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JPH08188348A - エレベータ制御装置 - Google Patents

エレベータ制御装置

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Publication number
JPH08188348A
JPH08188348A JP7000621A JP62195A JPH08188348A JP H08188348 A JPH08188348 A JP H08188348A JP 7000621 A JP7000621 A JP 7000621A JP 62195 A JP62195 A JP 62195A JP H08188348 A JPH08188348 A JP H08188348A
Authority
JP
Japan
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elevator
transfer
floor
control device
floors
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Application number
JP7000621A
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English (en)
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JP3373687B2 (ja
Inventor
Takako Kasuya
貴子 糟谷
Toru Ishikawa
徹 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Elevator Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Elevator Engineering Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Elevator Engineering Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH08188348A publication Critical patent/JPH08188348A/ja
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  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ビル内の移動に際して大幅な時間短縮、歩行距
離の短縮を実現して乗換えの効率をよくし、初めての利
用客の乗換えの際の迷子をなくする。 【構成】エレベータの乗りかごを、対面方向に二つのド
アを有する乗りかごとし、乗りかご内部に乗客が全ての
階床に対しての行き先階登録を行う行き先階登録操作手
段を設け、登録行き先階に到着するまでに乗るべきエレ
ベータを用意する信号を、エレベータの全てのサービス
ゾーンを制御する制御装置に転送する転送手段と、乗継
階における乗継の際に、行き先階登録により、乗継階に
向っているエレベータの乗継階までの到着所要時間と転
送信号による選択候補となる乗継ぎエレベータとを基
に、待ち時間が短かく乗換時間に余裕をみるような配車
時間を計算し、なるべく自分の乗っているエレベータの
近くのエレベータが配置されるように最適割当てのエレ
ベータを決定する乗継階到着予定時刻演算手段とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大企業の本社ビルや地
方自治体の庁舎等、ビルの利用者が不特定多数でそのビ
ルに対して、不案内の人が多いビル、および途中階同士
の行き来の多いビルで、かつ高層なビルの内、サービス
ゾーンを区切ってサービスゾーン毎に独立したエレベー
タで運転を行なうエレベータ制御装置の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】今まで建設されてきた高層ビルにおい
て、その高層ビル内に設置するエレベータのレイアウト
を考える上で、考慮に入れていたポイントは、輸送力の
増強、およびそのスピードである。これは、高層ビルの
利用目的が、オフィスとしてが最も多いことによるもの
である。また、そのほとんどが、一つの会社で2,3の
フロアを使用している場合であり、そのフロアの行き来
にあまり不都合を感じる程ではない。
【0003】従って、そのエレベータを利用する人は、
一般的に、1階と自分の利用する階との間を往復できさ
えすればよいため、途中階とのアクセスの便利さは、エ
レベータのレイアウトを考える際に、ほとんど考慮に入
れられてはいない。
【0004】例えば、ホールにおいては、呼び登録をし
た乗客が最小限の歩行で一番先に到着したエレベータに
たどりつくことができるように、エレベータがレイアウ
トされている。これは、輸送の時間短縮が目的である。
【0005】また、最近の高層ビルは、デザイン重視で
設計がなされているため、案内表示等は不親切であり、
初めてきた客にとっては非常に分かりづらいレイアウト
がなされている。そのため、訪問客が老若男女を問わな
い、役所関係のビルでは、特に分かり易い制御への要求
が、一般市民から上がってきている。よって、これから
建築されるそのようなビルでは、輸送力、輸送スピード
の他に、使い易さを追及したエレベータが求められてき
ている。
【0006】しかしながら、最近建設されている高層ビ
ルは、自社ビルのように一社専有ビルのものがある。そ
して、この種の高層ビルでは、どのフロアも用事で利用
することがあり、その途中階同士のアクセスは、一度、
一階まで降りてエレベータを乗り換えるか、乗継をして
行くこととなる。この場合、各サービスゾーン毎に区切
られているエレベータの乗換えは、若干の移動(歩行)
を要する。
【0007】すなわち、いままでの技術においては、例
えば図8に示すようなエレベータのレイアウトが一般的
である。図8において、71は低層ゾーンエレベータ、
72は中層ゾーンエレベータ、73はホール、74は利
用客の移動(歩行)経路をそれぞれ示している。
【0008】これでは、例えば電車を乗換える際に、階
段を利用して別のホームに移動するような煩わしさがあ
る。そして、この場合、ホール73のビル内のレイアウ
ト(地図)を熟知している人であれば、それは容易な移
動ではあるが、初めて来たお客様等は、迷ってしまうこ
ともある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
エレベータ制御装置においては、ビル内の移動の際に時
間がかかるばかりでなく歩行距離が長くなり、また初め
て利用する乗客が乗換えの際に迷子になるという問題が
あった。
【0010】本発明の目的は、ビル内の移動に際して大
幅な時間短縮、ならびに歩行距離の短縮を実現して乗換
えの効率をよくし、しかも初めて利用する乗客にも分か
り易くして乗換えの際に迷子になるのをなくすることが
可能なエレベータ制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のエレベータ制御装置は、複数の階床を有
するビルにおける当該複数の階床を複数のサービスゾー
ンに分割して、当該サービスゾーン毎に独立したエレベ
ータで運転を行ない、かつ隣合った階床をサービスする
サービスゾーンではその間に乗継階を有し、これにより
全ての階床をサービスするようにしたエレベータ制御装
置において、上記エレベータの乗りかごを、対面方向に
二つのドアを有する乗りかごで構成し、乗りかごの内部
に設けられ、乗客が全ての階床に対しての行き先階登録
を行なうことが可能な行き先階登録操作手段と、行き先
階登録操作手段からの入力により、その登録された行き
先階に到着するまでに乗るべきエレベータを用意するた
めの信号を、当該エレベータの全てのサービスゾーンを
制御する制御装置に転送する転送手段と、乗継階におけ
る乗継の際に、行き先階登録操作手段からの入力によ
り、乗継階に向かっているエレベータの乗継階までの到
着所要時間と、転送信号から選択された候補となる乗継
ぎエレベータとに基づいて、待ち時間が短縮するような
かつ乗換時間にある程度の余裕をみるような配車時間を
計算し、かつなるべく自分の乗っているエレベータの近
くのエレベータが配置されるように最適割り当てのエレ
ベータを決定して上記制御装置に与える乗継階到着予定
時刻演算手段とを備えて成る。
【0012】ここで、特に少なくとも乗継階でのドア開
方向を乗客に知らせる報知手段を付加することが望まし
い。また、報知手段としては、表示装置、または音声案
内装置の少なくとも一方を備えることが望ましい。
【0013】
【作用】従って、本発明のエレベータ制御装置において
は、エレベータの乗りかごとして、二つのドアを有する
エレベータの乗りかごを設置し、一つの乗りかごからの
乗り降り方向に自由度を持たせて、乗換えに有効な方向
にドアを開閉することにより、乗換えの際の歩行距離を
最小限に減らすことができる。
【0014】また、あらかじめ乗換え後の目的階を呼び
登録することにより、待ち時間がより短くなるようにか
つなるべく現在自分が乗っているエレベータの近くのエ
レベータが優先的に配置されるように乗り継ぐエレベー
タを決定することが可能となるため、待ち時間を大幅に
短縮することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。まず、本実施例では、図5に縦断
面図を示すように、ビル41として、サービス階床42
が60階で、1F〜20Fをサービスする低層ゾーン、
1Fと20F〜40Fをサービスする中層ゾーン、1階
と40F〜60Fをサービスする高層ゾーンに分けるエ
レベータ43,44,45を持つ高層ビルの場合を考え
る。
【0016】また、この三つのサービスゾーンに分けら
れたエレベータ43,44,45のうち、低層ゾーン、
中層ゾーンをサービスするエレベータ43,44の乗り
かごには、対面方向に二つのドアを設ける。なお、必要
によっては、高層ゾーンをサービスするエレベータ45
についても同様にしてよい。
【0017】さらに、ビル41の中では、図6に示すよ
うに、高層ゾーン、中層ゾーン、低層ゾーンのエレベー
タ56,57,58は、横から見て一列に配置してい
る。そして、このそれぞれのエレベータ56,57,5
8には、一方向から乗りこむことによって、それぞれの
サービスゾーン毎のホール59は独立していることとな
る。
【0018】また、途中階(低層ゾーンでは2F〜19
F、中層ゾーンでは21F〜39F、高層ゾーンでは4
1F〜60F)では、どちら側に乗り降りするか(ホー
ル59を設けるか)は任意である。
【0019】しかし、乗継階(20F,40F)では、
一つのホール59を共有し、片側にその階床よりも下の
階をサービスするエレベータ、もう片側にその階床より
も上の階床をサービスするエレベータを配置しており、
図6に示すようになる。
【0020】なお、ここでは便宜上、同じサービスゾー
ンのエレベータにおいては、左からi号機(i=1,
2,3…)と命名している。次に、図1は、本発明によ
るエレベータ制御装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【0021】すなわち、本実施例のエレベータ制御装置
は、図1に示すように、行き先階登録操作手段である行
き先階登録ボタン1と、転送手段2と、低層ゾーン群管
理制御装置3と、戸開方向表示制御装置4と、乗継階到
着予定時刻演算装置5と、転送手段6と、中層ゾーン群
管理制御装置7と、転送手段8とから構成している。
【0022】ここで、行き先階登録ボタン1は、エレベ
ータの乗りかご(本例では、低層ゾーンをサービスする
エレベータの乗りかご)の内部に設けられ、乗客が全て
の階床に対しての行き先階登録を行なうことが可能なも
のである。
【0023】また、転送手段2は、行き先階登録ボタン
1により登録された行き先階情報を低層ゾーン群管理制
御装置3および戸開方向表示制御装置4へ送ると共に、
低層ゾーン群管理制御装置3からの点滅信号を行き先階
登録ボタン1へ送るものである。
【0024】さらに、低層ゾーン群管理制御装置3は、
低層ゾーンをサービスするエレベータの制御を行なうも
ので、転送手段2からの行き先階情報を受取ると、点滅
信号を転送手段2へ送るものである。
【0025】また、この低層ゾーン群管理制御装置3
は、転送手段2からの行き先階情報を基にその行き先階
が乗換えの必要な階床であるか否かを判断し、その利用
客の乗ったエレベータの現在の位置と乗継階までに現在
登録されている階床を、乗継階到着予定時刻演算装置5
に転送すると共に、その利用客の乗っているエレベータ
が何号機であるかを、情報として独自の転送手段6へ送
るものである。
【0026】さらにまた、戸開方向表示制御装置4は、
転送手段2からの行き先階情報を受取ると、戸開方向を
表示するものである。一方、乗継階到着予定時刻演算装
置5は、乗継階における乗継の際に、低層ゾーン群管理
制御装置3からの入力により、乗継階に向かっているエ
レベータの乗継階までの到着所要時間と、中層ゾーン群
管理制御装置7からの選択された候補となる乗継ぎエレ
ベータとに基づいて、待ち時間が短縮するようなかつ乗
換時間にある程度の余裕をみるような配車時間を計算
し、かつなるべく自分の乗っているエレベータの近くの
エレベータが配置されるように最適割り当てのエレベー
タを決定して、中層ゾーン群管理制御装置7に与えるも
のである。
【0027】また、転送手段6は、低層ゾーン群管理制
御装置3からの情報を、中層ゾーン群管理制御装置7へ
与えるものである。さらに、中層ゾーン群管理制御装置
7は、中層ゾーンをサービスするエレベータの制御を行
なうもので、乗継階到着予定時刻演算装置5からの決定
情報を転送手段8へ送るものである。
【0028】さらにまた、転送手段8は、中層ゾーン群
管理制御装置7からの情報を、割り当てられたエレベー
タ9へ送るものである。次に、以上のように構成した本
実施例のエレベータ制御装置の作用について、図2乃至
図6を用いて説明する。
【0029】なお、ここでは、低層ゾーンのみにてサー
ビスされる階床から、中層ゾーンのみにてサービスされ
る階床への移動の場合を例として取り上げる。図1にお
いて、低層ゾーンをサービスするエレベータの乗りかご
の中には、全ての階床を登録可能な行き先階登録ボタン
1があり、利用者は自分の行きたい階床52のボタンを
押して、行き先階を登録する。そして、ここで登録され
た行き先階情報は、転送手段2を通して、低層ゾーン群
管理制御装置3および戸開方向表示制御装置4にそれぞ
れ送られる。
【0030】すると、低層ゾーン群管理制御装置3で
は、その情報を受取って乗りかご内の押しボタンを点滅
させる。また、戸開方向表示制御装置4では、その情報
の転送により戸開方向が表示される。
【0031】一方、低層ゾーン群管理制御装置3では、
その登録された行き先階が乗換えの必要な階床であるか
どうかを判断し、必要とみなされると、その利用客の乗
ったエレベータの現在位置と乗継階までに現在登録され
ている階床を乗継階到着予定時刻演算装置5に転送し、
乗継階に到着する予定時刻tj を計算すると共に、独自
の転送手段6を通して中層ゾーン群管理制御装置7へ、
利用客の乗っているエレベータが何号機であるかが情報
として転送される。そして、この情報を基に、近い場所
にレイアウトされているエレベータiを抽出し(エレベ
ータ番号51)、同様にその位置と予定停止階を乗継階
到着予定時刻演算装置5へ転送して、同様に乗継階に到
着する予定到着時刻ti の計算が行なわれる。
【0032】乗継階到着予定時刻演算装置5では、低層
ゾーンエレベータの出力には、乗継階到着後のホール内
での移動時間ta を加えて(それをtとする)、中層ゾ
ーンエレベータとの到着時間の比較をし、割り当て候補
のエレベータのうち一番待ち時間の少ないものを割り当
てのエレベータと決定して中層ゾーン群管理制御装置7
へ送り、転送手段8を通して割り当てられたエレベータ
9にその指令が到達する。
【0033】ここで、中層ゾーンエレベータのそれぞれ
の到着予定時刻ti については、低層ゾーンエレベータ
の到着時間との差(待ち時間twi=)ti −tが一番小
さくなるエレベータiを探すのだが、実際は待ち時間t
wi<0(中層ゾーンエレベータが待っている状態)の場
合も考えられる。そして、この時、他の乗客が来て出発
させてしまう可能性があるので、待ち時間twiがとり得
る最低の値xをあらかじめ設定しておくことが必要であ
る(−ta 程度(乗継階に同時到着)が望ましい)。
【0034】よって、ここで行なわれる計算内容を式に
より表わすと、 低層ゾーンエレベータの到着予定時間t t=tj +taj :低層ゾーンエレベータの到着予定時刻 ta :ホールでの移動時間 x<min{ti −t} ti :中層ゾーンエレベータの到着予定時刻 で、上記式を満たすiが割り当てられるエレベータとい
うことになる。
【0035】これにより、例えば乗継階(20F,40
F)では、一つのホール59を共有しているので、次に
乗るべきエレベータが一目瞭然で分かると共に、乗客の
移動距離(利用客の移動経路55)は少なくなる。
【0036】また、待ち時間が少なくなるような割り当
てをするだけでなく、自分が乗っていたエレベータ53
になるべく近いエレベータを割り当てることによって、
さらなる移動距離の短縮が可能となる。
【0037】さらに、到着時間を考慮に入れているの
で、移動時間には余裕ができる。さらにまた、乗りかご
では、戸開方向の表示が行われるので、利用者に分かり
易いサービスが提供できる。
【0038】上述したように、本実施例のエレベータ制
御装置においては、以上のようなエレベータのレイアウ
トにより、基準階(乗客がビルに来て、最初にエレベー
タに乗り込む階)では、各サービスゾーン毎に独立した
ホール59が実現し、最初の行きたい階へのエレベータ
の乗り間違いを防止することができる。
【0039】また、途中階から途中階への移動をしたい
場合、このようなレイアウトにより一度基準階へ降りる
必要がなくなる。さらに、乗継階では、一つのホール5
9を共有し、片側にその階床よりも下の階をサービスす
るエレベータ、もう片側にその階床よりも上の階床をサ
ービスするエレベータが配置されているため、行きたい
階床をサービスするエレベータのホールを探す必要がな
く、目の前に配置されているエレベータに乗ればよい。
【0040】これにより、初めて来た利用客にも乗換え
がスムーズに行なうことができるばかりでなく、歩行時
間も格段に短縮することができる。また、あらかじめ行
き先階を登録する機能を備えて、乗継階では、エレベー
タの割り当てを行なう際に、待ち時間が少なくなるよう
な割り当てをするだけでなく、自分が乗っていたエレベ
ータ53の目の前、もしくはその隣り等のなるべく近い
位置のエレベータを割り当てるように群管理されている
ため、ホール59内での歩行距離も短縮することができ
る。
【0041】その上、エレベータの到着時間を計算して
いるため、乗換時間に余裕を持たせたエレベータが割り
当てられるだけでなく、乗客に対しても戸開方向を事前
に知らせることで、あわてて乗り換えることなく、安全
なエレベータ運転を実現することができる。
【0042】以上により、ビル内の移動に際して大幅な
時間短縮、ならびに歩行距離の短縮を実現して乗換えの
効率をよくし、しかも初めて利用する乗客にも分かり易
くして乗換えの際に迷子になるのをなくすることが可能
となる。
【0043】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、次のようにしても同様に実施できるものであ
る。 (a)上記実施例において、低層ゾーンの階床から高層
ゾーンの階床への移動には、乗換えを2回有する。しか
し、二つのゾーンは隣合っていないので、一つのホール
を共有した形での乗換階は実現できない。また、一つの
ゾーンでは、エレベータを一列に配置しているので、あ
まりたくさんのエレベータを配置することも難しい。
【0044】そこで、このような場合には、例えば図7
に縦断面図を示すように、ビル61内に2組の全階床を
サービスできるエレベータ(高層ゾーンエレベータ6
2、中層ゾーンエレベータ63、低層ゾーンエレベータ
64)を配置し、その間の低層ゾーンの最上階に一つの
ホールを共有する低層ゾーンと高層ゾーンの乗換階を実
現することができる。
【0045】また、基準階は食堂のある階や、電車への
連絡口の階等、必要に応じて増やすことも可能である。
なお、図7において、65はサービスゾーン、66は急
行ゾーンをそれぞれ示している。
【0046】(b)上記実施例では、少なくとも乗継階
でのドア開方向を乗客に知らせる報知手段として、表示
手段を用いる場合について説明したが、これに限らず、
音声案内手段を備えて、案内放送によりドア開方向を乗
客に知らせるようにしてもよいし、あるいはこれら表示
手段および音声案内手段の両方を備えるようにしてもよ
い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の階床を有するビルにおける当該複数の階床を複数の
サービスゾーンに分割して、当該サービスゾーン毎に独
立したエレベータで運転を行ない、かつ隣合った階床を
サービスするサービスゾーンではその間に乗継階を有
し、これにより全ての階床をサービスするようにしたエ
レベータ制御装置において、上記エレベータの乗りかご
を、対面方向に二つのドアを有する乗りかごで構成し、
乗りかごの内部に設けられ、乗客が全ての階床に対して
の行き先階登録を行なうことが可能な行き先階登録操作
手段と、行き先階登録操作手段からの入力により、その
登録された行き先階に到着するまでに乗るべきエレベー
タを用意するための信号を、当該エレベータの全てのサ
ービスゾーンを制御する制御装置に転送する転送手段
と、乗継階における乗継の際に、行き先階登録操作手段
からの入力により、乗継階に向かっているエレベータの
乗継階までの到着所要時間と、転送信号から選択された
候補となる乗継ぎエレベータとに基づいて、待ち時間が
短縮するようなかつ乗換時間にある程度の余裕をみるよ
うな配車時間を計算し、かつなるべく自分の乗っている
エレベータの近くのエレベータが配置されるように最適
割り当てのエレベータを決定して上記制御装置に与える
乗継階到着予定時刻演算手段とを備えるようにしたの
で、ビル内の移動に際して大幅な時間短縮、ならびに歩
行距離の短縮を実現して乗換えの効率をよくし、しかも
初めて利用する乗客にも分かり易くして乗換えの際に迷
子になるのをなくすることが可能なエレベータ制御装置
が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベータ制御装置の一実施例を
示すブロック図。
【図2】同実施例のエレベータ制御装置における低層ゾ
ーン群管理制御装置の制御内容を説明するためのフロー
チャート。
【図3】同実施例のエレベータ制御装置における乗継階
到着予定時刻演算装置の制御内容を説明するためのフロ
ーチャート。
【図4】同実施例のエレベータ制御装置における中層ゾ
ーン群管理制御装置の制御内容を説明するためのフロー
チャート。
【図5】高層ビル内におけるエレベータの配置の一例を
示す縦断面図。
【図6】高層ビル内における各階ホールの一例を示す断
面図。
【図7】高層ビル内におけるエレベータの配置の応用例
を示す縦断面図。
【図8】従来技術における高層ビル内のホールのレイア
ウトの一例を示す平面図。
【符号の説明】
1…行き先階登録ボタン、 2…転送手段、 3…低層ゾーン群管理制御装置、 4…戸開方向表示制御装置、 5…乗継階到着予定時刻演算装置、 6…転送手段、 7…中層ゾーン群管理制御装置、 8…転送手段、 9…割り当てられた中層ゾーンエレベータ、 41…ビル、 42…階床、 43…低層ゾーンエレベータ、 44…中層ゾーンエレベータ、 45…高層ゾーンエレベータ、 51…エレベータ番号、 52…階床、 53…自分が乗っているエレベータ、 54…割り当て候補のエレベータ、 55…利用客の移動(歩行)経路、 56…高層ゾーンエレベータ、 57…中層ゾーンエレベータ、 58…低層ゾーンエレベータ、 59…ホール、 61…ビル、 62…高層ゾーンエレベータ、 63…中層ゾーンエレベータ、 64…低層ゾーンエレベータ、 65…サービスゾーン、 66…急行ゾーン、 71…低層ゾーンエレベータ、 72…中層ゾーンエレベータ、 73…ホール、 74…利用客の移動(歩行)経路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の階床を有するビルにおける当該複
    数の階床を複数のサービスゾーンに分割して、当該サー
    ビスゾーン毎に独立したエレベータで運転を行ない、か
    つ隣合った階床をサービスするサービスゾーンではその
    間に乗継階を有し、これにより全ての階床をサービスす
    るようにしたエレベータ制御装置において、 前記エレベータの乗りかごを、対面方向に二つのドアを
    有する乗りかごで構成し、 前記乗りかごの内部に設けられ、乗客が全ての階床に対
    しての行き先階登録を行なうことが可能な行き先階登録
    操作手段と、 前記行き先階登録操作手段からの入力により、その登録
    された行き先階に到着するまでに乗るべきエレベータを
    用意するための信号を、当該エレベータの全てのサービ
    スゾーンを制御する制御装置に転送する転送手段と、 前記乗継階における乗継の際に、前記行き先階登録操作
    手段からの入力により、前記乗継階に向かっているエレ
    ベータの乗継階までの到着所要時間と、前記転送信号か
    ら選択された候補となる乗継ぎエレベータとに基づい
    て、待ち時間が短縮するようなかつ乗換時間にある程度
    の余裕をみるような配車時間を計算し、かつなるべく自
    分の乗っているエレベータの近くのエレベータが配置さ
    れるように最適割り当てのエレベータを決定して前記制
    御装置に与える乗継階到着予定時刻演算手段と、 を備えて成ることを特徴とするエレベータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のエレベータ制御装
    置において、少なくとも乗継階でのドア開方向を乗客に
    知らせる報知手段を付加して成ることを特徴とするエレ
    ベータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記報知手段としては、表示装置、また
    は音声案内装置の少なくとも一方を備えるようにした請
    求項2に記載のエレベータ制御装置。
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