JPH08108779A - 農作業車 - Google Patents
農作業車Info
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- JPH08108779A JPH08108779A JP7261322A JP26132295A JPH08108779A JP H08108779 A JPH08108779 A JP H08108779A JP 7261322 A JP7261322 A JP 7261322A JP 26132295 A JP26132295 A JP 26132295A JP H08108779 A JPH08108779 A JP H08108779A
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- clutch pedal
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 37
- 241000209094 Oryza Species 0.000 description 10
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 description 10
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 農作業車において、クラッチペダルをクラッ
チ切側に操作して作業を中断した状態から、クラッチペ
ダルをクラッチ入側に戻し操作して作業を再開する際の
機体の急発進を抑える。 【解決手段】 主クラッチのクラッチペダル6をクラッ
チ切側に操作すると、これに連動して走行用の変速装置
18及び変速操作具20が低速側に操作され、クラッチ
ペダル6をクラッチ入側に戻し操作しても、走行用の変
速装置18及び変速操作具20が低速側に保持されるよ
うに構成する。
チ切側に操作して作業を中断した状態から、クラッチペ
ダルをクラッチ入側に戻し操作して作業を再開する際の
機体の急発進を抑える。 【解決手段】 主クラッチのクラッチペダル6をクラッ
チ切側に操作すると、これに連動して走行用の変速装置
18及び変速操作具20が低速側に操作され、クラッチ
ペダル6をクラッチ入側に戻し操作しても、走行用の変
速装置18及び変速操作具20が低速側に保持されるよ
うに構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農用トラクタや乗
用型田植機に代表される農作業車において、特にその走
行変速系の構造に関する。
用型田植機に代表される農作業車において、特にその走
行変速系の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】農作業車の一例である乗用型田植機にお
いてはアクセルレバーを任意の位置で保持できるアクセ
ル保持機構、並びに主クラッチ入切操作用のクラッチペ
ダルをクラッチ切側で保持できるクラッチロック機構を
備えているが、これは乗用型田植機では一定の速度で走
行しながら植付作業を行なうことが多い為と、植付作業
中においてもクラッチ切状態として植付作業を中断でき
るようにしている為である。
いてはアクセルレバーを任意の位置で保持できるアクセ
ル保持機構、並びに主クラッチ入切操作用のクラッチペ
ダルをクラッチ切側で保持できるクラッチロック機構を
備えているが、これは乗用型田植機では一定の速度で走
行しながら植付作業を行なうことが多い為と、植付作業
中においてもクラッチ切状態として植付作業を中断でき
るようにしている為である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記構造であると、ア
クセルレバーを設定位置に保持した状態での植付作業中
に苗が少なくなった場合、クラッチペダルにより主クラ
ッチを切操作しクラッチペダルをクラッチ切側に保持し
ておけば、機体の走行系及び植付装置の全てが停止する
ので植付クラッチの切り操作及び走行変速装置の中立切
換えを行なう煩わしさなく苗の補給が行えるのである
が、苗の補給が終了した後に植付作業を再開すべくクラ
ッチロック機構を外してクラッチペダルをクラッチ入側
に戻し操作すると、アクセルレバーが植付作業時での前
記設定位置のままであるので機体が急発進してしまうよ
うな場合があった。ここで本発明は前述の問題に着目し
て、作業を中断している状態から作業を再開する際に機
体が急発進するような事態を防止することを目的として
いる。
クセルレバーを設定位置に保持した状態での植付作業中
に苗が少なくなった場合、クラッチペダルにより主クラ
ッチを切操作しクラッチペダルをクラッチ切側に保持し
ておけば、機体の走行系及び植付装置の全てが停止する
ので植付クラッチの切り操作及び走行変速装置の中立切
換えを行なう煩わしさなく苗の補給が行えるのである
が、苗の補給が終了した後に植付作業を再開すべくクラ
ッチロック機構を外してクラッチペダルをクラッチ入側
に戻し操作すると、アクセルレバーが植付作業時での前
記設定位置のままであるので機体が急発進してしまうよ
うな場合があった。ここで本発明は前述の問題に着目し
て、作業を中断している状態から作業を再開する際に機
体が急発進するような事態を防止することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のようにクラッチ
ペダルのクラッチ切側への保持操作に連動して減速手段
により、例えばアクセルを低速側に操作したり、走行用
変速装置を低速側に操作したりすることによって、その
後にクラッチペダルをクラッチ入側に戻し操作しても機
体が急発進することはなくなるのである。
ペダルのクラッチ切側への保持操作に連動して減速手段
により、例えばアクセルを低速側に操作したり、走行用
変速装置を低速側に操作したりすることによって、その
後にクラッチペダルをクラッチ入側に戻し操作しても機
体が急発進することはなくなるのである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を農作
業車の一例である乗用型田植機により図面に基づいて説
明する。図3に示すように前輪1及び後輪2で支持され
た機体前部にエンジン3、機体中央に操縦部4、機体後
部に植付装置5が昇降自在に連結されて乗用型田植機が
構成されている。図1及び図3に示すように操縦部4の
横軸芯P1周りに揺動自在にクラッチペダル6が軸支さ
れると共に、このクラッチペダル6が主クラッチ7と連
係ロッド8を介して連結されている。このクラッチペダ
ル6には横軸芯P2周りに揺動自在にクラッチロック機
構9としてのロックペダルが取付けられ、つる巻きバネ
10により図1において時計周りに付勢されている。
業車の一例である乗用型田植機により図面に基づいて説
明する。図3に示すように前輪1及び後輪2で支持され
た機体前部にエンジン3、機体中央に操縦部4、機体後
部に植付装置5が昇降自在に連結されて乗用型田植機が
構成されている。図1及び図3に示すように操縦部4の
横軸芯P1周りに揺動自在にクラッチペダル6が軸支さ
れると共に、このクラッチペダル6が主クラッチ7と連
係ロッド8を介して連結されている。このクラッチペダ
ル6には横軸芯P2周りに揺動自在にクラッチロック機
構9としてのロックペダルが取付けられ、つる巻きバネ
10により図1において時計周りに付勢されている。
【0006】これに対し、操縦部4に設けられアクセル
保持機構12としての摩擦固定機構を備えたアクセルレ
バー13がエンジン3のスロットルレバー11とプッシ
ュフルワイヤ14を介して連結されると共に、操縦部4
のフロア15裏面に設けられた揺動式の操作アーム16
と前記スロットルレバー11とがワイヤ17を介して連
結されている。
保持機構12としての摩擦固定機構を備えたアクセルレ
バー13がエンジン3のスロットルレバー11とプッシ
ュフルワイヤ14を介して連結されると共に、操縦部4
のフロア15裏面に設けられた揺動式の操作アーム16
と前記スロットルレバー11とがワイヤ17を介して連
結されている。
【0007】そして、図2に示すようにクラッチペダル
6を踏み込んでクラッチ7を切操作すると、クラッチペ
ダル6に設けたロックペダル9がフロア15に係合して
クラッチペダル6及びクラッチ7がクラッチ切側で保持
されることになる。この場合に、ロックペダル9の先端
が操作アーム16の端部を押して、操作アーム16を揺
動操作する。これによりワイヤ17が引き操作されて高
速側Hに在ったスロットルレバー11及びアクセルレバ
ー13が低速側Lに強制的に戻し操作されるのである。
クラッチペダル6をクラッチ入側に戻し操作するには、
ロックペダル9) を踏み操作してロックペダル9とフロ
ア15との係合を外すことにより行う。
6を踏み込んでクラッチ7を切操作すると、クラッチペ
ダル6に設けたロックペダル9がフロア15に係合して
クラッチペダル6及びクラッチ7がクラッチ切側で保持
されることになる。この場合に、ロックペダル9の先端
が操作アーム16の端部を押して、操作アーム16を揺
動操作する。これによりワイヤ17が引き操作されて高
速側Hに在ったスロットルレバー11及びアクセルレバ
ー13が低速側Lに強制的に戻し操作されるのである。
クラッチペダル6をクラッチ入側に戻し操作するには、
ロックペダル9) を踏み操作してロックペダル9とフロ
ア15との係合を外すことにより行う。
【0008】〔発明の実施の別形態〕図3及び図4に示
すようにエンジン3からミッション19に亘り架設され
た割プーリー式のベルト式無段変速装置18の変速レバ
ー20とクラッチペダル6とをワイヤ21で連係する構
造も採用できる。つまり、前記変速レバー20はスプリ
ング22により低速側に付勢されると共に、上下に摺動
操作自在なロックピン23により変速レバー20をガイ
ド部24に対して設定位置で保持できるようにしてい
る。そして、前記ロックピン23とクラッチペダル6と
がワイヤ21で連結されており、クラッチペダル6を踏
み操作するとワイヤ21を介してロックピン23が下方
に摺動操作されてガイド部24との係合が外れ、スプリ
ング22の付勢力により変速レバー20が低速側Lに戻
し操作されるのである。
すようにエンジン3からミッション19に亘り架設され
た割プーリー式のベルト式無段変速装置18の変速レバ
ー20とクラッチペダル6とをワイヤ21で連係する構
造も採用できる。つまり、前記変速レバー20はスプリ
ング22により低速側に付勢されると共に、上下に摺動
操作自在なロックピン23により変速レバー20をガイ
ド部24に対して設定位置で保持できるようにしてい
る。そして、前記ロックピン23とクラッチペダル6と
がワイヤ21で連結されており、クラッチペダル6を踏
み操作するとワイヤ21を介してロックピン23が下方
に摺動操作されてガイド部24との係合が外れ、スプリ
ング22の付勢力により変速レバー20が低速側Lに戻
し操作されるのである。
【0009】
【発明の効果】以上のように、作業中断状態から作業を
再開する際に機体が急発進するような事態を防止できる
ようになり、農作業車の安全性が向上することとなっ
た。特にアクセル操作を行う場合には、走行作業中断中
におけるエンジンの空ふかしを抑えて燃料の節約及びエ
ンジン自体の耐久性向上に有効である。
再開する際に機体が急発進するような事態を防止できる
ようになり、農作業車の安全性が向上することとなっ
た。特にアクセル操作を行う場合には、走行作業中断中
におけるエンジンの空ふかしを抑えて燃料の節約及びエ
ンジン自体の耐久性向上に有効である。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】クラッチペダルと主クラッチ及びアクセルレバ
ーとの連係状態を示す図
ーとの連係状態を示す図
【図2】図1の状態からクラッチペダルをクラッチ切側
に保持操作した状態を示す図
に保持操作した状態を示す図
【図3】乗用型田植機の全体側面図
【図4】発明の実施の別形態におけるクラッチペダルと
ベルト式無段変速装置との連係状態を示す図
ベルト式無段変速装置との連係状態を示す図
3 エンジン 6 クラッチペダル 9 クラッチロック機構 12 アクセル保持機構 18 走行用変速装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 農作業車
【特許請求の範囲】1. 主クラッチ(7)の入切操作用のクラッチペダル
(6)がクラッチ切側に操作されると、これに連動して
走行用の変速装置(18)及び前記走行用の変速装置
(18)を人為的に変速操作する変速操作具(20)を
低速側に操作し、且つ、前記クラッチペダル(6)がク
ラッチ入側に戻し操作されても、前記走行用の変速装置
(18)及び前記変速操作具(20)を、低速側に保持
する変速装置減速手段(21),(22),(23),
(24)を備えてある農作業車。2. 前記クラッチペダル(6)をクラッチ切側で保持可
能なクラッチロック機構(9)を備えてある特許請求の
範囲第1項に記載の農作業車。
(6)がクラッチ切側に操作されると、これに連動して
走行用の変速装置(18)及び前記走行用の変速装置
(18)を人為的に変速操作する変速操作具(20)を
低速側に操作し、且つ、前記クラッチペダル(6)がク
ラッチ入側に戻し操作されても、前記走行用の変速装置
(18)及び前記変速操作具(20)を、低速側に保持
する変速装置減速手段(21),(22),(23),
(24)を備えてある農作業車。2. 前記クラッチペダル(6)をクラッチ切側で保持可
能なクラッチロック機構(9)を備えてある特許請求の
範囲第1項に記載の農作業車。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は農用トラクタや乗用
型田植機に代表される農作業車において、走行変速系の
構造に関する。
型田植機に代表される農作業車において、走行変速系の
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】農作業車の一例である乗用型田植機で
は、苗植付装置及び走行用の変速装置の上手側に主クラ
ッチを備えており、この主クラッチの入切操作用のクラ
ッチペダルを備えている。これにより、植付作業中に苗
のせ台の苗が少なくなって、苗のせ台への苗の補給が必
要になった場合、クラッチペダルにより主クラッチを切
操作すれば、機体の走行系及び苗植付装置が停止するの
で、苗植付装置用の植付クラッチの切操作及び走行用の
変速装置の中立停止位置への操作を行わなくても、苗の
せ台への苗の補給が行える。
は、苗植付装置及び走行用の変速装置の上手側に主クラ
ッチを備えており、この主クラッチの入切操作用のクラ
ッチペダルを備えている。これにより、植付作業中に苗
のせ台の苗が少なくなって、苗のせ台への苗の補給が必
要になった場合、クラッチペダルにより主クラッチを切
操作すれば、機体の走行系及び苗植付装置が停止するの
で、苗植付装置用の植付クラッチの切操作及び走行用の
変速装置の中立停止位置への操作を行わなくても、苗の
せ台への苗の補給が行える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、クラッ
チペダルにより主クラッチを切操作して苗のせ台への苗
の補給を行った場合、苗の補給が終了した後に植付作業
を再開する為に、クラッチペダルを戻し操作して主クラ
ッチを入操作することになる。この場合、走行用の変速
装置は主クラッチが切操作される前の状態(植付作業時
の状態)にあるので、前述のようにクラッチペダルを戻
し操作して主クラッチを入操作すると、機体が急発進し
てしまうようなことがある。このように機体が急発進す
ると、車輪からの逆トルクにより機体の前部が持ち上が
り機体の後部の苗植付装置が下がって、苗植付装置によ
る苗の植付深さが一時的に深くなってしまう。本発明は
農作業車において、作業を中断している状態から作業を
再開する際に機体が急発進するような状態を防止するこ
とを目的としている。
チペダルにより主クラッチを切操作して苗のせ台への苗
の補給を行った場合、苗の補給が終了した後に植付作業
を再開する為に、クラッチペダルを戻し操作して主クラ
ッチを入操作することになる。この場合、走行用の変速
装置は主クラッチが切操作される前の状態(植付作業時
の状態)にあるので、前述のようにクラッチペダルを戻
し操作して主クラッチを入操作すると、機体が急発進し
てしまうようなことがある。このように機体が急発進す
ると、車輪からの逆トルクにより機体の前部が持ち上が
り機体の後部の苗植付装置が下がって、苗植付装置によ
る苗の植付深さが一時的に深くなってしまう。本発明は
農作業車において、作業を中断している状態から作業を
再開する際に機体が急発進するような状態を防止するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のように構成すれ
ば、クラッチペダルをクラッチ切側に操作して機体を停
止させると、この操作に連動して走行用の変速装置及び
この走行用の変速装置の変速操作具が、低速側に操作さ
れてこの低速側に保持される。そして、この後に再びク
ラッチペダルをクラッチ入側に戻し操作しても、走行用
の変速装置及び変速操作具が低速側に残されて保持され
ており、機体は急発進することなく滑らかに発進してい
く。
ば、クラッチペダルをクラッチ切側に操作して機体を停
止させると、この操作に連動して走行用の変速装置及び
この走行用の変速装置の変速操作具が、低速側に操作さ
れてこの低速側に保持される。そして、この後に再びク
ラッチペダルをクラッチ入側に戻し操作しても、走行用
の変速装置及び変速操作具が低速側に残されて保持され
ており、機体は急発進することなく滑らかに発進してい
く。
【0005】機体の発進後において、走行用の変速装置
を主クラッチが切操作される前の状態に戻したい場合に
は、作業車の操縦者が低速側に保持されている変速操作
具を高速側に操作することによって、走行用の変速装置
を主クラッチが切操作される前の状態に戻すことができ
る。
を主クラッチが切操作される前の状態に戻したい場合に
は、作業車の操縦者が低速側に保持されている変速操作
具を高速側に操作することによって、走行用の変速装置
を主クラッチが切操作される前の状態に戻すことができ
る。
【0006】又、クラッチペダルをクラッチ切側で保持
可能なクラッチロック機構を備えると、クラッチペダル
をクラッチ切側に操作して機体を停止させた際に、クラ
ッチロック機構によってクラッチペダルをクラッチ切側
に保持することにより、クラッチペダルから足を離して
も機体を停止させておくことができる。これにより、作
業の中断時での別の作業(苗のせ台への苗の補給等)が
行い易くなる。
可能なクラッチロック機構を備えると、クラッチペダル
をクラッチ切側に操作して機体を停止させた際に、クラ
ッチロック機構によってクラッチペダルをクラッチ切側
に保持することにより、クラッチペダルから足を離して
も機体を停止させておくことができる。これにより、作
業の中断時での別の作業(苗のせ台への苗の補給等)が
行い易くなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を農作
業車の一例である乗用型田植機により図面に基づいて説
明する。図2に示すように、前輪1及び後輪2で支持さ
れた機体の前部にエンジン3、機体の中央に操縦部4、
機体の後部に苗植付装置5が昇降自在に連結されて乗用
型田植機が構成されている。
業車の一例である乗用型田植機により図面に基づいて説
明する。図2に示すように、前輪1及び後輪2で支持さ
れた機体の前部にエンジン3、機体の中央に操縦部4、
機体の後部に苗植付装置5が昇降自在に連結されて乗用
型田植機が構成されている。
【0008】図1に示すように、操縦部4の横軸芯P1
周りに揺動自在にクラッチペダル6が軸支され、クラッ
チペダル6が主クラッチ7と連係ロッド8を介して連結
されている。クラッチペダル6の横軸芯P2周りに揺動
自在に、ロックペダル9(クラッチロック機構に相当)
が取り付けられ、つる巻きバネ10により図1の紙面時
計方向に付勢されている。
周りに揺動自在にクラッチペダル6が軸支され、クラッ
チペダル6が主クラッチ7と連係ロッド8を介して連結
されている。クラッチペダル6の横軸芯P2周りに揺動
自在に、ロックペダル9(クラッチロック機構に相当)
が取り付けられ、つる巻きバネ10により図1の紙面時
計方向に付勢されている。
【0009】以上の構造により、クラッチペダル6を踏
み込んで主クラッチ7を切操作すると、クラッチペダル
6に設けたロックペダル9がフロア15に係合して、ク
ラッチペダル6及び主クラッチ7がクラッチ切側で保持
される。そして、クラッチペダル6をクラッチ入側に戻
し操作するには、ロックペダル9を踏み操作してロック
ペダル9とフロア15との係合を外すことにより行う。
み込んで主クラッチ7を切操作すると、クラッチペダル
6に設けたロックペダル9がフロア15に係合して、ク
ラッチペダル6及び主クラッチ7がクラッチ切側で保持
される。そして、クラッチペダル6をクラッチ入側に戻
し操作するには、ロックペダル9を踏み操作してロック
ペダル9とフロア15との係合を外すことにより行う。
【0010】図1及び図2に示すように、エンジン3か
らミッション19に亘り割プーリー式のベルト式無段変
速装置18(走行用の変速装置に相当)が架設され、ベ
ルト式無段変速装置18の変速レバー20(変速操作具
に相当)とクラッチペダル6とを、ワイヤ21(変速装
置減速手段に相当)で連係している。
らミッション19に亘り割プーリー式のベルト式無段変
速装置18(走行用の変速装置に相当)が架設され、ベ
ルト式無段変速装置18の変速レバー20(変速操作具
に相当)とクラッチペダル6とを、ワイヤ21(変速装
置減速手段に相当)で連係している。
【0011】この場合、変速レバー20はスプリング2
2(変速装置減速手段に相当)により低速側Lに付勢さ
れており、上下に摺動操作自在なロックピン23(変速
装置減速手段に相当)により、変速レバー20をガイド
部24(変速装置減速手段に相当)の設定位置で保持で
きるようにしている。そして、ロックピン23とクラッ
チペダル6とがワイヤ21で連結されており、クラッチ
ペダル6を踏み操作するとワイヤ21を介してロックピ
ン23が下方に摺動操作されてガイド部24との係合が
外れ、スプリング22の付勢力により変速レバー20及
びベルト式無段変速装置18が低速側Lに戻し操作され
て保持される。
2(変速装置減速手段に相当)により低速側Lに付勢さ
れており、上下に摺動操作自在なロックピン23(変速
装置減速手段に相当)により、変速レバー20をガイド
部24(変速装置減速手段に相当)の設定位置で保持で
きるようにしている。そして、ロックピン23とクラッ
チペダル6とがワイヤ21で連結されており、クラッチ
ペダル6を踏み操作するとワイヤ21を介してロックピ
ン23が下方に摺動操作されてガイド部24との係合が
外れ、スプリング22の付勢力により変速レバー20及
びベルト式無段変速装置18が低速側Lに戻し操作され
て保持される。
【0012】
【発明の効果】以上のように、主クラッチを切操作して
の作業の一時中断状態から作業を再開する際に機体が急
発進するような状態を防止できるようになり、機体が急
発進して機体の後部が下がることによる不都合(機体の
後部の苗植付装置による苗の植付深さが一時的に深くな
ったり、機体の後部の耕耘装置による耕耘深さが一時的
に深くなったりする状態)を未然に防止することができ
た。
の作業の一時中断状態から作業を再開する際に機体が急
発進するような状態を防止できるようになり、機体が急
発進して機体の後部が下がることによる不都合(機体の
後部の苗植付装置による苗の植付深さが一時的に深くな
ったり、機体の後部の耕耘装置による耕耘深さが一時的
に深くなったりする状態)を未然に防止することができ
た。
【0013】機体の発進後において、走行用の変速装置
を主クラッチが切操作される前の状態に戻すためには、
作業車の操縦者が低速側に保持されている変速操作具を
高速側に操作する必要がある。これにより、走行用の変
速装置が主クラッチの切操作される前の状態に戻された
と言うことを、操縦者が自身で認識することができるの
で、このような認識が無い状態での誤解に基づく操縦者
の誤操作を未然に防止することができる。
を主クラッチが切操作される前の状態に戻すためには、
作業車の操縦者が低速側に保持されている変速操作具を
高速側に操作する必要がある。これにより、走行用の変
速装置が主クラッチの切操作される前の状態に戻された
と言うことを、操縦者が自身で認識することができるの
で、このような認識が無い状態での誤解に基づく操縦者
の誤操作を未然に防止することができる。
【0014】そして、クラッチペダルをクラッチ切側で
保持可能なクラッチロック機構を備えれば、クラッチペ
ダルから足を離しても機体を停止させておくことができ
るようになり、作業の中断時での別の作業(苗のせ台へ
の苗の補給等)が行い易くなるので、作業性の向上が図
れる。
保持可能なクラッチロック機構を備えれば、クラッチペ
ダルから足を離しても機体を停止させておくことができ
るようになり、作業の中断時での別の作業(苗のせ台へ
の苗の補給等)が行い易くなるので、作業性の向上が図
れる。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】クラッチペダルと主クラッチ、変速レバー及び
ベルト式無段変速装置との連係状態を示す図
ベルト式無段変速装置との連係状態を示す図
【図2】乗用型田植機の全体側面図
【符号の説明】 6 クラッチペダル 7 主クラッチ 9 クラッチロック機構 18 走行用の変速装置 20 変速操作具 21,22,23,24 変速装置減速手段
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
Claims (1)
- 主クラッチ(7)の入切操作用のクラッチペダル(6)
がクラッチ切側に操作されると、これに連動して走行用
の変速装置(18)及び前記走行用の変速装置(18)
を人為的に変速操作する変速操作具(20)を低速側に
操作し、且つ、前記クラッチペダル(6)がクラッチ入
側に戻し操作されても、前記走行用の変速装置(18)
及び前記変速操作具(20)を、低速側に保持する変速
装置減速手段(21),(22),(23),(24)
を備えてある農作業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7261322A JP3010014B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 乗用型田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7261322A JP3010014B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 乗用型田植機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62263491A Division JPH0678048B2 (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 | 農作業車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08108779A true JPH08108779A (ja) | 1996-04-30 |
JP3010014B2 JP3010014B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=17360205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7261322A Expired - Lifetime JP3010014B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 乗用型田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010014B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007230353A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | National Agriculture & Food Research Organization | 移動体の急速始動防止装置、及び移動体の急速始動防止方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5347216U (ja) * | 1976-09-24 | 1978-04-21 | ||
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JPS58139232U (ja) * | 1982-03-15 | 1983-09-19 | 三菱農機株式会社 | 農用トラクタのクラツチペタルロツク装置 |
JPS6032453U (ja) * | 1983-08-08 | 1985-03-05 | 大窪 真佐枝 | 根切りスコップ |
JPS6141041U (ja) * | 1984-08-21 | 1986-03-15 | 大島農機株式会社 | 無段変速装置付移動作業機 |
JPS6358034U (ja) * | 1986-10-06 | 1988-04-18 |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP7261322A patent/JP3010014B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3010014B2 (ja) | 2000-02-14 |
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