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JPH08126280A - アウターロータ型2相ブラシレスモータ - Google Patents

アウターロータ型2相ブラシレスモータ

Info

Publication number
JPH08126280A
JPH08126280A JP6255750A JP25575094A JPH08126280A JP H08126280 A JPH08126280 A JP H08126280A JP 6255750 A JP6255750 A JP 6255750A JP 25575094 A JP25575094 A JP 25575094A JP H08126280 A JPH08126280 A JP H08126280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
rotor
brushless motor
phase brushless
pole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6255750A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Nakagome
伸行 中込
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP6255750A priority Critical patent/JPH08126280A/ja
Publication of JPH08126280A publication Critical patent/JPH08126280A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushless Motors (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アウターロータ型2相ブラシレスモータに起
動特性を付与し、且つ、トルク特性を向上させコギング
トルクを低減する。また、コアおよびコアカバー用金型
の製作を容易にする。 【構成】 アウターロータ型2相ブラシレスモータにお
いて、コア磁極12,12…の外周面をロータ18内周
面に沿って真円状に形成し、且つ、該コア磁極12,1
2…の外周面の一側端に張出部12a,12a…を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアウターロータ型2相
ブラシレスモータに関するものであり、特にコア磁極の
外周面に張出部を設けて起動特性を付与させたアウター
ロータ型2相ブラシレスモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来此種アウターロータ型2相ブラシレ
スモータについて、図5に従って説明する。図5におい
て、1は径方向に異方性をもたせた永久磁石からなるロ
ータであり、該ロータ1の内部には空隙2を隔ててコア
3が固定され、前記ロータ1の内周面に沿ってコア磁極
4,4…が設けられている。
【0003】而して、ロータ1の回転角度をホール素子
(図示せず)で検出し、空隙2におけるロータ1による
磁石界磁に対してコア3による回転磁場が位相差π/2
になるようにコア磁極4,4…を相補的に励磁してロー
タ1を回転させる。しかし、起動時に上述の位相差が空
隙2の全周について平均すると0またはπである場合に
は起動トルクが発生しない為、ロータ1を回転させるこ
とができない。
【0004】そこで、コア磁極4,4…の外周面の一部
を削除して切欠部5,5…を設け、磁束を一定方向に歪
ませることによって、起動トルクが零にならないように
する手段が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】コア磁極外周面に切欠
部を設けると起動特性は改善されるが、該切欠部におい
て空隙が大きくなる為、トルク特性が悪化するばかりで
なく、空隙内のレラクタンスが変化することによってコ
ギングトルクが増大し回転むらが起きる。
【0006】また、コア磁極の外周面が真円と切欠部と
の合成形状となるため、コア用金型の製作が極めて煩雑
になり、また、コアカバーもかかるコアの形状に合わせ
て製作しなければならないので同様に金型製作が困難に
なる。
【0007】そこで、起動特性を維持しつつトルク特性
を向上させ、且つ、コギングトルクを小さくするととも
にコアおよびコアカバーの金型製作を容易にするために
解決せらるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発
明は該課題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、アウターロータ型2
相ブラシレスモータにおいて、コア磁極の外周面をロー
タ内周面に沿って真円状に形成し、且つ、該コア磁極の
外周面の一側端に張出部を設けたアウターロータ型2相
ブラシレスモータを提供するものである。
【0009】
【作用】ロータを回転させる方向に起動トルクが発生す
るように、ロータの静止角度に対応して所定のコア磁極
が励磁される。
【0010】而して、該コア磁極の外周面側端の一方に
張出部が設けられているので、該張出部方向に磁束が歪
み、起動トルクが零になるようなロータの静止角度は存
在しない。従って、如何なる静止角度からでもロータは
回転し始める。
【0011】斯くして、励磁するコア磁極を相補的に切
り換え、ロータの磁石界磁に対して位相差π/2になる
ような回転磁場を形成することによってロータの回転が
持続される。
【0012】また、コア磁極の外周面はロータの内周面
に沿って真円状に形成され、切欠部がないので、トルク
特性が良好であり、更に、空隙におけるレラクタンスが
均一になるのでコギングトルクも小さくなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4に従
って詳述する。図1において、11はアウターロータ型
2相ブラシレスモータの中央に固定されたコアであり、
該コア11は強磁性材質で、且つ、ヒステリシス損失の
小さい珪素鋼板等の薄板をプレス金型で打ち抜き、それ
を複数枚積層することによって形成される。また、該コ
ア11の外周にはコア磁極12,12…が設けられ、夫
々絶縁用のコアカバー13を介してコイル14,14…
が巻装されている。そして、該コア磁極12,12…の
外周面は真円状に形成され、且つ、一側端に張出部12
a,12a…が設けられている。
【0014】また、該コア11の中心部には軸孔15が
開穿され、ベアリング16を介してロータ回転軸17が
嵌着されている。そして、該ロータ回転軸17はコア1
1の外側を囲繞する円筒状のロータ18と一体に形成さ
れている。而して、該ロータ18はコア11の周りを回
転自在になるように形成されている。
【0015】更に、該ロータ18は、円筒内側にN極磁
束を発生するN極界磁領域N,NとS極磁束を発生する
S極界磁領域S,Sとが径方向に交互に配置された永久
磁石によって形成され、外周面にはヨーク19が密着さ
れることにより、磁石界磁システムを構成している。
【0016】而して、コア磁極12,12…の中心線
P,P…延長上に前記N極界磁領域N,NとS極界磁領
域S,Sとの境界線が重なる角度にロータ18が静止し
ている場合、起動トルクは最大になり、一方、コア磁極
12,12…の中心線P,P…とN極界磁領域N,Nま
たはS極界磁領域S,Sの中心線Q,Q…とが重なる角
度にロータ18が静止している場合、起動トルクは極小
になる。そこで、該起動トルクが極小になる角度近傍の
起動特性について、図2乃至図4に従って考察する。考
察にあたって、コア磁極12,12…は夫々N極励磁さ
れるものとし、また、ロータ18を回転させようとする
向きは反時計方向であるものとする。
【0017】図2に図示せる如く、コア磁極12,12
…の中心線P,P…に対し、N極界磁領域N,Nおよび
S極界磁領域S,Sの中心線Q,Q…が微小角度θ1
け反時計方向にずれてロータ18が静止している場合に
は、N極界磁領域N,Nと対峙している側のコア磁極
(図において水平方向の磁極)12,12をN極励磁す
る。而して、ロータ18の磁石界磁Mに対してコア11
による最大磁場Hはπ−θ1 だけ位相が進んでいるの
で、起動トルクが反時計回りに作用して、ロータ18は
反時計回りに回転し始める。
【0018】次に図3に図示せる如く、コア磁極12,
12…の中心線P,P…に対し、N極界磁領域N,Nお
よびS極界磁領域S,Sの中心線Q,Q…が微小角度θ
2 だけ時計方向にずれてロータ18が静止している場合
には、S極界磁領域S,Sと対峙している側のコア磁極
(図において垂直方向の磁極)12,12をN極励磁す
る。而して、ロータ18の磁石界磁Mに対してコア11
による最大磁場Hはθ 2 だけ位相が進んでいるので起動
トルクが反時計回りに作用して、ロータ18は反時計回
りに回転し始める。
【0019】一方、図4に図示せる如く、コア磁極1
2,12…の中心線P,P…とN極界磁領域N,Nおよ
びS極界磁領域S,Sの中心線Q,Q…が重複する場合
に於いては、コア磁極12,12…を励磁した瞬間は空
隙20全周のトルクが釣り合った状態になる。しかし、
コア磁極12,12…の反時計方向側の外周面に張出部
12a,12a…が設けられているため、空隙20内の
磁束が該張出部12a,12a…方向へ歪む。そして、
ロータ18は反時計方向へ微動する。そこで、N極界磁
領域N,Nと対峙している側のコア磁極12,12を励
磁すると前述の図2の場合と同じ状態になり、ロータ1
8は反時計回りの起動トルクを受けて回転する。
【0020】斯くして、ロータ18が如何なる静止位置
にあっても所定方向へ起動トルクを発生させることがで
きる。また、空隙20内に蓄えられる磁気エネルギーは
レラクタンスの二乗に反比例し、且つ、レラクタンスは
空隙20の厚みに正比例する。従って、コア磁極12,
12…に従来の如く、切欠部が設けられていないだけ磁
気エネルギーを大きくすることができ、トルク特性が向
上する。更に、前記空隙20の厚みは一定しているの
で、磁気エネルギーはスロット21,21…においての
み変化し、また、該スロット21,21…は張出部12
a,12a…によって狭くなっている。従って、磁気エ
ネルギーの変化が小さくなり、コギングトルクが低減さ
れる。
【0021】更に、前述のコア11を打ち抜くためのプ
レス金型も、コア磁極12,12…の外周面が真円形状
のみであるので製作が容易になる。また、該コア11の
形状に合わせて製作されるコアカバー13の射出成型金
型も同様に製作容易になる。
【0022】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該
改変せられたものに及ぶことは当然である。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記一実施例にて詳述せる如
く、コア磁極の外周面の一側端に張出部を設けたことに
よって、起動特性を付与できるばかりでなく、トルク特
性が良好になり、また、コギングトルクを低減できる。
【0024】更に、コアおよびコアカバーの金型製作も
容易になる等、正に、諸種の効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、その正面図。
【図2】図1における起動特性を示す解説図。
【図3】図1における起動特性を示す解説図。
【図4】図1における起動特性を示す解説図。
【図5】従来例を示し、その正面断面図。
【符号の説明】
11 コア 12 コア磁極 12a 張出部 14 コイル 18 ロータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウターロータ型2相ブラシレスモータ
    において、コア磁極の外周面をロータ内周面に沿って真
    円状に形成し、且つ、該コア磁極の外周面の一側端に張
    出部を設けたことを特徴とするアウターロータ型2相ブ
    ラシレスモータ。
JP6255750A 1994-10-20 1994-10-20 アウターロータ型2相ブラシレスモータ Pending JPH08126280A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6255750A JPH08126280A (ja) 1994-10-20 1994-10-20 アウターロータ型2相ブラシレスモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6255750A JPH08126280A (ja) 1994-10-20 1994-10-20 アウターロータ型2相ブラシレスモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08126280A true JPH08126280A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17283115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6255750A Pending JPH08126280A (ja) 1994-10-20 1994-10-20 アウターロータ型2相ブラシレスモータ

Country Status (1)

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JP (1) JPH08126280A (ja)

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