JPH08204915A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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- JPH08204915A JPH08204915A JP7013101A JP1310195A JPH08204915A JP H08204915 A JPH08204915 A JP H08204915A JP 7013101 A JP7013101 A JP 7013101A JP 1310195 A JP1310195 A JP 1310195A JP H08204915 A JPH08204915 A JP H08204915A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 副走査線密度に関係なく、原稿の読取停止位
置を安定させ、また、読取走査が原稿のページ途中で停
止しないようにしたファクシミリ装置を提供する。 【構成】 画像データの副走査読取を最も高い走査線密
度に対応した速度で行った後、予め設定された読取精度
に応じて符号化処理を行う。また、符号化データバッフ
ァb2がフル状態になるまで、画像データの副走査読取
を最も高い走査線密度に対応した速度で行って、予め設
定された読取精度で符号化処理を行う。符号化データバ
ッファb2には、原稿の1ページ分の符号化データのみ
を格納するようにし、1ページ分の画像データを読取走
査した後は、相手機から応答があるまで、次ページの読
取走査を開始しない。
置を安定させ、また、読取走査が原稿のページ途中で停
止しないようにしたファクシミリ装置を提供する。 【構成】 画像データの副走査読取を最も高い走査線密
度に対応した速度で行った後、予め設定された読取精度
に応じて符号化処理を行う。また、符号化データバッフ
ァb2がフル状態になるまで、画像データの副走査読取
を最も高い走査線密度に対応した速度で行って、予め設
定された読取精度で符号化処理を行う。符号化データバ
ッファb2には、原稿の1ページ分の符号化データのみ
を格納するようにし、1ページ分の画像データを読取走
査した後は、相手機から応答があるまで、次ページの読
取走査を開始しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データの副走査線
密度に関係なく、原稿の読取停止位置が安定し、読取走
査が原稿のページ途中で停止しないようにしたファクシ
ミリ装置に関する。
密度に関係なく、原稿の読取停止位置が安定し、読取走
査が原稿のページ途中で停止しないようにしたファクシ
ミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置では、送信原稿の副走
査線密度(画像の細かさ)に応じて、読取精度を選択し
て画像データを読み取り、相手機(相手側ファクシミリ
装置)に送信できるようになっている。読取精度には、
ノーマル、ファイン、スーパーファイン等があり、1m
mの副走査(原稿の紙送り)が行われる間に、ノーマル
では3.85ライン、ファインでは7.7ライン、スー
パーファインでは15.4ラインの読取走査を行い、こ
れら読み取ったデータを符号化後、送信している。
査線密度(画像の細かさ)に応じて、読取精度を選択し
て画像データを読み取り、相手機(相手側ファクシミリ
装置)に送信できるようになっている。読取精度には、
ノーマル、ファイン、スーパーファイン等があり、1m
mの副走査(原稿の紙送り)が行われる間に、ノーマル
では3.85ライン、ファインでは7.7ライン、スー
パーファインでは15.4ラインの読取走査を行い、こ
れら読み取ったデータを符号化後、送信している。
【0003】従って、原稿の文字や図形が大きく粗い場
合には、ノーマルで読み取って送信すれば、速い伝送が
でき、原稿の文字や図形が小さく細かい場合には、その
細かさ等に応じて、ファインやスーパーファインで読み
取って送信すれば、伝送速度は低下するが、解像度の高
い画像を伝送することができる。このようにして、読取
精度に応じて原稿画像を読取走査する場合、これらの走
査に適した走査速度でステッピングモータを駆動させ
て、画像データを読み取っている。ちなみに、ノーマル
では2400PPS、ファインでは1200PPS、ス
ーパーファインでは600PPSが最適な走査速度であ
り、副走査線密度が低い程、ステッピングモータの速度
は速くなる。
合には、ノーマルで読み取って送信すれば、速い伝送が
でき、原稿の文字や図形が小さく細かい場合には、その
細かさ等に応じて、ファインやスーパーファインで読み
取って送信すれば、伝送速度は低下するが、解像度の高
い画像を伝送することができる。このようにして、読取
精度に応じて原稿画像を読取走査する場合、これらの走
査に適した走査速度でステッピングモータを駆動させ
て、画像データを読み取っている。ちなみに、ノーマル
では2400PPS、ファインでは1200PPS、ス
ーパーファインでは600PPSが最適な走査速度であ
り、副走査線密度が低い程、ステッピングモータの速度
は速くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のファクシミリ装置では、符号化したデータを格納す
るバッファの容量が小さいため、画像データの読取走査
後に行っている符号化処理が遅延したときには、読取走
査を一旦停止(ステッピングモータを停止)させ、符号
化処理が終了するまで読取走査を再開しないようにして
いるが、そのために停止回数が多くなり、また、副走査
線密度が低い(画像が粗い)程、走査速度が速いため、
副走査線密度が高い読取精度で読取走査を停止した場
合、読取走査の停止位置にずれが生じることが多かっ
た。
来のファクシミリ装置では、符号化したデータを格納す
るバッファの容量が小さいため、画像データの読取走査
後に行っている符号化処理が遅延したときには、読取走
査を一旦停止(ステッピングモータを停止)させ、符号
化処理が終了するまで読取走査を再開しないようにして
いるが、そのために停止回数が多くなり、また、副走査
線密度が低い(画像が粗い)程、走査速度が速いため、
副走査線密度が高い読取精度で読取走査を停止した場
合、読取走査の停止位置にずれが生じることが多かっ
た。
【0005】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
であり、副走査線密度に関係なく、原稿の読取停止位置
を安定させ、また、読取走査が原稿のページ途中で停止
しないようにしたファクシミリ装置を提供することを、
その目的としている。
であり、副走査線密度に関係なく、原稿の読取停止位置
を安定させ、また、読取走査が原稿のページ途中で停止
しないようにしたファクシミリ装置を提供することを、
その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された本発明の請求項1に記載のファクシミリ装
置は、画像データの副走査読取を最も高い走査線密度に
対応した速度で行った後、予め設定された読取精度に応
じて符号化処理を行う。ここで走査線密度に対応した読
取精度には、ノーマル、ファイン、スーパーファイン、
ハイパーファイン等があり、これらの読取精度に対応し
た走査速度には、600PPS〜2400PPSがあ
る。本発明では、最も高い走査線密度に対応した読取精
度であるハイパーファイン(スーパーファイン)時の走
査速度(600PPS)を、その他の読取精度の時でも
副走査読取の速度とする。
に提案された本発明の請求項1に記載のファクシミリ装
置は、画像データの副走査読取を最も高い走査線密度に
対応した速度で行った後、予め設定された読取精度に応
じて符号化処理を行う。ここで走査線密度に対応した読
取精度には、ノーマル、ファイン、スーパーファイン、
ハイパーファイン等があり、これらの読取精度に対応し
た走査速度には、600PPS〜2400PPSがあ
る。本発明では、最も高い走査線密度に対応した読取精
度であるハイパーファイン(スーパーファイン)時の走
査速度(600PPS)を、その他の読取精度の時でも
副走査読取の速度とする。
【0007】請求項2に記載のファクシミリ装置は、符
号化データバッファがフル状態になるまで、画像データ
の副走査読取を最も高い走査線密度に対応した速度で行
って、予め設定された読取精度で符号化処理を行う。こ
こに符号化データバッファは、RAMを使用したバッフ
ァメモリであり、例えば64Kバイトの大容量で構成さ
れている。
号化データバッファがフル状態になるまで、画像データ
の副走査読取を最も高い走査線密度に対応した速度で行
って、予め設定された読取精度で符号化処理を行う。こ
こに符号化データバッファは、RAMを使用したバッフ
ァメモリであり、例えば64Kバイトの大容量で構成さ
れている。
【0008】請求項3に記載のファクシミリ装置は、読
取走査し、符号化した画像データを格納する符号化デー
タバッファを備え、このバッファには、原稿の1ページ
分の符号化データのみを格納するようにし、1ページ分
の画像データを読取走査した後は、相手機から応答があ
るまで、次ページの読取走査を開始しない。ここで、1
ページ分の原稿の読取走査は、最も高い副走査線密度に
対応した速度で行い、1ページ分の符号化データが送信
完了すると、次ページの読取走査を開始する。
取走査し、符号化した画像データを格納する符号化デー
タバッファを備え、このバッファには、原稿の1ページ
分の符号化データのみを格納するようにし、1ページ分
の画像データを読取走査した後は、相手機から応答があ
るまで、次ページの読取走査を開始しない。ここで、1
ページ分の原稿の読取走査は、最も高い副走査線密度に
対応した速度で行い、1ページ分の符号化データが送信
完了すると、次ページの読取走査を開始する。
【0009】
【作用】上記構成を特徴とする本発明の請求項1に記載
のファクシミリ装置は、スキャナ送信のタイプに適用さ
れ、読取精度に関係なく、読取走査のための副走査速度
を、最も高い走査線密度に対応した速度にする。つま
り、副走査速度を最も遅い速度にして走査するので、符
号化処理が遅延したとき等の読取走査の停止位置が、読
取精度によってずれることがなくなる。
のファクシミリ装置は、スキャナ送信のタイプに適用さ
れ、読取精度に関係なく、読取走査のための副走査速度
を、最も高い走査線密度に対応した速度にする。つま
り、副走査速度を最も遅い速度にして走査するので、符
号化処理が遅延したとき等の読取走査の停止位置が、読
取精度によってずれることがなくなる。
【0010】請求項2に記載のファクシミリ装置は、比
較的容量の大きいバッファを有したタイプに適用され、
読取走査を行って所定ライン(例えば、50ライン)を
バッファに蓄積すると、符号化を行い、その符号化した
データを符号化データバッファに格納する。このバッフ
ァがフル状態(満杯)になるまでは、副走査速度を最も
高い走査線密度に対応した速度にする。バッファがフル
状態になった場合は、ステッピングモータの駆動を停止
させ、読取走査を停止する。その後、符号化データが相
手機に送信され、符号化データバッファに空きができた
ときに、読取走査を停止前と同じ走査速度にして再開す
る。これによって、符号化データバッファがフル状態に
なるまで読取走査を継続することができ、ページ途中で
の読取走査の停止が少なくなる。
較的容量の大きいバッファを有したタイプに適用され、
読取走査を行って所定ライン(例えば、50ライン)を
バッファに蓄積すると、符号化を行い、その符号化した
データを符号化データバッファに格納する。このバッフ
ァがフル状態(満杯)になるまでは、副走査速度を最も
高い走査線密度に対応した速度にする。バッファがフル
状態になった場合は、ステッピングモータの駆動を停止
させ、読取走査を停止する。その後、符号化データが相
手機に送信され、符号化データバッファに空きができた
ときに、読取走査を停止前と同じ走査速度にして再開す
る。これによって、符号化データバッファがフル状態に
なるまで読取走査を継続することができ、ページ途中で
の読取走査の停止が少なくなる。
【0011】請求項3に記載のファクシミリ装置では、
符号化データバッファへの符号化データの格納を原稿の
1ページ分ずつ行う。ここでの読取走査は、副走査速度
を最も高い走査線密度に対応した速度で行い、符号化デ
ータバッファに空きがあったとしても、相手機からの応
答があるまでは、次ページの読取走査を開始しない。相
手機から送信完了の応答があると、符号化データバッフ
ァに格納中のデータを無効として、次ページの符号化デ
ータを格納できるようにする。これによって、次ページ
を読み取ることによる符号化データバッファのフル状態
(満杯)が発生せず、同次ページの途中で読取走査が停
止することを防ぐことが出来る。
符号化データバッファへの符号化データの格納を原稿の
1ページ分ずつ行う。ここでの読取走査は、副走査速度
を最も高い走査線密度に対応した速度で行い、符号化デ
ータバッファに空きがあったとしても、相手機からの応
答があるまでは、次ページの読取走査を開始しない。相
手機から送信完了の応答があると、符号化データバッフ
ァに格納中のデータを無効として、次ページの符号化デ
ータを格納できるようにする。これによって、次ページ
を読み取ることによる符号化データバッファのフル状態
(満杯)が発生せず、同次ページの途中で読取走査が停
止することを防ぐことが出来る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明に係るファクシミリ装置
Fの構成の一例を示すブロック図である。このファクシ
ミリ装置Fには、読取走査、原稿送りに使用されるステ
ッピングモータM(主走査モータと副走査モータ)を駆
動制御するためのモータ制御部1、ステッピングモータ
Mによって紙送り等がなされる原稿の画像データを読み
取るための画像読取部2、所望の画像を記録紙へ印字出
力させるための印字出力部3、テンキーその他の操作キ
ーを備え、読取精度の設定変更操作等を行うための操作
部4、液晶表示器等で構成された表示部5、画像データ
を送受信するためのモデム等を備え、通信回線Lに対す
る回線接続の切替え制御等を実行する回線制御部6、上
記各部を制御するCPU等で構成された制御部7を備え
ている。図において、b1は画像読取部2で読取走査し
た画像データを所定ライン数分格納する読取データバッ
ファ、b2は読取データバッファb1に格納した画像デ
ータを符号化して格納する符号化データバッファであ
る。なお、これらのバッファはRAMを使用したバッフ
ァメモリである。
して説明する。図1は、本発明に係るファクシミリ装置
Fの構成の一例を示すブロック図である。このファクシ
ミリ装置Fには、読取走査、原稿送りに使用されるステ
ッピングモータM(主走査モータと副走査モータ)を駆
動制御するためのモータ制御部1、ステッピングモータ
Mによって紙送り等がなされる原稿の画像データを読み
取るための画像読取部2、所望の画像を記録紙へ印字出
力させるための印字出力部3、テンキーその他の操作キ
ーを備え、読取精度の設定変更操作等を行うための操作
部4、液晶表示器等で構成された表示部5、画像データ
を送受信するためのモデム等を備え、通信回線Lに対す
る回線接続の切替え制御等を実行する回線制御部6、上
記各部を制御するCPU等で構成された制御部7を備え
ている。図において、b1は画像読取部2で読取走査し
た画像データを所定ライン数分格納する読取データバッ
ファ、b2は読取データバッファb1に格納した画像デ
ータを符号化して格納する符号化データバッファであ
る。なお、これらのバッファはRAMを使用したバッフ
ァメモリである。
【0013】スキャナ送信では、読み取った画像データ
を蓄積することなく、読取走査と並行して符号化を行
い、相手機に対して逐次送信している。読取走査は、モ
ータ制御部1によりステッピングモータMを駆動して、
原稿の紙送り等をしながら行う。このときの副走査方向
の読取間隔は、副走査線密度に対応した読取精度として
規定されており、3.85ライン/mmの場合はノーマ
ル、7.75ライン/mmの場合はファイン、15.4
ライン/mmの場合はスーパーファインとなっている。
各読取精度に対応した最適な走査速度は、ノーマルでは
2400PPS、ファインでは1200PPS、スーパ
ーファインでは600PPSであり、本発明の場合は、
最も高い走査線密度に対応した走査速度、スーパーファ
インの600PPSにする。つまり、副走査速度を読取
精度に関係なく、走査線密度に対応した速度の中では最
も遅い速度にする。
を蓄積することなく、読取走査と並行して符号化を行
い、相手機に対して逐次送信している。読取走査は、モ
ータ制御部1によりステッピングモータMを駆動して、
原稿の紙送り等をしながら行う。このときの副走査方向
の読取間隔は、副走査線密度に対応した読取精度として
規定されており、3.85ライン/mmの場合はノーマ
ル、7.75ライン/mmの場合はファイン、15.4
ライン/mmの場合はスーパーファインとなっている。
各読取精度に対応した最適な走査速度は、ノーマルでは
2400PPS、ファインでは1200PPS、スーパ
ーファインでは600PPSであり、本発明の場合は、
最も高い走査線密度に対応した走査速度、スーパーファ
インの600PPSにする。つまり、副走査速度を読取
精度に関係なく、走査線密度に対応した速度の中では最
も遅い速度にする。
【0014】このようにして、副走査速度を最も高い走
査線密度に対応した速度にしたときの読取走査につい
て、図2を参照して説明する。図に示すように、従来の
ファクシミリ装置では、ノーマルでは走査ライン1,
5,9、ファインでは走査ライン1,3,5,7,9、
スーパーファインでは走査ライン1〜10(全ての走査
ライン)を読取走査していた。 本発明では、走査速度
をスーパーファインに対応した速度にするので、走査ラ
イン1〜10(全ての走査ライン)を読取走査すること
になる。
査線密度に対応した速度にしたときの読取走査につい
て、図2を参照して説明する。図に示すように、従来の
ファクシミリ装置では、ノーマルでは走査ライン1,
5,9、ファインでは走査ライン1,3,5,7,9、
スーパーファインでは走査ライン1〜10(全ての走査
ライン)を読取走査していた。 本発明では、走査速度
をスーパーファインに対応した速度にするので、走査ラ
イン1〜10(全ての走査ライン)を読取走査すること
になる。
【0015】画像読取部2では、各読取精度に応じて必
要な走査ラインのデータのみを選択して、読取データバ
ッファb1に格納する。このようにして、読取データバ
ッファb1に格納された画像データは、所定ライン(例
えば、50ライン)を蓄積されると、MH、MR方式等
で符号化され、符号化データバッファb2に格納され
る。つまり、読取データバッファb1に格納された画像
データのみに符号化処理が行われるので、副走査速度が
低速の場合でも、従来と同様の処理となる。
要な走査ラインのデータのみを選択して、読取データバ
ッファb1に格納する。このようにして、読取データバ
ッファb1に格納された画像データは、所定ライン(例
えば、50ライン)を蓄積されると、MH、MR方式等
で符号化され、符号化データバッファb2に格納され
る。つまり、読取データバッファb1に格納された画像
データのみに符号化処理が行われるので、副走査速度が
低速の場合でも、従来と同様の処理となる。
【0016】その後、制御部7が、符号化データバッフ
ァb2から符号化データを読みだし、回線制御部6を介
して相手機に送信する。この方式では、符号化処理は予
め設定された読取精度に応じた走査線密度で行われるの
で、従来の装置と比べて符号化データバッファb2の容
量を増加させる必要はなく、また、符号化されたデータ
が送信されるので、読取精度がノーマルやファインの場
合でも伝送速度が遅くなるようなことがない。
ァb2から符号化データを読みだし、回線制御部6を介
して相手機に送信する。この方式では、符号化処理は予
め設定された読取精度に応じた走査線密度で行われるの
で、従来の装置と比べて符号化データバッファb2の容
量を増加させる必要はなく、また、符号化されたデータ
が送信されるので、読取精度がノーマルやファインの場
合でも伝送速度が遅くなるようなことがない。
【0017】ところが、通信回線Lの障害や図形等の細
かいデータを読み取ったことにより、送信処理、符号化
処理が遅延したときには、読取走査を一旦停止(ステッ
ピングモータMを停止)させて、同期をはかる。送信処
理、符号化処理が終了し、読取データバッファb1が使
用できる状態になったときに、読取走査を再開する。本
発明では、このような要因によりステッピングモータM
が停止た場合に、何れの読取精度であっても、走査速度
が低速であり、かつ、同じ速度であるため、読取走査の
停止位置がずれることがない。
かいデータを読み取ったことにより、送信処理、符号化
処理が遅延したときには、読取走査を一旦停止(ステッ
ピングモータMを停止)させて、同期をはかる。送信処
理、符号化処理が終了し、読取データバッファb1が使
用できる状態になったときに、読取走査を再開する。本
発明では、このような要因によりステッピングモータM
が停止た場合に、何れの読取精度であっても、走査速度
が低速であり、かつ、同じ速度であるため、読取走査の
停止位置がずれることがない。
【0018】請求項2に記載のファクシミリ装置Fで
は、符号化データバッファb2がフル状態(満杯)にな
るまでは、副走査速度を最も高い走査線密度に対応した
速度(600PPS)にして読取走査した後、予め操作
部4で設定された読取精度で符号化される。これによっ
て、符号化データバッファb2の容量を、例えば64K
バイトの大容量にしておけば、ページ途中で読取走査が
停止することを少なくすることができる。
は、符号化データバッファb2がフル状態(満杯)にな
るまでは、副走査速度を最も高い走査線密度に対応した
速度(600PPS)にして読取走査した後、予め操作
部4で設定された読取精度で符号化される。これによっ
て、符号化データバッファb2の容量を、例えば64K
バイトの大容量にしておけば、ページ途中で読取走査が
停止することを少なくすることができる。
【0019】符号化データバッファb2がフル状態にな
った場合、ステッピングモータMの駆動を停止させて、
読取走査を停止する。その後、符号化データが相手機に
送信され、符号化データバッファb2に空きができたと
きに、読取走査を停止前と同じ走査速度にして再開す
る。請求項3に記載のファクシミリ装置Fでは、画像デ
ータの読取走査及び符号化処理を原稿の1ページ分ずつ
行う。ここでの読取走査は、副走査速度を最も高い走査
線密度に対応した速度(600PPS)にして行い、符
号化データバッファb2に空きがあったとしても、相手
機からの応答があるまでは、次ページの読取走査を開始
しない。ここでは、符号化データバッファb2の容量
を、原稿の1ページ分の符号化データが十分格納できる
容量(例えば、64Kバイト)にしておく必要がある。
これによって、次ページを読み取ることによる符号化デ
ータバッファb2のフル状態(満杯)が発生せず、同次
ページの途中で読取走査が停止することを防ぐことが出
来る。
った場合、ステッピングモータMの駆動を停止させて、
読取走査を停止する。その後、符号化データが相手機に
送信され、符号化データバッファb2に空きができたと
きに、読取走査を停止前と同じ走査速度にして再開す
る。請求項3に記載のファクシミリ装置Fでは、画像デ
ータの読取走査及び符号化処理を原稿の1ページ分ずつ
行う。ここでの読取走査は、副走査速度を最も高い走査
線密度に対応した速度(600PPS)にして行い、符
号化データバッファb2に空きがあったとしても、相手
機からの応答があるまでは、次ページの読取走査を開始
しない。ここでは、符号化データバッファb2の容量
を、原稿の1ページ分の符号化データが十分格納できる
容量(例えば、64Kバイト)にしておく必要がある。
これによって、次ページを読み取ることによる符号化デ
ータバッファb2のフル状態(満杯)が発生せず、同次
ページの途中で読取走査が停止することを防ぐことが出
来る。
【0020】符号化データ送信後、相手機(受信機)か
ら受信完了の応答があると、符号化データバッファb2
に格納中のデータを無効として、次ページの符号化デー
タを格納できるようにする。このとき、相手機から画質
不良を示す信号の応答があった場合には、符号化データ
バッファb2に格納中の画像データを再送信するために
次ページの読み取りを開始しないようにすることもでき
る。
ら受信完了の応答があると、符号化データバッファb2
に格納中のデータを無効として、次ページの符号化デー
タを格納できるようにする。このとき、相手機から画質
不良を示す信号の応答があった場合には、符号化データ
バッファb2に格納中の画像データを再送信するために
次ページの読み取りを開始しないようにすることもでき
る。
【0021】次に、以上で説明した本発明のファクシミ
リ装置Fの基本動作をフローチャートを用いて説明す
る。図3のステップ100〜117は、1ページ分の画
像データの読み取り、符号化処理を示したものであり、
符号化データバッファb2の容量を64Kバイトとし
て、符号化データが64Kバイトを超えた時に、読取走
査を停止し、ステッピングモータMを停止するようにな
っている。
リ装置Fの基本動作をフローチャートを用いて説明す
る。図3のステップ100〜117は、1ページ分の画
像データの読み取り、符号化処理を示したものであり、
符号化データバッファb2の容量を64Kバイトとし
て、符号化データが64Kバイトを超えた時に、読取走
査を停止し、ステッピングモータMを停止するようにな
っている。
【0022】読取開始前に、副走査線密度により読取間
隔(読取精度)を設定するが、読取走査のための走査速
度は、設定した読取精度に関係なく、600PPSに設
定する。そして、読取停止後にステッピングモータMを
停止させる。この方法は、モータパルスを停止した後、
所定時間経過後にモータの励磁を停止するようにして行
う。図では、モータ励磁停止カウンタに10をセットす
れば、0.1秒後に、モータの駆動が停止する。なお、
図のようにして、モータ励磁停止の処理を並行して行う
ことで、符号化処理との並行処理が可能になる。
隔(読取精度)を設定するが、読取走査のための走査速
度は、設定した読取精度に関係なく、600PPSに設
定する。そして、読取停止後にステッピングモータMを
停止させる。この方法は、モータパルスを停止した後、
所定時間経過後にモータの励磁を停止するようにして行
う。図では、モータ励磁停止カウンタに10をセットす
れば、0.1秒後に、モータの駆動が停止する。なお、
図のようにして、モータ励磁停止の処理を並行して行う
ことで、符号化処理との並行処理が可能になる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の請求項1に記載のファクシミリ装置によれば、送信
処理や符号化処理が遅延したとき等の読取走査(副走
査)の停止位置が、読取精度によってずれることがなく
なり、送信画像の精度を保つことが出来る。
明の請求項1に記載のファクシミリ装置によれば、送信
処理や符号化処理が遅延したとき等の読取走査(副走
査)の停止位置が、読取精度によってずれることがなく
なり、送信画像の精度を保つことが出来る。
【0024】請求項2に記載のファクシミリ装置によれ
ば、大容量の符号化データバッファがフル状態になるま
で読取走査を継続するので、ページ途中で読取走査が停
止することを少なくすることができ、更に、請求項3に
記載のファクシミリ装置によれば、1ページ毎に符号化
データバッファへの符号化データの格納を行うので、ペ
ージの途中で読取走査が停止することを完全に防ぐこと
ができ、ページ内の送信画像の精度を保つことが出来
る。
ば、大容量の符号化データバッファがフル状態になるま
で読取走査を継続するので、ページ途中で読取走査が停
止することを少なくすることができ、更に、請求項3に
記載のファクシミリ装置によれば、1ページ毎に符号化
データバッファへの符号化データの格納を行うので、ペ
ージの途中で読取走査が停止することを完全に防ぐこと
ができ、ページ内の送信画像の精度を保つことが出来
る。
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の構成の一例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本発明に係るファクシミリ装置による読取走査
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図3】本発明に係るファクシミリ装置の動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
F・・・ファクシミリ装置 M・・・ステッピングモータ 1・・・モータ制御部 2・・・画像読取部 4・・・操作部 7・・・制御部 b1・・・読取データバッファ b2・・・符号化データバッファ
Claims (3)
- 【請求項1】画像データの読取精度が設定変更可能であ
り、画像データを読取走査する毎に符号化して送信する
ファクシミリ装置において、 画像データの副走査読取を最も高い走査線密度に対応し
た速度で行った後、予め設定された読取精度に応じて符
号化処理を行うことを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項2】画像データの読取精度が設定変更可能であ
り、読取走査し、符号化した画像データを格納する符号
化データバッファを備えたファクシミリ装置において、 上記符号化データバッファがフル状態になるまで、画像
データの副走査読取を最も高い走査線密度に対応した速
度で行って、予め設定された読取精度で符号化処理を行
うことを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項3】読取走査し、符号化した画像データを格納
する符号化データバッファを備え、このバッファには、
原稿の1ページ分の符号化データのみを格納するように
し、1ページ分の画像データを読取走査した後は、相手
機から応答があるまで、次ページの読取走査を開始しな
いことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7013101A JPH08204915A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7013101A JPH08204915A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08204915A true JPH08204915A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11823769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7013101A Pending JPH08204915A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08204915A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012090178A (ja) * | 2010-10-21 | 2012-05-10 | ▲うぇい▼強科技股▲ふん▼有限公司 | リアルタイム画像伝送とプレビューのシステム及び方法 |
-
1995
- 1995-01-30 JP JP7013101A patent/JPH08204915A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012090178A (ja) * | 2010-10-21 | 2012-05-10 | ▲うぇい▼強科技股▲ふん▼有限公司 | リアルタイム画像伝送とプレビューのシステム及び方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010925 |