JPH0818952B2 - 毛髪処理剤組成物 - Google Patents
毛髪処理剤組成物Info
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- JPH0818952B2 JPH0818952B2 JP20437291A JP20437291A JPH0818952B2 JP H0818952 B2 JPH0818952 B2 JP H0818952B2 JP 20437291 A JP20437291 A JP 20437291A JP 20437291 A JP20437291 A JP 20437291A JP H0818952 B2 JPH0818952 B2 JP H0818952B2
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Description
する毛髪処理剤組成物に関する。
関する悩みの中には、髪にはり/こしがない、ボリュー
ムがないといった毛髪の低弾性に関するものが少なくな
い。これらの悩みを持った人々の欲求を満たすため、従
来より、はり/こし付与剤やコンディショニング剤を配
合した毛髪処理剤が数多く使用されている。しかし、こ
れらの大部分は毛髪表面への剤の吸着などにより効果が
発現されるものであって、洗髪時に落とされてしまうた
め、常時処理を行わねばならず、その手間ははなはだわ
ずらわしい。また、毛髪内部に浸透させて効果を発現さ
せようとする試がなされており、例えばナフタレンスル
ホン酸の水溶液で毛髪を処理することが報告されている
(J.Soc.Cosmet.Chem.,36,87
〜99,1985)。しかし、これも毛髪への浸透性が
悪く、処理に長時間を要すると共に、効果も充分でなか
った。
て、本発明者は鋭意研究を行った結果、還元剤と下記一
般式(1)で表されるナフタレンスルホン酸類による処
理を組合せて行えば、短時間の処理で毛髪の弾性を改善
し、毛髪にはり/こしを与えることができ、しかもこの
弾性は長期間保持されることを見出し、本発明を完成し
た。
(1)
の1個又は2個はスルホン基又はその塩を示し、他は水
素原子、水酸基、アミノ基又はアルキル基を示す〕で表
されるナフタレンスルホン酸類を含有する毛髪処理剤組
成物を提供するものである。
剤は、毛髪中のシスチンを切断し、毛髪を膨潤させて、
ナフタレンスルホン酸類が迅速に毛髪中に浸透する作用
をするものである。このような還元剤としては、チオグ
リコール酸及びその塩類(塩類として好ましいものはア
ンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ
金属塩及びカルシウム塩等のアルカリ土類金属塩)、シ
ステイン及びその塩類(塩類として好ましいものは塩酸
塩)、N−アセチル−L−システイン及びその塩類(塩
類として好ましいものは塩酸塩)、亜硫酸塩及び亜硫酸
水素塩(塩類として好ましいものはアンモニウム塩、ナ
トリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩及びカルシ
ウム塩等のアルカリ土類金属塩)等が挙げられる。この
うち、特に、チオグリコール酸、チオグリコール酸アン
モニウム、N−アセチル−L−システイン、亜硫酸水素
ナトリウムが好ましい。
一緒に配合して一つの毛髪処理剤組成物とすることも、
また還元剤を含む第1剤とナフタレンスルホン酸類を含
む第2剤とに分けて調製することもできる。
剤中に0.1〜10重量%(以下単に%で示す)程度配
合するのが好ましく、1〜7%配合するのが特に好まし
い。0.1%未満では充分な効果を奏さず、10%を超
えて配合しても、これ以上の効果の向上は認められず、
毛髪の損傷を増大させるだけである。また、これらに
は、アンモニア水、エタノールアミン、炭酸アンモニウ
ム、炭酸水素アンモニウムなどのアルカリ剤を加えて還
元作用を促進することもできる。
酸類(1)の具体例としては、例えば1−または2−ナ
フタレンスルホン酸、2,7−ナフタレンジスルホン
酸、2,6−ナフタレンジスルホン酸、1−ナフトール
−2−スルホン酸、2−ナフトール−6−スルホン酸、
2−ナフトール−7−スルホン酸、1−ナフトール−
3,6−ジスルホン酸、2−ナフトール−3,6−ジス
ルホン酸、2,3−ジヒドロキシナフタレン−6−スル
ホン酸、1,7−ジヒドロキシナフタレン−3−スルホ
ン酸、クロモトロープ酸(4,5−ジヒドロキシナフタ
レン−2,7−ジスルホン酸)、3,6−ジヒドロキシ
ナフタレン−2,7−ジスルホン酸、ガンマ酸(2−ア
ミノ−8−ナフトール−6−スルホン酸)、J酸(2−
アミノ−5−ナフトール−7−スルホン酸)、H酸(1
−アミノ−8−ナフトール−3,6−ジスルホン酸)、
7−アミノ−1,3−ナフタレンジスルホン酸、ブロエ
ナーズ酸(2−ナフチルアミン−6−スルホン酸)、ク
レーブズ酸(1−ナフチルアミン−7−スルホン酸)、
2−ナフチルアミン−1−スルホン酸、1−ナフチルア
ミン−6−スルホン酸、2,7−ジアミノ−1−ナフト
ール−3−スルホン酸、7,8−ジアミノ−1−ナフト
ール−3−スルホン酸、ナフタレンスルホン酸ホルマリ
ン重縮合物(重量平均縮合度2〜100)、6−メチル
−2−ナフタレンスルホン酸、4−エチル−1−ナフタ
レンスルホン酸、5−イソプロピル−1−ナフタレンス
ルホン酸、5−ブチル−2−ナフタレンスルホン酸また
はそれらの塩が挙げられ、これらの中でも2−ナフタレ
ンスルホン酸、2,6−ナフタレンジスルホン酸、2,
7−ナフタレンジスルホン酸、H酸(1−アミノ−8−
ナフトール3,6−ジスルホン酸)、1−ナフタレンス
ルホン酸、クロモトロープ酸、2−ナフタレンスルホン
酸ホルマリン重縮合物(重量平均縮合度2〜50)及び
それらの塩が特に好ましい。また、これらの塩として
は、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、アンモ
ニウム塩、有機4級アンモニウム塩が挙げられる。
組成物及び第2剤への配合量は、0.1〜10%、特に
1〜5%が好ましい。0.1%未満では毛髪処理の効果
が充分でなく、10%を超えてもその増加分に見合うだ
けの効果の向上が得られない。
は、ナフタレンスルホン酸類の溶解性を向上させ、毛髪
への浸透性を促進させるために有機溶剤を含有させるこ
とができる。
る化合物、次式(3)で表わされるN−アルキルピロリ
ドン又は炭素数1〜4のアルキレンカーボネートが挙げ
られる。
を示し、Y及びZは水素原子又は水酸基を示し、p、q
及びrは0〜5の整数を示す。但し、p=q=r=0で
Z=Hの場合、及びp=q=r=0でR1=H、Z=O
Hの場合を除く〕
キル基を示す〕
ばエタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、
n−ブタノール、イソブタノール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、
ベンジルアルコール、シンナミルアルコール、フェネチ
ルアルコール、p−アニシルアルコール、p−メチルベ
ンジルアルコール、フェノキシエタノール、2−ベンジ
ロキシエタノール、メチルカルビトール、エチルカルビ
トール、プロピルカルビトール、ブチルカルビトール、
トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノブチルエーテル、グリセリン、N−
メチルピロリドン、N−オクチルピロリドン、N−ラウ
リルピロリドン等が挙げられる。
%、特に2〜30%が好ましい。0.5未満では充分な
効果を奏さず、50%を超えて配合しても、効果の向上
は認められない。また、水と有機溶媒との混合割合は、
溶剤の水溶性にもよるが、溶剤:水=20:80〜5
0:50が好ましい。
及び第2剤には、本発明の効果を損なわない範囲で、必
要に応じて、ヒドロキシエチルセルロース等の増粘剤、
界面活性剤、香料、パール化剤、色素、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、防腐剤等を配合してもよい。また、毛髪や
皮膚の感触を向上させるために、カチオン化セルロース
などのカチオン性ポリマーや、ジメチルポリシロキサン
やアミノ変性シリコーンなどのシリコーン誘導体などを
配合することもできる。
び第2剤を用いる毛髪処理は次のようにして行われる。
すなわち、還元剤及びナフタレンスルホン酸類を含有す
る毛髪処理剤組成物を毛髪に塗布し、一定時間好ましく
は5〜30分間放置後、洗い流す方法によって行われ
る。塗布する毛髪はドライの状態でも、洗髪後の湿った
状態でもよい。放置している間は、適当な温度まで好ま
しくは30〜50℃まで加温してもよい。また、他の方
法は、毛髪を、還元剤を含む第1剤で処理し、次いでナ
フタレンスルホン酸類を含む第2剤で処理することによ
って行われる。この方法において、第1剤による毛髪の
還元処理後すぐに第2剤を塗布しても良いし、またすす
いで還元剤を洗い流した後、第2剤を塗布しても良い。
第1剤及び第2剤による処理も、それぞれの処理後一定
時間(好ましくは5〜30分間)、適当な温度まで(好
ましくは30〜50℃まで)加温しても良い。
素、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム等の過酸化
物、臭素酸、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム等臭素
酸塩等の酸化剤(好ましくは過酸化水素、臭素酸及び臭
素酸ナトリウム)を含む組成物で処理し、還元剤によっ
て切断したシスチン結合を再結合させるのが好ましい。
時間の処理で毛髪に充分なはり/こしを付与することが
でき、且つその効果が長時間持続する。
れらの実施例に限定されるものではない。 実施例1〜4及び比較例1〜2 表1の組成の毛髪処理剤組成物で、毛髪を40℃にて3
0分間処理した。続いて8%の臭素酸ナトリウム水溶液
で毛髪を酸化処理し、水で洗い流し、ヘアドライヤーで
乾燥させ、比較試験を行った。 (1)使用した毛髪 今までにコールドパーマやブリーチ等の美容処理を行っ
ていない日本人女性の毛髪 (2)評価方法 10gの毛髪の束を作り、その半分に毛髪処理を施し
た。専門パネラー5名で、毛髪のはり/こしについての
一対比較試験を行った。評価基準は次のとおりとした。 ◎:処理毛の方が非常にはり/こしを感じる ○:処理毛の方がはり/こしを感じる △:未処理毛と同程度である ×:未処理毛よりはり/こしがない さらにこの毛束を市販のシャンプーで4回洗浄、乾燥を
繰り返した後、上記と同様にはり/こしについて評価し
た。 (3)結果 表1のとおりである。
%、炭酸水素アンモニウム3.0%、pH調整用アンモニ
ア水 pH=8.5)で処理し(30℃、10分間)、水
洗した後、表2に示す組成の第2剤で処理した(40
℃、30分間)。続いて8%の臭素酸水溶液で毛髪酸化
処理を行い、水で洗い流し、ヘアドライヤーで乾燥さ
せ、比較試験を行った。その結果は表2のとおりであ
る。
と同様に試験した。 (組成) % (1)N−アセチル−L−システイン 1.5 (2)2−ナフタレンスルホン酸ナトリウム 5.0 (3)水 バランス 未処理毛に比べ、充分なはり/こしが得られた。この
効果は、シャンプー4回を繰り返した後も認められた。
℃、30分間)。続いて流水中で5分間洗い流し、ヘア
ドライヤーで乾燥させ、比較試験を行った。 (組成) % (1)亜硫酸水素ナトリウム 4.0 (2)2−ナフタレンスルホン酸ナトリウム 5.0 (3)水 バランス 未処理毛に比べ、充分なはり/こしが得られた。この効
果は、シャンプー4回を繰り返した後も認められた。
Claims (2)
- 【請求項1】 還元剤及び次の一般式(1) 【化1】 〔式中、A1、A2、A3、A6及びA7の1個又は2
個はスルホン基又はその塩を示し、他は水素原子、水酸
基、アミノ基又はアルキル基を示す〕で表されるナフタ
レンスルホン酸類を含有する毛髪処理剤組成物。 - 【請求項2】 還元剤を含有する第1剤と請求項1記載
のナフタレンスルホン酸類を含有する第2剤からなる毛
髪処理剤組成物。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20437291A JPH0818952B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 毛髪処理剤組成物 |
EP92113888A EP0529437B1 (en) | 1991-08-14 | 1992-08-14 | Hair treatment composition |
EP95103655A EP0672405B1 (en) | 1991-08-14 | 1992-08-14 | Hair treatment composition |
AT92113888T ATE140382T1 (de) | 1991-08-14 | 1992-08-14 | Haarpflegemittel |
DE69232205T DE69232205T2 (de) | 1991-08-14 | 1992-08-14 | Haarbehandlungszusammensetzung |
DE69212254T DE69212254T2 (de) | 1991-08-14 | 1992-08-14 | Haarpflegemittel |
US08/864,973 US6217855B1 (en) | 1991-08-14 | 1997-05-29 | Hair treatment composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20437291A JPH0818952B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 毛髪処理剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0543422A JPH0543422A (ja) | 1993-02-23 |
JPH0818952B2 true JPH0818952B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=16489429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20437291A Expired - Lifetime JPH0818952B2 (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 毛髪処理剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0818952B2 (ja) |
-
1991
- 1991-08-14 JP JP20437291A patent/JPH0818952B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0543422A (ja) | 1993-02-23 |
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