JPH08183836A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
エポキシ樹脂組成物Info
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- JPH08183836A JPH08183836A JP33855894A JP33855894A JPH08183836A JP H08183836 A JPH08183836 A JP H08183836A JP 33855894 A JP33855894 A JP 33855894A JP 33855894 A JP33855894 A JP 33855894A JP H08183836 A JPH08183836 A JP H08183836A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 エポキシ樹脂(a)、該エポキシ樹脂(a)
および/または下記硬化剤(c)と反応し得る官能基を
有するガラス転移温度−20℃以下の重合体からなるコ
アと、ガラス転移温度0℃以上の重合体からなるシェル
とから構成されたコア/シェル型粒子状架橋共重合体
(b)、および硬化剤(c)からなるエポキシ樹脂組成
物。 【効果】 硬化物の可撓性が改良され、接着特性に優
れ、かつ硬化時の作業性がよい。
および/または下記硬化剤(c)と反応し得る官能基を
有するガラス転移温度−20℃以下の重合体からなるコ
アと、ガラス転移温度0℃以上の重合体からなるシェル
とから構成されたコア/シェル型粒子状架橋共重合体
(b)、および硬化剤(c)からなるエポキシ樹脂組成
物。 【効果】 硬化物の可撓性が改良され、接着特性に優
れ、かつ硬化時の作業性がよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エポキシ樹脂組成物に
関し、さらに詳しくは、エポキシ樹脂および/または硬
化剤と反応し得る重合体からなるコアを有するコア/シ
ェル型粒子状架橋共重合体が、硬化剤を含むエポキシ樹
脂中に分散されたエポキシ樹脂組成物に関する。
関し、さらに詳しくは、エポキシ樹脂および/または硬
化剤と反応し得る重合体からなるコアを有するコア/シ
ェル型粒子状架橋共重合体が、硬化剤を含むエポキシ樹
脂中に分散されたエポキシ樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エポキシ樹脂の硬化物は可撓性
に乏しい。従って、エポキシ樹脂を接着剤として使用し
た場合には、金属,磁気,コンクリートなどに対する接
着力、剪断強度、引張強度などに優れるものの、剥離強
度や耐衝撃強度が非常に低く、そのために亀裂や剥離が
発生しやすいという問題点がある。また、成形材料とし
て使用する場合には、成形品が脆くなるなどの問題点が
ある。このような問題点を解決するために以前からエポ
キシ樹脂にゴム成分を導入することによるエポキシ樹脂
変性の検討が進められてきた。
に乏しい。従って、エポキシ樹脂を接着剤として使用し
た場合には、金属,磁気,コンクリートなどに対する接
着力、剪断強度、引張強度などに優れるものの、剥離強
度や耐衝撃強度が非常に低く、そのために亀裂や剥離が
発生しやすいという問題点がある。また、成形材料とし
て使用する場合には、成形品が脆くなるなどの問題点が
ある。このような問題点を解決するために以前からエポ
キシ樹脂にゴム成分を導入することによるエポキシ樹脂
変性の検討が進められてきた。
【0003】例えば、シェル成分が、エポキシ樹脂相と
反応し得る官能基を有するコア/シェル型グラフト共重
合体をエポキシ樹脂相に分散させる手法(米国特許第
4,778,851号)が提案されている。しかしなが
ら、このコア/シェル型グラフト共重合体粒子はエポキ
シ樹脂の強靱化にあまり関与しない硬いシェル部分に官
能基を含んでいるために、エポキシ樹脂相と粒子が強固
に結合されたとしても、シェル部分やコア/シェル界面
の破壊が起こりやすく、効果が十分でないという問題点
がある。また、コア/シェル型グラフト共重合体粒子表
面に多くの官能基が存在しているために、硬化速度の制
御がし難いといった問題点がある。
反応し得る官能基を有するコア/シェル型グラフト共重
合体をエポキシ樹脂相に分散させる手法(米国特許第
4,778,851号)が提案されている。しかしなが
ら、このコア/シェル型グラフト共重合体粒子はエポキ
シ樹脂の強靱化にあまり関与しない硬いシェル部分に官
能基を含んでいるために、エポキシ樹脂相と粒子が強固
に結合されたとしても、シェル部分やコア/シェル界面
の破壊が起こりやすく、効果が十分でないという問題点
がある。また、コア/シェル型グラフト共重合体粒子表
面に多くの官能基が存在しているために、硬化速度の制
御がし難いといった問題点がある。
【0004】また、官能基を有する部分架橋ゴム状ラン
ダム共重合体粒子をエポキシ樹脂相に分散させる手法
(特開平2−117948号公報)が提案されている
が、共重合体のガラス転移温度が低く、粒子同士が互着
しやすいため、粒子の分散性が悪く、樹脂組成物の粘度
が上昇したり、分散されたゴム粒子の凝集が起こり易い
といった問題点がある。この組成物中の粒子の分散性を
改良する手法として、一旦粉末化する方法(特開平5−
295237号公報)、およびエポキシ化合物で処理す
る方法(特開平6−128460号公報)などが提案さ
れているが、前者では粉末化する際に使用するダスティ
ング剤の混入、後者では工程の煩雑化などといった問題
が残されている。
ダム共重合体粒子をエポキシ樹脂相に分散させる手法
(特開平2−117948号公報)が提案されている
が、共重合体のガラス転移温度が低く、粒子同士が互着
しやすいため、粒子の分散性が悪く、樹脂組成物の粘度
が上昇したり、分散されたゴム粒子の凝集が起こり易い
といった問題点がある。この組成物中の粒子の分散性を
改良する手法として、一旦粉末化する方法(特開平5−
295237号公報)、およびエポキシ化合物で処理す
る方法(特開平6−128460号公報)などが提案さ
れているが、前者では粉末化する際に使用するダスティ
ング剤の混入、後者では工程の煩雑化などといった問題
が残されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、硬化
物の可撓性が改良され、接着特性に優れ、曲げ強度、衝
撃強度、耐熱性なども良好であって、かつ硬化時の作業
性がよいエポキシ樹脂組成物を提供することにある。本
発明者らは鋭意検討の結果、意外にも、エポキシ樹脂お
よび/または硬化剤と反応し得る官能基を有する重合体
を、シェルではなくコアとして形成したコア/シェル型
粒子状架橋共重合体をエポキシ樹脂中に分散させること
により、硬化速度の制御がし難くなるなどの問題なし
に、エポキシ樹脂の強靱化が図れることを見出し、本発
明を完成するに到った。
物の可撓性が改良され、接着特性に優れ、曲げ強度、衝
撃強度、耐熱性なども良好であって、かつ硬化時の作業
性がよいエポキシ樹脂組成物を提供することにある。本
発明者らは鋭意検討の結果、意外にも、エポキシ樹脂お
よび/または硬化剤と反応し得る官能基を有する重合体
を、シェルではなくコアとして形成したコア/シェル型
粒子状架橋共重合体をエポキシ樹脂中に分散させること
により、硬化速度の制御がし難くなるなどの問題なし
に、エポキシ樹脂の強靱化が図れることを見出し、本発
明を完成するに到った。
【0006】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、エポキシ樹脂(a)、該エポキシ樹脂(a)および
/または下記硬化剤(c)と反応し得る官能基を有する
ガラス転移温度−20℃以下の重合体からなるコアと、
ガラス転移温度0℃以上の重合体からなるシェルとから
構成されたコア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)、
および硬化剤(c)からなることを特徴とするエポキシ
樹脂組成物が提供される。
ば、エポキシ樹脂(a)、該エポキシ樹脂(a)および
/または下記硬化剤(c)と反応し得る官能基を有する
ガラス転移温度−20℃以下の重合体からなるコアと、
ガラス転移温度0℃以上の重合体からなるシェルとから
構成されたコア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)、
および硬化剤(c)からなることを特徴とするエポキシ
樹脂組成物が提供される。
【0007】以下、本発明のエポキシ樹脂組成物を詳細
に説明する。本発明に用いられるエポキシ樹脂(a)は
用途に応じて適宜選択され、種々のものを使用すること
ができる。例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、
ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキ
シ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジ
ルアミン型エポキシ樹脂、環状脂肪族エポキシ樹脂、ヒ
ダントイン型エポキシ樹脂などを挙げることができる。
これらのエポキシ樹脂は単独でまたは2種類以上混合し
て使用することができる。
に説明する。本発明に用いられるエポキシ樹脂(a)は
用途に応じて適宜選択され、種々のものを使用すること
ができる。例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、
ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキ
シ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジ
ルアミン型エポキシ樹脂、環状脂肪族エポキシ樹脂、ヒ
ダントイン型エポキシ樹脂などを挙げることができる。
これらのエポキシ樹脂は単独でまたは2種類以上混合し
て使用することができる。
【0008】本発明に用いられるコア/シェル型粒子状
架橋共重合体(b)は、ガラス転移温度−20℃以下の
重合体からなるコアとガラス転移温度0℃以上の重合体
からなるシェルとから構成されており、その重合体コア
はエポキシ樹脂(a)およびエポキシ樹脂(b)に配合
する硬化剤(c)の少なくとも一方と反応し得る官能基
を有している。上記コア(以下、コア成分という)と上
記シェル(以下、シェル成分という)との割合は、コア
成分が好ましくは20〜80重量%、より好ましくは4
0〜80重量%、シェル成分が好ましくは80〜20重
量%、より好ましくは60〜20重量%である。
架橋共重合体(b)は、ガラス転移温度−20℃以下の
重合体からなるコアとガラス転移温度0℃以上の重合体
からなるシェルとから構成されており、その重合体コア
はエポキシ樹脂(a)およびエポキシ樹脂(b)に配合
する硬化剤(c)の少なくとも一方と反応し得る官能基
を有している。上記コア(以下、コア成分という)と上
記シェル(以下、シェル成分という)との割合は、コア
成分が好ましくは20〜80重量%、より好ましくは4
0〜80重量%、シェル成分が好ましくは80〜20重
量%、より好ましくは60〜20重量%である。
【0009】コア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)
は、好ましくは、エポキシ樹脂中に分散したときの粒径
が300〜10,000オングストローム、より好まし
くは500〜5,000オングストロームであり、かつ
ゲル含量が50〜100%のものである。ここでゲル含
量とは、架橋共重合体1gをメチルエチルケトン100
ミリリットル中に浸漬し室温で24時間静置後不溶分の
重量を測定して求めたものである。
は、好ましくは、エポキシ樹脂中に分散したときの粒径
が300〜10,000オングストローム、より好まし
くは500〜5,000オングストロームであり、かつ
ゲル含量が50〜100%のものである。ここでゲル含
量とは、架橋共重合体1gをメチルエチルケトン100
ミリリットル中に浸漬し室温で24時間静置後不溶分の
重量を測定して求めたものである。
【0010】コア成分は、エポキシ樹脂(a)および/
または硬化剤(c)と反応し得る官能基を有する重合性
不飽和化合物(以下、第1の単量体という)、他の共重
合可能な重合性不飽和化合物(以下、第2の単量体とい
う)、および、好ましくはさらに架橋性単量体から導か
れる共重合体であって、各単量体の割合は架橋共重合
(b)のガラス転移温度が−20℃以下となるように選
ばれる。
または硬化剤(c)と反応し得る官能基を有する重合性
不飽和化合物(以下、第1の単量体という)、他の共重
合可能な重合性不飽和化合物(以下、第2の単量体とい
う)、および、好ましくはさらに架橋性単量体から導か
れる共重合体であって、各単量体の割合は架橋共重合
(b)のガラス転移温度が−20℃以下となるように選
ばれる。
【0011】第1の単量体としては、反応性官能基とし
て、例えば、カルボキシル基、酸無水物基、水酸基、ア
ミノ基、アミド基、ピリジル基、エポキシ基、イソシア
ネート基、リン酸基などから選ばれた少なくとも一種を
もつものが用いられる。そのような単量体の具体例とし
ては、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、ケイ皮酸など
の不飽和モノカルボン酸、マレイン酸、イタコン酸、フ
マル酸、シトラコン酸、クロロマレイン酸などのジカル
ボン酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチ
ル、マレイン酸モノブチル、フマル酸モノメチル、イタ
コン酸モノメチル、イタコン酸モノエチル、イタコン酸
モノブチルなどの不飽和ジカルボン酸のモノエステルと
いったカルボキシル基含有単量体;無水マレイン酸、無
水フマル酸、無水イタコン酸などの酸無水物基含有単量
体;(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピルなどのヒドロキ
シ基含有単量体;(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエ
チル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチルなどの
アミノ基含有単量体;(メタ)アクリルアミドなどのア
ミド基含有単量体;2−ビニルピリジン、4−ビニルピ
リジン、2−メチル−5−ビニルピリジン、5−エチル
−2−ビニルビリジンなどのピリジル基含有体単量体;
(メタ)アクリル酸グリシジルなどのエポキシ基含有単
量体;ビニルイソシアネートなどのイソシアネート基含
有単量体;モノ(2−メタクリロイルオキシエチル)ア
シッドホスフェートなどのリン酸基含有単量体などを挙
げることができる。
て、例えば、カルボキシル基、酸無水物基、水酸基、ア
ミノ基、アミド基、ピリジル基、エポキシ基、イソシア
ネート基、リン酸基などから選ばれた少なくとも一種を
もつものが用いられる。そのような単量体の具体例とし
ては、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、ケイ皮酸など
の不飽和モノカルボン酸、マレイン酸、イタコン酸、フ
マル酸、シトラコン酸、クロロマレイン酸などのジカル
ボン酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチ
ル、マレイン酸モノブチル、フマル酸モノメチル、イタ
コン酸モノメチル、イタコン酸モノエチル、イタコン酸
モノブチルなどの不飽和ジカルボン酸のモノエステルと
いったカルボキシル基含有単量体;無水マレイン酸、無
水フマル酸、無水イタコン酸などの酸無水物基含有単量
体;(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピルなどのヒドロキ
シ基含有単量体;(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエ
チル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチルなどの
アミノ基含有単量体;(メタ)アクリルアミドなどのア
ミド基含有単量体;2−ビニルピリジン、4−ビニルピ
リジン、2−メチル−5−ビニルピリジン、5−エチル
−2−ビニルビリジンなどのピリジル基含有体単量体;
(メタ)アクリル酸グリシジルなどのエポキシ基含有単
量体;ビニルイソシアネートなどのイソシアネート基含
有単量体;モノ(2−メタクリロイルオキシエチル)ア
シッドホスフェートなどのリン酸基含有単量体などを挙
げることができる。
【0012】コア成分中における第1の単量体の共重合
量は、0.5〜40重量%であり、好ましくは1〜20
重量%である。共重合量が0.5重量%未満ではエポキ
シ樹脂組成物を硬化させた後の物性改良効果が不十分で
あり好ましくない。また40重量%を超えても物性改良
効果はあまり向上しない。
量は、0.5〜40重量%であり、好ましくは1〜20
重量%である。共重合量が0.5重量%未満ではエポキ
シ樹脂組成物を硬化させた後の物性改良効果が不十分で
あり好ましくない。また40重量%を超えても物性改良
効果はあまり向上しない。
【0013】第1の単量体と共重合可能な第2の単量体
の具体例としては、1,3−ブタジエン、イソプレンな
どの共役ジエン;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、
(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イ
ソブチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アク
リル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸メトキ
シエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メ
タ)アクリル酸ブトキシエチルなどの(メタ)アクリル
酸エステル;エチレン、プロピレン、1−ブテン、2−
ブテン、イソブテンなどのオレフィン類;(メタ)アク
リロニトリルなどのシアン化ビニル;スチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエンなどの芳香族ビニルなど
が挙げられる。
の具体例としては、1,3−ブタジエン、イソプレンな
どの共役ジエン;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、
(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イ
ソブチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アク
リル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸メトキ
シエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メ
タ)アクリル酸ブトキシエチルなどの(メタ)アクリル
酸エステル;エチレン、プロピレン、1−ブテン、2−
ブテン、イソブテンなどのオレフィン類;(メタ)アク
リロニトリルなどのシアン化ビニル;スチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエンなどの芳香族ビニルなど
が挙げられる。
【0014】コア成分中の第2の単量体の共重合量は、
通常60〜99.5重量%、好ましくは80〜99重量
%であり、コア成分のガラス転移温度が−20℃以下と
なる範囲で選ばれる。第2の単量体は単独で、または2
種類以上組み合わせて使用することができる。
通常60〜99.5重量%、好ましくは80〜99重量
%であり、コア成分のガラス転移温度が−20℃以下と
なる範囲で選ばれる。第2の単量体は単独で、または2
種類以上組み合わせて使用することができる。
【0015】架橋性単量体は分子中に反応性2重結合を
2個以上有する重合性不飽和単量体であって、具体例と
しては、エチレングリコールジアクリレート、ブチレン
グリコールジアクリレート、トリメチロールプロパンジ
アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、ヘキサンジオールジアクリレート、オリゴエチレン
ジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレー
ト、ブチレングリコールジメタクリレート、トリメチロ
ールプロパンジメタクリレート、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレート、ヘキサンジオールジメタクリレ
ート、オリゴエチレンジメタクリレートなど;ジビニル
ベンゼンなどの芳香族ジビニル単量体;トリメリット酸
トリアリル、トリアリルイソシアヌレートなどが例示さ
れる。これらの架橋性単量体はそれぞれ単独で、または
2種類以上組み合わせて用いてもよい。
2個以上有する重合性不飽和単量体であって、具体例と
しては、エチレングリコールジアクリレート、ブチレン
グリコールジアクリレート、トリメチロールプロパンジ
アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、ヘキサンジオールジアクリレート、オリゴエチレン
ジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレー
ト、ブチレングリコールジメタクリレート、トリメチロ
ールプロパンジメタクリレート、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレート、ヘキサンジオールジメタクリレ
ート、オリゴエチレンジメタクリレートなど;ジビニル
ベンゼンなどの芳香族ジビニル単量体;トリメリット酸
トリアリル、トリアリルイソシアヌレートなどが例示さ
れる。これらの架橋性単量体はそれぞれ単独で、または
2種類以上組み合わせて用いてもよい。
【0016】架橋性単量体の使用量はコア成分を形成す
る単量体の全重量中通常20重量%以下、好ましくは
0.1〜10重量%である。架橋性単量体の使用によっ
てコア/シェル型粒子状架橋共重合体のゲル含量を容易
に好ましい範囲、すなわち、50〜100%とすること
ができる。架橋性単量体を使用しないとゲル含量を50
%以上とすることが困難となり、該共重合体がエポキシ
樹脂に溶解して組成物の粘度が上昇するので好ましくな
い。また20重量%を超える場合にはエポキシ系接着剤
として十分な物性が得られないので好ましくない。な
お、コア/シェル型粒子状架橋共重合体のゲル含量は、
コア成分の形成に架橋性単量体を使用せずに、コア成分
共重合体を製造する際の重合温度を制御することにより
生成することも可能である。
る単量体の全重量中通常20重量%以下、好ましくは
0.1〜10重量%である。架橋性単量体の使用によっ
てコア/シェル型粒子状架橋共重合体のゲル含量を容易
に好ましい範囲、すなわち、50〜100%とすること
ができる。架橋性単量体を使用しないとゲル含量を50
%以上とすることが困難となり、該共重合体がエポキシ
樹脂に溶解して組成物の粘度が上昇するので好ましくな
い。また20重量%を超える場合にはエポキシ系接着剤
として十分な物性が得られないので好ましくない。な
お、コア/シェル型粒子状架橋共重合体のゲル含量は、
コア成分の形成に架橋性単量体を使用せずに、コア成分
共重合体を製造する際の重合温度を制御することにより
生成することも可能である。
【0017】シェル成分は、重合性不飽和化合物(以
下、第3の単量体という)の単独重合またはその2種以
上の共重合によって形成され、単量体の種類および組成
はシェル成分のガラス転移温度が0℃以上となるように
選ばれる。第3の単量体の具体例としてはコア成分の形
成に用いる第2の単量体と同様なものが挙げられる。な
お、シェル成分を形成する単量体の一部に、コア成分の
形成に用いる第1の単量体のような、エポキシ樹脂およ
び/または硬化剤と反応し得る官能基を有する単量体を
用いることは好ましくない。シェル成分にエポキシ樹脂
および/または硬化剤と反応する官能基を導入しても、
コア成分に導入するほどの改質効果が得られないだけで
なく、硬化速度の制御が困難になるからである。
下、第3の単量体という)の単独重合またはその2種以
上の共重合によって形成され、単量体の種類および組成
はシェル成分のガラス転移温度が0℃以上となるように
選ばれる。第3の単量体の具体例としてはコア成分の形
成に用いる第2の単量体と同様なものが挙げられる。な
お、シェル成分を形成する単量体の一部に、コア成分の
形成に用いる第1の単量体のような、エポキシ樹脂およ
び/または硬化剤と反応し得る官能基を有する単量体を
用いることは好ましくない。シェル成分にエポキシ樹脂
および/または硬化剤と反応する官能基を導入しても、
コア成分に導入するほどの改質効果が得られないだけで
なく、硬化速度の制御が困難になるからである。
【0018】シェル成分のゲルもコア成分の場合と同
様、重合温度を制御することにより重合反応中に形成さ
せることができるが、架橋性単量体を共重合することに
よって形成させることが好ましい。架橋性単量体の具体
例としては、コア成分のゲル形成用架橋性単量体と同様
なものが挙げられ、またその使用量はシェル成分を形成
する単量体の全重量中通常20重量%以下、好ましくは
0.1〜10重量%である。コア成分のゲル形成の場合
と同様に、架橋性単量体を使用しないとコア/シェル型
粒子状架橋共重合体のゲル含量を50〜100%とする
ことが困難であり、またその使用量が過多であると硬化
物の物性改良効果が不十分となる。
様、重合温度を制御することにより重合反応中に形成さ
せることができるが、架橋性単量体を共重合することに
よって形成させることが好ましい。架橋性単量体の具体
例としては、コア成分のゲル形成用架橋性単量体と同様
なものが挙げられ、またその使用量はシェル成分を形成
する単量体の全重量中通常20重量%以下、好ましくは
0.1〜10重量%である。コア成分のゲル形成の場合
と同様に、架橋性単量体を使用しないとコア/シェル型
粒子状架橋共重合体のゲル含量を50〜100%とする
ことが困難であり、またその使用量が過多であると硬化
物の物性改良効果が不十分となる。
【0019】本発明で使用するコア/シェル型粒子状架
橋共重合体(b)の製造方法は、格別限定されるもので
はないが、通常は少なくとも2段階の連続した多段シー
ド乳化重合により製造する。すなわち、第1段目にガラ
ス転移温度−20℃以下の共重合体を形成するような組
成を有する第1の単量体、第2の単量体および架橋性単
量体の組合せを、乳化剤の存在下、重合開始剤として過
酸化物開始剤、レドックス開始剤などのラジカル重合開
始剤を用いて乳化重合を行いコア成分を含有するシード
ラテックスを得る。次いで、第2段目としてガラス転移
温度0℃以上の重合体を形成するような組成を有する第
3の単量体および架橋性単量体の組合せを、第1段目で
得られたコア成分を含有するシードラテックスに添加し
て、乳化剤の存在下、重合開始剤として過酸化物開始
剤、レドックス開始剤などのラジカル重合開始剤を用い
て乳化重合してシェル成分を形成する。このような多段
シード乳化重合により粒径が300〜5,000オング
ストロームのコア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)
を含有するラテックスを製造することができる。なお、
この場合シェル成分の重合は、コア成分の重合に引き続
き行ってもよく、第1段目で製造したコア成分のシード
ラテックスを部分凝集させた後に行ってもよい。
橋共重合体(b)の製造方法は、格別限定されるもので
はないが、通常は少なくとも2段階の連続した多段シー
ド乳化重合により製造する。すなわち、第1段目にガラ
ス転移温度−20℃以下の共重合体を形成するような組
成を有する第1の単量体、第2の単量体および架橋性単
量体の組合せを、乳化剤の存在下、重合開始剤として過
酸化物開始剤、レドックス開始剤などのラジカル重合開
始剤を用いて乳化重合を行いコア成分を含有するシード
ラテックスを得る。次いで、第2段目としてガラス転移
温度0℃以上の重合体を形成するような組成を有する第
3の単量体および架橋性単量体の組合せを、第1段目で
得られたコア成分を含有するシードラテックスに添加し
て、乳化剤の存在下、重合開始剤として過酸化物開始
剤、レドックス開始剤などのラジカル重合開始剤を用い
て乳化重合してシェル成分を形成する。このような多段
シード乳化重合により粒径が300〜5,000オング
ストロームのコア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)
を含有するラテックスを製造することができる。なお、
この場合シェル成分の重合は、コア成分の重合に引き続
き行ってもよく、第1段目で製造したコア成分のシード
ラテックスを部分凝集させた後に行ってもよい。
【0020】本発明で使用するコア/シェル型粒子状架
橋共重合体(b)の製造に際して、高分子乳化剤を用い
て乳化重合することによって得られたコア/シェル型粒
子状架橋共重合体(b)を含有するラテックスはエポキ
シ樹脂に直接配合することができ、これにより重合に使
用する副資材等の影響をうけることなく接着物性が良好
なエポキシ系接着剤組成物を得ることができる。すなわ
ち、該架橋共重合体を含有するラテックスを、凝固、洗
浄することなくエポキシ樹脂に配合し、その後該ラテッ
クス中に含まれた水分を除去することによって、該架橋
共重合体の微粒子がエポキシ樹脂に一様に分散されたエ
ポキシ樹脂組成物が得られる。水分を除去する方法は特
に限定されるものではないが、例えば該ラテックスとエ
ポキシ樹脂との混合物を攪拌しつつ、常圧または減圧
下、40〜120℃に加熱する方法などが例示される。
橋共重合体(b)の製造に際して、高分子乳化剤を用い
て乳化重合することによって得られたコア/シェル型粒
子状架橋共重合体(b)を含有するラテックスはエポキ
シ樹脂に直接配合することができ、これにより重合に使
用する副資材等の影響をうけることなく接着物性が良好
なエポキシ系接着剤組成物を得ることができる。すなわ
ち、該架橋共重合体を含有するラテックスを、凝固、洗
浄することなくエポキシ樹脂に配合し、その後該ラテッ
クス中に含まれた水分を除去することによって、該架橋
共重合体の微粒子がエポキシ樹脂に一様に分散されたエ
ポキシ樹脂組成物が得られる。水分を除去する方法は特
に限定されるものではないが、例えば該ラテックスとエ
ポキシ樹脂との混合物を攪拌しつつ、常圧または減圧
下、40〜120℃に加熱する方法などが例示される。
【0021】本発明で使用する硬化剤(c)は通常エポ
キシ系接着剤の硬化剤として使用するものであればとく
に限定されないが、通常は脂肪族ポリアミン、芳香族ポ
リアミン、第2級アミン、第3級アミン、酸無水物、イ
ミダゾール誘導体、有機酸ヒドラジド、ジシアンジアミ
ドおよびその誘導体、尿素誘導体などが挙げられ、さら
に、ポリメルカプタン系硬化剤、ポリイソシアネート、
芳香族ジアゾニウム塩および芳香族スルホニウム塩が挙
げられる。具体例を挙げると、脂肪族ポリアミンとして
はエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチ
レンテトラミン、テトラエチレンペンタミンなど;芳香
族ポリアミンとしてはメタフェニレンジアミン、ジアミ
ノジフェニルメタン、ジアミノジエチルジフェニルメタ
ンなど;第2級および第3級アミンとしてはエチレンペ
ンタベンジルジメチルアミン、トリエチレンジアミン、
トリエタノールアミン、ピペリジン、ポリアミドアミン
など;酸無水物としては無水フタル酸、無水トリメリッ
ト酸、無水ピロメリット酸、無水マレイン酸、無水コハ
ク酸、テトラヒドロ無水フタル酸など;イミダゾール誘
導体としてはイミダゾール、2−メチルイミダゾール、
2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイ
ミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタ
デシルイミダゾールなど;有機酸ヒドラジドとしてはア
ジピン酸ヒドラジドなどが例示される。
キシ系接着剤の硬化剤として使用するものであればとく
に限定されないが、通常は脂肪族ポリアミン、芳香族ポ
リアミン、第2級アミン、第3級アミン、酸無水物、イ
ミダゾール誘導体、有機酸ヒドラジド、ジシアンジアミ
ドおよびその誘導体、尿素誘導体などが挙げられ、さら
に、ポリメルカプタン系硬化剤、ポリイソシアネート、
芳香族ジアゾニウム塩および芳香族スルホニウム塩が挙
げられる。具体例を挙げると、脂肪族ポリアミンとして
はエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチ
レンテトラミン、テトラエチレンペンタミンなど;芳香
族ポリアミンとしてはメタフェニレンジアミン、ジアミ
ノジフェニルメタン、ジアミノジエチルジフェニルメタ
ンなど;第2級および第3級アミンとしてはエチレンペ
ンタベンジルジメチルアミン、トリエチレンジアミン、
トリエタノールアミン、ピペリジン、ポリアミドアミン
など;酸無水物としては無水フタル酸、無水トリメリッ
ト酸、無水ピロメリット酸、無水マレイン酸、無水コハ
ク酸、テトラヒドロ無水フタル酸など;イミダゾール誘
導体としてはイミダゾール、2−メチルイミダゾール、
2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイ
ミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタ
デシルイミダゾールなど;有機酸ヒドラジドとしてはア
ジピン酸ヒドラジドなどが例示される。
【0022】本発明のエポキシ樹脂組成物は、エポキシ
樹脂(a)100重量部に対して、通常、コア/シェル
型粒子状架橋共重合体(b)3〜60重量部、好ましく
は5〜40重量部、硬化剤(c)3〜200重量部、好
ましくは2〜100重量部を配合してなるものである。
コア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)が3重量部未
満ではエポキシ樹脂の可撓性その他の特性が十分には改
良されないので好ましくない。また、60重量部を超え
る場合はエポキシ樹脂組成物の粘度が増大するので好ま
しくない。なお、本発明のエポキシ樹脂組成物には、所
望により硬化促進剤、反応性希釈剤、非反応性希釈剤、
充填剤、顔料および老化防止剤等の添加剤を配合するこ
とができる。
樹脂(a)100重量部に対して、通常、コア/シェル
型粒子状架橋共重合体(b)3〜60重量部、好ましく
は5〜40重量部、硬化剤(c)3〜200重量部、好
ましくは2〜100重量部を配合してなるものである。
コア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)が3重量部未
満ではエポキシ樹脂の可撓性その他の特性が十分には改
良されないので好ましくない。また、60重量部を超え
る場合はエポキシ樹脂組成物の粘度が増大するので好ま
しくない。なお、本発明のエポキシ樹脂組成物には、所
望により硬化促進剤、反応性希釈剤、非反応性希釈剤、
充填剤、顔料および老化防止剤等の添加剤を配合するこ
とができる。
【0023】本発明のエポキシ樹脂組成物の製造方法
は、通常、エポキシ樹脂(a)にコア/シェル型粒子状
架橋共重合体(b)を含有するラテックスを配合して、
エポキシ樹脂中に該架橋共重合体の微細な粒子を分散さ
せ、ついで硬化剤(c)を配合する方法が挙げられる。
エポキシ樹脂中に該架橋共重合体の微細な粒子を分散さ
せる方法としては、例えばエポキシ樹脂と該ラテックス
とを剪断力下で攪拌し、分離した水分を除去して乾燥す
る方法;水系で乳化または懸濁したエポキシ樹脂と該ラ
テックスとを混合した後、凝固して水を除去し乾燥する
方法;該ラテックスを凝固し乾燥前の凝固物とエポキシ
樹脂を混合した後、水分を除去し乾燥する方法;該ラテ
ックスを凝固、乾燥し、強制攪拌下に有機溶媒中に分散
させ、これとエポキシ樹脂とを混合した後、溶媒を除去
し乾燥する方法などが挙げられる。また、通常のロー
ル、インターミキサー、ニーダー、押し出し機などを用
いてコア/シェル型粒子状架橋共重合体の粒子をエポキ
シ樹脂中に分散させることもできる。
は、通常、エポキシ樹脂(a)にコア/シェル型粒子状
架橋共重合体(b)を含有するラテックスを配合して、
エポキシ樹脂中に該架橋共重合体の微細な粒子を分散さ
せ、ついで硬化剤(c)を配合する方法が挙げられる。
エポキシ樹脂中に該架橋共重合体の微細な粒子を分散さ
せる方法としては、例えばエポキシ樹脂と該ラテックス
とを剪断力下で攪拌し、分離した水分を除去して乾燥す
る方法;水系で乳化または懸濁したエポキシ樹脂と該ラ
テックスとを混合した後、凝固して水を除去し乾燥する
方法;該ラテックスを凝固し乾燥前の凝固物とエポキシ
樹脂を混合した後、水分を除去し乾燥する方法;該ラテ
ックスを凝固、乾燥し、強制攪拌下に有機溶媒中に分散
させ、これとエポキシ樹脂とを混合した後、溶媒を除去
し乾燥する方法などが挙げられる。また、通常のロー
ル、インターミキサー、ニーダー、押し出し機などを用
いてコア/シェル型粒子状架橋共重合体の粒子をエポキ
シ樹脂中に分散させることもできる。
【0024】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げて本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。なお、実施例および比較例中の部お
よび%は特に断りのない限り重量基準である。
具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。なお、実施例および比較例中の部お
よび%は特に断りのない限り重量基準である。
【0025】参考例 コア/シェル架橋共重合体(b)の製造 メタクリル酸メチル/アクリル酸エチル/メタクリル酸
共重合体からなる高分子乳化剤を用い常法に従って、表
1に記載されているコア成分の単量体の乳化重合を行
い、コア成分を有するシードラテックスを得た。次い
で、表1に記載されているシェル成分の単量体を添加、
重合を行い、シェルを形成させ、コア/シェル型架橋共
重合体(b)のラテックスを得た。ラテックスの平均粒
径とゲル含量、およびガラス転移温度とを表1に示す。
なお、ラテックスの平均粒径は、サブミクロン・パーテ
ィクル・サイザー、オートダイリュートモデル370
(ニコムブ社製)を用いて測定した。また、ガラス転移
温度は、DSC(セイコー電子工業(株)製TG−DT
A220)を用いて測定した。
共重合体からなる高分子乳化剤を用い常法に従って、表
1に記載されているコア成分の単量体の乳化重合を行
い、コア成分を有するシードラテックスを得た。次い
で、表1に記載されているシェル成分の単量体を添加、
重合を行い、シェルを形成させ、コア/シェル型架橋共
重合体(b)のラテックスを得た。ラテックスの平均粒
径とゲル含量、およびガラス転移温度とを表1に示す。
なお、ラテックスの平均粒径は、サブミクロン・パーテ
ィクル・サイザー、オートダイリュートモデル370
(ニコムブ社製)を用いて測定した。また、ガラス転移
温度は、DSC(セイコー電子工業(株)製TG−DT
A220)を用いて測定した。
【0026】
【表1】
【0027】実施例1〜3、比較例1〜5 エピコート828(ビスフェノールA型エポキシ樹脂、
油化シェルエポキシ社製)100部とその固形分がエピ
コート828に対して表2に示す比率になる量の参考例
で得られたラテックスとを配合し、攪拌機を備えたフラ
スコに仕込み、攪拌しつつ60℃で減圧蒸留することに
よってコア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)の微細
な粒子がエポキシ樹脂中に一様に分散されたエポキシ樹
脂組成物を製造した。ここに、ジシアンジアミド10
部、白艶華U(白石カルシウム社製)18部、アエロジ
ル200(日本アエロジル社製)1部とを配合し、エポ
キシ系接着剤組成物を作製し、接着剤として使用したと
きのその接着物性を下記の方法によって測定した。結果
を表2に示す。表2中、比較例4において用いたCTB
Nはカルボキシル末端基を有する液状NBR(ビー・エ
フ・グッドリッチ社製 Hycar CTBN 130
0×13)である。
油化シェルエポキシ社製)100部とその固形分がエピ
コート828に対して表2に示す比率になる量の参考例
で得られたラテックスとを配合し、攪拌機を備えたフラ
スコに仕込み、攪拌しつつ60℃で減圧蒸留することに
よってコア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)の微細
な粒子がエポキシ樹脂中に一様に分散されたエポキシ樹
脂組成物を製造した。ここに、ジシアンジアミド10
部、白艶華U(白石カルシウム社製)18部、アエロジ
ル200(日本アエロジル社製)1部とを配合し、エポ
キシ系接着剤組成物を作製し、接着剤として使用したと
きのその接着物性を下記の方法によって測定した。結果
を表2に示す。表2中、比較例4において用いたCTB
Nはカルボキシル末端基を有する液状NBR(ビー・エ
フ・グッドリッチ社製 Hycar CTBN 130
0×13)である。
【0028】
【表2】
【0029】i)引張剪断強度 トルエンで脱脂した、JIS G−3141に規定され
る厚さ0.8mmの鋼板に該接着剤を塗布し、同様の鋼
板を接着面積15mm×10mmとなるように重ね合わ
せ、180℃で60分加熱して硬化せしめ、JIS K
−6850に準じて23℃で5mm/分の速度で測定し
た(単位:MPa)。 ii)T型剥離強度 前記i)と同様に試料を作製(接着面積25mm×15
0mm)し、JISK−6854に準じて23℃で50
mm/分の速度で測定した(単位:N/25mm)。
る厚さ0.8mmの鋼板に該接着剤を塗布し、同様の鋼
板を接着面積15mm×10mmとなるように重ね合わ
せ、180℃で60分加熱して硬化せしめ、JIS K
−6850に準じて23℃で5mm/分の速度で測定し
た(単位:MPa)。 ii)T型剥離強度 前記i)と同様に試料を作製(接着面積25mm×15
0mm)し、JISK−6854に準じて23℃で50
mm/分の速度で測定した(単位:N/25mm)。
【0030】表2の結果から、本発明のエポキシ樹脂組
成物を接着剤として使用した場合には、優れた接着物性
を示すことがわかる。すなわち、ゴム成分を用いない場
合(比較例5)および該共重合体に代えてゴム成分とし
てカルボキシル末端基を有する液状NBRを用いた場合
(比較例4)は引張剪断強度およびT型剥離強度とも
に、本発明の実施例1〜3と比較してかなり劣る。コア
成分のガラス転移温度が高いコア/シェル型粒子状架橋
共重合体(共重合体No.3)を用いた場合(比較例
1)は硬化物の可撓性が低く、T型剥離強度がかなり劣
る。コア成分がエポキシ樹脂および/または硬化剤と反
応し得る単量体を含まないコア/シェル型粒子状架橋共
重合体(共重合体No.4,5)を用いた場合(比較例
2,3)は、該架橋共重合体のシェル成分に反応性官能
基が含まれていない場合(比較例2)および含まれてい
る場合(比較例3)のいずれにおいてもT型剥離強度が
劣っている。コア成分が反応性官能基を含みかつ非常に
低いガラス転移温度を有するコア/シェル型粒子状架橋
共重合体を用いた本発明の実施例においては引張剪断強
度およびT型剥離強度いずれも高い。
成物を接着剤として使用した場合には、優れた接着物性
を示すことがわかる。すなわち、ゴム成分を用いない場
合(比較例5)および該共重合体に代えてゴム成分とし
てカルボキシル末端基を有する液状NBRを用いた場合
(比較例4)は引張剪断強度およびT型剥離強度とも
に、本発明の実施例1〜3と比較してかなり劣る。コア
成分のガラス転移温度が高いコア/シェル型粒子状架橋
共重合体(共重合体No.3)を用いた場合(比較例
1)は硬化物の可撓性が低く、T型剥離強度がかなり劣
る。コア成分がエポキシ樹脂および/または硬化剤と反
応し得る単量体を含まないコア/シェル型粒子状架橋共
重合体(共重合体No.4,5)を用いた場合(比較例
2,3)は、該架橋共重合体のシェル成分に反応性官能
基が含まれていない場合(比較例2)および含まれてい
る場合(比較例3)のいずれにおいてもT型剥離強度が
劣っている。コア成分が反応性官能基を含みかつ非常に
低いガラス転移温度を有するコア/シェル型粒子状架橋
共重合体を用いた本発明の実施例においては引張剪断強
度およびT型剥離強度いずれも高い。
【0031】実施例4〜5、比較例7〜9 上記実施例と同様の方法にて、エピコート828,10
0部と表4に示す比率になる量の参考例で得られたラテ
ックスとを配合してエポキシ樹脂組成物を作製した。こ
れにトリエチレンテトラミン8部、ジエチルプロパンジ
アミン8部を加え、一様に混合した後、所定の金型に流
し込み、7日間の条件で硬化させ、成型品としての物性
を下記方法によって測定した。結果を表3に示す。
0部と表4に示す比率になる量の参考例で得られたラテ
ックスとを配合してエポキシ樹脂組成物を作製した。こ
れにトリエチレンテトラミン8部、ジエチルプロパンジ
アミン8部を加え、一様に混合した後、所定の金型に流
し込み、7日間の条件で硬化させ、成型品としての物性
を下記方法によって測定した。結果を表3に示す。
【0032】
【表3】
【0033】*1 エポキシ樹脂組成物/硬化剤の混合
の過程で、粘度が大幅に上昇し、成型不可。 i)曲げ強さ 100mm×10mm×4mmの試験片を作製し、JI
S K7203に準じて測定した(単位:N/m
m2 )。 ii)アイゾット衝撃強度 64mm×12.9mm×12.7mmの試験片を作製
し、JIS K7110に準じて測定した(単位:kJ
/m2 )。 iii )熱変形温度 110mm×12.7mm×6.4mmの試験片を作製
し、JIS K7207に準じて測定した(単位:
℃)。
の過程で、粘度が大幅に上昇し、成型不可。 i)曲げ強さ 100mm×10mm×4mmの試験片を作製し、JI
S K7203に準じて測定した(単位:N/m
m2 )。 ii)アイゾット衝撃強度 64mm×12.9mm×12.7mmの試験片を作製
し、JIS K7110に準じて測定した(単位:kJ
/m2 )。 iii )熱変形温度 110mm×12.7mm×6.4mmの試験片を作製
し、JIS K7207に準じて測定した(単位:
℃)。
【0034】表3の結果から本発明のエポキシ樹脂組成
物(実施例4,5)は、コア成分が反応性官能基を含ま
ないコア/シェル型粒子状架橋共重合体を用いた場合
(比較例7,8)、コア/シェル型粒子状架橋共重合体
に代えて液状NBRを用いた場合(比較例9)およびゴ
ム成分を用いない場合(比較例10)と比較して、硬化
時の作業性や耐熱性を損うことなく曲げ強度、衝撃強度
が向上していることがわかる。
物(実施例4,5)は、コア成分が反応性官能基を含ま
ないコア/シェル型粒子状架橋共重合体を用いた場合
(比較例7,8)、コア/シェル型粒子状架橋共重合体
に代えて液状NBRを用いた場合(比較例9)およびゴ
ム成分を用いない場合(比較例10)と比較して、硬化
時の作業性や耐熱性を損うことなく曲げ強度、衝撃強度
が向上していることがわかる。
【0035】
【発明の効果】本発明に従って、コア成分が反応性官能
基を有し且つ非常に低いガラス転移温度を有するコア/
シェル型粒子状架橋共重合体を配合したエポキシ樹脂組
成物は、その硬化物が良好な可撓性を有し、接着剤とし
て使用した場合には、高い接着特性(引張剪断強度およ
び剥離強度)を有し、さらに成型品とした場合には、曲
げ強度、衝撃強度、耐熱性なども良好であって、硬化時
の作業性もよい。理由は明らかでないが、シェル成分で
はなくコア成分が反応性官能基を有するコア/シェル型
粒子状架橋共重合体をエポキシ樹脂連続相中に分散せし
めることによって上記の優れた効果が費されることは注
目に値する。
基を有し且つ非常に低いガラス転移温度を有するコア/
シェル型粒子状架橋共重合体を配合したエポキシ樹脂組
成物は、その硬化物が良好な可撓性を有し、接着剤とし
て使用した場合には、高い接着特性(引張剪断強度およ
び剥離強度)を有し、さらに成型品とした場合には、曲
げ強度、衝撃強度、耐熱性なども良好であって、硬化時
の作業性もよい。理由は明らかでないが、シェル成分で
はなくコア成分が反応性官能基を有するコア/シェル型
粒子状架橋共重合体をエポキシ樹脂連続相中に分散せし
めることによって上記の優れた効果が費されることは注
目に値する。
【0036】本発明のエポキシ樹脂組成物、すなわち、
エポキシ樹脂(a)、該エポキシ樹脂(a)および/ま
たは下記硬化剤(c)と反応し得る官能基を有するガラ
ス転移温度−20℃以下ね重合体からなるコアとガラス
転移温度0℃以上の重合体からなるシェルとから構成さ
れたコア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)、および
硬化剤(c)からなるエポキシ樹脂組成物の好ましい態
様をまとめると以下のとおりである。
エポキシ樹脂(a)、該エポキシ樹脂(a)および/ま
たは下記硬化剤(c)と反応し得る官能基を有するガラ
ス転移温度−20℃以下ね重合体からなるコアとガラス
転移温度0℃以上の重合体からなるシェルとから構成さ
れたコア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)、および
硬化剤(c)からなるエポキシ樹脂組成物の好ましい態
様をまとめると以下のとおりである。
【0037】(1)エポキシ系接着剤組成物は、エポキ
シ樹脂(a)100重量部、コア/シェル型粒子状架橋
共重合体(b)3〜60重量部、より好ましくは5〜4
0重量部、および硬化剤(c)3〜200重量部、より
好ましくは2〜100重量部からなる。 (2)コア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)のゲル
含量が50〜100%である。 (3)コア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)の粒径
が300〜10,000オングストローム、より好まし
くは500〜5,000オングストロームである。
シ樹脂(a)100重量部、コア/シェル型粒子状架橋
共重合体(b)3〜60重量部、より好ましくは5〜4
0重量部、および硬化剤(c)3〜200重量部、より
好ましくは2〜100重量部からなる。 (2)コア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)のゲル
含量が50〜100%である。 (3)コア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)の粒径
が300〜10,000オングストローム、より好まし
くは500〜5,000オングストロームである。
【0038】(4)コア/シェル型粒子状架橋共重合体
(b)中のコア成分の割合が20〜80重量%、シェル
成分の割合が80〜20重量%である。 (5)コア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)中のコ
ア成分は、エポキシ樹脂(a)および/または硬化剤
(c)と反応し得る官能基を有する重合性不飽和化合物
0.5〜40重量%、より好ましくは1〜20重量%、
他の共重合可能な不飽和化合物60〜99.5重量%、
より好ましくは80〜99重量%;および架橋性単量体
20重量%以下、より好ましくは0.1〜10重量%か
ら形成される共重合体である。 (6)エポキシ樹脂(a)および/または硬化剤(c)
と反応し得る官能基がカルボキシル基、酸無水物基、水
酸基、アミノ基、アミド基、ピリジル基、エポキシ基、
イソシアネート基およびリン酸基から選ばれた少くとも
一種である。
(b)中のコア成分の割合が20〜80重量%、シェル
成分の割合が80〜20重量%である。 (5)コア/シェル型粒子状架橋共重合体(b)中のコ
ア成分は、エポキシ樹脂(a)および/または硬化剤
(c)と反応し得る官能基を有する重合性不飽和化合物
0.5〜40重量%、より好ましくは1〜20重量%、
他の共重合可能な不飽和化合物60〜99.5重量%、
より好ましくは80〜99重量%;および架橋性単量体
20重量%以下、より好ましくは0.1〜10重量%か
ら形成される共重合体である。 (6)エポキシ樹脂(a)および/または硬化剤(c)
と反応し得る官能基がカルボキシル基、酸無水物基、水
酸基、アミノ基、アミド基、ピリジル基、エポキシ基、
イソシアネート基およびリン酸基から選ばれた少くとも
一種である。
【0039】(7)コア/シェル型粒子状架橋共重合体
(b)中のシェル成分は、重合性不飽和化合物80重量
%以上、より好ましくは90〜99.9重量%と架橋性
単量体20重量%以下、より好ましくは0.1〜10重
量%とから形成される共重合体である。 (8)硬化剤(c)は、脂肪族ポリアミン、芳香族ポリ
アミン、第2級アミン、第3級アミン、酸無水物、イミ
ダゾール誘導体、有機酸ヒドラジド、ジシアンジアミド
およびその誘導体、尿素誘導体、ポリメルカプタン、ポ
リイソシアネート、芳香族ジアゾニウム塩および芳香族
スルホニウム塩から選ばれる。
(b)中のシェル成分は、重合性不飽和化合物80重量
%以上、より好ましくは90〜99.9重量%と架橋性
単量体20重量%以下、より好ましくは0.1〜10重
量%とから形成される共重合体である。 (8)硬化剤(c)は、脂肪族ポリアミン、芳香族ポリ
アミン、第2級アミン、第3級アミン、酸無水物、イミ
ダゾール誘導体、有機酸ヒドラジド、ジシアンジアミド
およびその誘導体、尿素誘導体、ポリメルカプタン、ポ
リイソシアネート、芳香族ジアゾニウム塩および芳香族
スルホニウム塩から選ばれる。
Claims (1)
- 【請求項1】 エポキシ樹脂(a)、該エポキシ樹脂
(a)および/または下記硬化剤(c)と反応し得る官
能基を有するガラス転移温度−20℃以下の重合体から
なるコアと、ガラス転移温度0℃以上の重合体からなる
シェルとから構成されたコア/シェル型粒子状架橋共重
合体(b)、および硬化剤(c)からなることを特徴と
するエポキシ樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33855894A JPH08183836A (ja) | 1994-12-30 | 1994-12-30 | エポキシ樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33855894A JPH08183836A (ja) | 1994-12-30 | 1994-12-30 | エポキシ樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08183836A true JPH08183836A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18319313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33855894A Pending JPH08183836A (ja) | 1994-12-30 | 1994-12-30 | エポキシ樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH08183836A (ja) |
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1994
- 1994-12-30 JP JP33855894A patent/JPH08183836A/ja active Pending
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