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JPH08183189A - ファクシミリ装置および該装置による付帯情報の記録方法 - Google Patents

ファクシミリ装置および該装置による付帯情報の記録方法

Info

Publication number
JPH08183189A
JPH08183189A JP6328011A JP32801194A JPH08183189A JP H08183189 A JPH08183189 A JP H08183189A JP 6328011 A JP6328011 A JP 6328011A JP 32801194 A JP32801194 A JP 32801194A JP H08183189 A JPH08183189 A JP H08183189A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
ink
information
amount
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6328011A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Noguchi
広行 野口
Fumihiko Nakamura
中村  文彦
Hiroshi Shinoda
弘志 信田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6328011A priority Critical patent/JPH08183189A/ja
Publication of JPH08183189A publication Critical patent/JPH08183189A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Ink Jet (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラー記録が可能なインクジェットプリンタ
を有するファクシミリ装置にあってヘッダ等の付帯情報
の記録を行うにあたり、各色インクの使用量にばらつき
が生じないようにする。 【構成】 通信に応じて記録媒体P上に付帯情報の記録
を行うに際し、前回までの記録で最も使用量の少ないイ
ンクを選択し(S101,S102)、そのインクを用
いて記録を行うようにする。これにより、付帯情報の記
録にある特定のインクのみが使用されることがなくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー記録が可能なイ
ンクジェット方式のプリンタを有するカラーファクシミ
リ装置に関し、特に、例えば紙,フィルムその他の記録
媒体の上縁部に形成される日付,発信人,電話番号等の
情報を含むヘッダ等の付帯情報をカラーで記録すること
のできるカラーファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、カラー情報の通信が行えるファク
シミリ装置に対する要望が大きくなっている。一方、カ
ラー情報を記録する方式として、インクジェット方式の
プリンタがある。インクジェット方式のプリンタは、記
録する記録紙等にインクを吐出することにより記録動作
を行うため、例えばそのインクを吐出するための吐出口
内方の液路に通電に応じて発熱する電極を設け、そこに
泡(バブル)を発生させて、インクを吐出させる。カラ
ー記録が可能なインクジェット方式のプリンタにおいて
は、4色のインク、C(シアン),M(マゼンタ),Y
(イエロー),K(ブラック)を用いて、それぞれのイ
ンクに対してノズルを設け、それぞれのインクの吐出量
を制御することによってカラーを表現する。
【0003】また、カラー記録が可能なインクジェット
方式のプリンタを有するカラーファクシミリにおいて
は、図7に示すように、本来的な情報Dに加え、記録媒
体Pの上縁部に形成されることのあるヘッダH等の付帯
情報をカラーで記録することが可能となる。そして、付
帯情報をカラーで記録することで、受信した内容の判
別,整理が容易になるという効果が得られる。また、カ
ラーファクシミリの市場での普及状態から考えると、現
状ではほとんどの場合が白黒モードの通信と考えられ、
当然、K(ブラック)のインクの消費が多くなるから、
付帯情報(ヘッダ等)をカラーで記録することで、K
(ブラック)のインクの消費量の低減につながるという
効果もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、付帯情
報(ヘッダ等)をカラーで記録する場合、同じインク、
例えばC(シアン)のみを使用していると、C(シア
ン)のインクのみを消費してしまい、本来的なカラー情
報を記録する場合に不足が生じて記録ができなくなって
しまう、あるいは、1回インクが補充されてから、ない
しはインクを収納するカートリッジ等が交換されてから
実際にカラー記録できる枚数が減ってしまうという問題
点が考えられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる問題点
を解決することを目的とし、そのために、本発明は、色
を異にする複数のインクによりカラー記録が可能なイン
クジェットヘッドを用いて情報の記録を行うファクシミ
リ装置であって、前回の記録までの各色のインクの使用
量を検定する手段と、該検定に応じて最も使用量の少な
いインクを選択する手段と、当該選択されたインクで記
録媒体上に付帯情報を記録させる手段と、当該記録によ
って使用したインクの量を前回の記録までに使用したイ
ンクの量に加えて記憶する手段とを具えたことを特徴と
する。
【0006】また、引き続き付帯情報の記録を行う場合
には、前記検定、前記選択、前記記録および前記記憶を
繰り返させる手段をさらに具えたことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、色を異にする複数のイン
クによりカラー記録が可能なインクジェットヘッドを用
いて情報の記録を行うファクシミリ装置であって、前回
の記録までの各色のインクの使用量を検定する手段と、
前回の記録までの一番使用量の少ないインクを、複数の
構成情報を含む付帯情報の内、情報量の多い前記構成情
報の順に前記使用量の少ない順でインクを割り当てて設
定する手段と当該設定されたインクで前記付帯情報を記
録する手段と、当該記録によって使用したインクの量を
前回の記録までに使用したインクの量に加えて記憶させ
る手段とを具えたことを特徴とする。
【0008】さらに、本発明は、色を異にする複数のイ
ンクによりカラー記録が可能なインクジェットヘッドを
用いて情報の記録を行うファクシミリ装置による付帯情
報の記録方法であって、前回の記録までの各色のインク
の使用量を検定する工程と、当該検定に応じて最も使用
量の少ないインクを選択する工程と、当該選択されたイ
ンクで記録媒体上に付帯情報を記録させる工程と、当該
記録によって使用したインクの量を前回の記録までに使
用したインクの量に加えて記憶する工程とを具えたこと
を特徴とする。
【0009】また、引き続き付帯情報を記録する場合に
は、前記検定工程、前記選択工程、前記記録工程および
前記記憶工程を繰り返すことを特徴とする。
【0010】加えて本発明は、色を異にする複数のイン
クによりカラー記録が可能なインクジェットヘッドを用
いて情報の記録を行うファクシミリ装置による付帯情報
のカラー記録方法であって、前回の記録までの各色のイ
ンクの使用量を検定する工程と、前回の記録までの一番
使用量の少ないインクを、複数の構成情報を含む付帯情
報の内、情報量の構成情報の順に前記使用量の少ない順
でインクを割り当てて設定する工程と、当該設定された
インクで前記付帯情報を記録する工程と当該記録によっ
て使用したインクの量を前回の記録までに使用したイン
クの量に加えて記憶させる工程とを具えたことを特徴と
する。
【0011】
【作用】本発明によれば、付帯情報(ヘッダ等)の記録
を行う場合に、同じインクのみを使用するのではなく、
各インクの使用量にばらつきが生じないように、通信毎
にあるいはまた、ページ毎に色を変える、さらには付帯
情報の各構成情報(略称,電話番号等)毎に色を変える
ことによって、各インクの使用量を管理する。
【0012】こうすることである特定のインクのみを使
用することがなくなり、ほぼ同じように各インクを消費
していくことができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明実施例を詳細に
説明する。
【0014】図1は本発明ファクシミリ装置の一構成例
を示す。
【0015】ここで、102は原稿6を読取り位置に向
けて給送するための給送ローラ、104は原稿6を一枚
ずつ確実に分離給送するための分離片である。106は
センサユニット100に対向して読取り位置に設けられ
て原稿6の被読取り面を規制するとともに原稿6を搬送
するプラテンローラである。
【0016】Pは図示の例ではロール紙形態とした記録
媒体であり、センサユニット100により読取られた文
字,図形,イメージその他の情報(以下画像情報とい
う)、あるいは外部から送信された画像情報が形成され
る。110は当該画像形成を行うための記録ヘッドであ
り、Y,M,CおよびKの各色のヘッドユニットを有す
るものとすることができる。また、この記録ヘッドは、
シリアルタイプのものでも、ラインタイプのものでもよ
い。112は記録ヘッド110による記録位置に対して
記録媒体Pを搬送するとともにその被記録面を規制する
プラテンローラである。
【0017】120は操作入力を受容するスイッチや、
メッセージその他装置の状態を報知するための表示部等
を配したオペレーションパネルである。130はシステ
ムコントロール基板であり、各部の制御を行う制御部
や、光センサの駆動回路部,画像情報の処理部,送受信
部等が設けられる。140は装置の電源である。
【0018】図2は図1に示した装置の制御系のうち、
特に記録処理を行う系の構成例を示す。ここで、CPU
200は、記録処理系全体の制御を行い、メモリ201
に格納されている画像情報を記録部202へ転送する。
記録処理部202は、図1の記録ヘッド110の他、記
録ヘッド110および記録媒体Pの走査系を含むもの
で、CPU200から入力された画像情報を記録媒体P
上に形成する。
【0019】図3(a)および(b)は記録ヘッド11
0の2例を示すもので、インクを吐出するための複数の
吐出口111が各色ごとに分けられて配置され、カラー
記録時には、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエ
ロー),K(ブラック)のインクを使用してカラーを表
現し、モノクロ記録時にはK(ブラック)のインクのみ
を使用して記録を行う。図3(a)では、C,M,Y,
Kの各吐出口群を主走査方向(記録ヘッドの走査方向)
に並置した形状を、図3(b)では副走査方向記録媒体
の搬送方向)に整列させた形状のものである。また、各
色インクに対しては、通常、24〜64個の吐出口が配
置される。
【0020】図4は図2のCPU200が制御する付帯
情報の記録処理手順の一例を示す。本手順が起動されて
まず、付帯情報のカラー記録動作に入ると、ステップS
101にて前回までの各インクの使用量のチェックを行
う。この使用量のデータは、付帯情報を含む画像情報の
前回の記録時にCPU200が記録部202によって吐
出される各インクの使用量を記録部202から受け取
り、それをメモリ101に記憶させたものである。そし
て、今回の記録動作に入ったところでメモリ201から
その内容を呼び出し、検定するものである。
【0021】次にステップS102において、ステップ
S101の結果から、CPU200が前回までの記録で
一番使用量の少ない色ないしはインクを選択する。
【0022】次にステップS103では実際の付帯情報
のプリントを行う。これは、CPU200が図1のシス
テムコントロール基板130に配設されたファクシミリ
制御部から送られてくる付帯情報データを受け取り、そ
の付帯情報データを記録部102に転送するとともに、
ステップS102で選択された色ないしはインクによっ
て記録を実行するよう、記録部102に対してデータを
転送し、記録部102ではCPU200から受け取った
データにより付帯情報を選択された色ないしはインクで
記録動作を行う。実際の付帯情報の記録が終了すると次
にステップS104に移り、今回の付帯情報の記録によ
って使用されたインクの吐出量を前回までのインクの使
用量に加えて記憶する。これはCPU200が、今回の
付帯情報の記録によって使用されたインクの吐出量を記
録部202から受け取り、それを前回までのインクの使
用量に加え、そのデータをメモリ201に記憶させるこ
とで行う。ステップS104が終了したところで付帯情
報の記録動作の終了となる。以上の動作を付帯情報の記
録を行うたび(1通信毎)に行うこととなる。また、付
帯情報の記録後に本来的な通信情報の記録(特にカラー
記録や多色記録)等を行ったとき、当該記録によって使
用されたインク量の記憶を行うようにする。
【0023】図5は、付帯情報の記録を連続的に行う場
合(連続ページ記録等)に対応した処理手順の一例であ
り、ステップS201〜S204においては図4のステ
ップS101〜S104と同様の動作を行う。ステップ
S205においては、後続ページがあるかないかを判断
し、後続ページがなければ、付帯情報ないしは本来的な
情報の記録の終了となり、後続ページがあればステップ
S201にもどり、引き続きステップS201〜ステッ
プS205の動作を繰り返す。
【0024】次に、図6は、付帯情報を構成する構成情
報(略称,電話番号,ページ番号等)毎に記録する色を
変えるというものである。ステップS301では図4の
ステップS101や図5のステップS102と同様の動
作を行う。ステップS302では、前回までの各インク
の使用量の少ないものから順に、付帯情報の内の情報量
の多い構成情報に割り当てていくものである。これはC
PU200が図示していないファクシミリ制御部から転
送される付帯情報データを受け取り、その付帯情報デー
タの内のそれぞれの構成情報の情報量を検出し、その付
帯情報データを記録部202に転送すると同時に、ステ
ップS301でチェックを行った前回までのインクの使
用量を、使用量が少ないものから順に情報量が多い構成
情報に割り当てていく。そして、ステップS303にお
いて、CPU200が記録部に対して付帯情報データを
その付帯情報データの構成情報に対応した色ないしはイ
ンクによって記録を行うようデータを転送し、記録部1
02はCPU200より受け取ったデータにより付帯情
報の記録を行う。よって、ステップS303の動作が終
了すると、ステップS304に移り、上述のステップS
104またはS204と同様に、今回のインクの使用量
を前回までのインクの使用量に加え、メモリ201にそ
のデータを記憶させる。ステップS304が終了したと
ころで、付帯情報の記録動作が終了する。
【0025】なお、以上の各処理手順に関し、付帯情報
の記録終了後にフルカラーもしくはマルチカラーによる
本来的情報の記録が行われる場合には、当該プリントに
より使用されたインク量の記憶を行うようにすればよ
い。
【0026】また、各色インクが補充またはインクタン
クが交換されたような場合には、記憶内容のリセットを
行うようにすることができる。
【0027】また、以上の実施例の場合、記録処理装置
のメモリ201にインクの使用量のデータを記憶させて
いたが、図示していないファクシミリ制御部(例えば図
1のシステムコントロール基板130に配設される)側
のメモリに記憶させるようにしてもよい。また、ファク
シミリ制御部側でインクの使用量のチェックや、記録す
る色およびインクの選択を行い、そのデータを記録処理
装置内のCPU200に転送し、記録処理装置内のCP
U200では記録部202の制御のみを行うという構成
を採ることもできる。
【0028】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置を用いる場合において優れた効果をも
たらすものである。かかる方式によれば記録の高密度
化,高精細化が達成できるからである。
【0029】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0030】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0031】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0032】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0033】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0034】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カラー記録が可能なインクジェット方式のプリンタを有
するファクシミリ装置において、付帯情報(ヘッダ等)
をカラー記録する場合に同じインクのみを使用するので
はなく、各インクの使用量が同じになるように通信毎に
色を変更可能とすることで、各インクの使用量を管理
し、またはページ毎に色を変更可能、もしくは付帯情報
の内容(略称,TELNO等)毎に色を変更可能として
各インクの使用量を管理することで、ある特定のインク
のみを使用することがなくなり、ほぼ均一に各インクを
消費していくことができる。従って、実際にカラー記録
を行える枚数が減ってしまうような不都合を解消するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なファクシミリ装置の構成の
一例を示す模式的側面図である。
【図2】図1のファクシミリ装置のうち記録処理を行う
等の概略構成例を示すブロック図である。
【図3】(a)および(b)は図1のファクシミリ装置
に適用可能なインクジェットヘッドの構成の2例を示す
模式的正面図である。
【図4】本発明に係る付帯情報記録処理手順の一実施例
を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る付帯情報記録処理手順の他の実施
例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る付帯情報記録処理手順のさらに他
の実施例を示すフローチャートである。
【図7】ファクシミリ装置によって記録媒体上に記録さ
れる付帯情報と本来的情報とを説明するための説明図で
ある。
【符号の説明】
H 付帯情報 P 記録媒体 110,110a,110b 記録ヘッド 111 吐出口 200 CPU 201 メモリ 202 記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/23 101 C 1/46 H04N 1/46 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色を異にする複数のインクによりカラー
    記録が可能なインクジェットヘッドを用いて情報の記録
    を行うファクシミリ装置であって、 前回の記録までの各色のインクの使用量を検定する手段
    と、 該検定に応じて最も使用量の少ないインクを選択する手
    段と、 当該選択されたインクで記録媒体上に付帯情報を記録さ
    せる手段と、 当該記録によって使用したインクの量を前回の記録まで
    に使用したインクの量に加えて記憶する手段とを具えた
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 引き続き付帯情報の記録を行う場合に
    は、前記検定、前記選択、前記記録および前記記憶を繰
    り返させる手段をさらに具えたことを特徴とする請求項
    1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 色を異にする複数のインクによりカラー
    記録が可能なインクジェットヘッドを用いて情報の記録
    を行うファクシミリ装置であって、 前回の記録までの各色のインクの使用量を検定する手段
    と、 前回の記録までの一番使用量の少ないインクを、複数の
    構成情報を含む付帯情報の内、情報量の多い前記構成情
    報の順に前記使用量の少ない順でインクを割り当てて設
    定する手段と当該設定されたインクで前記付帯情報を記
    録する手段と、 当該記録によって使用したインクの量を前回の記録まで
    に使用したインクの量に加えて記憶させる手段とを具え
    たことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記インクジェットヘッドは、インクを
    吐出するために利用されるエネルギとして熱エネルギを
    発生する素子を有することを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 色を異にする複数のインクによりカラー
    記録が可能なインクジェットヘッドを用いて情報の記録
    を行うファクシミリ装置による付帯情報の記録方法であ
    って、 前回の記録までの各色のインクの使用量を検定する工程
    と、 当該検定に応じて最も使用量の少ないインクを選択する
    工程と、 当該選択されたインクで記録媒体上に付帯情報を記録さ
    せる工程と、 当該記録によって使用したインクの量を前回の記録まで
    に使用したインクの量に加えて記憶する工程とを具えた
    ことを特徴とするファクシミリ装置による付帯情報の記
    録方法。
  6. 【請求項6】 引き続き付帯情報を記録する場合には、
    前記検定工程、前記選択工程、前記記録工程および前記
    記憶工程を繰り返すことを特徴とする請求項5に記載の
    ファクシミリ装置による付帯情報の記録方法。
  7. 【請求項7】 色を異にする複数のインクによりカラー
    記録が可能なインクジェットヘッドを用いて情報の記録
    を行うファクシミリ装置による付帯情報のカラー記録方
    法であって、 前回の記録までの各色のインクの使用量を検定する工程
    と、 前回の記録までの一番使用量の少ないインクを、複数の
    構成情報を含む付帯情報の内、情報量の構成情報の順に
    前記使用量の少ない順でインクを割り当てて設定する工
    程と、 当該設定されたインクで前記付帯情報を記録する工程と
    当該記録によって使用したインクの量を前回の記録まで
    に使用したインクの量に加えて記憶させる工程とを具え
    たことを特徴とするファクシミリ装置の付帯情報の記録
    方法。
JP6328011A 1994-12-28 1994-12-28 ファクシミリ装置および該装置による付帯情報の記録方法 Pending JPH08183189A (ja)

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JP6328011A JPH08183189A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 ファクシミリ装置および該装置による付帯情報の記録方法

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JP6328011A Pending JPH08183189A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 ファクシミリ装置および該装置による付帯情報の記録方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6457799B1 (en) 1996-12-02 2002-10-01 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet printing method and apparatus printing reference images for determining change in image quality over time
KR100484155B1 (ko) * 2002-09-02 2005-04-19 삼성전자주식회사 잉크젯 프린터의 칼라 인쇄 방법

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