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JPH0818055A - 半導体集積回路およびその作製方法 - Google Patents

半導体集積回路およびその作製方法

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Publication number
JPH0818055A
JPH0818055A JP13798694A JP13798694A JPH0818055A JP H0818055 A JPH0818055 A JP H0818055A JP 13798694 A JP13798694 A JP 13798694A JP 13798694 A JP13798694 A JP 13798694A JP H0818055 A JPH0818055 A JP H0818055A
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JP
Japan
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gate electrode
type
insulator
channel
forming
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Granted
Application number
JP13798694A
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English (en)
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JP3452981B2 (ja
Inventor
Kouyuu Chiyou
宏勇 張
Akira Takeuchi
晃 武内
Hideomi Suzawa
英臣 須沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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Publication date
Application filed by Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd filed Critical Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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Publication of JPH0818055A publication Critical patent/JPH0818055A/ja
Priority to US08/999,703 priority patent/US6433361B1/en
Priority to US09/484,181 priority patent/US6388291B1/en
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Publication of JP3452981B2 publication Critical patent/JP3452981B2/ja
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  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄膜トランジスタにおいて、2層目配線の段
切れを防止する。 【構成】 概略三角形状の絶縁物111および112を
陽極酸化物107、108で被覆されたゲイト電極およ
びそれの延長の配線105、106の側面に形成する。
この結果、ゲイト配線乗り越え部における段差が緩やか
になり、2層目配線117が、ゲイト配線を乗り越える
部分で段切れすることを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁基板(本明細書で
は絶縁性の表面を有する物体全体を指し、特に断らない
かぎり、ガラス等の絶縁材料のみならず、半導体や金属
等の材料上に絶縁物層を形成したものも意味する)上に
薄膜状の絶縁ゲイト型半導体装置(薄膜トランジスタ、
TFTともいう)が形成された集積回路およびそれを形
成する方法に関する。本発明による半導体集積回路は、
液晶ディスプレー等のアクティブマトリクス回路および
その周辺駆動回路やイメージセンサー等の駆動回路、あ
るいはSOI集積回路や従来の半導体集積回路(マイク
ロプロセッサーやマイクロコントローラ、マイクロコン
ピュータ、あるいは半導体メモリー等)に使用されるも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、アクティブマトリックス型の
液晶表示装置やイメージセンサー等の回路をガラス基板
上に形成する場合において、薄膜トランジスタ(TF
T)を集積化して利用する構成が広く知られている。こ
の場合には、通常、最初にゲイト電極を含む1層目の配
線を形成し、その後、層間絶縁物を形成した後、2層目
の配線を形成する方法が一般的であり、必要に応じて
は、さらに3層目、4層目の配線を形成することもあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような薄膜トラン
ジスタの集積回路における最大の問題点はゲイト電極の
延長上の配線(ゲイト配線)と、2層目の配線の交差す
る部分(乗り越え部)における2層目の配線の断線(段
切れ、ともいう)であった。これは、ゲイト電極・配線
上の層間絶縁物をステップカバレージよく形成し、さら
に、平坦化することが困難なためであった。
【0004】図4には従来のTFT集積回路でよく見ら
れた断線不良の様子を示したものである。基板上にTF
T領域401とゲイト配線402が設けられており、こ
れらを覆って、層間絶縁物403が形成されている。し
かしながら、ゲイト配線402のエッジが急峻である
と、層間絶縁物403がゲイト配線を十分に被覆するこ
とができない。そして、このような状態において、2層
目の配線404、405を形成した場合には、ゲイト配
線の乗り越え部406において、2層目配線が図に示す
ように断線(段切れ)してしまう。
【0005】このような段切れを防止するには、2層目
の配線の厚みを増すことが必要であった。例えば、ゲイ
ト配線の2倍程度の厚さにすることが望まれた。しか
し、このことは、集積回路の凹凸がさらに増加すること
を意味し、その上にさらに配線を重ねることが必要な場
合には、2層目配線の厚みによる断線も考慮しなければ
ならなかった。また、液晶ディスプレーのように集積回
路の凹凸が好まれない回路を形成する場合には、2層目
配線の厚みを増すことによる対処は実質的に不可能であ
った。集積回路においては、段切れが1か所でも存在す
ると、全体が不良となってしまうため、段切れをいかに
減らすかが重要な課題であった。本発明は、このような
段切れ不良を減らす方法を提供し、よって集積回路の歩
留りを上げることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ゲイ
ト電極・配線の少なくとも上面にゲイト電極を陽極酸化
法によって酸化することによって、酸化物被膜を形成
し、さらに、ゲイト電極・配線の側面に異方性エッチン
グによって概略三角形状の絶縁物(サイドウォール)を
形成したのち、層間絶縁物を堆積し、さらに、2層目の
配線を形成することを特徴とする。陽極酸化法によって
形成される酸化物被膜は、後に形成されるサイドウォー
ルを構成する材料に比較して、エッチングされにくいこ
とが必要であり、サイドウォールを酸化珪素によって形
成する場合には、酸化アルミニウム、酸化タンタル、酸
化チタン、酸化モリブテン、酸化タングステング等が好
ましい。これらの材料は、酸化珪素をドライエッチング
法によってエッチングする条件、すなわち、弗素系のエ
ッチングガス(例えば、NF3 、SF6 )によるエッチ
ングでは極めてエッチングレートが低い。
【0007】本発明を実施する第1の方法は以下のよう
なものである。まず、島状の半導体層を形成する。さら
に、その上にゲイト絶縁膜となる被膜を形成する。さら
に、ゲイト電極・配線を形成する。この際、ゲイト電極
・配線は陽極酸化される材料で形成され、かつ、陽極酸
化の結果、得られる被膜は上記のようにサイドウォール
に比較してエッチングされにくいことが必要である。そ
の後、ゲイト電極・配線にほぼ中性の電解溶液中におい
て正の電圧を印加して、ゲイト電極・配線の少なくとも
上面に陽極酸化物被膜を形成する。この工程は、気相陽
極酸化法によってもよい。 ここまでが第1の段階であ
る。
【0008】その後、ゲイト電極・配線およびその周囲
の陽極酸化物被膜を覆って、絶縁物被膜を形成する。こ
の被膜形成においては被覆性が重要であり、また、ゲイ
ト電極・配線の高さの1/3〜2倍の厚さが好適であ
る。この目的には、プラズマCVD法や減圧CVD法、
大気圧CVD法等の化学的気相成長(CVD)法が好ま
しい。そして、このように形成された絶縁物を異方性エ
ッチングによって基板に対して概略垂直な方向に優先的
にエッチングする。エッチングの終了は、平坦部におけ
る該絶縁物被膜がエッチングされる程度であり、さら
に、その下のゲイト絶縁膜がエッチングされる程度まで
エッチングをすすめてもよい。その結果、ゲイト電極・
配線の側面のごとき、段差部では、もともと該絶縁物被
膜が厚いので、概略三角形城の絶縁物(サイドウォー
ル)が取り残される。ここまでが第2の段階である。
【0009】その後、層間絶縁物を形成したのち、TF
Tのソース/ドレインの一方もしくが双方にコンタクト
ホールを形成し、2層目の配線を形成する。ここまでが
第3の段階である。以上の段階において、TFTのソー
ス/ドレインを形成するためにドーピングをおこなうの
はさまざまな場合が考えられる。例えば、基板上にNチ
ャネル型TFTのみを形成する場合には、第1段階と第
2段階の間に、比較的、高濃度のN型不純物をゲイト電
極およびその周囲の陽極酸化物被膜をマスクとして半導
体層に自己整合的に導入すればよい。この場合には、陽
極酸化物被膜がゲイト電極の側面に存在した場合には、
陽極酸化物の厚さ分だけソース/ドレインとゲイト電極
が離れた、いわゆるオフセットゲイト型となる。しか
し、以下の説明では、このようなケースも含めて、通常
のTFTと称することとする。
【0010】同じく、Nチャネル型TFTを形成する場
合においても、低濃度ドレイン(LDD)を有するTF
T(LDD型TFT)を形成する場合には、第1段階と
第2段階の間に、比較的低濃度の不純物を半導体層に導
入したのち、第2段階と第3段階の間に、より高濃度の
N型不純物をゲイト電極およびサイドウォールをマスク
として自己整合的に半導体層に導入すればよい。この場
合には、LDDの幅はサイドウォールの幅と概略同一で
ある。基板上にPチャネル型TFTのみを形成する場合
も上記と同様にすればよい。
【0011】基板上にNチャネル型TFTとPチャネル
型TFTを混在させた、いわゆる相補型回路(CMOS
回路)を形成することも上記の方法を使用して同様にお
こなえる。Nチャネル型TFTおよびPチャネル型TF
Tともに通常のTFTで構成する場合、もしくは、共に
LDD型TFTで構成するには不純物の導入は、上記に
示したNチャネル型もしくはPチャネル型のTFTの一
方のみを基板上に形成する方法における不純物の導入
を、N型不純物とP型不純物についてそれぞれおこなえ
ばよい。
【0012】例えば、ホットキャリヤ対策の必要なNチ
ャネル型TFTはLDD型とし、その必要がないPチャ
ネル型TFTは通常のTFTとする場合には、不純物導
入の工程はやや特殊なものとなる。その場合には、第1
段階と第2段階の間に、比較的低濃度のN型不純物を半
導体層に導入する。これを第1の不純物導入とする。こ
の際には、Pチャネル型TFTの半導体層にもN型不純
物を導入してもよい。さらに、Nチャネル型TFTの半
導体層をマスクして、Pチャネル型TFTの半導体層に
のみ高濃度のP型不純物を導入する。これを第2の不純
物導入とする。この不純物導入によって、仮に先のN型
不純物の導入によって、Pチャネル型TFTの半導体層
にN型不純物が存在したとしても、より高濃度のPチャ
ネル型不純物が導入された結果、半導体の導電型はP型
である。当然、第1の不純物導入において導入される不
純物濃度に比較すると、第2の不純物導入のそれはより
大きく、好ましくは、1〜3桁大きい。
【0013】最後に、Nチャネル型TFTのソース/ド
レインを形成するために比較的、高濃度のN型不純物
を、第2段階と第3段階の間に導入する。これを第3の
不純物導入とする。この場合には、Pチャネル型TFT
にN型不純物が導入されないように、マスクして不純物
導入をおこなってもよいし、特にマスクをおこなわなく
てもよい。しかし、後者の場合には導入するN型不純物
の濃度は、第2の不純物導入で導入されたP型不純物の
濃度よりも小さいことが必要であり、好ましくは、第2
の不純物導入のP型不純物の濃度の1/10〜2/3で
ある。この結果、Pチャネル型TFTの領域にもN型不
純物が導入されるが、不純物濃度はその前に導入された
P型不純物の濃度よりも小さいために、P型は維持され
る。
【0014】
【作用】本発明においてはサイドウォールの存在によっ
てゲイト配線の乗り越え部分における層間絶縁物の段差
被覆性が向上し、第2配線の段切れを減らすことができ
る。また、上記に示したように、サイドウォールを利用
することにより、LDD構造を得ることも可能である。
本発明においては、陽極酸化物被膜の存在は重要であ
る。上記の第2段階において、サイドウォールを形成す
るために異方性エッチングをおこなう。しかしながら、
絶縁表面上においてはプラズマを制御することが難し
く、基板内でのエッチングのばらつきは避けられないも
のであった。もし、ゲイト電極の上面に陽極酸化物が形
成されていない場合には、同じ基板内であっても、場所
によってはゲイト電極が激しくエッチングされてしまう
こともある。陽極酸化物被膜が存在すれば、エッチング
はストップし、ゲイト電極は保護される。以下に実施例
を示し、より詳細に本発明を説明する。
【0015】
【実施例】
〔実施例1〕 図1に本実施例を示す。まず、基板(コ
ーニング7059、300mm×400mmもしくは1
00mm×100mm)101上に下地酸化膜102と
して厚さ1000〜5000Å、例えば、2000Åの
酸化珪素膜を形成した。この酸化膜の形成方法として
は、酸素雰囲気中でのスパッタ法を使用した。しかし、
より量産性を高めるには、TEOSをプラズマCVD法
で分解・堆積して形成してもよい。また、このように形
成した酸化珪素膜を400〜650℃でアニールしても
よい。
【0016】その後、プラズマCVD法やLPCVD法
によってアモルファス状のシリコン膜を300〜500
0Å、好ましくは400〜1000Å、例えば、500
Å堆積し、これを、550〜600℃の還元雰囲気に8
〜24時間放置して、結晶化せしめた。その際には、ニ
ッケル等の結晶化を助長する金属元素を微量添加して結
晶化を促進せしめてもよい。また、この工程は、レーザ
ー照射によっておこなってもよい。そして、このように
して結晶化させたシリコン膜をエッチングして島状領域
103を形成した。さらに、この上にプラズマCVD法
によって厚さ700〜1500Å、例えば、1200Å
の酸化珪素膜104を形成した。
【0017】その後、厚さ1000Å〜3μm、例え
ば、5000Åのアルミニウム(1wt%のSi、もし
くは0.1〜0.3wt%のSc(スカンジウム)を含
む)膜をスパッタ法によって形成して、これをエッチン
グし、ゲイト電極105およびゲイト配線106を形成
した。(図1(A)) そして、ゲイト電極105およびゲイト電極106に電
解液中で電流を通じて陽極酸化し、厚さ500〜250
0Å、例えば、2000Åの陽極酸化物107、108
を形成した。用いた電解溶液は、L−酒石酸をエチレン
グリコールに5%の濃度で希釈し、アンモニアを用いて
pHを7.0±0.2に調整したものである。その溶液
中に基板101を浸し、定電流源の+側を基板上のゲイ
ト配線に接続し、−側には白金の電極を接続して20m
Aの定電流状態で電圧を印加し、150Vに到達するま
で酸化を継続した。さらに、150Vで定電圧状態で加
え0.1mA以下になるまで酸化を継続した。この結
果、厚さ2000Åの酸化アルミニウム被膜が得られ
た。
【0018】その後、イオンドーピング法によって、島
状シリコン膜103に、ゲイト電極部(すなわちゲイト
電極とその周囲の陽極酸化膜)をマスクとして自己整合
的に不純物(ここでは燐)を注入し、図1(B)に示す
ように低濃度不純物領域(LDD)109を形成した。
ドーズ量は1×1013〜5×1014原子/cm2 、加速
電圧は10〜90kV、例えば、、ドーズ量を5×10
13原子/cm2 、加速電圧は80kVとした。(図1
(B))
【0019】そして、プラズマCVD法によって、酸化
珪素膜110を堆積した。ここでは、原料ガスにTEO
Sと酸素、もしくはモノシランと亜酸化窒素を用いた。
酸化珪素膜110の厚さはゲイト電極・配線の高さによ
って最適な値が異なる。例えば、本実施例のごとく、ゲ
イト電極・配線の高さが陽極酸化物被膜も含めて約60
00Åの場合には、その1/3〜2倍の2000Å〜
1.2μmが好ましく、ここでは、6000Åとした。
この成膜工程においては、平坦部での膜厚の均一性をと
もに、ステップカバレージが良好であることも要求され
る。その結果、ゲイト電極・配線の側面部の酸化珪素膜
の厚さは、図1(C)に点線で示す分だけ厚くなってい
る。(図1(C))
【0020】次に、公知のRIE法による異方性ドライ
エッチングをおこなうことによって、この酸化珪素膜1
08のエッチングをおこなった。このエッチングはゲイ
ト絶縁膜105までエッチングが達した時点で終了し
た。このようなエッチングの終点に関しては、例えば、
ゲイト絶縁膜105のエッチングレートを、酸化珪素膜
110のものに比較して小さくすることによって、制御
することが可能である。以上の工程によって、ゲイト電
極・配線の側面には概略三角形状の絶縁物(サイドウォ
ール)111、112が残った。(図1(D))
【0021】その後、再び、イオンドーピング法によっ
て、燐を導入した。この場合のドーズ量は、図1(B)
の工程のドーズ量より1〜3桁多いことが好ましい。本
実施例では、最初の燐のドーピングのドーズ量の40倍
の2×1015原子/cm2 とした。加速電圧は80kV
とした。この結果、高濃度の燐が導入された領域(ソー
ス/ドレイン)114が形成され、また、サイドウォー
ルの下部には低濃度領域(LDD)113が残された。
(図1(E))
【0022】さらに、KrFエキシマーレーザー(波長
248nm、パルス幅20nsec)を照射して、ドー
ピングされた不純物の活性化をおこなった。レーザーの
エネルギー密度は200〜400mJ/cm2 、好まし
くは250〜300mJ/cm2 が適当であった。な
お、本実施例ではゲイト電極・配線にアルミニウムを用
いたため、耐熱性の点で問題があり、実施することが困
難であるが、レーザー照射による代わりに、熱アニール
によっておこなってもよい。
【0023】最後に、全面に層間絶縁物115として、
CVD法によって酸化珪素膜を厚さ5000Å形成し
た。そして、TFTのソース/ドレインにコンタクトホ
ールを形成し、2層目のアルミニウム配線・電極11
6、117を形成した。アルミニウム配線の厚さはゲイ
ト電極・配線とほぼ同じ、4000〜6000Åとし
た。以上の工程によって、Nチャネル型のLDDを有す
るTFTが完成された。不純物領域の活性化のために、
さらに200〜400℃で水素アニールをおこなっても
よい。2層目配線117はゲイト配線106を乗り越え
る部分での段差が、サイドウォール112の存在によっ
て緩やかになっているため、2層目の配線の厚さがゲイ
ト電極・配線とほぼ同じであるにも関わらず、段切れは
ほとんど観察されなかった。(図1(F))
【0024】なお、2層目配線の厚さに関しては、本発
明人の検討の結果、ゲイト電極・配線の厚さをx
〔Å〕、2層目配線の厚さをy〔Å〕とした場合に、 y≧x−1000〔Å〕 であれば、顕著な断線はなかった。yの値は小さければ
小さいほど好ましく、特に液晶ディスプレーのアクティ
ブマトリクス回路のように基板表面の凹凸の少ないこと
が要求される回路の場合には、 x−1000〔Å〕≦y≦x+1000〔Å〕 が適当であることがわかった。
【0025】〔実施例2〕 図2に本実施例を示す。本
実施例は同一基板上にアクティブマトクス回路とその駆
動回路が同時に作製される、いわゆる、モノリシック型
アクティブマトリクス回路に関するものである。本実施
例では、アクティブアトリクス回路のスイッチング素子
にはPチャネル型TFTを、駆動回路にはNチャネル型
TFTとPチャネル型TFTによって構成される相補型
回路用いた。図2の左側には、駆動回路で用いられるN
チャネル型TFTの作製工程断面図を、また、同図の右
側には、駆動回路ならびにアクティブマトリクス回路に
用いられるPチャネル型TFTの作製工程断面図を示
す。アクティブマトリクス回路のスイッチング素子にP
チャネル型TFTを用いたのは、リーク電流(オフ電流
ともいう)が小さいためである。
【0026】まず、基板(コーニング7059)201
上に実施例1と同様に下地酸化膜202、島状シリコン
半導体領域、ゲイト酸化膜として機能する酸化珪素膜2
03を形成し、アルミニウム膜(厚さ5000Å)によ
るゲイト電極204、205を形成した。その後、実施
例1と同様に陽極酸化によって、ゲイト電極の周囲(側
面と上面)に厚さ2000Åの陽極酸化物を形成した。
そして、ゲイト電極部をマスクとしてイオンドーピング
法によって燐の注入をおこない、低濃度のN型不純物領
域206、207を形成した。ドーズ量は1×1013
子/cm2 とした。
【0027】さらに、KrFエキシマーレーザー(波長
248nm、パルス幅20nsec)を照射して、ドー
ピングされた不純物の活性化をおこなった。レーザーの
エネルギー密度は200〜400mJ/cm2 、好まし
くは250〜300mJ/cm2 が適当であった。(図
2(A)) その後、Nチャネル型TFTの領域をフォトレジスト2
08でマスクし、この状態で、イオンドーピング法によ
って高濃度のホウ素のドーピングをおこなった。ドーズ
量は5×1015原子/cm2 、加速電圧は65kVとし
た。この結果、先の燐のドーピングによって、弱いN型
となった不純物領域207は強いP型に反転し、P型不
純物領域209となった。その後、再び、レーザー照射
によって、不純物の活性化をおこなった。(図2
(B)) なお、本実施例では、低濃度の燐の全面ドーピングの後
に、高濃度のホウ素の部分選択ドーピングをおこなった
が、この工程は逆にしてもよい。
【0028】フォトレジストのマスク208を除去した
後、プラズマCVD法によって厚さ4000〜8000
Åの酸化珪素膜210を堆積した。(図2(C)) そして、実施例1と同様に異方性エッチングによって、
ゲイト電極の側面に酸化珪素のサイドウォール211、
212を形成した。(図2(D)) その後、再び、イオンドーピング法によって、燐を導入
した。この場合のドーズ量は、図2(A)の工程のドー
ズ量より1〜3桁多く、かつ、図2(B)の工程のドー
ズ量の1/10〜2/3が好ましい。本実施例では、最
初の燐のドーピングのドーズ量の200倍の2×1015
原子/cm2 とした。しかし、これは図2(B)の工程
のホウ素のドーズ量の40%である。加速電圧は80k
Vとした。この結果、高濃度の燐が導入された領域(ソ
ース/ドレイン)213が形成され、また、サイドウォ
ールの下部には低濃度不純物領域(LDD)214が残
された。
【0029】さらに、KrFエキシマーレーザー(波長
248nm、パルス幅20nsec)を照射して、ドー
ピングされた不純物の活性化をおこなった。レーザーの
エネルギー密度は200〜400mJ/cm2 、好まし
くは250〜300mJ/cm2 が適当であった。一
方、Pチャネル型TFTの領域(図の右側)にも燐がド
ーピングされたのであるが、先にドーピングされたホウ
素の濃度が燐の2.5倍であるのでP型のままであっ
た。Pチャネル型TFTのP型領域は見掛け上、サイド
ウォールの下の領域216とその外側(チャネル形成領
域の反対側)の領域215の2種類存在するように思え
るが、電気的特性の面からは両者には大した差が見られ
なかった。(図2(E))
【0030】最後に、図2(F)に示すように、全面に
層間絶縁物217として、CVD法によって酸化珪素膜
を厚さ3000Å形成し、TFTのソース/ドレインに
コンタクトホールを形成し、アルミニウム配線・電極2
18、219、220、221を形成した。以上の工程
によって、Nチャネル型TFTがLDD型である半導体
集積回路が完成された。図では示されていないが、ゲイ
ト配線を2層目の配線が乗り越える部分では、層間絶縁
物がさして厚くないにも関わらず、実施例1と同様に断
線はほとんど見られなかった。
【0031】本実施例のようにNチャネル型TFTをL
DD構造とするのはホットキャリヤによる劣化を防止す
るためである。しかし、LDD領域はソース/ドレイン
に対して直列に挿入された寄生抵抗であるので、動作速
度が落ちてしまうという問題があった。したがって、モ
ビリティーが小さく、ホットキャリヤによる劣化の少な
いPチャネル型TFTでは、本実施例のようにLDDが
存在しないほうが望ましい。なお、本実施例では、ドー
ピング工程ごとにレーザー照射によるドーピング不純物
の活性化をおこなったが、全てのドーピング工程が終了
し、層間絶縁物を形成する直前に、一括しておこなって
もよい。
【0032】〔実施例3〕 本実施例を図3を用いて説
明する。本実施例は、実施例1において、サイドウォー
ルを形成するためのエッチングの程度をさまざまに変え
た例を示す。ず、図3(A)で示されるものに関して説
明する。図にはTFT領域301とゲイト配線302が
示されている。このような構造を得るための作製プロセ
スは実施例1において、図1を用いて説明したものと同
様である。ただし、本実施例では、サイドウォール30
4を形成するための異方性エッチングの工程において、
ややオーバーエッチ気味にエッチングをおこなったた
め、サイドウォール304がゲイト電極・配線の上面よ
りもやや下に位置している。また、ゲイト絶縁膜303
までエッチングされることとなった。
【0033】本実施例では、サイドウォール304を構
成する材料のエッチングレートはゲイト絶縁膜303の
約2倍であった。そのため、同じエッチング条件であっ
たも、ゲイト絶縁膜のエッチングされる深さは、サイド
ウォールの約半分であった。本実施例では、ゲイト絶縁
膜は初期の厚さの約半分にまでエッチングされた。一
方、サイドウォール304とゲイト電極・配線の下方に
存在するゲイト絶縁膜303’の厚さは初期の厚さと同
じである。また、ゲイト電極・配線は陽極酸化物によっ
て被覆されていたので、サイドウォール形成のための異
方性エッチングの工程においてもほとんどダメージを受
けなかった。
【0034】このような状態において、層間絶縁物30
5を全面に形成した。サイドウォール304は実施例1
よりもやや低い位置に存在していたが、従来の場合と違
って、ゲイト配線302付近の段差が緩やかであるの
で、層間絶縁物は十分にゲイト配線の乗り越え部308
を被覆していた。その後、2層目の配線306、307
を形成したが、ゲイト乗り越え部308での層間絶縁物
305の起伏が緩やかであるので、当該部分での断線は
なかった。
【0035】図3(B)は、サイドウォール354を構
成する材料のエッチングレートはゲイト絶縁膜353と
ほぼ同じ場合である。そのため、同じエッチング条件
で、ゲイト絶縁膜もサイドウォールもほぼ同様にエッチ
ングされた。本実施例では、ゲイト絶縁膜は完全にエッ
チングされ、TFTの活性層が露出する状態となった。
この場合においても、ゲイト乗り越え部での層間絶縁物
355の起伏が緩やかであるので、2層目の配線35
6、357の当該部分での断線はなかった。なお、一般
に図3(A)のようにゲイト絶縁膜を半分だけ残すとい
うことは難しく、図1もしくは図3(B)のように完全
に残すか、全く残さないかのいずれかの方が容易であ
る。
【0036】〔実施例4〕 本発明を用いて、アクティ
ブマトリクス回路とその周辺駆動回路、さらには、CP
U等の回路をも同一ガラス基板上に構成した例を示す。
回路全体のブロック図を図6に示す。これらの回路を構
成するTFTは全て同一基板14上に形成されている。
図6において、11がアクティブマトリクス回路の一つ
の画素に設けられたTFTであり、12が画素電極、1
3が補助のキャパシタである。図6に示す構成において
は、アクティブマトリクス回路の各画素に形成されるT
FT11に加えてさらに入力ポート、補正メモリー、メ
モリー、CPU、XY分岐、Xデコーダー/ドライバ
ー、Yデコーダー/ドライバー、の回路を構成するTF
Tを全て同一基板上に形成することを特徴とする。(図
6)
【0037】図6において、入力ポートとは、外部から
入力された信号を読み取り、画像用信号に変換し、補正
メモリーは、アクティブマトリクスパネルの特性に合わ
せて入力信号等を補正するためのパネルに固有のメモリ
ーのことである。特に、この補正メモリーは、各画素固
有の情報を不揮発性メモリーとして有し、個別に補正す
るためのものである。すなわち、電気光学装置の画素に
点欠陥のある場合には、その点の周囲の画素にそれに合
わせて補正した信号を送り、点欠陥をカバーし、欠陥を
目立たなくする。または、画素が周囲の画素に比べて暗
い場合には、その画素により大きな信号を送って、周囲
の画素と同じ明るさとなるようにするものである。
【0038】CPUとメモリーは通常のコンピュータの
ものとその機能は同様で、特にメモリーは各画素に対応
した画像メモリーをRAMとして持っている。また、画
像情報に応じて、基板を裏面から照射するバックライト
を変化させることもできる。このような回路の断面の概
略を図5に示す。回路は、大きく分けてアクティブマト
リクス回路(画素回路)の領域とアクティブマトリクス
回路以外の周辺駆動回路、CPU、メモリー等の領域に
分けられる。本実施例では、アクティブマトリクス回路
以外の領域では、Nチャネル型TFT15とPチャネル
型TFT16から構成される相補型回路を用いた。その
作製方法は実施例2および図2に示されるものと同様で
ある。また、アクティブマトリクス回路においてはTF
TとしてはPチャネル型のTFT11を用いたが、その
作製は上記の相補型回路におけるPチャネル型TFT作
製と同時におこなわれた。(図5)
【0039】〔実施例5〕 図7に本実施例を示す。本
実施例は実施例2と同様に同一基板上にLDD型のNチ
ャネル型TFTと通常のPチャネル型TFTを形成する
例である。図7の左側にはNチャネル型TFTの作製工
程断面図を、また、同図の右側にはPチャネル型TFT
の作製工程断面図を示す。まず、基板(コーニング70
59)701上に下地酸化膜702、島状シリコン半導
体領域、ゲイト酸化膜として機能する酸化珪素膜703
を形成し、陽極酸化物によって表面の被覆されたアルミ
ニウム膜(厚さ5000Å)のゲイト電極704、70
5を形成した。
【0040】さらに、Nチャネル型TFTの部分のゲイ
ト酸化膜をゲイト電極704をマスクとして選択的に除
去し、半導体層を露出せしめた。そして、ゲイト電極部
をマスクとしてイオンドーピング法によって燐の注入を
おこない、低濃度のN型不純物領域706を形成した。
ドーズ量は1×1013原子/cm2 、加速電圧は20k
eVとした。このドーピング工程においては、加速電圧
が低いため、ゲイト酸化膜703で被覆されているPチ
ャネル型TFTの島状領域707には燐はドーピングさ
れなかった。(図7(A))
【0041】その後、Nチャネル型TFTの領域をフォ
トレジスト708でマスクし、この状態で、イオンドー
ピング法によって高濃度のホウ素のドーピングをおこな
った。ドーズ量は5×1014原子/cm2 、加速電圧は
65kVとした。この結果、島状領域707にはP型不
純物領域709が形成された。(図7(B)) なお、本実施例では、低濃度の燐の全面ドーピングの後
に、高濃度のホウ素の部分選択ドーピングをおこなった
が、この工程は逆にしてもよい。フォトレジストのマス
ク708を除去した後、プラズマCVD法によって厚さ
4000〜8000Åの酸化珪素膜710を堆積した。
(図7(C))
【0042】そして、実施例2と同様に異方性エッチン
グによって、ゲイト電極の側面に酸化珪素のサイドウォ
ール711、712を形成した。(図7(D)) その後、再び、イオンドーピング法によって、燐を導入
した。この場合のドーズ量は、図7(A)の工程のドー
ズ量より1〜3桁多くなることが好ましい。本実施例で
は、最初の燐のドーピングのドーズ量の200倍の2×
1015原子/cm2 とした。加速電圧は20kVとし
た。この結果、高濃度の燐が導入された領域(ソース/
ドレイン)713が形成され、また、サイドウォールの
下部には低濃度不純物領域(LDD)714が残され
た。一方、Pチャネル型領域においては、ゲイト酸化膜
が存在するため、燐イオンは注入されなかった。実施例
2では、Pチャネル型TFTでは燐もホウ素も高濃度に
注入されるため、そのドーズ量の大小には制約があった
が、本実施例では、ドーズ量に関する制約はない。ただ
し、加速電圧に関しては、上記のように、燐を低く、ホ
ウ素を高くすることが必要である。(図7(E))
【0043】ドーピング工程の後、KrFエキシマーレ
ーザー(波長248nm、パルス幅20nsec)を照
射して、ドーピングされた不純物の活性化をおこなっ
た。レーザーのエネルギー密度は200〜400mJ/
cm2 、好ましくは250〜300mJ/cm2 が適当
であった。最後に、図7(F)に示すように、全面に層
間絶縁物715として、CVD法によって酸化珪素膜を
厚さ5000Å形成し、TFTのソース/ドレインにコ
ンタクトホールを形成し、アルミニウム配線・電極71
6、717、718、719を形成した。以上の工程に
よって、Nチャネル型TFTがLDD型である半導体集
積回路が完成された。
【0044】本実施例では、実施例2と比較すると、N
チャネル型TFTの部分のゲイト酸化膜を除去するため
に、フォトリソグラフィー工程およびエッチング工程が
1つ余分に必要である。しかしながら、実質的にPチャ
ネル型TFTにはN型不純物が導入されないので、N
型、P型各不純物のドーズ量を比較的、任意に変更でき
るというメリットもある。また、Pチャネル型TFTの
ゲイト酸化膜703の表面近傍に注入された燐は、後の
レーザー照射工程によって、燐ガラスを形成し、ナトリ
ウム等の可動イオンの侵入を防止するうえで効果があ
る。
【0045】〔実施例6〕 図8に本実施例を示す。本
実施例はアクティブマトリクス型液晶ディスプレーの作
製方法に関し、図8を用いて説明する。図8の左側のT
FT2つは、それぞれ、LDD型のNチャネル型TF
T、通常型のPチャネル型TFTであり、周辺回路等に
用いられる論理回路を示す。また、右側のTFTはアク
ティブマトリクスアレーに用いられるスイッチングトラ
ンジスタであり、オフセット型のPチャネル型TFTを
示す。まず、基板(コーニング7059)上に下地酸化
膜、島状シリコン半導体領域(周辺回路用の島状領域8
01、アクティブマトリクス回路用の島状領域80
2)、ゲイト酸化膜として機能する酸化珪素膜803を
形成し、さらに、陽極酸化物によって表面の被覆された
アルミニウム膜(厚さ5000Å)のゲイト電極80
4、805(周辺回路用)、806(アクティブマトリ
クス回路用)を形成した。
【0046】さらに、周辺回路用およびアクティブマト
リクス回路用のPチャネル型TFTの部分のゲイト酸化
膜をゲイト電極804、806をマスクとして選択的に
除去し、半導体層を露出せしめた。さらに、アクティブ
マトリクス回路領域をフォトレジスト807でマスクし
た。そして、ゲイト電極部をマスクとしてイオンドーピ
ング法によってホウ素の注入をおこない、高濃度のP型
不純物領域808を形成した。ドーズ量は1×1015
子/cm2 、加速電圧は20keVとした。このドーピ
ング工程においては、加速電圧が低いため、ゲイト酸化
膜803で被覆されているNチャネル型TFTの領域に
はホウ素はドーピングされなかった。(図8(A))
【0047】その後、イオンドーピング法によって低濃
度の燐のドーピングをおこなった。ドーズ量は1×10
13原子/cm2 、加速電圧は80kVとした。この結
果、Nチャネル型TFTの領域には低濃度のN型不純物
領域809が形成された。(図8(B)) なお、図面では、フォトレジストのマスク806を除去
してドーピングしてあるが、フォトレジストをつけたま
まドーピングをおこなってもよい。燐の加速電圧は高い
ので、フォトレジストを残したままドーピングをおこな
うと、燐がアクティブマトリクス回路領域に注入されな
いので、理想的なオフセット型のPチャネル型TFTが
得られるが、ドーピングの結果、フォトレジストが炭化
し、その除去に手間取ることがある。
【0048】フォトレジストを除去した場合にも、燐の
加速電圧が高いため、燐の濃度は島状半導体領域の下に
おいてピークを生じる。もっとも、完全に燐がドーピン
グされないという保証はなく、微量の燐が半導体領域に
形成される。しかし、この場合に燐がドーピングされた
としても、その濃度は僅かであり、また、P+ (ソー
ス)/N- /I(チャネル)/N- /P+ (ドレイン)
という構造であり、リーク電流を減らすことが必要とさ
れているアクティブマトリクス回路用のTFTとしては
うってつけである。その後、プラズマCVD法によって
厚さ4000〜8000Åの酸化珪素膜710を堆積
し、実施例2と同様に異方性エッチングによって、ゲイ
ト電極の側面に酸化珪素のサイドウォール810、81
1、812を形成した。(図8(C))
【0049】その後、再び、イオンドーピング法によっ
て、ホウ素を導入した。この場合のドーズ量は、図8
(A)の工程のドーズ量と同程度となることが望まし
い。本実施例では、ドーズ量は1×1015原子/c
2 、加速電圧は20keVとした。加速電圧が低いた
め、ゲイト酸化膜803の存在するNチャネル型TFT
の領域にはホウ素はドーピングされず、主として、周辺
回路およびアクティブマトリクス回路のPチャネル型T
FTのソース/ドレインにドーピングされた。この結
果、アクティブマトリクス回路のTFTのソース/ドレ
イン813が形成された。このTFTはゲイト電極とソ
ース/ドレインが離れたオフセット構造となっている。
(図8(D))
【0050】次に、燐のドーピングをおこなった。この
場合には、最初の燐のドーピング工程である、図8
(B)のドーズ量より1〜3桁多くなることが好まし
い。本実施例では、最初の燐のドーピングのドーズ量の
50倍の5×1014原子/cm2 とした。加速電圧は8
0kVとした。この結果、高濃度の燐が導入された領域
(ソース/ドレイン)814が形成され、また、サイド
ウォールの下部には低濃度不純物領域(LDD)815
が残された。一方、Pチャネル型TFT領域において
は、燐イオンの多くは下地膜に注入され、その導電型に
大きな影響を与えることはなかった。(図8(E))
【0051】ドーピング工程の後、KrFエキシマーレ
ーザー(波長248nm、パルス幅20nsec)を照
射して、ドーピングされた不純物の活性化をおこなっ
た。レーザーのエネルギー密度は200〜400mJ/
cm2 、好ましくは250〜300mJ/cm2 が適当
であった。
【0052】そして、全面に第1の層間絶縁物816と
して、CVD法によって窒化珪素膜を厚さ5000Å形
成し、TFTのソース/ドレインにコンタクトホールを
形成し、アルミニウム配線・電極817、818、81
9、820を形成した。以上の工程によって、周辺回路
領域が形成された。(図8(F)) さらに、第2の層間絶縁物821として、CVD法によ
って酸化珪素膜を厚さ3000Å形成し、これをエッチ
ングして、コンタクトホールを形成し、アクティブマト
リクス回路のTFTに透明導電膜によって、画素電極8
22を形成した。このようにして、アクティブマトリク
ス型液晶ディスプレー基板を作製した。(図8(G))
【0053】
【発明の効果】本発明によって、ゲイト配線乗り越え部
における2層目配線の断線を削減することができるのは
上記の通りである。特に集積回路は多数の素子、配線か
ら構成されているのであるが、その中に1か所でも不良
があると、全体が使用不能になる可能性がある。本発明
によってこのような不良の数を大幅に削減できることは
集積回路の良品率を高める上で非常に大きな効果を有す
ることは言うまでもない。
【0054】また、本発明によって、2層目配線の厚さ
をゲイト電極・配線と同じ程度、具体的には、ゲイト電
極・配線±1000〔Å〕とすることも可能である。こ
のことによる効果は大きく、これは、基板表面の凹凸の
少ないことの要求される液晶ディスプレーのアクティブ
マトリクス回路には好適である。その他、本発明を使用
することによって派生的に得られるメリットは「作用」
の項で述べたとおりである。このように本発明はTFT
集積回路の歩留りを向上させる上で著しく有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1によるTFT回路の作製方法を示
す。
【図2】 実施例2によるTFT回路の作製方法を示
す。
【図3】 実施例3によるTFT回路の作製方法を示
す。
【図4】 従来法によるTFTの作製方法を示す。
【図5】 実施例4におけるTFT回路の断面の様子を
示す。
【図6】 実施例4におけるTFT回路のブロック図を
示す。
【図7】 実施例5によるTFT回路の作製方法を示
す。
【図8】 実施例6によるTFT回路の作製方法を示
す。
【符号の説明】
101 ガラス基板 102 下地酸化膜(酸化珪素) 103 島状シリコン領域(活性層) 104 ゲイト絶縁膜 105、106 ゲイト電極(アルミニウム) 107、108 陽極酸化物(酸化アルミニウム) 109 弱いN型不純物領域 110 絶縁物被膜(酸化珪素) 111、112 サイドウォール 113 LDD(低濃度不純物領域) 114 ソース/ドレイン 115 層間絶縁膜(酸化珪素) 116、117 金属配線・電極(アルミニウム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9056−4M H01L 29/78 311 G 9056−4M 311 C

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Nチャネル型の薄膜トランジスタを有す
    る半導体集積回路において、 ゲイト電極およびゲイト電極から延長するゲイト配線の
    少なくとも上面に密着して、該ゲイト電極およびゲイト
    配線を構成する材料を陽極酸化することによって得られ
    た陽極酸化物被膜が存在し、 該陽極酸化物被膜に密着して、ゲイト電極およびゲイト
    配線の側面に概略三角形状の絶縁物が設けられており、 該半導体集積回路のNチャネル型薄膜トランジスタは、
    ソース/ドレインに隣接し、前記概略三角形状の絶縁物
    の下部に前記ソース/ドレインよりもN型不純物の濃度
    の低い不純物領域が設けられていることを特徴とする半
    導体集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ソース/ドレインに
    接続する2層目の配線の厚さをx〔Å〕、前記ゲイト電
    極およびゲイト配線の厚さをy〔Å〕とするとき、 y−1000≦x≦y+1000 であることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 Nチャネル型およびPチャネル型の薄膜
    トランジスタを有する半導体集積回路において、 ゲイト電極の少なくとも上面に密着して、該ゲイト電極
    およびゲイト配線を構成する材料を陽極酸化することに
    よって得られた陽極酸化物被膜が存在し、 該陽極酸化物被膜に密着して、ゲイト電極の側面に概略
    三角形状の絶縁物が設けられており、 該半導体集積回路のNチャネル型薄膜トランジスタの前
    記概略三角形状の絶縁物の下部の半導体層中のN型不純
    物の濃度は、Pチャネル型薄膜トランジスタの前記概略
    三角形状の絶縁物の下部の半導体層中のP型不純物の濃
    度よりも低いことを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 Nチャネル型およびPチャネル型の薄膜
    トランジスタを有する半導体集積回路において、 ゲイト電極の少なくとも上面に密着して、該ゲイト電極
    およびゲイト配線を構成する材料を陽極酸化することに
    よって得られた陽極酸化物被膜が存在し、 該陽極酸化物被膜に密着して、ゲイト電極の側面に概略
    三角形状の絶縁物が設けられており、 該半導体集積回路のNチャネル型薄膜トランジスタの前
    記概略三角形状の絶縁物の下部の半導体層中のN型不純
    物の濃度は、Pチャネル型薄膜トランジスタの前記概略
    三角形状の絶縁物の下部の半導体層中のN型不純物の濃
    度と概略、同じであることを特徴とする半導体集積回
    路。
  5. 【請求項5】 Nチャネル型およびPチャネル型の薄膜
    トランジスタを有する半導体集積回路において、 ゲイト電極の少なくとも上面に密着して、該ゲイト電極
    およびゲイト配線を構成する材料を陽極酸化することに
    よって得られた陽極酸化物被膜が存在し、 該陽極酸化物被膜に密着して、ゲイト電極の側面に概略
    三角形状の絶縁物が設けられており、 該半導体集積回路のPチャネル型薄膜トランジスタの前
    記概略三角形状の絶縁物の下部の第1のP型領域のN型
    不純物の濃度は、前記第1のP型領域に隣接し、チャネ
    ル形成領域の反対側にある第2のP型領域のN型不純物
    の濃度よりも低いことを特徴とする半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 Nチャネル型およびPチャネル型の薄膜
    トランジスタを有する半導体集積回路において、 ゲイト電極の少なくとも上面に密着して、該ゲイト電極
    およびゲイト配線を構成する材料を陽極酸化することに
    よって得られた陽極酸化物被膜が存在し、 該陽極酸化物被膜に密着して、ゲイト電極の側面に概略
    三角形状の絶縁物が設けられており、 該半導体集積回路のPチャネル型薄膜トランジスタの前
    記概略三角形状の絶縁物の下部の第1のP型領域のP型
    不純物の濃度は、前記第1のP型領域に隣接し、チャネ
    ル形成領域の反対側にある第2のP型領域のP型不純物
    の濃度と概略、同じであることを特徴とする半導体集積
    回路。
  7. 【請求項7】 Nチャネル型およびPチャネル型の薄膜
    トランジスタを有する半導体集積回路において、 ゲイト電極の少なくとも上面に密着して、該ゲイト電極
    およびゲイト配線を構成する材料を陽極酸化することに
    よって得られた陽極酸化物被膜が存在し、 該陽極酸化物被膜に密着して、ゲイト電極の側面に概略
    三角形状の絶縁物が設けられており、 該半導体集積回路のPチャネル型薄膜トランジスタの前
    記概略三角形状の絶縁物の下部の第1のP型領域に隣接
    し、チャネル形成領域の反対側にある第2のP型領域の
    N型不純物の濃度は、Nチャネル型薄膜トランジスタの
    ソース/ドレインのN型不純物の濃度と概略、同じであ
    ることを特徴とする半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 Nチャネル型およびPチャネル型の薄膜
    トランジスタを有する半導体集積回路において、 ゲイト電極の少なくとも上面に密着して、該ゲイト電極
    およびゲイト配線を構成する材料を陽極酸化することに
    よって得られた陽極酸化物被膜が存在し、 該陽極酸化物被膜に密着して、ゲイト電極の側面に概略
    三角形状の絶縁物が設けられており、 該半導体集積回路のPチャネル型薄膜トランジスタの前
    記概略三角形状の絶縁物の下部の第1のP型領域に隣接
    し、チャネル形成領域の反対側にある第2のP型領域の
    P型不純物の濃度は、Nチャネル型薄膜トランジスタの
    ソース/ドレインのN型不純物の濃度よりも大きいこと
    を特徴とする半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 島状の半導体層と、該半導体層を覆うゲ
    イト絶縁膜と、該ゲイト絶縁膜上にゲイト電極とを形成
    する第1の工程と、 前記ゲイト電極の少なくとも上面に選択的にゲイト電極
    を構成する元素を含む第1の酸化物被膜を陽極酸化法に
    よって形成する第2の工程と、 前記ゲイト電極およびその表面の第1の酸化物被膜をマ
    スクとして、自己整合的にN型の不純物を半導体層に導
    入する第3の工程と、 前記ゲイト電極およびその表面の第1の酸化物被膜を覆
    って、第2の絶縁物を形成する第4の工程と、 異方性エッチングを行うことによって、前記第2の絶縁
    物をエッチングし、ゲイト電極側面に概略三角形状の絶
    縁物を形成する第5の工程と、 前記ゲイト電極および前記概略三角形状の絶縁物をマス
    クとして、自己整合的にN型の不純物を半導体層に導入
    する第6の工程と、を有し、前記第3および第6の工程
    において半導体層中に導入されるN型不純物の濃度は、
    第6の工程の方が第3の工程よりも大きいことを特徴と
    する半導体集積回路の作製方法。
  10. 【請求項10】 島状の半導体層と、該半導体層を覆う
    ゲイト絶縁膜と、該ゲイト絶縁膜上にゲイト電極とを形
    成する第1の工程と、 前記ゲイト電極の少なくとも上面に選択的にゲイト電極
    を構成する元素を含む第1の酸化物被膜を陽極酸化法に
    よって形成する第2の工程と、 前記ゲイト電極およびその表面の第1の酸化物被膜をマ
    スクとして、自己整合的にP型の不純物をPチャネル型
    薄膜トランジスタを形成する領域の半導体層に導入する
    第3の工程と、 前記ゲイト電極およびその表面の第1の酸化物被膜を覆
    って、第2の絶縁物を形成する第4の工程と、 異方性エッチングを行うことによって、前記第2の絶縁
    物をエッチングし、ゲイト電極側面に概略三角形状の絶
    縁物を形成する第5の工程と、 前記ゲイト電極および前記概略三角形状の絶縁物をマス
    クとして、自己整合的にN型の不純物を半導体層に導入
    する第6の工程と、を有し、前記第3および第6の工程
    において半導体層中に導入される不純物の濃度は、第3
    の工程の方が第6の工程よりも大きいことを特徴とする
    半導体集積回路の作製方法。
  11. 【請求項11】 絶縁表面上にPチャネル型およびNチ
    ャネル型の薄膜トランジスタを形成する半導体集積回路
    の作製方法において、 島状の半導体層と、該半導体層を覆うゲイト絶縁膜と、
    該ゲイト絶縁膜上にゲイト電極とを形成する第1の工程
    と、 前記ゲイト電極の少なくとも上面に選択的にゲイト電極
    を構成する元素を含む第1の酸化物被膜を陽極酸化法に
    よって形成する第2の工程と、 前記ゲイト絶縁膜のうち、Pチャネル型もしくはNチャ
    ネル型いずれか一方の導電型の薄膜トランジスタを形成
    する部分の島状半導体層の上に設けられたものを除去す
    る第3の工程と、 前記ゲイト電極およびその表面の第1の酸化物被膜をマ
    スクとして、自己整合的に第1の導電型の不純物を低速
    のイオンを照射することによって、導入する第4の工程
    と、 前記ゲイト電極およびその表面の第1の酸化物被膜を覆
    って、第2の絶縁物を形成する第5の工程と、 異方性エッチングを行うことによって、前記第2の絶縁
    物をエッチングし、ゲイト電極側面に概略三角形状の絶
    縁物を形成する第6の工程と、 前記ゲイト電極および前記概略三角形状の絶縁物をマス
    クとして、自己整合的に第2の導電型の不純物を高速の
    イオンを照射することによって半導体層に導入する第7
    の工程と、を有し、前記第4および第7の工程において
    半導体層中に導入される不純物の濃度は、第4の工程の
    方が第7の工程よりも大きいことを特徴とする半導体集
    積回路の作製方法。
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