JPH08198927A - 防振・緩衝材 - Google Patents
防振・緩衝材Info
- Publication number
- JPH08198927A JPH08198927A JP7006639A JP663995A JPH08198927A JP H08198927 A JPH08198927 A JP H08198927A JP 7006639 A JP7006639 A JP 7006639A JP 663995 A JP663995 A JP 663995A JP H08198927 A JPH08198927 A JP H08198927A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- molecular weight
- low
- weight
- polyol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低バネ定数化が図られ、防振性、繰り返し圧
縮に対する耐久性などにすぐれた防振・緩衝材を提供す
ること。 【構成】 ポリイソシアネートが数平均分子量が650〜4
000のポリオキシテトラメチレングリコールまたはポリ
オキシプロピレングリコールとジフェニルメタンジイソ
シアネートとからなるNCO基含有量が5〜30重量%の
変性イソシアネートであり、ポリオールが数平均分子量
が2000〜8000のテトラヒドロフラン−プロピレンオキサ
イド共重合トリオールと分子量が150以下の短鎖長ジオ
ールとを混合したものであり、発泡剤が水および低沸点
脂肪族ハロゲン化物から選ばれた少なくとも1種であ
り、ポリイソシアネートとポリオールとをイソシアネー
トインデックスが80〜120となるように反応させてえら
れた嵩密度が0.4〜1.0g/cm3の低発泡ポリウレタン
エラストマーからなることを特徴とする防振・緩衝材。
縮に対する耐久性などにすぐれた防振・緩衝材を提供す
ること。 【構成】 ポリイソシアネートが数平均分子量が650〜4
000のポリオキシテトラメチレングリコールまたはポリ
オキシプロピレングリコールとジフェニルメタンジイソ
シアネートとからなるNCO基含有量が5〜30重量%の
変性イソシアネートであり、ポリオールが数平均分子量
が2000〜8000のテトラヒドロフラン−プロピレンオキサ
イド共重合トリオールと分子量が150以下の短鎖長ジオ
ールとを混合したものであり、発泡剤が水および低沸点
脂肪族ハロゲン化物から選ばれた少なくとも1種であ
り、ポリイソシアネートとポリオールとをイソシアネー
トインデックスが80〜120となるように反応させてえら
れた嵩密度が0.4〜1.0g/cm3の低発泡ポリウレタン
エラストマーからなることを特徴とする防振・緩衝材。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防振・緩衝材に関す
る。さらに詳しくは、繰り返し圧縮に対して耐久性が要
求される、たとえば車輌用防振材、軌道パッド、枕木パ
ッド、スラブマットなどの鉄道用緩衝材、防振材などと
して好適に使用しうる防振・緩衝材に関する。
る。さらに詳しくは、繰り返し圧縮に対して耐久性が要
求される、たとえば車輌用防振材、軌道パッド、枕木パ
ッド、スラブマットなどの鉄道用緩衝材、防振材などと
して好適に使用しうる防振・緩衝材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車輌走行時の振動を低減させた
り、遮断するために、レールと枕木または道床とのあい
だには、天然ゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴムな
どの防振・緩衝材が用いられている。
り、遮断するために、レールと枕木または道床とのあい
だには、天然ゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴムな
どの防振・緩衝材が用いられている。
【0003】近年、鉄道の高速化や高架化の進展に伴な
う振動、騒音問題より、前記防振・緩衝材にも低バネ定
数化が求められているが、前記ゴムを材質とする防振・
緩衝材で低バネ定数化を図ろうとしたばあいには、繰り
返し圧縮に対する耐久性やゴム強度が充分でなかった
り、その形状が複雑になるなどの問題や、荷重(応力)
が加わったときに横方向に歪み、防振材がずれるなどの
問題があり、さらにゴムを用いる関係上、加硫時間が長
くなるので、生産性におとるという問題がある。
う振動、騒音問題より、前記防振・緩衝材にも低バネ定
数化が求められているが、前記ゴムを材質とする防振・
緩衝材で低バネ定数化を図ろうとしたばあいには、繰り
返し圧縮に対する耐久性やゴム強度が充分でなかった
り、その形状が複雑になるなどの問題や、荷重(応力)
が加わったときに横方向に歪み、防振材がずれるなどの
問題があり、さらにゴムを用いる関係上、加硫時間が長
くなるので、生産性におとるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、低バネ定数化が図ら
れ、防振性、繰り返し圧縮に対する耐久性などにすぐれ
た防振・緩衝材を提供することを目的とするものであ
る。
術に鑑みてなされたものであり、低バネ定数化が図ら
れ、防振性、繰り返し圧縮に対する耐久性などにすぐれ
た防振・緩衝材を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ポ
リイソシアネート、ポリオールおよび発泡剤を反応させ
てえられた防振・緩衝材であって、(A)前記ポリイソ
シアネートが、数平均分子量が650〜4000のポリオキシ
テトラメチレングリコールまたは数平均分子量が650〜4
000のポリオキシプロピレングリコールとジフェニルメ
タンジイソシアネートとからなるNCO基含有量が5〜
30重量%の変性イソシアネートであり、(B)前記ポリ
オールが、数平均分子量が2000〜8000のテトラヒドロフ
ラン−プロピレンオキサイド共重合トリオールと分子量
が150以下の短鎖長ジオールとを混合したものであり、
(C)前記発泡剤が、水および低沸点脂肪族ハロゲン化
物から選ばれた少なくとも1種であり、(D)前記ポリ
イソシアネートと前記ポリオールとをイソシアネートイ
ンデックスが80〜120となるように反応させてえられた
嵩密度が0.4〜1.0g/cm3の低発泡ポリウレタンエラ
ストマーからなることを特徴とする防振・緩衝材に関す
る。
リイソシアネート、ポリオールおよび発泡剤を反応させ
てえられた防振・緩衝材であって、(A)前記ポリイソ
シアネートが、数平均分子量が650〜4000のポリオキシ
テトラメチレングリコールまたは数平均分子量が650〜4
000のポリオキシプロピレングリコールとジフェニルメ
タンジイソシアネートとからなるNCO基含有量が5〜
30重量%の変性イソシアネートであり、(B)前記ポリ
オールが、数平均分子量が2000〜8000のテトラヒドロフ
ラン−プロピレンオキサイド共重合トリオールと分子量
が150以下の短鎖長ジオールとを混合したものであり、
(C)前記発泡剤が、水および低沸点脂肪族ハロゲン化
物から選ばれた少なくとも1種であり、(D)前記ポリ
イソシアネートと前記ポリオールとをイソシアネートイ
ンデックスが80〜120となるように反応させてえられた
嵩密度が0.4〜1.0g/cm3の低発泡ポリウレタンエラ
ストマーからなることを特徴とする防振・緩衝材に関す
る。
【0006】
【作用および実施例】本発明の防振・緩衝材は、前記し
たように、(A)ポリイソシアネートが、数平均分子量
が650〜4000のポリオキシテトラメチレングリコールま
たは数平均分子量が650〜4000のポリオキシプロピレン
グリコールとジフェニルメタンジイソシアネートとから
なるNCO基含有量が5〜30重量%の変性イソシアネー
トであり、(B)ポリオールが、数平均分子量が2000〜
8000のテトラヒドロフラン−プロピレンオキサイド共重
合トリオールと分子量が150以下の短鎖長ジオールとを
混合したものであり、(C)発泡剤が、水および低沸点
脂肪族ハロゲン化物から選ばれた少なくとも1種であ
り、(D)ポリイソシアネートとポリオールとをイソシ
アネートインデックスが80〜120となるように反応させ
てえられた嵩密度が0.4〜1.0g/cm3の低発泡ポリウ
レタンエラストマーからなることを特徴としたものであ
る。
たように、(A)ポリイソシアネートが、数平均分子量
が650〜4000のポリオキシテトラメチレングリコールま
たは数平均分子量が650〜4000のポリオキシプロピレン
グリコールとジフェニルメタンジイソシアネートとから
なるNCO基含有量が5〜30重量%の変性イソシアネー
トであり、(B)ポリオールが、数平均分子量が2000〜
8000のテトラヒドロフラン−プロピレンオキサイド共重
合トリオールと分子量が150以下の短鎖長ジオールとを
混合したものであり、(C)発泡剤が、水および低沸点
脂肪族ハロゲン化物から選ばれた少なくとも1種であ
り、(D)ポリイソシアネートとポリオールとをイソシ
アネートインデックスが80〜120となるように反応させ
てえられた嵩密度が0.4〜1.0g/cm3の低発泡ポリウ
レタンエラストマーからなることを特徴としたものであ
る。
【0007】このように、特定のポリイソシアネート、
ポリオールおよび発泡剤を用い、イソシアネートインデ
ックスが特定の値となるように反応させ、さらに低発泡
ポリウレタンエラストマーの嵩密度が特定の値となるよ
うにすることにより、低バネ定数化が図られ、繰り返し
圧縮に対する耐久性にすぐれた防振・緩衝材がえられ
る。
ポリオールおよび発泡剤を用い、イソシアネートインデ
ックスが特定の値となるように反応させ、さらに低発泡
ポリウレタンエラストマーの嵩密度が特定の値となるよ
うにすることにより、低バネ定数化が図られ、繰り返し
圧縮に対する耐久性にすぐれた防振・緩衝材がえられ
る。
【0008】本発明に用いられる(A)ポリイソシアネ
ートは、数平均分子量が650〜4000のポリオキシテトラ
メチレングリコールまたはポリオキシプロピレングリコ
ールとジフェニルメタンジイソシアネートとからなるN
CO基含有量が5〜30重量%の変性イソシアネートであ
る。
ートは、数平均分子量が650〜4000のポリオキシテトラ
メチレングリコールまたはポリオキシプロピレングリコ
ールとジフェニルメタンジイソシアネートとからなるN
CO基含有量が5〜30重量%の変性イソシアネートであ
る。
【0009】前記ポリオキシテトラメチレングリコール
またはポリオキシプロピレングリコールの数平均分子量
は、あまりにも低いばあいには、変性イソシアネートを
調製した際にゲル化を招きやすくなるので、650以上、
好ましくは1000以上であり、またあまりにも高いばあい
には、成形時の離型の際に長時間を要するようになるの
で、4000以下、好ましくは3000以下である。
またはポリオキシプロピレングリコールの数平均分子量
は、あまりにも低いばあいには、変性イソシアネートを
調製した際にゲル化を招きやすくなるので、650以上、
好ましくは1000以上であり、またあまりにも高いばあい
には、成形時の離型の際に長時間を要するようになるの
で、4000以下、好ましくは3000以下である。
【0010】前記ジフェニルメタンジイソシアネートと
しては、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート
(以下、純MDIという)、ポリメリック4,4´−ジ
フェニルメタンジイソシアネート(以下、ポリメリック
MDIという)があげられる。これらのなかでも純MD
Iは、えられる低発泡ポリウレタンエラストマーの耐屈
曲性がすぐれるので、とくに好ましい。
しては、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート
(以下、純MDIという)、ポリメリック4,4´−ジ
フェニルメタンジイソシアネート(以下、ポリメリック
MDIという)があげられる。これらのなかでも純MD
Iは、えられる低発泡ポリウレタンエラストマーの耐屈
曲性がすぐれるので、とくに好ましい。
【0011】前記ポリオキシテトラメチレングリコール
またはポリオキシプロピレングリコールとジフェニルメ
タンジイソシアネートとの割合は、えられる変性イソシ
アネートのNCO基含有量が5〜30重量%となるように
調整される。かかるNCO基含有量があまりにも少ない
ばあいには、えられる変性イソシアネートの粘度が高く
なって取扱い性が低下し、また低発泡ポリウレタンエラ
ストマーの剛性が不足するようになるので、5重量%以
上、好ましくは15重量%以上となるように調整し、また
あまりにも多いばあいには、後述するポリオールとの反
応において粘度上昇が早すぎて、混合、成形などの作業
性がわるく、またえられる低発泡ポリウレタンエラスト
マーの機械的強度などの物性も不安定になるようになる
ので、30重量%以下、好ましくは25重量%以下となるよ
うに調整する。
またはポリオキシプロピレングリコールとジフェニルメ
タンジイソシアネートとの割合は、えられる変性イソシ
アネートのNCO基含有量が5〜30重量%となるように
調整される。かかるNCO基含有量があまりにも少ない
ばあいには、えられる変性イソシアネートの粘度が高く
なって取扱い性が低下し、また低発泡ポリウレタンエラ
ストマーの剛性が不足するようになるので、5重量%以
上、好ましくは15重量%以上となるように調整し、また
あまりにも多いばあいには、後述するポリオールとの反
応において粘度上昇が早すぎて、混合、成形などの作業
性がわるく、またえられる低発泡ポリウレタンエラスト
マーの機械的強度などの物性も不安定になるようになる
ので、30重量%以下、好ましくは25重量%以下となるよ
うに調整する。
【0012】本発明に用いられるポリオールは、数平均
分子量が2000〜8000のテトラヒドロフラン−プロピレン
オキサイド共重合トリオールと分子量が150以下の短鎖
長ジオールとを混合した混合ポリオールである。かかる
混合ポリオールを用いることによって低発泡ポリウレタ
ンエラストマーが網目構造となり、結晶化しにくくなっ
ているので、えられる防振・緩衝材は、低バネ定数化が
図られ、繰り返し圧縮に対する耐久性にすぐれたものと
なる。
分子量が2000〜8000のテトラヒドロフラン−プロピレン
オキサイド共重合トリオールと分子量が150以下の短鎖
長ジオールとを混合した混合ポリオールである。かかる
混合ポリオールを用いることによって低発泡ポリウレタ
ンエラストマーが網目構造となり、結晶化しにくくなっ
ているので、えられる防振・緩衝材は、低バネ定数化が
図られ、繰り返し圧縮に対する耐久性にすぐれたものと
なる。
【0013】前記テトラヒドロフラン−プロピレンオキ
サイド共重合トリオールは、ブロック共重合体であって
もランダム共重合体であってもよいが、通常、ブロック
共重合体を用いることが好ましい。また共重合トリオー
ルとしては、テトラヒドロフランとプロピレンオキサイ
ドとの割合(テトラヒドロフラン/プロピレンオキサイ
ド、重量比)が、通常、60/40〜90/10のものが好まし
く用いられる。
サイド共重合トリオールは、ブロック共重合体であって
もランダム共重合体であってもよいが、通常、ブロック
共重合体を用いることが好ましい。また共重合トリオー
ルとしては、テトラヒドロフランとプロピレンオキサイ
ドとの割合(テトラヒドロフラン/プロピレンオキサイ
ド、重量比)が、通常、60/40〜90/10のものが好まし
く用いられる。
【0014】前記テトラヒドロフラン−プロピレンオキ
サイド共重合トリオールの数平均分子量は、あまりにも
低いばあいには、えられる低発泡ポリウレタンエラスト
マーのバネ定数が高くなるので、2000以上、好ましくは
3000以上であり、またあまりにも高いばあいには、えら
れる低発泡ポリウレタンエラストマーの引張強度や引裂
強度が低下し、しかも成形時には離型時間が長くなって
生産性が低下するようになるので、8000以下、好ましく
は6000以下である。
サイド共重合トリオールの数平均分子量は、あまりにも
低いばあいには、えられる低発泡ポリウレタンエラスト
マーのバネ定数が高くなるので、2000以上、好ましくは
3000以上であり、またあまりにも高いばあいには、えら
れる低発泡ポリウレタンエラストマーの引張強度や引裂
強度が低下し、しかも成形時には離型時間が長くなって
生産性が低下するようになるので、8000以下、好ましく
は6000以下である。
【0015】前記短鎖長ジオールの分子量は、あまりに
も高いばあいには、えられる低発泡ポリウレタンエラス
トマーが柔軟になりすぎ、引張速度が小さく、圧縮永久
歪が大きくなるので、150以下、好ましくは134以下とさ
れる。
も高いばあいには、えられる低発泡ポリウレタンエラス
トマーが柔軟になりすぎ、引張速度が小さく、圧縮永久
歪が大きくなるので、150以下、好ましくは134以下とさ
れる。
【0016】前記短鎖長ジオールの具体例としては、た
とえばエチレングリコール、ジエチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、トリエチレングリコールなどがあ
げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用い
られる。
とえばエチレングリコール、ジエチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、トリエチレングリコールなどがあ
げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用い
られる。
【0017】前記テトラヒドロフラン−プロピレンオキ
サイド共重合トリオールと短鎖長ジオールとの混合割合
は、とくに限定がなく、要求される物性に応じて適宜調
整すればよい。その一例として、たとえば繰り返し圧縮
に対する耐久性などの物性を向上せしめるためには、テ
トラヒドロフラン−プロピレンオキサイド共重合トリオ
ール100重量部に対して短鎖長ジオールが10〜20重量部
程度となるようにすることが好ましい。
サイド共重合トリオールと短鎖長ジオールとの混合割合
は、とくに限定がなく、要求される物性に応じて適宜調
整すればよい。その一例として、たとえば繰り返し圧縮
に対する耐久性などの物性を向上せしめるためには、テ
トラヒドロフラン−プロピレンオキサイド共重合トリオ
ール100重量部に対して短鎖長ジオールが10〜20重量部
程度となるようにすることが好ましい。
【0018】前記ポリイソシアネートとポリオールとの
配合割合は、ポリイソシアネート中のイソシアネート基
とポリオール中の活性水素との当量比(イソシアネート
基/活性水素)の100倍の値、すなわちイソシアネート
インデックスが通常80〜120となるように調整する。か
かるイソシアネートインデックスがあまりにも小さいば
あいには、吸水しやすくなるほか、えられる低発泡ポリ
ウレタンエラストマーの機械的強度が低下するようにな
るので、80以上、好ましくは100以上となるように調整
し、またあまりにも大きいばあいには、低発泡ポリウレ
タンエラストマーがきわめて硬くなり、低バネ定数化が
図られにくくなるので、120以下、好ましくは105以下と
なるように調整する。
配合割合は、ポリイソシアネート中のイソシアネート基
とポリオール中の活性水素との当量比(イソシアネート
基/活性水素)の100倍の値、すなわちイソシアネート
インデックスが通常80〜120となるように調整する。か
かるイソシアネートインデックスがあまりにも小さいば
あいには、吸水しやすくなるほか、えられる低発泡ポリ
ウレタンエラストマーの機械的強度が低下するようにな
るので、80以上、好ましくは100以上となるように調整
し、またあまりにも大きいばあいには、低発泡ポリウレ
タンエラストマーがきわめて硬くなり、低バネ定数化が
図られにくくなるので、120以下、好ましくは105以下と
なるように調整する。
【0019】本発明の防振・緩衝材は、ポリウレタンが
有する特性に加えて、発泡によって特定の嵩密度が低発
泡ポリウレタンエラストマーに付与されるので、その低
バネ定数化が図られたものであり、本発明においては、
発泡剤として、水および低沸点脂肪族ハロゲン化物から
選ばれた少なくとも1種が用いられる。
有する特性に加えて、発泡によって特定の嵩密度が低発
泡ポリウレタンエラストマーに付与されるので、その低
バネ定数化が図られたものであり、本発明においては、
発泡剤として、水および低沸点脂肪族ハロゲン化物から
選ばれた少なくとも1種が用いられる。
【0020】前記低沸点脂肪族ハロゲン化物としては、
たとえばジフルオロクロロメタンなどのハイドロクロロ
フルオロカーボン、テトラフルオロメタンなどのハイド
ロフルオロカーボン、メチレンクロライド、エチレンク
ロライドなどの塩化アルキレンなどがあげられる。
たとえばジフルオロクロロメタンなどのハイドロクロロ
フルオロカーボン、テトラフルオロメタンなどのハイド
ロフルオロカーボン、メチレンクロライド、エチレンク
ロライドなどの塩化アルキレンなどがあげられる。
【0021】前記発泡剤の使用量は、えられる低発泡ポ
リウレタンエラストマーの嵩密度が0.4〜1.0g/cm3
となるように調整される。なお、前記低発泡ポリウレタ
ンエラストマーの嵩密度があまりにも小さいばあいに
は、機械的強度および剛性が不充分となるので、0.4g
/cm3以上、好ましくは0.55g/cm3以上となるよう
に調整し、またあまりにも大きいばあいには、発泡体と
はいえないような高硬度のものとなり、低バネ定数化が
困難となるので、1.0g/cm3以下、好ましくは0.75g
/cm3以下となるように調整する。
リウレタンエラストマーの嵩密度が0.4〜1.0g/cm3
となるように調整される。なお、前記低発泡ポリウレタ
ンエラストマーの嵩密度があまりにも小さいばあいに
は、機械的強度および剛性が不充分となるので、0.4g
/cm3以上、好ましくは0.55g/cm3以上となるよう
に調整し、またあまりにも大きいばあいには、発泡体と
はいえないような高硬度のものとなり、低バネ定数化が
困難となるので、1.0g/cm3以下、好ましくは0.75g
/cm3以下となるように調整する。
【0022】本発明において、前記ポリイソシアネー
ト、ポリオールおよび発泡剤を反応させる際には、触媒
を適宜配合してもよい。
ト、ポリオールおよび発泡剤を反応させる際には、触媒
を適宜配合してもよい。
【0023】前記触媒の代表例としては、たとえばトリ
エチレンジアミン、トリエチルアミン、N−メチルモル
ホリン、テトラメチルブタンジアミン、N,N−ジメチ
ルエタノールアミンなどのアミン系触媒をはじめ、たと
えばスタナスオクトエートなどのスズ系触媒などがあげ
られ、これらの触媒は、単独でまたは2種以上を混合し
て用いられる。
エチレンジアミン、トリエチルアミン、N−メチルモル
ホリン、テトラメチルブタンジアミン、N,N−ジメチ
ルエタノールアミンなどのアミン系触媒をはじめ、たと
えばスタナスオクトエートなどのスズ系触媒などがあげ
られ、これらの触媒は、単独でまたは2種以上を混合し
て用いられる。
【0024】本発明に用いられる低発泡ポリウレタンエ
ラストマーは、ポリイソシアネート、ポリオールおよび
発泡剤を反応させることによってえられる。その一例と
して、たとえばポリオールに水および必要に応じて触媒
を配合して均一な組成となるまで混合し、これにポリイ
ソシアネートを混合したのち、約20〜70℃に加熱するな
どすればよい。なお、これらの成分を混合する際には、
たとえばプロペラ式攪拌機などを用いて回転数1500〜50
00rpm程度で混合してもよい。
ラストマーは、ポリイソシアネート、ポリオールおよび
発泡剤を反応させることによってえられる。その一例と
して、たとえばポリオールに水および必要に応じて触媒
を配合して均一な組成となるまで混合し、これにポリイ
ソシアネートを混合したのち、約20〜70℃に加熱するな
どすればよい。なお、これらの成分を混合する際には、
たとえばプロペラ式攪拌機などを用いて回転数1500〜50
00rpm程度で混合してもよい。
【0025】かくしてえられた低発泡ポリウレタンエラ
ストマーは、嵩密度が0.4〜1.0g/cm3のものである
が、該低発泡ポリウレタンエラストマーには、必要に応
じて、たとえば鉄粉などの金属粉、炭酸カルシウム、水
酸化アルミニウムなどの無機微粉末などのフィラー;カ
ーボンブラックなどの着色剤;シリコーンなどの消泡
剤;紫外線吸収剤;光安定化剤;酸化防止剤などの添加
剤を添加することができる。
ストマーは、嵩密度が0.4〜1.0g/cm3のものである
が、該低発泡ポリウレタンエラストマーには、必要に応
じて、たとえば鉄粉などの金属粉、炭酸カルシウム、水
酸化アルミニウムなどの無機微粉末などのフィラー;カ
ーボンブラックなどの着色剤;シリコーンなどの消泡
剤;紫外線吸収剤;光安定化剤;酸化防止剤などの添加
剤を添加することができる。
【0026】反応後、えられた低発泡ポリウレタンエラ
ストマーを、たとえば50〜120℃程度に加熱された所定
の形状を有する成形型内に適量注入し、50〜120℃程度
の温度で5〜30分間1次硬化させたのち、えられた成形
品を離型し、必要により、90〜120℃程度の温度で8〜2
4時間2次硬化させることにより、防振・緩衝材がえら
れる。
ストマーを、たとえば50〜120℃程度に加熱された所定
の形状を有する成形型内に適量注入し、50〜120℃程度
の温度で5〜30分間1次硬化させたのち、えられた成形
品を離型し、必要により、90〜120℃程度の温度で8〜2
4時間2次硬化させることにより、防振・緩衝材がえら
れる。
【0027】かくしてえられた防振・緩衝材は、低バネ
定数化が図られたものであり、防振性、繰り返し圧縮に
対する耐久性などにすぐれたものであるので、繰り返し
圧縮に対して耐久性が要求される、たとえば車輌用防振
材、軌道パッド、枕木パッド、スラブマットなどの鉄道
用緩衝材、防振材などとして好適に使用しうるものであ
る。
定数化が図られたものであり、防振性、繰り返し圧縮に
対する耐久性などにすぐれたものであるので、繰り返し
圧縮に対して耐久性が要求される、たとえば車輌用防振
材、軌道パッド、枕木パッド、スラブマットなどの鉄道
用緩衝材、防振材などとして好適に使用しうるものであ
る。
【0028】つぎに、本発明の防振・緩衝材を軌道パッ
ドおよび間挿弾性材として用いたレール締結装置の一実
施態様の概略説明図を図1に示す。図1に示されたレー
ル締結装置において、レール2と、たとえば金属などか
らなる調整パッキン4とのあいだには、本発明の防振・
緩衝材からなる軌道パッド1が設けられ、上タイプレー
ト6とベースプレート7とのあいだには、本発明の防振
・緩衝材からなる間挿弾性材5が設けられている。これ
ら上タイプレート6、間挿弾性材5およびベースプレー
ト7は、支承体8中に埋め込まれたアンカーTボルト9
によって固定され、この上タイプレート6上にレール2
が板バネ3によって固定されている。
ドおよび間挿弾性材として用いたレール締結装置の一実
施態様の概略説明図を図1に示す。図1に示されたレー
ル締結装置において、レール2と、たとえば金属などか
らなる調整パッキン4とのあいだには、本発明の防振・
緩衝材からなる軌道パッド1が設けられ、上タイプレー
ト6とベースプレート7とのあいだには、本発明の防振
・緩衝材からなる間挿弾性材5が設けられている。これ
ら上タイプレート6、間挿弾性材5およびベースプレー
ト7は、支承体8中に埋め込まれたアンカーTボルト9
によって固定され、この上タイプレート6上にレール2
が板バネ3によって固定されている。
【0029】このように、かかるレール締結装置におい
ては、軌道パッド1および間挿弾性材5には、本発明の
防振・緩衝材が用いられているので、鉄道車輌通過時の
振動がこれら軌道パッド1および間挿弾性材5によって
充分に吸収され、すぐれた防振性および緩衝性が発現さ
れる。
ては、軌道パッド1および間挿弾性材5には、本発明の
防振・緩衝材が用いられているので、鉄道車輌通過時の
振動がこれら軌道パッド1および間挿弾性材5によって
充分に吸収され、すぐれた防振性および緩衝性が発現さ
れる。
【0030】つぎに、本発明の防振・緩衝材を実施例に
もとづいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実
施例のみに限定されるものではない。
もとづいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実
施例のみに限定されるものではない。
【0031】製造例1 純MDI100重量部に対してポリオキシテトラメチレン
グリコール(数平均分子量:2000、OH価:56、以下、
PTMG−2000という)56.2重量部を配合し、これらを
反応させてNCO基含有量が19.9重量%の変性イソシア
ネート(以下、変性イソシアネート−1という)をえ
た。
グリコール(数平均分子量:2000、OH価:56、以下、
PTMG−2000という)56.2重量部を配合し、これらを
反応させてNCO基含有量が19.9重量%の変性イソシア
ネート(以下、変性イソシアネート−1という)をえ
た。
【0032】製造例2 製造例1において、PTMG−2000をポリオキシプロピ
レングリコール(数平均分子量:2000、OH価:56、以
下、PPG−2000という)に変更したほかは製造例1と
同様にしてNCO基含有量が19.8重量%の変性イソシア
ネート(以下、変性イソシアネート−2という)をえ
た。
レングリコール(数平均分子量:2000、OH価:56、以
下、PPG−2000という)に変更したほかは製造例1と
同様にしてNCO基含有量が19.8重量%の変性イソシア
ネート(以下、変性イソシアネート−2という)をえ
た。
【0033】製造例3 製造例1において、PTMG−2000のかわりにポリオキ
シテトラメチレングリコール(数平均分子量:1000、O
H価:112、以下、PTMG−1000という)を用い、そ
の配合量を47.9重量部に変更したほかは製造例1と同様
にしてNCO基含有量が19.8重量%の変性イソシアネー
ト(以下、変性イソシアネート−3という)をえた。
シテトラメチレングリコール(数平均分子量:1000、O
H価:112、以下、PTMG−1000という)を用い、そ
の配合量を47.9重量部に変更したほかは製造例1と同様
にしてNCO基含有量が19.8重量%の変性イソシアネー
ト(以下、変性イソシアネート−3という)をえた。
【0034】製造例4 製造例2において、PPG−2000のかわりにポリオキシ
プロピレングリコール(数平均分子量:1000、OH価:
112、以下、PPG−1000という)を用い、その配合量
を47.9重量部に変更したほかは製造例2と同様にしてN
CO基含有量が19.8重量%の変性イソシアネート(以
下、変性イソシアネート−4という)をえた。
プロピレングリコール(数平均分子量:1000、OH価:
112、以下、PPG−1000という)を用い、その配合量
を47.9重量部に変更したほかは製造例2と同様にしてN
CO基含有量が19.8重量%の変性イソシアネート(以
下、変性イソシアネート−4という)をえた。
【0035】製造例5 製造例1において、PTMG−2000の配合量を96.9重量
部に変更したほかは製造例1と同様にしてNCO基含有
量が14.9重量%の変性イソシアネート(以下、変性イソ
シアネート−5という)をえた。
部に変更したほかは製造例1と同様にしてNCO基含有
量が14.9重量%の変性イソシアネート(以下、変性イソ
シアネート−5という)をえた。
【0036】比較製造例1 製造例1において、PTMG−2000のかわりにトリオキ
シプロピレングリコール(分子量:192、OH価:584、
以下、TPGという)を用い、その配合量を15.4重量部
に変更したほかは製造例1と同様にしてNCO基含有量
が23.1重量%の変性イソシアネート(以下、変性イソシ
アネート−6という)をえた。
シプロピレングリコール(分子量:192、OH価:584、
以下、TPGという)を用い、その配合量を15.4重量部
に変更したほかは製造例1と同様にしてNCO基含有量
が23.1重量%の変性イソシアネート(以下、変性イソシ
アネート−6という)をえた。
【0037】実施例1 テトラヒドロフラン−プロピレンオキサイド共重合トリ
オール(数平均分子量:6000、OH価:28.9、以下、P
TG−6000TFという)100重量部とエチレングリコー
ル16重量部とを混合してポリオールを調製し、これにト
リエチレンジアミン0.8重量部および水0.7重量部を配合
し、均一な組成となるまで混合して約60℃に保った。
オール(数平均分子量:6000、OH価:28.9、以下、P
TG−6000TFという)100重量部とエチレングリコー
ル16重量部とを混合してポリオールを調製し、これにト
リエチレンジアミン0.8重量部および水0.7重量部を配合
し、均一な組成となるまで混合して約60℃に保った。
【0038】つぎに、えられた混合物と約35℃に保たれ
た変性イソシアネート−1とを、イソシアネートインデ
ックスが105となるように配合し、プロペラ式攪拌機を
用いて回転数約3000rpmで約60秒間撹拌混合し、つい
で約60℃に予熱した金型内に注入した。
た変性イソシアネート−1とを、イソシアネートインデ
ックスが105となるように配合し、プロペラ式攪拌機を
用いて回転数約3000rpmで約60秒間撹拌混合し、つい
で約60℃に予熱した金型内に注入した。
【0039】注型後約3分間経過後に内容物を取り出
し、110℃の熱風オーブン中で24時間にわたって後硬化
させ、防振・緩衝材(140×180×10mm)をえた。
し、110℃の熱風オーブン中で24時間にわたって後硬化
させ、防振・緩衝材(140×180×10mm)をえた。
【0040】えられた防振・緩衝材の各種物性を以下の
方法にしたがって調べた。その結果を表1に示す。
方法にしたがって調べた。その結果を表1に示す。
【0041】(イ)嵩密度 JIS Z 8807「体積からの測定方法」に準拠
し、嵩密度(g/cm3)を測定した。
し、嵩密度(g/cm3)を測定した。
【0042】(ロ)引張強度 JIS K 6301「3.引張試験の方法」に準拠
し、ダンベル状3号試験片を用いて500mm/分の引張
速度での引張強度(MPa)を測定した。
し、ダンベル状3号試験片を用いて500mm/分の引張
速度での引張強度(MPa)を測定した。
【0043】(ハ)伸び 前記(ロ)引張強度と同様にして伸び(%)を測定し
た。
た。
【0044】(ニ)引裂強度 JIS K 6301「7.引裂試験の方法」に準拠
し、ダンベル状B型試験片を用いて500mm/分の引張
速度で引裂強度(kN/m)を測定した。
し、ダンベル状B型試験片を用いて500mm/分の引張
速度で引裂強度(kN/m)を測定した。
【0045】(ホ)耐熱性 JIS K 6301「6.老化試験」の「6.3空気
加熱老化試験」に準拠し、ダンベル状3号試験片を70℃
で96時間熱老化させたのち、室温下で1時間放冷し、前
記(ロ)引張強度と同様にしてすみやかに引張試験を行
ない、熱老化させる前の前記(ロ)引張強度の値を基準
として保持率(%)を求めた。
加熱老化試験」に準拠し、ダンベル状3号試験片を70℃
で96時間熱老化させたのち、室温下で1時間放冷し、前
記(ロ)引張強度と同様にしてすみやかに引張試験を行
ない、熱老化させる前の前記(ロ)引張強度の値を基準
として保持率(%)を求めた。
【0046】(ヘ)圧縮永久歪 ASTM D395 Method(A)に準拠し、定荷重圧
縮試験装置を用いて25×25×10mmの試験片に1.5kN
の負荷をかけ、70℃で48時間処理したのち、室温下で約
24時間放冷して試験片の厚さを測定し、試験前の厚さを
基準として変化率(%)を求めた。
縮試験装置を用いて25×25×10mmの試験片に1.5kN
の負荷をかけ、70℃で48時間処理したのち、室温下で約
24時間放冷して試験片の厚さを測定し、試験前の厚さを
基準として変化率(%)を求めた。
【0047】(ト)圧縮疲労 疲労試験機を用い、50×50×10mmの試験片に対して9
kNの負荷をかけ、周波数5Hzで±6kNの正弦波を
100 万回疲労処理後、室温下で約24時間放冷して試験片
の厚さを測定し、試験前の厚さを基準として変化率
(%)を求めた。
kNの負荷をかけ、周波数5Hzで±6kNの正弦波を
100 万回疲労処理後、室温下で約24時間放冷して試験片
の厚さを測定し、試験前の厚さを基準として変化率
(%)を求めた。
【0048】(チ)バネ定数 圧縮試験機を用い、140×180×10mmの試験片に対して
2回予備圧縮後、荷重を300kNまで加え、求められた
荷重−たわみ曲線の10〜50kNのあいだのたわみ量より
バネ定数(MN/m)を算出した。
2回予備圧縮後、荷重を300kNまで加え、求められた
荷重−たわみ曲線の10〜50kNのあいだのたわみ量より
バネ定数(MN/m)を算出した。
【0049】実施例2 実施例1において、混合物と変性イソシアネート−2と
をイソシアネートインデックスが105となるように配合
したほかは実施例1と同様にして防振・緩衝材をえた。
をイソシアネートインデックスが105となるように配合
したほかは実施例1と同様にして防振・緩衝材をえた。
【0050】えられた防振・緩衝材の各種物性を実施例
1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0051】実施例3 実施例1において、混合物と変性イソシアネート−3と
をイソシアネートインデックスが105となるように配合
したほかは実施例1と同様にして防振・緩衝材をえた。
をイソシアネートインデックスが105となるように配合
したほかは実施例1と同様にして防振・緩衝材をえた。
【0052】えられた防振・緩衝材の各種物性を実施例
1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0053】実施例4 実施例1において、PTG−6000TFのかわりにテトラ
ヒドロフラン−プロピレンオキサイド共重合トリオール
(数平均分子量:3000、OH価:54.9、以下、PTG−
3000TFという)を用い、変性イソシアネート−1のか
わりに変性イソシアネート−4を用いたほかは実施例1
と同様にして防振・緩衝材をえた。
ヒドロフラン−プロピレンオキサイド共重合トリオール
(数平均分子量:3000、OH価:54.9、以下、PTG−
3000TFという)を用い、変性イソシアネート−1のか
わりに変性イソシアネート−4を用いたほかは実施例1
と同様にして防振・緩衝材をえた。
【0054】えられた防振・緩衝材の各種物性を実施例
1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0055】実施例5 実施例1において、変性イソシアネート−1のかわりに
変性イソシアネート−5を用いたほかは実施例1と同様
にして防振・緩衝材をえた。
変性イソシアネート−5を用いたほかは実施例1と同様
にして防振・緩衝材をえた。
【0056】えられた防振・緩衝材の各種物性を実施例
1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0057】実施例6 実施例1において、エチレングリコールの配合量を12重
量部に変更したほかは実施例1と同様にして防振・緩衝
材をえた。
量部に変更したほかは実施例1と同様にして防振・緩衝
材をえた。
【0058】えられた防振・緩衝材の各種物性を実施例
1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0059】比較例1 ポリオキシプロピレントリオール(数平均分子量:480
0、OH価:35、以下、PPT−4800という)100重量部
とエチレングリコール8重量部とを混合してポリオール
を調製し、これにトリエチレンジアミン0.8重量部およ
び水0.7重量部を配合し、均一な組成となるまで混合し
て約60℃に保った。
0、OH価:35、以下、PPT−4800という)100重量部
とエチレングリコール8重量部とを混合してポリオール
を調製し、これにトリエチレンジアミン0.8重量部およ
び水0.7重量部を配合し、均一な組成となるまで混合し
て約60℃に保った。
【0060】つぎに、えられた混合物と約35℃に保たれ
た変性イソシアネート−6とを、イソシアネートインデ
ックスが105となるように配合し、実施例1と同様にし
て防振・緩衝材をえた。
た変性イソシアネート−6とを、イソシアネートインデ
ックスが105となるように配合し、実施例1と同様にし
て防振・緩衝材をえた。
【0061】えられた防振・緩衝材の各種物性を実施例
1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0062】比較例2 実施例1において、PTG−6000TFのかわりにテトラ
ヒドロフラン−プロピレンオキサイド共重合トリオール
(数平均分子量:600、OH価:273、以下、PTG−60
0TFという)を用い、エチレングリコールを用いず、
水の配合量を1.5重量部に、トリエチレンジアミンの配
合量を0.7重量部にそれぞれ変更したほかは実施例1と
同様にして防振・緩衝材をえた。
ヒドロフラン−プロピレンオキサイド共重合トリオール
(数平均分子量:600、OH価:273、以下、PTG−60
0TFという)を用い、エチレングリコールを用いず、
水の配合量を1.5重量部に、トリエチレンジアミンの配
合量を0.7重量部にそれぞれ変更したほかは実施例1と
同様にして防振・緩衝材をえた。
【0063】えられた防振・緩衝材の各種物性を実施例
1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0064】比較例3 実施例1において、変性イソシアネート−1のかわりに
変性イソシアネート−6を用いたほかは実施例1と同様
にして防振・緩衝材をえた。
変性イソシアネート−6を用いたほかは実施例1と同様
にして防振・緩衝材をえた。
【0065】えられた防振・緩衝材の各種物性を実施例
1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0066】なお、表1中には、防振・緩衝材をうる際
の各成分の種類およびその配合量ならびにイソシアネー
トインデックスを併記した。
の各成分の種類およびその配合量ならびにイソシアネー
トインデックスを併記した。
【0067】
【表1】
【0068】表1に示された結果から、実施例1〜6で
えられた防振・緩衝材は、いずれも引張強度、引裂強度
などの機械的強度にすぐれ、伸びが大きく、また、バネ
定数が20MN/m程度、圧縮永久歪が15%未満、かつ圧
縮疲労が10%未満であることから、低バネ定数化が図ら
れ、防振性および繰り返し圧縮に対する耐久性にすぐれ
たものであることがわかる。
えられた防振・緩衝材は、いずれも引張強度、引裂強度
などの機械的強度にすぐれ、伸びが大きく、また、バネ
定数が20MN/m程度、圧縮永久歪が15%未満、かつ圧
縮疲労が10%未満であることから、低バネ定数化が図ら
れ、防振性および繰り返し圧縮に対する耐久性にすぐれ
たものであることがわかる。
【0069】
【発明の効果】本発明の防振・緩衝材は、低バネ定数化
が図られ、防振性、繰り返し圧縮に対する耐久性などに
すぐれたものであるので、たとえば車輌用防振材、軌道
パッド、枕木パッド、スラブマットなどの鉄道用緩衝
材、防振材などとして好適に使用しうるものである。
が図られ、防振性、繰り返し圧縮に対する耐久性などに
すぐれたものであるので、たとえば車輌用防振材、軌道
パッド、枕木パッド、スラブマットなどの鉄道用緩衝
材、防振材などとして好適に使用しうるものである。
【図1】本発明の防振・緩衝材が軌道パッドおよび間挿
弾性材に用いられたレール締結装置の一実施態様を示す
概略説明図である。
弾性材に用いられたレール締結装置の一実施態様を示す
概略説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリイソシアネート、ポリオールおよび
発泡剤を反応させてえられた防振・緩衝材であって、
(A)前記ポリイソシアネートが、数平均分子量が650
〜4000のポリオキシテトラメチレングリコールまたは数
平均分子量が650〜4000のポリオキシプロピレングリコ
ールとジフェニルメタンジイソシアネートとからなるN
CO基含有量が5〜30重量%の変性イソシアネートであ
り、(B)前記ポリオールが、数平均分子量が2000〜80
00のテトラヒドロフラン−プロピレンオキサイド共重合
トリオールと分子量が150以下の短鎖長ジオールとを混
合したものであり、(C)前記発泡剤が、水および低沸
点脂肪族ハロゲン化物から選ばれた少なくとも1種であ
り、(D)前記ポリイソシアネートと前記ポリオールと
をイソシアネートインデックスが80〜120となるように
反応させてえられた嵩密度が0.4〜1.0g/cm3の低発
泡ポリウレタンエラストマーからなることを特徴とする
防振・緩衝材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7006639A JPH08198927A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 防振・緩衝材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7006639A JPH08198927A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 防振・緩衝材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08198927A true JPH08198927A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11643946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7006639A Pending JPH08198927A (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 防振・緩衝材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08198927A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000067497A (ko) * | 1999-04-29 | 2000-11-25 | 정몽규 | 자동차 방음용 폴리우레탄 폼 |
KR20030005994A (ko) * | 2001-07-11 | 2003-01-23 | 현대자동차주식회사 | 자동차 방음용 폴리우레탄 폼 조성물 |
KR101327926B1 (ko) * | 2006-11-22 | 2013-11-13 | 루브리졸 어드밴스드 머티어리얼스, 인코포레이티드 | 투명성이 개선된 탄성회복이 우수한 지방족 열가소성 폴리우레탄 수지 조성물 |
WO2015156554A1 (ko) * | 2014-04-08 | 2015-10-15 | 에스케이씨 주식회사 | 소음 및 진동흡수용 초미세 발포 폴리우레탄 탄성체 및 이의 제조방법 |
WO2018135748A1 (ko) * | 2017-01-19 | 2018-07-26 | 에스케이씨 주식회사 | 자운스 범퍼용 초미세 발포 폴리우레탄 탄성체 및 이의 제조방법 |
JP2019099641A (ja) * | 2017-11-30 | 2019-06-24 | 東ソー株式会社 | ポリウレタンインテグラルスキンフォーム及びその製造方法 |
US11332569B2 (en) | 2017-03-03 | 2022-05-17 | Dow Global Technologies Llc | Low density polyurethane elastomer foam with high ball rebound |
-
1995
- 1995-01-19 JP JP7006639A patent/JPH08198927A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000067497A (ko) * | 1999-04-29 | 2000-11-25 | 정몽규 | 자동차 방음용 폴리우레탄 폼 |
KR20030005994A (ko) * | 2001-07-11 | 2003-01-23 | 현대자동차주식회사 | 자동차 방음용 폴리우레탄 폼 조성물 |
KR101327926B1 (ko) * | 2006-11-22 | 2013-11-13 | 루브리졸 어드밴스드 머티어리얼스, 인코포레이티드 | 투명성이 개선된 탄성회복이 우수한 지방족 열가소성 폴리우레탄 수지 조성물 |
WO2015156554A1 (ko) * | 2014-04-08 | 2015-10-15 | 에스케이씨 주식회사 | 소음 및 진동흡수용 초미세 발포 폴리우레탄 탄성체 및 이의 제조방법 |
WO2018135748A1 (ko) * | 2017-01-19 | 2018-07-26 | 에스케이씨 주식회사 | 자운스 범퍼용 초미세 발포 폴리우레탄 탄성체 및 이의 제조방법 |
US11332569B2 (en) | 2017-03-03 | 2022-05-17 | Dow Global Technologies Llc | Low density polyurethane elastomer foam with high ball rebound |
JP2019099641A (ja) * | 2017-11-30 | 2019-06-24 | 東ソー株式会社 | ポリウレタンインテグラルスキンフォーム及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3959096B2 (ja) | 新規な軟質ポリウレタンフォーム | |
US6433034B1 (en) | Flexible polyurethane foams | |
JP4708251B2 (ja) | 発泡ポリウレタンエラストマーおよびその製造方法並びに鉄道用パッド | |
JPH11286566A (ja) | 低反発性ウレタンフォーム | |
KR100541314B1 (ko) | 저탄력, 저주파수의 성형 폴리우레탄 발포체 | |
JP2521837B2 (ja) | 低発泡ポリウレタンエラストマ― | |
RU2573676C2 (ru) | Полиуретановый балластный слой, способ получения такого слоя и его применение | |
JPH0314812A (ja) | ポリウレタン弾性フォーム,およびその製造方法 | |
JP2011038005A (ja) | 発泡ポリウレタンエラストマーの製造方法 | |
JP2001504151A (ja) | 硬質及び軟質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP2008127514A (ja) | ポリウレタンフォーム及び製造方法 | |
JPH08198927A (ja) | 防振・緩衝材 | |
JP2014167115A (ja) | ポリウレタンフォーム配合物、製品、および方法 | |
KR19990071778A (ko) | 가요성 폴리우레탄 발포체의 제조 방법 | |
US6569913B1 (en) | Isocyanate-terminated prepolymers | |
JPH0827241A (ja) | 防振・緩衝材 | |
JPH0725974A (ja) | 衝撃吸収性ポリウレタンフォーム | |
JP2928088B2 (ja) | 発泡ポリウレタンエラストマー製鉄道用パッド | |
KR102266175B1 (ko) | 철도용 탄성 패드 | |
JPS6191213A (ja) | 歴青物フオ−ム又は歴青物エラストマ−の製造方法 | |
JP4690577B2 (ja) | 制振性ポリウレタンフォーム及びそれを用いた制振性部材 | |
JP2000281745A (ja) | 発泡ポリウレタンエラストマー、防振材及び鉄道用パッド | |
JP3770744B2 (ja) | 軟質ポリウレタンフォームおよびその製造方法 | |
JPH0351729B2 (ja) | ||
JPH0485318A (ja) | 軟質ウレタンフォームの製造方法 |