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JPH08174765A - 耐熱熱伝導性シリコーンゴム複合シート - Google Patents

耐熱熱伝導性シリコーンゴム複合シート

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Publication number
JPH08174765A
JPH08174765A JP33782294A JP33782294A JPH08174765A JP H08174765 A JPH08174765 A JP H08174765A JP 33782294 A JP33782294 A JP 33782294A JP 33782294 A JP33782294 A JP 33782294A JP H08174765 A JPH08174765 A JP H08174765A
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JP
Japan
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heat
silicone rubber
weight
composite sheet
resin film
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Application number
JP33782294A
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Inventor
Akio Nakano
昭生 中野
Mikio Iino
幹夫 飯野
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP6337822A priority Critical patent/JP3041213B2/ja
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Publication of JP3041213B2 publication Critical patent/JP3041213B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な熱伝導性を有すると共に、耐熱性、強
度及び作業性に優れたシリコーンゴム複合シートを提供
すること。 【構成】 (A)平均重合度が200以上のオルガノポ
リシロキサン;100重量部、(B)水分を除いた揮発
分が0.5重量%以下であるカーボンブラック;20〜
150重量部、及び(C)硬化剤からなるシリコーンゴ
ム組成物を耐熱性樹脂フィルム上に硬化させてなること
を特徴とする耐熱熱伝導性シリコーンゴム複合シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱を伝えると共に均一
に圧力をかけるために用いられる熱圧着用シートに関
し、特に、強度及び離型性に優れると共に、高温で使用
することのできる耐熱熱伝導性シリコーンゴム複合シー
トに関する。
【0002】
【従来技術】従来、シリコーンゴムに酸化ベリリウム、
酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、酸化マグネシ
ウム、酸化亜鉛等の粉末を配合したり(特開昭47−3
2400号公報参照)、シリコーンゴムに窒化ホウ素を
配合し編目状の絶縁材料で補強した(実開昭54─18
4074号公報参照)熱伝導性電気絶縁材料等が知られ
ており、パワートランジスタ、サイリスタ、整流器、ト
ランス或いはパワーM0S FET 等の、発熱性部品の放熱絶
縁用材料として使用されている。しかしながら、これら
の材料を200℃以上の高温条件下で使用すると、熱伝
導性付与剤中の不純物やpHの影響により、シリコーン
ゴムが劣化するという欠点があった。
【0003】一方、プレス成形機で積層板、フレキシブ
ルプリント基板を成形する際のシート、及び、液晶ディ
スプレイの電極端子部と駆動回路が搭載されたフレキシ
ブルプリント基板の接続に用いる、異方性導電膜を圧着
機で熱圧着する際のシート等として、上記した熱伝導性
電気絶縁シートが用いられている。例えば、特開平5−
198344号公報にはシリコーンゴムに窒化ホウ素を
配合しガラスクロスで補強したもの、特開平6−368
53号公報にはシリコーンゴムに窒化ホウ素と導電性物
質を配合すると共にガラスクロスで補強し、帯電防止性
を付与したものが知られているが、高温条件下では、や
はりシリコーンゴムが劣化するという欠点がある。特に
最近、フレキシブルプリント基板や異方性導電膜の材質
が高温成形タイプに変わり、更に圧着サイクルを短縮し
生産性を向上させるために成形温度が上昇してきてお
り、このようなシートの耐熱性と熱伝導性が重要になっ
ている。
【0004】このような要求に対して、本発明者は熱伝
導性付与剤として、水分を除いた揮発分が0.5%以下
のカーボンブラックを用いることにより、300℃以上
で用いることの可能な耐熱性と良好な熱伝導性を有する
シリコーンゴムシートを提案した(特願平6−1843
64号)。しかしながら、このシリコーンゴムシートは
耐熱性に優れているが、シリコーンゴム単体であるため
に、用途によっては機械的強度が不足して、連続使用し
た場合に破壊する恐れがあった。また、シリコーンゴム
の粘着性により、圧着後にシートが加圧ツールや被圧着
体に貼り付き易いために作業性が悪くなるという欠点が
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等
は、上記のシリコーンゴムの強度及び作業性を改善する
ために鋭意検討した結果、上記のシリコーンゴムと耐熱
性樹脂フィルムを複合化するとにより良好な結果を得る
ことができることを見い出し、本発明に到達した。従っ
て本発明の目的は、良好な熱伝導性を有すると共に、耐
熱性、強度及び作業性に優れたシリコーンゴム複合シー
トを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
(A)平均重合度が200以上のオルガノポリシロキサ
ン;100重量部、(B)水分を除いた揮発分が0.5
重量%以下であるカーボンブラック;20〜150重量
部、及び(C)硬化剤からなるシリコーンゴム組成物を
耐熱性樹脂フィルム上に硬化させてなることを特徴とす
る耐熱熱伝導性シリコーンゴム複合シートより達成され
た。
【0007】本発明で使用する(A)成分は平均組成式
n SiO(4-n)/2 (nは1.95〜2.05の正数)
で表される、平均重合度が200以上のオルガノポリシ
ロキサンである。式中のRは置換又は非置換の1価の炭
化水素基であり、具体的にはメチル基、エチル基、プロ
ピル基等のアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基等のシクロアルキル基、ビニル基、アリル基等の
アルケニル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、
又はこれらの基が有する水素原子が、部分的に塩素原
子、フッ素原子などで置換されたハロゲン化炭化水素基
等が例示されるが、一般的には、オルガノポリシロキサ
ンの主鎖がジメチルシロキサン単位からなるもの、又
は、このオルガノポリシロキサンの主鎖にビニル基、フ
ェニル基、トリフルオロプロピル基などを導入したもの
が好ましい。
【0008】また、分子鎖末端はトリオルガノシリル基
又は水酸基で封鎖されている。この場合のトリオルガノ
シリル基としては、トリメチルシリル基、ジメチルビニ
ルシリル基等が例示される。また、硬化性や物理的特性
から0.001〜5モル%、特に0.01〜0.5モル
%がアルケニル基であることが好ましい。この成分の平
均重合度は200以上であることが必要とされ、25℃
における粘度は300cs以上であることが好ましい。
平均重合度が200以下では硬化後の機械的強度が劣
り、脆くなる。
【0009】次に、(B)成分の水分を除いた揮発分が
0.5重量%以下であるカーボンブラックは、シリコー
ンゴムシートの耐熱性を向上させると共に機械的強度も
向上させ、導電化することによって帯電防止性を付与す
るものである。このカーボンブラックは、その製造方法
により、ファーネスブラック、チャンネルブラック、サ
ーマルブラック、アセチレンブラック等に分類される
が、本発明においては、特にアセチレンブラックや特開
平1−272667号公報に開示されている導電性カー
ボンブラック等が好適である。
【0010】上記の揮発分の測定方法は、JIS K
6221の「ゴム用カーボンブラック試験方法」により
規定されており、具体的には、るつぼの中にカーボンブ
ラックを規定量入れ、950℃で7分間加熱した後の揮
発減量を測定する。この(B)成分の配合量は、(A)
成分100重量部に対して20〜150重量部の範囲で
あり、特に40〜100重量部の範囲であることが好ま
しい。(B)成分の配合量が20重量部未満となると熱
伝導性が不充分となり、逆に150重量部を超えると配
合が困難となり、成形加工性が非常に悪くなる。
【0011】また、(C)成分の硬化剤は、通常、シリ
コーンゴムの硬化に使用される公知の硬化剤の中から適
宜選択することができる。例えば、有機過酸化物加硫の
場合には、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、ジクミルパーオキサイド等の有機過酸化物等が挙げ
られ、その配分量は(A)成分のオルガノポリシロキサ
ン100重量部に対して0.1〜5重量部であることが
好ましい。
【0012】(A)成分のオルガノポリシロキサンが、
ケイ素原子に結合したアルケニル基を2個以上有する場
合には、ケイ素原子に結合した水素原子を1分子中に2
個以上含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
と白金族金属系触媒とからなる付加反応硬化剤が挙げら
れ、オルガノハイドロジエンポリシロキサンの配合量
は、(A)成分のアルケニル基に対する、ケイ素原子に
結合した水素原子の割合(≡SiH/≡Si−アルケニ
ル)が0.5〜5であることが好ましく、白金系金属触
媒は、(A)成分に対して1〜1000ppmであるこ
とが好ましい。
【0013】(A)成分のオルガノポリシロキサンがシ
ラノール基を含有する場合には、アルコキシ基、アセト
キシ基、ケトオキシム基、プロペノキシ基などの、加水
分解性基を2個以上持つ有機ケイ素化合物等の縮合反応
硬化剤が挙げられる。本発明においては、成形し易さの
観点から、有機過酸化物又は付加反応硬化剤を使用する
ことが好ましい。これらの硬化剤の添加量は通常のシリ
コーンゴムへの添加量と同様で良いが、特に、耐熱性に
悪影響を及さないものを選択する必要がある。
【0014】本発明においては、上記のシリコーンゴム
組成物中に、更に酸化セリウム粉末を添加することによ
り耐熱性を向上させることができる。酸化セリウム粉末
の添加量は、(A)成分100重量部に対して0.1〜
5重量部の範囲とすることが好ましい。5重量部を超え
ると、かえって耐熱性が低下する。また、酸化セリウム
粉末は、そのBET比表面積が50m2 /g以上である
ことが好ましい。
【0015】本発明においては、その他、シリコーンゴ
ム組成物に、更に必要に応じて、親水性シリカ、疎水性
シリカ等の補強性シリカ充填剤、クレイ、炭酸カルシウ
ム、けいそう土、二酸化チタン等の充填剤、低分子シロ
キサンエステル、シラノール等の分散剤、シランカップ
リング剤、チタンカップリング剤等の接着付与剤、難燃
性を付与する白金族金属系化合物、ゴムコンパウンドの
グリーン強度を上げるポリテトラフルオロエチレン粒子
などを添加することもできる。
【0016】このようなシリコーンゴム組成物の配合方
法は、上記成分を二本ロール、ニーダー、バンバリーミ
キサー、プラネタリウムミキサー等の混合機を用いて混
練すればよいが、通常、硬化剤は使用する直前に添加す
ることが好ましい。シリコーンゴムの耐熱性は配合組成
により異なり、ベースポリマーの種類、ビニル基含有
量、耐熱性付与添加剤の種類、充填剤の種類等によって
影響される。また、組成物中のpH、水分或いは不純物
の量によって影響をうける。従って、添加剤の選定には
充分な注意が必要である。
【0017】本発明では、耐熱性を向上させる充填剤と
して使用するカーボンブラック中の不純物及び揮発分を
考慮する必要がある。特に、熱伝導性を良好にするため
カーボンブラックを大量に添加する場合には、その揮発
分が重要となる。カーボンブラックの揮発分は、その表
面に化学的に吸着している酸素化合物(カルボキシル、
キノン、ラクトン、ヒドロキシル等の酸素性成分)の重
量分含有されている。
【0018】そして、これは加熱されることにより表面
から気化するためシリコーンゴムの耐熱性に悪影響を与
える。そこで揮発分が5重量%以下のカーボンブラック
を用いることが本発明において必須条件となる。本発明
で使用するシリコーンゴムの熱伝導率は0.8×10-3
cal/cm・sec・℃以上、特に1.0×10-3
al/cm・sec・℃以上であることが好ましい。
【0019】本発明で使用する耐熱性樹脂フィルムは、
300℃付近の温度でも使用されるために、高温で機械
的強度、離型性等に優れている必要がある。具体的に
は、ガラス転移点が200℃以上の芳香族ポリイミド、
ポリアミドイミド、芳香族ポリアミド、ポリエーテルス
ルホン、ポリエーテルイミド等の樹脂フィルムであり、
芳香族ポリアミドフィルム、芳香族ポリイミドフイルム
が好ましい。芳香族ポリイミドフィルムの具体例として
は、カプトン(東レデュポン株式会社製の商品名)、ア
ピカル(鐘淵化学工業株式会社製の商品名)、ユーピレ
ックス(宇部興産株式会社製の商品名)、芳香族ポリア
ミドフィルムの具体例としては、アラミカ(旭化成工業
株式会社製の商品名)を挙げることができる。
【0020】フッ素樹脂フイルムとしては、融点が30
0℃以上のものを使用することも好ましい。このような
フィルムとしてはポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)或いはテトラフルオロエチレン−パーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合体(PFA)等のフィルムを
挙げることできる。これらのフィルムの市販品として
は、テフロン(デュポン・ジャパン・リミテッド製の商
品名)、ニトフロン(日東電工株式会社製の商品名)等
を挙げることができる。これらの中でも、強度の観点か
ら、ガラスクロスで補強したタイプのものを使用するこ
とが好ましい。
【0021】更に、本発明の複合シートの性能を向上さ
せるために、カーボンブラックを配合することにより電
気電導性を付与した耐熱性樹脂フィルム、或いは酸化ア
ルミニウム、酸化マグネシウム等の熱伝導性粉末を配合
することにより熱伝導性を付与した耐熱性樹脂フィルム
を使用することが好ましい。熱伝導性を付与した耐熱性
樹脂フィルムの市販品としては、カプトンMTを挙げる
ことができる。
【0022】耐熱性樹脂フィルムの厚さは、5〜300
μmであることが好ましく、特に、10〜100μmで
あることが好ましい。5μm未満であると、フィルム自
体の機械的強度が不足するために、シートの成形時或い
は圧着シートとしての使用中に切断する恐れがある。3
00μmを越えると、熱の伝わり方が悪くなり、熱圧着
が不充分となることがある。
【0023】本発明の複合シートの製造方法としては、
硬化剤までを配合したシリコーン組成物をカレンダー
或いは押出し機で所定の厚さに分出しした後耐熱性樹脂
フィルムと貼り合わせ、硬化させる方法、液状のシリ
コーンゴム組成物或いはトルエン等の溶剤に溶解して液
状化したシリコーンゴム組成物を耐熱性樹脂フィルムの
表面にコーティングした後硬化させる方法等が挙げられ
る。
【0024】シリコーンゴム組成物と耐熱性樹脂フィル
ムとの接着性を良好とするために、耐熱性樹脂フィルム
の表面にプライマーを予め塗布しておくか、又は、シリ
コーンゴム組成物にシランカップリング剤等の接着性付
与剤を添加することが好ましい。フッ素樹脂フィルムを
使用する場合は、コーティング等をする前に、そのフィ
ルム表面を予めナトリウム−ナフタレン液等でエッチン
グ処理して接着性を付与しておくことが好ましい。
【0025】以上のようにして成形されたシリコーンゴ
ム複合シートの厚さは0.1〜10mmであることが好
ましい。厚さが0.1mm未満であると被圧着体に追従
することが十分できなくなり、10mmを越えると、熱
の伝わり方が悪くなることがある。尚、耐熱性樹脂フィ
ルムは、得られるシリコーンゴム複合シートの使用目的
に応じてシリコーンゴム層の片方の面又は両面に設けて
も良い。
【0026】本発明の複合シートは、耐熱性、熱伝導
性、強度、作業性に優れ、またシリコーンゴムとしての
弾性を有するので、プレス成形機で積層板やフレキシブ
ルプリント基板を成形する際に、熱を伝えると共に均一
に圧力をかける目的で使用されるシートや、液晶ディス
プレイの電極端子部と基板の接続に用いる異方性導電膜
を圧着機で熱圧着する際のシートとして有効である。
【0027】
【発明の効果】本発明の耐熱熱伝導性シリコーンゴムシ
ートは、耐熱性樹脂フィルムと複合化されているので強
度が向上しており、連続使用に十分耐えられる寿命を有
する。また、加圧ツールや被圧着体がシリコーンゴム面
に直接接触しなくなるために、圧着後のシートの貼り付
きがなくなり作業性が向上する。更に、シリコーンゴム
がカーボンブラックを配合することにより導電化されて
いるので、圧着工程中に発生する静電気を除去すること
ができるようになり、ゴミ、ホコリ等の付着を防止する
ことができるのみならず、回路に搭載されている電子部
品の破壊を防止することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0029】実施例1.(A)成分として、ジメチルシ
ロキサン単位99.85モル%とメチルビニルシロキサ
ン単位0.125モル%及びジメチルビニルシロキサン
単位0.025モル%とからなる、平均重量度が800
0のメチルビニルポリシロキサン100重量部を用い、
これに(B)成分として平均粒子径が40nm、揮発分
が0.10重量%のアセチレンブラック50重量部を添
加し、更に補強性シリカ(アエロジルR−972(Aero
silR-972) :デグッサ(Degussa )社製の商品名)5重
量部を二本ロールで添加し、混練りして均一化した。
【0030】得られたシリコーンゴムパウンド100重
量部に対して、塩化白金酸のイソプロピルアルコール溶
液(白金量2重量%)0.1重量部(C成分)、アセチ
レン性アルコールである3−メチル−1ブチン−3−オ
ール0.05重量部、及び下記化1で表されるメチルハ
イドロジェンポリシロキサン1.2重量部(C成分)を
添加し、よく混練りして硬化性組成物を調製した。
【化1】 次に、耐熱性樹脂フィルムとして厚さが12μmの芳香
族ポリイミドフィルム(カプトン:ガラス転移点が35
0℃以上)を用い、その表面にプライマーC(信越化学
工業株式会社製の商品名)を塗布し、室温で30分間乾
燥した。
【0031】既に調製したシリコーンゴム硬化性組成物
を、カレンダー成形機を用いて、厚さが0.3mmにな
るように分出ししてから、厚さが100μmのPETフ
ィルム上に転写し、更に、調製済のプライマーを塗布し
たカプトンフィルムを圧着してから、160℃の加熱炉
の中を5分間通して該硬化性組成物を硬化させた。次い
で、PETフィルムを剥離した後、乾燥機中で200℃
で4時間熱処理して、耐熱熱伝導性シリコーンゴム複合
シートを作製した。
【0032】実施例2.耐熱性樹脂フィルムとして厚さ
が12μmの芳香族ポリアミドフィルム(アラミカ:ガ
ラス転移点なし)を用いた他は、実施例1と全く同様に
して耐熱熱伝導性シリコーンゴム複合シートを作製し
た。
【0033】実施例3.耐熱性樹脂フィルムとして、片
面をナトリウム−ナフタレン液で処理した、厚さが75
μmのガラスクロスを補強したPTFEフィルム(ニト
フロン、融点327℃)を用いた他は、実施例1と全く
同様にして耐熱熱伝導性シリコーンゴム複合シートを作
製した。
【0034】実施例4.(A)成分として、ジメチルシ
ロキサン単位99.85モル%とメチルビニルシロキサ
ン単位0.125モル%及びジメチルビニルシロキサン
単位0.025モル%とからなる平均重合度8000の
メチルビニルポリシロキサン70重量部、並びに、ジメ
チルシロキサン単位99.5モル%とメチルビニルシロ
キサン単位0.475モル%及びジメチルビニルシロキ
サン単位0.025モル%とからなる平均重合度800
0のメチルビニルポリシロキサン30重量部からなる混
合物を用い、これに、(B)成分として、平均粒子径が
53nmで揮発分が0.15重量%のアセチレンブラッ
ク50重量部を添加し、更に、比表面積が140m2
gの酸化セリウム粉末0.5重量部を二本ロールで添加
混合し、混練りして均一化した。
【0035】得られたシリコーンコンパウンド100重
量部に対して、実施例1と同様にしてC成分(硬化剤)
を添加混合してから、プライマーを塗布した厚さが12
μmのカプトンフィルムを貼り合わせて耐熱熱伝導性シ
リコーンゴム複合シートを作製した。
【0036】実施例5 実施例1で使用したPETフィルムに代えて、片面を接
着処理した、厚さが75μmのガラスクロスを補強した
PTFEフィルム(ニトフロン)を用い、その接着処理
面上にシリコーンゴム硬化性組成物を転写した他は、実
施例1と全く同様にして、両面フィルム貼りの耐熱熱伝
導性シリコーンゴム複合シートを作製した。
【0037】実施例6.(A)成分として、ジメチルシ
ロキサン単位99.85モル%とメチルビニルシロキサ
ン単位0.125モル%及びジメチルビニルシロキサン
単位0.025モル%とからなる平均重合度8000の
メチルビニルポリシロキサン50重量部、並びに、ジメ
チルシロキサン単位99.5モル%とメチルビニルシロ
キサン単位0.475モル%及びジメチルビニルシロキ
サン単位0.025モル%とからなる平均重合度800
0のメチルビニルポリシロキサン50重量部からなる混
合物を用い、これに、(B)成分として、平均粒子径が
40nmで揮発分が0.10重量%のアセチレンブラッ
ク65重量部を添加し、更に、比表面積が140m2
gの酸化セリウム粉末0.5重量部を二本ロールで添加
混合し、混練りして均一化した。
【0038】得られたシリコーンコンパウンド100重
量部に対して、実施例1で使用したC成分(硬化剤)及
びγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(接着
付与剤)0.5重量部を添加混合し、厚さが30μmの
カーボンブラックが配合された導電性カプトンフィルム
を用いた他は、実施例1と同様にして耐熱熱伝導性シリ
コーンゴム複合シートを作製した。
【0039】比較例1.実施例1と同様にして調製した
硬化性シリコーンゴム組成物を、カレンダー成形機を用
いて加工し、厚さが0.3mmのシリコーンゴム単体の
シートを作製した。
【0040】比較例2.(B)成分として、平均粒径が
30nmで揮発分が0.7重量%のファーネスブラック
50重量を使用した他は、実施例1の場合と全く同様に
して耐熱熱伝導性シリコーンゴム複合シートを作製し
た。
【0041】比較例3.(B)成分として、平均粒径が
30nmで揮発分が1.5重量%のファーネスブラック
50重量を使用した他は、実施例2の場合と全く同様に
して耐熱熱伝導性シリコーンゴム複合シートを作製し
た。
【0042】比較例4.実施例1で使用した、厚さが1
2μmの芳香族ポリイミドフィルム(カプトン)に代え
て、厚さが30μmのポリフェニレンサルファイドフィ
ルム(ガラス転移点90℃)を使用した他は、実施例1
の場合と全く同様にして熱伝導性シリコーンゴム複合シ
ートを作製した。
【0043】実施例1〜6、比較例1〜4で作製したシ
ートのフィルム側を上に向け、そのシートの下に厚さが
30μmのテフロンフィルム、次に、25μmのピッチ
で銅電極を設けた2枚のフレキシブルプリント基板で上
下の銅電極の位置を合わせ、これで厚さが22μmの異
方性導電膜を挟んだものを置いてから圧着機に設置し、
340℃に加熱した加圧ツールを用いて、40kgf/
cm2 の圧力で20秒間、フィルム側から圧着した。
【0044】この圧着操作を繰り返して、加圧ツールへ
のシートの密着状態を観察し、また、均一な圧力で異方
性導電膜を加熱硬化することができなくなるまでの回数
を測定した。これらの結果は、表1に示した通りであ
る。均一な圧力で異方性導電膜を加熱硬化することがで
きなくなるまでの回数は、上下のフレキシブルプリント
基板の銅電極が導通しなくなることによって確認され
た。尚、実施例5の場合には、カプトンフィルム側を加
圧ツール側に向けると共に、テフロンフィルムを置かず
に測定した。また、加圧時間は、実施例3及び5の場合
に30秒間に延長した。
【0045】
【表1】
【0046】以上の結果から、実施例5の場合は、下に
テフロンフィルムを置く必要がないので特に作業性が良
い。比較例1の場合には、圧着する毎にシートが加圧ツ
ールに貼り付くのでそのシートを剥がす必要があり、作
業性が悪いということが判明した。また、各テストに用
いたシリコーンゴム硬化物及びカーボンを含まないシリ
コーンゴム組成物の熱伝導率を測定した結果は下記の通
りである。 実施例1、2、3、5: 1.6×10-3(cal/c
m・sec・℃) 比較例1、4: 1.6×10-3 実施例4: 1.4×10-3 実施例6: 2.0×10-3 比較例2: 1.5×10-3 比較例3: 1.4×10-3 KE−951U: 5.9×10-4(カーボンブラック
を含まない信越化学工業(株)製の市販品)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)平均重合度が200以上のオルガ
    ノポリシロキサン;100重量部、(B)水分を除いた
    揮発分が0.5重量%以下であるカーボンブラック;2
    0〜150重量部、及び(C)硬化剤からなるシリコー
    ンゴム組成物を耐熱性樹脂フィルム上に硬化させてなる
    ことを特徴とする耐熱熱伝導性シリコーンゴム複合シー
    ト。
  2. 【請求項2】 耐熱性樹脂フィルムが、ガラス転移点が
    200℃以上の樹脂フィルムである、請求項1に記載さ
    れた耐熱熱伝導性シリコーンゴム複合シート。
  3. 【請求項3】 耐熱性樹脂フィルムが、融点が300℃
    以上のフッ素樹脂フィルムである、請求項1に記載され
    た耐熱熱伝導性シリコーンゴム複合シート。
  4. 【請求項4】 シリコーンゴム組成物が酸化セリウム粉
    末を0.1〜5重量部含有する、請求項1〜3の何れか
    に記載された耐熱熱伝導性シリコーンゴム複合シート。
  5. 【請求項5】 耐熱性樹脂フィルムの厚さが5〜300
    μmの範囲である、請求項1〜4の何れかに記載された
    耐熱熱伝導性シリコーンゴム複合シート。
  6. 【請求項6】 シリコーンゴム層と耐熱性樹脂フィルム
    の合計の厚さが0.1〜10mmである請求項1〜5の
    何れかに記載された耐熱熱伝導性シリコーンゴム複合シ
    ート。
  7. 【請求項7】 耐熱性樹脂フィルムが熱伝導性粉末を含
    有する、請求項1〜6の何れかに記載された耐熱熱伝導
    性シリコーンゴム複合シート。
  8. 【請求項8】 耐熱性樹脂フィルムがカーボンブラック
    を含有する請求項1〜6の何れかに記載された耐熱熱伝
    導性シリコーンゴム複合シート。
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