JPH07118620A - エポキシ系接着剤組成物 - Google Patents
エポキシ系接着剤組成物Info
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- JPH07118620A JPH07118620A JP28762393A JP28762393A JPH07118620A JP H07118620 A JPH07118620 A JP H07118620A JP 28762393 A JP28762393 A JP 28762393A JP 28762393 A JP28762393 A JP 28762393A JP H07118620 A JPH07118620 A JP H07118620A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた剥離強度を示すエポキシ系接着剤組成
物を提供する。 【構成】 エポキシ樹脂100重量部と、高分子乳化剤
を使用した乳化重合によって得られたガラス転移温度−
20℃以下の(アクリル酸ブチル/トリメリット酸トリ
アリル)=(50/1)の共重合体からなるコアと(ア
クリル酸メチル/トリメリット酸トリアリル)=(50
/1)の共重合体からなるシエルから構成され、コア成
分/シエル成分の重量比が(20〜80/80〜20)
であるコア/シエル型粒子状架橋共重合体20重量部
と、白艶華Uを20重量部、アエロジル200を1重量
部およびジシアンジアミド12重量部とを配合してなる
エポキシ系接着剤組成物。
物を提供する。 【構成】 エポキシ樹脂100重量部と、高分子乳化剤
を使用した乳化重合によって得られたガラス転移温度−
20℃以下の(アクリル酸ブチル/トリメリット酸トリ
アリル)=(50/1)の共重合体からなるコアと(ア
クリル酸メチル/トリメリット酸トリアリル)=(50
/1)の共重合体からなるシエルから構成され、コア成
分/シエル成分の重量比が(20〜80/80〜20)
であるコア/シエル型粒子状架橋共重合体20重量部
と、白艶華Uを20重量部、アエロジル200を1重量
部およびジシアンジアミド12重量部とを配合してなる
エポキシ系接着剤組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエポキシ系接着剤組成物
に関し、さらに詳しくはエポキシ樹脂と相溶する重合体
から形成されるシエルを有するアクリル酸エステル系重
合体のコア/シエル型粒子状架橋共重合体がエポキシ樹
脂に分散されたエポキシ系接着剤組成物に関する。
に関し、さらに詳しくはエポキシ樹脂と相溶する重合体
から形成されるシエルを有するアクリル酸エステル系重
合体のコア/シエル型粒子状架橋共重合体がエポキシ樹
脂に分散されたエポキシ系接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエポキシ系接着剤は金属、磁器、
コンクリート等に対する接着力、剪断強度、引張強度等
に優れるものの、エポキシ樹脂の可撓性が不十分である
ことから剥離強度や耐衝撃強度が非常に低く、そのため
に亀裂、剥離等が発生しやすいという問題点がある。こ
のような問題点を解決するために以前からゴム成分を導
入することによるエポキシ樹脂変性の検討が進められて
おり、たとえば、いわゆるコア/シエル重合で得た改質
用ゴム粒子を直接分散させる手法が知られている(特開
平2−117948号公報等)。しかし、該ゴム粒子と
エポキシ樹脂とが実質的に相溶しないために、エポキシ
樹脂の改質効果は未だ不十分である。また、この方法
は、通常、重合で得た改質用ゴム粒子を一旦粉体として
取り出した後エポキシ樹脂と混合するものであるから工
程が煩雑であるばかりでなく、該ゴム粒子を取り出す際
の洗浄が不十分である場合には残留した不純物のために
接着物性が若干低下する等の問題が生じることが考えら
れる。
コンクリート等に対する接着力、剪断強度、引張強度等
に優れるものの、エポキシ樹脂の可撓性が不十分である
ことから剥離強度や耐衝撃強度が非常に低く、そのため
に亀裂、剥離等が発生しやすいという問題点がある。こ
のような問題点を解決するために以前からゴム成分を導
入することによるエポキシ樹脂変性の検討が進められて
おり、たとえば、いわゆるコア/シエル重合で得た改質
用ゴム粒子を直接分散させる手法が知られている(特開
平2−117948号公報等)。しかし、該ゴム粒子と
エポキシ樹脂とが実質的に相溶しないために、エポキシ
樹脂の改質効果は未だ不十分である。また、この方法
は、通常、重合で得た改質用ゴム粒子を一旦粉体として
取り出した後エポキシ樹脂と混合するものであるから工
程が煩雑であるばかりでなく、該ゴム粒子を取り出す際
の洗浄が不十分である場合には残留した不純物のために
接着物性が若干低下する等の問題が生じることが考えら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はエポキ
シ樹脂に相溶するコア/シエル型粒子をエポキシ樹脂中
に分散させることによりエポキシ樹脂の可撓性を改良
し、該エポキシ樹脂を使用して剥離強度に特に優れたエ
ポキシ系接着剤組成物を提供することにある。本発明者
らは鋭意検討の結果、シエル成分がアクリル酸メチル重
合体であるアクリル酸エステル系重合体のコア/シエル
型粒子状架橋共重合体とエポキシ樹脂との相溶性が良好
であることを見いだした。また、特定の高分子乳化剤を
使用して乳化重合して得られたコア/シエル型粒子状架
橋共重合体を含有するラテックスをエポキシ樹脂に配合
した場合はエポキシ系接着剤の性能を低下させないこと
を見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに到っ
た。
シ樹脂に相溶するコア/シエル型粒子をエポキシ樹脂中
に分散させることによりエポキシ樹脂の可撓性を改良
し、該エポキシ樹脂を使用して剥離強度に特に優れたエ
ポキシ系接着剤組成物を提供することにある。本発明者
らは鋭意検討の結果、シエル成分がアクリル酸メチル重
合体であるアクリル酸エステル系重合体のコア/シエル
型粒子状架橋共重合体とエポキシ樹脂との相溶性が良好
であることを見いだした。また、特定の高分子乳化剤を
使用して乳化重合して得られたコア/シエル型粒子状架
橋共重合体を含有するラテックスをエポキシ樹脂に配合
した場合はエポキシ系接着剤の性能を低下させないこと
を見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに到っ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、下記(1)ないし(10)が提供される。 (1)エポキシ樹脂(a)、ガラス転移温度−20℃以
下のアクリル酸エステル系重合体から成るコアとエポキ
シ樹脂と相溶する重合体から成るシェルとから構成され
たコア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)および硬化
剤(c)を配合して成るエポキシ系接着剤組成物。 (2)エポキシ樹脂(a)100重量部、コア/シエル
型粒子状架橋共重合体(b)3〜60重量部および硬化
剤(c)2〜200重量部を配合して成る(1)のエポ
キシ系接着剤組成物。 (3)コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)のシエ
ルを構成する重合体の溶解度パラメータとエポキシ樹脂
の溶解度パラメータとの差の絶対値が1.5以下である
(1)または(2)のエポキシ系接着剤組成物。 (4)コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)のシエ
ルを構成する重合体の溶解度パラメータが9.3〜1
1.5である(1)または(2)エポキシ系接着剤組成
物。 (5)コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)のシエ
ルを構成する重合体がアクリル酸メチル、アクリル酸エ
チルおよびメタクリル酸メチルから選ばれるアクリル酸
エステル系単量体の重合体である(1)または(2)の
エポキシ系接着剤組成物。 (6)コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)のシエ
ルを構成する重合体がアクリル酸メチル重合体である
(1)または(2)のエポキシ系接着剤組成物。 (7)コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)のゲル
含量が50〜100%である(1)または(2)のエポ
キシ系接着剤組成物。 (8)コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)の粒径
が300〜5000オングストロームのものである
(1)または(2)エポキシ系接着剤組成物。 (9)コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)が、高
分子乳化剤を用いて乳化重合することにより得られたも
のである(1)または(2)のエポキシ系接着剤組成
物。 (10)コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)が、
酸価50〜200の付加共重合体中のカルボキシル基ま
たは酸無水物基の少なくとも一部が塩を形成している高
分子乳化剤を用いて乳化重合することにより得られたも
のである(1)または(2)のエポキシ系接着剤組成
物。
ば、下記(1)ないし(10)が提供される。 (1)エポキシ樹脂(a)、ガラス転移温度−20℃以
下のアクリル酸エステル系重合体から成るコアとエポキ
シ樹脂と相溶する重合体から成るシェルとから構成され
たコア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)および硬化
剤(c)を配合して成るエポキシ系接着剤組成物。 (2)エポキシ樹脂(a)100重量部、コア/シエル
型粒子状架橋共重合体(b)3〜60重量部および硬化
剤(c)2〜200重量部を配合して成る(1)のエポ
キシ系接着剤組成物。 (3)コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)のシエ
ルを構成する重合体の溶解度パラメータとエポキシ樹脂
の溶解度パラメータとの差の絶対値が1.5以下である
(1)または(2)のエポキシ系接着剤組成物。 (4)コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)のシエ
ルを構成する重合体の溶解度パラメータが9.3〜1
1.5である(1)または(2)エポキシ系接着剤組成
物。 (5)コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)のシエ
ルを構成する重合体がアクリル酸メチル、アクリル酸エ
チルおよびメタクリル酸メチルから選ばれるアクリル酸
エステル系単量体の重合体である(1)または(2)の
エポキシ系接着剤組成物。 (6)コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)のシエ
ルを構成する重合体がアクリル酸メチル重合体である
(1)または(2)のエポキシ系接着剤組成物。 (7)コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)のゲル
含量が50〜100%である(1)または(2)のエポ
キシ系接着剤組成物。 (8)コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)の粒径
が300〜5000オングストロームのものである
(1)または(2)エポキシ系接着剤組成物。 (9)コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)が、高
分子乳化剤を用いて乳化重合することにより得られたも
のである(1)または(2)のエポキシ系接着剤組成
物。 (10)コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)が、
酸価50〜200の付加共重合体中のカルボキシル基ま
たは酸無水物基の少なくとも一部が塩を形成している高
分子乳化剤を用いて乳化重合することにより得られたも
のである(1)または(2)のエポキシ系接着剤組成
物。
【0005】本発明で使用するエポキシ樹脂(a)は通
常エポキシ系接着剤の成分として用いられる室温で液状
のものであり特に限定されないが、そのようなエポキシ
樹脂の具体例としては、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノボラック型エ
ポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリ
シジルアミン型エポキシ樹脂、環状脂肪族エポキシ樹脂
およびヒダントイン型エポキシ樹脂等を挙げることがで
きる。これらのエポキシ樹脂は単独あるいは2種類以上
混合して使用することができる。
常エポキシ系接着剤の成分として用いられる室温で液状
のものであり特に限定されないが、そのようなエポキシ
樹脂の具体例としては、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノボラック型エ
ポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリ
シジルアミン型エポキシ樹脂、環状脂肪族エポキシ樹脂
およびヒダントイン型エポキシ樹脂等を挙げることがで
きる。これらのエポキシ樹脂は単独あるいは2種類以上
混合して使用することができる。
【0006】本発明で使用するコア/シエル型粒子状架
橋共重合体(b)は、ガラス転移温度が−20℃以下の
アクリル酸エステル系重合体から成るコア(以下、コア
成分と記す)20〜80重量%と、エポキシ樹脂と相溶
する重合体から成るシエル(以下、シエル成分と記す)
80〜20重量%とから構成されるコア/シエル型粒子
状架橋共重合体であって、エポキシ樹脂中に分散したと
きの粒径が通常300〜5000オングストローム、好
ましくは500〜2000オングストロームで、ゲル含
量が50〜100%のものである。ここでゲル含量と
は、架橋重合体1gをメチルエチルケトン100ミリリ
ットル中に浸漬し室温で24時間静置後不溶分の重量を
測定したものである。
橋共重合体(b)は、ガラス転移温度が−20℃以下の
アクリル酸エステル系重合体から成るコア(以下、コア
成分と記す)20〜80重量%と、エポキシ樹脂と相溶
する重合体から成るシエル(以下、シエル成分と記す)
80〜20重量%とから構成されるコア/シエル型粒子
状架橋共重合体であって、エポキシ樹脂中に分散したと
きの粒径が通常300〜5000オングストローム、好
ましくは500〜2000オングストロームで、ゲル含
量が50〜100%のものである。ここでゲル含量と
は、架橋重合体1gをメチルエチルケトン100ミリリ
ットル中に浸漬し室温で24時間静置後不溶分の重量を
測定したものである。
【0007】コア成分であるアクリル酸エステル系重合
体は、アクリル酸エステル系単量体の重合体またはアク
リル酸エステル系単量体と架橋性単量体とを共重合体で
あって、エポキシ樹脂の可撓性を十分に改善するため
に、ガラス転移温度が−20℃以下のものである。使用
するアクリル酸エステル系単量体としては、アクリル酸
エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸オクチル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸n−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタ
クリル酸イソブチル、メタクリル酸オクチルおよびメタ
クリル酸2−エチルヘキシル等が挙げられ、これらは単
独あるいは2種類以上組み合わせて使用することができ
る。なかでもアクリル酸n−ブチルおよびアクリル酸2
−エチルヘキシルが好ましい。
体は、アクリル酸エステル系単量体の重合体またはアク
リル酸エステル系単量体と架橋性単量体とを共重合体で
あって、エポキシ樹脂の可撓性を十分に改善するため
に、ガラス転移温度が−20℃以下のものである。使用
するアクリル酸エステル系単量体としては、アクリル酸
エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸オクチル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸n−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタ
クリル酸イソブチル、メタクリル酸オクチルおよびメタ
クリル酸2−エチルヘキシル等が挙げられ、これらは単
独あるいは2種類以上組み合わせて使用することができ
る。なかでもアクリル酸n−ブチルおよびアクリル酸2
−エチルヘキシルが好ましい。
【0008】また、架橋性単量体は分子中に反応性2重
結合を2個以上有する重合性不飽和単量体であって、具
体例としては、エチレングリコールジアクリレート、ブ
チレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロ
パンジアクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、ヘキサンジオールジアクリレート、オリゴエ
チレンジアクリレート、エチレングリコールジメタクリ
レート、ブチレングリコールジメタクリレート、トリメ
チロールプロパンジメタクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、ヘキサンジオールジメタク
リレート、オリゴエチレンジメタクリレート等;ジビニ
ルベンゼン等の芳香族ジビニル単量体;トリメリット酸
トリアリル、トリアリルイソシアヌレート等が例示され
る。これらの架橋性単量体はそれぞれ単独あるいは2種
類以上組み合わせて用いても良く、なかでもトリメリッ
ト酸トリアリルが好ましい。
結合を2個以上有する重合性不飽和単量体であって、具
体例としては、エチレングリコールジアクリレート、ブ
チレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロ
パンジアクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、ヘキサンジオールジアクリレート、オリゴエ
チレンジアクリレート、エチレングリコールジメタクリ
レート、ブチレングリコールジメタクリレート、トリメ
チロールプロパンジメタクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、ヘキサンジオールジメタク
リレート、オリゴエチレンジメタクリレート等;ジビニ
ルベンゼン等の芳香族ジビニル単量体;トリメリット酸
トリアリル、トリアリルイソシアヌレート等が例示され
る。これらの架橋性単量体はそれぞれ単独あるいは2種
類以上組み合わせて用いても良く、なかでもトリメリッ
ト酸トリアリルが好ましい。
【0009】架橋性単量体の使用量はコア成分を形成す
る単量体の全重量中通常0.01〜20重量%、好まし
くは0.1〜10重量%であり、この範囲でコア/シエ
ル型粒子状架橋共重合体のゲル含量を50〜100%と
することができる。架橋性単量体の使用量が0.01重
量%未満ではゲル含量が50%未満となり、該共重合体
がエポキシ樹脂に溶解して組成物の粘度が著しく上昇す
るので好ましくない。また20重量%を超える場合には
エポキシ系接着剤として十分な物性が得られないので好
ましくない。
る単量体の全重量中通常0.01〜20重量%、好まし
くは0.1〜10重量%であり、この範囲でコア/シエ
ル型粒子状架橋共重合体のゲル含量を50〜100%と
することができる。架橋性単量体の使用量が0.01重
量%未満ではゲル含量が50%未満となり、該共重合体
がエポキシ樹脂に溶解して組成物の粘度が著しく上昇す
るので好ましくない。また20重量%を超える場合には
エポキシ系接着剤として十分な物性が得られないので好
ましくない。
【0010】シエル成分であるエポキシ樹脂と相溶する
重合体は、エポキシ樹脂の溶解度パラメータ値との差の
絶対値が1.5以下の範囲である溶解度パラメータ値を
有する重合体であって、好ましくは溶解度パラメータ値
が9.3〜11.5、さらに好ましくは9.5〜10.
5である重合体である。かかる溶解度パラメータ値を有
する重合体を得るために使用する単量体としては、アク
リル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、α−クロロアクリル酸メチル等のアクリル酸エステ
ル;酢酸ビニル、塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリ
デン等が挙げられる。これらは単独あるいは2種類以上
組み合わせて使用することができる。なかでもアクリル
酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチルが好
ましく、特にアクリル酸メチルが好ましい。シエル成分
が上記の範囲以外の溶解度パラメータ値を有する重合体
で構成される場合は、コア/シエル型粒子状架橋共重合
体とエポキシ樹脂との親和性が低下するために該架橋性
重合体同士が凝集し、そのためにエポキシ樹脂の改質効
果が不十分となるので好ましくない。
重合体は、エポキシ樹脂の溶解度パラメータ値との差の
絶対値が1.5以下の範囲である溶解度パラメータ値を
有する重合体であって、好ましくは溶解度パラメータ値
が9.3〜11.5、さらに好ましくは9.5〜10.
5である重合体である。かかる溶解度パラメータ値を有
する重合体を得るために使用する単量体としては、アク
リル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、α−クロロアクリル酸メチル等のアクリル酸エステ
ル;酢酸ビニル、塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリ
デン等が挙げられる。これらは単独あるいは2種類以上
組み合わせて使用することができる。なかでもアクリル
酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチルが好
ましく、特にアクリル酸メチルが好ましい。シエル成分
が上記の範囲以外の溶解度パラメータ値を有する重合体
で構成される場合は、コア/シエル型粒子状架橋共重合
体とエポキシ樹脂との親和性が低下するために該架橋性
重合体同士が凝集し、そのためにエポキシ樹脂の改質効
果が不十分となるので好ましくない。
【0011】シエル成分に使用する架橋性単量体はコア
成分の場合と同様なものを使用することができ、またそ
の使用量はシエル成分を形成する単量体の全重量中通常
0.01〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量%
である。
成分の場合と同様なものを使用することができ、またそ
の使用量はシエル成分を形成する単量体の全重量中通常
0.01〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量%
である。
【0012】なお、コア/シエル型粒子状架橋共重合体
のゲル含量は架橋性単量体を使用せずに該共重合体を製
造する際の重合温度を制御することによりコントロール
することも可能である。
のゲル含量は架橋性単量体を使用せずに該共重合体を製
造する際の重合温度を制御することによりコントロール
することも可能である。
【0013】本発明で使用するコア/シエル型粒子状架
橋共重合体(b)の製造方法は、通常は少なくとも2段
階の連続した多段シード乳化重合により製造する。すな
わち、第1段目にガラス転移温度−20℃以下のアクリ
ル酸エステル系重合体を形成するアクリル酸エステル単
量体および必要に応じて架橋性単量体とを、乳化剤の存
在下、重合開始剤として過酸化物開始剤、レドックス開
始剤等のラジカル重合開始剤を用いた乳化重合してコア
成分を含有するシードラテックスを得る。次いで、第2
段目にエポキシ樹脂と相溶する重合体を得るための単量
体および必要に応じて架橋性単量体とを、第1段目で得
られたコア成分を含有するシードラテックスに添加し
て、乳化剤の存在下、重合開始剤として過酸化物開始
剤、レドックス開始剤等のラジカル重合開始剤を用いて
乳化重合してシエル成分を形成する。このような多段シ
ード乳化重合により粒径が300〜5000オングスト
ロームのコア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)を含
有するラテックスを製造することができる。なお、この
場合シエル成分の重合は、コア成分の重合に引き続き行
ってもよく、第1段目で製造したコア成分のシードラテ
ックスを部分凝集させた後に行ってもよい。
橋共重合体(b)の製造方法は、通常は少なくとも2段
階の連続した多段シード乳化重合により製造する。すな
わち、第1段目にガラス転移温度−20℃以下のアクリ
ル酸エステル系重合体を形成するアクリル酸エステル単
量体および必要に応じて架橋性単量体とを、乳化剤の存
在下、重合開始剤として過酸化物開始剤、レドックス開
始剤等のラジカル重合開始剤を用いた乳化重合してコア
成分を含有するシードラテックスを得る。次いで、第2
段目にエポキシ樹脂と相溶する重合体を得るための単量
体および必要に応じて架橋性単量体とを、第1段目で得
られたコア成分を含有するシードラテックスに添加し
て、乳化剤の存在下、重合開始剤として過酸化物開始
剤、レドックス開始剤等のラジカル重合開始剤を用いて
乳化重合してシエル成分を形成する。このような多段シ
ード乳化重合により粒径が300〜5000オングスト
ロームのコア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)を含
有するラテックスを製造することができる。なお、この
場合シエル成分の重合は、コア成分の重合に引き続き行
ってもよく、第1段目で製造したコア成分のシードラテ
ックスを部分凝集させた後に行ってもよい。
【0014】本発明で使用するコア/シエル型粒子状架
橋共重合体(b)の製造に際して、高分子乳化剤を用い
て乳化重合することによって得られたコア/シエル型粒
子状架橋共重合体(b)を含有するラテックスはエポキ
シ樹脂に直接配合することができ、これにより重合に使
用する副資材等の影響をうけることなく接着物性が良好
なエポキシ系接着剤組成物を得ることができる。すなわ
ち、該架橋共重合体を含有するテラックスを、凝固、洗
浄することなくエポキシ樹脂に配合し、その後該ラテッ
クス中に含まれた水分を除去することによって、該架橋
共重合体の微粒子がエポキシ樹脂に一様に分散されたエ
ポキシ樹脂組成物が得られる。水分を除去する方法は特
に限定されるものではないが、たとえば該ラテックスと
エポキシ樹脂との混合物を攪拌しつつ、常圧または減圧
下、40〜120℃に加熱する方法等が例示される。
橋共重合体(b)の製造に際して、高分子乳化剤を用い
て乳化重合することによって得られたコア/シエル型粒
子状架橋共重合体(b)を含有するラテックスはエポキ
シ樹脂に直接配合することができ、これにより重合に使
用する副資材等の影響をうけることなく接着物性が良好
なエポキシ系接着剤組成物を得ることができる。すなわ
ち、該架橋共重合体を含有するテラックスを、凝固、洗
浄することなくエポキシ樹脂に配合し、その後該ラテッ
クス中に含まれた水分を除去することによって、該架橋
共重合体の微粒子がエポキシ樹脂に一様に分散されたエ
ポキシ樹脂組成物が得られる。水分を除去する方法は特
に限定されるものではないが、たとえば該ラテックスと
エポキシ樹脂との混合物を攪拌しつつ、常圧または減圧
下、40〜120℃に加熱する方法等が例示される。
【0015】ここで高分子乳化剤とは、不飽和カルボン
酸またはその酸無水物およびこれと共重合可能な他の単
量体との付加共重合体中のカルボキシル基または酸無水
物基の少なくとも一部が塩を形成している水溶性ポリカ
ルボン酸塩であって、重量平均分子量2,000〜2
0,000、好ましくは3,000〜15,000、ま
た酸価50〜200、好ましくは80〜200のもので
ある。該水溶性ポリカルボン酸塩の重量平均分子量が
2,000未満のものを乳化剤として用いた場合は、得
られるコア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)を配合
したエポキシ樹脂を使用したエポキシ系接着剤の剥離強
度が低下するので好ましくない。重量平均分子量が2
0,000を超えるものを乳化剤として用いた場合は、
ラテックスの粘度が上昇し、重合中にコア/シエル型粒
子状架橋共重合体(b)が凝集を起こすおそれがあるの
で好ましくない。また、該水溶性ポリカルボン酸塩の酸
価が50未満の場合は、これを中和によって水溶化する
ことが困難であるので好ましくない。酸価が200を超
える場合には中和のために多量の中和剤が必要となり、
そのためにエポキシ系接着剤の耐水性が低下するので好
ましくない。
酸またはその酸無水物およびこれと共重合可能な他の単
量体との付加共重合体中のカルボキシル基または酸無水
物基の少なくとも一部が塩を形成している水溶性ポリカ
ルボン酸塩であって、重量平均分子量2,000〜2
0,000、好ましくは3,000〜15,000、ま
た酸価50〜200、好ましくは80〜200のもので
ある。該水溶性ポリカルボン酸塩の重量平均分子量が
2,000未満のものを乳化剤として用いた場合は、得
られるコア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)を配合
したエポキシ樹脂を使用したエポキシ系接着剤の剥離強
度が低下するので好ましくない。重量平均分子量が2
0,000を超えるものを乳化剤として用いた場合は、
ラテックスの粘度が上昇し、重合中にコア/シエル型粒
子状架橋共重合体(b)が凝集を起こすおそれがあるの
で好ましくない。また、該水溶性ポリカルボン酸塩の酸
価が50未満の場合は、これを中和によって水溶化する
ことが困難であるので好ましくない。酸価が200を超
える場合には中和のために多量の中和剤が必要となり、
そのためにエポキシ系接着剤の耐水性が低下するので好
ましくない。
【0016】使用する不飽和カルボン酸またはその酸無
水物としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、無水フマル
酸、無水マレイン酸、マレイン酸モノブチル、マレイン
酸モノオクチル、イタコン酸およびモノオクチル等が挙
げられ、なかでもアクリル酸およびメタクリル酸が好ま
しい。また、これと共重合可能な他の単量体としては、
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−
t−ブチルスチレン、クロロスチレン等の芳香族ビニル
化合物;アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸アミル、メタク
リル酸アミル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸n−
ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸
n−オクチル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アク
リル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ヒドロキシプ
ロピル、アクリル酸グリシジル等のアクリル酸エステ
ル;アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
N−メチロールメタクリルアミド、N−ブトキシメチル
アクリルアミド等のアクリルアミド系化合物およびアリ
ルグリシジルエーテル等を挙げることができ、なかでも
アクリル酸エステルが好ましく、さらに、アクリル酸メ
チル、メタクリル酸メチルおよびアクリル酸エチルが好
ましい。
水物としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、無水フマル
酸、無水マレイン酸、マレイン酸モノブチル、マレイン
酸モノオクチル、イタコン酸およびモノオクチル等が挙
げられ、なかでもアクリル酸およびメタクリル酸が好ま
しい。また、これと共重合可能な他の単量体としては、
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−
t−ブチルスチレン、クロロスチレン等の芳香族ビニル
化合物;アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸アミル、メタク
リル酸アミル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸n−
ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸
n−オクチル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アク
リル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ヒドロキシプ
ロピル、アクリル酸グリシジル等のアクリル酸エステ
ル;アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
N−メチロールメタクリルアミド、N−ブトキシメチル
アクリルアミド等のアクリルアミド系化合物およびアリ
ルグリシジルエーテル等を挙げることができ、なかでも
アクリル酸エステルが好ましく、さらに、アクリル酸メ
チル、メタクリル酸メチルおよびアクリル酸エチルが好
ましい。
【0017】高分子乳化剤の使用量は、通常、乳化重合
する単量体全重量100重量部に対して5〜40重量部
である。この範囲の量の高分子乳化剤を使用することに
より、接着物性に悪影響を及ぼすビルダーや他の乳化安
定剤を全く使用することなく安定なラテックスを製造す
ることができる。
する単量体全重量100重量部に対して5〜40重量部
である。この範囲の量の高分子乳化剤を使用することに
より、接着物性に悪影響を及ぼすビルダーや他の乳化安
定剤を全く使用することなく安定なラテックスを製造す
ることができる。
【0018】本発明で使用する硬化剤(c)は通常エポ
キシ系接着剤の硬化剤として使用するものであればとく
に限定されないが、通常は脂肪族ポリアミン、芳香族ポ
リアミン、第2級アミン、第3級アミン、酸無水物、イ
ミダゾール誘導体、有機ヒドラジド、ジシアンジアミド
およびその誘導体、尿素誘導体等が挙げられ、さらに、
ポリメルカプタン系硬化剤、ポリイソシアネート、芳香
族ジアゾニウム塩および芳香族スルホニウム塩が挙げら
れる。具体的な化合物は、脂肪族ポリアミンとしてはエ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミン、テトラエチレンペンタミン等;芳香族ポリ
アミンとしてはメタフェニレンジアミン、ジアミノジフ
ェニルメタン、ジアミノジエチルジフェニルメタン等;
第2級または第3級アミンとしてはベンジルジメチルア
ミン、トリエチレンジアミン、トリエタノールアミン、
ピペリジン、ポリアミドアミン等;酸無水物としては無
水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット
酸、無水マレイン酸、無水コハク酸、テトラヒドロ無水
フタル酸等;イミダゾール誘導体としてはイミダゾー
ル、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチル
イミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−ウンデ
シルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール等;
有機酸ヒドラジドとしてはアジピン酸ヒドラジド等が例
示される。
キシ系接着剤の硬化剤として使用するものであればとく
に限定されないが、通常は脂肪族ポリアミン、芳香族ポ
リアミン、第2級アミン、第3級アミン、酸無水物、イ
ミダゾール誘導体、有機ヒドラジド、ジシアンジアミド
およびその誘導体、尿素誘導体等が挙げられ、さらに、
ポリメルカプタン系硬化剤、ポリイソシアネート、芳香
族ジアゾニウム塩および芳香族スルホニウム塩が挙げら
れる。具体的な化合物は、脂肪族ポリアミンとしてはエ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミン、テトラエチレンペンタミン等;芳香族ポリ
アミンとしてはメタフェニレンジアミン、ジアミノジフ
ェニルメタン、ジアミノジエチルジフェニルメタン等;
第2級または第3級アミンとしてはベンジルジメチルア
ミン、トリエチレンジアミン、トリエタノールアミン、
ピペリジン、ポリアミドアミン等;酸無水物としては無
水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット
酸、無水マレイン酸、無水コハク酸、テトラヒドロ無水
フタル酸等;イミダゾール誘導体としてはイミダゾー
ル、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチル
イミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−ウンデ
シルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール等;
有機酸ヒドラジドとしてはアジピン酸ヒドラジド等が例
示される。
【0019】本発明のエポキシ系接着剤組成物は、エポ
キシ樹脂(a)100重量部に対して、通常、コア/シ
エル型粒子状架橋共重合体(b)3〜60重量部、好ま
しくは5〜40重量部、硬化剤(c)3〜200重量
部、好ましくは2〜100重量部を配合してなるもので
ある。コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)が3重
量部未満ではエポキシ樹脂の可撓性が十分には改良され
ないので好ましくない。また、60重量部を超える場合
はエポキシ系接着剤の粘度が増大するので好ましくな
い。
キシ樹脂(a)100重量部に対して、通常、コア/シ
エル型粒子状架橋共重合体(b)3〜60重量部、好ま
しくは5〜40重量部、硬化剤(c)3〜200重量
部、好ましくは2〜100重量部を配合してなるもので
ある。コア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)が3重
量部未満ではエポキシ樹脂の可撓性が十分には改良され
ないので好ましくない。また、60重量部を超える場合
はエポキシ系接着剤の粘度が増大するので好ましくな
い。
【0020】本発明のエポキシ系接着剤の製造方法は、
通常、エポキシ樹脂(a)にコア/シエル型粒子状架橋
共重合体(b)を含有するラテックスを配合して、エポ
キシ樹脂中に該架橋共重合体の微細な粒子を分散させ、
ついで硬化剤(c)を配合する方法が挙げられる。エポ
キシ樹脂中に該架橋共重合体の微細な粒子を分散させる
方法としては、例えばエポキシ樹脂と該ラテックスとを
剪断力下で攪拌し、分離した水分を除去して乾燥する方
法;水系で乳化または懸濁したエポキシ樹脂と該ラテッ
クスとを混合した後、凝固して水を除去し乾燥する方
法;該ラテックスを凝固し乾燥前の凝固物とエポキシ樹
脂を混合した後、水分を除去し乾燥する方法;該ラテッ
クスを凝固、乾燥し、強制攪拌下に有機溶媒中に分散さ
せ、これとエポキシ樹脂とを混合した後、溶媒を除去し
乾燥する方法等が挙げられる。また、通常のロール、イ
ンターミキサー、ニーダー、押し出し機等を用いてコア
/シエル型粒子状架橋共重合体の粒子をエポキシ樹脂中
に分散させることもできる。
通常、エポキシ樹脂(a)にコア/シエル型粒子状架橋
共重合体(b)を含有するラテックスを配合して、エポ
キシ樹脂中に該架橋共重合体の微細な粒子を分散させ、
ついで硬化剤(c)を配合する方法が挙げられる。エポ
キシ樹脂中に該架橋共重合体の微細な粒子を分散させる
方法としては、例えばエポキシ樹脂と該ラテックスとを
剪断力下で攪拌し、分離した水分を除去して乾燥する方
法;水系で乳化または懸濁したエポキシ樹脂と該ラテッ
クスとを混合した後、凝固して水を除去し乾燥する方
法;該ラテックスを凝固し乾燥前の凝固物とエポキシ樹
脂を混合した後、水分を除去し乾燥する方法;該ラテッ
クスを凝固、乾燥し、強制攪拌下に有機溶媒中に分散さ
せ、これとエポキシ樹脂とを混合した後、溶媒を除去し
乾燥する方法等が挙げられる。また、通常のロール、イ
ンターミキサー、ニーダー、押し出し機等を用いてコア
/シエル型粒子状架橋共重合体の粒子をエポキシ樹脂中
に分散させることもできる。
【0021】なお、本発明のエポキシ樹脂組成物には、
所望により硬化促進剤、反応性希釈剤、非反応性希釈
剤、充填剤、顔料および老化防止剤等の添加剤を配合す
ることができる。かかるエポキシ樹脂組成物は接着剤の
みならず、コーティング剤、成形材料等の用途にも用い
ることができる。
所望により硬化促進剤、反応性希釈剤、非反応性希釈
剤、充填剤、顔料および老化防止剤等の添加剤を配合す
ることができる。かかるエポキシ樹脂組成物は接着剤の
みならず、コーティング剤、成形材料等の用途にも用い
ることができる。
【0022】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、実施例、比較例中の部および%ととくに断りのない
限り重量基準である。 参考例1 イソプロピルアルコール100部を反応器に仕込み、8
0℃に加熱し、メタクリル酸メチル62%、アクリル酸
エチル16%、メタクリル酸22%より成る単量体化合
物100部およびラジカル開始剤として2,2−アゾビ
ス−2,4−ジメチルバレロニトリル4部/トルエン1
2.5部を、各々4時間にわたって反応器に連続的に添
加した。その後2時間反応器の温度を80℃に保ち、重
合反応を完了せしめた。次いで反応器を室温まで冷却
し、中和当量に相当するアンモニアを含むアンモニア水
と、400部の水を加え、次いで反応器を90℃以上に
加熱してイソプロピルアルコールおよび過剰の水を留去
し、不揮発分濃度25%の高分子乳化剤を得た。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、実施例、比較例中の部および%ととくに断りのない
限り重量基準である。 参考例1 イソプロピルアルコール100部を反応器に仕込み、8
0℃に加熱し、メタクリル酸メチル62%、アクリル酸
エチル16%、メタクリル酸22%より成る単量体化合
物100部およびラジカル開始剤として2,2−アゾビ
ス−2,4−ジメチルバレロニトリル4部/トルエン1
2.5部を、各々4時間にわたって反応器に連続的に添
加した。その後2時間反応器の温度を80℃に保ち、重
合反応を完了せしめた。次いで反応器を室温まで冷却
し、中和当量に相当するアンモニアを含むアンモニア水
と、400部の水を加え、次いで反応器を90℃以上に
加熱してイソプロピルアルコールおよび過剰の水を留去
し、不揮発分濃度25%の高分子乳化剤を得た。
【0023】参考例2 参考例1で得られた高分子乳化剤水溶液40部(有効成
分濃度25%)、軟水5部と表1の単量体−1の段に示
す組成、量の単量体混合物を十分に混合し、過硫酸カリ
ウム0.5部、軟水70部を入れた反応器に供給しなが
ら80℃にて重合した。これに参考例1で得られた高分
子乳化剤水溶液40部(有機成分濃度25%)、軟水5
部と表1の単量体−2の段に示す組成、量の単量体混合
物を十分に混合したものを供給して重合を続行した。5
時間後にいずれにも転化率90%以上で目的の架橋重合
体ラテックスが得られた。ラテックスの平均粒径とゲル
含量とを表1に示す。なお、ラテックスの平均粒径(単
位:オングストローム)は、サブミクロン・パーティク
ル・サイザー、オートダイリュートモデル370(ニコ
ムプ社製)を用いて測定した。また、表2中、δはシエ
ルを構成する重合体の溶解度パラメータ値であり、EN
CYCLOPEDIA OF POLYMERSCIE
NCE AND TECHNOLOGY vol.3
(Interscience Publishers,
John Wiley & Sons,Inc.)中に
記載されたものを示した(単位:(cal/c
m3)1/2)。
分濃度25%)、軟水5部と表1の単量体−1の段に示
す組成、量の単量体混合物を十分に混合し、過硫酸カリ
ウム0.5部、軟水70部を入れた反応器に供給しなが
ら80℃にて重合した。これに参考例1で得られた高分
子乳化剤水溶液40部(有機成分濃度25%)、軟水5
部と表1の単量体−2の段に示す組成、量の単量体混合
物を十分に混合したものを供給して重合を続行した。5
時間後にいずれにも転化率90%以上で目的の架橋重合
体ラテックスが得られた。ラテックスの平均粒径とゲル
含量とを表1に示す。なお、ラテックスの平均粒径(単
位:オングストローム)は、サブミクロン・パーティク
ル・サイザー、オートダイリュートモデル370(ニコ
ムプ社製)を用いて測定した。また、表2中、δはシエ
ルを構成する重合体の溶解度パラメータ値であり、EN
CYCLOPEDIA OF POLYMERSCIE
NCE AND TECHNOLOGY vol.3
(Interscience Publishers,
John Wiley & Sons,Inc.)中に
記載されたものを示した(単位:(cal/c
m3)1/2)。
【0024】
【表1】
【0025】実施例1〜3、比較例1〜6 エピコート828(ビスフェノールA型エポキシ樹脂、
油化シエルエポキシ社製)100部と、その固形分がエ
ピコート828に対して表2に示す配合量で参考例2で
得られた架橋共重合体ラテックスとを配合し、攪拌機を
備えたフラスコに仕込み、攪拌しつつ60℃で減圧蒸留
することによって、架橋共重合体の微細な粒子がエポキ
シ樹脂中に一様に分散されたエポキシ樹脂組成物を製造
した。つぎに、該エポキシ樹脂組成物に、硬化剤(ジシ
アンジアミド)12部と充填剤(白艶華U 白石カルシ
ウム社製)20部と微粉末シリカ(アエロジル200
日本アエロジル社製)1部とを配合してエポキシ系接着
剤を製造し、その接着物性を評価した。結果を表2に示
す。 (1)引張剪断強度 トルエンで脱脂した、JIS G−3141に規定され
る厚さ0.8mmの鋼板に該接着剤を塗布し、同様の鋼
板を接着面積15mm×10mmとなるように重ね合わ
せ、180℃で60分加熱して硬化せしめ、JIS K
−6850に準じて23℃で5mm/分の速度で測定し
た(単位:MPa)。 (2)T型剥離強度 前記(1)と同様に試料を作製(接着面積25mm×1
50mm)し、JISK−6854に準じて23℃で5
0mm/分の速度で測定した(単位:N/25mm)。
油化シエルエポキシ社製)100部と、その固形分がエ
ピコート828に対して表2に示す配合量で参考例2で
得られた架橋共重合体ラテックスとを配合し、攪拌機を
備えたフラスコに仕込み、攪拌しつつ60℃で減圧蒸留
することによって、架橋共重合体の微細な粒子がエポキ
シ樹脂中に一様に分散されたエポキシ樹脂組成物を製造
した。つぎに、該エポキシ樹脂組成物に、硬化剤(ジシ
アンジアミド)12部と充填剤(白艶華U 白石カルシ
ウム社製)20部と微粉末シリカ(アエロジル200
日本アエロジル社製)1部とを配合してエポキシ系接着
剤を製造し、その接着物性を評価した。結果を表2に示
す。 (1)引張剪断強度 トルエンで脱脂した、JIS G−3141に規定され
る厚さ0.8mmの鋼板に該接着剤を塗布し、同様の鋼
板を接着面積15mm×10mmとなるように重ね合わ
せ、180℃で60分加熱して硬化せしめ、JIS K
−6850に準じて23℃で5mm/分の速度で測定し
た(単位:MPa)。 (2)T型剥離強度 前記(1)と同様に試料を作製(接着面積25mm×1
50mm)し、JISK−6854に準じて23℃で5
0mm/分の速度で測定した(単位:N/25mm)。
【0026】
【表2】
【0027】表2の結果から、本発明のエポキシ系接着
剤組成物は剥離強度に優れた接着物性を示すことが分か
る。一方、エポキシ樹脂と相溶しないシエルから構成さ
れるコア/シエル型粒子状架橋共重合体をエポキシ樹脂
に配合した場合はエポキシ樹脂と該架橋共重合体とが分
離し、また、コア/シエル構造を有しない粒子状架橋重
合体をエポキシ樹脂に配合した場合は、該架橋重合体粒
子の凝集が起こる等して剥離強度が低下し、十分な接着
物性が得られないことが分かる。
剤組成物は剥離強度に優れた接着物性を示すことが分か
る。一方、エポキシ樹脂と相溶しないシエルから構成さ
れるコア/シエル型粒子状架橋共重合体をエポキシ樹脂
に配合した場合はエポキシ樹脂と該架橋共重合体とが分
離し、また、コア/シエル構造を有しない粒子状架橋重
合体をエポキシ樹脂に配合した場合は、該架橋重合体粒
子の凝集が起こる等して剥離強度が低下し、十分な接着
物性が得られないことが分かる。
【0028】
【発明の効果】かくして本発明によれば、エポキシ樹脂
の可撓性が改良され、引張剪断強度を低下させることな
く高い剥離強度を示すエポキシ系接着剤組成物が得られ
る。
の可撓性が改良され、引張剪断強度を低下させることな
く高い剥離強度を示すエポキシ系接着剤組成物が得られ
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 エポキシ樹脂(a)、ガラス転移温度−
20℃以下のアクリル酸エステル系重合体から成るコア
とエポキシ樹脂と相溶する重合体から成るシェルとから
構成されたコア/シエル型粒子状架橋共重合体(b)お
よび硬化剤(c)を配合して成るエポキシ系接着剤組成
物。 - 【請求項2】 エポキシ樹脂(a)100重量部、コア
/シエル型粒子状架橋共重合体(b)3〜60重量部お
よび硬化剤(c)2〜200重量部を配合して成る請求
項1のエポキシ系接着剤組成物。 - 【請求項3】 コア/シエル型粒子状架橋共重合体
(b)のシエルを構成する重合体の溶解度パラメータと
エポキシ樹脂の溶解度パラメータとの差の絶対値が1.
5以下である請求項1または請求項2のエポキシ系接着
剤組成物。 - 【請求項4】 コア/シエル型粒子状架橋共重合体
(b)のシエルを構成する重合体の溶解度パラメータが
9.3〜11.5である請求項1または請求項2のエポ
キシ系接着剤組成物。 - 【請求項5】 コア/シエル型粒子状架橋共重合体
(b)のシエルを構成する重合体がアクリル酸メチル、
アクリル酸エチルおよびメタクリル酸メチルから選ばれ
るアクリル酸エステル系単量体の重合体である請求項1
または請求項2のエポキシ系接着剤組成物。 - 【請求項6】 コア/シエル型粒子状架橋共重合体
(b)のシエルを構成する重合体がアクリル酸メチル重
合体である請求項1または請求項2のエポキシ系接着剤
組成物。 - 【請求項7】 コア/シエル型粒子状架橋共重合体
(b)のゲル含量が50〜100%である請求項1また
は請求項2のエポキシ系接着剤組成物。 - 【請求項8】 コア/シエル型粒子状架橋共重合体
(b)の粒径が300〜5000オングストロームのも
のである請求項1または請求項2のエポキシ系接着剤組
成物。 - 【請求項9】 コア/シエル型粒子状架橋共重合体
(b)が、高分子乳化剤を用いて乳化重合することによ
り得られたものである請求項1または請求項2のエポキ
シ系接着剤組成物。 - 【請求項10】 コア/シエル型粒子状架橋共重合体
(b)が、酸価50〜200の付加共重合体中のカルボ
キシル基または酸無水物基の少なくとも一部が塩を形成
している高分子乳化剤を用いて乳化重合することにより
得られたものである請求項1または請求項2のエポキシ
系接着剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28762393A JPH07118620A (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | エポキシ系接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28762393A JPH07118620A (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | エポキシ系接着剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07118620A true JPH07118620A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=17719653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28762393A Pending JPH07118620A (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | エポキシ系接着剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07118620A (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001019929A (ja) * | 1999-07-08 | 2001-01-23 | Somar Corp | 一液型エポキシ樹脂系接着剤 |
WO2020129948A1 (ja) * | 2018-12-17 | 2020-06-25 | 日本製鉄株式会社 | 積層コア、その製造方法及び回転電機 |
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