JPH08185925A - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
- Publication number
- JPH08185925A JPH08185925A JP33838994A JP33838994A JPH08185925A JP H08185925 A JPH08185925 A JP H08185925A JP 33838994 A JP33838994 A JP 33838994A JP 33838994 A JP33838994 A JP 33838994A JP H08185925 A JPH08185925 A JP H08185925A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- fitting
- connector housing
- wire cover
- auxiliary member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 41
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 abstract description 27
- 238000000926 separation method Methods 0.000 abstract 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 7
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コネクタの離脱操作を簡単に行い得ると共
に、レバーが離脱方向に簡単に回動してしまうことを防
止できるようにする。 【構成】 雌コネクタハウジング21には嵌合開始位置
と嵌合完了位置との間で回動操作可能なレバー40と、
電線カバー60が設けられている。レバー40を回動操
作することにより両コネクタの嵌合及び解離が行われ、
電線カバー60はレバー40の回動方向とは直交する方
向にスライド移動可能である。レバー40の係合爪51
が電線カバー60のフック部65と係合してレバー40
を嵌合完了位置にロックする。この状態から電線カバー
60をスライドさせると、そのロックが外れると共に、
電線カバー60のカム突起63がレバー40を押し上げ
て嵌合開始位置方向に少し回動させ、レバー40に指を
掛け易くする。
に、レバーが離脱方向に簡単に回動してしまうことを防
止できるようにする。 【構成】 雌コネクタハウジング21には嵌合開始位置
と嵌合完了位置との間で回動操作可能なレバー40と、
電線カバー60が設けられている。レバー40を回動操
作することにより両コネクタの嵌合及び解離が行われ、
電線カバー60はレバー40の回動方向とは直交する方
向にスライド移動可能である。レバー40の係合爪51
が電線カバー60のフック部65と係合してレバー40
を嵌合完了位置にロックする。この状態から電線カバー
60をスライドさせると、そのロックが外れると共に、
電線カバー60のカム突起63がレバー40を押し上げ
て嵌合開始位置方向に少し回動させ、レバー40に指を
掛け易くする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回動部材によってコネク
タの嵌合を行わせるようにしたコネクタの改良に関す
る。
タの嵌合を行わせるようにしたコネクタの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタとして、例えば特開平
4−627724号公報に示されたものが公知である。
同公報に示された構造は、雄コネクタハウジングに多数
の雄ターミナルが配置されるとともに、雌コネクタハウ
ジングに多数の雌ターミナルが配置されており、また雄
コネクタハウジングには「てこ作用」を行わせるカム溝
を有した回動部材たるレバーが回動可能に設けられてい
る。
4−627724号公報に示されたものが公知である。
同公報に示された構造は、雄コネクタハウジングに多数
の雄ターミナルが配置されるとともに、雌コネクタハウ
ジングに多数の雌ターミナルが配置されており、また雄
コネクタハウジングには「てこ作用」を行わせるカム溝
を有した回動部材たるレバーが回動可能に設けられてい
る。
【0003】一方、雌コネクタハウジングにはカム突部
が設けられ、両コネクタの嵌合時には、レバーを嵌合開
始位置に保持して雌コネクタハウジングのカム突部をレ
バーのカム溝に係合させ、その後に、レバーを嵌合完了
位置方向に回動させることにより、カム溝のカム作用に
よって雌コネクタハウジングを雄コネクタハウジング側
に変位させて両コネクタの嵌合を行わせるのである。
が設けられ、両コネクタの嵌合時には、レバーを嵌合開
始位置に保持して雌コネクタハウジングのカム突部をレ
バーのカム溝に係合させ、その後に、レバーを嵌合完了
位置方向に回動させることにより、カム溝のカム作用に
よって雌コネクタハウジングを雄コネクタハウジング側
に変位させて両コネクタの嵌合を行わせるのである。
【0004】また、このようなコネクタ嵌合状態を確実
に保持するため、そのレバーを嵌合完了位置に保持する
レバーロック機構が設けられている。このロック機構
は、弾性爪片をコネクタハウジングに脚部を介して一体
成形し、この弾性爪片の先端をレバーに形成した係合凹
部に係合させる構成となっている。
に保持するため、そのレバーを嵌合完了位置に保持する
レバーロック機構が設けられている。このロック機構
は、弾性爪片をコネクタハウジングに脚部を介して一体
成形し、この弾性爪片の先端をレバーに形成した係合凹
部に係合させる構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において、嵌
合状態にある両コネクタを離脱させるには、まずレバー
ロック機構の弾性爪片を弾性的に回動させることにより
係合を解除してレバーの回動を許容した状態とし、次い
で、そのレバーの先端に指を掛けてこれを引き起こすと
いう操作を行う。
合状態にある両コネクタを離脱させるには、まずレバー
ロック機構の弾性爪片を弾性的に回動させることにより
係合を解除してレバーの回動を許容した状態とし、次い
で、そのレバーの先端に指を掛けてこれを引き起こすと
いう操作を行う。
【0006】ところが、このような操作は、例えばレバ
ーロック機構のロックを解除したとしてもレバーが指を
掛け易い位置に立ち上がる訳ではないから、コネクタハ
ウジングを一方の手で持ちながら、他方の手指でレバー
をこじ開けるようにしなくてはならず、到底、片手で行
いうるようなものではない。このため、コネクタを狭い
機器の中に組み込んだ後に、コネクタ離脱操作を行うこ
とは極めて困難となるという問題があった。
ーロック機構のロックを解除したとしてもレバーが指を
掛け易い位置に立ち上がる訳ではないから、コネクタハ
ウジングを一方の手で持ちながら、他方の手指でレバー
をこじ開けるようにしなくてはならず、到底、片手で行
いうるようなものではない。このため、コネクタを狭い
機器の中に組み込んだ後に、コネクタ離脱操作を行うこ
とは極めて困難となるという問題があった。
【0007】なお、かかる課題を解決するために、例え
ば実開平6−46275号公報に示すように、レバーに
リターンスプリングを組み込んでおき、レバーロック機
構のロックが解除されると、リターンスプリングによっ
てレバーが起き上がり回動する構成とすることも提案さ
れている。しかし、この構成では、リターンスプリング
をレバーに組み込む必要があって構造が複雑化する上
に、製造工数も増大し、結局、大幅なコストアップを招
く。
ば実開平6−46275号公報に示すように、レバーに
リターンスプリングを組み込んでおき、レバーロック機
構のロックが解除されると、リターンスプリングによっ
てレバーが起き上がり回動する構成とすることも提案さ
れている。しかし、この構成では、リターンスプリング
をレバーに組み込む必要があって構造が複雑化する上
に、製造工数も増大し、結局、大幅なコストアップを招
く。
【0008】また、従来のレバーロック機構は、レバー
の回動方向と、弾性爪片の回動方向とが同一方向に設定
されていたため、レバーが嵌合開始位置方向への強い回
動力を受けると、弾性爪片が逃げるように弾性変形して
係合が解除され易く、結局、レバーの自由回動が許容さ
れてしまう可能性があった。勿論、弾性爪片の剛性を高
めて弾性変形し難くする設計も可能ではあるが、そうす
ると弾性爪片をレバーに係合させたり、ロック解除した
りする際に、大きな操作力が必要になって作業性が大き
く低下するという問題がある。
の回動方向と、弾性爪片の回動方向とが同一方向に設定
されていたため、レバーが嵌合開始位置方向への強い回
動力を受けると、弾性爪片が逃げるように弾性変形して
係合が解除され易く、結局、レバーの自由回動が許容さ
れてしまう可能性があった。勿論、弾性爪片の剛性を高
めて弾性変形し難くする設計も可能ではあるが、そうす
ると弾性爪片をレバーに係合させたり、ロック解除した
りする際に、大きな操作力が必要になって作業性が大き
く低下するという問題がある。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
ある。従って、その目的は、回動部材を嵌合完了位置か
ら回動させて行うコネクタの離脱操作を簡単に行うこと
ができ、また他の目的は、回動部材が不用意に嵌合完了
位置から嵌合開始位置側に回動されてしまうことを防止
できるコネクタを提供することにある。
ある。従って、その目的は、回動部材を嵌合完了位置か
ら回動させて行うコネクタの離脱操作を簡単に行うこと
ができ、また他の目的は、回動部材が不用意に嵌合完了
位置から嵌合開始位置側に回動されてしまうことを防止
できるコネクタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、互いに嵌合されるコネクタのう
ちの一方のコネクタハウジングに、嵌合開始位置と嵌合
完了位置との間で回動操作可能な回動部材を設け、この
回動部材を回動操作することにより両コネクタハウジン
グの嵌合及び離脱を行わせるようにしたものにおいて、
前記一方のコネクタハウジングに補助部材を回動部材の
回動方向とは交差する方向に変位可能に設け、この補助
部材及び回動部材に、嵌合完了位置にある回動部材と係
合してその回動部材を嵌合完了位置にロックするロック
機構を設けると共に、補助部材を変位させることにより
ロック機構のロック及びロック解除を行わせる構成とし
たところに特徴を有する。
に、請求項1の発明は、互いに嵌合されるコネクタのう
ちの一方のコネクタハウジングに、嵌合開始位置と嵌合
完了位置との間で回動操作可能な回動部材を設け、この
回動部材を回動操作することにより両コネクタハウジン
グの嵌合及び離脱を行わせるようにしたものにおいて、
前記一方のコネクタハウジングに補助部材を回動部材の
回動方向とは交差する方向に変位可能に設け、この補助
部材及び回動部材に、嵌合完了位置にある回動部材と係
合してその回動部材を嵌合完了位置にロックするロック
機構を設けると共に、補助部材を変位させることにより
ロック機構のロック及びロック解除を行わせる構成とし
たところに特徴を有する。
【0011】また、請求項2の発明は、回動部材を回動
操作することにより両コネクタの嵌合及び離脱を行わせ
るものにおいて、一方のコネクタハウジングに補助部材
を変位可能に設け、この補助部材と回動部材との間に補
助部材の変位に基づき回動部材を嵌合完了位置から嵌合
開始位置方向に変位させるカム機構部を設けたところに
特徴を有する。
操作することにより両コネクタの嵌合及び離脱を行わせ
るものにおいて、一方のコネクタハウジングに補助部材
を変位可能に設け、この補助部材と回動部材との間に補
助部材の変位に基づき回動部材を嵌合完了位置から嵌合
開始位置方向に変位させるカム機構部を設けたところに
特徴を有する。
【0012】さらに、補助部材は、一方のコネクタハウ
ジングから導出された電線を覆う電線カバーと兼用する
構成としてもよく(請求項3の発明)、また、操作部材
を嵌合完了位置にロックする状態に保持する係止機構
を、補助部材と一方のコネクタハウジングとの間に設け
る構成とすることもできる(請求項4の発明)。
ジングから導出された電線を覆う電線カバーと兼用する
構成としてもよく(請求項3の発明)、また、操作部材
を嵌合完了位置にロックする状態に保持する係止機構
を、補助部材と一方のコネクタハウジングとの間に設け
る構成とすることもできる(請求項4の発明)。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、回動部材はロック機
構により嵌合完了位置に保持される。ここで、ロック機
構の係合及び係合解除を行う補助部材は回動部材の回動
方向とは交差する方向に変位可能に設けられているか
ら、仮に、回動部材が嵌合開始位置方向に強い回動力を
受けたとしても、補助部材が係合を解く方向に移動して
しまうことがなく、確実な回動部材のロックが可能とな
る。
構により嵌合完了位置に保持される。ここで、ロック機
構の係合及び係合解除を行う補助部材は回動部材の回動
方向とは交差する方向に変位可能に設けられているか
ら、仮に、回動部材が嵌合開始位置方向に強い回動力を
受けたとしても、補助部材が係合を解く方向に移動して
しまうことがなく、確実な回動部材のロックが可能とな
る。
【0014】また、請求項2の発明によれば、補助部材
を変位させると、カム機構部によって回動部材が嵌合完
了位置から嵌合開始位置方向に回動することになり、回
動部材を回動させるための手掛かりが作られる。
を変位させると、カム機構部によって回動部材が嵌合完
了位置から嵌合開始位置方向に回動することになり、回
動部材を回動させるための手掛かりが作られる。
【0015】請求項3の発明によれば、補助部材が電線
用のカバーと兼用されているから、部品点数の削減が可
能となり、操作部材を嵌合完了位置にロックする係止機
構を設けた請求項4の発明では、操作部材が変位し難く
なってひいては回動部材が不用意に回動してしまうこと
が一層確実に防止される。
用のカバーと兼用されているから、部品点数の削減が可
能となり、操作部材を嵌合完了位置にロックする係止機
構を設けた請求項4の発明では、操作部材が変位し難く
なってひいては回動部材が不用意に回動してしまうこと
が一層確実に防止される。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、回動部材の回
動方向と補助部材の移動方向とは交差する関係にあるか
ら、たとえ回動部材が嵌合開始位置方向に強い回動力を
受けたとしても確実にロック状態を維持でき、両コネク
タの嵌合が不用意に解除されることが確実に防止でき
る。また、請求項2の発明では、補助部材の変位により
回動部材が少し回動された状態になるから、コネクタの
離脱操作を簡単に行うことができるようになる。さら
に、補助部材と電線用のカバーと兼用する請求項3の発
明によれば部品点数の削減によって低コスト化が可能に
なり、係止機構を設けた請求項4の発明では、回動部材
が不用意に回動してしまうことが一層確実に防止される
という効果が得られる。
動方向と補助部材の移動方向とは交差する関係にあるか
ら、たとえ回動部材が嵌合開始位置方向に強い回動力を
受けたとしても確実にロック状態を維持でき、両コネク
タの嵌合が不用意に解除されることが確実に防止でき
る。また、請求項2の発明では、補助部材の変位により
回動部材が少し回動された状態になるから、コネクタの
離脱操作を簡単に行うことができるようになる。さら
に、補助部材と電線用のカバーと兼用する請求項3の発
明によれば部品点数の削減によって低コスト化が可能に
なり、係止機構を設けた請求項4の発明では、回動部材
が不用意に回動してしまうことが一層確実に防止される
という効果が得られる。
【0017】
<第1実施例>以下、本発明を具体化した第1実施例に
ついて図1ないし図11を参照して説明する。
ついて図1ないし図11を参照して説明する。
【0018】(実施例の構成)両コネクタの全体的な構
成は図1に示す通りである。同図の左側には雄コネクタ
10、右側には雌コネクタ20が示されている。雄コネ
クタ10は、一端側を開放すると共に他端側を閉じた偏
平な筒形をなす雄コネクタハウジング11内に多数の雄
ターミナル12を装着してなる構成で、その雄コネクタ
ハウジング11内には例えば2枚のガイド壁部13が開
放口側に延びている。なお、雄ターミナル12は電流容
量が大きい大型ターミナル群と、電流容量が小さい小型
ターミナル群とが配置領域を分けて設けられている。
成は図1に示す通りである。同図の左側には雄コネクタ
10、右側には雌コネクタ20が示されている。雄コネ
クタ10は、一端側を開放すると共に他端側を閉じた偏
平な筒形をなす雄コネクタハウジング11内に多数の雄
ターミナル12を装着してなる構成で、その雄コネクタ
ハウジング11内には例えば2枚のガイド壁部13が開
放口側に延びている。なお、雄ターミナル12は電流容
量が大きい大型ターミナル群と、電流容量が小さい小型
ターミナル群とが配置領域を分けて設けられている。
【0019】また、雄コネクタハウジング11には、そ
の左右両側に一対のカム作用ピン14が同軸状に突設さ
れ、各カム作用ピン14の上方にそれぞれ係合解除片1
5が突設されている。
の左右両側に一対のカム作用ピン14が同軸状に突設さ
れ、各カム作用ピン14の上方にそれぞれ係合解除片1
5が突設されている。
【0020】一方、雌コネクタ20は、図3に示すよう
に、やはり偏平筒形の雌コネクタハウジング21内に多
数の雌ターミナル22を装着してなる構成である。雌コ
ネクタハウジング21は本発明にいう一方のコネクタハ
ウジングに相当し、その外周側には他方のコネクタハウ
ジングに相当する前記雄コネクタハウジング11を嵌合
可能になっており、嵌合された雄コネクタハウジング1
1との間をシールする防水シール23が雌コネクタハウ
ジング21の基端側外周に嵌着されている。また、雌コ
ネクタハウジング21には、嵌合された雄コネクタハウ
ジング11の外周側を包囲するフード部24が一体成型
されており、前記雄コネクタハウジング11はこのフー
ド部24と雌コネクタハウジング21との間に挿入され
るようになっている。なお、フード部24の左右両側部
には、雄コネクタハウジング11がフード部24内に挿
入されたときに雌コネクタハウジング21のカム作用ピ
ン14が進入可能な案内スリット25と、係合解除片1
5が進入可能な係合孔26とが形成されている(図2参
照)。
に、やはり偏平筒形の雌コネクタハウジング21内に多
数の雌ターミナル22を装着してなる構成である。雌コ
ネクタハウジング21は本発明にいう一方のコネクタハ
ウジングに相当し、その外周側には他方のコネクタハウ
ジングに相当する前記雄コネクタハウジング11を嵌合
可能になっており、嵌合された雄コネクタハウジング1
1との間をシールする防水シール23が雌コネクタハウ
ジング21の基端側外周に嵌着されている。また、雌コ
ネクタハウジング21には、嵌合された雄コネクタハウ
ジング11の外周側を包囲するフード部24が一体成型
されており、前記雄コネクタハウジング11はこのフー
ド部24と雌コネクタハウジング21との間に挿入され
るようになっている。なお、フード部24の左右両側部
には、雄コネクタハウジング11がフード部24内に挿
入されたときに雌コネクタハウジング21のカム作用ピ
ン14が進入可能な案内スリット25と、係合解除片1
5が進入可能な係合孔26とが形成されている(図2参
照)。
【0021】雌コネクタハウジング21のフード部24
には、その左右両側部に上記案内スリット25の延長線
上に位置して本発明の回転部材に相当するレバー40を
装着するための一対の支軸27が同軸状に突設されてい
る。この支軸27は、先端に抜止用径大部29を有する
と共に、軸を縦割りするようなV字形断面の割り溝28
が形成されている。
には、その左右両側部に上記案内スリット25の延長線
上に位置して本発明の回転部材に相当するレバー40を
装着するための一対の支軸27が同軸状に突設されてい
る。この支軸27は、先端に抜止用径大部29を有する
と共に、軸を縦割りするようなV字形断面の割り溝28
が形成されている。
【0022】レバー40は、架橋部41の左右両側に二
本の脚部42を設けて全体としてコ字形をなす形状とな
っており、各脚部42には前記支軸27を貫通させるた
めに、内径を支軸27の外径よりも僅かに大きくした支
軸挿通孔43が貫通形成されており、その支軸挿通孔4
3に支軸27を貫通させてレバー40が図1に示す「嵌
合開始位置」と図4に示す「嵌合完了位置」との間で支
軸27を中心に回動可能に支持されている。
本の脚部42を設けて全体としてコ字形をなす形状とな
っており、各脚部42には前記支軸27を貫通させるた
めに、内径を支軸27の外径よりも僅かに大きくした支
軸挿通孔43が貫通形成されており、その支軸挿通孔4
3に支軸27を貫通させてレバー40が図1に示す「嵌
合開始位置」と図4に示す「嵌合完了位置」との間で支
軸27を中心に回動可能に支持されている。
【0023】このレバー40の裏側(雄コネクタハウジ
ング11側)には図2に示すようにカム溝45が形成さ
れ、雄コネクタハウジング11の挿入時にカム作用ピン
14がここに挿入されて係合することができる。このカ
ム溝45は全体的には曲率が徐々に変化する弧状をな
し、レバー40が図1に示した「嵌合開始位置」から図
4に示した「嵌合完了位置」に回動されるに伴い、カム
作用ピン14ひいては雄コネクタハウジング11を「カ
ム作用」によって雌コネクタハウジング21側に変位さ
せ、もって両コネクタの嵌合を行わせる。
ング11側)には図2に示すようにカム溝45が形成さ
れ、雄コネクタハウジング11の挿入時にカム作用ピン
14がここに挿入されて係合することができる。このカ
ム溝45は全体的には曲率が徐々に変化する弧状をな
し、レバー40が図1に示した「嵌合開始位置」から図
4に示した「嵌合完了位置」に回動されるに伴い、カム
作用ピン14ひいては雄コネクタハウジング11を「カ
ム作用」によって雌コネクタハウジング21側に変位さ
せ、もって両コネクタの嵌合を行わせる。
【0024】また、レバー40の各脚部42の基部寄り
にはレバー40と一体に弾性突片46が成形され、これ
がレバー40の裏側に向けて突出した状態となってい
る。この弾性突片46は、レバー40が「嵌合開始位
置」にあるときにフード部24の係合孔26内に嵌り込
んで係合するようになっており、係合孔26と共同して
レバー40を「嵌合開始位置」に保持するための係止機
構47を構成している。
にはレバー40と一体に弾性突片46が成形され、これ
がレバー40の裏側に向けて突出した状態となってい
る。この弾性突片46は、レバー40が「嵌合開始位
置」にあるときにフード部24の係合孔26内に嵌り込
んで係合するようになっており、係合孔26と共同して
レバー40を「嵌合開始位置」に保持するための係止機
構47を構成している。
【0025】さて、雌コネクタハウジング21の背面側
には本発明にいう補助部材に相当する電線カバー60が
設けられている。この電線カバー60は、雌ターミナル
22に接続された電線w群(図3にのみ図示)を外側か
ら包囲する形状で、電線w群はカバー60の後開放部6
1(図3において左側)から導き出される。電線カバー
60のうち雌コネクタハウジング21側の内側面には取
付溝62が形成され、これを雌コネクタハウジング21
の背面部に形成した取付突条30に嵌合することにより
雌コネクタハウジング21に取り付けられ、図1に示す
状態から同図矢印方向にスライド移動可能となってい
る。
には本発明にいう補助部材に相当する電線カバー60が
設けられている。この電線カバー60は、雌ターミナル
22に接続された電線w群(図3にのみ図示)を外側か
ら包囲する形状で、電線w群はカバー60の後開放部6
1(図3において左側)から導き出される。電線カバー
60のうち雌コネクタハウジング21側の内側面には取
付溝62が形成され、これを雌コネクタハウジング21
の背面部に形成した取付突条30に嵌合することにより
雌コネクタハウジング21に取り付けられ、図1に示す
状態から同図矢印方向にスライド移動可能となってい
る。
【0026】電線カバー60の一方の側面部には一対の
カム突起63が電線カバー60の長手方向に間隔を隔て
て設けられており、矢印方向の前面側が傾斜面64とな
っている。そして、レバー40の架橋部41には、レバ
ー40が「嵌合完了位置」に回動されたときに電線カバ
ー60のカム突起63を収容するカム受け凹部48が形
成され、カム突起63の傾斜面64と対応する部分に同
様な傾斜面49が形成されている。従って、レバー40
が「嵌合完了位置」にあるときに電線カバー60を矢印
方向に移動させると、カム突起63の傾斜面64がカム
受け凹部48の傾斜面49を押し上げるようになってレ
バー40を「嵌合完了位置」から上方へ回動させること
ができ、これらのカム突起63及びカム受け凹部48と
はレバー40を「嵌合完了位置」から「嵌合開始位置」
方向に変位させるカム機構部50を構成する。
カム突起63が電線カバー60の長手方向に間隔を隔て
て設けられており、矢印方向の前面側が傾斜面64とな
っている。そして、レバー40の架橋部41には、レバ
ー40が「嵌合完了位置」に回動されたときに電線カバ
ー60のカム突起63を収容するカム受け凹部48が形
成され、カム突起63の傾斜面64と対応する部分に同
様な傾斜面49が形成されている。従って、レバー40
が「嵌合完了位置」にあるときに電線カバー60を矢印
方向に移動させると、カム突起63の傾斜面64がカム
受け凹部48の傾斜面49を押し上げるようになってレ
バー40を「嵌合完了位置」から上方へ回動させること
ができ、これらのカム突起63及びカム受け凹部48と
はレバー40を「嵌合完了位置」から「嵌合開始位置」
方向に変位させるカム機構部50を構成する。
【0027】また、レバー40の架橋部41の中央に
は、ほぼL字形の係合爪51が突設され、その先端の鈎
形部52が電線カバー60の先端側に向かって延びてい
る。一方、電線カバー60には、前記カム突起63の中
間部に位置してコ字形のフック部65が一体成形され、
これらにてレバー40のロック機構54が構成されてい
る。すなわち、レバー40が「嵌合完了位置」にあると
きに電線カバー60を図1に示す「ロック位置」に移動
させるとレバー40の係合爪51が電線カバー60のフ
ック部65に係合してレバー40が「嵌合開始位置」方
向に回動することが規制され、電線カバー60を「ロッ
ク位置」から矢印方向に移動させると係合爪51がフッ
ク部65との係合を外した図5に示す「ロック解除位
置」に至るようになっている。なお、鈎形部52はレバ
ー40の架橋部41に沿って直線的に延びる形状で、フ
ック部65との接触面はレバー40の回動方向に対して
直交するように設定されている。
は、ほぼL字形の係合爪51が突設され、その先端の鈎
形部52が電線カバー60の先端側に向かって延びてい
る。一方、電線カバー60には、前記カム突起63の中
間部に位置してコ字形のフック部65が一体成形され、
これらにてレバー40のロック機構54が構成されてい
る。すなわち、レバー40が「嵌合完了位置」にあると
きに電線カバー60を図1に示す「ロック位置」に移動
させるとレバー40の係合爪51が電線カバー60のフ
ック部65に係合してレバー40が「嵌合開始位置」方
向に回動することが規制され、電線カバー60を「ロッ
ク位置」から矢印方向に移動させると係合爪51がフッ
ク部65との係合を外した図5に示す「ロック解除位
置」に至るようになっている。なお、鈎形部52はレバ
ー40の架橋部41に沿って直線的に延びる形状で、フ
ック部65との接触面はレバー40の回動方向に対して
直交するように設定されている。
【0028】さらに、雌コネクタハウジング21の一方
の側面部中央には突片31が電線カバー60の側面部に
間隔を隔てて重なるように形成され、ここに係止孔32
が形成されている。また、電線カバー60のうち上記突
片31に対応する位置には係止突起66が一体に突設さ
れており、その先端が係止孔32内に進入可能となって
いて、これらにて電線カバー60を前記「ロック位置」
に保持する係止機構67が形成されている。なお、係止
突起66は両側部に斜面部を有する三角板状をなし、
「ロック位置」では図7に示すように係止突起66が突
片31の側部に当接して係止され、電線カバー60が
「ロック位置」から「ロック解除位置」方向(図7で右
側)に移動することが規制されている。また、電線カバ
ー60を上記「ロック位置」から矢印方向に強制的に移
動させると、電線カバー60が「ロック解除位置」に至
ったところで、係止突起66の先端が突片31の係止孔
32に嵌合する。
の側面部中央には突片31が電線カバー60の側面部に
間隔を隔てて重なるように形成され、ここに係止孔32
が形成されている。また、電線カバー60のうち上記突
片31に対応する位置には係止突起66が一体に突設さ
れており、その先端が係止孔32内に進入可能となって
いて、これらにて電線カバー60を前記「ロック位置」
に保持する係止機構67が形成されている。なお、係止
突起66は両側部に斜面部を有する三角板状をなし、
「ロック位置」では図7に示すように係止突起66が突
片31の側部に当接して係止され、電線カバー60が
「ロック位置」から「ロック解除位置」方向(図7で右
側)に移動することが規制されている。また、電線カバ
ー60を上記「ロック位置」から矢印方向に強制的に移
動させると、電線カバー60が「ロック解除位置」に至
ったところで、係止突起66の先端が突片31の係止孔
32に嵌合する。
【0029】(実施例の作用)いま、両コネクタが図4
に示すように嵌合状態にあり、レバー40がロック機構
54にて「嵌合完了位置」に保持されているとする。こ
の状態で、レバー40に「嵌合開始位置」方向への強い
回動力が作用したとすると、レバー40の係合爪51の
鈎形部52が電線カバー60のフック部65の下面を強
く押し上げることになるが、電線カバー60はレバー4
0の回動方向に対して直交する方向に移動可能になって
おり、鈎形部52とフック部65との接触面はレバー4
0の回動方向に対して直交するように設定されているか
ら、電線カバー60がロック機構54のロック解除方向
に逃げるように移動してしまうことがない。しかも、電
線カバー60は、係止突起66と突片31とからなる係
止機構67によって「ロック位置」に保持されているの
で、一層確実にロック解除方向への移動が阻止されてい
る。
に示すように嵌合状態にあり、レバー40がロック機構
54にて「嵌合完了位置」に保持されているとする。こ
の状態で、レバー40に「嵌合開始位置」方向への強い
回動力が作用したとすると、レバー40の係合爪51の
鈎形部52が電線カバー60のフック部65の下面を強
く押し上げることになるが、電線カバー60はレバー4
0の回動方向に対して直交する方向に移動可能になって
おり、鈎形部52とフック部65との接触面はレバー4
0の回動方向に対して直交するように設定されているか
ら、電線カバー60がロック機構54のロック解除方向
に逃げるように移動してしまうことがない。しかも、電
線カバー60は、係止突起66と突片31とからなる係
止機構67によって「ロック位置」に保持されているの
で、一層確実にロック解除方向への移動が阻止されてい
る。
【0030】この状態から、両コネクタを離脱させるに
は、電線カバー60を図4に示す位置から矢印方向に移
動させる。すなわち、電線カバー60を図7に示す「ロ
ック位置」から係止突起66により雌コネクタハウジン
グ21の突片31を押し上げて弾性変形させ、図8に示
す「ロック解除位置」に移動させる。すると、ロック機
構54において、図9に示す状態にあったフック部65
は図5及び図10に示す位置に至り、レバー40の係合
爪51との係合が外れてレバー40の回動が許容され
る。さらに電線カバー60が移動されると、カム突起6
3の傾斜面64がレバー40のカム受け凹部48の傾斜
面49に当接し、これを強制的に押し上げることにな
る。この結果、図6及び図11に示すように、レバー4
0は「嵌合完了位置」から「嵌合開始位置」方向に少し
回動して止まることになり、レバー40と電線カバー6
0との間に隙間ができる。これにて、片手操作であって
もレバー40に容易に指を掛けることができるようにな
り、その後のレバー40の「嵌合開始位置」方向への回
動操作を容易に行うことができるようになる。
は、電線カバー60を図4に示す位置から矢印方向に移
動させる。すなわち、電線カバー60を図7に示す「ロ
ック位置」から係止突起66により雌コネクタハウジン
グ21の突片31を押し上げて弾性変形させ、図8に示
す「ロック解除位置」に移動させる。すると、ロック機
構54において、図9に示す状態にあったフック部65
は図5及び図10に示す位置に至り、レバー40の係合
爪51との係合が外れてレバー40の回動が許容され
る。さらに電線カバー60が移動されると、カム突起6
3の傾斜面64がレバー40のカム受け凹部48の傾斜
面49に当接し、これを強制的に押し上げることにな
る。この結果、図6及び図11に示すように、レバー4
0は「嵌合完了位置」から「嵌合開始位置」方向に少し
回動して止まることになり、レバー40と電線カバー6
0との間に隙間ができる。これにて、片手操作であって
もレバー40に容易に指を掛けることができるようにな
り、その後のレバー40の「嵌合開始位置」方向への回
動操作を容易に行うことができるようになる。
【0031】(実施例の効果)このように、この本実施
例によれば、レバー40のロック機構54を構成する電
線カバー60については、その移動方向をレバー40の
回動方向と交差する関係に設定したから、たとえ「嵌合
完了位置」にあるレバー40に対して強い回動力が作用
したとしても、電線カバー60がロック解除方向に逃げ
移動することを防止できる。この結果、両コネクタの嵌
合が不用意に解除されてしまうことを確実に防止でき、
嵌合維持の信頼性が高くなる。
例によれば、レバー40のロック機構54を構成する電
線カバー60については、その移動方向をレバー40の
回動方向と交差する関係に設定したから、たとえ「嵌合
完了位置」にあるレバー40に対して強い回動力が作用
したとしても、電線カバー60がロック解除方向に逃げ
移動することを防止できる。この結果、両コネクタの嵌
合が不用意に解除されてしまうことを確実に防止でき、
嵌合維持の信頼性が高くなる。
【0032】また、コネクタの嵌合解除のために「嵌合
完了位置」にあるレバー40を「嵌合開始位置」に回動
させるに際しては、まず電線カバー60をスライドさせ
れば、レバー40が指を掛け易い位置まで回動するか
ら、次にそのレバー40に指を掛けてこれを引き起こせ
ばよい。従って、仮にコネクタが機器内部の狭い空間内
に配置されていたとしても、これを片手で離脱操作させ
ることができるようになり、メンテナンス等の作業が極
めて容易になる。
完了位置」にあるレバー40を「嵌合開始位置」に回動
させるに際しては、まず電線カバー60をスライドさせ
れば、レバー40が指を掛け易い位置まで回動するか
ら、次にそのレバー40に指を掛けてこれを引き起こせ
ばよい。従って、仮にコネクタが機器内部の狭い空間内
に配置されていたとしても、これを片手で離脱操作させ
ることができるようになり、メンテナンス等の作業が極
めて容易になる。
【0033】さらに、本実施例では、電線カバー60を
利用してロック機構54を設ける構成としたから、ロッ
ク機構のために専用の補助部材を設ける構成に比べて部
品点数が少なくなって製造コストを安価にすることがで
きる。
利用してロック機構54を設ける構成としたから、ロッ
ク機構のために専用の補助部材を設ける構成に比べて部
品点数が少なくなって製造コストを安価にすることがで
きる。
【0034】<第2実施例>図12は本発明の第2実施
例を示し、前記第1実施例との相違はレバーを嵌合完了
位置にロックするためのロック機構の具体的構造にあ
る。その他の構造は第1実施例と同様であるから、同一
部分に同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なると
ころのみ説明する。
例を示し、前記第1実施例との相違はレバーを嵌合完了
位置にロックするためのロック機構の具体的構造にあ
る。その他の構造は第1実施例と同様であるから、同一
部分に同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なると
ころのみ説明する。
【0035】レバー40の架橋部41中央にはコ字形の
フック部71が突設され、電線カバー60には上記フッ
ク部71と係合可能なL字形をなす係合爪72が突設さ
れている。係合爪72の鈎形部73は電線カバー60の
後開放部61側に延びる形状である。ここで、電線カバ
ー60を雌コネクタハウジング21に装着した後、レバ
ー40を「嵌合完了位置」に回動させると、レバー40
がその位置にロックされ、その後、電線カバー60を矢
印方向にスライドさせると係合爪72とフック部71と
の係合が外されてレバー40のロックが解除される。
フック部71が突設され、電線カバー60には上記フッ
ク部71と係合可能なL字形をなす係合爪72が突設さ
れている。係合爪72の鈎形部73は電線カバー60の
後開放部61側に延びる形状である。ここで、電線カバ
ー60を雌コネクタハウジング21に装着した後、レバ
ー40を「嵌合完了位置」に回動させると、レバー40
がその位置にロックされ、その後、電線カバー60を矢
印方向にスライドさせると係合爪72とフック部71と
の係合が外されてレバー40のロックが解除される。
【0036】このような構成としても、前記第1実施例
と同様な効果が得られる上、第1実施例と比べてレバー
40の架橋部41の強度が高くなるという利点が得られ
る。
と同様な効果が得られる上、第1実施例と比べてレバー
40の架橋部41の強度が高くなるという利点が得られ
る。
【0037】<第3実施例>図13は本発明の第3実施
例を示す。前記第1実施例との相違は、やはりロック機
構の具体的構造にあり、その他の構造は第1実施例と同
様であるから、同一部分に同一符号を付して詳細な説明
を省略し、異なるところのみ説明する。
例を示す。前記第1実施例との相違は、やはりロック機
構の具体的構造にあり、その他の構造は第1実施例と同
様であるから、同一部分に同一符号を付して詳細な説明
を省略し、異なるところのみ説明する。
【0038】レバー40の架橋部41中央には矩形状の
係合孔74が形成され、電線カバー60には上記係合孔
74に対応する位置にこれを挿通可能な係合爪75が突
設されている。この係合爪75は、上記第2実施例と同
様に鈎形部76が電線カバー60の後開放部61側に延
びるL字形である。従って、電線カバー60を雌コネク
タハウジング21に装着した後、レバー40を「嵌合完
了位置」に回動させると、係合爪75が弾性変形してレ
バー40がその位置でロックされ、その後、電線カバー
60を矢印方向にスライド移動させると、係合爪75と
係合孔74との係合が外れてレバー40のロックが解除
される。このような構成としても、前記第1実施例と同
様な効果が得られる。
係合孔74が形成され、電線カバー60には上記係合孔
74に対応する位置にこれを挿通可能な係合爪75が突
設されている。この係合爪75は、上記第2実施例と同
様に鈎形部76が電線カバー60の後開放部61側に延
びるL字形である。従って、電線カバー60を雌コネク
タハウジング21に装着した後、レバー40を「嵌合完
了位置」に回動させると、係合爪75が弾性変形してレ
バー40がその位置でロックされ、その後、電線カバー
60を矢印方向にスライド移動させると、係合爪75と
係合孔74との係合が外れてレバー40のロックが解除
される。このような構成としても、前記第1実施例と同
様な効果が得られる。
【0039】<第4実施例>図14は本発明の第4実施
例を示す。前記第1実施例との相違は、やはりロック機
構の具体的構造にあり、その他の構造は第1実施例と同
様であるから、同一部分に同一符号を付して詳細な説明
を省略し、異なるところのみ説明する。
例を示す。前記第1実施例との相違は、やはりロック機
構の具体的構造にあり、その他の構造は第1実施例と同
様であるから、同一部分に同一符号を付して詳細な説明
を省略し、異なるところのみ説明する。
【0040】電線カバー60には前記第1実施例のフッ
ク部65に代えて係合爪77が突設され、その鈎形部7
8がレバー40の係合爪51とは逆方向に向いている。
このような構成としても、前記第1実施例と同様な効果
が得られる。
ク部65に代えて係合爪77が突設され、その鈎形部7
8がレバー40の係合爪51とは逆方向に向いている。
このような構成としても、前記第1実施例と同様な効果
が得られる。
【0041】<第5実施例>図15及び図16は本発明
の第5実施例を示す。前記第1実施例と相違する点は、
レバー40の架橋部41に係合爪51を側方から保護す
る保護枠79を一体成形したところにある。その他の構
造は第1実施例と同様であり、同一部分に同一符号を付
して詳細な説明を省略する。
の第5実施例を示す。前記第1実施例と相違する点は、
レバー40の架橋部41に係合爪51を側方から保護す
る保護枠79を一体成形したところにある。その他の構
造は第1実施例と同様であり、同一部分に同一符号を付
して詳細な説明を省略する。
【0042】この構成とすれば、第1実施例と同様な効
果が得られる上、コネクタ嵌合前の輸送時や取扱時に係
合爪51に電線が引っかかって係合爪51に強い力が作
用しても、このために係合爪51が折損してしまうこと
を確実に防止できるという利点も得られる。
果が得られる上、コネクタ嵌合前の輸送時や取扱時に係
合爪51に電線が引っかかって係合爪51に強い力が作
用しても、このために係合爪51が折損してしまうこと
を確実に防止できるという利点も得られる。
【0043】<他の実施例>本発明は上記各実施例に限
定されるものではなく、例えば次のような変形が可能で
あり、これらの実施態様も本発明の技術的範囲に属す
る。
定されるものではなく、例えば次のような変形が可能で
あり、これらの実施態様も本発明の技術的範囲に属す
る。
【0044】(1)前記各実施例では、電線カバー60
を補助部材として利用してロック機構54を構成したが
電線カバー60は必須ではない。電線カバー60を設け
ない場合には、雌コネクタハウジング21に補助部材を
移動可能に設け、これとレバーとの間にレバーを嵌合完
了位置にロックするロック機構を構成すればよい。
を補助部材として利用してロック機構54を構成したが
電線カバー60は必須ではない。電線カバー60を設け
ない場合には、雌コネクタハウジング21に補助部材を
移動可能に設け、これとレバーとの間にレバーを嵌合完
了位置にロックするロック機構を構成すればよい。
【0045】(2)上記実施例では割り溝28をV字形
断面にて形成したが、これに限らず、U字形あるいはコ
字形であってもよく、また、多数本の割り溝を形成して
もよい。 (3)回動部材としては、上記実施例に例示したレバー
形状のものに限らず、例えば一本の脚部のみを備える単
純な平板形状のものや、円盤状の基板に回動操作部とカ
ム作用部とをそれぞれ設けた形状のものであってもよ
く、要するところ、両コネクタの嵌合及び離脱を行なわ
せるべく一方のコネクタハウジングに支軸を介して回動
部材を回動可能に設けたコネクタに適用することができ
る。その他、本願発明は要旨を逸脱しない範囲内で種々
変更して実施することができるものである。
断面にて形成したが、これに限らず、U字形あるいはコ
字形であってもよく、また、多数本の割り溝を形成して
もよい。 (3)回動部材としては、上記実施例に例示したレバー
形状のものに限らず、例えば一本の脚部のみを備える単
純な平板形状のものや、円盤状の基板に回動操作部とカ
ム作用部とをそれぞれ設けた形状のものであってもよ
く、要するところ、両コネクタの嵌合及び離脱を行なわ
せるべく一方のコネクタハウジングに支軸を介して回動
部材を回動可能に設けたコネクタに適用することができ
る。その他、本願発明は要旨を逸脱しない範囲内で種々
変更して実施することができるものである。
【図1】本発明の第1実施例を示す両コネクタの嵌合前
の斜視図
の斜視図
【図2】レバーを外した状態で示す雌コネクタの斜視図
【図3】両コネクタの嵌合前の断面図
【図4】レバーを嵌合完了位置にロックした状態で示す
斜視図
斜視図
【図5】電線カバーをロック解除位置に移動させた状態
で示す斜視図
で示す斜視図
【図6】電線カバーをロック解除位置からさらに前方に
移動させた状態で示す斜視図
移動させた状態で示す斜視図
【図7】係止機構により電線カバーがロック作動状態に
保持されている状態を示す拡大断面図
保持されている状態を示す拡大断面図
【図8】電線カバーがロック解除位置に至った状態を示
す拡大断面図
す拡大断面図
【図9】ロック機構のロック作動状態を示す拡大断面図
【図10】ロック機構のロックが解除された状態を示す
拡大断面図
拡大断面図
【図11】カム機構部の作動状態を示す拡大断面図
【図12】本発明の第2実施例を示す雌コネクタの斜視
図
図
【図13】本発明の第3実施例を示す雌コネクタの斜視
図
図
【図14】本発明の第4実施例を示す雌コネクタの斜視
図
図
【図15】本発明の第5実施例を示す両コネクタの嵌合
前の斜視図
前の斜視図
【図16】本発明の第5実施例を示す両コネクタの嵌合
完了後の斜視図
完了後の斜視図
10…雄コネクタ 20…雌コネクタ 27…支軸 40…レバー 54…ロック機構 60…電線カバー(補助部材) 67…係止機構
Claims (4)
- 【請求項1】 互いに嵌合されるコネクタのうちの一方
のコネクタハウジングに、嵌合開始位置と嵌合完了位置
との間で回動操作可能な回動部材を設け、この回動部材
を回動操作することにより両コネクタハウジングの嵌合
及び離脱を行わせるようにしたものにおいて、 前記一方のコネクタハウジングに補助部材を前記回動部
材の回動方向とは交差する方向に変位可能に設け、この
補助部材及び前記回動部材に、前記嵌合完了位置にある
前記回動部材と係合してその回動部材を嵌合完了位置に
ロックするロック機構を設けると共に、前記補助部材を
変位させることにより前記ロック機構のロック及びロッ
ク解除を行わせる構成としたことを特徴とするコネク
タ。 - 【請求項2】 互いに嵌合されるコネクタのうちの一方
のコネクタハウジングに、嵌合開始位置と嵌合完了位置
との間で回動操作可能な回動部材を設け、この回動部材
を回動操作することにより両コネクタの嵌合及び離脱を
行わせるようにしたものにおいて、 前記一方のコネクタハウジングに補助部材を変位可能に
設け、この補助部材と前記回動部材との間に補助部材の
変位に基づき前記回動部材を前記嵌合完了位置から前記
嵌合開始位置方向に変位させるカム機構部を設けたこと
を特徴とするコネクタ。 - 【請求項3】 補助部材は、前記一方のコネクタハウジ
ングから導出された電線を覆う電線カバーを兼用してい
ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネ
クタ。 - 【請求項4】 前記一方のコネクタハウジングと前記補
助部材とには、補助部材をロック機構のロック作動状態
に保持する係止機構が設けられていることを特徴とする
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33838994A JPH08185925A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | コネクタ |
US08/567,125 US5709560A (en) | 1994-12-14 | 1995-12-04 | Connector having a pivotable connection-assistance member |
EP99121866A EP0975065A3 (en) | 1994-12-14 | 1995-12-08 | Connector |
EP95119408A EP0717466B1 (en) | 1994-12-14 | 1995-12-08 | Connector |
DE69517659T DE69517659T2 (de) | 1994-12-14 | 1995-12-08 | Verbinder |
CN95120473A CN1131346A (zh) | 1994-12-14 | 1995-12-14 | 连接器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33838994A JPH08185925A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08185925A true JPH08185925A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18317703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33838994A Pending JPH08185925A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-28 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08185925A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8437020B2 (en) | 2004-05-13 | 2013-05-07 | Sharp Laboratories Of America, Inc. | System and method for printer emulation |
DE112015004435B4 (de) * | 2014-09-29 | 2020-06-25 | Yazaki Corporation | Verbindergehäuse |
JP2021082466A (ja) * | 2019-11-19 | 2021-05-27 | 矢崎総業株式会社 | レバー式コネクタ |
US11088493B2 (en) | 2019-03-28 | 2021-08-10 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Lever-type connector |
JP2024153169A (ja) * | 2023-04-17 | 2024-10-29 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP33838994A patent/JPH08185925A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8437020B2 (en) | 2004-05-13 | 2013-05-07 | Sharp Laboratories Of America, Inc. | System and method for printer emulation |
DE112015004435B4 (de) * | 2014-09-29 | 2020-06-25 | Yazaki Corporation | Verbindergehäuse |
US11088493B2 (en) | 2019-03-28 | 2021-08-10 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Lever-type connector |
JP2021082466A (ja) * | 2019-11-19 | 2021-05-27 | 矢崎総業株式会社 | レバー式コネクタ |
JP2024153169A (ja) * | 2023-04-17 | 2024-10-29 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2600554C (en) | Lever mated connector assembly with a position assurance device | |
US5797772A (en) | Connector provided with a retainer | |
KR20090012083A (ko) | 전기 커넥터 및 커넥터 조립체 | |
KR101632557B1 (ko) | 레버 타입 커넥터 | |
JP2000173709A (ja) | 防水コネクタ | |
JP2021057193A (ja) | 電源回路遮断装置 | |
CN101971434B (zh) | 连接器护盖 | |
JP2008160963A (ja) | 自動車搭載用の電気接続箱 | |
JP3038130B2 (ja) | レバー結合型コネクタ | |
JP6940540B2 (ja) | 電源回路遮断装置 | |
JPH08185925A (ja) | コネクタ | |
JP3243954B2 (ja) | コネクタ | |
JPH08185926A (ja) | コネクタ | |
US6572401B2 (en) | Connector locking member with disengagement feature | |
JP2004103557A (ja) | レバー式嵌合コネクタ | |
JP3770050B2 (ja) | レバー式コネクタ | |
EP0971454B1 (en) | Electrical connector with actuating device | |
JPH08167448A (ja) | コネクタ | |
WO2022185913A1 (ja) | パネル取付型コネクタ | |
JP2020068167A (ja) | 嵌合コネクタ | |
EP0906644B1 (en) | Electrical connector including a mating assurance device | |
JP3812943B2 (ja) | ロック機構付きzifコネクタ | |
EP1001494B1 (en) | Electrical connector with terminal insertion detection means | |
JP2025010924A (ja) | レバー式コネクタ | |
JP2024080955A (ja) | コネクタ |