JPH0818538B2 - 自動車用安全ベルトシステムのプリテンショナー - Google Patents
自動車用安全ベルトシステムのプリテンショナーInfo
- Publication number
- JPH0818538B2 JPH0818538B2 JP2135166A JP13516690A JPH0818538B2 JP H0818538 B2 JPH0818538 B2 JP H0818538B2 JP 2135166 A JP2135166 A JP 2135166A JP 13516690 A JP13516690 A JP 13516690A JP H0818538 B2 JPH0818538 B2 JP H0818538B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pretensioner
- lever
- base plate
- roller
- retracting member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/18—Anchoring devices
- B60R22/195—Anchoring devices with means to tension the belt in an emergency, e.g. means of the through-anchor or splitted reel type
- B60R22/1958—Anchoring devices with means to tension the belt in an emergency, e.g. means of the through-anchor or splitted reel type characterised by spring actuators
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、自動車のボディまたは自動車のシートに取
付けられたベースプレートとベースプレートに可動式に
案内されかつ安全ベルトの連結金具をベースプレートに
取付けた引込み部材とを有する自動車用安全ベルトシス
テムのプリテンショナー(予備張力付加装置)に関する
ものである。付勢力蓄積装置は引込み部材に係合し予備
引張力の方向に引込み部材を付勢している。自動車の検
出開放ラッチング装置は、蓄積装置の付勢力に対して休
止位置にある引込み部材をロック状態に保持している。
付けられたベースプレートとベースプレートに可動式に
案内されかつ安全ベルトの連結金具をベースプレートに
取付けた引込み部材とを有する自動車用安全ベルトシス
テムのプリテンショナー(予備張力付加装置)に関する
ものである。付勢力蓄積装置は引込み部材に係合し予備
引張力の方向に引込み部材を付勢している。自動車の検
出開放ラッチング装置は、蓄積装置の付勢力に対して休
止位置にある引込み部材をロック状態に保持している。
<従来の技術> 安全ベルトのプリテンショナーは一般的には火薬駆動
装置を備えている。そのようなプリテンショナーは実際
上有効であることが証明されているが値段が高くその用
途も限定されている。
装置を備えている。そのようなプリテンショナーは実際
上有効であることが証明されているが値段が高くその用
途も限定されている。
<解決されるべき問題点> 従って信頼性が高く製造が容易で価格が安く汎用性に
富んだ単純な安全ベルトシステム用プリテンショナーの
必要性が高まっている。
富んだ単純な安全ベルトシステム用プリテンショナーの
必要性が高まっている。
まず自動車の検出開放機構により急に開放される付勢
ばねから予備引張力に必要な駆動力を引出すことを考え
なければならない。しかしながら千分の数秒内に予備引
張力を実現するためには大きい駆動力が安全ベルトシス
テムプリテンショナーに必要となるので、非常に強いば
ねを用いなければならない。
ばねから予備引張力に必要な駆動力を引出すことを考え
なければならない。しかしながら千分の数秒内に予備引
張力を実現するためには大きい駆動力が安全ベルトシス
テムプリテンショナーに必要となるので、非常に強いば
ねを用いなければならない。
しかしながら数年間の準備(配設)状態の後であって
も所定の自動車の減速状態で安全に開放するように設計
されたばね用の開放機構であって、プリテンショナー自
体としてコストが安く単純でありかつ衝突や衝撃による
不必要な開放に対して安全性の高い開放装置は未だ提供
されていない。
も所定の自動車の減速状態で安全に開放するように設計
されたばね用の開放機構であって、プリテンショナー自
体としてコストが安く単純でありかつ衝突や衝撃による
不必要な開放に対して安全性の高い開放装置は未だ提供
されていない。
<問題点を解決するための手段> 本発明の目的は、単純な設計であり製造コストが安い
ものであるが信頼性が高く不必要な開放に対して安全で
ある安全ベルトシステム用のプリテンショナーを提供す
ることである。
ものであるが信頼性が高く不必要な開放に対して安全で
ある安全ベルトシステム用のプリテンショナーを提供す
ることである。
本発明によると、上記目的は、外周面において互いに
接触する3つのローラー本体からなる2つの機能的に結
ばれたシステムをラッチ装置が休止位置に有しており、
各システムは2つの外側ローラー本体を有し、その一方
はベースプレートに取付けられており内側可動ローラー
本体の軸線は外側ローラー本体の軸線を結ぶ線の近くに
位置しており、第1のシステムの内側ローラー本体は引
込み部材の軌跡の休止位置に保持されており、第2のシ
ステムの内側ローラー本体はベースプレートに枢着され
たダブルアームレバーの第1のアームに取付けられてお
り第2のレバーアームは自動車の慣性力検出本体に係合
しているプリテンショナーを提供することにより達成さ
れる。本発明のプリテンショナーの3つのローラー本体
からなるそれぞれのシステムはトグルレバー機構として
働く。第1のシステムの内側ローラー本体は外側ローラ
ー本体の間に位置するが、内側ローラー本体が引込み部
材と係合し蓄積装置の力に対して休止位置に引込み部材
を保持している第2のシステムの内側ローラー本体によ
りその位置に保持される。内側ローラー本体を安定した
上死点を越えた位置から不安定な開放位置に移動させる
ためには、内側ローラー本体軸線と各システムの2つの
外側ローラー本体の軸線を結ぶ線との間の距離により力
を消費しなければならず、その大きさは正確に計算でき
る。2つのこのようなシステムの機能的な連結により自
動車の検出開放は比較的小さい慣性体すなわち数グラム
の慣性体を用いて達成される。さらに2つのローラー本
体システムは製造、組立、及び材料強度等の外的要因に
対して限定されないプリテンショナーの正確な開放限度
を設定できる利点を有している。しかしながら本発明の
プリテンショナーを実現するための費用は大量生産を可
能にする程度である。
接触する3つのローラー本体からなる2つの機能的に結
ばれたシステムをラッチ装置が休止位置に有しており、
各システムは2つの外側ローラー本体を有し、その一方
はベースプレートに取付けられており内側可動ローラー
本体の軸線は外側ローラー本体の軸線を結ぶ線の近くに
位置しており、第1のシステムの内側ローラー本体は引
込み部材の軌跡の休止位置に保持されており、第2のシ
ステムの内側ローラー本体はベースプレートに枢着され
たダブルアームレバーの第1のアームに取付けられてお
り第2のレバーアームは自動車の慣性力検出本体に係合
しているプリテンショナーを提供することにより達成さ
れる。本発明のプリテンショナーの3つのローラー本体
からなるそれぞれのシステムはトグルレバー機構として
働く。第1のシステムの内側ローラー本体は外側ローラ
ー本体の間に位置するが、内側ローラー本体が引込み部
材と係合し蓄積装置の力に対して休止位置に引込み部材
を保持している第2のシステムの内側ローラー本体によ
りその位置に保持される。内側ローラー本体を安定した
上死点を越えた位置から不安定な開放位置に移動させる
ためには、内側ローラー本体軸線と各システムの2つの
外側ローラー本体の軸線を結ぶ線との間の距離により力
を消費しなければならず、その大きさは正確に計算でき
る。2つのこのようなシステムの機能的な連結により自
動車の検出開放は比較的小さい慣性体すなわち数グラム
の慣性体を用いて達成される。さらに2つのローラー本
体システムは製造、組立、及び材料強度等の外的要因に
対して限定されないプリテンショナーの正確な開放限度
を設定できる利点を有している。しかしながら本発明の
プリテンショナーを実現するための費用は大量生産を可
能にする程度である。
摩擦の影響を少なくするために、ローラー本体は特に
ニードルベアリング等によりスムーズに回転するように
取付けられる。ピンに取付けられた単純な構成で開放限
界を容易に再現することが可能であるこたがわかった。
ニードルベアリング等によりスムーズに回転するように
取付けられる。ピンに取付けられた単純な構成で開放限
界を容易に再現することが可能であるこたがわかった。
第1のローラー本体システムの1つの外側ローラー本
体は第2のシステムの内側ローラー本体によっても兼用
できる。従ってこれらのシステムのローラーは共通のロ
ーラー本体を有してもよい。この実施例は必要なローラ
ー本体の数を減らすため様々な形となる。第1のシステ
ムの内側ローラー本体は引込み部材の軌跡にロック状態
に設けられている。休止状態を安定させるためにはこの
引込み部材は第1のシステムの内側ローラー本体の外周
の限界近くに凹部を有している。
体は第2のシステムの内側ローラー本体によっても兼用
できる。従ってこれらのシステムのローラーは共通のロ
ーラー本体を有してもよい。この実施例は必要なローラ
ー本体の数を減らすため様々な形となる。第1のシステ
ムの内側ローラー本体は引込み部材の軌跡にロック状態
に設けられている。休止状態を安定させるためにはこの
引込み部材は第1のシステムの内側ローラー本体の外周
の限界近くに凹部を有している。
2種類のタイプが基本的には達成可能である。すなわ
ち第1の実施例においては引込み部材はベースプレート
に枢着されたダブルアームレバーからなり、第2の実施
例においては引込み部材は通常スライダーが受け止めら
れる2つの離間したプレートで構成されるベースプレー
トに摺動可能に線形案内されるスライダーを構成してい
る。
ち第1の実施例においては引込み部材はベースプレート
に枢着されたダブルアームレバーからなり、第2の実施
例においては引込み部材は通常スライダーが受け止めら
れる2つの離間したプレートで構成されるベースプレー
トに摺動可能に線形案内されるスライダーを構成してい
る。
係止歯を有するくさび状の逆移動防止装置またはクラ
ンプ本体状の逆移動防止装置は線形摺動スライダーを有
する実施例に好適である。くさび状またはクランプ状の
本体はスライダーの移動方向に対して傾斜した方向にラ
ンプ面に支持されており2つのプレートの間に制限さ
れ、くさびまたはクランプ本体は2つのプレートの間で
保持される。
ンプ本体状の逆移動防止装置は線形摺動スライダーを有
する実施例に好適である。くさび状またはクランプ状の
本体はスライダーの移動方向に対して傾斜した方向にラ
ンプ面に支持されており2つのプレートの間に制限さ
れ、くさびまたはクランプ本体は2つのプレートの間で
保持される。
<実施例> 以下本発明を図面を参照して説明する。
第1図から第3図に示す実施例においてベアリングを
成すように形成されたベースプレート10は自動車のシー
トまたは自動車のボディに取付けられるようになってい
る。ダブルアームレバー12は軸14の回りで回動可能に取
付けられている。ピン16はダブルアームレバー12に横方
向に取付けられておりベースプレート10の円弧状の長穴
18を通過している。平らなスパイラル状のばね20の外端
はピン16にかけられておりばね20の内端はスロット付矩
形部材によりベースプレート10に固定されている。ベル
トロック24の連結部材22はダブルアームレバー12の第1
のアームに取付けられている。さらにばね付勢受け部材
26は、逆移動防止機構としてベースプレート10の歯28と
協働するもので、ダブルアームレバー12の第1のレバー
アームに枢着されている。
成すように形成されたベースプレート10は自動車のシー
トまたは自動車のボディに取付けられるようになってい
る。ダブルアームレバー12は軸14の回りで回動可能に取
付けられている。ピン16はダブルアームレバー12に横方
向に取付けられておりベースプレート10の円弧状の長穴
18を通過している。平らなスパイラル状のばね20の外端
はピン16にかけられておりばね20の内端はスロット付矩
形部材によりベースプレート10に固定されている。ベル
トロック24の連結部材22はダブルアームレバー12の第1
のアームに取付けられている。さらにばね付勢受け部材
26は、逆移動防止機構としてベースプレート10の歯28と
協働するもので、ダブルアームレバー12の第1のレバー
アームに枢着されている。
ベースプレート10は、平らなスパイラル状のばね20の
力に対して休止位置にダブルアームレバー12を保持する
ようにダブルアームレバー12の第2のレバーアームの端
部に係合するラッチ装置があるブラケット10Aを有して
いる。このラッチ装置はそれぞれ3つのローラー本体か
らなる機能的に連結された2つのシステムから構成され
ている。内側ローラー34はダブルアームレバー12の第2
のレバーアームの端部に枢着された円筒状の外側ローラ
ー32とブラケット10Aに枢着された外側ローラー30との
間で遊嵌(即ち、可動に保持)されている。尚、ここ
で、第1のシステムは、外側ローラー30,36と内側ロー
ラー34とからなる。さらに内側ローラー34は、その外周
面で3つのローラー本体からなる第2のシステムの内側
ローラー36に支持されており第2のシステムの第1の外
側ローラー本体は第1のシステムの内側ローラー34によ
り構成され第2のシステムの第2の外側ローラー本体は
ブラケット10Aに枢着された円筒状ローラー38からな
る。このように第2のローラー本体システムは第1のシ
ステムと共通のローラー本体を有している。第2のシス
テムの内側ローラー本体36はローラー38の取付軸線に対
応する軸線42のまわりで回動(枢動)されるように、ブ
ラケット10に取付けられたダブルアームレバー40の上端
に枢着されている。ダブルアームレバー40の第2の下方
アームはストラップ状であり、そのストラップ40に自動
車の慣性検出体44が取付けられている。
力に対して休止位置にダブルアームレバー12を保持する
ようにダブルアームレバー12の第2のレバーアームの端
部に係合するラッチ装置があるブラケット10Aを有して
いる。このラッチ装置はそれぞれ3つのローラー本体か
らなる機能的に連結された2つのシステムから構成され
ている。内側ローラー34はダブルアームレバー12の第2
のレバーアームの端部に枢着された円筒状の外側ローラ
ー32とブラケット10Aに枢着された外側ローラー30との
間で遊嵌(即ち、可動に保持)されている。尚、ここ
で、第1のシステムは、外側ローラー30,36と内側ロー
ラー34とからなる。さらに内側ローラー34は、その外周
面で3つのローラー本体からなる第2のシステムの内側
ローラー36に支持されており第2のシステムの第1の外
側ローラー本体は第1のシステムの内側ローラー34によ
り構成され第2のシステムの第2の外側ローラー本体は
ブラケット10Aに枢着された円筒状ローラー38からな
る。このように第2のローラー本体システムは第1のシ
ステムと共通のローラー本体を有している。第2のシス
テムの内側ローラー本体36はローラー38の取付軸線に対
応する軸線42のまわりで回動(枢動)されるように、ブ
ラケット10に取付けられたダブルアームレバー40の上端
に枢着されている。ダブルアームレバー40の第2の下方
アームはストラップ状であり、そのストラップ40に自動
車の慣性検出体44が取付けられている。
各システムの3つのローラー本体はトグルレバー機構
のように配置されており、第2のシステムの内側ローラ
ー本体は安定して死点を越えた位置に位置している。ロ
ーラー30,32,34は内側の遊嵌ローラー34のローラー30,3
2の軸線を通過する線から距離dだけ離れている。外側
ローラー30,32に対して内側遊嵌ローラー34の相対位置
はローラー30,34の軸線を通過する線が外側ローラー30,
32の軸線を通過する線に対して傾斜する角度によっても
特定される。
のように配置されており、第2のシステムの内側ローラ
ー本体は安定して死点を越えた位置に位置している。ロ
ーラー30,32,34は内側の遊嵌ローラー34のローラー30,3
2の軸線を通過する線から距離dだけ離れている。外側
ローラー30,32に対して内側遊嵌ローラー34の相対位置
はローラー30,34の軸線を通過する線が外側ローラー30,
32の軸線を通過する線に対して傾斜する角度によっても
特定される。
第2のローラー本体システムはローラー34,36,38によ
りなる。内側ローラー36はローラー36が枢着された軸線
がベースプレート10の円弧状長穴46の上端に当接するこ
とにより確定された死点を越えた位置に位置する。この
ように第1図のレバー40の反時計方向の枢動に対して係
止点として長手穴46が働く。ローラー36の死点を越えた
位置はローラー34,36の軸線とローラー38と34の軸線を
通過する線との角度により画定される。
りなる。内側ローラー36はローラー36が枢着された軸線
がベースプレート10の円弧状長穴46の上端に当接するこ
とにより確定された死点を越えた位置に位置する。この
ように第1図のレバー40の反時計方向の枢動に対して係
止点として長手穴46が働く。ローラー36の死点を越えた
位置はローラー34,36の軸線とローラー38と34の軸線を
通過する線との角度により画定される。
上述の配置の関係は第1図に角度α及びβとして示さ
れている。
れている。
第2図に示されるように第1図に示した装置の動作は
以下のようである。フラットなスパイラル状のばね20
は、開放時に接続部材22及びベルトロック24に作用する
500〜1500Nの予備引張力に対応する高い時計方向のトル
クをダブルアームレバー12にかける。ダブルアームレバ
ー12はローラー32を介して第1のシステムの中間の遊嵌
ローラー34の外周を押して、このローラーは第2のシス
テムの内側ローラー36に対して移動する傾向にある。し
かしながらローラー36は長手穴46の上端にその回動通路
が制限されているのでローラー34,38の間の安定した死
点を越えた位置にあり移動不可能となっている。第1の
システムの内側ローラー34が移動しないようにする保持
力は、角度α乃至距離dが小さいのでローラー34に支持
されるローラー32の力の割合による。
以下のようである。フラットなスパイラル状のばね20
は、開放時に接続部材22及びベルトロック24に作用する
500〜1500Nの予備引張力に対応する高い時計方向のトル
クをダブルアームレバー12にかける。ダブルアームレバ
ー12はローラー32を介して第1のシステムの中間の遊嵌
ローラー34の外周を押して、このローラーは第2のシス
テムの内側ローラー36に対して移動する傾向にある。し
かしながらローラー36は長手穴46の上端にその回動通路
が制限されているのでローラー34,38の間の安定した死
点を越えた位置にあり移動不可能となっている。第1の
システムの内側ローラー34が移動しないようにする保持
力は、角度α乃至距離dが小さいのでローラー34に支持
されるローラー32の力の割合による。
ローラー32がローラー34に当接され力が1000N、角度
αが5゜の場合、ころがり摩擦が0とするとローラー34
の保持力は以下のように表わされる。
αが5゜の場合、ころがり摩擦が0とするとローラー34
の保持力は以下のように表わされる。
F1=2×1000N×tanα=175N この保持力F1はローラー本体の第2のシステム用のも
のでなければならない。必要な保持力を発生するのに必
要な自動車の慣性検出本体44の質量は以下のように算出
される。ローラー36及び38の軸線間のレバー40の上部ア
ームの長さをaとし、自動車の慣性検出本体44の重心と
軸線42との間のレバーアームの長さをbとして、レバー
アームの長さa及びbがほぼ同じで、角度βが約2.5゜
に選択され、自動車の予備引張力検出開放の重力加速度
の約10倍である開放限度とすると、以下のようになる。
のでなければならない。必要な保持力を発生するのに必
要な自動車の慣性検出本体44の質量は以下のように算出
される。ローラー36及び38の軸線間のレバー40の上部ア
ームの長さをaとし、自動車の慣性検出本体44の重心と
軸線42との間のレバーアームの長さをbとして、レバー
アームの長さa及びbがほぼ同じで、角度βが約2.5゜
に選択され、自動車の予備引張力検出開放の重力加速度
の約10倍である開放限度とすると、以下のようになる。
F2=F1×2×tanβ=100N×tanβ =15.3N このように自動車の慣性検出本体44は0.1〜0.2kg程度
の質量を持たなければならない。
の質量を持たなければならない。
このように重力加速度の約10倍以上の自動車の減速が
発生するとローラ36が長手穴46の上端に当接保持される
限界力を越える。レバー40は時計方向に回動しローラー
36はローラー38と34の間を移動し途中でローラー36にか
かる圧力がレバー40の時計方向に向くトルクに対応する
力の要素を発生する位置を保持する。この位置が達成さ
れるとシステムは不安定に回転し、レバー40はさらに時
計方向に回動するほどローラー32,34を介してローラー3
6にフラットなスパイラルばね20により伝えられる回動
を支持するトルクが大きくなる。ここで第1のローラー
本体システムの遊嵌内側ローラー34も角度αを大きくし
ながら2つの外側ローラー30と32の間を移動する。シス
テムが全体として自由になる。遊嵌ローラー34がローラ
ー30と32の間を飛び出す。ローラー32は障害物に当接す
ることがなくなりレバー12はスパイラル状のばね20によ
り右方向に回動しベルトの引張力とつりあう力が達成さ
れるかピン16が長手穴18の下端で止まるまでベルトロッ
ク24とともに連結金具22が下方に移動する。
発生するとローラ36が長手穴46の上端に当接保持される
限界力を越える。レバー40は時計方向に回動しローラー
36はローラー38と34の間を移動し途中でローラー36にか
かる圧力がレバー40の時計方向に向くトルクに対応する
力の要素を発生する位置を保持する。この位置が達成さ
れるとシステムは不安定に回転し、レバー40はさらに時
計方向に回動するほどローラー32,34を介してローラー3
6にフラットなスパイラルばね20により伝えられる回動
を支持するトルクが大きくなる。ここで第1のローラー
本体システムの遊嵌内側ローラー34も角度αを大きくし
ながら2つの外側ローラー30と32の間を移動する。シス
テムが全体として自由になる。遊嵌ローラー34がローラ
ー30と32の間を飛び出す。ローラー32は障害物に当接す
ることがなくなりレバー12はスパイラル状のばね20によ
り右方向に回動しベルトの引張力とつりあう力が達成さ
れるかピン16が長手穴18の下端で止まるまでベルトロッ
ク24とともに連結金具22が下方に移動する。
これらの動作は非常に短い時間すなわち1000分の数秒
の間に行なわれる。第2図は予備引張動作が完了した後
のプリテンショナーの状態を示している。遊嵌ローラー
34は離れており例えばジャケット等により保持されてい
る。死点を越えた位置から不安定位置まで届くまでロー
ラー36によりカバーされている距離は開放までの加速及
び経過時間と一定の関係にある。この期間は1mmの距離
について約10msであり重力加速度の10倍の平均自動車減
速である。このシステムの1つの重要な特徴は衝突また
は振動等による短い間の加速では平均加速と動作時間と
の積が小さいので不必要な開放はおこらない。
の間に行なわれる。第2図は予備引張動作が完了した後
のプリテンショナーの状態を示している。遊嵌ローラー
34は離れており例えばジャケット等により保持されてい
る。死点を越えた位置から不安定位置まで届くまでロー
ラー36によりカバーされている距離は開放までの加速及
び経過時間と一定の関係にある。この期間は1mmの距離
について約10msであり重力加速度の10倍の平均自動車減
速である。このシステムの1つの重要な特徴は衝突また
は振動等による短い間の加速では平均加速と動作時間と
の積が小さいので不必要な開放はおこらない。
第8図の実施例とともに第4図から第7図の実施例に
おいて、ベルトロックに係合する引込み部材はダブルア
ーム枢着レバーとしては形成されていないが以下におい
てスライダーとよばれ参照番号50で示される線形摺動案
内部材が設けられている。
おいて、ベルトロックに係合する引込み部材はダブルア
ーム枢着レバーとしては形成されていないが以下におい
てスライダーとよばれ参照番号50で示される線形摺動案
内部材が設けられている。
スライダー50はベースプレート10とスペーサー52によ
り離されたプレート10Bとの間で案内される。ベースプ
レート10はスライダー50に取付けられたピン56が通過す
る長手穴54を有している。ピン56上にはベースプレート
10に取付けられた矩形部材14にその内端がかけられたフ
ラットスパイラル状ばね20の外端が支持されている。ベ
ルトロック24の連結金具22はスライダー50の上端に接続
されている。ベースプレート10及びプレート10Bはそれ
ぞれ1つの長手穴58または60を有している。長手穴58,6
0は、長手穴58,60によりその2つの横方向に連結された
リブが案内される係止くさび62を案内するように互いに
平行になっている。係止くさび62はスライダー50の移動
方向に対して斜めに長手穴58,60により案内されスライ
ダー側の面にはスライダー50の対応するロック歯66と係
合するロック歯64を有している。係止くさび62は板ばね
68によりスライダー50に付勢されている。ロック歯64,6
6はスライダー50の下方の移動を許すが逆方向の移動は
ロックしてしまう。
り離されたプレート10Bとの間で案内される。ベースプ
レート10はスライダー50に取付けられたピン56が通過す
る長手穴54を有している。ピン56上にはベースプレート
10に取付けられた矩形部材14にその内端がかけられたフ
ラットスパイラル状ばね20の外端が支持されている。ベ
ルトロック24の連結金具22はスライダー50の上端に接続
されている。ベースプレート10及びプレート10Bはそれ
ぞれ1つの長手穴58または60を有している。長手穴58,6
0は、長手穴58,60によりその2つの横方向に連結された
リブが案内される係止くさび62を案内するように互いに
平行になっている。係止くさび62はスライダー50の移動
方向に対して斜めに長手穴58,60により案内されスライ
ダー側の面にはスライダー50の対応するロック歯66と係
合するロック歯64を有している。係止くさび62は板ばね
68によりスライダー50に付勢されている。ロック歯64,6
6はスライダー50の下方の移動を許すが逆方向の移動は
ロックしてしまう。
ベースプレート10はその上端側に、ダブルアームレバ
ー40が軸42に取付けられたブラケット10Aを有してお
り、ローラー38が軸42に取付けられている。第1図から
第3図の実施例と同様に自動車の慣性検出本体44はレバ
ー40に取付けられている。さらに第1図から第3図の実
施例と同様に可動ローラー36はレバー40の上方アームに
枢着されている。さらにローラー30はベースプレート10
に枢着されておりローラー30はローラー36と遊嵌ローラ
ー34とともに3つのローラー本体システムを形成してい
る。遊嵌ローラー34はその外周でスライダー50の凹部70
の周辺を支持している。
ー40が軸42に取付けられたブラケット10Aを有してお
り、ローラー38が軸42に取付けられている。第1図から
第3図の実施例と同様に自動車の慣性検出本体44はレバ
ー40に取付けられている。さらに第1図から第3図の実
施例と同様に可動ローラー36はレバー40の上方アームに
枢着されている。さらにローラー30はベースプレート10
に枢着されておりローラー30はローラー36と遊嵌ローラ
ー34とともに3つのローラー本体システムを形成してい
る。遊嵌ローラー34はその外周でスライダー50の凹部70
の周辺を支持している。
4つのローラー30,34,36,38は第2のシステムの死点
を越えた位置にある1つの内側ローラーと2つの外側ロ
ーラーとを有している3つのローラー本体システムの2
つを形成している。この配置は第1図から第3図に示す
実施例のものに対応するが上述の実施例のローラー32は
スライダー50が支持ローラーではなくて凹部70を有して
いるので省略されている。第1のローラー本体システム
はローラー30,34,36からなり、第2のシステムはローラ
ー34,36,38からなる。両方のシステムは第1図から第3
図に示した実施例のように機能的に連結されており再生
可能なように正確に決定される開放限界値に実質的に影
響を与える。しかしながら、1つのローラーすなわちロ
ーラー32が省略されている。
を越えた位置にある1つの内側ローラーと2つの外側ロ
ーラーとを有している3つのローラー本体システムの2
つを形成している。この配置は第1図から第3図に示す
実施例のものに対応するが上述の実施例のローラー32は
スライダー50が支持ローラーではなくて凹部70を有して
いるので省略されている。第1のローラー本体システム
はローラー30,34,36からなり、第2のシステムはローラ
ー34,36,38からなる。両方のシステムは第1図から第3
図に示した実施例のように機能的に連結されており再生
可能なように正確に決定される開放限界値に実質的に影
響を与える。しかしながら、1つのローラーすなわちロ
ーラー32が省略されている。
2つのローラー本体システムにより構成されるラッチ
装置の動作は前述の実施例と基本的には同じであるので
その説明は省略する。第4図は休止位置にあるプリテン
ショナーを示し第5図は開放位置にある同じプリテンシ
ョナーを示しており、スライダー50はばね20の力により
下方に移動しており、係止くさび62がスライダー50の逆
方向の移動を防止している。
装置の動作は前述の実施例と基本的には同じであるので
その説明は省略する。第4図は休止位置にあるプリテン
ショナーを示し第5図は開放位置にある同じプリテンシ
ョナーを示しており、スライダー50はばね20の力により
下方に移動しており、係止くさび62がスライダー50の逆
方向の移動を防止している。
第8図の実施例は、逆移動防止機構だけが第4図から
第7図に示す実施例と異なっている。この逆移動防止機
構はベースプレート10とプレート10Bとの間に保持され
た案内部材74のランプ(傾斜)面72と好ましくは硬化材
料からなる円筒状のローラー本体により構成される。ラ
ンプ面72はスライダー50の摺動方向に対して斜めに傾斜
している。ローラー本体71はランプ面72に付勢されてお
り、従ってスライダー50の隣接前端に付勢されている。
ローラー本体71がスライダー50を下方に移動することを
防止していないが逆方向の移動は防止していることは明
らかである。スライダー50の隣接前面のある程度の塑性
変形が生じ逆移動をロックしている。
第7図に示す実施例と異なっている。この逆移動防止機
構はベースプレート10とプレート10Bとの間に保持され
た案内部材74のランプ(傾斜)面72と好ましくは硬化材
料からなる円筒状のローラー本体により構成される。ラ
ンプ面72はスライダー50の摺動方向に対して斜めに傾斜
している。ローラー本体71はランプ面72に付勢されてお
り、従ってスライダー50の隣接前端に付勢されている。
ローラー本体71がスライダー50を下方に移動することを
防止していないが逆方向の移動は防止していることは明
らかである。スライダー50の隣接前面のある程度の塑性
変形が生じ逆移動をロックしている。
第9図に示す実施例はダブルアームレバー12の端部に
位置するローラー32がないことが第1図から第3図の実
施例と異なっている。レバー12の端部はエッジ12Aによ
り遊嵌ローラー34に直接支持されている。この実施例で
は第1のローラー本体システムはローラー30,34,36によ
り形成されており第2のシステムはローラー38,36,34に
より形成されている。ラッチ装置の実施例は第4図から
第8図のものと同様に形成される。全体として4つのロ
ーラーだけでローラー本体システムが形成され2つのロ
ーラーが両方のシステムに共通して用いられている。第
9図は左側に休止位置を右側に開放位置を示している。
この配置はレバー12のエッジ12Aがローラー34が開放さ
れた後ローラー30を通過するように自由に移動するよう
にしてもよい。
位置するローラー32がないことが第1図から第3図の実
施例と異なっている。レバー12の端部はエッジ12Aによ
り遊嵌ローラー34に直接支持されている。この実施例で
は第1のローラー本体システムはローラー30,34,36によ
り形成されており第2のシステムはローラー38,36,34に
より形成されている。ラッチ装置の実施例は第4図から
第8図のものと同様に形成される。全体として4つのロ
ーラーだけでローラー本体システムが形成され2つのロ
ーラーが両方のシステムに共通して用いられている。第
9図は左側に休止位置を右側に開放位置を示している。
この配置はレバー12のエッジ12Aがローラー34が開放さ
れた後ローラー30を通過するように自由に移動するよう
にしてもよい。
上記の構成の動作は第1図から第3図の実施例と基本
的に同じであるのでさらに説明はしない。
的に同じであるのでさらに説明はしない。
第9図の実施例においてレバー12の位置は休止接触す
るマイクロスイッチ80等のセンサーにより検出される。
マイクロスイッチが働かない場合回路は閉じており、警
告灯等の装置を動作させ運転手にプリテンショナーが開
放され作動しないことを警告する。
るマイクロスイッチ80等のセンサーにより検出される。
マイクロスイッチが働かない場合回路は閉じており、警
告灯等の装置を動作させ運転手にプリテンショナーが開
放され作動しないことを警告する。
第1図は休止位置にあるプリテンショナーの第1の実施
例の概略側面図、第2図は開放位置にある第1図に示し
たプリテンショナーを示す図、第3図は休止位置にある
プリテンショナーの斜視図、第4図は休止位置にある第
2の実施例によるプリテンショナーの概略断面図、第5
図は開放位置にあるこの実施例の概略断面図、第6図は
第4図及び第5図の実施例の概略全体図、第7図は第4
図から第6図のプリテンショナーの分解図、第8図は第
4図から第7図の実施例の変形例を示す図、及び第9図
は第1図から第3図の実施例の変形例を示す図である。 10……ベースプレート、10A……ブラケット、10B……プ
レート、12……ダブルアームレバー、14……軸、16……
ピン、18……長穴、20……スパイラル状ばね、22……連
結金具、24……ベルトロック、26……ばね受部、28……
歯、30,32,34,36,38……ローラー、40……ダブルアーム
レバー、42……軸、44……自動車慣性検出本体、46……
長穴、50……スライダー、52……スペーサー、54……長
穴、56……ピン、58,60……長穴、62……係止くさび、6
4,66……ロック歯、71……ローラー、72……ランプ面、
74……ガイド部材、80……マイクロスイッチ。
例の概略側面図、第2図は開放位置にある第1図に示し
たプリテンショナーを示す図、第3図は休止位置にある
プリテンショナーの斜視図、第4図は休止位置にある第
2の実施例によるプリテンショナーの概略断面図、第5
図は開放位置にあるこの実施例の概略断面図、第6図は
第4図及び第5図の実施例の概略全体図、第7図は第4
図から第6図のプリテンショナーの分解図、第8図は第
4図から第7図の実施例の変形例を示す図、及び第9図
は第1図から第3図の実施例の変形例を示す図である。 10……ベースプレート、10A……ブラケット、10B……プ
レート、12……ダブルアームレバー、14……軸、16……
ピン、18……長穴、20……スパイラル状ばね、22……連
結金具、24……ベルトロック、26……ばね受部、28……
歯、30,32,34,36,38……ローラー、40……ダブルアーム
レバー、42……軸、44……自動車慣性検出本体、46……
長穴、50……スライダー、52……スペーサー、54……長
穴、56……ピン、58,60……長穴、62……係止くさび、6
4,66……ロック歯、71……ローラー、72……ランプ面、
74……ガイド部材、80……マイクロスイッチ。
Claims (14)
- 【請求項1】自動車用安全ベルトシステムのプリテンシ
ョナーであって、 自動車本体または自動車のシートに取り付けられたベー
スプレート(10)と、 第1及び第2の位置の間の移動経路に沿って、ベースプ
レート上で移動案内されるように構成された引込み部材
(12;50)と、 安全ベルトを引込み部材に接続するための連結部材(2
2)と、 引込み部材と係合して該引込み部材をプリテンション方
向に偏倚させる力蓄積部材(20)と、 自動車の慣性力検出本体(44)を含み、力蓄積部材(2
0)によって加えられる偏倚力に抗して引込み部材(12;
50)を前記第1の位置に保持し、引込み部材(12;50)
の前記第2の位置への動きを可能にすべく引込み部材に
対する前記保持を解除するラッチ装置と を有するプリテンショナーにおいて、 前記ラッチ装置が第1及び第2のシステムからなり、こ
の第1及び第2のシステムの各々は外周が相互にもたれ
あった三つのローラー本体(30,34,36;34,36,38)から
なり、各システムの三つのローラー本体(30,34,36;34,
36,38)のうち二つは外側ローラー本体(30,36;34,38)
であって該外側ローラー本体(30,36;34,38)のうちの
一方(30;38)がベースプレート(10)に取り付けられ
ており、各システムの三つのローラー本体(30,34,36;3
4,36,38)のうち一つ(34;36)は移動可能な内側ローラ
ー本体(34;36)であってその軸線が外側ローラー本体
(30,36;34,38)の軸線を結ぶ線に隣接して位置してお
り、 この二つのシステムの可動な内側ローラー本体(34;3
6)が第1及び第2のシステムのベースプレート(10)
に取り付けられた外側ローラー本体(30;38)の間に配
置され且つ第1システムの可動な内側ローラー本体(3
4)が引込み部材(12;50)を第1の位置に保持すべく該
引込み部材(12;50)の移動径路内に保持されるように
構成されることにより、この二つのシステムは、引込み
部材(12,50)を保持するために機能的に直列に接続さ
れていて、 更に、ベースプレート(10)に枢着されたダブルアーム
レバー(40)が設けられていて、このタブルアームレバ
ー(40)の第1アームに第2システムの内側ローラー本
体(36)が取り付けられ、第2アームに自動車の慣性力
検出本体(44)が係合している ことを特徴とするプリテンショナー。 - 【請求項2】前記第1のシステムの可動な内側ローラー
本体(34)が、ベースプレート(10)にもダブルアーム
レバー(40)にも取り付けられることなく、該第1シス
テムの二つの外側ローラー本体(30,36)の間で保持さ
れるように構成されている請求項1に記載のプリテンシ
ョナー。 - 【請求項3】自動車の慣性力検出本体(44)がその旋回
取付部のすぐ近くでダブルアームレバー(40)の第2ア
ームに取り付けられている請求項1に記載のプリテンシ
ョナー。 - 【請求項4】前記第1の位置に対応するロック位置にあ
る際、慣性力検出本体(44)の重心とダブルアームレバ
ー(40)の旋回取付部とを通る線が、鉛直方向に対して
数度だけ、自動車の常態での前方向とは逆側に傾斜して
いる請求項1から3までのいずれか一つの項に記載のプ
リテンショナー。 - 【請求項5】前記ベースプレート(10)が、第1の位置
に引込み部材(12;50)を保持すべき位置にある第2の
システムの二つの外側ローラー本体(34,38)の間で、
該第2のシステムの内側ローラー本体(36)の位置を規
定する係止手段(46)を有する請求項1から4までのい
ずれか一つの項に記載のプリテンショナー。 - 【請求項6】第2のシステムの二つの外側ローラー本体
(34,38)のうちの一方(38)がダブルアームレバー(4
0)の旋回軸(42)に取り付けられている請求項1から
5までのいずれか一つの項に記載のプリテンショナー。 - 【請求項7】ダブルアームレバー(40)がU字状に形成
されており、該Uの二つの脚部の間に、自動車の慣性力
検出本体(44)及び第2システムの内側ローラー本体
(36)の両方が配置されており、自動車の慣性力検出本
体(44)が第2のレバーアーム側の脚部に、第2のシス
テムの内側ローラー本体(36)が第1のレバーアーム側
の脚部に取り付けられている請求項1から6までのいず
れか一つの項に記載のプリテンショナー。 - 【請求項8】前記引込み部材が前記ベースプレート(1
0)に枢着されたダブルアームレバー(12)の形態であ
り、前記連結部材(22)が該ダブルアームレバー形態の
引込み部材(12)の一方のレバーアーム部に接続され、
ダブルアームレバー形態の引込み部材(12)の他方のレ
バーアーム部が、該アーム部に取り付けられたローラー
要素(32)を介して該第1システムの内側ローラー本体
(34)にもたれかかっている請求項1から7までのいず
れか一つの項に記載のプリテンショナー。 - 【請求項9】前記引込み部材が前記ベースプレート(1
0)に枢着されたタブルアームレバー(12)の形態であ
り、前記連結部材(22)が該ダブルアームレバー形態の
引込み部材(12)の一方のレバーアーム部に接続され、
ダブルアームレバー形態の引込み部材(12)の他方のレ
バーアーム部が、その一縁部(12A)で、前記第1シス
テムの内側ローラー本体(34)にもたれかかっている請
求項1から7までのいずれか一つの項に記載のプリテン
ショナー。 - 【請求項10】前記引込み部材(50)がベースプレート
(10)上で直線的に摺動すべく案内されるように構成さ
れた摺動部分からなり、該摺動部分は、第1システムの
内側ローラー本体(34)が周縁部に当接する凹部(70)
を備え、第1システムの二つの外側ローラー本体(30,3
6)のうちの一方(36)が第2システムの内側ローラー
本体(36)になっている請求項1から7までのいずれか
一つの項に記載のプリテンショナー。 - 【請求項11】前記ベースプレートは前記摺動部分(5
0)が間に配置されるように間隔をおいて配置された二
枚のプレート(10,10B)からなり、 前記プリテンショナーは、前記二枚のプレート(10,10
B)の間に配置され且つ該二枚のプレートのうちの一方
のプレート(10)上において前記摺動部分(50)の移動
方向に対して斜めに設けられた斜面手段(58;72)によ
って案内され、更に該摺動部分(50)の方へ弾性的に偏
倚せしめられたロック部材(62)であって、第1の位置
から第2の位置への前記摺動部分(50)の移動を許容す
る一方で第2の位置への前記摺動部分(50)の逆方向移
動を禁止するように構成された楔状のもの(62)を更に
有しており、該楔(62)及び前記摺動部分(50)が相互
に向き合った面にロック歯(64)及びこれと噛み合うロ
ック歯(66)を夫々備えている請求項10に記載のプリテ
ンショナー。 - 【請求項12】前記ベースプレートは前記摺動部分(5
0)が間に配置されるように間隔をおいて配置された二
枚のプレート(10,10B)からなり、 前記プリテンショナーは、前記二枚のプレート(10,10
B)の間に配置され且つ該二枚のプレートのうちの一方
のプレート(10)上において前記摺動部分(50)の移動
方向に対して斜めに設けられた斜面手段(58;72)によ
って案内され、更に該摺動部分(50)の方へ弾性的に偏
倚せしめられたクランプ式ロック部材(71)であって、
第1の位置から第2の位置への前記摺動部分(50)の移
動を許容する一方で第2の位置への前記摺動部分(50)
の逆方向移動部分(50)の逆方向移動を禁止するように
構成され硬化材料製のローラー体の形態のもの(71)を
更に有しており、前記摺動部分(50)が該ローラー体
(71)によって加えられる負荷の下で塑性変形され得る
材料でできた対向当接面を備えている請求項10に記載の
プリテンショナー。 - 【請求項13】前記ローラー本体のうちの少なくとも幾
つかのローラー本体が回転可能にニードルベアリング上
に装着されている請求項1から12までのいずれか一つの
項に記載のプリテンショナー。 - 【請求項14】前記引込み部材(12)の位置を検出する
ためのセンサー(80)を更に備えており、該センサー
(80)は、引込み部材(12)が第1の位置を採るとディ
スプレイ装置を作動させるように該ディスプレイ装置に
接続されている請求項1から12までのいずれか一つの項
に記載のプリテンショナー。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP89111917.4 | 1989-06-30 | ||
EP89111917A EP0404989A1 (de) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | Gurtstraffer für Sicherheitsgurtsysteme in Fahrzeugen |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0338444A JPH0338444A (ja) | 1991-02-19 |
JPH0818538B2 true JPH0818538B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=8201559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2135166A Expired - Lifetime JPH0818538B2 (ja) | 1989-06-30 | 1990-05-24 | 自動車用安全ベルトシステムのプリテンショナー |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5039127A (ja) |
EP (1) | EP0404989A1 (ja) |
JP (1) | JPH0818538B2 (ja) |
ES (1) | ES2019260A4 (ja) |
Families Citing this family (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH03253443A (ja) * | 1990-03-01 | 1991-11-12 | Takata Kk | シートベルト装置のプリテンショナー |
ES2029222T3 (es) * | 1990-04-17 | 1995-01-16 | Trw Repa Gmbh | Mecanismo de activacion para dispositivos de retrotensado de un sistema de retencion de cinturones de seguridad. |
US5211423A (en) * | 1992-01-17 | 1993-05-18 | General Safety Corporation | Vehicle seat belt tensioning mechanism |
US5364129A (en) * | 1993-10-26 | 1994-11-15 | General Safety Corporation | Vehicle safety belt tensioning mechanism |
JPH0848211A (ja) * | 1994-05-31 | 1996-02-20 | Nippondenso Co Ltd | シートベルト引き締め装置 |
WO1996003295A1 (en) * | 1994-07-21 | 1996-02-08 | Alliedsignal Inc. | Seat belt retractor and improved sensing mechanism |
JPH08188118A (ja) * | 1994-11-11 | 1996-07-23 | Nhk Spring Co Ltd | シートベルト用締付装置 |
US5522619A (en) * | 1995-02-01 | 1996-06-04 | Alliedsignal Inc. | End release seat belt buckle having an inertia-sensitive locking mechanism |
GB2320886B (en) * | 1996-12-27 | 2001-04-11 | Nhk Spring Co Ltd | Seat belt pre-tensioner assembly |
EP1043202B1 (en) * | 1998-11-04 | 2005-08-10 | Nhk Spring Co.Ltd. | Pretensioner for seat belts |
DE10052688A1 (de) * | 2000-10-24 | 2002-05-23 | Takata Europa Vehicle Safety T | Sicherheitsgurtvorrichtung |
US6557955B2 (en) * | 2001-01-13 | 2003-05-06 | Darren Saravis | Snap together modular storage |
US20050006991A1 (en) * | 2001-01-13 | 2005-01-13 | Darren Saravis | Snap together modular elements |
US20040178704A1 (en) * | 2001-01-13 | 2004-09-16 | Darren Saravis | Snap and slide together connectors |
US20040155562A1 (en) * | 2001-01-13 | 2004-08-12 | Darren Saravis | Snap together modular elements with straight connector |
US20050104483A1 (en) * | 2001-01-13 | 2005-05-19 | Darren Saravis | Snap together connectable elements |
US20040145283A1 (en) * | 2001-01-13 | 2004-07-29 | Darren Saravis | Assembly method and device for snap together modular elements |
US7472969B2 (en) * | 2001-01-13 | 2009-01-06 | Cube Concepts, Llc | Panel cover attachments to snap together connectors |
US7380832B2 (en) * | 2005-04-05 | 2008-06-03 | Takata Seat Belts, Inc. | Pretensioner with integrated gas generator |
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EP0300470A1 (de) * | 1987-07-21 | 1989-01-25 | Autoliv-Kolb GmbH & Co. | Vorrichtung zum Ankoppeln des mit dem Gurtschloss eines Sicherheitsgurtes versehenen Tragstücks an ein fahrzeugfestes Halteteil |
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DE3822253A1 (de) * | 1988-07-01 | 1990-01-04 | Bayerische Motoren Werke Ag | Spannvorrichtung fuer sicherheitsgurte in kraftfahrzeugen |
-
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- 1989-06-30 ES ES89111917T patent/ES2019260A4/es active Pending
- 1989-06-30 EP EP89111917A patent/EP0404989A1/de not_active Withdrawn
-
1990
- 1990-05-24 JP JP2135166A patent/JPH0818538B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1990-05-25 US US07/529,152 patent/US5039127A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5039127A (en) | 1991-08-13 |
EP0404989A1 (de) | 1991-01-02 |
ES2019260A4 (es) | 1991-06-16 |
JPH0338444A (ja) | 1991-02-19 |
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