0001〜10重量%、更に0.0001〜5重量%配
合する方が十分なシワ形成予防・改善効果を得る上で好
ましい。
は、前記一般式(1)で表わされるものである。式中、
R1 及びR2 で示される炭素数9〜39の直鎖又は分岐
鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基としては、例えばノニ
ル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシ
ル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル
基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、
エイコシル基、ヘンエイコシル基、ドコシル基、トリコ
シル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、ヘキサコシ
ル基、2−ヘプチルウンデシル基、5,7,7−トリメ
チル−2−(1,3,3−トリメチルブチル)−オクチ
ル基、2−ヘキシルデシル基、2−オクチルウンデシル
基、2−デシルテトラデシル基等のアルキル基;デセニ
ル基、ドデセニル基、ウンデセニル基、トリデセニル
基、テトラデヘニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセ
ニル基、ヘプタデセニル基、オクタデセニル基、ノナデ
セニル基、エイコセニル基、ヘンエイコセニル基、ドコ
セニル基、トリコセニル基、テトラコセニル基、ペンタ
コセニル基、ヘキサコセニル基、ノナジエニル基、デカ
ジエニル基、ドデカジエニル基、ウンデカジエニル基、
トリデカジエニル基、テトラデカジエニル基、ペンタデ
カジエニル基、ヘキサデカジエニル基、ヘプタデカジエ
ニル基、オクタデカジエニル基、ノナデカジエニル基、
イコサジエニル基、ヘンイコサジエニル基、ドコサジエ
ニル基、トリコサジエニル基、テトラコサジエニル基、
ペンタコサジエニル基、ヘキサコサジエニル基、9−オ
クタデセニル基、9,12−オクタデカジエニル基等を
挙げることができる。これらの炭化水素基は1又は2以
上のヒドロキシル基で置換されていてもよい。
ドロキシル基で置換されていてもよい炭素数8〜28の
アルキル基が好ましい。
は、例えば特開昭62−228048号公報、特開昭6
3−216852号公報等に記載された方法に従って製
造することができる。擬セラミド(1)として特に好ま
しいものとしては、N−(3−テトラデシロキシ−2−
ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒドロキシエチルデカ
ナミド、N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシ
プロピル)−N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカナミ
ド、N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロ
ピル)−N−2−ヒドロキシエチルデカナミドが挙げら
れる。
0.01〜50重量%配合するのが好ましく、特に0.
1〜40重量%、更に0.1〜20重量%配合するのが
十分なシワ形成予防・改善効果を得る上で好ましい。
更に次の成分(C)、(D)又は(E)を配合すると、
本発明の効果をより高めることができる。
と、成分(A)、(B)の皮膚中への浸透が強化され、
より高いシワ形成予防・改善効果が得られ好ましい。か
かるステロール類としては、コレステロール又はコレス
テロール誘導体が挙げられ、コレステロール誘導体とし
ては、アルケニルコハク酸コレステリル、コレスタノー
ル、炭素数12〜36、好ましくは炭素数14〜28の
飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を有する
コレステリルエステル、デヒドロコレステロール等が例
示される。これらのうちアルケニルコハク酸コレステリ
ルとしては、特開平5−294989号公報に記載の製
造法により合成されるもの、例えばn−ヘキサデセニル
コハク酸コレステリルモノエステル、n−オクタデセニ
ルコハク酸コレステリルモノエステル等が挙げられる。
また、コレステリルエステルとしては、例えばイソステ
アリン酸コレステリル、1,2−ヒドロキシステアリン
酸コレステリル、ラノリン脂肪酸コレステリル、リシノ
ール酸コレステリル等が挙げられる。これらのうち、ア
ルケニル コハク酸コレステリル、コレステロール、イ
ソステアリン酸コレステリルが好ましい。
種以上を組合わせて用いることができ、配合量は特に制
限されないが、全組成中に0.01〜50重量%配合す
るのが好ましく、特に0.01〜40.0重量%、更に
0.01〜20.0重量%とするのが好ましい。
すると、紫外線等により発生する炎症を抑える効果が強
化され、より高いシワ形成の予防・改善効果が得られ好
ましい。かかる抗炎症物質としては、例えばグリチルリ
チン酸及びその塩、グリチルレチン酸及びその塩、イプ
シロンアミノカプロン酸及びその塩、アラントイン、塩
化リゾチーム、グアイアズレン、サリチル酸メチル、γ
−オリザノール等が挙げられ、これらのうち、グリチル
レチン酸、グリチルレチン酸ステアリルイプシロンアミ
ノカプロン酸が好ましい。
上を組合わせて用いることができ、全組成中に0.00
1〜5重量%配合するのが好ましく、特に0.01〜2
重量%、更に0.01〜1重量%配合するのが好まし
い。
又は抗酸化剤を配合すると、過酸化物、活性酸素を無毒
化する効果が強化され、より高いシワ形成の予防・改善
効果が得られ好ましい。かかる一重項酸素消去剤又は抗
酸化剤としては、例えばαカロチン、βカロチン、γカ
ロチン、リコピン、クリブトキサンチン、ルテイン、ゼ
アキサンチン、イソゼアキサンチン、ロドキサンチン、
カプサンチン、クロセチン等のカロチノイド;1,4−
ジアザシクロオクタン、2,5−ジメチルフラン、2−
メチルフラン、2,5−ジフェニルフラン、1,3−ジ
フェニルイソベンゾフラン、αトコフェロール、βトコ
フェロール、γトコフェロール、dトコフェロール、ヒ
スチジン、トリプトファン、メチオニン、アラニン又は
そのアルキルエステル;ジブチルヒドロキシトルエン、
ブチルヒドロキシアニソール、アスコルビン酸、タンニ
ン酸、エピカテキン、エピカロカテキン、エピカテキン
ガレート、エピカロカテキンガレート等のタンニン類、
ルチン等のフラボノイド等が挙げられる。これらのう
ち、カロチン、トコフェロール、アスコルビン酸、タン
ニン酸、エピカテキンガレート、エピカロカテキンガレ
ートが好ましい。
剤は1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、
全組成中に0.001〜5重量%配合するのが好まし
く、特に0.01〜2重量%、更に0.01〜1重量%
配合するのが好ましい。
(C)、(D)及び(E)の1種又は2種以上を組合わ
せて用いることができる。
性剤等の通常化粧料に用いられる成分を加え、乳化型、
分散型、二層型、可溶化型、ジェル等の所望の剤型にす
ることができ、化粧水、乳液、クリーム、パック剤、フ
ァンデーション等にすることができる。
状パラフィン、ワセリン、クリスタルオイル、セレシ
ン、オゾケライト、モンタンロウ、スクワラン、スクワ
レン等の炭化水素類、オリーブ油、カルナウバロウ、ラ
ノリン、ホホバ油、グリセリンモノステアリン酸エステ
ル、グリセリンジステアリン酸エステル、グリセリンモ
ノオレイン酸エステル、イソプロピルステアリン酸エス
テル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール等のエステ
ル油、ステアリン酸、パルミチン酸等の高級脂肪酸、セ
タノール、ステアリルアルコール等の高級アルコールな
どを用いることができる。これらの油分を配合する場合
には、化粧料中に0.01〜50重量%配合するのが好
ましく、特に0.1〜30重量%配合するのが好まし
い。
とともに基剤として用いることができる。この水溶性多
価アルコールとしては、分子内にヒドロキシル基を2以
上含有するもの、例えばエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−
ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセ
リン及びジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセ
リン等のポリグリセリン、グルコース、マルトース、マ
ルチトール、ショ糖、フラクトース、キシリトール、ソ
ルビトール、マルトトリオース、スレイトール、エリス
リトール、デンプン分解糖還元アルコールなどを挙げる
ことができ、これらは1種以上を用いることができる。
これらの水、エタノール、水溶性多価アルコールを配合
する場合、化粧料中における配合量は剤型に応じて適宜
設定することができるが、通常はこれらの合計が0.0
1〜75重量%となるように配合するのが好ましく、特
に0.1〜50重量%配合するのが好ましい。
る場合、界面活性剤を配合することが好ましい。この界
面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油アルキル硫
酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステ
ル、アルキルリン酸エステル、ポリオキシエチレンアル
キルリン酸エステル、脂肪酸アルカリ金属塩、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、アルキ
ルグリセリルエーテル等を挙げることができ、これらは
1種以上を用いることができる。これらの界面活性剤を
配合する場合には、化粧料中に0.01〜50重量%配
合するのが好ましく、特に0.1〜30重量%配合する
のが好ましい。
として更にシリコーン類を配合することができる。この
シリコーン類としては、通常化粧料に配合されるもので
あれば特に制限されるものではなく、例えばオクタメチ
ルポリシロキサン、テトラデカメチルポリシロキサン、
メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサンのほか、オクタメチルシ
クロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキ
サン等のメチルポリシクロシロキサン、トリメチルシロ
キシケイ酸、更には、ポリエーテル変性シリコーン、ポ
リエーテル・アルキル変性シリコーン、アルキルグリセ
リルエーテル変性シリコーン等の変性シリコーンなどを
挙げることができる。これらのシリコーン類を配合する
場合、化粧料中における配合量は、ジメチルポリシロキ
サン等、油分として用いる場合、ポリエーテル変性シリ
コーン等、界面活性剤として用いる場合、それぞれに応
じ、非シリコーン系の油分又は界面活性剤との合計量が
前述の量となるよう調整すればよい。
ファンデーション等のメークアップ化粧料とすることが
できる。この粉体としては、例えばマイカ、タルク、セ
リサイト、カオリン、ナイロンパウダー、ポリメチルシ
ルセスキオキサン等の体質顔料、パール等の無機顔料、
赤色202、赤色226、黄色4、アルミニウムレーキ
等の有機顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウ
ム、酸化鉄等の紫外線防御用の無機粉体などを挙げるこ
とができる。これらの粉体は、メチルハイドロジェンメ
チルポリシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、メチ
ルポリシロキサン等によるシリコーン処理、パーフルオ
ロアルキルリン酸エステル、パーフルオロアルコール等
によるフッ素処理、N−アシルグルタミン酸等によるア
ミノ酸処理、レシチン処理、金属石鹸処理、脂肪酸処
理、アルキルリン酸エステル処理等をしたものを用いる
こともできる。これらの粉体を配合する場合、化粧料中
における配合量は剤型に応じて適宜設定することができ
るが、通常は0.1〜50重量%配合するのが好まし
く、特に1〜30重量%配合するのが好ましい。
し、植物抽出物等の配合成分の色、臭気の安定性を向上
させることができる。かかるpH調整剤としては特に限定
されないが、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化リチウム等の金属水酸化物、トリエタノールアミン、
イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、
尿素、ε−アミノカプロン酸、ピロリドンカルボン酸ナ
トリウム、リン酸水素ナトリウム、クエン酸ナトリウ
ム、クエン酸、乳酸、コハク酸、酒石酸等の有機酸類、
グリシンベタイン、リジンベタイン等のベタイン類など
が挙げられる。本発明の化粧料のpHは4〜10の領域と
するのが望ましい。
か、本発明の目的を損なわない範囲において、通常化粧
品、医薬部外品、医薬品等に配合される各種成分を配合
することができる。このような成分としては、例えば硫
酸マグネシウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、塩化
マグネシウム、塩化ナトリウム等の無機塩;ポリビニル
アルコール、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメ
チルセルロース、ゼラチン、トラガントガム、キサンタ
ンガム、ヒアルロン酸、チューベロース抽出液、アガロ
ース、アルギン酸ナトリウム等の粘度調整剤;パラベン
等の防腐剤、紫外線吸収剤、色素、薬効成分、香料等を
挙げることができる。
擬セラミド類を組合わせて用いることにより、相剰的に
高いシワ形成抑制効果が得られるものである。
するが、本発明は、これら実施例に限定されるものでは
ない。
v/v%エタノール1000mlを加え、室温で時々攪拌
しながら3日間抽出を行う。得られた抽出液を濾過し、
濾液を5℃で3日間静置したのち再度濾過して上澄みを
得た。
ボタンの根皮の乾燥粉砕物を用いた以外は、製造例1と
同様にして製造した。
ショウガの根茎の乾燥粉砕物を用いた以外は、製造例1
と同様にして製造した。
センキシの全草の乾燥粉砕物を用いた以外は、製造例1
と同様にして製造した。これら抽出物は、乾燥固形分が
0.1〜20%含有するよう製造されたものである。
し、これらを使用したときのシワ形成抑制効果を下記方
法で評価した。結果を表2に示す。
粧料(80μl)を塗布した。2時間後にUV−B(1
MED以下)を照射し、その直後に更にサンプルを塗布
した。この操作を週5回、16週にわたって行った。照
射エネルギー量はUV−Radiometer(Tok
yo optical,UV−R−305/365日)
を用いて測定し、1回の照射量が1MED以下となるよ
うに0.28mW/cm2のエネルギー量で総照射量100m
J/cm2とした。16週の塗布/照射が終了後、形成され
たシワの度数を肉眼により下記の基準(シワ指数)で評
価した。
た。
ものであった。
した。
たものであった。
と同様にして製造した。得られたクリームは皮膚老化防
止効果に優れるものであった。
たものであった。
Claims (9)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B): (A)ハマメリス、ボタン、ショウキョウ及びセンキシ
から選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物、(B)
次の一般式(1) 【化1】 (式中、R1 及びR2 は同一又は異なって、1又は2以
上のヒドロキシル基で置換されていてもよい炭素数9〜
39の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を
示し、R3 及びR4 は同一又は異なって、水素原子、リ
ン酸塩残基、硫酸塩残基又は糖残基を示す)で表わされ
る擬セラミド類、を含有する化粧料。 - 【請求項2】 更に、(C)ステロール類を含有するこ
とを特徴とする請求項1記載の化粧料。 - 【請求項3】 更に、(D)抗炎症物質を含有すること
を特徴とする請求項1記載の化粧料。 - 【請求項4】 更に、(E)一重項酸素消去剤及び抗酸
化剤から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特
徴とする請求項1記載の化粧料。 - 【請求項5】 成分(A)の植物抽出物の含有量が乾燥
固形分に換算して0.0001〜20重量%である請求
項1記載の化粧料。 - 【請求項6】 成分(B)の擬セラミド類を0.01〜
50重量%含有することを特徴とする請求項1記載の化
粧料。 - 【請求項7】 成分(C)のステロール類が、アルケニ
ルコハク酸コレステリル、コレステロール及びイソステ
アリン酸コレステリルから選ばれる1種又は2種以上で
あり、かつステロール類の含有量が0.01〜50重量
%である請求項2記載の化粧料。 - 【請求項8】 成分(D)の抗炎症物質がグリチルレチ
ン酸、グリチルレチン酸ステアリル及びイプシロンアミ
ノカプロン酸から選ばれる1種又は2種以上であり、か
つ抗炎症物質の含有量が0.001〜5重量%である請
求項3記載の化粧料。 - 【請求項9】 成分(E)の一重項酸素消去剤又は抗酸
化剤が、カロチン、トコフェロール、アスコルビン酸、
タンニン酸、エピカテキンガレート及びエピカロカテキ
ンガレートから選ばれる1種又は2種以上であり、かつ
一重項酸素消去剤又は抗酸化剤の含有量が0.001〜
5重量%である請求項4記載の化粧料。
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---|---|---|---|
JP3506395A JP3597245B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | シワ形成抑制剤 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3506395A JP3597245B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | シワ形成抑制剤 |
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JPH08225428A true JPH08225428A (ja) | 1996-09-03 |
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ID=12431570
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JP3506395A Expired - Lifetime JP3597245B2 (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | シワ形成抑制剤 |
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JP (1) | JP3597245B2 (ja) |
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