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JP3289933B2 - 画像送信装置 - Google Patents

画像送信装置

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JP3289933B2
JP3289933B2 JP35038391A JP35038391A JP3289933B2 JP 3289933 B2 JP3289933 B2 JP 3289933B2 JP 35038391 A JP35038391 A JP 35038391A JP 35038391 A JP35038391 A JP 35038391A JP 3289933 B2 JP3289933 B2 JP 3289933B2
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transmission
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JP35038391A
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敏昭 神代
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05167833A publication Critical patent/JPH05167833A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像を1ラインず
つ順次読み取りながら送信する画像送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ファクシミリ装置は、原稿画像を
読み取りながら送信する。この場合、ファクシミリ装置
は、原稿画像を1ラインずつ順次読み取って得られた画
情報をバッファメモリに格納する動作と、その格納した
画情報を順次読み出してデータ圧縮して送信する動作と
を並行して実行している。
【0003】一定範囲の画像を読み取る速度は、読み取
る線密度により変化する。また、画情報を1ラインずつ
送信する速度は、画情報のデータ伝送速度,データ圧縮
のための符号化方式,伝送制御手順あるいは受信側装置
の最少I/Oスピードなどにより変化する。
【0004】画情報を読み取る線密度は、送信の際にオ
ペレータが設定するものである。データ伝送速度と符号
化方式は、ファクシミリ装置が伝送制御手順により決定
するものである。最少I/Oスピードは、受信側装置が
受信した画情報を1ラインずつ記録するのに要する時間
であり、伝送制御手順で受信側から送信側に通知され
る。そして、送信側は、各ラインの画情報を、通知され
た最少I/Oスピード以上の時間間隔で送信する。
【0005】画情報を読み取る速度に対して、画情報を
送信する速度の方が遅くなると、バッファメモリが一杯
になる。この場合、画像の読取動作を一時停止し、バッ
ファメモリに一定量の空きができた時点で、読取動作を
再開するようにしている。
【0006】このような画像読取の停止や再開の際に
は、副走査のために原稿を搬送する駆動装置を間欠動作
させることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記間欠動作時には、
駆動装置全体の慣性やモータの立上がり動作の遅れのた
めに、原稿が引き戻されたり逆に進み過ぎたりする。こ
のため、間欠動作が生じると、画像の読み取りライン位
置がずれて読み取り画像の画質が劣化するという問題が
あった。
【0008】このような画質の劣化を防止するために、
バッファメモリが一杯になることのないように、メモリ
容量を大きくすることが考えられる。ところが、その場
合、装置コストが高くなるという別の問題が生じる。
【0009】本発明は、上記の問題を解決し、装置コス
トを上昇させることなく、読み取り画像の画質の劣化を
低減することができる画像処理装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、画
像送信する際に原稿画像の送信画像の線密度とデータ伝
送速度とを決定する装置では、決定されたデータ伝送速
度が高い場合には、決定された線密度で原稿画像を読み
取って、得られた画情報をそのまま順次送信する一方、
データ伝送速度が低い場合には、上記線密度よりも高い
線密度で原稿画像を読み取って、得られた画情報を決定
された上記線密度の画情報に変換して、順次送信するよ
うにしている。
【0011】また、画像送信の際に、送信画像の線密度
のほかに、画情報の符号化方式,伝送制御手順あるいは
画情報を1ラインずつ送信する最少時間間隔をそれぞれ
決定する各種装置では、決定された各種条件において、
画情報の所要伝送時間が短い場合には、上記と同様に、
通常どおり読み出して送信する一方、所要伝送時間が長
い場合には、決定された線密度よりも高い線密度で原稿
画像を読み取って、所定の線密度に変換して送信するよ
うにしている。
【0012】
【作用】決定されたデータ伝送速度が低い場合、画情報
の所要伝送時間が長くなる。このように伝送時間が長く
なると、画情報の読み取り速度が送信速度より速くなっ
て、副走査を一時停止することになるが、その場合に
は、原稿画像を高い線密度で読み取って、設定された線
密度の画情報に変換するので、送信する画情報の生成に
時間がかかるようになる。従って、読み取り速度は送信
速度より遅くなり、副走査を一時停止する必要もなくな
る。これにより、画像読み取りの間欠動作がなくなっ
て、読取画像の画質が向上する。また、バッファメモリ
を大容量化する場合のような装置コストの上昇もない。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例に係るファクシ
ミリ装置のブロック構成図を示したものである。図にお
いて、スキャナ1は、原稿画像を読み取って1ラインず
つ画情報を取り出すものである。このスキャナ1には、
原稿画像を1ラインずつ読み取るラインセンサ1a,読
み取った画信号をデジタル信号の画情報に変換する2値
化回路1bおよび原稿を副走査する副走査制御手段1c
などが配設されている。本実施例では、このスキャナ1
は、8×3.85(本/mm),8×7.7(本/m
m)および8×15.4(本/mm)の3種類の線密度
で画像を読み取る機能を有しているものとする。
【0015】プロッタ2は画像を記録出力するものであ
る。符号化復号化部3は、各種符号化方式で送信する画
情報をデータ圧縮する一方、受信した画情報を復号化し
て元の画情報に復元するものである。バッファメモリ4
は、画情報を一時格納するものである。
【0016】モデム5は、画情報や伝送制御のための各
種手順信号を送受信するものである。なお、本実施例の
ファクシミリ装置は、CCITTのG3ファクシミリの
伝送制御手順で交信するものとする。網制御装置6は、
電話回線が接続され、発着信の際に所定の回線制御を行
なうものである。操作表示部7は、オペレータが各種操
作を行なうと共に、装置が動作状態等を表示するもので
ある。システム制御部8は、上記各部を制御するマイク
コンピュータである。このシステム制御部8には、隣接
した複数ラインの画情報をオア処理により1ラインの画
情報に変換するラインオア処理手段8aが配設されてい
る。システムバス9は、上記各部が相互間で各種制御信
号やデータをやりとりする信号ラインである。
【0017】以上の構成で、次に本実施例のファクシミ
リ装置の画像送信処理を説明する。画像送信する場合、
オペレータは、図2に示すように、スキャナ1に送信原
稿をセットし(処理101)、所定の操作で送信画像の
線密度を設定する。この設定は、「普通の字」,「小さ
な字」および「細かい字」の内の1つを指定することに
より行なう(処理102)。この場合、「普通の字」は
8×3.85(本/mm)、「小さな字」は8×7.7
(本/mm)、「細かい字」は8×15.4(本/m
m)をそれぞれ意味している。次いで、送信宛先を設定
して発信動作を起動する(処理103)。
【0018】これにより、ファクシミリ装置は、相手先
に発呼して(処理104)、相手先装置が応答すると、
既知の伝送制御手順を開始する(処理105)。
【0019】この伝送制御手順では、相手先である受信
側から、DIS信号やNSF信号などにより、受信側装
置の機能情報を受信する。この機能情報では、ECM
(Erorr Correction Mode)の通
信機能の有無,データ伝送速度の最大値,記録線密度の
最大値,最少I/Oスピードおよび符号化方式などが示
されている。
【0020】また、モデムトレーング手順で画情報を伝
送するデータ伝送速度が決定される。本実施例では、こ
こで決定されるデータ伝送速度と、設定された線密度と
により、図3に示すように、原稿画像の読取線密度と画
情報を処理方法とを決定する。
【0021】すなわち、例えば、送信画像の線密度が8
×3.85(本/mm)に設定され、データ伝送速度が
9600bpsまたは7200bpsに決定された場
合、読取線密度は、8×3.85(本/mm)で通常処
理するように決定する。また、データ伝送速度が480
0bpsの場合、読取線密度を8×7.7(本/mm)
にしてオア処理するように決定する。この場合のオア処
理は、8×7.7(本/mm)の隣接する2ラインの画
情報を同一位置の画素同志オアをとることにより1ライ
ンの画情報に変換するものである。さらに、データ伝送
速度が2400bpsの場合、読取線密度を8×15.
4(本/mm)にしてオア処理するように決定する。こ
のオア処理は、隣接する4ラインの画情報をそれぞれ同
一位置の画素同志オアをとることにより1ラインの画情
報に変換するものである。
【0022】一方、送信画像の線密度が8×7.7(本
/mm)に設定され、データ伝送速度が9600bps
または7200bpsに決定された場合、読取線密度は
8×7.7(本/mm)で通常処理するように決定す
る。また、データ伝送速度が4800bpsまたは24
00bpsに決定された場合、読取線密度は8×15.
4(本/mm)でオア処理するように決定する。
【0023】また、送信画像の線密度が8×15.4
(本/mm)に設定された場合には、データ伝送速度に
拘らず、読取線密度は8×15.4(本/mm)で通常
処理するように決定する(処理106)。
【0024】次いで、スキャナ1は、決定された読み取
り線密度で原稿画像の読み取りを開始する。スキャナ1
で得た画情報は、図4に示すように、符号化復号化部3
に転送する。この転送の際に、システム制御部8は、上
記処理でオア処理をするように決定されている場合、ラ
インオア処理手段8aにより所定のオア処理を実行す
る。これにより、常に設定された線密度の画情報が得ら
れる。符号化復号化部3は、その画情報を順次符号化す
る。その画情報はバッファメモリ4に一時格納される。
一方、モデム5は、バッファメモリ4の画情報を順次読
み出して網制御装置6を介して送信する(処理10
7)。
【0025】ところで、この送信動作中、バッファメモ
リ4に画情報を格納する速度が、バッファメモリ4から
読み出す速度より速い状態が続くと、バッファメモリ4
が一杯になる。この場合には、スキャナ1の読み取り動
作を一時停止する。
【0026】バッファメモリ4から画情報を読み出す速
度は、データ伝送速度が高い場合には速く、低い場合に
は遅くなる。本実施例では、データ伝送速度が高く、バ
ッファメモリ4から画情報を読み出す速度が速い場合に
は、設定された線密度で原稿画像を読み取って、従来と
同様に、そのまま符号化して送信している。これによ
り、画情報を速く読み取って短時間に送信することがで
きる。
【0027】一方、読み出す速度が遅い場合には、設定
された線密度よりも高い線密度で原稿画像を読み取っ
て、得られた複数ラインの画情報から、設定された線密
度の1ラインの画情報を生成するようにしている。この
場合、1ラインの画情報を生成するのに時間がかかるの
で、その画情報をバッファメモリ4に格納する速度が低
下する。従って、バッファメモリ4が一杯になることが
なくなって、スキャナ1の読み取り動作を一時停止させ
ることもなくなる。
【0028】以上のように、本実施例では、データ伝送
速度が低く、バッファメモリ4から画情報を読み出す速
度が遅くなる場合には、スキャナ1の読取線密度を高く
してバッファメモリ4に画情報を格納する速度を低下さ
せている。これにより、スキャナ1における画像読取の
間欠動作がなくなって、読み取り画像の画質が向上する
ようになる。
【0029】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0030】本実施例では、ファクシミリ装置は、MH
(Modified Huffman)方式,MR(M
odified Relative Element
Address Designate)方式,あるいは
MMR(ModifiedMR)方式のいずれかの符号
化方式により画像送信するものとする。
【0031】この符号化方式は、伝送制御手順で通知さ
れる受信側の装置機能を送信側が確認した後、1つの方
式に決定される。
【0032】本実施例では、画像送信する符号化方式が
決定すると、その符号化方式と設定された線密度とによ
り、図5に示すように、読取線密度と画情報の処理方法
とを決定する。
【0033】すなわち、MMR方式の場合、設定された
送信画像の各線密度に読取線密度を合せていずれも通常
処理する。
【0034】MR方式の場合、送信画像の線密度が8×
3.85(本/mm)のときには、読取線密度を8×
7.7(本/mm)にしてオア処理する。また、送信画
像の線密度が8×7.7(本/mm)のときには、読取
線密度を8×15.4(本/mm)にしてオア処理す
る。また、送信画像の線密度が8×15.4(本/m
m)のときには、読取線密度を8×15.4(本/m
m)にして通常処理する。
【0035】MR方式の場合、送信画像の線密度が8×
3.85(本/mm)のときには、読取線密度を8×1
5.4(本/mm)にしてオア処理する。また、送信画
像の線密度が8×7.7(本/mm)および8×15.
4(本/mm)のときは、上記MR方式と同様である。
【0036】一般に、画情報のデータ圧縮率は、MMR
方式,MR方式,MH方式の順に高い。データ圧縮率が
高い場合、送信する符号化画情報のデータ量が少なくな
る。データ伝送速度のシフトダウンがない場合、画情報
の送信速度は一定であるので、データ圧縮率が高い場
合、バッファメモリ4に格納されたデータは速く読み出
される。この場合、本実施例では、通常の線密度で画像
を読み取ってバッファメモリ4に格納するので、原稿画
像を速く読み取って短時間に送信することができる。
【0037】一方、データ圧縮率が高い場合、1ライン
当たりの送信に時間がかかり、バッファメモリ4の画情
報の読み出し速度が遅くなる。この場合、本実施例で
は、設定された線密度より高い線密度で画像を読み取る
ので、バッファメモリ4に画情報を格納する速度も低下
する。これにより、バッファメモリ4が一杯になること
がなくなる。
【0038】このように、本実施例では、画情報を伝送
する際の符号化方式により、読み取り線密度を変更する
ようにしたので、前述の実施例と同様に、バッファメモ
リ4が一杯になることによるスキャナ1の間欠動作がな
くなり、読み取り画像の画質が向上するようになる。
【0039】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
【0040】本実施例のファクシミリ装置は、G3規格
の通常の伝送制御手順とECMの伝送制御手順との2つ
の通信機能を有しているものとする。そして、送信の際
には、通信開始時に受信側から通知される装置機能をチ
ェックして、受信側がECMの通信機能を有している場
合にはECM手順を実行し、その機能を有していない場
合には通常のG3手順を実行することに決定する。
【0041】本実施例では、実行する伝送制御手順が決
定すると、その結果に応じて、図6に示すように、読取
線密度と画情報の処理方法とを決定する。
【0042】すなわち、通常のG3手順の場合、設定さ
れる送信画像の線密度がいずれも場合にも、各線密度に
読取線密度を合せて、いずれも通常処理する。一方、E
CM手順の場合、送信画像の線密度が8×3.85(本
/mm)のときには、読取線密度を8×7.7(本/m
m)にしてオア処理する。また、送信画像の線密度が8
×7.7(本/mm)のときには、読取線密度を8×1
5.4(本/mm)にしてオア処理する。また、送信画
像の線密度が8×15.4(本/mm)のときには、通
常のG3手順の場合と同様に、読取線密度を8×15.
4(本/mm)にして通常処理する。
【0043】ところで、画情報の送信中に伝送エラーが
発生した場合、通常のG3手順では再送処理を実行しな
いが、ECM手順では再送処理を実行する。このため、
画情報の伝送所要時間は、通常のG3手順の方がECM
よりも短い。
【0044】画情報の伝送所要時間が短い場合、バッフ
ァメモリ4に格納されたデータは速く読み出される。こ
の場合、本実施例では、通常の線密度で画像を読み取っ
てバッファメモリ4に格納するので、原稿画像を速く読
み取って短時間に送信することができる。
【0045】一方、画情報の伝送所要時間が長いと1ラ
イン当たりの送信に時間がかかり、バッファメモリ4の
画情報の読み出し速度が遅くなる。この場合、本実施例
では、設定された線密度より高い線密度で画像を読み取
るので、バッファメモリ4に画情報を格納する速度も低
下する。これにより、バッファメモリ4が一杯になるこ
とがなくなる。
【0046】このように、本実施例では、画情報を伝送
する伝送制御手順により、読み取り線密度を変更するよ
うにしたので、前述の実施例と同様に、バッファメモリ
4が一杯になることによるスキャナ1の間欠動作がなく
なり、読み取り画像の画質が向上するようになる。
【0047】次に、本発明の第4の実施例を説明する。
【0048】本実施例では、ファクシミリ装置のスキャ
ナ1は、原稿画像を8×3.85(本/mm)または8
×7.7(本/mm)の線密度で読み取るものとする。
そして、1ラインの読み取りに要するI/O速度は、上
記いずれの線密度でも10msであるものとする。
【0049】このファクシミリ装置は、通信開始時に受
信側から通知される受信側装置の最少I/O速度をチェ
ックして、画情報を1ラインずつ送信する最少時間間隔
を決定する。これは、受信側が、画情報を1ラインずつ
受信して記録する処理が間に合うようにするための既知
動作である。
【0050】本実施例では、各ラインの画情報を決定し
た最少時間間隔以上の間隔で送信するが、この場合、受
信側から通知された最少I/O速度の情報に基ずいて、
図7に示すように、読取線密度と画情報の処理方法とを
決定する。
【0051】すなわち、同図において、受信側の「I/
O速度」は、最少I/O速度の値であり、「倍速指定」
は、8×3.85(本/mm)と8×7.7(本/m
m)の各線密度における処理速度の関係を示すものであ
る。「倍速指定」・「有」は、場合、1ライン当たりの
処理速度が、線密度8×7.7(本/mm)のときは、
8×3.85(本/mm)のときの2倍の速度になるこ
とを示し、「倍速指定」・「無」は、両者が同速度であ
ることを示している。
【0052】そして、本実施例では、設定された送信画
像の線密度が8×3.85(本/mm)の場合には、
「倍速指定」が「有」,「無」ともに、受信側の「I/
O速度」が「10ms」のとき、読取線密度を8×3.
85(本/mm)にして通常処理にする。また、「20
ms」のときは読取線密度を8×8×7.7(本/m
m)、「40ms」のときは読取線密度を8×15.4
(本/mm)にして、それぞれオア処理する。
【0053】一方、送信画像の線密度が8×7.7(本
/mm)の場合には、「倍速指定」が「有」のとき、
「I/O速度」が「20ms」以下である場合におい
て、読取線密度を8×7.7(本/mm)にして通常処
理する。そして、「40ms」のとき、読取線密度を8
×15.4(本/mm)にしてオア処理する。
【0054】これに対して、「倍速指定」・「無」の場
合には、「I/O速度」が「10ms」のときだけ、読
取線密度を8×7.7(本/mm)にして通常処理し、
それ以上のとき、読取線密度を8×15.4(本/m
m)にしてオア処理する。
【0055】各ラインの画情報を送信する最少時間間隔
は、送信画像の線密度が8×3.85(本/mm)の場
合、「I/O速度」の値がそのまま設定される。一方、
送信画像の線密度が8×7.7(本/mm)の場合、
「倍速指定」が「無」のとき、「I/O速度」の値がそ
のまま設定され、「倍速指定」が「有」のとき、「I/
O速度」の1/2の値が設定される。
【0056】上記最少時間間隔が短い場合、バッファメ
モリ4に格納されたデータは速く読み出される。この場
合、本実施例では、通常の線密度で画像を読み取ってバ
ッファメモリ4に格納するので、原稿画像を速く読み取
って速く送信することができる。
【0057】一方、上記最少時間間隔が長いと1ライン
当たりの送信に時間がかかり、バッファメモリ4の画情
報の読み出し速度が遅くなる。この場合、本実施例で
は、設定された線密度より高い線密度で画像を読み取る
ので、バッファメモリ4に画情報を格納する速度も低下
する。これにより、バッファメモリ4が一杯になること
がなくなる。
【0058】このように、本実施例では、受信側のI/
O速度により、読み取り線密度を変更するようにしたの
で、前述の実施例と同様に、バッファメモリ4が一杯に
なることによるスキャナ1の間欠動作がなくなり、読み
取り画像の画質が向上するようになる。
【0059】なお、以上の実施例では、原稿画像の読取
線密度と画情報の処理方法とを、データ伝送速度,画情
報の符号化方式,伝送制御手順あるいは最少時間間隔と
いう1つ1つの条件により変更するようにしたが、複数
の条件により変更するようにしてもよい。
【0060】また、ファクシミリ装置の場合を例にとっ
て説明したが、本発明は、送信画像を1ラインずつ読み
取りながら順次送信する画像送信装置において、同様に
適用できることは当然である。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、画像送
信する際に、送信画像の線密度と共に、データ伝送速
度,画情報の符号化方式,伝送制御手順あるいは各ライ
ンを送信する最少時間間隔を決定する各種装置におい
て、決定された各種条件における画情報の所要伝送時間
が短い場合には、通常どおり読み出して送信する一方、
所要伝送時間が長い場合には、決定された線密度よりも
高い線密度で原稿画像を読み取って、所定の線密度に変
換後送信するようにしたので、画像読み取りの間欠動作
がなくなって読取画像の画質が向上すると共に、バッフ
ァメモリを大容量化するような装置コストの上昇もな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るファクシミリ装置
のブロック構成図である。
【図2】上記ファクシミリ装置の送信処理の動作フロー
チャートである。
【図3】各種条件における原稿画像の読取線密度と画情
報の処理方法の説明図である。
【図4】送信時における各部間の画情報の流れを示す動
作説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例における各種条件での原
稿画像の読取線密度と画情報の処理方法の説明図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施例における各種条件での原
稿画像の読取線密度と画情報の処理方法の説明図であ
る。
【図7】本発明の第4の実施例における各種条件での原
稿画像の読取線密度と画情報の処理方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 スキャナ 1a ラインセンサ 1b 2値化回路 1c 副走査制御手段 2 プロッタ 3 符号化復号化部 4 バッファメモリ 5 モデム 6 網制御装置 7 操作表示部 8 システム制御部 8a ラインオア処理手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像送信の際に送信画像の線密度と画情
    報のデータ伝送速度とを決定する手段と、原稿画像から
    画情報を1ラインずつ読み取って決定したデータ伝送速
    度で順次送信する手段と、画情報を読み取る速度が送信
    する速度より速く送信が間に合わなくなった場合には必
    要に応じて読取動作を一時停止する手段とを備えている
    画像送信装置において、決定された上記データ伝送速度
    が低い場合には決定された上記線密度よりも高い線密度
    で原稿画像を読み取る高線密度読取手段と、その読み取
    りにより得た画情報を決定された上記線密度の画情報に
    変換する線密度変換手段と、変換して得た画情報を順次
    送信する低速度時送信手段とを備えていることを特徴と
    する画像送信装置。
  2. 【請求項2】 画像送信の際に送信画像の線密度と画情
    報の符号化方式とを決定する手段と、原稿画像から画情
    報を1ラインずつ読み取って決定した符号化方式により
    データ圧縮して順次送信する手段と、画情報を読み取る
    速度が送信する速度より速く送信が間に合わなくなった
    場合には必要に応じて読取動作を一時停止する手段とを
    備えている画像送信装置において、決定された上記デー
    タ圧縮率が低い場合には決定された上記線密度よりも高
    い線密度で原稿画像を読み取る高線密度読取手段と、そ
    の読み取りにより得た画情報を決定された上記線密度の
    画情報に変換する線密度変換手段と、変換して得た画情
    報を順次送信する低圧縮率時送信手段とを備えているこ
    とを特徴とする画像送信装置。
  3. 【請求項3】 画像送信の際に送信画像の線密度と実行
    する伝送制御手順とを決定する手段と、原稿画像から画
    情報を1ラインずつ読み取って決定した伝送制御手順に
    より順次送信する手段と、画情報を読み取る速度が送信
    する速度より速く送信が間に合わなくなった場合には必
    要に応じて読取動作を一時停止する手段とを備えている
    画像送信装置において、決定された上記伝送制御手順が
    伝送エラー発生時に再送処理を実行する場合には決定さ
    れた上記線密度よりも高い線密度で原稿画像を読み取る
    高線密度読取手段と、その読み取りにより得た画情報を
    決定された上記線密度の画情報に変換する線密度変換手
    段と、変換して得た画情報を順次送信する低速度時送信
    手段とを備えていることを特徴とする画像送信装置。
  4. 【請求項4】 画像送信の際に送信画像の線密度と画情
    報を1ラインずつ送信する最少時間間隔とを決定する手
    段と、原稿画像から画情報を1ラインずつ読み取って決
    定した最少時間間隔以上の間隔で順次送信する手段と、
    画情報を読み取る速度が送信する速度より速く送信が間
    に合わなくなった場合には必要に応じて読取動作を一時
    停止する手段とを備えている画像送信装置において、決
    定された上記最少時間間隔が長い場合には決定された上
    記線密度よりも高い線密度で原稿画像を読み取る高線密
    度読取手段と、その読み取りにより得た画情報を決定さ
    れた上記線密度の画情報に変換する線密度変換手段と、
    変換して得た画情報を順次送信する最少時間増大時送信
    手段とを備えていることを特徴とする画像送信装置。
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