JPH08191417A - 固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents
固体撮像装置の駆動方法Info
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- JPH08191417A JPH08191417A JP7255692A JP25569295A JPH08191417A JP H08191417 A JPH08191417 A JP H08191417A JP 7255692 A JP7255692 A JP 7255692A JP 25569295 A JP25569295 A JP 25569295A JP H08191417 A JPH08191417 A JP H08191417A
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- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims abstract description 33
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 56
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 28
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 7
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 238000005036 potential barrier Methods 0.000 description 6
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000010408 sweeping Methods 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 101100162355 Pseudomonas stutzeri (strain A1501) ask gene Proteins 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005468 ion implantation Methods 0.000 description 1
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- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アスペクト比可変(例えば、16:9・4:
3間)の固体撮像素子において、小アスペクト比(4:
3)のときの不要部分の信号電荷排出のための水平レジ
スタの駆動パルスの周波数を低くでき、或いは各水平周
期における不要部分の信号電荷排出期間を短くできるよ
うにする。 【構成】 小アスペクト比(4:3)モード下では、水
平ブランキング期間になるとすぐに垂直転送によりnラ
インの右側不要電荷R1とn+1ラインの左側不要電荷
L2を水平レジスタ4の出力端部で混合し、その後それ
を水平ブランキング期間中に転送排出し、水平転送期間
に中間の必要信号C2の水平転送(信号読み出し)を行
う。
3間)の固体撮像素子において、小アスペクト比(4:
3)のときの不要部分の信号電荷排出のための水平レジ
スタの駆動パルスの周波数を低くでき、或いは各水平周
期における不要部分の信号電荷排出期間を短くできるよ
うにする。 【構成】 小アスペクト比(4:3)モード下では、水
平ブランキング期間になるとすぐに垂直転送によりnラ
インの右側不要電荷R1とn+1ラインの左側不要電荷
L2を水平レジスタ4の出力端部で混合し、その後それ
を水平ブランキング期間中に転送排出し、水平転送期間
に中間の必要信号C2の水平転送(信号読み出し)を行
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置の駆
動方法、特にあるアスペクト比(例えば16:9)に対
応して受光素子が縦横に配列され該受光素子の各垂直列
に対応してその垂直列の信号電荷を垂直転送する垂直レ
ジスタが配接された撮像領域と、上記各垂直レジスタか
らの信号電荷を水平転送する水平レジスタを少なくとも
備え、上記アスペクト比(たとえば16:9)対応の信
号の出力と、撮像領域の左右の不要部分の信号電荷を水
平ブランキング期間中に排出することによるそのアスペ
クト比より小さな小アスペクト比(例えば4:3)対応
の信号の出力が可能な固体撮像装置の駆動方法に関す
る。
動方法、特にあるアスペクト比(例えば16:9)に対
応して受光素子が縦横に配列され該受光素子の各垂直列
に対応してその垂直列の信号電荷を垂直転送する垂直レ
ジスタが配接された撮像領域と、上記各垂直レジスタか
らの信号電荷を水平転送する水平レジスタを少なくとも
備え、上記アスペクト比(たとえば16:9)対応の信
号の出力と、撮像領域の左右の不要部分の信号電荷を水
平ブランキング期間中に排出することによるそのアスペ
クト比より小さな小アスペクト比(例えば4:3)対応
の信号の出力が可能な固体撮像装置の駆動方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送は現在4:3のアスペ
クト比での放送が主流だが、アスペクト比が16:9の
ハイビジョン放送も行われ、そして、ハイビジョン放送
受信用のテレビジョン受像機も普及しつつある。また、
ハイビジョン放送をそれが本来持つ高い画質ではなくそ
れよりやや低い画質で再生するワイドビジョンと称され
るテレビジョン受像機も低価格で購入できることから非
常に普及している。従って、テレビジョン受像機はアス
ペクト比の異なるものが市場にそして家庭に存在してお
り、その結果、ビデオカメラ等にもその二つのアスペク
ト比に対応することが要求されるに至っている。
クト比での放送が主流だが、アスペクト比が16:9の
ハイビジョン放送も行われ、そして、ハイビジョン放送
受信用のテレビジョン受像機も普及しつつある。また、
ハイビジョン放送をそれが本来持つ高い画質ではなくそ
れよりやや低い画質で再生するワイドビジョンと称され
るテレビジョン受像機も低価格で購入できることから非
常に普及している。従って、テレビジョン受像機はアス
ペクト比の異なるものが市場にそして家庭に存在してお
り、その結果、ビデオカメラ等にもその二つのアスペク
ト比に対応することが要求されるに至っている。
【0003】そして、その対応をする技術としてビデオ
カメラ等に撮影手段として用いられるCCD固体撮像装
置の受光素子等をアスペクト比16:9に対応するよう
に配設し、16:9での信号出力をするときはCCD固
体撮像装置を普通の方法で読み出すこととし、即ち、撮
像領域の有効画素の信号は全部について読み出すことと
し、アスペクト比4:3での信号出力をするときは有効
画素のうち左右の部分を約8分の1ずつ不要部分とし、
不要部分の信号電荷を固体撮像装置自身の働きにより廃
棄する技術がある。
カメラ等に撮影手段として用いられるCCD固体撮像装
置の受光素子等をアスペクト比16:9に対応するよう
に配設し、16:9での信号出力をするときはCCD固
体撮像装置を普通の方法で読み出すこととし、即ち、撮
像領域の有効画素の信号は全部について読み出すことと
し、アスペクト比4:3での信号出力をするときは有効
画素のうち左右の部分を約8分の1ずつ不要部分とし、
不要部分の信号電荷を固体撮像装置自身の働きにより廃
棄する技術がある。
【0004】図6(A)、(B)はかかるアスペクト比
可変のCCD固体撮像装置の従来例を説明するもので、
(A)は概略構成を示す平面図、(B)は水平ブランキ
ングパルスと、水平レジスタを駆動する水平駆動パルス
を示すタイムチャートである。図面において、1は撮像
領域で、画素を成す受光素子2、2、・・・がマトリッ
クス状に配設されている。3、3・・・は該撮像領域1
内において受光素子の各垂直列に対応して設けられた垂
直レジスタで、その垂直列の各受光素子からの信号電荷
を垂直転送する。
可変のCCD固体撮像装置の従来例を説明するもので、
(A)は概略構成を示す平面図、(B)は水平ブランキ
ングパルスと、水平レジスタを駆動する水平駆動パルス
を示すタイムチャートである。図面において、1は撮像
領域で、画素を成す受光素子2、2、・・・がマトリッ
クス状に配設されている。3、3・・・は該撮像領域1
内において受光素子の各垂直列に対応して設けられた垂
直レジスタで、その垂直列の各受光素子からの信号電荷
を垂直転送する。
【0005】該撮像領域1の受光素子2、2、・・・及
び垂直レジスタ3、3、・・・の配設は16:9のアス
ペクト比対応になっている。具体的には、本例において
は有効画素の水平方向の画素数は948、垂直方向の画
素数は486である。この948×486の有効画素は
16:9のアスペクト比対応で使用するときは全部が再
生の対象になるが、しかし、4:3のアスペクト比対応
で使用するときはその有効画素の左側の部分1Lと右側
の部分1Bとが不要部分としてそこからの信号電荷は排
出され、固体撮像装置の信号としての出力対象とはなら
ない。1Cは4:3対応で使用するときでも信号電荷の
排出がされない中間部分(必要部分)である。
び垂直レジスタ3、3、・・・の配設は16:9のアス
ペクト比対応になっている。具体的には、本例において
は有効画素の水平方向の画素数は948、垂直方向の画
素数は486である。この948×486の有効画素は
16:9のアスペクト比対応で使用するときは全部が再
生の対象になるが、しかし、4:3のアスペクト比対応
で使用するときはその有効画素の左側の部分1Lと右側
の部分1Bとが不要部分としてそこからの信号電荷は排
出され、固体撮像装置の信号としての出力対象とはなら
ない。1Cは4:3対応で使用するときでも信号電荷の
排出がされない中間部分(必要部分)である。
【0006】尚、図6(A)では恰かも中間部分1Cの
みに受光素子2、2、・・・、垂直レジスタ3、3、・
・・があるかのように示されているが、左側不要部分1
Lの信号電荷にも右側不要部分1Rの信号電荷にも同じ
配置ピッチで受光素子2、2、・・・、垂直レジスタ
3、3、・・・が配設されている。そして、左側不要部
分1Lの信号電荷と、右側不要部分1Rの信号電荷とは
それぞれ撮像素子1の横幅の略8分の1の幅を有し、中
間部分1Cは撮像素子1の横幅の約4分の3の幅を有す
る。4は撮像領域1の上下いずれか一方の側、例えば下
側に設けられた水平レジスタで、垂直レジスタ3、3、
・・・により垂直方向に転送された信号電荷を水平方向
に転送する。5は該水平レジスタ4の出力端側に設けら
れた出力部で、基本的には信号電荷を電圧に変換して外
部に送出する役割を果たすが、それと共に、水平レジス
タ4から出力された不要な信号電荷を廃棄する役割も果
たす。
みに受光素子2、2、・・・、垂直レジスタ3、3、・
・・があるかのように示されているが、左側不要部分1
Lの信号電荷にも右側不要部分1Rの信号電荷にも同じ
配置ピッチで受光素子2、2、・・・、垂直レジスタ
3、3、・・・が配設されている。そして、左側不要部
分1Lの信号電荷と、右側不要部分1Rの信号電荷とは
それぞれ撮像素子1の横幅の略8分の1の幅を有し、中
間部分1Cは撮像素子1の横幅の約4分の3の幅を有す
る。4は撮像領域1の上下いずれか一方の側、例えば下
側に設けられた水平レジスタで、垂直レジスタ3、3、
・・・により垂直方向に転送された信号電荷を水平方向
に転送する。5は該水平レジスタ4の出力端側に設けら
れた出力部で、基本的には信号電荷を電圧に変換して外
部に送出する役割を果たすが、それと共に、水平レジス
タ4から出力された不要な信号電荷を廃棄する役割も果
たす。
【0007】次に、図6(B)に従ってCCD固体撮像
装置の動作を説明する。アスペクト比が16:9モード
のときは、普通のCCD固体撮像装置と同じように、水
平走査期間中に水平レジスタ4による水平転送を行う。
このときその水平レジスタ4を駆動する水平駆動パルス
の周波数、即ち水平駆動周波数は例えば18MHzであ
る。そして、水平ブランキング期間中に垂直転送、即
ち、垂直レジスタ3、3、・・・による信号電荷の垂直
方向の転送を行う。この転送1回により各垂直レジスタ
3、3、・・・の信号電荷が1水平ライン分水平レジス
タ4に転送される。
装置の動作を説明する。アスペクト比が16:9モード
のときは、普通のCCD固体撮像装置と同じように、水
平走査期間中に水平レジスタ4による水平転送を行う。
このときその水平レジスタ4を駆動する水平駆動パルス
の周波数、即ち水平駆動周波数は例えば18MHzであ
る。そして、水平ブランキング期間中に垂直転送、即
ち、垂直レジスタ3、3、・・・による信号電荷の垂直
方向の転送を行う。この転送1回により各垂直レジスタ
3、3、・・・の信号電荷が1水平ライン分水平レジス
タ4に転送される。
【0008】次に、アスペクト比が4:3モードのとき
は、16:9モードのときより動作が複雑で、水平走査
期間中に撮像領域1の中間部分1Cの信号電荷、謂わば
必要部分の信号電荷のみを水平転送及び出力をし、そし
て、水平ブランキング期間中に右側不要部分1Rの信号
電荷の排出、垂直転送及び左側不要部分1Lの信号電荷
の排出を行う。具体的には、ある水平ライン(これを第
n番目のラインとする)の必要部分1Cの信号電荷の転
送が終わり水平ブランキング期間が到来すると、先ず、
その必要部分1Cの信号電荷の水平転送を終えたライ
ン、つまり第n番目のラインの右側不要部分1Rの信号
電荷の排出を行い、次に、垂直転送を行い、このとき次
の水平ライン、つまり第n+1番目のラインの信号電荷
が水平レジスタ4内に転送されるが、この垂直転送が終
わると、この第n+1番目のラインの左側不要部分1L
の信号電荷の排出が行われる。
は、16:9モードのときより動作が複雑で、水平走査
期間中に撮像領域1の中間部分1Cの信号電荷、謂わば
必要部分の信号電荷のみを水平転送及び出力をし、そし
て、水平ブランキング期間中に右側不要部分1Rの信号
電荷の排出、垂直転送及び左側不要部分1Lの信号電荷
の排出を行う。具体的には、ある水平ライン(これを第
n番目のラインとする)の必要部分1Cの信号電荷の転
送が終わり水平ブランキング期間が到来すると、先ず、
その必要部分1Cの信号電荷の水平転送を終えたライ
ン、つまり第n番目のラインの右側不要部分1Rの信号
電荷の排出を行い、次に、垂直転送を行い、このとき次
の水平ライン、つまり第n+1番目のラインの信号電荷
が水平レジスタ4内に転送されるが、この垂直転送が終
わると、この第n+1番目のラインの左側不要部分1L
の信号電荷の排出が行われる。
【0009】即ち、水平ブランキング期間中に水平レジ
スタの駆動、垂直転送及び水平レジスタの駆動を行わな
ければならない。そして、水平ブランキング期間が終わ
ると、即ち次の水平走査期間が到来すると、第n+1番
目のラインの必要部分1Cの信号電荷の水平転送が行わ
れる。ちなみに、このアスペクト比が4:3モードのと
きの水平走査期間における水平レジスタ4の水平駆動パ
ルスの周波数、即ち水平駆動周波数は13. 5MHz、
水平ブランキング期間における信号電荷の排出をすると
きの水平駆動パルスは例えば54MHzである。
スタの駆動、垂直転送及び水平レジスタの駆動を行わな
ければならない。そして、水平ブランキング期間が終わ
ると、即ち次の水平走査期間が到来すると、第n+1番
目のラインの必要部分1Cの信号電荷の水平転送が行わ
れる。ちなみに、このアスペクト比が4:3モードのと
きの水平走査期間における水平レジスタ4の水平駆動パ
ルスの周波数、即ち水平駆動周波数は13. 5MHz、
水平ブランキング期間における信号電荷の排出をすると
きの水平駆動パルスは例えば54MHzである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
のアスペクト比可変型CCD固体撮像装置には、4:3
モード下では不要部分の信号電荷の排出のために水平レ
ジスタ4を高速転送させる必要があるという問題があっ
た。即ち、水平駆動周波数は、16:9専用CCD固体
撮像装置においては18MHzでよく、また、4:3専
用CCD固体撮像装置においては13. 4MHzでよい
が、アスペクト比可変型CCD固体撮像装置の場合、
4:3モードでは水平ブランキング期間中の不要部分の
信号電荷の廃棄のために水平レジスタ4を54MHzと
非常に高速で駆動しなければならず、そのため、不要輻
射の増加、水平レジスタの転送速度の高速化、水平レジ
スタの消費電力の増大、水平レジスタの転送不良率の増
加の問題がある。
のアスペクト比可変型CCD固体撮像装置には、4:3
モード下では不要部分の信号電荷の排出のために水平レ
ジスタ4を高速転送させる必要があるという問題があっ
た。即ち、水平駆動周波数は、16:9専用CCD固体
撮像装置においては18MHzでよく、また、4:3専
用CCD固体撮像装置においては13. 4MHzでよい
が、アスペクト比可変型CCD固体撮像装置の場合、
4:3モードでは水平ブランキング期間中の不要部分の
信号電荷の廃棄のために水平レジスタ4を54MHzと
非常に高速で駆動しなければならず、そのため、不要輻
射の増加、水平レジスタの転送速度の高速化、水平レジ
スタの消費電力の増大、水平レジスタの転送不良率の増
加の問題がある。
【0011】つまり、駆動パルスの周波数が高くなるほ
ど不要輻射が増加し、CCD固体撮像装置内部や外部に
悪影響を及ぼす可能性があるうえ消費電力が大きくなる
ので、駆動周波数を高くしないこと、或いは、一水平周
期における駆動周波数が高い期間の占める割合を少なく
することが必要である。また、転送速度が高いほど水平
レジスタの転送不良が生じ易くなり、転送速度が高くて
も水平レジスタの転送不良が生じないようにするには水
平レジスタに要求される性能がきわめて高くなるので、
その形成条件が厳しくなる。従って、かかる問題を回避
する上では駆動周波数を低くすることが要求される。し
かし、このような要求に応え得る技術が存在していない
のが実状である。
ど不要輻射が増加し、CCD固体撮像装置内部や外部に
悪影響を及ぼす可能性があるうえ消費電力が大きくなる
ので、駆動周波数を高くしないこと、或いは、一水平周
期における駆動周波数が高い期間の占める割合を少なく
することが必要である。また、転送速度が高いほど水平
レジスタの転送不良が生じ易くなり、転送速度が高くて
も水平レジスタの転送不良が生じないようにするには水
平レジスタに要求される性能がきわめて高くなるので、
その形成条件が厳しくなる。従って、かかる問題を回避
する上では駆動周波数を低くすることが要求される。し
かし、このような要求に応え得る技術が存在していない
のが実状である。
【0012】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、あるアスペクト比に対応して受光素
子が縦横に配列され該受光素子の各垂直列に対応してそ
の垂直列の信号電荷を垂直転送する垂直レジスタが配接
された撮像領域と、上記各垂直レジスタからの信号電荷
を水平転送する水平レジスタを少なくとも備え、上記ア
スペクト比対応の信号の出力と、撮像領域の左右の不要
部分の信号電荷を水平ブランキング期間中に排出するこ
とによるそのアスペクト比より小さな小アスペクト比対
応の信号の出力が可能な固体撮像装置の駆動方法におい
て、小アスペクト比のときの不要部分の信号電荷排出の
ための水平レジスタの駆動パルスの周波数を低くでき、
或いは各水平周期における不要部分の信号電荷排出期間
を短くできるようにし、更には水平周期毎の黒レベル検
出を可能にすることを目的とする。
されたものであり、あるアスペクト比に対応して受光素
子が縦横に配列され該受光素子の各垂直列に対応してそ
の垂直列の信号電荷を垂直転送する垂直レジスタが配接
された撮像領域と、上記各垂直レジスタからの信号電荷
を水平転送する水平レジスタを少なくとも備え、上記ア
スペクト比対応の信号の出力と、撮像領域の左右の不要
部分の信号電荷を水平ブランキング期間中に排出するこ
とによるそのアスペクト比より小さな小アスペクト比対
応の信号の出力が可能な固体撮像装置の駆動方法におい
て、小アスペクト比のときの不要部分の信号電荷排出の
ための水平レジスタの駆動パルスの周波数を低くでき、
或いは各水平周期における不要部分の信号電荷排出期間
を短くできるようにし、更には水平周期毎の黒レベル検
出を可能にすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の固体撮像装置
の駆動方法は、小アスペクト比対応の信号の出力を、第
n番目のラインの必要部分の信号電荷の水平転送を行う
と共に、第n番目のラインの水平レジスタの出力端から
遠い方の不要部分の信号電荷について水平レジスタの出
力端部まで水平転送し、その後、水平ブランキング期間
が来ると垂直レジスタによる垂直転送によりそこから水
平レジスタへ第n+1番目のラインの信号電荷を転送す
ることにより第n番目のラインの水平レジスタ出力端か
ら遠い側の不要部分の信号電荷と第n+1番目のライン
の水平レジスタの出力端から近い側の不要部分の信号電
荷とを混合し、その後、その混合された不要部分の信号
電荷をその水平ブランキング期間中に水平レジスタから
排出し、しかる後、その第n+1番目のラインの必要部
分の信号電荷を転送出力することにより行うことを特徴
とする。
の駆動方法は、小アスペクト比対応の信号の出力を、第
n番目のラインの必要部分の信号電荷の水平転送を行う
と共に、第n番目のラインの水平レジスタの出力端から
遠い方の不要部分の信号電荷について水平レジスタの出
力端部まで水平転送し、その後、水平ブランキング期間
が来ると垂直レジスタによる垂直転送によりそこから水
平レジスタへ第n+1番目のラインの信号電荷を転送す
ることにより第n番目のラインの水平レジスタ出力端か
ら遠い側の不要部分の信号電荷と第n+1番目のライン
の水平レジスタの出力端から近い側の不要部分の信号電
荷とを混合し、その後、その混合された不要部分の信号
電荷をその水平ブランキング期間中に水平レジスタから
排出し、しかる後、その第n+1番目のラインの必要部
分の信号電荷を転送出力することにより行うことを特徴
とする。
【0014】従って、請求項1の固体撮像装置の駆動方
法によれば、小アスペクト比のときにおいて、一つの水
平ライン(第n番目のライン)の水平レジスタの出力端
から遠い側の不要部分の信号電荷とその次の水平ライン
(第n+1番目のライン)の水平レジスタの出力端と近
い側の不要部分の信号電荷とを混合して排出するので、
各水平ブランキング期間におけるその期間開始直後に従
来のアスペクト比可変型固体撮像装置の駆動方法で行っ
ていた不要部分の信号電荷排出のための水平レジスタに
よる水平転送、即ち、水平グランキング期間の前側での
水平転送を行わなくても済み、不要部分の信号電荷排出
のための水平レジスタは水平ブランキング期間の後側に
おいてのみ行えば良い。
法によれば、小アスペクト比のときにおいて、一つの水
平ライン(第n番目のライン)の水平レジスタの出力端
から遠い側の不要部分の信号電荷とその次の水平ライン
(第n+1番目のライン)の水平レジスタの出力端と近
い側の不要部分の信号電荷とを混合して排出するので、
各水平ブランキング期間におけるその期間開始直後に従
来のアスペクト比可変型固体撮像装置の駆動方法で行っ
ていた不要部分の信号電荷排出のための水平レジスタに
よる水平転送、即ち、水平グランキング期間の前側での
水平転送を行わなくても済み、不要部分の信号電荷排出
のための水平レジスタは水平ブランキング期間の後側に
おいてのみ行えば良い。
【0015】従って、水平駆動周波数を例えば半分とい
うように相当に低く、あるいは各水平ブランキング期間
における不要部分の信号電荷の排出のために水平レジス
タを高速転送させる時間を例えば半分にというように相
当に短くすることができる。依って、不要輻射を低減で
き、水平レジスタの転送不良の発生確率が低減し、水平
レジスタの高速転送性能を徒らに高める必要性がなくな
り、あるいは、各水平周期おける不要輻射発生時間を短
くできる。
うように相当に低く、あるいは各水平ブランキング期間
における不要部分の信号電荷の排出のために水平レジス
タを高速転送させる時間を例えば半分にというように相
当に短くすることができる。依って、不要輻射を低減で
き、水平レジスタの転送不良の発生確率が低減し、水平
レジスタの高速転送性能を徒らに高める必要性がなくな
り、あるいは、各水平周期おける不要輻射発生時間を短
くできる。
【0016】請求項2の固体撮像装置の駆動方法は、水
平レジスタの反撮像領域側にドレイン領域を設けておく
こととし、小アスペクト比対応の信号の出力を、基本的
に請求項1の固体撮像装置の駆動方法と略同じ動作をす
るようにし、ただ、水平レジスタの出力端部で混合した
信号電荷の一部又は全部の排出をドレイン領域へ行うこ
とを特徴とする。従って、請求項2の固体撮像装置の駆
動方法によれば、請求項1の固体撮像装置の駆動方法の
場合と同様に、不要部分の信号電荷排出のための水平レ
ジスタによる転送を水平ブランキング期間の後側におい
てのみ行えば良いので、請求項1の固体撮像装置の駆動
方法で享受できた効果をすべて享受できるほか、不要部
分の信号電荷の少なくとも一部をドレイン領域へ排出す
ることができるので、水平レジスタで転送しなければな
らない不要部分の信号電荷の電荷量が水平レジスタの取
扱い電荷量を越えないようにすることができ得る。
平レジスタの反撮像領域側にドレイン領域を設けておく
こととし、小アスペクト比対応の信号の出力を、基本的
に請求項1の固体撮像装置の駆動方法と略同じ動作をす
るようにし、ただ、水平レジスタの出力端部で混合した
信号電荷の一部又は全部の排出をドレイン領域へ行うこ
とを特徴とする。従って、請求項2の固体撮像装置の駆
動方法によれば、請求項1の固体撮像装置の駆動方法の
場合と同様に、不要部分の信号電荷排出のための水平レ
ジスタによる転送を水平ブランキング期間の後側におい
てのみ行えば良いので、請求項1の固体撮像装置の駆動
方法で享受できた効果をすべて享受できるほか、不要部
分の信号電荷の少なくとも一部をドレイン領域へ排出す
ることができるので、水平レジスタで転送しなければな
らない不要部分の信号電荷の電荷量が水平レジスタの取
扱い電荷量を越えないようにすることができ得る。
【0017】即ち、ドレイン領域を設けない場合には一
つのラインの例えば右側の不要部分の信号電荷と次のラ
インの左側の不要部分の信号電荷とを混合するとその混
合された電荷の量が非常に多くなり、その電荷を支障な
く転送するために水平レジスタの取扱い電荷量を非常に
大きくしなければならないという制約があるが、請求項
2の固体撮像装置の駆動方法によれば、混合された電荷
の全部或いは取扱い電荷量を越える分をドレイン領域に
捨てるので、水平レジスタで転送しなければならない電
荷量は少なくて済み、延いては、水平レジスタの取扱い
電荷量を徒らに多くする必要性がないのである。
つのラインの例えば右側の不要部分の信号電荷と次のラ
インの左側の不要部分の信号電荷とを混合するとその混
合された電荷の量が非常に多くなり、その電荷を支障な
く転送するために水平レジスタの取扱い電荷量を非常に
大きくしなければならないという制約があるが、請求項
2の固体撮像装置の駆動方法によれば、混合された電荷
の全部或いは取扱い電荷量を越える分をドレイン領域に
捨てるので、水平レジスタで転送しなければならない電
荷量は少なくて済み、延いては、水平レジスタの取扱い
電荷量を徒らに多くする必要性がないのである。
【0018】請求項3の固体撮像装置の駆動方法は、水
平レジスタの反撮像領域側にドレイン領域を設けておく
こととし、小アスペクト比対応の信号の出力を、基本的
に請求項2の固体撮像装置の駆動方法と略同じ動作で行
うようにし、ただ、第n番目のラインの垂直レジスタの
転送後その出力端から遠い側の不要部分の信号電荷の一
部又は全部をドレイン領域へ排出し、その後、垂直転送
により第n+1番目のラインの信号電荷の水平レジスタ
への転送を行い、それにより第n番目のラインの水平レ
ジスタ出力端と遠い側の不要部分の信号電荷の残りと第
n+1番目のラインの水平レジスタの出力端と遠い側の
不要部分の信号電荷を水平レジスタにて混合し、そして
転送、排出するようにすることを特徴とする。
平レジスタの反撮像領域側にドレイン領域を設けておく
こととし、小アスペクト比対応の信号の出力を、基本的
に請求項2の固体撮像装置の駆動方法と略同じ動作で行
うようにし、ただ、第n番目のラインの垂直レジスタの
転送後その出力端から遠い側の不要部分の信号電荷の一
部又は全部をドレイン領域へ排出し、その後、垂直転送
により第n+1番目のラインの信号電荷の水平レジスタ
への転送を行い、それにより第n番目のラインの水平レ
ジスタ出力端と遠い側の不要部分の信号電荷の残りと第
n+1番目のラインの水平レジスタの出力端と遠い側の
不要部分の信号電荷を水平レジスタにて混合し、そして
転送、排出するようにすることを特徴とする。
【0019】従って、請求項3の固体撮像装置の駆動方
法によれば、請求項1及び2の固体撮像装置の駆動方法
と同様に、不要部分の信号電荷排出のための水平レジス
タによる転送を水平ブランキング期間の後側においての
み行えば良いので、請求項1及び2の固体撮像装置の駆
動方法で享受できた効果をすべて享受できるほか、水平
レジスタ出力端から遠い側の不要部分の信号電荷を予め
水平レジスタにより出力端部へ転送後垂直転送前にドレ
イン領域へ排出することができるので、垂直転送により
次のラインの水平レジスタ出力端と近い側の不要部分が
混合しても混合量が徒らに多くなって各ビットの前後に
溢れるというトラブルは生じにくい。
法によれば、請求項1及び2の固体撮像装置の駆動方法
と同様に、不要部分の信号電荷排出のための水平レジス
タによる転送を水平ブランキング期間の後側においての
み行えば良いので、請求項1及び2の固体撮像装置の駆
動方法で享受できた効果をすべて享受できるほか、水平
レジスタ出力端から遠い側の不要部分の信号電荷を予め
水平レジスタにより出力端部へ転送後垂直転送前にドレ
イン領域へ排出することができるので、垂直転送により
次のラインの水平レジスタ出力端と近い側の不要部分が
混合しても混合量が徒らに多くなって各ビットの前後に
溢れるというトラブルは生じにくい。
【0020】請求項4の固体撮像装置の駆動方法は、撮
像領域の水平転送における出力側側辺に隣接してオプチ
カルブラック領域を設けておき、更に水平レジスタとし
て、上記撮像領域に対応する第1の水平レジスタと、上
記オプチカルブラック領域に対応し、該第1の水平レジ
スタの出力端側に接続され、出力端側に電荷検出部を含
む出力段が接続された第2の水平レジスタとを設けてお
くこととし、そして、小アスペクト比対応の信号の出力
は、n番目の水平ラインの必要部分の信号電荷を上記第
1及び第2の水平レジスタを介して出力すると共に、第
n番目の不要信号のうち水平レジスタ出力端から遠い方
の不要信号を第2の水平レジスタの出力端まで転送し、
その後、第1の水平レジスタを停止し、第2の水平レジ
スタを駆動して該第2の水平レジスタの不要電荷を排出
し、上記垂直レジスタから上記第1及び第2の水平レジ
スタに第n+1番目の水平ラインの撮像領域及びオプチ
カルブラック領域の信号電荷を転送することによって第
1の水平レジスタの出力端部に残っている前記不要信号
と、第n+1番目の水平ラインの水平レジスタ出力端に
近い方の不要信号を混合し、しかる後、第1と第2の水
平レジスタを駆動することによって先ずオプチカルブラ
ック領域の信号電荷を出力し、更に水平帰線期間の終了
までに上記混合された不要信号を排出すると共に必要信
号をその先端が水平レジスタの出力端に達する位置まで
転送することにより行うことを特徴とする。
像領域の水平転送における出力側側辺に隣接してオプチ
カルブラック領域を設けておき、更に水平レジスタとし
て、上記撮像領域に対応する第1の水平レジスタと、上
記オプチカルブラック領域に対応し、該第1の水平レジ
スタの出力端側に接続され、出力端側に電荷検出部を含
む出力段が接続された第2の水平レジスタとを設けてお
くこととし、そして、小アスペクト比対応の信号の出力
は、n番目の水平ラインの必要部分の信号電荷を上記第
1及び第2の水平レジスタを介して出力すると共に、第
n番目の不要信号のうち水平レジスタ出力端から遠い方
の不要信号を第2の水平レジスタの出力端まで転送し、
その後、第1の水平レジスタを停止し、第2の水平レジ
スタを駆動して該第2の水平レジスタの不要電荷を排出
し、上記垂直レジスタから上記第1及び第2の水平レジ
スタに第n+1番目の水平ラインの撮像領域及びオプチ
カルブラック領域の信号電荷を転送することによって第
1の水平レジスタの出力端部に残っている前記不要信号
と、第n+1番目の水平ラインの水平レジスタ出力端に
近い方の不要信号を混合し、しかる後、第1と第2の水
平レジスタを駆動することによって先ずオプチカルブラ
ック領域の信号電荷を出力し、更に水平帰線期間の終了
までに上記混合された不要信号を排出すると共に必要信
号をその先端が水平レジスタの出力端に達する位置まで
転送することにより行うことを特徴とする。
【0021】従って、請求項4の固体撮像装置の駆動方
法によれば、第n番目の水平ラインの不要信号(反出力
端側の不要信号)が第2の水平レジスタの出力端部に残
っている状態でn+1番目の水平ラインの信号を第1の
水平レジスタに転送することによってオプチカルブラッ
ク領域の信号電荷を取り込むと共に上記不要信号とn+
1番目の水平ラインの不要信号(出力端側の不要信号)
とを混合し、その後第1の水平レジスタを駆動すること
により先ずオプチカルブラック領域の信号電荷(即ち黒
レベルを示す信号電荷)を取り出し、しかる後、その混
合された不要電荷の排出ができる。依って、水平レジス
タで不要信号を掃き捨てるための駆動周波数を例えばそ
れまでの半分に低減できるという効果を享受しつつ水平
周期毎の黒レベル検出ができる。
法によれば、第n番目の水平ラインの不要信号(反出力
端側の不要信号)が第2の水平レジスタの出力端部に残
っている状態でn+1番目の水平ラインの信号を第1の
水平レジスタに転送することによってオプチカルブラッ
ク領域の信号電荷を取り込むと共に上記不要信号とn+
1番目の水平ラインの不要信号(出力端側の不要信号)
とを混合し、その後第1の水平レジスタを駆動すること
により先ずオプチカルブラック領域の信号電荷(即ち黒
レベルを示す信号電荷)を取り出し、しかる後、その混
合された不要電荷の排出ができる。依って、水平レジス
タで不要信号を掃き捨てるための駆動周波数を例えばそ
れまでの半分に低減できるという効果を享受しつつ水平
周期毎の黒レベル検出ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示実施の形態に
従って詳細に説明する。図1(A)乃至(C)は本発明
の第1の実施の形態を説明するためのもので、(A)は
固体撮像装置の概略構成を示す平面図、(B)は水平ブ
ランキングパルスと、水平レジスタを駆動する水平駆動
パルスを示すタイムチャート、(C)はアスペクト比
4:3モードでの水平レジスタ内の信号電荷の流れ説明
図である。図面において、1は撮像領域で、画素を成す
受光素子2、2、・・・がマトリックス状に配設されて
いる。3、3・・・は該撮像領域1内において受光素子
の各垂直列に対応して設けられた垂直レジスタで、その
垂直列の各受光素子からの信号電荷を垂直転送する。
従って詳細に説明する。図1(A)乃至(C)は本発明
の第1の実施の形態を説明するためのもので、(A)は
固体撮像装置の概略構成を示す平面図、(B)は水平ブ
ランキングパルスと、水平レジスタを駆動する水平駆動
パルスを示すタイムチャート、(C)はアスペクト比
4:3モードでの水平レジスタ内の信号電荷の流れ説明
図である。図面において、1は撮像領域で、画素を成す
受光素子2、2、・・・がマトリックス状に配設されて
いる。3、3・・・は該撮像領域1内において受光素子
の各垂直列に対応して設けられた垂直レジスタで、その
垂直列の各受光素子からの信号電荷を垂直転送する。
【0023】該撮像領域1の受光素子2、2、・・・、
及び垂直レジスタ3、3、・・・の配設は16:9のア
スペクト比対応になっている。具体的には、本例におい
ては有効画素の水平方向の画素数は948、垂直方向の
画素数は486である。この948×486の有効画素
は16:9のアスペクト比対応で使用するときは全部が
再生の対象になるが、4:3のアスペクト比対応で使用
するときはその有効画素の左側の部分1Lと右側の部分
1Bとが不要部分としてそこからの信号電荷は排出され
る。1Cは4:3のアスペクト比対応で使用するときで
も信号電荷の排出がされない中間部分である。そして、
左側不要部分の信号電荷1Lと、右側左側1Rとはそれ
ぞれ撮像素子1の横幅の約8分の1の幅を有し、中間部
分1Cは撮像素子1の横幅の約4分の3の幅を有する。
及び垂直レジスタ3、3、・・・の配設は16:9のア
スペクト比対応になっている。具体的には、本例におい
ては有効画素の水平方向の画素数は948、垂直方向の
画素数は486である。この948×486の有効画素
は16:9のアスペクト比対応で使用するときは全部が
再生の対象になるが、4:3のアスペクト比対応で使用
するときはその有効画素の左側の部分1Lと右側の部分
1Bとが不要部分としてそこからの信号電荷は排出され
る。1Cは4:3のアスペクト比対応で使用するときで
も信号電荷の排出がされない中間部分である。そして、
左側不要部分の信号電荷1Lと、右側左側1Rとはそれ
ぞれ撮像素子1の横幅の約8分の1の幅を有し、中間部
分1Cは撮像素子1の横幅の約4分の3の幅を有する。
【0024】4は撮像領域1の下側に設けられた水平レ
ジスタで、垂直レジスタ3、3、・・・により垂直方向
に転送された信号電荷を水平方向に転送する。5は該水
平レジスタ4の出力端側に設けられた出力部で、基本的
には信号電荷を電圧に変換して外部に送出する役割を果
たすが、それと共に、水平レジスタ4から出力された信
号電荷を廃棄する役割も果たす。次に、図1(B)、
(C)に従ってCCD固体撮像装置の動作を説明する。
アスペクト比が16:9モードのときは、普通のCCD
固体撮像装置と同じように、水平走査期間中に水平レジ
スタ4による水平転送を行う。このときその水平レジス
タ4を駆動する水平駆動パルスの周波数、即ち水平駆動
周波数は例えば18MHzである。そして、水平ブラン
キング期間中に垂直転送、即ち、垂直レジスタ3、3、
・・・による信号電荷の垂直方向の転送を行う。この転
送1回により各垂直レジスタ3、3、・・・の信号電荷
が1水平ライン分水平レジスタ4に転送される。
ジスタで、垂直レジスタ3、3、・・・により垂直方向
に転送された信号電荷を水平方向に転送する。5は該水
平レジスタ4の出力端側に設けられた出力部で、基本的
には信号電荷を電圧に変換して外部に送出する役割を果
たすが、それと共に、水平レジスタ4から出力された信
号電荷を廃棄する役割も果たす。次に、図1(B)、
(C)に従ってCCD固体撮像装置の動作を説明する。
アスペクト比が16:9モードのときは、普通のCCD
固体撮像装置と同じように、水平走査期間中に水平レジ
スタ4による水平転送を行う。このときその水平レジス
タ4を駆動する水平駆動パルスの周波数、即ち水平駆動
周波数は例えば18MHzである。そして、水平ブラン
キング期間中に垂直転送、即ち、垂直レジスタ3、3、
・・・による信号電荷の垂直方向の転送を行う。この転
送1回により各垂直レジスタ3、3、・・・の信号電荷
が1水平ライン分水平レジスタ4に転送される。
【0025】次に、アスペクト比が4:3モードのとき
は、16:9モードのときより動作が複雑で、一つの水
平走査が終わり水平ブランキング期間が開始する(t
1:水平ブランキング期間開始時点)と、直ちに垂直転
送が行われる。垂直転送が終了したとき(t2:垂直転
送終了時点)の水平レジスタ4の状態を図1(C)の
1)で示す。この状態はある一つの水平ライン(第n番
目のライン)の信号電荷がそのまますべて水平レジスタ
4に入った状態であり、従って、出力端部には左側不要
部分1Lの信号電荷(これを便宜上L1とする)が、中
間部には必要部分1Cの信号電荷(これを便宜上C1と
する)が、そして、反出力端部には右側不要部分1Rの
信号電荷(これを便宜上R1とする)が納まっている。
このように、水平ブランキング期間が開始されたらすぐ
に垂直転送を行い水平ブランキング期間前側での不要部
分の信号電荷の排出のための転送を行わない点で、図4
に示した従来のCCD固体撮像装置とは大きく相違す
る。
は、16:9モードのときより動作が複雑で、一つの水
平走査が終わり水平ブランキング期間が開始する(t
1:水平ブランキング期間開始時点)と、直ちに垂直転
送が行われる。垂直転送が終了したとき(t2:垂直転
送終了時点)の水平レジスタ4の状態を図1(C)の
1)で示す。この状態はある一つの水平ライン(第n番
目のライン)の信号電荷がそのまますべて水平レジスタ
4に入った状態であり、従って、出力端部には左側不要
部分1Lの信号電荷(これを便宜上L1とする)が、中
間部には必要部分1Cの信号電荷(これを便宜上C1と
する)が、そして、反出力端部には右側不要部分1Rの
信号電荷(これを便宜上R1とする)が納まっている。
このように、水平ブランキング期間が開始されたらすぐ
に垂直転送を行い水平ブランキング期間前側での不要部
分の信号電荷の排出のための転送を行わない点で、図4
に示した従来のCCD固体撮像装置とは大きく相違す
る。
【0026】垂直転送が終了すると水平レジスタ4は不
要部分の信号電荷排出のための転送を水平ブランキング
期間が終了する(t3:水平ブランキング終了時点)ま
でに行う。この転送は例えば27MHzの周波数の水平
駆動パルスにより行う。図1(C)の2)は水平ブラン
キング期間終了時点t3における水平レジスタ4の状態
を示し、この図から明らかなように、この時点で不要部
分の信号電荷L1は水平レジスタから排出されてしまっ
ており、必要部分の信号電荷C1が出力部5への転送を
待つ状態になっている。勿論、必要部分の信号電荷C1
の後(右側)には右側不要部分1Rの信号電荷R1がく
っついている。そして、水平ブランキング期間が終了す
ると水平走査が開始され、必要部分1Cの信号電荷C1
が水平レジスタ4により転送される。即ち、本来の水平
転送が行われるのである。この転送は13. 5MHzの
水平駆動周波数の水平駆動パルスにより行われる。図1
(C)の3)はこの水平転送が終わった時点(t1)に
おける水平レジスタ4の状態を示し、この状態では、水
平レジスタ4の出力端部に右側不要部分1Rの信号電荷
R1が位置している。
要部分の信号電荷排出のための転送を水平ブランキング
期間が終了する(t3:水平ブランキング終了時点)ま
でに行う。この転送は例えば27MHzの周波数の水平
駆動パルスにより行う。図1(C)の2)は水平ブラン
キング期間終了時点t3における水平レジスタ4の状態
を示し、この図から明らかなように、この時点で不要部
分の信号電荷L1は水平レジスタから排出されてしまっ
ており、必要部分の信号電荷C1が出力部5への転送を
待つ状態になっている。勿論、必要部分の信号電荷C1
の後(右側)には右側不要部分1Rの信号電荷R1がく
っついている。そして、水平ブランキング期間が終了す
ると水平走査が開始され、必要部分1Cの信号電荷C1
が水平レジスタ4により転送される。即ち、本来の水平
転送が行われるのである。この転送は13. 5MHzの
水平駆動周波数の水平駆動パルスにより行われる。図1
(C)の3)はこの水平転送が終わった時点(t1)に
おける水平レジスタ4の状態を示し、この状態では、水
平レジスタ4の出力端部に右側不要部分1Rの信号電荷
R1が位置している。
【0027】水平ブランキング期間が開始すると、垂直
転送が行われ、次の水平ライン(第n+1番目のライ
ン)の信号電荷が各垂直レジスタ3、3、・・・から水
平レジスタ4へ転送される。図1(C)の4)はこの垂
直転送(t1〜t2)が終了した時点t2における水平
レジスタ4の状態を示す。その図から明らかなように、
水平レジスタ4の出力端部にはその第n+1番目のライ
ンの左側不要部分1Lの信号電荷(これを便宜上L2と
する)が転送されてきたので、その左側不要部分1Lの
信号電荷L2と既にそこに存在していた第n番目の右側
不要部分1Rの信号電荷R1とが混合(R1+L2)す
る。
転送が行われ、次の水平ライン(第n+1番目のライ
ン)の信号電荷が各垂直レジスタ3、3、・・・から水
平レジスタ4へ転送される。図1(C)の4)はこの垂
直転送(t1〜t2)が終了した時点t2における水平
レジスタ4の状態を示す。その図から明らかなように、
水平レジスタ4の出力端部にはその第n+1番目のライ
ンの左側不要部分1Lの信号電荷(これを便宜上L2と
する)が転送されてきたので、その左側不要部分1Lの
信号電荷L2と既にそこに存在していた第n番目の右側
不要部分1Rの信号電荷R1とが混合(R1+L2)す
る。
【0028】尚、水平レジスタ4の中間部には第n+1
番目のラインの必要部分の信号電荷(これを便宜上C2
とする)が、水平レジスタ4の反出力端部には第n+1
番目の右側不要部分1Rの信号電荷(これを便宜上R2
とする)が転送される。そして、垂直転送が終わると、
その混合された不要部分の信号電荷R1+L2を排出す
る水平転送が行われる。図1(C)の5)はその排出の
ための水平転送が終わった時点t3における水平レジス
タ4の状態を示している。これは図1(C)の3)で示
す状態と同じである(勿論、入っているラインは一つ異
なっているが)。そして、その後、本来の水平転送が行
われる。そして、このような動作が繰り返される。
番目のラインの必要部分の信号電荷(これを便宜上C2
とする)が、水平レジスタ4の反出力端部には第n+1
番目の右側不要部分1Rの信号電荷(これを便宜上R2
とする)が転送される。そして、垂直転送が終わると、
その混合された不要部分の信号電荷R1+L2を排出す
る水平転送が行われる。図1(C)の5)はその排出の
ための水平転送が終わった時点t3における水平レジス
タ4の状態を示している。これは図1(C)の3)で示
す状態と同じである(勿論、入っているラインは一つ異
なっているが)。そして、その後、本来の水平転送が行
われる。そして、このような動作が繰り返される。
【0029】このような駆動方法によれば、小アスペク
ト比の4:3モードのときにおいては、一つの水平ライ
ン(第n番目のライン)の水平レジスタ4の出力端から
遠い側である右側の不要部分1Rの信号電荷R1とその
次の水平ライン(第n+1番目のライン)の水平レジス
タ4の出力端と近い側である左側の不要部分1Lの信号
電荷L2とを混合(R1+L2)して排出するので、各
水平ブランキング期間におけるその期間開始直後の不要
部分の信号電荷排出のための水平転送を行わなくても済
み、不要部分の信号電荷排出のための水平レジスタ4の
駆動は水平ブランキング期間の後側においてのみ行えば
良い。従って、不要部分の信号電荷排除のための水平駆
動周波数を従来の54MHzから半分の27MHzにす
ることができる。依って、不要輻射を低減でき、水平レ
ジスタの転送不良発生確率が低減し、水平レジスタの高
速転送性能を徒らに高める必要性がなくなる。
ト比の4:3モードのときにおいては、一つの水平ライ
ン(第n番目のライン)の水平レジスタ4の出力端から
遠い側である右側の不要部分1Rの信号電荷R1とその
次の水平ライン(第n+1番目のライン)の水平レジス
タ4の出力端と近い側である左側の不要部分1Lの信号
電荷L2とを混合(R1+L2)して排出するので、各
水平ブランキング期間におけるその期間開始直後の不要
部分の信号電荷排出のための水平転送を行わなくても済
み、不要部分の信号電荷排出のための水平レジスタ4の
駆動は水平ブランキング期間の後側においてのみ行えば
良い。従って、不要部分の信号電荷排除のための水平駆
動周波数を従来の54MHzから半分の27MHzにす
ることができる。依って、不要輻射を低減でき、水平レ
ジスタの転送不良発生確率が低減し、水平レジスタの高
速転送性能を徒らに高める必要性がなくなる。
【0030】尚、上記CCD固体撮像装置の駆動方法の
バリエーションとして、不要部分の信号電荷の排出のた
めの水平駆動周波数を従来のそれと変えず、そのかわり
に、各水平ブランキング期間における不要部分の信号電
荷の排出のために割く時間を半分にする(その分、垂直
転送時間は長くできる。)ようにしても良い。このよう
にすれば、各水平周期おける不要輻射発生時間を短くで
き、不要輻射による弊害の発生の可能性をその分低減で
きるという効果が得られる。
バリエーションとして、不要部分の信号電荷の排出のた
めの水平駆動周波数を従来のそれと変えず、そのかわり
に、各水平ブランキング期間における不要部分の信号電
荷の排出のために割く時間を半分にする(その分、垂直
転送時間は長くできる。)ようにしても良い。このよう
にすれば、各水平周期おける不要輻射発生時間を短くで
き、不要輻射による弊害の発生の可能性をその分低減で
きるという効果が得られる。
【0031】
【発明の実施の形態】図2(A)乃至(C)は本発明の
第2の実施の形態を示もので、(A)は固体撮像装置の
平面図、(B)はドレイン領域、ゲート領域等を示す断
面図、(C)は不要電荷のドレイン領域への排出時にお
ける、(B)に示す部分のポテンシャルプロフィールで
ある。本CCD固体撮像装置は水平レジスタ4の反撮像
領域側にゲート領域6を有し、更に、該ゲート領域6の
反水平レジスタ側にドレイン領域7を有し、水平レジス
タ4で混合された不要部分の信号電荷の一部を、具体的
には取扱い電荷量を越える部分をゲート領域6を介して
ドレイン領域7に排出するようにしてなる点で図1に示
した第1の実施の形態に係る固体撮像装置と異なるが、
それ以外の点では共通しており、そしてその共通する点
については既に説明済みであるので、説明を省略する。
第2の実施の形態を示もので、(A)は固体撮像装置の
平面図、(B)はドレイン領域、ゲート領域等を示す断
面図、(C)は不要電荷のドレイン領域への排出時にお
ける、(B)に示す部分のポテンシャルプロフィールで
ある。本CCD固体撮像装置は水平レジスタ4の反撮像
領域側にゲート領域6を有し、更に、該ゲート領域6の
反水平レジスタ側にドレイン領域7を有し、水平レジス
タ4で混合された不要部分の信号電荷の一部を、具体的
には取扱い電荷量を越える部分をゲート領域6を介して
ドレイン領域7に排出するようにしてなる点で図1に示
した第1の実施の形態に係る固体撮像装置と異なるが、
それ以外の点では共通しており、そしてその共通する点
については既に説明済みであるので、説明を省略する。
【0032】ゲート領域6は水平転送チャンネル(n
型)8の表面部に例えばイオン打ち込みによりn- 型半
導体領域を形成することによってポテンシャルバリアを
設けてなるものである。ドレイン領域7は該ゲート領域
6に接するように形成したn-型の半導体領域からな
る。水平レジスタ4からドレイン領域7への信号電荷の
排出のためのゲート電極は水平転送電極が兼用されてい
る。そのポテンシャルバリアの高さは取扱い電荷量を越
える電荷がドレイン領域7側へオーバーフローする高さ
に設定する。
型)8の表面部に例えばイオン打ち込みによりn- 型半
導体領域を形成することによってポテンシャルバリアを
設けてなるものである。ドレイン領域7は該ゲート領域
6に接するように形成したn-型の半導体領域からな
る。水平レジスタ4からドレイン領域7への信号電荷の
排出のためのゲート電極は水平転送電極が兼用されてい
る。そのポテンシャルバリアの高さは取扱い電荷量を越
える電荷がドレイン領域7側へオーバーフローする高さ
に設定する。
【0033】本駆動方法は、第1の実施の形態と基本的
に共通するが、ただ、水平レジスタ4の出力端部で混合
された不要部分の信号電荷[ R1+L2 図1(C)の
4)参照] はその量が上記ゲート領域6によるポテンシ
ャルバリアを越えて溢れるような量であるとき、そのポ
テンシャルバリアを越える分がドレイン領域7に流れ込
んで排出されるようになっている。従って、その不要部
分の信号電荷R1+L2の水平レジスタ4による排出の
ための転送は残った分だけ行えば良い。依って、水平レ
ジスタ4の取扱い電荷量を徒らに大き目に設定くしなく
ても済む。
に共通するが、ただ、水平レジスタ4の出力端部で混合
された不要部分の信号電荷[ R1+L2 図1(C)の
4)参照] はその量が上記ゲート領域6によるポテンシ
ャルバリアを越えて溢れるような量であるとき、そのポ
テンシャルバリアを越える分がドレイン領域7に流れ込
んで排出されるようになっている。従って、その不要部
分の信号電荷R1+L2の水平レジスタ4による排出の
ための転送は残った分だけ行えば良い。依って、水平レ
ジスタ4の取扱い電荷量を徒らに大き目に設定くしなく
ても済む。
【0034】即ち、ドレイン領域を設けない場合には一
つのラインの例えば右側の不要部分1Rの信号電荷R1
と次のラインの左側の不要部分1Lの信号電荷L2とを
混合するとその混合された電荷(R1+L2)の量が非
常に多くなる可能性があり、その電荷を支障無く転送す
るためには、即ち電荷の漏れが生じないように転送する
には水平レジスタの取扱い電荷量をかなり大きくしなけ
ればならないという制約があるが、第2の実施の形態に
よれば、混合された電荷のゲート領域6のポテンシャル
バリアを越える分をドレイン領域7に捨てるので、水平
レジスタ4で排出のために転送しなければならない電荷
量は少なくて済み、延いては、水平レジスタの取扱い電
荷量を徒らに多くする必要性がないのである。この点
で、第2の実施の形態の方が第1の実施の形態よりも優
れているといえる。
つのラインの例えば右側の不要部分1Rの信号電荷R1
と次のラインの左側の不要部分1Lの信号電荷L2とを
混合するとその混合された電荷(R1+L2)の量が非
常に多くなる可能性があり、その電荷を支障無く転送す
るためには、即ち電荷の漏れが生じないように転送する
には水平レジスタの取扱い電荷量をかなり大きくしなけ
ればならないという制約があるが、第2の実施の形態に
よれば、混合された電荷のゲート領域6のポテンシャル
バリアを越える分をドレイン領域7に捨てるので、水平
レジスタ4で排出のために転送しなければならない電荷
量は少なくて済み、延いては、水平レジスタの取扱い電
荷量を徒らに多くする必要性がないのである。この点
で、第2の実施の形態の方が第1の実施の形態よりも優
れているといえる。
【0035】尚、本実施形態に係る固体撮像装置におい
ては、ゲート領域6を独立して制御する電極を有してい
ないが、それを設け、制御信号によりゲートの開閉を行
うようにしても良い。また、ゲート領域6専用の電極を
有するがそれには一定の直流バイアスを与えておき、そ
のバイアスにより一定のポテンシャルバリアができるよ
うにしてもよく、ゲート領域には種々のバリエーション
があり得る。
ては、ゲート領域6を独立して制御する電極を有してい
ないが、それを設け、制御信号によりゲートの開閉を行
うようにしても良い。また、ゲート領域6専用の電極を
有するがそれには一定の直流バイアスを与えておき、そ
のバイアスにより一定のポテンシャルバリアができるよ
うにしてもよく、ゲート領域には種々のバリエーション
があり得る。
【0036】
【発明の実施の形態】図3(A)、(B)は本発明の第
3の実施の形態を示すもので、(A)は固体撮像装置の
平面図、(B)は動作説明図である。本実施の形態は、
前提として固体撮像装置において、ドレイン領域7及び
ゲート領域6を同図の実線で示すように、水平レジスタ
4の出力端部と対応する部分のみに形成しておくことと
したものである。このようにするのは、連続する二つの
ラインの右側不要部分の信号電荷と左側不要部分の信号
電荷の混合が行われて電荷量が多くなるのが水平レジス
タ4の出力端部のみにおいてであることから中間部に対
応する部分にはゲート領域6、ドレイン領域7を設ける
ことが必要ではないうえ、中間部にドレイン領域7等が
ないと必要部分の信号電荷がドレイン領域7に排出され
ることがないので、ゲート領域6、ドレイン領域7の設
計、形成が比較的ラフで良く、不要電荷の排出を充分に
行うということのみを念頭においた設計が許されるとい
う利点があるからである。そして、ゲート領域6は独立
した電極により制御信号により制御される。この第3の
実施の形態は、請求項2の駆動方法に係る固体撮像装置
にも使用できる。
3の実施の形態を示すもので、(A)は固体撮像装置の
平面図、(B)は動作説明図である。本実施の形態は、
前提として固体撮像装置において、ドレイン領域7及び
ゲート領域6を同図の実線で示すように、水平レジスタ
4の出力端部と対応する部分のみに形成しておくことと
したものである。このようにするのは、連続する二つの
ラインの右側不要部分の信号電荷と左側不要部分の信号
電荷の混合が行われて電荷量が多くなるのが水平レジス
タ4の出力端部のみにおいてであることから中間部に対
応する部分にはゲート領域6、ドレイン領域7を設ける
ことが必要ではないうえ、中間部にドレイン領域7等が
ないと必要部分の信号電荷がドレイン領域7に排出され
ることがないので、ゲート領域6、ドレイン領域7の設
計、形成が比較的ラフで良く、不要電荷の排出を充分に
行うということのみを念頭においた設計が許されるとい
う利点があるからである。そして、ゲート領域6は独立
した電極により制御信号により制御される。この第3の
実施の形態は、請求項2の駆動方法に係る固体撮像装置
にも使用できる。
【0037】ところで、4:3モードのときにおける左
側と右側の不要部分1L、1Rの画素数が完全に一致し
ていない場合もある。具体的には、図3(B)に示すよ
うに、左側不要部分1Lの信号電荷の方が右側不要部分
2Rの信号電荷よりも画素数をやや多くする場合があ
る。この場合には、水平走査期間における必要部分の信
号電荷の水平転送を終えた後、更にその画素数の差の部
分だけ余計に右側不要部分の信号電荷R1を転送してそ
の信号電荷の先頭が水平レジスタ4の出力端に来るよう
にするのである。
側と右側の不要部分1L、1Rの画素数が完全に一致し
ていない場合もある。具体的には、図3(B)に示すよ
うに、左側不要部分1Lの信号電荷の方が右側不要部分
2Rの信号電荷よりも画素数をやや多くする場合があ
る。この場合には、水平走査期間における必要部分の信
号電荷の水平転送を終えた後、更にその画素数の差の部
分だけ余計に右側不要部分の信号電荷R1を転送してそ
の信号電荷の先頭が水平レジスタ4の出力端に来るよう
にするのである。
【0038】そして、制御信号によりゲート電極6の開
閉を行う場合では、ゲートは、基本的には垂直転送期間
中に開き、それ以外のときは閉じている。従って、一つ
のラインの必要部分1Cの水平転送を終えた後垂直転送
に入る前にそのラインの右側の不要部分1Rの信号が一
部ないし全部水平レジスタ7に排出され、その後垂直レ
ジスタから次のラインの信号電荷が水平レジスタ4内に
転送される。従って、その新たなラインの左側不要部分
1Lの信号電荷が水平レジスタ4の出力端部に入っても
そこの電荷量は多くならない。
閉を行う場合では、ゲートは、基本的には垂直転送期間
中に開き、それ以外のときは閉じている。従って、一つ
のラインの必要部分1Cの水平転送を終えた後垂直転送
に入る前にそのラインの右側の不要部分1Rの信号が一
部ないし全部水平レジスタ7に排出され、その後垂直レ
ジスタから次のラインの信号電荷が水平レジスタ4内に
転送される。従って、その新たなラインの左側不要部分
1Lの信号電荷が水平レジスタ4の出力端部に入っても
そこの電荷量は多くならない。
【0039】尚、図3(A)の破線で示すように、水平
レジスタ4の出力端部の反対側の端部にもドレイン領域
7、ゲート領域6を形成しても良い。このようにする
と、水平レジスタ4の出力端部で左側不要部分1Lの信
号電荷と混合される右側不要部分1Rの信号電荷の一部
又は全部をそのドレイン領域7へゲート領域6を介して
排出しておくことができ、水平レジスタ4の出力端部で
不要部分の信号電荷が混合されてもその信号電荷がドレ
イン領域7以外に溢れる可能性をより完璧に防止するこ
とができる。
レジスタ4の出力端部の反対側の端部にもドレイン領域
7、ゲート領域6を形成しても良い。このようにする
と、水平レジスタ4の出力端部で左側不要部分1Lの信
号電荷と混合される右側不要部分1Rの信号電荷の一部
又は全部をそのドレイン領域7へゲート領域6を介して
排出しておくことができ、水平レジスタ4の出力端部で
不要部分の信号電荷が混合されてもその信号電荷がドレ
イン領域7以外に溢れる可能性をより完璧に防止するこ
とができる。
【0040】
【発明の実施の形態】図4及び図5は本発明の第4の実
施の形態を示すもので、図4(A)は固体撮像装置の平
面図、(B)は4:3モードでの水平レジスタ内の信号
電荷の流れを説明する流れ説明図、図5は16:9モー
ド及び4:3モードでの水平レジスタの動作を説明する
タイムチャートである。本実施の形態は、水平周期毎に
黒レベルを検出して暗電流成分を信号から捨象(消去)
できるようにするものである。
施の形態を示すもので、図4(A)は固体撮像装置の平
面図、(B)は4:3モードでの水平レジスタ内の信号
電荷の流れを説明する流れ説明図、図5は16:9モー
ド及び4:3モードでの水平レジスタの動作を説明する
タイムチャートである。本実施の形態は、水平周期毎に
黒レベルを検出して暗電流成分を信号から捨象(消去)
できるようにするものである。
【0041】上記各実施の形態は、アスクペクト可変固
体撮像装置の水平レジスタでの不要信号を排出する時の
周波数をそれまでの例えば半分に低減できるものである
が、しかし、信号から黒レベル成分を捨象するための黒
レベル検出を行うようにされていない。そこで、オプチ
カルブラック領域を設けて黒レベルを検出できるように
すべく撮像領域の上又は下にオプチカルブラック領域を
設け、各フィールド期間毎に黒レベル検出をすることを
試みた。というのは、4:3モードのときにも水平周期
毎に黒レベル検出できるようにするには、縦長のオプチ
カルブラック領域を撮像領域1の必要部分(4:3モー
ド下における有効領域)1Cの左側か右側の側辺に隣接
して設けることが必要になるように思われ、そして、そ
れは16:9モードでのきちんとした撮像を阻むので不
可能と思われたからである。
体撮像装置の水平レジスタでの不要信号を排出する時の
周波数をそれまでの例えば半分に低減できるものである
が、しかし、信号から黒レベル成分を捨象するための黒
レベル検出を行うようにされていない。そこで、オプチ
カルブラック領域を設けて黒レベルを検出できるように
すべく撮像領域の上又は下にオプチカルブラック領域を
設け、各フィールド期間毎に黒レベル検出をすることを
試みた。というのは、4:3モードのときにも水平周期
毎に黒レベル検出できるようにするには、縦長のオプチ
カルブラック領域を撮像領域1の必要部分(4:3モー
ド下における有効領域)1Cの左側か右側の側辺に隣接
して設けることが必要になるように思われ、そして、そ
れは16:9モードでのきちんとした撮像を阻むので不
可能と思われたからである。
【0042】しかし、撮像領域の上又は下にオプチカル
ブラック領域を設けて黒レベル検出を行うようにした場
合、その検出がフィールド期間毎にしか行われない、即
ち検出周期が水平周期に比較して極めて長く(NTSC
方式の場合水平周期の525/2倍)になり、黒レベル
信号をクランプした場合のノイズがより低周波に現れる
という問題があった。また、固体撮像装置、特にFIT
(フレームインターライン)型CCD固体撮像装置にお
いては、画面内における暗電流が一定ではなく、垂直方
向におけるばらつきは無視できないほど大きい。即ち、
FIT型CCD固体撮像装置の場合、暗電流は主に蓄積
領域で生じるが、電荷が蓄積領域に存在する時間がライ
ン毎に異なり、画面の上部の水平ラインでは数H程度で
あるので暗電流は比較的小さいが、下部になるほど電荷
が蓄積領域に存在する時間が1フィールドに近くなり、
暗電流が非常に大きくなるのである。そこで、アスペク
ト可変の固体撮像装置においても16:9モードと4:
3モードのいずれの下でも水平周期での黒レベル検出を
可能にすべく開発したのが本実施の形態なのである。
ブラック領域を設けて黒レベル検出を行うようにした場
合、その検出がフィールド期間毎にしか行われない、即
ち検出周期が水平周期に比較して極めて長く(NTSC
方式の場合水平周期の525/2倍)になり、黒レベル
信号をクランプした場合のノイズがより低周波に現れる
という問題があった。また、固体撮像装置、特にFIT
(フレームインターライン)型CCD固体撮像装置にお
いては、画面内における暗電流が一定ではなく、垂直方
向におけるばらつきは無視できないほど大きい。即ち、
FIT型CCD固体撮像装置の場合、暗電流は主に蓄積
領域で生じるが、電荷が蓄積領域に存在する時間がライ
ン毎に異なり、画面の上部の水平ラインでは数H程度で
あるので暗電流は比較的小さいが、下部になるほど電荷
が蓄積領域に存在する時間が1フィールドに近くなり、
暗電流が非常に大きくなるのである。そこで、アスペク
ト可変の固体撮像装置においても16:9モードと4:
3モードのいずれの下でも水平周期での黒レベル検出を
可能にすべく開発したのが本実施の形態なのである。
【0043】本実施の形態に係る固体撮像装置は、先
ず、第1に、撮像領域1の左側に、換言すれば、4:3
モード下において左側、即ち水平転送における出力端側
の不要部分1Lの左側側辺にに隣接してオプチカルブラ
ック領域1Bを有するという特徴を有している。第2
に、水平レジスタ4は二つに分割され、その分割された
ものの内の一方である第1の水平レジスタH#1−CC
Dは撮像領域に対応して設けられており、分割されたも
のの内の他方である第2の水平レジスタH#2−CCD
はオプチカルブラック領域1Bに対応して設けられてい
るという特徴を有している。
ず、第1に、撮像領域1の左側に、換言すれば、4:3
モード下において左側、即ち水平転送における出力端側
の不要部分1Lの左側側辺にに隣接してオプチカルブラ
ック領域1Bを有するという特徴を有している。第2
に、水平レジスタ4は二つに分割され、その分割された
ものの内の一方である第1の水平レジスタH#1−CC
Dは撮像領域に対応して設けられており、分割されたも
のの内の他方である第2の水平レジスタH#2−CCD
はオプチカルブラック領域1Bに対応して設けられてい
るという特徴を有している。
【0044】この第1及び第2の水平レジスタH#1−
CCD、H#2−CCDはドライバ16によって独立し
て駆動制御される。φH#1、φH#2はその駆動パル
スである。17はドライバ6を制御するタイミングゼネ
レータである。そして、第2の水平レジスタH#2−C
CDの出力端に、フローティングディフュージョン、リ
セットトランジスタ、バッファからなる出力部5が接続
され、該出力部5を通じて信号の出力が為される。尚、
本実施の形態の説明では簡略化のため、第2の水平レジ
スタH#2−CCDのパケット数とオプチカルブラック
領域の水平方向の画素数が一致しているかのように説明
しているが、これに所謂空送りを追加する方がより実際
的である。
CCD、H#2−CCDはドライバ16によって独立し
て駆動制御される。φH#1、φH#2はその駆動パル
スである。17はドライバ6を制御するタイミングゼネ
レータである。そして、第2の水平レジスタH#2−C
CDの出力端に、フローティングディフュージョン、リ
セットトランジスタ、バッファからなる出力部5が接続
され、該出力部5を通じて信号の出力が為される。尚、
本実施の形態の説明では簡略化のため、第2の水平レジ
スタH#2−CCDのパケット数とオプチカルブラック
領域の水平方向の画素数が一致しているかのように説明
しているが、これに所謂空送りを追加する方がより実際
的である。
【0045】次に、動作を説明する。16:9モード下
における動作は、第1と第2の水平レジスタH#1−C
CD、H#2−CCDが共に同一の動作をし、これは一
般のオプチカルブラック領域付きCCD固体撮像装置と
略同一の動作をすることになる。即ち、水平ブランキン
グ期間の終了直前に垂直レジスタから水平レジスタ4
(H#1−CCD及びH#2−CCD)への撮像領域1
(1R、1C、1L)からの信号電荷(16:9モード
下では不要電荷はない。)及びオプチカルブラック領域
1Bからの信号電荷を転送し、そして、そのオプチカル
ブラック領域1Bからの信号の出力を行う。そして、水
平ブランキング期間が終了すると、撮像領域1からの信
号電荷を水平転送するのである。
における動作は、第1と第2の水平レジスタH#1−C
CD、H#2−CCDが共に同一の動作をし、これは一
般のオプチカルブラック領域付きCCD固体撮像装置と
略同一の動作をすることになる。即ち、水平ブランキン
グ期間の終了直前に垂直レジスタから水平レジスタ4
(H#1−CCD及びH#2−CCD)への撮像領域1
(1R、1C、1L)からの信号電荷(16:9モード
下では不要電荷はない。)及びオプチカルブラック領域
1Bからの信号電荷を転送し、そして、そのオプチカル
ブラック領域1Bからの信号の出力を行う。そして、水
平ブランキング期間が終了すると、撮像領域1からの信
号電荷を水平転送するのである。
【0046】次に、4:3モードの動作を図4(B)、
図5を参照して説明する。このモードでは、各水平ブラ
ンキング期間は4つの期間に分かれている。先ず、各水
平ブランキング期間の開始時点(第1の期間の開始時
点)t1における状態を説明する。この状態は第n番目
の水平ラインの必要部分1Cの信号電荷の出力を終え、
そのラインの右側不要部分1Rの信号電荷(これを仮に
R1とする。)が水平レジスタ4の出力端部に存在し、
これからその不要部分の信号電荷の排出をしようとする
状態である。
図5を参照して説明する。このモードでは、各水平ブラ
ンキング期間は4つの期間に分かれている。先ず、各水
平ブランキング期間の開始時点(第1の期間の開始時
点)t1における状態を説明する。この状態は第n番目
の水平ラインの必要部分1Cの信号電荷の出力を終え、
そのラインの右側不要部分1Rの信号電荷(これを仮に
R1とする。)が水平レジスタ4の出力端部に存在し、
これからその不要部分の信号電荷の排出をしようとする
状態である。
【0047】t1〜t2の期間、即ち上記4つの期間の
内の第1の期間に、第1の水平レジスタH#1−CCD
を停止し、第2の水平レジスタH#2−CCDを駆動す
ることにより上記不要電荷R1を排出し、第2の水平レ
ジスタH#2−CCDを空にする。この排出は2倍速転
送により行われる。次に、t2〜t3の期間、即ち上記
4つの期間の内の第2の期間に、垂直レジスタから水平
レジスタ4への信号電荷(第n+1番目の信号電荷)を
転送をする。このときは、第1及び第2の水平レジスタ
H#1−CCD、H#2−CCDを共に停止する。
内の第1の期間に、第1の水平レジスタH#1−CCD
を停止し、第2の水平レジスタH#2−CCDを駆動す
ることにより上記不要電荷R1を排出し、第2の水平レ
ジスタH#2−CCDを空にする。この排出は2倍速転
送により行われる。次に、t2〜t3の期間、即ち上記
4つの期間の内の第2の期間に、垂直レジスタから水平
レジスタ4への信号電荷(第n+1番目の信号電荷)を
転送をする。このときは、第1及び第2の水平レジスタ
H#1−CCD、H#2−CCDを共に停止する。
【0048】この転送によって上記第n番目の水平ライ
ンの右側不要部分1Rからの信号電荷R1と、第n番目
のラインの左側不要部分1Lからの信号電荷(これを仮
にL2とする。)とが混合される。勿論、この転送によ
ってオプチカルブラック領域1Bからの信号電荷、即ち
黒レベルを示す信号電荷も水平レジスタ4(H#1−C
CD、H#2−CCD)に取り込まれることはいうまで
もない。尚、この不要電荷R1とL2の混合により加算
された電荷の量が水平レジスタ4の取扱い電荷量を越え
ないようにするためにリミッタにより電荷量を制限する
ことが望ましい。
ンの右側不要部分1Rからの信号電荷R1と、第n番目
のラインの左側不要部分1Lからの信号電荷(これを仮
にL2とする。)とが混合される。勿論、この転送によ
ってオプチカルブラック領域1Bからの信号電荷、即ち
黒レベルを示す信号電荷も水平レジスタ4(H#1−C
CD、H#2−CCD)に取り込まれることはいうまで
もない。尚、この不要電荷R1とL2の混合により加算
された電荷の量が水平レジスタ4の取扱い電荷量を越え
ないようにするためにリミッタにより電荷量を制限する
ことが望ましい。
【0049】次のt3〜t4の期間、即ち上記4つの期
間の内の第3の期間に上記オプチカルブラック領域1B
からの信号電荷、即ち黒レベルを示す信号が水平レジス
タ4の水平転送により出力される。尚、この期間は1μ
秒程度と極めて短い。そして、この黒レベルを示す信号
電荷が読み出されて信号から暗電流成分の消去(捨象)
に用いることができるのである。この期間は第1及び第
2の水平レジスタが共に動作する。次のt4〜t5の期
間、即ち上記4つの期間の内の第4の期間に上記混合さ
れた不要電荷R1+L2が水平レジスタ4の水平転送に
より排出される。この排出は水平ブランキング期間の終
了時点t5で終了する。この終了時点t5ではその第n
+1番目の水平ラインの必要部分1Cの信号電荷(C
2)はその先頭が水平レジスタ4の出力端に達する位置
まで転送され、必要部分1Cの信号電荷C2をすぐ出力
できる状態になっている。
間の内の第3の期間に上記オプチカルブラック領域1B
からの信号電荷、即ち黒レベルを示す信号が水平レジス
タ4の水平転送により出力される。尚、この期間は1μ
秒程度と極めて短い。そして、この黒レベルを示す信号
電荷が読み出されて信号から暗電流成分の消去(捨象)
に用いることができるのである。この期間は第1及び第
2の水平レジスタが共に動作する。次のt4〜t5の期
間、即ち上記4つの期間の内の第4の期間に上記混合さ
れた不要電荷R1+L2が水平レジスタ4の水平転送に
より排出される。この排出は水平ブランキング期間の終
了時点t5で終了する。この終了時点t5ではその第n
+1番目の水平ラインの必要部分1Cの信号電荷(C
2)はその先頭が水平レジスタ4の出力端に達する位置
まで転送され、必要部分1Cの信号電荷C2をすぐ出力
できる状態になっている。
【0050】そして、水平ブランキング期間が終了する
と、その必要部分1Cの信号電荷C2の出力が開始され
る。そして、次の水平ブランキング期間が開始するまで
にその水平ラインの信号電荷C2の転送が終了する。そ
の終了時点t1から今までの動作が同じように繰り返さ
れる。このような駆動方法によれば、第n番目の水平ラ
インの不要信号(反出力端側の不要信号)R1が第1の
水平レジスタH#1−CCDの出力端部に残っている状
態でn+1番目の水平ラインの信号を第1の水平レジス
タH#1−CCDに転送することによってオプチカルブ
ラック領域の信号電荷を取り込むと共に上記不要信号R
1とn+1番目の水平ラインの不要信号(出力端側の不
要信号)L2とを混合し、その後第1及び第2の水平レ
ジスタH#1−CCD、H#2−CCDを駆動すること
により先ずオプチカルブラック領域1Bの信号電荷(即
ち黒レベルを示す信号電荷)を取り出し、しかる後、そ
の混合された不要電荷R1+L2の排出ができる。
と、その必要部分1Cの信号電荷C2の出力が開始され
る。そして、次の水平ブランキング期間が開始するまで
にその水平ラインの信号電荷C2の転送が終了する。そ
の終了時点t1から今までの動作が同じように繰り返さ
れる。このような駆動方法によれば、第n番目の水平ラ
インの不要信号(反出力端側の不要信号)R1が第1の
水平レジスタH#1−CCDの出力端部に残っている状
態でn+1番目の水平ラインの信号を第1の水平レジス
タH#1−CCDに転送することによってオプチカルブ
ラック領域の信号電荷を取り込むと共に上記不要信号R
1とn+1番目の水平ラインの不要信号(出力端側の不
要信号)L2とを混合し、その後第1及び第2の水平レ
ジスタH#1−CCD、H#2−CCDを駆動すること
により先ずオプチカルブラック領域1Bの信号電荷(即
ち黒レベルを示す信号電荷)を取り出し、しかる後、そ
の混合された不要電荷R1+L2の排出ができる。
【0051】依って、水平レジスタで不要信号を掃き捨
てるための駆動周波数を例えばそれまでの半分に低減で
きるという効果を享受しつつ水平周期毎の黒レベル検出
ができる。尚、本実施の形態においては、第1乃至第3
の実施の形態よりも水平ブランキング期間内に行うべき
動作が2動作増えるが、その内の第1の動作である、第
2の水平レジスタH#2−CCDから不要電荷R1を廃
棄する動作は1μ秒程度で済み、また、第2の動作であ
る、オプチカルブラック領域1Bからの黒レベルを示す
信号電荷の読み出し動作は少なくとも暗電流成分を捨象
する方式を採る以上必ず必要である動作であり、しかも
それは0.5μ秒程度で済む。従って、動作が多いこと
は駆動周波数を高くする割合は若干である。
てるための駆動周波数を例えばそれまでの半分に低減で
きるという効果を享受しつつ水平周期毎の黒レベル検出
ができる。尚、本実施の形態においては、第1乃至第3
の実施の形態よりも水平ブランキング期間内に行うべき
動作が2動作増えるが、その内の第1の動作である、第
2の水平レジスタH#2−CCDから不要電荷R1を廃
棄する動作は1μ秒程度で済み、また、第2の動作であ
る、オプチカルブラック領域1Bからの黒レベルを示す
信号電荷の読み出し動作は少なくとも暗電流成分を捨象
する方式を採る以上必ず必要である動作であり、しかも
それは0.5μ秒程度で済む。従って、動作が多いこと
は駆動周波数を高くする割合は若干である。
【0052】尚、上記各実施の形態は本発明をインター
ライン型CCD固体撮像装置に適用したものものである
が、本発明はそれ以外のタイプのもの、例えばフレーム
インターライン型CCD固体撮像装置にも適用すること
ができる。また、上記第1乃至第3の各実施の形態に係
る固体撮像装置には水平レジスタは1個しかないが、し
かし、水平レジスタを2個有するタイプのCCD固体撮
像装置にも本発明を適用することができる。また、必要
部分1Cの信号電荷は基本的には水平走査期間に転送さ
れるといえるが、厳密には、実際は、必要部分1Cの信
号電荷のごく一部は水平ブランキング期間にも転送(読
み出し)が為される。しかし、説明の簡略化のために水
平ブランキング期間中には一切読み出されないかのよう
に動作説明をした。
ライン型CCD固体撮像装置に適用したものものである
が、本発明はそれ以外のタイプのもの、例えばフレーム
インターライン型CCD固体撮像装置にも適用すること
ができる。また、上記第1乃至第3の各実施の形態に係
る固体撮像装置には水平レジスタは1個しかないが、し
かし、水平レジスタを2個有するタイプのCCD固体撮
像装置にも本発明を適用することができる。また、必要
部分1Cの信号電荷は基本的には水平走査期間に転送さ
れるといえるが、厳密には、実際は、必要部分1Cの信
号電荷のごく一部は水平ブランキング期間にも転送(読
み出し)が為される。しかし、説明の簡略化のために水
平ブランキング期間中には一切読み出されないかのよう
に動作説明をした。
【0053】
【発明の効果】請求項1の固体撮像装置の駆動方法によ
れば、小アスペクト比のときにおいて、一つの水平ライ
ン(第n番目のライン)の水平レジスタの出力端から遠
い側の不要部分の信号電荷とその次の水平ライン(第n
+1番目のライン)の水平レジスタの出力端と近い側の
不要部分の信号電荷とを混合して排出するので、各水平
ブランキング期間におけるその期間開始直後に従来のア
スペクト比可変型CCD固体撮像装置で行っていた不要
部分の信号電荷排出のための水平レジスタを行わなくて
も済み、不要部分の信号電荷排出のための水平レジスタ
は水平ブランキング期間の後側においてのみ行えば良
い。従って、水平駆動周波数を例えば半分というように
相当に低く、あるいは各水平ブランキング期間における
不要部分の信号電荷の排出のために水平レジスタを高速
転送させる時間を例えば半分にというように相当に短く
することができる。依って、不要輻射を低減でき、水平
レジスタの転送不良発生確率が低減し、水平レジスタの
高速転送性能を徒らに高める必要性がなくなり、あるい
は、各水平周期おける不要輻射発生時間を短くできる。
れば、小アスペクト比のときにおいて、一つの水平ライ
ン(第n番目のライン)の水平レジスタの出力端から遠
い側の不要部分の信号電荷とその次の水平ライン(第n
+1番目のライン)の水平レジスタの出力端と近い側の
不要部分の信号電荷とを混合して排出するので、各水平
ブランキング期間におけるその期間開始直後に従来のア
スペクト比可変型CCD固体撮像装置で行っていた不要
部分の信号電荷排出のための水平レジスタを行わなくて
も済み、不要部分の信号電荷排出のための水平レジスタ
は水平ブランキング期間の後側においてのみ行えば良
い。従って、水平駆動周波数を例えば半分というように
相当に低く、あるいは各水平ブランキング期間における
不要部分の信号電荷の排出のために水平レジスタを高速
転送させる時間を例えば半分にというように相当に短く
することができる。依って、不要輻射を低減でき、水平
レジスタの転送不良発生確率が低減し、水平レジスタの
高速転送性能を徒らに高める必要性がなくなり、あるい
は、各水平周期おける不要輻射発生時間を短くできる。
【0054】請求項2の固体撮像装置の駆動方法によれ
ば、請求項1CCD固体撮像装置の駆動方法と同様に、
不要部分の信号電荷排出のための水平レジスタによる転
送を水平ブランキング期間の後側においてのみ行えば良
いので、請求項1のCCD固体撮像装置で享受できた効
果をすべて享受できるほか、不要部分の信号電荷の少な
くとも一部をドレイン領域へ排出することができるの
で、水平レジスタで転送しなければならない不要部分の
信号電荷の電荷量が水平レジスタの取扱い電荷量を越え
ないようにすることができ得る。
ば、請求項1CCD固体撮像装置の駆動方法と同様に、
不要部分の信号電荷排出のための水平レジスタによる転
送を水平ブランキング期間の後側においてのみ行えば良
いので、請求項1のCCD固体撮像装置で享受できた効
果をすべて享受できるほか、不要部分の信号電荷の少な
くとも一部をドレイン領域へ排出することができるの
で、水平レジスタで転送しなければならない不要部分の
信号電荷の電荷量が水平レジスタの取扱い電荷量を越え
ないようにすることができ得る。
【0055】請求項3の固体撮像装置の駆動方法によれ
ば、請求項1及び2の固体撮像装置の駆動方法と同様
に、不要部分の信号電荷排出のための水平レジスタによ
る転送を水平ブランキング期間の後側においてのみ行え
ば良いので、請求項1及び2の固体撮像装置の駆動方法
で享受できた効果をすべて享受できるほか、水平レジス
タ出力端から遠い側の不要部分の信号電荷を予めドレイ
ン領域へ排出することができるので、水平レジスタで転
送しなければならない不要部分の信号電荷の電荷量が水
平レジスタの取扱い電荷量を越えないようにすることが
容易にでき得る。
ば、請求項1及び2の固体撮像装置の駆動方法と同様
に、不要部分の信号電荷排出のための水平レジスタによ
る転送を水平ブランキング期間の後側においてのみ行え
ば良いので、請求項1及び2の固体撮像装置の駆動方法
で享受できた効果をすべて享受できるほか、水平レジス
タ出力端から遠い側の不要部分の信号電荷を予めドレイ
ン領域へ排出することができるので、水平レジスタで転
送しなければならない不要部分の信号電荷の電荷量が水
平レジスタの取扱い電荷量を越えないようにすることが
容易にでき得る。
【0056】請求項4の固体撮像装置の駆動方法によれ
ば、第n番目の水平ラインの不要信号(反出力端側の不
要信号)が第2の水平レジスタの出力端部に残っている
状態でn+1番目の水平ラインの信号を第1の水平レジ
スタに転送することによってオプチカルブラック領域の
信号電荷を取り込むと共に上記不要信号とn+1番目の
水平ラインの不要信号(出力端側の不要信号)とを混合
し、その後第1の水平レジスタを駆動することにより先
ずオプチカルブラック領域の信号電荷(即ち黒レベルを
示す信号電荷)を取り出し、しかる後、その混合された
不要電荷の排出ができる。依って、水平レジスタで不要
信号を掃き捨てるための駆動周波数を例えばそれまでの
半分に低減できるという効果を享受しつつ水平周期毎の
黒レベル検出ができる。
ば、第n番目の水平ラインの不要信号(反出力端側の不
要信号)が第2の水平レジスタの出力端部に残っている
状態でn+1番目の水平ラインの信号を第1の水平レジ
スタに転送することによってオプチカルブラック領域の
信号電荷を取り込むと共に上記不要信号とn+1番目の
水平ラインの不要信号(出力端側の不要信号)とを混合
し、その後第1の水平レジスタを駆動することにより先
ずオプチカルブラック領域の信号電荷(即ち黒レベルを
示す信号電荷)を取り出し、しかる後、その混合された
不要電荷の排出ができる。依って、水平レジスタで不要
信号を掃き捨てるための駆動周波数を例えばそれまでの
半分に低減できるという効果を享受しつつ水平周期毎の
黒レベル検出ができる。
【図1】(A)乃至(C)は本発明固体撮像装置の駆動
方法の第1の実施の形態を説明するためのもので、
(A)は概略構成を示す平面図、(B)は水平ブランキ
ングパルスと、水平レジスタを駆動する水平駆動パルス
を示すタイムチャート、(C)はアスペクト比4:3モ
ードでの水平レジスタ内の信号電荷の流れ説明図であ
る。
方法の第1の実施の形態を説明するためのもので、
(A)は概略構成を示す平面図、(B)は水平ブランキ
ングパルスと、水平レジスタを駆動する水平駆動パルス
を示すタイムチャート、(C)はアスペクト比4:3モ
ードでの水平レジスタ内の信号電荷の流れ説明図であ
る。
【図2】図2(A)乃至(C)は本発明固体撮像装置の
駆動方法の第2の実施の形態を示もので、(A)は平面
図、(B)はドレイン領域、ゲート領域等を示す断面
図、(C)は不要電荷のドレイン領域への排出時におけ
る、(B)に示す部分のポテンシャルプロフィールであ
る。
駆動方法の第2の実施の形態を示もので、(A)は平面
図、(B)はドレイン領域、ゲート領域等を示す断面
図、(C)は不要電荷のドレイン領域への排出時におけ
る、(B)に示す部分のポテンシャルプロフィールであ
る。
【図3】(A)、(B)は本発明固体撮像装置の駆動方
法の第3の実施の形態を示すもので、(A)は平面図、
(B)は動作説明図である。
法の第3の実施の形態を示すもので、(A)は平面図、
(B)は動作説明図である。
【図4】本発明固体撮像装置の駆動方法の第4の実施の
形態を説明するためのもので、(A)は固体撮像装置の
平面図、(B)は4:3モードでの水平レジスタ内の信
号電荷の流れ説明図である。
形態を説明するためのもので、(A)は固体撮像装置の
平面図、(B)は4:3モードでの水平レジスタ内の信
号電荷の流れ説明図である。
【図5】上記第4の実施の形態における16:9のモー
ドと4:3モードでの水平レジスタの動作を示すタイム
チャートである。
ドと4:3モードでの水平レジスタの動作を示すタイム
チャートである。
【図6】(A)、(B)はかかるアスペクト比可変のC
CD固体撮像装置の従来例を説明するためのもので、
(A)は概略構成を示す平面図、(B)は水平ブランキ
ングパルスと、水平レジスタを駆動する水平駆動パルス
を示すタイムチャートである。
CD固体撮像装置の従来例を説明するためのもので、
(A)は概略構成を示す平面図、(B)は水平ブランキ
ングパルスと、水平レジスタを駆動する水平駆動パルス
を示すタイムチャートである。
1 撮像領域 1R 右側(水平レジスタの出力端から遠い側)不要部
分 1L 左側(水平レジスタの出力端から近い側)不要部
分 1C 中間の必要部分 1B オプチカルブラック領域 2 受光素子 3 垂直レジスタ 4 水平レジスタ H#1−CCD 第1の水平レジスタ H#2−CCD 第2の水平レジスタ 6 ゲート領域 7 ドレイン領域 R1、R2 第n番目、第n+1番目の水平ラインの右
側(水平レジスタの出力端から遠い側)不要部分の信号
電荷 L1、L2 第n番目、第n+1番目の水平ラインの左
側(水平レジスタの出力端から近い側)不要部分の信号
電荷 C1、C2 第n番目、第n+1番目の水平ラインの必
要部分の信号電荷
分 1L 左側(水平レジスタの出力端から近い側)不要部
分 1C 中間の必要部分 1B オプチカルブラック領域 2 受光素子 3 垂直レジスタ 4 水平レジスタ H#1−CCD 第1の水平レジスタ H#2−CCD 第2の水平レジスタ 6 ゲート領域 7 ドレイン領域 R1、R2 第n番目、第n+1番目の水平ラインの右
側(水平レジスタの出力端から遠い側)不要部分の信号
電荷 L1、L2 第n番目、第n+1番目の水平ラインの左
側(水平レジスタの出力端から近い側)不要部分の信号
電荷 C1、C2 第n番目、第n+1番目の水平ラインの必
要部分の信号電荷
Claims (4)
- 【請求項1】 あるアスペクト比に対応して受光素子が
縦横に配列され該受光素子の各垂直列に対応してその垂
直列の信号電荷を垂直転送する垂直レジスタが配接され
た撮像領域と、上記各垂直レジスタからの信号電荷を水
平転送する水平レジスタを少なくとも備え、上記アスペ
クト比対応の信号の出力と、撮像領域の左右の不要部分
の信号電荷を水平ブランキング期間中に排出することに
よるそのアスペクト比より小さな小アスペクト比対応の
信号の出力が可能な固体撮像装置の駆動方法であって、 小アスペクト比対応の信号の出力は、 上記水平レジスタにより第n(n:正の整数)番目の水
平ラインの必要部分の信号電荷の水平転送を行うと共
に、第nライン目の水平ラインの水平レジスタ出力端か
ら遠い方の不要部分の信号電荷について一部或いは全部
をその水平レジスタの出力端部まで転送し、 その後、水平ブランキング期間が来ると上記垂直レジス
タによる垂直転送によりそこからその水平レジスタへ第
n+1番目の水平ラインの信号電荷を転送することによ
り上記第n番目の水平ラインの水平レジスタ出力端から
遠い側の不要部分の信号電荷と第n+1番目の水平ライ
ンの水平レジスタの出力端から近い側の不要部分の信号
電荷とを混合し、 しかる後、その混合された不要部分の信号電荷をその水
平ブランキング期間中に水平レジスタから排出し、その
後、その第n+1番目の水平ラインの必要部分の信号電
荷を転送、出力することにより行うことを特徴とする固
体撮像装置の駆動方法 - 【請求項2】 あるアスペクト比に対応して受光素子が
縦横に配列され該受光素子の各垂直列に対応してその垂
直列の信号電荷を垂直転送する垂直レジスタが配接され
た撮像領域と、上記各垂直レジスタからの信号電荷を水
平転送する水平レジスタと、その少なくとも出力端部の
反撮像領域側に設けられたドレイン領域を少なくとも備
え、上記アスペクト比対応の信号の出力と、撮像領域の
左右の不要部分の信号電荷を水平ブランキング期間中に
排出することによるそのアスペクト比より小さな小アス
ペクト比対応の信号の出力が可能な固体撮像装置の駆動
方法であって、 小アスペクト比対応の信号の出力は、 上記水平レジスタにより第n番目の水平ラインの必要部
分の信号電荷の転送を行うと共に、第n番目の水平ライ
ンの水平レジスタ出力端から遠い方の不要部分の信号電
荷について一部或いは全部をその水平レジスタの出力端
部まで水平転送し、 その後、水平ブランキング期間がくると上記垂直レジス
タによる垂直転送によりそこからその水平レジスタへ第
n+1番目の水平ラインの信号を転送することにより上
記第n番目の水平ラインの水平レジスタ出力端から遠い
側の不要部分の信号電荷と第n+1番目の水平ラインの
水平レジスタの出力端から近い側の不要部分の信号電荷
とを混合し、その混合された不要部分の信号電荷の一部
或いは全部を上記ドレイン領域に排出し、それと共に、
水平レジスタ中に不要部分の信号電荷の残りがある場合
におけるその残りの排出をその水平レジスタによりその
水平ブラッキング期間中に行うようにし、 しかる後、その第n+1番目の水平ラインの必要部分の
信号電荷を転送、出力することにより行うことを特徴と
する固体撮像装置の駆動方法 - 【請求項3】 あるアスペクト比に対応して受光素子が
縦横に配列され該受光素子の各垂直列に対応してその垂
直列の信号電荷を垂直転送する垂直レジスタが配接され
た撮像領域と、上記各垂直レジスタからの信号電荷を水
平転送する水平レジスタと、その出力端部の反撮像領域
側に設けられたドレイン領域を少なくとも備え、上記ア
スペクト比対応の信号の出力と、撮像領域の左右の不要
部分の信号電荷を水平ブランキング期間中に排出するこ
とによるそのアスペクト比より小さな小アスペクト比対
応の信号の出力が可能な固体撮像装置の駆動方法であっ
て、 小アスペクト比対応の信号の出力は、 上記水平レジスタにより第n番目の水平ラインの必要部
分の信号電荷の転送を行うと共に、第n番目の水平ライ
ンの水平レジスタ出力端から遠い方の不要部分の信号電
荷について一部或いは全部をその水平レジスタの出力端
部まで水平転送し、同時に、その不要部分の信号電荷の
一部又は全部を上記ドレイン領域に排出し、 その後、水平ブランキング期間が来ると上記垂直レジス
タによる垂直転送によりそこからその水平レジスタへ第
n+1番目の水平ラインの信号を転送することにより上
記第n番目の水平レジスタ出力端から遠い側の不要部分
の信号電荷の水平レジスタ内に残っている部分と第n+
1番目の水平ラインの水平レジスタの出力端から近い側
の不要部分の信号電荷とを混合し、 しかる後、その混合された不要部分の信号電荷をその水
平ブランキング期間中に水平レジスタにより転送、排出
すると共に、その第n+1番目の水平ラインの必要部分
の信号電荷を転送、出力することにより行うことを特徴
とする固体撮像装置の駆動方法 - 【請求項4】 あるアスペクト比に対応して受光素子が
縦横に配列され該受光素子の各垂直列に対応してその垂
直列の信号電荷を垂直転送する垂直レジスタが配接され
た撮像領域と、該撮像領域の水平転送における出力側側
辺に隣接して設けられた水平周期黒レベル検出用のオプ
チカルブラック領域と、上記撮像領域に対応する第1の
水平レジスタと、上記オプチカルブラック領域に対応
し、該第1の水平レジスタの出力端側に接続され、出力
端側に電荷検出部を含む出力段が接続された第2の水平
レジスタとを少なくとも備え、上記アスペクト比対応の
信号の出力と、撮像領域の左右の不要部分の信号電荷を
水平ブランキング期間中に排出することによるそのアス
ペクト比より小さな小アスペクト比対応の信号の出力が
可能な固体撮像装置の駆動方法であって、 小アスペクト比対応の信号の出力は、 第n番目の水平ラインの必要部分の信号電荷を上記第1
及び第2の水平レジスタを介して出力すると共に、第n
番目の水平ラインの不要信号のうち水平レジスタ出力端
から遠い方の不要信号を第2の水平レジスタの出力端ま
で転送し、 その後、第1の水平レジスタを停止し、第2の水平レジ
スタを駆動して該水平レジスタの不要電荷を排出し、上
記垂直レジスタから上記第1及び第2の水平レジスタに
第n+1番目の水平ラインの撮像領域及びオプチカルブ
ラック領域の信号電荷を転送することによって第1の水
平レジスタの出力端部に残っている前記不要信号と、第
n+1番目の水平ラインの出力段に近い方の不要信号を
混合し、 しかる後、第1と第2の水平レジスタを駆動することに
よって先ずオプチカルブラック領域の信号電荷を出力
し、更に水平帰線期間の終了までに上記混合された不要
信号を排出すると共に必要信号をその先端が水平レジス
タの出力端に達する位置まで転送することにより行うこ
とを特徴とする固体撮像装置の駆動方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25569295A JP3577806B2 (ja) | 1994-11-12 | 1995-09-07 | 固体撮像装置の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30284794 | 1994-11-12 | ||
JP6-302847 | 1994-11-12 | ||
JP25569295A JP3577806B2 (ja) | 1994-11-12 | 1995-09-07 | 固体撮像装置の駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08191417A true JPH08191417A (ja) | 1996-07-23 |
JP3577806B2 JP3577806B2 (ja) | 2004-10-20 |
Family
ID=26542372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25569295A Expired - Fee Related JP3577806B2 (ja) | 1994-11-12 | 1995-09-07 | 固体撮像装置の駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3577806B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002271699A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-09-20 | Sony Corp | 固体撮像素子 |
JP2008118305A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Canon Inc | 撮像装置及びその制御方法 |
-
1995
- 1995-09-07 JP JP25569295A patent/JP3577806B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002271699A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-09-20 | Sony Corp | 固体撮像素子 |
JP4649751B2 (ja) * | 2001-03-07 | 2011-03-16 | ソニー株式会社 | 固体撮像素子 |
JP2008118305A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Canon Inc | 撮像装置及びその制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3577806B2 (ja) | 2004-10-20 |
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