JPH08212246A - 論理生成方法 - Google Patents
論理生成方法Info
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- JPH08212246A JPH08212246A JP7020139A JP2013995A JPH08212246A JP H08212246 A JPH08212246 A JP H08212246A JP 7020139 A JP7020139 A JP 7020139A JP 2013995 A JP2013995 A JP 2013995A JP H08212246 A JPH08212246 A JP H08212246A
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- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 16
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- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F30/00—Computer-aided design [CAD]
- G06F30/30—Circuit design
- G06F30/32—Circuit design at the digital level
- G06F30/327—Logic synthesis; Behaviour synthesis, e.g. mapping logic, HDL to netlist, high-level language to RTL or netlist
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 論理変更前の旧論理と旧論理から設計制約を
満たすように最適に生成された旧回路が既に存在すると
き、上記旧論理の一部を変更した新論理から上記設計制
約を満たすように最適化された新回路を生成するインク
リメンタル論理生成方法を得る。 【構成】 論理変更後の新論理ファイル113から論理
生成システムにより最適化されない中間回路ファイル1
14を生成し、最適化された旧回路ファイル111と中
間回路ファイル114を入力し回路更新システムにより
変更不要部分の最適化情報を保存した中間ファイル11
5を生成し、回路最適化システムにより中間ファイル1
15の論理変更部分のみ最適化を行って、最適化された
新回路ファイル116を生成する。 【効果】 高速に設計制約を満たす最適な回路を生成す
ることが可能となり、論理設計の効率向上に大きな効果
を得ることができる。
満たすように最適に生成された旧回路が既に存在すると
き、上記旧論理の一部を変更した新論理から上記設計制
約を満たすように最適化された新回路を生成するインク
リメンタル論理生成方法を得る。 【構成】 論理変更後の新論理ファイル113から論理
生成システムにより最適化されない中間回路ファイル1
14を生成し、最適化された旧回路ファイル111と中
間回路ファイル114を入力し回路更新システムにより
変更不要部分の最適化情報を保存した中間ファイル11
5を生成し、回路最適化システムにより中間ファイル1
15の論理変更部分のみ最適化を行って、最適化された
新回路ファイル116を生成する。 【効果】 高速に設計制約を満たす最適な回路を生成す
ることが可能となり、論理設計の効率向上に大きな効果
を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、論理から回路を生成す
る論理生成方法に係り、特に、論理変更前の旧論理と旧
論理から設計制約を満たすように最適に生成された旧回
路が既に存在するとき、旧論理の一部を変更した新論理
から設計制約を満たすように最適化された新回路を生成
する論理生成(インクリメンタル論理生成)に関する。
る論理生成方法に係り、特に、論理変更前の旧論理と旧
論理から設計制約を満たすように最適に生成された旧回
路が既に存在するとき、旧論理の一部を変更した新論理
から設計制約を満たすように最適化された新回路を生成
する論理生成(インクリメンタル論理生成)に関する。
【0002】
【従来の技術】論理装置の論理設計は一般に、論理設計
効率を向上させるために、論理生成システムを用いて論
理から回路を生成する方法によって実施されている。論
理生成システムにおいては、論理から設計制約を満たす
ように最適化された回路を生成することが必須であり、
市販論理生成システムを含む大半の論理生成システムは
そのような最適化機能を有している。そのため、上記論
理生成システムでは、論理が少し変わると、生成回路の
構造が全く変わってしまうという傾向がある。
効率を向上させるために、論理生成システムを用いて論
理から回路を生成する方法によって実施されている。論
理生成システムにおいては、論理から設計制約を満たす
ように最適化された回路を生成することが必須であり、
市販論理生成システムを含む大半の論理生成システムは
そのような最適化機能を有している。そのため、上記論
理生成システムでは、論理が少し変わると、生成回路の
構造が全く変わってしまうという傾向がある。
【0003】一方、論理変更時の論理生成方法として、
論理変更前の旧論理と旧論理から生成された旧回路が既
に存在するとき、旧論理の一部を変更した新論理から変
更不要部分の設計情報を保存した新回路を生成するイン
クリメンタル論理生成方法が提案されている。そのよう
なインクリメンタル論理生成方法の一つが、特願昭60
−210920に記載されている。図2は従来技術であ
るインクリメンタル論理生成方法の動作環境(論理生成
の処理のフロー)を示す。図2の左側の部分(200か
ら213)は初期設計時の処理フローを示しており、初
期設計時には、機能論理入力システムを用いて機能論理
ファイル(旧論理)を作成し、論理生成システムを用い
て機能論理ファイル(旧論理)から回路ファイルを生成
し、配置配線システムを用いて回路ファイルから実装情
報付き回路ファイルを生成し、必要があれば、回路入力
システムを用いて人手で回路最適化を行い、実装情報付
き人手最適化回路ファイル(旧回路)を作成する。図2
の右側の部分(200から217)は論理変更時の処理
フローを示しており、論理変更時には、機能論理入力シ
ステムを用いて機能論理ファイル(旧論理)を更新して
論理変更後の機能論理ファイル(新論理)を作成し、論
理生成システムを用いて論理変更後の機能論理ファイル
(新論理)から論理変更後の回路ファイルを生成し、回
路更新システムを用いて論理変更後の回路ファイルと実
装情報付き人手最適化回路ファイル(旧回路)から論理
変更後の変更不要部分の実装情報・人手最適化情報付き
回路ファイルを生成し、回路入力システムを用いて追加
した回路部分の実装情報を人手で付与し、必要があれ
ば、さらに人手で回路最適化を行い、論理変更後の実装
情報・人手最適化情報付き回路ファイル(新回路)を作
成する。上記インクリメンタル論理生成方法は、フリッ
プフロップと最適化ブール式を記述した機能論理を入力
とする論理生成システムの使用を前提としているので、
回路更新システムにおける旧回路の変更不要部分の認識
は旧回路と新回路の構造比較によって行われている。
論理変更前の旧論理と旧論理から生成された旧回路が既
に存在するとき、旧論理の一部を変更した新論理から変
更不要部分の設計情報を保存した新回路を生成するイン
クリメンタル論理生成方法が提案されている。そのよう
なインクリメンタル論理生成方法の一つが、特願昭60
−210920に記載されている。図2は従来技術であ
るインクリメンタル論理生成方法の動作環境(論理生成
の処理のフロー)を示す。図2の左側の部分(200か
ら213)は初期設計時の処理フローを示しており、初
期設計時には、機能論理入力システムを用いて機能論理
ファイル(旧論理)を作成し、論理生成システムを用い
て機能論理ファイル(旧論理)から回路ファイルを生成
し、配置配線システムを用いて回路ファイルから実装情
報付き回路ファイルを生成し、必要があれば、回路入力
システムを用いて人手で回路最適化を行い、実装情報付
き人手最適化回路ファイル(旧回路)を作成する。図2
の右側の部分(200から217)は論理変更時の処理
フローを示しており、論理変更時には、機能論理入力シ
ステムを用いて機能論理ファイル(旧論理)を更新して
論理変更後の機能論理ファイル(新論理)を作成し、論
理生成システムを用いて論理変更後の機能論理ファイル
(新論理)から論理変更後の回路ファイルを生成し、回
路更新システムを用いて論理変更後の回路ファイルと実
装情報付き人手最適化回路ファイル(旧回路)から論理
変更後の変更不要部分の実装情報・人手最適化情報付き
回路ファイルを生成し、回路入力システムを用いて追加
した回路部分の実装情報を人手で付与し、必要があれ
ば、さらに人手で回路最適化を行い、論理変更後の実装
情報・人手最適化情報付き回路ファイル(新回路)を作
成する。上記インクリメンタル論理生成方法は、フリッ
プフロップと最適化ブール式を記述した機能論理を入力
とする論理生成システムの使用を前提としているので、
回路更新システムにおける旧回路の変更不要部分の認識
は旧回路と新回路の構造比較によって行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術の論理
生成システムは設計制約が非常に厳しい場合、設計制約
を満たすようにするための最適化の処理時間が非常に増
大し、論理生成全体の処理時間も非常増大する。そのた
め、論理変更が生じる毎に上記論理生成システムによる
論理生成を行うと、設計期間が増大するという問題があ
った。この問題を解決するのに、インクリメンタル論理
生成方法は有効な手段となるが、上記の従来技術のイン
クリメンタル論理生成方法は、回路更新システムにおけ
る旧回路の変更不要部分の認識を旧回路と新回路の構造
比較によって行われているために、上記論理生成システ
ムを使用した場合、旧回路の最適化情報がほとんど保存
できないという問題があった。本発明の目的は、上記の
問題を解決するために、上記論理生成システムの論理変
更時の処理時間を大幅に削減する論理生成方法を提供す
ることにある。
生成システムは設計制約が非常に厳しい場合、設計制約
を満たすようにするための最適化の処理時間が非常に増
大し、論理生成全体の処理時間も非常増大する。そのた
め、論理変更が生じる毎に上記論理生成システムによる
論理生成を行うと、設計期間が増大するという問題があ
った。この問題を解決するのに、インクリメンタル論理
生成方法は有効な手段となるが、上記の従来技術のイン
クリメンタル論理生成方法は、回路更新システムにおけ
る旧回路の変更不要部分の認識を旧回路と新回路の構造
比較によって行われているために、上記論理生成システ
ムを使用した場合、旧回路の最適化情報がほとんど保存
できないという問題があった。本発明の目的は、上記の
問題を解決するために、上記論理生成システムの論理変
更時の処理時間を大幅に削減する論理生成方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、論理変更前の旧論理と旧論理から設計制
約を満たすように最適に生成された旧回路が既に存在す
るとき、上記旧論理の一部を変更した新論理から上記設
計制約を満たすように最適化された新回路を生成する論
理生成において、上記新論理から最適化されない第1中
間回路を生成する論理生成手段と、上記旧回路と上記第
1中間回路の間で論理機能が等価な上記旧回路の共通部
分回路と論理機能が等価でない上記第1中間回路の非共
通部分回路を識別し、上記旧回路の共通部分回路と上記
第1中間回路の非共通部分回路を併合して上記旧回路の
変更不要部分の最適化情報を保存した第2中間回路を生
成する回路更新手段と、上記第2中間回路内の上記第1
中間回路の非共通部分回路に対して上記設計制約を満た
すように最適化を行って上記新回路を生成する回路最適
化手段からなるように構成したものである。
に、本発明は、論理変更前の旧論理と旧論理から設計制
約を満たすように最適に生成された旧回路が既に存在す
るとき、上記旧論理の一部を変更した新論理から上記設
計制約を満たすように最適化された新回路を生成する論
理生成において、上記新論理から最適化されない第1中
間回路を生成する論理生成手段と、上記旧回路と上記第
1中間回路の間で論理機能が等価な上記旧回路の共通部
分回路と論理機能が等価でない上記第1中間回路の非共
通部分回路を識別し、上記旧回路の共通部分回路と上記
第1中間回路の非共通部分回路を併合して上記旧回路の
変更不要部分の最適化情報を保存した第2中間回路を生
成する回路更新手段と、上記第2中間回路内の上記第1
中間回路の非共通部分回路に対して上記設計制約を満た
すように最適化を行って上記新回路を生成する回路最適
化手段からなるように構成したものである。
【0006】
【作用】上記の論理生成手段と回路更新手段と回路最適
化手段は、新論理から設計制約を満たすように最適化さ
れた新回路を高速に生成する。
化手段は、新論理から設計制約を満たすように最適化さ
れた新回路を高速に生成する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳細に説
明する。最初に本発明に基づく論理生成システム(イン
クリメンタル論理生成)の動作環境(論理生成の処理フ
ロー)を図1に基づき説明する。
明する。最初に本発明に基づく論理生成システム(イン
クリメンタル論理生成)の動作環境(論理生成の処理フ
ロー)を図1に基づき説明する。
【0008】図1の左側の部分(101から111)は
初期設計時の処理フローを示している。論理入力システ
ム101を用いて論理ファイル110を生成し、制約条
件ファイル112を参照して論理生成システム102を
用いて初期生成と最適化を行い最適化情報付き回路ファ
イル111を生成する。
初期設計時の処理フローを示している。論理入力システ
ム101を用いて論理ファイル110を生成し、制約条
件ファイル112を参照して論理生成システム102を
用いて初期生成と最適化を行い最適化情報付き回路ファ
イル111を生成する。
【0009】図1の右側の部分(101から116)は
論理設計変更時の処理フローを示している。論理入力シ
ステム101を用いて論理ファイル110を更新し論理
更新後の論理ファイル113を作成し、論理生成システ
ム102を用いて最適化を行わずに初期生成のみを行い
論理生成後の回路ファイルを114を作成し、このファ
イル114と最適化情報付き回路ファイル111を入力
して回路更新システム103を用いて論理変更後の変更
不要部分の最適化情報付き回路ファイル115と既最適
化回路部分情報ファイル117を生成し、これらのファ
イル115、117を入力し制約条件ファイル112を
参照して回路最適化システム105を用いて論理変更部
分のみの最適化を行い論理変更後の最適化情報付き回路
ファイル116を生成する。
論理設計変更時の処理フローを示している。論理入力シ
ステム101を用いて論理ファイル110を更新し論理
更新後の論理ファイル113を作成し、論理生成システ
ム102を用いて最適化を行わずに初期生成のみを行い
論理生成後の回路ファイルを114を作成し、このファ
イル114と最適化情報付き回路ファイル111を入力
して回路更新システム103を用いて論理変更後の変更
不要部分の最適化情報付き回路ファイル115と既最適
化回路部分情報ファイル117を生成し、これらのファ
イル115、117を入力し制約条件ファイル112を
参照して回路最適化システム105を用いて論理変更部
分のみの最適化を行い論理変更後の最適化情報付き回路
ファイル116を生成する。
【0010】図3は回路更新システム103における回
路更新処理のフローチャートである。以下、図3のフロ
ーチャートに基づき回路更新処理手順を順次説明する。
路更新処理のフローチャートである。以下、図3のフロ
ーチャートに基づき回路更新処理手順を順次説明する。
【0011】ステップ301:本ステップは、論理変更
前の旧回路(最適化情報付き回路ファイル111の内
容)と論理変更後の第1中間回路(論理変更後の回路フ
ァイル114の内容)を入力し、旧回路と第1中間回路
の間でFF(フリップフロップ)の対応付けを行う。本
ステップでは、以下の4つの指標を用いて対応FFを認
識する。
前の旧回路(最適化情報付き回路ファイル111の内
容)と論理変更後の第1中間回路(論理変更後の回路フ
ァイル114の内容)を入力し、旧回路と第1中間回路
の間でFF(フリップフロップ)の対応付けを行う。本
ステップでは、以下の4つの指標を用いて対応FFを認
識する。
【0012】(1)外部入力信号共有率:Rcis(Gi,Gj) Rcis(Gi,Gj)=50(Ncis(Gi,Gj)/Nis(Gi)+Ncis(Gi,Gj)/N
is(Gj)) ここで、Nis(Gi),Nis(Gj)は、各々旧回路のFF Gi、
第1中間回路のFF Gjの出力論理値を決める外部入力
信号の個数を表す。また、Ncis(Gi,Gj)はGi,Gj各々の
外部入力信号の内で共通な信号の個数を表す。
is(Gj)) ここで、Nis(Gi),Nis(Gj)は、各々旧回路のFF Gi、
第1中間回路のFF Gjの出力論理値を決める外部入力
信号の個数を表す。また、Ncis(Gi,Gj)はGi,Gj各々の
外部入力信号の内で共通な信号の個数を表す。
【0013】(2)外部出力信号共有率:Rcos(Gi,Gj) Rcos(Gi,Gj)=50(Ncos(Gi,Gj)/Nos(Gi)+Ncos(G
i,Gj)/Nos(Gj)) ここで、Nos(Gi),Nos(Gj)は、各々Gi,Gjの出
力論理値が外部入力信号の論理値を決めるその外部入力
信号の個数を表す。また、Ncos(Gi,Gj)はGi,Gj各々の
外部入力信号の内で共通な信号の個数を表す。
i,Gj)/Nos(Gj)) ここで、Nos(Gi),Nos(Gj)は、各々Gi,Gjの出
力論理値が外部入力信号の論理値を決めるその外部入力
信号の個数を表す。また、Ncos(Gi,Gj)はGi,Gj各々の
外部入力信号の内で共通な信号の個数を表す。
【0014】(3)外部入力FF共有率:Rcif(Gi,Gj) Rcif(Gi,Gj)=50(Ncif(Gi,Gj)/Nif(Gi)+Ncif(Gi,Gj)/N
if(Gj)) ここで、Nif(Gi),Nif(Gj)は、各々Gi,Gjの入力端子に
つながる入力FF(外部入力端子から当該FFまでのパ
ス上のFF)あるいは外部入力信号の個数を表す。ま
た、Ncif(Gi,Gj)はGi,Gj各々の入力FFの内で対応F
Fと認識されているFF対の個数と外部入力信号の内で
共通な信号の個数を表す。
if(Gj)) ここで、Nif(Gi),Nif(Gj)は、各々Gi,Gjの入力端子に
つながる入力FF(外部入力端子から当該FFまでのパ
ス上のFF)あるいは外部入力信号の個数を表す。ま
た、Ncif(Gi,Gj)はGi,Gj各々の入力FFの内で対応F
Fと認識されているFF対の個数と外部入力信号の内で
共通な信号の個数を表す。
【0015】(4)外部出力FF共有率:Rcof(Gi,Gj) Rcof(Gi,Gj)=50(Ncof(Gi,Gj)/Nof(Gi)+Ncof(Gi,Gj)/N
of(Gj)) ここで、Nof(Gi),Nof(Gj)は、各々Gi,Gjの出力端子に
つながる入力FF(当該FFから外部出力端子までのパ
ス上のFF)あるいは外部出力信号の個数を表す。ま
た、Ncof(Gi,Gj)はGi,Gj各々の出力FFの内で対応F
Fと認識されているFF対の個数と外部出力信号の内で
共通な信号の個数を表す。
of(Gj)) ここで、Nof(Gi),Nof(Gj)は、各々Gi,Gjの出力端子に
つながる入力FF(当該FFから外部出力端子までのパ
ス上のFF)あるいは外部出力信号の個数を表す。ま
た、Ncof(Gi,Gj)はGi,Gj各々の出力FFの内で対応F
Fと認識されているFF対の個数と外部出力信号の内で
共通な信号の個数を表す。
【0016】本ステップの処理手順は特願昭60-210920
に記載されている対応ゲートの認識方法に準じているの
で、詳細な説明は省略し、一例題のみ説明する。
に記載されている対応ゲートの認識方法に準じているの
で、詳細な説明は省略し、一例題のみ説明する。
【0017】図4は旧回路の例を示し図5は第1中間回
路の例を示す。まず図4の外部入力端子401〜404
と図5の外部入力端子501〜505の対応付けを行
う。対応付けのキーは外部入力信号名(外部入力端子の
接続信号名)であり、外部入力信号名が同一の外部入力
端子が対応外部入力端子となる。401と501、40
2と502、403と503がそれぞれ対応付けられ、
404と504,505は対応付けができない。同様に
外部出力端子を外部出力信号名(外部出力端子の接続信
号名)をキーに対応づける。411と510、412と
511がそれぞれ対応付けられ、410と512は対応
付けができない。次に旧回路400内のFF421〜4
27と第1中間回路500内のFF521〜527の対
応付けを行う。第1中間回路500の外部入力端子数は
5、外部出力端子数は3で外部入力端子数が外部出力端
子数より大きいので、外部入力信号共有率Rcis(Gi,Gj)
を計算する。例えば、FF425とFF522の場合、 Nis(425)=3(A,B,C), Nis(522)=2(B,C), Ncis(425,522)=2(B,C) なので、 Rcis(425,522)=50(2/3+2/2)=83 となる。このようにして算出した各FF対のRcis(Gi,G
j)の算出結果(外部入力信号共有率の計算例)を図6に
示す。図6の結果に基づいて外部入力信号共有率の高い
順にFFを対応づけると、421と521、422と5
22、425と524、さらに423と523が対応付
けられたFF対となり、426、427、525、52
7が外部入力信号共有率では対応が付かない衝突FF群
となる。次に衝突FF群に対して、外部出力FF共有率
Rcof(Gi,Gj)を計算する。例えば、FF426とFF5
25の場合、 Nof(426)=2(Y,427), Nof(525)=2(Y,527), Ncof(426,525)=1(Y) なので、 Rcof(426,525)=50(1/2+1/2)=50 となる。このようにして算出した各FF対のRcof(Gi,G
j)の算出結果(外部出力FF共有率の計算例)を図7に
示す。図7の結果に基づいて外部出力FF共有率の高い
順にFFを対応づけると、427と527、426と5
25が対応FF対となる。一方424と526は共有す
る外部入力信号、外部出力FFはないので、対応付くF
Fはない。以上でステップ301が終了する。
路の例を示す。まず図4の外部入力端子401〜404
と図5の外部入力端子501〜505の対応付けを行
う。対応付けのキーは外部入力信号名(外部入力端子の
接続信号名)であり、外部入力信号名が同一の外部入力
端子が対応外部入力端子となる。401と501、40
2と502、403と503がそれぞれ対応付けられ、
404と504,505は対応付けができない。同様に
外部出力端子を外部出力信号名(外部出力端子の接続信
号名)をキーに対応づける。411と510、412と
511がそれぞれ対応付けられ、410と512は対応
付けができない。次に旧回路400内のFF421〜4
27と第1中間回路500内のFF521〜527の対
応付けを行う。第1中間回路500の外部入力端子数は
5、外部出力端子数は3で外部入力端子数が外部出力端
子数より大きいので、外部入力信号共有率Rcis(Gi,Gj)
を計算する。例えば、FF425とFF522の場合、 Nis(425)=3(A,B,C), Nis(522)=2(B,C), Ncis(425,522)=2(B,C) なので、 Rcis(425,522)=50(2/3+2/2)=83 となる。このようにして算出した各FF対のRcis(Gi,G
j)の算出結果(外部入力信号共有率の計算例)を図6に
示す。図6の結果に基づいて外部入力信号共有率の高い
順にFFを対応づけると、421と521、422と5
22、425と524、さらに423と523が対応付
けられたFF対となり、426、427、525、52
7が外部入力信号共有率では対応が付かない衝突FF群
となる。次に衝突FF群に対して、外部出力FF共有率
Rcof(Gi,Gj)を計算する。例えば、FF426とFF5
25の場合、 Nof(426)=2(Y,427), Nof(525)=2(Y,527), Ncof(426,525)=1(Y) なので、 Rcof(426,525)=50(1/2+1/2)=50 となる。このようにして算出した各FF対のRcof(Gi,G
j)の算出結果(外部出力FF共有率の計算例)を図7に
示す。図7の結果に基づいて外部出力FF共有率の高い
順にFFを対応づけると、427と527、426と5
25が対応FF対となる。一方424と526は共有す
る外部入力信号、外部出力FFはないので、対応付くF
Fはない。以上でステップ301が終了する。
【0018】ステップ302:本ステップは、ステップ
301で対応付けられたFF対の各入力端子を出力切口
とするコーン対と、同一外部出力端子を出力切口とする
コーン対のそれぞれについて機能比較を行う。図8に本
ステップの処理フロー(コーンの機能比較の処理フロ
ー)を示す。本ステップは、ステップ801〜808か
ら構成される。以下、図9に示す旧回路900(最適化
情報付き回路ファイル111の内容)と図10に示す第
1中間回路1000(論理変更後の回路ファイル114
の内容)の例に基づいて本ステップの詳細を説明する。
301で対応付けられたFF対の各入力端子を出力切口
とするコーン対と、同一外部出力端子を出力切口とする
コーン対のそれぞれについて機能比較を行う。図8に本
ステップの処理フロー(コーンの機能比較の処理フロ
ー)を示す。本ステップは、ステップ801〜808か
ら構成される。以下、図9に示す旧回路900(最適化
情報付き回路ファイル111の内容)と図10に示す第
1中間回路1000(論理変更後の回路ファイル114
の内容)の例に基づいて本ステップの詳細を説明する。
【0019】旧回路900の外部入力端子群920〜9
29と第1中間回路1000の外部入力端子群1040
〜1050は同一信号名の外部入力信号が接続している
入力端子対が対応づけられた入力端子であるとする。旧
回路900の外部出力端子930に対応する第1中間回
路1000の外部出力端子は存在しない。FFは910
と1030、911と1031がそれぞれ対応し、10
32に対応するFFはないものとする。
29と第1中間回路1000の外部入力端子群1040
〜1050は同一信号名の外部入力信号が接続している
入力端子対が対応づけられた入力端子であるとする。旧
回路900の外部出力端子930に対応する第1中間回
路1000の外部出力端子は存在しない。FFは910
と1030、911と1031がそれぞれ対応し、10
32に対応するFFはないものとする。
【0020】ステップ801:本ステップは、未処理の
対応外部出力端子対あるいはFF対が存在するかどうか
を判定し、存在すればステップ802に進み、存在しな
ければステップ808に進む。本例では未処理の対応F
F対(910と1030、911と1031)が存在す
るので、ステップ802に進む。
対応外部出力端子対あるいはFF対が存在するかどうか
を判定し、存在すればステップ802に進み、存在しな
ければステップ808に進む。本例では未処理の対応F
F対(910と1030、911と1031)が存在す
るので、ステップ802に進む。
【0021】ステップ802:本ステップは、第1中間
回路の未処理の対応外部出力端子対あるいはFF対を一
対選択する。本例ではFF910とFF1030を選択
する。
回路の未処理の対応外部出力端子対あるいはFF対を一
対選択する。本例ではFF910とFF1030を選択
する。
【0022】ステップ803:本ステップは、ステップ
802で選択した外部出力端子対あるいはFF対の各々
が作るコーン(外部出力端子を出力切口とするコーンま
たはFFの入力端子を出力切口とするコーン)を抽出す
る。本例ではFF910の入力端子を出力切口とするコ
ーン940とFF1030の入力端子を出力切口とする
コーン1060をファンイントレースにより抽出する。
802で選択した外部出力端子対あるいはFF対の各々
が作るコーン(外部出力端子を出力切口とするコーンま
たはFFの入力端子を出力切口とするコーン)を抽出す
る。本例ではFF910の入力端子を出力切口とするコ
ーン940とFF1030の入力端子を出力切口とする
コーン1060をファンイントレースにより抽出する。
【0023】ステップ804:本ステップは、ステップ
803で選択したコーン対の機能比較を行う。この機能
比較は、特願平4−037562に記載されている方法
で行うことができる。本例では、コーン940の論理機
能はX=(A+B)・(^C・^D+E)(ここで、^は論理
否定を表わす),コーン1060の論理機能もX=(A
+B)・(^C・^D+E)であり、論理機能が等価であ
る。
803で選択したコーン対の機能比較を行う。この機能
比較は、特願平4−037562に記載されている方法
で行うことができる。本例では、コーン940の論理機
能はX=(A+B)・(^C・^D+E)(ここで、^は論理
否定を表わす),コーン1060の論理機能もX=(A
+B)・(^C・^D+E)であり、論理機能が等価であ
る。
【0024】ステップ805:本ステップは、ステップ
804のコーン対の機能比較の結果、論理機能が等価で
あればステップ806に進み、等価でなければステップ
807に進む。本例ではコーン940とコーン1060
の論理機能が等価なのでステップ806に進む。
804のコーン対の機能比較の結果、論理機能が等価で
あればステップ806に進み、等価でなければステップ
807に進む。本例ではコーン940とコーン1060
の論理機能が等価なのでステップ806に進む。
【0025】ステップ806:本ステップは、ステップ
803で選択した旧回路のコーンに含まれる全てのゲー
トに共通部分論理を示すラベルを付ける。本例ではコー
ン940に含まれるゲート901、902、905、9
08に共通部分論理を示すラベルを付ける。
803で選択した旧回路のコーンに含まれる全てのゲー
トに共通部分論理を示すラベルを付ける。本例ではコー
ン940に含まれるゲート901、902、905、9
08に共通部分論理を示すラベルを付ける。
【0026】ステップ801:本例では未処理の対応F
F対(911と1031)が存在するので、ステップ8
02に進む。
F対(911と1031)が存在するので、ステップ8
02に進む。
【0027】ステップ802:本例ではFF911とF
F1031を選択する。
F1031を選択する。
【0028】ステップ803:本例ではFF911の入
力端子を出力切口とするコーン941とFF1031の
入力端子を出力切口とするコーン1061を抽出する。
力端子を出力切口とするコーン941とFF1031の
入力端子を出力切口とするコーン1061を抽出する。
【0029】ステップ804:本例では、コーン941
の論理機能はY=(C+D)・^E・^F・((H+I)・^
G+J),コーン1060の論理機能はY=((C+D)・
^E)%(^E・^F)%((^K・^H+G)・^J)(ここで%
は排他的論理和を表わす)であり、論理機能は等価でな
い。
の論理機能はY=(C+D)・^E・^F・((H+I)・^
G+J),コーン1060の論理機能はY=((C+D)・
^E)%(^E・^F)%((^K・^H+G)・^J)(ここで%
は排他的論理和を表わす)であり、論理機能は等価でな
い。
【0030】ステップ805:本例ではコーン941と
コーン1061の論理機能は等価でないのでステップ8
07に進む。
コーン1061の論理機能は等価でないのでステップ8
07に進む。
【0031】ステップ807:本ステップは、ステップ
803で選択した第1中間回路のコーンに含まれる全て
のゲートに非共通部分論理を示すラベルを付ける。本例
ではコーン1061に含まれるゲート1002〜100
9、1012に非共通部分論理を示すラベルを付ける。
803で選択した第1中間回路のコーンに含まれる全て
のゲートに非共通部分論理を示すラベルを付ける。本例
ではコーン1061に含まれるゲート1002〜100
9、1012に非共通部分論理を示すラベルを付ける。
【0032】ステップ801:本例では、第1中間回路
1000に未処理の対応外部出力端子対と対応FF対の
どちらも存在しないのでステップ808に進む。
1000に未処理の対応外部出力端子対と対応FF対の
どちらも存在しないのでステップ808に進む。
【0033】ステップ808:本ステップは、旧回路9
00と第1中間回路1000の間で対応の付かなかった
第1中間回路1000の全ての外部出力端子及びFFに
ついて、外部出力端子を出力切口とするコーンとFFの
入力端子を出力切口とするコーンに含まれる全てのゲー
トに非共通部分論理を示すラベルを付ける。本例ではF
F1032の入力端子を出力切口とするコーン1062
に含まれるゲート(1004、1005、1009、1
013)に非共通部分論理を示すラベルを付ける。ここ
で1004、1005、1009には既に非共通部分論
理を示すラベルがステップ807で付けられているの
で、1013のみに新たにラベルを付ける。
00と第1中間回路1000の間で対応の付かなかった
第1中間回路1000の全ての外部出力端子及びFFに
ついて、外部出力端子を出力切口とするコーンとFFの
入力端子を出力切口とするコーンに含まれる全てのゲー
トに非共通部分論理を示すラベルを付ける。本例ではF
F1032の入力端子を出力切口とするコーン1062
に含まれるゲート(1004、1005、1009、1
013)に非共通部分論理を示すラベルを付ける。ここ
で1004、1005、1009には既に非共通部分論
理を示すラベルがステップ807で付けられているの
で、1013のみに新たにラベルを付ける。
【0034】図11には、以上の結果で得られる、共通
部分論理を示すラベルを付けられたゲートで構成される
旧回路の部分回路1101と非共通部分論理を示すラベ
ルを付けられたゲートで構成される第1中間回路の部分
回路1102を示す。
部分論理を示すラベルを付けられたゲートで構成される
旧回路の部分回路1101と非共通部分論理を示すラベ
ルを付けられたゲートで構成される第1中間回路の部分
回路1102を示す。
【0035】ステップ303:本ステップは、共通部分
論理を示すラベルを付けられたゲートで構成される旧回
路の部分回路(共通部分回路)と、非共通部分論理を示
すラベルを付けられたゲートで構成される第1中間回路
の部分回路(非共通部分回路)から機能が等価な重複部
分回路を識別し、当該重複部分回路を非共通部分回路か
ら削除する。本例では、まず図11に示す共通部分回路
1101と非共通部分回路1102から、両者に共通な
入力切口群(外部入力信号またはFF出力信号)を全て
選択する。ここでは共通部分回路1101の入力切口信
号1110と非共通部分回路1102の入力切口信号1
111(いずれも信号名C,D,E)である。次にこれ
らの入力切口群のみを入力する部分回路を共通部分回路
と非共通部分回路からそれぞれ抽出し(1120と11
21)機能比較を行う。部分回路1120と1121は
いずれも論理機能は(C+D)・^Eであり、論理機能が
等価なので重複部分回路である。従って、非共通部分回
路1102から重複部分回路1121を削除し、その結
果をあらためて非共通部分回路1130とする。
論理を示すラベルを付けられたゲートで構成される旧回
路の部分回路(共通部分回路)と、非共通部分論理を示
すラベルを付けられたゲートで構成される第1中間回路
の部分回路(非共通部分回路)から機能が等価な重複部
分回路を識別し、当該重複部分回路を非共通部分回路か
ら削除する。本例では、まず図11に示す共通部分回路
1101と非共通部分回路1102から、両者に共通な
入力切口群(外部入力信号またはFF出力信号)を全て
選択する。ここでは共通部分回路1101の入力切口信
号1110と非共通部分回路1102の入力切口信号1
111(いずれも信号名C,D,E)である。次にこれ
らの入力切口群のみを入力する部分回路を共通部分回路
と非共通部分回路からそれぞれ抽出し(1120と11
21)機能比較を行う。部分回路1120と1121は
いずれも論理機能は(C+D)・^Eであり、論理機能が
等価なので重複部分回路である。従って、非共通部分回
路1102から重複部分回路1121を削除し、その結
果をあらためて非共通部分回路1130とする。
【0036】ステップ304:本ステップは、ステップ
302,303で得られた共通部分回路と非共通部分回
路と第1中間回路の全ての外部入出力端子とFFを併合
して第2中間回路を生成し、論理変更後の変更不要部分
の最適化情報付き回路ファイル115に出力する。ま
た、既最適化部分回路情報を既最適化部分回路情報ファ
イル117に出力する。本例では、図11の共通部分回
路1101と非共通部分回路1130と図10の外部入
力端子1040〜1050とFF1030〜1032を
併合して図12に示す第2中間回路1200を生成す
る。また既最適化部分回路情報として共通部分回路11
01を出力する。
302,303で得られた共通部分回路と非共通部分回
路と第1中間回路の全ての外部入出力端子とFFを併合
して第2中間回路を生成し、論理変更後の変更不要部分
の最適化情報付き回路ファイル115に出力する。ま
た、既最適化部分回路情報を既最適化部分回路情報ファ
イル117に出力する。本例では、図11の共通部分回
路1101と非共通部分回路1130と図10の外部入
力端子1040〜1050とFF1030〜1032を
併合して図12に示す第2中間回路1200を生成す
る。また既最適化部分回路情報として共通部分回路11
01を出力する。
【0037】以上で回路更新処理が終了する。
【0038】次に回路最適化システム104における回
路最適化処理について説明する。
路最適化処理について説明する。
【0039】回路最適化処理は、第2中間回路(論理変
更後の変更不要部分の最適化情報付き回路ファイル11
5の内容)の非共通部分回路を既最適化部分回路情報
(既最適化部分回路ファイル117の内容)に基づいて
抽出し、制約条件(制約条件ファイル112の内容)を
参照して回路の最適化を行う。図13に制約条件の例を
示す。ここでは、全ての外部入力端子からFF1030
の入力端子までのパスの最大ディレイ値が3nsec以下
(制約1301)、外部入力端子FからFF1031の
入力端子までのパスの最大ディレイ値が2nsec以下(制
約1302)である。本例では、図12に示す第2中間
回路1200内の各ゲートのディレイ値が1nsec、配線
ディレイ値が0nsecであるとすると、制約1301を満
たすべきパスは全て共通部分回路1101に含まれるの
で、当該制約は最適化には無関係である(制約条件は満
たしている)。一方、制約1302を満たすべきパス
は、外部入力端子F 1045を起点とし、ゲート10
17、1018,1022を経由してFF1031の入
力端子を終点とする非共通部分回路1130内のパスで
あり、最大ディレイ値が3nsecとなっており、制約13
02を満たさない。従って当該パスは最適化の対象とな
り、ゲート1017、1018を統合して1個のNAN
Dゲートに置換することにより最大ディレイ値が2nsec
となり、図14に示す最適化回路が得られ、論理変更後
の最適化情報付き回路ファイル116に出力する。ここ
で、ゲート1017、1018を統合して置換したNA
NDゲートは1410である。
更後の変更不要部分の最適化情報付き回路ファイル11
5の内容)の非共通部分回路を既最適化部分回路情報
(既最適化部分回路ファイル117の内容)に基づいて
抽出し、制約条件(制約条件ファイル112の内容)を
参照して回路の最適化を行う。図13に制約条件の例を
示す。ここでは、全ての外部入力端子からFF1030
の入力端子までのパスの最大ディレイ値が3nsec以下
(制約1301)、外部入力端子FからFF1031の
入力端子までのパスの最大ディレイ値が2nsec以下(制
約1302)である。本例では、図12に示す第2中間
回路1200内の各ゲートのディレイ値が1nsec、配線
ディレイ値が0nsecであるとすると、制約1301を満
たすべきパスは全て共通部分回路1101に含まれるの
で、当該制約は最適化には無関係である(制約条件は満
たしている)。一方、制約1302を満たすべきパス
は、外部入力端子F 1045を起点とし、ゲート10
17、1018,1022を経由してFF1031の入
力端子を終点とする非共通部分回路1130内のパスで
あり、最大ディレイ値が3nsecとなっており、制約13
02を満たさない。従って当該パスは最適化の対象とな
り、ゲート1017、1018を統合して1個のNAN
Dゲートに置換することにより最大ディレイ値が2nsec
となり、図14に示す最適化回路が得られ、論理変更後
の最適化情報付き回路ファイル116に出力する。ここ
で、ゲート1017、1018を統合して置換したNA
NDゲートは1410である。
【0040】このようにして本実施例により、インクリ
メンタルな論理生成が可能である。
メンタルな論理生成が可能である。
【0041】
【発明の効果】上記のように本発明によるインクリメン
タル論理生成方法は、論理変更前の旧論理と旧論理から
設計制約を満たすように最適に生成された旧回路が既に
存在するとき、上記旧論理の一部を変更した新論理から
上記設計制約を満たすように最適化された新回路を生成
するインクリメンタル論理生成において、上記新論理か
ら最適化されない第1中間回路を生成する論理生成手段
と、上記旧回路と上記第1中間回路の間で論理機能が等
価な共通部分回路と論理機能が等価でない非共通部分回
路を識別し、上記旧回路の共通部分回路と上記第1中間
回路の非共通部分回路を併合して上記旧回路の変更不要
部分の最適化情報を保存した第2中間回路を生成する回
路更新手段と、上記第2中間回路内の上記第1中間回路
の非共通部分回路に対して上記設計制約を満たすように
最適化を行って、上記新回路を生成する回路最適化手段
とから回路を生成することにより、高速に設計制約を満
たす最適な回路を生成することが可能となり、論理設計
の効率向上に大きな効果を得ることができる。
タル論理生成方法は、論理変更前の旧論理と旧論理から
設計制約を満たすように最適に生成された旧回路が既に
存在するとき、上記旧論理の一部を変更した新論理から
上記設計制約を満たすように最適化された新回路を生成
するインクリメンタル論理生成において、上記新論理か
ら最適化されない第1中間回路を生成する論理生成手段
と、上記旧回路と上記第1中間回路の間で論理機能が等
価な共通部分回路と論理機能が等価でない非共通部分回
路を識別し、上記旧回路の共通部分回路と上記第1中間
回路の非共通部分回路を併合して上記旧回路の変更不要
部分の最適化情報を保存した第2中間回路を生成する回
路更新手段と、上記第2中間回路内の上記第1中間回路
の非共通部分回路に対して上記設計制約を満たすように
最適化を行って、上記新回路を生成する回路最適化手段
とから回路を生成することにより、高速に設計制約を満
たす最適な回路を生成することが可能となり、論理設計
の効率向上に大きな効果を得ることができる。
【0042】
【図1】本発明によるインクリメンタル論理生成のフロ
ーチャートを示す図である。
ーチャートを示す図である。
【図2】従来のインクリメンタル論理生成のフローチャ
ートを示す図である。
ートを示す図である。
【図3】回路更新処理のフローチャートを示す図であ
る。
る。
【図4】旧回路の例を示す図である。
【図5】第1中間回路の例を示す図である。
【図6】外部入力信号共有率の計算例を示す図である。
【図7】外部出力FF共有率の計算例を示す図である。
【図8】コーンの機能比較処理のフローチャートを示す
図である。
図である。
【図9】旧回路の例を示す図である。
【図10】第1中間回路の例を示す図である。
【図11】共通部分回路と非共通部分回路の例を示す図
である。
である。
【図12】第2中間回路の例を示す図である。
【図13】制約条件の例を示す図である。
【図14】論理変更後の最適化情報付き回路の例を示す
図である。
図である。
101〜104 インクリメンタル論理生成処理 110,111 論理ファイル 113,116 回路ファイル 114,115,117 中間ファイル 112 制約条件ファイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新舎 隆夫 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 林 信幸 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 榊 博基 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 旦代 三弥子 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 山田 靖憲 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 中田 孝広 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 森脇 郁 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内 (72)発明者 越下 順二 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内
Claims (6)
- 【請求項1】論理変更前の旧論理と旧論理から設計制約
を満たすように最適に生成された旧回路が既に存在する
とき、上記旧論理の一部を変更した新論理から上記設計
制約を満たすように最適化された新回路を生成するイン
クリメンタル論理生成において、 上記新論理から最適化されない第1中間回路を生成する
論理生成手段と、 上記旧回路と上記第1中間回路の間で、論理機能が等価
な上記旧回路の共通部分回路と論理機能が等価でない上
記第1中間回路の非共通部分回路を識別し、上記旧回路
の共通部分回路と上記第1中間回路の非共通部分回路を
併合して上記旧回路の変更不要部分の最適化情報を保存
した第2中間回路を生成する回路更新手段と、 上記第2中間回路内の上記第1中間回路の非共通部分回
路に対して上記設計制約を満たすように最適化を行って
上記新回路を生成する回路最適化手段からなることを特
徴とする論理生成方法。 - 【請求項2】上記回路更新手段は、上記旧回路と上記第
1中間回路の間で、外部入出力信号名をキーにしてフリ
ップフロップ対の対応付けを行う対応フリップフロップ
認識手段と、 上記旧回路と上記第1中間回路の間で、各フリップフロ
ップ入力端子または各外部出力端子を出力切口とし、フ
リップフロップ出力端子群または外部入力端子群を入力
切口とする1出力多入力の組合せ回路のコーンの対の内
で、上記対応フリップフロップ認識手段で対応付けられ
たフリップフロップ対の各入力端子を出力切口とするコ
ーン対と同一外部出力端子を出力切口とするコーン対の
それぞれについて機能比較を行い、旧回路の内で、上記
機能比較で論理機能が等価であったコーンの少なくとも
一つに含まれる全てのゲートからなる部分回路を共通部
分回路とし、第1中間回路の内で、上記機能比較で論理
機能が等価でなかったコーンの少なくとも一つに含まれ
る全てのゲートと上記機能比較の対象とならなかったコ
ーンの少なくとも一つに含まれる全てのゲートからなる
部分回路を非共通部分回路とするコーン機能比較手段
と、 上記旧回路の共通部分回路と上記第1中間回路の非共通
部分回路の間で、論理機能が等価な上記第1中間回路の
重複部分回路を識別し、上記第1中間回路の重複部分回
路を上記第1中間回路の非共通部分回路から削除する重
複回路削除手段と、 上記旧回路の共通部分回路と上記第1中間回路の非共通
部分回路と上記第1中間回路の全てのフリップフロップ
と外部入出力端子を併合して上記第2中間回路を生成す
る回路編集手段からなることを特徴とする請求項1に記
載の論理生成方法。 - 【請求項3】上記対応フリップフロップ認識手段は、上
記第1中間回路の外部入力端子数と外部出力端子数の大
小関係に従って,外部入力信号共有率または外部出力信
号共有率を指標にしてフリップフロップ対の対応付けを
行うことを特徴とする請求項2に記載の論理生成方法。 - 【請求項4】上記対応フリップフロップ認識手段はさら
に、上記信号共有率によってはフリップフロップ対が一
義に定まらないフリップフロップ対群について、入力フ
リップフロップ共有率及び出力フリップフロップ共有率
の少なくとも一方を指標にしてフリップフロップ対の対
応付けを行うことを特徴とする請求項3に記載の論理生
成方法。 - 【請求項5】上記重複回路削除手段は、上記旧回路の共
通部分回路と上記第1中間回路の非共通部分回路の間
で、同一入力切口群を入力とする上記旧回路の共通部分
回路の部分回路と上記第1中間回路の非共通部分回路の
部分回路の機能比較を行って重複部分回路を識別するこ
とを特徴とする請求項3に記載の論理生成方法。 - 【請求項6】上記コーン機能比較手段はさらに、上記機
能比較で論理機能が等価でなかったコーン対が反転機能
か否かの判定を行い、反転機能であった場合には上記旧
回路の上記コーンの最出力側のインバータの削除または
上記コーンの最出力側へのインバータの挿入または上記
コーンの最出力側ゲートの反転論理出力端子への信号の
付け替えのいずれかにより反転機能コーンを作成し、上
記反転機能コーンに含まれる全てのゲートを上記旧回路
の共通部分回路に加えることを特徴とする請求項2に記
載の論理生成方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7020139A JPH08212246A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 論理生成方法 |
US08/599,090 US5856926A (en) | 1995-02-08 | 1996-02-07 | Logic synthesis method and system with intermediate circuit files |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7020139A JPH08212246A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 論理生成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08212246A true JPH08212246A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=12018812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7020139A Pending JPH08212246A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 論理生成方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5856926A (ja) |
JP (1) | JPH08212246A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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