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JPH08193944A - 路面状態検出装置 - Google Patents

路面状態検出装置

Info

Publication number
JPH08193944A
JPH08193944A JP7006288A JP628895A JPH08193944A JP H08193944 A JPH08193944 A JP H08193944A JP 7006288 A JP7006288 A JP 7006288A JP 628895 A JP628895 A JP 628895A JP H08193944 A JPH08193944 A JP H08193944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
road surface
infrared
detection
infrared light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7006288A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Mitamura
紘一 三田村
Toshiro Yamada
俊郎 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Electric Power Co Inc filed Critical Tohoku Electric Power Co Inc
Priority to JP7006288A priority Critical patent/JPH08193944A/ja
Publication of JPH08193944A publication Critical patent/JPH08193944A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 非接触で路面の路面の積雪、凍結、湿潤、乾
燥状態を検出することができる路面状態検出装置を提供
すること。 【構成】 路面状態検出装置は、光学系と、赤外光照射
系として繰り返しコードを発生するコードパターン発生
器(20)と、コードパターン発生器(20)から出力される繰
り返しコードにより強度変調する変調器(21)と、駆動回
路(22)と、駆動回路(22)により駆動され赤外光を発生す
る赤外線LED(1)とを有している。また赤外光受光系
として正規反射光の水平偏波及び垂直偏波を受光する赤
外線フォトダイオード(8)、(9)と、乱反射光の水平偏波
及び垂直偏波を受光する赤外線フォトダイオード(14)、
(15)と、参照照射光を受光する赤外線フォトダイオード
(17)と、復調回路(23)、(25)、(26)、(27)、(28)と、複
数の閾値を生成するデバイダ(24)と、可変増幅器(29)、
(30)、(31)、(32)と、比較回路ブロック(33)、(34)、(3
5)、(36)と、路面状態を判別する論理判断回路(40)とを
有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、路面状態検出装置に係
り、特に積雪、凍結、湿潤、乾燥等の路面状況に応じて
路面の融雪及び凍結防止装置の起動、停止及び出力調整
を行なうための検出装置として、また交通管制や交通安
全のための道路情報検出装置として、更に自動車に搭載
することにより走行路面の状態を運転者に知らせ、安全
運転を促すための検出装置として使用するに好適な路面
状態検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、路面の融雪及び凍結防止装置の起
動、停止及び出力調整等の制御は、外気温、路面温度、
路面の白黒、路面の水分等の複数の観測結果に基づいて
行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、路面の積雪、凍結、湿潤、乾燥状態を非接触で一元
的に検出するセンサーは存在しなかった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、非接触で路面の積雪、凍結、湿潤、乾燥
状態を検出することができる路面状態検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の路面状態検出装
置は、所定の信号パターンで強度変調された赤外光を発
生する赤外光発生手段と、該赤外光発生手段より出力さ
れる赤外光を水平偏波成分と垂直偏波成分とが等しくな
る偏波面となるように偏光させ、路面に対して所定角度
で照射すると共に、該照射光を直接、受光し、かつ前記
照射光の反射光のうち特定の偏波面の正規反射光及び乱
反射光を路面に対して所定の角度で受光する光学系と、
前記光学系により受光した照射光の信号強度を検出する
参照光検出手段と、前記光学系により受光した特定の偏
波面の正規反射光及び乱反射光の信号強度を検出する反
射光検出手段と、前記参照光検出手段の検出出力と前記
反射光検出手段の検出出力とを比較し、比較結果に応じ
た信号を出力する比較手段と、該比較手段の比較出力を
取り込み、該比較結果と路面の各状態に対応して定めら
れ予め記憶されているデータとを照合し、路面状態を判
別する判定手段とを有することを特徴とする。
【0006】また本発明の路面状態検出装置は、所定の
信号パターンで強度変調された赤外光を発生する赤外光
発生手段と、該赤外光発生手段より出力される赤外光を
45°の偏波面となるように偏光させ、路面に対して約
45°の角度で照射すると共に、該照射光を直接、受光
し、かつ前記照射光の路面に対して約45°の角度で路
面から反射してくる反射光を偏波面0°及び90°で、
照射光源側に戻る乱反射光及び照射光の進路方向への正
規反射光をそれぞれ受光する光学系と、前記光学系によ
り受光した照射光の信号強度を検出する参照光検出手段
と、前記光学系により受光した偏波面0°及び90°の
正規反射光及び乱反射光の信号強度を検出する反射光検
出手段と、前記参照光検出手段の検出出力と前記反射光
検出手段で検出された4つの検出出力とを比較し、比較
結果に応じた信号を出力する比較手段と、該比較手段の
比較出力を取り込み、該比較結果と路面の各状態に対応
して定められ予め記憶されているデータとを照合し、路
面状態を判別する判定手段とを有することを特徴とす
る。
【0007】本発明の路面状態検出装置では、前記参照
光検出手段は、前記光学系により直接、受光した照射光
の光強度の検出値を基準にしてその検出値の1/nの整
数倍の値を複数の閾値とし、該複数の閾値を検出出力と
し、前記反射光検出手段は、検出信号を所定レベルまで
増幅する可変増幅手段を有し、前記比較手段は、各比較
結果を2値データで出力すると共に、前記判定手段は、
各比較結果を示す2値データの組合せと路面の各状態に
対応して定められ予め記憶されているデータとを照合
し、一致したデータに対応する路面状態を現在の路面状
態として判別することを特徴とする。
【0008】本発明の路面状態検出装置では、前記赤外
光発生手段は、偏波面45°の照射赤外光を繰返し符号
であるコードパターンで強度変調する変調手段を有し、
前記参照光検出手段及び反射光検出手段は、前記コード
パターンに基づいて参照光、各反射光を復調する復調手
段をそれぞれ、有することを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成の路面状態検出装置によれば、雪面は
散乱が高いことから偏波面の回転による垂直、水平偏波
成分は正規反射、乱反射とも反射強度が強くなり、また
湿潤面では水平偏波成分の正規反射が強くなる等路面の
状態により反射光の様相が相違するので、偏波面45゜の
照射赤外光の偏波面の回転を正規反射光と乱反射光で検
出することにより、非接触で路面の積雪、凍結、湿潤、
乾燥の各状態を判別することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1には、本発明に係る路面状態検出装置
の一実施例の光学系の構成を示す。同図において赤外線
LED(1)からの赤外光は偏波面45゜の偏光板(3)、赤
外線透過フィルタ(50)を介して光学レンズ(2)により下
方の路面(100)に対して約45゜に向けた光軸で、偏波面4
5゜の照射光として、立体角20゜程度の範囲で照射され
るようになっている。
【0012】地表における太陽光の光スペクトル放射強
度は、長波長域の赤外域で暫時、低減し、また透過大気
及び大気中の水蒸気による吸収帯域が存在し、波長1.4
μmでは激減している。したがって、照射赤外光の波長
域を、バックグランドとなる自然赤外光が存在しない波
長域に選定でき、外乱となる赤外光の影響を受けにく
い。
【0013】一方、LEDの発光波長は半導体材料のバ
ンドギャップに依存し、InGaAsP/InP系の半導体材料で
の赤外線LEDは発光波長が1.4μmに選択することが
できる。
【0014】また偏波面45゜の偏光板(3)は、偏光角45
゜の赤外光をそれぞれcos45゜、sin45゜とし、赤外光源
内部での反射などによる光源の有する偏光の片寄りを排
除し、照射赤外光の水平偏波成分と垂直偏波成分の強度
を等しくしている。
【0015】路面(100)から照射赤外光源と反対側の方
向に反射する正規反射赤外光の検出は、照射光軸を含み
路面(100)に垂直な平面内において、照射赤外光源と反
対側で、照射光の路面(100)上の光軸点から路面100に対
し約45゜上方の位置で、立体角10゜程度の範囲で路面(1
00)を望む光学レンズ(6)、赤外線透過フィルタ(50)、偏
波面0゜の偏光板(4)を介し、偏波面0゜の正規反射赤外
光を赤外線フォトトランジスタ(8)で検出し、同じく立
体角10゜程度の範囲で路面100を望む光学レンズ(7)、赤
外線透過フィルタ(50)、偏波面90゜の偏光板(5)を介
し、偏波面90゜の正規反射赤外光を赤外線フォトダイオ
ード(9)で検出するように構成されている。
【0016】なお、光学レンズ(6)と(7)は、共用するこ
ともできる。
【0017】路面(100)から照射赤外光源側に戻る乱反
射赤外光の検出は、照射光軸を含み路面(100)に垂直な
平面内において、照射赤外光源側で、照射光の路面(10
0)上の光軸点から路面(100)に対し約45゜上方の位置
で、立体角10゜程度の範囲で路面(100)を望む光学レン
ズ(12)、赤外線透過フィルタ(50)、偏波面0゜の偏光板
(10)を介し、偏波面0゜の乱反射赤外光を赤外線フォト
ダイオード(14)で検出し、同じく立体角10゜程度の範囲
で路面(100)を望む光学レンズ(13)、赤外光透過フィル
タ(50)、偏波面90゜の偏波光(11)を介し、偏波面90゜の
乱反射赤外光を赤外線フォトダイオード(15)で検出する
ように構成されている。
【0018】この場合も、光学レンズ(12)と(13)は、共
用することもできる。
【0019】一方、参照照射赤外光の検出は、乱反射光
の検出位置の上方に位置し、正規反射光ならびに乱反射
光の検出側の立体角に影を与えない部位で、照射赤外光
源からの偏波面45゜の直接赤外光を光学レンズ(16)、赤
外光透過フィルタ(50)を介し赤外線フォトダイオード(1
7)で検出するように構成されている。
【0020】本実施例では照射赤外光の反射光を検出す
る赤外線フォトダイオードには、1.4μmの波長域のInG
aAsPINフォトダイオードまたはInP/InGaAsアバランシェ
フォトダイオードを使用するものとする。
【0021】次に図2に本発明に係る路面状態検出装置
の一実施例の電気的構成を示す。同図において、路面状
態検出装置は、その赤外光照射系として検出光が照射光
の反射であることを識別する必要から繰り返しコードを
発生するコードパターン発生器(20)と、コードパターン
発生器(20)から出力される繰り返しコードにより強度変
調する変調器(21)と、駆動回路(22)と、駆動回路(22)に
より駆動され赤外光を発生する赤外線LED(1)とを有
している。
【0022】また赤外光の路面(100)からの反射光を受
光する赤外光受光系として正規反射光を受光する赤外線
フォトダイオード(8)、(9)と、乱反射光を受光する赤外
線フォトダイオード(14)、(15)と、参照照射光を受光す
る赤外線フォトダイオード (17)と、復調回路(23)、(2
5)、(26)、(27)、(28)と、複数の閾値を生成するデバイ
ダ(24)と、可変増幅器(29)、(30)、(31)、(32)と、それ
ぞれ、複数の比較回路で構成される比較回路ブロック(3
3)、(34)、(35)、(36)と、比較回路ブロック(33)、(3
4)、(35)、(36)の各出力に基づいて路面状態を判別する
論理判断回路(40)とを有している。
【0023】論理判断回路(40)には赤外線の正規反射光
及び乱反射光偏波成分の大きさを2値データで表し、こ
れらの組合せを路面の積雪、凍結、湿潤、乾燥の各状態
に対応させて予め記憶されているメモリが内蔵されてお
り、論理判断回路(40)はそのメモリから読み出された2
値データの組合せと各比較回路ブロック(33)、(34)、(3
5)、(36)の各出力とを照合して路面状態を判別する。こ
の点については後で詳述する。
【0024】上記構成においてコードパターン発生器(2
0)の信号に基づいて変調回路(21)で、コードパターンに
従った電気的振幅変調信号を得、駆動回路(22)で赤外線
LED(1)を駆動し、上記コードパターンに従った強度
変調赤外光を照射光光学系に与える。図3に、強度変調
赤外光のコードパターンの一例を示す。
【0025】赤外光を、繰り返し符号であるコードパタ
ーン(62)で強度変調して路面(100)に照射し、その反射
赤外光である検出赤外光のコードパターン(63)との一致
を検出することにより、本実施例に係る路面状態検出装
置の照射系から照射された赤外光の反射光であることを
識別することができる。照射光コードパターン(62)は、
同期信号(60)と路面状態検出装置に割り当てたコード(6
1)とからなる。
【0026】また赤外線LED(1)からの照射赤外光
は、被照射対象のもつ温度に依存するプランクの放射法
則による赤外線放射より十分大きな値をとっているが、
反射赤外光のレベルに重畳することを考慮し、コードパ
ターンのオンとなるレベル(64)とオフとなるレベル(65)
の差をもって反射光の強度とすることで被照射対象であ
る路面(100)からのプランクの放射法則による赤外線放
射を分別できる。
【0027】参照照射光を検出する赤外線フォトダイオ
ード(17)の検出出力は、コードパターン発生器(20)の電
気的参照信号に基づいて復調回路(23)で復調され、本実
施例の路面状態検出装置の照射赤外光であることを識別
し、デバイダ(24)で照射赤外光による黒色乾燥路面のア
ルベド数に相当する値を、参照照射光の検出強度の1/n
を基準値に取り、1/nの基準閾値、ならびに1/nの整数倍
の複数の閾値、例えば10/n,100/nを得、各比較回路ブロ
ック(33)、(34)、(35)、(36)内の各比較器に論理0、論
理1の判定の基準となる参照信号を供給する。
【0028】反射赤外光を検出する各赤外光フォトダイ
オード(8)、(9)、(14)、(15)の各検出出力は、それぞれ
コードパターン発生器(20)の電気的参照信号に基づいて
復調回路(25)、(26)、(27)、(28)で本実施例の路面状態
検出装置から照射された赤外光の反射光であることが認
識され、復調回路(25)、(26)、(27)、(28)の出力信号
は、それぞれ可変増幅回路(29)、(30)、(31)、(32)を介
し、比較回路ブロック(33)、(34)、(35)、(36)内のデバ
イダ(24)の閾値出力数に応じた数の各比較器に供給され
る。
【0029】透明な氷の結晶粒子の集合である雪面で
は、入射した可視光はもちろん1.4μm帯の赤外光は氷
の結晶粒子の表面で反射・屈折を繰り返し、水平偏波成
分と垂直偏波成分とも入射方向に依存せず正規反射、乱
反射について高い反射率を示す。
【0030】また乾燥した路面では、1.4μm帯の赤外
光について高い吸収率を示し、偏波面0゜の水平偏波成
分、偏波面90゜の垂直偏波成分とも正規反射、乱反射に
ついて弱い反射率を示す。
【0031】凍結路面では、氷の面のほかに一部雪の再
凍結による気泡の存在により、雪面と乾燥路面との中間
的な反射傾向を示す。
【0032】更に湿潤路面では、路面上の微小水面の存
在により、偏波面0゜の水平偏波成分の正規反射が大勢
を示し、偏波面90゜の垂直偏波成分の正規反射、乱反射
の水平偏波成分、垂直偏波成分とも非常に少なくなる。
【0033】以上の各路面状態と路面(100)からの反射
赤外光のレベルとの関係を、一覧表で示すと下表のよう
になる。
【0034】
【表1】
【0035】例えば、デバイダ(24)の閾値として上記の
各反射光のレベルの大、中、小、微小を区分する値が、
前記参照照射光の検出強度の1/nと、この値を基準とし
た10×1/nと100×1/n、の3点とすると、各比較回路ブ
ロックの出力として微小をあらわす1/n以下は000、
小を表す1/nと10×1/nの間は100、同様に10×1/nと1
00×1/nの間は110、100×1/n以上は111と、4つ
の出力パターンが得られる。
【0036】雪面路面では、偏波面0゜、90゜の正規反
射、乱反射とも強く、正規反射光の偏光板(4)の偏光面0
゜の検出系である比較回路ブロック(33)ではその出力は
111、偏光板(5)の偏波面90゜の検出系である比較回
路ブロック(34)ではその出力は111を得る。
【0037】乱反射光でも偏光板(10)の偏波面0゜の検
出系である比較回路ブロック(35)ではその出力は11
1、偏光板(11)の偏波面90゜の検出系である比較回路ブ
ロック(36)ではその出力は111を得る。
【0038】この正規反射、乱反射の偏波面0゜、90゜
について各比較回路ブロックの出力のすべてが111と
なる場合には論理判断回路(40)で雪面路面であると判定
される。
【0039】乾燥路面では、偏波面0゜、90゜の正規反
射、乱反射とも弱く、正規反射光の偏波面0゜の検出系
である比較回路ブロック(33)ではその出力は100、偏
波面90゜の検出系である比較回路ブロック(34)ではその
出力は100を得る。
【0040】乱反射光でも偏波面0゜の検出系である比
較回路ブロック(35)ではその出力は100、偏波面90゜
の検出系である比較回路ブロック(36)ではその出力は1
00を得る。
【0041】この正規反射、乱反射の偏波面0゜と90゜
とですべて100となる場合に論理判断回路(40)で乾燥
路面と判定される。
【0042】凍結路面では、偏波面0゜の正規反射、乱
反射が優勢で正規反射光の偏波面0゜の検出系である比
較回路ブロック(33)ではその出力は110〜111、偏
波面90゜の検出系である比較回路ブロック(34)ではその
出力は110を得る。
【0043】乱反射光でも偏波面0゜の検出系である比
較回路ブロック(35)ではその出力は100〜110、の
偏波面90゜の検出系である比較回路ブロック(36)ではそ
の出力は100〜110を得る。
【0044】この正規反射、乱反射の偏波面0゜におけ
る各比較回路ブロックの検出出力が優勢である組み合わ
せをもって論理判断回路(40)で凍結路面と判定される。
【0045】湿潤路面では、偏波面0゜の正規反射が優
勢で、正規反射光の偏波面0゜の検出系である比較回路
ブロック(33)ではその出力は111、偏波面90゜の検出
系である比較回路ブロック(34)ではその出力は100を
得る。
【0046】乱反射光でも偏波面0゜の検出系である比
較回路ブロック(35)ではその出力は000、偏波面90゜
の検出系である比較回路ブロック(36)ではその出力は0
00を得る。
【0047】この偏波面0゜の正規反射が優勢である各
比較回路ブロックの組み合わせをもって論理判断回路(4
0)で湿潤路面と判定される。
【0048】以上に説明したように、特定波長域の赤外
光を偏波面45゜で路面を照射し、路面からの正規反射、
乱反射それぞれの偏波面0゜と90゜の検出光の強度の組
み合わせから路面の状況が非接触で判定できる。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、所定の信号パターンで強度変調された赤外光を発生
する赤外光発生手段と、該赤外光発生手段より出力され
る赤外光を水平・垂直偏波成分が等しくなる偏波面とな
るように偏光させ、路面に対して所定角度で照射すると
共に、該照射光を直接、受光し、かつ前記照射光の反射
光のうち特定の偏波面の正規反射光及び乱反射光を路面
に対して所定の角度で受光する光学系と、前記光学系に
より受光した照射光の信号強度を検出する参照光検出手
段と、前記光学系により受光した特定の偏波面の正規反
射光及び乱反射光の信号強度を検出する反射光検出手段
と、前記参照光検出手段の検出出力と前記反射光検出手
段の検出出力とを比較し、比較結果に応じた信号を出力
する比較手段と、該比較手段の比較出力を取り込み、該
比較結果と路面の各状態に対応して定められ予め記憶さ
れているデータとを照合し、路面状態を判別する判定手
段とを有するように構成したので、路面の積雪、凍結、
湿潤、乾燥の各状態を非接触で検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る路面状態検出装置の光学系のを示
す構成図である。
【図2】本発明に係る路面状態検出装置の電気的構成を
示すブロック図である。
【図3】本発明に係る路面状態検出装置における強度変
調赤外光のコードパターンの一例と、照射光コードパタ
ーン及び検出光コードパターンを示す波形図である。
【符号の説明】
1 赤外線LED 2 光学レンズ 3 偏波面45゜偏光板 4 偏波面0゜偏光板 5 偏波面90゜偏光板 6 光学レンズ 7 光学レンズ 8 赤外線フォトダイオード 9 赤外線フォトダイオード 10 偏波面0゜偏光板 11 偏波面90゜偏光板 12 光学レンズ 13 光学レンズ 14 赤外線フォトダイオード 15 赤外線フォトダイオード 16 光学レンズ 17 赤外線フォトダイオード 20 コードパターン発生器 21 変調回路 22 駆動回路 23 復調回路 24 デバイダ 25 復調回路 26 復調回路 27 復調回路 28 復調回路 29 可変増幅回路 30 可変増幅回路 31 可変増幅回路 32 可変増幅回路 33 比較回路ブロック 34 比較回路ブロック 35 比較回路ブロック 36 比較回路ブロック 40 論理判断回路 42 コードパターン 43 検出光のコードパターン 44 コードパターンのオン部分 45 コードパターンのオフ部分 50 赤外光透過フィルタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の信号パターンで強度変調された赤
    外光を発生する赤外光発生手段と、 該赤外光発生手段より出力される赤外光を水平・垂直偏
    波成分が等しくなる偏波面となるように偏光させ、路面
    に対して所定角度で照射すると共に、該照射光を直接、
    受光し、かつ前記照射光の反射光のうち特定の偏波面の
    正規反射光及び乱反射光を路面に対して所定の角度で受
    光する光学系と、 前記光学系により受光した照射光の信号強度を検出する
    参照光検出手段と、 前記光学系により受光した特定の偏波面の正規反射光及
    び乱反射光の信号強度を検出する反射光検出手段と、 前記参照光検出手段の検出出力と前記反射光検出手段の
    検出出力とを比較し、比較結果に応じた信号を出力する
    比較手段と、 該比較手段の比較出力を取り込み、該比較結果と路面の
    各状態に対応して定められ予め記憶されているデータと
    を照合し、路面状態を判別する判定手段とを有すること
    を特徴とする路面状態検出装置。
  2. 【請求項2】 所定の信号パターンで強度変調された赤
    外光を発生する赤外光発生手段と、 該赤外光発生手段より出力される赤外光を45°の偏波
    面となるように偏光させ、路面に対して約45°の角度
    で照射すると共に、該照射光を直接、受光し、かつ前記
    照射光の路面に対して約45°の角度で路面から反射し
    てくる反射光を偏波面0°及び90°で、照射光源側に
    戻る乱反射光及び照射光の進路方向への正規反射光をそ
    れぞれ受光する光学系と、 前記光学系により受光した照射光の信号強度を検出する
    参照光検出手段と、 前記光学系により受光した偏波面0°及び90°の正規
    反射光及び乱反射光の信号強度を検出する反射光検出手
    段と、 前記参照光検出手段の検出出力と前記反射光検出手段で
    検出された4つの検出出力とを比較し、比較結果に応じ
    た信号を出力する比較手段と、 該比較手段の比較出力を取り込み、該比較結果と路面の
    各状態に対応して定められ予め記憶されているデータと
    を照合し、路面状態を判別する判定手段とを有すること
    を特徴とする路面状態検出装置。
  3. 【請求項3】 前記参照光検出手段は、前記光学系によ
    り直接、受光した照射光の光強度の検出値を基準にして
    その検出値の1/nの整数倍の値を複数の閾値とし、該
    複数の閾値を検出出力とし、 前記反射光検出手段は、信号を所定レベルまで増幅する
    可変増幅手段を有し、 前記比較手段は、各比較結果を2値データで出力すると
    共に、 前記判定手段は、各比較結果を示す2値データの組合せ
    と路面の各状態に対応して定められ予め記憶されている
    データとを照合し、一致したデータに対応する路面状態
    を現在の路面状態として判別することを特徴とする請求
    項1または2のいずれかに記載の路面状態検出装置。
  4. 【請求項4】 前記赤外光発生手段は、偏波面45°の
    照射赤外光を繰返し符号であるコードパターンで強度変
    調する変調手段を有し、 前記参照光検出手段及び反射光検出手段は、前記コード
    パターンに基づいて参照光、各反射光を復調する復調手
    段をそれぞれ、有することを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の路面状態検出装置。
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