JPH08154067A - 時分割双方向通信用送受信機 - Google Patents
時分割双方向通信用送受信機Info
- Publication number
- JPH08154067A JPH08154067A JP6316079A JP31607994A JPH08154067A JP H08154067 A JPH08154067 A JP H08154067A JP 6316079 A JP6316079 A JP 6316079A JP 31607994 A JP31607994 A JP 31607994A JP H08154067 A JPH08154067 A JP H08154067A
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- JP
- Japan
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- reception
- transmission
- mixer
- frequency
- local oscillator
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】TDD送受信機の送信時と受信時に、中間周波
段の送信系から受信系への干渉を避ける。 【構成】送受信共用アンテナ1が切替機2で切替え接続
される受信系の受信ミキサと送信系の送信ミキサ6に第
1ローカル発振周波を与える第1ローカル発振器5の他
に、第2ローカル発振器8,受信IFミキサ9を設け
る。制御部11によって受信時と送信時の第1,第2ロ
ーカル発振周波数を制御して、受信IF信号aの周波数
と送信IF信号bの周波数を異ならしめるように構成し
た。
段の送信系から受信系への干渉を避ける。 【構成】送受信共用アンテナ1が切替機2で切替え接続
される受信系の受信ミキサと送信系の送信ミキサ6に第
1ローカル発振周波を与える第1ローカル発振器5の他
に、第2ローカル発振器8,受信IFミキサ9を設け
る。制御部11によって受信時と送信時の第1,第2ロ
ーカル発振周波数を制御して、受信IF信号aの周波数
と送信IF信号bの周波数を異ならしめるように構成し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル多重通信方
式として採用されている時分割多元接続(TDMA:Ti
me Division Multiple Access )システムに用いられる
送受信機に関し、特に、ピンポン伝送とも呼ばれ、同一
周波数を用いて送受信を時分割に行う時分割双方向通信
(TDD:Time Division Duplex)用の送受信機に関す
るものである。このシステムは、周波数の有効利用及び
多重接続が可能であるから、回線の有効利用が図られ
る。
式として採用されている時分割多元接続(TDMA:Ti
me Division Multiple Access )システムに用いられる
送受信機に関し、特に、ピンポン伝送とも呼ばれ、同一
周波数を用いて送受信を時分割に行う時分割双方向通信
(TDD:Time Division Duplex)用の送受信機に関す
るものである。このシステムは、周波数の有効利用及び
多重接続が可能であるから、回線の有効利用が図られ
る。
【0002】
【従来の技術】TDMAシステムに用いられるTDD送
受信機は、送信と受信を同一周波数を用いて時分割で交
互に通信を行うための送受信機である。これは周波数の
有効利用に大変親和性が良い。具体例として、第二世代
コードレス電話機は、親機(CS)が送信4スロット、
受信4スロットを持ち、子機(PS)が送信1スロッ
ト、受信1スロットを持って、ピンポン伝送ができるよ
うに構成されている。
受信機は、送信と受信を同一周波数を用いて時分割で交
互に通信を行うための送受信機である。これは周波数の
有効利用に大変親和性が良い。具体例として、第二世代
コードレス電話機は、親機(CS)が送信4スロット、
受信4スロットを持ち、子機(PS)が送信1スロッ
ト、受信1スロットを持って、ピンポン伝送ができるよ
うに構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このTDD通信方式
は、同一の周波数で送受信を行うので、送受信機におい
て、送信系,受信系の中間周波数が等しいため、受信時
に送信系から受信系への干渉が発生し、安定した受信デ
ータが得られないという欠点がある。
は、同一の周波数で送受信を行うので、送受信機におい
て、送信系,受信系の中間周波数が等しいため、受信時
に送信系から受信系への干渉が発生し、安定した受信デ
ータが得られないという欠点がある。
【0004】本発明の目的は、上記従来のTDD送受信
機における、送受信系間の干渉をなくし、安定な通信を
行うことのできる時分割双方向通信(TDD)用送受信
機を提供することにある。
機における、送受信系間の干渉をなくし、安定な通信を
行うことのできる時分割双方向通信(TDD)用送受信
機を提供することにある。
【0005】本発明のTDD送受信機は、同一周波数の
送受波を送受する送受信共用アンテナが切替器によって
受信系と送信系に切替え接続され、該受信系の受信ミキ
サと送受系の送信ミキサに第1のローカル発振周波を与
える第1のローカル発振器と、前記受信ミキサから出力
される所定の受信IF信号を復調する復調回路と、前記
送信ミキサに直交変調波で変調された送信IF信号を与
える直交変調器とを備えた時分割双方向通信用送受信機
において、前記第1のローカル発振器の周波数より低い
周波数の第2のローカル発振周波を出力する第2のロー
カル発振器と、前記受信ミキサから出力される受信IF
信号と前記第2のローカル発振器からの第2のローカル
発振周波とを混合して前記所定の受信IF信号を出力す
るIFミキサと、送信時と受信時に、前記第1のローカ
ル発振器の発振周波数および前記IFミキサと前記直交
変調器に与える第2のローカル発振器の発振周波数を制
御して、前記受信ミキサから出力される受信IF信号の
周波数と前記直交変調器から出力される送信IF信号の
周波数を異ならしめる制御部とを備えたことを特徴とす
るものである。
送受波を送受する送受信共用アンテナが切替器によって
受信系と送信系に切替え接続され、該受信系の受信ミキ
サと送受系の送信ミキサに第1のローカル発振周波を与
える第1のローカル発振器と、前記受信ミキサから出力
される所定の受信IF信号を復調する復調回路と、前記
送信ミキサに直交変調波で変調された送信IF信号を与
える直交変調器とを備えた時分割双方向通信用送受信機
において、前記第1のローカル発振器の周波数より低い
周波数の第2のローカル発振周波を出力する第2のロー
カル発振器と、前記受信ミキサから出力される受信IF
信号と前記第2のローカル発振器からの第2のローカル
発振周波とを混合して前記所定の受信IF信号を出力す
るIFミキサと、送信時と受信時に、前記第1のローカ
ル発振器の発振周波数および前記IFミキサと前記直交
変調器に与える第2のローカル発振器の発振周波数を制
御して、前記受信ミキサから出力される受信IF信号の
周波数と前記直交変調器から出力される送信IF信号の
周波数を異ならしめる制御部とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0006】
【作用】本発明は、送信系,受信系に同じ中間周波を使
用するのではなく、送信時及び受信時それぞれ異なった
中間周波数を第2のローカル発振器を用いて生成し、ロ
ーカル発振周波を送信時,受信時の異なった中間周波と
組合せて所要の無線周波信号を得るように作用する。
用するのではなく、送信時及び受信時それぞれ異なった
中間周波数を第2のローカル発振器を用いて生成し、ロ
ーカル発振周波を送信時,受信時の異なった中間周波と
組合せて所要の無線周波信号を得るように作用する。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示す送受信機の要
部ブロック図である。図において、1は送受信共用アン
テナ、2は送受信切替器、3は受信系の低雑音増幅器
(LNA:Low Noise Amplifier )、4は受信ミキサ、
5は第1ローカル発振器、6は送信ミキサ、7は送信増
幅器、8は第2ローカル発振器、9はIFミキサ、10
は直交変調器、11は制御部である。第1及び第2ロー
カル発振器5及び8は、電圧制御発振器(VCO)を利
用した位相同期(PLL)構成であり、制御部11から
の制御電圧によって発振周波数を制御することができ
る。
部ブロック図である。図において、1は送受信共用アン
テナ、2は送受信切替器、3は受信系の低雑音増幅器
(LNA:Low Noise Amplifier )、4は受信ミキサ、
5は第1ローカル発振器、6は送信ミキサ、7は送信増
幅器、8は第2ローカル発振器、9はIFミキサ、10
は直交変調器、11は制御部である。第1及び第2ロー
カル発振器5及び8は、電圧制御発振器(VCO)を利
用した位相同期(PLL)構成であり、制御部11から
の制御電圧によって発振周波数を制御することができ
る。
【0008】受信スロット時、受信された無線周波は、
第1ローカル発振器5からのローカル発振周波により、
受信ミキサ4で第1の受信IF信号aにダウンコンバー
トされる。その第1の受信IF信号aは、第2ローカル
発振器8からの第2ローカル発振周波により、さらにダ
ウンコンバートされ、第2の受信IF信号(10.7M
Hz)として復調回路へ送られて受信データが復調され
る。このときの第1及び第2のローカル発振器5及び8
の周波数は制御部11によって制御される。
第1ローカル発振器5からのローカル発振周波により、
受信ミキサ4で第1の受信IF信号aにダウンコンバー
トされる。その第1の受信IF信号aは、第2ローカル
発振器8からの第2ローカル発振周波により、さらにダ
ウンコンバートされ、第2の受信IF信号(10.7M
Hz)として復調回路へ送られて受信データが復調され
る。このときの第1及び第2のローカル発振器5及び8
の周波数は制御部11によって制御される。
【0009】送信スロット時は、第2ローカル発振器8
から受信時と異なる第2ローカル発振周波が出力され直
交変調器10に入力される直交変調波(I/Q)によっ
て変調され、送信IF信号bとなる。その送信IF信号
bは、送信ミキサ6で、第1ローカル発振器5からの受
信時と異なる第1ローカル発振周波とアップコンバート
され、無線周波に変換される。このときも制御部11に
よって2つのローカル発振器の周波数が制御される。
から受信時と異なる第2ローカル発振周波が出力され直
交変調器10に入力される直交変調波(I/Q)によっ
て変調され、送信IF信号bとなる。その送信IF信号
bは、送信ミキサ6で、第1ローカル発振器5からの受
信時と異なる第1ローカル発振周波とアップコンバート
され、無線周波に変換される。このときも制御部11に
よって2つのローカル発振器の周波数が制御される。
【0010】図2は本発明の作用説明図であり、送信
時,受信時の第1ローカル発振器5及び第2ローカル発
振器8の発振周波数が制御部11によって制御される周
波数関係の説明図である。第2世代コードレス電話シス
テムを例とすると、無線周波は1895.15MHz〜
1917.95MHzの帯域で、チャネル間隔は300
kHz、77chである。説明のため無線周波を189
5.15MHzとする。1895.15MHzの無線周
波を受信する時、第1ローカル発振器5は1805.1
MHzのローカル発振周波を出力するように制御され、
第2ローカル発振器8は、79.35MHzの第2ロー
カル発振周波を出力するように制御される。この動作に
より、第1の受信IF信号aの周波数は90.05MH
zとなり、第2の受信IF信号の周波数は所要の10.
7MHzとなる。
時,受信時の第1ローカル発振器5及び第2ローカル発
振器8の発振周波数が制御部11によって制御される周
波数関係の説明図である。第2世代コードレス電話シス
テムを例とすると、無線周波は1895.15MHz〜
1917.95MHzの帯域で、チャネル間隔は300
kHz、77chである。説明のため無線周波を189
5.15MHzとする。1895.15MHzの無線周
波を受信する時、第1ローカル発振器5は1805.1
MHzのローカル発振周波を出力するように制御され、
第2ローカル発振器8は、79.35MHzの第2ロー
カル発振周波を出力するように制御される。この動作に
より、第1の受信IF信号aの周波数は90.05MH
zとなり、第2の受信IF信号の周波数は所要の10.
7MHzとなる。
【0011】次に、1895.15MHzの無線周波を
送信するために、第1ローカル発振器5は1806.6
MHzの第1のローカル発振周波を出力するように制御
され、第2ローカル発振器8は88.55MHzの第2
のローカル発振周波を出力するように制御される。そし
て、第2のローカル発振周波を直交変調器10に与え
る。この動作により、送信IF信号bの周波数は88.
55MHzとなり、無線周波は所要の1895.15M
Hzとなる。
送信するために、第1ローカル発振器5は1806.6
MHzの第1のローカル発振周波を出力するように制御
され、第2ローカル発振器8は88.55MHzの第2
のローカル発振周波を出力するように制御される。そし
て、第2のローカル発振周波を直交変調器10に与え
る。この動作により、送信IF信号bの周波数は88.
55MHzとなり、無線周波は所要の1895.15M
Hzとなる。
【0012】
【発明の効果】第1及び第2ローカル発振器の出力周波
数を、送信時,受信時にそれぞれ対応して異なるように
制御することにより、送信IF信号bと受信IF信号a
の周波数を異ならしめることができるので、送受信時に
中間周波段で互いに妨害することなく正確な通信が可能
となる。また、第2ローカル発振器を1つだけ追加すれ
ばよいので、装置の小形化,省電力化が図られる。
数を、送信時,受信時にそれぞれ対応して異なるように
制御することにより、送信IF信号bと受信IF信号a
の周波数を異ならしめることができるので、送受信時に
中間周波段で互いに妨害することなく正確な通信が可能
となる。また、第2ローカル発振器を1つだけ追加すれ
ばよいので、装置の小形化,省電力化が図られる。
【図1】本発明の送受信機の要部ブロック図である。
【図2】本発明の動作説明図である。
1 アンテナ 2 切替器 3 低雑音増幅器 4 受信ミキサ 5 第1ローカル発振器 6 送信ミキサ 7 送信増幅器 8 第2ローカル発振器 9 IFミキサ 10 直交変調器 11 制御部
Claims (1)
- 【請求項1】 同一周波数の送受波を送受する送受信共
用アンテナが切替器によって受信系と送信系に切替え接
続され、該受信系の受信ミキサと送受系の送信ミキサに
第1のローカル発振周波を与える第1のローカル発振器
と、前記受信ミキサから出力される所定の受信IF信号
を復調する復調回路と、前記送信ミキサに直交変調波で
変調された送信IF信号を与える直交変調器とを備えた
時分割双方向通信用送受信機において、 前記第1のローカル発振器の周波数より低い周波数の第
2のローカル発振周波を出力する第2のローカル発振器
と、 前記受信ミキサから出力される受信IF信号と前記第2
のローカル発振器からの第2のローカル発振周波とを混
合して前記所定の受信IF信号を出力するIFミキサ
と、 送信時と受信時に、前記第1のローカル発振器の発振周
波数および前記IFミキサと前記直交変調器に与える第
2のローカル発振器の発振周波数を制御して、前記受信
ミキサから出力される受信IF信号の周波数と前記直交
変調器から出力される送信IF信号の周波数を異ならし
める制御部とを備えたことを特徴とする時分割双方向通
信用送受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6316079A JPH08154067A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 時分割双方向通信用送受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6316079A JPH08154067A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 時分割双方向通信用送受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08154067A true JPH08154067A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=18073024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6316079A Pending JPH08154067A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 時分割双方向通信用送受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08154067A (ja) |
-
1994
- 1994-11-28 JP JP6316079A patent/JPH08154067A/ja active Pending
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